特許法第30条第2項適用 令和3年1月16日 発明の概要程度は読み取れる内容をウェブサイト((A)https://www.youtube.com/watch?v=dZTR9esWBmk (B)https://www.youtube.com/watch?v=3r88vtWWmmA (C)https://twitter.com/uma_musu (D)https://twitter.com/uma_musu/status/1350417312491294726 (E)https://umamusume.jp/)にて公開
特許法第30条第2項適用 令和3年2月24日 発明の概要程度は読み取れる内容をウェブサイト((A)https://apps.apple.com/jp/app/id1325457827 (B)https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cygames.umamusume (C)https://umamusume.jp/news/detail.php?id=108)にて公開
特許法第30条第2項適用 令和3年3月10日 発明の概要程度は読み取れる内容をウェブサイト((A)https://dmg.umamusume.jp/ (B)https://umamusume.jp/news/detail.php?id=159)にて公開
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態の一態様について詳細に説明する。かかる実施形態に示す数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(情報処理システムSの全体の構成)
図1は、情報処理システムSの概略的な構成を示した説明図である。情報処理システムSは、クライアントすなわちゲーム端末として機能するプレイヤ端末1と、サーバ1000と、通信基地局Naを有する通信ネットワークNとを含む、所謂クライアントサーバシステムである。
本実施形態の情報処理システムSは、プレイヤ端末1およびサーバ1000がゲーム装置Gとして機能する。プレイヤ端末1およびサーバ1000には、それぞれゲームの進行制御の役割分担がなされており、プレイヤ端末1とサーバ1000との協働によって、ゲームが進行可能となる。
プレイヤ端末1は、通信ネットワークNを介してサーバ1000との通信を確立することができる。プレイヤ端末1は、サーバ1000と無線もしくは有線による通信接続が可能な電子機器を広く含む。プレイヤ端末1としては、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット装置、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器等が挙げられる。本実施形態では、プレイヤ端末1として、スマートフォンが用いられる場合について説明する。
サーバ1000は、複数のプレイヤ端末1と通信接続される。サーバ1000は、ゲームをプレイするプレイヤごとに各種の情報を蓄積する。また、サーバ1000は、主に、プレイヤ端末1から入力される操作に基づき、蓄積された情報の更新や、プレイヤ端末1に対して画像や各種情報をダウンロードさせる等の処理を遂行する。
通信基地局Naは、通信ネットワークNと接続され、プレイヤ端末1と無線による情報の送受信を行う。通信ネットワークNは、携帯電話網、インターネット網、LAN(Local Area Network)、専用回線等で構成され、プレイヤ端末1とサーバ1000との無線もしくは有線による通信接続を実現する。
(プレイヤ端末1およびサーバ1000のハードウェアの構成)
図2Aは、プレイヤ端末1のハードウェアの構成を説明する図である。また、図2Bは、サーバ1000のハードウェアの構成を説明する図である。図2Aに示すように、プレイヤ端末1は、CPU(Central Processing Unit)10、メモリ12、バス14、入出力インタフェース16、記憶部18、通信部20、入力部22、出力部24を含んで構成される。
また、図2Bに示すように、サーバ1000は、CPU1010、メモリ1012、バス1014、入出力インタフェース1016、記憶部1018、通信部1020、入力部1022、出力部1024を含んで構成される。
なお、サーバ1000のCPU1010、メモリ1012、バス1014、入出力インタフェース1016、記憶部1018、通信部1020、入力部1022、出力部1024の構成および機能は、それぞれ、プレイヤ端末1のCPU10、メモリ12、バス14、入出力インタフェース16、記憶部18、通信部20、入力部22、出力部24と実質的に同じである。したがって、以下では、プレイヤ端末1のハードウェアの構成について説明し、サーバ1000については説明を省略する。
CPU10は、メモリ12に記憶されたプログラムを動作させ、ゲームの進行を制御する。メモリ12は、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)で構成され、ゲームの進行制御に必要となるプログラムおよび各種のデータを記憶する。メモリ12は、バス14を介してCPU10に接続されている。
バス14には、入出力インタフェース16が接続される。入出力インタフェース16には、記憶部18、通信部20、入力部22、出力部24が接続されている。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリで構成され、各種プログラムおよびデータを記憶する。プレイヤ端末1においては、記憶部18に記憶されたプログラムおよびデータが、CPU10によってメモリ12(RAM)にロードされる。
通信部20は、通信基地局Naと無線により通信接続され、通信ネットワークNを介して、サーバ1000との間で各種データおよびプログラムといった情報の送受信を行う。プレイヤ端末1においては、サーバ1000から受信したプログラム等が、メモリ12または記憶部18に格納される。
入力部22は、例えば、プレイヤの操作が入力される(操作を受け付ける)タッチパネル、ボタン、キーボード、マウス、十字キー、アナログコントローラ等で構成される。また、入力部22は、プレイヤ端末1に設けられた、あるいは、プレイヤ端末1に接続(外付け)された専用のコントローラであってもよい。さらには、入力部22は、プレイヤ端末1の傾きや移動を検知する加速度センサ、または、プレイヤの音声を検知するマイクで構成されてもよい。すなわち、入力部22は、プレイヤの意思を、識別可能に入力させることができる装置を広く含む。
出力部24は、ディスプレイ装置およびスピーカを含んで構成される。なお、出力部24は、プレイヤ端末1に接続(外付け)される機器でもよい。本実施形態では、プレイヤ端末1が、出力部24としてディスプレイ26を備え、入力部22として、ディスプレイ26に重畳して設けられるタッチパネルを備えている。
(ゲーム内容)
次に、本実施形態の情報処理システムS、ゲーム装置Gにより提供されるゲームについて説明する。プレイヤは、所謂ガチャと呼ばれる抽選により獲得したキャラクタや、運営側から配布されたキャラクタを所持することができる。また、プレイヤは、抽選により獲得したサポートカードや、運営側から配布されたサポートカードを所持することができる。
詳しくは後述するが、本実施形態に係るゲームでは、育成ゲームが提供される。プレイヤは、育成ゲームにおいて、プレイヤが所持するキャラクタを育成することができる。また、本実施形態における育成ゲームは、キャラクタを、競馬を模したレースに出場させながら育成するといったゲーム性を有している。
図3Aは、ホーム画面100の一例を説明する図である。プレイヤ端末1においてゲームアプリケーションが起動されると、ディスプレイ26にホーム画面100が表示される。ホーム画面100の下部には、メニューバー102が表示される。メニューバー102には、プレイヤが操作(タップ)可能な複数の操作部が設けられている。
ここでは、メニューバー102に、ホーム画面選択操作部102a、強化画面選択操作部102b、ストーリ画面選択操作部102c、レースゲーム選択操作部102d、ガチャ画面選択操作部102eが設けられている。なお、メニューバー102においては、ディスプレイ26に表示中の画面が識別できるように、表示中の画面に対応する操作部が強調表示される。
ホーム画面選択操作部102aがタップされると、図3Aに示すホーム画面100がディスプレイ26に表示される。
強化画面選択操作部102bがタップされると、不図示の強化画面が表示される。強化画面では、プレイヤが所持するキャラクタやサポートカードを強化することができる。プレイヤは、キャラクタやサポートカードを強化することで、キャラクタやサポートカードに設定されているレベルを高めることができる。キャラクタおよびサポートカードには、各種のパラメータが設定されており、レベルの上昇によりパラメータが上昇する。キャラクタおよびサポートカードのパラメータが上昇することで、プレイヤは、育成ゲームにおいてより強力なステータスを有するキャラクタを育成することが可能となる。
ストーリ画面選択操作部102cがタップされると、不図示のストーリ画面が表示される。ここでは、ゲームに登場するキャラクタごとにストーリ画像が設けられている。プレイヤは、ストーリ画面において、キャラクタおよびストーリ画像を選択して視聴することができる。
レースゲーム選択操作部102dがタップされると、後述するレースゲーム選択画面が表示される。本実施形態では、後述する育成ゲームで育成した育成キャラクタを出走させることができるさまざまなレースゲームが提供される。プレイヤは、レースゲーム選択画面において、育成キャラクタを出走させるレースゲームを選択することができる。レースゲームとしては、複数の育成キャラクタによって編成されたチームと、コンピュータにより選択された他のプレイヤのチームとを対戦させるチーム競技ゲームがある。チーム競技ゲームは、他のプレイヤとランキングを競うゲーム性を有している。
ガチャ画面選択操作部102eがタップされると、不図示のガチャ画面が表示される。ガチャ画面において、プレイヤは、ゲーム内通貨を消費して、キャラクタやサポートカードを抽選で獲得することができる所謂ガチャ抽選を行うことができる。
また、ホーム画面100において、メニューバー102の上方には、育成ゲーム操作部104が設けられている。育成ゲーム操作部104がタップされると、育成ゲーム画面が表示され、後述する育成ゲームが開始される。育成ゲームは、準備段階と育成段階とに大別され、プレイヤは、まず、準備段階において、自身が所持するキャラクタの中から1体のキャラクタを選択し、育成対象のキャラクタであるメインキャラクタに設定する。
また、プレイヤは、準備段階において、メインキャラクタを育成する際に使用するデッキを設定する。デッキは、詳しくは後述する複数の継承キャラクタと、複数のサポートカードとで編成される。したがって、育成ゲームでは、デッキに編成された継承キャラクタ、および、サポートカードが使用される。
メインキャラクタおよびデッキ(継承キャラクタおよびサポートカード)の設定が完了すると、準備段階から育成段階に移行し、メインキャラクタを育成するためのゲームが開始される。プレイヤは、育成ゲームで育成したキャラクタを育成キャラクタとして所持することができる。上記のように、プレイヤは、所持する育成キャラクタをチームに編成し、チーム競技ゲーム等で使用することができる。
このように、本実施形態のゲームの主な目的は、育成ゲームによって育成キャラクタを育成すること、および、育成キャラクタを用いてチーム競技ゲームのランキングを高めることである。
また、本実施形態では、育成キャラクタまたはサポートカードをプレイヤ間で共有するための機能や、複数のプレイヤ間で情報を共有するための機能を備えている。プレイヤは、他のプレイヤが育成ゲームで使用可能となる育成キャラクタおよびサポートカードを設定することができる。具体的には、図3Aに示すように、ホーム画面100の右上部には、設定操作部106が設けられている。設定操作部106がタップされると、オプション設定画面110が表示される。
図3Bは、オプション設定画面110の一例を説明する図である。オプション設定画面110は、各種の情報を確認、設定することができる画面である。オプション設定画面110には、複数の操作部が設けられており、操作部がタップされると、操作部に対応する情報の確認、設定が可能となる。
オプション設定画面110の操作部には、プロフィール設定操作部110aおよびクローズ操作部110bが含まれる。クローズ操作部110bがタップされると、オプション設定画面110が閉じられ、ホーム画面100が表示される。プロフィール設定操作部110aがタップされると、プロフィール設定画面120が表示される。
図3Cは、プロフィール設定画面120の一例を説明する図である。プロフィール設定画面120において、プレイヤは、自身のプロフィール情報を確認、設定することができる。プロフィール情報には、プロフィールキャラクタ、プレイヤ名、プレイヤID、所属サークル、代表キャラクタ、レンタルカードが含まれる。
プロフィールキャラクタは、プレイヤの情報が、他のプレイヤによって閲覧される際に表示されるキャラクタとして機能する。例えば、プロフィールキャラクタは、他のプレイヤとの情報共有の場であるサークル機能を使用している際に表示される。プロフィール設定画面120には、現在設定中のプロフィールキャラクタ画像122が表示される。プロフィールキャラクタ画像122の近傍には、変更ボタン124が設けられている。変更ボタン124がタップされると、不図示のプロフィールキャラクタ変更画面が表示される。プレイヤは、プロフィールキャラクタ変更画面において、プロフィールキャラクタを変更することができる。
また、プロフィール設定画面120には、プレイヤが設定したプレイヤ名、プレイヤに付与されたプレイヤID、プレイヤが所属しているサークルの名称が表示される。また、プロフィール設定画面120には、代表キャラクタ設定操作部126aおよびレンタルカード設定操作部126bが設けられる。
代表キャラクタ設定操作部126aがタップされると、不図示の代表キャラクタ設定画面が表示される。プレイヤは、代表キャラクタ設定画面において、自身が育成した育成キャラクタの中から、いずれか1つを代表キャラクタとして設定することができる。代表キャラクタ設定操作部126aには、現在設定中の代表キャラクタを示すアイコン画像が表示されている。なお、詳しくは後述するが、代表キャラクタは、他のプレイヤがプレイする育成ゲームにおいて、継承キャラクタとしてデッキに編成可能となる。
レンタルカード設定操作部126bがタップされると、不図示のレンタルカード設定画面が表示される。プレイヤは、レンタルカード設定画面において、自身が所持するサポートカードの中から、いずれか1つをレンタルカードとして設定することができる。レンタルカード設定操作部126bには、現在設定中のレンタルカードを示すアイコン画像が表示されている。なお、上記したように、レンタルカードとして設定されているサポートカードは、他のプレイヤがデッキに編成可能となり、他のプレイヤがプレイする育成ゲームで使用される。
なお、詳しい説明は省略するが、プロフィール設定画面120において、プロフィール情報の設定変更がなされると、設定変更情報がサーバ1000に送信される。サーバ1000においては、プレイヤごとにプロフィール情報が保存される。
また、図3Aに示すように、ホーム画面100には、設定アイコン128が表示される。設定アイコン128がタップされると、ホーム設定画面130が表示される。
図3Dは、ホーム設定画面130の一例を説明する図である。プレイヤは、ホーム設定画面130において、ホーム画面100に表示されるホーム画面設定キャラクタ132を設定することができる。プレイヤは、ホーム画面100に表示されるホーム画面設定キャラクタ132を4体設定することができる。
図示は省略するが、ホーム画面100において、左右方向のフリック操作が入力されると、ディスプレイ26に表示される画面、すなわち、ホーム画面100の表示が切り替わる。ホーム画面100には、現在設定されている4体のホーム画面設定キャラクタ132が表示される。ホーム画面設定キャラクタ132には、メニューバー102に表示される各操作部としての機能が割り当てられる。したがって、ホーム画面100に表示されるホーム画面設定キャラクタ132がタップされると、メニューバー102の操作部がタップされたときと同様に画面が切り替わる。
ホーム設定画面130には、現在設定されている4体のホーム画面設定キャラクタ132それぞれに対応するキャラクタ画像と、対応する操作部とが識別可能に表示される。ホーム設定画面130に表示されるキャラクタ画像がタップされると、不図示のキャラクタ選択画面が表示される。プレイヤは、キャラクタ選択画面において、ホーム画面設定キャラクタ132を選択することができる。また、プレイヤは、ホーム設定画面130において、ホーム画面設定キャラクタ132の衣装を設定することができる。
また、図3Aに示すように、ホーム画面100には、サークルアイコン134が表示される。サークルアイコン134がタップされると、サークル画面が表示される。プレイヤは、サークル画面において、同一のサークルに所属している他のプレイヤと情報交換を行うことができる。
また、本実施形態では、さまざまな期間限定イベントが不定期に開催される。期間限定イベントである特定イベントの開催期間中は、ホーム画面100に特定イベントアイコン108が表示される。特定イベントアイコン108がタップされると、特定イベント画面が表示される。特定イベント画面において、プレイヤは、例えば、特定イベント限定で提供される特定イベントポイントを、さまざまな報酬と交換することができる。
ホーム画面100において育成ゲーム操作部104がタップされると、育成ゲーム画面が表示され、育成ゲームが開始される。なお、プレイヤは、ゲームポイントを消費することで、育成ゲームをプレイすることができる。ゲームポイントは、所定時間(例えば10分)おきに所定値(例えば+1)だけプレイヤに付与される。プレイヤが所持できるゲームポイントには上限値(例えば100)が定められており、プレイヤは、上限値の範囲内でゲームポイントを所持することができる。ホーム画面100の上部には、ゲームポイント表示バー136が設けられており、上限値に対する、現在所持しているゲームポイントの割合が視覚的に表示される。
なお、ゲームポイントは、育成ゲームを開始した時点で、所定値(例えば-30)だけ減算される。したがって、プレイヤは、要求されるゲームポイントを所持していない場合、育成ゲームを開始することができない。ただし、プレイヤは、ゲームポイントを回復するアイテムを所持することができ、アイテムを使用してゲームポイントを回復させることができる。このアイテムは、例えば、育成ゲームやチーム競技ゲームの報酬として付与されたり、あるいは、ゲーム内通貨を消費して獲得したりすることができる。以下に、育成ゲームについて詳述する。
(育成ゲーム)
図4は、育成ゲームのおおまかな流れを説明するための図である。育成ゲームは、セッティングゲームと育成メインゲームとに大別される。詳しくは後述するが、育成メインゲームは、プレイヤが所持するキャラクタの中から選択した1のメインキャラクタを、育成対象のキャラクタとして育成するゲームである。
また、セッティングゲームは、プレイヤがメインキャラクタ、および、デッキ(継承キャラクタおよびサポートカード)を登録するものであり、育成ゲームの準備段階に相当する。以下では、セッティングゲームで遂行される処理を準備段階処理と呼び、育成メインゲームで遂行される処理を育成段階処理と呼ぶ。ここでは、理解を容易にするために、準備段階処理および育成段階処理における大まかな流れについて先に説明する。
<準備段階処理>
準備段階処理では、主に、メインキャラクタの登録、デッキ(継承キャラクタおよびサポートカード)の登録、特定キャラクタの登録、初期キャラクタ識別情報の設定が行われる。なお、サポートカードは、メインキャラクタの育成を補助するためのものである。各サポートカードには、必ず1のキャラクタが紐付けられており、準備段階処理で登録されたサポートカードに紐付けられたキャラクタが、メインキャラクタの育成を補助することとなる。以下では、サポートカードに紐付けられたキャラクタを、サポートキャラクタと呼ぶ。
<メインキャラクタの登録>
ホーム画面100において、プレイヤによって育成ゲーム操作部104がタップされると、不図示のシナリオ選択画面が表示される。本実施形態では、育成メインゲームのシナリオが複数設けられている。育成メインゲームの各シナリオには、最終目標や、ゲーム途中での目標等が設定されており、プレイヤは、設定されている目標を順次クリアする必要がある。各目標や、目標を達成するまでの期間等がシナリオごとに異なっている。プレイヤは、シナリオ選択画面において、複数のシナリオの中からいずれか1つを選択することができる。ここでは、所定のシナリオが選択された場合について説明する。
図5Aは、メインキャラクタ選択画面150を説明する図である。メインキャラクタ選択画面150の中央部には、複数のキャラクタアイコン151が表示され、プレイヤの所持しているキャラクタが一覧表示される。また、メインキャラクタ選択画面150の上部には、能力パラメータ表示部152aおよび適性パラメータ表示部152bが表示される。また、メインキャラクタ選択画面150の下部には、「Return」と記されたリターン操作部153、および、「NEXT」と記されたネクスト操作部154が表示されている。
本実施形態では、キャラクタごとに能力パラメータの初期値が設定されており、能力パラメータ表示部152aには、プレイヤが選択したキャラクタアイコン151に対応するキャラクタの能力パラメータの初期値が数値で表示される。本実施形態では、能力パラメータの数値が大きいほど、能力が高いことを示している。
図6Aは、能力パラメータ(初期値)テーブルを説明する図である。本実施形態では、図6Aに示すように、能力パラメータ(初期値)テーブルに、キャラクタごとの能力パラメータの初期値が記憶されている。そして、能力パラメータ(初期値)テーブルに記憶された能力パラメータの初期値に基づいて、能力パラメータ表示部152aにおける能力パラメータの初期値の表示が行われる。
本実施形態では、キャラクタごとに複数種類の能力のそれぞれについて能力パラメータの初期値が設定されている。具体的には、能力パラメータとして、能力パラメータ表示部152aにおいて「Speed」と記されたスピードの能力パラメータ、能力パラメータ表示部152aにおいて「Stamina」と記されたスタミナの能力パラメータ、能力パラメータ表示部152aにおいて「Power」と記されたパワーの能力パラメータ、能力パラメータ表示部152aにおいて「Spirit」と記された根性の能力パラメータ、能力パラメータ表示部152aにおいて「Wisdom」と記された賢さの能力パラメータが設けられている。
なお、キャラクタごとの能力パラメータの初期値は、プレイヤの操作等によって上昇してもよい。例えば、キャラクタに5段階のレベルが設けられ、ゲーム内通貨や所定のアイテムを消費することによって、プレイヤがキャラクタのレベルを上昇させることができるとしてもよい。この場合、キャラクタのレベルの上昇に伴って、能力パラメータの初期値が上昇するとよい。なお、プレイヤは、能力パラメータの値を、育成メインゲームにおいて上昇させることができる。すなわち、育成メインゲームの目的は、能力パラメータの数値がより高いキャラクタを育成することである。
また、本実施形態では、キャラクタごとに適性パラメータ(初期値)が設定されており、図5Aに示すように、適性パラメータ表示部152bには、プレイヤが選択したキャラクタアイコン151に対応するキャラクタの適性パラメータの初期値がアルファベットで表示される。
図6Bは、適性パラメータ(初期値)テーブルを説明する図である。本実施形態では、図6Bに示すように、適性パラメータ(初期値)テーブルに、キャラクタごとの適性パラメータの初期値が記憶されている。適性パラメータの初期値はA~Gのアルファベットで7段階のいずれかに設定されている。なお、適性パラメータの初期値は、Aが最も適性が高く、Gが最も適性が低いことを示している。適性パラメータ(初期値)テーブルに記憶された適性パラメータの初期値に基づいて、適性パラメータ表示部152bにおいて適性パラメータの初期値の表示が行われる。
本実施形態では、キャラクタごとに複数種類の適性のそれぞれについて適性パラメータの初期値が設定されている。具体的には、適性パラメータとして、芝およびダートのそれぞれの場適性に係る適性パラメータと、短距離、マイル、中距離、長距離のそれぞれの距離適性に係る適性パラメータと、逃げ、先行、差し、追込のそれぞれの脚質適性に係る適性パラメータとが設けられている。
育成ゲームにおいて、プレイヤはさまざまなレースにメインキャラクタを出走させることができる。この際、レース内容に合致するメインキャラクタの適性が高いほど、レース展開が有利となる。
なお、キャラクタごとの適性パラメータの初期値を、ゲーム内通貨を消費することによって、上昇させることができることとしてもよい。また、適性パラメータの値は、育成メインゲームにおいて変化してもよい。また、育成メインゲームにおいて、適性パラメータがAよりも適性が高いSに設定される場合があってもよい。
図5Bは、キャラクタ詳細画面160を説明する第1の図である。また、図5Cは、キャラクタ詳細画面160を説明する第2の図である。メインキャラクタ選択画面150のキャラクタアイコン151を長押しすると、ディスプレイ26にキャラクタ詳細画面160が表示される。キャラクタ詳細画面160には、メインキャラクタ選択画面150において長押しされたキャラクタアイコン151に対応するキャラクタの能力の詳細が表示される。
キャラクタ詳細画面160の中央部には、スキル操作部161およびイベント操作部162が表示される。図5Bに示すように、キャラクタ詳細画面160が表示された当初には、スキル操作部161が強調表示されており、キャラクタごとに設けられているスキルが表示される。スキルは、後述する個人レースおよびチームレースの実行中に所定の条件が成立した場合に発動されることがある能力のことである。各キャラクタのレース展開は、スキルの発動によって有利になる。
図6Cは、スキルテーブルを説明する図である。図6Cに示すように、スキルテーブルには、プレイヤが所持しているキャラクタごとのスキルが記憶されている。そして、スキルテーブルに記憶されたスキルに基づいて、図5Bに示すように、キャラクタ詳細画面160においてスキルが表示される。なお、スキルは、所持しているだけでは発動することがなく、獲得することで初めて発動可能となる。以下では、キャラクタが発動可能な状態のスキルを獲得済みスキルと呼ぶ。
キャラクタには、育成メインゲーム開始当初から、1つの獲得済みスキルが設定されている。また、キャラクタには、獲得済みスキルとは別に、所持スキルが複数設定されている。所持スキルは、育成メインゲーム開始後に、後述するスキルポイントを消費することで獲得することができるスキルである。つまり、所持スキルは、スキルポイントと引き換えに、獲得済みスキルとなり得る。
本実施形態では、図6Cに示すスキルテーブルおける「◎」に対応するスキルが、図5Bのキャラクタ詳細画面160において獲得済みスキルとして表示される。また、図6Cに示すスキルテーブルおける「〇」に対応するスキルが、図5Bのキャラクタ詳細画面160において所持スキルとして表示される。本実施形態では、図5Bのキャラクタ詳細画面160に示すように、獲得済みスキルと所持スキルとが区別しやすいように、獲得済みスキルが強調表示されている。
なお、図5Bにおいて、キャラクタごとに設けられているスキルとして、1つの獲得済みスキルが獲得済みスキル表示欄161aに表示され、7つの所持スキルが所持スキル表示欄161bに表示されている場合を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、キャラクタごとに獲得済みスキルおよび所持スキルの個数が異なることとしてもよい。また、例えば、キャラクタのレベルの上昇、ゲーム内通貨やアイテムの消費等によって、各キャラクタの獲得済みスキルまたは所持スキルの個数が増加することとしてもよい。
また、プレイヤがキャラクタ詳細画面160のイベント操作部162をタップすると、図5Cに示すように、キャラクタ詳細画面160の内容が切り替わり、キャラクタごとに設けられた専用イベントを示す専用イベント表示欄162aが表示される。この場合、図5Cに示すように、イベント操作部162が強調表示される。専用イベントは、育成メインゲームにおいて所定の条件が成立した場合に発生するものであり、育成ゲームに登場するキャラクタに係るストーリを表示したり、能力パラメータの値を変化させたりするものである。
図6Dは、専用イベントテーブルを説明する図である。図6Dに示すように、専用イベントテーブルには、プレイヤが所持しているキャラクタごとに専用イベントが記憶されている。そして、専用イベントテーブルに記憶された専用イベントに基づいて、図5Cに示すように、キャラクタ詳細画面160において専用イベントが表示される。なお、専用イベントには、スキルを所持あるいは獲得可能とするヒントイベント、キャラクタの能力パラメータの数値を上昇または減少させる能力イベント等が含まれてもよい。
なお、図5Cに示すキャラクタ詳細画面160において表示されている専用イベントは、育成メインゲームの実行中にすべて実行されることとしてもよいし、育成メインゲームの実行中に少なくとも一部が実行されることとしてもよいし、所定の条件が成立しなかった場合には、育成メインゲームの実行中にすべてが実行されないこととしてもよい。また、例えば、キャラクタのレベルの上昇、ゲーム内通貨やアイテムの消費等によって、キャラクタごとに設けられた専用イベントの個数が増加することとしてもよい。また、所定条件が成立した場合に、専用イベントとして表示されていない専用イベントが育成メインゲーム中に実行されることとしてもよい。
また、図5Bおよび図5Cに示すように、キャラクタ詳細画面160の下部には、「close」と記されたクローズ操作部163が表示されている。キャラクタ詳細画面160のクローズ操作部163がタップされた場合、キャラクタ詳細画面160の表示が終了し、メインキャラクタ選択画面150がディスプレイ26に表示される。
また、図5Aに示すメインキャラクタ選択画面150においてリターン操作部153がタップされると、図3Aに示すホーム画面100がディスプレイ26に表示される。また、メインキャラクタ選択画面150には、育成情報表示ボタン155が設けられている。育成情報表示ボタン155がタップされると、図7に示す育成情報表示画面165が表示される。プレイヤは、メインキャラクタ選択画面150で選択したキャラクタに関する情報を、育成情報表示画面165において確認することができる。
図7は、育成情報表示画面165の一例を説明する第1の図である。育成情報表示画面165には、クリア目標タブ165a、歴代評価点タブ165b、シナリオ評価点タブ165c、クローズ操作部165dが設けられている。ここで、育成ゲームは、プレイヤが所持するキャラクタの中から、育成対象であるメインキャラクタに選択したキャラクタを育成することで、より強い育成キャラクタを生成することが目的となる。詳しくは後述するが、育成メインゲームは、複数のターンで構成されており、プレイヤは、ターンごとに、メインキャラクタにトレーニングをさせたり、レースに出場させたりする必要がある。
そして、各キャラクタには、それぞれ複数のクリア目標が設定されている。クリア目標タブ165aがタップされると、育成情報表示画面165に、選択中のキャラクタに設定されたクリア目標が一覧表示される。各ターンには、メインキャラクタを出走させることができるレースが予め定められている。また、クリア目標には、所定のターンにおいて所定のレースにメインキャラクタを出走させ、所定の順位を獲得することが含まれている。
また、育成対象であるメインキャラクタをレースに出走させると、当該メインキャラクタがファンを獲得することができる。各レースには、ファンのベース獲得数が着順ごとに定められており、着順が高順位であるほど、獲得するファン数が多くなる。また、レースには難易度が設定されており、難易度の高いレースほど、より多くのファンが獲得可能となる。
ここで、レースに出走して獲得できるファン数は、着順ごとに定められたベース獲得数に、ボーナス獲得数が加算されて算出される。具体的には、レース結果に基づいて補正値が決定され、ベース獲得数に補正値が乗算されてボーナス獲得数が算出される。このボーナス獲得数とベース獲得数との合計数が、メインキャラクタが獲得するファン数となる。例えば、レース結果が1着であった場合に、メインキャラクタと2着のキャラクタとの差が大きくなるほど、補正値が大きくなる。また、レース結果が2着から5着であった場合、メインキャラクタと1着のキャラクタとの差が小さくなるほど、補正値が大きくなる。
また、メインキャラクタは、レース中に、所定の確率でスキルを発動する。このとき、発動したスキルが多いほど、補正値が大きくなる。このように、各レースでは、ファン数の加算条件が定められており、着順以外のさまざまなレース結果やレースの途中経過によって、獲得するファン数が増加する。ただし、メインキャラクタが獲得するファン数は、少なくとも、着順に対応するベース獲得数以上となる。
なお、レースによっては、出走条件として、ファン数が規定されたものがある。メインキャラクタの獲得しているファン数が、出走条件として規定されたファン数に満たない場合、プレイヤは、当該レースにメインキャラクタを出走させることができない。難易度の高いレースほど、出走させるために必要となるファン数が多くなる。したがって、出走条件としてファン数が規定されているレースが、クリア目標の対象のレース(以下、対象レースという)に設定されている場合、メインキャラクタは、対象レースが行われるターンまでに、当該対象レースに規定されたファン数を獲得している必要がある。
また、クリア目標には、所定のターンまでに、所定数以上のファンを獲得することが含まれている。また、クリア目標には、例えば、所定のターンの範囲内において、難易度の高いレース(例えばGI)に所定回数以上、1着になることが含まれる。このように、各キャラクタには、複数のクリア目標が設定されている。クリア目標を達成することで、プレイヤは、最終のターンまで、育成メインゲームを継続することができる。一方で、クリア目標を達成できなかった場合には、当該ターンで育成メインゲームが終了となる。
したがって、仮に、対象レースが行われるターンまでに、当該対象レースに規定されたファン数を獲得していない場合、メインキャラクタは、対象レースに出走することができない。この場合、クリア目標が未達成となり、育成ゲームが終了となる。
育成メインゲームでは、各ターンでメインキャラクタの各種のパラメータが上昇することから、ターン数が多いほど、より強い育成キャラクタを生成することができる。したがって、育成メインゲームをプレイする際には、全てのクリア目標をクリアできるように、メインキャラクタのパラメータを高める必要がある。
ここで、基本的には、各キャラクタに設定されるクリア目標は固定的であり、育成ゲームをプレイするたびに、同じクリア目標が課題として設定される。一方で、キャラクタには、育成メインゲームの進行状況に応じて変化するクリア目標が設定されていたり、プレイヤがクリア目標を選択したりすることができるキャラクタが含まれている。
図8Aは、特殊なクリア目標の一例を説明する図である。例えば、キャラクタ種別が「E」のキャラクタには、第34ターンのクリア目標として、レースAおよびレースBのうち、プレイヤが選択したレースにおいて、所定の順位を獲得することが設定されている。
また、キャラクタ種別が「G」のキャラクタには、デフォルトのクリア目標として、第33ターンのレースCにおいて、所定の順位を獲得することが設定されている。ただし、第33ターンよりも前の予め定められたターンにおいて、メインキャラクタの所定のパラメータが閾値を下回る場合、あるいは、上回る場合に、クリア目標の対象となるレースが、第34ターンのレースDに変更される。
