JP7198775B2 - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
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Description
(2)アルコキシシリル変性ポリマー(A)が、ポリマー末端にアルコキシシリル基を有するポリマーであることが好ましい。
(3)アルコキシシリル変性ポリマー(A)の主鎖がポリアルキレンオキシドであることが好ましい。
(4)アルコキシシリル変性ポリマー(A)の主鎖がポリプロピレンオキシド、ポリブチレンオキシドおよびオキシ-3-メチルテトラメチレン/オキシブチレン共重合体から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
(5)エポキシ硬化剤(C)が酸無水物であることが好ましい。
(6)コアシェルポリマー(D)の数平均粒子径が0.01~0.6μmであることが好ましい。
(7)さらに、本発明は、上記エポキシ樹脂組成物を硬化して得られる硬化物に関する。
アルコキシシリル変性ポリマー(A)は、ポリマー分子中に加水分解性であるアルコキシシリル基を有する。アルコキシシリル基としては、メチルジメトキシシリル基、メチルジエトキシシリル基などのアルキルジアルコキシシリル基、トリメトキシシリル基、トリエトキシシリル基などのトリアルコキシシリル基を挙げることができる。
本発明のエポキシ樹脂(B)としては、分子内に2つ以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂であれば、任意のものを使用することができる。
本発明のエポキシ硬化剤(C)としては、従来公知のものを広く使用することができる。例えば、ジエチルアミノプロピルアミン、ヘキサメチレンジアミン、メチルペンタメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、グアニジン、オレイルアミン等の脂肪族アミン類;メンセンジアミン、イソホロンジアミン、ノルボルナンジアミン、ピペリジン、N,N’-ジメチルピペラジン、N-アミノエチルピペラジン、1,2-ジアミノシクロヘキサン、ビス(4-アミノ-3-メチルシクロヘキシル)メタン、ビス(4-アミノシクロヘキシル)メタン、ポリシクロヘキシルポリアミン、1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン-7(DBU)等の脂環族アミン類;3,9-ビス(3-アミノプロピル)-2,4,8,10-テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン(ATU)、モルホリン、N-メチルモルホリン、ポリオキシプロピレンジアミン、ポリオキシプロピレントリアミン、ポリオキシエチレンジアミン等のエーテル結合を有するアミン類;ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の水酸基含有アミン類;テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ドデシル無水コハク酸等の酸無水物類;ノボラック型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂等のフェノール樹脂;メチロール基含有尿素樹脂等の尿素樹脂;メチロール基含有メラミン樹脂等のメラミン樹脂;ダイマー酸にジエチレントリアミンやトリエチレンテトラミン等のポリアミンを反応させて得られるポリアミド、ダイマー酸以外のポリカルボン酸を使ったポリアミド等のポリアミドアミン類;2-エチル-4-メチルイミダゾール等のイミダゾール類;ジシアンジアミド;上記アミン類にエポキシ化合物を反応させて得られるエポキシ変性アミン、上記アミン類にホルマリン、フェノール類を反応させて得られるマンニッヒ変性アミン、マイケル付加変性アミン、ケチミンといった変性アミン類等が挙げられる。これらの硬化剤は、単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
コアシェルポリマー(D)は、少なくとも2層の構造からなる粒子状ポリマーである。コアシェルポリマー(D)におけるコア層の比率としては、機械特性の観点から、70~95重量%であり、80~93重量%がより好ましい。コア層の比率が小さいと、エポキシ樹脂組成物の粘度が高くなる傾向にある。コア層の比率があまりにも大きい場合、コアシェルポリマーの調製が難しくなる(合成自体は、可能であるが、反応液から実用的な形態で取り出すことが難しくなる)。なお、コアシェルポリマー中のコア層の比率は、赤外分光分析のスペクトルの吸光度比などから測定できる。
(コア層の製造方法)
本発明で用いるコアシェルポリマー(D)を構成するコア層を形成するポリマーが、ジエン系モノマー(共役ジエン系モノマー)および(メタ)アクリレート系モノマーから選ばれる少なくとも1種のモノマー(第1モノマー)を含んで構成される場合には、コア層の形成は、例えば、乳化重合、懸濁重合、マイクロサスペンジョン重合などによって製造することができ、例えば国際公開第2005/028546号に記載の方法を用いることができる。
