JP7197911B2 - 摺動評価装置、摺動評価方法、摺動評価値算出装置およびプログラム - Google Patents
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Description
3 変位機構
4 変位測定部
21 第1保持部
22 第2保持部
23 保持部材
24 浮上機構
31 微動機構
32 粗動機構
41 第1変位測定部
42 第2変位測定部
43~45 センサ
51 荷重測定部
82 演算部
84 プログラム
91 第1対象物
92 第2対象物
803 入力部
804 出力部
S11~S14,S21~S24,S231~S232,S33,S432 ステップ
Claims (16)
- 摺動界面における分離現象の評価に用いられる摺動評価装置であって、
第1対象物を保持する第1保持部と、
前記第1対象物に接触する第2対象物を保持する第2保持部と、
前記第1保持部を摺動方向に変位させる変位機構と、
前記変位機構による前記第1対象物の前記摺動方向における変位を測定する変位測定部と、
前記変位機構により前記第1対象物に加えられる前記摺動方向の荷重を測定する荷重測定部と、
前記変位測定部および前記荷重測定部による測定結果に基づく演算により、前記第1対象物と前記第2対象物との間の摺動抵抗の速度非依存要素、または、前記第1対象物と前記第2対象物との間の接触剛性の荷重速度または速度に非依存の要素を摺動評価値として求める演算部と、
を備えることを特徴とする摺動評価装置。 - 請求項1に記載の摺動評価装置であって、
前記演算部は、前記摺動方向における前記第1対象物の複数の移動速度について取得された前記第1対象物と前記第2対象物との間の複数の摩擦力から、移動速度0における摩擦力を外挿により求め、当該摩擦力を、前記第1対象物と前記第2対象物との間の摺動抵抗の速度非依存要素である前記摺動評価値として取得することを特徴とする摺動評価装置。 - 請求項1または2に記載の摺動評価装置であって、
前記演算部は、前記摺動方向における前記第1対象物の複数の荷重速度または複数の速度について取得された前記第1対象物と前記第2対象物との間の複数の摩擦力または複数の接触剛性から外挿により求めた荷重速度0、速度0または荷重速度無限大における接触剛性を、前記第1対象物と前記第2対象物との間の接触剛性の荷重速度または速度に非依存の要素である前記摺動評価値として取得することを特徴とする摺動評価装置。 - 請求項2または3に記載の摺動評価装置であって、
前記演算部による外挿は、前記第1対象物と前記第2対象物との間の前記複数の摩擦力を多項式フィッティングして行われ、
前記多項式フィッティングにおける次数は、ベイズ情報量基準により決定されることを特徴とする摺動評価装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の摺動評価装置であって、
前記演算部は、前記摺動方向における前記第1対象物の複数の移動速度について取得された前記第1対象物と前記第2対象物との間の複数の摩擦力、または、前記摺動方向における前記第1対象物の複数の荷重速度または複数の速度について取得された前記第1対象物と前記第2対象物との間の複数の摩擦力または複数の接触剛性から、機械学習により前記摺動評価値を取得することを特徴とする摺動評価装置。 - 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の摺動評価装置であって、
前記変位機構が、
前記第1保持部を1μm以下の分解能にて微小変位させる微動機構と、
前記第1保持部を前記微動機構による変位可能範囲よりも大きく変位させる粗動機構と、
を備えることを特徴とする摺動評価装置。 - 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の摺動評価装置であって、
前記変位測定部は、
前記第1対象物の前記摺動方向における変位を測定する第1変位測定部と、
前記第2対象物の前記摺動方向における変位を測定する第2変位測定部と、
を備え、
前記変位測定部による変位測定は、前記第1変位測定部および前記第2変位測定部による測定結果に基づく前記第1対象物の前記第2対象物に対する相対変位の取得であることを特徴とする摺動評価装置。 - 請求項7に記載の摺動評価装置であって、
前記第2変位測定部は、前記第2保持部のうち前記第1対象物近傍の第1位置、および、前記第1位置よりも前記第1対象物から離れた第2位置における前記第2保持部の変位を測定する2つのセンサを備え、
前記第1対象物の前記第2対象物に対する相対変位の取得は、前記2つのセンサによる測定結果に基づいて求められた前記第2保持部の変形を考慮して行われることを特徴とする摺動評価装置。 - 請求項1ないし8のいずれか1つに記載の摺動評価装置であって、
前記第1保持部は、
前記第1対象物に接触して保持する保持部材と、
前記保持部材を浮上させる浮上機構と、
を備えることを特徴とする摺動評価装置。 - 摺動界面における分離現象の評価に用いられる摺動評価方法であって、
a)第1対象物および第2対象物を接触した状態で保持する工程と、
b)前記第1対象物を摺動方向に変位させ、前記第1対象物の前記摺動方向における変位および荷重を測定する工程と、
c)前記b)工程における測定結果に基づく演算により、前記第1対象物と前記第2対象物との間の摺動抵抗の速度非依存要素、または、前記第1対象物と前記第2対象物との間の接触剛性の荷重速度または速度に非依存の要素を摺動評価値として求める工程と、
を備えることを特徴とする摺動評価方法。 - 請求項10に記載の摺動評価方法であって、
前記c)工程において、前記摺動方向における前記第1対象物の複数の移動速度について取得された前記第1対象物と前記第2対象物との間の複数の摩擦力から、移動速度0における摩擦力が外挿により求められ、当該摩擦力が、前記第1対象物と前記第2対象物との間の摺動抵抗の速度非依存要素である前記摺動評価値として取得されることを特徴とする摺動評価方法。 - 請求項10または11に記載の摺動評価方法であって、
