JP7203292B1 - ガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置 Download PDF

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Abstract

部分放電の発生要因を判定することができる部分放電監視装置を提供する。絶縁アダプタ(4)および絶縁母線(5)を介して外部機器と接続されるガス絶縁開閉装置(1)の部分放電監視装置(10)であって、絶縁アダプタ外皮接地層(43)と絶縁母線外皮接地層(53)との間に接続され部分放電に起因する電圧パルスおよび系統電圧の位相を検出する電圧検出器(7)と部分放電分析器(8)とを有している。部分放電分析器は、部分放電の発生位置を判定する部分放電発生位置判定部と、部分放電のφ-q-nのパターン形状と部分放電の発生位置とに基づいて部分放電の発生要因を判定する部分放電発生要因判定部とを備えている。

Description

本願は、ガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置に関する。
変電所、工場、ビルなどに設置される受配電設備として、キュービクル型のガス絶縁開閉装置がある。このガス絶縁開閉装置は、遮断器、断路器などの機器が金属製の密閉容器に収納され、密閉容器の内部が絶縁性ガスで充填されたものである。このガス絶縁開閉装置において、運用時に絶縁性ガスのリーク、機器を構成する固体絶縁部品の劣化、機器の動作に伴う金属異物の発生などにより絶縁性能が低下すると、局所的な絶縁破壊による部分放電が発生することがある。この部分放電は故障の前兆であり、この部分放電を監視することでガス絶縁開閉装置の故障を未然に防ぐことができる。
従来のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置においては、絶縁材料でモールドされた主回路機器の絶縁材料の外表面に接地層が設けられており、この接地層と接地電位との間に流れる電流を計測することで部分放電を検知している。このとき、部分放電監視装置は、電流の流れる方向で部分放電の発生位置を判定している(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-168489号公報
しかしながら従来のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置においては、部分放電の発生位置を判定することはできるが、部分放電の発生要因を判定することはできないという問題があった。
本願は上述のような課題を解決するためになされたもので、部分放電の発生要因を判定することができるガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置を提供することを目的とする。
本願のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置は、絶縁アダプタおよび絶縁母線を介して外部機器と接続されるガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置であって、絶縁アダプタの外皮接地層と絶縁母線の外皮接地層との間に接続され部分放電に起因する電圧パルスおよびガス絶縁開閉装置の系統電圧の位相を検出する電圧検出器と、電圧検出器で検出された電圧パルスに基づいて、部分放電を分析する部分放電分析器とを有している。部分放電分析器は、電圧パルスの極性に基づいて部分放電の発生位置を判定する部分放電発生位置判定部と、電圧パルスが発生したタイミングにおける系統電圧の位相をφ、電圧パルスの強度をq、電圧パルスの発生頻度をnとしたときに、部分放電のφ-q-nのパターン形状と部分放電発生位置判定部で判定された部分放電の発生位置とに基づいて部分放電の発生要因を判定する部分放電発生要因判定部とを備え、電圧検出器は絶縁アダプタに備えられた電界緩和電極にも接続されており、電圧検出器は電界緩和電極を介して系統電圧の位相を検出する
本願のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置は、部分放電のφ-q-nのパターン形状と部分放電発生位置判定部で判定された部分放電の発生位置とに基づいて部分放電の発生要因を判定する部分放電発生要因判定部とを備え、電圧検出器は絶縁アダプタに備えられた電界緩和電極にも接続されており、電圧検出器は電界緩和電極を介して系統電圧の位相を検出しているので、部分放電の発生要因を判定することができる。

