JP2007011707A - プラント保全支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】正確な保全作業データを容易に算出することができるプラント保全支援システムを提供する。
【解決手段】プラント保全支援システム1は、設備の保全作業項目、作業量の単位、作業単価を記憶した保全作業データベース122と、保全作業データベース122に記憶された保全作業項目、単位、作業単価をユーザに提示するとともに、ユーザに提示した前記単位で把握された作業量を要求する出力部14と、要求した作業量を受け付ける入力データ受付部11と、入力データ受付部11で受け付けた作業量から、保全作業データとしての作業金額データを作成する保全作業データ作成部150とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラントの設備の保全を支援するプラント保全支援システムに関する。
従来、プラントの保全を支援する保全支援システムとしては、様々なものが提案されている(例えば、特許文献1)。
このような保全支援システムの一例として、保全対象となる設備の各保全作業にかかった時間を把握し、この作業時間から保全作業ごとの作業金額データ(保全作業データ)を算出し、プラントの保全にかかる費用を把握してプラントの保全を支援するシステムがあげられる。
このような従来の保全支援システムは、各保全作業項目と各保全作業項目における時間単価が設定されたテンプレートを有しており、図14に示すように、各保全作業にかかった時間を入力することで、保全作業データとしての作業金額データ(図14における作業金額の欄の数値)を算出することができる仕組みとなっている。
このような保全支援システムは、主に欧米において採用されている。欧米では、プラントオーナー側がプラントの設備の保全を行う作業者を監視しながら、作業にかかった時間を正確に把握し、保全作業データとしての作業金額データを算出している。
欧米においては、プラントの保全を発注するプラントオーナー側に管理責任があり、プラントの保全に関してプラントオーナー側がリスクを負うという考えが主流であるため、プラントオーナー側がプラントの設備の保全を行う作業者を監視しているのである。
特開2004−287785号公報
しかしながら、上記従来技術は、以下の点で改善の余地を有していた。
日本においては、プラントオーナー側が全てのリスクを負うという考えがなく、プラントの保全を受注した受注者とプラントオーナの双方がリスクを負うという考えが主流である。そのため、プラントオーナー側がプラントの設備の保全を行う作業者を監視するといった発想がない。これに加え、日本では、作業者を監視するための充分な人員を確保することが困難である。
そのため、日本においては、各作業にかかった時間を正確に把握することが難しい。
このように、各作業にかかった時間を正確に把握できないため、日本では、従来のプラント保全支援システムを使用する場合、図15に示すように、作業金額の総計を見積もり、さらに、見積もった作業金額の総計を、各作業につじつまがあうように割り振り、各作業項目における作業金額データを作成している。そして、作成した作業金額データから作業項目ごとの作業時間を無理やり設定している。従って、各作業項目の正確な作業金額データを算出することができないという課題がある。
正確な作業金額データを得ることができなければ、この作業金額データを使用して、保全作業にかかる費用の低減を図ったり、保全作業の計画を立てたりすることができず、プラントの保全を支援することができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、正確な保全作業データを容易に算出することができるプラント保全支援システムを提供することにある。
本発明によれば、プラントの設備の保全作業の費用あるいはプラントの設備の保全作業の作業量に関する保全作業データを作成することにより、プラントの保全を支援するプラント保全支援システムであって、前記設備の保全作業項目および前記保全作業項目に対応して設定された作業量の単位を記憶した記憶部と、前記記憶部に記憶された前記保全作業項目および前記単位をユーザに提示するとともに、前記保全作業項目の作業量であって、前記保全作業項目に対応して設定された前記単位で把握された作業量を要求する出力部と、要求した前記作業量を受け付ける入力データ受付部と、前記入力データ受付部で受け付けた前記作業量から、前記保全作業データを作成する保全作業データ作成部とを備えることを特徴とするプラント保全支援システムが提供される。
ここで、保全作業データとしては、例えば、作業量と作業単価とをかけ合わせて算出される作業金額データや、特定の作業項目における作業量の順に複数の設備を並べたデータがあげられる。
本発明では、従来のように、作業時間に基づいて保全作業データを作成するのではなく、特定の単位に基づいて把握される作業量に基づいて、保全作業データを作成している。作業時間を正確に把握するためには、前述したように、作業者を監視する必要があるが、作業量を正確に把握するには、作業者を監視する必要がなく、作業前の状態と作業後の状態とが把握できればよい。このように、作業量は、容易かつ正確に把握することができるので、本発明では正確な保全作業データを容易に算出することができる。
このように正確な保全作業データを容易に把握することができれば、保全作業データに基づいて設備の保全にかかる費用の低減を図ったり、保全作業データに基づいて将来の設備の保全計画を立てたりすることができるので、プラントの保全が支援されることとなる。
