JP7202149B2 - 指針値情報自己申告のシステム、プログラム、情報端末、サーバーおよび方法 - Google Patents

指針値情報自己申告のシステム、プログラム、情報端末、サーバーおよび方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガスメーター、水道メーター、積算電力計など、メーター類からユーザーの自己申告による検針データの取得技術に関する。
ガスメーター、水道メーター、積算電力計など、ユーザー側にあるメーター類の指針情報は、人手による検針やメーター側から自動送信するなどで指針値を取得し、それを管理している。メーターには携帯電話通信回線を用いた通信モジュールを備えるものが存在している。
この通信モジュール付きメーターが携帯電話通信回線を用いて通信モジュールを監視センターに接続し、検針データなどの通信を確保するシステムに関し、通信モジュールの受信状態に着目し、受信状態が悪い場合にはガスメーター運用を禁止し、受信状態の良い場所でのガスメーター運用を図ることが知られている(たとえば、特許文献1)。
また、ガス使用状況の管理に関し、監視装置とガス消費地に設置されたガス検針装置をインターネット回線で接続し、ユーザーは携帯通信端末を用いて監視装置またはガス検針装置にアクセスし、ガス検針情報、請求金額などを確認できることが知られている(たとえば、特許文献2)。
特開2018-119892号公報 特開2016-81073号公報
ところで、ガスメーターとサーバーの間をインターネット回線で接続し、通信によって指針値をサーバーに提供し、検針データや課金データを算出し、ユーザーに提供することは有益である反面、通信接続には相当なコストがかかり、指針値情報を取得するために無線で常時接続することはコスト的に現実的ではないという課題がある。通信コストを課金データに重畳することはサービス低下を招き、ユーザーに負担を増加させるという課題がある。
また、ガス容器のガス切れ回避に安全率を高く設定すれば、交換するガス容器のガス残量が多くなるなど、ガス配送が負担増となり、この配送コストを低減する上で検針日時をどのように決定するかの課題がある。
斯かる課題について、特許文献1および特許文献2には検針日時をどのように決定するかの言及や示唆はない。
そこで、本発明の目的は、上記課題に鑑み、メーターからの指針値情報の取得を合理化し、通信コストの低減を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の指針値情報自己申告システムの一側面によれば、少なくとも、メーターと、サーバーと、情報端末とを備え、前記情報端末から前記サーバーに対して前記メーターから取得される指針値情報の自己申告の要請がされると、前記サーバーから前記情報端末に対して前記指針値情報の自己申告の形態として、ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供、イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供、ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供、エ)前記メーターと前記サーバーとの間に介在させた前記情報端末から前記指針値情報の提供を含む申告パターンの選択情報が提供され、前記情報端末によって選択された前記申告パターンが前記サーバーに登録された後、前記情報端末から該登録された前記申告パターンによって前記指針値情報が前記サーバーに自己申告されると、前記サーバーから前記情報端末に対して登録された前記申告パターンに対応したインセンティブ情報が提供される
の指針値情報自己申告システムにおいて、前記サーバーは、前記申告パターンに対応した前記インセンティブ情報を生成して、前記情報端末に提供してよい。
この指針値情報自己申告システムにおいて、前記サーバーは、前記指針値情報から検針データを算出し、該算出した複数回の検針データにより検針日または該検針日を基準として所定の幅を持つ期間である検針期間を算出し、この検針日または検針期間の到来を監視し、前記検針日または前記検針期間に検針要求を生成し、この検針日または検針期間に前記情報端末から前記指針値情報を取得してよい。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータに、サーバーから検針要求を受信し、前記サーバーに指針値情報自己申告の要請をする機能と、前記サーバーから前記指針値情報の自己申告の形態として、ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供、イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供、ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供、エ)メーターと前記サーバーとの間に介在して前記指針値情報の提供を含む申告パターンの選択情報の提供を受ける機能と、選択された前記申告パターンが前記サーバーに登録された後、該登録された前記申告パターンによって前記指針値情報を前記サーバーに自己申告する機能と、前記サーバーから登録された前記申告パターンに対応したインセンティブ情報を受信する機能とを実現させる。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータに、検針要求を生成するとともに、該検針要求を受けた情報端末から指針値情報の自己申告の要請を受けると、前記情報端末に対して前記指針値情報の自己申告の形態として、ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供、イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供、ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供、エ)メーターとの間に介在する前記情報端末から前記指針値情報の提供を含む申告パターンの選択情報を提供し、前記情報端末によって選択された前記申告パターンを登録する機能と、前記情報端末から該登録された前記申告パターンによって前記指針値情報が自己申告されると、前記情報端末に対して登録された前記申告パターンに対応したインセンティブ情報を提供する機能と、前記指針値情報により検針データを算出し、この算出した複数回の検針データにより検針日または該検針日を基準として所定の幅を持つ期間である検針期間を算出し、この検針日または検針期間の到来を監視し、前記検針日または前記検針期間に前記検針要求を生成する機能とを実現させる
のプログラムにおいて、前記申告パターンに対応した前記インセンティブ情報を生成して、前記情報端末に提供する機能をコンピュータ実現させてよい。
上記目的を達成するため、本発明の情報端末の一側面によれば、サーバーからの検針要求に対して前記サーバーに指針値情報の自己申告の要請を送信し、前記サーバーから前記指針値情報の自己申告の形態として、ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供、イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供、ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供、エ)メーターと前記サーバーとの間に介在して前記指針値情報の提供を含む申告パターンの選択情報の提供を受け、選択された前記申告パターンが前記サーバーに登録された後、該登録された前記申告パターンによって前記指針値情報を前記サーバーに送信することで、前記サーバーから登録された前記申告パターンに対応したインセンティブ情報を受信する通信部と、取得した前記指針値情報を前記通信部へ送出し、前記通信部から登録された前記申告パターンに対応した前記インセンティブ情報を取得する処理部と、前記検針要求、前記指針値情報、前記インセンティブ情報のいずれかまたは2以上を記憶する記憶部とを備える
上記目的を達成するため、本発明のサーバーの一側面によれば、ユーザーが情報端末から申告した指針値情報から検針データを算出し、前記情報端末から前記指針値情報を自己申告する形態として、ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供、ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供、エ)メーターとの間に介在させた前記情報端末から前記指針値情報の提供を含む申告パターンから、前記指針値情報を申告した前記情報端末によって選択された前記申告パターンに対応するインセンティブを表すインセンティブ情報を生成する処理部と、検針要求を前記情報端末に送信し、前記情報端末によって選択された前記申告パターンを登録した後、該情報端末から該登録された前記申告パターンによって前記指針値情報を受信すると前記情報端末に対して登録された前記申告パターンに対応した前記インセンティブ情報を送信する通信部と、識別情報に関係付けて前記指針値情報、前記検針データ、前記検針要求、前記インセンティブ情報のいずれかまたは2以上を格納する記憶部とを備える
