JP7201956B2 - 直流高速スイッチの総合性能を評価する方法 - Google Patents
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Description
(2)強い直流アーク耐性能力を具備する。
(3)直流回線の無負荷充電電流を転送する能力を具備する。
(4)高い開極速度、確実な機械動作特性を具備し、不動作、誤動作が発生しない。
2、HSS閉極状態において、開放口の一側のコンバータステーションがロックされ、最初の時にロック側直流電圧が一定に保持され、HSSが確実に開極可能であるが、極線PT抵抗放電等により、ロック側の対地電圧が徐々に低下していく。そのため、高速スイッチのブレードがオフされる前に、HSSは、徐々に高くなる端間電圧に耐えられるものでなければならない。
3、直流回線に故障が発生した場合、HSS電源側のコンバータステーションが快速に位相シフトし、HSSロード側のコンバータステーションが快速にロックされ、HSS開極動作前に、100ms程度の時間で瞬時大電流に耐える必要があり、振幅が数十kAまで達する。HSSは、電流が0に減衰した後で、開極する。
4、短時間の内部アーク耐性能力を具備する。例えば、烏東徳フレキシブル直流プロジェクトでは、3125A、400ms、5回の内部アークに対する耐えが要求され、雲南省―貴州省接続プロジェクトでは、3786A、400ms、5回の内部アークに対する耐えが要求され、且つ5回のアークの後でも絶縁外皮に破損が発生しないことが要求される。
5、HSSは、確実な高速閉極、開極の機械性能を具備する必要がある。例えば、烏東徳プロジェクトでは、閉極時間<100ms、開極時間<30msが要求される。
6、HSSは、直流電流又は故障電流をオン・オフする性能を有する必要がない。しかし、直流回線の残留電流をオン・オフする能力を有する必要がある。それは、一般的に、20A程度である。
被試験遮断器の絶縁余裕が要求に適うか否かを検出して判断するための外部絶縁性能検出試験と、
被試験遮断器の開閉性能が要求に適うか否かを検出して判断するための直流無負荷充電電流オン・オフ検出試験と、
被試験遮断器の機械信頼性が要求に適うか否かを検出して判断するための機械性能検出試験と、を含み、
内部アーク耐性検出試験、外部絶縁性能検出試験、直流無負荷充電電流オン・オフ検出試験、機械性能検出試験のいずれか一つの検出試験に合格しなければ、当該被試験遮断器の性能評価が不合格であると判断し、
内部アーク耐性検出試験、外部絶縁性能検出試験、直流無負荷充電電流オン・オフ検出試験、機械性能検出試験のいずれも合格すれば、被試験遮断器に総合性能評価を行って、性能の格付けを行う
直流高速スイッチの総合性能を評価する方法。
被試験遮断器のアブレーション耐性が要求に適うか否かを検出して判断するための内部アーク耐性検出試験と、
被試験遮断器の絶縁余裕が要求に適うか否かを検出して判断するための外部絶縁性能検出試験と、
被試験遮断器の開閉性能が要求に適うか否かを検出して判断するための直流無負荷充電電流オン・オフ検出試験と、
被試験遮断器の機械信頼性が要求に適うか否かを検出して判断するための機械性能検出試験と、を含み、
内部アーク耐性検出試験、外部絶縁性能検出試験、直流無負荷充電電流オン・オフ検出試験、機械性能検出試験のいずれか一つの検出試験に合格しなければ、当該被試験遮断器の性能評価が不合格であると判断し、
内部アーク耐性検出試験、外部絶縁性能検出試験、直流無負荷充電電流オン・オフ検出試験、機械性能検出試験のいずれも合格すれば、被試験遮断器に総合性能評価を行って、性能の格付けを行う。
被試験遮断器T0の開極時の時間-接触子速度、時間-接触子ストロークの曲線を取得するための機械特性モニタリングと、
被試験遮断器のアーク耐えにおける熱放射による消弧室の表面温度上昇の変化状況を取得するための赤外モニタリングと、
被試験遮断器の内部アーク耐え過程におけるSF6ガス組成の発生、変化の過程を取得するためのガス組成モニタリングと、を含む。
試験電流要求値及び発電機定格電圧に基づいて短絡変圧器の変圧比を調整し、更に整流試験回路における乾式リアクトルを調節することにより、被試験遮断器側で直流振幅値Idcの短絡電流が発生可能にする。
2)短絡電流の生成
