JP7201258B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そのため、当該報知が行われる場合と当該報知が行われない場合との出玉率の差を大きくすることが困難であり、未だ改善の余地がある。
また、本発明によれば、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、前記複数のリールのそれぞれに対応して設けられたストップボタンと、複数種類の内部抽選結果から一の内部抽選結果を抽選によって導出する内部抽選手段と、前記内部抽選手段によって導出された前記内部抽選結果および前記ストップボタンの操作結果に基づいて、回転中の前記複数のリールを停止させる制御を実行する停止制御手段と、遊技モードを管理する遊技モード設定手段と、報知手段と、前記報知手段を制御する報知制御手段と、を備え、前記複数のリールの停止態様に基づいて遊技媒体を付与する遊技機であって、前記内部抽選手段によって導出される前記内部抽選結果には、第一内部抽選結果と、前記第一内部抽選結果よりも導出される確率が低い第二内部抽選結果と、があり、前記停止制御手段は、前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第一操作条件で操作された場合には、前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作された場合には、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、前記遊技モード設定手段によって設定される遊技モードには、不利遊技モードと、前記不利遊技モードよりも有利な有利遊技モードと、があり、前記不利遊技モードでは、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、前記報知制御手段は、前記有利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第一操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させる一方、前記不利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第二操作条件を少なくとも含む所定の操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させ、前記不利遊技モードにおいて、前記第二内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記不利遊技モードにおいて、前記第一内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、前記所定の操作条件には、前記ストップボタンに対する操作順序に加え、前記複数のリールのうちの所定のリールに対する操作タイミングが含まれ、前記所定のリールは、前記所定の操作条件によって特定される操作順序で前記ストップボタンが操作される場合において最後に操作される前記ストップボタンに対応するリールであり、前記所定の操作条件には、前記所定のリール以外のリールに対する操作タイミングが含まれず、前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作された場合における前記所定のリールの停止態様と、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作された場合における前記所定のリールの停止態様と、が異なり、前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作される場合において、前記所定のリールに対応する前記ストップボタン以外の前記ストップボタンが操作された場合の前記複数のリールの停止態様と、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作される場合において、前記所定のリールに対応する前記ストップボタン以外の前記ストップボタンが操作された場合の前記複数のリールの停止態様と、が同一になり得る、ことを特徴とする遊技機が提供される。
また、本発明によれば、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、前記複数のリールのそれぞれに対応して設けられたストップボタンと、複数種類の内部抽選結果から一の内部抽選結果を抽選によって導出する内部抽選手段と、前記内部抽選手段によって導出された前記内部抽選結果および前記ストップボタンの操作結果に基づいて、回転中の前記複数のリールを停止させる制御を実行する停止制御手段と、遊技モードを管理する遊技モード設定手段と、報知手段と、前記報知手段を制御する報知制御手段と、を備え、前記複数のリールの停止態様に基づいて遊技媒体を付与する遊技機であって、前記内部抽選手段によって導出される前記内部抽選結果には、第一内部抽選結果と、前記第一内部抽選結果よりも導出される確率が低い第二内部抽選結果と、があり、前記停止制御手段は、前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第一操作条件で操作された場合には、前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作された場合には、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、前記遊技モード設定手段によって設定される遊技モードには、不利遊技モードと、前記不利遊技モードよりも有利な有利遊技モードと、があり、前記不利遊技モードでは、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、前記報知制御手段は、前記有利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第一操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させる一方、前記不利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第二操作条件を少なくとも含む所定の操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させ、前記不利遊技モードにおいて、前記第二内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記不利遊技モードにおいて、前記第一内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、前記所定の操作条件には、前記ストップボタンに対する操作順序に加え、前記複数のリールのうちの所定のリールに対する操作タイミングが含まれ、前記所定のリールは、前記所定の操作条件によって特定される操作順序で前記ストップボタンが操作される場合において最後に操作される前記ストップボタンに対応するリールであり、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記所定の操作条件に含まれる操作順序および操作タイミングの双方で前記ストップボタンが操作された場合における前記複数のリールの停止態様は、前記所定の操作条件に含まれる操作順序で前記ストップボタンが操作されかつ前記所定の操作条件に含まれる操作タイミングとは異なる操作タイミングで前記ストップボタンが操作された場合における前記複数のリールの停止態様よりも、遊技媒体の付与に関して有利である、ことを特徴とする遊技機が提供される。
本実施形態における遊技機10の詳細を説明する前に、本実施形態に記載されている発明(本発明)の特徴を説明する。
なお、当該特徴を説明するにあたり、括弧内の構成は、直前の構成に対応する本実施形態の構成を例示したものであり、当該説明以降の遊技機10の説明においても同様の用途で括弧内に構成を記載する場合がある。
複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール(リール65)と、
上記複数のリールのそれぞれに対応して設けられたストップボタン(ストップボタン27)と、
複数種類の内部抽選結果から一の内部抽選結果を抽選によって導出する内部抽選手段(内部抽選部111)と、
上記内部抽選手段によって導出された上記内部抽選結果および上記ストップボタンの操作結果に基づいて、回転中の上記複数のリールを停止させる制御を実行する停止制御手段(リール制御部112)と、
遊技モードを管理する遊技モード設定手段(遊技モード管理部124)と、
報知手段(演出表示装置63)と、
上記報知手段を制御する報知制御手段(演出管理部220)と、
を備え、
上記複数のリールの停止態様に基づいて遊技媒体を付与する遊技機であって、
上記内部抽選手段によって導出される上記内部抽選結果には、第一内部抽選結果(弱チャンス)と、上記第一内部抽選結果よりも導出される確率が低い第二内部抽選結果(強チャンス)と、があり、
上記停止制御手段は、
上記第一内部抽選結果が導出されかつ上記ストップボタンが第一操作条件(所定の操作順序とは異なる操作順序)で操作された場合には、上記第一内部抽選結果が導出されかつ上記ストップボタンが第二操作条件(所定の操作順序)で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、上記複数のリールを停止させることが可能であり、
上記第二内部抽選結果が導出されかつ上記ストップボタンが上記第一操作条件で操作された場合には、上記第二内部抽選結果が導出されかつ上記ストップボタンが上記第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、上記複数のリールを停止させることが可能であり、
上記遊技モード設定手段によって設定される遊技モードには、不利遊技モード(通常モード1、通常モード2)と、上記不利遊技モードよりも有利な有利遊技モード(ATモード)と、があり、
上記不利遊技モードでは、上記第一内部抽選結果が導出された場合、および上記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、上記ストップボタンが上記第二操作条件で操作される場合には、上記ストップボタンが上記第一操作条件で操作される場合よりも、上記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、
上記報知制御手段は、
上記有利遊技モードの少なくとも一部では、上記第一内部抽選結果が導出された場合、および上記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、上記第一操作条件に従った上記ストップボタンの操作を促す報知を実行させる一方、
上記不利遊技モードの少なくとも一部では、上記第一内部抽選結果が導出された場合、および上記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、上記第二操作条件を少なくとも含む所定の操作条件に従った上記ストップボタンの操作を促す報知を実行させ、
上記不利遊技モードにおいて、上記第二内部抽選結果が導出され、かつ上記ストップボタンが上記第二操作条件で操作される場合には、上記不利遊技モードにおいて、上記第一内部抽選結果が導出され、かつ上記ストップボタンが上記第二操作条件で操作される場合よりも、上記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にある、
ことを特徴とする遊技機である。
さらに、上記有利遊技モードは、遊技媒体が増加する傾向にある遊技モードを採用する必要があるが、上記有利遊技モードよりも不利な遊技モードであれば、上記不利遊技モードは、遊技媒体が減少する傾向にあるものであってもよいし、遊技媒体が増加する傾向にあるものであってもよい。