のサーバーにおいて、前記処理部は、前記指針値情報から検針データを算出し、該算出した複数回の検針データにより検針日または該検針日を基準として所定の幅を持つ期間である検針期間を算出し、この検針日または検針期間の到来を監視し、この検針日または検針期間に検針要求を生成し、この検針日または検針期間に前記情報端末から前記指針値情報を取得してよい。
上記目的を達成するため、本発明の指針値情報自己申告方法の一側面によれば、サーバーからの検針要求を情報端末で受信し、前記サーバーに指針値情報を前記情報端末から自己申告する形態として、ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供、イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供、ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供、エ)メーターと前記サーバーとの間に介在させた前記情報端末から前記指針値情報の提供を含む申告パターンのいずれかを選択する工程と、前記情報端末によって選択された前記申告パターンによって前記情報端末から前記指針値情報を前記サーバーに自己申告する工程と、前記指針値情報を自己申告した前記情報端末で、選択された前記申告パターンに対応したインセンティブ情報を前記サーバーから受信する工程とを含む
の指針値情報自己申告方法において、検針要求を生成するとともに、自己申告に係る指針値情報を受信する工程と、前記指針値情報により検針データを算出し、この算出した複数回の検針データから算出した検針日または該検針日を基準として所定の幅を持つ期間である検針期間の到来を監視し、前記検針日または前記検針期間に前記検針要求を生成する工程とを含んでよい
の指針値情報自己申告方法において、さらに、前記検針日または前記検針期間に前記情報端末から前記指針値情報を取得する工程とを含んでよい。
本発明によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) ユーザーからサーバーに対する指針値情報を自己申告でき、この自己申告に対してサーバーからユーザーがインセンティブ情報の提供を受けることができ、サーバー側の指針値情報の取得の簡略化を図ることができる。
(2) サーバーでは、自己申告された指針値情報を用いて検針データを算出でき、指針値情報の取得の合理化とともに、最適な検針日または検針期間に指針値情報の取得が可能である。
(3) 指針値情報の取得のための人件費や通信コストを低減でき、自己申告したユーザーに対してインセンティブを提供でき、ユーザーに対するサービス向上、ユーザーへのコスト還元を図ることができ、課金システムを構築できる。
第1の実施の形態に係る指針値情報自己申告システムを示す図である。 処理シーケンスを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る指針値情報自己申告システムの処理シーケンスを示すフローチャートである。 実施例1に係る指針値情報自己申告システムを示す図である。 指針値情報ファイルを示す図である。 第1の検針情報ファイルを示す図である。 検針日または検針期間の算出を説明するための図である。 第2の検針情報ファイルを示す図である。 ガス容器の交換時期を算出する処理手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る指針値情報自己申告システムを示す図である。 処理シーケンスを示すフローチャートである。 Aはメーター表示部の撮影を示す図、Bはガイド情報を示す図である。 実施例3に係る指針値情報自己申告システムを示す図である。 処理シーケンスを示すフローチャートである。 実施例4に係る指針値情報自己申告システムを示す図である。 処理シーケンスを示すフローチャートである。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る指針値情報自己申告システムを示している。図1に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この指針値情報自己申告システム(以下単に「自己申告システム」と称する)2では一例として、ガスメーター4、情報端末6およびサーバー8が含まれている。
ガスメーター4は指針値情報を出力するメーターの一例であり、指針値情報を出力する検針対象としてたとえば、水道メーター、積算電力計などでもよい。このガスメーター4では、計測部10が計測値を出力し、この計測値をメーター表示部12に表示する。
情報端末6は指針値情報をサーバー8に自己申告する手段の一例であり、自己申告する手段があれば、他のユーザー機器でもよく、情報端末6に限定されない。この情報端末6は通信機能を備えるコンピュータで構成される。この情報端末6には処理部14、記憶部16、通信部18、表示部20が備えられる。処理部14は記憶部16に格納されているプログラムを実行し、ガスメーター4から指針値情報を取得し、記憶部16に格納し蓄積する。指針値情報の取得は、情報端末6が自発的に行ってもよいし、サーバー8からの検針要求に応じて取得してもよい。
通信部18は、処理部14の制御によりサーバー8と通信し、サーバー8からの検針要求を受信する。処理部14は、この検針要求に応答し、指針値情報をサーバー8に通信部18を通じて送信する。
表示部20は、サーバー8との通信制御、指針値情報の送信などの各種情報の表示に用いられる。
サーバー8は、通信機能を備えたコンピュータで構成される。このサーバー8には処理部22、記憶部24、通信部26が含まれる。処理部22は記憶部24に格納されているプログラムを実行し、指針値情報の自己申告に対応するインセンティブ情報の生成などの情報処理を行う。その他、サーバー8による情報処理には、情報端末6から取得した指針値情報により検針データの算出、検針データから課金データへの変換、検針データから検針日または検針期間の算出、この検針日または検針期間の到来の監視、検針日または検針期間に検針要求の生成、検針要求の情報端末6への送信などの処理が含まれる。
通信部26は処理部22の制御により情報端末6の通信部18と通信ネットワーク28(図4)を通じて通信し、情報端末6に対して検針要求の送信、情報端末6から指針値情報の受信、課金データおよびインセンティブ情報の送信を行う。
<自己申告システム2の処理シーケンス>
図2は、自己申告システム2の処理シーケンスの処理手順を示している。この処理手順は、本発明のプログラムまたは方法の一例である。この処理手順において、Sは工程、Sに付した数字はその順序の一例を示しているにすぎない。
ガスメーター4では、ガス使用に応じて指針値情報を生成する(S101)。
サーバー8は、ガスメーター4のユーザーごとに検針日または検針期間の監視を行い(S102)、検針要求を送信する(S103)。この検針要求はユーザーに属する情報端末6に向けて送信され、情報端末6はこの検針要求を受信する(S104)。
この場合、情報端末6はガスメーター4から指針値情報を取得する(S105)。この指針値情報は検針要求の受信前に情報端末6が独自にガスメーター4から取得してよいし、この取得形態については、ガスメーター4のメーター表示部12からユーザーが読み取ってもよいし、ガスメーター4から通信により取得してもよい。
情報端末6は、検針要求の受信(S104)に応答し、指針値情報を送信する(S106)。サーバー8は情報端末6からの指針値情報を受信し(S107)、この指針値情報を用いて検針データを算出する(S108)。サーバー8は検針データを課金データに変換するとともに(S109)、ユーザーからの自己申告に対応する処理の一例として、インセンティブ情報を生成する(S110)。このインセンティブ情報には検針データから課金データへの変換率の低減、課金データからの減額などが含まれる。
サーバー8は、指針値情報を送信してきた情報端末6に対し、課金データおよびインセンティブ情報を送信する(S111)。情報端末6はサーバー8からの課金データおよびインセンティブ情報を受信し(S112)、これらの情報を表示部20に表示する(S113)。
<第1の実施の形態の効果>
この第1の実施の形態によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) サーバーからの検針値要求を受けた情報端末でその指針値情報をサーバーに自己申告でき、ユーザーは指針値情報の自己申告に対してインセンティブを受けることができるので、指針値情報の自己申告メリットを活用できる。