試験回路に短絡が発生する前に、被試験遮断器が閉極位置にある。試験開始後、補助遮断器AB2を閉極させて回路を短絡させ、短絡変圧器Tによって短絡電流をコイルの巻き数比に応じて増幅させ、試験で要求される短絡電流を生成して整流回路の整流弁に入力し、電流計A1によって電流振幅値をリアルタイムで記録する。
3)整流
整流回路において、制御可能なコンバータアームからなるブリッジコンバータバルブVは、6パルス又は12パルスに設置可能である。交流短絡電流をコンバータバルブによって整流した後、補助遮断器AB1の閉極によって直流電流として出力し、乾式リアクトルLと電流制限抵抗器Rとによって調節した後、試験要求を満たす電流振幅値Idcを生成する。
4)アーク試験及び状態モニタリング
アークモニタリング回路において、定格直流電流が被試験遮断器T0を流れた後、被試験遮断器T0が開極するように制御し、接触子の快速な相対開極運動につれて、アーク接触子の間で直流電弧が発生し、接触子が所定位置まで開極した後、直流電弧がアーク接触子の間でアブレーションし続け、試験要求時間tacで維持した後、補助遮断器AB2によって交流短絡回路を遮断して電源側エネルギー供給を切断し、被試験遮断器T0のアーク接触子の電弧が徐々に減衰して最終的に消滅することになり、これで1回の試験が終了する。試験要求値に応じてn回の試験を行い、試験間隔は、人身傷害を回避するように、被試験遮断器の温度が環境温度まで回復するのに必要な時間を基準とするべきである。
2)有効接触変位L(mm):遮断器の開閉極過程において、主接触子が分離した直後、アーク接触子の接触抵抗が閾値(2000μΩ)以下であるときに対応する接触変位は、有効接触変位と称される。
3)累積接触抵抗Raccu(μΩ*mm):有効接触変位に対応するサンプリング時刻における接触抵抗の累積値である。試験機器のサンプリングレートが20kであり、即ち、0.05msごとに、対応する接触抵抗値が得られる。有効接触変位の曲線範囲内の接触抵抗に対して積分を行うと、累積接触抵抗μΩ*mmは取得可能である。
4)平均接触抵抗Rave(μΩ/mm):累積接触抵抗を有効接触変位で除算すると、平均接触抵抗μΩ/mmを取得可能であり、接触子のアブレーション後の接触抵抗及び有効接触変位の変化状況を比較的に良好に体現させることが可能となる。
2)当該型番の遮断器の初期特徴パラメータ:アーク接触子の有効接触変位L(mm)、アーク接触子の累積接触抵抗Raccu(μΩ*mm)、アーク接触子の平均接触抵抗Rave(μΩ/mm)。
3)評価対象遮断器の現在状態における特徴パラメータ:アーク接触子の有効接触変位L(mm)、アーク接触子の累積接触抵抗Raccu(μΩ*mm)、アーク接触子の平均接触抵抗Rave(μΩ/mm)。
2、局所過熱により消弧室の温度上昇が平均値T1 maxを超えることがあるか否かを判定し、超えない場合に、正常と評価し、超える場合に、次の評価へ進む。
3、正常アーク耐性におけるキャリア導体の温度上昇に基づいて、実測された外皮の温度上昇に対して逆推算を行い、キャリア導体の温度上昇算出値を得る。
4、消弧室の外皮の分散点テスト値のうち、第1限界値T2 max1を超えるものがあるか否かを判定し、そうであれば、消弧室のキャリア導体の接触が異常であると評価し、そうでなければ、次の評価へ進む。
5、消弧室の外皮の分散点テスト値のうち、第2限界値T2 max2を超えるものがあるか否かを判定し、そうであれば、消弧室のキャリア導体の接触が注意値に達し、他の補助評価手段を採用すべきであると評価し、そうでなければ、温度上昇評価は終了する。
Claims (5)
- 被試験遮断器のアブレーション耐性が要求に適うか否かを検出して判断するための内部アーク耐性検出試験と、
被試験遮断器の絶縁余裕が要求に適うか否かを検出して判断するための外部絶縁性能検出試験と、
被試験遮断器の開閉性能が要求に適うか否かを検出して判断するための直流無負荷充電電流オン・オフ検出試験と、
被試験遮断器の機械信頼性が要求に適うか否かを検出して判断するための機械性能検出試験と、を含み、
内部アーク耐性検出試験、外部絶縁性能検出試験、直流無負荷充電電流オン・オフ検出試験、機械性能検出試験のいずれか一つの検出試験に合格しなければ、当該被試験遮断器の性能評価が不合格であると判断し、