実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置の構成図である。 実施の形態1に係る部分放電分析器の構成図である。 実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置おける部分放電の発生位置と電圧パルスの極性との関係を示す説明図である。 実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置おける部分放電の発生位置と電圧パルスの極性との関係を示す説明図である。 実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置おける部分放電のφ-q-nのパターン形状の説明図である。 実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置おける部分放電のφ-q-nのパターン形状の説明図である。 実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置おける部分放電のφ-q-nのパターン形状の説明図である。 実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置おける部分放電のφ-q-nのパターン形状の説明図である。 実施の形態1に係る部分放電発生要因判定部において部分放電の発生要因を判定する方法を示したフローチャートである。 実施の形態3に係るガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置の構成図である。 実施の形態1から3に係る部分放電発生判定部、部分放電発生位置判定部および部分放電発生要因判定部を実現するハードウェア構成を示す図である。
以下、本願を実施するための実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置の構成図である。本実施の形態のガス絶縁開閉装置1は、図示していない遮断器、断路器などが内部に収納された金属容器2を有している。金属容器2の内部は、例えば6フッ化硫黄(SF)などの絶縁性ガスで充填されている。ガス絶縁開閉装置1は、ブッシング3、絶縁アダプタ4および絶縁母線5を介して図示していない外部の変圧器などに電気的に接続されている。ガス絶縁開閉装置1に印加される電圧を系統電圧と称する。ここで言う絶縁母線とは導体である母線の周囲を絶縁したもので、母線の周囲を絶縁性ガスで絶縁したものはガス絶縁母線、母線の周囲をシリコーンゴムなどの固体絶縁物で覆ったものは固体絶縁母線と称する。
ブッシング3は、中央導体31と中央導体31の外周を覆う絶縁部材32とで構成されている。ブッシング3は、金属容器2に気密を保って挿入されている。金属容器2の内部側の中央導体31は、金属容器2の内部に収納された遮断器、断路器などに電気的に接続されている。
絶縁アダプタ4は、絶縁容器41とコンタクタ42とを有している。絶縁容器41の外側には絶縁アダプタ外皮接地層43が設けられている。絶縁アダプタ外皮接地層43は、接地電位に設定されている。ブッシング3の金属容器2から露出した部分は、絶縁アダプタ4に挿入されている。絶縁アダプタ4は、ブッシング3が挿入された側の反対側に導電性カバー44が設けられている。コンタクタ42は、ブッシング3および絶縁母線5に接続される。導電性カバー44とその内側に設けられた絶縁部材45とは、コンタクタ42を設置後に絶縁アダプタ4に挿入されて固定される。
絶縁母線5は、中央導体51と中央導体51の外周を覆う絶縁部材52と絶縁部材52の外周を覆う絶縁母線外皮接地層53とを有している。絶縁母線外皮接地層53は、接地電位に設定されている。絶縁母線5は、絶縁アダプタ4に挿入されている。絶縁母線5と絶縁アダプタ4との間には絶縁筒6が設けられている。絶縁アダプタ外皮接地層43と絶縁母線外皮接地層53とは、この絶縁筒6で電気的に絶縁されている。絶縁アダプタ4に挿入されたブッシング3の中央導体31と、絶縁アダプタ4に挿入された絶縁母線5の中央導体51の一方の端部とは、コンタクタ42で電気的に接続されている。絶縁母線5の中央導体51の他方の端部は、例えば変圧器などの外部機器に電気的に接続されている。
絶縁アダプタ外皮接地層43の一部に絶縁アダプタ接地端子46が設けられている。また、絶縁母線外皮接地層53の一部に絶縁母線接地端子54が設けられている。絶縁アダプタ接地端子46と絶縁母線接地端子54との間には電圧検出器7が接続されている。ガス絶縁開閉装置1またはこれに接続されている外部機器において部分放電が発生すると、絶縁アダプタ接地端子46と絶縁母線接地端子54との間に電圧パルスが発生する。電圧検出器7は、部分放電に起因するこの電圧パルスを検出することができる。また、電圧検出器7は、絶縁アダプタ接地端子46と絶縁母線接地端子54との間に系統電圧に誘導されて流れる誘導電流に起因する電圧を測定することで系統電圧の位相を測定することができる。
