まず、端末の能力は無線能力とコアネットワーク能力という2種類に分類することができる。無線能力については、端末は、ネットワークの要求に応じて端末の無線能力を報告することができる。コアネットワーク能力については、端末は、登録時に端末のネットワーク能力を報告することができる。
端末は複数の周波数帯域(Band)と周波数(frequency)をサポートすることができる。CA(Carrier Aggregationキャリアアグリゲーション)及びDC(Dual Connectivityデュアルコネクティビティ)などの技術の導入に伴い、様々な可能な周波数帯域の順列及び組合せが必要になり、また、それぞれの端末メーカーがサポートできる周波数帯域の組合せが異なる可能性があるため、無線能力が特に大きくなる。また、ネットワークの進化に伴い、ますます多くの特性がネットワークに導入され、異なる特性が異なる無線能力とネットワーク能力を必要とする場合が多い。関連するネットワーク特性について、端末はサポートするか否かの情報をネットワークに通知する必要がある。
一般に、出荷された各端末は、国際移動体装置識別番号(International Mobile Equipment Identity、IMEI)などの装置識別情報を持っている。IMEIには、一般的に8桁(初期では6桁)の数字で構成される、端末ブランド及び機種を区別するコードである、GSMA及びその承認機構によって割り当てられるタイプ割り当てコード(Type Allocation Code、TAC)が含まれてよい。該TACの先頭2桁は割り当て機構識別子(Reporting Body Identifier)とも呼ばれ、IMEI割り当てを承認した機構のコードであり、例えば01は米国CTIAであり、35は英国BABTであり、86は中国TAFである。TACにより、同じ端末機種を一意に識別することができる。同じ端末機種の端末の能力は常に同じである。
IMEIには、同じ機種の端末の出荷時に使用していた異なるソフトウェアバージョンを区別できるソフトウェアバージョン番号(Software Version Number、SVN)が含まれてよい。SVNは、一部のブランドの一部の機種のみに存在する。異なるSVNは異なる端末能力に対応することができる。
TACとSVNが端末能力に対応することができるが、TACとSVNのみを端末能力の識別情報とすることは十分ではなく、以下の問題がある。
問題1、1つの端末は複数のネットワークへのアクセスをサポートし、各ネットワークのサポートする周波数帯域は異なる可能性がある。省エネルギーのために、同じ端末が異なるネットワークにアクセスする場合に報告する能力は異なる可能性がある。
問題2、現在の端末(例えば携帯電話)がデュアルカードデュアルスタンバイであることが多く、事業者によるメインカードとサブカードのネットワークアクセスに対するポリシーが異なる可能性がある。メインカードとサブカードについても、端末の報告する能力は異なる可能性がある。例えば、事業者UICC又はSIMカードがメインカードスロットに挿入されている場合、端末は、2Gネットワーク能力、3Gネットワーク能力、4Gネットワーク能力などの全ての能力を報告し、事業者UICC又はSIMカードがサブカードスロットに挿入されている場合、端末は2Gネットワーク能力のみを報告することができる。
問題3、事業者は、2Gネットワーク、3Gネットワーク、4Gネットワーク、5Gネットワーク、NB IOTネットワークなどの複数のタイプのネットワークを同時に運用及び保守する可能性がある。同じ事業者の異なるタイプのネットワークのネットワーク識別子(例えばPLMN ID)は同じである可能性もあり異なる可能性もある。いくつかのポリシーでは、端末はあるネットワークタイプの能力を閉じる可能性がある。例えば5GネットワークがIMS音声をサポートしない場合に、音声を優先する端末は5G無線能力を閉じることができる。
上記問題から分かるように、同じ端末の異なるシーンにおける能力は異なる可能性があり、同じTACとSVNを有する異なる端末の能力も異なる可能性があり、TACとSVNのみでは端末の現在の真の能力をマッピングすることができない。
本開示の実施例では、端末能力識別情報は端末能力を識別するために用いることができる。端末能力識別情報と端末能力との間にマッピング関係があり、端末能力識別情報により端末能力をマッピングすることができる。端末能力識別情報により、1カテゴリの端末能力又は完全な端末能力をマッピングすることができる。端末能力識別情報の大きさが端末能力より小さいため、能力シグナリングを節約し、最適化するという効果を達成することができる。
好ましくは、1つの端末は1つ以上の端末能力識別情報を備えてよい。
本開示の実施例では、サービスネットワークは、端末にアクセスを提供するネットワークであり、事業者のネットワークであってもよいし、専用ネットワークであってもよく、公衆通信ネットワークであってもよいし、プライベート通信ネットワークであってもよい。好ましくは、サービスネットワークの識別子はPLMN又は他の識別子(例えばプライベート通信ネットワーク自身で設定した識別子)であってよい。
本開示の実施例では、ネットワークタイプは、通信ネットワークタイプ、無線アクセス技術のタイプ、無線アクセスネットワークのタイプ及びネットワーク世代のうちの少なくとも1つを含んでよいが、これらに限定されない。
好ましくは、通信ネットワークタイプは、GSM、EDGE、GPRS、GSM-CS、GSM-PS、CS、PS、CDMA、3GPP2 1xCS、EPS及び5GSのうちの少なくとも1つを含んでよいが、これらに限定されない。
好ましくは、無線アクセス技術のタイプは、GERAN、GERAN-CS、GERAN-PS、EDGE、UTRA、TD-SCDMA、WCDMA(登録商標)、HSPA、CDMA、CDMA 2000、3GPP2 1xCS、cdma2000-1XRTT、EUTRA、LTE FDD、LTE TDD、3GPP、N3GPP、3GPP2、WLAN、NB IOT、NG RAN、EUTRA-NR及びNRのうちの少なくとも1つを含んでよいが、これらに限定されない。
好ましくは、無線アクセスネットワークのタイプは、GERAN、GERAN-CS、GERAN-PS、EDGE、UTRAN、TD-SCDMA、WCDMA(登録商標)、HSPA、CDMA、CDMA 2000、3GPP2 1xCS、cdma2000-1XRTT、EUTRAN、LTE FDD、LTE TDD、3GPP、N3GPP、3GPP2、WLAN、NB IOT、NG RAN、EUTRA-NR及びNRのうちの少なくとも1つを含んでよいが、これらに限定されない。
好ましくは、ネットワーク世代は、2Gネットワーク、3Gネットワーク、4Gネットワーク及び5Gネットワークのうちの少なくとも1つを含んでよいが、これらに限定されない。
本開示の実施例では、端末能力は、端末コアネットワーク能力と端末無線能力との少なくとも1つを含んでよい。端末コアネットワーク能力は端末ネットワーク能力、非アクセスネットワーク(NAS)能力と呼ばれてもよい。
好ましくは、端末無線能力は、キャリアアグリゲーションCA能力とデュアルコネクティビティDC能力との少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、端末ネットワーク能力は、5Gセッション管理能力、5Gモビリティ管理能力、ユーザ端末ネットワーク能力(UE Network capability)及び移動局ネットワーク能力(MS Network capability)などの少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、端末ネットワーク能力は、5Gネットワーク能力、4Gネットワーク能力(例えばUE Network capability)及び3Gネットワーク能力(例えばMS Network capability)などのうちの少なくとも1つを含んでよい。
本開示の実施例では、「能力」と「端末能力」は、同じ意味を表すことができ、混在してもよい。
本開示の実施例では、「能力識別情報」と「端末能力の識別情報」は、同じ意味を表すことができ、混在してもよい。
本開示の実施例では、「カード」は、UICC(Universal Integrated Circuit Card)、SIM(Subscriber Identity Module)、eSIM、eUICCであってよいが、これらに限定されない。カードは、物理的カードであってよい。さらに、第Nカードは、第Nカードスロットに設置されるサービスネットワークのカードを示すことができる。メインカードはメインカードスロットに設置されるサービスネットワークのカードを示すことができ、サブカードはサブカードスロットに設置されるサービスネットワークのカードを示すことができる。カード位置情報は、カードスロット情報と呼ばれてもよい。
カードは電子カードであってもよい。サービスネットワークは端末に対して複数のカードを設定することができる。
本開示の実施例では、端末能力の識別情報の適用範囲情報は、端末能力の識別情報の適用条件情報と、端末能力の識別情報のタイプ情報との少なくとも1つとして具現化されてよい。
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術手段を明確かつ完全的に説明し、明らかに、説明される実施例は、本開示の実施例の一部であり、全てではない。本開示の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしない前提で得られる他の全ての実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。
本開示の実施例では、ネットワーク要素は、エンティティ装置、ネットワーク機能エンティティ及びネットワークユニットのうちの1つであってよい。
本開示の実施例では、コアネットワーク要素(CNネットワーク要素)は、コアネットワーク装置、コアネットワークノード、コアネットワーク機能、コアネットワーク要素、モバイル管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、アクセスモバイル管理機能(Access Management Function、AMF)、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)、サービングゲートウェイ(serving GW、SGW)、PDNゲートウェイ(PDN Gate Way、PDNゲートウェイ)、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)、ポリシー及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)、GPRSサービスサポートノード(Serving GPRS Support Node、SGSN)、ゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node、GGSN)及び無線アクセスネットワーク装置のうちの少なくとも1つを含んでよいが、これらに限定されない。
本開示の実施例では、無線アクセスネットワーク要素(RANネットワーク要素)は、無線アクセスネットワーク装置、無線アクセスネットワークノード、無線アクセスネットワーク機能、無線アクセスネットワークユニット、3GPP無線アクセスネットワーク、非3GPP無線アクセスネットワーク、集中型ユニット(Centralized Unit、CU)、分散型ユニット(Distributed Unit、DU)、基地局、進化型基地局(evolved Node B、eNB)、5G基地局(gNB)、無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)、基地局(NodeB)、非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP Inter Working Function、N3IWF)、アクセス制御(Access Controller、AC)ノード、アクセスポイント(Access Point、AP)装置又はワイヤレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)ノードのうちの少なくとも1つを含んでよいが、これらに限定されない。
