JP7184433B2 - 無線通信装置、方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

無線通信装置、方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTE(Long Term Evolution)と比べてより広帯域な周波数に対応するNR(New Radio)の標準化が行われている。
LTEでは、全ての端末装置が最大システム帯域幅である20MHzバンド幅の送受信を行う能力があることを前提として、仕様化が行われた。一方、NRでは、最大システム帯域幅が数百MHzから数GHzに及ぶ可能性があることから、ユーザ種別により異なる最大通信帯域幅を定義することが合意されている(例えば非特許文献1を参照。)。
上述したように、ユーザ種別により異なる最大通信帯域幅が定義されると、ユーザ種別によっては、システム帯域全体を送受信することができない場合がある。このため、3GPPでは、システム帯域の部分的な周波数リソースからなる部分帯域(Bandwidth part: BWP)がユーザ毎に割り当てられることにより通信を行うことが仕様化されている(例えば非特許文献2を参照。)。また、複数の部分帯域がユーザ毎に割り当てられることも可能である。また、割り当てられた部分帯域は、基地局からの制御信号に従って、アクティブ又は非アクティブに切り替わる。
また、特許文献1、2、3、及び4には、例えば複数のキャリアを束ねるキャリアアグリゲーションなどの技術において、ユーザに割り当てるキャリア又はキャリア数などのリソースを決定する手法に関する開示がある。
特開2017-050633号公報 特開2015-149566号公報 国際公開2010/137259号 国際公開2010/016596号
LTEなどの技術では、端末装置により用いられる通信帯域の中心が、例えばシステム帯域又はコンポーネントキャリアの中心周波数などに固定されていた。一方、上述したNRなどの部分帯域を用いた通信システムでは、システム帯域内において端末装置に設定される部分帯域を考慮して柔軟に通信帯域を決定できるようにすることが望まれる。
本発明の目的は、端末装置に設定される部分帯域を考慮して柔軟に通信帯域を決定することを可能にする無線通信装置、方法、プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
本発明の一態様によれば、無線通信装置は、端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得する取得部と、前記端末装置の前記最大通信帯域幅に関する前記情報と前記端末装置に設定された前記1以上の部分帯域に関する前記情報とに基づいて、前記端末装置により用いられる通信帯域を決定する決定部と、を備える。
本発明の一態様によれば、方法は、端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得することと、前記端末装置の前記最大通信帯域幅に関する前記情報と前記端末装置に設定された前記1以上の部分帯域に関する前記情報とに基づいて、前記端末装置により用いられる通信帯域を決定することと、を含む。
本発明の一態様によれば、プログラムは、端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得することと、前記端末装置の前記最大通信帯域幅に関する前記情報と前記端末装置に設定された前記1以上の部分帯域に関する前記情報とに基づいて、前記端末装置により用いられる通信帯域を決定することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様によれば、記録媒体は、端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得することと、前記端末装置の前記最大通信帯域幅に関する前記情報と前記端末装置に設定された前記1以上の部分帯域に関する前記情報とに基づいて、前記端末装置により用いられる通信帯域を決定することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、端末装置に設定される部分帯域を考慮して柔軟に通信帯域を決定することが可能になる。なお、本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
図1は、端末装置に設定される部分帯域と、端末装置により用いられる通信帯域との具体例について説明するための説明図である。 図2は、本発明の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。 図3は、第1の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態の端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図5は、第1の具体例に係る通信帯域の一例を説明するための説明図である。 図6は、第2の具体例に係る通信帯域の一例を説明するための説明図である。 図7は、第3の具体例に係る通信帯域の一例を説明するための説明図である。 図8は、複数候補の通信帯域の一例を説明するための説明図である。 図9は、同一候補の通信帯域内に設定される部分帯域の一例を説明するための説明図である。 図10は、変形例に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図11は、変形例に係る端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図12は、第2の実施形態に係る無線通信装置500の概略的な構成の例を示すブロック図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.本発明の実施形態の概要
2.システムの構成
3.第1の実施形態
3.1.基地局の構成
3.2.端末装置の構成
3.3.技術的特徴
3.4.変形例
4.第2の実施形態
4.1.無線通信装置の構成
4.2.技術的特徴
5.他の形態
<<1.本発明の実施形態の概要>>
まず、本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)技術的課題
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTE(Long Term Evolution)と比べてより広帯域な周波数に対応するNR(New Radio)の標準化が行われている。
LTEでは、全ての端末装置が最大システム帯域幅である20MHzバンド幅の送受信を行う能力があることを前提として仕様化が行われた。一方、NRでは、最大システム帯域幅が数百MHzから数GHzに及ぶ可能性があることから、ユーザ種別により異なる最大通信帯域幅を定義することが合意されている(例えば下記の参考文献1を参照。)。
参考文献1:3GPP R1-1613663 RAN WG1, “LS on UE RF Bandwidth Adaptation in NR,” November 2016.
