JP6538552B2 - 資源使用量算出装置、資源使用量算出方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

資源使用量算出装置、資源使用量算出方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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本発明の実施形態は、資源使用量算出装置、資源使用量算出方法及びコンピュータプログラムに関する。
BMS(Building Management System)機能の一つに集中検針機能がある。集中検針機能は、ビルに備えられる電気、水、ガス等の資源の使用量を計測する積算メータの検針値から締日毎に使用量を計算し、エリア単位で料金請求用のデータを作成する機能である。この集中検針機能の一つに、メータ交換機能がある。このメータ交換機能は、設備の更新や老朽化により積算メータの交換が必要な場合に、積算メータ交換前後の検針値から締日において使用量を算出する機能である。しかしながら、従来では、前回の締日から次の締日までの間に電気、水道、ガス等の供給設備に取り付けられた積算メータの交換が複数回行われた場合には、前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出することができない可能性があった。このような問題は、積算メータに限らず通信機能を有するメータを用いた場合にも共通する問題である。
国際公開第2013/183310号 特開2013−254417号公報 特開平7−162540号公報
本発明が解決しようとする課題は、前回の締日から次の締日までの間に供給設備に取り付けられたメータの交換が複数回行われた場合であっても、前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出することができる資源使用量算出装置、資源使用量算出方法及びコンピュータプログラムを提供することである。
実施形態の資源使用量算出装置は、通信部と、記憶部と、算出部とを持つ。通信部は、資源を供給する供給設備に取り付けられて前記供給設備によって供給される前記資源の使用量を計測する計器と、自装置との間を通信により直接接続し、前記計器から前記使用量を受信する。記憶部は、前記計器の交換が行われる度に、前記通信部が前記計器から受信した交換直前の前記使用量を示す交換前検針値に基づいて算出される交換時使用量を前回の締日から次の締日までの間において交換回数に対応付けて記憶する。算出部は、前記記憶部に記憶されている同一の前記供給設備の複数の交換時使用量を用いて、前記供給設備における前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出する。
実施形態の検針システム100のシステム構成を示す図。 実施形態にかかる資源使用量算出装置10の構成を表す概略ブロック図。 交換時使用量テーブルの具体例を示す図。 使用量表示画面の表示例を示す図。 ある供給設備において交換が行われる前の使用量表示画面を表す図。 ある供給設備に取り付けられている計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面を表す図。 新たな計器20の交換登録がなされた後の使用量表示画面を表す図。 ある供給設備において計器20の交換が行われる前の使用量表示画面を表す図。 ある供給設備に取り付けられている計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面を表す図。 新たな計器20の交換登録がなされた後の使用量表示画面を表す図。 ある供給設備において交換が行われる前の使用量表示画面を表す図。 ある供給設備に取り付けられている計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面を表す図。 新たな計器20の交換登録がなされた後の使用量表示画面を表す図。 ある供給設備において計器20の交換が行われる前の使用量表示画面を表す図。 ある供給設備に取り付けられている計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面を表す図。 新たな計器20の交換登録がなされた後の使用量表示画面を表す図。 計器20の交換が1回行われた場合の処理の流れの具体例を示す図。 計器20の交換が複数回行われた場合の処理の流れの具体例を示す図。 資源使用量算出装置10の処理の流れを示すフローチャート。 指針値を実際の値より小さい値で入力してしまった場合の修正方法を説明するための図。 図20に示す処理を行った場合のデータが登録されるデータベースの具体例を示す図。 指針値を実際の値より大きい値で入力してしまった場合の修正方法を説明するための図。 図22に示す処理を行った場合のデータが登録されるデータベースの具体例を示す図。
以下、実施形態の資源使用量算出装置、資源使用量算出方法及びコンピュータプログラムを、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の検針システム100のシステム構成を示す図である。
検針システム100は、ビル等に適用される。検針システム100は、資源使用量算出装置10及び複数の計器20を備える。
資源使用量算出装置10は、計器20から得られる電気、水、ガス等の資源の使用量を示す検針値を収集し、収集した検針値に基づいて前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出する。具体的には、まず資源使用量算出装置10は、前回の締日から次の締日までの間において計器20の交換が行われる場合、計器20から交換直前の使用量を示す検針値を収集する。以下の説明では、交換直前の使用量を示す検針値を交換前検針値と記載する。次に、資源使用量算出装置10は、収集した交換前検針値に基づいて交換時使用量を算出する。交換時使用量とは、計器20のある時点から交換時点までの使用量を表す。
例えば、前回の締日から現時点の交換時までの間に同一の供給設備で一度も計器20の交換が行われていない場合には、前回の締日から現時点の交換時点までの使用量が交換時使用量である。また、例えば、前回の締日から現時点の交換時までの間に同一の供給設備で一度でも計器20の交換が行われている場合には、直近の交換時点の使用量から現時点の交換時点までの使用量が交換時使用量である。ここで、供給設備とは、電気、水、ガス等の資源を供給する設備である。資源使用量算出装置10は、上記各処理を計器20の交換の度に行う。資源使用量算出装置10は、算出した交換時使用量を交換回数に対応付けて記憶する。そして、資源使用量算出装置10は、記憶している交換時使用量と、最後の交換後から次の締日までの使用量とを用いて、同一の供給設備における前回の締日から次の締日までの合計の使用量である合計使用量を算出する。なお、締日は、どのように設定されてもよい。例えば、締日は、月末であってもよいし、予め設定された日であってもよいし、その他の日であってもよい。