(2) サーバーはメーターから指針値情報を情報端末の媒介により取得し、この指針値情報を用いて検針データを算出できる。
(3) 指針値情報の取得のための通信コストを低減できる。
(4) サーバーでは指針値情報から算出した検針データから検針日または検針期間を算出でき、検針日または検針期間に指針値情報をガスメーターから取得でき、指針値情報の取得を合理化することができ、ガスメーター側のバッテリの消耗を抑制できる。
(5) 検針データ取得の人件費や通信コストを低減でき、サービス向上など、ユーザーへのコスト還元を図ることができる。
(6) LP(Liquefied Petroleum)ガスでは、ガス容器交換時のガス残量を低減でき、ガス容器の交換コストを低減できる。
(7) 情報端末として、ユーザーが日常使用している情報端末を有効に活用できる。
〔第2の実施の形態〕
図3は、第2の実施の形態に係る自己申告システム2の処理シーケンスを示している。この第2の実施の形態においても、システム構成は第1の実施の形態と共通であるので、斯かるシステム構成の記載を割愛する。
この第2の実施の形態では、指針値情報をサーバー8に自己申告する情報端末6(図1)が備えられ、指針値情報の自己申告の形態として、
ア)指針値情報を表す少なくとも文字情報の提供〔申告パターン1・・・実施例1(図4から図9)〕
イ)指針値情報を表す画像情報の提供〔申告パターン2・・・実施例2(図10、図11、図12)〕
ウ)指針値情報を表す音声情報の提供〔申告パターン3・・・実施例3(図13、図14)〕
エ)ガスメーター4とサーバー8との間に介在させた情報端末6から指針値情報の提供〔申告パターン4・・・実施例4(図15、図16)〕
のいずれかが含まれる。したがって、ユーザーはサーバー8への指針値情報を自己申告する際、ア)からエ)のいずれかを選択すればよい。つまり、この第2の実施の形態では、指針値情報の自己申告システムの利用を情報端末6からサーバー8に登録し、申告パターン1から4のいずれかで指針値情報を自己申告することにより、申告パターン1から4に対応したインセンティブの提供を受けることができる。
この処理手順では、情報端末6からサーバー8に対し、指針値情報の自己申告の要請を行う(S201)。これを受け、サーバー8は申告パターン1から4の選択情報を提供する(S202)。これにより、情報端末6の表示部20には提示情報として申告パターン1から4が表示される(S203)。
ユーザーは情報端末6に表示されている申告パターン1から4から選択し(S204)、選択した申告パターンをサーバー8に通知する(S205)。この通知を受けたサーバー8は、通知された申告パターンをユーザーに関係付けて登録する(S206)。この申告パターンはサーバー8の記憶部24に格納される。
ユーザーは情報端末6を用いて登録している申告パターンによる指針値情報の自己申告を行う(S207)。サーバー8は、情報端末6から申告された指針値情報を取得し(S208)、申告パターン1から4に対応したインセンティブを表すインセンティブ情報を生成し(S209)、情報端末6に提供する。
情報端末6は、インセンティブ情報を取得し(S210)、指針値情報の自己申告に対応するインセンティブを受けることができる。
<第2の実施の形態の効果>
この第2の実施の形態によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) 第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(2) サーバー8から提供される申告パターン1~4を選択して指針値情報の自己申告を行うことができる。
(3) ユーザーは申告パターン1~4に応じた指針値情報の提供に対するインセンティブを受けることができ、実行性のある自己申告システムを構築することができる。
<自己申告システム2>
図4は、実施例1に係る自己申告システム2を示している。図4に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。この自己申告システム2において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
この実施例1に係る自己申告システム2は、第2の実施の形態の申告パターン1に相当する。この自己申告システム2の一側面によれば、サーバー8が検針日または検針期間に検針要求を送信し、この検針要求を受信した情報端末6がユーザー入力に係る指針値情報(少なくとも文字情報)をサーバー8に提供する。サーバー8は、情報端末6から提供された指針値情報を用いて検針データを算出する。したがって、この自己申告システム2によれば、指針値情報を自己申告したユーザーに対してインセンティブを提供する。
<ガスメーター4>
ガスメーター4はガスユーザー側にあるガス容器30とガス機器32とを接続するガス供給路34に設置されている。このガスメーター4はたとえば、マイコンメーターであり、このガスメーター4には計測部10、メーター表示部12が含まれる。計測部10はユーザーのガス機器で使用されるガス使用量やガス容器30におけるガス残量を計測し、この計測値を含む指針値情報を出力し、メーター表示部12が計測値を表示する。
このガスメーター4が設置されるガス容器30には供給系と予備系の2系統のたとえば、ガス容器30-1、30-2が備えられる。ガス容器30-1は通常のガス供給用であり、ガス容器30-2はガス切れ対策のためのガス保存用である。ガス容器30-1にガス切れが生じたとき、ガス切替器36がガス供給元のガス容器30-1から予備系のガス容器30-2に切替え、ガス容器30-2からガス供給が行われる。ガス機器32にはガス器具や給湯機器など、複数のガス機器32-1、32-2、・・・が含まれる。
<情報端末6>
情報端末6は通信機能を備えたコンピュータである。この情報端末6には処理部14、記憶部16、通信部18、表示部20および入力部38が備えられる。処理部14は、記憶部16にある検針プログラムなど、各種のプログラムを実行する。この処理部14の情報処理には、a)検針要求の取得、b)自己申告モードの実行が含まれる。自己申告モードの処理には、c)指針値情報の取得、d)指針値情報の送信、e)課金データおよびインセンティブ情報の受信などの処理が含まれる。
通信部18はサーバー8との通信を行う。この通信部18は処理部14の制御により、サーバー8からの検針要求を受信し、この検針要求に応答して指針値情報をサーバー8に送信する。
記憶部16にはROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )などの記憶素子が備えられ、検針日、検針期間、検針要求、指針値情報などを格納する。これらの情報を格納するたとえば、指針値情報ファイル40(図5)が記憶部16に備えられる。
表示部20はたとえば、LCD(Liquid Crystal Display)などで構成される。この表示部20には処理部14の制御により、自己申告モードの実行情報などの画像が表示される。
入力部38には処理部14の制御により指針値情報が入力される。この入力部38にはたとえば、キーボード39などのインターフェイス機器が有線接続または無線接続され、ユーザーがメーター表示部12から読み取った指針値情報がユーザー操作により入力される。
<サーバー8>
このサーバー8は通信機能を備えたコンピュータであり、ガス消費管理センターなどに設置される。
処理部22は記憶部24にあるプログラムを実行し、指針値情報の取得、検針データの算出、検針要求の生成、課金データの算出、インセンティブ情報の生成などの情報処理を行う。この情報処理には、f)検針日または検針期間の監視、g)検針要求の生成、h)検針要求の送信、i)指針値情報の取得、j)検針データの取得および検針日または検針期間の算出、k)検針データの課金データへの変換、l)インセンティブ情報の生成、m)課金データおよびインセンティブ情報の送信などが含まれる。
記憶部24にはROM、RAM、EEPROMなどの記憶素子が備えられる。この記憶部24にはユーザーの識別情報、検針日、検針期間、指針値情報、検針データ、課金データ、インセンティブ情報などが格納される。これらの情報を格納するたとえば、検針情報ファイル42(図6)、44(図8)が記憶部24に備えられる。識別情報にはサーバー8に登録された情報端末6を表す端末情報、特定ユーザーを表すユーザー情報、ガスメーター4を表すメーター情報など、ユーザーを特定するための情報が含まれる。メーター情報は、特定ユーザーのガスメーター4を特定するメーター番号、メーターID(IDentification)などの識別情報である。
通信部26は公衆回線など、通信ネットワーク28を介して情報端末6との通信に用いられる。この通信部26は処理部22の制御により検針要求を送信し、情報端末6から指針値情報を受信する。
<情報端末6の情報処理>
a)検針要求の取得
処理部14は、通信部18を通してサーバー8からの検針要求を取得する。