また、本発明では、作業量を正確に把握するために、作業者を監視する必要がなく、作業前の状態と作業後の状態とが把握できればよい。従って、作業者を監視する必要がないので、プラントオーナ側の人員をふやす必要がない。
本発明では、前記記憶部には、前記作業量の前記単位あたりの作業単価が記憶され、前記保全作業データ作成部では、前記記憶部に記憶された作業単価および前記作業量から、前記保全作業データとしての作業金額データを作成することが好ましい。
従来のように、作業時間に基づいて作業金額データを算出しようとした場合には、各作業にかかった時間を正確に把握できないため、予め作業金額の総計を見積もってから、作業金額の総計を各作業につじつまがあうように割り振らなければならない。そのため、作業項目毎の正確な作業金額データを算出することができないうえ、作業金額データの算出に手間を要するという課題がある。
これに対し、本発明では、作業量に基づいて、作業金額データを算出しており、この作業量は、容易かつ正確に把握することができるので、正確な作業金額データを容易に算出できる。
このように正確な作業金額データを把握することができれば、作業金額データに基づいて、設備の保全にかかる費用の低減を図ることができ、プラントの保全が支援されることとなる。
なお、保全作業データベースに記憶される作業単価を、プラントオーナと受注者とで予め決めれば、受注者は決められた作業単価で保全作業を行わなければならない。したがって、本発明の保全支援システムは、保全に際し、プラントオーナだけでなく、受注者もリスクを負うという日本独特の発想に従ったものであるということができる。
さらに、本発明では、前記記憶部は、複数の設備の保全作業項目および作業量の単位を格納するとともに、前記複数の設備における同一の保全作業項目を保有しており、前記保全作業データ作成部では、前記入力データ受付部で受け付けた前記複数の設備の同一の保全作業項目における作業量に基づいて、前記複数の設備を前記作業量の順に並べた保全作業データを作成することが好ましい。
このような本発明では、同一の作業項目における前記作業量の順に、複数の設備を並べた保全作業データを作成することができ、この保全作業データから特定の作業項目の保全の傾向を把握することができる。
本発明では、作業時間に基づいて保全作業データを作成せず、作業量に基づいて、保全作業データを作成しているので、正確な保全作業データを得ることができる。
この際、本発明では、前記記憶部には、前記設備の前記保全作業項目の保全作業の必要度が格納されるとともに、前記入力データ受付部で受け付けた前記作業量が記憶されており、前記記憶部に記憶された前記必要度の更新を行う必要度更新部を備え、この必要度更新部は、前記入力データ受付部を介して前記保全作業項目の新たな作業量を取得し、前記記憶部に記憶された作業量を読み出すとともに、前記新たな作業量と、前記記憶部に記憶された作業量とを考慮して、前記記憶部に記憶された必要度を更新することが好ましい。
このような本発明によれば、記憶部に各保全作業項目の必要度が記憶されており、必要度更新部により、新たな作業量と、記憶部に記憶された作業量とが考慮され、必要度が更新される。
例えば、必要度更新部は、記憶部に記憶された作業量(見積もりした作業量)、新たな作業量(実際に行った作業量)の何れか一方の値に0があるかどうかを判断し、一方の値が0であり、他方の値が0を超える数値である場合、記憶部に記憶された必要度更新ルールに基づいて、保全作業項目の必要度を更新することができる。
従って、次回の保全作業の計画を立てる際に、更新された必要度を参照し、保全作業を行うべき保全作業項目を適当に抽出することができる。
さらに、本発明は、前記記憶部には、全ての前記保全作業項目の保全作業の必要度が格納されるとともに、前記保全作業項目のうち一部の保全作業項目の作業量が記憶され、前記記憶部に記憶された前記必要度の更新を行う必要度更新部を備え、前記出力部は、前記記憶部に作業量が記憶されていない保全作業項目をユーザに提示するとともに、提示した前記保全作業項目の作業量を要求し、前記必要度更新部は、前記入力データ受付部を介して、要求した前記作業量を取得し、この取得した前記作業量を考慮して、前記作業量を取得した前記保全作業項目の必要度を更新するものであってもよい。
例えば、必要度更新部は、記憶部に作業量が記憶されていなかった保全作業項目の作業量を0とみなすとともに、要求した作業量(新たに取得した作業量)が、作業量が記憶されていなかった保全作業項目の作業量の値と異なるか否かを判断する。値が異なる場合には、必要度更新部は、記憶部に記憶された必要度更新ルールに基づいて、保全作業項目の必要度を更新する。
本発明によれば、正確な保全作業データを得ることができる保全支援システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第一実施形態)
図1に、本実施形態のプラント保全支援システム1を示す。このプラント保全支援システム1は、保全作業データとして、作業金額データを算出するためのものであり、パーソナルコンピュータ等で構成される。
このプラント保全支援システム1は、入力データ受付部11と、記憶部12と、演算部13と、出力部14とを備える。
記憶部12は、設備データベース121と、保全作業データベース122と、テンプレート格納部125と、データテーブル格納部123を備える。
設備データベース121は、図2に示すように、プラント毎に設定された複数のテーブル121Aを有している。各テーブル121Aには、設備名の欄があり、この欄には設備名が登録されている。
保全作業データベース122は、設備データベース121に関連付けられており、図3に示すように、各プラントの各設備に応じて設けられた複数のテーブル122Aを有する。