基地局は、GSM又はCDMAにおける基地局(BTS、Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMA(登録商標)における基地局(NodeB)であってもよく、LTEにおける進化型基地局(eNB又はe-NodeB、evolutional Node B)及び5G基地局(gNB)であってもよく、本開示の実施例では限定しない。
本開示の実施例では、ネットワーク側ネットワーク要素は、CNネットワーク要素とRANネットワーク要素との少なくとも1つを含んでよい。
本開示の実施例では、端末は、端末機能をサポートするリレーを含んでよい。端末は、端末装置又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ラップトップパソコン(Laptop Computer)、パーソナルディジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載装置などの端末側装置であってよく、本開示の実施例では、端末の具体的なタイプを限定しない。
図1に示すように、本開示の実施例に係る能力指示方法は、端末(端末能力を有するリレーを含む)に適用され、以下のステップ101~102を含む。
ステップ101では、第1情報を取得する。
ステップ102では、第1情報に基づいて、端末能力の第2指示情報を送信する。
ステップ101における取得は、設定により取得すること、受信により取得すること、要求後に受信により取得すること、又は受信した情報処理を処理した後に取得することであると理解でき、具体的には実際の必要に応じて決定することができ、本開示の実施例はこれについて限定しない。
ステップ102では、ネットワーク側ネットワーク要素と、CNネットワーク要素と、RANネットワーク要素と、リレーとの少なくとも1つに、端末能力の第2指示情報を送信することができる。端末がリレーを介してネットワークにアクセスしている場合に、端末はリレーに前記端末能力の第2指示情報を送信することができる。
好ましくは、該第1情報は、端末能力の第1指示情報と、第1指示情報によりマッピングされる端末能力情報との少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、該端末能力の第1指示情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力の識別情報との少なくとも1つを含んでよい。
なお、同じ端末又は同じ機種の異なる端末の端末能力の第1指示情報は1つ以上であってよい。同じ端末又は同じ機種の異なる端末の端末能力指示補助情報は1つ以上であってよい。同じ端末又は同じ機種の異なる端末の端末能力の識別情報は1つ以上であってよい。
好ましくは、該端末能力の第2指示情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力の識別情報との少なくとも1つを含んでよい。
一実施形態では、端末能力の第1指示情報は、端末機種情報と能力指示補助情報とを含む。端末機種情報及び能力指示補助情報は端末能力に一対一に対応することができる。同じ機種の異なる端末の端末能力は異なってよい。同じ端末の端末能力は異なる適用範囲(又は条件と呼ばれる)で異なってよい。同じ端末は1つ以上の能力指示補助情報を含んでよい。特定条件での端末能力をマッピングすることができるように、異なる条件に対応して、能力指示補助情報の値は異なってよく、それぞれ異なる条件での異なる端末能力に対応するために用いられてよい。異なる能力指示補助情報は異なる端末能力を指示することができる。なお、端末が異なる条件で異なる端末能力を有する場合に、端末は複数の能力指示補助情報を取得することができる。端末は異なる条件で異なる能力指示補助情報を送信することができる。特定条件が満たされた場合に、端末は、第2指示情報に、該条件での端末能力に対応する能力指示補助情報を含めるようにすることができる。
別の実施形態では、端末能力の第1指示情報は、端末能力の識別情報を含む。端末能力の識別情報は端末能力に一対一に対応することができる。同じ機種の異なる端末の端末能力は異なってよい。同じ端末の端末能力は異なる適用範囲(又は条件と呼ばれる)で異なってよい。同じ端末は1つ以上の端末能力の識別情報を含んでよい。特定条件での端末能力をマッピングすることができるように、異なる条件に対応して、端末能力の識別情報の値は異なってよい。異なる端末能力の識別情報は異なる端末能力を指示することができる。なお、端末が異なる条件で異なる端末能力を有する場合に、端末は複数の端末能力の識別情報を取得することができる。特定条件が満たされた場合に、端末は、第2指示情報に、該条件での端末能力に対応する端末能力の識別情報を含めるようにすることができる。
さらに、端末能力の第1指示情報又は端末能力の第2指示情報は、端末のサポートする端末能力を指示することができ、及び/又は端末のサポートしない端末能力を指示することができる。一実施形態では、第1指示情報は、端末のサポートする端末能力によりマッピングされる指示情報と、端末のサポートしない端末能力によりマッピングされる指示情報との少なくとも1つを含む。
さらに、能力指示補助情報は、端末のサポートする端末能力及び/又は端末のサポートしない能力をマッピングするために用いることができる。一実施形態では、第1指示情報は、端末のサポートする端末能力によりマッピングされる能力指示補助情報と、端末のサポートしない端末能力によりマッピングされる能力指示補助情報と、の少なくとも1つを含む。
さらに、端末能力の識別情報は、端末のサポートする端末能力及び/又は端末のサポートしない能力をマッピングするために用いることができる。一実施形態では、第1指示情報は、端末のサポートする端末能力によりマッピングされる端末能力の識別情報と、端末のサポートしない端末能力によりマッピングされる端末能力の識別情報と、の少なくとも1つを含む。
なお、該端末能力の第1指示情報と該端末能力の第2指示情報は、同じであってもよいし、異なってもよい。一実施形態では、該端末能力の第1指示情報は、端末能力の識別情報と、端末能力の識別情報の適用範囲情報とを含んでよく、該端末能力の第2指示情報は、端末能力の識別情報を含んでよいが、能力識別子の適用範囲情報を含まなくてもよい。なお、第1指示情報における端末能力の識別情報の適用範囲情報により、第2指示情報に含まれるべき端末能力の識別情報を確認することができる。端末能力の識別情報により、ネットワークがマッピングにより端末能力情報を得ることを支援することができる。別の実施形態では、該端末能力の第1指示情報及び端末能力の第2指示情報は、いずれも、端末機種情報及び能力指示補助情報を含んでよい。なお、第1指示情報における能力指示補助情報により、第2指示情報に含まれるべき能力指示補助情報を確認することができる。端末機種情報及び能力指示補助情報により、ネットワークがマッピングにより端末能力情報を得ることを支援することができる。
好ましくは、端末機種情報は、端末メーカー識別子と、タイプ割り当てコード(例えばTAC)と、ソフトウェアバージョン番号(例えばSVN)との少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、能力指示補助情報は、能力に対応するカードスロット情報と、能力に対応するカード情報(例えば、物理的カードのカード情報、電子カードのカード情報)と、能力に対応するサービスネットワーク情報と、能力に対応するネットワークタイプ情報と、能力タイプ指示情報との少なくとも1つを含んでよい。
さらに、能力に対応するカードスロット情報は、カードスロットの識別情報と、カードスロットの番号と、第1カードスロットの情報と、第2カードスロットの情報と、メインカードスロット又はサブカードスロットの指示情報と、能力が全てのカードスロットに適用するか否かを示す指示情報と、能力がカードスロットを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。理解できるように、具体的に実現する場合に、第1カードスロットは、端末のメインカードに対応するカードスロットであってよく、第2カードスロットは、端末のサブカードに対応するカードスロットであってよい。
一実施形態では、端末のカードスロット情報は、メインカードのカードスロット情報と、サブカードのカードスロット情報とにさらに区別されてよい。なお、能力に対応するカードスロット情報により、ネットワークが端末の、対応するカードスロットにおいて対応する端末能力をマッピングすることを支援することができる。
さらに、能力に対応するカード情報は、カードの番号と、カードが位置するカードスロットの番号と、メインカード又はサブカードの指示情報と、能力が全てのカードに適用するか否かを示す指示情報と、能力がカードを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。なお、能力に対応するカード情報により、ネットワークが端末の、対応するカードにおいて対応する端末能力をマッピングすることを支援することができる。
さらに、能力タイプ指示情報は、無線能力指示情報とネットワーク能力指示情報との少なくとも1つを含んでよい。
さらに、能力に対応するサービスネットワーク情報は、サービスネットワークのネットワーク識別情報と、能力が全てのサービスネットワークに適用するか否かを示す指示情報と、能力がサービスネットワークを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。
さらに、ネットワーク識別情報は、公衆通信ネットワーク識別子(例えば、PLMN)、プライベート通信ネットワーク識別子(例えば、TypeAネットワーク識別子、TypeBネットワーク識別子)を含んでよい。
なお、ネットワーク識別情報により、ネットワークが端末の、異なるネットワークにおけるそれぞれ対応する端末能力をマッピングすることを支援することができる。例えば、同じ端末は、ローミング場合とホームネットワークにアクセスする場合の端末能力が異なる可能性があり、同じ機種の異なる端末に対して、同じネットワークにアクセスし、1つの端末がローミングであり、他の1つの端末がホームネットワークにアクセスする場合に、端末能力は同じであってよい。また例えば、無線アクセスネットワークが複数の事業者ネットワークに共有される場合に、無線アクセスネットワークはネットワーク識別情報に基づいて端末がアクセスするネットワーク能力を知ることができる。また例えば、等価ネットワークである場合に、端末のネットワーク識別情報(例えばPLMN)が変更されると、異なる端末能力をマッピングすることができる。
さらに、能力に対応するネットワークタイプ情報は、ネットワークタイプと、能力が全てのネットワークタイプに適用するか否かを示す指示情報と、能力がネットワークタイプを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。ネットワークタイプ情報は、端末の現在サポートするネットワークタイプの能力又は端末のサポートしないネットワークタイプの能力を指示することができる。
なお、ネットワークタイプ情報により、ネットワークを介して、端末の異なるネットワークタイプにおける端末能力をマッピングすることができる。例えば、同じ機種の異なる端末に対して、1つの端末はデータ優先(data centric)であり、5Gネットワーク能力を開くことができ、他の1つの端末は音声優先(voice centric)であり、5Gネットワークが音声をサポートしないことを確認すると、5Gネットワーク能力を閉じる可能性がある。