電圧検出器7には、部分放電分析器8が接続されている。部分放電分析器8には、電圧検出器7で検出された部分放電に起因する電圧パルスと系統電圧の位相とが入力される。電圧検出器7としては、例えば電圧プローブを用いることができる。部分放電分析器8は入力された電圧パルスの解析を行って、部分放電の発生の有無、部分放電の発生位置、部分放電の発生要因を判定することができる。本実施の形態のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置10は、電圧検出器7と部分放電分析器8とで構成されている。
図2は、本実施の形態における部分放電分析器の構成図である。本実施の形態における部分放電分析器8は、過電圧保護回路部81、増幅部82、フィルタ部83、アナログ-デジタル変換部(これ以降、AD変換部と記す)84、部分放電発生判定部85、部分放電発生位置判定部86および部分放電発生要因判定部87を備えている。過電圧保護回路部81は、電圧検出器7から入力される電圧パルスに含まれる過電圧成分を除去する。増幅部82は、過電圧成分が除去された電圧パルスを増幅する。フィルタ部83は、電圧パルスに含まれる系統電圧の周波数と異なるノイズ成分を除去する。AD変換部84は、ノイズ成分が除去された電圧パルスをアナログからデジタルに変換する。部分放電発生判定部85、部分放電発生位置判定部86および部分放電発生要因判定部87は、デジタル変換された電圧パルスの解析を行って、部分放電の発生の有無、部分放電の発生位置、部分放電の発生要因を判定する。
部分放電発生判定部85は、電圧パルスの強度が予め設定された閾値以上であれは部分放電が発生したと判定する。なお、過電圧保護回路部81、増幅部82、フィルタ部83、AD変換部84および部分放電発生判定部85は、部分放電分析器8ではなく電圧検出器7に備えられていてもよい。
図3および図4は、本実施の形態のガス絶縁開閉装置における部分放電の発生位置と電圧パルスの極性との関係を示す説明図である。図3の上に示すように、絶縁筒6よりも左側すなわち絶縁アダプタ4側で部分放電が発生した場合、電圧検出器7を流れる電流は、白矢印で示したように絶縁アダプタ外皮接地層43から絶縁母線外皮接地層53へ向かって流れる。このとき、図3の下に示すように、中央導体51を流れる系統電圧の電圧位相と同極性の電圧パルスが検出される。一方、図4の上に示すように、絶縁筒6よりも右側すなわち絶縁母線5側で部分放電が発生した場合、電圧検出器7を流れる電流は、白矢印で示したように絶縁母線外皮接地層53から絶縁アダプタ外皮接地層43へ向かって流れる。このとき、図4の下に示すように、中央導体51を流れる系統電圧の電圧位相と逆極性の電圧パルスが検出される。なお、これ以降、部分放電に起因する電圧パルスを単に部分放電のパルスと表現する。
部分放電発生位置判定部86は、電圧パルスの信号から系統電圧の周波数と一致する成分について周波数解析を用いて抽出し、部分放電が発生したタイミングにおける系統電圧の極性を把握する。周波数解析手法としては、例えばFFT法(Fast Fourier Transform)があげられる。同様に部分放電発生位置判定部86は、周波数解析を用いて部分放電のパルスを抽出した上で部分放電のパルスの極性を把握する。これらの系統電圧の極性および部分放電のパルスの極性に基づいて、部分放電発生位置判定部86は部分放電の発生した位置が絶縁筒6よりも絶縁アダプタ4側か絶縁母線5側かを判定する。
部分放電発生要因判定部87は、部分放電発生位置判定部86において周波数解析を用いて抽出された部分放電が発生したタイミングにおける系統電圧の位相および部分放電のパルスの極性、部分放電のパルスの強度、部分放電のパルスの発生頻度、並びに部分放電発生位置判定部86において判定された部分放電の発生位置に基づいて、部分放電の発生要因を判定する。
次に、部分放電発生要因判定部87のおける部分放電の発生要因の判定方法について説明する。
部分放電の発生特性は、その発生要因と相関がある。部分放電のパルスの強度をq、発生頻度をn、部分放電パルスが発生したタイミングにおける系統電圧の位相をφとする。部分放電の発生要因は、φ-q-nのパターン形状で判定できる。図5から図8は、部分放電のφ-q-nのパターン形状の説明図である。図5から図8において、横軸は系統電圧の位相φ、縦軸は電圧である。また、図5から図8において、正弦波は系統電圧の波形であり、黒点は部分放電の発生頻度nを示している。すなわち、部分放電のφ-q-nのパターンとは、図5から図8において、黒点の横軸の位置は部分放電が発生したときの系統電圧の位相φ、黒点の縦軸の位置は強度q、黒点の濃淡は発生頻度nに相当する。部分放電のφ-q-nのパターンは、部分放電発生位置判定部86で抽出された部分放電が発生したタイミングにおける系統電圧の位相、部分放電のパルスの強度、部分放電のパルスの発生頻度から得ることができる。