各テーブル122Aには、各プラントの各設備の保全作業項目が登録された欄および各保全作業項目における作業量の単位が登録された欄、さらには、前記作業量の単位あたりの作業単価が登録された欄がある。
ここで、例えば、テーブル122Aに登録されたプラントAの設備Aの保全作業項目としては、カバー開放、清掃、カバー復旧がある。カバー開放の作業量の単位としては、カバーの個数、清掃の作業量の単位としては、平方メートル、配管撤去の作業量の単位としては、カバーの個数が設定されている。
例えば、2つのカバーを開放した場合には、カバー開放の作業量は2となる。また、3m清掃を行った場合には、作業量は3となる。
さらに、カバー開放の作業単価は、カバー1つを開放するにあたり、3200円であり、清掃の作業単価は、1mあたり1400円である。さらに、カバー復旧の作業単価は、カバー1つあたり3000円である。
テンプレート格納部125は、図4に示すように、データベース121、122に基づいて作成されるテンプレート125Aを格納する。テンプレート125Aは、プラントごとに作成され、テンプレート格納部125に格納される。
各テンプレート125Aには、設備名、作業項目、単位、作業単価、作業量、作業金額、各設備における作業金額合計(設備合計)、作業金額の総計(総計)の欄が設定されている。
テンプレート125Aの作業項目、単位、作業単価の欄には、保全作業データベース122のテーブル122Aに登録された作業項目、単位、作業単価が登録されている。
また、各テンプレート125Aの作業量、作業金額、各設備における作業金額合計、作業金額の総計の欄は、空欄となっている。
データテーブル格納部123は、図5に示すデータテーブル123Aを格納する。このデータテーブル123Aは、テンプレート格納部125に格納されたテンプレート125Aの前記空欄に数値が記入されたものである。
再度、図1に示すように、演算部13は、判断部130と、テンプレート作成部140と、保全作業データ作成部150と、書き込み部160とを備える。
判断部130は、ユーザが指定したプラントのテンプレート125Aがテンプレート格納部125に格納されているかどうか、あるいは、ユーザが指定したプラントのデータテーブル123Aがデータテーブル格納部123に格納されているかどうかを判断するものである。
テンプレート作成部140は、図6に示すように、テーブル収集部141と、生成部142とを備える。
テーブル収集部141は、テンプレート125Aを作成するために必要なテーブルをデータベース121〜122から収集する。
生成部142は、テーブル収集部141で収集したテーブルを関連づけ、プラントごとのテンプレート125Aを生成する。
保全作業データ作成部150は、テンプレート作成部140で作成されたテンプレート125Aに登録されている作業単価および作業量に基づいて、保全作業データを作成するものである。
ここで、本実施形態では、保全作業データは、各作業項目の作業金額データである。
また、書き込み部160は、作業金額データ等をテンプレート125A、あるいは、データテーブル123Aに書き込むものである。
なお、この書き込み部160により、保全作業データベース122のテーブル122Aを読み出し、このテーブル122Aに登録された作業単価等を修正できるようにしてもよい。
以上のようなプラント保全支援システム1を用いた作業金額データの作成の流れを図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、ユーザが、プラント指定情報をプラント保全支援システム1に入力する。ここで、プラント指定情報とは、作業金額データを作成するプラントを指定した情報である。
前記プラント指定情報は入力データ受付部11で受け付けられ、判断部130に送出される(処理S1)。
判断部130では、プラント指定情報に基づくプラントのテンプレート125Aが、記憶部12のテンプレート格納部125に格納されているかどうか、さらには、ユーザが指定したプラントのデータテーブル123Aがデータテーブル格納部123に格納されているかどうかを判断する(処理S2)。
判断部130において、プラント指定情報に基づくプラントのテンプレート125Aが格納されていないと判別された場合には、テーブル収集部141により、データベース121,122からプラント指定情報で指定されたプラントに関連するテーブルを収集する。そして、テンプレート作成部140の生成部142においてテンプレート125Aを作成する(処理S3)。
ここで、テンプレート125Aを作成する際、テーブル収集部141が、保全作業データベース122に格納されたテーブル122Aを出力部14に出力し、ユーザに対して、特定の保全作業項目を選択するように促してもよい。ユーザが、特定の保全作業項目を選択すると、この情報(保全作業項目選択情報)は、入力データ受付部11を介して、テーブル収集部141に送出される。テーブル収集部141では、取得した保全作業項目選択情報に基づいて、データベース121,122からテーブルを収集する。そして、テンプレート作成部140の生成部142においてテンプレート125Aを作成する。
この作成されたテンプレート125Aは、テンプレート格納部125に格納されるとともに、出力部14に出力される(処理S4)。
ここで、出力部14は特に限定されないが、たとえば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイパネルなどを用いるディスプレイ装置があげられる。
判断部130において、プラント指定情報に基づくプラントのテンプレート125Aがすでにテンプレート格納部125に格納されていると判断した場合には、判断部130で、格納されているテンプレート125Aを読み出し(処理S5)、出力部14に出力する(処理S4)。