シェル層は、シェル層形成用モノマーを、公知のラジカル重合により重合することによって形成することができる。コア層をコアシェルポリマー(D)前駆体のエマルジョンとして得た場合には、シェル層形成用モノマーの重合は乳化重合法により行うことが好ましく、例えば、国際公開第2005/028546号に記載の方法に従って製造することができる。
本発明では、必要に応じて、その他の配合成分を使用することができる。たとえば、アルコキシシリル変性ポリマー(A)の縮合反応を生じさせるために、シラノール縮合触媒を使用することができる。シラノール縮合触媒としては、ステアリン酸錫、オクチル酸錫、ジ-n-ブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート等の有機錫化合物、アルミニウムアルコレート、アルミニウムキレート化合物、チタンキレート化合物等が挙げられる。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、分子内にアルコキシシリル基を少なくとも2個有し、ガラス転移温度が0℃以下であり、かつ数平均分子量600~5000であるアルコキシシリル変性ポリマー(A)、エポキシ樹脂(B)、エポキシ硬化剤(C)およびコアシェルポリマー(D)を含む硬化性樹脂組成物である。
本発明には、上記エポキシ樹脂組成物を硬化して得られる硬化物が含まれる。特定のアルコキシシリル変性ポリマー(A)とコアシェルポリマー(D)を併用することで、得られた硬化物は優れた接着性を有する。特に、硬化温度は60℃以上が好ましく、硬化物は良好な接着性が得られる。
本発明の組成物は、良好な接着性を有することから、接着剤、塗料、複合材などのさまざま用途に好適である。
水性ラテックスに分散しているポリマー粒子の算術数平均粒子径(Mn)は、マイクロトラックUPA150(日機装株式会社製)を用いて測定した。脱イオン水で希釈したものを測定試料として用いた。
ラテックスから乾燥させて得られたコアシェルポリマーの2gを23℃にて、MEK100gに24時間浸漬した後にMEK不溶分を遠心分離した。得られた不溶分を乾燥させて重量を計り、コアシェルポリマーの重量に対するMEK不溶分の重量分率(%)を算出した。
JIS K 6850に従って、寸法:25×100×1.6mmの2枚の冷間圧延鋼板の間に、配合物を塗布し、貼り合せて、接着剤厚みを250μmとした。これを実施例に示した条件で硬化させた。その後、試験片を23℃で、試験速度1mm/分の条件で引張せん断接着試験を行なった。
A-1:SPT3000、下記合成例1で述べられた、数平均分子量3000のポリオキシプロピレントリオールの末端をトリメトキシシリル基に変換したトリメトキシシリル末端ポリプロピレンオキシド。Tg:-55℃
A-2:SPD400、下記合成例2で述べられた、数平均分子量400のポリオキシプロピレンジオールの末端をトリメトキシシリル基に変換したトリメトキシシリル末端ポリプロピレンオキシド。Tg:-8℃。
A-3:SPD700、下記合成例3で述べられた、数平均分子量700のポリオキシプロピレンジオールの末端をトリメトキシシリル基に変換したトリメトキシシリル末端ポリプロピレンオキシド。Tg:-32℃。
A-4:SPD1000、下記合成例4で述べられた、数平均分子量1000のポリオキシプロピレンジオールの末端をトリメトキシシリル基に変換したトリメトキシシリル末端ポリプロピレンオキシド。Tg:-52℃。
A-5:SPD4000:下記合成例5で述べられた、数平均分子量4000のポリオキシプロピレンジオールの末端をトリメトキシシリル基に変換したトリメトキシシリル末端ポリプロピレンオキシド。Tg:-55℃。
A-6:PPT3000:下記合成例1で使用された、数平均分子量3000のポリオキシプロピレントリオール。末端は水酸基。Tg:-55℃。
A-7:SPD5500:下記合成例6で述べられた、数平均分子量5500のポリオキシプロピレンジオールの末端をトリメトキシシリル基に変換したトリメトキシシリル末端ポリプロピレンオキシド。Tg:-55℃。
B-1:BPADGE、ビスフェノールAジグリシジルエーテル(三菱化学(株)製jER828EL)
<エポキシ硬化剤(C)>
C-1:MTHPA-1%2E4MZ,メチルテトラヒドロフタル酸無水物(日立化成(株)製HN2200)に1%の2-エチル-4-メチルイミダゾール(四国化成工業(株)製キュアゾール2E4MZ)硬化促進剤を混合したもの
C-2:DICY、ジシアンジアミド(エボニック製AMICURE CG-1200)
C-3:UR,1-フェニル-3,3-ジメチルウレア(エボニック製AMICURE UR)
<コアシェルポリマー(D)> 後述の合成例を参照
D-1:コアの主成分がブタジエンゴムコアであるコアシェルポリマー
<コアシェルポリマー(D)がエポキシ樹脂(B)に分散した分散物(E)>
後述の分散物(E-1)の調製例を参照。