内部アーク耐性検出試験、外部絶縁性能検出試験、直流無負荷充電電流オン・オフ検出試験、機械性能検出試験のいずれも合格すれば、被試験遮断器に総合性能評価を行って、性能の格付けを行い、
前記内部アーク耐性検出試験は、試験回路構築ステップと、試験操作ステップと、を含み、
前記試験回路は、短絡回路、整流回路、及びアークモニタリング回路を備え、
前記短絡回路は、短絡補助遮断器、交流電源、及び短絡変圧器を備え、前記交流電源、短絡補助遮断器、及び短絡変圧器の一次コイルは、順に直列接続されてループを形成し、
前記整流回路は、第1電流計、整流弁群、リアクトル、整流補助遮断器、及び電流制限抵抗を備え、前記整流弁群は前記短絡変圧器の二次コイルに接続され、第1電流計は、整流弁の、短絡変圧器の二次コイルに接続されるコイルに実装され、前記電流制限抵抗は、一方端が前記整流弁群の入力端に接続され、他方端が整流補助遮断器の一方端に接続され、前記リアクトルの一方端は前記整流弁群の出力端に接続され、
前記アークモニタリング回路は、第1電圧計、第2電圧計、第2電流計、及び特徴パラメータ総合モニタリング装置を備え、前記整流補助遮断器の他方端は、被試験遮断器に接続されるように構成され、前記特徴パラメータ総合モニタリング装置は、被試験遮断器をモニタリングすることで試験に必要なパラメータを取得するように構成され、前記第2電流計は、一方端が前記電流制限抵抗の他方端に接続され、他方端がそれぞれ被試験遮断器及びグランドに接続され、前記第1電圧計は、一方端が第2電流計の、被試験遮断器に接続される回線に接続され、他方端が接地され、前記第2電圧計は、一方端が整流補助遮断器の、被試験遮断器に接続される回線に接続され、他方端が接地され、
前記試験操作ステップは、試験回路パラメータ配置サブステップと、短絡電流発生サブステップと、整流サブステップと、アーク試験及び状態モニタリングサブステップとを含み、
前記試験回路パラメータ配置サブステップでは、
試験電流要求値及び発電機定格電圧に基づいて短絡変圧器の変圧比を調整し、更に整流試験回路における乾式リアクトルを調節することにより、被試験遮断器側で直流振幅値I dc の短絡電流が発生可能にし、
前記短絡電流発生サブステップでは、
試験回路に短絡が発生する前に、被試験遮断器が閉極位置にあり、試験開始後、短絡補助遮断器を閉極させて回路を短絡させ、短絡変圧器によって短絡電流をコイルの巻き数比に応じて増幅させ、試験で要求される短絡電流を生成して整流回路の整流弁に入力し、第1電流計によって電流振幅値をリアルタイムで記録し、
前記整流サブステップでは、
交流短絡電流をコンバータバルブによって整流した後、整流補助遮断器の閉極によって直流電流として出力し、乾式リアクトルと電流制限抵抗器とによって調節した後、試験要求を満たす電流振幅値I dc を生成し、
前記アーク試験及び状態モニタリングサブステップでは、
アークモニタリング回路において、定格直流電流が被試験遮断器を流れた後、被試験遮断器を開極するように制御し、接触子の快速な相対開極運動につれて、アーク接触子の間で直流電弧が発生し、接触子が所定位置まで開極した後、直流電弧がアーク接触子の間でアブレーションし続け、試験要求時間t ac で維持した後、短絡補助遮断器によって交流短絡回路を遮断して電源側エネルギー供給を切断し、被試験遮断器T0のアーク接触子の電弧が徐々に減衰して最終的に消滅するようにし、これで1回の試験が終了し、試験要求値に応じてn回の試験を行い、試験間隔が、被試験遮断器の温度が環境温度まで回復するのに必要な時間を基準とし、試験過程において、被試験遮断器の動的抵抗、ガス組成変化、開閉極速度、及び消弧室赤外温度上昇量をそれぞれ記録し、nは、正整数である
ことを特徴とする直流高速スイッチの総合性能を評価する方法。 - 前記アークモニタリング回路は、特徴パラメータ総合モニタリング装置を更に備え、前記特徴パラメータ総合モニタリング装置は、被試験遮断器をモニタリングすることで、試験に必要なパラメータを取得するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の直流高速スイッチの総合性能を評価する方法。
- 前記特徴パラメータ総合モニタリング装置が被試験遮断器をモニタリングすることは、
被試験遮断器T0の開極時の時間-接触子速度、時間-接触子ストロークの曲線を取得するための機械特性モニタリングと、