b)自己申告モードの実行
検針要求を取得したとき、処理部14は、自己申告モードを実行する。処理部14は、検針要求に対する応答を発することを以て、自己申告モードに移行する。この自己申告モードは、情報端末6における他の処理に優先して実行する処理である。この自己申告モードには、サーバー8から受けた検針要求の応答、指針値情報の取得およびその送信などの処理が含まれる。
c)指針値情報の取得
処理部14は、ガスメーター4から読み取ったユーザーが入力する指針値情報を取得し、記憶部16に格納する。
d)指針値情報の送信
処理部14は、サーバー8からの検針要求に応答し、通信部18により指針値情報をサーバー8に送信する。
e)課金データおよびインセンティブ情報の受信
処理部14は、サーバー8から送信される課金データおよびインセンティブ情報を取得する。つまり、指針値情報を提供したユーザーは課金データとともに、指針値情報提供の見返り(特典)としてのインセンティブ情報を受領することができる。
<サーバー8の情報処理>
f)検針日または検針期間の監視
処理部22は、ユーザーごとに記憶部24に格納されている検針日または検針期間の到来をタイマーなどにより監視する。
g)検針要求の生成
検針日または検針期間が到来したとき、処理部22は、ユーザーごとに検針要求を生成する。
h)検針要求の送信
処理部22は、検針日または検針期間に検針要求を通信部26により情報端末6に送信する。
i)指針値情報の取得
処理部22は、検針要求を受けた情報端末6からの指針値情報を通信部26により取得する。
j)検針データの取得および検針日または検針期間の算出
処理部22は指針値情報から検針データを取得し、この検針データを用いて検針日または検針期間を算出し、記憶部24に格納する。
処理部22では、数回に亘る検針データを取得すると、特定ユーザーについてガス使用量やガス残量の推移情報からガス切れ日を算出できる。このガス切れ日に到達前の日時や期間を次回の検針日または検針期間として算出することができる。つまり、ガス切れに陥ることなく、ガス容器30のガス残量が少ない検針日または検針期間を算出できる。
k)検針データの課金データへの変換
処理部22は、算出した検針データを変換係数を用いて課金データに変換し、この課金データを算出する。
l)インセンティブ情報の生成
処理部22は、課金データへの変換とともに、指針値情報を自己申告してきたユーザーに対し、インセンティブ情報を生成する。
m)課金データおよびインセンティブ情報の送信
処理部22は、課金データおよびインセンティブ情報を通信部26により情報端末6に通知する。つまり、情報端末6で指針値情報を受信したガスユーザーは検針日から次の検針日または検針日間の適当な時期にガス料金とともにインセンティブ情報が通知される。
<処理シーケンス>
実施例1における自己申告システム2の処理シーケンスは、既述の一実施の形態の処理シーケンス(図2)と同等であるので、その説明を割愛する。
<ガス使用量またはガス残量の計測>
ガスGの計測にはガス使用量またはガス残量の計測が含まれる。計測部10の計測値はガス流量を表す。ガス残量はガス容器30内のガス残量を表す。ガス容器30の全量を「100」とし、検針値がたとえば、初期検針値=40から「42」に変化したとき、ガス残量が「100」から「98」に変化する状況となる。
このガス残量は、次式で表すことができる。
ガス残量=容器全量-(検針値-初期検針値) ・・・(1)
式(1) から、
ガス残量=100-(42-40)=98 ・・・(2)
となる。
検針データにはガス容器30のガス使用量またはガス残量の何れかが用いられる。この検針データはサーバー8側で指針値情報から算出される。
<指針値情報ファイル40>
この指針値情報ファイル40は、情報端末6の記憶部16に格納されてデータベースを構成する。この指針値情報ファイル40には、図5に示すように、番号部45、識別情報部46、検針日部48、検針期間部50、指針値部52、課金データ部54、インセンティブ情報部56が備えられる。
番号部45にはデータ番号が格納される。識別情報部46には端末部46-1、ユーザー部46-2、メーター部46-3が含まれる。端末部46-1にはユーザー端末を表す端末情報たとえば、メールアドレスなどが格納される。ユーザー部46-2にはユーザーIDなどの識別情報が格納される。メーター部46-3にはユーザーに係るガスメーター番号などのメーター識別情報が格納される。
検針日部48にはサーバー8から提供された検針日や実際の検針日が格納される。検針期間部50にはサーバー8から提供された検針期間を表す時間情報が格納される。指針値部52にはガスメーター4から取得した指針値情報が格納される。課金データ部54にはサーバー8から提供された課金データが格納される。インセンティブ情報部56にはサーバー8から提供されたインセンティブ情報が格納される。
<第1の検針情報ファイル42>
この検針情報ファイル42は、サーバー8の記憶部24に格納されてデータベースを構成する。この検針情報ファイル42には図6に示すように、検針情報を格納するたとえば、番号部58、識別情報部60、検針日部62、検針期間部64、指針値情報部66、検針データ部68、変換係数部70、課金データ部72、インセンティブ情報部74が備えられる。
番号部58にはデータ番号が格納される。識別情報部60には端末部60-1、ユーザー部60-2、メーター部60-3が含まれる。端末部60-1には指針値情報ファイル40と同様に、ユーザー端末を表す端末情報たとえば、メールアドレスなどが格納される。ユーザー部60-2には指針値情報ファイル40と同様に、ユーザーIDなどの識別情報が格納される。メーター部60-3には指針値情報ファイル40と同様に、ユーザーに係るガスメーター番号などのメーター識別情報が格納される。
検針日部62には検針データを用いて算出された検針日や実際の検針日が格納され、検針期間部64には検針日を基準として一定の幅を持つ時間情報が格納される。
指針値情報部66には情報端末6から取得した指針値情報が格納される。検針データ部68には指針値情報から算出した検針データが格納される。変換係数部70には検針データから課金データに変換するための変換係数が格納される。この変換係数は指針値情報を提供するガスユーザーに対する個別の係数とすればよい。課金データ部72には検針データと変換係数を用いて算出された課金データが格納される。インセンティブ情報部74には指針値情報を自己申告したことにより、生成したインセンティブ情報が識別情報に関係付けられて格納される。
<検針日または検針期間の算出>
図7は、ガス容器30におけるガス残量の推移、検針データSの取得、トレンドデータTD、検針要求間隔Tおよび検針要求タイミングSTの生成などの情報処理を示している。
図7において、Aはガス残量Gnを示すガス残量線LC、BはトレンドデータTD、Cは検針要求間隔T、Dは検針要求タイミングSTにおける検針要求タイミング信号St1~St7を示している。ガス残量線LCは一例として直線的に示しているが、ガス残量の漸減傾向により曲線や屈曲線となる場合もある。
サーバー8では図7のAに示すように、時点t1から時点t8までの間、情報端末6から提供される複数の指針値情報より検針データS1、S2、S3、・・・、S7が取得される。時点t1はガス容器30の交換タイミングでの検針要求タイミングであり、つまり、ガス容器30の第1検針日に相当する。ガス残量Gnは、時点t1の最大ガス残量Gmaxからガス使用に応じて漸減し、ガス容器30の交換時点である時点t7で最小ガス残量Gmin、時点t8がガス切れ時点であり、ガス残量G0=0である。
この検針データSの取得により、サーバー8には図7のBに示すように、取得した検針データSからガス使用量またはガス残量のトレンドを表すトレンドデータとして、時間経過に応じて複数のトレンドデータTD1、TD2、TD3、・・・、TD7を作成する。トレンドデータTD1は時点t1~t2の一定期間の検針データSから作成し、トレンドデータTD2は時点t2~t3の一定期間の検針データSから作成し、トレンドデータTD3は時点t3~t4の一定期間の検針データSから作成し、同様に、トレンドデータTD4、TD5、TD6、TD7を作成する。
サーバー8では図7のCに示すように、データ収集期間である検針要求間隔T1-2、T2-3、・・・、T6-7が生成される。T1-2は第1検針日である時点t1からの一定期間での初期の検針要求間隔(T1-2=t2-t1)、T2-3は時点t2からの検針要求間隔(T2-3=t3-t2)、T3-4は時点t3からの検針要求間隔(T3-4=t4-t3)、T4-5は時点t4からの検針要求間隔(T4-5=t5-t4)、T5-6は時点t5からの検針要求間隔(T5-6=t6-t5)、T6-7は時点t6からの検針要求間隔(T6-7=t7-t6)である。