計器20は、自装置が取り付けられている供給設備によって供給される電気、水、ガス等の資源の使用量を計測する。例えば、計器20は、スマートメータである。計器20は、資源使用量算出装置10から指示されたタイミングや、予め設定されているタイミングで検針を実行し、検針の結果得られた電気、水、ガス等の資源の使用量を示す検針値を資源使用量算出装置10に送信する。
図2は、実施形態にかかる資源使用量算出装置10の構成を表す概略ブロック図である。
資源使用量算出装置10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、制御プログラムを実行する。制御プログラムの実行によって、資源使用量算出装置10は、通信部101、入力部102、表示部103、記憶部104、制御部105、算出部106、修正部107を備える装置として機能する。なお、資源使用量算出装置10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、制御プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
通信部101は、計器20との間で通信を行う。通信部101は、計器20から検針値を受信する。通信部101は、検針の実行対象となる計器20に検針の実行指示を送信する。
入力部102は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、タッチパネル、ボタン等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部102は、ユーザの指示を資源使用量算出装置10に入力する際にユーザによって操作される。入力部102は、検針の実行指示、交換時使用量の修正指示の入力を受け付ける。また、入力部102は、入力装置を資源使用量算出装置10に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、入力部102は、入力装置においてユーザの入力に応じて生成された入力信号を資源使用量算出装置10に入力する。
表示部103は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部103は、使用量表示画面を表示する。使用量表示画面とは、供給設備の検針値及び使用量に関する情報が表示される画面である。表示部103は、画像表示装置を資源使用量算出装置10に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部103は、使用量表示画面を表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
記憶部104は、計器情報記憶部1041及び交換時使用量テーブル記憶部1042を用いて構成される。計器情報記憶部1041は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。計器情報記憶部1041は、計器情報を計器20毎に記憶する。計器情報とは、計器20に関する情報であり、例えば計器設置情報、毎日検針値、今月検針値、交換後検針値、交換前検針値、交換時使用量(日量)及び交換時使用量(月量)などである。計器設置情報とは、計器20が取り付けられている供給設備を識別するための情報を表す。つまり、計器情報記憶部1041は、どの計器20と、どの供給設備とが対応付けられているのかを記憶する。毎日検針値は、予め設定されたタイミングで毎日計器20によって取得された検針値を表す。今月検針値は、前回の締日において取得された検針値を表す。交換後検針値は、交換がなされた計器20の交換時の検針値を表す。交換前検針値は、交換直前に交換対象となる計器20から取得された使用量を示す検針値を表す。交換時使用量(日量)は、計器20の交換作業が行われた当日の使用量を表す。交換時使用量(月量)は、前回の締日から計器20の交換作業が行われた当日までの使用量の合計を表す。
交換時使用量テーブル記憶部1042は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。交換時使用量テーブル記憶部1042は、交換時使用量テーブルを記憶する。交換時使用量テーブルは、交換時使用量レコードによって構成される。交換時使用量レコードは、交換時使用量に関する情報を表すレコードである。交換時使用量テーブル記憶部1042は、計器20が取り付けられている供給設備毎の交換時使用量テーブルを記憶する。
図3は、交換時使用量テーブルの具体例を示す図である。
交換時使用量テーブルは、交換時使用量レコード11を複数有する。交換時使用量レコード11は、交換回数及び交換時使用量の各値を有する。交換回数の値は、ある供給設備に取り付けられた計器20が交換された回数を表す。図3では、ある供給設備に取り付けられた計器20が5回交換された場合を示している。ある交換時使用量レコード11の交換時使用量の値は、ある交換回数時に交換された計器20から取得された検針値に基づいて算出された使用量を表す。
図3に示される例では、交換時使用量テーブルには複数の交換回数時における交換時使用量の値が登録されている。図3において、交換時使用量テーブルの最上段に登録されている交換時使用量レコード11は、交換回数の値が“1”、交換時使用量の値が“A1”である。すなわち、ある供給設備に取り付けられた計器20の1回目の交換時に、計器20から取得された検針値に基づいて算出された交換時使用量が“A1”であることが表されている。
図2に戻って、資源使用量算出装置10の説明を続ける。
制御部105は、資源使用量算出装置10の各機能部を制御する。例えば、制御部105は、入力部102を介して検針の実行指示が入力されると、通信部101を制御して検針の実行指示を計器20に送信させる。また、制御部105は、表示部103を制御して使用量表示画面を表示させる。また、制御部105は、ユーザの指示に応じて、交換時使用量テーブルに登録されている交換時使用量を、交換回数に対応付けて表示部103に表示させる。具体的には、制御部105は、ユーザの指示に応じて、交換時使用量テーブル記憶部1042に記憶されている供給設備毎の交換時使用量テーブルの中からユーザの指示された供給設備の交換時使用量テーブルを読み出す。次に、制御部105は、読み出した交換時使用量テーブルに登録されている交換回数及び交換時使用量を全て取得する。そして、制御部105は、取得した交換回数及び交換時使用量を対応付けて表示部103に表示させる。以下、交換回数及び交換時使用量が対応付けて表示された画面を月データ表示画面と記載する。