さらに、端末能力はサービスネットワーク、カード、カードスロット、ネットワークタイプのうちの1つ又は複数の組み合わせに対応する端末能力であってよい。端末能力指示情報はサービスネットワーク、カード、カードスロット、ネットワークタイプのうちの1つ又は複数の組み合わせに対応する端末能力指示情報であってよい。例えば、中国移動メインカードの端末能力識別情報は2、3及び4であれば、端末がメインカードにより中国移動ネットワークにアクセスする場合に有する2Gネットワーク能力、3Gネットワーク能力と4Gネットワーク能力をそれぞれマッピングする。例えば、中国移動メインカードの端末能力識別情報は1、4及び5であれば、端末がメインカードにより中国移動ネットワークにアクセスする場合に有する2Gネットワーク能力及び3Gネットワーク能力(1)、4Gネットワーク能力(4)と5Gネットワーク能力(5)をそれぞれマッピングすることができる。1つの識別子を用いて2G及び3Gネットワークの能力をマッピングすることができる。
好ましくは、端末能力の識別情報は、能力識別子と能力識別子の適用範囲情報との少なくとも1つを含んでよい。
さらに、能力識別子は、端末機種情報と、能力識別子の適用範囲情報と、端末能力からハッシュ関数により生成した短縮値との少なくとも1つを含んでよい。
一実施形態では、端末の能力識別情報は、端末無線能力の能力識別情報と、端末コアネットワーク能力の能力識別情報とにさらに区別されてよい。端末無線能力の能力識別情報は、DC能力の能力識別情報と、CA能力の能力識別情報と、他の能力の能力識別情報との少なくとも1つにさらに区別されてよい。一実施形態では、DCとCA能力のみに識別子が割り当てられてマッピングされる。
一実施形態では、端末の能力識別情報は、サービスネットワークに対応する能力識別情報と、ネットワークタイプに対応する能力識別情報と、カードに対応する能力識別情報との少なくとも1つにさらに区分されもよい。
一実施形態では、カードスロットに対応する能力識別情報は、第1カードスロットに対応する能力識別情報と第2カードスロットに対応する能力識別情報とにさらに区別されてよい。
なお、具体的に実現する場合に、第Nカードは、第Nカードスロットに位置する物理的カード又は第N電子カードであってよい。第1カードは端末のメインカードであってよく、第2カードは端末のサブカードであってよい。第1カードスロットは、端末のメインカードに対応するカードスロットであってよく、第2カードスロットは、端末のサブカードに対応するカードスロットであってよい。これに対応して、第1カードはメインカードであってよく、第2カードはサブカードであってよい。
サービスネットワークに対応する能力識別情報は、ネットワーク(公衆通信ネットワーク又はプライベート通信ネットワークであってよい)に対して設定した能力識別情報であってよい。ネットワークタイプに対応する能力識別情報は、端末の1つ以上のサービスネットワークにおける能力を指示することができる。異なるネットワークタイプの能力識別情報は異なってよい。なお、同じ端末は、ローミング場合とホームネットワークにアクセスする場合の端末能力が異なる可能性があり、サービスネットワークに対応する能力識別情報により、ネットワークが端末の、現在アクセスするネットワークにおける端末能力をマッピングすることを支援することができる。
一実施形態では、サービスネットワークに対応する能力識別情報は、サービスネットワークの各カード(例えば、第Nカード)にそれぞれに対応する能力識別情報と、サービスネットワークの各ネットワークタイプにそれぞれに対応する能力識別情報と、サービスネットワークのメインカードに対応する能力識別情報と、サービスネットワークのサブカードに対応する能力識別情報との少なくとも1つにさらに区分されてよい。
一実施形態では、サービスネットワークの第Nカードに対応する能力識別情報は、サービスネットワークの第Nカードの、サービスネットワークの各ネットワークタイプにおいてそれぞれ対応する能力識別情報にさらに区別されてよい。
ネットワークタイプに対応する能力識別情報は、端末の1つ以上のネットワークタイプにおける能力を指示することができる。異なるネットワークタイプの能力識別情報は異なってよい。なお、ネットワークタイプに対応する能力識別情報により、ネットワークが端末の、異なるネットワークタイプにおける端末能力をマッピングすることを支援することができる。
さらに、能力識別子の適用範囲情報は、能力識別子に対応するカード情報と、能力識別子に対応するカードスロット情報と、能力識別子に対応するサービスネットワーク情報と、能力識別子に対応するネットワークタイプ情報との少なくとも1つを含んでよい。一実施形態では、能力識別子の適用範囲情報と能力の適用範囲情報とは一致する。能力の適用範囲情報は能力指示の補助情報と呼ばれてもよい。
具体的には、端末能力の第1指示情報が端末能力の識別情報の適用範囲情報を含む場合に、端末能力の識別情報の適用範囲情報は、端末能力の識別情報の適用条件情報として具現化されてよい。
具体的には、端末能力の第2指示情報が端末能力の識別情報の適用範囲情報を含む場合に、端末能力の識別情報の適用範囲情報は、端末能力の識別情報のタイプ情報として具現化されてよい。
さらに、能力識別子に対応するカード情報は、カードの番号と、カードが位置するカードスロット情報と、メインカード又はサブカードの指示情報と、能力が全てのカードに適用するか否かを示す指示情報と、能力がカードを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。なお、能力に対応するカード情報により、ネットワークが端末の、対応するカードにおいて対応する端末能力をマッピングすることを支援することができる。
さらに、能力識別子に対応するカードスロット情報は、カードスロットの識別情報と、カードスロットの番号と、第1カードスロットの情報と、第2カードスロットの情報と、メインカードスロット又はサブカードスロットの指示情報と、能力が全てのカードスロットに適用するか否かを示す指示情報と、能力がカードスロットを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。
理解できるように、具体的に実現する場合に、第1カードスロットは、端末のメインカードに対応するカードスロットであってよく、第2カードスロットは、端末のサブカードに対応するカードスロットであってよい。一実施形態では、端末のカードスロット情報は、メインカードのカードスロット情報と、サブカードのカードスロット情報とにさらに区別されてよい。なお、能力に対応するカードスロット情報により、ネットワークが端末の、対応するカードスロットにおいて対応する端末能力をマッピングすることを支援することができる。
さらに、能力識別子に対応するサービスネットワーク情報は、サービスネットワークのネットワーク識別情報と、能力識別子が全てのサービスネットワークに適用するか否かを示す指示情報と、能力識別子がサービスネットワークを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。
さらに、能力識別子に対応するネットワークタイプ情報は、ネットワークタイプと、能力識別子が全てのネットワークタイプに適用するか否かを示す指示情報と、能力識別子がネットワークタイプを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含む。
本開示の実施例では、第1情報に基づいて、端末能力の第2指示情報を送信するステップ102は、
第1情報及び端末のアクセス情報に基づいて、端末能力の第2指示情報を送信することをさらに含む。
該端末のアクセス情報は、
端末がアクセスするサービスネットワークと、端末のサービスネットワークにアクセスするカードの位置と、端末のサービスネットワークにアクセスするカードが位置するカードスロットと、端末が第Nカードによりサービスネットワークにアクセスすることと、端末がアクセスするサービスネットワークのネットワークタイプとの少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、端末が端末能力の第2指示情報を送信する前に、
第1情報に基づいて、該第2指示情報を選択するステップを含んでよい。
さらに、第1情報に基づいて、該第2指示情報を選択するステップは、
能力指示補助情報及び/又は端末のアクセス情報に基づいて、端末能力指示補助情報を選択して第2指示情報に含ませることと、
端末能力識別子の適用範囲及び/又は端末のアクセス情報に基づいて、端末能力の識別情報を選択して第2指示情報に含ませることと、の少なくとも1つを含んでよい。
第1情報及び端末のアクセス情報に基づいて、端末能力の第2指示情報を選択する。
一実施形態では、第1指示情報に複数の能力指示補助情報が含まれる場合に、端末は、端末能力指示補助情報及び/又は端末のアクセス情報に基づいて、端末能力指示補助情報を選択して第2指示情報に含ませ、かつ第2指示情報を送信することができる。
別の実施形態では、第1指示情報に複数の端末能力識別情報が含まれる場合に、端末は、端末能力識別の適用範囲及び/又は端末のアクセス情報に基づいて、端末能力の識別情報を選択して第2指示情報に含ませ、かつ第2指示情報を送信することができる。
別の実施形態では、第1指示情報が複数である場合に、端末は、第1情報及び端末のアクセス情報に基づいて、端末能力の第2指示情報を選択し、かつ第2指示情報を送信することができる。
一実施形態では、第1指示情報は、それぞれ異なる端末能力をマッピングする複数の端末能力指示補助情報を含んでよい。端末能力指示補助情報に基づいて、条件に合致する能力補助情報を選択して第2指示情報に含ませることができる。
別の実施形態では、第1指示情報は、それぞれ異なる端末能力をマッピングする複数の端末能力の識別情報を含む。端末能力識別情報の適用範囲情報に基づいて、条件に合致する端末能力識別情報を選択して第2指示情報に含ませることができる。
具体的には、上記端末能力の第2指示情報を送信するプロセスは、
端末が第Nカードにより第1ネットワークにアクセスする場合に、前記第Nカードに対応する能力識別情報を送信することと、
端末が第Nカードにより第1ネットワークにアクセスする場合に、前記第1ネットワークの第Nカードに対応する能力識別情報を送信することと、
端末が第Nカードにより第1ネットワークにアクセスする場合に、前記第1ネットワークの第Nカードに対応する、前記端末の前記第1ネットワークの1つ以上のネットワークタイプにおいて対応する能力識別情報を含む能力識別情報を送信することと、
端末が第1ネットワークにアクセスする場合に、前記第1ネットワークに対応する能力識別情報を送信することと、
端末が第1ネットワークにアクセスする場合に、前記端末の前記第1ネットワークの1つ以上のネットワークタイプにおいて対応する能力識別情報を送信することと、
端末が第1ネットワークタイプのネットワークにアクセスする場合に、前記第1ネットワークタイプにおいて対応する能力識別情報を送信することと、の少なくとも1つを含み、
Nは1以上の正の整数であり、前記第1ネットワークの第Nカードは、前記端末の第Nカードスロットに装着される前記第1ネットワークのカード(例えば、物理的カード)又は第1ネットワークが終端に対して設定した第Nカード(例えば電子カード)であってよい。例えば、上記Nは1又は2に等しくてよく、第1カードをメインカードとし、第2カードをサブカードとしてよい。
理解できるように、上記第1ネットワークは、端末が接続されるある具体的なネットワークを指すのみであり、本開示の実施例を限定するものではない。