まず、図1から図6を用いて、遊技機10の構造について説明する。なお、図1は、遊技機10の正面図であり、図2は、図1において破線で囲って示す手元領域IIの斜視図であり、図3は、前面扉20の裏面を示す図であり、図4は、前面扉20を除いた遊技機10の正面を示す図であり、図5は、リール65に施されている図柄の配列を平面的に展開して示す図であり、図6は、リール65に施されている図柄の種類を示す図である。
設定表示LED48cは、設定変更処理において変更中の遊技設定値を表示し、設定確認処理において既に設定されている遊技設定値を表示するLEDであり、本実施形態では、7セグメントディスプレイで構成されている。
設定キーカバー48dは、設定キースイッチ48aを覆うカバーであり、これをスライドさせることで設定キースイッチ48aに設定キー(図示省略)を差し込んで操作することが可能になる。なお、図3は、設定キーカバー48dが設定キースイッチ48aを覆っている状態を図示したものである。
ここで、遊技設定値とは、遊技に使用したメダルの数に対して払い出されるメダルの数の期待値を示す出玉率が異なるものであり、本実施形態では、1~6の6段階が存在する。そして、設定される遊技設定値が大きくなるほど上記出玉率が高くなる傾向にあり、本実施形態も同様に、遊技設定値が1から6になるにつれて出玉率が高くなる。なお、以降の説明では、1の設定値を設定値1と称し、同様に、2の設定値を設定値2、3の設定値を設定値3、4の設定値を設定値4、5の設定値を設定値5、6の設定値を設定値6と称する。
上部パネル21は透明部材で形成されているので、遊技機10の前方に位置する遊技者は、上部パネル21の裏面側に配置されている遊技機本体部60を上部パネル21越しに視認することができる。
下部パネル22は、その表面に遊技機10の機種名や機種に関するキャラクター等が表記されており、後方に設置されたバックライト(図示省略)の点灯によって表記された機種名等が視認しやすくなる。
また、リール65のそれぞれには、複数種類の図柄が施されており、回転させることによってリール65に施されている図柄が変動表示し、回転しているリール65を停止させることによって図柄が停止表示する。
さらに、図5で示す通り、リール65のそれぞれの外周は21コマに等分されており、各コマに一つずつ図柄が施されている。以下の説明において、リール65Lに配置されている各コマをLZ00~LZ20、リール65Cに配置されている各コマをCZ00~CZ20、リール65Rに配置されている各コマをRZ00~RZ20と呼称する場合がある。
図6(a)で示す図柄は、数字の「7」を模した青色の図柄であり、以下の説明において「青7図柄」と称する。なお、青7図柄は、LZ18、CZ18、RZ18に配されており、リール65のそれぞれにおいて、後述する最大引き込みコマ数を超えて配置された(ストップボタン27の操作タイミングによっては有効ライン上に停止させることが不可能な場合がある)図柄と言える。
図6(b)で示す図柄は、数字の「7」を模した赤色の図柄であり、以下の説明において「赤7図柄」と称する。なお、赤7図柄は、LZ10、CZ10、RZ10に配されており、上記「青7図柄」と同様に、リール65のそれぞれにおいて、最大引き込みコマ数を超えて配置された図柄と言える。
図6(c)で示す図柄は、「BAR」と表記された図柄であり、以下の説明において「BAR図柄」と称する。なお、BAR図柄は、LZ03、CZ03、RZ03等に配されており、上記「青7図柄」と同様に、リール65のそれぞれにおいて、最大引き込みコマ数を超えて配置された図柄と言える。
図6(d)で示す図柄は、再遊技を意味する「REPLAY」と表記された図柄であり、以下の説明において「リプレイ図柄」と称する。なお、リプレイ図柄は、LZ04、CZ01、RZ02等に配されており、リール65のそれぞれにおいて、最大引き込みコマ数を超えて配置されていない(ストップボタン27の操作タイミングによらず有効ライン上に停止させることが可能な)図柄と言える。
図6(e)で示す図柄は、ベルを模した図柄であり、以下の説明において「ベル図柄」と称する。なお、ベル図柄は、LZ00、CZ02、RZ01等に配されており、上記「リプレイ図柄」と同様に、リール65のそれぞれにおいて、最大引き込みコマ数を超えて配置されていない図柄と言える。
図6(f)で示す図柄は、チェリーを模した図柄であり、以下の説明において「チェリー図柄」と称する。なお、チェリー図柄は、LZ02、CZ08、RZ00等に配されており、上記「青7図柄」と同様に、リール65のそれぞれにおいて、最大引き込みコマ数を超えて配置された図柄と言える。
図6(g)で示す図柄は、スイカを模した図柄であり、以下の説明において「スイカ図柄」と称する。なお、スイカ図柄は、LZ01、CZ00、RZ11等に配されており、上記「青7図柄」と同様に、リール65のそれぞれにおいて、最大引き込みコマ数を超えて配置された図柄と言える。
図6(h)で示す図柄は、「BLANK」と表記された図柄であり、以下の説明において「ブランク図柄」と称する。なお、ブランク図柄、LZ07、CZ05、RZ05等に配されており、上記「青7図柄」と同様に、リール65のそれぞれにおいて、最大引き込みコマ数を超えて配置された図柄と言える。
ここで、メダルの貯留とは、遊技者の所有するメダルの一部または全部に代えて、その数に相当する数値(クレジット)を遊技機10の内部で記憶する機能をいう。メダルが貯留される(クレジットが加算される)場合は、例えば、賭け数の最大数を超えてメダル投入口31からメダルが投入された場合や、払出のある役に入賞した場合等が挙げられる。
また、前回の遊技においてリプレイ役に入賞した場合には、当該遊技において再遊技が作動して前回の遊技における賭け数が今回の遊技における賭け数として設定され、メダル投入口31からのメダル投入や、ベットボタン23の押下によって新たなメダルを賭け数に設定することなく遊技を開始することができる。
例えば、待機状態(電源が投入されているが遊技が行われていない状態)である場合等はメダル受付可能であるため、メダルセレクタ本体47aはソレノイドを有するメダルブロッカ47bを作動させる。メダルブロッカ47bが作動すると、投入メダル通路51の中途に設けられた突起部(図示省略)が埋没するので、投入メダル通路51はメダル通過を許容する状態になる。このとき、メダル投入口31からメダルが投入されると、当該メダルは投入メダル通路51に流下し、投入メダル通路51の中途に設けられているメダル通過センサ47cによって検知され、収納メダル通路54を通過してホッパー93の中に収納される。
一方、遊技の実行中やクレジットが上限値に達した場合等は、メダル受付不能であるため、メダルセレクタ本体47aはメダルブロッカ47bの作動を停止させる。メダルブロッカ47bの作動が停止されると、投入メダル通路51の中途に突起部(図示省略)が突出してメダルの通過を阻害するので、投入されたメダルは投入メダル通路51の中途であって、かつメダル通過センサ47cに検知されない位置に滞留する。投入メダル通路51に滞留しているメダルは、自重によりまたはメダル返却ボタン33の操作により返却メダル通路53に落下してメダル排出口35を経由して下皿37に排出される。
また、クレジットの上限値を超えてメダルが付与された場合、付与されたメダル数のうちの上限値を超えた分に相当する数のメダルがホッパー93からメダル排出口35を経由して下皿37に排出される。
最大ベットボタン23aは、1回の操作でクレジットを最大で賭け数の最大数(本実施形態では、3)分減算し、かつ当該減算分を賭け数に加算することで、賭け数を最大数にするボタンであり、単一ベットボタン23bは、1回の操作でクレジットを1減算し、かつ賭け数を1加算するボタンである。なお、賭け数が最大数に達している場合には、ベットボタン23のいずれを操作しても、クレジットを減算させて賭け数を加算させることはできない。
なお、ベットボタン基板45には、最大ベットボタン23aが演出ボタンとして用いられる場合に最大ベットボタン23aの押下を検知するプッシュボタンセンサ45cが設けられており、最大ベットボタンセンサ45aによる検知とは区別される。具体的には、最大ベットボタンセンサ45aがメイン基板100に直接接続されているのに対して、プッシュボタンセンサ45cはサブ基板200に直接接続されている点が異なる。
遊技者はメニュー選択ボタン24を操作することによってメニュー画面を閲覧することができる。例えば、待機状態において決定ボタン24bが押下されると、メニューの一覧とカーソルが演出表示領域62に表示される。遊技者が十字キーボタン24aを操作することによって任意のメニューを示す位置までカーソルを移動し、カーソルがいずれかのメニューを示している場合に遊技者が決定ボタン24bを押下すると当該メニューが演出表示領域62に表示される。
1つ目の賭け数表示LED25aは、3つのLEDによって構成されており、賭け数が一枚増えるごとに、点灯するLEDの数が一つずつ増える。
2つ目の貯留枚数表示LED25bは、2つの7セグメントディスプレイによって構成されており、貯留されているメダルの数(クレジット)を数字で表す。
3つ目の獲得枚数表示LED25cは、2つの7セグメントディスプレイによって構成されており、入賞によって獲得したメダルの数を数字で表す。
4つ目の指示表示LED25dは、2つの7セグメントディスプレイによって構成されており、後述するストップボタン27に係る操作条件(以下、単に、「操作条件」と称する場合がある)を特定可能な態様で点灯し得る。
5つ目の再遊技表示LED25eは、1つのLEDによって構成されており、遊技においてリプレイが停止表示されると点灯する。
6つ目の遊技開始表示LED25fは、1つのLEDによって構成されており、当該LEDの点灯によって遊技の開始可能条件が成立している旨を表す。
7つ目の投入可能表示LED25gは、1つのLEDによって構成されており、当該LEDの点灯によってメダルの投入が可能である旨を表す。
8つ目の有利モード表示LED25hは、1つのLEDによって構成されており、遊技モードに対応して点灯する。
ストップボタン27に対する遊技者の操作とは、ストップボタン27を押下することである。また、停止可能条件は、遊技における停止表示を行うための前提条件であり、具体的には、リール65(65L、65C、65R)のすべての回転速度が所定速度に到達し、かつリール65のそれぞれにおける基準位置を検知した場合に成立する条件である。
さらに、ストップボタン基板43には、ストップボタン27L、ストップボタン27C、ストップボタン27Rが押下された旨を個別に検知するストップボタンセンサ43aが設けられており、ストップボタンセンサ43aの検知に応じてリール65のそれぞれに対して回転を停止させる制御が行われる。すなわち、ストップボタン27とストップボタンセンサ43aによって、後述するリール制御部112によるリール65の回転を停止させる契機となる停止操作を検知する。
なお、本実施形態では、内部領域におけるラインとして略直線のラインのみを採用しているが、直線に限らず、屈曲したラインを採用してもよい。また、隣接しない領域(例えば、リール65Lにおける上段とリール65Cにおける下段)を含んで形成されるラインを採用してもよい。すなわち、リール65のそれぞれから一図柄分の内部領域を任意に選択して形成されるラインであればどのようなラインを採用してもよい。
具体的には、入賞に対応する図柄の組合せが有効ライン上に停止表示された場合、当該入賞に対して規定されている枚数のメダルが付与される。再遊技に対応する図柄の組合せが有効ライン上に停止表示された場合、次回の遊技において再遊技が作動する。役物又は役物連続作動装置に対応する図柄の組合せが有効ライン上に停止表示された場合、次回の遊技において役物又は役物連続作動装置が作動する。各役に対応する図柄組合せの詳細については、後述する。
