添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成について説明するものであり、本明細書で説明する概念が実践され得る唯一の構成を表すものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与える目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることは当業者に明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および構成要素は、ブロック図の形態で示される。
次に、様々な装置および方法を参照しながら、電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法について、以下の詳細な説明において説明し、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示す。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装されてもよい。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
例として、要素、もしくは要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装されてもよい。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアを含む。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
したがって、1つまたは複数の態様では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして、記憶または符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、およびフロッピーディスク(disk)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
本明細書で説明するのは、低レイテンシ通信技術(たとえば、超低レイテンシ(ULL)LTE)でフィードバックを通信することに関する様々な態様である。たとえば、低レイテンシ通信技術は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)などのレガシーワイヤレス通信技術に基づいてもよいが、異なる長さの送信時間間隔(TTI)を利用してもよい(たとえば、低レイテンシ通信技術は、レガシー通信技術よりも短いTTI持続時間を有してもよい)。たとえば、レガシーLTE技術は、LTEにおいて定義されたサブフレームの持続時間(たとえば、1ミリ秒)を有するTTIを利用してもよく、ULL LTE技術は、サブフレームよりも少ない持続時間を有するTTIに基づくものとすることができる。一例では、ULL LTEのTTIおよび関連する持続時間は、1つのシンボル、2つのシンボル、サブフレームスロットなど、サブフレームの定義された部分に基づくものとすることができ、サブフレームは、12~14個のシンボル、2つのスロットなどを有することができる。この点について、通信におけるより低いレイテンシは、より短く、より頻繁なTTIによって達成される。
2シンボルTTIを使用する低レイテンシ通信技術では、復調基準信号(DMRS)および制御データ(たとえば、アップリンク制御情報(UCI))は、周波数ダイバーシティを提供するために周波数ホッピングを使用して各シンボルにおいて送信され得る。しかしながら、いくつかの構成では、2つのシンボルのうちの一方はDMRS送信用に確保され、他方はデータ送信用に確保され得る。そのような構成では、複数のシンボルにわたる周波数ホッピングが使用できないことがある。たとえば、データ送信に使用されるシンボルは、UCIを示すために選択された巡回シフトを使用し得る。別の例では、データ送信に使用されるシンボルを介したリソースは、UCIを送信するための複数のビットをUEに提供するために、デシメーションファクタに基づいて1つまたは複数のUEに割り当てられ得る。一例では、リソースは、所与のUEのUCIペイロード(たとえば、UEが肯定応答(ACK)/否定ACK(NACK)フィードバック、チャネル品質インジケータ(CQI)フィードバックなどを送信するかどうか)に基づいて割り当てられ得る。さらに、一例では、DMRS送信用に確保されたシンボルは、DMRS送信の直交性を維持するための同じまたは異なるデシメーションファクタに基づいて周波数リソース(たとえば、サブキャリア、トーンなど)をUEに割り当てるために、同様に分割され得る。
加えて、たとえば、いくつかのTTIでは、両方のシンボルは、データを送信するために割り当てられてもよく、データのチャネル推定/復調について前のTTIにおける基準信号に依存してもよい。このことは、通常ならば各TTIにおいて2つのシンボルのうちの一方をDMRS送信用に割り振ることによって引き起こされるDMRSオーバーヘッドを低減することができる。加えて、2つの割り当てられたデータシンボルを有するTTIは、基準信号および/または制御データ用に割り当てられた1つまたは2つのシンボルを有するTTIとは対照的に、より多くのUCI(たとえば、一方または他方とは対照的に、ACK/NACKおよびCQI)を送信するために使用され得る。さらに、上記で説明した概念およびここで説明する概念は、2シンボルTTIに対応するものとして大まかに示され、同様の概念は、2つ以上のシンボルを有するTTIに適用されてもよく、ただし、少なくとも1つのTTIにおける少なくとも1つのシンボルは、基準信号送信用に割り当てられる。
最初に図1を参照すると、図は、本明細書で説明する態様によるワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、複数のアクセスポイント(たとえば、基地局、eNB、またはWLANアクセスポイント)105と、いくつかのユーザ機器(UE)115と、コアネットワーク130とを含む。アクセスポイント105は、UE115からUCI送信を受信するためにULL通信技術を使用してUE115と通信するためのリソースを割り振るように構成されたスケジューリング構成要素302を含み得る。同様に、UE115のうちの1つまたは複数は、UCIを送信するためにULL通信技術(たとえば、ULL LTE)を使用して1つまたは複数のアクセスポイント105と通信するように構成された通信構成要素361を含み得る。アクセスポイント105のうちのいくつかは、基地局コントローラ(図示せず)の制御下でUE115と通信してもよく、基地局コントローラは、様々な例では、コアネットワーク130またはいくつかのアクセスポイント105(たとえば、基地局またはeNB)の一部であり得る。アクセスポイント105は、バックホールリンク132を通して、コアネットワーク130と制御情報および/またはユーザデータを通信することができる。例では、アクセスポイント105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を介して、直接または間接的にのいずれかで互いと通信することができる。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で被変調信号を同時に送信することができる。たとえば、各通信リンク125は、上記で説明した様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られてもよく、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。
いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100の少なくとも一部分は、UE115のうちの1つまたは複数およびアクセスポイント105のうちの1つまたは複数が別の階層レイヤに対して低減されたレイテンシを有する階層レイヤ上での送信をサポートするように構成され得る複数の階層レイヤ上で動作するように構成されてもよい。いくつかの例では、UE115は、(「レガシー通信技術」に関し得る)第1のTTIを使用して第1のレイヤ送信をサポートする第1の階層レイヤおよび(「ULL通信技術」に関し得る)第1のTTIよりも短くてもよい第2のTTIを使用して第2のレイヤ送信をサポートする第2の階層レイヤのうちの1つまたは複数の上でアクセスポイント105と通信し得る。
他の例では、UE115は、第2の階層レイヤ上でのみアクセスポイント105と通信し得る。したがって、UE115は、第2の階層レイヤ上で通信し得るUE115の第2のクラスに属し得るが、別のUE115は、第1の階層レイヤ上でのみ通信し得るUE115の第1のクラスに属し得る。一例では、アクセスポイント105およびUE115は、第2のサブフレームタイプのサブフレームの送信を通して、第2の階層レイヤ上で通信し得る。アクセスポイント105は、第1の階層レイヤもしくは第2の階層レイヤのみに関する通信を送信し得るか、または第1の階層レイヤと第2の階層レイヤの両方のための通信を送信し得る。アクセスポイント105が第1の階層レイヤと第2の階層レイヤの両方をサポートする場合、通信構成要素361は、本明細書で説明するように、第1の階層レイヤおよび第2の階層レイヤに関するアクセスポイント105から受信された通信を優先するように構成され得る。
アクセスポイント105は、1つまたは複数のアクセスポイントアンテナを介して、UE115とワイヤレス通信し得る。アクセスポイント105サイトの各々は、それぞれのカバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、アクセスポイント105は、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、NodeB、eNodeB、ホームNodeB、ホームeNodeB、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることがある。基地局のためのカバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタ(図示せず)に分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのアクセスポイント105(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、および/またはピコ基地局)を含み得る。アクセスポイント105はまた、セルラーおよび/またはWLAN無線アクセス技術(RAT)などの異なる無線技術を利用し得る。アクセスポイント105は、同じまたは異なるアクセスネットワークまたは事業者展開に関連付けられ得る。同じもしくは異なるタイプのアクセスポイント105のカバレージエリアを含む、同じもしくは異なる無線技術を利用する、および/または同じもしくは異なるアクセスネットワークに属する、異なるアクセスポイント105のカバレージエリアは、重複し得る。