算出部106は、計器情報記憶部1041に記憶されている計器情報と、交換時使用量テーブル記憶部1042に記憶されている交換時使用量テーブルとを入力する。算出部106は、入力された計器情報と、交換時使用量テーブルとに基づいて交換時使用量、交換時使用量(日量)及び交換時使用量(月量)を供給設備毎に算出する。算出部106は、交換時使用量(月量)と、最後の交換後から次の締日までの使用量とを用いて、同一の供給設備における前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出する。また、算出部106は、修正部107によって修正された交換時使用量に基づいて交換時使用量(月量)を算出する。
修正部107は、入力部102を介して、月データ表示画面に表示されている交換時使用量の修正指示が入力されると、入力された修正指示に基づいて交換時使用量テーブルに登録されている交換時使用量を修正する。例えば、修正部107は、交換時使用量テーブルに登録されている交換時使用量を、入力部102から入力された値に書き換える。
図4は、使用量表示画面の表示例を示す図である。図4に示されるように、使用量表示画面には、複数の検針値及び複数の使用量に関する情報が表示される。具体的には、使用量表示画面には、毎日検針値、今月検針値又は交換後検針値、交換前検針値、交換時使用量(日量)、交換時使用量及び交換時使用量(月量)の情報が表示される。なお、図4に示す使用量表示画面は、ある供給設備における資源の使用量を表す画面である。毎日検針値は、領域31に表示される。今月検針値又は交換後検針値は、領域32に表示される。なお、この供給設備において前回の締日から次の締日までの間で一度も計器20の交換が行われていない場合には、今月検針値が領域32に表示される。また、この供給設備において前回の締日から次の締日までの間で一度でも計器20の交換が行われている場合には、この供給設備における直近の交換後検針値が領域32に表示される。交換前検針値は、領域33及び34に表示される。交換時使用量(日量)は、領域35に表示される。交換時使用量は、領域36に表示される。交換時使用量(月量)は、領域37に表示される。
以下、図5〜図17を用いて、ある供給設備に関する使用量表示画面の表示例について複数の場面を例に説明する。まず、前回の締日から次の締日までの間で初めて計器20の交換が行われる場面における表示例について説明する。前回の締日から次の締日までの間で初めて計器20の交換が行われる場面では、以下のような流れで処理が行なわれる。まず、交換対象となる計器20が取り付けられている供給設備が選択される。次に、交換対象となる計器20によって交換前の検針が実行される。そして、資源使用量算出装置10を操作するユーザによって交換後の計器20の交換直後の検針値が登録される。上記各処理が行なわれた時点の使用量表示画面の表示例をそれぞれ図5〜図7に示す。
図5は、ある供給設備において交換が行われる前の使用量表示画面を表す図である。図5に示す使用量表示画面は、資源使用量算出装置10のユーザが、複数の供給設備の中から交換対象となる計器20が取り付けられているある供給設備を選択することによって表示される。また、前提条件として、ある供給設備に取り付けられている計器20から取得された毎日検針値が“100”であり、今月検針値が“50”であるとする。これらの値は、計器情報記憶部1041に記憶される。図5に示されるように、毎日検針値及び今月検針値又は交換後検針値にはそれぞれ、“100”及び“50”の値が表示されている。現時点では計器20の交換がまだ行われていないため、交換時使用量(日量)と、交換時使用量(月量)とには値“0”が表示される。さらに、現時点では計器20による交換前の検針が実行されていないため、交換前検針値と、交換時使用量とには値が表示されない。
図6は、ある供給設備に取り付けられている計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面を表す図である。図6に示す使用量表示画面は、資源使用量算出装置10のユーザの指示によって、計器20が検針を実行し、資源使用量算出装置10が計器20から検針値を取得した後に表示される。ここで、取得された検針値を“110”とする。図6に示されるように、計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面には、交換前検針値及び交換時使用量が新たに表示され、交換時使用量(日量)及び交換時使用量(月量)が取得された値に基づいて新たな値として表示される。
具体的に説明する。交換前検針値には、取得された検針値“110”が表示される。交換時使用量(日量)には、交換前検針値“110”から毎日検針値“100”を減算した値“10”が表示される。交換時使用量には、交換前検針値“110”から今月検針値又は交換後検針値“50”を減算した値“60”が表示される。交換時使用量(月量)には、交換前検針値“110”から今月検針値又は交換後検針値“50”を減算した値“60”が表示される。
図7は、新たな計器20の交換登録がなされた後の使用量表示画面を表す図である。ここで、交換後検針値を“0”とする。また、交換登録とは、ユーザが、交換された新たな計器20の識別情報と、新たに交換された計器20が取り付けられた供給設備の情報と、交換後検針値とを入力部102を介して入力することによって新たな計器20の登録を行うことである。図7に示されるように、交換登録がなされた後の使用量表示画面では、交換前検針値と、交換時使用量とが表示されない。また、今月検針値又は交換後検針値には、新たに登録された計器20から取得された交換後検針値“0”が表示される。
次に、別の日に同一供給設備の計器20の交換(例えば、2回目の計器20交換)が行われる場面における表示例について説明する。別の日に同一供給設備の計器20の交換が行われる場面における使用量表示画面の表示例を時系列に図8〜図10に示す。
図8は、ある供給設備において計器20の交換が行われる前の使用量表示画面を表す図である。図8に示す使用量表示画面は、資源使用量算出装置10のユーザが、複数の供給設備の中から前回交換が行われた計器20が取り付けられているある供給設備を選択することによって表示される。また、前提条件として、ある供給設備に取り付けられている計器20から取得された毎日検針値が“200”であり、交換後検針値が“0”であり、交換時使用量(日量)が“0”であり、交換時使用量(月量)が“60”であるとする。これらの値は、計器情報記憶部1041に記憶される。図8に示されるように、毎日検針値、今月検針値又は交換後検針値、交換時使用量(日量)及び交換時使用量(月量)にはそれぞれ、“200”、“0”、“0”及び“60”の値が表示されている。なお、現時点では計器20による交換前の検針が実行されていないため、交換前検針値と、交換時使用量とには値が表示されない。