F-1:CMC-12S、結晶性シリカ、((株)龍森製、クリスタライトCMC-12S、メジアン径D50:6μm)
<接着促進剤(G)>
G-1:CTBN-Adduct、ブタジエンアクリルニトリルラバー(CTBN)がビスフェノールAジグリシジルエーテルに付加した物。CTBN含量40重量%(CVC社製 HyPox RA1340)
G-2:シランカップリング剤、Z-6040,3-グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン(東レダウコーニング社製、Z-6040)
<消泡剤(H)>
H-1:BYK-1790、消泡剤(BYK社製)
<チキソ性付与剤(I)>
I-1:TS-720、ヒュームドシリカ(Cabot社製、CAB-O-SIL TS-720)
耐圧反応機中に、数平均分子量3000のポリオキシプロピレントリオール(三井化学(株)製アクトコール T-3000)100部を仕込み、窒素雰囲気下にした。つづいて、ポリオキシプロピレントリオールの水酸基の3.3倍当量のナトリウムメトキシド(NaOMe)をメタノール溶液で添加した。撹拌しながら減圧脱揮して、メタノールを留去した。窒素雰囲気下にもどしたのち、塩化アリル10.2部を滴下して4時間撹拌をしてアリル化を終了した。
撹拌機付きフラスコに数平均分子量400のポリオキシプロピレンジオール100部(三井化学(株)製アクトコール D-400)とメルカプト錫系触媒ネオスタンU-360(日東化成(株))30ppmを仕込み、窒素雰囲気下でγーイソシアネートプロピルトリメトキシラン103部を加えて、90℃で反応させた。IRスペクトルを測定して2280cm-1付近のイソシアネート基のピークが消失することを確認して反応を終了してトリメトキシシリル基末端ポリプロピレンオキシド(SPD400)を得た。
撹拌機付きフラスコに数平均分子量700のポリオキシプロピレンジオール100部(三井化学(株)製アクトコール D-700)とメルカプト錫系触媒ネオスタンU-360(日東化成(株))30ppmを仕込み、窒素雰囲気下でγーイソシアネートプロピルトリメトキシラン59部を加えて、90℃で反応させた。IRスペクトルを測定して2280cm-1付近のイソシアネート基のピークが消失することを確認して反応を終了してトリメトキシシリル基末端ポリプロピレンオキシド(SPD700)を得た。
撹拌機付きフラスコに数平均分子量1000のポリオキシプロピレンジオール100部(三井化学(株)製アクトコール D-1000)とメルカプト錫系触媒ネオスタンU-360(日東化成(株))30ppmを仕込み、窒素雰囲気下でγーイソシアネートプロピルトリメトキシラン41部を加えて、90℃で反応させた。IRスペクトルを測定して2280cm-1付近のイソシアネート基のピークが消失することを確認して反応を終了してトリメトキシシリル基末端ポリプロピレンオキシド(SPD1000)を得た。
撹拌機付きフラスコに数平均分子量4000のポリオキシプロピレンジオール100部(三井化学(株)製アクトコール D-4000)とメルカプト錫系触媒ネオスタンU-360(日東化成(株))30ppmを仕込み、窒素雰囲気下でγーイソシアネートプロピルトリメトキシラン11部を加えて、90℃で反応させた。IRスペクトルを測定して2280cm-1付近のイソシアネート基のピークが消失することを確認して反応を終了してトリメトキシシリル基末端ポリプロピレンオキシド(SPD4000)を得た。
ポリオキシプロピレンジオールとして、数平均分子量5500のポリオキシプロピレンジオール(AGC(株)製プレミノールS4006)を使用した以外は合成例5と同様にしてトリメトキシシリル基末端ポリプロピレンオキシド(SPD5500)を得た。
7-1.コア層の形成
合成例7-1-1;ポリブタジエンゴムラテックス(R-1)の調製
耐圧重合機中に、脱イオン水200部、リン酸三カリウム0.03部、リン酸二水素カリウム0.25部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA)0.002部、硫酸第一鉄・7水和塩(Fe)0.001部およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(SDS)0.2部を投入し、撹拌しつつ十分に窒素置換を行なって酸素を除いた後、ブタジエン(BD)100部を系中に投入し、45℃に昇温した。パラメンタンハイドロパーオキサイド(PHP)0.015部、続いてナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート(SFS)0.04部を投入し重合を開始した。重合開始から4時間目に、SDS0.3部、PHP0.01部、EDTA0.0015部およびFe0.001部を投入した。さらに重合から7時間目に、SDS0.4部を投入した。重合10時間目に減圧下残存モノマーを脱揮除去して重合を終了し、ポリブタジエンゴム粒子を含むラテックス(R-1)を得た。重合反応率は99%以上であった。得られたラテックスに含まれるポリブタジエンゴム粒子の数平均粒子径は0.14μmであった。