LTE/LTE-Aおよび/またはULL LTE通信技術を使用するネットワーク通信システムでは、発展型ノードB(eNodeBまたはeNB)という用語は、一般に、アクセスポイント105を表すために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのアクセスポイントが様々な地理的領域にカバレージを提供する異種LTE/LTE-A/ULL LTEネットワークであり得る。たとえば、各アクセスポイント105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルなどのスモールセルは、低電力ノードすなわちLPNを含み得る。マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、一般に、比較的小さい地理的エリアをカバーすることになり、たとえば、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得、無制限アクセスに加えて、スモールセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスも提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートし得る。
コアネットワーク130は、1つまたは複数のバックホールリンク132(たとえば、S1インターフェースなど)を介して、eNBまたは他のアクセスポイント105と通信し得る。アクセスポイント105はまた、たとえば、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェースなど)を介しておよび/またはバックホールリンク132を介して(たとえば、コアネットワーク130を通して)、直接または間接的に互いと通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、アクセスポイント105は、同様のフレームタイミングを有してもよく、異なるアクセスポイント105からの送信は、時間的にほぼ整合され得る。非同期動作の場合、アクセスポイント105は、異なるフレームタイミングを有してもよく、異なるアクセスポイント105からの送信は、時間的に整合されないことがある。さらに、第1の階層レイヤおよび第2の階層レイヤにおける送信は、アクセスポイント105の間で同期されてもよく、同期されなくてもよい。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに使用され得る。
UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され、各UE115は、固定またはモバイルであり得る。UE115はまた、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることがある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、腕時計または眼鏡などの着用可能なアイテム、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、マクロeNodeB、スモールセルeNodeB、リレーなどと通信することが可能であり得る。UE115はまた、セルラーアクセスネットワークもしくは他のWWANアクセスネットワーク、またはWLANアクセスネットワークなどの、異なるアクセスネットワークを介して通信することが可能であり得る。
ワイヤレス通信システム100内に示された通信リンク125は、UE115からアクセスポイント105へのアップリンク(UL)送信、および/またはアクセスポイント105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。通信リンク125は、各階層レイヤの送信を搬送することができ、送信は、いくつかの例では、通信リンク125において多重化され得る。UE115は、たとえば、多入力多出力(MIMO)、キャリアアグリゲーション(CA)、多地点協調(CoMP)、または他の方式によって、複数のアクセスポイント105と協調して通信するように構成され得る。MIMO技法は、複数のデータストリームを送信するために、アクセスポイント105上の複数のアンテナおよび/またはUE115上の複数のアンテナを使用する。キャリアアグリゲーションは、データ送信のために同じまたは異なるサービングセル上で2つ以上のコンポーネントキャリアを利用し得る。CoMPは、UE115のための全体的な送信品質を改善するためのいくつかのアクセスポイント105による送信および受信の協調、ならびにネットワークおよびスペクトル利用の増加のための技法を含み得る。
上述のように、いくつかの例では、アクセスポイント105およびUE115は、複数のキャリア上で送信するためにキャリアアグリゲーションを利用し得る。いくつかの例では、アクセスポイント105およびUE115は、第1の階層レイヤにおいて、フレーム内で、2つ以上の別個のキャリアを使用する第1のサブフレームタイプを各々が有する1つまたは複数のサブフレームを同時に送信し得る。各キャリアは、たとえば、20MHzの帯域幅を有し得るが、他の帯域幅が利用されてもよい。UE115は、いくつかの例では、別個のキャリアのうちの1つまたは複数の帯域幅よりも大きい帯域幅を有する単一のキャリアを利用して、第2の階層レイヤにおいて1つまたは複数のサブフレームを受信および/または送信し得る。たとえば、4つの別個の20MHzキャリアが第1の階層レイヤにおいてキャリアアグリゲーション方式で使用される場合、単一の80MHzキャリアが第2の階層レイヤにおいて使用され得る。80MHzキャリアは、4つの20MHzキャリアのうちの1つまたは複数によって使用される無線周波数スペクトルと少なくとも部分的に重複する無線周波数スペクトルの一部分を占有し得る。いくつかの例では、第2の階層レイヤタイプのためのスケーラブルな帯域幅は、さらなる拡張データレートを提供するために、上記で説明したようなより短いRTTを提供する組合せ技法であり得る。
ワイヤレス通信システム100によって用いられ得る異なる動作モードの各々は、周波数分割複信(FDD)または時分割複信(TDD)に従って動作し得る。いくつかの例では、異なる階層レイヤは、異なるTDDモードまたはFDDモードに従って動作し得る。たとえば、第1の階層レイヤはFDDに従って動作し得るが、第2の階層レイヤはTDDに従って動作し得る。いくつかの例では、OFDMA通信信号は、各階層レイヤのLTEダウンリンク送信のために通信リンク125において使用され得るが、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)通信信号は、各階層レイヤにおけるLTEアップリンク送信のために通信リンク125において使用され得る。
一例では、アクセスポイント105は、持続時間がサブフレーム未満のTTIを有するULL通信技術を使用して通信するために、リソースをUE115に割り当てることができる。たとえば、ULL通信技術は、少なくとも2シンボルTTIを有してもよく、少なくとも1つのTTIにおける1つのシンボルは、基準信号(たとえば、DMRS)を送信するために使用される。この例では、スケジューリング構成要素302は、UE115および他のUEが少なくとも1つのTTIの少なくとも1つのシンボルにおいて直交基準信号を送信することを可能にするように、デシメーションファクタに基づく1つまたは複数の連続周波数リソースを介して基準信号を送信するために、UE115のためのリソース割当てを生成することができる。別の例では、スケジューリング構成要素302は、同様に同じまたは異なるデシメーションファクタに基づく1つまたは複数の連続周波数リソースを介して別のシンボル(たとえば、TTIの第2のシンボル、別のTTIの複数のシンボルなど)において同様にUCIを送信するために、UE115のためのリソース割当てを生成し得る。UE115は、UCIを示すための、このシンボルを介してデータ信号を送信するための巡回シフトを選択し得る。一例では、アクセスポイント105は、UCIのペイロードに基づいて、いくつかの周波数リソースをUE115に割り当て得る(たとえば、より多くの周波数リソース割当ては、より多くのUCIビットを示すためのより多くの可能な巡回シフトを可能にし得る)。特定の例では、アクセスポイント105は、シンボルのすべての周波数リソースをUE115に割り当て得るか、または、周波数リソースの一部分をUE115に割り当て、他の部分を他のUEに割り当て得る。
図2は、LTEまたはULL LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のスモールセルeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。スモールセルeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、マイクロセル、またはリモートラジオヘッド(RRH)などの低電力クラスの1つまたは複数のセルを提供し得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202内のすべてのUE206にコアネットワーク130へのアクセスポイントを提供するように構成される。一態様では、eNB204および/または208は、UE206からUCI送信を受信するためにULL通信技術を使用してUE206と通信するためのリソースを割り振るように構成されたスケジューリング構成要素302を含み得る。同様に、UE206のうちの1つまたは複数は、UCIを送信するためにULL通信技術(たとえば、ULL LTE)を使用して1つまたは複数のeNB204および/または208と通信するように構成された通信構成要素361を含み得る。アクセスネットワーク200のこの例では集中型コントローラはないが、代替構成では集中型コントローラが使用され得る。eNB204および/または208は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびコアネットワーク130の1つまたは複数の構成要素への接続性を含む、すべての無線関連機能を担うことができる。
アクセスネットワーク200によって用いられる変調方式および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて変わる場合がある。LTEまたはULL LTE適用例では、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、DL上ではOFDMが使用される場合があり、UL上ではSC-FDMAが使用される場合がある。当業者が以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示する様々な概念は、LTE適用例に好適である。しかしながら、これらの概念は、他の変調技法および多元接続技法を用いる他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張され得る。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、ブロードバンドインターネットアクセスを移動局に提供するためにCDMAを用いる。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W-CDMA)およびTD-SCDMAなどのCDMAの他の変形態を用いるユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、TDMAを用いるモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ならびにOFDMAを用いる発展型UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、およびFlash-OFDMに拡張され得る。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTEおよびGSM(登録商標)は、3GPP団体による文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体による文書に記載されている。用いられる実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存する。