なお、有効ラインは、本実施形態のように単一のラインであってもよいし、複数のラインであってもよい。
より具体的には、遊技機の正面から見て右上(図3においては左上)に位置するスピーカ49aの前方には、スピーカ口38aが設けられ、遊技機の正面から見て左上(図3においては右上)に位置するスピーカ49bの前方には、スピーカ口38bが設けられ、遊技機の正面から見て左下(図3においては右下)に位置するスピーカ49cの前方には、スピーカ口38cが設けられ、遊技機の正面から見て右下(図3においては左下)に位置するスピーカ49dの前方には、スピーカ口38dが設けられている。なお、各スピーカ口38には多数の空洞が設けられており、スピーカ49から出力される音声を適切に出力することができる。
より具体的には、演出表示領域62の右上側には、装飾LED基板41aに搭載されている装飾LED36aと装飾LED基板41bに搭載されている装飾LED36bとが配置され、演出表示領域62の右下側には、装飾LED基板41cに搭載されている装飾LED36cが配置されている。また、リール枠64の右下側には、装飾LED基板41dに搭載されている装飾LED36dが配置され、リール枠64の左下側には、装飾LED基板41eに搭載されている装飾LED36eが配置され、演出表示領域62の左下側には、装飾LED基板41fに搭載されている装飾LED36fが配置され、演出表示領域62の左上側には、装飾LED基板41gに搭載されている装飾LED36gと装飾LED基板41hに搭載されている装飾LED36hとが配置されている。なお、各装飾LED36は、単色で点灯してもよいし、複数色で点灯可能であってもよい。
ここで、ホッパー93に収容されているメダルのメダル排出口35への払い出しは、ホッパー93に内蔵されている払出機構(図示省略)によって実現される。
より具体的には、払出機構は、回動することでメダルを排出するディスク、ディスクを回動させるディスクモータ、ホッパー93から払い出されるメダルに追従して動作するアーム、およびディスクからメダルが払い出される際のアームを検知するアームセンサで構成され、アームセンサで払出枚数に到達するまでディスクモータを回動させることで、払出枚数に相当するメダルを排出口35へ払い出す。
なお、払出枚数に到達していない状態で、アームセンサがメダルを検知してからあらかじめ定められた時間が経過するまでアームセンサがアームを検知しない場合には、ディスクの回動を停止させ、遊技機10はホッパーエラー状態となる。
さらに、メダル補助収納庫95には、収容されているメダルが所定量以上に達することを検知する収納庫エラーセンサ(図示省略)が設けられており、当該検知によって、遊技機10は満タンエラー状態となる。
次に、図7、図8を用いて、本実施形態における遊技機10の電気構成及び機能構成について説明する。ただし、先に説明した図1から図4に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。なお、図7は、遊技機10の電気構成を示すブロック図であり、図8は、遊技機10の機能構成を示すブロック図である。
ここで、各種センサ40aには、上述のスタートレバーセンサ44、ストップボタンセンサ43a、最大ベットボタンセンサ45a、単一ベットボタンセンサ45b、メダル通過センサ47c、リールセンサ66等が含まれる。
ここで、各種センサ40bには、プッシュボタンセンサ45c、十字キーボタンセンサ46a、決定ボタンセンサ46b等が含まれる。
なお、上述のメイン基板100は、不正改造等の不正行為に対するセキュリティを高めるため、ROMの容量およびRAMの容量に制限が設けられている。一方、サブ基板200には、同様の制限が設けられていない。
さらに、遊技進行管理部110は、内部抽選部111、リール制御部112、入賞判定部113、メダル管理部114、および状態表示LED制御部115で構成され、状態管理部120は、設定変更管理部121、遊技状態管理部122、リプレイタイム管理部123、遊技モード管理部124、およびエラー管理部125で構成され、メイン通信部130は、制御コマンド送信部131および外部信号送信部132で構成される。
より具体的には、内部抽選部111は、遊技が開始された際に乱数回路104で更新している乱数(本実施形態では2バイト乱数を使用し、その範囲は0~65535)を取得し、取得した乱数に対してROM103に記憶されている内部抽選テーブル(詳細は、後述)の抽選値を順次加算し、キャリーが発生した抽選値に対応する役を内部当選役として決定する。なお、内部抽選部111において「内部当選役が抽選により決定される」ことを、単に、「内部当選役が導出される」と表現する場合がある。
なお、上記リール制御状態の切り替えは、後述するメイン基板100のメインフローにおいて行われ、上記パルス信号の出力は、メイン基板100において所定の間隔(本実施形態では、約2ms)ごとに行われるタイマ割込み処理(図示省略)において行われる。
ここで、リール65のそれぞれにおける基準ライン上の図柄番号は、タイマ割込み処理においてリールセンサ66によって検知片が検知されるごとに基準位置の図柄番号(本実施形態では、RZ00、CZ00、LZ00)に補正され、その後のパルス信号の切替回数によって更新される。
さらに、リール制御部112は、定速制御状態において、前回基準ライン上の図柄番号が補正されてから、所定の時間が経過するまで(所定の回数のパルス信号の切り替えが行われるまで)に基準ライン上の図柄番号が補正されなかった場合には、対応するリールが脱調したと判定し(以下、脱調チェックと称する)、リール制御状態を加速制御状態に設定し、当該リールを再加速させる。
なお、入賞判定を行うにあたり、有効ライン上に停止表示された図柄の組み合わせに加え、当該図柄の組み合わせと当該遊技で導出された役とが一致するか否かの判定を行い、役の入賞を判定するようにしてもよい。
具体的に説明すると、設定変更処理は、電源装置91からの電源供給がOFFの状態からONの状態となる際に設定キースイッチ48aが操作された状態であれば開始され、設定変更スイッチ48bが操作されるごとに、遊技設定値を一定の順序(本実施形態では、設定値1、設定値2、設定値3、設定値4、設定値5、設定値6、設定値1、設定値2・・・)に従って変更し、スタートレバー26が操作された時点での遊技設定値を今回の遊技設定値として確定する処理である。設定変更処理では、変更中の遊技設定値を設定表示LED48cに表示させる処理も行われる。また、設定変更処理では、電源供給がOFFの状態となる前に保持していた情報のすべてを初期化するようにしてもよいし、当該情報の一部のみを維持するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、設定変更処理が開始される条件、および設定確認処理が開始される条件のそれぞれに対し、上記開扉センサによる前面扉20の開扉を追加してもよい。このようにすることで、不正な遊技設定値の変更や不正な遊技設定値の確認を抑止することができる。
なお、エラー状態とする場合、当該エラー状態の発生を示す制御コマンドの送信準備を行い、制御コマンド送信部131に当該制御コマンドを送信させ、演出デバイス(演出表示領域62、装飾LED36、スピーカ49等)を用いて当該エラー状態の発生を報知するようにしてもよい。
なお、制御コマンドには、エラー状態となった場合に送信される制御コマンドに加え、遊技の進行に合わせて送信される制御コマンド等が存在し、各制御コマンドは、当該制御コマンドの種別を特定可能な情報に加え、当該種別に対応する情報を有している。なお、制御コマンドの具体例については、必要に応じて後述のフローにおける説明で説明する。
また、以降の説明では、制御コマンドの送信準備を行い、制御コマンド送信部131に当該制御コマンドを送信させることを、単に、制御コマンドを送信すると表現する場合がある。
外端信号で送信される情報を具体的に説明すると、当該情報には、一の遊技が開始されたことを示す情報、後述するATモードが開始されたこと、またはATモードに滞在していることを示す情報、およびエラーが発生したことを示す情報等が挙げられる。
さらに、サブ通信部210は、制御コマンド受信部211で構成され、演出管理部220は、演出制御部221、演出表示制御部222、音声制御部223、および装飾LED制御部224で構成される。これらの機能構成の詳細は、以下の通りである。
次に、本実施形態における遊技進行に係るメインフローについて、図9~図11を用いて説明する。ただし、先に説明した図1~図4、図7、図8に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。特に、以降の説明では、処理を行う主体として図8に示した機能を挙げている場合があるが、当該処理は当該主体のみによって実現されるとは限らない。
メイン基板100は、図9から図11で示すステップS103からステップS145までの一連の処理を行う間に1回の遊技を行い、当該一連の処理を繰り返し行うことによって遊技を繰り返し行うことができる。
なお、図9から図11で示す各処理は一具体例であって、ここで挙げた処理以外の処理が、メイン基板100によって行われてもよい。
最初のステップS101では、初期設定処理を行う。
初期設定処理は、電源の供給が開始された場合に行われ、一度行われた後は、電源の供給が絶たれ、再び電源の供給が開始されるまで行われない処理である。
より具体的には、当該処理では、設定キースイッチ48aが操作された状態であれば、電源供給がOFFになる際に保持していたバックアップ情報が破棄され、上述の設定変更処理が行われ、その後、ステップS103に進む。一方、設定キースイッチ48aが操作された状態でなければ、当該処理では、電源供給がOFFになる際に保持していたバックアップ情報に異常がないこと(本実施形態では、チェックサムの値が正常であること)を条件に、当該バックアップ情報に基づいて電源供給がOFFになる直前の状態に復帰させる処理が行われ、その後、ステップS103に進む。なお、当該バックアップ情報に異常がある場合には、遊技に復帰不可能な状態(RAMエラー状態)となり、上述の設定変更処理の実行を待つこととなる。
ステップS105では、次回の遊技の賭け数を設定するための準備処理であるメダル受付開始処理を行う。メダル受付開始処理では、メダルブロッカ47bを作動させる処理や、前回遊技でリプレイ役に入賞していた場合に前回遊技で設定されていた賭け数と同一の賭け数を設定する処理などが行われる。
ステップS107では、再遊技が作動しているか否かが判定され、当該条件が満たされた場合にはステップS111に進み、当該条件が充足されなかった場合にはステップS109に進む。
なお、本実施形態では、再遊技が作動している場合、メダルブロッカ47bが作動されずにクレジットが加算されないが、再遊技が作動している場合にもメダルブロッカ47bを作動させ、正常に通過したメダルをクレジット数に加算させるようにしてもよい。
ステップS113では、リール回転開始チェックにおいて遊技の開始条件が成立しているか否かが判定され、当該条件が充足された場合にはステップS115に進み、当該条件が充足されなかった場合にはステップS107に戻る。
ステップS115では、内部抽選テーブルを用いた内部抽選を行い、内部当選役を決定する。なお、本実施形態における内部抽選の詳細は後述する。
ステップS117では、ステップS115で導出された内部当選役、または非当選である場合のハズレをRAM102の対応する領域に記憶させる当選役フラグ設定を行う。