ここで、図5から図8に示す系統電圧の波形において、波形の最大値および最小値の位置をピーク、電圧がゼロとなる波形の位置をゼロクロスと称する。図5から図8に示す特性は、部分放電の発生要因が予めわかっているときの特性を示している。
図5から図8に示すそれぞれの部分放電のφ-q-nのパターン形状について説明する。以下の説明において、本実施の形態のガス絶縁開閉装置1には、絶縁母線5を介して変圧器が接続されているとする。この変圧器は、絶縁油として鉱油が用いられたものである。本実施の形態において、ガス絶縁開閉装置1の内部で発生する部分放電は、金属容器2内に充填されているSF中で発生する。変圧器内部で発生する部分放電は、鉱油中で発生する。なお、これ以降、ガス絶縁開閉装置をGIS(Gas Insulation Switchgear)と記す。
部分放電の発生要因は、浮き電極、導体突起、沿面異物、絶縁部材中の空隙の4つに分類される。浮き電極とは、例えばGIS内部の導体の固定に用いられるボルトなどの金属部材が導体と導通せずに浮遊電位となる状態である。導体突起とは、電極、中央導体などの導体の表面に突起がある状態である。沿面異物とは、絶縁部材の表面に異物が付着した状態である。絶縁部材中の空隙とは、絶縁部材の中に空隙が存在する状態である。このような状態が発生すると、その部分に電界が集中して部分放電の起点となる。図5から図8に示すように、部分放電のφ-q-nのパターンは、部分放電の発生要因によって異なる。
図5は、部分放電の発生要因が浮き電極の場合の部分放電のφ-q-nのパターン形状である。浮き電極は、変圧器およびGISの両方で発生する。図5の上に示すように、変圧器で浮き電極が発生した場合、部分放電はゼロクロス付近で一定の強度で発生する。同時に、系統電圧の位相との関係によらず小さい強度で発生しているものはノイズである。図5の下に示すように、GISで浮き電極が発生した場合、部分放電はゼロクロス付近で一定の強度で発生する。同時に強度の弱い部分放電がゼロクロス付近で発生する。浮き電極が発生した場合、強度の弱い部分放電を除くと、変圧器およびGISにおける部分放電のφ-q-nのパターンに大きな差はなく、ゼロクロスを中心に一定の強度で広く分布したパターン形状となる。このパターン形状を「浮雲」と称する。
図6は、部分放電の発生要因が導体突起の場合の部分放電のφ-q-nのパターン形状である。導体突起は、変圧器およびGISの両方で発生する。図6の上に示すように、変圧器で導体突起が発生した場合、部分放電は系統電圧が負のピーク付近で一定の強度で発生する。同時に、系統電圧の位相との関係によらず小さい強度で発生しているものはノイズである。図6の下に示すように、GISで導体突起が発生した場合、部分放電はゼロクロスに遅れて系統電圧の変化に応じて部分放電の強度が立ち上がりその後ピーク付近で強度にばらつきのある部分放電が発生する。同時に、系統電圧の位相との関係によらず小さい強度で発生しているものはノイズである。図6の上に示す変圧器における部分放電のφ-q-nのパターンは、強度の弱い部分放電を除くと、ピークを中心に広く分布したパターン形状となる。このパターン形状も「浮雲」と呼べるパターン形状である。一方、図6の下に示すGISにおける部分放電のφ-q-nのパターンは、強度の弱い部分放電を除くと、ゼロクロスに遅れて部分放電の強度が立ち上がりその後ピーク付近で強度にばらつきのあるパターン形状となる。このパターン形状を「兎」と称する。
図7は、部分放電の発生要因が沿面異物の場合の部分放電のφ-q-nのパターン形状である。沿面異物は、変圧器およびGISの両方で発生する。図7の上に示すように、変圧器で沿面異物が発生した場合、部分放電はゼロクロスからピークの間で強度にばらつきをもって発生する。同時に、系統電圧の位相との関係によらず小さい強度で発生しているものはノイズである。図7の下に示すように、GISで沿面異物が発生した場合、ゼロクロス付近で部分放電の強度が立ち上がりその後ピーク付近まで強度にばらつきをもって発生する。同時に、系統電圧の位相との関係によらず小さい強度で発生しているものはノイズである。変圧器で沿面異物が発生した場合、ゼロクロスからピークの間で強度にばらつきをもったパターンとなる。このパターン形状を「亀」と称する。GISで沿面異物が発生した場合、ゼロクロス付近で部分放電の強度が立ち上がりその後ピーク付近まで強度にばらつきをもって発生する。このパターン形状は「亀」とは異なり「兎」と呼べるパターン形状である。