eNB204および/または208は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB204および/または208は、空間領域を活用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートすることが可能になる。空間多重化は、同じ周波数上でデータの異なるストリームを同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを上げるために単一のUE206に送信されてもよく、または全体的なシステム容量を増大させるために複数のUE206に送信されてもよい。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いで、空間的にプリコーディングされた各ストリームをDL上で複数の送信アンテナを通して送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE206に到達し、これにより、UE206の各々は、そのUE206に向けられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上では、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204および/または208は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
空間多重化は、一般に、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり好ましくないとき、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるために、ビームフォーミングが使用され得る。このことは、複数のアンテナを通して送信するためにデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせて単一のストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
以下の詳細な説明では、アクセスネットワークの様々な態様について、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながら説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアにわたってデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは、厳密な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」をもたらす。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、各OFDMシンボルにガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形態でSC-FDMAを使用し得る。
図3は、アクセスネットワークにおいてUE350と通信しているeNB310のブロック図である。DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ375に与えられる。コントローラ/プロセッサ375は、L2レイヤの機能を実施する。DLでは、コントローラ/プロセッサ375は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並べ替え、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化、ならびに、様々な優先度メトリックに基づくUE350への無線リソース割振りを行う。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作、紛失したパケットの再送信、およびUE350へのシグナリングを担う。
送信(TX)プロセッサ316は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実施する。信号処理機能は、UE350における前方誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインターリービングと、様々な変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングとを含む。次いで、コーディングおよび変調されたシンボルは、並列ストリームに分割される。次いで、各ストリームは、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット信号)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成する。OFDMストリームは、空間的にプリコーディングされて、複数の空間ストリームを生成する。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE350によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。次いで、各空間ストリームは、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に与えられる。各送信機318TXは、送信用のそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調する。
加えて、eNB310は、UE350からUCI送信を受信するためにULL通信技術を使用してUE350と通信するためのリソースを割り振るように構成されたスケジューリング構成要素302を含み得る。スケジューリング構成要素302はコントローラ/プロセッサ375と結合されるものとして示されているが、eNB310の実質的に任意のプロセッサは、(たとえば、コントローラ/プロセッサ375、メモリ376と連携して、または他の方法で)本明細書で説明するスケジューリング構成要素302および/またはその関連する構成要素の機能を提供することができる。たとえば、TXプロセッサ316および/またはRXプロセッサ370は、追加または代替として、本明細書で説明するように、スケジューリング構成要素302の1つまたは複数の機能を提供することができる。
UE350において、各受信機354RXは、そのそれぞれのアンテナ352を通して信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ356に与える。RXプロセッサ356は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実施する。RXプロセッサ356は、情報に対して空間処理を実行して、UE350に向けられた任意の空間ストリームを復元する。複数の空間ストリームがUE350に向けられている場合、それらの空間ストリームは、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。次いで、RXプロセッサ356は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、eNB310によって送信された最も可能性が高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって計算されたチャネル推定値に基づいてもよい。次いで、軟判定は、物理チャネル上でeNB310によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために復号およびデインターリーブされる。次いで、データおよび制御信号は、コントローラ/プロセッサ359に与えられる。
コントローラ/プロセッサ359は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ360に関連付けられ得る。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケット再アセンブリ、暗号化解除、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を行う。次いで、上位レイヤパケットはデータシンク362に与えられ、データシンク362は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。様々な制御信号も、L3処理のためにデータシンク362に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する誤り検出を担う。
加えて、UE350は、UCIを送信するためにULL通信技術(たとえば、ULL LTE)を使用して1つまたは複数のアクセスポイント105と通信するように構成された通信構成要素361を含み得る。通信構成要素361はコントローラ/プロセッサ359と結合されるものとして示されているが、UE350の実質的に任意のプロセッサは、(たとえば、コントローラ/プロセッサ359、メモリ360と連携して、または他の方法で)本明細書で説明する通信構成要素361および/またはその関連する構成要素の機能を提供することができる。たとえば、TXプロセッサ368および/またはRXプロセッサ356は、追加または代替として、本明細書で説明するように、通信構成要素361の1つまたは複数の機能を提供することができる。
ULでは、データソース367は、上位レイヤパケットをコントローラ/プロセッサ359に与えるために使用される。データソース367は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB310によるDL送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並べ替え、ならびにeNB310による無線リソース割振りに基づく論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作、紛失したパケットの再送信、およびeNB310へのシグナリングを担う。
eNB310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択し、空間処理を容易にするために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して、異なるアンテナ352に与えられる。各送信機354TXは、送信用のそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調する。
UL送信は、UE350における受信機機能に関して説明した方式と同様の方式で、eNB310において処理される。各受信機318RXは、そのそれぞれのアンテナ320を通して信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ370に与える。RXプロセッサ370は、L1レイヤを実装し得る。