なお、判断部130において、プラント指定情報に基づくプラントのデータテーブル123Aがデータテーブル格納部123に格納されていると判断した場合には、テンプレート125Aではなく、データテーブル123Aを読み出し(処理S5)、データテーブル123Aを出力してもよい(処理S4)。
次に、出力部14は、ユーザに対し、テンプレート125A、あるいは、データテーブル123Aの作業量の欄への入力を促す。
テンプレート125Aあるいはデータテーブル123Aには、作業項目ごとに作業量の単位が登録されている。ユーザは、出力部14から出力されたテンプレート125A、あるいはデータテーブル123Aの各作業項目の作業量を、テンプレート125Aあるいはデータテーブル123Aに登録されている単位で把握する。そして、把握した作業量を入力する。
次に、入力された作業量は、入力データ受付部11で受け付けられ(処理S6)、書き込み部160に送出される。書き込み部160では、作業量をテンプレート125A、あるいはデータテーブル123Aの作業量の欄に書き込む。
その後、保全作業データ作成部150では、テンプレート125A、あるいはデータテーブル123Aに入力された前記作業量と、テンプレート125Aあるいはデータテーブル123Aに予め登録されている作業単価とを参照し、これらの値を乗算して、作業金額データを作成する(処理S7)。
また、保全作業データ作成部150では、前記作業金額データに基づいて、各設備の作業金額の合計のデータ、さらには、作業金額の総計のデータを作成する。
作業金額データは、書き込み部160に送出され、テンプレート125Aあるいはデータテーブル123Aの作業金額の欄に書き込まれる。また、各設備の作業金額の合計のデータ、さらには、作業金額の総計のデータもそれぞれ、書き込み部160に送出され、テンプレート125Aあるいはデータテーブル123Aの各設備における作業金額合計の欄、作業金額の総計の欄に書きこまれる(処理S8)。
以上のようにして、空欄に作業金額データ等が書き込まれたテンプレート125A(すなわちデータテーブル123A)、あるいは、作業金額データ等が上書きされたデータテーブル123Aは、データテーブル格納部123に格納される。
次に、プラント保全支援システム1の効果について説明する。
本実施形態では、従来のように、作業時間に基づいて作業金額データを作成するのではなく、各保全作業項目の作業量の単位に基づいて把握された作業量を使用して、作業金額データを作成している。作業時間を正確に把握するためには、前述したように、作業者を監視する必要がある。しかしながら、本実施形態では、開放したカバーの本数、清掃した面積等、作業後の状態をみるだけで作業量を把握できるので、作業量を容易かつ正確に把握することができる。そのため、本実施形態では、正確な作業金額データを容易に算出することができる。
このように、本実施形態では、正確な作業金額データを算出することができるので、作業金額データを将来の保全計画の基礎として使用することも可能となる。
さらに、従来のように、作業時間に基づいて作業金額データを算出しようとした場合には、各作業にかかった時間を正確に把握できないため、予め作業金額の総計を見積もってから、作業金額の総計を各作業につじつまがあうように割り振らなければならない。しかしながら、本実施形態では、作業量に基づいて、作業金額データを算出しており、この作業量は、前述したように、容易かつ正確に把握することができるので、作業金額の総計の割り振り等の無駄な作業を省くことができる。
(第二実施形態)
図8〜図12を参照して本実施形態のプラント保全支援システム3について説明する。
本実施形態のプラント保全支援システム3は、前記実施形態のプラント保全支援システム1に対して、各設備の各保全作業項目における保全作業の必要度を示す機能を付加したものとなっている。
プラント保全支援システム3は、入力データ受付部11と、記憶部32と、演算部33と、出力部14とを備える。
記憶部32は、設備データベース121と、保全作業データベース322と、テンプレート格納部325と、データテーブル格納部323と、各プラントの各設備の各保全作業項目の保全作業の履歴を格納した保全作業履歴格納部327と、必要度の更新を行うためのルールを格納した更新ルール格納部328と、必要度格納部329とを備えている。
設備データベース121は、前記実施形態と同様の構成である。
図9に示すように、保全作業データベース322は、各プラントの各設備に応じて設けられた複数のテーブル322Aを有する。
テーブル322Aは、前記実施形態のテーブル122Aに必要度の欄が加わったものである。
テーブル322Aの必要度の欄に登録された必要度(以下、基本必要度という)は、各プラントの特性や、各設備の特性を考慮して設定されている。本実施形態では、基本必要度は数値で示されている。
テンプレート格納部325は、図10に示すように、テンプレート125Aに必要度の欄が加わったテンプレート325Aを格納する。テンプレート325Aの必要度の欄には、必要度格納部329に格納された必要度が登録されるが、はじめてプラント保全支援システム3を使用してテンプレート325Aを作成する際には、テンプレート325Aの必要度の欄には、基本必要度が登録される。
データテーブル格納部323は、図11に示すように、前記実施形態のデータテーブル123Aに必要度の欄が加わったデータテーブル323Aを格納する。
保全作業履歴格納部327には、各プラントの各設備の各保全作業項目の保全作業履歴が格納されている。具体的には、保全作業を行った日時が記憶されている。
また、各保全作業項目の保全作業が2回以上連続して行われたか否かという情報も格納されている。