図8は、部分放電の発生要因が絶縁部材中の空隙の場合の部分放電のφ-q-nのパターン形状である。絶縁部材中の空隙は、GISのみで発生する。図8に示すように、GISで絶縁部材中に空隙がある場合、部分放電はゼロクロスからピークの間で強度にばらつきをもって発生する。同時に、系統電圧の位相との関係によらず小さい強度で発生しているものはノイズである。絶縁部材中に空隙がある場合のφ-q-nのパターンは、強度の弱い部分放電を除くと、ゼロクロスからピークの間で強度にばらつきをもったパターン形状となる。このパターン形状は「亀」と呼べるパターン形状である。
図9は、部分放電発生要因判定部87において部分放電の発生要因を判定する方法を示したフローチャートである。部分放電発生要因判定部87は、部分放電が発生したときの系統電圧の位相との関係と、φ-q-nのパターン形状と、部分放電の発生位置とに基づいて部分放電の発生要因を判定する。
部分放電発生要因判定部87は、ステップS01において、部分放電発生位置判定部86で得られたφ-q-nのパターンを取得する。部分放電発生要因判定部87は、ステップS02において、部分放電の位相の位置がピーク付近か否かを判定する。ステップS02において、部分放電の位相の位置がピーク付近と判定された場合(YES)、部分放電発生要因判定部87は、ステップS03に進む。部分放電発生要因判定部87は、ステップS03において、φ-q-nのパターンを解析し、φ-q-nのパターン形状が「浮雲」であるか否かを判定する。ステップS03において、φ-q-nのパターン形状が「浮雲」であると判定された場合(YES)、部分放電発生要因判定部87は、部分放電の発生要因は変圧器の内部の導体突起と判定する。ステップS03において、φ-q-nのパターン形状が「浮雲」ではないと判定された場合(NO)、部分放電発生要因判定部87は、部分放電の発生要因はGISの内部の導体突起と判定する。
ステップS02において、部分放電の位相の位置がピーク付近ではないと判定された場合(NO)、部分放電発生要因判定部87は、ステップS04に進む。部分放電発生要因判定部87は、ステップS04において、φ-q-nのパターンを解析し、φ-q-nのパターン形状が「浮雲」であるか否かを判定する。ステップS04において、φ-q-nのパターン形状が「浮雲」であると判定された場合(YES)、部分放電発生要因判定部87は、ステップS05に進む。部分放電発生要因判定部87は、ステップS05において、部分放電の発生位置がGIS側か否かを判定する。ここで、放電の発生位置がGIS側とは、部分放電発生位置判定部86で判定された部分放電の発生した位置が絶縁筒6よりも絶縁アダプタ4側の場合である。なお、部分放電発生位置判定部86で判定された部分放電の発生した位置が絶縁筒6よりも絶縁母線5側の場合は、放電の発生位置が変圧器側となる。ステップS05において、部分放電の発生位置がGIS側と判定された場合(YES)、部分放電発生要因判定部87は、部分放電の発生要因はGISの内部の浮き電極と判定する。ステップS05において、部分放電の発生位置がGIS側ではない判定された場合(NO)、部分放電発生要因判定部87は、部分放電の発生要因は変圧器の内部の浮き電極と判定する。
ステップS04において、φ-q-nのパターン形状が「浮雲」ではないと判定された場合(NO)、部分放電発生要因判定部87は、ステップS06に進む。部分放電発生要因判定部87は、ステップS06において、φ-q-nのパターンを解析し、φ-q-nのパターン形状が「亀」であるか否かを判定する。ステップS06において、φ-q-nのパターン形状が「亀」であると判定された場合(YES)、部分放電発生要因判定部87は、ステップS07に進む。部分放電発生要因判定部87は、ステップS07において、部分放電の発生位置がGIS側か否かを判定する。ステップS07において、部分放電の発生位置がGIS側と判定された場合(YES)、部分放電発生要因判定部87は、部分放電の発生要因はGISの内部の絶縁部材の空隙と判定する。ステップS07において、部分放電の発生位置がGIS側ではない判定された場合(NO)、部分放電発生要因判定部87は、部分放電の発生要因は変圧器の内部の沿面異物と判定する。
ステップS06において、φ-q-nのパターン形状が「亀」ではないと判定された場合(NO)、部分放電発生要因判定部87は、部分放電の発生要因はGISの内部の沿面異物と判定する。