コントローラ/プロセッサ375は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ376に関連付けられ得る。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケット再アセンブリ、暗号化解除、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を行う。コントローラ/プロセッサ375からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担う。
図4は、ワイヤレス通信システムにおけるULL通信を管理するための、図において時間進行が左から右に伸びるULLタイムライン400、402の非限定的な例を示す図である。この例では、タイムライン400、402は、サブフレームの各シンボル内にシンボル持続時間のULLフレームを含む。タイムライン400、402は両方とも、ULL物理ダウンリンク制御チャネル(uPDCCH)および/またはULL物理ダウンリンク共有チャネル(uPDSCH)のためのTTIを表すシンボルと、ULL物理アップリンク制御チャネル(uPUCCH)および/またはULL物理アップリンク共有チャネル(uPUSCH)を含むTTIを表すシンボルとを示している。タイムライン400には、(たとえば、ノーマルCPの場合)所与のサブフレーム内に14個のシンボルが示されており、タイムライン402には、(たとえば、拡張CPの場合)所与のサブフレーム内に12個のシンボルが示されている。いずれの場合も、シンボルベースのTTIを利用することによって、ULLにおいてより低いレイテンシが達成される。他の例では、TTIは、2つ以上のシンボル、サブフレームのスロット(ただし、サブフレームは2つのスロットを含む)などであり得る。加えて、HARQプロセス応答時間は、3つのシンボル(または4つのシンボル、3つのデュアルシンボル、3つのスロットなど)とすることができる。図示の例では、uPDCCH/uPDSCHがシンボル0において送られ、HARQが処理され、サブフレーム内のシンボル4などにおいて送られる。さらに、本明細書で説明する態様によれば、所与のサブフレーム内のいくつかのシンボルは、ダウンリンク通信(たとえば、uPDCCH/uPDSCH)に割り振られ得るが、他のシンボルは、アップリンク通信(たとえば、uPUCCH/uPUSCH)に割り振られる。
図5は、低レイテンシワイヤレス通信における利用可能な帯域幅500(たとえば、システム帯域幅)または他の割振り空間上でのリソース割振りの非限定的な例を示す図である。システム帯域幅500では、リソースは、(垂直方向に表される)周波数の所与の一部分が1つまたは複数のTTIなどの(水平方向に表される)時間の一部分にわたって所与のUEに割り振られ得るように、FDMにおいて割り振られ、ただし、TTIは、1シンボル、2シンボル、スロットなどの持続時間のTTIであってもよい。たとえば、システム帯域幅500は、図示のように、サブフレームにわたって定義されてもよく、ULL送信510は、シンボルにおいて、2シンボルTTIなどまたはサブフレームの他の部分にわたって行われてもよい。
この例では、PUCCH502領域およびuPUCCH504領域は、システム帯域幅500の端部に示されており、これらの領域はそれぞれ、1つまたは複数のUEによってPUCCH/uPUCCH通信に割り振られ得る。残りの帯域幅500は、PUSCHおよび/またはuPUSCH506領域として割り振られ得る。このPUSCHおよび/またはuPUSCH506領域は、周波数内のサブキャリアに対応するいくつかの物理リソースブロック(PRB)を各々が含み得る、いくつかのブロック508を含み得る。ULL送信510は、一例では、PUSCHおよび/またはuPUSCH506領域の1つまたは複数のブロック508においてスケジュールされ得る。一例では、PUSCHおよび/またはuPUSCH506領域は、互いに分離することができ(たとえば、周波数分割多重化)、または重複してもよい。UCIは、PUSCHおよび/またはuPUSCHリソースを使用して送信され得る(たとえば、UEは、送信すべきデータを有するとき、SC-FDM特性を維持するためにuPUSCHリソースにおいてUCIも送信するようにスケジュールされ得るが、そうでない場合は、PUSCHリソースにおいてスケジュールされ得る)。
加えて、UEにおいてアクセスポイントから受信されるuPDSCHなどの各ダウンリンクチャネルの後に、UEからのUL ACK/NAK送信が続き得る。UL ACK/NACKのペイロードサイズは、1ビット(1つのコンポーネントキャリア(CC)上にスケジュールされた1つのUEの1つのコードワード(CW)に対する1つのACK/NAK)から、10ビット(CC当たり2つのCWを有する5つのCCにわたってスケジュールされたUE)など、拡張キャリアアグリゲーション(32個のCC)または(たとえば、DLが重いフレーム構造における)TDDの場合はさらに大きいサイズとすることができる。さらに、UEは、完全CQIフィードバックの4ビットまたは差分CQIフィードバックの2ビットを含み得るCQIフィードバックを提供するように要求され得る。したがって、uPUCCHは、アクティブなUEのACK/NAKフィードバックを処理し、アクセスポイントからの要求時にUEのCQIも処理することが可能であり得る。さらに、対応する低レイテンシ技術を考慮すると、たとえば、2つのシンボル、3つのシンボル、4つのシンボル、1つのスロットなど、uPUCCHについて異なるTTI長が想定され得る。uPUCCH TTI長は、ペイロード、UEのチャネル状態およびモビリティ状態などに依存し得る。たとえば、セルエッジUEは、アップリンク性能メトリックを達成するために1スロットuPUCCHを使用し得るが、セル中心ユーザの場合、2シンボルTTIで十分であり得る。さらに、uPDSCHおよびuPUCCHは、異なるTTI長を有してもよく、たとえば、uPDSCHは2シンボルTTIにわたってスケジュールされ、uPUCCHは(たとえば、アップリンクカバレージを改善するために)1スロットTTIにわたってスケジュールされ得る。したがって、複数のuPDSCHのACK/NAKフィードバックは、1つのアップリンクTTIにわたることがある。同様に、複数のUEのCQIは、1つのアップリンクTTIにわたってフィードバックされ得る。
したがって、本明細書で説明するように、低レイテンシ通信技術においてUCIを提供することは、UEが(たとえば、周波数ホッピングを通してまたはリソース割当てのためのくし型構造を使用して)チャネル周波数ダイバーシティを達成すること、SC-FDM特性に違反することを避けること、異なるUCIペイロードおよび/またはチャネル状態をサポートすること、1つのULリソースを介して他のUEと多重化すること、ならびに/あるいはDMRS用に2シンボルTTI内の1つのシンボルを確保することによって引き起こされるDMRSオーバーヘッドを低減することを可能にし得る。
図6~図8を参照すると、本明細書で説明するアクションまたは機能を実行することができる1つまたは複数の構成要素および1つまたは複数の方法に関して態様が示されている。一態様では、本明細書で使用する「構成要素」という用語は、システムを構成する部品のうちの1つであってもよく、ハードウェアまたはソフトウェアまたはそれらの何らかの組合せであってもよく、他の構成要素に分割されてもよい。図7~図8において以下で説明する動作は、特定の順序でおよび/または例示的な構成要素によって実行されるものとして提示されるが、アクションの順序およびアクションを実行する構成要素は、実装形態に応じて様々であり得ることを理解されたい。さらに、以下のアクションまたは機能は、特別にプログラムされたプロセッサ、特別にプログラムされたソフトウェアまたはコンピュータ可読媒体を実行するプロセッサによって、あるいは説明するアクションまたは機能を実行することが可能なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素の任意の他の組合せによって実行され得ることを理解されたい。
図6は、ULL通信をスケジュールするためのシステム600の一例を示す。システム600は、ワイヤレスネットワークにアクセスするためにeNB604と通信するUE602を含み、その例は、上記の図1~図3において説明されている(たとえば、アクセスポイント105、eNB204、スモールセルeNB208、eNB310、UE115、206、350など)。一態様では、eNB604およびUE602は、その上でダウンリンク信号609を介して通信するための1つまたは複数のダウンリンクチャネルを確立していることがあり、ダウンリンク信号609は、構成された通信リソースを介してeNB604からUE602に(たとえば、シグナリングにおいて)制御および/またはデータメッセージを通信するために、(たとえば、トランシーバ656を介して)eNB604によって送信され、(たとえば、トランシーバ606を介して)UE602によって受信され得る。さらに、たとえば、eNB604およびUE602は、その上でアップリンク信号608を介して通信するための1つまたは複数のアップリンクチャネルを確立していることがあり、アップリンク信号608は、構成された通信リソースを介してUE602からeNB604に(たとえば、シグナリングにおいて)制御および/またはデータメッセージを通信するために、(たとえば、トランシーバ606を介して)UE602によって送信され、(たとえば、トランシーバ656を介して)eNB604によって受信され得る。
本明細書でさらに説明するように、たとえば、eNB604は、リソースを示すことができる(リソース許可とも呼ばれる)リソース割当て680を通信することができ、UE602は、そのリソースを介してeNB604とあるデータを通信(たとえば、送信または受信)することになり、説明したように、リソースは、ULL通信技術に対応することができる。たとえば、ULL通信技術に関連するリソースは、ULLタイムライン(たとえば、図4のタイムライン400、402などの、持続時間がサブフレーム未満であるTTIを有するタイムライン)に関係することができ、かつ/またはシステム帯域幅(たとえば、図5のシステム帯域幅500)におけるリソースの割当てに対応し得る。一例では、リソース割当て680は、2シンボル(または3シンボル以上)TTIの1つまたは複数のシンボルにおいてUCIおよび/または関連するDMRSを送信するためのリソースに対応し得る。
一態様では、UE602は、たとえば、1つまたは複数のバス607を介して通信可能に結合され得る、1つもしくは複数のプロセッサ603および/またはメモリ605を含むことができ、UCIを送信するために1つまたは複数のリソース割当てに基づいてULL通信技術を使用して通信するための通信構成要素361と連携して動作するか、またはさもなければ通信構成要素361を実装することができる。たとえば、通信構成要素361に関連する様々な動作は、1つもしくは複数のプロセッサ603によって実装されるか、またはさもなければ実行され得、一態様では、単一のプロセッサによって実行され得るが、他の態様では、動作のうちの異なるものは、2つ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行され得る。たとえば、一態様では、1つまたは複数のプロセッサ603は、モデムプロセッサ、またはベースバンドプロセッサ、またはデジタル信号プロセッサ、または特定用途向け集積回路(ASIC)、または送信プロセッサ、受信プロセッサ、またはトランシーバ606に関連付けられたトランシーバプロセッサのうちの任意の1つまたは任意の組合せを含み得る。さらに、たとえば、メモリ605は、限定はしないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびにコンピュータまたは1つもしくは複数のプロセッサ603によってアクセスされ読み取られ得るソフトウェアおよび/またはコンピュータ可読コードもしくは命令を記憶するための任意の他の適切な媒体を含む非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。さらに、メモリ605またはコンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のプロセッサ603に常駐する、1つまたは複数のプロセッサ603の外部にある、1つまたは複数のプロセッサ603を含む複数のエンティティにわたって分散される、などであってもよい。