図9は、ある供給設備に取り付けられている計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面を表す図である。図9に示す使用量表示画面は、資源使用量算出装置10のユーザの指示によって、計器20が検針を実行し、資源使用量算出装置10が計器20から検針値を取得した後に表示される。ここで、取得された検針値を“220”とする。図9に示されるように、計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面には、交換前検針値及び交換時使用量が新たに表示され、交換時使用量(日量)及び交換時使用量(月量)が取得された値に基づいて新たな値として表示される。
具体的に説明する。交換前検針値には、取得された検針値“220”が表示される。交換時使用量(日量)には、交換前検針値“220”から毎日検針値“200”を減算した値“20”が表示される。交換時使用量には、交換前検針値“220”から今月検針値又は交換後検針値“0”を減算した値“220”が表示される。交換時使用量(月量)には、交換前検針値“220”から今月検針値又は交換後検針値“0”を減算した値“220”を、前回の交換(例えば、1回目の交換)時の使用量“60”に加算した値“280”が表示される。
図10は、新たな計器20の交換登録がなされた後の使用量表示画面を表す図である。ここで、交換直後の検針値を“1”とする。図10に示されるように、交換登録がなされた後の使用量表示画面では、交換前検針値と、交換時使用量とが表示されない。また、毎日検針値には“1”(交換直後に毎日検針が行われた場合)、今月検針値又は交換後検針値には、新たに登録された計器20から取得された交換後検針値“1”が表示される。
次に、同じ日に同一供給設備の計器20が複数回交換(例えば、2回の計器20交換)される場面における表示例について説明する。同じ日に同一供給設備の計器20が複数回交換される場面における使用量表示画面の表示例を時系列に図11〜図17に示す。
図11は、ある供給設備において交換が行われる前の使用量表示画面を表す図である。図11に示す使用量表示画面は、資源使用量算出装置10のユーザが、複数の供給設備の中から交換対象となる計器20が取り付けられているある供給設備を選択することによって表示される。また、前提条件として、ある供給設備に取り付けられている計器20から取得された毎日検針値が“120”であり、今月検針値が“100”であるとする。これらの値は、計器情報記憶部1041に記憶される。図11に示されるように、毎日検針値及び今月検針値又は交換後検針値にはそれぞれ、“120”及び“0”の値が表示されている。現時点では計器20の交換がまだ行われていないため、交換時使用量(日量)と、交換時使用量(月量)とには値“0”が表示される。さらに、現時点では計器20による交換前の検針が実行されていないため、交換前検針値と、交換時使用量とには値が表示されない。
図12は、ある供給設備に取り付けられている計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面を表す図である。図12に示す使用量表示画面は、資源使用量算出装置10のユーザの指示によって、計器20が検針を実行し、資源使用量算出装置10が計器20から検針値を取得した後に表示される。ここで、取得された検針値を“150”とする。図12に示されるように、計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面には、交換前検針値及び交換時使用量が新たに表示され、交換時使用量(日量)及び交換時使用量(月量)が取得された値に基づいて新たな値として表示される。
具体的に説明する。交換前検針値には、取得された検針値“150”が表示される。交換時使用量(日量)には、交換前検針値“150”から毎日検針値“120”を減算した値“30”が表示される。交換時使用量には、交換前検針値“150”から今月検針値又は交換後検針値“100”を減算した値“50”が表示される。交換時使用量(月量)には、交換前検針値“150”から今月検針値又は交換後検針値“100”を減算した値“50”が表示される。
図13は、新たな計器20の交換登録がなされた後の使用量表示画面を表す図である。ここで、交換直後の検針値を“10”とする。図13に示されるように、交換登録がなされた後の使用量表示画面では、交換前検針値と、交換時使用量とが表示されない。また、毎日検針値には“10”(交換直後に毎日検針が行われた場合)、今月検針値又は交換後検針値には、新たに登録された計器20から取得された交換後検針値“10”が表示される。
図14は、ある供給設備において計器20の交換が行われる前の使用量表示画面を表す図である。図14に示す使用量表示画面は、資源使用量算出装置10のユーザが、複数の供給設備の中から前回交換が行われた計器20が取り付けられているある供給設備を選択することによって表示される。例えば、ユーザが、前回交換を行ってから数時間後の供給設備を選択したとする。そのため、図14に示す使用量表示画面は、前回の計器20の交換が、供給設備が選択された日と同日であるため図13の使用量表示画面と同じ画面である。
図15は、ある供給設備に取り付けられている計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面を表す図である。図15に示す使用量表示画面は、資源使用量算出装置10のユーザの指示によって、計器20が検針を実行し、資源使用量算出装置10が計器20から検針値を取得した後に表示される。ここで、取得された検針値を“20”とする。図15に示されるように、計器20から検針値が取得された後の使用量表示画面には、交換前検針値と、交換時使用量(日量)と、交換時使用量と、交換時使用量(月量)とが新たに表示される。
具体的に説明する。交換前検針値には、取得された検針値“20”が表示される。交換時使用量には、交換前検針値“20”から今月検針値又は交換後検針値“10”を減算した値“10”が表示される。交換時使用量(日量)には、交換前検針値“20”から交換時使用量“10”を減算した値“10”を、前回の交換(例えば、1回目の交換)時における交換時使用量(日量)“30”に加算した値“40”が表示される。交換時使用量(月量)には、交換前検針値“20”から今月検針値又は交換後検針値“10”を減算した値“10”を、前回の交換(例えば、1回目の交換)時における交換時使用量(月量)“50”に加算した値“60”が表示される。
図16は、新たな計器20の交換登録がなされた後の使用量表示画面を表す図である。ここで、交換直後の検針値を“1”とする。図16に示されるように、交換登録がなされた後の使用量表示画面では、交換前検針値と、交換時使用量とが表示されない。また、今月検針値又は交換後検針値には、新たに登録された計器20から取得された交換後検針値“1”が表示される。