図9のフローチャートに示した部分放電のφ-q-nのパターン形状が「浮雲」または「亀」であるか否かの判定は、図5から図8に示した部分放電のφ-q-nのパターン形状を画像形状として認識し、人工知能技術(AI技術:Artificial Intelligence技術)を用いて行うことができる。具体的には、相関係数を用いた判定、畳み込みニューラルネットワーク(CNN:Convolutional Neural Network)、サポートベクターマシン(SVM:Support Vector Machine)などの機械学習アルゴリズムを用いた判定を用いることができる。
このように構成されたガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置は、部分放電が発生したときの部分放電のφ-q-nのパターン形状、および部分放電の発生位置を用いて部分放電の発生要因を判定することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るガス絶縁開閉装置は、実施の形態1で説明したガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置において、電圧検出器7に計器用変流器(CT:Current Transformer)を用いたものである。本実施の形態のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置の構成は、電圧検出器7以外の構成は、実施の形態1で説明したガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置の構成と同様である。計器用変流器は、電圧を検出する入力側の一次コイルと、出力側の二次コイルと、一次コイルとの二次コイルとを磁気的に結合するコアとで構成されている。一次コイルと二次コイルとは電気的に絶縁されている。
本実施の形態のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置は、実施の形態1のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置と同様に、部分放電のφ-q-nのパターンと部分放電の発生位置とを用いて部分放電の発生要因を判定することができる。また、電圧検出器7に計器用変流器を用いているので、電圧プローブを絶縁アダプタ接地端子46と絶縁母線接地端子54との間に接続して行う電圧測定よりも測定精度を向上させることができる。計器用変流器は、計測器のインピーダンスによる被測定系への影響が小さくし易いためである。
実施の形態3.
図10は、実施の形態3に係るガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置の構成図である。実施の形態1で説明したガス絶縁開閉装置において、絶縁アダプタ4の内部に電界緩和電極47が備えられている。通常この電界緩和電極47は、導電性カバー44と電気的に接続されている。そして、電界緩和電極47は、導電性カバー44を介して接地電位に設定されている。本実施の形態のガス絶縁開閉装置においては、図10に示すように、電界緩和電極47は導電性カバー44との電気的な接続が遮断されて浮遊電位に設定されている。電圧検出器7は、浮遊電位に設定された電界緩和電極47にも接続され、電界緩和電極47の電圧も測定する。本実施の形態のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置の構成は、電圧検出器7が浮遊電位に設定された電界緩和電極47に接続されていることを除いて実施の形態1で説明したガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置の構成と同様である。
浮遊電位に設定された電界緩和電極47は、系統電圧に誘導された電位となる。そのため、電界緩和電極47の電圧を測定することで系統電圧の位相を測定することができる。実施の形態1のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置においては、絶縁アダプタ接地端子46と絶縁母線接地端子54との間に系統電圧に誘導されて流れる誘導電流に起因する電圧を測定することで系統電圧の位相を測定している。しかしながら、絶縁アダプタ外皮接地層43および絶縁母線外皮接地層53の抵抗が大きい場合には、誘導電流の位相が実際の系統電圧の位相に対して遅れる場合がある。その結果、実施の形態1で説明した部分放電のパルスの位相と系統電圧の位相との間にずれが生じ、φ-q-nのパターンの判定に誤りが生じる可能性がある。