また、キャラクタ種別が「H」のキャラクタは、第29ターンよりも前の所定のターンにおいてイベントが発生する。このイベントでは、クリア目標の対象となるレースが、第29ターンのレースE、レースF、および第30ターンのレースGの中から、抽選によりランダムに決定される。さらに、キャラクタ種別が「H」のキャラクタは、第62ターンよりも前の所定のターンにおいてイベントが発生する。このイベントでは、クリア目標の対象となるレースが、第62ターンのレースH、第63ターンのレースJ、および第64ターンのレースKの中から、抽選によりランダムに決定される。
以上のように、各キャラクタには、固定のあるいは可変のクリア目標が複数設定されている。キャラクタに設定されるクリア目標により、全てのクリア目標をクリアする難易度がキャラクタごとに異なっている。
なお、可変のクリア目標が決定されるまでの間、育成情報表示画面165には、クリア目標が未定であることを示す表示がなされている。そして、クリア目標が決定されると、育成情報表示画面165の表示が更新され、決定されたクリア目標がプレイヤに報知される。
図8Bは、キャラクタに設定されるクリア目標の一例を説明する図である。育成メインゲームにおいて、プレイヤが選択可能なレースは複数設けられている。各レースには、難易度が設定されており、複数のレースには、難易度が異なるレースが含まれる。対象レースは、キャラクタごとに異なっており、対象レースに設定されている難易度の高いレースの数は、キャラクタによって異なる。
例えば、図8Bに示すように、キャラクタAには、GI等の高難易度のレースが4つ、対象レースに設定されている。同様に、キャラクタAには、GII等の中難易度のレースが3つ、GIII等の低難易度のレースが2つ、その他の低難易度のレースが2つ、対象レースに設定されている。一方、キャラクタBには、GI等の高難易度のレースが1つ、GII等の中難易度のレースが2つ、GIII等の低難易度のレースが3つ、その他の低難易度のレースが3つ、対象レースに設定されている。
また、ここでは、全ての対象レースにおいて、1着になることがクリア目標として設定されているとする。この場合、キャラクタAは、キャラクタBよりも、全てのクリア目標を達成するのが難しいキャラクタと言える。なお、難易度が高いレースほど、獲得可能なファン数が多く設定されている。したがって、キャラクタAは、キャラクタBよりも、クリア目標を達成することで獲得されるファン数が多くなる。
一方で、プレイヤは、メインキャラクタに設定された対象レース以外のレースについても、出走条件を満たしていれば、メインキャラクタを出走させることができる。キャラクタBは、キャラクタAよりも、対象レースの数が少ない。対象レースが設定されたターンでは、プレイヤは、必ず、対象レースにメインキャラクタを出走させなければならない。
したがって、キャラクタBの方が、キャラクタAに比べて、各ターンにおけるプレイヤの選択肢が広い。ただし、キャラクタBをメインキャラクタとした場合に、キャラクタAをメインキャラクタとした場合と同じファン数を獲得するためには、プレイヤは、メインキャラクタを、高難易度のレースに自主的に出走させなければならない。このように、キャラクタごとに対象レースの難易度や、対象レース数を異ならせることで、異なる戦略性がプレイヤに要求され、ゲームの興趣が向上する。
なお、ここでは、クリア目標の対象レースの数が、図8Bに示すように、キャラクタによって異なり得るが、クリア目標の数は、全てのキャラクタで同じである。したがって、例えば、対象レースで所定の着順を獲得するといったクリア目標の数が少ないキャラクタは、所定のターンまでに所定のファン数を獲得するといったクリア目標の数が多く設定されている。ただし、クリア目標の数は、キャラクタによって異なってもよい。
そして、図7に示す育成情報表示画面165では、選択中のキャラクタに設定されているクリア目標を確認することができる。また、育成情報表示画面165において歴代評価点タブ165bがタップされると、育成情報表示画面165に、選択中のキャラクタを基にして生成された、評価点が上位3位までの育成キャラクタの情報が表示される。
図9は、育成情報表示画面165の一例を説明する第2の図である。育成ゲームが完了すると、育成キャラクタが生成される。育成ゲームの完了時には、育成キャラクタに対して評価点が算出され、評価点に基づいて育成ランクが導出される。評価点は、育成完了時のメインキャラクタの各種パラメータによって算出される点数、獲得済みスキルによって算出される点数等、予め設定された計算式に基づいて算出される。育成情報表示画面165には、選択中のキャラクタを基に育成された育成キャラクタのうち、評価点の高い上位3体の育成キャラクタの、ランク、評価点、名前、登録日を示す情報が表示される。
なお、詳しい説明は省略するが、育成ゲームには複数のシナリオが設けられている。基本的なゲームの仕様は、各シナリオで共通であるが、一部の機能がシナリオごとに異なっている。図9に示すように、育成情報表示画面165には、各育成キャラクタが育成されたときに選択されたシナリオが表示されている。なお、図示は省略するが、シナリオ評価点タブ165cがタップされると、評価点の高い上位3体の育成キャラクタが、シナリオごとに分けて表示される。
以上のように、プレイヤは、図5Aに示すメインキャラクタ選択画面150において、各キャラクタのさまざまな情報を確認しながら、メインキャラクタを選択することができる。そして、メインキャラクタ選択画面150においてネクスト操作部154がタップされると、選択中のキャラクタがメインキャラクタとして設定されるとともに、継承キャラクタ選択画面170がディスプレイ26に表示される。
<継承キャラクタの登録>
図10Aは、継承キャラクタ選択画面170を説明する第1の図である。図10Bは、育成キャラクタ一覧画面180を説明する第1の図である。図10Cは、継承キャラクタ選択画面170を説明する第2の図である。図10Dは、継承キャラクタ選択画面170を説明する第3の図である。継承キャラクタ選択画面170は、プレイヤが継承キャラクタを登録するための画面である。
継承キャラクタというのは、メインキャラクタに対して、能力値やスキル等を継承させるキャラクタである。プレイヤは、自身が所持する育成キャラクタ、および、フォロワー等のフレンドの代表キャラクタ等、所定の抽出条件にしたがって抽出された他のプレイヤの代表キャラクタから、2体の継承キャラクタを選択してデッキに編成、登録することができる。なお、他のプレイヤの代表キャラクタは、1回の育成ゲームにおいて、1体のみ、継承キャラクタとしてデッキに編成することができる。
継承キャラクタ選択画面170には、能力パラメータ表示部152a、適性パラメータ表示部152b、第1継承キャラクタ選択領域171aおよび第2継承キャラクタ選択領域171bが設けられる。メインキャラクタ選択画面150から継承キャラクタ選択画面170に画面が遷移した際には、図10Aに示すように、第1継承キャラクタ選択領域171aおよび第2継承キャラクタ選択領域171bが空欄で表示されている。
第1継承キャラクタ選択領域171aまたは第2継承キャラクタ選択領域171bがタップされると、図10Bに示す、育成キャラクタ一覧画面180が表示される。育成キャラクタ一覧画面180には、マイキャラタブ181aおよびレンタルタブ181bが設けられる。また、マイキャラタブ181aおよびレンタルタブ181bの下方には、育成キャラクタ一覧表示領域が設けられる。育成キャラクタ一覧表示領域には、育成キャラクタアイコン182が表示される。
マイキャラタブ181aが選択された状態では、図10Bに示すように、プレイヤ自身が所持する育成キャラクタに対応する育成キャラクタアイコン182が表示される。また、図示は省略するが、レンタルタブ181bが選択された状態では、フレンドの代表キャラクタ、すなわち、フレンドが育成した育成キャラクタに対応する育成キャラクタアイコン182が表示される。
また、育成キャラクタアイコン182がタップされると、育成キャラクタアイコン182に対応する育成キャラクタの仮選択状態となる。また、育成キャラクタアイコン182がタップされると、図10Cに示すように、継承キャラクタ選択画面170が表示される。このとき、例えば、第1継承キャラクタ選択領域171aがタップされて育成キャラクタ一覧画面180が表示され、育成キャラクタ一覧画面180において育成キャラクタアイコン182がタップされた場合には、仮選択状態となった育成キャラクタを示す画像が、第1継承キャラクタ選択領域171aに表示される。
この状態で、例えば、第2継承キャラクタ選択領域171bがタップされて育成キャラクタ一覧画面180が表示され、育成キャラクタ一覧画面180において育成キャラクタアイコン182がタップされると、仮選択状態となった育成キャラクタを示す画像が、図10Dに示すように、第2継承キャラクタ選択領域171bに表示される。
また、育成キャラクタには、育成の際に使用された継承キャラクタに係る情報が紐付けられて記憶されている。第1継承キャラクタ選択領域171aには、育成キャラクタを育成する際に使用された継承キャラクタに係る情報が表示される。
図11は、継承の系統を説明する図である。育成ゲームでは、継承キャラクタがもつ因子情報に基づいて、メインキャラクタの能力パラメータや適性パラメータの値が上昇する等、さまざまな効用がもたらされる。ここでは、1体のメインキャラクタに対して、2体の継承キャラクタが設定されるが、これらの継承キャラクタは、先に生成された育成キャラクタである。したがって、継承キャラクタとして設定される育成キャラクタが生成されたときにも、当該育成キャラクタに対して2体の継承キャラクタが設定されている。
図11に示すように、これから開始される育成メインゲームの育成対象であるメインキャラクタを当代とする。また、このメインキャラクタに対して、継承キャラクタとして設定される2体の育成キャラクタを継承第1世代とする。さらに、継承第1世代の育成キャラクタは、その育成開始時に、2体の育成キャラクタが継承キャラクタとして設定されている。継承第1世代の育成キャラクタが生成されたときに、継承キャラクタとして設定されていた2体の育成キャラクタを継承第2世代とする。
この場合、当代のメインキャラクタに対して効用を及ぼすのは、図11に示すように、継承第1世代および継承第2世代の育成キャラクタである。上記のように、1体のメインキャラクタに対して、2体の継承キャラクタ(継承第1世代)が設定されるため、合計6体の育成キャラクタが、1体のメインキャラクタに対して効用をもたらすこととなる。
例えば、2体の継承第1世代の育成キャラクタのうちの一方と、この育成キャラクタの継承キャラクタである2体の継承第2世代の育成キャラクタとで第1継承グループが構成される。同様に、2体の継承第1世代の育成キャラクタのうちの他方と、この育成キャラクタの継承キャラクタである2体の継承第2世代の育成キャラクタとで第2継承グループが構成される。
図10Dに示すように、第1継承キャラクタ選択領域171aには、第1継承グループを構成する1体の継承第1世代の育成キャラクタ、および、2体の継承第2世代の育成キャラクタそれぞれに対応するアイコンが記されている。同様に、第2継承キャラクタ選択領域171bには、第2継承グループを構成する1体の継承第1世代の育成キャラクタ、および、2体の継承第2世代の育成キャラクタそれぞれに対応するアイコンが記されている。
図12は、因子情報を説明する図である。詳しくは後述するが、育成ゲームが完了すると、育成対象のメインキャラクタが育成キャラクタとして登録されるが、このとき、育成キャラクタには、因子情報が紐付けられて記憶される。具体的には、育成キャラクタの育成完了時には、育成キャラクタの獲得する因子が抽選により決定される。そして、抽選で当選した因子を示す因子情報が育成キャラクタに紐付けられる。換言すれば、育成ゲームの完了時に、育成キャラクタは、抽選で当選した因子を獲得することができる。
ただし、育成キャラクタが獲得した因子は、当該育成キャラクタの能力自体には影響しない。例えば、育成キャラクタは、チーム競技ゲーム等のレースゲームに出走させることができる。このとき、レースでは、出走する全ての育成キャラクタの能力パラメータ、適性パラメータおよび獲得済みスキル等に基づいて、着順やレース展開を決定するシミュレーション、すなわち、演算処理が行われる。育成キャラクタが有する因子は、演算処理に用いられることがないため、仮に、多数の因子を有していたとしても、レースが有利に進められることはない。
育成キャラクタが有する因子は、当該育成キャラクタが継承キャラクタとして設定された場合に、育成対象のメインキャラクタに対してのみ影響を及ぼす。育成キャラクタが獲得可能な因子は、複数の種別に分類されている。図12には、因子種別として、基礎能力因子、適性因子、レース因子、キャラ因子、スキル因子が示されている。各因子には、複数の段階のいずれかが設定される。ここでは、因子の段階として、レベル1、レベル2、レベル3の3段階の因子レベルが設けられている。
なお、因子レベルは抽選により決定される。このとき、育成キャラクタが獲得する因子が決定された後に、獲得した因子のそれぞれについて、因子レベルが抽選により決定されてもよい。あるいは、因子と因子レベルとの組み合わせパターンごとに当選比率が設定され、設定された当選比率に基づいて、いずれかの組み合わせパターンが決定されてもよい。この場合、獲得する因子と因子レベルとが同時に決定されることとなる。
因子レベルは、レベル3が最も効果が高く、レベル1が最も効果が低い。因子レベルを決定する抽選では、レベル3の当選確率が最も低く、レベル1の当選確率が最も高く設定されている。ただし、育成ゲームの結果によって、獲得する因子の当選確率や、因子レベルの当選確率が変化してもよい。この場合、例えば、能力パラメータや評価点が高い育成キャラクタほど、高レベルの因子レベルが決定されてもよい。
基礎能力因子は、メインキャラクタの能力パラメータを上昇させるものである。基礎能力因子は、スピード因子、スタミナ因子、パワー因子、根性因子、賢さ因子の5つが設けられる。育成キャラクタは、5つの基礎能力因子のうち、必ず、1つの基礎能力因子を獲得する。5つの基礎能力因子は、それぞれスピード、スタミナ、パワー、根性、賢さの5つの能力パラメータに対応している。例えば、継承第1世代または継承第2世代の育成キャラクタがスピード因子を有している場合、メインキャラクタのスピードの能力パラメータが上昇する。
このとき、スピード因子の因子レベルによって、スピードの能力パラメータの上昇値が異なる。例えば、スピード因子の因子レベルがレベル1の場合、メインキャラクタのスピードの能力パラメータが「7」上昇し、レベル2の場合、能力パラメータが「13」上昇し、レベル3の場合、能力パラメータが「21」上昇する。したがって、仮に、2体の継承第1世代、および、4体の継承第2世代の合計6体の育成キャラクタが、全て、レベル3のスピード因子を有している場合、メインキャラクタのスピードの能力パラメータは、最大で126(上昇値21×6体)も上昇することとなる。
ただし、各因子には、発動タイミングと発動条件とが設定されている。したがって、継承キャラクタが因子を有していたとしても、発動タイミングにおいて、発動条件が成立しなかった場合には、メインキャラクタに効用がもたらされない。
上記のように、育成メインゲームは、複数のターンで構成されており、このうち、所定のターンが因子発動ターンとして設定されている。例えば、育成メインゲームの第1ターン、第30ターン、第54ターンの3つのターンが因子発動ターンに設定されているとする。これらの因子発動ターンでは、因子ごとに、発動するか否かが決定され、因子を発動すると決定された場合に、当該因子の発動条件が成立し、因子に対応する効用がもたらされる。
なお、基礎能力因子を発動するか否かは、抽選により決定される。このとき、基礎能力因子を発動するか否かの抽選で当選する確率、すなわち、基礎能力因子が発動する確率(以下、発動確率という)は、3つの因子発動ターンで異なってもよい。ここでは、第1ターンでは、基礎能力因子の発動確率が、因子レベルに拘わらず、100%に設定されている。また、第30ターンおよび第54ターンでは、基礎能力因子の発動確率が、因子レベルによって異なる。一例として、第30ターンおよび第54ターンでは、レベル3の基礎能力因子の発動確率が100%、レベル2の基礎能力因子の発動確率が90%、レベル1の基礎能力因子の発動確率は80%に設定されている。
継承キャラクタ選択画面170では、能力パラメータに対して、第1ターンで上昇する上昇値が表示される。例えば、図10Cでは、第1継承グループを構成する1体の継承キャラクタが仮選択されている。この場合、仮選択中の1体の継承キャラクタにより、第1ターンで上昇する能力パラメータの種類と、その上昇値とが表示される。ここでは、パワーの能力パラメータの下に「+63」と表示されており、第1ターンにおいて、パワーの能力パラメータが63ポイント上昇することが示されている。また、能力パラメータ表示部152aにおいては、第1ターンで上昇する上昇値が加算された値が表示される。
また、図10Dでは、第1継承グループおよび第2継承グループを構成する2体の継承キャラクタが仮選択されている。この場合、仮選択中の2体の継承キャラクタにより、第1ターンで上昇する能力パラメータの種類と、その上昇値とが表示される。ここでは、スピード、パワー、賢さの能力パラメータの下に、それぞれ「+21」、「+63」、「+42」と表示されており、第1ターンにおいて、スピード、パワー、賢さの能力パラメータが、それぞれ21ポイント、63ポイント、42ポイント上昇することが示されている。
なお、継承キャラクタ選択画面170においては、第1継承グループを構成する継承キャラクタによって上昇する能力パラメータの上昇値と、第2継承グループを構成する継承キャラクタによって上昇する能力パラメータの上昇値とが識別可能に表示される。例えば、図10Dでは、パワーの能力パラメータの下に表示される「+63」の表記と、スピードおよび賢さの能力パラメータの下に表示される「+21」、「+42」の表記とが色分けされている。
図12に示す適性因子は、メインキャラクタの適性パラメータを上昇させるものである。適性因子は、芝因子、ダート因子、短距離因子、マイル因子、中距離因子、長距離因子の6つが設けられる。育成キャラクタは、6つの適性因子のうち、必ず、1つの適性因子を獲得する。6つの適性因子は、それぞれ芝適性、ダート適性、短距離適性、マイル適性、中距離適性、長距離適性に対応している。例えば、継承第1世代または継承第2世代の育成キャラクタに、芝因子を有している育成キャラクタが含まれる場合、メインキャラクタの芝適性の適性パラメータが上昇する。
なお、適性因子にも、発動タイミングおよび発動条件が設定されており、基礎能力因子と同じ因子発動ターンにおいて、適性因子ごとに、発動するか否かが決定される。適性因子の発動が決定された場合、対応する適性パラメータが1段階上昇する。一例として、第1ターンでは、適性因子の発動確率が、因子レベルに拘わらず、100%に設定されている。
例えば、第1継承グループに属する3体の育成キャラクタの適性因子が、それぞれ、芝因子、短距離因子、マイル因子であり、第2継承グループに属する3体の育成キャラクタの適性因子が、それぞれ、芝因子、短距離因子、中距離因子であったとする。この場合、メインキャラクタの芝適性および短距離適性がそれぞれ2段階上昇し、マイル適性および中距離適性が、それぞれ1段階上昇する。
また、例えば、第1継承グループに属する3体の育成キャラクタの適性因子が、いずれも芝因子であり、第2継承グループに属する3体の育成キャラクタの適性因子が、いずれも短距離因子であったとする。この場合、メインキャラクタの芝適性および短距離適性がそれぞれ3段階上昇する。また、さらに他の例として、第1継承グループに属する3体の育成キャラクタの適性因子が、いずれも芝因子であり、第2継承グループに属する3体の育成キャラクタの適性因子が、それぞれ芝因子、短距離因子、マイル因子であったとする。この場合、メインキャラクタの芝適性が4段階上昇し、短距離適性、マイル適性がそれぞれ1段階上昇する。
ただし、第1ターンでは、適性パラメータの上昇値に制限が設けられている。具体的には、第1ターンでは、全ての適性パラメータの上限がAに設定されている。したがって、仮に、メインキャラクタの芝適性の初期値がAであった場合、芝因子を継承キャラクタが有していたとしても、第1ターンにおいて芝適性が上昇することはない。
これに対して、第30ターンおよび第54ターンでは、適性因子ごとに、因子レベルに基づいて、発動するか否かの抽選が行われる。一例として、第30ターンおよび第54ターンでは、レベル3の適性因子の発動確率が5%、レベル2の適性因子の発動確率が3%、レベル1の適性因子の発動確率は1%に設定されている。第30ターンまたは第54ターンにおいて、抽選により適性因子の発動が決定されると、適性因子に対応する適性パラメータが上昇する。なお、第30ターンおよび第54ターンでは、各適性の上限が、AからSに引き上げられている。したがって、第30ターンおよび第54ターンでは、適性因子の発動により、適性パラメータの値をSまで上昇させることができる。
なお、継承キャラクタ選択画面170の適性パラメータ表示部152bには、第1ターンにおいて上昇した後の適性パラメータの値が表示される。
レース因子は、メインキャラクタの能力パラメータを上昇させるものである。レース因子は、育成メインゲームで出走可能なレースのうち、例えばGI等の難易度の高いレース(以下、因子対象レースという)ごとに設けられている。育成ゲームの完了時には、メインキャラクタが1着になった因子対象レースごとに、レース因子を獲得するか否かの抽選が行われる。この抽選で当選することで、育成キャラクタはレース因子を獲得することができる。
なお、レース因子にも因子レベルが設けられており、獲得が決定されたレース因子ごとに、因子レベルが抽選により決定される。また、ここでは、1体の育成キャラクタが獲得可能なレース因子の数に上限はなく、育成キャラクタは、複数のレース因子を獲得することができる。
各レース因子には、発動によって上昇させる能力パラメータと、その上昇値とが予め設定されている。例えば、レース因子には、スピードの能力パラメータを上昇させるものや、パワーの能力パラメータを上昇させるものが含まれる。このとき、能力パラメータの上昇値は、因子レベルが高いほど高くなる。
また、レース因子にも、発動タイミングおよび発動条件が設定されており、因子発動ターンにおいて、レース因子ごとに、発動するか否かが決定される。レース因子の発動が決定された場合、レース因子に対応する能力パラメータが上昇する。なお、レース因子の因子発動ターンは、第30ターンおよび第54ターンに限られる。また、因子発動ターンにおけるレース因子の発動確率は、因子レベルによって異なり、因子レベルが高いほど、発動確率が高くなる。
キャラ因子は、キャラクタ固有の因子であり、例えば、所定のレベルまで強化されたキャラクタをメインキャラクタとして育成した場合に限り、当該キャラクタに設定されたキャラ因子が、育成ゲームの完了時に必ず育成キャラクタに付与される。なお、キャラ因子は、1体のキャラクタに1つのみ設定されているため、1の育成キャラクタが獲得できるキャラ因子は最大で1つである。また、所定のレベルまで強化されていないキャラクタを基にして育成キャラクタが生成された場合には、キャラ因子を獲得することができない。
また、キャラ因子は、予め設定された因子発動ターンで発動可能であり、因子発動ターンで実行される抽選で当選することで発動する。キャラ因子が発動すると、キャラ因子ごとに設定されたヒントイベントが発生し、上記したように、スキルのヒントを獲得することができる。
スキル因子は、育成キャラクタが獲得した獲得済みスキルに基づいて付与される。具体的には、育成ゲームの完了時に、育成キャラクタが獲得した獲得済みスキルごとに、スキル因子を獲得するか否かの抽選が行われる。この抽選で当選することにより、育成キャラクタにスキル因子が付与される。つまり、育成キャラクタは、獲得した獲得済みスキルに対応するスキル因子のうち、一部もしくは全部を獲得することができる。なお、スキル因子の獲得が決定されると、当該スキル因子の因子レベルが抽選により決定される。
また、スキル因子は、予め設定された因子発動ターンで発動可能であり、因子発動ターンで実行される抽選で当選することで発動する。このとき、因子レベルが高いほど、当選確率が高くなる。スキル因子が発動すると、スキル因子ごとに設定されたヒントイベントが発生し、スキルのヒントを獲得することができる。これにより、メインキャラクタは、継承キャラクタ等が獲得した獲得済みスキルと同様のスキルを獲得可能となる。
このように、スキル因子の獲得有無は、育成キャラクタが獲得した獲得済みスキルの範囲内で行われる。したがって、獲得済みスキルが多い育成キャラクタほど、スキル因子を獲得する可能性も高くなる。ただし、スキル因子は抽選により獲得有無が決定されるため、獲得済みスキルが多かったとしても、スキル因子を獲得できないこともある。
なお、ここでは、育成キャラクタが、獲得済みスキルとは別にスキル因子を獲得することとしたが、スキル因子を設けずに、継承キャラクタとしての育成キャラクタが有する獲得済みスキルに基づいて、メインキャラクタが獲得可能なスキルが決定されてもよい。
以上のように、メインキャラクタの能力パラメータは、デッキに編成する継承キャラクタによって大きく変化する。また、育成キャラクタ自身の能力が高かったとしても、因子の獲得有無は抽選により決定されるため、必ずしも、能力の高い育成キャラクタが、継承キャラクタに相応しいとは限らない。一方で、育成キャラクタ自身の能力は高くない場合であっても、因子レベルの高い因子を多数獲得することで、継承キャラクタとして有効に機能することもある。このように、継承キャラクタをデッキに編成可能とすることで、単に強力な育成キャラクタを育成することのみならず、継承キャラクタとして有効な育成キャラクタを育成するといった興趣がもたらされる。
さらに、本実施形態では、メインキャラクタ、継承第1世代の育成キャラクタ、継承第2世代の育成キャラクタの間で相性が判定される。そして、相性が良いキャラクタの組み合わせの場合、因子の発動条件が有利となる。
図13Aは、相性の判定対象を説明する図であり、図13Bは、相性の判定項目を説明する図である。図13Aに示すように、本実施形態では、No.1からNo.7までの7つの判定対象が設けられている。第1の判定対象(No.1)は、当代のメインキャラクタ、および、第1継承グループにおける継承第1世代の育成キャラクタである。第2の判定対象(No.2)は、当代のメインキャラクタ、および、第2継承グループにおける継承第1世代の育成キャラクタである。
第3の判定対象(No.3)は、第1継承グループにおける継承第1世代の育成キャラクタ、および、第2継承グループにおける継承第1世代の育成キャラクタである。第4の判定対象(No.4)は、当代のメインキャラクタ、第1継承グループにおける継承第1世代の育成キャラクタ、および、第1継承グループにおける継承第2世代の一方(育成キャラクタA)の育成キャラクタである。第5の判定対象(No.5)は、当代のメインキャラクタ、第1継承グループにおける継承第1世代の育成キャラクタ、および、第1継承グループにおける継承第2世代の他方(育成キャラクタB)の育成キャラクタである。
第6の判定対象(No.6)は、当代のメインキャラクタ、第2継承グループにおける継承第1世代の育成キャラクタ、および、第2継承グループにおける継承第2世代の一方(育成キャラクタA)の育成キャラクタである。第7の判定対象(No.7)は、当代のメインキャラクタ、第2継承グループにおける継承第1世代の育成キャラクタ、および、第2継承グループにおける継承第2世代の他方(育成キャラクタB)の育成キャラクタである。
上記の判定対象ごとに、複数の判定項目のそれぞれについて条件成立の有無が判定される。図13Bには、判定項目の一例が示されている。本実施形態では、ゲームの世界観として、メインキャラクタに選択可能なキャラクタが学生であり、各キャラクタが学校でトレーニングを行うといった設定がなされている。
そして、各キャラクタには、図13Bに示すように、学年、同僚、仲良しといった設定が予めなされている。判定項目には、例えば、判定対象の2体もしくは3体のキャラクタが、同学年であるか、同僚であるか、仲良しであるかといった内容が含まれている。また、判定項目には、判定対象のキャラクタが得意とする脚質、距離の適性、場の適性が合致するか否かが含まれる。
そして、各判定項目には、相性期待値が紐付けられており、判定対象のキャラクタ間で成立する判定項目の相性期待値が累計される。ここでは、判定項目によって相性期待値が異なるが、相性期待値は全ての判定項目で共通としてもよい。
例えば、相性を判定する場合、まず、第1の判定対象である当代のメインキャラクタと、第1継承グループの継承第1世代の育成キャラクタとの間で、全ての判定項目について成立有無が判定される。このとき、成立する判定項目に紐付けられた相性期待値が累積、計数される。このように、相性期待値の計数は、第1の判定対象から第7の判定対象まで順に行われ、最終的に算出された相性期待値に基づいて、因子の発動確率に補正がかけられる。つまり、相性期待値が高いほど、全ての因子の発動確率が高くなり、相性期待値が低いほど、全ての因子の発動確率が低くなる。
なお、算出された相性期待値を補正値として、発動確率が算出されてもよい。また、例えば、因子の発動確率を補正する補正値が相性レベルごとに設定されており、算出された相性期待値によって、相性レベルが決定されてもよい。
このように、メインキャラクタと継承キャラクタとの相性、あるいは、継承キャラクタ同士の相性によって因子の発動確率が異なることから、2体の継承キャラクタの組み合わせは、メインキャラクタの育成に大きな影響を及ぼすことになる。つまり、キャラクタ間の相性は、継承キャラクタを選択するうえで、重要な判断材料となる。
図10B、図10Cおよび図10Dに示すように、継承キャラクタが選択された状態では、継承キャラクタ選択画面170および育成キャラクタ一覧画面180の右上方に、相性の良さを示す相性マークが表示される。ここでは、選択中のキャラクタによる相性レベルが、◎、〇、△の3つの相性マークにより示される。なお、図10Aに示すように、継承キャラクタが選択されていない状態では、相性マークが非表示となっている。
また、図10Bに示すように、育成キャラクタ一覧画面180には、表示切替ボタン183が設けられる。表示切替ボタン183が操作されると、不図示の表示条件設定画面が表示される。プレイヤは、表示条件設定画面において、育成キャラクタ一覧画面180に表示される育成キャラクタアイコン182、すなわち、継承キャラクタとして選択可能な育成キャラクタの並び替えの設定をしたり、絞り込みをしたりすることができる。
図14Aは、ソート条件を説明する図である。図14Bは、絞り込み条件を説明する図である。プレイヤは、表示条件設定画面において、図14Aに示すソート条件を選択して設定することができる。ここでは、ソート条件として、評価点、因子、スキル数、名前、場適性、登録日、脚質適性、相性レベル、距離適性、メモのいずれかを選択して設定することができる。ソート条件が設定されると、育成キャラクタ一覧画面180が表示される。このとき、育成キャラクタ一覧画面180では、ソート条件にしたがって、育成キャラクタアイコン182の表示順が変更されている。
また、プレイヤは、表示条件設定画面において、図14Bに示す絞り込み条件を選択して設定することができる。ここでは、絞り込み条件として、基礎能力因子、適性因子、および、相性レベルが設けられている。なお、基礎能力因子あるいは適性因子が絞り込み条件として設定されると、プレイヤが選択した因子を有する育成キャラクタのみが育成キャラクタ一覧画面180に表示される。
このとき、プレイヤは、因子レベルを設定することができ、例えば、因子レベルをレベル3に設定して絞り込みが行われた場合、プレイヤが選択した因子のうち、因子レベルがレベル3の因子を有する育成キャラクタのみが育成キャラクタ一覧画面180に表示される。なお、プレイヤは、育成キャラクタ自体が因子を有するのか、それとも、育成キャラクタの継承キャラクタが因子を有するのかを選択して、育成キャラクタの絞り込みを行うことができる。
また、プレイヤは、相性レベルによる絞り込みを行うことができる。ここでは、相性が◎となる育成キャラクタや、相性が〇となる育成キャラクタ、さらには、相性が△となる育成キャラクタを絞り込むことが可能となっている。このように、さまざまな条件でソートや絞り込みが可能であり、プレイヤの利便性が向上する。
また、図10Bに示す育成キャラクタ一覧画面180において、育成キャラクタアイコン182が長押しされると、育成キャラクタアイコン182に対応する育成キャラクタの詳細情報が表示される。
図15は、キャラクタ詳細ダイアログ185Aを説明する第1の図である。図16は、キャラクタ詳細ダイアログ185Aを説明する第2の図である。図17は、キャラクタ詳細ダイアログ185Aを説明する第3の図である。キャラクタ詳細ダイアログ185Aには、育成キャラクタの詳細情報が表示される。キャラクタ詳細ダイアログ185Aの上部には、育成キャラクタの能力パラメータを示す能力パラメータ表示欄186が表示される。
能力パラメータ表示欄186の左上方には、育成キャラクタの基となるキャラクタを示すアイコン、育成キャラクタの評価点および育成ランクが表示されている。また、能力パラメータ表示欄186の右上方には、二つ名変更ボタン186aおよびメモ入力ボタン186bが設けられている。二つ名変更ボタン186aがタップされると、不図示の二つ名一覧画面が表示される。二つ名一覧画面には、育成キャラクタが獲得した二つ名が一覧表示される。なお、育成メインゲームでは、多数の二つ名が設けられており、全ての二つ名に対して、獲得条件が設定されている。
育成メインゲームにおいては、獲得条件が満たされた二つ名が育成キャラクタに付与される。プレイヤは、育成キャラクタが獲得した二つ名の中からいずれか1つを選択して、当該育成キャラクタに設定することができる。プレイヤは、二つ名一覧画面において、育成キャラクタに設定する二つ名を変更することができる。二つ名変更ボタン186aの左側には、現在設定されている二つ名(ここではLegend)が表示されている。
なお、二つ名の獲得条件の一例としては、メインキャラクタが所定数のファンを獲得すること、能力パラメータまたは適性パラメータが所定値以上であること、所定のスキルを獲得すること、レースの勝利数が所定数以上であること、特定のレースにおいて所定の着順(例えば1着)を獲得すること等が挙げられる。
また、メモ入力ボタン186bがタップされると、不図示の文字入力画面が表示される。文字入力画面では、例えば、平仮名、カタカナ、数字、ローマ字等を9文字以内で入力することができる。文字入力画面で入力された文字は、メモとして、育成キャラクタに紐付けて記憶される。育成キャラクタにメモが記憶されている場合、メモ入力ボタン186bの左側にメモ(ここではabcdefg)が表示される。
なお、育成キャラクタ一覧画面180における育成キャラクタアイコン182のソート条件には、上記のメモが含まれている。したがって、プレイヤは、育成キャラクタにメモを紐付けて登録することで、継承キャラクタとして使用する育成キャラクタをより一層検索しやすくなる。
また、能力パラメータ表示欄186の下方には、適性情報表示欄187が表示される。適性情報表示欄187には、芝およびダートのそれぞれの場適性に係る適性パラメータ、短距離、マイル、中距離、長距離のそれぞれの距離適性に係る適性パラメータ、逃げ、先行、差し、追込のそれぞれの脚質適性に係る適性パラメータが表示される。
適性情報表示欄187の下方には、各種情報表示欄188が表示される。各種情報表示欄188には、スキル表示タブ188a、継承情報表示タブ188b、育成情報表示タブ188c、クローズ操作部188dが設けられる。スキル表示タブ188aがタップされると、図15に示すように、育成キャラクタの獲得済みスキルが各種情報表示欄188に表示される。また、継承情報表示タブ188bがタップされると、図16に示すように、育成キャラクタの継承情報が表示される。