次に、図17を用いて計器20の交換が1回行われた場合の処理の流れ及び図18を用いて計器20の交換が複数回行われた場合の処理の流れについて具体例を挙げて説明する。
図17は、計器20の交換が1回行われた場合の処理の流れの具体例を示す図である。図17に示す例では、前回の締日を10月31日の2時20分、次の締日を11月30日の2時20分、毎日検針実施日時を2時20分としている。また、ここでは、乗数を1として、指針値=検針値であるとする。図17における横軸は時間を表し、縦軸は指針値を表している。資源使用量算出装置10は、前回の締日(10月31日の2時20分)における検針値として指針値a1を取得する。その後、11月20日の10時30分に計器20の交換が行われるとする。資源使用量算出装置10は、計器20の交換が行われる前の検針によって、交換前検針値として指針値a3を取得する。資源使用量算出装置10は、取得した指針値a3から指針値a1を減算することによって、前回の締日から計器20の交換前までの使用量Aを算出する。資源使用量算出装置10は、算出した使用量Aを交換時使用量として計器20の交換回数に対応付けて交換時使用量テーブルに登録する。
交換後の計器20の指針値がb1であるとすると、資源使用量算出装置10は交換後検針値として指針値b1の値を取得する。資源使用量算出装置10は、毎日検針実施日時である2時20分に定期的に毎日検針値を取得する。その後、計器20の交換が行われず、次の締日(11月30日の2時20分)を迎えると、資源使用量算出装置10は前回の締日(10月31日の2時20分)から次の締日(11月30日の2時20分)までの合計使用量を算出する。具体的には、まず資源使用量算出装置10は、現時点(11月30日の2時20分)において最後に取得された指針値b3から指針値b1を減算することによって、計器20の交換後(11月20日の2時20分)からの次の締日(11月30日の2時20分)までの使用量Bを算出する。そして、資源使用量算出装置10は、算出した使用量Aと、使用量Bとを合算することによって、前回の締日(10月31日の2時20分)から次の締日(11月30日の2時20分)までの合計使用量を算出する。
図18は、計器20の交換が複数回行われた場合の処理の流れの具体例を示す図である。図18に示す例では、前回の締日を10月31日の2時20分、次の締日を11月30日の2時20分、毎日検針実施日時を2時20分としている。また、ここでは、乗数を1として、指針値=検針値であるとする。図18における横軸は時間を表し、縦軸は指針値を表している。資源使用量算出装置10は、前回の締日(10月31日の2時20分)における検針値として指針値a1を取得する。その後、11月10日の10時30分に計器20の交換が行われるとする。資源使用量算出装置10は、計器20の交換が行われる前の検針によって、交換前検針値として指針値a3を取得する。資源使用量算出装置10は、取得した指針値a3から指針値a1を減算することによって、前回の締日から計器20の交換前までの使用量Aを算出する。資源使用量算出装置10は、算出した使用量Aを交換時使用量として計器20の交換回数に対応付けて交換時使用量テーブルに登録する。例えば、資源使用量算出装置10は、交換回数“1”と、交換時使用量“A”とを対応付けて交換時使用量テーブルに登録する。
交換後の計器20の指針値がb1であるとすると、資源使用量算出装置10は交換後検針値として指針値b1の値を取得する。資源使用量算出装置10は、毎日検針実施日時である2時20分に定期的に毎日検針値を取得する。その後、11月20日の8時15分に2回目の計器20の交換が行われるとする。資源使用量算出装置10は、計器20の交換が行われる前の検針によって、交換前検針値として指針値b3を取得する。資源使用量算出装置10は、取得した指針値b3から指針値b1を減算することによって、1回目の計器20の交換後から2回目の計器20の交換前までの使用量Bを算出する。資源使用量算出装置10は、算出した使用量Bを交換時使用量として計器20の交換回数に対応付けて交換時使用量テーブルに登録する。例えば、資源使用量算出装置10は、交換回数“2”と、交換時使用量“B”とを対応付けて交換時使用量テーブルに登録する。
交換後の計器20の指針値がc1であるとすると、資源使用量算出装置10は交換後検針値として指針値c1の値を取得する。その後、計器20の交換が行われず、次の締日(11月30日の2時20分)を迎えると、資源使用量算出装置10は前回の締日(10月31日の2時20分)から次の締日(11月30日の2時20分)までの合計使用量を算出する。具体的には、まず資源使用量算出装置10は、現時点(11月30日の2時20分)において最後に取得された指針値c3から指針値c1を減算することによって、2回目の計器20の交換後(11月20日の8時15分)からの次の締日(11月30日の2時20分)までの使用量Cを算出する。そして、資源使用量算出装置10は、算出した使用量Aと、使用量Bと、使用量Cとを合算することによって、前回の締日(10月31日の2時20分)から次の締日(11月30日の2時20分)までの合計使用量を算出する。なお、3回目以降の処理は、上記の2回目の処理と同様の処理が行なわれる。
図19は、資源使用量算出装置10の処理の流れを示すフローチャートである。図19の処理は、計器20の交換が行われる度に実行される。つまり、図19の処理は、計器20に検針の実行指示が送信されたタイミングで実行される。
制御部105は、通信部101を介して交換対象となる計器20から交換前検針値を取得する(ステップS101)。制御部105は、交換時使用量テーブル記憶部1042に記憶されている交換時使用量テーブルのうち交換前検針値の取得元である計器20が取り付けられている供給設備に対応する交換時使用量テーブルを参照し、前回の締日から次の締日までの間で交換前検針値の取得元である計器20が取り付けられている供給設備において初めての交換であるか否か判定する(ステップS102)。具体的には、制御部105は、交換時使用量テーブルに値が登録されていない場合に初めての交換であると判定する。一方、制御部105は、交換時使用量テーブルに値が登録されている場合に初めての交換ではないと判定する。以下、交換前検針値の取得元である計器20が取り付けられている供給設備を交換対象供給設備と記載する。
初めての交換であると判定された場合(ステップS102−YES)、算出部106は計器情報記憶部1041に記憶されている交換対象供給設備に対応する計器20の今月検針値と、取得された交換前検針値とから交換時使用量を算出する(ステップS103)。具体的には、算出部106は、交換前検針値から今月検針値を減算することによって交換時使用量を算出する。一方、初めての交換ではないと判定された場合(ステップS102−NO)、算出部106は計器情報記憶部1041に記憶されている交換対象供給設備に対応する計器20の交換後検針値と、取得された交換前検針値とから交換時使用量を算出する(ステップS104)。具体的には、算出部106は、交換前検針値から交換後検針値を減算することによって交換時使用量を算出する。