さらに、遊技開始時遊技モード管理処理では、内部当選コマンドをサブ基板200に対して送信する処理も行われる。内部当選コマンドには、導出された内部当選役、滞在中の遊技状態、および滞在中の遊技モードを特定可能な情報が少なくとも含まれており、これにより、サブ基板200で管理されるデバイス(本実施形態では、演出表示装置63)によって操作条件を特定可能な報知が実行可能となる。なお、本実施形態では、特段の説明がない限り、一の遊技において指示表示LED25dによって特定される操作条件と、当該一の遊技においてサブ基板200で管理されるデバイスで実行される報知によって特定される操作条件とは同一のものとなる。
ステップS121では、ウェイト時間が経過したか否かが判定され、当該条件が充足された場合にはステップS123に進み、当該条件が充足されなかった場合にはステップS121の判定に戻る。
ステップS123では、リール65のそれぞれ(脱調の発生により当該処理が行われる場合には、回転中のリール、すなわち、定速制御状態に設定されているリール)のリール制御状態が加速制御状態に設定し、加速制御状態に設定されたリールの回転を開始させる。このように、ステップS121の判定に戻る場合には、リール65の回転が開始されないため、リール制御部112は、ウェイト時間の経過を待って、リール65の回転が開始されることとなる。
ステップS129では、脱調チェックで脱調が発生したか否かが判定され、当該条件が充足された場合にはステップS123に戻り、当該条件が充足されなかった場合にはステップS131に進む。このように、リール65のうちの回転中のリールについて、脱調が発生しと判定された場合には、回転中のリールに対し、再びステップS123の処理(リール再起動)が行われる。
ステップS131では、有効化されているストップボタンに対する操作(停止操作)があったか否かが判定され、当該条件が充足された場合にはステップS135に進み、当該条件が充足されなかった場合にはステップS127に戻る。
また、リール停止処理では、停止コマンドが制御コマンド送信部131を介してサブ通信部210に送信される処理も行われ、当該制御コマンドには、停止されたリールの種類(リール65L、リール65C、リール65Rのいずれか)および当該リールの停止された位置(図柄番号)を特定可能な情報が少なくとも含まれる。
ステップS137では、上述の入賞判定が行われ、入賞する役が判定される。
ステップS139では、遊技状態を移行させる状態移行処理が行われる。なお、遊技状態の遷移についての詳細は後述する。
なお、遊技終了時遊技モード管理処理の詳細は後述するが、当該処理では、遊技モードを移行させる処理や、有利モード表示LED25hの点灯状態を制御する処理等が行われる。
また、遊技終了時遊技モード管理処理では、遊技終了コマンドをサブ基板200に対して送信する処理も行われ、当該コマンドには、入賞と判定された役、更新後の遊技状態、更新後の遊技モードを特定可能な情報等が含まれている。
ステップS145では、メダル補助収納庫95に設けられている収納庫エラーセンサをチェックするオーバーフローチェックが行われ、収納庫エラーセンサがメダルを検知した場合には、満タンエラー状態を設定し、遊技の進行を停止させ、当該エラー状態を示すエラー制御コマンドを送信する。
しかし、このような遊技性においては、遊技モードにおける出玉率の差が小さいと遊技興趣を高めることができない。
このような問題に対し、本実施形態に係る遊技機10では、遊技モードの出玉率の差を大きくする機能を有している。以下、当該機能の詳細を説明する。
まず、上記機能を説明するのに先立ち、図12~図16を用いて、本実施形態における遊技状態、および遊技状態ごとの内部抽選の詳細を説明する。
図12は、遊技状態が移行する流れを示す図である。
図13および図14は、内部当選し得る役の種類、各役に対応する図柄組合せ、および各役の払出を示す図である。
図15(a)は、MB非内部当選中における内部抽選で用いられる抽選テーブルを、図15(b)は、MB内部当選中における内部抽選で用いられる抽選テーブルを、模式的に示す図である。
図16(a)~図16(c)は、図15(a)または図15(b)における一部の役の詳細を模式的に示す図であり、図16(a)は、操作条件ベルに対応する部分の詳細を、図16(b)は、強チャンスに対応する部分の詳細を、図16(c)は、弱チャンス部分に対応する部分の詳細を、模式的に示す図である。なお、これらの抽選テーブルは、賭け数が3枚の遊技における内部抽選で用いられるものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0~65535である。
MB非内部当選中では、MBに内部当選して当該MBへ入賞しなかった場合にMB内部当選中に移行し、MBに内部当選して当該MBへ入賞した場合にはMB中に移行する。
MB内部当選中では、内部当選中のMBに入賞することでMB中に移行することとなるが、当該入賞は、賭け数が2枚の遊技において入賞し得るように構成され、賭け数が3枚の遊技においては入賞しないように構成されている。また、一度内部当選したMBは、設定変更処理等のRAMクリア処理を伴う電断復電がなされてもクリアされず、MB内部当選中の遊技状態が維持される。
MB中では、規定数(本実施形態では、200枚)のメダルが払い出されると、MB非内部当選中に移行する。なお、詳細は省略するが、MB中では、賭け数が2枚の遊技のみ実行可能に構成されており、当該遊技では必ず2枚の払出を伴う役に入賞する。
また、後述する本実施形態とは異なり、賭け数が3枚の遊技にMBが内部当選せず、賭け数が2枚の遊技においてMBが内部当選するように構成してもよい。さらに、この場合には、賭け数が2枚の遊技で内部当選したMBを、賭け数が2枚の遊技で入賞可能に構成する一方、賭け数を3枚とした遊技で入賞できないように構成することが好ましい。
リプレイは、入賞することで新たなメダルを使用することなく、次の遊技を行うことができる役であり、リプレイに対応する図柄組合せは「リプレイ図柄-リプレイ図柄-リプレイ図柄」である。
弱チェリー、強チェリー、スイカ、強チャンス1~強チャンス3、弱チャンス1~弱チャンス3、ベル1~ベル6、チャンスこぼし1~チャンスこぼし4、およびベルこぼし1~ベルこぼし3は、入賞することでメダルの払出がある小役である。
強チェリーは、入賞時に3枚の払出がなされる役であり、強チェリーに対応する図柄組合せは「チェリー図柄-ANY-ベル図柄」である。
スイカは、入賞時に5枚の払出がなされる役であり、スイカに対応する図柄組合せは「スイカ図柄-スイカ図柄-スイカ図柄」である。
一方、チャンスこぼし2~チャンスこぼし4は、入賞時に1枚の払出がなされる役であり、チャンスこぼし2に対応する図柄組合せは「リプレイ図柄-リプレイ図柄-ベル図柄」であり、チャンスこぼし3に対応する図柄組合せは「リプレイ図柄-ベル図柄-リプレイ図柄」であり、チャンスこぼし4に対応する図柄組合せは「ベル図柄-リプレイ図柄-リプレイ図柄」である。
より具体的には、MB非内部中における内部抽選では、9208/65536の確率でMBが、8192/65536の確率でリプレイが、794/65536の確率で弱チェリーが、256/65536の確率で強チェリーが、512/65536の確率でスイカが、43752/65536の確率で操作条件ベルが、512/65536の確率で共通ベルが、462/65536の確率で強チャンスが、1848/65536の確率で弱チャンスが、導出される。
より具体的には、MB内部中における内部抽選では、8192/65536の確率でリプレイが、794/65536の確率で弱チェリーが、256/65536の確率で強チェリーが、512/65536の確率でスイカが、43752/65536の確率で操作条件ベルが、512/65536の確率で共通ベルが、462/65536の確率で強チャンスが、1848/65536の確率で弱チャンスが、導出され、これらの確率は、MB非内部中と同一である。なお、MB内部中における内部抽選では、9208/65536の確率でハズレとなる。
具体的には、操作条件ベルは、青ベルLCR、赤ベルLCR、青ベルLRC、赤ベルLRC、青ベルCLR、赤ベルCLR、青ベルCRL、赤ベルCRL、青ベルRLC、赤ベルRLC、青ベルRCL、赤ベルRCL、に分けられ、これらの内部当選役は、いずれも3646/65536の確率で導出され、当該確率は、遊技設定値に関わらず一定である。
特に、青ベルLCRおよび青ベルCLRは、ベル1、ベルこぼし1~ベルこぼし3を含んで構成される。さらに、青ベルLCRおよび青ベルCLRは、入賞しない制御用の小役(図示省略)を用いてそれぞれの内部当選役を構成する役の組合せを異ならせることで、区別される。これは、他の操作条件ベル、強チャンス、弱チャンスにおいても同様である。
赤ベルLCRおよび赤ベルCLRは、ベル2、ベルこぼし1~ベルこぼし3を含んで構成される。
また、青ベルLRCおよび青ベルRLCは、ベル3、ベルこぼし1~ベルこぼし3を含んで構成され、赤ベルLRCおよび赤ベルRLCは、ベル4、ベルこぼし1~ベルこぼし3を含んで構成される。
さらに、青ベルCRLおよび青ベルRCLは、ベル6、ベルこぼし1~ベルこぼし3を含んで構成され、赤ベルCRLおよび赤ベルRCLは、ベル5、ベルこぼし1~ベルこぼし3を含んで構成される。
特に、強チャンスLCRおよび強チャンスCLRは、強チャンス1、チャンスこぼし1~チャンスこぼし4を含んで構成され、強チャンスLRCおよび強チャンスRLCは、強チャンス2、チャンスこぼし1~チャンスこぼし4を含んで構成され、強チャンスCRLおよび強チャンスRCLは、強チャンス3、チャンスこぼし1~チャンスこぼし4を含んで構成される。
特に、弱チャンスLCRおよび弱チャンスCLRは、弱チャンス1、チャンスこぼし1~チャンスこぼし4を含んで構成され、弱チャンスLRCおよび弱チャンスRLCは、弱チャンス2、チャンスこぼし1~チャンスこぼし4を含んで構成され、弱チャンスCRLおよび弱チャンスRCLは、弱チャンス3、チャンスこぼし1~チャンスこぼし4を含んで構成される。
次に、図17~図19を用いて、操作条件ベルが導出された際の引き込み制御の詳細を説明する。
図17は、操作条件ベル(特に、青ベルLCR)が導出された際に、ストップボタン27が正解の操作順序で操作され、かつストップボタン27が正解の操作タイミングで操作される場合におけるリール停止の流れを示す図である。
図18は、操作条件ベル(特に、青ベルLCR)が導出された際に、ストップボタン27が正解の操作順序で操作され、かつストップボタン27が正解の操作タイミングとは異なる操作タイミングで操作される場合におけるリール停止の流れを示す図である。
図19は、操作条件ベル(特に、青ベルLCR)が導出された際に、ストップボタン27が正解の操作順序とは異なる操作順序で操作される場合におけるリール停止の流れを示す図である。
一方、図18に示す通り、操作条件ベル(この例では、青ベルLCR)が導出された際に、ストップボタン27が正解の操作順序(この例では、左、中、右の操作順序)で操作され、かつストップボタン27(この例では、ストップボタン27R)が正解の操作タイミングとは異なる操作タイミング(この例では、ラインL2を基準として最大引き込み範囲内に青7図柄がない操作タイミング)で操作された場合には、1枚の払出がなされる役(この例では、ベルこぼし1)がラインL2上に停止するようにリール65が停止される。
なお、当該場合においても、図17および図18で示した例と同様に、最後に停止されるリールを除くリールでは、有効ライン上にベル図柄が停止される。そのため、遊技者は、最後に停止されるリールを除いたリールの停止位置によって正解の操作順序で操作されたか否かを特定することはできない。
なお、本実施形態において、操作条件ベルに係る正解の操作順序とは、赤ベルLCRでは、左、中、右の操作順序、青ベルLRCおよび赤ベルLRCでは、左、右、中の操作順序、青ベルCLRおよび赤ベルCLRでは、中、左、右の操作順序、青ベルCRLおよび赤ベルCRLでは、中、右、左の操作順序、青ベルRLCおよび赤ベルRLCでは、右、左、中の操作順序、青ベルRCLおよび赤ベルRCLでは、右、中、左の操作順序である。