系統電圧に誘導された電界緩和電極47の電圧の位相は系統電圧の位相とのずれは小さい。本実施の形態のガス絶縁開閉装置においては、系統電圧に誘導された電界緩和電極47の電圧を測定することで系統電圧の位相を測定している。そのため、本実施の形態のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置においては、部分放電のパルスの位相と系統電圧の位相との間のずれが小さくなり、φ-q-nのパターンの判定に誤りが生じることを防ぐことができる。
なお、部分放電発生判定部85、部分放電発生位置判定部86および部分放電発生要因判定部87は、ハードウェアの一例を図11に示すように、プロセッサ100と記憶装置101とから構成される。記憶装置は、図示していないがランダムアクセスメモリなどの揮発性記憶装置と、フラッシュメモリなどの不揮発性の補助記憶装置とを具備する。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を具備してもよい。プロセッサ100は、記憶装置101から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ100にプログラムが入力される。また、プロセッサ100は、演算結果などのデータを記憶装置101の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
本願は、様々な例示的な実施の形態が記載されているが、1つまたは複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
したがって、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 ガス絶縁開閉装置、2 金属容器、3 ブッシング、4 絶縁アダプタ、5 絶縁母線、6 絶縁筒、7 電圧検出器、8 部分放電分析器、10 部分放電監視装置、31 中央導体、32 絶縁部材、41 絶縁容器、42 コンタクタ、43 絶縁アダプタ外皮接地層、44 導電性カバー、45 絶縁部材、46 絶縁アダプタ接地端子、47 電界緩和電極、51 中央導体、52 絶縁部材、53 絶縁母線外皮接地層、54 絶縁母線接地端子、81 過電圧保護回路部、82 増幅部、83 フィルタ部、 84 AD変換部、85 部分放電発生判定部、86 部分放電発生位置判定部、87 部分放電発生要因判定部、100 プロセッサ、101 記憶装置。

Claims (4)

  1. 絶縁アダプタおよび絶縁母線を介して外部機器と接続されるガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置であって、
    前記絶縁アダプタの外皮接地層と前記絶縁母線の外皮接地層との間に接続され部分放電に起因する電圧パルスおよび前記ガス絶縁開閉装置の系統電圧の位相を検出する電圧検出器と、
    前記電圧検出器で検出された電圧パルスに基づいて、部分放電を分析する部分放電分析器とを有し、
    前記部分放電分析器は、前記電圧パルスの極性に基づいて前記部分放電の発生位置を判定する部分放電発生位置判定部と、前記電圧パルスが発生したタイミングにおける前記系統電圧の位相をφ、前記電圧パルスの強度をq、前記電圧パルスの発生頻度をnとしたときに、前記部分放電のφ-q-nのパターン形状と前記部分放電発生位置判定部で判定された前記部分放電の発生位置とに基づいて前記部分放電の発生要因を判定する部分放電発生要因判定部とを備え
    前記電圧検出器は前記絶縁アダプタに備えられた電界緩和電極にも接続されており、前記電圧検出器は前記電界緩和電極を介して前記系統電圧の位相を検出することを特徴とするガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置。
  2. 前記部分放電分析器は、複数の前記部分放電の発生要因にそれぞれ対応する複数の前記部分放電のφ-q-nのパターンの形状を予め記憶していることを特徴とする請求項に記載のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置。
  3. 前記部分放電発生要因判定部は、前記部分放電のφ-q-nのパターンの形状を画像形状として認識すると共に、認識した前記部分放電のφ-q-nのパターンの画像形状が予め記憶された複数の前記部分放電のφ-q-nのパターンの画像形状と一致するか否かをAI技術を用いて判定することを特徴とする請求項に記載のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置。
  4. 前記電圧検出器は、計器用変流器で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉装置の部分放電監視装置。
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