必要度格納部329は、各設備の保全作業項目と、これに対応する現状の必要度(必要度が更新されていない場合には基本必要度)とが記憶されたテーブルを有する。このテーブルは、プラント毎に設けられている。
更新ルール格納部328は、必要度格納部329に格納されたテーブルに登録された必要度の値を更新するために必要なルールが記憶されている。
例えば、以下のようなルールが記憶されている。
保全作業データ作成部150で作業金額データを見積もった保全作業項目の保全作業(データテーブル323Aの作業量の欄に0を超える数値が登録された保全作業)が行われた場合、必要度格納部329に格納された必要度の値は更新しない。
また、保全作業データ作成部150で作業金額データを見積もらなかった保全作業項目の保全作業が行われなかった場合も、必要度格納部329に格納された必要度の値は更新しない。
さらに、保全作業データ作成部150で見積もらなかった保全作業項目の保全作業を行った場合には、必要度格納部329に格納された必要度の値を、登録されている必要度の値+1とする。
また、保全作業データ作成部150で見積もった保全作業項目の保全作業が実際に行われなかった場合には、必要度格納部329に格納された必要度の値を、登録されている必要度の値−1とする。
さらに、3年間一度も行われなかった保全作業項目の保全作業の必要度は、必要度格納部329に格納されている必要度の値−1とする。
また、二回以上連続して同じ保全作業項目の保全作業を行った場合、その保全作業項目の保全作業の必要度は、必要度格納部329に格納された必要度の値+1とする。
なお、ここで示した必要度の値を更新するために必要なルールは、あくまでも例示であり、適宜設定することができる。
演算部33は、図8に示すように、前記実施形態と同様の判断部130、テンプレート作成部140、保全作業データ作成部150、書き込み部160を備える。また、演算部33は、必要度格納部329に格納された必要度の値を更新する必要度更新部330、保全作業履歴取得部340を備える。
必要度更新部330は、入力データ受付部11を介して入力された新たな作業量を取得するとともに、データテーブル323Aを参照し、データテーブル323Aに登録された作業量と、前記新たな作業量とを比較する。
まず、データテーブル323Aに登録されている作業量と、新たな作業量とが異なる数値であるか否かを判断する。
異なる数値であると判断した場合には、データテーブル323Aに登録されている作業量が0であるか、新たな数値が0であるかどうかを判別する。
そして、データテーブル323Aに登録されている作業量が0を超える数値であり、新たな作業量の値が0である場合には、必要度更新部330では、見積もった保全作業が行われなかったものと判断する。
また、データテーブル323Aに登録されている作業量が0であり、新たな作業量の値が0を超える数値である場合には、必要度更新部330では、見積もらなかった保全作業が行われたものと判断する。
そして、更新ルール格納部328に格納されたルールに基づいて、必要度格納部329に格納された必要度の値、さらには、データテーブル323Aに表示された必要度の値を更新する。
さらに、必要度更新部330では、保全作業履歴格納部327を参照し、各保全作業項目における保全作業が3年以上行われていないかどうか判別する。そして、更新ルール格納部328に格納されたルールに基づいて、必要度格納部329に格納された必要度の値を更新する。
また、必要度更新部330では、保全作業履歴格納部327を参照し、二回以上連続して保全作業が行われた保全作業項目があるか否かを判別し、更新ルール格納部328に格納されたルールに基づいて、必要度格納部329に格納された必要度の値を更新する。
次に、図12を参照して、以上のようなプラント保全支援システム3の必要度の更新の流れを説明する。
まず、予め、前記実施形態と同様の方法で、各作業項目の作業金額データを算出し、作業金額データを見積もったデータテーブル323Aをデータテーブル格納部323に格納しておく。
ユーザが実際に保全作業を行うと、見積もりどおりに保全作業が行われない場合がある。
そのため、ユーザは、見積もりの際に作成したデータテーブル323Aの修正を行うことがある。
まず、ユーザは、見積もりの際に作成したデータテーブル323Aを読み出す。
具体的には、ユーザは、まず、プラント指定情報をプラント保全支援システム3に入力する。判断部130では、ユーザが指定したプラントのデータテーブル323Aがデータテーブル格納部323に格納されているかどうかを判断する。本実施形態では、プラント指定情報に基づくプラントのデータテーブル323Aがすでにデータテーブル格納部323に格納されているため、判断部130により、データテーブル323Aが読み出され、データテーブル323Aは出力部14に出力される(処理S9)。
ここで、データテーブル323Aに登録されていない保全作業項目の保全作業を行った場合(見積もりの際に、保全作業項目を選択してデータテーブル323Aを作成した場合)には、ユーザは、データテーブル323Aに保全作業を行った保全作業項目を追加する必要がある。ユーザがデータテーブル323Aに保全作業項目を追加したいという要求を入力データ受付部11に入力すると、書き込み部160は、保全作業データベース322からテーブル322Aを読み出し、出力部14に出力する。ユーザは出力されたテーブル322Aのなかから、新たに保全作業を行った保全作業項目を選択する。これにより、保全作業項目選択情報が生成され、この保全作業項目選択情報は、入力データ受付部11を介して書き込み部160に送出される。書き込み部160では、保全作業項目選択情報に基づいてテーブル322Aから、選択した新たな保全作業項目に対応する単位、前記単位当たりの作業単価を読みだすとともに、必要度格納部329に格納された必要度の値を読み出す。そして、データテーブル323Aに新たな保全作業項目、この保全作業項目に対応する単位、前記単位当たりの作業単価、必要度の数値を追加する。なお、このとき、追加された保全作業項目の作業量の欄は、空欄となる。