例えば、端末Aは、メインカード及びサブカードにより第1ネットワークにアクセスすることができる。端末Aがメインカードにより第1ネットワーク(例えば、中国移動ネットワーク)にアクセスする場合に、第1ネットワークのメインカードに対応する能力識別情報を送信することができる。第1ネットワークのメインカードに対応する能力識別情報は1つ以上の能力識別子であってよい。第1ネットワークのメインカードに対応する能力識別情報は、2Gネットワークに対応する能力識別情報、3Gネットワークに対応する能力識別情報、4Gネットワークに対応する能力識別情報のような、端末の前記第1ネットワークの1つ以上のネットワークタイプにおいて対応する能力識別情報で構成されてよい。
この3つの能力識別子のそれぞれ対応する適用範囲は、第1ネットワーク、メインカード及び2Gであるネットワークタイプに適用される能力識別子と、第1ネットワーク、メインカード及び3Gであるネットワークタイプに適用される能力識別子と、第1ネットワーク、メインカード及び4Gであるネットワークタイプに適用される能力識別子とであってよい。
端末がサブカードにより第1ネットワークにアクセスする場合に、第1ネットワークのサブカードに対応する能力識別情報を送信することができる。第1ネットワークのサブカードに対応する能力識別情報は、2Gネットワークに対応する能力識別情報のような、端末の前記第1ネットワークの1つ以上のネットワークタイプにおいて対応する能力識別情報で構成されてよい。該能力識別子の適用範囲は、第1ネットワーク、サブカード及び3Gネットワークであるネットワークタイプに適用される能力識別子であってよい。
本開示の一実施形態では、好ましくは、端末能力の第2指示情報を送信するステップ102は、
端末がネットワークにアクセスする場合に、端末能力の第2指示情報を送信すること、
又は、
ネットワークが端末の能力情報を要求する場合に、前記端末能力の第2指示情報を送信することをさらに含んでよい。
好ましくは、本開示の実施例での端末能力は、端末コアネットワーク能力と端末無線能力との少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、端末無線能力は、キャリアアグリゲーション能力とデュアルコネクティビティ能力との少なくとも1つを含んでよい。
理解できるように、本開示の実施例では、端末能力報告の代わりに端末能力指示情報を用いることにより、端末能力報告を減少させ最適化するという効果を達成することができる。さらに、能力指示情報に基づいて端末能力を正確にマッピングするよう保証することができる。他方で、同じ端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するという需要を満たすことができる。
一実施形態では、端末能力報告の代わりに端末機種情報及び能力指示補助情報を用いる。端末が異なる適用範囲(条件と呼ばれる)で異なる対応する端末能力を有する場合に、端末に対して異なる能力指示補助情報を設定して、端末機種情報及び能力指示補助情報が端末能力に一対一に対応するよう保証することができる。端末は異なる条件で異なる能力指示補助情報を送信することができる。特定条件が満たされた場合に、端末は、該条件に合致する能力指示補助情報を送信する。
別の実施形態では、端末能力報告の代わりに能力識別情報を用いる。端末が異なる適用範囲(条件と呼ばれる)で異なる端末能力を有する場合に、同じ端末に複数の能力識別情報を設定し、かつ端末能力識別情報が端末能力に一対一に対応するよう保証することができる。端末は異なる条件で異なる能力識別情報を送信することができる。特定条件が満たされた場合に、端末は、該条件に合致する能力識別情報を送信する。
したがって、さらに、能力指示情報に基づいて端末能力を正確にマッピングするよう保証することができる。他方で、同じ端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するという需要を満たすことができる。
図2に示すように、本開示の実施例に係る能力指示方法は、第1ネットワーク側ネットワーク要素に適用され、以下のステップ201~202を含む。
ステップ201では、端末能力の第2指示情報を取得する。
好ましくは、該端末能力の第2指示情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力の識別情報との少なくとも1つを含んでよい。
ステップ202では、端末能力の第2指示情報に基づいて端末能力をマッピングすること、端末能力の第2指示情報を記憶すること、及び第1対象端に端末能力の第2指示情報を送信することの少なくとも1つを、端末能力の第2指示情報に基づいて、実行する。
好ましくは、前記端末能力は、端末コアネットワーク能力と端末無線能力との少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、前記端末無線能力は、キャリアアグリゲーションCA能力とデュアルコネクティビティDC能力との少なくとも1つを含んでよい。
なお、該第1ネットワーク側ネットワーク要素は、RANネットワーク要素とCNネットワーク要素との少なくとも1つであってもよい。該CNネットワーク要素は、AMFと、PCFと、PCRFと、OAMと、能力管理機能ネットワークとの少なくとも1つであってよい。RANネットワーク要素は、gNBとeNBとの少なくとも1つであってよい。第1対象端は、端末とCNネットワーク要素の少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、該端末能力の第2指示情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力の識別情報との少なくとも1つを含んでよい。
さらに、端末機種情報は、端末メーカー識別子と、タイプ割り当てコード(例えばTAC)と、ソフトウェアバージョン番号(例えばSVN)との少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、能力指示補助情報は、能力に対応するカードスロット情報と、能力に対応するカード情報(例えば、物理的カードのカード情報、電子カードのカード情報)と、能力に対応するサービスネットワーク情報と、能力に対応するネットワークタイプ情報と、能力タイプ指示情報との少なくとも1つを含んでよい。
さらに、能力に対応するカードスロット情報は、カードスロットの識別情報と、カードスロットの番号と、第1カードスロットの情報と、第2カードスロットの情報と、メインカードスロット又はサブカードスロットの指示情報と、能力が全てのカードスロットに適用するか否かを示す指示情報と、能力がカードスロットを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。理解できるように、具体的に実現する場合に、第1カードスロットは、端末のメインカードに対応するカードスロットであってよく、第2カードスロットは、端末のサブカードに対応するカードスロットであってよい。
一実施形態では、端末のカードスロット情報は、メインカードのカードスロット情報と、サブカードのカードスロット情報とにさらに区別されてよい。なお、能力に対応するカードスロット情報により、ネットワークが端末の、対応するカードスロットにおいて対応する端末能力をマッピングすることを支援することができる。
さらに、能力に対応するカード情報は、カードの番号と、カードが位置するカードスロットの番号と、メインカード又はサブカードの指示情報と、能力が全てのカードに適用するか否かを示す指示情報と、能力がカードを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。なお、能力に対応するカード情報により、ネットワークが端末の、対応するカードにおいて対応する端末能力をマッピングすることを支援することができる。
さらに、能力タイプ指示情報は、無線能力指示情報とネットワーク能力指示情報との少なくとも1つを含んでよい。
さらに、能力に対応するサービスネットワーク情報は、サービスネットワークのネットワーク識別情報と、能力が全てのサービスネットワークに適用するか否かを示す指示情報と、能力がサービスネットワークを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。さらに、ネットワーク識別情報は、公衆通信ネットワーク識別子(例えば、PLMN)、プライベート通信ネットワーク識別子(例えば、TypeAネットワーク識別子、TypeBネットワーク識別子)を含んでよい。
さらに、能力に対応するネットワークタイプ情報は、ネットワークタイプと、能力が全てのネットワークタイプに適用するか否かを示す指示情報と、能力がネットワークタイプを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。ネットワークタイプ情報は、端末の現在サポートするネットワークタイプの能力又は端末のサポートしないネットワークタイプの能力を指示することができる。
好ましくは、端末能力の識別情報は、能力識別子と能力識別子の適用範囲情報との少なくとも1つを含んでよい。
さらに、能力識別子は、端末機種情報と、能力識別子の適用範囲情報と、端末能力からハッシュ関数により生成した短縮値との少なくとも1つを含んでよい。
一実施形態では、端末の能力識別情報は、端末無線能力の能力識別情報と、端末コアネットワーク能力の能力識別情報とにさらに区別されてよい。端末無線能力の能力識別情報は、DC能力の能力識別情報と、CA能力の能力識別情報と、他の能力の能力識別情報との少なくとも1つにさらに区別されてよい。一実施形態では、DCとCA能力のみに識別子が割り当てられてマッピングされる。
一実施形態では、端末の能力識別情報は、サービスネットワークに対応する能力識別情報と、ネットワークタイプに対応する能力識別情報と、カードに対応する能力識別情報と、カードスロットに対応する能力識別情報との少なくとも1つにさらに区分されてよい。
一実施形態では、カードスロットに対応する能力識別情報は、第1カードスロットに対応する能力識別情報と、第2カードスロットに対応する能力識別情報とにさらに区別されてよい。
なお、具体的に実現する場合に、第Nカードは、第Nカードスロットに位置する物理的カード又は第N電子カードであってよい。第1カードは端末のメインカードであってよく、第2カードは端末のサブカードであってよい。第1カードスロットは、端末のメインカードに対応するカードスロットであってよく、第2カードスロットは、端末のサブカードに対応するカードスロットであってよい。これに対応して、第1カードはメインカードであってよく、第2カードはサブカードであってよい。
サービスネットワークに対応する能力識別情報は、ネットワーク(公衆通信ネットワーク又はプライベート通信ネットワークであってよい)に対して設定した能力識別情報であってよい。なお、同じ端末は、ローミング場合とホームネットワークにアクセスする場合の端末能力が異なる可能性があり、サービスネットワークに対応する能力識別情報により、ネットワークが端末の、現在アクセスするネットワークにおける端末能力をマッピングすることを支援することができる。
一実施形態では、サービスネットワークに対応する能力識別情報は、サービスネットワークの各カード(例えば、第Nカード)にそれぞれに対応する能力識別情報と、サービスネットワークの各ネットワークタイプにそれぞれに対応する能力識別情報と、サービスネットワークのメインカードに対応する能力識別情報と、サービスネットワークのサブカードに対応する能力識別情報との少なくとも1つにさらに区分されてよい。
一実施形態では、サービスネットワークの第Nカードに対応する能力識別情報は、サービスネットワークの第Nカードの、サービスネットワークの各ネットワークタイプにおいてそれぞれ対応する能力識別情報にさらに区別されてよい。
ネットワークタイプに対応する能力識別情報は、端末のあるネットワークタイプにおける能力を指示することができる。なお、ネットワークタイプに対応する能力識別情報により、ネットワークが端末の、異なるネットワークタイプにおける端末能力をマッピングすることを支援することができる。