上述したように、ユーザ種別により異なる最大通信帯域幅が定義されると、ユーザ種別によっては、システム帯域全体を送受信することができない場合がある。このため、3GPPでは、システム帯域の部分的な周波数リソースからなる部分帯域(Bandwidth part: BWP)がユーザ毎に割り当てられ、部分帯域で通信を行うことが仕様化されている(例えば下記の参考文献2を参照。)。また、部分帯域は、ユーザ毎に複数割り当てることも可能である。また、割り当てられた部分帯域は、基地局からの制御信号に従って、アクティブ又は非アクティブに切り替わる。
参考文献2:3GPP TR 38.211 V1.0.0, “3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Physical channels and modulation (Release 15)”, September 2017.
また、下記の参考文献3、4、5、及び6には、例えば複数のキャリアを束ねるキャリアアグリゲーションなどの技術において、ユーザに割り当てるキャリア又はキャリア数などのリソースを決定する手法に関する開示がある。
参考文献3:特開2017-050633号公報
参考文献4:特開2015-149566号公報
参考文献5:国際公開2010/137259号
参考文献6:国際公開2010/016596号
LTEなどの技術では、端末装置により用いられる通信帯域の中心が、例えばシステム帯域又はコンポーネントキャリアの中心周波数などに固定されていた。一方、上述したNRなどの部分帯域を用いた通信システムでは、システム帯域内において端末装置に設定される部分帯域を考慮して柔軟に通信帯域を決定できるようにすることが望まれる。これは、例えば、端末装置に設定される部分帯域を考慮せずに端末装置により用いられる通信帯域を決定すると、例えば次の例のような頻繁な通信帯域の切り替えが発生し得るからである。
図1は、端末装置に設定される部分帯域と、端末装置により用いられる通信帯域との具体例について説明するための説明図である。図1に示すように、システム帯域内において2つの部分帯域BWP#1、BWP#2が端末装置に割り当てられるものとする。さらに、端末装置により用いられる通信帯域が部分帯域BWP#1、BWP#2を考慮せず、図1に示すように、部分帯域BWP#1を含み部分帯域BWP#2を含まない通信帯域が決定されるものとする。
上述した図1に示す例において、例えば部分帯域BWP#2がアクティブである場合、又は部分帯域BWP#2が非アクティブからアクティブになった場合、端末装置は、部分帯域BWP#2で受信を行うため、部分帯域BWP#2を含むように、通信帯域を切り換える必要がある。このような通信帯域の切り替えにより、例えば通信のタイムラグ、及び端末装置の消費電力の増加などが生じる可能性がある。
そこで、本発明の実施形態では、端末装置に設定される部分帯域を考慮して柔軟に通信帯域を決定することを目的とする。
(2)技術的特徴
本発明の実施形態では、例えば、端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、上記端末装置に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得し、上記端末装置の上記最大通信帯域幅に関する上記情報と上記端末装置に設定された上記1以上の部分帯域に関する上記情報とに基づいて、上記端末装置により用いられる通信帯域を決定する。
これにより、例えば、端末装置に設定される部分帯域を考慮して柔軟に通信帯域を決定することが可能になる。
なお、上述した技術的特徴は本発明の実施形態の具体的な一例であり、当然ながら、本発明の実施形態は上述した技術的特徴に限定されない。
<<2.システムの構成>>
図2を参照して、本発明の実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図2は、本発明の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図2を参照すると、システム1は、基地局100、端末装置200を含む。
図2には、2つの端末装置200(端末装置200A及び端末装置200B)が示されているが、システム1は、3つ以上の端末装置200を含んでもよい。ここでは、2つの端末装置200の区別が必要な場合には、端末装置200A及び端末装置200Bと記載するが、2つの端末装置200の区別が不要な場合には、単に端末装置200と記載する。
例えば、システム1は、3GPP(Third Generation Partnership Project)の規格(standard)/仕様(specification)に準拠したシステムである。より具体的には、例えば、システム1は、LTE/LTE-Advanced及び/又はSAE(System Architecture Evolution)の規格/仕様に準拠したシステムであってもよい。あるいは、システム1は、第5世代(5G)/NR(New Radio)の規格/仕様に準拠したシステムであってもよい。当然ながら、システム1は、これらの例に限定されない。
(1)基地局100
基地局100は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)のノードであり、カバレッジエリア10内に位置する端末装置(例えば、端末装置200)との無線通信を行う。