算出部106は、算出した交換時使用量を交換時使用量テーブル記憶部1042に記憶する(ステップS105)。具体的には、ステップS102の処理で初めての交換であると判定されている場合には、算出部106は交換対象供給設備に対応する交換時使用量テーブルにおける交換回数“1”に対応付けて、算出した交換時使用量を記憶する。また、ステップS102の処理で初めての交換ではないと判定されている場合には、算出部106は交換対象供給設備に対応する交換時使用量テーブルにおいて対応する交換回数に対応付けて、算出した交換時使用量を記憶する。
算出部106は、計器情報記憶部1041に記憶されている交換対象供給設備に対応する計器20から取得された毎日検針値と、今月検針値又は交換後検針値と、交換時使用量テーブルと、に基づいて交換時使用量(日量)及び交換時使用量(月量)を算出する(ステップS106)。算出部106は、算出した交換時使用量(日量)及び交換時使用量(月量)を交換対象供給設備に対応する計器20に対応付けて計器情報記憶部1041に記憶する。その後、制御部105は、ステップS101の処理で取得された交換前検針値と、交換時使用量テーブルに記憶されている交換時使用量と、ステップS106の処理で算出された交換時使用量(日量)及び交換時使用量(月量)と、に基づいて使用量表示画面の表示を制御する(ステップS107)。具体的には、ステップS102の処理で初めての交換であると判定されている場合には、例えば制御部105は図6に示すような使用量表示画面を表示部103に表示する。ステップS102の処理で初めての交換ではないと判定されている場合には、例えば制御部105は図9に示すような使用量表示画面を表示部103に表示する。
その後、制御部105は、計器20の交換登録が行われたか否か判定する(ステップS108)。具体的には、入力部102を介して、新たに交換された計器20の識別情報と、新たに交換された計器20が取り付けられた供給設備の情報と、交換後検針値とが入力された場合に、制御部105は計器20の交換登録が行われたと判定する。一方、それ以外の場合には制御部105は計器20の交換登録が行われていないと判定する。計器20の交換登録が行われていない場合(ステップS108−NO)、資源使用量算出装置10はステップS108の処理を繰り返し実行する。一方、計器20の交換登録が行われた場合(ステップS108−YES)、制御部105は入力された情報などに基づいて使用量表示画面の表示を制御する(ステップS109)。例えば、制御部105は図7、図10、図13などに示すような使用量表示画面を表示部103に表示する。
以上のように構成された資源使用量算出装置10によれば、前回の締日から次の締日までの間に供給設備に取り付けられたメータの交換が複数回行われた場合であっても、前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出することが可能になる。以下、この効果について具体的に説明する。
資源使用量算出装置10は、前回の締日から次の締日までの間に、供給設備毎に交換時使用量を計器20の交換回数に対応付けて記憶する。つまり、資源使用量算出装置10は、前回の締日から次の締日までの間に5回同じ供給設備で計器20の交換が行われた場合には、5回分の交換時使用量を記憶する。そして、資源使用量算出装置10は、締日において、記憶している交換時使用量と、最後の交換から締日までの使用量とを用いて、前回の締日から次の締日までの間の合計使用量を供給設備毎に算出する。そのため、資源使用量算出装置10は、前回の締日から次の締日までの間に供給設備に取り付けられたメータの交換が複数回行われた場合であっても、前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出することが可能になる。
また、資源使用量算出装置10は、ユーザの操作に応じて、記憶している交換時使用量を修正する。そのため、検針値に間違いがあった場合などに即座に修正することができる。
また、資源使用量算出装置10は、次の締日までに計器20の交換がなされた場合には、使用量表示画面において交換時使用量(月量)だけでなく、交換前検針値及び交換時使用量も表示する。これにより、交換時使用量(月量)が間違えていた場合に、どのタイミングで間違えていたのかを確認しやすくなる。そのため、修正に要する時間を削減することが可能になる。
また、資源使用量算出装置10は、ユーザの指示に応じて、交換時使用量テーブルに登録されている交換時使用量を、交換回数に対応付けて表示する。そのため、ユーザは、表示された情報を見ることによって、前回の締日から次の締日までの間に計器20の交換が何回行われたのかを把握することができる。
以下、資源使用量算出装置10の変形例について説明する。
制御部105は、所定のタイミングで、交換時使用量テーブルに登録されている交換時使用量を削除するように構成されてもよい。所定のタイミングは、例えば前回の締日から次の締日までの使用量の合計である合計使用量が算出された後のタイミングであってもよいし、合計使用量が算出された後にユーザから削除の指示が入力されたタイミングであってもよいし、その他のタイミングであってもよい。
本実施形態では、計器20から直接資源使用量算出装置10に検針値が送信される構成を示したが、計器20と資源使用量算出装置10との間にデータの伝送を行う機器(例えば、無線伝送盤など)が設けられてもよい。
計器20には通信機能を備えないメータが含まれてもよい。計器20が通信機能を備えないメータである場合には、作業員が計器20の指針値を読み取って、資源使用量算出装置10を操作するユーザは作業員が読み取った指針値を資源使用量算出装置10に入力する必要がある。この場合には、ユーザが誤った指針値を入力してしまう場合が考えられる。そうすると、合計使用量の値に誤りが生じてしまう。以下、この場合の使用量の修正方法について説明する。
図20は、指針値を実際の値より小さい値で入力してしまった場合の修正方法を説明するための図である。図20における横軸は時間を表し、縦軸は指針値を表している。作業員は、前回の締日における指針値Aとして“50”を計器20から読み取る。その後、ユーザは、作業員が読み取った指針値“50”を資源使用量算出装置10に入力する。その後、計器20の交換が行われるとする。この際、作業員は、計器20の交換が行われる前の検針によって、交換前検針値として指針値B1(例えば、170)を読み取る。ここで、ユーザが、作業員が読み取った指針値B1を資源使用量算出装置10に入力するところ、誤って指針値B1よりa(例えば、50)だけ小さい指針値B2(例えば、120)と入力したとする。資源使用量算出装置10は、入力された指針値B2から指針値Aを減算した値に乗数(例えば、1)を乗算することによって、前回の締日から計器20の交換前までの使用量X(例えば、70)を算出する。