さらに、能力識別子の適用範囲情報は、能力識別子に対応するカード情報と、能力識別子に対応するカードスロット情報と、能力識別子に対応するサービスネットワーク情報と、能力識別子に対応するネットワークタイプ情報との少なくとも1つを含んでよい。一実施形態では、能力識別子の適用範囲情報と能力の適用範囲情報とは一致する。能力の適用範囲情報は能力指示の補助情報と呼ばれてもよい。
さらに、能力識別子に対応するカード情報は、カードの番号と、カードが位置するカードスロット情報と、メインカード又はサブカードの指示情報と、能力が全てのカードに適用するか否かを示す指示情報と、能力がカードを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。なお、能力に対応するカード情報により、ネットワークが端末の、対応するカードにおいて対応する端末能力をマッピングすることを支援することができる。
さらに、能力識別子に対応するカードスロット情報は、カードスロットの識別情報と、カードスロットの番号と、第1カードスロットの情報と、第2カードスロットの情報と、メインカードスロット又はサブカードスロットの指示情報と、能力が全てのカードスロットに適用するか否かを示す指示情報と、能力がカードスロットを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。理解できるように、具体的に実現する場合に、第1カードスロットは、端末のメインカードに対応するカードスロットであってよく、第2カードスロットは、端末のサブカードに対応するカードスロットであってよい。一実施形態では、端末のカードスロット情報は、メインカードのカードスロット情報と、サブカードのカードスロット情報とにさらに区別されてよい。なお、能力に対応するカードスロット情報により、ネットワークが端末の、対応するカードスロットにおいて対応する端末能力をマッピングすることを支援することができる。
さらに、能力識別子に対応するサービスネットワーク情報は、サービスネットワークのネットワーク識別情報と、能力識別子が全てのサービスネットワークに適用するか否かを示す指示情報と、能力識別子がサービスネットワークを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含んでよい。
さらに、能力識別子に対応するネットワークタイプ情報は、ネットワークタイプと、能力識別子が全てのネットワークタイプに適用するか否かを示す指示情報と、能力識別子がネットワークタイプを区別しないか否かを示す指示情報との少なくとも1つを含む。
理解できるように、第1ネットワーク側ネットワーク要素は、端末と、RANネットワーク要素と、CNネットワーク要素との少なくとも1つから、端末能力の第2指示情報を取得することができる。一実施形態では、第1RANネットワーク要素は、端末から第2指示情報を受信した後、CNネットワーク要素と、第2RANネットワーク要素との少なくとも1つに該第2指示情報を送信することができる。例えば、第1RANネットワーク要素から第2RANネットワーク要素に切り替える場合、又は第2RANネットワーク要素が第1RANネットワーク要素からコンテキストを取得するフローにおいて、第1RANネットワーク要素は第2RANネットワーク要素に該第2指示情報を送信する。
別の実施形態では、第1CNネットワーク要素は、端末から第2指示情報を受信した後、CNネットワーク要素と、第2RANネットワーク要素との少なくとも1つに該第2指示情報を送信することができる。例えば、第1CNネットワーク要素から第2CNネットワーク要素に切り替える場合、又は第2CNネットワーク要素が第1CNネットワーク要素からコンテキストを取得するフローにおいて、第1CNネットワーク要素は第2CNネットワーク要素に該第2指示情報を送信する。
さらに、端末能力の第2指示情報に基づいて端末能力をマッピングすることは、
端末機種情報及び能力補助情報に基づいて端末能力をマッピングすることと、
能力識別情報に基づいて端末能力をマッピングすることとの少なくとも1つを含んでよい。
一実施形態では、端末の異なるネットワークタイプの能力は、それぞれ異なる能力補助情報に対応することができる。異なる能力識別子と端末機種情報を組み合わせて、異なる端末能力をマッピングすることができる。
一実施形態では、端末の異なるネットワークタイプの能力はそれぞれ異なる能力識別情報に対応することができる。異なる能力識別情報は異なる端末能力をマッピングすることができる。
理解できるように、本開示の実施例では、端末能力報告の代わりに端末能力指示情報を用いることにより、端末能力シグナリングを最適化し、端末能力報告によるオーバーヘッドを減少させることができる。他方で、複数タイプの能力指示補助情報又は複数の端末能力識別情報の設定により、特定条件が満たされた場合に、該条件に合致する能力指示補助情報又は端末能力識別情報を提供することができ、同じ端末又は同じ機種の端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するという需要を満たすことができる。
一実施形態では、端末能力報告の代わりに端末機種情報及び能力指示補助情報を用いる。端末が異なる適用範囲(条件と呼ばれる)で異なる対応する端末能力を有する場合に、端末に対して異なる能力指示補助情報を設定して、端末機種情報及び能力指示補助情報が端末能力に一対一に対応するよう保証することができる。端末は異なる条件で異なる能力指示補助情報を送信することができる。特定条件が満たされた場合に、端末は、該条件に合致する能力指示補助情報を送信する。ネットワークは能力指示補助情報をマッピングすることにより端末の能力を取得する。
別の実施形態では、端末能力報告の代わりに能力識別情報を用いる。端末が異なる適用範囲(条件と呼ばれる)にある場合に、同じ端末に複数の能力識別情報を設定し、かつ端末能力識別情報が端末能力に一対一に対応するよう保証することができる。端末は異なる条件で異なる能力識別情報を送信することができる。特定条件が満たされた場合に、端末は、該条件に合致する能力識別情報を送信する。ネットワークは能力識別情報をマッピングすることにより端末の能力を取得する。
図3に示すように、本開示の実施例に係る能力指示方法は、通信装置に適用され、以下のステップ301~302を含む。
ステップ301では、端末能力に関連する情報を取得する。
ステップ302では、端末能力に関連する情報に基づいて、第1情報を端末に割り当てる。
前記第1情報は、端末能力の第1指示情報と、第1指示情報によりマッピングされる端末能力情報との少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、前記端末能力に関連する情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力情報との少なくとも1つを含んでよい。
一実施形態では、同じ機種の異なる端末の端末能力は一カテゴリの端末能力又は複数カテゴリの端末能力であってよい。
一実施形態では、同じ端末の端末能力は一カテゴリの端末能力又は複数カテゴリの端末能力であってよい。
該端末能力の第1指示情報に含まれる内容は図1の実施例において説明した示すとおりである。
好ましくは、該端末能力の第1指示情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力の識別情報との少なくとも1つを含んでよい。
一実施形態では、端末能力の第1指示情報は、端末機種情報と能力指示補助情報とを含む。端末機種情報及び能力指示補助情報は端末能力に一対一に対応することができる。同じ機種の異なる端末の端末能力は異なってよい。同じ端末の端末能力は異なる適用範囲(又は条件と呼ばれる)で異なってよい。同じ端末は1つ以上の能力指示補助情報を含んでよい。特定条件での端末能力をマッピングすることができるように、異なる条件に対応して端末に割り当てた能力指示補助情報は異なってよく、それぞれ異なる条件での異なる端末能力に対応するために用いられてよい。異なる能力指示補助情報は異なる端末能力を指示することができる。なお、端末が異なる条件で異なる端末能力を有する場合に、端末に複数の能力指示補助情報を割り当てることができる。特定条件が満たされた場合に、端末は、第2指示情報に、該条件での端末能力に対応する能力指示補助情報を含めるようにすることができる。
別の実施形態では、端末能力の第1指示情報は、端末能力の識別情報を含む。端末能力の識別情報は端末能力に一対一に対応することができる。同じ機種の異なる端末の端末能力は異なってよい。同じ端末の端末能力は異なる適用範囲(又は条件と呼ばれる)で異なってよい。同じ端末は1つ以上の端末能力の識別情報を含んでよい。特定条件での端末能力をマッピングすることができるように、異なる条件に対応して、端末能力に対して割り当てた識別情報は異なってよい。異なる端末能力の識別情報は異なる端末能力を指示することができる。なお、端末が異なる条件で異なる端末能力を有する場合に、端末に複数の端末能力の識別情報を割り当てることができる。特定条件が満たされた場合に、端末は、第2指示情報に、該条件での端末能力に対応する端末能力の識別情報を含めるようにすることができる。
一実施形態では、異なる端末の能力指示補助情報は同じであってよい。異なる端末の能力識別情報は同じであってよい。具体的には、異なる端末が同じ能力を有する場合に、それぞれ対応する能力補助情報は同じであってよく、異なる端末が同じ能力を有する場合に、それぞれ対応する能力識別情報は同じであってよい。
好ましくは、端末能力に関連する情報に基づいて、第1情報を端末に割り当てることは、
端末機種情報及び能力指示補助情報に基づいて、端末能力に対応する第1指示情報(例えば端末能力の識別情報及び/又は能力識別情報の適用範囲情報)を端末に割り当てることと、
能力指示補助情報に基づいて、端末能力に対応する第1指示情報(例えば端末能力の識別情報及び/又は能力識別情報の適用範囲情報)を端末に割り当てることと、
端末機種情報に基づいて、端末能力に対応する第1指示情報(例えば端末能力の識別情報及び/又は能力識別情報の適用範囲情報又は能力指示補助情報)を端末に割り当てることとの少なくとも1つを含んでよい。
一実施形態では、端末が複数の端末能力を有する場合に、端末機種情報及び能力指示補助情報に基づいて、端末能力に対応する第1指示情報(例えば端末能力の識別情報及び/又は能力識別情報の適用範囲情報)を端末に割り当てることができる。
一実施形態では、端末が複数の端末能力を有する場合に、能力指示補助情報に基づいて、端末能力に対応する第1指示情報(例えば端末能力の識別情報及び/又は能力識別情報の適用範囲情報)を端末に割り当てることができる。
別の実施形態では、端末が複数の端末能力を有する場合に、端末能力情報に基づいて、端末能力に対応する第1指示情報(例えば端末能力の識別情報及び/又は能力識別情報の適用範囲情報又は能力指示補助情報)を端末に割り当てることができる。
一実施形態では、異なるカテゴリの端末能力に基づいて、それぞれ対応する異なる端末能力の能力識別情報及び/又は能力識別情報の適用範囲を割り当てることができる。別の実施形態では、異なるカテゴリの端末能力に基づいて、それぞれ対応する異なる端末能力の能力指示補助情報を割り当てることができる。能力指示補助情報も能力の適用範囲を体現することができる。
好ましくは、能力指示補助情報は、能力に対応するカードスロット情報と、能力に対応するカード情報と、能力に対応するサービスネットワーク情報と、能力に対応するネットワークタイプ情報と、能力タイプ指示情報との少なくとも1つを含む。具体的な内容は図1の実施例において説明したとおりである。
一実施形態では、それぞれ異なるカードスロット情報に対応する端末能力の第1指示情報を割り当てることができる。具体的には、異なるカードスロットに対応する端末能力が異なる場合に、対応する第1指示情報も異なる。
一実施形態では、異なるカードに対応する端末能力が異なる場合に、それぞれ異なるカード情報に対応する端末能力の第1指示情報を割り当てることができる。具体的には、異なるカードに対応する端末能力が異なる場合に、対応する第1指示情報も異なる。