なお、各種情報表示欄188は、継承キャラクタとして設定可能な育成キャラクタと、育成キャラクタの育成に用いられた継承キャラクタとに基づいて、継承情報が表示される。継承情報には、当該育成キャラクタの育成に使用された継承キャラクタの情報、育成キャラクタが有する因子情報、継承キャラクタが有する因子情報が含まれる。ここでは、育成キャラクタごとに、継承情報が一覧表示されている。
具体的には、育成キャラクタに紐付けられた因子情報と、当該育成キャラクタの継承キャラクタに紐付けられた因子情報とが、キャラクタごとに表示される。したがって、各種情報表示欄188を上下方向にスクロールさせることで、プレイヤは、3体のキャラクタそれぞれが有する因子情報を確認することができる。
各種情報表示欄188には、基礎能力因子、適性因子およびキャラ因子が色分けされて表示されている。例えば、基礎能力因子は青色で表示され、適性因子は赤色で表示され、キャラ因子は緑色で表示される。なお、各種情報表示欄188には、レース因子およびスキル因子がそれぞれ白色で表示される。また、各因子情報には、因子レベルを示す星が重畳表示されている。
また、育成情報表示タブ188cがタップされると、図17に示すように、育成キャラクタの育成情報が表示される。なお、育成情報には、当該育成キャラクタを育成する際に使用したサポートカードの種別、継承第1世代および継承第2世代のキャラクタ、育成ゲームにおける個人レースの戦績、さらには、評価点が含まれる。
このように、キャラクタ詳細ダイアログ185Aにおいて、プレイヤは、育成キャラクタに関する種々の情報を確認することができる。したがって、デッキに編成する継承キャラクタに紐付けられた情報をプレイヤが把握しやすく、プレイヤの利便性を向上させることができる。
なお、キャラクタ詳細ダイアログ185Aにおいて。クローズ操作部188dがタップされると、キャラクタ詳細ダイアログ185Aが閉じられ、育成キャラクタ一覧画面180がディスプレイ26に表示される。また、図10A、図10B、図10C、図10Dに示すように、継承キャラクタ選択画面170および育成キャラクタ一覧画面180の右上方には、スキル表示ボタン172が設けられている。スキル表示ボタン172がタップされると、継承キャラクタとして仮選択中の育成キャラクタにより、獲得の可能性があるスキルが一覧表示される。
図18は、スキル表示ダイアログ185Bを説明する図である。スキル表示ダイアログ185Bには、スキルに対応するアイコンと、スキルの内容とが記されたスキル説明表示欄189が表示される。このスキル説明表示欄189に表示されるスキルは、現在選択中の育成キャラクタが継承キャラクタとして使用された場合に、メインキャラクタが獲得する可能性のある全てのスキルが一覧表示される。
すなわち、スキル表示ダイアログ185Bには、育成キャラクタが有するキャラ因子またはスキル因子に紐付くスキルに関する情報が一覧表示される。図10Cに示すように、1体の育成キャラクタが継承キャラクタに選択された状態でスキル表示ボタン172がタップされた場合には、この1体の育成キャラクタ(継承キャラクタ)が有するキャラ因子およびレース因子に紐付くスキルがスキル表示ダイアログ185Bに表示される。
一方、図10Dに示すように、2体の育成キャラクタが継承キャラクタに選択された状態でスキル表示ボタン172がタップされた場合には、2体の育成キャラクタ(継承キャラクタ)それぞれが有するキャラ因子およびレース因子に紐付くスキルがスキル表示ダイアログ185Bに表示される。
以上のように、本実施形態では、キャラクタ詳細ダイアログ185Aにおいて、継承キャラクタとして設定可能な育成キャラクタごとに、継承情報(因子情報)が一覧表示される。また、スキル表示ダイアログ185Bにおいて、継承情報(因子情報)に紐付く情報(スキル)が一覧表示される。このとき、継承キャラクタとして設定可能な育成キャラクタと、育成キャラクタの生成に用いられた継承キャラクタとに基づいて、キャラクタ詳細ダイアログ185Aおよびスキル表示ダイアログ185Bが表示される。キャラクタ詳細ダイアログ185Aおよびスキル表示ダイアログ185Bの表示により、プレイヤの利便性が向上する。
なお、ここでは、スキル表示ダイアログ185Bに、因子の発動によって獲得可能なスキルが表示されることとした。ただし、スキル表示ダイアログ185Bにおいて、スキルに関する情報ではなく、スキルのヒントが得られる因子情報が表示されてもよい。いずれにしても、継承情報(因子情報)は、複数の種別(因子種別)に分類され、スキル表示ダイアログ185Bには、所定の種別に分類される継承情報(キャラ因子およびレース因子)、もしくは、継承情報に紐付く情報(スキルに関する情報)が表示されるとよい。このように、スキル表示ダイアログ185Bには、一部の継承情報が抽出されたうえで、抽出された継承情報に関する表示がなされると言える。
そして、2体の育成キャラクタが仮選択状態となると、継承キャラクタ選択画面170に設けられるネクスト操作部154が有効化される。有効化されたネクスト操作部154がタップされると、仮選択状態の育成キャラクタが、継承キャラクタとしてデッキに仮登録され、後述するサポートカード編成画面190が表示される。
なお、プレイヤは、継承キャラクタ選択画面170において、必ず、2体の育成キャラクタを継承キャラクタとして選択しなければならない。2体の継承キャラクタが仮選択状態となっていない場合には、図10A、図10Cに示すように、ネクスト操作部154がグレーアウトしており、プレイヤの操作が受け付けられない。また、継承キャラクタ選択画面170には、リターン操作部153が設けられており、リターン操作部153がタップされると、メインキャラクタ選択画面150が表示される。
<サポートカードの登録>
図19Aは、サポートカード編成画面190を説明する第1の図である。継承キャラクタ選択画面170において2体の継承キャラクタが登録されると、図19Aに示すサポートカード編成画面190が表示される。サポートカード編成画面190の中央部には、サポートカード表示領域191が設けられている。サポートカード表示領域191には、複数のサポートカード表示枠192が含まれる。また、サポートカード編成画面190の下部には、「Return」と記されたリターン操作部153、および、「START」と記されたスタート操作部193が表示される。
サポートカード表示領域191には、サポートカード表示枠192が複数(ここでは6つ)表示される。サポートカード表示枠192は、プレイヤが設定可能なサポートカードと同じ数表示される。なお、サポートカード編成画面190の表示当初では、サポートカード表示枠192が空欄で表示されている。
本実施形態では、プレイヤは、6種類のサポートカードをデッキに設定することができる。なお、プレイヤが設定可能な6種類の内、一部(例えば、5種類)は、プレイヤが所持しているサポートカードの中から選択可能である。また、プレイヤが設定可能な6種類の内、他の一部(例えば、1種類)は、フレンド等、他のプレイヤがレンタルカードとして設定しているサポートカードの中から選択可能である。
図19Bは、サポートカード選択画面200を説明する図である。図19Aのサポートカード編成画面190において、サポートカード表示枠192(右下に表示されるサポートカード表示枠192を除く)がタップされると、図19Bに示すサポートカード選択画面200がディスプレイ26に表示される。サポートカード選択画面200には、プレイヤが所持しているサポートカードに対応するカードアイコン201が一覧表示される。サポートカード選択画面200に表示されているカードアイコン201をタップすることで、プレイヤは、サポートカードを選択することができる。
なお、図示は省略するが、サポートカード編成画面190において、右下に表示されるサポートカード表示枠192がタップされると、フレンド、もしくは、例えば抽選等の所定条件に基づいて抽出されたプレイヤがレンタルカードとして設定しているサポートカードが、サポートカード選択画面200に表示される。このときサポートカード選択画面200に表示されるサポートカードをタップすることで、プレイヤは、フレンドのサポートカードを1つ選択することができる。このように、プレイヤは、育成ゲームにおいて、他のプレイヤが所持するサポートカードを使用することができる。
図20Aは、サポートカードテーブルを説明する図である。図20Aに示すように、サポートカードテーブルには、プレイヤの所持しているサポートカードの種別(すなわちサポートカードID)ごとに、サポートキャラクタの種類(すなわちキャラクタID)、レアリティ、レベル、得意トレーニングが記憶されている。サポートキャラクタは、サポートカードの種別と一対一で対応している。つまり、サポートカードIDには、必ず、1のキャラクタIDが紐付けられている。換言すれば、1のサポートカードには、必ず、1のサポートキャラクタが対応付けられている。
本実施形態では、サポートカードごとにレアリティが設定されている。レアリティは、R(レア)、SR(スーパーレア)、SSR(スーパースペシャルレア)の3段階が設けられている。なお、Rが最もレアリティが低く、SSRが最もレアリティが高く設定されている。本実施形態では、レアリティが高いサポートカードほど、後述するサポート効果が高くなる傾向がある。また、本実施形態では、レアリティが高いサポートカードほど、後述する所持スキルの数やサポートイベントの数が多くなる傾向がある。
サポートカードのレベルは、レベル1~レベル50の50段階が設けられている。サポートカードのレベルは、プレイヤによって上昇させることが可能であり、プレイヤによって上昇されたレベルがサポートカードごとに記憶されている。なお、サポートカードのレベルは、ゲーム内通貨やアイテム等を使用することで上昇させることができる。なお、サポートカードのレベルは、レアリティによって上限が設けられている。
例えば、レアリティがRのサポートカードは、レベル20が上限として定められており、レアリティがSRのサポートカードは、レベル25が上限として定められており、レアリティがSSRのサポートカードは、レベル30が上限として定められている。
なお、レベルの上限は、所定の条件が成立した場合に、段階的に上昇させることができる。例えば、レアリティがRのサポートカードは、最大でレベル40まで上限を上昇させることが可能であり、レアリティがSRのサポートカードは、最大でレベル45まで上限を上昇させることが可能であり、レアリティがSSRのサポートカードは、最大でレベル50まで上限を上昇させることが可能としてもよい。
図20Bは、サポート効果テーブルを説明する図である。図20Bに示すように、サポート効果テーブルには、プレイヤの所持しているサポートカードの種別ごとに、サポート効果が記憶されている。
サポート効果は、育成メインゲームにおける各種ステータスを上昇させるものである。サポートカードには、サポート効果の対象が複数設けられている。サポート効果の対象の一例としては、体力、速さ、スタミナ、パワー、根性、賢さ等が挙げられる。
図20Cは、所持スキルテーブルを説明する図である。図20Cに示すように、所持スキルテーブルには、プレイヤが所持するサポートカードごとに、所持スキルが設定されている。本実施形態では、プレイヤによってメインキャラクタに設定されたキャラクタが所持スキルを所持しているように、サポートカードごとに所持スキルが設定されている。サポートカードごとに設定されている所持スキルは、育成メインゲーム中にヒントイベントが発生することで、プレイヤが選択したメインキャラクタ、あるいは、後述するチームメンバへ昇格した他のキャラクタが獲得可能となる。
図20Dは、サポートイベントテーブルを説明する図である。図20Dに示すように、サポートイベントテーブルには、プレイヤが所持するサポートカードごとに、発生し得るサポートイベントが記憶されている。サポートイベントとは、育成メインゲームの実行中に発生する可能性があるイベントである。サポートイベントが発生した場合、育成メインゲームにおける各種ステータスの値が上昇または減少する場合がある。
例えば、ターン数に応じて発生するサポートイベントが決定されてもよいし、所定の抽選により発生するサポートイベントが決定されてもよい。また、発生するサポートイベントは、1ターンに複数選択されてもよい。いずれにしても、予め設定されている所定の決定方法にしたがって、発生するサポートイベントが決定されればよい。
図19Cは、サポートカード編成画面190を説明する第2の図である。本実施形態では、6つ全てのサポートカードが選択されると、図19Cに示すように、スタート操作部193が操作可能になる。一方で、6つ全てのサポートカードが選択されていない場合には、図19Aに示すように、スタート操作部193が操作不可能となっている。
なお、サポートカード編成画面190においてリターン操作部153が操作されると、図10Dに示す継承キャラクタ選択画面170がディスプレイ26に表示される。また、図19Cに示すように、サポートカード編成画面190においてスタート操作部193がタップされると、選択中のサポートカードが仮登録され、最終確認画面205(図21A)が表示される。
図21Aは、最終確認画面205を説明する図である。図21Bは、プリセット選択画面205Aを説明する図である。最終確認画面205には、プレイヤが選択したメインキャラクタ、第1継承グループを構成する育成キャラクタ、第2継承グループを構成する育成キャラクタ、サポートカードが表示される。また、最終確認画面205には、プリセット表示部205aが表示される。プリセット表示部205aには、現在選択されているプリセットの番号が示されている。
ここで、プリセットというのは、育成メインゲームにおいて、メインキャラクタを出走させるレースの予約情報である。プレイヤは、全てのレースから任意のレースを選択してプリセットを作成することができる。プリセットは、複数保存することが可能であり、最終確認画面205では、保存されているプリセットから1つを選択することができる。具体的には、プリセット表示部205aがタップされると、図21Bに示すプリセット選択画面205Aが表示される。
プリセット選択画面205Aには、保存されているプリセットに対応するプリセット読み出しボタン206aが表示される。プレイヤは、いずれかのプリセット読み出しボタン206aをタップした後、セレクト操作部206cをタップすることで、プリセットを設定することができる。なお、セレクト操作部206cがタップされると、プリセット選択画面205Aが閉じられて、最終確認画面205が表示される。また、プリセット選択画面205Aのキャンセル操作部206bがタップされると、プリセットが変更されることなく、プリセット選択画面205Aが表示される。
なお、最終確認画面205において、キャンセル操作部205cがタップされると、サポートカード編成画面190が表示される。一方、スタート操作部205bがタップされると、ゲーム画面210(図25A)がディスプレイ26に表示される。
<特定キャラクタの登録>
上記したように、メインキャラクタ、継承キャラクタおよびサポートカードが登録されると、次に、特定キャラクタが登録される。本実施形態では、予め4種類のキャラクタが特定キャラクタとして設定されている。
図22は、キャラクタ識別情報テーブルを説明する第1の図である。図23は、キャラクタ識別情報テーブルを説明する第2の図である。図22は、メインキャラクタとして、「キャラクタC」が登録され、サポートキャラクタとして、「キャラクタE」、「キャラクタI」、「キャラクタL」、「キャラクタM」、「キャラクタQ」、「キャラクタT」が登録された場合を示している。また、図23は、メインキャラクタとして、「キャラクタF」が登録され、サポートキャラクタとして、「キャラクタE」、「キャラクタJ」、「キャラクタL」、「キャラクタM」、「キャラクタQ」、「キャラクタT」が登録された場合を示している。
なお、本実施形態では、サポートカードの登録時に、メインキャラクタとして設定されるキャラクタ種別と、サポートキャラクタとして設定されるキャラクタ種別との重複がされないように制限されている。
本実施形態では、図22に示すように、「キャラクタF」、「キャラクタJ」、「キャラクタN」、「キャラクタR」が、特定キャラクタとして設定されている。そして、プレイヤが複数のキャラクタの中からメインキャラクタを選択すると、キャラクタ識別情報テーブルにおいて、選択されたキャラクタがメインキャラクタとして登録される。
また、プレイヤの操作によってサポートカードが選択されると、キャラクタ識別情報テーブルが更新され、選択されたサポートカードに対応するキャラクタが、サポートキャラクタとして登録される。
また、キャラクタ識別情報テーブルにおいて、メインキャラクタおよびサポートカードに係る情報が登録されると、特定キャラクタに係る情報が登録される。このとき、図22および図23に示すように、登録されたメインキャラクタおよびサポートキャラクタの種別に拘わらず、「キャラクタF」、「キャラクタJ」、「キャラクタN」、「キャラクタR」が特定キャラクタとして登録される。
<初期キャラクタ識別情報の設定>
上記したように、メインキャラクタ、継承キャラクタ、サポートキャラクタ、および、特定キャラクタが登録されると、チームメンバおよびサブメンバの登録が行われる。詳しくは後述するが、育成ゲームでは、チームメンバとして登録されたキャラクタを用いて対戦ゲームをプレイする必要がある。また、サブメンバとして登録されたキャラクタが一定の条件を満たすと、当該キャラクタがチームメンバとして登録される。
本実施形態では、キャラクタ識別情報テーブルにおいて、メインキャラクタ、サポートキャラクタおよび特定キャラクタとして登録されているキャラクタがチームメンバとして登録される。すなわち、図22の場合では、「キャラクタC」、「キャラクタE」、「キャラクタF」、「キャラクタI」、「キャラクタJ」、「キャラクタL」、「キャラクタM」、「キャラクタN」、「キャラクタQ」、「キャラクタR」、「キャラクタT」がチームメンバとして登録される。また、図23の場合では、「キャラクタE」、「キャラクタF」、「キャラクタJ」、「キャラクタL」、「キャラクタM」、「キャラクタN」、「キャラクタQ」、「キャラクタR」、「キャラクタT」がチームメンバとして登録される。
また、キャラクタ識別情報テーブルにおいて、プレイヤが所持しているキャラクタまたはサポートカード(サポートキャラクタ)のうち、チームメンバとして登録されていないキャラクタが、サブメンバとして登録される。なお、予め定められたキャラクタのうち、チームメンバに登録されていない残りのキャラクタの全部が、あるいは、抽選で選ばれた一部のキャラクタがサブメンバとして登録されてもよい。
なお、ここでは、サポートキャラクタおよび特定キャラクタが、育成メインゲームの開始当初からチームメンバとして登録されることとするが、サポートキャラクタおよび特定キャラクタは、育成メインゲームの開始時には、サブメンバとして登録され、その後、所定のタイミングでチームメンバとして登録されてもよい。
このようにして、キャラクタ識別情報テーブルにおいて、チームメンバおよびサブメンバに係る情報(初期キャラクタ識別情報)が記憶されると準備段階処理が終了する。
<育成段階処理>
準備段階処理が終了すると、育成段階処理が開始される。育成段階処理では、メインキャラクタおよびチームメンバとして登録されたキャラクタの育成が可能となる。なお、以下では、理解を容易とするために、まず、育成メインゲームの基本的な流れについて説明する。
図24は、選択項目テーブルを説明する図である。なお、ここでは、メインキャラクタの種別ごとに選択項目テーブルが設けられている。ただし、メインキャラクタの種別にかかわらず共通の選択項目テーブルが設けられてもよい。育成ゲームは、図24に示すように、第1ターンから第60ターンで構成されており、各ターンにおけるプレイヤの選択結果に応じて各種のパラメータの更新が行われるゲーム性を有している。また、選択項目テーブルによれば、ターンごとに、プレイヤが選択可能な項目が予め設定されている。
図25Aは、ゲーム画面210を説明する第1の図である。図25Bは、ゲーム画面210を説明する第2の図である。育成段階処理に移行すると、図25A、図25Bに示すゲーム画面210がディスプレイ26に表示される。ゲーム画面210の上部には、体力表示部211および調子表示部212が表示される。メインキャラクタには、「体力」のパラメータが設けられている。「体力」のパラメータは、主に、後述するトレーニングで失敗する確率である失敗率の算出に用いられる。体力表示部211は、「体力」の上限値に対して、現在のメインキャラクタの「体力」の残量が視覚的に把握できるように表示される。
また、メインキャラクタには、「調子」のパラメータが設けられている。調子表示部212は、現在のメインキャラクタの「調子」が、複数段階(絶不調、不調、普通、好調、絶好調の5段階)で視覚的に把握できるように表示される。「調子」のパラメータが高いほど、メインキャラクタのレース展開が有利となり、また、トレーニングによる能力パラメータの上昇値が大きくなる。
また、図25A、図25Bに示すように、ゲーム画面210の中央部には、メインキャラクタの画像、ステータス表示部213およびスキルポイント表示部214が表示される。ステータス表示部213には、現在のメインキャラクタのステータスが、数値および複数段階のランク(G+、F、F+、E、E+、D、D+、C、C+、B、B+、A、A+、S、SS、SS+の16段階)で示される。具体的には、本実施形態では、「Speed」(スピード)、「Stamina」(スタミナ)、「Power」(パワー)、「Spirit」(根性)、「Wisdom」(賢さ)の各能力パラメータの数値およびランクが表示される。また、スキルポイント表示部214には、育成ゲームにおいてメインキャラクタが所持しているスキルポイントの残量が数値で示される。
また、図25A、図25Bに示すように、ゲーム画面210の下部には、「Rest」と記されたレスト操作部215、「Training」と記されたトレーニング操作部216、「Skill」と記されたスキル操作部217、「Going Out」と記されたお出かけ操作部218、「Race」と記された個人レース操作部219が表示されている。また、ゲーム画面210の上部には、現在のターン数が表示される。
また、プレイヤは、各ターンにおいて「Rest」(レスト操作部215)、「Training」(トレーニング操作部216)、「Going Out」(お出かけ操作部218)、「Race」(個人レース操作部219)のいずれかの項目を選択することができる。このとき、図24に示すように、各ターンにおいて選択可能な項目が予め設定されている。
「Rest」の項目が選択されると、体力が回復し、「Going Out」の項目が選択されると、調子が上昇する。また、「Training」の項目が選択されると、後述するトレーニングが実行可能となり、「Race」の項目が選択されると、個人レースにメインキャラクタを出走させることができる。これら「Rest」、「Training」、「Going Out」、「Race」の項目が選択されてゲーム結果が導出されると、現在のターンが終了し、次のターンに移行する。
本実施形態では、図24に示す第20ターン、第30ターン、第35ターン、第57ターン、第59ターンのように、レスト操作部215、トレーニング操作部216、お出かけ操作部218の各項目が選択不可能となるターンが設定されている。このようなターンでは、図25Bに示すように、レスト操作部215、トレーニング操作部216、お出かけ操作部218がグレーアウトして表示され、プレイヤの操作が受け付けられなくなる。したがって、このターンでは、プレイヤは、個人レース操作部219を選択しなければならない。
一方で、スキル操作部217は、全てのターンにおいて常時選択可能に設定されている。なお、詳しくは後述するが、スキル獲得を行ったとしても、当該ターンは終了しない。なお、本実施形態では、所定のターンの終了後に、チームレースが強制的に実行される。
図26Aは、トレーニング画面220を説明する第1の図である。図26Bは、トレーニング画面220を説明する第2の図である。ゲーム画面210のトレーニング操作部216が操作されると、ディスプレイ26にトレーニング画面220が表示される。
図26Aに示すように、トレーニング画面220の下部には、トレーニング項目が表示される。ここでは、「Speed」と記されたスピード操作部221、「Stamina」と記されたスタミナ操作部222、「Power」と記されたパワー操作部223、「Spirit」と記された根性操作部224、「Wisdom」と記された賢さ操作部225が表示される。
プレイヤが各操作部221~225のいずれかを1回タップすると、タップした操作部221~225に対応するトレーニング項目が仮選択されるとともに、仮選択されたトレーニング項目に対応する操作部221~225が強調表示される。図26Aでは、パワー操作部223が仮選択された状態を示している。また、図26Bでは、スタミナ操作部222が仮選択された状態を示している。
また、各操作部221~225には、トレーニング項目ごとのトレーニングレベルが併せて表示される。トレーニングレベルは、チームランキングに基づいて上昇するパラメータであり、トレーニングレベルが高いほど、トレーニングを実行した際の能力パラメータの上昇値が大きくなる。トレーニングレベルは、当初はレベル1に設定されており、最大でレベル5まで上昇する。
また、仮選択中の操作部221~225には、「Failure」と記された失敗率表示部226が表示される。失敗率表示部226に数値で表示される失敗率は、体力表示部211に表示される体力の残量に反比例して上昇するように設定されている。
また、ステータス表示部213には、仮選択中の操作部221~225に対応するトレーニングが実行され、成功した場合に能力パラメータが上昇する値が表示される。例えば、図26Aに示す例では、パワー操作部223が仮選択されており、ステータス表示部213の「Stamina」に「+8」、「Power」に「+10」と表示されている。また、図26Bに示す例では、スタミナ操作部222が仮選択されており、ステータス表示部213の「Stamina」に「+15」、「Spirit」に「+5」と表示されている。
また、トレーニングを実行して成功した場合に、所定のイベントが発生するトレーニング項目に対応する操作部221~225には、イベント報知表示227が表示される。なお、イベント報知表示227は、イベントの種別に応じて異なる表示態様とすることができる。
また、図26Bに示すように、トレーニング画面220の右上部には、仮選択中の操作部221~225の項目ごとに、トレーニングに配置されたキャラクタの配置キャラクタアイコン228が表示される。そして、トレーニングに成功した場合に、配置キャラクタアイコン228に表示されたキャラクタに対応して所定のイベントが発生する場合には、対応する配置キャラクタアイコン228にイベント報知表示227が表示される。なお、以下では、キャラクタが配置されたトレーニングを合同トレーニングと呼ぶ。
図26Cは、トレーニング結果報知画面220aを説明する図である。仮選択中の操作部221~225のいずれかが、再度タップされると、タップされた操作部221~225に対応するトレーニングが実行される。トレーニングが実行されると、トレーニングの成功または失敗が報知されるトレーニング結果報知画面220aがディスプレイ26に表示される。ここでは、「成功」という文字が表示され、トレーニングの成功がプレイヤに報知される。
また、このとき、トレーニングの成功に基づいて、ステータス表示部213の能力パラメータが更新表示される。すなわち、プレイヤによって選択されたトレーニング項目(育成種目)に対応するメインキャラクタの能力パラメータ(能力情報)が更新される。
ここでは、図26Aまたは図26Bでステータス表示部213に表示されていたトレーニングが成功した場合に上昇する能力パラメータの値が加算される。また、実行したトレーニング項目に応じて体力表示部211の表示が更新される。スピード、スタミナ、パワー、根性のいずれかのトレーニングを行い、成功した場合には、体力が減少する。一方で、賢さのトレーニングを行い、成功した場合には、体力が回復する。
また、トレーニングに失敗した場合には、所定のペナルティが付与される。ペナルティの内容としては、具体的には、体力の低下、能力パラメータの数値の低下、調子の減少等が含まれる。なお、例えば、失敗率が低いときに付与されるペナルティよりも、失敗率が高いときに付与されるペナルティの方が、不利(例えば、体力の低下する数値が大きい、能力パラメータの低下する数値が大きい、減少する調子の段階が大きい)なものとすることができる。
また、ペナルティの内容は、トレーニング項目に応じて決定されてもよい。例えば、スピードのトレーニングに失敗した場合にはスピードの能力パラメータの値が減少し、パワーのトレーニングに失敗した場合にはパワーの能力パラメータの値が減少することとしてもよい。また、一部のトレーニング項目(例えば、賢さ)については、トレーニングが失敗したとしても、ペナルティが付与されないこととすることができる。
図26Dは、イベント画面220bを説明する図である。トレーニング結果報知画面220aの表示が終了すると、ディスプレイ26にイベント画面220bが表示されることがある。イベント画面220bでは、様々なイベントが実行される。なお、1ターン中に、複数のイベントが発生する場合もある。
例えば、ヒントイベントが発生した場合には、スキルのヒントが得られる。スキルのヒントが得られると、プレイヤは、スキルポイントを消費してスキルを獲得することができる。スキルは複数種類設けられており、スキルごとに所定の能力が発動することがある。スキルには、それぞれ発動条件と効果が定められており、各々の発動条件が成立した場合に、予め定められた効果が発動する。スキルは、後述する個人レースおよびチームレースの実行中に発動される場合がある。
イベントには、スキルを獲得するイベント、体力が回復するイベント、体力が減少するイベント、能力パラメータが上昇するイベント、能力パラメータが減少するイベント、調子が上昇するイベント、調子が減少するイベント等が含まれている。詳しくは後述するがイベントには、ターンごとに予め定められたイベントや、所定の抽選により当選した場合に発生するイベントがある。また、発生した全てのイベントが終了すると、次のターンに係るゲーム画面210が表示される。
図27Aは、継承イベントを説明する第1の図である。図27Bは、継承イベントを説明する第2の図である。図27Cは、継承イベントを説明する第3の図である。図27Dは、継承イベントを説明する第4の図である。上記した因子発動ターンでは、ターンの開始に伴って、継承イベントが発生する。なお、この継承イベントは、後述するシナリオ共通イベントであり、プレイヤが選択したシナリオに拘わらず、同一のターンで必ず発生する。本実施形態では、第1ターン、第30ターンおよび第54ターンが因子発動ターンに設定されているが、ここでは、第30ターンで継承イベントが発生する場合について説明する。
第30ターンが開始すると、まず、図27Aに示すように、メインキャラクタと、「Touch」と記された操作部とがイベント画面220bに表示される。イベント画面220bに表示される操作部がタップされると、図27Bに示すように、メインキャラクタと、2体の継承キャラクタとを含むアニメーション画像が表示される。また、操作部がタップされると、継承第1世代および継承第2世代の合計6体の育成キャラクタが有する全ての因子に対して、発動有無の抽選が行われる。
そして、図27Cに示すように、発動有無の抽選により当選し、発動することが決定された因子が表示され、その後、図27Dに示すように、因子の発動によって上昇する能力パラメータまたは適性パラメータの種類と、その上昇値とが表示され、パラメータが更新される。継承イベントが終了すると、図25Aに示すゲーム画面210が表示され、プレイヤがいずれかの項目を選択することが可能となる。このとき、ステータス表示部213には、継承イベントで表示された能力パラメータや適性パラメータの上昇値が加算された状態となっている。
図28Aは、スキル画面230を説明する第1の図である。図28Bは、スキル画面230を説明する第2の図である。ゲーム画面210のスキル操作部217が操作されると、図28Aに示すスキル画面230がディスプレイ26に表示される。
スキル画面230には、スキル表示欄231が表示される。スキル表示欄231には、獲得済みスキル、メインキャラクタに予め設定されている所持スキル、各種イベントの発生等により所持した所持スキル等が表示される。また、所持スキルに対してヒントイベントが発生した場合には、この所持スキルを獲得するために消費するスキルポイントが割り引かれる。ここでは、ヒントを獲得した所持スキルについては、獲得するために必要なスキルポイントが割り引かれて表示されている。このとき、割引率を示す割引率表示アイコン232が、スキル表示欄231に併せて表示されることとなる。
また、スキル画面230に表示されるスキルには、それぞれのスキルの発動条件および発動した際の効果が表示される。
また、スキル画面230の上部には、体力表示部211、調子表示部212、スキルポイント表示部214が表示される。また、スキル画面230の上部には、現在のターン数が表示される。
プレイヤの操作に基づいて、スキルポイントを消費して所持スキルを獲得すると、図28Bに示すように、獲得したスキルに「GET」と表示されて、所持スキルを獲得したことが報知されるとともに、消費したスキルポイントがスキルポイント表示部214に表示されていたスキルポイントから減算されて表示が更新される。
図29Aは、個人レース選択画面240を説明する第1の図である。ゲーム画面210の個人レース操作部219が操作されると、図29Aに示す個人レース選択画面240が表示される。個人レースは、メインキャラクタが所謂ノンプレイヤキャラクタ(以下、NPCという)とレースを行うゲーム性を有している。
個人レース選択画面240の上部には、体力表示部211、調子表示部212が表示される。また、個人レース選択画面240の中央部には、メインキャラクタを出走させるレース種目を選択するための個人レース選択操作部241が表示される。また、個人レース選択画面240の下部には、「Start」と記されたスタート操作部242が表示される。なお、個人レース選択画面240の個人レース選択操作部241によって選択できるレースは、ターンごとに予め設定されている。
また、各レースには、出走条件が予め設定されており、プレイヤは、出走条件を満たしているレースに限り、メインキャラクタを出走させることができる。上記したように、レースには、出走条件としてファン数が規定されたものがある。規定されたファン数に満たないレースについては、図29Aに示すように、個人レース選択操作部241に出走条件が表示され、当該レースを選択することができない旨が報知される。また、クリア目標の対象レースが設定されたターンでは、個人レース選択画面240において、対象レースのみが選択可能に表示される。
図29Bは、個人レース開始画面250を説明する図である。個人レース選択操作部241で出場する個人レースのレース種目が選択された状態で、スタート操作部242が操作されると、図29Bに示す個人レース開始画面250が表示される。個人レース開始画面250の中央部には戦略表示部251が表示される。また、戦略表示部251には、現在選択中の戦略(追込、差し、先行、逃げ)が強調表示されるとともに、「Change」と記されたチェンジ操作部252が表示されている。チェンジ操作部252が操作されると、不図示の戦略変更画面がディスプレイ26に表示される。プレイヤは、戦略変更画面における操作により、個人レースにおける戦略を任意の戦略に変更することができる。
また、個人レース開始画面250の下部には、「Result」と記されたリザルト操作部253、「Race」と記されたレース操作部254が表示されている。