交換後の計器20の指針値がC1(例えば、0)であるとすると、資源使用量算出装置10はユーザの入力により交換後指針値として指針値C1の値を取得する。その後、所定の日時経過後に交換前検針値を誤ってaだけ小さく入力してしまったことに気付いた場合、ユーザは指針値の修正を行う。具体的には、まずユーザは、作業員から現時点における計器20の指針値C2(例えば、40)を取得する。次に、ユーザは、取得した指針値C2にaを加算した値C3(例えば、90)を交換前検針値として資源使用量算出装置10に入力する。また、ユーザは、計器20の実際の指針値C2を交換後指針値として入力する。そして、作業員は、次の締日において指針値として指針値C4(例えば、107)を計器20から読み取る。その後、ユーザは、作業員が読み取った指針値C4を資源使用量算出装置10に入力する。その後、資源使用量算出装置10は、入力された値に基づいて、締日において合成使用量を算出する。例えば、資源使用量算出装置10は、T回目の処理における使用量であるX(B2−A)と、T+1回目の処理における使用量であるY(C3−C1)と、(C4−C2)とを合算することによって合成使用量を算出する。このような処理を行うことによって指針値を実際の値より小さい値を入力してしまった場合であっても使用量を修正して合計使用量を算出することができる。
図21は、図20に示す処理を行った場合のデータが登録されるデータベースの具体例を示す図である。図21に示すデータベースは、交換時使用量テーブルとして交換時使用量テーブル記憶部1042に記憶されてもよい。データベースは、レコードを複数有する。レコードは、処理実施日、検針結果反映日、交換前検針値、交換後指針値、交換後乗数、交換前乗数及び交換時使用量の各値を有する。処理実施日の値は、計器20に対する処理が行なわれた日時を表す。ここで、処理とは、上記のような計器20自体の交換や、指針値の修正を含む。あるレコードの検針結果反映日の値は、ある処理実施日に実行された処理の結果を反映した日にちを表す。あるレコードの交換前検針値の値は、ある処理実施日に実行された処理によって、ユーザから入力された交換前検針値を表す。あるレコードの交換後指針値の値は、ある処理実施日に実行された処理によって、ユーザから入力された計器20の指針値を表す。あるレコードの交換後乗数の値は、ある処理実施日に実行された処理によってユーザから入力された乗数を表す。あるレコードの交換前乗数の値は、ある処理実施日に実行された処理の1つ前の処理でユーザから入力された乗数を表す。あるレコードの交換時使用量の値は、計器20から取得された検針値に基づいて算出された使用量を表す。
図21に示される例では、データベースには2つのレコードが登録されている。図21において、データベースの最上段に登録されているレコードには図20におけるT回目の処理におけるデータが登録されており、データベースの2段目に登録されているレコードには図20におけるT+1回目の処理におけるデータが登録されている。データベースの最上段に登録されているレコードを例に交換前検針値、交換後指針値、交換後乗数、交換前乗数及び交換時使用量の各値(120、0、1、1及び70)について説明する。交換前検針値“120”は、ユーザが交換前検針値として入力した指針値である。正しい指針値はB1(170)であったが、ユーザが誤ってB2(120)と入力したため“120”が登録されている。交換後指針値“0”は、ユーザが入力した指針値C1である。交換後乗数“1”は、ユーザが入力した交換後の計器20の乗数である。交換前乗数“1”は、ユーザがT−1回目の処理で入力した計器20の乗数である。交換時使用量“70”は、交換前検針値“120”から前回の締日における計器20の指針値A“50”を減算した値である。
また、データベースの2段目に登録されているレコードを例に交換前検針値、交換後指針値、交換後乗数、交換前乗数及び交換時使用量の各値(90、50、1、1及び90)について説明する。交換前検針値“90”は、ユーザが交換前検針値として入力した指針値である。正しい指針値はC2(40)であったが、T回目の処理においてユーザが誤って入力した値a(50)を修正するためaの値を加算した“90”が登録されている。交換後指針値“50”は、ユーザが入力した指針値C2である。修正のためであり実際の計器20の交換を行わないので交換後の指針値はC2の値が登録される。交換後乗数“1”は、ユーザが入力した交換後の計器20の乗数である。交換前乗数“1”は、ユーザがT回目の処理で入力した計器20の乗数である。交換時使用量“90”は、交換前検針値“90”からT回目の処理における交換後指針値“0”を減算した値である。
図22は、指針値を実際の値より大きい値で入力してしまった場合の修正方法を説明するための図である。図22における横軸は時間を表し、縦軸は指針値を表している。作業員は、前回の締日における指針値Aとして“50”を計器20から読み取る。その後、ユーザは、作業員が読み取った指針値“50”を資源使用量算出装置10に入力する。その後、計器20の交換が行われるとする。この際、作業員は、計器20の交換が行われる前の検針によって、交換前検針値として指針値B3(例えば、120)を読み取る。ここで、ユーザが、作業員が読み取った指針値B3を資源使用量算出装置10に入力するところ、誤って指針値B3よりa(例えば、50)だけ大きい指針値B4(例えば、170)と入力したとする。資源使用量算出装置10は、入力された指針値B4から指針値Aを減算した値に乗数(例えば、1)を乗算することによって、前回の締日から計器20の交換前までの使用量X1(例えば、120)を算出する。
交換後の計器20の指針値がC5(例えば、0)であるとすると、資源使用量算出装置10はユーザの入力により交換後指針値として指針値C5の値を取得する。その後、所定の日時経過後に交換前検針値を誤ってaだけ大きく入力してしまったことに気付いた場合、ユーザは指針値の修正を行う。具体的には、まずユーザは、作業員から現時点における計器20の指針値C6(例えば、60)を取得する。次に、ユーザは、取得した指針値C6からaを減算した値C7(例えば、10)を交換前検針値として資源使用量算出装置10に入力する。また、ユーザは、計器20の実際の指針値C6を交換後指針値として入力する。そして、作業員は、次の締日において指針値として指針値C8(例えば、107)を計器20から読み取る。その後、ユーザは、作業員が読み取った指針値C8を資源使用量算出装置10に入力する。その後、資源使用量算出装置10は、入力された値に基づいて、締日において合成使用量を算出する。例えば、資源使用量算出装置10は、T回目の処理における使用量であるX1(B4−A)と、T+1回目の処理における使用量であるY1(C7−C5)と、(C8−C6)とを合算することによって合成使用量を算出する。このような処理を行うことによって指針値を実際の値より大きい値で入力してしまった場合であっても使用量を修正して合計使用量を算出することができる。