そして、サーバー8には図7のDに示すように、検針データSを取得するための検針要求タイミング信号St1、St2、St3・・・St7が生成される。つまり、検針要求タイミング信号St1は第1検針日の検針要求タイミングに相当する。トレンドデータTDはたとえば複数の検針要求タイミングで得られる検針データSが必要である。一例として、図7のDでは、検針要求タイミングの時点t1、t2の検針データS1 、S2からトレンドデータTD2が作成され、このトレンドデータTD2を用いて検針要求タイミング信号St3が生成される。同様に、検針要求タイミングの時点t2、t3の検針データS2、S3からトレンドデータTD3が生成され、このトレンドデータTD3を用いて検針要求タイミング信号St4が生成される。このような処理が繰り返されてトレンドデータTD7の作成に至る。検針要求の時点t2については、適当な初期値または過去のトレンドを用いて設定すればよいし、トレンドデータTD1は初期値、または過去の検針データから設定されている。
この例では、直近の検針データSから得られるトレンドを用いているが、過去のトレンドに直近のトレンドを加味して検針要求タイミングSTを割り出してもよい。図7のDの各検針要求タイミング信号Stについて、一例としてHは高レベル区間、Lは低レベル区間を示すが、これらは逆の関係であってもよい。
このように算出された検針日または検針期間は、第2の検針情報ファイル44(図8)に格納される。
<第2の検針情報ファイル44>
この検針情報ファイル44はサーバー8の記憶部24に格納され、検針情報に関するデータベースを構成する。この検針情報ファイル44には図8に示すように、時点部76、検針データ部78、トレンドデータ部80、検針要求タイミング部82、交換タイミング部84が備えられる。
時点部76には時点tとして検針日が格納される。検針データ部78には既述の検針データSが格納される。トレンドデータ部80にはトレンドデータTDが格納される。検針要求タイミング部82には検針要求タイミングSTとして、検針要求間隔Tおよびタイミング信号St1、St2・・・St7が格納される。交換タイミング部84にはガス容器30の交換タイミングCHが格納される。
検針要求間隔T2-3、T3-4、T4-5、T5-6、T6-7はトレンドデータTDから得たトレンドの把握により検針要求タイミングST毎に修正、更新される。この結果、ガス残量の推移に応じたトレンドを以て割り出された検針要求間隔と検針要求タイミング信号が得られる。これにより、ガス容器30の交換日を表す交換タイミングCHが最適化される。
<検針データの処理手順>
図9は、ガス残量の推移に応じた検針データSの処理手順を示している。この処理手順には検針データSを用いたガス容器交換タイミング算出の処理である。
この処理手順では、処理の開始とともに、ガス容器30が交換かを判断する(S301)。
ガス容器30の交換であれば(S301のYES)、第1検針日が確定する(S302)。この処理に続き、i=0とし、データを初期化する(S303)。処理部22は交換タイミングから一定期間T(i)-(i+1)で検針データSを記憶部24から取得し(S304)、この検針データSからトレンドデータTD(i+1)を生成する(S305)。この場合、ガス容器30の交換時点後の最初のトレンドデータTD1は予め設定した値、または前回のガス容器交換時のトレンドデータTDが存在する場合にはこれらの値のいずれかを初期値のトレンドデータTDとすればよい。また、初期データ収集をスキップし、定期データ収集からトレンドデータTDを生成する処理でもよい。
処理部22はトレンドデータTD(i+1)からトレンドの割り出し、時点t(i+1)、t(i+2)、ガス切れ時点txの修正を行い、検針要求タイミング信号St(i+1)を送出する(S306)。
次に、処理部22はガス容器30の交換時期かを判断する(S307)。ガス容器30の交換時期でなければ(S307のNO)、時点tの更新(i=i+1)を行い(S308)、S304からS307の処理、つまり検針データSの取得、トレンドデータTDの作成、トレンドの割り出し、時点t(i+1)、t(i+2)、ガス切れ時点txの修正、検針要求タイミング信号の送出を繰り返し、ガス容器30の交換時期かの判断(S307)を行う。
また、ガス容器30の交換時期であれば(S307のYES)、S302からS307の処理、つまり検針データSの取得、トレンドデータTDの作成、トレンドの割り出し、時点t(i+1)、t(i+2)、ガス切れ時点txの修正、検針要求タイミング信号の送出を繰り返し、ガス容器30の交換時期かの判断(S307)を行う。
<実施例1の効果>
この実施例1によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) ユーザーの指針値情報の自己申告に対し、ユーザーはインセンティブ情報の提供を受け、インセンティブを受けることができる。
(2) サーバー8は情報端末6から指針値情報を取得し、この指針値情報から検針データを算出し、検針日または検針期間を算出できる。
(3) 情報端末6にユーザーが日常使用しているスマートフォンや携帯電話などのユーザー機器を活用でき、指針値情報取得のための通信コストの低減を図ることができ、ユーザーに対するサービス向上に役立てることができる。
(4) LPガスなど、ガス残量が配送コストに影響する場合、検針データから予測した検針日または検針期間に検針することができ、ガス残量の少ないガス容器を交換でき、ガス容器の配送コストを低減できる。
図10は、実施例2に係る自己申告システム2を示している。図10に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。この自己申告システム2において、図1または図4と同一部分には同一符号を付してある。
この実施例2では、情報端末6に撮影部86が備えられる。撮影部86は処理部14の制御により撮影動作に入り、ガスメーター4のメーター表示部12に表示されている計測値や識別情報などを撮影し、指針画像を含む指針値情報(画像情報)を取得する。入力部38は識別情報や制御情報などの入力に用いられる。
<処理シーケンス>
図11は、実施例2に係る自己申告システム2の処理シーケンスを示している。この処理シーケンスにおける処理は、本発明のプログラムまたは検針方法の一例である処理手順として既述の情報処理をフローチャートで示している。
サーバー8の処理部22は、記憶部24にユーザー情報、メーター情報、検針日および検針期間を登録する(S401)。処理部22は、各ユーザーに対し、検針日または検針期間が到来したかを判断する(S402)。検針日または検針期間が到来したと処理部22が判断したとき(S402のYES)、処理部22は情報端末6に対して検針要求を検針日または検針期間が到来しているユーザーに係る情報端末6に向けて送信する(S403)。
情報端末6は、この検針要求を受領し(S404)、この検針要求に対する応答信号をサーバー8に送信し(S405)、メーター撮影モードに移行する(S406)。
応答を発した情報端末6に対し、サーバー8は、その特定ユーザーに対し、指針値情報を取得するガイド情報を送信する(S407)。
このガイド情報を受信した情報端末6は、このガイド情報に従ってガスメーター4のメーター表示部12を撮影して指針画像を取得し(S408)、この指針画像をサーバー8に向けて送信する(S409)。
サーバー8は、指針画像を受信し(S410)、この指針画像から検針データを取得し(S411)、記憶部24に格納する。処理部22は、検針データを用いて検針日または検針期間を算出し(S412)、記憶部24に格納する。そして、処理部22は検針データを課金データに変換し(S413)、インセンティブ情報を生成する(S414)。
この課金データおよびインセンティブ情報を情報端末6に送信する(S415)。情報端末6は、この課金データおよびインセンティブ情報を受信する(S416)。
<メーター表示部の撮影およびガイド情報>
メーター撮影モードにおいて、情報端末6は、図12のAに示すように、ガスメーター4のメーター表示部12を撮影部86(図10)により撮影する。このとき、情報端末6の表示部20の表示画面88にはサーバー8から提供されたガイド情報画面90が展開される。このガイド情報画面90には図12のBに示すように、ガイド情報の一例である指針値・識別情報取込部92が表示される。ユーザーは指針値・識別情報取込部92にメーター表示部12の指針値94および識別情報96を写し込めばよい。この例では、指針値画像98に指針値94および識別情報96が含まれる。処理部14は、指針値画像98を記憶部16に格納し、指針値94および識別情報96を判別する。
情報端末6から送信された指針値画像98は、サーバー8側の記憶部24にある検針情報ファイル42(図6)に格納される。
<実施例2に係る検針情報ファイル42(図6)>
実施例2に係る検針情報ファイル42では、指針値情報部66に指針値情報の一例である指針値画像情報が格納され、その他の情報は実施例1と同様であるので、その説明を割愛する。
<実施例2の効果>