レース操作部254が操作された場合、不図示のレース画面がディスプレイ26に表示される。ディスプレイ26では、レースの展開の動画(以下、レース動画ともいう)が表示される。
図29Cは、個人レース結果画面260を説明する第1の図である。図29Dは、個人レース結果画面260を説明する第2の図である。上記のレース動画の再生が終了した場合、および、リザルト操作部253が操作された場合、個人レース結果画面260がディスプレイ26に表示される。個人レース結果画面260では、図29Cに示すように、当該個人レースにおけるメインキャラクタの着順が表示される。また、個人レース結果画面260では、図29Dに示すように、現在のメインキャラクタのクラスが表示される。
本実施形態では、獲得したファン数に応じて、メインキャラクタのクラス分けがなされる。各クラスには、ファン数の範囲が設定されており、ここでは、ファン数によって、メインキャラクタが8段階のクラスのいずれかに分類される。個人レース結果画面260では、今回の個人レースで獲得したファン数、および、新たに獲得したファン数を、それ以前に獲得していたファン数に加算した累積のファン数が表示される。また、累積したファン数に対応する現在のクラスが識別表示される。
図30Aは、チームレース選択画面270を説明する図である。上記したように、本実施形態では、所定のターンが終了すると、チームレースが強制的に開始される。チームレースが開始されると、図30Aに示すチームレース選択画面270が表示される。チームレース選択画面270の中央部には、出場するチームレースの対戦相手を選択するための対戦チーム選択操作部271が表示される。なお、対戦相手は、NPCとすることができる。また、対戦相手は、NPCに限らず、他のプレイヤのチームとしてもよい。この場合、他のプレイヤのチームと通信対戦が行われる。
なお、チームレースに出場させるキャラクタは、チームメンバから選択可能であればよく、必ずしもメインキャラクタを含めなくてもよい。また、1のチームメンバをチームレースにおける複数のレースに出場可能としてもよい。
図30Bは、チーム編成画面280を説明する図である。対戦チーム選択操作部271が操作されると、チーム編成画面280がディスプレイ26に表示される。チーム編成画面280には、チーム編成操作部281が表示されている。プレイヤは、チーム編成操作部281を操作することで、チームメンバとして登録されているキャラクタを用いて、チームレースにおけるキャラクタの編成を行うことができる。本実施形態では、チームレースにおいて、「短距離」、「マイル」、「中距離」、「長距離」、「ダート」の5つのレースが実行される。そして、各レースの勝敗に基づいて、チームレースにおける総合的な勝敗が決定されるゲーム性を有している。
具体的には、5つのレースうち、プレイヤのチームが勝利したレースの数が、対戦相手のチームが勝利したレースの数よりも多い場合に、チームレースにおいて総合的にプレイヤの勝利となる。一方で、5つのレースのうち、プレイヤのチームが勝利したレースの数が、対戦相手のチームが勝利したレースの数よりも少ない場合に、チームレースにおいて総合的に敗北となる。また、プレイヤのチームが勝利したレースの数と、対戦相手のチームが勝利したレースの数とが同数の場合には、引き分けとなる。
なお、プレイヤは各レースに最大で3種類のキャラクタをチームメンバの中から編成することができる。また、ここでは、同一種別のキャラクタを複数のレースに編成することはできなくなっている。また、チーム編成画面280の下部には、「Start」と記されたスタート操作部282が表示される。
図30Cは、チームレース開始画面290を説明する図である。チーム編成画面280のスタート操作部282が操作されると、図30Cに示すチームレース開始画面290が表示される。本実施形態では、チームレースにおいて5つのレースが実行されるが、その実行される順番は、予め定められた順番としてもよいし、ランダムで決定されることとしてもよい。
図30Cに示すように、チームレース開始画面290の中央部には、実行されるレースに係るプレイヤの編成したチームのキャラクタと、対戦相手のチームのキャラクタとが表示される。ここでは、「中距離」のレースについてプレイヤが2つのキャラクタを編成し、対戦相手のキャラクタが2つ編成されている場合を示している。
また、図30Cに示すように、チームレース開始画面290の下部には「Result」と記されたリザルト操作部291、および、「Race」と記されたレース操作部292が表示される。レース操作部292が操作された場合、不図示のレース動画が表示される。
図30Dは、チームレース途中結果画面300を説明する図である。上記のレース動画の再生が終了した場合、および、チームレース開始画面290のリザルト操作部291が操作された場合、チームレース途中結果画面300がディスプレイ26に表示される。チームレース途中結果画面300では、当該レース(ここでは、「中距離」のレース)における勝敗が表示される。なお、チームレースにおける5つのレースそれぞれの勝敗の決定方法は特に限定されない。例えば、1着に入賞したキャラクタの所属するチームが勝利となってもよい。あるいは、着順ごとにポイントが付与され、最も獲得ポイントの高いチームが勝利となってもよい。
そして、図30Dのチームレース途中結果画面300の表示が終了すると、次のレース(例えば、「短距離」のレース)に係るチームレース開始画面290が表示され、以後、上記と同様にして、5つすべての種別のレースが終了するまで、チームレース開始画面290およびチームレース途中結果画面300の表示が順次行われる。
図31Aは、チームレース詳細結果画面310を説明する第1の図である。上記したように5つすべての種別のレースに係るチームレース開始画面290およびチームレース途中結果画面300の表示が行われると、ディスプレイ26にチームレース詳細結果画面310が表示される。チームレース詳細結果画面310の中央部には、勝敗結果表示部311が表示される。勝敗結果表示部311では、各レースにおける勝敗結果がプレイヤに報知される。ここでは、図31Aに示すように、各レースにおける勝利が3、敗北が2である場合について示している。
図31Bは、チームレース総合結果画面320を説明する第1の図である。勝敗結果表示部311の表示が終了すると、ディスプレイ26にチームレース総合結果画面320が表示される。チームレース総合結果画面320では、チームレースにおける総合的な勝敗結果がプレイヤに報知される。図31Aに示すように、各レースにおける勝利が3、敗北が2である場合には、チームレース総合結果画面320では、チームレースに勝利したことが報知されることとなる。
また、チームレース総合結果画面320では、チームランキングが表示される。本実施形態では、チームランキングは、チームレースの勝敗結果に基づいて変動する。例えば、チームレースに勝利した場合に、チームランキングが上昇する。
また、チームレースに勝利したことが報知されるチームレース総合結果画面320では、「NEXT」と記されたネクスト操作部321が表示される。チームレース総合結果画面320のネクスト操作部321が操作された場合、次のターンに係るゲーム画面210が表示される。
図31Cは、チームレース詳細結果画面310を説明する第2の図である。ここでは、図31Cに示すように、各レースにおける勝利が2、敗北が3である場合について示している。図31Dは、チームレース総合結果画面320を説明する第2の図である。図31Cに示すように、各レースにおける勝利が2、敗北が3である場合には、チームレース総合結果画面320では、チームレースに敗北したことが報知されることとなる。
なお、チームレースに敗北した場合には、チームランキングが下降する。ただし、チームレースの勝敗に関係なく、育成メインゲームは継続するため、ネクスト操作部321がタップされることで、次のターンが開始される。
以上のように、育成メインゲームでは、所定ターンおきにチームレースが実行される。チームレースで勝利すると、メインキャラクタの能力パラメータが上昇する等の特典が付与される。また、育成メインゲームでは、所定のターンにおいて、サブメンバがチームメンバに昇格する。ここでは、チームレースが実行された次のターンにおいて、所定数のサブメンバがチームメンバに昇格する。このように、徐々にチームメンバを増やしながら、チーム対抗戦で勝利するというのが、育成ゲームのゲーム性となる。
図32は、ターン開始時処理のおおまかな流れを説明する図である。育成段階処理には、育成ゲームの各ターンの開始時に実行される、ターン開始時処理が含まれる。ターン開始時処理の詳細については後述するが、ここでは、ターン開始時処理における大まかな流れについて説明する。
ターン開始時処理には、図32に示す、「チームメンバの配置有無を決定する処理」、「配置するトレーニング項目を決定する処理」、「能力パラメータの上昇値を決定する処理」、「出現イベントを決定する処理」が含まれる。なお、ターン開始時処理では、この他にもさまざまな処理が実行されるが、ここでは、図32に示す処理について順に説明する。
<チームメンバの配置有無を決定する処理>
図33は、配置有無テーブルを説明する図である。図33に示すように、配置有無テーブルには、キャラクタのキャラクタ識別情報ごとに、配置有無(「配置する」または「配置しない」)の選択比率が設定されている。本実施形態では、図33に示す配置有無テーブルに基づいて、上記した図22または図23に示したキャラクタ識別情報テーブルを参照して、全てのチームメンバについて、配置有無が決定される。
具体的には、図33に示すように、本実施形態では、キャラクタ識別情報として「サポートキャラクタ」かつ「特定キャラクタ」として登録されているチームメンバについては、80%の確率で「配置する」が選択される。また、キャラクタ識別情報として「特定キャラクタ」として登録されており、「サポートキャラクタ」として登録されていないチームメンバについては、60%の確率で「配置する」が選択される。
また、キャラクタ識別情報として「サポートキャラクタ」として登録されており、「特定キャラクタ」として登録されていないチームメンバについては、40%の確率で「配置する」が選択される。また、キャラクタ識別情報として「サポートキャラクタ」および「特定キャラクタ」のいずれの登録もされていないチームメンバについては、10%の確率で「配置する」が選択される。
このように、サポートキャラクタとして登録されているチームメンバは、サポートキャラクタとして登録されていないチームメンバよりも、トレーニングに配置される可能性が高い。また、特定キャラクタとして登録されているチームメンバは、特定キャラクタとして登録されていないチームメンバよりも、トレーニングに配置される可能性が高い。
<配置するトレーニング項目を決定する処理>
次に、上記のようにして配置することが決定されたチームメンバについて、「Speed」(スピード)、「Stamina」(スタミナ)、「Power」(パワー)、「Spirit」(根性)、「Wisdom」(賢さ)のいずれのトレーニング項目に配置するかが決定される。
配置するトレーニング項目の決定方法は特に限定されないが、例えば、各トレーニング項目に均等な確率で当選するよう抽選することとしてもよい。あるいは、抽選を行わずにキャラクタごとに予め設定されているトレーニング項目に配置することとしてもよい。また、例えば、キャラクタの得意トレーニング(図20Aを参照)に配置されやすいような抽選を行うこととしてもよい。抽選を行う場合、抽選における選択比率が定められている抽選テーブルを予め記憶していてもよいし、抽選に際してその都度、抽選テーブルを作成することとしてもよい。
<能力パラメータの上昇値を決定する処理>
図34Aは、トレーニングレベルテーブルを説明する図である。図34Aに示すように、トレーニングレベルは、チームランキングが上がることで上昇するように設定されている。具体的には、チームランキングが100位以下である場合には、「Speed」(スピード)、「Stamina」(スタミナ)、「Power」(パワー)、「Spirit」(根性)、「Wisdom」(賢さ)に係る各トレーニングレベルが「レベル1」に設定され、チームランキングが99位以上かつ60位以下である場合には、各トレーニングレベルが「レベル2」に設定され、チームランキングが59位以上かつ30位以下である場合には、各トレーニングレベルが「レベル3」に設定され、チームランキングが29位以上かつ10位以下である場合には、各トレーニングレベルが「レベル4」に設定され、チームランキングが9位以上である場合には、各トレーニングレベルが「レベル5」に設定される。
なお、本実施形態では、トレーニングレベルは、チームランキングが上がることで上昇するように設定される場合について示したがこれに限定されるものではない。例えば、チームメンバの得意トレーニングをトレーニング項目ごとにカウントし、当該カウントした値(カウント値)に応じてトレーニングレベルが上昇するようにしてもよい。なお、ここでは、チームランキングに対して、全てのトレーニング項目のトレーニングレベルが共通であることとしたが、同一のチームランキングに対して、トレーニング項目ごとにトレーニングレベルが異なってもよい。
本実施形態では、プレイヤによって選択されたトレーニングが実行されて成功した場合に、実行されたトレーニング項目によって、所定の能力パラメータの値が上昇する。
具体的には、本実施形態では、「Speed」(スピード)のトレーニングが実行され、成功した場合には、「Speed」(スピード)および「Power」(パワー)の能力パラメータの値が上昇する。
また、「Stamina」(スタミナ)のトレーニングが実行され、成功した場合には、「Stamina」(スタミナ)および「Spirit」(根性)の能力パラメータの値が上昇する。
また、「Power」(パワー)のトレーニングが実行され、成功した場合には、「Stamina」(スタミナ)および「Power」(パワー)の能力パラメータの値が上昇する。
また、「Spirit」(根性)のトレーニングが実行され、成功した場合には、「Speed」(スピード)、「Power」(パワー)、および、「Spirit」(根性)、の能力パラメータの値が上昇する。
また、「Wisdom」(賢さ)のトレーニングが実行され、成功した場合には、「Speed」(スピード)および「Wisdom」(賢さ)の能力パラメータの値が上昇する。
本実施形態では、トレーニングに成功した場合に上昇する能力パラメータの値は、実行したトレーニング項目およびトレーニングレベルに対応して決定される上昇固定値に、後述するボーナス加算率を乗算した値を、上昇固定値に加算することによって算出される。
図34Bは、上昇固定値(スピード)テーブルを説明する図である。また、図34Cは、上昇固定値テーブル(パワー)を説明する図である。すなわち、図34Bは、トレーニング項目が「Speed」(スピード)である場合の上昇固定値を示している。また、図34Cは、トレーニング項目が「Power」(パワー)である場合の上昇固定値を示している。
図34Bおよび図34Cに示すように、上昇固定値テーブルには、実行したトレーニング項目およびトレーニングレベルに対応して決定される上昇固定値が記憶されている。また、本実施形態では、図34Bおよび図34Cに示すように、トレーニングレベルが高いほど、能力パラメータが大きく上昇するように設定されている。
なお、ここでは、記載を省略するが、トレーニング項目として「Stamina」(スタミナ)、「Spirit」(根性)、および「Wisdom」(賢さ)が選択された場合の上昇固定値テーブルもそれぞれ設けられている。
また、上記した上昇固定値に加えて、トレーニング項目ごとに配置されるキャラクタ、および、上記した図22または図23に示したキャラクタ識別情報テーブルに基づいて、ボーナス加算率が決定される。
図34Dは、ボーナス加算率テーブルを説明する図である。本実施形態では、各トレーニングに配置が決定されたキャラクタのキャラクタ識別情報に基づいて、ボーナス加算率が決定される。
具体的には、図34Dに示すように、ボーナス加算率テーブルには、キャラクタのキャラクタ識別情報ごとに、ボーナス加算率の有無および加算率(10%アップまたは20%アップ)の選択比率が設定されている。
キャラクタ識別情報として「サポートキャラクタ」かつ「特定キャラクタ」が登録されている場合には、50%の確率で「なし」が選択され、50%の確率で「20%アップ」が選択される。
また、キャラクタ識別情報として「サポートキャラクタ」のみが登録されている場合には、50%の確率で「なし」が選択され、50%の確率で「10%アップ」が選択される。
また、キャラクタ識別情報として「特定キャラクタ」のみが登録されている場合には、50%の確率で「なし」が選択され、50%の確率で「10%アップ」が選択される。
また、キャラクタ識別情報として「サポートキャラクタ」および「特定キャラクタ」のいずれも登録されていない場合には、80%の確率で「なし」が選択され、20%の確率で「10%アップ」が選択される。
そして、上昇固定値テーブルによって決定された上昇固定値に、ボーナス加算率を乗算した値がボーナス加算値として導出される。ボーナス加算値が上昇固定値に加算された値が、トレーニングが成功した場合の能力パラメータの値の上昇量に決定される。なお、複数のキャラクタが配置されているトレーニングについては、当該配置された複数のキャラクタのそれぞれのボーナス加算値が、上昇固定値に加算される。このように、すべてのトレーニング種別に対して、トレーニングが成功した場合におけるメインキャラクタの能力パラメータの上昇量が決定される。
<出現イベントを決定する処理>
図35は、イベント種別およびイベント分類を説明する図である。育成メインゲーム中は、各ターンにおいて、イベントを出現させるか否かを決定する処理が行われる。イベントは、シナリオイベント、メインキャラクタごとに設けられた上記の専用イベント、サポートイベント、チームメンバイベントの4つの種別に大別される。なお、各シナリオには、育成メインゲーム中に出現し得るシナリオイベント、専用イベント、サポートイベント、チームメンバイベントが予め定められている。
シナリオイベントというのは、育成メインゲームのシナリオごとに設定されたイベントである。本実施形態では、複数のシナリオが設けられており、プレイヤは、シナリオを選択することができる。シナリオイベントは、プレイヤが選択したシナリオごとに出現する。換言すれば、育成メインゲームで出現するシナリオイベントは、プレイヤが選択したシナリオに基づいて決定される。
なお、シナリオイベントには、シナリオ固有イベントと、シナリオ共通イベントとが設けられてもよい。シナリオ固有イベントというのは、1つのシナリオにのみ紐付けられたイベントである。例えば、第1のシナリオに紐付けられたシナリオ固有イベントは、第1のシナリオが選択された場合にのみ出現し、他のシナリオが選択された場合に出現することはない。
また、シナリオ共通イベントというのは、複数のシナリオで共通して出現するイベントである。したがって、シナリオ共通イベントは、第1のシナリオが選択された場合と、第2のシナリオが選択された場合との双方で出現する。
ここでは、シナリオイベントとして、シナリオ固有イベントとシナリオ共通イベントとが設けられることとする。ただし、シナリオ固有イベントおよびシナリオ共通イベントのいずれか一方のみが設けられてもよい。
専用イベントは、上記したとおり、キャラクタごとに予め設定されているイベントである。育成メインゲームでは、プレイヤがセッティングゲーム、すなわち、準備段階処理においてメインキャラクタとして登録したキャラクタの専用イベントが出現する。
サポートイベントは、上記したとおり、サポートカードごとに予め設定されているイベントである。育成メインゲームでは、プレイヤがセッティングゲームにおいて登録したサポートカードに紐付くサポートイベントが出現する。また、登録されたサポートカードに紐付くサポートイベントとは別に、例えば、チームメンバに紐付くサポートイベントが出現することもある。ただし、プレイヤがセッティングゲームにおいて登録したサポートカードに紐付くサポートイベントが決定される確率は、他のサポートイベントが決定される確率よりも高く設定されている。
チームメンバイベントは、主に、チームメンバが配置されたトレーニング、すなわち、合同トレーニングを実行した場合に出現するイベントである。また、トレーニングとは関係なく、所定の条件を満たした場合にチームメンバイベントが出現することもある。
このように、シナリオイベントは、その出現有無等が、シナリオに基づいて決定される。また、専用イベント、サポートイベント、チームメンバイベントは、その出現有無等が、それぞれメインキャラクタ、サポートカード、チームメンバに基づいて決定される。つまり、イベント種別は、イベントの出現有無等を決定する際に参照する情報によって区分されている。
これに対して、本実施形態では、イベントの出現によってもたらされる内容によって、各イベントが、5つのイベント分類のいずれかに分類される。ここでは、各イベントが、ヒントイベント、能力イベント、適性イベント、ストーリイベント、特訓イベントのいずれかのイベント分類に分類される。
上記したように、ヒントイベントは、スキルを所持あるいは獲得可能とするイベントである。また、能力イベントは、メインキャラクタの能力パラメータを上昇または減少させるイベントである。適性イベントは、メインキャラクタの適性パラメータを上昇または減少させるイベントである。ストーリイベントは、育成ゲームに登場するキャラクタに係るストーリを表示するイベントである。なお、ストーリイベントには、ストーリの表示に加えて、能力パラメータや適性パラメータが変化するものがある。特訓イベントは、チームメンバの能力パラメータを上昇させるイベントである。
ここで、シナリオイベントには、ヒントイベント、能力イベント、適性イベント、ストーリイベントが含まれる。また、専用イベントおよびサポートイベントには、ヒントイベントおよび能力イベントが含まれる。そして、チームメンバイベントには、ストーリイベントおよび特訓イベントが含まれる。なお、図35に示すイベント種別とイベント分類との関係は一例に過ぎない。したがって、例えば、専用イベントに、ストーリイベントや特訓イベントが含まれてもよい。
図36は、イベント種別とターン数との関係を説明する図である。図36には、育成メインゲームが実行される場合において、所定のキャラクタがメインキャラクタとして登録された場合の一例を示す。イベントの出現有無等は、シナリオごとに設けられたイベント決定テーブルに基づいて決定される。
ここで、イベント決定テーブルには、イベント出現決定テーブルと、イベント内容決定テーブルとが含まれる。イベント出現決定テーブルにおいては、イベントを出現させるか否かを示す情報や、イベントを出現させる確率等を示す情報が、ターンごとに紐付けられている。なお、ここでは、イベントを出現させるか否かを示す情報や、イベントを出現させる確率等を示す情報が、全てのターンに対して、イベントの種別ごとに規定されているものとする。
また、イベント内容決定テーブルにおいては、出現させるイベント、もしくは、出現可能なイベントが、ターンごとに、かつ、イベントの種別ごとに予め設定されている。
ターンの開始時には、イベント出現決定テーブルを参照し、まず、イベントを出現させるか否かを、イベントの種別ごとに決定する。このとき、ターン数およびイベントの種別によっては、必ずイベントの「出現」が決定されることがある。また、ターン数およびイベントの種別によっては、例えば、50%の確率でイベントを出現させることが規定されている場合もある。この場合、50%の確率でイベントの「出現」が決定される抽選が行われる。
そして、「出現」が決定されたイベントの種別については、イベント内容決定テーブルを参照し、出現させるイベントの内容が決定される。例えば、イベント出現決定テーブルによれば、第1ターンにおいて、シナリオイベントを必ず出現させることが設定されている。また、各イベントには、イベントIDが付与されている。そして、イベント内容決定テーブルには、第1ターンに対して、イベントID=0001のシナリオイベントが、出現可能なイベントとして紐付けられている。したがって、育成メインゲームをプレイした場合には、必ず、第1ターンで、イベントID=0001のシナリオイベントが出現することとなる。
同様に、イベント決定テーブル(イベント出現決定テーブルおよびイベント内容決定テーブル)によれば、第4ターン、第5ターン、第6ターン、第7ターン、第10ターンにおいて、それぞれ、イベントID=0002、0003、0004、0005、0006のシナリオイベントを出現させることが決定される。
ここで、各イベントは、固定イベントおよびランダムイベントに大別される。固定イベントは、出現するターンが固定されたイベント、換言すれば、所定のターンで出現可能であり、所定のターン以外では出現することがないイベントである。ここでは、イベントID=0001、0002、0003、0004、0005、0006のシナリオイベントは、いずれも固定イベントであり、シナリオ固有イベントである。
これに対して、ランダムイベントは、出現させることが決定され、かつ、出現させるイベントとして決定された場合に出現するイベントである。図36において、「抽選」と記されたターンでは、イベントを出現させるか否かが抽選により決定され、「出現」が決定された場合に、ランダムイベントの中から、抽選で当選したイベントが出現することを示している。
なお、イベント内容決定テーブルにおいては、抽選で当選したイベントを出現させるターンについては、抽選の対象となるイベントIDが設定されている。例えば、シナリオイベントとして、イベントID=0010、0011、0012のランダムイベントが設けられているとする。また、イベント内容決定テーブルには、第12ターンに対して、イベントID=0010のシナリオイベントが紐付けられているとする。
この場合、第12ターンの開始時に、シナリオイベントを出現させるか否かの抽選が行われる。そして、抽選で当選した場合には、イベントID=0010のシナリオイベントが出現し、非当選の場合には、シナリオイベントが出現しないこととなる。
また、例えば、イベント内容決定テーブルにおいて、第15ターンに対して、イベントID=0010、0011、0012のシナリオイベントが紐付けられているとする。そして、イベントを出現させるか否かの抽選により当選した場合、イベントID=0010、0011、0012のイベントの中から、出現させるシナリオイベントが抽選により決定され、抽選で当選したシナリオイベントが出現する。
なお、ここでは、固定イベントとランダムイベントとが排他的に設けられる場合について説明した。ただし、出現させるシナリオイベントを抽選により決定する場合に、抽選の対象として、ランダムイベントに加えて、あるいは、ランダムイベントに代えて、固定イベントが設定されていてもよい。
ここで、本実施形態では、第4ターンから第7ターンが分岐ターンに設定されている。分岐ターンというのは、所定条件が満たされた場合に、イベントの内容が変更されるターンを意味する。ここでは、所定条件として、チームメンバに特定キャラクタが所定数含まれること、換言すれば、メインキャラクタまたはサポートキャラクタに特定キャラクタが所定数含まれることが設定されている。
具体的には、第4ターンでは、所定数として4体の特定キャラクタがチームメンバに含まれているかが判定される。そして、4体の特定キャラクタがチームメンバに含まれている場合には、シナリオイベントが、チームメンバイベントに差し替えられる。チームメンバイベントには、特定キャラクタごとに設けられた特定キャラクタイベントが含まれている。ここでは、チームメンバに特定キャラクタが含まれている場合、分岐ターンにおいて、シナリオイベントが特定キャラクタイベントに差し替えられる。
同様に、第5ターン、第6ターン、第7ターンでは、それぞれ所定数として3体、2体、1体の特定キャラクタがチームメンバに含まれているかが判定される。そして、それぞれ所定数の特定キャラクタがチームメンバに含まれている場合には、シナリオイベントが、特定キャラクタイベントに差し替えられる。
具体的には、イベントID=0002、0003、0004、0005のシナリオイベントは、ストーリイベントである。これらのストーリイベントでは、チームメンバがチーム名を考えるものの、最終的にチーム名が提案されずに終了するといった内容のストーリが再生される。したがって、特定キャラクタがチームメンバに含まれていない場合には、4ターン連続で、チーム名が提案されないこととなる。
これに対して、特定キャラクタがチームメンバに含まれている場合には、特定キャラクタの数だけ、シナリオイベントが特定キャラクタイベントに差し替えられる。特定キャラクタイベントは、ストーリイベントである。特定キャラクタイベントでは、特定キャラクタによってチーム名が提案される内容のストーリが再生される。特定キャラクタは4体設けられており、特定キャラクタごとに異なるチーム名が提案される。したがって、特定キャラクタがチームメンバに含まれている場合には、第4ターンから第7ターンにおいて、特定キャラクタと同数のチーム名が提案されることとなる。
また、第10ターンで出現するイベントID=0006のシナリオイベントは、ストーリイベントである。このストーリイベントでは、プレイヤにチーム名を選択させる内容のストーリが再生される。ここでは、4体の特定キャラクタがそれぞれ提案する4つのチーム名に、予め設定されているデフォルトのチーム名を加えた合計5種類のチーム名が設けられている。
仮に、チームメンバに特定キャラクタが含まれておらず、第4ターンから第7ターンにおいて、1つもチーム名が提案されなかった場合、第10ターンにおいてプレイヤが選択可能なチーム名は、デフォルトのチーム名のみとなる。この場合、プレイヤは、デフォルトのチーム名を選択しなければならない。また、例えば、第4ターンから第7ターンにおいて、2つのチーム名が提案されている場合、プレイヤは、提案された2つのチーム名、および、デフォルトのチーム名の合計3種類のチーム名の中から、いずれか1つを選択することができる。
第10ターンでプレイヤが選択したチーム名は、正式なチーム名として登録され、以後、育成メインゲームが終了するまで、さまざまな場面で使用される。なお、育成メインゲームが終了するまでの所定のタイミングで、登録されたチーム名に対応する特典がプレイヤに付与されてもよい。プレイヤに付与される特典としては、例えば、登録されたチーム名に対応するスキルの獲得、能力パラメータ、適性パラメータの上昇、ゲーム内通貨の獲得等が挙げられる。
このように、イベントID=0002、0003、0004、0005、0006のシナリオイベント、および、第4ターンから第7ターンで差し替えられる特定キャラクタイベントは、いずれもシナリオ固有イベントである。シナリオIDには、出現可能なイベントIDが紐付けられて管理されている。したがって、第4ターンから第7ターン、および第10ターンで出現するシナリオイベントおよび特定キャラクタイベントは、1のシナリオIDにのみ紐付けられている。
また、イベント決定テーブルによれば、第2ターン、第8ターンにおいて、それぞれイベントID=1001、1002の専用イベントが出現する。また、イベント決定テーブルによれば、第3ターンから第7ターン、第9ターン、第11ターン、第12ターンにおいて、専用イベントの出現有無、および、出現させる専用イベントが抽選により決定される。
ここで、専用イベントは、キャラクタごとに異なっている。また、ターン数と、出現する専用イベントとの関係は、キャラクタごとに設定されている。したがって、メインキャラクタとして登録されたキャラクタによって、専用イベントが出現するターンや、各ターンで出現する専用イベントが異なることとなる。
また、イベント決定テーブルには、図36に示すように、所定のターンにおいて、サポートイベントの出現有無、および、出現させるサポートイベントの内容を抽選により決定することが設定されている。なお、サポートイベントについても、抽選で当選可能なイベントIDが、ターンごとに異なってもよいし、全てのターンで共通であってもよい。
サポートイベントの出現有無を決定する抽選において、「出現」が決定される確率は、登録されているサポートカードに影響されない。換言すれば、各ターンにおいて、サポートイベントを出現させることが決定される確率は、いずれのサポートカードが登録されていても共通である。一方で、サポートイベントの「出現」が決定された場合には、サポートイベントの内容が決定されるが、このとき、サポートイベントの内容が決定される確率は、登録されているサポートカードによって変化する。
具体的には、サポートイベントの「出現」が決定された場合、当該ターンにおいて出現可能なサポートイベントのイベントIDが、イベント内容決定テーブルに基づいて抽出される。そして、抽出されたイベントIDに基づいて抽選テーブルが生成され、生成された抽選テーブルに基づいて、1つのイベントIDが決定される。
なお、抽出されるイベントIDには、登録されているサポートカードに紐付けられたサポートイベントのイベントIDと、登録されているサポートカードに紐付けられていないサポートイベントのイベントIDとが含まれることがある。この場合、抽選テーブルにおいては、登録されているサポートカードに紐付けられたサポートイベントのイベントIDの当選確率が、登録されているサポートカードに紐付けられていないサポートイベントのイベントIDの当選確率よりも高く設定される。これにより、登録されているサポートカードに紐付けられたサポートイベントは、他のサポートイベントよりも、出現確率が高くなる。
このように、各ターンにおいて、サポートイベントの出現確率は、登録されたサポートカードに影響されないが、出現するサポートイベントの内容は、登録されたサポートカードによって影響を受けることとなる。
ただし、サポートイベントを出現させる確率自体、または、出現するサポートイベントの内容(種類)自体が、登録されたサポートカードによって変化してもよい。つまり、育成メインゲーム中に発生するイベントの数もしくは発生確率は、登録されたサポートカードによって異なってもよい。
また、各ターンでは、チームメンバイベントの出現有無等が抽選により決定される。抽選により決定されるチームメンバイベントは、特訓イベントに限られている。以下では、特訓イベントについて詳述する。
図37Aは、ゲーム画面210を説明する第3の図である。図37Aでは、当該ターンにおいて特訓イベントが出現する場合について示している。この場合、図37Aに示すようにゲーム画面210のトレーニング操作部216にイベント報知表示227が表示される。
図37Bは、トレーニング画面220を説明する第3の図である。ゲーム画面210のトレーニング操作部216が操作されると、ディスプレイ26にトレーニング画面220が表示される。トレーニング画面220の配置キャラクタアイコン228に表示されたキャラクタに対応して特訓イベントが発生する場合には、対応するキャラクタの配置キャラクタアイコン228にイベント報知表示227が表示される。
また、図37Bに示すように、トレーニングに配置されたキャラクタの配置キャラクタアイコン228毎に、絆ゲージ228aおよび特別アイコン228bが表示される。絆ゲージ228aは、対応するチームメンバのキャラクタとの合同トレーニングの実行回数に応じて上昇するパラメータ(以下、絆パラメータと呼ぶ)を示している。この絆パラメータは、当初は0に設定されており、最大で100まで上昇する。絆ゲージ228aは、絆パラメータの値を視覚的に示している。
また、特別アイコン228bは、対応するチームメンバのキャラクタに係る特訓イベントの実行回数を示している。詳しくは後述するが、特別アイコン228bは、特別アイコン228bが表示されている配置キャラクタアイコン228のキャラクタに対する実行済みの特訓イベントの回数に応じた表示態様で表示される。
図38Aは、特訓イベント実行有無決定テーブルを説明する図である。各トレーニング項目にチームメンバが配置されることが決定された場合、図38Aに示す特訓イベント実行有無決定テーブルに基づいて、各トレーニング項目に配置されたチームメンバ毎に特訓イベントの実行有無が抽選により決定される。以下では、特訓イベントの実行が決定されたチームメンバのことを、特訓対象のチームメンバとも呼ぶ。