特に、1つもしくは複数のプロセッサ603および/またはメモリ605は、通信構成要素361またはその下位構成要素によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。たとえば、1つもしくは複数のプロセッサ603および/またはメモリ605は、1つまたは複数のeNBからリソース割当てを受信するための割当て受信構成要素610によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、割当て受信構成要素610は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ603の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ605に記憶され、本明細書で説明する特別に構成されたリソース割当て動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ603のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。さらに、たとえば、1つもしくは複数のプロセッサ603および/またはメモリ605は、UCI(たとえば、ACK/NACKフィードバック、CQIフィードバックなど)を示すためにリソース割当てによって割り当てられたリソースを介して送信するためのUCI指示構成要素612によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、UCI指示構成要素612は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ603の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ605に記憶され、本明細書で説明する特別に構成されたUCI指示動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ603のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。
同様に、一態様では、eNB604は、たとえば、1つまたは複数のバス657を介して通信可能に結合され得る、1つもしくは複数のプロセッサ653および/またはメモリ655を含むことができ、ULLワイヤレス通信においてUCIを送信するために1つまたは複数のUEのためのリソース割当てを通信するためのスケジューリング構成要素302と連携して動作するか、またはさもなければスケジューリング構成要素302を実装することができる。たとえば、スケジューリング構成要素302に関連する様々な機能は、1つもしくは複数のプロセッサ653によって実装されるか、またはさもなければ実行され得、上記で説明したように、一態様では、単一のプロセッサによって実行され得るが、他の態様では、機能のうちの異なるものは、2つ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行され得る。一例では、1つもしくは複数のプロセッサ653および/またはメモリ655は、UE602の1つもしくは複数のプロセッサ603および/またはメモリ605に関して上記の例で説明したように構成され得る。
一例では、1つもしくは複数のプロセッサ653および/またはメモリ655は、スケジューリング構成要素302またはその下位構成要素によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。たとえば、1つもしくは複数のプロセッサ653および/またはメモリ655は、ULL TTIの1つまたは複数のシンボルにおいてUCIを送信するためにUEのためのリソース割当てを生成するための割当て生成構成要素620によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、割当て生成構成要素620は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ653の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ655に記憶され、本明細書で説明する特別に構成された割当て生成動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ653のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。さらに、たとえば、1つもしくは複数のプロセッサ653および/またはメモリ655は、割り当てられたリソースを介した送信に少なくとも部分的に基づいてUEによって送信されるUCIを決定するためのUCI処理構成要素622によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、UCI処理構成要素622は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ653の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ655に記憶され、本明細書で説明する特別に構成されたUCI処理動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ653のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。
一例では、トランシーバ606、656は、1つまたは複数のアンテナ682、684を通してワイヤレス信号を送信および受信するように構成されてもよく、1つまたは複数のRFフロントエンド構成要素(たとえば、電力増幅器、低雑音増幅器、フィルタ、アナログデジタル変換器、デジタルアナログ変換器など)、1つまたは複数の送信機、1つまたは複数の受信機などを使用して信号を生成または処理してもよい。一態様では、トランシーバ606、656は、UE602および/またはeNB604が特定の周波数で通信することができるように、指定された周波数で動作するように同調され得る。一態様では、関連するアップリンクまたはダウンリンク通信チャネルを介してアップリンク信号608および/またはダウンリンク信号609をそれぞれ通信するために、構成、通信プロトコルなどに基づいて指定された周波数および電力レベルで動作するように、1つもしくは複数のプロセッサ603がトランシーバ606を構成してもよく、かつ/または、1つもしくは複数のプロセッサ653がトランシーバ656を構成してもよい。
一態様では、トランシーバ606、656は、トランシーバ606、656を使用して送受信されるデジタルデータを処理するように、(たとえば、マルチバンドマルチモードモデム(図示せず)を使用して)複数の帯域で動作することができる。一態様では、トランシーバ606、656は、マルチバンドであり、特定の通信プロトコルのための複数の周波数帯域をサポートするように構成され得る。一態様では、トランシーバ606、656は、複数の動作ネットワークおよび通信プロトコルをサポートするように構成され得る。したがって、たとえば、トランシーバ606、656は、指定されたモデム構成に基づいて信号の送信および/または受信を可能にし得る。
図7は、UCIを送信するためのリソースを(たとえば、eNBによって)割り当てるための方法700の一例を示す。図8は、eNBによって割り当てられたリソースに基づいてUCIを(たとえば、UEによって)送信するための方法800の一例を示す。方法700および800では、点線ボックスとして示されるブロックは、任意選択のステップを表す。
方法700では、ブロック702において、eNBは、デシメーションファクタに基づく1つまたは複数の連続周波数リソースを使用して第1のTTIの第1のシンボルまたは第2のシンボルのうちの少なくとも1つを介して送信するために、UEのための1つまたは複数のリソース割当てを送信することができる。一態様では、割当て生成構成要素620は、たとえば、プロセッサ653、メモリ655、および/またはトランシーバ656と連携して、デシメーションファクタに基づく1つまたは複数の連続周波数リソースを使用して第1のTTIの第1のシンボルまたは第2のシンボルのうちの少なくとも1つを介して送信するために、UE(たとえば、UE602)のための1つまたは複数のリソース割当て(たとえば、リソース割当て680)を生成および送信することができる。たとえば、リソース割当て680は、1つまたは複数のリソース割当てにおいて、第1のシンボル用のおよび/または第2のシンボル用の1つまたは複数の連続周波数リソースを示し得る。一例では、本明細書でさらに説明するように、リソース割当て680は、デシメーションファクタに基づく第1のシンボル用の1つまたは複数の連続周波数リソースを示し得る。デシメーションファクタは、eNB604が、基準信号(たとえば、DMRS)を送信するために少なくとも第1のシンボルにおいて、いくつかの例では第2のシンボルにおいても、UE602および他のUEに対するリソース割当てをスタッガまたはインターリーブすることを可能にし得る。たとえば、デシメーションファクタは、連続周波数リソースの分割を示すことがあり、UE602による送信のために周波数リソースのうちのどれを使用するかを決定するために使用されてもよい。たとえば、周波数リソースの少なくとも一部分について、UE602はn番目のリソースごとに使用して送信することができ、ただし、本明細書でさらに説明するように、nはデシメーションファクタである。
一例では、割当て生成構成要素620は、第1のシンボル用のデシメートされたリソースと第2のシンボル用の同様にデシメートされたリソースとを含むUE602のための第1のリソース割当てを生成してもよく、第2のシンボル用のリソースは、制御チャネル割当て(たとえば、uPUCCH割当て)に関し得る。別の例では、割当て生成構成要素620は、第1のシンボルおよび/または第2のシンボル用のデシメートされたリソースを含んでもよく含まなくてもよいUE602のための第1のリソース割当てを生成してもよい(たとえば、UE602のためのリソースが周波数において他のUEのためのリソースとインターリーブされないか、または場合によっては(たとえば、システム帯域の)実質的にすべての帯域幅を含み得る)。この例では、割当て生成構成要素620は、少なくとも2つ以上のuPUCCHリソースを用いてUE602を構成することができ、この点について、いくつかのリソースはデシメートされるか、またはくし型構造および動作を有し、いくつかのリソースはデシメートされないか、またはくし型構造もしくは動作を有しない。したがって、これらの異なるuPUCCHリソース割当ては、それに対応して、(たとえば、制御データを有する第2のシンボルにおけるくし型構造/動作またはくし型構造/動作の欠如、対応するリソースブロックの数などのうちの少なくとも1つにより)異なる容量および/または(たとえば、第1のシンボルにおけるくし型構造DMRSまたは非くし型構造DMRSベースのチャネル推定により)異なる性能を有することができる。一例では、割当て生成構成要素620はまた、どのリソース割当てがUE602に割り当てられるかを示してもよく、対応する指示は、UE602に送信されるダウンリンク制御情報内に(たとえば、UE602に割り当てられるuPDCCHリソース内に)情報フィールドを含み得る。
