JP7191631B2 - 樹脂製袋状容器及びその使用方法 - Google Patents
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Description
また、本発明の樹脂製袋状容器においては、前記袋体は、断面形状が前記マンホール・ハッチの開口部よりも小さく折り畳まれていることが好ましい。
さらに、本発明の樹脂製袋状容器においては、前記吸込口及び前記荷揚げ開口部が、差し込み式又はネジ式に連結されることが好ましい。
また、本発明の樹脂製袋状容器においては、前記カーゴタンクの内壁と前記袋体との間に空気を吹き込み、前記袋体を前記カーゴタンク内壁から剥すことにより、前記樹脂製袋状容器が、前記カーゴタンクから取り外されることが好ましい。
上記の本発明の樹脂製袋状容器の使用方法であって、
前記樹脂製袋状容器の使用方法は、
前記液体状積載物を前記樹脂製袋状容器内に荷積みする前に、前記カーゴタンク内に前記樹脂製袋状容器を設置する工程と、
前記液体状積載物を前記樹脂製袋状容器内に荷揚げした後に、前記カーゴタンク内から前記樹脂製袋状容器を取り外す工程とを備え、
前記樹脂製袋状容器を設置する工程は、
前記荷積み開口部を前記マンホール・ハッチに固定しつつ、前記荷揚げ開口部を先頭にして前記樹脂製袋状容器を前記カーゴタンク内に挿入し、
前記荷揚げ開口部を前記カーゴタンクの前記吸込口に連結し、
前記袋体を不活性ガス又は窒素ガスにより前記カーゴタンクの内壁に接するように拡張し、
前記樹脂製袋状容器を取り外す工程は、
前記カーゴタンクの内壁と前記袋体との間に空気を吹き込み、前記袋体を前記カーゴタンク内壁から剥し、
前記荷揚げ開口部を前記カーゴポンプの前記吸込口から取り外し、
前記袋体を、断面形状を前記マンホール・ハッチの開口部よりも小さく折り畳み又は押し潰し、
前記マンホール・ハッチの開口部から前記樹脂製袋状容器を取り出す
ことを特徴としている。
また、本発明の樹脂製袋状容器の使用方法においては、前記樹脂製袋状容器を取り外す工程は、前記液体状積載物の荷揚げ毎に行われることが好ましい。
本発明の樹脂製袋状容器1は、図1~3に示されているように、ケミカルタンカーのカーゴタンク2内部に設置されて使用されるものである。本発明の樹脂製袋状容器1は、液体状積載物を積載する袋体6と、カーゴタンク2のマンホール・ハッチ3に固定可能な荷積み開口部7と、カーゴポンプ4の吸込口5と連結可能な荷揚げ開口部8とを備えている。
(1)有害な液体状積載物残液との接触や液体状積載物に起因する火災や爆発を防止すること
ができ、作業員の安全性が向上する。
(2)液体状積載物残液の除去作業により生成される洗浄廃液を無くすことができ、洗浄廃液の海洋投棄といった環境上非常に重大な問題が解消される。
(3)荷揚げ後のカーゴタンク内の洗浄作業の所要時間及びコストが大幅に削減される。
(1)第1実施形態
タンク上方の甲板上からタンク底面に向かって垂直方向に延在し、吸込口5がカーゴタンク2の底面近傍に配置されたディープウエルカーゴポンプを用いたカーゴタンク2において、本発明の樹脂製袋状容器1を設置し、液体状積載物を荷役する態様について説明する。
第2実施形態は、図2に示されているように、カーゴタンク2の側面底部に設けられた吸込口5から開閉弁等を備えた荷揚げラインを介してカーゴタンク2外に液体状積載物を吸い出す外部設置ポンプを用いたカーゴタンク2において、本発明の樹脂製袋状容器1を設置し、液体状積載物を荷役する態様である。また、第3実施形態は、図3に示されているように、カーゴタンク2の底面に設けられた吸込口5から開閉弁等を備えた荷揚げラインを介してカーゴタンク2外に液体状積載物を吸い出す外部設置ポンプを用いたカーゴタンク2において、本発明の樹脂製袋状容器1を設置し、液体状積載物を荷役する態様である。
(1)有害な液体状積載物残液との接触や液体状積載物に起因する火災や爆発を防止することができ、作業員の安全性が向上する。
(2)液体状積載物残液の除去作業により生成される洗浄廃液を無くすことができ、洗浄廃液の海洋投棄といった環境上非常に重大な問題が解消される。
(3)荷揚げ後のカーゴタンク内の洗浄作業の所要時間及びコストが大幅に削減される。
2 カーゴタンク
3 マンホール・ハッチ
4 カーゴポンプ