書き込み部160により更新されたデータテーブル323Aは、一旦、データテーブル格納部323に格納されるとともに、出力部14によりユーザに提示される。
次に、出力部14は、ユーザに対し、作業量の更新を促す。ユーザが新たな作業量を入力する(処理S10のYes)と、入力された作業量は、入力データ受付部11で受け付けられ、必要度更新部330および、書き込み部160に送出される。
必要度更新部330では、データテーブル格納部323に格納されている見積もり時のデータテーブル323A(書き込み部160によりデータテーブル323Aを更新した場合には、更新された後データテーブル格納部323に格納されたデータテーブル323A)を読み出すとともに、データテーブル323Aの作業量の欄の数値と、取得した新たな作業量とを比較する。
なお、必要度更新部330では、読み出したデータテーブル323Aの作業量の欄が空欄である場合、作業量0と判断する。また、新たな作業量を入力する際、ユーザがデータテーブル323Aの作業量の欄の数値を消去して、空欄とした場合、新たな作業量は0であると判断する。
そして、更新ルール格納部328に格納されたルールに基づいて、必要度格納部329に格納された必要度の値、さらには、データテーブル323Aの必要度の欄の必要度の値を更新する。
すなわち、本実施形態では、必要度格納部329に格納された必要度の値と、データテーブル323Aの必要度の欄の必要度の値とは関連づけられており、必要度格納部329に格納された必要度の値を更新すると、データテーブル323Aの必要度の欄の必要度の値も自動的に更新される仕組みとなっている。
具体的には前述したように、データテーブル323Aに登録されている作業量の値が0を超える数値であり、新たな作業量の値が0である場合(処理S11のYes)には、必要度更新部330では、保全作業が行われなかったものと判断する。
また、データテーブル323Aの作業量の欄が空欄(作業量0)、すなわち、見積もり時には、データテーブル323Aに作業量が記憶されておらず、新たな作業量が0を超える数値である場合(処理S11のYes)には、必要度更新部330では、保全作業が行われたものと判断する。
そして、更新ルール格納部328に格納されたルールに基づいて、必要度格納部329に格納された必要度の値、さらには、データテーブル323Aの必要度を更新する(処理S12)。
なお、データテーブル323Aに登録されている作業量の値が0を超える数値であり、新たな作業量の値も0を超える数値である場合((処理S11のNo)すなわち、作業金額データを見積もった保全作業が予定通り行われた場合)には、必要度を更新しない。
次に、書き込み部160では、データテーブル323Aの作業量の欄に、取得した新たな作業量を上書きする。
また、保全作業データ作成部150では、更新された作業量に基づいて作業金額データを算出する。算出された新たな作業金額データは、書き込み部160に送出され、データテーブル323Aの作業金額の欄に書き込まれる。
ここで、保全作業履歴取得部340は、書き込み部160により作業量が更新された前記データテーブル323Aを参照し、データテーブル323Aの作業量の欄に0を超える数値が登録されている保全作業項目を抽出する。そして、抽出された保全作業項目は、保全作業が実行されたものであるとして、保全作業履歴取得部340により、保全作業の日時とともに、保全作業履歴格納部327に記憶される。
また、保全作業履歴取得部340は、保全作業履歴格納部327に記憶された各保全作業項目の保全履歴を参照して、前回の保全作業の際に行われた保全作業項目を抽出するとともに、前回の保全作業の際に行われた保全作業項目と、今回保全作業が行われた保全作業項目とを比較する。
そして、保全作業履歴取得部340は、前回の保全作業の際に行われた保全作業項目および今回保全作業が行われた保全作業項目を比較して、一致する保全作業項目を抽出する。一致した保全作業項目を二回以上連続して保全作業が行われた保全作業項目として保全作業履歴格納部327に記憶させる。
次に、必要度更新部330は、前記保全作業履歴格納部327を参照し(処理S13)、更新ルール格納部328に格納されたルールに基づいて、必要度格納部329に格納された必要度の値を更新する。
なお、見積もりどおりに保全作業が行われ、見積もり時にデータテーブル323Aに登録されていた作業量の修正が必要ない場合(処理S10のNo)があるが、この場合には処理S11〜処理S12は行わず、処理S13を行う。
まず、必要度更新部330は、保全作業履歴格納部327を参照し、保全作業が3年間一度も行われていない保全作業項目があるか否かを判断する。具体的には、保全作業履歴格納部327に記憶された各保全作業項目の最新の保全作業を行った日時と、現在の日時とを比較し、3年以上経っているか否かを判断する。
必要度更新部330が3年間一度も行われていないと判断した(処理S14のYes)保全作業項目の必要度格納部329に格納された必要度の値は、登録されている必要度の値−1に更新される(処理S15)。
なお、必要度更新部330が3年間一度も行われなかったと判断しなかった(処理S14のNo)保全作業項目の必要度の値は更新されない。
また、必要度更新部330は、保全作業履歴格納部327を参照し、二回以上連続して行われた保全作業項目があるか否かを判断する(処理S16)。