例えば、基地局100は、eNB(evolved Node B)であってもよく、又は、5GにおけるgNB(generation Node B)であってもよい。基地局100は、複数のユニット(又は複数のノード)を含んでもよい。当該複数のユニット(又は複数のノード)は、上位のプロトコルレイヤの処理を行う第1ユニット(又は第1ノード)と、下位のプロトコルレイヤの処理を行う第2ユニット(又は第2ノード)とを含んでもよい。一例として、上記第1ユニットは、中央ユニット(Center/Central Unit:CU)と呼ばれてもよく、上記第2のユニットは、分散ユニット(Distributed Unit:DU)又はアクセスユニット(Access Unit:AU)と呼ばれてもよい。別の例として、上記第1ユニットは、デジタルユニット(Digital Unit:DU)と呼ばれてもよく、上記第2ユニットは、無線ユニット(Radio Unit:RU)又はリモートユニット(Remote Unit:RU)と呼ばれてもよい。上記DU(Digital Unit)は、BBU(Base Band Unit)であってもよく、上記RUは、RRH(Remote Radio Head)又はRRU(Remote Radio Unit)であってもよい。当然ながら、上記第1ユニット(又は第1のノード)及び上記第2ユニット(又は第2のノード)の呼称は、この例に限定されない。あるいは、基地局100は、単一のユニット(又は単一のノード)であってもよい。この場合に、基地局100は、上記複数のユニットのうちの1つ(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの一方)であってもよく、上記複数のユニットのうちの他のユニット(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの他方)と接続されていてもよい。
(2)端末装置200
端末装置200は、基地局との無線通信を行う。例えば、端末装置200は、基地局100のカバレッジエリア10内に位置する場合に、基地局100との無線通信を行う。例えば、端末装置200は、UE(User Equipment)である。
<<3.第1の実施形態>>
続いて、図3~図11を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
<3.1.基地局の構成>
次に、図3を参照して、第1の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。図3は、第1の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図3を参照すると、基地局100は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130及び処理部140を備える。
(1)無線通信部110
無線通信部110は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部110は、端末装置からの信号を受信し、端末装置への信号を送信する。
(2)ネットワーク通信部120
ネットワーク通信部120は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
(3)記憶部130
記憶部130は、基地局100の動作のためのプログラム(命令)及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。当該プログラムは、基地局100の動作のための1つ以上の命令を含む。
(4)処理部140
処理部140は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部140は、通信処理部141、取得部143、決定部145、測定部147、及び設定部149を含む。なお、処理部140は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部140は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。通信処理部141、取得部143、決定部145、測定部147、及び設定部149の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
例えば、処理部140(通信処理部141)は、無線通信部110を介して端末装置(例えば、端末装置200)と通信する。
(5)実装例
無線通信部110は、アンテナ及び高周波(Radio Frequency:RF)回路等により実装されてもよく、当該アンテナは、指向性アンテナであってもよい。ネットワーク通信部120は、ネットワークアダプタ並びに/又はネットワークインタフェースカード等により実装されてもよい。記憶部130は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部140は、ベースバンド(Baseband:BB)プロセッサ及び/又は他の種類のプロセッサ等の1つ以上のプロセッサにより実装されてもよい。通信処理部141、取得部143、決定部145、測定部147、及び設定部149は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部130)は、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。
基地局100は、プログラム(命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部140の動作(通信処理部141、取得部143、決定部145、測定部147、及び/又は設定部149の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部140の動作(通信処理部141、取得部143、決定部145、測定部147、及び/又は設定部149の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