5 吸込口
6 袋体
7 荷積み開口部
8 荷揚げ開口部
9 荷積みライン
Claims (6)
- ケミカルタンカーのディープウエルカーゴポンプを用いたカーゴタンク内部に設置され、液体状積載物をその内部に積載し、運搬することを目的とした樹脂製袋状容器であって、
前記樹脂製袋状容器は、液体状積載物を積載する袋体と、前記カーゴタンクのマンホール・ハッチに固定可能な荷積み開口部と、カーゴポンプの吸込口と連結可能な荷揚げ開口部とを備え、
前記樹脂製袋状容器は、液体状積載物の荷揚げ毎に、収縮され又は折り畳まれ、前記カーゴタンク内部から取り出されることを特徴とする樹脂製袋状容器。 - 前記袋体は、断面形状が前記マンホール・ハッチの開口部よりも小さく折り畳まれていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製袋状容器。
- 前記吸込口及び前記荷揚げ開口部は、差し込み式又はネジ式に連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂製袋状容器。
- 前記樹脂製袋状容器は、前記カーゴタンクの内壁と前記袋体との間に空気を吹き込み、前記袋体を前記カーゴタンク内壁から剥すことにより、前記カーゴタンクから取り外されることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の樹脂製袋状容器。
- 請求項1~4のいずれかに記載の樹脂製袋状容器の使用方法であって、
前記樹脂製袋状容器の使用方法は、
前記液体状積載物を前記樹脂製袋状容器内に荷積みする前に、前記カーゴタンク内に前記樹脂製袋状容器を設置する工程と、
前記液体状積載物を前記樹脂製袋状容器内に荷揚げした後に、前記カーゴタンク内から前記樹脂製袋状容器を取り外す工程とを備え、
前記樹脂製袋状容器を設置する工程は、
前記荷積み開口部を前記マンホール・ハッチに固定しつつ、前記荷揚げ開口部を先頭にして前記樹脂製袋状容器を前記カーゴタンク内に挿入し、
前記荷揚げ開口部を前記カーゴタンクの前記吸込口に連結し、
前記袋体を不活性ガス又は窒素ガスにより前記カーゴタンクの内壁に接するように拡張し、
前記樹脂製袋状容器を取り外す工程は、
前記カーゴタンクの内壁と前記袋体との間に空気を吹き込み、前記袋体を前記カーゴタンク内壁から剥し、
前記荷揚げ開口部を前記カーゴポンプの前記吸込口から取り外し、
前記袋体を、断面形状を前記マンホール・ハッチの開口部よりも小さく折り畳み又は押し潰し、
前記マンホール・ハッチの開口部から前記樹脂製袋状容器を取り出すことを特徴とする樹脂製袋状容器の使用方法。 - 前記樹脂製袋状容器を取り外す工程は、前記液体状積載物の荷揚げ毎に行われることを特徴とする請求項5に記載の樹脂製袋状容器の使用方法。
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JP2018192279A JP7191631B2 (ja) | 2018-10-11 | 2018-10-11 | 樹脂製袋状容器及びその使用方法 |
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JP2020059411A JP2020059411A (ja) | 2020-04-16 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5038960A (en) | 1990-12-03 | 1991-08-13 | Seery John T | Flexible liner system for tankers |
JP4870287B2 (ja) | 2001-09-05 | 2012-02-08 | 株式会社サクラクレパス | ボールペン用インキ組成物及び当該組成物を用いた水性ボールペン |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2018
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Patent Citations (2)
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