具体的には、図38Aに示すように、特訓対象のチームメンバの絆パラメータの値に基づいて、特訓イベントの実行有無の選択確率が設定されている。ここでは、絆パラメータの値が大きいほど、特訓イベントの実行が選択されやすいように選択確率が設定されている。なお、特訓イベントは、抽選に当選したチームメンバの数と同数出現可能となっている。ただし、1つのトレーニング項目につき、同時出現可能な特訓対象のチームメンバの数に制限が設けられてもよい。
図38Bは、特別アイコン決定テーブルを説明する図である。特訓イベントには、「成功」の実行パターンと、「大成功」の実行パターンとが含まれている。各特訓対象のチームメンバについて、5回目の特訓イベントが実行された場合、必ず「大成功」の実行パターンで特訓イベントが実行される。一方、各特訓対象のチームメンバについて、5回目以外の特訓イベントが実行された場合、必ず「成功」の実行パターンで特訓イベントが実行される。すなわち、1の特訓対象のチームメンバについて、1回のみ「大成功」の実行パターンで特訓イベントが実行可能となっている。なお、イベント報知表示227は、実行される特訓イベントの内容(「成功」の実行パターンまたは「大成功」の実行パターン)や、特訓イベントの実行が決定されたチームメンバの人数に応じて異なる態様で表示することとしてもよい。
図38Bに示すように、各特訓対象のチームメンバに係る特訓イベントの実行回数が0回~4回の場合、すなわち、「大成功」の実行パターンで特訓イベントが未だ実行されていない場合には、特別アイコン228bは、特訓イベントの実行回数が多いほど、大きいサイズで表示される。
なお、特訓イベントを「大成功」および「成功」のいずれの実行パターンとするかについては抽選により決定することとしてもよい。この場合、特訓対象のチームメンバに係る特訓イベントの実行回数が多いほど、「大成功」の実行パターンが選ばれやすくなるように抽選確率が設定されてもよい。この場合、特別アイコン228bの大きさが大きいほど、「大成功」の実行パターンが選ばれやすくなることから、特別アイコン228bは、「大成功」の実行パターンの選ばれやすさを示唆することとなる。
また、「大成功」の実行パターンで特訓イベントが実行された後、すなわち、特訓対象のチームメンバに係る特訓イベントの実行回数が5回以上の場合には、特訓対象のチームメンバに係る特訓イベントの実行回数が0回~4回の場合よりも大きいサイズで特別アイコン228bが表示される。また、図38Bに示すように、「大成功」の実行パターンで特訓イベントが実行済みであることを示唆する示唆表示aが表示される。
また、特訓イベントが出現し、特訓イベントが「成功」の実行パターンである場合には、特訓対象のチームメンバの能力パラメータおよびメインキャラクタの能力パラメータが所定の範囲で上昇する。また、特訓イベントが「大成功」の実行パターンである場合には、特訓対象のチームメンバの能力パラメータおよびメインキャラクタの能力パラメータが上記所定の範囲よりも大きく上昇する。
また、図37Bに示すように、特訓イベントの実行が決定された場合、トレーニング画面220のステータス表示部213において、特訓イベントによってメインキャラクタの能力パラメータが上昇する値を示すボーナスアイコン228cが表示される。
図38Cは、ボーナスアイコン決定テーブルを説明する図である。ボーナスアイコン228cは、特訓イベントによってメインキャラクタの能力パラメータが上昇する値に応じて異なるサイズで表示される。ここでは、特訓イベントによってメインキャラクタの能力パラメータが上昇する値が0~19である場合よりも、20~39である場合の方が、ボーナスアイコン228cが大きいサイズで表示される。また、特訓イベントによってメインキャラクタの能力パラメータが上昇する値が20~39である場合よりも、40以上である場合の方が、ボーナスアイコン228cが大きいサイズで表示される。
図39Aは、ボーナス固定値(メインキャラクタ)テーブルを説明する図である。上記した特訓イベントが実行される場合、特訓イベントの実行が決定されたチームメンバの人数に応じて、特訓イベントによってメインキャラクタの能力パラメータが上昇する値(ボーナス固定値)が決定される。ここでは、図39Aに示すように、特訓イベントの実行が決定されたチームメンバの人数が多いほど、特訓イベントによってメインキャラクタの能力パラメータが上昇する値(ボーナス固定値)が大きくなるように設定されている。
図39Bは、ボーナス加算値(メインキャラクタ)テーブルを説明する図である。「大成功」の実行パターンで特訓イベントが実行される場合、上記したボーナス固定値に加えて、「大成功」の実行パターンの特訓イベントによってメインキャラクタの能力パラメータが上昇する値(ボーナス加算値)が決定される。ここでは、図39Bに示すように、「大成功」の実行パターンで特訓イベントが実行されるチームメンバの得意トレーニングに応じて、メインキャラクタの能力パラメータが上昇する値(ボーナス加算値)が設定されている。すなわち、特訓イベントによってメインキャラクタの能力パラメータが上昇する値は、上記したボーナス固定値とボーナス加算値を足し合わせた値となる。
図40Aは、固定上昇値(特訓対象)テーブルを説明する図である。上記した特訓イベントが実行される場合、特訓イベントによって特訓対象のチームメンバの能力パラメータが上昇する値(固定上昇値)が決定される。ここでは、図40Aに示すように、実行されたトレーニングの種別に応じて特訓対象のチームメンバの能力パラメータが上昇する値(固定上昇値)の範囲が設定されている。ここでは、図40Aで設定された範囲内の値(固定上昇値)が抽選により決定される。
図40Bは、ボーナス上昇値(特訓対象)テーブルを説明する図である。「大成功」の実行パターンで特訓イベントが実行される場合、上記した固定上昇値に加えて、特訓イベントによって特訓対象のチームメンバの能力パラメータが上昇する値(ボーナス上昇値)が決定される。ここでは、図40Bに示すように、「大成功」の実行パターンで特訓イベントが実行される特訓対象のチームメンバの得意トレーニングに応じて、特訓対象のチームメンバの能力パラメータが上昇する値(ボーナス上昇値)が設定されている。
なお、「大成功」の実行パターンで特訓イベントが実行される場合、同時に実行される「大成功」の実行パターンで特訓イベントの数(回数)に応じて、さらに追加で特訓対象のチームメンバの能力パラメータやメインキャラクタの能力パラメータが上昇する上昇イベントが実行されることとしてもよい。例えば、同時に実行される「大成功」の実行パターンで特訓イベントの数(回数)が多いほど、さらに追加で特訓対象のチームメンバの能力パラメータやメインキャラクタの能力パラメータが上昇する値が大きくなるようにすることができる。
以上のように、特訓イベントが出現すると、メインキャラクタおよび特訓対象のチームメンバの能力パラメータが上昇する。なお、メインキャラクタあるいは特訓対象のチームメンバが特定キャラクタである場合、固定上昇値やボーナス上昇値に所定の加算率が積算されてもよい。つまり、メインキャラクタあるいは特訓対象のチームメンバが特定キャラクタである場合には、特定キャラクタでない場合よりも、能力パラメータが大きく上昇する。
以上のように、育成メインゲームでは、プレイヤは、ターンが進むにつれて、チームメンバを増やすことができる。また、プレイヤは、ターンが進むにつれて、メインキャラクタおよびチームメンバの能力パラメータを上昇させることができる。能力パラメータは、トレーニングの成功、あるいは、各種イベントの出現により上昇する。上記したように、トレーニングにおいては、トレーニング項目に特定キャラクタが配置されていると、ボーナス加算値が上乗せされる。
また、詳しい説明は省略するが、メインキャラクタやサポートキャラクタが特定キャラクタである場合、能力イベントの出現時に、所定のボーナス加算値が上乗せされる。したがって、プレイヤは、特定キャラクタをメインキャラクタあるいはサポートキャラクタとして登録することで、育成メインゲームを有利に進めることができる。
また、チームメンバに特定キャラクタが含まれている場合、分岐ターンにおいて、特定キャラクタイベントが発生する。したがって、プレイヤは、特定キャラクタをメインキャラクタあるいはサポートキャラクタとして登録することで、ゲーム中の選択肢を広げることができ、ゲームの興趣を向上させることができる。
上記の育成メインゲームにおいて、全てのターンが終了すると、育成ゲームが終了となる。また、育成メインゲームの途中で、キャラクタごとに設定される目標を達成することができなかった場合には、その時点で育成ゲームが終了となる。
ここで、育成ゲームが終了すると、育成ゲームで育成したメインキャラクタが育成キャラクタとして記憶される。より厳密には、育成ゲームで育成された育成キャラクタに関する情報(以下、育成キャラクタ情報という)が、プレイヤIDに紐付けて記憶される。なお、育成キャラクタ情報は、プレイヤ端末1およびサーバ1000の双方で記憶される。プレイヤIDに紐付けて記憶される育成キャラクタ情報には、能力パラメータ、適性パラメータ、獲得済みスキル、継承情報等が含まれる。
また、育成ゲームが終了すると、育成された育成キャラクタの評価点が算出される。ここでは、育成ゲーム終了時点における能力パラメータ、適性パラメータ、獲得済みスキル、個人レースの戦績、チームレースの戦績等に基づいて、評価点が算出される。なお、評価点の算出方法、換言すれば、評価点を算出するための計算式は予め用意されており、所定の計算式に基づいて評価点が算出される。なお、評価点の算出方法、計算式は特に限定されない。例えば、育成ゲーム終了時点における能力パラメータ、適性パラメータ、獲得済みスキル等、チーム競技ゲームや他のレースゲームにおけるレースに育成キャラクタが出走した際に、レース結果に影響を及ぼすパラメータのみに基づいて評価点が算出されてもよい。
また、育成キャラクタには、評価点に基づいて育成ランクが設定される。育成ランクは、育成キャラクタの強さを示す指標であり、各育成ランクには、評価点の範囲が対応付けられている。例えば、評価点が13000~14499の育成キャラクタには、「A+」の育成ランクが付与され、評価点が14500~15499の育成キャラクタには、「S」の育成ランクが付与される。このように、評価点に基づいて育成ランクが付与されることで、育成キャラクタの大凡の強さがわかりやすくなる。なお、育成キャラクタ情報には、評価点および育成ランクも含まれる。
図41Aは、育成完了画面330を説明する第1の図である。図41Bは、育成完了画面330を説明する第2の図である。図41Cは、育成完了画面330を説明する第3の図である。育成ゲームが終了すると、図41Aに示すように、育成完了画面330がディスプレイ26に表示される。育成完了画面330には、まず、育成された育成キャラクタの育成ランクが表示され、その後、図41Bに示すように、評価点が表示される。
また、評価点が表示されてから所定時間が経過すると、図41Cに示すように、育成キャラクタの能力パラメータ、適性パラメータ、獲得済みスキルが育成完了画面330に表示される。このとき、育成完了画面330には、クローズ操作部331が設けられる。クローズ操作部331がタップされると、育成完了画面330が非表示となり、ホーム画面100がディスプレイ26に表示される。
なお、育成ゲームが終了すると、メインキャラクタが獲得する因子の抽選が行われ、育成キャラクタに因子情報が紐付けて記憶される。図示は省略するが、育成完了画面330において、プレイヤは、育成キャラクタが獲得した因子情報を表示させることができる。
上記のようにして生成された育成キャラクタは、育成ゲーム以外のさまざまなレースに出走可能となる。本実施形態では、育成キャラクタを出走させることができるレースゲームとして、チーム競技ゲーム、練習マッチ、ルームマッチ、デイリーレース、イベントレースが提供される。
(チーム競技ゲーム)
図42Aは、レースゲーム選択画面400を説明する図である。図42Bは、チーム競技ゲーム画面400Aを説明する図である。レースゲーム選択操作部102dがタップされると、図42Aに示すレースゲーム選択画面400が表示される。レースゲーム選択画面400には、チーム競技ゲーム選択操作部401a、練習レース選択操作部401b、デイリーレース選択操作部401c、レースイベント選択操作部401dが表示される。
チーム競技ゲーム選択操作部401aがタップされると、図42Bに示すチーム競技ゲーム画面400Aが表示される。チーム競技ゲーム画面400Aには、編成選択操作部403、チーム競技ゲーム開始操作部404、リターン操作部405が表示される。リターン操作部405がタップされると、図42Aに示すレースゲーム選択画面400に画面が遷移する。編成選択操作部403がタップされると、チーム編成画面410がディスプレイ26に表示される。
図42Cは、チーム編成画面410を説明する図である。チーム編成画面410において、プレイヤは、チーム競技ゲームで使用するチームを編成することができる。チーム競技ゲームは、短距離レース、マイルレース、中距離レース、長距離レース、ダートレースの5種目のレースを含む。各レースは、プレイヤが編成したチーム(以下、プレイヤチームという)と、プレイヤが選択した対戦相手となるチーム(以下、対戦チームという)との対戦形式で行われる。5種目のレースは、いずれも1着になった育成キャラクタが属するチームの勝利となる。そして、プレイヤチームの勝利数が、対戦チームの勝利数よりも多い場合に、プレイヤの勝利となる。
プレイヤは、チーム編成画面410において、短距離レースに対応した短距離チーム、マイルレースに対応したマイルチーム、中距離レースに対応した中距離チーム、長距離レースに対応した長距離チーム、ダートレースに対応したダートチームをそれぞれ編成することができる。各チームに登録可能な育成キャラクタの最大数は3体である。プレイヤは、自身が育成した育成キャラクタをチームに登録することができる。以下では、チームに登録された育成キャラクタを登録キャラクタと呼ぶ。
図42Cに示すように、チーム編成画面410には、登録キャラクタに対応するキャラクタアイコン411がチームごとに表示される。キャラクタアイコン411がタップされると、タップされたキャラクタアイコン411に対応する登録キャラクタが仮選択状態となり、育成キャラクタ一覧画面420がディスプレイ26に表示される。
図42Dは、育成キャラクタ一覧画面420を説明する図である。育成キャラクタ一覧画面420において、プレイヤは、登録キャラクタを選択することができる。具体的には、育成キャラクタ一覧画面420の上部には、仮選択状態中の育成キャラクタの画像、および、能力パラメータ表示欄421が表示される。能力パラメータ表示欄421には、仮選択状態中の育成キャラクタの能力パラメータが表示される。
また、能力パラメータ表示欄421の下部には、プレイヤが所持する育成キャラクタに対応する育成キャラクタアイコン422が表示される。育成キャラクタアイコン422がタップされると、タップされた育成キャラクタアイコン422に対応する育成キャラクタが仮選択状態となる。このように、仮選択状態の育成キャラクタが変更されると、同時に、能力パラメータ表示欄421の表示も変更される。
育成キャラクタ一覧画面420には、決定操作部423が設けられる。育成キャラクタ一覧画面420において、登録キャラクタと異なる育成キャラクタが仮選択状態となった後に、決定操作部423がタップされると、登録キャラクタが変更される。登録キャラクタが変更されると、図42Cに示すチーム編成画面410が表示される。このとき、チーム編成画面410には、変更後の登録キャラクタに対応するキャラクタアイコン411が表示される。
チーム編成画面410には、確定操作部412が設けられる。確定操作部412は、登録キャラクタが変更されていない状態では、図42Cに示すように、グレーアウトして表示される。この状態では、確定操作部412への操作が無効化される。一方、登録キャラクタが変更された状態では、確定操作部412への操作が有効となる。確定操作部412が操作を受け付けると、登録キャラクタの変更が確定する。
なお、チーム編成画面410および育成キャラクタ一覧画面420には、リターン操作部405が設けられる。チーム編成画面410においてリターン操作部405がタップされると、図42Bに示すチーム競技ゲーム画面400Aが表示される。なお、登録キャラクタが変更された状態で、チーム競技ゲーム画面400Aにおいてリターン操作部405がタップされた場合には、登録キャラクタの変更が破棄される。したがって、この場合には、登録キャラクタが変更されずに、チーム編成画面410が表示されることとなる。
また、育成キャラクタ一覧画面420においてリターン操作部405がタップされると、図42Cに示す育成キャラクタ一覧画面420が表示される。なお、登録キャラクタが変更された状態で、育成キャラクタ一覧画面420においてリターン操作部405がタップされた場合には、登録キャラクタの変更が破棄される。したがって、この場合には、登録キャラクタが変更されずに、チーム編成画面410が表示されることとなる。
また、チーム編成画面410においてキャラクタアイコン411が長押し操作された場合、および、育成キャラクタ一覧画面420において育成キャラクタアイコン422が長押し操作された場合、キャラクタ詳細ダイアログ185Aがディスプレイ26に表示される。
また、図42Bに示すチーム競技ゲーム画面400Aにおいて、チーム競技ゲーム開始操作部404がタップされると、対戦チーム選択画面440が表示される。詳しくは後述するが、チーム競技ゲーム開始操作部404がタップされると、サーバ1000において対戦チームが抽出される。
図43Aは、対戦チーム選択画面440を説明する図である。対戦チーム選択画面440には、対戦チームに対応する対戦チームアイコン441が表示される。ここでは、サーバ1000において、3つの対戦チームが抽出される。したがって、対戦チーム選択画面440には、3つの対戦チームアイコン441が表示される。対戦チームアイコン441には、チームの総合評価点と、総合評価点に対応するランクが示される。総合評価点は、チームに編成された全ての登録キャラクタの評価点や各種の適性等を合計して算出される。
サーバ1000においては、現在設定されているプレイヤチームの総合評価点を基にして、対戦チームが抽出される。ここでは、プレイヤチームの総合評価点よりも、第1の範囲(例えば+8000点から+10000点の範囲)内で点数が高いチーム、プレイヤチームの総合評価点との差異が第2の範囲(例えば-2000点から+2000点の範囲)内のチーム、プレイヤチームの総合評価点よりも、第3の範囲(例えば-8000点から-10000点の範囲)内で点数が低いチームが、それぞれ1チームずつ抽出される。なお、このとき対戦チームとして抽出されるチームは、他のプレイヤが自身のプレイヤチームとして現在設定しているチームである。
また、対戦チームアイコン441には、5種目のレースそれぞれに対応する5つのチームのリーダーのキャラクタ画像が表示される。チーム編成画面410において、各チームの最上段に表示されるキャラクタアイコン411に対応する登録キャラクタがリーダーとなる。
また、対戦チーム選択画面440の下部には、リロード操作部442が設けられる。リロード操作部442がタップされると、サーバ1000において、再度、3つの対戦チームが抽出され、対戦チームアイコン441が変更される。なお、対戦チーム選択画面440においてリターン操作部405がタップされると、図42Bに示すチーム競技ゲーム画面400Aが表示される。そして、対戦チーム選択画面440において、いずれかの対戦チームアイコン441がタップされると、開始確認画面450が表示される。
図43Bは、開始確認画面450を説明する図である。開始確認画面450には、短距離レース、マイルレース、中距離レース、長距離レース、ダートレースの5種目のレースごとに、出走するキャラクタが示されたチームアイコン451が表示される。チームアイコン451は、プレイヤチームおよび対戦チームごとに設けられる。ここでは、開始確認画面450の左側にプレイヤチームのチームアイコン451が表示され、開始確認画面450の右側に対戦チームのチームアイコン451が表示される。
また、開始確認画面450の下部には、リターン操作部405および開始操作部452が設けられる。リターン操作部405がタップされると、図42Bに示すチーム競技ゲーム画面400Aが表示される。ただし、チーム競技ゲーム画面400Aに画面が遷移しても、プレイヤは、一度選択した対戦チームを取り消すことができない。したがって、開始確認画面450においてリターン操作部405がタップされると、対戦チームが保存される。そして、対戦チームが保存された状態で、チーム競技ゲーム画面400Aにおいてチーム競技ゲーム開始操作部404がタップされると、図43Bに示す開始確認画面450が再度表示される。
開始確認画面450において開始操作部452がタップされると、結果一覧画面460が表示される。
図43Cは、結果一覧画面460を説明する第1の図である。図43Dは、結果一覧画面460を説明する第2の図である。結果一覧画面460においても、開始確認画面450と同様に、チームアイコン451がレースの種目ごとに表示され、レース結果の表示対象となるレースのチームアイコン451が強調表示される。図43Cでは、最も上方に表示される第1レースのチームアイコン451が強調表示されている。
結果一覧画面460の下部には、レース動画再生選択部461と、結果表示選択部462とが設けられる。レース動画再生選択部461がタップされると、強調表示されているレースのレース動画が再生される。また、レース動画の再生が終了すると、図43Dに示すように、プレイヤチームが勝利したのか、敗北したのかが識別表示される。また、結果表示選択部462がタップされると、レース動画は再生されずに、図43Dに示すように、レース結果のみが表示される。レース結果が表示されると、チームアイコン451には、出走した登録キャラクタそれぞれの着順が表示される。
なお、チーム競技ゲームでは、上記した5種目のレースが実行されるが、その実行順序は抽選によりランダムに決定される。そして、各種目のレースのレース結果(育成キャラクタの順位、および、レースごとの勝敗)は、抽選により決定された順番で導出される。結果一覧画面460において、5種目のレースのレース結果が表示されると、総合レース結果画面470が表示される。
図44は、総合レース結果画面470を説明する図である。総合レース結果画面470の上部には、5種目のレースそれぞれのリーダーのキャラクタ画像が表示され、その下に、チームの勝敗およびプレイヤチームの総合レースポイントが表示される。なお、詳しい説明は省略するが、チーム競技ゲームでは、予め設定されたポイント付与条件にしたがって、レースに出走した登録キャラクタごとにレースポイントが決定される。
例えば、ポイント付与条件としては、着順や、レース中に発動したスキルの数等、レース中に達成されるさまざまな条件が設定されている。また、例えば、レース中の特定のタイミングで、同じ脚質のキャラクタの中の順位に基づいてレースポイントが付与されるポイント付与条件が設定されている。レースポイントは、登録キャラクタごとに決定され、同一のレース種目に出走した登録キャラクタのレースポイントを合算した種目別レースポイントが、レース種目ごとに算出される。そして、全ての登録キャラクタのレースポイントを合算し、所定のボーナスポイント等を加味した総合レースポイントが算出される。
なお、ボーナスポイントのポイント付与条件としては、例えば、チームが連勝した場合に、連勝数に応じたボーナスポイントが付与される連勝ボーナスが設定されてもよい。また、例えば、リーダーボーナスとして、各チームのリーダーの登録キャラクタのレースポイントに対して、所定のボーナスポイントが付与されてもよい。また、例えば、対戦相手ボーナスとして、対戦チームの総合評価点に応じたボーナスポイントが付与されてもよい。また、例えば、サポート応援ボーナスとして、プレイヤが所持するサポートカードのレベルに応じて、ボーナスポイントが付与されてもよい。
なお、チーム競技ゲームが実行されると、プレイヤに報酬が付与されることがある。総合レース結果画面470には、プレイヤに付与された報酬が表示される。また、チーム競技ゲームが実行されると、レースに出走した登録キャラクタがファンを獲得する。そして、プレイヤがサークルに所属している場合には、各登録キャラクタが獲得したファンの合計数が、サークルのファン数に加算される。総合レース結果画面470では、サークルのファン数と、今回のチーム競技ゲームで獲得したファン数とが表示される。
また、総合レース結果画面470の下部には、レースに出走した登録キャラクタごとに、当該登録キャラクタを示すアイコン、着順、獲得したファン数、親愛度を示すメータが表示される。なお、図44では、5体の登録キャラクタのみが示されているが、プレイヤは、画面を上下方向にスクロールさせることで、全ての登録キャラクタの情報を確認することができる。
なお、チーム競技ゲームでは、最もレースポイントを獲得した登録キャラクタがMVPに選出される。総合レース結果画面470においては、MVPを獲得した登録キャラクタのアイコンに、「MVP」と記されたアイコンが重畳表示される。
また、総合レース結果画面470には、レース結果表示アイコン471aおよびスコア表示アイコン471bが設けられている。レース結果表示アイコン471aがタップされると、図43Dに示す結果一覧画面460が表示される。また、スコア表示アイコン471bがタップされると、スコア一覧画面480が表示される。
図45は、スコア一覧画面480を説明する図である。スコア一覧画面480には、レースに出走した登録キャラクタごとに、スコア表示欄481が表示される。スコア表示欄481には、登録キャラクタに対応するアイコン、育成ランク、出走したレース種目が識別可能に表示される。また、登録キャラクタの二つ名、キャラクタ名が表示される。そして、スコア表示欄481には、登録キャラクタが獲得したレースポイントが表示される。
また、スコア一覧画面480においては、獲得したレースポイントが高い登録キャラクタから順にスコア表示欄481が表示される。スコア表示欄481には、登録キャラクタが獲得した最大のレースポイント、すなわち、最上段に表示される登録キャラクタが獲得したレースポイントを100とした場合に、他の登録キャラクタが獲得したレースポイントの割合を示すメータ481aが表示される。
なお、スコア表示欄481には、レースポイントの近傍に詳細アイコン481bが設けられる。詳細アイコン481bがタップされると、不図示のスコア詳細画面が表示される。スコア詳細画面には、レースポイントの内訳、すなわち、いずれのポイント付与条件を達成してレースポイントが獲得されたのかを示す詳細情報が表示される。
図44に戻り、総合レース結果画面470の最下部には、リトライ操作部472aおよびネクスト操作部472bが設けられる。リトライ操作部472aがタップされると、対戦チームが再抽選され、図43Aに示す対戦チーム選択画面440が表示される。また、ネクスト操作部472bがタップされると、チーム競技ゲームが終了となり、図42Bに示すチーム競技ゲーム画面400Aが表示される。
以上のように、チーム競技ゲームでは、プレイヤは、育成した育成キャラクタを用いてチームを編成し、他のプレイヤが編成したチームと対戦させることができる。そして、この対戦によって獲得した総合レースポイントにより、他のプレイヤとのランキングを競うことになるため、より強い育成キャラクタを育成しようという動機付けがプレイヤに付与される。
また、プレイヤは、スコア一覧画面480において、レースポイントの高い育成キャラクタを容易に確認することができる。したがって、プレイヤは、レースポイントを獲得するために、どのようにチームを編成したらよいのかを把握しやすくなり、利便性が向上し、ゲーム意欲が向上する。
ここで、育成ゲームにおいて、より強い育成キャラクタを育成するためには、より適切なサポートカードや継承キャラクタを選択する必要がある。そのため、プレイヤは、強い育成キャラクタを育成するための情報を収集することが望ましい。本実施形態では、チーム競技ゲームにおいて、結果一覧画面460に表示される対戦チームのチームアイコン451を長押しすることで、対戦チームの登録キャラクタのキャラクタ詳細ダイアログ185Aを閲覧することができる。
これにより、例えば、プレイヤが、評価点の高い育成キャラクタの継承情報や育成情報を確認したうえで、対戦チームの登録キャラクタと同じような育成キャラクタを育成することができる。しかしながら、評価点の高い育成キャラクタが、必ずしも、チーム競技ゲームにおいて勝率が高くなるとは限らず、最適なチームを編成するための情報を取得するのは難しい。このように、適切な情報を取得するのが困難になると、プレイヤのゲームのプレイ意欲が低下してしまう。
そこで、本実施形態では、プレイヤは、他のプレイヤが育成した育成キャラクタを出走させる練習マッチを行うことができる。この練習マッチでは、プレイヤ自身が所持する育成キャラクタや、他のプレイヤが所持する育成キャラクタを所望のレースに出走させ、どのようなレース結果となるのかをプレイヤが確認することができる。これにより、プレイヤは、より強い育成キャラクタを育成するための情報を取得しやすくなる。以下に、練習マッチについて説明する。
(練習マッチ)
図46Aは、練習マッチトップ画面500を説明する図である。図42Aに示すレースゲーム選択画面400において、練習レース選択操作部401bがタップされると、不図示のエキシビジョン選択画面が表示される。エキシビジョン選択画面では、練習マッチまたはルームマッチをプレイヤが選択可能となる。エキシビジョン選択画面において練習マッチが選択されると、図46Aに示す練習マッチトップ画面500が表示される。
プレイヤは、練習マッチトップ画面500から、コース等の各種のレース条件、レースに出走する育成キャラクタ等を設定することができる。練習マッチトップ画面500において、コース選択操作部501がタップされると、不図示のレース条件設定画面が表示される。
図47は、レース条件を説明する図である。プレイヤは、レース条件設定画面において、レース条件を任意に設定することができる。具体的には、プレイヤは、出走するコースを、既存のコースから選択するか、あるいは、個別に設定することができる。また、プレイヤは、出走人数を、11~18人の中からいずれかに設定することができる。また、プレイヤは、季節を、ランダム、春、夏、秋、冬の中からいずれかに設定することができる。なお、ランダムが選択された場合には、レース開始時に抽選によりランダムに季節が決定される。
また、プレイヤは、天候・状態を、ランダムおよび図示の12パターンの中からいずれかに設定することができる。なお、ランダムが選択された場合には、レース開始時に抽選によりランダムに天候・状態が決定される。また、プレイヤは、調子を、ランダムおよび図示の5パターンの中からいずれかに設定することができる。なお、ランダムが選択された場合には、レース開始時に抽選によりランダムに調子が決定される。また、ランダム以外のいずれかのパターンが決定された場合には、出走する全てのキャラクタの調子が、選択された調子に一様に設定される。また、プレイヤは、NPCの強さを、図示の5パターンの中からいずれかに設定することができる。
図46Bは、出走キャラクタ設定画面510を説明する図である。レース条件設定画面においてレース条件が設定されると、出走キャラクタ設定画面510がディスプレイ26に表示される。出走キャラクタ設定画面510には、キャラクタ設定タブ511、リセット操作部512、スタート操作部513、練習メンバ表示操作部514、リターン操作部515が表示される。キャラクタ設定タブ511は、レース条件設定画面において設定した出走人数と同数表示される。出走キャラクタ設定画面510の表示開始時点では、全てのキャラクタ設定タブ511が空欄で表示される。キャラクタ設定タブ511がタップされると、出走キャラクタ選択画面520が表示される。
図46Cは、出走キャラクタ選択画面520を説明する第1の図である。図46Dは、出走キャラクタ選択画面520を説明する第2の図である。出走キャラクタ選択画面520において、プレイヤは、練習マッチに出走させる育成キャラクタを選択することができる。具体的には、出走キャラクタ選択画面520の上部には、仮選択状態中の育成キャラクタの画像、および、能力パラメータ表示欄521が表示される。能力パラメータ表示欄521には、仮選択状態中の育成キャラクタの能力パラメータが表示される。
また、能力パラメータ表示欄521の下部には、プレイヤが所持する育成キャラクタに対応する育成キャラクタアイコン522が表示される。育成キャラクタアイコン522がタップされると、タップされた育成キャラクタアイコン522に対応する育成キャラクタが仮選択状態となる。このように、仮選択状態の育成キャラクタが変更されると、同時に、能力パラメータ表示欄521の表示も変更される。
また、出走キャラクタ選択画面520には、リターン操作部523、ネクスト操作部524が設けられる。リターン操作部523がタップされると、図46Bに示す出走キャラクタ設定画面510が表示される。この場合、仮選択状態の育成キャラクタが破棄される。また、ネクスト操作部524がタップされると、仮選択状態の育成キャラクタが出走キャラクタとして設定される。この場合、出走キャラクタ選択画面520から出走キャラクタ設定画面510に画面が遷移する。このとき、図46Bに示すように、出走キャラクタとして設定された育成キャラクタに関する情報がキャラクタ設定タブ511に表示される。
また、出走キャラクタ選択画面520には、マイキャラクタ表示タブ525とレンタルキャラクタ表示タブ526とが設けられる。マイキャラクタ表示タブ525がタップされた状態では、図46Cに示すように、プレイヤが所持する育成キャラクタに対応する育成キャラクタアイコン522が表示される。一方で、レンタルキャラクタ表示タブ526がタップされた状態では、図46Dに示すように、フレンドの代表キャラクタ、あるいは、後述する練習パートナーとして登録されているキャラクタに対応する育成キャラクタアイコン522が表示される。
プレイヤは、自身が育成した育成キャラクタ、フレンドの代表キャラクタ、練習パートナーから、任意に、練習マッチに参加させるキャラクタを複数選択することができる。そして、2以上の特定数のキャラクタが出走キャラクタとして設定されると、練習マッチを実行可能となる。特定数のキャラクタは、プレイヤ自身が育成した育成キャラクタ、フレンドの代表キャラクタ、練習パートナーのうちの任意の1つまたは複数の組み合わせとすることができる。このように、出走キャラクタ選択画面520において、プレイヤは、自身が所持する育成キャラクタに加えて、他のプレイヤが育成した育成キャラクタをも、練習マッチに出走させることができる。
なお、出走キャラクタ選択画面520において、育成キャラクタアイコン522が長押しされると、上記したキャラクタ詳細ダイアログ185Aが表示される。したがって、プレイヤは、出走キャラクタ選択画面520からも、育成キャラクタの詳細情報を確認することができる。
以上のように、プレイヤは、出走キャラクタ選択画面520において練習マッチに出走させる育成キャラクタを、出走人数分だけ個別に選択することができる。なお、図46Bに示すリセット操作部512がタップされると、練習マッチに出走するキャラクタとして設定されていた育成キャラクタが破棄される。また、出走人数分だけ、育成キャラクタが設定された状態でスタート操作部513がタップされると、練習マッチが開始される。また、リターン操作部515がタップされると、設定されている育成キャラクタが破棄され、レース条件設定画面が表示される。
なお、上記のように、練習マッチに出走させる育成キャラクタを、出走人数分だけ個別に設定する作業は煩雑である。そこで、本実施形態では、複数の育成キャラクタを含む練習メンバを登録し、また、練習マッチに出走させる育成キャラクタとして、登録された練習メンバを読み出す練習メンバ登録機能が設けられている。出走キャラクタ設定画面510において、練習メンバ表示操作部514がタップされると、練習メンバ選択画面530が表示される。