ブロック802において、UEは、デシメーションファクタに基づき得る1つまたは複数の連続周波数リソースを使用して第1のTTIの第1のシンボルまたは第2のシンボルのうちの少なくとも1つを介して送信するために、アクセスポイントから1つまたは複数のリソース割当てを受信することができる。一態様では、割当て受信構成要素610は、たとえば、プロセッサ603、メモリ605、および/またはトランシーバ606と連携して、デシメーションファクタに基づき得る1つまたは複数の連続周波数リソースを使用して第1のTTIの第1のシンボルまたは第2のシンボルのうちの少なくとも1つを介して送信するために、アクセスポイント(たとえば、eNB604)から1つまたは複数のリソース割当て(たとえば、リソース割当て680)を受信することができる。説明したように、1つまたは複数のリソース割当ては、第1のシンボルを介した少なくとも基準信号送信のための1つまたは複数の連続周波数リソースを示すことができ、いくつかの例では、第2のシンボルを介したデータ信号送信のための、デシメーションファクタに基づき得る1つまたは複数の連続周波数リソース(または他の連続周波数リソース)も示すことができる。他の例では、1つまたは複数のリソース割当てのうちの少なくとも1つにおける周波数リソースは、説明したように、周波数においてデシメートされないことがある。
一例では、任意選択でブロック803において、UEは、基準信号および/またはデータ信号を送信するために1つまたは複数のリソース割当てのうちの少なくとも1つを選択することができる。一態様では、UCI指示構成要素612は、たとえば、プロセッサ603、メモリ605、および/またはトランシーバ606と連携して、基準信号および/またはデータ信号を送信するために1つまたは複数のリソース割当てのうちの少なくとも1つを選択することができる。説明したように、複数のリソース割当てが受信される場合、リソース割当ては、1つまたは複数のシンボルにおけるデシメートされたまたはデシメートされていない周波数リソースに基づいてもよく、したがって、それぞれの割当てに関連付けられた周波数リソースに基づいて異なる容量または性能を提供することができる。たとえば、デシメートされていない(たとえば、くし型構造ではない)リソースを有するリソース割当ては、追加の容量および/または性能を提供することができるが、他のUEがリソースを使用することを許可しないという犠牲を払ってそうすることができる。
したがって、たとえば、UCI指示構成要素612は、制御データのペイロードサイズがしきい値サイズを下回る場合、デシメートされた周波数リソース(たとえば、くし型構造)を有するリソース割当てを選択することができ、または、そうでない場合、デシメートされていない周波数リソース(たとえば、非くし型構造)を有するリソース割当てを選択することができる。別の例では、UCI指示構成要素612は、eNB604から受信されたRRC構成、他のUEとの通信を多重化するという示されたまたは決定された必要性などに基づいて、1つまたは複数のリソース割当てからリソース割当てを選択することができる。別の例では、UCI指示構成要素612は、eNB604からの指示に基づいて利用すべき1つまたは複数のリソース割当てのうちのリソース割当てを選択することができ、指示は、uPDCCHリソースを介して受信されるダウンリンク制御情報、RRC構成などにおいて受信され得る。
いずれの場合も、ブロック804において、UEは、第1のTTIにおいて、1つまたは複数のリソース割当てのうちの少なくとも1つに従って、第1のシンボルを介して基準信号を送信し、第2のシンボルを介してUCIを示すデータ信号を送信し得る。一態様では、UCI指示構成要素612は、たとえば、プロセッサ603、メモリ605、および/またはトランシーバ606と連携して、第1のTTIにおいて、1つまたは複数のリソース割当てのうちの少なくとも1つに従って、第1のシンボルを介して基準信号を送信し、第2のシンボルを介してUCIを示すデータ信号を送信することができる。説明したように、たとえば、UCI指示構成要素612は、上記で説明したように、1つもしくは複数の考慮事項またはeNB604からの指示に基づいて1つまたは複数のリソース割当てのうちの少なくとも1つを選択することができ、選択されたリソース割当てにおけるリソースを介して基準信号および/またはデータ信号を送信し得る。
一例では、送信する際に、UEは、任意選択で、ブロック806において、デシメーションファクタに基づき得る1つまたは複数の連続周波数リソースを介して基準信号を送信してもよく、かつ/あるいは、ブロック808において、デシメーションファクタに基づき得る1つまたは複数の連続周波数リソースを介してデータ信号を送信してもよい。一態様では、UCI指示構成要素612は、たとえば、プロセッサ603、メモリ605、および/またはトランシーバ606と連携して、本明細書でさらに説明するように、(たとえば、リソース割当てが周波数においてデシメートされたリソースに対応する場合)デシメーションファクタに基づき得る1つまたは複数の連続周波数リソースを介して基準信号(たとえば、DMRS)を送信することができ、かつ/あるいは、(たとえば、リソース割当てが周波数においてデシメートされたリソースに対応する場合)デシメーションファクタに基づき得る1つまたは複数の連続周波数リソースを介してUCIを示すためのデータ信号を送信することができる。
いずれの場合も、ブロック704において、eNBは、第1のTTIにおいて、1つまたは複数のリソース割当てのうちの少なくとも1つに従って、第1のシンボルを介して基準信号を受信し、第2のシンボルを介してUCIを示すデータ信号を受信することができる。一態様では、UCI処理構成要素622は、たとえば、プロセッサ653、メモリ655、および/またはトランシーバ656と連携して、第1のTTIにおいて、1つまたは複数のリソース割当てのうちの少なくとも1つに従って、第1のシンボルを介して基準信号を受信し、第2のシンボルを介してUCIを示すデータ信号を受信することができる。説明したように、たとえば、UCI処理構成要素622は、いくつかの例では、(たとえば、リソース割当てが周波数においてデシメートされたリソースに対応する場合)デシメーションファクタに基づき得る1つまたは複数の連続周波数リソースを介して少なくとも基準信号(たとえば、DMRS)を受信することができ、かつ/あるいは、(たとえば、リソース割当てが周波数においてデシメートされたリソースに対応する場合)第2のシンボルにおけるデシメーションファクタに基づき得る1つまたは複数の連続周波数リソースを介してデータ信号も受信することができる。
デシメーションファクタに基づき得る1つまたは複数の連続周波数リソースのリソース割当ての具体例は、図9に示されている。たとえば、割振り空間900は、2つのシンボル902、904にわたるシステム帯域幅の全部または一部分を含み得る。たとえば、シンボル902は、あるUE(たとえば、UE602)に割り当てられたリソース906と、別のUEに割り当てられたリソース908と、くし型構造の他のUEに割り当てられた他のリソースとを含んでもよく、リソース906および908における各リソースならびにその他の個々のリソース(たとえば、サブキャリア、トーンなど)は、くし歯と呼ばれることがある。リソース906およびリソース908の各々は、デシメーションファクタ(たとえば、図示のように、ファクタが4、すなわち、3つおきの周波数リソースまたはくし歯)に従ったシンボル902における連続周波数リソースを含み、リソース906および908は、直交性を実現するために互いからオフセットされる。リソース906および/または908は、割振り空間900全体および/またはシステム帯域幅および/または1つもしくは複数の他のブロックもしくはその部分にわたってもよい。この例では、割当て受信構成要素610は、リソース906および/または関連するくし型インデックス(たとえば、シンボル902における1つまたは複数のリソースのオフセット)、デシメーションファクタなどを示すリソース割当て680を受信することができ、くし型インデックス、デシメーションファクタなどに基づいてUEに割り当てられた連続周波数リソース906のうちの1つまたは複数において第1のシンボル902を介してDMRSを送信することができる。このことは、本明細書で説明するように、UEが直交DMRSを送信することを可能にする。
加えて、この例では、割当て生成構成要素620は、リソース割当て680内のシンボル904においてUCIを送信するために、物理リソースブロック(PRB)(たとえば、12個の連続サブキャリア)をUE602に(たとえば、および/または追加のPRBを他のUEに)割り当て得る。この例では、割当て受信構成要素610は、リソース割当て680を受信し、それに応じて、シンボル904においてPRBを介してUCIを送信することができる。一例では、割当て生成構成要素620は、シンボル904においてUCIを送信するために、システム帯域幅内の実質的にすべてのPRBをUE602に割り当て得る。たとえば、割当て生成構成要素620は、シンボルにおいてUCIを送信するようにスケジュールされた1つのみのUEがある場合、(たとえば、UE602が複数のコンポーネントキャリア用のUCIを報告する拡張キャリアアグリゲーションにおいて)しきい値を達成するUCIのペイロードサイズなどに基づいて、シンボル904をUE602に割り当て得る。いずれの場合も、UCI指示構成要素612は、シンボル904の周波数リソースを介してSC-FDMとしてUCIを送信することができる。
別の例では、割当て生成構成要素620は、本明細書でさらに説明するように、リソース割当て680において、巡回シフトを、シンボル904の1つまたは複数のPRBを介して送信する際に使用されるべきUE602に割り当て得る。この例では、割当て受信構成要素610は、巡回シフトを受信することができ、UCI指示構成要素612は、シンボル904においてUCIを送信するための巡回シフトを選択してもよく、巡回シフトは、UE602のためのいくつかの巡回シフトオプションとともに考慮されるときのUCIを示し得る(たとえば、および/または、巡回シフトは、割当て生成構成要素620によって生成されたリソース割当てにおいてUE602に割り当てられ得る)。
たとえば、割振り空間にN個のブロックがあるとすれば、データシンボル904について、したがって、U個のUEについて12N個の巡回シフトが利用可能であり得、各UEは、UCIを示すための最高12N/U=k個の巡回シフト(CS)のうちの1つを使用することができる。各グループにおけるk個のCSからの1つのCSの選択は、UEごとにlog_2(k)ビットを搬送することができる。選択されたCSは、データシンボル904を変調してUCIのビットを示すために使用され得る。たとえば、QPSK変調では、2+log_2(k)ビットが各UEに送信され得る。