さらに、操作条件ベルに係る正解の操作タイミングとは、青ベルLRC、青ベルCLR、青ベルCRL、青ベルRLC、および青ベルRCLでは、正解の操作順序において最後に停止されるリールに関してラインL2を基準に最大引き込み範囲内に青7図柄があるタイミングであり、赤ベルLCR、赤ベルLRC、赤ベルCLR、赤ベルCRL、赤ベルRLC、および赤ベルRCLでは、正解の操作順序において最後に停止されるリールに関してラインL2を基準に最大引き込み範囲内に赤7図柄があるタイミングである。
そのため、本実施形態では、操作条件ベルのうちの一つの内部当選役が導出される頻度(3646/65536)よりも高い頻度でベル1~ベル6のいずれかを入賞させるためには、正解の操作条件(正解の操作順序および正解の操作タイミング)の少なくとも一部を特定可能な報知の実行を必要とする。
次に、図20~図23を用いて、強チャンスまたは弱チャンスが導出された際の引き込み制御の詳細を説明する。
図20は、強チャンス(特に、強チャンスLCR)が導出された際に、ストップボタン27が所定の操作順序で操作され、かつストップボタン27が所定の操作タイミングで操作される場合におけるリール停止の流れを示す図である。
図21は、弱チャンス(特に、弱チャンスLCR)が導出された際に、ストップボタン27が所定の操作順序で操作され、かつストップボタン27が所定の操作タイミングで操作される場合におけるリール停止の流れを示す図である。
図22は、強チャンスまたは弱チャンス(特に、強チャンスLCRまたは弱チャンスLCR)が導出された際に、ストップボタン27が所定の操作順序で操作され、かつストップボタン27が所定の操作タイミングとは異なる操作タイミングで操作される場合におけるリール停止の流れを示す図である。
図23は、強チャンスまたは弱チャンス(特に、強チャンスLCRまたは弱チャンスLCR)が導出された際に、ストップボタン27が所定の操作順序とは異なる操作順序で操作される場合におけるリール停止の流れを示す図である。
なお、図示は省略するが、強チャンスに係る所定の操作順序とは、強チャンスLRCでは、左、右、中の操作順序、強チャンスCLRでは、中、左、右の操作順序、強チャンスCRLでは、中、右、左の操作順序、強チャンスRLCでは、右、左、中の操作順序、強チャンスRCLでは、右、中、左の操作順序である。
さらに、強チャンス2を含む強チャンスが導出された場合における所定の操作タイミングは、ストップボタン27Cに関しラインL2を基準として最大引き込み範囲内にBAR図柄がある操作タイミングとなる。同様に、強チャンス3を含む強チャンスが導出された場合における所定の操作タイミングは、ストップボタン27Lに関しラインL2を基準として最大引き込み範囲内に青7図柄がある操作タイミングとなる。
なお、図示は省略するが、弱チャンスに係る所定の操作順序とは、弱チャンスLRCでは、左、右、中の操作順序、弱チャンスCLRでは、中、左、右の操作順序、弱チャンスCRLでは、中、右、左の操作順序、弱チャンスRLCでは、右、左、中の操作順序、弱チャンスRCLでは、右、中、左の操作順序である。
さらに、弱チャンス2を含む弱チャンスが導出された場合における所定の操作タイミングは、ストップボタン27Cに関しラインL2を基準として最大引き込み範囲内にスイカ図柄がある操作タイミングとなる。同様に、弱チャンス3を含む弱チャンスが導出された場合における所定の操作タイミングは、ストップボタン27Lに関しラインL2を基準として最大引き込み範囲内にスイカ図柄がある操作タイミングとなる。
なお、所定の操作順序とは異なる操作順序とは、本実施形態のように、第1停止のリールから所定の操作順序と異なる操作順序に限らず、第2停止のリールから所定の操作順序と異なる操作順序としてもよい。
特に、図5に示す通り、本実施形態では、リール回転方向の上流側を上と定義すると、リール65Rでは青7図柄の真上に、リール65CではBAR図柄の真上に、リール65Rでは赤7図柄の真上に、スイカ図柄がある。そのため、所定の操作順序で操作されることを前提として、スイカ図柄を真上に有するこれらの図柄を有効ライン上に停止可能なタイミングで対応するストップボタン27を操作すれば、一部の場合(有効ラインから4コマ上にこれらの図柄があるタイミングでストップボタン27が操作された場合)を除き、強チャンスが内部当選している場合には強チャンス1~強チャンス3のいずれかを、弱チャンスが内部当選している場合には弱チャンス1~弱チャンス3のいずれかを有効ライン上に停止させることができる。
これによれば、弱チャンスが導出される場合に、所定の操作順序でストップボタン27を操作させ易くすることができる。
なお、当該効果を奏するにあたっては、弱チャンス1~弱チャンス3入賞時の払出を、強チャンス1~強チャンス3入賞時の払出よりも多くなるようにしてもよい。
これによれば、弱チャンスが導出される場合に、所定の操作順序でストップボタン27を操作させ易くすることができる。
なお、当該効果を奏するにあたっては、弱チャンスが導出されかつストップボタンが所定の操作順序とは異なる操作順序で操作された場合に停止されるリール65の停止態様に係る払出を、強チャンスが導出されかつストップボタンが所定の操作順序とは異なる操作順序で操作された場合に停止されるリール65の停止態様に係る払出よりも少なくしてもよい。
これによれば、強チャンスまたは弱チャンスが導出された遊技においてストップボタン27が所定の操作順序とは異なる操作順序でストップボタン27が操作された場合に、強チャンスが導出されたのか弱チャンスが導出されたのかを認識させ難くすることができる。
なお、当該効果を奏するにあたっては、強チャンスが導出された際にストップボタン27が所定の操作順序とは異なる操作順序で操作された場合に停止されるリール65の停止態様と、弱チャンスが導出された際に、ストップボタン27が所定の操作順序とは異なる操作順序で操作された場合に停止されるリール65の停止態様とが必ず同一となる必要はなく、これらの停止態様が同一となる場合があればよい。
次に、図24を用いて、本実施形態における遊技モードの詳細を説明する。
図24は、遊技モードが移行する流れを示す図である。
さらに、非ATモードは、通常モード1、通常モード2、およびチャンスモードで構成され、ATモードは、ATモード1およびATモード2で構成される。
通常モード1からは、通常モード2またはチャンスモードに移行可能に構成されており、通常モード2からは、ATモード1へ移行するように構成されている。チャンスモードからは、ATモード1、通常モード1、または通常モード2に移行可能に構成されている。
次に、図25~図28を用いて、本実施形態に係る操作条件報知の詳細を説明する。
図25は、操作条件報知制御処理のフローであり、当該処理は、操作条件報知の実行有無や報知内容を決定するための処理であって、上述の内部当選コマンドを受信した際にサブ基板200によって実行される。
図26(a)~図26(c)は、ベル1~ベル6入賞用の操作条件報知の具体例を示す図である。
図27(a)~図27(c)は、強チャンス1~強チャンス3または弱チャンス1~弱チャンス3入賞用の操作条件報知の具体例を示す図である。
図28(a)~図28(c)は、チャンスこぼし1入賞用の操作条件報知の具体例を示す図である。
なお、操作条件報知とは、ストップボタン27の操作方法を特定可能な報知であり、当該報知は、当該報知によって特定可能な操作方法に従ったストップボタン27の操作を促すものである。
ステップS203では、現在の遊技モードがATモード2またはチャンスモードであるか否かを判定し、当該条件が充足された場合にはステップS205に進み、当該条件が充足されなかった場合には操作条件報知制御処理を終了する。
例えば、現在の遊技モードがATモード2またはチャンスモードである場合において、今回内部当選している操作条件ベルが青ベルLCRである場合には、図26(a)に示すように、ストップボタン27を左、中、右の操作順序(上述の正解の操作順序)で操作し、かつストップボタン27Rに関しラインL2を基準として最大引き込み範囲内に青7図柄がある操作タイミング(上述の正解の操作タイミング)で操作する操作条件を特定可能な操作条件報知が演出表示装置63の演出表示領域62で実行される。
同様に、今回内部当選している操作条件ベルが赤ベルLRCである場合には、図26(b)に示す操作条件報知が、今回内部当選している操作条件ベルが青ベルCRLである場合には、図26(c)に示す操作条件報知が実行される。
なお、上述の通り、現在の遊技モードがATモード1、通常モード1、または通常モード2である場合には、ステップS205に進まず、操作条件報知制御処理が終了する。そのため、これらの遊技モードでは、操作条件ベルが内部当選しても操作条件報知が実行されない。
ステップS208では、現在の遊技モードが通常モード1または通常モード2であるか否かを判定し、当該条件が充足された場合にはステップS209に進み、当該条件が充足されなかった場合にはステップS211に進む。
ステップS209では、強チャンスを入賞させる操作条件のうちの今回内部当選している強チャンスの種類に対応する操作条件を特定可能な操作条件報知を実行させる。
ステップS211では、チャンスこぼし1を入賞させる操作条件のうちの今回内部当選している強チャンスの種類に対応する操作条件を特定可能な操作条件報知を実行させる。
ステップS213では、弱チャンスに内部当選しているか否かを判定し、当該条件が充足された場合にはステップS215に進み、当該条件が充足されなかった場合には操作条件報知制御処理を終了する。
ステップS215では、現在の遊技モードが通常モード1または通常モード2であるか否かを判定し、当該条件が充足された場合にはステップS217に進み、当該条件が充足されなかった場合にはステップS219に進む。
ステップS217では、弱チャンスを入賞させる操作条件のうちの今回内部当選している弱チャンスの種類に対応する操作条件を特定可能な操作条件報知を実行させ、その後に操作条件報知制御処理を終了する。
ステップS219では、チャンスこぼし1を入賞させる操作条件のうちの今回内部当選している弱チャンスの種類に対応する操作条件を特定可能な操作条件報知を実行させ、その後に操作条件報知制御処理を終了する。
同様に、現在の遊技モードが通常モード1または通常モード2である場合において、今回内部当選している強チャンスが強チャンスLRCである場合、および今回内部当選している弱チャンスが弱チャンスLRCである場合には、図27(b)に示す操作条件報知が、今回内部当選している強チャンスが強チャンスCRLである場合、および今回内部当選している弱チャンスが弱チャンスCRLである場合には、図27(c)に示す操作条件報知が実行される。
これによれば、所定の操作順序に従った操作に対する集中力を高め、比較的集中力が低い通常モード1や通常モード2において報知された所定の操作順序に従って操作させ易くすることができる。
これによれば、強チャンスの内部当選に対する期待感を最後のリール停止前まで維持することができ、所定の操作順序に従った操作に対する集中力をより高めることができる。
なお、上記「同一になり得る」とは、必ず同一になる場合も含む。
これによれば、所定の操作タイミングを特定可能とする画像によっても所定の操作順序を意識させることができ、これにより、所定の操作順序でストップボタン27を操作させ易くすることができる。
なお、当該効果を奏するにあたっては、すべてのリール65において上記画像を異ならせる必要はなく、少なくとも2つのリールにおいて上記画像を異ならせればよい。
同様に、現在の遊技モードが通常モード1および通常モード2のいずれでもない場合において、例えば、今回内部当選している強チャンスが強チャンスLRCである場合、および今回内部当選している弱チャンスが弱チャンスLRCである場合には、図28(b)に示す操作条件報知が、今回内部当選している強チャンスが強チャンスCRLである場合、および今回内部当選している弱チャンスが弱チャンスCRLである場合には、図28(c)に示す操作条件報知が実行される。