合成例7-2-1;コアシェルポリマー(D-1)を含有するラテックス(D-1LX)の調製
還流冷却器、窒素吹込口、モノマーと乳化剤の追加口、温度計を備えた5口ガラス容器に、合成例7-1-1で得たラテックス(R-1)1575部(ポリブタジエンゴム粒子518部相当)および脱イオン水315部を仕込み、窒素置換を行いながら60℃で撹拌した。EDTA0.024部、Fe0.006部、SFS1.2部を加えた後、グラフトモノマー(ブチルアクリレート(BA)57部、メチルメタクリレート(MMA)32部、グリシジルメタクリレート(GMA)3部)およびCHP0.4部の混合物を2時間かけて連続的に添加しグラフト重合した。添加終了後、更に2時間撹拌して反応を終了させ、コアシェルポリマー(D-1)のラテックス(D-1LX)を得た。重合反応率は99%以上であった。コアシェルポリマー(D-1)中のゴム層の割合は、仕込み量と反応率から85%であった。得られたラテックスに含まれるコアシェルポリマー(D-1)の数平均粒子径は0.15μmであり、MEK不溶分量は98%であった。
合成例7-3-1:エポキシ樹脂(B-1)ベースの分散物(E-1)の調製
25℃の1L混合槽にメチルエチルケトン(MEK)100部を導入し、撹拌しながら、前記合成例7-2-1で得られたコアシェルポリマーの水性ラテックス(D-1LX):コアシェルポリマー30部相当分を投入した。均一に混合後、水150部を60部/分の供給速度で投入した。供給終了後、速やかに撹拌を停止したところ、浮上性の凝集体および有機溶媒を一部含む水相からなるスラリー液を得た。次に、水相を槽下部の払い出し口より排出させた。得られた凝集体にMEK70部を追加して均一に混合し、コアシェルポリマー(D-1)が均一に分散した分散体を得た。この分散体に、エポキシ樹脂(B-1)70部を混合した。この混合物から、回転式の蒸発装置で、MEKを除去した。このようにして、エポキシ樹脂(B-1)にコアシェルポリマー(D-1)が30重量%分散した分散物(E-1)を得た。
表1に示す処方にしたがって、各成分をそれぞれ計量し、撹拌装置(自転公転ミキサー、あわとり練太郎、株式会社シンキー製)を用いて均一に混合した。混合物の脱泡を減圧下で行い、エポキシ樹脂組成物を得た。得られた組成物を用いてせん断接着強度の評価を行った。なお、試験片作成時の硬化条件は、100℃で1時間、150℃で3時間であった。試験結果を表1に示す。
表2に示す処方にしたがって、各成分をそれぞれ計量し、撹拌装置(自転公転ミキサー、あわとり練太郎、株式会社シンキー製)を用いて均一に混合した。混合物の脱泡を減圧下で行い、エポキシ樹脂組成物を得た。得られた組成物を用いてせん断接着強度の評価を行った。なお、試験片作成時の硬化条件は、170℃で30分時間であった。試験結果を表2に示す。
表3に示す処方にしたがって、各成分をそれぞれ計量し、撹拌装置(自転公転ミキサー、あわとり練太郎、株式会社シンキー製)を用いて均一に混合した。混合物の脱泡を減圧下で行い、エポキシ樹脂組成物を得た。得られた組成物を用いてせん断接着強度の評価を行った。なお、試験片作成時の硬化条件は、100℃で1時間、150℃で3時間であった。試験結果を表3に示す。
Claims (5)
- 分子内にアルコキシシリル基を少なくとも2個有し、ガラス転移温度が0℃以下であり、かつ数平均分子量600~5000であるアルコキシシリル変性ポリマー(A)、エポキシ樹脂(B)、エポキシ硬化剤(C)およびコアシェルポリマー(D)を含むエポキシ樹脂組成物であって、アルコキシシリル変性ポリマー(A)の含有量が0.01~10重量%((A)+(B)+(C)+(D)=100重量%)であり、コアシェルポリマー(D)がジエン系ゴム、(メタ)アクリレート系ゴム、オルガノシロキサン系ゴム、スチレン系ポリマーおよび(メタ)アクリレート系ポリマーよりなる群から選択される1種以上のコア層を有し、コアシェルポリマー(D)中のコア層の割合が70~95重量%であり、
アルコキシシリル変性ポリマー(A)が、分子内でポリマー末端にアルコキシシリル基を少なくとも2個有するポリマーであり、
アルコキシシリル変性ポリマー(A)の主鎖がポリアルキレンオキシドであるエポキシ樹脂組成物。 - アルコキシシリル変性ポリマー(A)の主鎖がポリプロピレンオキシド、ポリブチレンオキシドおよびオキシ-3-メチルテトラメチレン/オキシブチレン共重合体から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物。
- エポキシ硬化剤(C)が酸無水物である請求項1又は2に記載のエポキシ樹脂組成物。
- コアシェルポリマー(D)の数平均粒子径が0.01~0.6μmである請求項1~3のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
- 請求項1~4のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物を硬化して得られる硬化物。
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