一実施形態では、それぞれ異なるサービスネットワークに対応する端末能力の第1指示情報を割り当てることができる。具体的には、異なるサービスネットワークに対応する端末能力が異なる場合に、対応する第1指示情報も異なる。
好ましくは、同じ端末に複数カテゴリの端末能力がある場合に、複数の端末能力識別情報と各端末能力識別情報の適用範囲を端末に対して設定することができる。端末能力識別情報の適用範囲は端末能力識別情報の適用条件として具現化されてよい。
一実施形態では、それぞれ異なるネットワークタイプに対応する端末能力の第1指示情報を割り当てることができる。具体的には、異なるネットワークタイプに対応する端末能力が異なる場合に、対応する第1指示情報も異なる。
一実施形態では、第1指示情報は能力識別情報の適用範囲情報を含んでよい。別の実施形態では、能力識別子構造は能力識別情報の適用範囲情報を含む。なお、端末に複数の能力識別情報が割り当てられている場合に、端末は、能力識別情報の適用範囲情報に基づいて能力識別情報を送信することができる。特定条件が満たされた場合に、特定条件に対応する端末能力の識別情報を送信することができる。
さらに、端末能力はサービスネットワーク、カード、カードスロット、ネットワークタイプのうちの1つ又は複数の組み合わせに対応する端末能力であってよい。端末能力の第1指示情報はサービスネットワーク、カード、カードスロット、ネットワークタイプのうちの1つ又は複数の組み合わせに対応する端末能力の第1指示情報であってよい。例えば、中国移動メインカードの端末能力識別情報は21、31及び41であり、端末がメインカードにより中国移動ネットワークにアクセスする場合に有する2Gネットワーク能力、3Gネットワーク能力と4Gネットワーク能力をそれぞれマッピングすることができ、例えば、中国移動サブカードの端末能力識別情報は22、32及び42であり、端末がサブカードにより中国移動ネットワークにアクセスする場合に有する2Gネットワーク能力、3Gネットワーク能力と4Gネットワーク能力をそれぞれマッピングすることができる。
好ましくは、同じ端末に複数カテゴリの端末能力がある場合に、複数の端末能力指示補助情報を端末に対して設定することができる。
なお、上記通信装置は、第2ネットワーク側ネットワーク要素、OAM又は端末メーカー装置であってよい。該第2ネットワーク側ネットワーク要素は上記第1ネットワーク側ネットワーク要素と同じであってもよいし、異なってもよい。
なお、同じ端末又は同じ機種の異なる端末の端末能力の第1指示情報は1つ以上であってよい。同じ端末又は同じ機種の異なる端末の端末能力指示補助情報は1つ以上であってよい。同じ端末又は同じ機種の異なる端末の端末能力の識別情報は1つ以上であってよい。
さらに、ステップ302の後、前記方法は、前記第1情報を第2対象端に送信することをさらに含んでよい。
本開示の実施例では、好ましくは、第1情報を前記端末に割り当てるステップ302は、能力指示ポリシーに基づいて、前記第1情報を端末に割り当てることを含んでよい。
なお、該第2ネットワーク側ネットワーク要素は、RANネットワーク要素とCNネットワーク要素との少なくとも1つであってもよい。該CNネットワーク要素は、AMFと、PCFと、PCRFと、OAMと、能力管理機能ネットワークとの少なくとも1つであってよい。ポリシーの割り当てに関するため、該第2ネットワーク側ネットワーク要素はPCFの参加を必要とする可能性があり、一括管理する能力管理機能ネットワーク要素を追加する可能性もある。
該第2対象端は、RANネットワーク要素と、CNネットワーク要素と、端末との少なくとも1つを含んでよい。
具体的には、情報を割り当てるのが端末メーカー装置である場合に、該第2対象端は、RANネットワーク要素とCNネットワーク要素との少なくとも1つを含んでよく、情報を割り当てるのがCNネットワーク要素である場合に、該第2対象端は、RANネットワーク要素と端末との少なくとも1つを含んでよく、情報を割り当てるのがRANネットワーク要素である場合に、該第2対象端は、CNネットワーク要素と端末との少なくとも1つを含んでよい。
理解できるように、本開示の実施例では、端末能力報告の代わりに端末能力指示情報を用いることにより、端末能力報告を減少させ最適化するという効果を達成することができる。さらに、能力指示情報に基づいて端末能力を正確にマッピングするよう保証することができる一方で、同じ端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するという需要を満たすことができる。
以下、本発明のいくつかの具体的な実施例について、図4~図8を参照しながら詳細に説明する。
図4に示すように、本開示の実施例は、端末がRANネットワーク要素に端末能力の第2指示情報を送信するプロセスを主に説明する。図4に示すように、対応する送信プロセスは、以下のステップ41~ステップ42を含んでよい。
ステップ41では、端末は、RANネットワーク要素を介して、端末能力の第2指示情報が含まれてよいNASメッセージをCNネットワーク要素に送信する。
理解できるように、CNネットワーク要素は、端末能力の第2指示情報に基づいて、端末のネットワーク能力をマッピングすることができる。該CNネットワーク要素は、AMFと、PCFと、PCRFと、OAMと、能力管理機能ネットワークとの少なくとも1つであってよい。
該端末能力の第2指示情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力の識別情報との少なくとも1つを含んでよい。さらに、該端末機種情報は図1の実施例において説明したとおりであってよく、該能力指示補助情報は図1の実施例において説明したとおりであってよく、該端末能力の識別情報は図1の実施例において説明したとおりであってよく、ここで説明を省略する。
一実施形態では、端末は、能力指示情報に基づいてポリシーを送信し、端末能力の第2指示情報を送信することができる。
ステップ42では、CNネットワーク要素は、NGメッセージ又はS1メッセージにより、端末能力の第2指示情報をRANネットワーク要素に送信する。
理解できるように、RANネットワーク要素は、端末能力の第2指示情報に基づいて、端末の無線能力をマッピングすることができる。
図5に示すように、本開示の実施例は、端末がCNネットワーク要素に端末能力の第2指示情報を送信するプロセスを主に説明する。図5に示すように、対応する送信プロセスは、以下のステップ51~ステップ52を含んでよい。
ステップ51では、端末は、端末能力の第2指示情報が含まれてよいNASメッセージをRANネットワーク要素に送信する。
理解できるように、RANネットワーク要素は、端末能力の第2指示情報に基づいて、端末の無線能力をマッピングすることができる。
該端末能力の第2指示情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力の識別情報との少なくとも1つを含んでよい。さらに、該端末機種情報は図1の実施例において説明したとおりであってよく、該能力指示補助情報は図1の実施例において説明したとおりであってよく、該端末能力の識別情報は図1の実施例において説明したとおりであってよく、ここで説明を省略する。
一実施形態では、端末は、能力指示情報に基づいてポリシーを送信し、端末能力の第2指示情報を送信することができる。
ステップ52では、RANネットワーク要素は、NGメッセージ又はS1メッセージにより、端末能力の第2指示情報をCNネットワーク要素に送信する。
理解できるように、CNネットワーク要素は、AMFと、PCFと、PCRFと、OAMと、能力管理機能ネットワークとの少なくとも1つであってよい。CNネットワーク要素は、端末能力の第2指示情報を記憶することと、端末能力の第2指示情報に基づいて、端末の無線能力をマッピングすることとの少なくとも1つを実行することができる。
図6に示すように、本開示の実施例は、CNネットワーク要素が第1情報を端末に割り当てるプロセスを主に説明する。図6に示すように、対応する割り当てプロセスは、以下のステップ61~ステップ63を含んでよい。
ステップ61では、端末は、RANネットワーク要素を介して、端末能力に関連する情報が含まれてよいNASメッセージをCNネットワーク要素に送信する。
理解できるように、端末能力に関連する情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力情報との少なくとも1つを含んでよい。
ステップ62では、CNネットワーク要素は、端末能力に関連する情報に基づいて、第1情報を端末に割り当て、NGメッセージ又はS1メッセージにより、該第1情報をRANネットワーク要素に送信する。
好ましくは、該第1情報は、端末能力の第1指示情報を含んでよい。該端末能力の第1指示情報は図1の実施例につい説明したとおりであってよい。
理解できるように、CNネットワーク要素は、AMFと、PCFと、PCRFと、OAMと、能力管理機能ネットワークとの少なくとも1つであってよい。
ステップ63では、RANネットワーク要素は、第1情報に基づいて、端末の無線能力をマッピングし、かつ第1情報と、第1情報が含まれてよいRRCメッセージとの少なくとも1つを端末に送信することができる。
図7に示すように、本開示の実施例は、RANネットワーク要素が第1情報を端末に割り当てるプロセスを主に説明する。図7に示すように、対応する割り当てプロセスは、以下のステップ71~ステップ73を含んでよい。
ステップ71では、端末は、端末能力に関連する情報が含まれてよいRRCメッセージをRANネットワーク要素に送信する。
理解できるように、端末能力に関連する情報は、図3の実施例において説明したとおり、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力情報との少なくとも1つを含んでよい。
ステップ72では、RANネットワーク要素は、端末能力に関連する情報に基づいて、第1情報を端末に割り当て、かつ第1情報が含まれるNG又はS1メッセージをCNネットワーク要素に送信することができる。
好ましくは、該NG又はS1メッセージは、初期端末メッセージであってもよいし、端末能力情報メッセージであってもよい。該第1情報は、端末能力の第1指示情報を含んでよい。該端末能力の第1指示情報は図1の実施例において説明したとおりであってよい。
理解できるように、CNネットワーク要素は、AMFと、PCFと、PCRFと、OAMと、能力管理機能ネットワークとの少なくとも1つであってよい。CNネットワーク要素は、第1情報に基づいて端末の無線能力をマッピングすることができる。
ステップ73では、RANネットワーク要素は、第1情報が含まれてよいRRCメッセージを端末に送信する。
なお、具体的に実現する場合に、ステップ73はステップ72の前に実行されてよい。
図8に示すように、本開示の実施例は、CNネットワーク要素が第1情報を端末に割り当てるプロセスを主に説明する。図8に示すように、対応する割り当てプロセスは、以下のステップ81~ステップ85を含んでよい。
ステップ81では、端末は、RANネットワーク要素を介して、端末能力に関連する情報が含まれてよいNASメッセージを第1CNネットワーク要素に送信する。
理解できるように、該端末能力に関連する情報は図3において説明したとおりであってよい。該第1CNネットワーク要素は、AMF、PCF、MME、PCRFなどの1つであってよい。
ステップ82では、第1CNネットワーク要素は端末能力に関連する情報を第2CNネットワーク要素に送信する。
該第2CNネットワーク要素は、例えば、能力管理機能ネットワーク要素などであってよい。
ステップ83では、第2CNネットワーク要素は、端末能力に関連する情報に基づいて、第1情報を端末に割り当て、かつ第1情報を第1CNネットワーク要素に送信することができる。
第1情報は、図1の実施例において説明したとおりであってよい。