このように、本実施形態では、現在の遊技モードが通常モード1および通常モード2のいずれでもない場合には、所定の操作順序とは異なる操作順序を特定可能な操作条件報知が実行される。
なお、所定の操作順序とは異なる操作順序を特定可能な操作条件報知は、ストップボタン27のうちの最初に操作すべきストップボタンを特定可能とするものであってもよいし、ストップボタン27の操作順序を特定可能なものであってもよい。
さらに、所定の操作順序とは異なる操作順序が複数ある場合には、当該複数の操作順序から一の操作順序を抽選等により決定し、決定された操作順序を特定可能な操作条件報知を実行するようにしてもよい。
次に、図29~図33を用いて、非ATモードを管理する処理の詳細を説明する。
図29は、通常モード共通管理処理のフローであり、図30は、通常モード1管理処理のフローであり、図31は、通常モード2管理処理のフローであり、図32は、チャンスモード管理処理のフローであり、これらの処理は、上述の遊技終了時遊技モード管理処理において実行される処理である。
図33(a)は、獲得ポイント抽選に用いられる抽選テーブルを、図33(b)は、チャンスモード移行抽選に用いられる抽選テーブルを、図33(c)は、ATモード移行抽選に用いられる抽選テーブルを、模式的に示す図であり、これらの抽選で用いられる乱数の範囲は、0~999である。
さらに、チャンスモードでは、通常モード共通処理は実行されず、当該処理は、現在の遊技モードがチャンスモードである場合にのみ実行される。
ここで、弱チャンス時の操作条件に適合しているか否かとは、所定の操作順序で操作されたか否かを指す。なお、当該判定では、ストップボタン27に対してなされた操作条件を参照しているが、入賞判定結果を参照する等、当該操作条件でストップボタン27が操作された結果停止されるリールの停止態様を参照するようにしてもよい。
ステップS305では天井回数=0であるか否かを判定し、当該条件が充足されなかった場合にはステップS311に進み、当該条件が充足された場合にはステップS307に進む。
なお、本実施形態における天井回数の初期値は20であり、当該初期値はATモードから非ATモードへ移行したタイミング(非ATモードが新たに開始されたタイミング)で設定され、非ATモードにおいて当該初期値の設定は行われない。
さらに、天井回数の初期値は、当該初期値が設定される際の非ATモードの種類によらず一定である。
これらによれば、天井回数のカウントをさせ易くすることができる。
ステップS309ではAT1ゲーム数に初期値である10を設定し、通常モード共通管理処理を終了する。なお、本実施形態に係る説明において、ゲームとは、遊技と同義である。
ステップ313では、獲得ポイント抽選によって決定された獲得ポイントを累計ポイントに加算する。累計ポイントとは、後述するチャンスモード移行抽選で参照され、当該抽選における当選確率に影響を与える値である。
ステップS315では周期ゲーム数を1減算する。周期ゲーム数とは、非ATモードにおける各遊技モードが継続するゲーム数であり、当該各遊技モードにおける初期値は後述する。
そして、上述の通り、本実施形態では、弱チャンスが導出された遊技において所定の操作順序とは異なる操作順序でストップボタン27が操作された場合に入賞する役(チャンスこぼし1)の払出(15枚)は、弱チャンスが導出された遊技において所定の操作順序でストップボタン27が操作された場合に入賞する役(弱チャンス1~弱チャンス1、またはチャンスこぼし2~チャンスこぼし4)の払出(1枚)よりも多い。
さらに、上述の通り、通常モード1または通常モード2では、弱チャンスが導出された遊技において、所定の操作順序を含む操作条件を特定可能な操作条件報知が実行される一方、ATモード2では、所定の操作順序とは異なる操作順序を特定可能な操作条件報知が実行される。
また、後述する通り、本実施形態では、弱チャンスが導出された遊技において、所定の操作順序でストップボタン27が操作された場合に、所定の操作順序とは異なる操作順序でストップボタン27が操作された場合よりも獲得ポイントの獲得に関して有利となる。
これによれば、通常モード1または通常モード2において弱チャンスが導出された遊技において、所定の操作順序でストップボタン27を操作させ易くし、通常モード1または通常モード2における出玉率と、ATモード2における出玉率との差を大きくすることができる。
なお、当該効果を奏するにあたっては、非ATモードのうちのチャンスモードにおいて天井回数のカウントを行ってもよい。
また、本実施形態においける天井回数は減算によりカウントされるが、これに限らず、加算によってカウントされてもよい。
そして、本実施形態では、チャンスモードにおいて天井回数がカウントされない。
さらに、上述の通り、本実施形態では、チャンスモードにおいて弱チャンスが導出された場合には、所定の操作順序とは異なる操作順序を特定可能な操作条件報知が実行される。
これによれば、天井回数のカウントがなされないチャンスモードにおいて、出玉率の低下を抑え、当該遊技モードにおける遊技興趣の低下を抑えることができる。
なお、当該効果を奏するにあたっては、チャンスモード終了後に必ずATモードへ移行させるようにしてもよい。
ステップS403では、累計ポイントに基づいてチャンスモード移行抽選(詳細は後述)を実行する。
ステップS405では、チャンスモード移行抽選に当選したか否かを判定し、当該条件が充足された場合にはステップS413に進み、当該条件が充足されなかった場合にはステップS407に進む。
ここで、通常モードの再設定とは、図24で示した通り、通常モード1または通常モード2のいずれかを設定する処理を指す。なお、具体的な数値は省略するが、本実施形態では、当該再設定において通常モード2が設定される割合は、通常モード1が設定される割合よりも低くなるように構成されている。
ステップS411では、周期ゲーム数に50を設定することで、周期ゲーム数を初期化する。これにより、その後の遊技モード(通常モード1または通常モード2)が50ゲーム間に亘って継続することとなる。
ステップS415では、ナビ回数に初期値である5を設定することで、ナビ回数を初期化する。
なお、詳細は後述するが、ナビ回数とは、チャンスモードの終了条件を判定するための値である。
ステップS503では、ATモード1を設定する。
ステップS505では、AT1ゲーム数に初期値である10を設定することで、AT1ゲーム数を初期化し、その後に通常モード2管理処理を終了する。
そして、上述の通り、本実施形態では、通常モード2において弱チャンスが導出された場合には、所定の操作順序を含む操作条件を特定可能な操作条件報知が実行される。
さらに、上述の通り、通常モード1よりも有利なチャンスモードでは、チャンスモードにおいて弱チャンスが導出された場合には、所定の操作順序とは異なる操作順序を特定可能な操作条件報知が実行される。
これによれば、通常モード2よりも有利な遊技モードにおける出玉率の低下を抑えつつも、ATモードにおける当該出玉率と当該有利な遊技モードにおける当該出玉率との差を大きくすることができる。
ステップS603では、ナビ回数を1減算する。
ステップS605では、ナビ回数=0であるか否かを判定し、当該条件が充足された場合にはステップS607に進み、当該条件が充足されなかった場合にはチャンスモード管理処理を終了する。
ステップS607では、ATモード移行抽選(詳細は後述)を実行する。
ステップS609では、ATモード移行抽選に当選したか否かを判定し、当該条件が充足された場合にはステップS617に進み、当該条件が充足されなかった場合にはステップS611に進む。
ステップS611では、通常モードを設定する。なお、当該設定は、上述のステップS407における通常モードの再設定と同一である。
ステップS613では、累計ポイントに初期値である0を設定する。
ステップS615では、周期ゲーム数に50を設定する。
ステップS617では、ATモード1を設定する。
ステップS619では、AT1ゲーム数に初期値である10を設定することで、AT1ゲーム数を初期化し、その後に通常モード2管理処理を終了する。
図33(a)に示す通り、獲得ポイントを決定する獲得ポイント抽選では、当該抽選が実行される遊技の結果が参照される。ここで、本実施形態における遊技の結果としては、後述する通り、入賞判定の結果や、入賞判定の結果とストップボタン27に対する操作の結果の組合せを採用しているが、これに限らない。条件が実質的に同一の内容になれば、内部当選の結果、入賞判定の結果、ストップボタン27に対する操作の結果、またはこれらの一部または全部の組合せを上記遊技の結果として採用してよい。
弱チェリーに入賞した遊技における獲得ポイント抽選では、500/1000の確率で30ポイントに、300/1000の確率で50ポイントに、150/1000の確率で100ポイントに、50/1000の確率で300ポイントに当選する一方、当該抽選において、他のポイントには当選しない。
強チェリーに入賞した遊技における獲得ポイント抽選では、500/1000の確率で100ポイントに、500/1000の確率で300ポイントに当選する一方、当該抽選において、他のポイントには当選しない。
スイカに入賞した遊技における獲得ポイント抽選では、100/1000の確率で30ポイントに、300/1000の確率で50ポイントに、500/1000の確率で100ポイントに、100/1000の確率で300ポイントに当選する一方、当該抽選において、他のポイントには当選しない。
共通ベルに内部当選しかつベル1~ベル6またはチャンスこぼし1に入賞した場合における獲得ポイント抽選では、500/1000の確率で30ポイントに、250/1000の確率で50ポイントに、250/1000の確率で100ポイントに当選する一方、当該抽選において、他のポイントには当選しない。
なお、強チャンスに内部当選しかつ押し順適合しなかった場合における獲得ポイント抽選では、1000/1000の確率で0ポイントに当選する一方、当該抽選において、他のポイントには当選しない。
なお、弱チャンスに内部当選しかつ押し順適合しなかった場合における獲得ポイント抽選では、強ャンスに内部当選しかつ押し順適合しなかった場合と同様に、1000/1000の確率で0ポイントに当選する一方、当該抽選において、他のポイントには当選しない。
そして、上述の通り、強チャンスが導出された遊技、および弱チャンスが導出された遊技のいずれにおいても、所定の操作順序とは異なる操作順序でストップボタン27が操作された場合には、15枚の払出がなされる役であるチャンスこぼし1に入賞する場合がある一方、これらの遊技において所定の操作順序でストップボタン27が操作された場合には、1枚の払出がなされる役である強チャンス1~強チャンス3または弱チャンス1~弱チャンス3に入賞する場合がある。
さらに、上述の通り、通常モード1では、強チャンスが導出された遊技、および弱チャンスが導出された遊技のいずれにおいても、所定の操作順序を含む操作条件を特定可能な操作条件報知が実行される一方、ATモードでは、これらの遊技においてチャンスこぼし1に入賞させる操作順序を特定可能な操作条件報知が実行される。
これによれば、弱チャンスよりも有利な強チャンスを設けることで、通常モード1において弱チャンスが導出される場合に所定の操作順序で操作させ易くし、通常モード1における出玉率とATモード(特に、ATモード2)における出玉率との差を大きくすることができる。
これによれば、天井回数を更新しない場合においても所定の操作順序で操作させ易くすることができる。
具体的には、累計ポイントが0~50ポイントの場合におけるチャンスモード移行抽選では、900/1000の確率で非当選、100/1000の確率で当選となる。