被試験遮断器のアーク耐えにおける熱放射による消弧室の表面温度上昇の変化状況を取得するための赤外モニタリングと、
被試験遮断器の内部アーク耐え過程におけるSF6ガス組成の発生、変化の過程を取得するためのガス組成モニタリングと、を含む
ことを特徴とする請求項2に記載の直流高速スイッチの総合性能を評価する方法。 - 前記直流無負荷充電電流オン・オフ検出試験は、試験回路構築ステップと、試験操作ステップと、を含み、
前記試験回路は、第1補助遮断器、第2補助遮断器、コンデンサバンク、抵抗器、電流計、第1電圧計、第2電圧計、及び直流高電圧発生器を備え、
前記直流高電圧発生器、第2補助遮断器、及びコンデンサバンクは直列接続されてループを形成し、
前記コンデンサバンク、抵抗器、及び第2電圧計は直列接続されてループを形成し、
前記第1補助遮断器は、一方端が前記抵抗器に接続、他方端が被試験遮断器の一方端に接続されるように構成され、
前記第1電圧計の一方端が第1補助遮断器と被試験遮断器との間の回線に接続され、他方端が第2電圧計とコンデンサバンクとの接続回路に接続され、
前記電流計は、一方端が被試験遮断器の他方端に接続されるように構成され、他方端が接地されて、第2電圧計とコンデンサバンクとの接続回路に接続され、
試験操作ステップは、試験回路パラメータ配置サブステップと、コンデンサバンクエネルギー蓄積サブステップと、コンデンサバンク放電サブステップと、直流電流オン・オフサブステップと、試験判断根拠サブステップと、を含み、
試験回路パラメータ配置サブステップは、
試験目標でオン・オフする直流電流I及び回復電圧Uに基づいて、抵抗器R=U/Iを得ることと、
コンデンサバンクを配置し、主に、コンデンサバンクの電気容量C及びコンデンサバンクの内部抵抗R C を特定することと、
第2補助遮断器と第1補助遮断器との合わせ操作は時間T1を隔て、第2補助遮断器と被試験遮断器との合わせ操作は時間T2を隔て、T1とT2は、被試験遮断器が開閉する電流が要求値Iより小さくならないように、試験回路がオンになってから電流がIまで減衰する時間tを超えないように要求されることと、
電流計、第1電圧計、第2電圧計の電圧レベル及び測定範囲は試験要求値より高くなるように構成されることと、を含み、
コンデンサバンクエネルギー蓄積サブステップは、
第2補助遮断器を閉極させ、直流高電圧発生器によりコンデンサバンクを充電しエネルギーを蓄積し、U+IR C 以上に達した後、第2補助遮断器を開極させることを含み、
コンデンサバンク放電サブステップは、
T1の操作間隔時間による遅延を経過して、第1補助遮断器を閉極させ、試験回路はオンになり、回路電流が減衰し、試験電流Iまで減衰する前に、被試験遮断器をT2の操作間隔時間による遅延を経過してから開極させることを含み、
直流電流オン・オフサブステップは、
被試験遮断器の開極過程において、スイッチの開放口に動的抵抗と等価である直流電弧が発生し、開極過程の進行に伴い、動、静アーク接触子の間の距離は徐々に大きくなり、直流電弧の抵抗は徐々に大きくなり、スイッチの両端の電圧も徐々に高くなり、回路電流は徐々に小さくなり、電流がある程度まで小さくなると、電弧の燃焼は維持しにくく、電弧は消滅し、この時T3のアーク時間を記録し、T3のアーク時間と被試験遮断器開極平均速度vとの積は、開極運動が停止し、直流電弧を消滅できず、開閉の失敗を引き起こさないように、被試験遮断器の接触子の設計開極距離Lより小さいように要求されることを含み、
試験判断根拠サブステップは、
被試験遮断器は、初期状態では閉極位置であり、回路補助スイッチによって回路がオンとされ、続いて通流時間T2において被試験遮断器を開極させ、アーク時間T3の後、被試験遮断器によって試験電流Iを正常にオン・オフさせ、オン・オフの後アーク接触子は回復電圧Uに耐えることができ、再点弧が発生しないことと、
被試験遮断器で所定の正負極性の直流無負荷充電電流オン・オフの回数mを完了させると、試験に合格であると判定し、mは正整数であることと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の直流高速スイッチの総合性能を評価する方法。
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