ステップ84では、第1CNネットワーク要素は、NGメッセージ又はS1メッセージにより、該第1情報をRANネットワーク要素に送信することができる。
ステップ85では、RANネットワーク要素は、第1情報に基づいて、端末の無線能力をマッピングし、かつ第1情報が含まれるRRCメッセージを端末に送信することができる。
上記実施例は本開示の能力指示方法を説明し、以下では、本開示の端末及びネットワーク側ネットワーク要素について、実施例及び図面を参照しながら説明する。
図9に示すように、本開示の実施例に係る端末9は、
端末能力の第1指示情報と前記第1指示情報によりマッピングされる端末能力情報との少なくとも1つを含む第1情報を取得する第1取得モジュール91と、
前記第1情報に基づいて、前記端末能力の第2指示情報を送信する送信モジュール92とを含む。
なお、該端末能力の第1指示情報と端末能力の第2指示情報は、図1の実施例において説明したとおりであってよい。例えば、端末能力の第1指示情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力の識別情報との少なくとも1つを含んでよい。例えば、端末能力の第2指示情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力の識別情報との少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、前記送信モジュール92は、具体的には、
前記第1情報及び端末のアクセス情報に基づいて、前記端末能力の第2指示情報を送信し、
前記端末のアクセス情報が、端末がアクセスするサービスネットワークと、端末のサービスネットワークにアクセスするカードの位置と、端末のサービスネットワークにアクセスするカードが位置するカードスロットと、端末が第Nカードによりサービスネットワークにアクセスすることと、端末がアクセスするサービスネットワークのネットワークタイプとの少なくとも1つを含む。
なお、端末が端末能力の第2指示情報を送信するプロセスは、図1の実施例において説明したとおりであってよく、ここで説明を省略する。
好ましくは、前記送信モジュール92は、具体的には、
端末がネットワークにアクセスする場合に、端末能力の第2指示情報を送信するか、
又は、ネットワークが端末の能力情報を要求する場合に、前記端末能力の第2指示情報を送信する。
好ましくは、前記端末能力は、端末コアネットワーク能力と端末無線能力との少なくとも1つを含んでよい。
理解できるように、本開示の実施例では、端末能力報告の代わりに端末能力指示情報を用いることにより、端末能力報告を減少させ最適化するという効果を達成することができる。さらに、能力指示情報に基づいて端末能力を正確にマッピングするよう保証することができる一方で、同じ端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するという需要を満たすことができる。
図10に示すように、本開示の実施例に係るネットワーク側ネットワーク要素10は、具体的に第1ネットワーク側ネットワーク要素であってよく、
端末能力の第2指示情報を取得する第2取得モジュール11と、
前記端末能力の第2指示情報に基づいて端末能力をマッピングすること、前記端末能力の第2指示情報を記憶すること、及び前記端末能力の第2指示情報を第1対象端に送信することの少なくとも1つを、前記端末能力の第2指示情報に基づいて、実行する実行モジュール12とを含む。
なお、該端末能力の第2指示情報は、図1の実施例において説明したとおりであってよい。例えば、該端末能力の第2指示情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力の識別情報との少なくとも1つを含んでよい。
理解できるように、本開示の実施例では、端末能力報告の代わりに端末能力指示情報を用いることにより、端末能力報告を減少させ最適化するという効果を達成することができる。さらに、能力指示情報に基づいて端末能力を正確にマッピングするよう保証することができる一方、同じ端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するという需要を満たすことができる。
図11に示すように、本開示の実施例に係る通信装置110は、
端末能力に関連する情報を取得する第3取得モジュール111と、
前記端末能力に関連する情報に基づいて、端末能力の第1指示情報と前記第1指示情報によりマッピングされる端末能力情報との少なくとも1つを含む第1情報を端末に割り当てる割り当てモジュール112とを含む。
なお、該端末能力の第1指示情報は、図1の実施例において説明したとおりであってよい。例えば、該端末能力の第1指示情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力の識別情報との少なくとも1つを含んでよい。
該端末能力に関連する情報は図3の実施例において説明したとおりであってよい。例えば、該端末能力に関連する情報は、端末機種情報と、能力指示補助情報と、端末能力情報との少なくとも1つを含んでよい。
好ましくは、前記割り当てモジュール112は、具体的には、
前記端末機種情報及び前記能力指示補助情報に基づいて、前記端末能力の第1指示情報を前記端末に割り当て、
前記能力指示補助情報に基づいて、前記端末能力の第1指示情報を前記端末に割り当て、
前記端末機種情報に基づいて、前記端末能力の第1指示情報を前記端末に割り当てる。
好ましくは、該通信装置110は、第2ネットワーク側ネットワーク要素、OAM又は端末メーカー装置であってよい。該第2ネットワーク側ネットワーク要素は上記第1ネットワーク側ネットワーク要素10と同じであってもよいし、異なってもよい。
理解できるように、本開示の実施例では、端末能力報告の代わりに端末能力指示情報を用いることにより、端末能力報告を減少させ最適化するという効果を達成することができる。さらに、能力指示情報に基づいて端末能力を正確にマッピングするよう保証することができる一方で、同じ端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するという需要を満たすことができる。
本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行でき、前記プロセッサにより実行されると、端末に適用される上記能力指示方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成できるコンピュータプログラムとを含む端末をさらに提供し、重複を避けるために、ここで説明を省略する。
具体的には、図12は、本開示の各実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図であり、該端末1200は、無線周波数ユニット1201、ネットワークモジュール1202、オーディオ出力ユニット1203、入力ユニット1204、センサ1205、表示ユニット1206、ユーザ入力ユニット1207、インタフェースユニット1208、メモリ1209、プロセッサ1210及び電源1211などの部品を含むが、これらに限定されない。当業者が理解できるように、図12に示す端末の構造は、端末を限定するものではなく、端末は、図示より多いか又は少ない部品を含んでもよく、一部の部品を組み合わせたり、異なる部品配置を有したりしてもよい。本開示の実施例では、端末は、携帯電話、タブレット、ノートパソコン、ハンドトップ、車載端末、ウェアラブルデバイス及び歩数計などを含むが、これらに限定されない。
プロセッサ1210は、端末能力の第1指示情報と前記第1指示情報によりマッピングされる端末能力情報との少なくとも1つを含む第1情報を取得する。
無線周波数ユニット1201は、前記第1情報に基づいて、前記端末能力の第2指示情報を送信する。
理解できるように、本開示の実施例では、端末能力報告の代わりに端末能力指示情報を用いることにより、端末能力報告を減少させ最適化するという効果を達成することができる。さらに、能力指示情報に基づいて端末能力を正確にマッピングするよう保証することができる一方で、同じ端末が異なる条件で異なる端末能力に対応するという需要を満たすことができる。
理解すべきこととして、本開示の実施例では、無線周波数ユニット1201は情報の送受信、又は通話中の信号の受信及び送信に用いられてよく、具体的には、基地局からの下りリンクデータを受信した後、プロセッサ1210に処理させ、また、上りリンクデータを基地局に送信する。一般的に、無線周波数ユニット1201は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。また、無線周波数ユニット1201は、さらに無線通信システムによりネットワーク及び他の装置と通信することができる。
端末は、ネットワークモジュール1202によりユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供して、例えば、ユーザの電子メールの送受信、ウェブの閲覧及びストリーミングメディアのアクセスなどを支援する。
オーディオ出力ユニット1203は、無線周波数ユニット1201又はネットワークモジュール1202により受信されるか又はメモリ1209に記憶されるオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。また、オーディオ出力ユニット1203は、さらに端末1200により実行される特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼出し信号の着信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット1203は、スピーカー、ブザー及び受話器などを含む。
入力ユニット1204は、オーディオ又はビデオ信号を受信する。入力ユニット1204は、グラフィック処理ユニット(Graphics Processing Unit、GPU)12041及びマイクロフォン12042を含んでよく、グラフィック処理ユニット12041は、ビデオ撮影モード又は画像撮影モードで撮影装置(例えば、カメラ)により取得された静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理後の画像フレームを表示ユニット1206に表示することができる。グラフィック処理ユニット12041により処理された画像フレームは、メモリ1209(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、無線周波数ユニット1201又はネットワークモジュール1202により送信されてもよい。マイクロフォン12042は音声を受信し、かつこのような音声をオーディオデータに処理することができる。処理後のオーディオデータを、電話通話モードの場合に無線周波数ユニット1201により移動通信基地局に送信されるフォーマットに変換して出力することができる。
端末1200は、光センサ、動きセンサ及び他のセンサなどの少なくとも1種のセンサ1205をさらに含む。具体的には、光センサは、環境光線の明るさに応じて表示パネル12061の輝度を調整することができる環境光センサと、端末1200が耳元に移動するときに、表示パネル12061及び/又はバックライトをオフにすることができる近接センサとを含む。動きセンサの1種として、加速センサは、各方向(一般に3軸)の加速度の大きさを検出でき、静止時に重力の大きさ及び方向を検出でき、端末姿勢の識別(例えば、縦向き/横向き画面の切替、ゲーム関連、磁力計の姿勢較正)、振動識別に関連する機能(例えば、歩数計、タッピング)などに用いられてよく、センサ1205は、さらに指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを含んでよく、ここで説明を省略する。