この例では、ブロック706において、eNBは、任意選択で、少なくとも第2のシンボルを送信する際のUCIを示す際に使用すべき巡回シフトのセットを割り当て得る。一態様では、割当て生成構成要素620は、たとえば、プロセッサ653、メモリ655、および/またはトランシーバ656と連携して、少なくとも第2のシンボルを送信する際のUCIを示す際に使用すべき巡回シフトのセットをUE602に割り当てることができる。たとえば、割当て生成構成要素620は、リソース割当て680またはUE602のための別個の通信/構成の一部として、巡回シフトを示し得る。たとえば、割当て生成構成要素620は、UEが第2のシンボルにおいてUCIを多重化することを可能にするために、異なる巡回シフトを異なるUEに割り当て得る。
加えて、この例では、ブロック810において、UEは、任意選択で、UCIを通信するために少なくとも第2のシンボルに適用するための巡回シフトを決定することができる。一態様では、UCI指示構成要素612は、たとえば、プロセッサ603、メモリ605、および/またはトランシーバ606と連携して、UCIを通信するために少なくとも第2のシンボルに適用するための巡回シフトを決定することができる。たとえば、割当て受信構成要素610は、(たとえば、eNB604および/または受信された構成から)UE602に割り当てられた巡回シフトのセットを受信することができる。説明したように、UCI指示構成要素612は、UCIを示すための巡回シフトを選択することができる(たとえば、セット内のk個の可能な巡回シフトに対して最高log_2(k)ビット)。したがって、たとえば、UCI指示構成要素612は、UCIを示すための巡回シフトを適用することに基づいて、(たとえば、ブロック804において)第2のシンボルを介してデータ信号を送信することができる。同様に、この例では、UCI処理構成要素622は、(たとえば、ブロック704において)データ信号を受信し、UCIのビットを処理するために巡回シフトを決定することができる。
この点について、たとえば、eNBは、任意選択で、ブロック708において、第2のシンボルを介したデータ信号の巡回シフトを決定することに少なくとも部分的に基づいて、UCIを決定し得る。説明したように、一態様では、UCI処理構成要素622は、たとえば、プロセッサ653、メモリ655、および/またはトランシーバ656と連携して、第2のシンボルを介したデータ信号の巡回シフトを決定することに少なくとも部分的に基づいて、UCIを決定することができる。一例では、UCI処理構成要素622は、UE602に与えられる巡回シフトのセットおよび巡回シフトの各々に関連付けられたビットまたはUCI値を決定することができ、それに応じて、巡回シフトに基づいてUCIを決定することができる。説明したように、一例では、UE602について4個の巡回シフトが利用可能である場合、UCI指示構成要素612は、2ビット(たとえば、1つまたは複数のACK/NACK、差分CQIなど)を示すことができ、UCI処理構成要素622は、それに応じて、UCIを決定するためにその2ビットを処理することができる。
一例では、UCI指示構成要素612はまた、eNB604によっていかなるUEにも割り当てられていない1つまたは複数の残りの巡回シフトを使用して、かつ/あるいは低い(または最も低い)ピーク対平均電力比(PAPR)を有するように決定された1つまたは複数のコンピュータ生成シーケンス(CGS)を使用して、第1のシンボル(たとえば、シンボル902)において基準信号を送信し得る。一例では、割当て生成構成要素620は、(たとえば、リソース割当て680において、RRCシグナリングなどの他の専用シグナリングにおいて、など)任意の残りの巡回シフトおよび/またはCGSをUE602に示すことができ、UCI指示構成要素612は、それに応じて、巡回シフトおよび/またはCGSのうちの1つを決定し、第1のシンボルを送信するための基準信号に適用することができる。たとえば、割当て受信構成要素610がリソース割当て680またはくし型インデックスおよび/もしくはk個のサブキャリアを示す他の構成を受信し、UCI指示構成要素612がくし型インデックスに基づいてk個のサブキャリアを介して送信する場合、長さkの可能なシーケンスを介したPAPRを最小限に抑えるために、長さkのQPSKシンボルの決定された最適なシーケンスが取得され得る。たとえば、最適なシーケンスならびに対応するkの値および/またはくし型インデックスは、UE602において構成されるか、またはさもなければ、eNB604もしくは他のネットワーク構成要素からの構成において受信され得る。
デシメーションファクタに従った1つまたは複数の連続周波数リソースのリソース割当ての別の具体例は、割振り空間910において図9に示されている。割振り空間910は、たとえば、2つのシンボル912、914にわたるシステム帯域幅の一部分を含み得る。たとえば、シンボル912は、あるUE(たとえば、UE602)に割り当てるためのリソース916と、別のUEに割り当てるためのリソース918とを含み得る。リソース916およびリソース918の各々は、デシメーションファクタ(たとえば、図示のように、ファクタが4、すなわち、3つおきの周波数リソースまたはくし歯)に従ったシンボル912および914の両方における連続周波数リソースを含むことができ、リソース916および918は、直交性を実現するために互いからオフセットされる。リソース916および/または918は、割振り空間910全体および/またはシステム帯域幅および/または1つもしくは複数の他のブロックもしくはその部分にわたってもよい。この例では、割当て受信構成要素610は、シンボル912および914を介したリソース916を示すリソース割当て680を受信することができ、第1のシンボル912を介してUEに割り当てられた連続周波数リソース906のうちの1つまたは複数において第1のシンボル912を介してDMRSを送信し、第2のシンボル914を介してUEに割り当てられた連続周波数リソース906のうちの1つまたは複数において第2のシンボル914を介してUCIを送信することができる。このことは、本明細書で説明するように、UEが直交DMRSおよびUCIを送信することを可能にする。この点について、UCIを送信するためにデータシンボル914において追加のリソースを使用することは、より大きいUCIペイロードサイズを通信することを可能にすることができ、UEがSC-FDM特性を保持するためにシンボル914を介してインターリーブ周波数分割多元接続(IFDMA)方式で送信することも可能にする。割振り空間920は、すべてのリソースが割り振られる必要があるとは限らない(たとえば、3つのリソースがUE2に割り振られる)が、両方のシンボル(または1つのシンボルTTIにおける1つのシンボルおよび/もしくは複数のシンボルTTIにおける複数のシンボル)がデシメーションファクタに従って割り振られたリソースを含む一例を示す。加えて、割振り空間930は、システム帯域幅内の複数のブロックのうちの1つのブロックにわたって(または部分的に1つのブロックにわたって)リソースが割り当てられる、割振り空間910と同様の一例を示す。さらに、一例では、シンボル912および914の中のデシメーションファクタは異なる場合があり、所与のシンボル912または914内のリソースは、異なるUEまたはUEのセットに割り当てられ得る。たとえば、シンボル912は、2つの異なるUEがDMRSを送信することを可能にするために割り当てられたリソースを含み得るが、シンボル914は、(DMRSを送信する2つのUEを含んでもよく含まなくてもよい)4つの異なるUEが制御データを送信することを可能にするために割り当てられたリソースを含み得る。
加えて、上記の例のうちの1つまたは複数では、UCI指示構成要素612は、巡回シフトまたはCGSを使用して第1のシンボル912においてDMRSを送信することができ、他のUEは、直交性を実現するために異なる巡回シフトまたはCGSを使用して第1のシンボル912においてDMRSを送信することができる。たとえば、割当て生成構成要素620は、第1のシンボル912におけるDMRS送信のために巡回シフトおよび/またはCGSをUE(たとえば、UE602)に割り当て得る。別の例では、割当て生成構成要素620は、リソース916、918などを1つまたは複数のUEに半静的に割り当てることができ、1つまたは複数のUEのための決定された、受信された、またはさもなければ予測されたUCIペイロードに基づいて(たとえば、ACK/NACKおよび/またはCQIが予想されるかどうかに基づいて)そうすることができる。一例では、割当て生成構成要素620は、ダウンリンク許可の一部としてのリソース割当て680においてリソース916をUE602に割り当て得る。この例では、割当て受信構成要素610は、ダウンリンクリソース許可においてリソース916の指示を受信することができ、適切なシンボル912または914上でDMRSおよび/またはUCIを送信するためにリソース916を利用することができる。また別の例では、割当て受信構成要素610は、リソース916を暗黙的に(たとえば、割当て生成構成要素620を介してeNB604によって割り当てられた制御チャネル要素(CCE)に基づいて、UE602の識別子などに基づいて半静的に、など)決定し得る。
別の例では、ブロック702においてリソース割当てを送信する際に、eNBはまた、(たとえば、リソース908、918および/または他のリソースを割り当てるために)他のリソース割当てを他のUEに送信し得る。たとえば、割当て生成構成要素620は、(たとえば、UEのUCIのペイロードに応じて)サイズが変化し得る様々なUEのためのリソース割当てを生成し得る。たとえば、eNBは、任意選択で、ブロック710において、UEのUCIペイロードに少なくとも部分的に基づいてデシメーションファクタを決定し得る。一態様では、割当て生成構成要素620は、たとえば、プロセッサ653、メモリ655、および/またはトランシーバ656と連携して、UEのUCIペイロードに少なくとも部分的に基づいてデシメーションファクタを決定することができる。一態様では、UE602は、予想されるUCIペイロードを示すことができ、かつ/または、eNB604は、他の方法でUCIペイロードを受信、決定、もしくは予測するか、またはさもなければ、より多くのリソースを別のUEよりもUE602に割り当てることを決定することができる。一例では、割当て生成構成要素620は、UCI送信用の増加したペイロードを可能にするために、UE602のためのより小さいデシメーションファクタを選択することができる。同様に、割当て生成構成要素620は、追加のUEをサポートするため、UEごとの追加のCWをサポートするためなどに、より大きいデシメーションファクタを選択することができる。
一例では、割当て生成構成要素620は、ツリーベースのインターレース割振り方式を使用してリソースをUEに割り当てることを決定し得る。たとえば、割当て生成構成要素620は、リソースを、関連するデシメーションファクタを有する様々なレベルに分割し得る。たとえば、リソースは、デシメーションレベル2における同様の数のリソースの2つのレベルに分割され得る。2つのレベルのうちの1つまたは複数は、デシメーションレベル4における同様の数のリソースの2つのレベルに分割され得、以下同様である。したがって、たとえば、割当て生成構成要素620は、リソースが次のように割り当てられるように、デシメーションレベル2(たとえば、1つおきの周波数リソース)をUEに割り当て、デシメーションレベル4(たとえば、3つおきの周波数リソース)を2つの他のUEに割り当てることができる。