累計ポイントが51~100ポイントの場合におけるチャンスモード移行抽選では、875/1000の確率で非当選、125/1000の確率で当選となる。
累計ポイントが101~200ポイントの場合におけるチャンスモード移行抽選では、850/1000の確率で非当選、150/1000の確率で当選となる。
累計ポイントが201~300ポイントの場合におけるチャンスモード移行抽選では、825/1000の確率で非当選、175/1000の確率で当選となる。
累計ポイントが301~400ポイントの場合におけるチャンスモード移行抽選では、800/1000の確率で非当選、200/1000の確率で当選となる。
累計ポイントが401~500ポイントの場合におけるチャンスモード移行抽選では、775/1000の確率で非当選、225/1000の確率で当選となる。
累計ポイントが501~600ポイントの場合におけるチャンスモード移行抽選では、600/1000の確率で非当選、400/1000の確率で当選となる。
累計ポイントが601~700ポイントの場合におけるチャンスモード移行抽選では、500/1000の確率で非当選、500/1000の確率で当選となる。
累計ポイントが701~800ポイントの場合におけるチャンスモード移行抽選では、400/1000の確率で非当選、600/1000の確率で当選となる。
累計ポイントが801~900ポイントの場合におけるチャンスモード移行抽選では、300/1000の確率で非当選、700/1000の確率で当選となる。
累計ポイントが901~999ポイントの場合におけるチャンスモード移行抽選では、200/1000の確率で非当選、800/1000の確率で当選となる。
累計ポイントが1000ポイント以上の場合におけるチャンスモード移行抽選では、1000/1000の確率で当選となり、当該抽選に非当選とならない。
具体的には、遊技設定値が設定値1である場合におけるATモード移行抽選では、700/1000の確率で非当選、300/1000の確率で当選となる。
遊技設定値が設定値2である場合におけるATモード移行抽選では、650/1000の確率で非当選、350/1000の確率で当選となる。
遊技設定値が設定値3である場合におけるATモード移行抽選では、600/1000の確率で非当選、400/1000の確率で当選となる。
遊技設定値が設定値4である場合におけるATモード移行抽選では、550/1000の確率で非当選、450/1000の確率で当選となる。
遊技設定値が設定値5である場合におけるATモード移行抽選では、500/1000の確率で非当選、500/1000の確率で当選となる。
遊技設定値が設定値5である場合におけるATモード移行抽選では、400/1000の確率で非当選、600/1000の確率で当選となる。
以上の説明に記載されていない変形例について、以下に列挙する。
所定の操作順序かつ所定の操作タイミングでストップボタン27が操作された場合に停止されたリール65の停止態様によって付与されるメダルの枚数を、所定の操作順序でストップボタン27が操作されかつ所定の操作タイミングでストップボタン27が操作されなかった場合に停止されたリール65の停止態様によって付与されるメダルの枚数よりも多くなるようにしてもよい。
これによれば、強チャンスが導出された遊技、および弱チャンスが導出された遊技のいずれにおいても、ストップボタン27の操作に対する集中力を高めることができる。
さらに、本実施形態において図示した抽選テーブルにおける各抽選値は一例であって、抽選テーブル同士の大小関係が維持されていれば、各抽選値は当該範囲において任意の値を採用してもよい。
本実施形態は、次のような技術思想を包含する。
(1)
複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、
前記複数のリールのそれぞれに対応して設けられたストップボタンと、
複数種類の内部抽選結果から一の内部抽選結果を抽選によって導出する内部抽選手段と、
前記内部抽選手段によって導出された前記内部抽選結果および前記ストップボタンの操作結果に基づいて、回転中の前記複数のリールを停止させる制御を実行する停止制御手段と、
遊技モードを管理する遊技モード設定手段と、
報知手段と、
前記報知手段を制御する報知制御手段と、
を備え、
前記複数のリールの停止態様に基づいて遊技媒体を付与する遊技機であって、
前記内部抽選手段によって導出される前記内部抽選結果には、第一内部抽選結果と、前記第一内部抽選結果よりも導出される確率が低い第二内部抽選結果と、があり、
前記停止制御手段は、
前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第一操作条件で操作された場合には、前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、
前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作された場合には、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、
前記遊技モード設定手段によって設定される遊技モードには、不利遊技モードと、前記不利遊技モードよりも有利な有利遊技モードと、があり、
前記不利遊技モードでは、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、
前記報知制御手段は、
前記有利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第一操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させる一方、
前記不利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第二操作条件を少なくとも含む所定の操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させ、
前記不利遊技モードにおいて、前記第二内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記不利遊技モードにおいて、前記第一内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にある、
ことを特徴とする遊技機。
(2)
上記(1)に記載の遊技機であって、
前記所定の操作条件には、前記ストップボタンに対する操作順序に加え、前記複数のリールのうちの所定のリールに対する操作タイミングが含まれ、
前記所定のリールは、前記所定の操作条件によって特定される操作順序で前記ストップボタンが操作される場合において最後に操作される前記ストップボタンに対応するリールである、
ことを特徴とする遊技機。
(3)
上記(2)に記載の遊技機であって、
前記所定の操作条件には、前記所定のリール以外のリールに対する操作タイミングが含まれず、
前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作された場合における前記所定のリールの停止態様と、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作された場合における前記所定のリールの停止態様と、が異なり、
前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作される場合において、前記所定のリールに対応する前記ストップボタン以外の前記ストップボタンが操作された場合の前記複数のリールの停止態様と、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作される場合において、前記所定のリールに対応する前記ストップボタン以外の前記ストップボタンが操作された場合の前記複数のリールの停止態様と、が同一になり得る、
ことを特徴とする遊技機。
(4)
上記(3)に記載の遊技機であって、
前記報知手段は、画像を表示するものであり、
前記所定の操作条件に含まれる操作タイミングは、前記複数のリールに施された図柄を模した報知画像を表示することで報知され、
前記複数のリールは、第一リールおよび第二リールを少なくとも含み、
前記報知画像は、前記所定のリールが前記第一リールである場合と、前記所定のリールが前記第二リールである場合と、で異なる、
ことを特徴とする遊技機。
(5)
上記(2)乃至(4)のいずれか一つに記載の遊技機であって、
前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記所定の操作条件に含まれる操作順序および操作タイミングの双方で前記ストップボタンが操作された場合における前記複数のリールの停止態様は、前記所定の操作条件に含まれる操作順序で前記ストップボタンが操作されかつ前記所定の操作条件に含まれる操作タイミングとは異なる操作タイミングで前記ストップボタンが操作された場合における前記複数のリールの停止態様よりも、遊技媒体の付与に関して有利である、
ことを特徴とする遊技機。
20 前面扉
21 上部パネル
22 下部パネル
23 ベットボタン
23a 最大ベットボタン
23b 単一ベットボタン
24 メニュー選択ボタン
24a 十字キーボタン
24b 決定ボタン
25 状態表示LED
25a 投入枚数表示LED
25b 貯留枚数表示LED
25c 獲得枚数表示LED
25d 指示表示LED
25e 再遊技表示LED
25f 遊技開始表示LED
25g 投入可能表示LED
25h 有利モード表示LED
26 スタートレバー
27(27L、27C、27R) ストップボタン
27a 停止可能表示LED
31 メダル投入口
32 精算ボタン
33 メダル返却ボタン
34 ドア錠
35 メダル排出口
36(36a、36b、36c、36d、36e、36f、36g、36h) 装飾LED
37 下皿
38(38a、38b、38c、38d) スピーカ口
40a、40b 各種センサ
41(41a、41b、41c、41d、41e、41f、41g、41h) 装飾LED基板
42 状態表示LED基板
43 ストップボタン基板
43a ストップボタンセンサ
44 スタートレバーセンサ
45 ベットボタン基板
45a 最大ベットボタンセンサ
45b 単一ベットボタンセンサ
45c プッシュボタンセンサ
46 メニュー選択ボタン基板
46a 十字キーボタンセンサ
46b 決定ボタンセンサ
47 メダルセレクタ
47a メダルセレクタ本体
47b メダルブロッカ
47c メダル通過センサ
48 設定変更装置
48a 設定キースイッチ
48b 設定変更スイッチ
48c 設定表示LED
48d 設定キーカバー
49(49a、49b、49c、49d) スピーカ
51 投入メダル通路
52 払出メダル通路
53 返却メダル通路
54 収納メダル通路
60 遊技機本体部
62 演出表示領域
63 演出表示装置
64 リール枠
65(65L、65C、65R) リール
66(66L、66C、66R) リールセンサ
67(67L、67C、67R) リール照明基板
68 リールモータ
90 外枠
91 電源装置
92 電源スイッチ
93 メダル収納庫
94 メダル払出口
95 メダル補助収納庫
96 ヒンジ部
96a 上段ヒンジ部
96b 中段ヒンジ部
96c 下段ヒンジ部
100 メイン基板
101、201 CPU
102、202 RAM
103、203 ROM
100 メイン基板
110 遊技進行管理部
111 内部抽選部
112 リール制御部
113 入賞判定部
114 メダル管理部
115 状態表示LED制御部
120 状態管理部
121 設定変更管理部
122 遊技状態管理部
124 遊技モード管理部
125 エラー管理部
130 メイン通信部
131 制御コマンド送信部
132 外部信号送信部
200 サブ基板
210 サブ通信部
211 制御コマンド受信部
220 演出管理部