表示ユニット1206は、ユーザにより入力された情報又はユーザに提供された情報を表示する。表示ユニット1206は表示パネル12061を含んでよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル12061を構成することができる。
ユーザ入力ユニット1207は、入力された数字又は文字情報を受信し、端末のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成するために用いられてよい。具体的には、ユーザ入力ユニット1207は、タッチパネル12071及び他の入力装置12072を含む。タッチパネル12071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又はその近くでのユーザのタッチ操作(例えば、指、スタイラスペンなどの任意の適切な物体又は付属品を用いるタッチパネル12071上又はタッチパネル12071の近くでのユーザの操作)を収集することができる。タッチパネル12071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラの2つの部分を含んでよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方向を検出し、かつタッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに送信し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、かつタッチポイント座標に変換して、プロセッサ1210に送信し、プロセッサ1210から送信されたコマンドを受信し、かつ実行する。また、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの複数のタイプでタッチパネル12071を実現することができる。タッチパネル12071に加えて、入力ユニット1207は、他の入力装置12072をさらに含んでよい。具体的には、他の入力装置12072は、物理キーボード、機能キー(例えば、ボリューム調節キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス及び操作レバーを含んでよいが、これらに限定されず、ここで説明を省略する。
さらに、タッチパネル12071は、表示パネル12061をカバーすることができ、タッチパネル12071がその上又はその近くでのタッチ操作を検出した後、プロセッサ1210に送信してタッチイベントのタイプを決定し、その後に、プロセッサ1210はタッチイベントのタイプに基づいて対応する視覚的出力を表示パネル12061に提供することができる。図12において、タッチパネル12071と表示パネル12061は2つの独立した部品として端末の入力と出力機能を実現するが、いくつかの実施例では、タッチパネル12071と表示パネル12061を集積して端末の入力と出力機能を実現することができ、ここでは限定しない。
インタフェースユニット1208は、外部装置と端末1200を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを備えた装置との接続用ポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドフォンポートなどを含んでよい。インタフェースユニット1208は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信し、かつ受信した入力を端末1200における1つ以上の部品に送信するために用いられてもよく、又は端末1200と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
メモリ1209は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてよい。メモリ1209は、主に、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶できるプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶できるデータ記憶領域とを含んでよい。また、メモリ1209は、高速ランダムアクセスメモリを含んでよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリ素子、フラッシュメモリ素子又は他の揮発性固体メモリ素子などの不揮発性メモリを含んでもよい。
プロセッサ1210は、端末の制御センタであり、様々なインタフェース及び回線を利用して端末全体の各部を接続し、メモリ1209に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させるか又は実行し、メモリ1209に記憶されたデータを呼び出すことにより、端末の様々な機能を実行し、データを処理して、端末を全体的に監視する。プロセッサ1210は、1つ以上の処理ユニットを含んでよく、好ましくは、プロセッサ1210は、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するアプリケーションプロセッサと、主に無線通信を処理するモデムプロセッサとを集積することができる。理解できるように、上記モデムプロセッサはプロセッサ1210に集積されなくてよい。
端末1200は、各部品に給電する電源1211(例えば、電池)をさらに含んでよく、好ましくは、電源1211は、電源管理システムによりプロセッサ1210と論理的に接続されて、電源管理システムにより充電、放電の管理及び消費電力の管理などの機能を実現することができる。
また、端末1200は、いくつかの未図示の機能モジュールを含んでよく、ここで説明を省略する。
本開示の実施例に係るネットワーク側ネットワーク要素は、メモリと、プロセッサと、前記メモリ上に記憶されて前記プロセッサ上で動作可能で、前記プロセッサにより実行されると、ネットワーク側ネットワーク要素に適用される上記能力指示方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成できるコンピュータプログラムとを含み、重複を避けるため、ここで説明を省略する。
具体的には、図13は、本開示の各実施例を実現するネットワーク側ネットワーク要素のハードウェア構造概略図であり、前記ネットワーク側ネットワーク要素130は、バス131と、送受信機132と、アンテナ133と、バスインタフェース134と、プロセッサ135と、メモリ136とを含むが、それらに限定されない。
本開示の実施例では、前記ネットワーク側ネットワーク要素130は、メモリ136に記憶されてプロセッサ135で動作可能なコンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムは、プロセッサ135により実行されると、
端末能力の第2指示情報を取得するステップと、
前記端末能力の第2指示情報に基づいて端末能力をマッピングすること、前記端末能力の第2指示情報を記憶すること、及び前記端末能力の第2指示情報を第1対象端に送信することの少なくとも1つを、前記端末能力の第2指示情報に基づいて、実行するステップとを実現することができる。
あるいは、コンピュータプログラムは、プロセッサ135により実行されると、
端末能力に関連する情報を取得するステップと、
前記端末能力に関連する情報に基づいて、端末能力の第1指示情報と前記第1指示情報によりマッピングされる端末能力情報との少なくとも1つを含む第1情報を端末に割り当てるステップとを実現することができる。
送受信機132は、プロセッサ135による制御下で、データを受信し送信する。
図13において、バスアーキテクチャ(バス131で表される)について、バス131は、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含んでよく、かつプロセッサ135で表される1つ以上のプロセッサ及びメモリ136で表されるメモリの様々な回路を一体に接続する。バス131はさらに、周辺機器、レギュレータ、電力管理回路などの様々な回路を接続することができ、これらは当業者に周知であるため、本明細書においてさらに説明しない。バスインタフェース134は、バス131と送受信機132との間にインタフェースを提供する。送受信機132は、1つの部品であってもよいし、複数の受信機と送信機などの複数の部品であってもよく、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する。プロセッサ135で処理されたデータは、アンテナ133により無線媒体上で伝送され、さらに、アンテナ133は、データを受信してデータをプロセッサ135に伝送する。
プロセッサ135は、バス131の管理と通常の処理を担当し、さらに、タイミング、周辺インタフェース、電圧調整、電源管理及びその他の制御機能を含む様々な機能を提供することができる。メモリ136は、プロセッサ135が操作を実行するときに用いるデータを記憶するために用いられてよい。
好ましくは、プロセッサ135は、CPU、ASIC、FPGA又はCPLDであってよい。
本開示の実施例は、プロセッサにより実行されると、上記能力指示方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成できるコンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、重複を避けるために、ここで説明を省略する。該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等であってよい。
なお、本明細書において、用語「含む」、「含有」又はその如何なる他の変形は非排他性の包含をカバーすることを意図することにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置はそれらの要素を含むだけでなく、明確に列記されていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置の固有の要素をさらに含む。より多くの限定がない場合に、語句「1つ...を含む」により限定された要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置にさらに別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
以上の実施形態の説明により、当業者が明確に理解できるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームを併用した方法で実現でき、当然のことながら、ハードウェアでも実現できるが、多くの場合に前者がより好ましい実施形態である。このような理解に基づいて、本開示の技術手段は、本質的又は関連技術に寄与する部分がソフトウェア製品の形態で具現化され得て、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)内に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン又はネットワーク側装置などであってよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための複数の命令を含む。電子ハードウェアは、電子回路、専用の集積回路、プログラマブルな論理デバイス、プログラマブルなプロセッサなどを含むが、これらに限定されない。
以上、図面を参照しながら本開示の実施例を説明したが、本開示は、上記具体的な実施形態に限定されるものではなく、上記具体的な実施形態は、制限的なものではなく、例示的なものに過ぎず、当業者であれば、本開示の示唆で、本開示の趣旨及び特許請求の範囲を逸脱することなしにさらに多くの形態を達成することができるが、これらはいずれも本開示の保護範囲内に属する。