保全作業履歴格納部327に二回以上連続して行われた保全作業項目がある場合(処理S16のYes)には、必要度更新部330は、保全作業履歴格納部327を参照して、二回以上連続して行われた保全作業項目を抽出する。そして、必要度更新部330は、抽出した保全作業項目の必要度格納部329に格納された必要度の値を、現在、必要度格納部329に格納されている必要度の値+1に更新する(処理S17)。
この際、必要度格納部329に格納されている必要度の値の更新に伴い、データテーブル323Aの必要度の値も更新される。
なお、保全作業履歴格納部327に二回以上連続して行われた保全作業項目がない場合(処理S16のNo)には、保全作業項目の保全作業の必要度は更新されない。
以上のようにして、必要度更新部330により、必要度格納部329に格納された必要度の値、さらには、データテーブル323Aの必要度の欄の値が更新される。そして、データテーブル格納部123に格納される(処理S18)。
以上のようなプラント保全支援システム3によれば、前記実施形態のプラント保全支援システム1と同様の作用効果を奏することができるうえ、以下の効果を奏することができる。
本実施形態のプラント保全支援システム3では、各保全作業項目における保全作業の必要度が記憶されており、この必要度は、各保全作業項目の保全作業の状態に応じて更新されている。
そのため、次回の保全作業の計画を立てる際に、データテーブル323Aの必要度や、必要度格納部329に格納された必要度を参照し、保全作業を行う保全作業項目を適当に抽出することができる。これにより、保全作業項目の選択を適切に行うことができる。
従来、保全作業項目の選択は、ユーザの知識や経験に頼ることが多かったが、本実施形態のプラント保全支援システム3ではユーザの知識や経験に頼ることなく、保全作業項目の選択を適切に行うことができる。
また、保全作業項目の選択を適切に行うことで、予定外の保全作業が発生することを防止することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、前記各実施形態では、プラント保全支援システム1,3により、作業金額データを作成したが、作業金額データの作成に加え、さらに、複数の設備において、同一の作業項目が設定されている場合には、この同一の作業項目における作業量の順に、設備をならびかえた保全傾向把握データを保全作業データとして作成してもよい。
この場合には、図13に示すように、保全作業データ作成部170を、作業金額データ作成部171と、保全傾向把握データ作成部172とを備えるものとする。他の構成は前記各実施形態と同じである。
作業金額データ作成部171は、前記実施形態の保全作業データ作成部150と同じ機能を有する。
保全傾向把握データ作成部172は、データテーブル格納部123に格納されたデータテーブル123Aから、複数の設備における同一の作業項目を抽出するとともに、この作業項目における作業量を参照する。そして、作業量の順に複数の設備を並びかえたデータ(保全傾向把握データ)を作成する。
このような作業量の順に複数の設備を並びかえたデータを作成することで、特定の作業項目における保全の傾向を把握することができ、将来の保全計画の作成に役立てることができる。
なお、前記各実施形態において、保全作業データ作成部を保全傾向把握データ作成部のみから構成されるものとしてもよい。
また、前記各実施形態では、プラント保全支援システム1をテンプレート作成部140を有するものとし、テンプレートを作成していたが、これに限らず、予め記憶部にプラント毎のテンプレートが記憶されているとしてもよい。
さらに、前記第二実施形態のプラント保全支援システム3を、保全作業を行わなかった理由を保全作業項目に関連付けて記憶させる機能を備えるものとしてもよい。
このような機能を付加することで、異なるユーザがプラント保全支援システム3を使用する場合であっても、保全作業を行わなかった理由を把握することができ、保全作業の計画を立てる際のミスの発生を防止することができる。
また、プラント保全支援システム3の保全作業履歴格納部327に格納された保全履歴に基づいて、保全の頻度が高い保全作業項目を抽出して出力する機能をプラント保全支援システム3に付加してもよい。
さらには、過去の作業金額データの履歴を記憶し、作業金額データの変動の多い保全作業項目を抽出するような機能を付加してもよい。
また、前記第二実施形態では、保全作業の必要度を数値で示したが、これに限らず、例えば、Aランク、Bランクといったように必要度をランクで示してもよい。
さらに、前記第二実施形態において、データテーブル323Aに記憶された必要度に基づいて、必要度の高い順に保全作業項目を並べて出力する機能を備えるものとしてもよい。
さらに、第二実施形態では、必要度更新部330は、保全作業履歴格納部327を参照し、所定期間以上、保全作業が行われていない場合には、必要度を更新するとしたが、このような機能はなくてもよい。また、必要度更新部330は、所定回数以上連続して行われた保全作業項目の保全作業の必要度を更新するとしたが、このような機能はなくてもよい。
また、前記第二実施形態では、データテーブル323Aに登録された作業量が0であり、新たな作業量が0を超える数値である場合、データテーブル323Aに登録されていた作業量の値が0を超える数値であり、新たな作業量の値が0である場合に必要度を更新したが、これに限らず、例えば、データテーブル323Aに登録された作業量と、新たな作業量との差異が所定値以上である場合に、必要度を更新するものとしてもよい。
さらには、前記第二実施形態において、データテーブル323Aを、作業項目の種類ごとの階層を有するものとしてもよい。