前記c)工程において、前記摺動方向における前記第1対象物の複数の荷重速度または複数の速度について取得された前記第1対象物と前記第2対象物との間の複数の摩擦力または複数の接触剛性から外挿により求められた荷重速度0、速度0または荷重速度無限大における接触剛性が、前記第1対象物と前記第2対象物との間の接触剛性の荷重速度または速度に非依存の要素である前記摺動評価値として取得されることを特徴とする摺動評価方法。 - 請求項11または12に記載の摺動評価方法であって、
前記c)工程における外挿は、前記第1対象物と前記第2対象物との間の前記複数の摩擦力を多項式フィッティングして行われ、
前記多項式フィッティングにおける次数は、ベイズ情報量基準により決定されることを特徴とする摺動評価方法。 - 請求項10ないし13のいずれか1つに記載の摺動評価方法であって、
前記c)工程において、前記摺動方向における前記第1対象物の複数の移動速度について取得された前記第1対象物と前記第2対象物との間の複数の摩擦力、または、前記摺動方向における前記第1対象物の複数の荷重速度または複数の速度について取得された前記第1対象物と前記第2対象物との間の複数の摩擦力または複数の接触剛性から、機械学習により前記摺動評価値が取得されることを特徴とする摺動評価方法。 - 摺動界面における分離現象の評価に利用される摺動評価値を算出する摺動評価値算出装置であって、
第1対象物を第2対象物に接触した状態で摺動方向に変位させた場合の前記第1対象物の前記摺動方向における変位および荷重の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部に対する入力に基づく演算により、前記第1対象物と前記第2対象物との間の摺動抵抗の速度非依存要素、または、前記第1対象物と前記第2対象物との間の接触剛性の荷重速度または速度に非依存の要素を摺動評価値として求める演算部と、
前記演算部による演算結果を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする摺動評価値算出装置。 - 摺動界面における分離現象の評価に利用される摺動評価値を算出するプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
a)第1対象物を第2対象物に接触した状態で摺動方向に変位させた場合の前記第1対象物の前記摺動方向における変位および荷重の入力を受け付ける工程と、
b)前記a)工程における入力に基づく演算により、前記第1対象物と前記第2対象物との間の摺動抵抗の速度非依存要素、または、前記第1対象物と前記第2対象物との間の接触剛性の荷重速度または速度に非依存の要素を摺動評価値として求める工程と、
c)前記b)工程における演算結果を出力する工程と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019123454A JP7197911B2 (ja) | 2019-07-02 | 2019-07-02 | 摺動評価装置、摺動評価方法、摺動評価値算出装置およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019123454A JP7197911B2 (ja) | 2019-07-02 | 2019-07-02 | 摺動評価装置、摺動評価方法、摺動評価値算出装置およびプログラム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021009089A JP2021009089A (ja) | 2021-01-28 |
JP7197911B2 true JP7197911B2 (ja) | 2022-12-28 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2019123454A Active JP7197911B2 (ja) | 2019-07-02 | 2019-07-02 | 摺動評価装置、摺動評価方法、摺動評価値算出装置およびプログラム |
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JP (1) | JP7197911B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015083417A1 (ja) | 2013-12-06 | 2015-06-11 | 三菱電機株式会社 | 摩擦同定方法および摩擦同定装置 |
JP2015141180A (ja) | 2014-01-30 | 2015-08-03 | Jfeスチール株式会社 | 金属板の静止摩擦係数取得方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1062273A (ja) * | 1996-08-15 | 1998-03-06 | Nippon Seiko Kk | 摩擦力測定装置 |
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2019
- 2019-07-02 JP JP2019123454A patent/JP7197911B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015083417A1 (ja) | 2013-12-06 | 2015-06-11 | 三菱電機株式会社 | 摩擦同定方法および摩擦同定装置 |
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Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
須田斎,凝着力・真実接触面積の荷重速度依存性(摩擦の物理,研究会報告),物性研究,日本,物性研究刊行会,2004年03月20日,81(6),864-867 |
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