図48は、練習メンバ選択画面530を説明する図である。詳しくは後述するが、プレイヤは、練習マッチで出走したキャラクタを練習メンバとして一括して登録することができる。練習メンバ選択画面530には、練習メンバ表示欄531が表示される。練習メンバ表示欄531は、登録されている練習メンバごとに表示される。練習メンバ表示欄531には、練習メンバに含まれるキャラクタに対応するアイコンが表示される。このアイコンが長押しされた場合にも、上記と同様に、キャラクタ詳細ダイアログ185Aが表示される。
また、練習メンバ表示欄531がタップされると、練習メンバ表示欄531に対応する練習メンバの仮選択状態となる。いずれかの練習メンバの仮選択状態において、練習メンバ選択画面530に設けられるセレクト操作部532がタップされると、仮選択状態の練習メンバに含まれる育成キャラクタが、練習マッチの出走キャラクタとして設定される。より詳細には、練習メンバを構成する全ての育成キャラクタが、出走キャラクタとして設定される。この場合、練習メンバ選択画面530から出走キャラクタ設定画面510に画面が遷移する。なお、練習メンバ選択画面530に設けられるリターン操作部533がタップされると、仮選択状態の練習メンバが破棄され、出走キャラクタ設定画面510が表示される。
また、図46Aに示すように、練習マッチトップ画面500には、練習メンバ操作部502、練習パートナー操作部503、保存レース操作部504が設けられている。練習メンバ操作部502がタップされると、不図示の練習メンバ一覧画面が表示される。練習メンバ一覧画面には、登録されている練習メンバが一覧表示される。
また、上記したように、本実施形態では、フレンド等の他のプレイヤが育成した育成キャラクタを、練習パートナーとして登録することができる練習パートナー登録機能が設けられている。練習パートナー登録機能によって練習パートナーに登録された他のプレイヤの育成キャラクタは、出走キャラクタ選択画面520に表示される。
図49Aは、練習パートナー画面540を説明する第1の図である。図49Bは、練習パートナー画面540を説明する第2の図である。図49Cは、キャラクタ詳細ダイアログ185Aを説明する第4の図である。図46Aに示す練習マッチトップ画面500において、練習パートナー操作部503がタップされると、練習パートナー画面540が表示される。練習パートナー画面540は、練習パートナー一覧画面540aおよび練習パートナー検索画面540bを含む。練習パートナー画面540への遷移時には、練習パートナー一覧画面540aがディスプレイ26に表示される。
練習パートナー画面540には、一覧タブ541aおよび検索タブ541bが設けられる。一覧タブ541aがタップされると、練習パートナー一覧画面540aが表示され、検索タブ541bがタップされると、練習パートナー検索画面540bが表示される。練習パートナー一覧画面540aには、現在、練習パートナーとして登録されているキャラクタ(以下、パートナーキャラクタと呼ぶ)ごとに、情報表示欄542が表示される。
情報表示欄542には、パートナーキャラクタのキャラクタ画像、評価点、ランク、キャラクタ名、能力パラメータ、パートナーキャラクタを育成したプレイヤのプレイヤ名が表示される。また、例えば、他のプレイヤが、フォロワー等、プレイヤと所定の関係を有する場合には、プレイヤとの関係性を示す情報が表示される。例えば、図49Aの最上段に表示されている情報表示欄542には、「Follow」と表示されている。これは、パートナーキャラクタが、フォロワーとして設定しているプレイヤによって育成されたことを示している。
なお、情報表示欄542の下方には、キャンセル操作部543が設けられている。プレイヤは、キャンセル操作部543をタップすることで、パートナーキャラクタの登録を解除することができる。また、練習パートナー画面540に設けられるクローズ操作部544がタップされると、練習パートナー画面540が閉じられ、練習マッチトップ画面500に画面が遷移する。
また、図49Bに示すように、練習パートナー検索画面540bには、パートナーIDを入力可能な入力欄545aおよび検索操作部545bが設けられる。詳しくは後述するが、パートナーIDは、いずれかのプレイヤが、他のプレイヤに対して、練習パートナーとして登録することを許可した育成キャラクタに付与される。入力欄545aがタップされると、数字を入力可能な不図示の入力画面が表示される。入力画面への操作入力により、入力欄545aにパートナーIDが入力可能となる。入力欄545aにパートナーIDが入力された状態で、検索操作部545bがタップされると、当該パートナーIDが付与された育成キャラクタに関する情報が情報表示欄542に表示される。
また、練習パートナー検索画面540bには、サークルタブ546aおよびお勧めタブ546bが設けられる。サークルタブ546aがタップされると、プレイヤと同一のサークルに所属する他のプレイヤの代表キャラクタに関する情報が情報表示欄542に表示される。また、お勧めタブ546bがタップされると、所定の検索条件にしたがって、他のプレイヤが所持する育成キャラクタに関する情報が情報表示欄542に表示される。なお、検索条件は特に限定されないが、例えば、フレンドの所持する育成キャラクタが検索されてもよい。
練習パートナー検索画面540bには、リロード操作部547が設けられる。リロード操作部547が操作されると、例えば、検索条件を変更して再検索がなされる。
練習パートナー画面540において、情報表示欄542がタップされると、図49Cに示すように、キャラクタ詳細ダイアログ185Aが表示される。このとき表示されるキャラクタ詳細ダイアログ185Aは、例えば、チーム競技ゲームで表示される結果一覧画面460(図43D参照)において、対戦チームのチームアイコン451が長押しされた場合と同じである。
ここで、キャラクタ詳細ダイアログ185Aは、プレイヤ自身が育成した育成キャラクタが選択された場合と、他のプレイヤが育成した育成キャラクタが選択された場合との双方で表示される。このとき、育成キャラクタを育成したのが、プレイヤ自身であるのか、それとも、他のプレイヤであるのかによって、キャラクタ詳細ダイアログ185Aに異なるアイコンが表示される。
具体的には、他のプレイヤが育成した育成キャラクタのキャラクタ詳細ダイアログ185Aには、パートナー登録アイコン186cが表示される。プレイヤは、パートナー登録アイコン186cをタップすることで、当該育成キャラクタをパートナーキャラクタとして登録することができる。
これに対して、プレイヤ自身が育成した育成キャラクタのキャラクタ詳細ダイアログ185Aには、不図示の共有アイコンが表示される。共有アイコンは、当該育成キャラクタを練習パートナーとして他のプレイヤに登録してもらうために設けられている。
図46Bに戻り、出走キャラクタ設定画面510において、上記のようにして、全ての出走キャラクタが設定された状態で、スタート操作部513がタップされると、練習マッチが開始される。スタート操作部513がタップされると、出走キャラクタの能力パラメータ等に基づいて、レースのシミュレーション結果が導出される。そして、導出されたシミュレーション結果に基づいてレース動画が再生される。なお、上記のチーム競技ゲームと同様に、練習マッチにおいても、レース動画を再生するのか、レース結果のみを表示させるのかをプレイヤが選択可能である。
図50Aは、練習マッチ結果画面550を説明する図である。レース動画の再生が終了するか、レース結果を表示させる操作入力がなされると、図50Aに示す練習マッチ結果画面550が表示される。練習マッチ結果画面550には、図示のように、出走キャラクタの着順が表示される。そして、練習マッチ結果画面550に設けられるネクスト操作部551がタップされると、練習メンバ登録画面560が表示される。
図50Bは、練習メンバ登録画面560を説明する図である。練習メンバ登録画面560の最上段には、今回の練習マッチで出走したキャラクタ、すなわち、今回の練習メンバに含まれる全ての育成キャラクタそれぞれのアイコンが表示される。また、練習メンバ登録画面560には、練習メンバ表示欄561が表示される。練習メンバ表示欄561は、登録されている練習メンバごとに表示される。練習メンバ表示欄561には、練習メンバに含まれる育成キャラクタに対応するアイコンが表示される。このアイコンが長押しされた場合にも、上記と同様に、キャラクタ詳細ダイアログ185Aが表示される。
また、練習メンバ表示欄561には、セーブ操作部561aが設けられている。セーブ操作部561aがタップされると、現在登録されている練習メンバが、今回の練習メンバによって上書きされる。具体的には、図50Bのうち、上段に示される練習メンバ表示欄561は、現在登録されている第1の練習メンバが対応しており、下段に示される練習メンバ表示欄561は、現在登録されている、第1の練習メンバとは別の第2の練習メンバが対応している。そして、上段の練習メンバ表示欄561に設けられたセーブ操作部561aがタップされると、今回の練習メンバが、新たな第1の練習メンバとして登録される。同様に、下段の練習メンバ表示欄561に設けられたセーブ操作部561aがタップされると、今回の練習メンバが、新たな第2の練習メンバとして登録される。
このように、練習マッチが終了し、練習マッチ結果画面550が表示された後、プレイヤは、今回の練習マッチで使用した練習メンバを登録することができる。そして、練習メンバ登録画面560に設けられたクローズ操作部562がタップされると、練習メンバ登録画面560が閉じられ、レース結果保存ダイアログ570が表示される。
図50Cは、レース結果保存ダイアログ570を説明する図である。レース結果保存ダイアログ570には、終了ボタン571およびレース結果保存ボタン572が設けられる。また、レース結果保存ダイアログ570には、レース結果を保存できる旨のメッセージが表示される。レース結果保存ボタン572がタップされると、今回の練習マッチのレース結果が保存される。
プレイヤは、図46Aに示す練習マッチトップ画面500の保存レース操作部504をタップすることで、保存されているレース結果を繰り返し確認することができる。ここでは、出走キャラクタに関する情報、シミュレーション結果等がレース結果に含まれており、プレイヤは、レース結果のみを確認したり、レース動画を再生したりすることができる。なお、レース結果保存ダイアログ570において、終了ボタン571がタップされると、今回の練習マッチのレース結果が破棄され、練習マッチトップ画面500が表示される。
以上のように、練習マッチを実行することで、プレイヤは、より強い育成キャラクタを育成するための情報を得ることができる。また、練習マッチでは、他のプレイヤが育成した育成キャラクタ同士を対戦させることができるので、プレイヤ自身が強い育成キャラクタを所持している必要がない。そのため、プレイヤ間で、得られる情報に偏りがなく、全てのプレイヤが平等に必要な情報を得ることができる。
(ルームマッチ)
また、本実施形態では、プレイヤが育成した育成キャラクタを出走させることができるレースとして、ルームマッチが設けられている。ルームマッチは、プレイヤが育成した育成キャラクタを、他の複数のプレイヤの育成キャラクタと対戦させる対戦レースである。
本実施形態では、各プレイヤは、複数の対戦レースにエントリーすることができる。ここで、対戦レースの「エントリー」は、「開催」および「参加」に大別される。「開催」は、プレイヤ自身が対戦レースを開催することを意味する。「参加」は、他のプレイヤが開催した対戦レースに参加することを意味する。
なお、「参加」には、自身の保持する育成キャラクタを、他のプレイヤが開催する対戦レースに出走させる「出走」と、自身の育成キャラクタを出走させずに、他のプレイヤが開催する対戦レースを単に視聴する「観戦」が含まれる。また、ここでは、対戦レースを「開催」する場合、プレイヤは自身の育成キャラクタを、当該レースに出走させる必要がある。ただし、対戦レースを「開催」する場合にも、「出走」と「観戦」とを選択可能であってもよい。
図51Aは、ルームマッチトップ画面600を説明する図である。上記したように、図42Aに示すレースゲーム選択画面400において、練習レース選択操作部401bがタップされると、不図示のエキシビジョン選択画面が表示される。エキシビジョン選択画面においてルームマッチが選択されると、図51Aに示すルームマッチトップ画面600が表示される。
ルームマッチトップ画面600には、開催タブ601a、参加タブ601b、エントリー情報タブ601cが設けられる。開催タブ601aは、対戦レースを開催するための操作部であり、開催タブ601aが操作されると、図51Bに示す開催レース選択画面600Aが表示される。
図51Bは、開催レース選択画面600Aを説明する図である。開催レース選択画面600Aには、開催可能なレース種別を示す開催可能レース画像602が複数表示される。開催可能レース画像602には、当該レースに関する情報が表示されている。各レースには、レース名、コース、馬場、距離、最大出走人数等が予め設定されている。開催レース選択画面600Aにおいて、開催可能レース画像602がタップされると、タップされたレースが仮選択された状態となる。そして、レースが仮選択された状態で、開催レース選択画面600Aに表示される開始ボタン603がタップされると、仮選択されたレースが開催レースに決定される。
以下では、対戦レースを開催するプレイヤをホストプレイヤと呼び、ホストプレイヤから見て自身が開催する対戦レースを開催レースと呼ぶ場合がある。また、他のプレイヤが開催する対戦レースに参加するプレイヤをゲストプレイヤと呼ぶ。
図51Cは、モード選択画面600Bを説明する図である。開催レース選択画面600Aにおいて開催レースが決定されると、モード選択画面600Bが表示される。本実施形態では、開催レースのモードとして、シンプルモードおよび詳細モードが設けられている。シンプルモードは、開催レースの概要である開催条件、および、開催レースのコンディション等のレース条件が、予め用意されたデフォルトの条件となるモードである。一方、詳細モードは、開催条件およびレース条件を、プレイヤが任意に設定することができるモードである。
モード選択画面600Bには、シンプルモード選択操作部604a、および、詳細モード選択操作部604bが表示される。シンプルモード選択操作部604aがタップされると、シンプルモードが仮選択された状態となり、詳細モード選択操作部604bがタップされると、詳細モードが仮選択された状態となる。そして、モードが仮選択された状態で、モード選択画面600Bに表示される開始ボタン605がタップされると、仮選択されたモードが本決定される。
図52は、シンプルモードを説明する図である。シンプルモードが本決定されると、不図示のシンプルモード設定画面が表示される。プレイヤは、シンプルモード設定画面において、ルーム名およびメッセージを入力することができる。ルーム名およびメッセージは、他のプレイヤが参加する対戦レースを検索する際に閲覧可能な情報である。なお、シンプルモード設定画面においては、初期設定として、ルーム名が「ルームマッチ参加募集中」に、メッセージが「よろしくお願いします。」に設定されている。プレイヤは、シンプルモード設定画面において、これらのルーム名およびメッセージを編集して登録することができる。
ここで、開催レースには、開催条件として、出走人数、開始時間、観戦可否、プライベート枠が設定される。
出走人数は、開催レースに出走する育成キャラクタの人数である。なお、開催レースは、出走登録がなされた育成キャラクタ数が、出走人数未満であった場合、不足した数だけNPCが追加される。したがって、ルームマッチにおける対戦レースは、必ず、設定された出走人数で実行されることとなる。ただし、対戦レースは、プレイヤが出走させる育成キャラクタのみで実行されてもよい。また、出走登録がなされた育成キャラクタ数が所定数未満の場合には、開催レースが中止されてもよい。
開催可能なレースの種別には、それぞれ出走人数として規定数が設けられている。シンプルモードが選択された場合には、開催レースのレース種別ごとに予め定められた規定数が出走人数として設定される。
開始時間は、開催レースを開始する時間を示す情報である。より厳密には、開始時間は、レース結果を導出する時間を示す情報である。ここでは、開始時間として、レース結果が導出されるまでの時間、すなわち、残り時間が設定される。開始時間が設定されると、以後、時間の経過に伴って残り時間が減算され、残り時間が0になると、レース結果が導出される。なお、開始時間に代えて開始時刻が設定され、開始時刻になるとレース結果が導出されるとしてもよい。また、レースの種別によって、開始時間が設定されたり、開始時刻が設定されたりしてもよい。シンプルモードが選択された場合には、「30分後」が開始時間として設定される。以下では、開始時間を残り時間として説明する場合がある。
観戦可否は、キャラクタを出走させない第三者によるレースの観戦、視聴を許可するか否かを示す。シンプルモードが選択された場合には、観戦可否が「許可」に設定され、第三者によるレースの観戦が可能となる。
プライベート枠は、ホストプレイヤと所定の関係性を有するプレイヤ専用の出走枠である。詳しい説明は省略するが、所定の関係性を有するプレイヤとは、例えば、ホストプレイヤがフォロワー等のフレンドとして設定しているプレイヤ、ホストプレイヤと同一のサークルに所属しているプレイヤ等である。
例えば、出走人数が18人の対戦レースにおいて、プライベート枠が「3」に設定されたとする。この対戦レースには、ホストプレイヤと所定の関係性を有していないプレイヤが保持する育成キャラクタは、最大で15体までしか出走させることができない。このように、プライベート枠は、ホストプレイヤと所定の関係性を有するプレイヤのために、出走枠を確保するために設定される。なお、シンプルモードが選択された場合、プライベート枠は「0」に設定される。
また、開催レースには、レース条件として、季節、天候・状態、やる気、育成ランクが設定される。
季節は、春夏秋冬のいずれかであり、設定された季節は、レース結果に影響を及ぼし得る。つまり、季節は、レース結果を導出するパラメータの1つである。各レース種別には、規定の季節が設けられており、シンプルモードが選択された場合には、開催レースのレース種別ごとに予め定められた規定の季節が設定される。
天候・状態は、レース時の天候、および、馬場の状態であり、設定された天候・状態は、レース結果に影響を及ぼす。つまり、天候・状態は、レース結果を導出するパラメータの1つである。シンプルモードが選択された場合には、開催レースの開始時に、抽選によってランダムに天候・状態が決定される。なお、天候・状態は、開催レースの開始時ではなく、開催レースの開始前の所定のタイミングで決定されてもよい。
やる気は、レースに出走するキャラクタの「調子」であり、上記した育成ゲームと同様に、「絶好調」、「好調」、「普通」、「不調」、「絶不調」の5段階が設けられている。やる気は、レースに出走するキャラクタの能力パラメータの変数として演算されるため、レース結果に影響を及ぼす。シンプルモードが選択された場合には、開催レースの開始時に、抽選によってランダムにやる気が決定される。なお、やる気は、開催レースの開始時ではなく、開催レースの開始前の所定のタイミングで決定されてもよい。また、やる気は、出走するキャラクタごとに決定されてもよいし、決定されたやる気が全てのキャラクタに一様に設定されてもよい。
育成ランクは、キャラクタの能力を分類するパラメータであり、能力パラメータ等に基づいて導出される。プレイヤは、開催レースにおいて、対戦レースに出走可能なキャラクタの育成ランクを所定ランク以上といった具合に設定することができる。ただし、シンプルモードが選択された場合には、育成ランクの「指定なし」が設定される。この「指定なし」は、全ての育成ランクのキャラクタが開催レースに出走可能であることを意味している。
以上のように、シンプルモードが選択された場合には、開催条件およびレース条件が初期の条件に設定される。ホストプレイヤは、シンプルモードで開催レースを設定した場合、ルーム名およびメッセージを事後的に変更することはできるが、開催条件およびレース条件を変更することはできない。
図53は、詳細モードを説明する図である。詳細モードが本決定されると、不図示の詳細モード設定画面が表示される。プレイヤは、詳細モード設定画面において、ルーム名およびメッセージを入力することができる。なお、詳細モード設定画面においても、初期設定として、ルーム名が「ルームマッチ参加募集中」に設定されており、メッセージが「よろしくお願いします。」に設定されている。プレイヤは、詳細モード設定画面において、これらのルーム名およびメッセージを編集して登録することができる。
また、詳細モードにおいては、プレイヤが、上記した開催条件を任意に設定することができる。具体的には、プレイヤは、出走人数を、11~18人の中からいずれかに設定することができる。また、プレイヤは、開始時間を、30分後、1時間後、3時間後、6時間後、12時間後、24時間後の中から選択することができる。また、プレイヤは、観戦可否を「許可」、「不許可」から選択することができる。「不許可」が選択された場合、第三者は当該レースを観戦、視聴することができない。また、プレイヤは、プライベート枠を、0から、先に選択した出走人数の範囲内で選択することができる。
また、詳細モードにおいては、プレイヤが、上記したレース条件を任意に設定することができる。具体的には、プレイヤは、季節を、ランダム、春、夏、秋、冬の中からいずれかに設定することができる。なお、ランダムが選択された場合には、シンプルモードと同様に、レース開始時に抽選によりランダムに季節が決定される。
また、プレイヤは、天候・状態を、ランダムおよび図示の12パターンの中からいずれかに設定することができる。なお、ランダムが選択された場合には、シンプルモードと同様に、レース開始時に抽選によりランダムに天候・状態が決定される。
また、プレイヤは、やる気を、ランダムおよび図示の5パターンの中からいずれかに設定することができる。なお、ランダムが選択された場合には、シンプルモードと同様に、レース開始時に抽選によりランダムにやる気が決定される。また、ランダム以外のいずれかのパターンが決定された場合には、出走する全てのキャラクタのやる気が、選択されたやる気に一様に設定される。
また、プレイヤは、開催レースに出走可能なキャラクタの育成ランクを選択することができる。ここでは、出走可能なキャラクタの育成ランクを、図示のいずれかに設定することができる。
上記のように、シンプルモード設定画面または詳細モード設定画面において各種の設定が完了すると、ディスプレイ26にルームマッチ出走キャラクタ選択画面610が表示される。ホストプレイヤは、ルームマッチ出走キャラクタ選択画面610において、開催レースに出走させる育成キャラクタを選択することができる。
図54Aは、ルームマッチ出走キャラクタ選択画面610を説明する図である。図54Aに示すように、ルームマッチ出走キャラクタ選択画面610には、プレイヤが育成した育成キャラクタに対応するキャラアイコン611が表示される。キャラアイコン611がタップされると、キャラアイコン611に対応する育成キャラクタが仮選択され、当該育成キャラクタの能力パラメータが、能力パラメータ表示欄612に表示される。プレイヤは、能力パラメータ表示欄612に表示される能力パラメータを確認して、出走させる育成キャラクタを選択することができる。
いずれかの育成キャラクタが仮選択された状態で、ルームマッチ出走キャラクタ選択画面610に表示される選択操作部613が操作されると、ディスプレイ26に、戦略選択タブ615が表示される。
図54Bは、戦略選択タブ615を説明する図である。戦略選択タブ615において、プレイヤは、育成キャラクタの戦略を設定することができる。なお、戦略選択タブ615の下部には、取消操作部616aおよび更新操作部616bが表示される。取消操作部616aが操作されると、ルームマッチ出走キャラクタ選択画面610が表示され、更新操作部616bが操作されると、エントリー情報画面610Aが表示される。
図54Cは、エントリー情報画面610Aを説明する図である。エントリー情報画面610Aには、出走キャラクタ情報タブ617が表示される。出走キャラクタ情報タブ617には、プレイヤが選択した育成キャラクタに係る情報が記される。ここで、プレイヤは、1の開催レースに対して、最大で3体の育成キャラクタを出走させることができる。エントリー情報画面には、出走キャラクタ情報タブ617が3つ表示されており、1体の育成キャラクタが選択された状態では、図54Cに示すように、最も上方に配置される出走キャラクタ情報タブ617に、育成キャラクタに係る情報が記される。
そして、育成キャラクタに係る情報が記されていない出走キャラクタ情報タブ617がタップされると、図54Aに示すルームマッチ出走キャラクタ選択画面610が表示され、上記と同様にして、育成キャラクタを追加することができる。エントリー情報画面610Aには、決定ボタン618が設けられており、決定ボタン618が操作されると、ルームマッチにおける対戦レースの開催に係る登録手続きが完了する。つまり、決定ボタン618が操作されることで、開催される対戦レースの開催条件、レース条件、当該開催レースに出走するキャラクタ、および、当該キャラクタの作戦が確定する。
対戦レースの開催に係る登録手続きが完了すると、サーバ1000においてレースIDが発行される。レースIDは、対戦レースごとに付与されるものであり、レースIDの発行とともに、サーバ1000においてルームが作成される。なお、ルームというのは、ルームマッチを実行するために複数のプレイヤIDを紐付けて管理可能なID、サーバ1000上の記憶領域、データを意味する。また、ルームは、プレイヤ目線では、対戦レースに参加するキャラクタやプレイヤが集う仮想の空間とも言える。なお、本実施形態では、1つのルームにおいて、1の対戦レースが実行されることから、レースIDはルームIDと同義と言える。ルームが作成されると、対戦レースを開催したホストプレイヤのディスプレイ26に、待機ルーム画面620が表示される。
図54Dは、ホストプレイヤの待機ルーム画面620を説明する図である。図54Dに示すように、待機ルーム画面620には、ホストプレイヤが設定したルーム名、対戦レースに出走する育成キャラクタの画像、レースIDが表示される。レースIDの近傍には、コピーボタン621が設けられる。詳しい説明は省略するが、コピーボタン621が操作されると、レースIDがコピーされる。レースIDをコピーすることで、プレイヤは、ゲームアプリ内外の機能を利用して、他のプレイヤに容易にレースIDを伝達することができる。
また、ホストプレイヤの待機ルーム画面620には、リターン操作部622aおよび開始操作部622bが設けられる。リターン操作部622aが操作されると、ホーム画面100やルームマッチトップ画面600等、所定の画面に遷移する。
開始操作部622bの近傍には、対戦レースが開始されるまでの残り時間が表示されている。そして、ホストプレイヤのプレイヤ端末1においては、残り時間に拘わらず、開始操作部622bが有効化されている。開始操作部622bが操作されると、残り時間に拘わらず、対戦レースを開始することができる。より厳密に言えば、ホストプレイヤは、開始操作部622bを操作することで、開始時間を待たずに、開催レースのレース結果を導出することができる。レース結果が導出されると、ディスプレイ26にレース画面が再生表示される。
なお、図51Aに示すルームマッチトップ画面600において、エントリー情報タブ601cが操作されると、エントリー中の対戦レースの一覧が表示される。待機ルーム画面620は、このとき表示された対戦レースをタップすることで再表示される。したがって、ホストプレイヤは、対戦レースの開催を登録した後、他のプレイヤの参加具合等を見ながら、任意のタイミングで開催レースを実行することができる。
また、待機ルーム画面620には、詳細表示ボタン623が設けられる。詳細表示ボタン623が操作されると、レース詳細画面630がディスプレイ26に表示される。
図55は、レース詳細画面630を説明する図である。ホストプレイヤのプレイヤ端末1に表示されるレース詳細画面630では、対戦レースの開催条件やレース条件等が表示される。また、レース詳細画面630においては、ホストプレイヤがルーム名およびメッセージを編集することができる。つまり、ホストプレイヤは、レース詳細画面630において、開催レースのルーム名およびメッセージを事後的に変更することができる。なお、ここでは、ホストプレイヤは、開催条件やレース条件を事後的に変更することはできないが、開催条件およびレース条件のいずれか一方または双方を事後的に変更可能としてもよい。
レース詳細画面630には、リターン操作部630a、決定操作部630bおよび開催中止操作部630cが設けられる。リターン操作部630aが操作されると、待機ルーム画面620あるいはルームマッチトップ画面600等、所定の画面に遷移する。また、決定操作部630bは、ルーム名またはメッセージの入力がなされた場合に有効となる。決定操作部630bが操作されると、変更されたルーム名またはメッセージの登録がなされる。
また、ホストプレイヤは、開催中止操作部630cを操作することで、開催レースを中止することができる。ただし、開催レースを中止することができるのは、開始15分前までである。したがって、開催レースの開始までの残り時間が15分以上である場合には開催中止操作部630cが有効となり、残り時間が15分を切った状態では、開催中止操作部630cが無効となる。
以上のように、レースIDが発行されて対戦レースの開催が予約されると、他のプレイヤの参加の受け付けが開始される。以下では、他のプレイヤが開催する対戦レースにゲストプレイヤとして参加する場合の操作について説明する。
図51Aに示すルームマッチトップ画面600の参加タブ601bは、他のプレイヤが開催する対戦レースに参加するための操作部である。参加タブ601bが操作されると、ルーム検索画面640が表示される。
図56Aは、ルーム検索画面640を説明する図である。ルーム検索画面640では、ランダムに抽出された所定数のルーム、すなわち、参加可能な開催予定の対戦レースが一覧表示される。具体的には、ルーム検索画面640には、検索により抽出された対戦レースに対応する対戦レース情報インタフェース640aが表示される。対戦レース情報インタフェース640aには、ルーム名、プライベート枠の設定有無、観戦可否、レース種別、出走人数に対する現在のキャラクタの出走登録数、対戦レースが開始されるまでの残り時間等、種々の情報が表示される。
また、ルーム検索画面640には、レースIDを入力可能な入力欄640b、および、検索開始ボタン640cが設けられる。入力欄640bにレースIDを入力した後に、検索開始ボタン640cが操作されると、入力されたレースIDに対応する対戦レース情報インタフェース640aが表示される。なお、入力欄640bにレースIDを入力せずに検索開始ボタン640cが操作されると、不図示の検索条件入力画面が表示される。検索条件入力画面では、検索条件を入力可能であり、検索条件に合致した対戦レースが検索可能となる。
ルーム検索画面640において、例えば対戦レース情報インタフェース640aが長押しされると、当該対戦レースの詳細情報が表示される。また、対戦レース情報インタフェース640aがタップされると、当該対戦レースの選択状態となる。
ルーム検索画面640には、出走予約操作部641aおよび観戦予約操作部641bが設けられる。いずれかの対戦レースが選択された状態で、出走予約操作部641aが操作されると、選択中の対戦レースにゲストプレイヤとしてキャラクタを出走させるための登録手続きが開始される。
なお、ゲストプレイヤとしてキャラクタを出走させるための登録手続きでは、ホストプレイヤによる対戦レースの開催に係る登録手続きと同様に、図54Aに示すルームマッチ出走キャラクタ選択画面610、図54Bに示す戦略選択タブ615、図54Cに示すエントリー情報画面610Aが表示される。ゲストプレイヤは、ホストプレイヤと同様に、対戦レースに出走させるキャラクタおよび作戦を決定することができる。そして、エントリー情報画面610Aにおいて決定ボタン618が操作されると、ゲストプレイヤとして「出走」の登録手続きが完了し、ゲストプレイヤの待機ルーム画面620が表示される。
図56Bは、ゲストプレイヤの待機ルーム画面620を説明する図である。図56Bに示すように、ゲストプレイヤの待機ルーム画面620には、ルーム名、ゲストプレイヤが決定した対戦レースに出走予定のキャラクタに係る情報等が表示される。また、ゲストプレイヤの待機ルーム画面620には、リターン操作部622aおよび開始操作部622bが設けられる。リターン操作部622aが操作されると、ホーム画面100やルームマッチトップ画面600等、所定の画面に遷移する。
開始操作部622bの近傍には、対戦レースが開始されるまでの残り時間が表示されている。ゲストプレイヤのプレイヤ端末1においては、開始時間になるまで、開始操作部622bが無効化されている。開始操作部622bは、開始時間になると有効化され、有効化された開始操作部622bが操作されると、対戦レースのレース画面が表示される。
なお、ゲストプレイヤの待機ルーム画面620には、詳細表示ボタン624が設けられる。詳細表示ボタン624が操作されると、対戦レースの詳細情報が表示されるレース詳細画面630に遷移する。ゲストプレイヤのプレイヤ端末1に表示されるレース詳細画面630では、当該対戦レースへの参加を取り消すことができる。詳しい説明は省略するが、ゲストプレイヤが対戦レースへの参加を取り消すことができるのは、対戦レースの開始15分前までである。ただし、ゲストプレイヤは、残り時間に拘わらず、対戦レースへの参加を取り消し可能であってもよい。
また、いずれかの対戦レースが選択された状態で、観戦予約操作部641bが操作されると、選択中の対戦レースの観戦が予約される。観戦が予約された場合には、待機ルーム画面620において、出走予定のキャラクタに係る情報等が表示される。この場合においても、待機ルーム画面620に開始操作部622bが設けられ、開始時間になると、レース画面の視聴が可能となる。また、ゲストプレイヤは、待機ルーム画面620から、観戦を取り消すことができる。
以上のように、本実施形態では、ルームマッチにより、複数のプレイヤ間で行われる対戦レースに育成キャラクタを出走させたり、観戦したりすることができる。
(デイリーレース)
また、本実施形態では、プレイヤが育成した育成キャラクタを出走させることができるレースとして、デイリーレースが設けられている。デイリーレースは、プレイヤが育成した育成キャラクタをレースに出走させ、所定の報酬を獲得することを目的とするレースである。デイリーレースは、デイリーチケットを消費して実行することができる。デイリーチケットは、毎日、所定枚数(例えば3枚)ずつプレイヤに配布される。したがって、プレイヤは、配布されるデイリーチケットの回数分だけ、デイリーレースを実行することができる。
ただし、プレイヤは、ゲーム内通貨を消費して、デイリーチケットを購入することができる。デイリーチケットを購入することで、プレイヤは、1日に配布されるデイリーチケットの枚数よりも多い回数のデイリーレースを実行することができる。
図57Aは、デイリーレース画面650を説明する図である。図42Aに示すレースゲーム選択画面400において、デイリーレース選択操作部401cがタップされると、デイリーレース画面650が表示される。デイリーレース画面650には、デイリーレース選択欄651aが表示される。ここでは、デイリーレースとして、第1のデイリーレースおよび第2のデイリーレースの合計2つのレース種目が提供されており、レース種目ごとにデイリーレース選択欄651aが表示されている。