なお、基地局100は、仮想化されていてもよい。即ち、基地局100は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、基地局100(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
<3.2.端末装置の構成>
次に、図4を参照して、第1の実施形態の端末装置200の構成の例を説明する。図4は、第1の実施形態の端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図4を参照すると、端末装置200は、無線通信部210、記憶部220及び処理部230を備える。
(1)無線通信部210
無線通信部210は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部210は、基地局からの信号を受信し、基地局への信号を送信する。
(2)記憶部220
記憶部220は、端末装置200の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(3)処理部230
処理部230は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部230は、通信処理部231を含む。なお、処理部230は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部230は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。通信処理部231の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
例えば、処理部230(例えば通信処理部231)は、無線通信部210を介して基地局(例えば、基地局100)と通信する。
(4)実装例
無線通信部210は、アンテナ及び高周波(RF)回路等により実装されてもよい。記憶部220は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部230は、ベースバンド(BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサ等により実装されてもよい。上記メモリ(記憶部220)は、このようなプロセッサ(チップ)内に含まれてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。一例として、処理部230は、SoC(System on Chip)内で実装されてもよい。
端末装置200は、プログラム(命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部230の動作(通信処理部231の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部230の動作(通信処理部231の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
<3.3.技術的特徴>
次に、図5~図9を参照して、第1の実施形態の技術的特徴を説明する。
第1の実施形態では、基地局100(取得部143)は、端末装置200の最大通信帯域幅に関する情報と、端末装置200に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得する。そして、基地局100(決定部145)は、端末装置200の上記最大通信帯域幅に関する上記情報と端末装置200に設定された上記1以上の部分帯域に関する上記情報とに基づいて、端末装置200により用いられる通信帯域を決定する。
さらに、基地局100(通信処理部141)は、端末装置200により用いられる上記通信帯域に関する情報を、端末装置200に通知する。一方、端末装置200(通信処理部231)は、基地局100から通知された上記通信帯域に関する情報を用いて、基地局100との通信を行う。
(1)部分帯域
例えば、上記部分帯域は、セルラーシステム(又は移動体通信システム)のシステム帯域(又はコンポーネントキャリア)内において、2以上のリソースブロックの帯域幅を有する。言い換えれば、上記部分帯域は、連続する2つ以上のリソースブロックを含む。
例えば基地局100(設定部149)は、端末装置200との間の無線伝送路特性、及び端末装置200の最大通信帯域幅などを考慮し、システム帯域(又はコンポーネントキャリア)内において、端末装置200に1以上の部分帯域を設定する。
また、端末装置200に設定された1以上の部分帯域は、例えば、基地局100によりアクティブまたは非アクティブに切り替えられる。そして、部分帯域がアクティブであるときに限って、当該部分帯域内のリソースブロックにデータがマッピングされる。具体的には、基地局100と端末装置200との間で通信されるデータ量などに応じて、部分帯域がアクティブ又は非アクティブに切り替わる。
(2)端末装置により用いられる通信帯域
端末装置200により用いられる上記通信帯域は、例えば端末装置200により用いられる受信帯域又は端末装置200により用いられる送信帯域である。若しくは、端末装置200により用いられる上記通信帯域は、上記受信帯域及び上記送信帯域の両方である。
(2-1)通信帯域の決定
端末装置200により用いられる通信帯域の帯域幅は、端末装置200の最大通信帯域幅に基づき、当該最大通信帯域幅を超えない範囲内で決定される。また、端末装置200により用いられる通信帯域は、端末装置200に設定される部分帯域に関する情報に基づき、例えば次の第1乃至第3の具体例のように決定される。
-第1の具体例
例えば第1の具体例として、端末装置200により用いられる上記通信帯域は、端末装置200に設定された全ての部分帯域を含んでもよい。