221 演出制御部
222 演出表示制御部
223 音声制御部
224 装飾LED制御部
L1~L5 ライン
Claims (3)
- 複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、
前記複数のリールのそれぞれに対応して設けられたストップボタンと、
複数種類の内部抽選結果から一の内部抽選結果を抽選によって導出する内部抽選手段と、
前記内部抽選手段によって導出された前記内部抽選結果および前記ストップボタンの操作結果に基づいて、回転中の前記複数のリールを停止させる制御を実行する停止制御手段と、
遊技モードを管理する遊技モード設定手段と、
報知手段と、
前記報知手段を制御する報知制御手段と、
を備え、
前記複数のリールの停止態様に基づいて遊技媒体を付与する遊技機であって、
前記内部抽選手段によって導出される前記内部抽選結果には、第一内部抽選結果と、前記第一内部抽選結果よりも導出される確率が低い第二内部抽選結果と、があり、
前記停止制御手段は、
前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第一操作条件で操作された場合には、前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、
前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作された場合には、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、
前記遊技モード設定手段によって設定される遊技モードには、不利遊技モードと、前記不利遊技モードよりも有利な有利遊技モードと、があり、
前記不利遊技モードでは、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、
前記報知制御手段は、
前記有利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第一操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させる一方、
前記不利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第二操作条件を少なくとも含む所定の操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させ、
前記不利遊技モードにおいて、前記第二内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記不利遊技モードにおいて、前記第一内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、
前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作された場合における前記複数のリールの停止態様と、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作された場合における前記複数のリールの停止態様と、が同一になり得、
前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作された場合における前記複数のリールの停止態様に基づいて付与される遊技媒体の数は、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作された場合における前記複数のリールの停止態様に基づいて付与される遊技媒体の数より多い、
ことを特徴とする遊技機。 - 複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、
前記複数のリールのそれぞれに対応して設けられたストップボタンと、
複数種類の内部抽選結果から一の内部抽選結果を抽選によって導出する内部抽選手段と、
前記内部抽選手段によって導出された前記内部抽選結果および前記ストップボタンの操作結果に基づいて、回転中の前記複数のリールを停止させる制御を実行する停止制御手段と、
遊技モードを管理する遊技モード設定手段と、
報知手段と、
前記報知手段を制御する報知制御手段と、
を備え、
前記複数のリールの停止態様に基づいて遊技媒体を付与する遊技機であって、
前記内部抽選手段によって導出される前記内部抽選結果には、第一内部抽選結果と、前記第一内部抽選結果よりも導出される確率が低い第二内部抽選結果と、があり、
前記停止制御手段は、
前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第一操作条件で操作された場合には、前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、
前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作された場合には、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、
前記遊技モード設定手段によって設定される遊技モードには、不利遊技モードと、前記不利遊技モードよりも有利な有利遊技モードと、があり、
前記不利遊技モードでは、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、
前記報知制御手段は、
前記有利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第一操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させる一方、
前記不利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第二操作条件を少なくとも含む所定の操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させ、
前記不利遊技モードにおいて、前記第二内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記不利遊技モードにおいて、前記第一内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、
前記所定の操作条件には、前記ストップボタンに対する操作順序に加え、前記複数のリールのうちの所定のリールに対する操作タイミングが含まれ、
前記所定のリールは、前記所定の操作条件によって特定される操作順序で前記ストップボタンが操作される場合において最後に操作される前記ストップボタンに対応するリールであり、
前記所定の操作条件には、前記所定のリール以外のリールに対する操作タイミングが含まれず、
前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作された場合における前記所定のリールの停止態様と、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作された場合における前記所定のリールの停止態様と、が異なり、
前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作される場合において、前記所定のリールに対応する前記ストップボタン以外の前記ストップボタンが操作された場合の前記複数のリールの停止態様と、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記所定の操作条件で操作される場合において、前記所定のリールに対応する前記ストップボタン以外の前記ストップボタンが操作された場合の前記複数のリールの停止態様と、が同一になり得る、
ことを特徴とする遊技機。 - 複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、
前記複数のリールのそれぞれに対応して設けられたストップボタンと、
複数種類の内部抽選結果から一の内部抽選結果を抽選によって導出する内部抽選手段と、
前記内部抽選手段によって導出された前記内部抽選結果および前記ストップボタンの操作結果に基づいて、回転中の前記複数のリールを停止させる制御を実行する停止制御手段と、
遊技モードを管理する遊技モード設定手段と、
報知手段と、
前記報知手段を制御する報知制御手段と、
を備え、
前記複数のリールの停止態様に基づいて遊技媒体を付与する遊技機であって、
前記内部抽選手段によって導出される前記内部抽選結果には、第一内部抽選結果と、前記第一内部抽選結果よりも導出される確率が低い第二内部抽選結果と、があり、
前記停止制御手段は、
前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第一操作条件で操作された場合には、前記第一内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、
前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作された場合には、前記第二内部抽選結果が導出されかつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作された場合よりも多い数の遊技媒体が付与される停止態様で、前記複数のリールを停止させることが可能であり、
前記遊技モード設定手段によって設定される遊技モードには、不利遊技モードと、前記不利遊技モードよりも有利な有利遊技モードと、があり、
前記不利遊技モードでは、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記ストップボタンが前記第一操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、
前記報知制御手段は、
前記有利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第一操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させる一方、
前記不利遊技モードの少なくとも一部では、前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記第二操作条件を少なくとも含む所定の操作条件に従った前記ストップボタンの操作を促す報知を実行させ、
前記不利遊技モードにおいて、前記第二内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合には、前記不利遊技モードにおいて、前記第一内部抽選結果が導出され、かつ前記ストップボタンが前記第二操作条件で操作される場合よりも、前記有利遊技モードの設定に関して有利となる傾向にあり、
前記所定の操作条件には、前記ストップボタンに対する操作順序に加え、前記複数のリールのうちの所定のリールに対する操作タイミングが含まれ、
前記所定のリールは、前記所定の操作条件によって特定される操作順序で前記ストップボタンが操作される場合において最後に操作される前記ストップボタンに対応するリールであり、
前記第一内部抽選結果が導出された場合、および前記第二内部抽選結果が導出された場合のいずれにおいても、前記所定の操作条件に含まれる操作順序および操作タイミングの双方で前記ストップボタンが操作された場合における前記複数のリールの停止態様は、前記所定の操作条件に含まれる操作順序で前記ストップボタンが操作されかつ前記所定の操作条件に含まれる操作タイミングとは異なる操作タイミングで前記ストップボタンが操作された場合における前記複数のリールの停止態様よりも、遊技媒体の付与に関して有利である、
ことを特徴とする遊技機。
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