第1のデイリーレースと第2のデイリーレースとでは、プレイヤが獲得可能な報酬が異なっている。デイリーレース選択欄651aには、当該デイリーレースによって獲得可能な報酬を示すアイコンが示されている。また、デイリーレース選択欄651aには、レース名、馬場、距離が示されている。なお、デイリーレース画面650には、リターン操作部651bが設けられており、リターン操作部651bがタップされると、レースゲーム選択画面400が表示される。
ここでは、第1のデイリーレースと第2のデイリーレースとで、デイリーチケットが共通である。したがって、プレイヤは、所持しているデイリーチケットの範囲内で、第1のデイリーレースまたは第2のデイリーレースを選択することができる。ただし、第1のデイリーレースと第2のデイリーレースとで、それぞれ専用のチケットが設けられてもよい。
図57Bは、難易度選択画面650Aを説明する図である。いずれかのデイリーレース選択欄651aがタップされると、図57Bに示す難易度選択画面650Aが表示される。難易度選択画面650Aには、3つの難易度選択欄652が表示される。第1のデイリーレースおよび第2のデイリーレースは、それぞれ、ハード、ノーマル、イージーの3つの難易度が設けられている。3つの難易度選択欄652は、それぞれ、ハード、ノーマル、イージーに対応している。
プレイヤは、1体の育成キャラクタを選択してデイリーレースに出走させることができる。この際、プレイヤの育成キャラクタの着順が高いほど、プレイヤは、より多くの報酬を獲得することができる。また、選択したデイリーレースの難易度が高いほど、プレイヤは、より多くの報酬を獲得することができる。いずれかの難易度選択欄652がタップされると、プレイモード選択画面650Bが表示される。
図57Cは、プレイモード選択画面650Bを説明する図である。プレイモード選択画面650Bには、キャンセル操作部653a、決定操作部653b、スキップ操作部653cが設けられる。キャンセル操作部653aがタップされると、図57Bに示す難易度選択画面650Aが表示される。
ここで、デイリーレースには、プレイモードとして、通常モードとスキップモードとが設けられている。決定操作部653bがタップされると、通常モードでデイリーレースが実行され、スキップ操作部653cがタップされると、スキップモードでデイリーレースが実行される。通常モードは、デイリーレースを1回ずつ実行させるプレイモードである。通常モードが選択された場合、1回のデイリーレースについて、レース動画を再生したり、レース動画を再生せずにレース結果のみを表示したりすることができる。
これに対して、スキップモードは、デイリーレースを1回または複数回まとめて実行させるプレイモードである。スキップモードでは、レース動画を再生することができず、複数回のデイリーレースのレース結果が表示される。決定操作部653bまたはスキップ操作部653cがタップされると、図57Dに示すデイリーレース出走キャラクタ選択画面650Cが表示される。
図57Dは、デイリーレース出走キャラクタ選択画面650Cを説明する図である。デイリーレース出走キャラクタ選択画面650Cには、プレイヤが育成した育成キャラクタに対応するキャラアイコン654が表示される。キャラアイコン654がタップされると、キャラアイコン654に対応する育成キャラクタが仮選択され、当該育成キャラクタの能力パラメータが、能力パラメータ表示欄655に表示される。プレイヤは、能力パラメータ表示欄655に表示される能力パラメータを確認して、出走させる育成キャラクタを選択することができる。
いずれかの育成キャラクタが仮選択された状態で、デイリーレース出走キャラクタ選択画面650Cに表示される選択操作部656が操作されると、選択されたプレイモードによって次のように画面が遷移する。具体的には、通常モードが選択された状態で選択操作部656が操作されると、不図示のアイテム選択画面が表示される。このアイテム選択画面では、デイリーレースで使用するアイテムを選択することができる。このアイテムによれば、例えば、デイリーレースに出走するプレイヤの育成キャラクタのパラメータを上昇させることができる。その後、アイテム選択画面で所定の操作が行われると、レース動画の再生、または、レース結果の表示のいずれかをプレイヤが選択可能となる。
これに対して、スキップモードが選択された状態で選択操作部656が操作されると、スキップ設定画面660が表示される。
図58Aは、スキップ設定画面660を説明する図である。スキップ設定画面660には、スキップ回数入力インタフェース661が設けられる。スキップ回数入力インタフェース661には、プレイヤが所持しているデイリーチケットを分母とし、スキップする回数を分子とする数値が表示される。スキップ回数入力インタフェース661においては、数値の右側をタップすることで、スキップ回数を増やすことができ、数値の左側をタップすることで、スキップ回数を減らすことができる。
なお、スキップ設定画面660には、キャンセル操作部653aおよび決定操作部653bが表示される。キャンセル操作部653aがタップされると、デイリーレース出走キャラクタ選択画面650Cが表示される。また、決定操作部653bがタップされると、スキップ結果表示画面670が表示される。
図58Bは、スキップ結果表示画面670を説明する第1の図である。図58Cは、スキップ結果表示画面670を説明する第2の図である。図58Dは、スキップ結果表示画面670を説明する第3の図である。スキップ結果表示画面670には、まず、1回目のデイリーレースのレース結果が表示される。ここでは、デイリーレースに出走した1体の育成キャラクタのキャラクタ画像の下に、着順が表示される。また、スキップ結果表示画面670には、今回のデイリーレースで獲得した報酬が表示される。
また、図58Bに示す状態で、スキップ結果表示画面670に操作入力がなされると、図58Cに示すように、2回目のデイリーレースのレース結果がスキップ結果表示画面670に表示される。このように、スキップ結果表示画面670には、レース結果が、複数回のデイリーレースごとに順に表示される。そして、スキップ回数分だけレース結果が表示されると、図58Dに示すように、実行された全てのデイリーレースで獲得した報酬が一覧表示される。このとき、スキップ結果表示画面670には、終了操作部671が表示される。終了操作部671がタップされると、難易度選択画面650A等、所定の画面に遷移する。
なお、本実施形態では、レースイベントが不定期に開催される。レースイベントの開催期間中は、図42Aに示すレースゲーム選択画面400において、レースイベント選択操作部401dが有効となる。プレイヤは、レースイベント選択操作部401dをタップすることで、レースイベントをプレイすることができる。
なお、レースイベントの内容はさまざまであるが、例えば、プレイヤは、レースイベントとして、レジェンドレースに育成キャラクタを出走させることができる。レジェンドレースでは、デイリーレースのハードで出走するNPCよりも強い1体のNPCが設定される。プレイヤは、レジェンドレースにおいて1着を獲得することで、所定の報酬を獲得することができる。
デイリーレースと同様、レースイベントの開催期間中は、毎日、レジェンドレース用の専用チケットが配布される。プレイヤは、配布された専用チケットを使用してレジェンドレースをプレイすることができる。なお、レースの基本的な内容は、デイリーレースと同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
次に、上記の育成ゲームおよびチーム競技ゲームを実行するためのプレイヤ端末1およびサーバ1000の機能的構成について説明する。
(プレイヤ端末1の機能的構成)
図59は、プレイヤ端末1におけるメモリ12の構成およびコンピュータとしての機能を説明する図である。メモリ12には、プログラム記憶領域12a、および、データ記憶領域12bが設けられている。CPU10は、ゲームが開始されると、端末側ゲーム制御用プログラム(モジュール)をプログラム記憶領域12aに記憶する。
端末側ゲーム制御用プログラムには、情報設定処理プログラム700、育成ゲーム実行プログラム701、育成完了時処理プログラム702、チーム競技ゲーム実行プログラム703が含まれる。なお、図59に列挙したプログラムは一例であり、端末側ゲーム制御用プログラムには、この他にも多数のプログラムが設けられている。
データ記憶領域12bには、データを記憶する記憶部として、プレイヤ情報記憶部750、ゲーム情報記憶部751が設けられている。なお、データ記憶領域12bには、この他にも多数の記憶部が設けられている。ここでは、育成ゲームやチーム競技ゲーム等、ゲームに直接関係する情報(以下、ゲーム情報と呼ぶ)がゲーム情報記憶部751に記憶される。
なお、育成ゲーム等、各ゲームの進行中における各種の情報の仮記憶もゲーム情報記憶部751になされる。したがって、育成ゲームで育成された育成キャラクタに関係する全ての情報はゲーム情報記憶部751に記憶される。また、例えば、プレイヤあるいは他のプレイヤに関する情報、プレイヤ端末1の設定情報等、ゲーム情報以外の情報を全てプレイヤ情報とする。プレイヤ情報は、プレイヤ情報記憶部750に記憶される。
CPU10は、プログラム記憶領域12aに記憶された各プログラムを動作させ、データ記憶領域12bの各記憶部のデータを更新する。そして、CPU10は、プログラム記憶領域12aに記憶された各プログラムを動作させることで、プレイヤ端末1(コンピュータ)を、端末側ゲーム制御部1Aとして機能させる。端末側ゲーム制御部1Aは、情報設定処理部700a、育成ゲーム実行部701a、育成完了時処理部702a、チーム競技実行部703aを含む。
具体的には、CPU10は、情報設定処理プログラム700を動作させ、コンピュータを情報設定処理部700aとして機能させる。同様に、CPU10は、育成ゲーム実行プログラム701、育成完了時処理プログラム702、チーム競技ゲーム実行プログラム703を動作させ、それぞれ育成ゲーム実行部701a、育成完了時処理部702a、チーム競技実行部703aとして機能させる。
情報設定処理部700aは、プレイヤ端末1において各種の情報の設定が行われた場合に、設定に関する情報をプレイヤ情報としてプレイヤ情報記憶部750に記憶する。また、情報設定処理部700aは、プレイヤ情報記憶部750の情報を更新した場合、更新情報をサーバ1000に送信する。
育成ゲーム実行部701aは、育成ゲームに関する全ての処理を実行する。具体的には、育成ゲーム実行部701aは、準備段階処理および育成段階処理を実行する。
育成完了時処理部702aは、育成ゲームの完了時に、育成キャラクタの能力パラメータ、適性パラメータ、獲得済みスキル、継承情報、因子情報、育成に使用したキャラクタの種別等を含む育成キャラクタ情報を記憶する。
チーム競技実行部703aは、プレイヤがチームの編成を可能とする処理、および、チーム競技ゲームにおける各種画面の表示を行う。
(サーバ1000の機能的構成)
図60は、サーバ1000におけるメモリ1012の構成およびコンピュータとしての機能を説明する図である。メモリ1012には、プログラム記憶領域1012a、および、データ記憶領域1012bが設けられている。CPU1010は、ゲームが開始されると、サーバ側ゲーム制御用プログラム(モジュール)をプログラム記憶領域1012aに記憶する。
サーバ側ゲーム制御用プログラムには、情報設定処理プログラム1100、育成ゲーム実行プログラム1101、育成ゲーム終了処理プログラム1102、チーム競技ゲーム実行プログラム1103が含まれる。なお、図60に列挙したプログラムは一例であり、サーバ側ゲーム制御用プログラムには、この他にも多数のプログラムが設けられている。
データ記憶領域1012bには、データを記憶する記憶部として、プレイヤ情報記憶部1150、ゲーム情報記憶部1151が設けられている。なお、データ記憶領域1012bには、この他にも多数の記憶部が設けられている。ここでは、全てのプレイヤのゲーム情報が、プレイヤIDに紐付けられてゲーム情報記憶部1151に記憶される。また、全てのプレイヤのプレイヤ情報が、プレイヤIDに紐付けられてプレイヤ情報記憶部1150に記憶される。
CPU1010は、プログラム記憶領域1012aに記憶された各プログラムを動作させ、データ記憶領域1012bの各記憶部のデータを更新する。そして、CPU1010は、プログラム記憶領域1012aに記憶された各プログラムを動作させることで、サーバ1000(コンピュータ)を、サーバ側ゲーム制御部1000Aとして機能させる。サーバ側ゲーム制御部1000Aは、情報設定処理部1100a、育成ゲーム実行部1101a、育成ゲーム終了処理部1102a、チーム競技ゲーム実行部1103aを含む。
具体的には、CPU1010は、情報設定処理プログラム1100を動作させ、コンピュータを情報設定処理部1100aとして機能させる。同様に、CPU1010は、育成ゲーム実行プログラム1101、育成ゲーム終了処理プログラム1102、チーム競技ゲーム実行プログラム1103を動作させ、それぞれ育成ゲーム実行部1101a、育成ゲーム終了処理部1102a、チーム競技ゲーム実行部1103aとして機能させる。
情報設定処理部1100aは、プレイヤ端末1において各種の情報の設定が行われた場合に、プレイヤ端末1から受信した更新情報に基づいて、プレイヤ情報記憶部1150のプレイヤ情報を更新する。また、情報設定処理部1100aは、時間を計時し、各プレイヤのゲームポイントを更新する。
育成ゲーム実行部1101aは、育成ゲームに関する全ての処理を実行する。
育成ゲーム終了処理部1102aは、育成ゲームが終了すると、育成された育成キャラクタについて、評価点や育成ランク等を導出する。また、育成ゲーム終了処理部1102aは、育成キャラクタが獲得する因子を抽選により決定する。そして、育成キャラクタの能力パラメータ、適性パラメータ、獲得済みスキル、継承情報、因子情報、育成に使用したキャラクタの種別等を含む育成キャラクタ情報をプレイヤIDに紐付けてゲーム情報記憶部1151に記憶する。
チーム競技ゲーム実行部1103aは、チーム競技ゲームにおける各レースのレース結果をシミュレーションし、レース結果として、レースごとの勝敗、および、チームの勝敗を導出する。また、チーム競技ゲーム実行部1103aは、登録キャラクタのレースポイントを算出するとともに、レースごとのレースポイントと、チームの総合レースポイントとを算出する。
なお、プレイヤ端末1における情報設定処理部700aと、サーバ1000における情報設定処理部1100aとは、いずれもプレイヤ情報を記憶する点で共通するが、具体的な処理の内容や、記憶するプレイヤ情報の範囲が互いに異なる。また、プレイヤ端末1における育成ゲーム実行部701aと、サーバ1000における育成ゲーム実行部1101aとは、いずれも育成ゲームに関する処理を実行する点で共通するが、両者の役割、すなわち、担当範囲が異なっている。
上記のプレイヤ端末1およびサーバ1000における各機能部が遂行する処理について、以下にフローチャートを用いて説明する。
(プレイヤ端末1およびサーバ1000の処理)
<育成ゲームに係る処理>
図61は、育成ゲームに係るプレイヤ端末1およびサーバ1000の処理を説明するシーケンス図である。なお、以下の説明では、プレイヤ端末1における処理をPn(nは任意の整数)と示す。また、サーバ1000における処理をSn(nは任意の整数)と示す。
プレイヤがプレイヤ端末1において各種の設定変更操作を行うと、プレイヤ端末1の情報設定処理部700aは、プレイヤの操作入力に基づいて、プレイヤ情報記憶部750を更新するための情報設定処理(P1)を行う。この情報設定処理では、更新情報がサーバ1000に送信される。サーバ1000では、更新情報を受信すると、情報設定処理部1100aがプレイヤ情報記憶部1150のプレイヤ情報を更新する(S1)。
なお、P1、S1で更新されるプレイヤ情報としては、例えば、プレイヤが設定可能なプロフィール情報がある。また、例えば、設定変更操作として、他のプレイヤをフレンドに追加する操作、あるいは、フレンドを解除する操作が入力されると、フレンドに関する情報であるフレンド情報が更新される。なお、P1およびS1では、情報設定処理部700a、情報設定処理部1100aそれぞれが、育成ゲームを実行するために消費するゲームポイントを管理している。情報設定処理部700a、1100aは、ゲームポイントが上限値未満である場合、時間を計時し、所定時間おきにゲームポイントを所定値ずつプレイヤに付与する。
プレイヤ端末1において、育成ゲームを開始するための育成ゲーム開始操作が入力されると、育成ゲーム実行部701aは、準備段階処理(P6)を実行する。また、この準備段階処理中には、プレイヤ端末1とサーバ1000との間で通信処理が行われる。サーバ1000では、プレイヤ端末1から受信する情報に基づいて、育成ゲーム実行部1101aが準備段階処理(S6)を実行する。
図62は、プレイヤ端末1における準備段階処理(P6)を説明する第1のフローチャートである。図63は、プレイヤ端末1における準備段階処理(P6)を説明する第2のフローチャートである。図64は、プレイヤ端末1における準備段階処理(P6)を説明する第3のフローチャートである。プレイヤ端末1の育成ゲーム実行部701aは、ディスプレイ26において、メインキャラクタ選択画面150の表示中であるか判定する(P6-1)。
メインキャラクタ選択画面150の表示中であり(P6-1のYES)、画面の表示を切り替える表示切替操作が入力された場合(P6-2のYES)、育成ゲーム実行部701aは、ディスプレイ26の表示画面を切り替える(P6-13)。
また、メインキャラクタ選択画面150において、選択操作(キャラクタアイコン151のタップ)が入力されると(P6-3のYES)、育成ゲーム実行部701aは、選択操作入力が行われたキャラクタアイコン151に対応するキャラクタを仮記憶し(P6-4)、表示画面を切り替える(P6-13)。
また、メインキャラクタ選択画面150において、決定操作(ネクスト操作部154のタップ)が入力されると(P6-5のYES)、育成ゲーム実行部701aは、上記P6-4において仮記憶されたキャラクタをメインキャラクタとして仮登録する(P6-6)。また、育成ゲーム実行部701aは、フレンドの代表キャラクタ等、所定の抽出条件にしたがって抽出された代表キャラクタに関する情報をサーバ1000から取得し(P6-7)、表示画面を切り替える(P6-13)。
また、継承キャラクタ選択画面170または育成キャラクタ一覧画面180の表示中であり(P6-8のYES)、画面の表示を切り替える表示切替操作が入力された場合(P6-9のYES)、育成ゲーム実行部701aは、ディスプレイ26の表示画面を切り替える(P6-13)。
ここで、継承キャラクタ選択画面170または育成キャラクタ一覧画面180における表示切替操作としては、図10Bに示すスキル表示ボタン172のタップ、育成キャラクタアイコン182の長押し、図15に示すキャラクタ詳細ダイアログ185Aにおける二つ名変更ボタン186a、メモ入力ボタン186b、スキル表示タブ188a、継承情報表示タブ188b、育成情報表示タブ188c、クローズ操作部188dのタップが含まれる。
例えば、育成キャラクタ一覧画面180においてスキル表示ボタン172がタップされた場合、育成ゲーム実行部701aは、P6-13において、スキル表示ダイアログ185Bを表示する。また、育成キャラクタ一覧画面180において育成キャラクタアイコン182が長押しされた場合、育成ゲーム実行部701aは、P6-13において、キャラクタ詳細ダイアログ185Aを表示する。なお、キャラクタ詳細ダイアログ185Aにおいて、二つ名変更ボタン186a、メモ入力ボタン186b、スキル表示タブ188a、継承情報表示タブ188b、育成情報表示タブ188c、クローズ操作部188dがタップされた場合には、各操作部に対応する画面の切り替えがなされる。
また、育成キャラクタ一覧画面180において、選択操作(育成キャラクタアイコン182のタップ)が入力されると(P6-10のYES)、育成ゲーム実行部701aは、選択操作入力が行われた育成キャラクタアイコン182に対応するキャラクタを継承キャラクタとして仮記憶し(P6-11)、表示画面を切り替える(P6-13)。
また、継承キャラクタ選択画面170において、決定操作(ネクスト操作部154のタップ)が入力されると(P6-12のYES)、育成ゲーム実行部701aは、サポートカード編成画面190をディスプレイ26に表示する(P6-13)。
また、サポートカード選択画面200の表示中であり(図63のP6-14のYES)、サポートカード選択画面200において、選択操作(サポートカードのカードアイコン201のタップ)が入力されると(P6-15のYES)、育成ゲーム実行部701aは、選択操作が行われたカードアイコン201に対応するサポートカードを仮記憶し(P6-16)、表示画面を切り替える(P6-17)。
また、サポートカード編成画面190の表示中であり(P6-18のYES)、画面の表示を切り替える表示切替操作が入力された場合(P6-19のYES)、育成ゲーム実行部701aは、ディスプレイ26の表示画面を切り替える(P6-20)。
また、プリセット選択画面205Aの表示中であり(図64のP6-21のYES)、画面の表示を切り替える表示切替操作が入力された場合(P6-22のYES)、育成ゲーム実行部701aは、ディスプレイ26の表示画面を切り替える(P6-25)。
また、プリセット選択画面205Aにおいて、選択操作(セレクト操作部206cのタップ)が入力された場合(P6-23のYES)、育成ゲーム実行部701aは、選択操作入力が行われたプリセットに対応する予約選択情報を仮記憶し(P6-24)、表示画面を切り替える(P6-25)。
また、最終確認画面205の表示中であり(P6-21のNO)、画面の表示を切り替える表示切替操作が入力された場合(P6-26のYES)、育成ゲーム実行部701aは、ディスプレイ26の表示画面を切り替える(P6-27)。
また、最終確認画面205において、決定操作(スタート操作部205bのタップ)が入力されると(P6-28のYES)、育成ゲーム実行部701aは、ゲームポイントが所定値(例えば30)以上であるかを判定する(P6-29)。ゲームポイントが所定値以上であれば(P6-29のYES)、育成ゲーム実行部701aは、確認情報をサーバ1000に送信する(P6-30)。
なお、確認情報には、仮登録されているメインキャラクタ、継承キャラクタおよびサポートカードを識別する情報が含まれる。確認情報を受信すると、サーバ1000では、準備段階処理(S6)において、仮登録されているメインキャラクタ、継承キャラクタおよびサポートカードを使用した育成メインゲームの実行許可の判定が行われる。
プレイヤ端末1において、確認情報を送信(P6-30)した後、許可情報を受信すると(P6-31のYES)、育成ゲーム実行部701aは、上記P6-6で仮登録されたメインキャラクタを登録する(P6-32)。また、育成ゲーム実行部701aは、上記P6-11で継承キャラクタとして仮記憶された育成キャラクタ、および、上記P6-16で仮記憶されたサポートカードをデッキに登録する。
また、育成ゲーム実行部701aは、特定キャラクタ情報に基づいて、特定キャラクタに設定されているキャラクタのキャラクタIDを登録する(P6-33)。また、育成ゲーム実行部701aは、初期キャラクタ識別情報を設定する(P6-34)。また、育成ゲーム実行部701aは、上記P6-24で仮記憶されたプリセットの予約選択情報を登録する(P6-35)。また、育成ゲーム実行部701aは、ディスプレイ26にゲーム画面210を表示する(P6-36)。
図65は、サーバ1000における準備段階処理(S6)を説明するフローチャートである。育成ゲーム実行部1101aは、確認情報を受信すると、プレイヤ情報記憶部1150に記憶されているプレイヤの所持キャラクタを確認する(S6-1)。育成ゲーム実行部1101aは、プレイヤが選択したメインキャラクタが、所持キャラクタに含まれていれば、異常なしと判定する(S6-2)。
プレイヤが選択したメインキャラクタに異常がなければ(S6-2のYES)、育成ゲーム実行部1101aは、プレイヤが選択したサポートカードに異常がないかを確認する(S6-3)。なお、S6-3では、プレイヤが所持していないサポートカードが選択された場合、プレイヤが選択したレンタルカードが、当該プレイヤのプレイヤIDに紐付けられていない場合、サポートキャラクタがメインキャラクタと重複する場合等に、異常ありと判定される。
プレイヤが選択したサポートカードに異常がなければ(S6-4のYES)、育成ゲーム実行部1101aは、ゲーム情報記憶部1151に記憶されている育成キャラクタ情報を確認する(S6-5)。そして、育成ゲーム実行部1101aは、プレイヤが継承キャラクタに選択した育成キャラクタが、当該プレイヤのプレイヤIDに紐付けられている場合、つまり、プレイヤ自身が育成した育成キャラクタが継承キャラクタとして選択されている場合、継承キャラクタの異常なしと判定する(S6-6のYES)。
継承キャラクタの異常なしと判定された場合、育成ゲーム実行部1101aは、プレイヤが継承キャラクタに選択した育成キャラクタに、他のプレイヤの代表キャラクタが含まれるかを判定する(S6-7)。他のプレイヤの代表キャラクタが含まれる場合(S6-7のYES)、育成ゲーム実行部1101aは、当日の使用回数が3回未満であるかを判定する(S6-8)。
当日の使用回数が3回未満である場合(S6-8のYES)、育成ゲーム実行部1101aは、プレイヤが所持する所定のゲーム内通貨が2000以上であるかを判定する(S6-9)。つまり、S6-8およびS6-9では、編成条件が満たされているかが判定される。プレイヤが2000以上のゲーム内通貨を所持している場合(S6-9のYES)、育成ゲーム実行部1101aは、当日使用回数を「1」加算する(S6-10)。また、育成ゲーム実行部1101aは、プレイヤ情報記憶部1150に記憶されている所定のゲーム内通貨の所持数を2000減算する(S6-11)。
さらに、育成ゲーム実行部1101aは、プレイヤのゲームポイントを所定値(例えば30)減算する(S6-12)。そして、育成ゲーム実行部1101aは、メインキャラクタ、継承キャラクタおよびサポートカードに異常がなく、また、他のプレイヤの代表キャラクタを使用するための編成条件が満たされている場合、許可情報をセットし(S6-13)、プレイヤ端末1に受信させる。一方、メインキャラクタ、継承キャラクタおよびサポートカードのいずれかに異常がある場合、あるいは、他のプレイヤの代表キャラクタを使用するための編成条件が満たされていない場合、育成ゲーム実行部1101aは、不許可情報をセットし(S6-14)、プレイヤ端末1に受信させる。
図61に戻り、準備段階処理(P6)が終了すると、育成ゲーム実行部701aは、育成段階処理(P7)を実行する。また、この育成段階処理中には、プレイヤ端末1とサーバ1000との間で通信処理が行われる。サーバ1000では、プレイヤ端末1から受信する情報に基づいて、育成ゲーム実行部1101aが育成段階処理(S7)を実行する。なお、実際には、プレイヤ端末1とサーバ1000とで役割分担がなされており、プレイヤ端末1における育成段階処理(P7)と、サーバ1000における育成段階処理(S7)とで育成メインゲームが進行するが、ここでは、理解を容易とするため、全ての処理がプレイヤ端末1の育成段階処理(P7)で遂行されるものとして説明する。ただし、以下に説明する、育成段階処理(P7)中の各処理の一部もしくは全部が、サーバ1000における育成段階処理(S7)で遂行されてもよい。
図66は、プレイヤ端末1における育成段階処理を説明するフローチャートである。プレイヤ端末1の育成ゲーム実行部701aは、ターン開始時であれば(P7-1のYES)、ターン開始時処理(P10)を実行し、ターン開始時でなければ、ターン中処理(P20)を実行する。
図67は、プレイヤ端末1におけるターン開始時処理を説明するフローチャートである。育成ゲーム実行部701aは、ゲーム情報記憶部751に記憶されている現在のターン数を更新する(P10-1)。また、育成ゲーム実行部701aは、データ記憶領域12bに記憶された選択項目テーブル(図24)を参照し、現在のターンが、個人レースのみを選択可能なターン(個人レース限定ターン)であるか判定する(P10-2)。
個人レース限定ターンである場合(P10-2のYES)、換言すれば、当該ターンで出走可能なレースが対象レースに設定されている場合、育成ゲーム実行部701aは、プレイヤが選択可能な選択可能項目として、対象レースを設定し(P10-3)、P13に処理を移す。これにより、当該ターンにおいて、プレイヤは、個人レース操作部219およびスキル操作部217のみを操作可能となり、その他の操作部の操作が制限される。
また、個人レース限定ターンではない場合(P10-2のNO)、育成ゲーム実行部701aは、プレイヤが選択可能な選択可能項目として、全ての項目を設定する(P10-4)。そして、育成ゲーム実行部701aは、配置処理(P11)、数値決定処理(P12)、イベント決定処理(P13)を順に実行する。
なお、ここでは、配置処理(P11)、数値決定処理(P12)、イベント決定処理(P13)がプレイヤ端末1でのみ実行されることとする。ただし、配置処理(P11)、数値決定処理(P12)、イベント決定処理(P13)の一部または全部が、サーバ1000において実行されてもよい。また、配置処理(P11)、数値決定処理(P12)、イベント決定処理(P13)における後述の処理の一部が、サーバ1000において実行されてもよい。サーバ1000において上記の処理が実行される場合、プレイヤ端末1では、サーバ1000から受信した情報に基づいて処理が遂行される。
図68は、プレイヤ端末1における配置処理を説明するフローチャートである。育成ゲーム実行部701aは、キャラクタ識別情報テーブル(図22、図23)を参照して、チームメンバとして登録されている全てのキャラクタを抽出する(P11-1)。そして、育成ゲーム実行部701aは、P11-1で抽出されたチームメンバの中から、後述するP11-3~P11-7の処理が実行されていないキャラクタを、処理を遂行する対象キャラクタに選択する(P11-2)。
また、育成ゲーム実行部701aは、キャラクタ識別情報テーブルを参照して、上記P11-2で選択した対象キャラクタのキャラクタ識別情報を確認する(P11-3)。また、育成ゲーム実行部701aは、上記P11-3で確認したキャラクタ識別情報に基づいて配置有無テーブル(図33)をセットする(P11-4)。また、育成ゲーム実行部701aは、上記P11-4でセットした配置有無テーブルに基づいて、「配置する」または「配置しない」を抽選により決定する(P11-5)。
そして、「配置する」が決定された場合(P11-6のYES)、育成ゲーム実行部701aは、対象キャラクタを配置するトレーニング項目を決定、記憶する(P11-7)。上記P11-1で抽出したチームメンバの全てについて処理が終了していない場合(P11-8のNO)、育成ゲーム実行部701aは、全てのチームメンバについて処理が終了するまで、P11-2から処理を繰り返す。一方、全てのチームメンバについて処理が終了すると(P11-8のYES)、育成ゲーム実行部701aは、配置処理を終了し、数値決定処理(P12)を実行する。
図69は、プレイヤ端末1における数値決定処理を説明するフローチャートである。育成ゲーム実行部701aは、「Speed」(スピード)、「Stamina」(スタミナ)、「Power」(パワー)、「Spirit」(根性)、「Wisdom」(賢さ)の各トレーニング項目から、後述するP12-2~P12-9の処理を実行していない処理対象項目をセットする(P12-1)。
また、育成ゲーム実行部701aは、メインキャラクタの現在の体力に基づいて、P12-1でセットした処理対象項目について、トレーニングを実行した場合の失敗率を決定し、記憶する(P12-2)。また、育成ゲーム実行部701aは、P12-1でセットした処理対象項目について、トレーニングを実行した場合の体力の減少値を決定し、記憶する(P12-3)。
また、育成ゲーム実行部701aは、現在のチームランキングを確認し(P12-4)、チームランキングに基づいて、トレーニングレベルテーブル(図34A)を参照して、トレーニングレベルを決定する(P12-5)。
また、育成ゲーム実行部701aは、P12-1でセットした処理対象項目に対応する上昇固定値テーブル(図34B、図34C)を参照し、P12-5で決定したトレーニングレベルに基づき、上昇固定値を決定し、セットする(P12-6)。また、育成ゲーム実行部701aは、処理対象項目のトレーニングについて、P11で配置が決定されたキャラクタの情報(配置情報)を確認する(P12-7)。
そして、育成ゲーム実行部701aは、P12-7で確認した配置情報に基づいて、ボーナス加算率テーブル(図34D)を参照して、ボーナス加算率を算出する(P12-8)。また、育成ゲーム実行部701aは、P12-8で算出したボーナス加算率に基づいて、処理対象項目のトレーニングについて、上昇値を更新する(P12-9)。
また、育成ゲーム実行部701aは、全てのトレーニング項目について、P12-2~P12-9の処理が終了していない場合(P12-10のNO)、P12-1から処理を繰り返す。一方、全てのトレーニング項目について処理が終了すると(P12-10のYES)、育成ゲーム実行部701aは、数値決定処理を終了し、イベント決定処理(P13)を実行する。
図70は、プレイヤ端末1におけるイベント決定処理を説明するフローチャートである。育成ゲーム実行部701aは、現在のターン数をロードする(P13-1)。また、育成ゲーム実行部701aは、データ記憶領域12bに記憶されているイベント出現決定テーブルを参照し、シナリオイベントを出現させるか否かを決定する(P13-2)。そして、シナリオイベントを出現させると決定された場合、すなわち、シナリオイベント出現ターンである場合(P13-2のYES)、イベント内容決定テーブルに基づいて、シナリオイベントの内容(イベントID)を決定し、記憶する(P13-3)。
具体的には、育成ゲーム実行部701aは、イベント内容決定テーブルに基づいて、出現可能なシナリオイベントのイベントIDによる抽選テーブルを生成する。そして、育成ゲーム実行部701aは、生成した抽選テーブルを用いて、シナリオイベントの内容、すなわち、イベントIDを抽選により決定する。なお、決定されたシナリオイベントが、能力イベント等、パラメータを変化させるイベントである場合、その変化値が決定される。
また、育成ゲーム実行部701aは、イベント出現決定テーブルを参照し、専用イベントを出現させるか否かを決定する(P13-4)。そして、専用イベントを出現させると決定された場合、すなわち、専用イベント出現ターンである場合(P13-4のYES)、イベント内容決定テーブルに基づいて、専用イベントの内容(イベントID)を決定し、記憶する(P13-5)。
具体的には、育成ゲーム実行部701aは、イベント内容決定テーブルに基づいて、出現可能な専用イベントのイベントIDによる抽選テーブルを生成する。そして、育成ゲーム実行部701aは、生成した抽選テーブルを用いて、専用イベントの内容、すなわち、イベントIDを抽選により決定する。なお、決定された専用イベントが、能力イベント等、パラメータを変化させるイベントである場合、その変化値が決定される。
また、育成ゲーム実行部701aは、メインキャラクタが特定キャラクタである場合、専用イベントによって変化するパラメータの変化値を変更するパラメータ変更処理(P13-6)を実行する。例えば、パラメータ変更処理では、P13-5において決定された変化値に、所定の固定値が加算、減算されたり、所定の倍率が積算されたりする。ここでは、プレイヤにとって有利となるように、変化値が変化する。これにより、メインキャラクタが特定キャラクタである場合、専用イベントによって、パラメータがより有利に変化することとなる。
また、育成ゲーム実行部701aは、イベント出現決定テーブルを参照し、サポートイベントを出現させるか否かを決定する(P13-7)。そして、サポートイベントを出現させると決定された場合、すなわち、サポートイベント出現ターンである場合(P13-7のYES)、イベント内容決定テーブルに基づいて、サポートイベントの内容(イベントID)を決定し、記憶する(P13-8)。