この実施例2によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) この実施例2においても、実施例1と同様にユーザーの指針値情報の自己申告に対し、ユーザーはインセンティブ情報の提供を受け、インセンティブを受けることができる。
(2) 検針日または検針期間にサーバー8からユーザーの情報端末6に対し、検針要求やガイド情報が送出されるので、ユーザーは情報端末6により検針要求に応答し、ガイド情報に従ってガスメーター4より指針値画像を取得してサーバー8に送信することにより、指針値情報を自己申告することができる。
(3) サーバー8では、取得した指針値画像を検針データに変換し、この検針データから次の検針日または検針期間を算出でき、課金データに変換できる。
(4) 指針値画像から得られる検針データを以て検針日または検針期間、検針要求、検針データ、課金データの管理を自己申告をベースに一元管理できる。
(5) 検針データの人件費、取得コスト、通信コストを低減できる。
(6) LPガスなど、ガス残量が配送コストに影響する場合、検針データから予測した検針日または検針期間に検針することができ、ガス残量の少ないガス容器を交換でき、ガス容器の配送コストを低減できる。
図13は、実施例3に係る自己申告システム2を示している。図13に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。この自己申告システム2において、図1または図4と同一部分には同一符号を付してある。
この実施例3に係る自己申告システム2は、第2の実施の形態の申告パターン3に相当する。この自己申告システム2の一側面によれば、サーバー8が検針日または検針期間に検針要求を送信し、この検針要求を受信した情報端末6がユーザーの音声入力に係る指針値情報(音声情報)をサーバー8に提供する。サーバー8は、情報端末6から提供された指針値情報を用いて検針データを算出する。したがって、この自己申告システム2によっても、指針値情報を自己申告したユーザーに対してインセンティブを提供する。
自己申告システム2では、図13に示すように、情報端末6に音声入力部100および音声出力部102が備えられる。音声入力部100は指針値情報の音声入力に用いられる。つまり、サーバー8からの検針要求に対する応答として、ユーザーがガスメーター4のメーター表示部12から指針値を読み取り、この指針値が指針値情報として音声により音声入力部100に入力される。
音声出力部102はガイド情報の音声出力に用いられる。自己申告モードの実行時、音声出力部102からガイド情報が音声により出力される。
<表示の処理手順>
図14は、実施例3に係る自己申告システム2の処理シーケンスを示している。この処理シーケンスにおける処理は、本発明のプログラムまたは検針方法の一例である処理手順として既述の情報処理をフローチャートで示している。
サーバー8の処理部22は、記憶部24にユーザー情報、メーター情報、検針日および検針期間を登録する(S501)。処理部22は、各ユーザーに対し、検針日または検針期間が到来したかを判断する(S502)。検針日または検針期間が到来したと処理部22が判断したとき(S502のYES)、処理部22は情報端末6に対して検針要求を検針日または検針期間が到来しているユーザーに係る情報端末6に向けて送信する(S503)。
情報端末6は、この検針要求を受領し(S504)、この検針要求に対する応答信号をサーバー8に送信し(S505)、音声による指針値申告モードに移行する(S506)。
応答を発した情報端末6に対し、サーバー8は、その特定ユーザーに対し、指針情報を取得するガイド情報を送信する(S507)。
このガイド情報を受信した情報端末6は、このガイド情報に従ってユーザーがメーター表示部12から読み取った指針値を表す音声情報を取得し(S508)、この音声情報をサーバー8に向けて送信する(S509)。
サーバー8は、この音声情報を受信し(S510)、この音声情報から検針データを算出し(S511)、記憶部24に格納する。処理部22は、この検針データを用いて検針日または検針期間を算出し(S512)、記憶部24に格納する。そして、処理部22はこの検針データを課金データに変換し(S513)、インセンティブ情報を生成する(S514)。
この課金データおよびインセンティブ情報を情報端末6に送信する(S515)。情報端末6は、この課金データおよびインセンティブ情報を受信する(S516)。
<音声による指針値申告モードおよびガイド情報>
指針値申告モードにおいて、サーバー8から情報端末6に提供されたガイド情報が情報端末6の音声出力部102から出力される。ユーザーはそのガイド情報に従い、ガスメーター4のメーター表示部12の指針値を読み取り、音声により音声入力部100から入力する。処理部14は、音声入力に係る指針値情報を記憶部16に格納する。その際、ユーザーはそのガイド情報に従い、識別情報も入力する。
この指針値情報は情報端末6からサーバー8に送信され、サーバー8側の記憶部24にある検針情報ファイル42(図6)に格納される。
<実施例3に係る検針情報ファイル42(図6)>
実施例3に係る検針情報ファイル42では、指針値情報部66に指針値情報の一例である音声情報に係る指針値情報が格納され、その他の情報は実施例1、実施例2と同様であるので、その説明を割愛する。
<実施例3の効果>
この実施例3によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) この実施例3においても、実施例1または実施例2と同様にユーザーの指針値情報の自己申告に対し、ユーザーはインセンティブ情報の提供を受け、インセンティブを受けることができる。
(2) 検針日または検針期間にサーバー8からユーザーの情報端末6に対し、検針要求やガイド情報が送出されるので、ユーザーは情報端末6により検針要求に応答し、ガイド情報に従ってガスメーター4より音声入力に係る指針値情報を取得してサーバー8に送信することにより、指針値情報を自己申告することができる。
(3) サーバー8では、音声入力に係る指針値情報を検針データに変換し、この検針データから次の検針日または検針期間を算出でき、課金データに変換できる。
(4) 音声入力に係る指針値情報によっても、検針データを以て検針日または検針期間、検針要求、検針データ、課金データの管理を自己申告をベースに一元管理できる。
(5) その他、この実施例3においても、実施例1または実施例2と同様の効果が得られる。
図15は、実施例4に係る自己申告システム2を示している。図15に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。この自己申告システム2において、図1または図4と同一部分には同一符号を付してある。
この実施例4に係る自己申告システム2は、第2の実施の形態の申告パターン4に相当する。
この自己申告システム2の一側面によれば、サーバー8が検針日または検針期間に検針要求を送信し、この検針要求を受信した情報端末6がガスメーター4と通信してガスメーター4からの指針値情報を取得してサーバー8に提供する。サーバー8は、情報端末6から提供された指針値情報を用いて検針データを算出する。したがって、この自己申告システム2によれば、ユーザーが情報端末6を媒介としてガスメーター4から取得した指針値情報を自己申告し、この自己申告に係るユーザーに対してインセンティブを提供する。
<ガスメーター4>
この実施例4に係るガスメーター4には計測部10、処理部104および通信部106が備えられる。計測部10はユーザーのガス機器32で使用されるガス使用量やガス容器30におけるガス残量を計測し、この計測値を含む指針値情報を出力する。
処理部104は、通信部106で受信した検針要求を受け、これに応答して指針値情報を通信部106に送出する。したがって、処理部104の情報処理には、a)指針値情報の取得、b)検針要求の取得、c)検針要求への応答などが含まれる。
通信部106は情報端末6からの検針要求を受信し、指針値情報を情報端末6に送信する。ガスメーター4と情報端末6の情報の送受信にはたとえば、近距離無線通信を用いればよい。
<情報端末6>
情報端末6は通信機能を備えたコンピュータを備え、ガスメーター4とサーバー8との間に媒介し、サーバー8からの検針要求に応じてガスメーター4から指針値情報を取得し、この指針値情報をサーバー8に提供する。この情報端末6には処理部14、第1の通信部18、第2の通信部108、記憶部16、表示部20が含まれる。処理部14は、記憶部16にある検針プログラムなど、各種のプログラムを実行する。この処理部14の情報処理には、d)検針要求の取得、e)自己申告モードの実行が含まれる。自己申告モードの処理には、f)検針要求の送信、g)指針値情報の取得、h)指針値情報の送信、i)課金データおよびインセンティブ情報の受領などの処理が含まれる。