例えば、作業項目を清掃に関するもの、検査に関するもの等と種類毎に分類してもよい。このようにすることで、作業項目の検索を容易に行うことが可能となる。
第一実施形態にかかるプラント保全支援システムのブロック図である。 設備データベースに格納されたテーブルを示す図である。 保全作業データベースに格納されたテーブルを示す図である。 テンプレート格納部に格納されたテンプレートを示す図である。 データテーブル格納部に格納されたデータテーブルを示す図である。 テンプレート作成部を示すブロック図である。 プラント保全支援システムのフローチャートである。 第二実施形態にかかるプラント保全支援システムのブロック図である。 保全作業データベースに格納されたテーブルを示す図である。 テンプレート格納部に格納されたテンプレートを示す図である。 データテーブル格納部に格納されたデータテーブルを示す図である。 プラント保全支援システムのフローチャートである。 本発明の変形例にかかる保全作業データ作成部のブロック図である。 従来の保全支援システムを説明するための図である。 日本における保全支援システムの使用状況を説明するための図である。
符号の説明
1 プラント保全支援システム
3 プラント保全支援システム
11 入力データ受付部
12 記憶部
13 演算部
14 出力部
32 記憶部
33 演算部
121 設備データベース
121A テーブル
122 保全作業データベース
122A テーブル
123 データテーブル格納部
123A データテーブル
125 テンプレート格納部
125A テンプレート
130 判断部
140 テンプレート作成部
141 テーブル収集部
142 生成部
150 保全作業データ作成部
160 書き込み部
170 保全作業データ作成部
171 作業金額データ作成部
172 保全傾向把握データ作成部
322 保全作業データベース
322A テーブル
323 データテーブル格納部
323A データテーブル
325 テンプレート格納部
325A テンプレート
327 保全作業履歴格納部
328 更新ルール格納部
330 必要度更新部
340 保全作業履歴取得部
329 必要度格納部

Claims (5)

  1. プラントの設備の保全作業の費用あるいはプラントの設備の保全作業の作業量に関する保全作業データを作成することにより、プラントの保全を支援するプラント保全支援システムであって、
    前記設備の保全作業項目および前記保全作業項目に対応して設定された作業量の単位を記憶した記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記保全作業項目および前記単位をユーザに提示するとともに、前記保全作業項目の作業量であって、前記保全作業項目に対応して設定された前記単位で把握された前記作業量を要求する出力部と、
    要求した前記作業量を受け付ける入力データ受付部と、
    前記入力データ受付部で受け付けた前記作業量から、前記保全作業データを作成する保全作業データ作成部とを備えることを特徴とするプラント保全支援システム。
  2. 請求項1に記載のプラント保全支援システムにおいて、
    前記記憶部には、前記作業量の前記単位あたりの作業単価が記憶され、
    前記保全作業データ作成部では、前記記憶部に記憶された作業単価および前記作業量から、前記保全作業データとしての作業金額データを作成することを特徴とするプラント保全支援システム。
  3. 請求項1または2に記載のプラント保全支援システムにおいて、
    前記記憶部は、複数の設備の保全作業項目および作業量の単位を格納するとともに、前記複数の設備における同一の保全作業項目を保有しており、
    前記保全作業データ作成部では、前記入力データ受付部で受け付けた前記複数の設備の同一の保全作業項目における作業量に基づいて、前記複数の設備を前記作業量の順に並べた保全作業データを作成することを特徴とするプラント保全支援システム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のプラント保全支援システムにおいて、
    前記記憶部には、前記設備の前記保全作業項目の保全作業の必要度が格納されるとともに、前記入力データ受付部で受け付けた前記作業量が記憶されており、
    前記記憶部に記憶された前記必要度の更新を行う必要度更新部を備え、
    この必要度更新部は、前記入力データ受付部を介して前記保全作業項目の新たな作業量を取得し、前記記憶部に記憶された作業量を読み出すとともに、前記新たな作業量と、前記記憶部に記憶された作業量とを考慮して、前記記憶部に記憶された必要度を更新することを特徴とするプラント保全支援システム。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のプラント保全支援システムにおいて、
    前記記憶部には、全ての前記保全作業項目の保全作業の必要度が格納されるとともに、前記保全作業項目のうち一部の保全作業項目の作業量が記憶され、
    前記記憶部に記憶された前記必要度の更新を行う必要度更新部を備え、
    前記出力部は、前記記憶部に作業量が記憶されていない保全作業項目をユーザに提示するとともに、提示した前記保全作業項目の作業量を要求し、
    前記必要度更新部は、前記入力データ受付部を介して、要求した前記作業量を取得し、この取得した前記作業量を考慮して、前記作業量を取得した前記保全作業項目の必要度を更新することを特徴とするプラント保全支援システム。
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