具体的には、育成ゲーム実行部701aは、イベント内容決定テーブルに基づいて、出現可能なサポートイベントのイベントIDによる抽選テーブルを生成する。このとき、登録されているサポートカードに紐付くサポートイベントの当選確率が、他のサポートイベントの当選確率よりも高く設定される。そして、育成ゲーム実行部701aは、生成した抽選テーブルを用いて、サポートイベントの内容、すなわち、イベントIDを抽選により決定する。なお、決定されたサポートイベントが、能力イベント等、パラメータを変化させるイベントである場合、その変化値が決定される。
また、育成ゲーム実行部701aは、メインキャラクタ、あるいは、サポートイベントに紐付けられたサポートキャラクタが特定キャラクタである場合、サポートイベントによって変化するパラメータの変化値を変更するパラメータ変更処理(P13-9)を実行する。
また、育成ゲーム実行部701aは、イベント出現決定テーブルを参照し、チームメンバイベントを出現させるか否かを決定する(P13-10)。そして、チームメンバイベントを出現させると決定された場合、すなわち、チームメンバイベント出現ターンである場合(P13-10のYES)、育成ゲーム実行部701aは、現在のターンが分岐ターンであるかを判定する(P13-11)。
分岐ターンでなければ(P13-11のNO)、育成ゲーム実行部701aは、イベント内容決定テーブルに基づいて、現在のターン数に対応する特訓イベントを、出現させるイベントとして決定し、記憶する(P13-12)。ここでは、特訓イベントに係る種々の上昇値が決定される。
また、育成ゲーム実行部701aは、メインキャラクタ、あるいは、特訓対象のキャラクタが特定キャラクタである場合、特訓イベントによって変化するパラメータの変化値を変更するパラメータ変更処理(P13-13)を実行する。
また、現在のターンが分岐ターンであれば(P13-11のYES)、育成ゲーム実行部701aは、所定条件が成立しているかを判定する(P13-14)。ここでは、上記したように、チームメンバに含まれる特定キャラクタの数が、ターン数ごとに規定された所定数であるかが判定される。そして、所定条件が成立する場合(P13-14のYES)、育成ゲーム実行部701aは、P13-3で記憶されたシナリオイベントを、特定キャラクタイベントに差し替える(P13-15)。なお、ここでは、差し替える特定キャラクタイベントが、抽選により決定されてもよいし、ターンごとに予め設定された特定キャラクタイベントが決定されてもよい。
また、育成ゲーム実行部701aは、トレーニングに配置されたキャラクタごとに、ヒントイベントに係るヒントイベント決定処理を行う(P13-16)。ここでは、トレーニングに配置されたキャラクタごとに、ヒントイベントを出現させるか否かが抽選により決定される。また、ヒントイベントを出現させる場合には、いずれのヒントイベントを出現させるかが決定される。
図67に戻り、育成ゲーム実行部701aは、ディスプレイ26に表示する画面を更新する(P10-5)。また、ターン開始時にストーリイベントを発生させる場合には、P13で決定されたイベントのうち、ストーリイベントを発生させる(P10-6)。
図66に戻り、ターン開始時ではない場合(P7-1のNO)、育成ゲーム実行部701aは、ターン中処理(P20)を実行する。
図71は、プレイヤ端末1におけるターン中処理を説明するフローチャートである。育成ゲーム実行部701aは、個人レース開始画面250のリザルト操作部253またはレース操作部254が操作され、個人レースが開始されたか判定する(P20-1)。個人レースが開始された場合(P20-1のYES)、育成ゲーム実行部701aは、個人レースの結果を導出し、レース結果に関するパラメータを更新し、ゲーム情報記憶部751に記憶する(P20-2)。
具体的には、例えば、NPCおよびメインキャラクタそれぞれの能力パラメータ、獲得済みスキルに重み付けがある計算式が予め設定されており、この演算結果によって、個人レースにおける順位が決定される。なお、上記計算式はレースごとに異なるように設定されていてもよい。また、例えば、NPCの能力パラメータが各レースに複数パターン設けられており、いずれの能力パラメータが用いられるかが抽選で決定されてもよい。すなわち、メインキャラクタの能力パラメータ、獲得済みスキル、出走するレースが完全に同じでも、レース結果が同じになるとは限らない。また、重み付け等の計算式がレースごとに複数パターンあって、選択された計算式によって結果が異なるようにしてもよい。
なお、ここでは、個人レース結果が、プレイヤ端末1において導出されることとした。ただし、個人レース結果は、サーバ1000において導出されてもよい。この場合、プレイヤ端末1からサーバ1000に対して、個人レース結果の導出を要求する情報、個人レース結果を導出するために必要な情報を送信する。そして、サーバ1000で導出された個人レース結果を、プレイヤ端末1が受信してもよい。
また、育成ゲーム実行部701aは、P20-2で導出した個人レース結果に基づいて、個人レース結果画面260あるいはレース動画をディスプレイ26に表示するレース結果表示処理を実行する(P20-3)。
また、育成ゲーム実行部701aは、レース結果に基づいて、新たに獲得するファン数を導出し、これまでに獲得しているファン数に加算する(P20-4)。
また、育成ゲーム実行部701aは、チームレース開始画面290のリザルト操作部291またはレース操作部292が操作され、チームレースが開始されたかを判定する(P20-5)。その結果、チームレースが開始された場合には、P20-6に処理が移り、チームレースが開始されていない場合には、P20-11に処理が移る。
育成ゲーム実行部701aは、チームレース結果を導出し、ゲーム情報記憶部751に記憶する(P20-6)。具体的には、例えば、NPC、メインキャラおよび他のチームメンバのそれぞれの能力パラメータ、獲得済みスキルに重み付けがある計算式が予め設定されており、この演算結果によって、チームレースにおける順位が決定される。なお、上記計算式はレースごとに異なるように設定されていてもよい。また、例えば、NPCの能力パラメータが各レースに複数パターン設けられており、いずれの能力パラメータが用いられるかが抽選で決定されてもよい。すなわち、メインキャラおよびその他のチームメンバの能力パラメータ、獲得済みスキルと、出走するレースとが完全に同じでも、レース結果が同じになるとは限らない。また、重み付け等の計算式がレースごとに複数パターンあって、選択された計算式によって結果が異なるようにしてもよい。
なお、ここでは、チームレース結果が、プレイヤ端末1において導出されることとした。ただし、チームレース結果は、サーバ1000において導出されてもよい。この場合、プレイヤ端末1からサーバ1000に対して、チームレース結果の導出を要求する情報、チームレース結果を導出するために必要な情報を送信する。そして、サーバ1000で導出されたチームレース結果を、プレイヤ端末1が受信してもよい。
育成ゲーム実行部701aは、上記P20-6で導出したチームレース結果に基づいて、チームレース途中結果画面300、チームレース詳細結果画面310、および、チームレース総合結果画面320をディスプレイ26に表示するレース結果表示処理(P20-7)を実行する。
また、育成ゲーム実行部701aは、キャラクタ識別情報更新処理(P20-8)を実行する。ここでは、現在、サブメンバとして登録されているキャラクタの中から、所定条件にしたがって所定数のキャラクタを抽出する。そして、抽出したキャラクタのキャラクタ識別情報を、チームメンバに更新する。つまり、本実施形態では、チームレースが終了するたびに、チームメンバが増えることとなる。
また、育成ゲーム実行部701aは、上記P20-6で導出したチームレース結果に基づいて、チームランキングに係る情報を更新するパラメータ更新処理を実行する(P20-9)。
また、いずれかのトレーニング項目が選択された場合(P20-11のYES)、育成ゲーム実行部701aは、育成実行処理(P21)を遂行する。また、いずれのトレーニング項目も選択されていない場合(P20-11のNO)、継承イベントの実行タイミングであるかを判定する(P20-13)。継承イベントの実行タイミングであれば(P20-13のYES)、育成ゲーム実行部701aは、継承イベント実行処理(P22)を遂行する。なお、継承イベントの実行タイミングではない場合(P20-13のNO)、育成ゲーム実行部701aは、スキルポイントを消費してスキルを獲得する等のその他の処理を実行する(P20-14)。
図72は、プレイヤ端末1における育成実行処理を説明するフローチャートである。育成ゲーム実行部701aは、選択されたトレーニング項目について、上記P12-3で決定された体力の減少値に基づいて、メインキャラクタの体力を更新する(P21-1)。
また、育成ゲーム実行部701aは、選択されたトレーニング項目について、上記P12-2で決定された失敗率に基づいて、トレーニングの成功可否を判定する成功判定処理を実行する(P21-2)。トレーニングが失敗した場合(P21-3のNO)、育成ゲーム実行部701aは、トレーニングの失敗に基づいて調子の低下等の能力パラメータの減算を行う(P21-4)。
一方、トレーニングが成功した場合(P21-3のYES)、育成ゲーム実行部701aは、上記P12-9で導出された上昇値をメインキャラクタの能力パラメータに加算する(P21-5)。また、育成ゲーム実行部701aは、P13-12、P13-13で決定された絆パラメータの値に上昇値を加算する(P21-6)。また、育成ゲーム実行部701aは、ヒントイベント決定処理で記憶されたヒントイベント情報を確認する(P21-7)。
選択されたトレーニング項目について、ヒントイベント情報が記憶されている場合(P21-8のYES)、育成ゲーム実行部701aは、選択されたトレーニング項目に係るヒントイベント情報に基づいて、ヒントイベントを出現させる(P21-9)。なお、選択されたトレーニング項目について、ヒントイベント情報が複数記憶されていた場合には、いずれか1のヒントイベントが出現する。また、育成ゲーム実行部701aは、P21-9において出現させたヒントイベント情報に基づいて、ゲーム情報記憶部751に記憶されているメインキャラクタに係るスキル情報を更新する(P21-10)。
また、選択されたトレーニング項目について、特訓イベント情報が記憶されている場合(P21-11のYES)、育成ゲーム実行部701aは、選択されたトレーニング項目に係る特訓イベント情報に基づいて、特訓イベントの実行対象のチームメンバをセットする(P21-12)。
また、育成ゲーム実行部701aは、上記P21-12でセットした実行対象のチームメンバの指導イベント回数に「1」を加算する(P21-13)。また、育成ゲーム実行部701aは、特訓対象の能力パラメータを更新する(P21-14)。特訓イベントの実行対象の全てのチームメンバについてP21-13~P21-14の処理が終了すると(P21-15のYES)、育成ゲーム実行部701aは、選択されたトレーニング項目、および、特訓イベント情報に基づいて、メインキャラクタの能力パラメータにボーナス加算値を加算する(P21-16)。
図73は、プレイヤ端末1における継承イベント実行処理を説明するフローチャートである。育成ゲーム実行部701aは、継承イベントの実行条件が成立したかを判定する(P22-1)。なお、継承イベントの実行条件は、因子発動ターンによって異なる。例えば、第1ターンの実行条件は、育成メインゲームの開始であり、第30ターンおよび第54ターンの実行条件は、イベント画面220bに表示される操作部(図27A参照)が操作されたことである。
継承イベントの実行条件が成立すると(P22-1のYES)、育成ゲーム実行部701aは、継承第1世代および継承第2世代の育成キャラクタに紐付く因子情報を読み出す(P22-2)。また、育成ゲーム実行部701aは、読み出した因子情報のそれぞれについて発動有無等を順番に決定するための処理順を示す番号をセット(ナンバリング)する(P22-3)。そして、育成ゲーム実行部701aは、P22-3で各因子情報に設定された番号に基づいて、1の因子を処理対象に設定し(P22-4)、その発動確率を設定する(P22-5)。
なお、発動確率は、因子レベル、因子情報、相性レベルに基づいて設定される。そして、育成ゲーム実行部701aは、P22-5で設定された発動確率に基づいて、処理対象の因子を発動させるか否かを抽選により決定する(P22-6)。処理対象の因子について、発動することが決定された場合(P22-7のYES)、因子種別が基礎能力因子またはレース因子であるかを判定する(P22-8)。因子種別が基礎能力因子またはレース因子である場合(P22-8のYES)、因子種別および因子レベルに基づいて、対象となる能力パラメータの上昇値を決定する(P22-9)。また、育成ゲーム実行部701aは、能力パラメータ、適性パラメータの上昇値、および、獲得するスキルヒント等を含む継承情報を記憶する(P22-10)。
育成ゲーム実行部701aは、全ての処理対象について、P22-4からP22-10の処理が完了していない場合(P22-11のNO)、新たに処理対象を設定し(P22-4)、上記と同様の処理を繰り返す。全ての処理対象について処理が完了すると(P22-11のYES)、育成ゲーム実行部701aは、継承イベントにかかるイベント画面220bを表示する(P22-12)。そして、育成ゲーム実行部701aは、P22-10で記憶した継承情報に基づいて、各種のパラメータを更新する(P22-13)。
なお、ここでは、理解を容易とするために、プレイヤ端末1において育成ゲーム実行部701aが、因子の発動有無を決定する処理を実行することとした。ただし、因子の発動有無は、サーバ1000において育成ゲーム実行部1101aが決定してもよい。この場合、サーバ1000で決定された情報をプレイヤ端末1が受信し、受信した情報に基づいて、育成ゲーム実行部701aがイベント画面220bを表示する処理を行えばよい。
図61に戻り、上記の育成段階処理が終了すると、プレイヤ端末1において、育成ゲーム実行部701aが育成ゲーム終了処理(P8)を実行する。育成ゲーム実行部701aは、育成ゲーム終了処理において、育成ゲームにおいて育成された育成キャラクタに関する情報をゲーム情報記憶部751に記憶する。また、育成ゲーム実行部701aは、終了情報をサーバ1000に送信する。この終了情報には、育成キャラクタに関する情報等が含まれる。サーバ1000では、終了情報を受信すると、育成ゲーム終了処理部1102aが、育成ゲーム終了処理(S8)を実行する。
図74は、サーバ1000における育成ゲーム終了処理を説明するフローチャートである。育成ゲーム終了処理部1102aは、プレイヤ端末1から受信した終了情報に基づいて、評価点を導出する(S8-1)。また、育成ゲーム終了処理部1102aは、導出した評価点に基づいて、育成ランクを導出する(S8-2)。
また、育成ゲーム終了処理部1102aは、育成キャラクタが獲得する因子を決定する(S8-3)。また、育成ゲーム終了処理部1102aは、獲得したファン数に基づいてクラスを決定する(S8-4)。また、育成ゲーム終了処理部1102aは、育成ランクあるいはファン数等、所定のパラメータに基づいて、親愛度ポイントを決定する(S8-5)。なお、詳しい説明は省略するが、親愛度ポイントは、育成キャラクタではなく、育成キャラクタの元となるキャラクタに付与されるポイントである。
上記したストーリ画面は、キャラクタごとに複数設けられており、一部のストーリ画面には解放条件が設定されている。ストーリ画面の中には、解放条件として親愛度ポイントが設定されているものがあり、親愛度ポイントが閾値以上となることで、プレイヤは、当該ストーリ画面を視聴可能となる。
また、育成ゲーム終了処理部1102aは、二つ名を決定する(S8-6)。ここでは、育成メインゲームで達成された条件を確認し、育成キャラクタが獲得する二つ名が決定される。また、育成ゲーム終了処理部1102aは、獲得したファン数に基づいて、第1のゲーム内通貨の付与量を決定し(S8-7)、他の情報に基づいて第2のゲーム内通貨の付与量を決定する(S8-8)。例えば、第2のゲーム内通貨は、サポートカードのレベル強化に使用可能であり、今回の育成ゲームで使用したサポートカードに基づいて付与量が決定される。
そして、育成ゲーム終了処理部1102aは、評価点、育成ランク、能力パラメータ、適性パラメータ、獲得済みスキル、継承情報、因子情報、クラス、二つ名等を含む育成キャラクタ情報を、当該プレイヤのプレイヤIDに紐付けて、ゲーム情報記憶部1151に記憶する(S8-9)。また、育成ゲーム終了処理部1102aは、育成結果情報をセットし、プレイヤ端末1に受信させる(S8-10)。
図61に戻り、育成結果情報を受信すると、育成完了時処理部702aは、育成ゲーム終了処理(P9)を実行する。ここでは、育成完了時処理部702aは、受信した育成結果情報をゲーム情報記憶部751に記憶する。また、育成完了時処理部702aは、育成結果情報に基づいて、育成完了画面330(図41A、図41B、図41C参照)をディスプレイ26に表示する。
以上の処理により、上記した育成ゲームが実現される。また、育成ゲームによって育成(作成)された育成キャラクタに係る育成キャラクタ情報が、プレイヤIDに紐付けて記憶される。なお、上記したプレイヤ端末1およびサーバ1000における処理は一例に過ぎない。また、上記した各処理は、プレイヤ端末1のみで実行されてもよいし、サーバ1000のみで実行されてもよい。
<チーム競技ゲームに係る処理>
図75は、チーム競技ゲームに係るプレイヤ端末1およびサーバ1000の処理を説明する第1のシーケンス図である。図76は、チーム競技ゲームに係るプレイヤ端末1およびサーバ1000の処理を説明する第2のシーケンス図である。図75に示すように、チーム競技ゲーム画面400Aにおいてチーム編成開始操作(編成選択操作部403のタップ)が入力されると、チーム競技ゲーム実行部702aは、チーム編成開始情報をサーバ1000に送信する(P201)。
サーバ1000では、チーム編成開始情報を受信すると、チーム競技ゲーム実行部1103aが、チーム編成情報を取得し、プレイヤ端末1が受信可能となるようにセットする(S201)。ここでは、チーム競技ゲーム実行部1103aは、受信したチーム編成開始情報からプレイヤIDを特定し、特定したプレイヤIDに紐付けられたチーム編成情報をゲーム情報記憶部1151から取得してセットする。
プレイヤ端末1がチーム編成情報を受信すると、チーム競技ゲーム実行部702aは、受信したチーム編成情報を、ゲーム情報記憶部751に記憶する(P202)。また、チーム競技ゲーム実行部702aは、受信したチーム編成情報に基づいて、チーム編成画面410をディスプレイ26に表示する(P203)。
ここでは、チーム編成開始操作が入力された場合に、サーバ1000から受信したチーム編成情報に基づいて、チーム競技ゲーム実行部702aがチーム編成画面410を表示している。ただし、チーム編成開始操作が入力された場合に、サーバ1000との通信を行わずに、チーム競技ゲーム実行部702aが、ゲーム情報記憶部751に記憶されているチーム編成情報に基づいて、チーム編成画面410を表示してもよい。
チーム編成画面410において登録先選択操作(キャラクタアイコン411のタップ)が入力されると、チーム競技ゲーム実行部702aが、育成キャラクタ要求情報をサーバ1000に送信する(P204)。サーバ1000では、育成キャラクタ要求情報を受信すると、チーム競技ゲーム実行部1103aが、育成キャラクタ情報を取得し、プレイヤ端末1が受信可能となるようにセットする(S202)。ここでは、チーム競技ゲーム実行部1103aは、受信した育成キャラクタ要求情報からプレイヤIDを特定し、特定したプレイヤIDに紐付けられた育成キャラクタ情報をゲーム情報記憶部1151から取得してセットする。
プレイヤ端末1が育成キャラクタ情報を受信すると、チーム競技ゲーム実行部702aは、受信した育成キャラクタ情報を、ゲーム情報記憶部751に記憶する(P205)。また、チーム競技ゲーム実行部702aは、受信した育成キャラクタ情報に基づいて、育成キャラクタ一覧画面420をディスプレイ26に表示する(P206)。
ここでは、登録先選択操作が入力された場合に、サーバ1000から受信した育成キャラクタ情報に基づいて、チーム競技ゲーム実行部702aが育成キャラクタ一覧画面420を表示している。ただし、登録先選択操作が入力された場合に、サーバ1000との通信を行わずに、チーム競技ゲーム実行部702aが、ゲーム情報記憶部751に記憶されている育成キャラクタ情報に基づいて、育成キャラクタ一覧画面420を表示してもよい。
チーム編成画面410または育成キャラクタ一覧画面420において、詳細表示操作(キャラクタアイコン411または育成キャラクタアイコン422の長押し操作)が入力されると、チーム競技ゲーム実行部702aが、キャラクタ詳細ダイアログ185Aをディスプレイ26に表示する(P207)。
また、育成キャラクタ一覧画面420において、育成キャラクタアイコン422がタップされると、チーム競技ゲーム実行部702aは、タップされた育成キャラクタアイコン422に対応する育成キャラクタを仮選択状態とする。そして、登録キャラクタ決定操作(決定操作部423のタップ)が入力されると、チーム競技ゲーム実行部702aが、仮選択状態中の育成キャラクタを変更情報として仮記憶する(P208)。また、チーム競技ゲーム実行部702aは、チーム編成画面410をディスプレイ26に更新表示する(P209)。この更新表示では、変更情報として仮記憶されている育成キャラクタに対応するキャラクタアイコン411がチーム編成画面410に表示される。
チーム編成画面410において、確定操作(確定操作部412のタップ)が入力されると、チーム競技ゲーム実行部702aが、変更情報に基づいて、ゲーム情報記憶部751のチーム編成情報を更新する(P210)。また、チーム競技ゲーム実行部702aは、更新後のチーム編成情報をサーバ1000に送信する(P211)。サーバ1000では、受信したチーム編成情報に基づいて、チーム競技ゲーム実行部1103aが、ゲーム情報記憶部1151のチーム編成情報を更新する(S203)。
また、図76に示すように、対戦チーム要求操作(チーム競技ゲーム画面400Aにおけるチーム競技ゲーム開始操作部404のタップ、または、対戦チーム選択画面440におけるリロード操作部442のタップ)が入力されると、チーム競技ゲーム実行部702aは、対戦チーム要求情報をサーバ1000に送信する(P221)。サーバ1000では、対戦チーム要求情報を受信すると、チーム競技ゲーム実行部1103aが、対戦チーム取得処理を実行する(S221)。
対戦チーム取得処理では、チーム競技ゲーム実行部1103aが、ゲーム情報記憶部1151に記憶されているチーム編成情報から3つのチーム編成情報を抽出する。ここでは、プレイヤチームの総合評価点に対して、第1の範囲、第2の範囲、第3の範囲内の総合評価点を有するチームが、それぞれ所定条件にしたがって抽出される。そして、チーム競技ゲーム実行部1103aは、上記の各範囲内で抽出したチームから1つを抽選によって決定することで、3つの対戦チームを決定する。そして、チーム競技ゲーム実行部1103aは、決定した3つの対戦チームに関する情報を含む対戦チーム情報をセットする。
プレイヤ端末1が対戦チーム情報を受信すると、チーム競技ゲーム実行部702aは、対戦チーム選択画面440をディスプレイ26に表示する(P222)。そして、プレイヤ端末1において、対戦チーム選択操作(対戦チームアイコン441のタップ)が入力されると、チーム競技ゲーム実行部702aは、レース結果要求情報をサーバ1000に送信する(P223)。サーバ1000では、レース結果要求情報を受信すると、チーム競技ゲーム実行部1103aが、レース結果導出処理を実行する(S222)。
図77は、サーバ1000におけるレース結果導出処理を説明するフローチャートである。チーム競技ゲーム実行部1103aは、ゲーム情報記憶部1151から、プレイヤのチーム編成情報を取得する(S222-1)。また、チーム競技ゲーム実行部1103aは、ゲーム情報記憶部1151から、プレイヤが選択した対戦チームのチーム編成情報を取得する(S222-2)。また、チーム競技ゲーム実行部1103aは、5種目のレースの実行順序、すなわち、レースの順番を抽選により決定する(S222-3)。ここでは、レースの実行順序が早い方から順に、「1」から「5」のレース番号が付される。
また、チーム競技ゲーム実行部1103aは、レース結果等を導出する処理の対象となるレース(処理レース)を示す処理レース番号nに「0」をセットする(S222-4)。そして、チーム競技ゲーム実行部1103aは、処理レース番号nに「1」を加算する(S222-5)。チーム競技ゲーム実行部1103aは、処理レース番号nと同じレース番号が付されたレース種目に登録されている、プレイヤの3体の登録キャラクタの情報をセットする(S222-6)。ここでは、登録キャラクタに紐付けられた情報のうち、例えば、能力パラメータ、適性パラメータ、獲得済みスキル等、レース結果に影響を及ぼす情報がセットされる。
次に、チーム競技ゲーム実行部1103aは、処理レース番号nと同じレース番号が付されたレース種目に登録されている、対戦チームの3体の登録キャラクタの情報をセットする(S222-7)。ここでは、S222-6と同様に、レース結果に影響を及ぼす情報がセットされる。次に、チーム競技ゲーム実行部1103aは、プレイヤおよび対戦チームの登録キャラクタ以外に、NPCのキャラクタの情報をセットする(S222-8)。
次に、チーム競技ゲーム実行部1103aは、S222-6からS222-8でセットした情報に基づいてシミュレーションを実行し(S222-9)、全出走キャラクタの順位を決定、記憶する(S222-10)。次に、チーム競技ゲーム実行部1103aは、S222-10で決定した全出走キャラクタの順位に基づいて、処理レースの勝敗を決定し、記憶する(S222-11)。次に、チーム競技ゲーム実行部1103aは、S222-9のシミュレーション結果に基づき、プレイヤの3体の登録キャラクタそれぞれについて、レースポイントを決定し、記憶する(S222-12)。また、ここでは、種目別レースポイントが決定、記憶される。次に、チーム競技ゲーム実行部1103aは、シミュレーション結果に基づき、プレイヤの3体の登録キャラクタそれぞれについて、獲得したファン数を決定し、記憶する(S222-13)。なお、図77に示すS222-9からS222-13の処理の順序は一例に過ぎず、処理の順番は、必要な情報を導出することができれば適宜設計変更可能である。
チーム競技ゲーム実行部1103aは、処理レース番号nが5以上になるまで、上記S222-5からS222-13の処理を繰り返す(S222-14のNO)。処理レース番号nが5以上になると(S222-14のYES)、すなわち、5種目のレース全てのレース結果が導出されると、チーム競技ゲーム実行部1103aは、各レース結果に基づいて、プレイヤチームの勝敗を決定し、記憶する(S222-15)。
また、チーム競技ゲーム実行部1103aは、各レースに出走したプレイヤの全ての登録キャラクタについて、各登録キャラクタが獲得したレースポイントに基づいて順位を決定し、記憶する(S222-16)。つまり、ここでは、プレイヤの登録キャラクタの中で、最もレースポイントが高い登録キャラクタを第1位とし、最もレースポイントが低い登録キャラクタを第15位とする順位付けがなされる。また、チーム競技ゲーム実行部1103aは、総合レースポイントを決定し、記憶する(S222-17)。
S222-17で決定した総合レースポイントが、判定期間中の最高スコア(最高ポイント)である場合(S222-18のYES)、チーム競技ゲーム実行部1103aは、他のプレイヤの判定期間中の最高スコアと比較して、全プレイヤの中でのプレイヤのランキングを決定し、記憶する(S222-19)。また、ここでは、当該プレイヤの総合レースポイントが、プレイヤIDに紐付けてゲーム情報記憶部1151に記憶される。
つまり、判定期間中は、各プレイヤが獲得した最高の総合レースポイントが記憶され、最高の総合レースポイントによって、プレイヤのランキングが導出される。なお、判定期間は例えば1週間であり、毎週、所定のタイミングで、各プレイヤの総合レースポイントがリセットされる。つまり、ランキングは、1週間単位で導出されることとなる。
なお、判定期間中のランキングにより、プレイヤのクラス分けがなされる。クラスは、例えば6つに分類されており、プレイヤはいずれかのクラスに分類されている。また、プレイヤのランキングは、クラス内におけるランキングであり、各クラスにおける上位の所定順位内のプレイヤが昇級し、各クラスにおける下位の所定順位内のプレイヤが降級する。ただし、クラス分けは必須ではなく、全てのプレイヤでランキングが争われてもよい。
チーム競技ゲーム実行部1103aは、S222-9からS222-19で決定、記憶された情報を含むレース結果情報をセットし、プレイヤ端末1に受信させる(S222-20)。
図76に戻り、プレイヤ端末1がレース結果情報を受信すると、チーム競技ゲーム実行部702aは、受信したレース結果情報をゲーム情報記憶部751に記憶する(P224)。また、チーム競技ゲーム実行部702aは、開始確認画面450をディスプレイ26に表示する(P225)。
開始確認画面450において、開始操作(開始操作部452のタップ)が入力されると、チーム競技ゲーム実行部702aは、レース結果表示処理を実行する(P226)。ここでは、チーム競技実行部703aは、結果一覧画面460をディスプレイ26に表示する。また、チーム競技ゲーム実行部702aは、結果一覧画面460においてレース動画再生選択部461がタップされると、レース動画を再生する。また、チーム競技ゲーム実行部702aは、結果一覧画面460において結果表示選択部462がタップされると、レース結果を表示する。また、チーム競技ゲーム実行部702aは、総合レース結果画面470、スコア一覧画面480を、プレイヤの操作入力に基づいて表示する。
プレイヤ端末1において、レース結果が表示されると、チーム競技ゲーム実行部702aは、プレイヤ情報記憶部750のプレイヤ情報を更新する(P227)。ここでは、例えば、チーム競技ゲームの回数に関する情報、判定期間内で獲得した総合レースポイントの最高ポイントに関する情報等が含まれる。また、ここでは、チーム競技ゲーム実行部702aは、更新後のプレイヤ情報をサーバ1000に送信する。サーバ1000では、プレイヤ情報を受信すると、チーム競技ゲーム実行部1103aが、プレイヤ情報記憶部1150のプレイヤ情報を更新する(S223)。
以上の処理により、上記したチーム競技ゲームが実現される。なお、上記したプレイヤ端末1およびサーバ1000における処理は一例に過ぎない。また、上記した各処理は、プレイヤ端末1のみで実行されてもよいし、サーバ1000のみで実行されてもよい。
以上、添付図面を参照しながら実施形態の一態様について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変形例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態で説明したゲーム性、プレイヤ端末1およびサーバ1000における処理は一例に過ぎない。いずれにしても、情報処理プログラムは、以下の処理を、コンピュータ(実施形態ではプレイヤ端末1およびサーバ1000のいずれか一方または双方)に遂行させるものであればよい。
(コンピュータに遂行させる処理)
複数の種別ゲーム(実施形態では短距離レース、マイルレース、中距離レース、長距離レース、ダートレース)を含む特定ゲーム(実施形態ではチーム競技ゲーム)において、複数の種別ゲームのそれぞれに使用するキャラクタ(実施形態では育成キャラクタ)をプレイヤに選択可能とする処理(実施形態ではP203)。
プレイヤにより選択されたキャラクタを、種別ゲームごとに設定する処理(実施形態ではS222-6)。
種別ゲームのゲーム結果である個別ゲーム結果(実施形態では、5種目のレースそれぞれの勝敗、登録キャラクタの順位)を、種別ゲームごとに導出する処理(実施形態ではS222-10、S222-11)。
種別ゲームに使用されたキャラクタに紐付けられた所定のパラメータ(実施形態ではレースポイント)を決定する処理(実施形態ではS222-12)。
所定のパラメータに基づき、プレイヤの選択により特定ゲームで使用された複数のキャラクタの順位付けを行う処理(実施形態ではS222-16)。
複数の種別ゲームそれぞれの個別ゲーム結果、もしくは、所定のパラメータに基づいて、特定ゲームのゲーム結果である総合ゲーム結果(実施形態ではチーム(プレイヤ)の勝敗、総合レースポイント、プレイヤのランキング)を導出する処理(実施形態ではS222-15、S222-17、S222-19)。
なお、上記実施形態では、育成ゲームについて説明したが、ゲームジャンルおよびゲームの内容は特に限定されない。上記実施形態では、プレイヤが育成した育成キャラクタが特定ゲームに使用されることとしたが、特定ゲームにおいて、単にプレイヤが所持するキャラクタが使用されてもよい。
また、上記実施形態では、種別ゲームとして、対戦チームと着順を競うレースが実行されることとした。ただし、種別ゲームの内容は特に限定されない。また、種別ゲームに使用されるキャラクタの数は1以上であればよく、その数は限定されない。また、上記実施形態では、個別ゲーム結果として、登録キャラクタの順位、レースの勝敗が導出されることとした。ただし、個別ゲーム結果として導出される情報はこれに限定されない。例えば、種別ゲームに使用されるキャラクタのタイムやスコア等のパラメータが導出されるとしてもよい。
また、上記実施形態では、種別ゲームに使用されたキャラクタに紐付けられた所定のパラメータ(実施形態ではレースポイント)が、個別ゲーム結果(実施形態では着順)に基づいて決定されることとした。ただし、レースポイントは、着順等に基づくことなく、例えば、単にスキルの発動数やタイム等にのみ基づいて導出されてもよい。
また、上記実施形態では、総合ゲーム結果として、チームの勝敗、総合レースポイント、プレイヤのランキングが導出されることとした。ただし、総合ゲーム結果として導出される情報はこれに限定されない。例えば、総合ゲーム結果として、プレイヤのランキングのみが導出されてもよい。
また、上記実施形態では、総合ゲーム結果としてのチームの勝敗が、個別ゲーム結果(各レースの勝敗数)に基づいて導出されることとした。ただし、総合ゲーム結果は、所定のパラメータ(レースポイント)に基づいて導出されてもよい。例えば、プレイヤチームと対戦チームとのそれぞれについて総合レースポイントが導出され、総合レースポイントの高いチームを勝者とするといった設定がなされてもよい。
また、総合ゲーム結果を導出する処理は、所定のパラメータに基づいて、1回の特定ゲームにおける合計ポイント(実施形態では総合レースポイント)を算出して、総合ゲーム結果として導出する処理(実施形態ではS222-17)を含む。
また、特定ゲームの合計ポイントにより、複数のプレイヤ間の順位付け(実施形態ではランキング、S222―19)を行う処理が実行される。
また、個別ゲーム結果を、種別ゲームごとに導出する処理は、複数の種別ゲームについて、所定の順番で個別ゲーム結果を導出する。上記実施形態では、5種目のレースの実行順序が抽選によりランダムに決定されることとしたが、常に、同じ順番でレースが実行されてもよい。
なお、上記実施形態、および、各種変形例における処理を実行するための情報処理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的記憶媒体に格納され、記憶媒体として提供されてもよい。さらには、この記憶媒体を含むゲーム端末装置が提供されてもよい。また、上記実施形態、および、各種変形例は、各機能およびフローチャートに示すステップを実現する情報処理方法としてもよい。