通信部18はサーバー8との通信を行う。この通信部18は処理部14の制御により、サーバー8からの検針要求を受信し、この検針要求に応答して指針値情報をサーバー8に送信する。
通信部108はガスメーター4の通信部106との近距離無線通信を行う。この通信部108は処理部14の制御により、ガスメーター4への検針要求の送信、ガスメーター4からの指針値情報の受信を行う。
記憶部16にはROM、RAM、EEPROMなどの記憶素子が備えられ、検針日、検針期間、検針要求、指針値情報、インセンティブ情報などを格納する。これらの情報を格納するたとえば、指針値情報ファイル40(図5)が記憶部16に備えられる。
表示部20には処理部14の制御により、自己申告モードの実行情報などの画像が表示される。
<サーバー8>
このサーバー8は実施例1と同一であるので、その説明を割愛する。
<ガスメーター4の情報処理>
a)指針値情報の取得
処理部104は、計測部10から指針値情報を取得する。
b)検針要求の取得
処理部104は、サーバー8から発せられた検針要求を情報端末6との通信により通信部106で受信し、この検針要求を取得する。
c)検針要求への応答
処理部104は、検針要求に応答し、計測部10から取得した指針値情報を通信部106より送信する。
<情報端末6の情報処理>
d)検針要求の取得
処理部14は、サーバー8から発せられた検針要求を通信部18で受信し、この検針要求を取得する。
e)自己申告モードの実行
検針要求を取得したとき、処理部14は、自己申告モードを実行する。処理部14は、検針要求に対する応答を発することを以て、自己申告モードに移行する。この自己申告モードは、情報端末6における他の処理に優先して実行する処理である。この自己申告モードには、サーバー8から受けた検針要求の送信、指針値情報の取得およびその送信などの処理が含まれる。
f)検針要求の送信
自己申告モードの実行において、処理部14は通信部108を通じて検針要求をガスメーター4に送信する。検針要求は、サーバー8から情報端末6に対して発せられる検針処理、つまり指針値情報を取得するためのコマンドである。
g)指針値情報の取得
処理部14は、ガスメーター4から送信される指針値情報を通信部108により受信し、取得する。この指針値情報を記憶部16に格納する。
h)指針値情報の送信
処理部14は、サーバー8からの検針要求に応答し、指針値情報をサーバー8に通信部18により送信する。
i)課金データおよびインセンティブ情報の受領
処理部14は、サーバー8から送信される課金データおよびインセンティブ情報を受領する。
<サーバー8の情報処理>
実施例1と同一であるので、その説明を割愛する。
<処理シーケンス>
図16は、自己申告システム2の処理シーケンスを示している。この処理シーケンスは、本発明のプログラムまたは方法の一例である。
ガスメーター4では、処理部104が計測部10の計測値により指針値情報を取得する(S601)。
サーバー8では、処理部22で特定ユーザーの検針日または検針期間の到来を監視する(S602)。この検針日または検針期間が到来すると、サーバー8は該当するユーザーの情報端末6に指針値情報の検針要求を送信する(S603)。
情報端末6は通信部18により検針要求を受信し(S604)、この検針要求を通信部108によりガスメーター4に送信する(S605)。
ガスメーター4は、検針要求を通信部106により受信し(S606)、これに応答し指針値情報を通信部106により送信する(S607)。
情報端末6は通信部108により指針値情報を受信し(S608)、この指針値情報を記憶部16の指針値情報ファイル40(図5)に格納するとともに、通信部18を通じてサーバー8に送信する(S609)。
サーバー8は情報端末6より指針値情報を受信し(S610)、この指針値情報を情報端末6の識別情報に関係付けて記憶部24の検針情報ファイル42(図6)に格納するとともに、この指針値情報から検針データを算出する(S611)。サーバー8は、検針データを課金データに変換し(S612)、指針値情報が自己申告されたことにより、インセンティブ情報を生成する(S613)。課金データおよびインセンティブ情報は記憶部24に格納されるとともに、情報端末6に送信される(S614)。情報端末6は、サーバー8より課金データおよびインセンティブ情報を受信し(S615)、記憶部16に格納するとともに、表示部20に表示する。
<指針値情報ファイル40>
この実施例4において、指針値情報ファイル40の指針値部52にはガスメーター4から通信部108で取得した指針値情報が格納される。その他は実施例1と同一であるので、その説明を割愛する。
<第1の検針情報ファイル42>
この実施例4に係る検針情報ファイル42の指針値情報部66には情報端末6から取得した指針値情報が格納される。その他は実施例1と同一であるので、その説明を割愛する。
<実施例4の効果>
この実施例4によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) この実施例4においても、実施例1、実施例2または実施例3と同一の効果が得られる。
(2) この実施例4では、サーバー8は情報端末6を媒介とし、情報端末6とガスメーター4との間の近距離無線通信を用いて検針日または検針期間にガスメーター4から指針値情報を取得し、この指針値情報から検針データを算出し、検針日または検針期間を算出できる。
〔他の実施の形態〕
本発明には次のような他の実施の形態が含まれる。
(1) 上記実施の形態、情報端末6にはPC(Personal Computer)やスマートフォンを用いることができ、その他、サーバー8と情報の送受が可能な情報処理機能や通信機能を備える電子機器を用いてよい。
(2) 上記実施の形態では、単一の情報端末6を例示しているが、これは、複数のガスユーザーにおける情報端末の一例であり、自己申告に係る指針情報の提供を希望するガスユーザーが複数であれば、複数の情報端末6で情報端末が構成されることになる。
(3) 上記実施の形態または上記実施例では、ガスメーターを例示したが、本発明は都市ガス、LPガスのガスメーターに限定されるものではなく、水道メーター、積算電力計など、メーター指針を備えてユーザーが検針可能な機器に適応することができる。
(4) 通信手段として情報端末を例示しているが、ユーザーの既設のWi-Fi(登録商標) 機器を情報端末に用いてもよい。
(5) 第1の実施の形態におけるサーバー8に対するユーザーからの指針値情報の提供について、第2の実施の形態における実施例3、実施例4に記載したシステムを用いてもよい。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明はユーザー機器を利用して指針値情報をサーバーで受け、検針データにより検針日または検針期間を求めてユーザー側に検針要求を行うので、指針値情報の取得および検針データの算出の合理化とともに、ガス容器の交換時のガス残量の軽減など有益であり、指針値情報の自己申告に対してインセンティブが提供されるので、自己申告システムの実行性を高めることができる。
2 指針値情報自己申告システム
4 ガスメーター
6 情報端末
8 サーバー
10 計測部
12 メーター表示部
14 処理部
16 記憶部
18 通信部
20 表示部
22 処理部
24 記憶部
26 通信部
28 通信ネットワーク
30、30-1、30-2 ガス容器
32、32-1、32-2、・・・ ガス機器
34 ガス供給路
36 ガス切替器
38 入力部
40 指針値情報ファイル
42、44 検針情報ファイル
45 番号部
46 識別情報部
46-1 端末部
46-2 ユーザー部
46-3 メーター部
48 検針日部
50 検針期間部
52 指針値部
54 課金データ部
56 インセンティブ情報部
58 番号部
60 識別情報部
60-1 端末部
60-2 ユーザー部
60-3 メーター部
62 検針日部
64 検針期間部
66 指針値情報部
68 検針データ部
70 変換係数部
72 課金データ部
74 インセンティブ情報部
76 時点部
78 検針データ部
80 トレンドデータ部
82 検針要求タイミング部
84 交換タイミング部
86 撮影部
88 表示画面
90 ガイド情報画面
92 指針値・識別情報取込部
94 指針値
96 識別情報
98 指針値画像
100 音声入力部
102 音声出力部
104 処理部
106 通信部
108 通信部

Claims (12)

  1. 少なくとも、メーターと、サーバーと、情報端末とを備え、
    前記情報端末から前記サーバーに対して前記メーターから取得される指針値情報の自己申告の要請がされると、前記サーバーから前記情報端末に対して前記指針値情報の自己申告の形態として、
    ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供
    イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供
    ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供
    エ)前記メーターと前記サーバーとの間に介在させた前記情報端末から前記指針値情報の提供
    を含む申告パターンの選択情報が提供され、前記情報端末によって選択された前記申告パターンが前記サーバーに登録された後、前記情報端末から該登録された前記申告パターンによって前記指針値情報が前記サーバーに自己申告されると、前記サーバーから前記情報端末に対して登録された前記申告パターンに対応したインセンティブ情報が提供されることを特徴とする指針値情報自己申告システム。
  2. 前記サーバーは、前記申告パターンに対応した前記インセンティブ情報を生成して、前記情報端末に提供することを特徴とする請求項1に記載の指針値情報自己申告システム。
  3. 前記サーバーは、前記指針値情報から検針データを算出し、該算出した複数回の検針データにより検針日または該検針日を基準として所定の幅を持つ期間である検針期間を算出し、この検針日または検針期間の到来を監視し、前記検針日または前記検針期間に検針要求を生成し、この検針日または検針期間に前記情報端末から前記指針値情報を取得することを特徴とする請求項または請求項に記載の指針値情報自己申告システム。
  4. コンピュータに、
    サーバーから検針要求を受信し、前記サーバーに指針値情報自己申告の要請をする機能と、
    前記サーバーから前記指針値情報の自己申告の形態として、
    ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供
    イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供
    ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供
    エ)メーターと前記サーバーとの間に介在して前記指針値情報の提供
    を含む申告パターンの選択情報の提供を受ける機能と、
    選択された前記申告パターンが前記サーバーに登録された後、該登録された前記申告パターンによって前記指針値情報を前記サーバーに自己申告する機能と、
    記サーバーから登録された前記申告パターンに対応したインセンティブ情報を受信する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  5. コンピュータに、
    針要求を生成するとともに、該検針要求を受けた情報端末から指針値情報の自己申告の要請を受けると、前記情報端末に対して前記指針値情報の自己申告の形態として、
    ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供
    イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供
    ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供
    エ)メーターとの間に介在する前記情報端末から前記指針値情報の提供
    を含む申告パターンの選択情報を提供し、前記情報端末によって選択された前記申告パターンを登録する機能と、
    前記情報端末から該登録された前記申告パターンによって前記指針値情報が自己申告されると、前記情報端末に対して登録された前記申告パターンに対応したインセンティブ情報を提供する機能と、
    前記指針値情報により検針データを算出し、この算出した複数回の検針データにより検針日または該検針日を基準として所定の幅を持つ期間である検針期間を算出し、この検針日または検針期間の到来を監視し、前記検針日または前記検針期間に前記検針要求を生成する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  6. 前記申告パターンに対応した前記インセンティブ情報を生成して、前記情報端末に提供する機能をコンピュータ実現させる請求項5に記載のプログラム。
  7. サーバーからの検針要求に対して前記サーバーに指針値情報の自己申告の要請を送信し、前記サーバーから前記指針値情報の自己申告の形態として、
    ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供
    イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供
    ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供
    エ)メーターと前記サーバーとの間に介在して前記指針値情報の提供
    を含む申告パターンの選択情報の提供を受け、選択された前記申告パターンが前記サーバーに登録された後、該登録された前記申告パターンによって前記指針値情報を前記サーバーに送信することで、前記サーバーから登録された前記申告パターンに対応したインセンティブ情報を受信する通信部と、
    取得した前記指針値情報を前記通信部へ送出し、前記通信部から登録された前記申告パターンに対応した前記インセンティブ情報を取得する処理部と、
    前記検針要求、前記指針値情報、前記インセンティブ情報のいずれかまたは2以上を記憶する記憶部と、
    を備えることを特徴とする情報端末。
  8. ユーザーが情報端末から申告した指針値情報から検針データを算出し、前記情報端末から前記指針値情報を自己申告する形態として、
    ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供
    イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供
    ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供
    エ)メーターとの間に介在させた前記情報端末から前記指針値情報の提供
    を含む申告パターンから、前記指針値情報を申告した前記情報端末によって選択された前記申告パターンに対応するインセンティブを表すインセンティブ情報を生成する処理部と、
    検針要求を前記情報端末に送信し、前記情報端末によって選択された前記申告パターンを登録した後、該情報端末から該登録された前記申告パターンによって前記指針値情報を受信すると前記情報端末に対して登録された前記申告パターンに対応した前記インセンティブ情報を送信する通信部と、
    識別情報に関係付けて前記指針値情報、前記検針データ、前記検針要求、前記インセンティブ情報のいずれかまたは2以上を格納する記憶部と、
    を備えることを特徴とするサーバー。
  9. 前記処理部は、前記指針値情報から検針データを算出し、該算出した複数回の検針データにより検針日または該検針日を基準として所定の幅を持つ期間である検針期間を算出し、この検針日または検針期間の到来を監視し、この検針日または検針期間に検針要求を生成し、この検針日または検針期間に前記情報端末から前記指針値情報を取得することを特徴とする請求項に記載のサーバー。
  10. サーバーからの検針要求を情報端末で受信し、前記サーバーに指針値情報を前記情報端末から自己申告する形態として、
    ア)前記指針値情報を含む文字情報の提供
    イ)前記指針値情報を含む画像情報の提供
    ウ)前記指針値情報を含む音声情報の提供
    エ)メーターと前記サーバーとの間に介在させた前記情報端末から前記指針値情報の提供
    を含む申告パターンのいずれかを選択する工程と、
    前記情報端末によって選択された前記申告パターンによって前記情報端末から前記指針値情報を前記サーバーに自己申告する工程と、
    前記指針値情報を自己申告した前記情報端末で、選択された前記申告パターンに対応したインセンティブ情報を前記サーバーから受信する工程と、
    を含むことを特徴とする指針値情報自己申告方法。
  11. 検針要求を生成するとともに、自己申告に係る指針値情報を受信する工程と、
    前記指針値情報により検針データを算出し、この算出した複数回の検針データから算出した検針日または該検針日を基準として所定の幅を持つ期間である検針期間の到来を監視し、前記検針日または前記検針期間に前記検針要求を生成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の指針値情報自己申告方法。
  12. さらに、前記検針日または前記検針期間に前記情報端末から前記指針値情報を取得する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項11に記載の指針値情報自己申告方法。
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