図23は、図22に示す処理を行った場合のデータが登録されるデータベースの具体例を示す図である。図23に示すデータベースは、図21に示すデータベースと同じであるため説明を省略する。図23に示される例では、データベースには2つのレコードが登録されている。図23において、データベースの最上段に登録されているレコードには図22におけるT回目の処理におけるデータが登録されており、データベースの2段目に登録されているレコードには図22におけるT+1回目の処理におけるデータが登録されている。データベースの最上段に登録されているレコードを例に交換前検針値、交換後指針値、交換後乗数、交換前乗数及び交換時使用量の各値(170、0、1、1及び120)について説明する。交換前検針値“170”は、ユーザが交換前検針値として入力した指針値である。正しい指針値はB3(120)であったが、ユーザが誤ってB4(170)と入力したため“170”が登録されている。交換後指針値“0”は、ユーザが入力した指針値C5である。交換後乗数“1”は、ユーザが入力した交換後の計器20の乗数である。交換前乗数“1”は、ユーザがT−1回目の処理で入力した計器20の乗数である。交換時使用量“120”は、交換前検針値“170”から前回の締日における計器20の指針値A“50”を減算した値である。
また、データベースの2段目に登録されているレコードを例に交換前検針値、交換後指針値、交換後乗数、交換前乗数及び交換時使用量の各値(10、60、1、1及び10)について説明する。交換前検針値“10”は、ユーザが交換前検針値として入力した指針値である。正しい指針値はC6(60)であったが、T回目の処理においてユーザが誤って入力した値a(50)を修正するためaの値を減算した“10”が登録されている。交換後指針値“60”は、ユーザが入力した指針値C6である。修正のためであり実際の計器20の交換を行わないので交換後の指針値はC6の値が登録される。交換後乗数“1”は、ユーザが入力した交換後の計器20の乗数である。交換前乗数“1”は、ユーザがT回目の処理で入力した計器20の乗数である。交換時使用量“10”は、交換前検針値“10”からT回目の処理における交換後指針値“0”を減算した値である。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、電気、水、ガス等の資源を供給する供給設備に取り付けられ、供給設備によって消費される資源の使用量を計測する計器20の交換が行われる度に、計器20から得られる交換時使用量を前回の締日から次の締日までの間において交換回数に対応付けて記憶する交換時使用量テーブル記憶部1042と、交換時使用量テーブル記憶部1042に記憶されている同一供給設備の複数の交換時使用量を用いて、同一供給設備における前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出する算出部106と、を持つことにより、前回の締日から次の締日までの間に供給設備に取り付けられたメータの交換が複数回行われた場合であっても、前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…資源使用量算出装置,20…計器,101…通信部,102…入力部,103…表示部,104…記憶部,1041…計器情報記憶部,1042…交換時使用量テーブル記憶部,105…制御部,106…算出部,107…修正部

Claims (5)

  1. 資源を供給する供給設備に取り付けられて前記供給設備によって供給される前記資源の使用量を計測する計器と、自装置との間を通信により直接接続し、前記計器から前記使用量を受信する通信部と、
    前記計器の交換が行われる度に、前記通信部が前記計器から受信した交換直前の前記使用量を示す交換前検針値に基づいて算出される交換時使用量を前回の締日から次の締日までの間において交換回数に対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている同一の前記供給設備の複数の交換時使用量を用いて、前記供給設備における前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出する算出部と、
    を備える資源使用量算出装置。
  2. 前記交換前検針値及び前記交換時使用量を表示する表示部をさらに備える、請求項1に記載の資源使用量算出装置。
  3. 前記記憶部に記憶されている前記交換時使用量を、前記交換時使用量として新たに入力された値に修正する修正部をさらに備え、
    前記算出部は、入力された前記値と、修正がなされていない他の交換時使用量と、を用いて前記供給設備における前記合計使用量を算出する、請求項1又は2に記載の資源使用量算出装置。
  4. 資源を供給する供給設備に取り付けられて前記供給設備によって供給される前記資源の使用量を計測する計器と、自装置との間を通信により直接接続し、前記計器から前記使用量を受信する通信ステップと、
    前記計器の交換が行われる度に、前記通信ステップにおいて前記計器から受信した交換直前の前記使用量を示す交換前検針値に基づいて算出される交換時使用量を前回の締日から次の締日までの間において交換回数に対応付けて記憶する記憶部に記憶されている同一の前記供給設備の複数の交換時使用量を用いて、前記供給設備における前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出する算出ステップ
    を有する資源使用量算出方法。
  5. 資源を供給する供給設備に取り付けられて前記供給設備によって供給される前記資源の使用量を計測する計器と、自装置との間を通信により直接接続し、前記計器から前記使用量を受信する通信ステップと、
    前記計器の交換が行われる度に、前記通信ステップにおいて前記計器から受信した交換直前の前記使用量を示す交換前検針値に基づいて算出される交換時使用量を前回の締日から次の締日までの間において交換回数に対応付けて記憶する記憶部に記憶されている同一の前記供給設備の複数の交換時使用量を用いて、前記供給設備における前回の締日から次の締日までの合計使用量を算出する算出ステップ
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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