ここで、UE1はデシメーションレベル2に基づくリソースを割り当てられ、UE2およびUE3はデシメーションレベル4に基づく(UE1に割り当てられていない残りのデシメーションレベル2リソースからなる)リソースを割り当てられる。一例では、割当て生成構成要素620は、リソースを追加のUEに割り振るためなどに、各レベルを追加のレベル(たとえば、デシメーションレベル8、16など)にさらに分割することができる。
ある例では、いくつかの周波数リソースは、最終的に割当て生成構成要素620によっていかなるUEにも割り当てられないことがある。この例では、割当て生成構成要素620は、追加のデータの送信を可能にするために、DMRSおよび/またはデータシンボル内の未使用の周波数リソースの少なくとも一部分を1つまたは複数のUEに割り当て得る。
一態様では、ブロック804において第1のTTIにおいて送信する際に、UEは、ACK/NACKフィードバック、CQIフィードバック、および/またはデータ(たとえば、ACK/NACKのみ、CQIのみ、ACK/NACK+CQI、ACK/NACK+データ、CQI+データ、またはACK/NACK+CQI+データ)のうちの1つまたは複数として、第2のシンボルにおいてUCIを送信し得る。一例では、UCI指示構成要素612は、ACK/NACKフィードバックを送信する場合、uPUCCHリソースを利用し得る。UCI指示構成要素612は、CQIおよび/またはACK/NACK+CQIを送信する場合、IFDMA方式で第2のシンボルにおいてUCIを送信するために、上記で説明したようにuPUSCHリソースの部分を利用し得る。一例では、UCI指示構成要素612は必ずしもCQIを送信することを必要とするとは限らないことがあるので、uPUSCHのサブブロック(または部分的なブロック)はUEがCQIを送信するために確保されることを必ずしも必要とするとは限らない。一例では、割当て生成構成要素620は、ダウンリンクリソース許可において、UE602がCQIを送信するかどうか(たとえば、uPUSCHにサブブロックが存在するかどうか)を示すことができる。一例では、サブブロックが存在する場合、uPUSCHは、(たとえば、図9の割振り空間930の場合のように)システム帯域幅の下側部分の1つまたは複数のブロックにおいて送信され得る。UCI指示構成要素612は、UCI+データを送信する場合、uPUSCHリソースを介してUCIおよびデータ多重化し得る。
DMRS送信に各TTIの各第1のシンボルを使用することは、DMRSを送信するためにかなりのオーバーヘッド(たとえば、50%)をもたらすことがある。オーバーヘッドを低減するために、一例では、DMRSは複数の連続TTIにわたって共有され得る。この例では、複数のTTIにわたってスケジュールされた異なるUEのDMRSは、異なる巡回シフトおよび/またはリソース(たとえば、くし歯)を使用することによって区別され得る。基準シンボルおよびデータを送信するためのパターンが構成され得る。たとえば、スロット内の連続シンボルはデータ(D)、基準信号は(R), D, D, D, R, Dとすることができる。別の例では、シンボルについての可能なパターンは、(D, D)、(R, D)、(D, R)、および(R, D, D)を含むことができ、割当て生成構成要素620は、どのパターンを使用するかをUE602にシグナリングし得る。別の例では、パターンはダウンリンクTTIロケーションに基づき得る。さらに、たとえば、2シンボルTTIのためのデフォルトのULパターンが定義され得る。
この点について、ブロック712において、eNBは、第2のTTIにおいて複数のシンボルを介してデータ信号を送信するために、UEのための別のリソース割当てを送信し得る。一態様では、割当て生成構成要素620は、たとえば、プロセッサ653、メモリ655、および/またはトランシーバ656と連携して、第2のTTIにおいて複数のシンボルを介してデータ信号を送信するために、UE602のための別のリソース割当てを送信することができる。したがって、たとえば、割当て生成構成要素620は、第1のTTIにおいて(R, D)のためのリソースを割り当て、第2のTTIにおいて(D, D)のためのリソースを割り当てる。このことは、UEが、シンボルのうちのいずれかを介してDMRSも送信する必要なしに、第2のTTIにおいて追加のUCIおよび/またはデータを送信することを可能にする。
この例では、UE602は、リソース割当てを受信することができ、任意選択で、ブロック812において、第2のTTIにおいて、基準信号に基づいて複数のシンボル内のUCIおよび/またはデータを示す1つまたは複数のデータ信号を送信し得る。一態様では、UCI指示構成要素612は、たとえば、プロセッサ603、メモリ605、および/またはトランシーバ606と連携して、第2のTTIにおいて、基準信号に基づいて複数のシンボル内のUCIおよび/またはデータを示す1つまたは複数のデータ信号を送信することができる。たとえば、基準信号は、第1のTTIにおいて送信される基準信号である。
したがって、たとえば、eNBは、任意選択で、ブロック714において、第1のTTIの第1のシンボル内の基準信号から決定されたチャネル推定値に基づいて、(たとえば、第2のTTIにおいて受信された)データ信号を復調し得る。一態様では、UCI処理構成要素622は、たとえば、プロセッサ653、メモリ655、および/またはトランシーバ656と連携して、第1のTTIの第1のシンボル内の基準信号から決定されたチャネル推定値に基づいて、(たとえば、第2のTTIにおいて受信された)データ信号を復調することができる。このことは複数のTTIについて基準信号を利用することを容易にし、このことにより、説明したように、DMRSオーバーヘッドを低下させる。
別の例では、割当て生成構成要素620は、データ信号のみが送信されるTTIの2倍のリソースを含むように、基準信号およびデータ信号が送信されるTTIを延長することができる。これは、基準信号を有するTTIごとに2つのPRBが割り振られ、データシンボルのみを有するTTIごとに1つのPRBが割り振られた、例示的な帯域幅1000を示す図10に示されている。このことは、各TTIにおいてUCIを送信するUE(UE1)のための同じまたは同様のペイロードを容易にすることができる。加えて、割当て生成構成要素620は、UE1のPRB割振りに基づいてリソースを別のUE(UE2)に割り当てることができ、UE1が基準シンボルおよびデータシンボルを送信するために割り当てられる場合、UE2はTTIにおいてデータシンボルのみを送信するために割り当てられてもよく、その逆も同様である。いずれの場合も、割当て生成構成要素620は、説明したように、ダウンリンクリソース許可においてPRB割当てをUEに示すことができる。さらに、一例では、割当て生成構成要素620は、ACK/NACKまたはCQIのいずれかを送信するための(D, R)または(R, D)TTIのためのリソースを割り当てることができ、ACK/NACKとCQIの両方を送信するための(D, D)TTIのためのリソースを割り当てることができる。
別の例では、UCIは多重化および/またはジョイントコーディング/別個にコーディングされ得る。たとえば、第2のTTIにおいて送信する際に、UEは、任意選択で、ブロック814において、ACK/NACKフィードバックおよびCQIフィードバックを多重化し、多重化されたフィードバックを第2のTTIにおいて複数のシンボルにわたって拡散し得る。一態様では、UCI指示構成要素612は、たとえば、プロセッサ603、メモリ605、および/またはトランシーバ606と連携して、ACK/NACKフィードバックおよびCQIフィードバックを多重化し、多重化されたフィードバックを第2のTTIにおいて複数のシンボルにわたって拡散(たとえば、DFT拡散)することができる。
別の例では、第2のTTIにおいて送信する際に、UEは、任意選択で、ブロック816において、第2のTTIにおいて複数のシンボルの別個のコーディングを実行し得る。一態様では、UCI指示構成要素612は、たとえば、プロセッサ603、メモリ605、および/またはトランシーバ606と連携して、第2のTTIにおいて複数のシンボルの別個のコーディングを実行することができる。たとえば、UCI指示構成要素612は、ACK/NACKフィードバックおよびCQIフィードバックの別個のコーディングを実行して、コーディングされたシンボルの2つのセットを生成することができ、コーディングされたシンボルの2つのセットは、1つまたは複数のデータシンボルにおいて(たとえば、(R, D)または(D, R)TTIにおけるデータシンボル内などの、1つまたは複数のデータシンボル内の異なるリソース要素を使用して、(D, D)TTI内などの異なるデータシンボルを使用して、など)送信され得る。他の例では、UCI指示構成要素612は、任意選択で、第2のTTIを介して送信する際に、リソースのパンクチャリング、リソースを中心とするレートマッチングなどを行い得る。
別の例では、UEは、任意選択で、ブロック818において、TTIにおける利用可能なアップリンクリソースを介してUCIのジョイントコーディングを実行し得る。一態様では、UCI指示構成要素612は、たとえば、プロセッサ603、メモリ605、および/またはトランシーバ606と連携して、実質的に任意のTTIの利用可能なアップリンクリソース(たとえば、2シンボルTTIの両方のシンボル内のリソース)を介してUCI(たとえば、ACK/NACKフィードバックおよびCQIフィードバック)のジョイントコーディングを実行することができる。
開示したプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は例示的な手法の例示であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層は再構成される場合があることを理解されたい。さらに、いくつかのステップは、組み合わされるか、または省略される場合がある。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
上述の説明は、いかなる当業者も本明細書で説明する様々な態様を実践できるようにするために提供される。これらの態様への様々な修正は当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義する一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示す態様に限定されるものではなく、クレーム文言と一致するすべての範囲を与えられるべきであり、単数形での要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するものとする。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。当業者に知られているか、または後で知られることになる、本明細書で説明する様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるものとする。さらに、本明細書で開示したものは、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。いかなるクレーム要素も、要素が「ための手段」という句を使用して明確に列挙されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。