図5は、第1の具体例に係る通信帯域の一例を説明するための説明図である。具体的に、図5は、端末装置200に2つの部分帯域BWP#1、BWP#2が設定された場合の例を示している。この場合、基地局100(決定部145)は、全ての部分帯域BWP#1、BWP#2を含むように、端末装置200により用いられる上記通信帯域を決定する。
このようにして上記通信帯域を決定することにより、例えば図5に示すような部分帯域BWP#1又は部分帯域BWP#2がアクティブに切り替えられた場合であっても、端末装置200の通信帯域を切り替えることなく、部分帯域BWP#1、BWP#2を用いた通信を行うことが可能となる。
-第2の具体例
例えば第2の具体例として、端末装置200により用いられる上記通信帯域は、端末装置200に設定された1以上の部分帯域のうちの全てのアクティブな部分帯域を含んでもよい。
図6は、第2の具体例に係る通信帯域の一例を説明するための説明図である。具体的に、図6は、端末装置200に、周波数方向に並んだ3つの部分帯域BWP#1、BWP#2、BWP#3が設定された場合の例を示している。ここで、2つの部分帯域BWP#1、BWP#2がアクティブであり、1つの部分帯域BWP#3が非アクティブである。
図6に示す例では、基地局100(決定部145)は、設定された部分帯域BWP#1、BWP#2、BWP#3のうちの全てのアクティブな部分帯域BWP#1、BWP#2を含むように、端末装置200により用いられる上記通信帯域を決定する。
このようにして上記通信帯域を決定することにより、端末装置200の通信帯域の切り替えは、部分帯域BWP#3が非アクティブからアクティブに切り替えられた場合のみ発生する。このため、端末装置200の通信帯域の切り替え頻度を抑制することができる。
-第3の具体例
例えば第3の具体例として、端末装置200により用いられる上記通信帯域は、端末装置200に設定された1以上の部分帯域のうちの全てのアクティブな部分帯域と1以上の非アクティブな部分帯域とを含んでもよい。
図7は、第3の具体例に係る通信帯域の一例を説明するための説明図である。具体的に、図7は、端末装置200に、周波数方向に並んだ4つの部分帯域BWP#1、BWP#2、BWP#3、BWP#4が設定された場合の例を示している。ここで、1つの部分帯域BWP#2がアクティブであり、残り3つの部分帯域BWP#1、BWP#3、BWP#4が非アクティブである。
この場合、基地局100(決定部145)は、設定された部分帯域BWP#1、BWP#2、BWP#3、BWP#4のうちの全てのアクティブな部分帯域BWP#1に加え、非アクティブな部分帯域BWP#1、BWP#3、BWP#4のうちの少なくとも1つの部分帯域を含むように、端末装置200により用いられる上記通信帯域を決定する。
とりわけ、基地局100(決定部145)は、端末装置200に設定された1以上の部分帯域のうちの、全てのアクティブな部分帯域と最多数の非アクティブな部分帯域とを含むように、端末装置200により用いられる上記通信帯域を決定することが好ましい。
例えば図7に示す例では、部分帯域BWP#1と部分帯域BWP#2との間隔に比べて、部分帯域BWP#2と部分帯域BWP#3との間隔、及び部分帯域BWP#3と部分帯域BWP#4との間隔が短い。このため、上記通信帯域は、図7に示すように、合計3つの部分帯域BWP#2、BWP#3、BWP#4を含むことができる。言い換えれば、基地局100(決定部145)は、部分帯域BWP#2、BWP#3、BWP#4を含むように端末装置200により用いられる上記通信帯域を決定することで、より多くの非アクティブな部分帯域を含むことができる。
図7に示すようにして上記通信帯域を決定することにより、端末装置200の通信帯域の切り替えは、非アクティブな部分帯域BWP#1、BWP#3、BWP#4のうち、部分帯域BWP#1がアクティブに切り替えられた際のみに発生する。このため、端末装置200の通信帯域の切り替え頻度を抑制することができる。
(2-2)通信帯域に基づいた測定
例えば、基地局100(測定部147)は、端末装置200により用いられる上記通信帯域内で、端末装置200と基地局100との間の無線伝送路特性の測定を行ってもよい。具体的に、基地局100(測定部147)は、例えば上記通信帯域内で端末装置200から送信されるアップリンク参照信号により無線伝送路特性を測定してもよい。そして、基地局100(設定部149)は、測定結果に基づいて、システム帯域のうち上記通信帯域に含まれる帯域を優先して部分帯域の設定を更新してもよい。
上述したように、例えば部分帯域の設定更新時などに上記通信帯域内での測定を優先することにより、端末装置200の通信帯域の切り替えの頻度を抑えることが可能になる。
(2-3)複数候補の通信帯域
例えば、端末装置200により用いられる通信帯域は、所定の数以下の候補の通信帯域の中から決定してもよい。すなわち、基地局100(決定部145)は、複数候補の通信帯域の中から、端末装置200の上記最大通信帯域幅に関する上記情報と端末装置200に設定された上記1以上の部分帯域に関する上記情報とに基づいて、端末装置200により用いられる通信帯域を決定してもよい。
この場合、端末装置200により用いられる上記通信帯域に関する上記情報は、上記複数候補の通信帯域のうちの端末装置200により用いられる上記通信帯域に対応する候補に関する情報であってもよい。すなわち、基地局100(通信処理部141)は、端末装置200により用いられる上記通信帯域に対応する候補に関する情報を、端末装置200に通知してもよい。
図8は、複数候補の通信帯域の一例を説明するための説明図である。図8に示す例では、システム帯域内に3つの候補の通信帯域(通信帯域候補#1、#2、#3)が設定されている。図8に示す例では、通信帯域候補#1、#2、#3の中から、端末装置200により用いられる上記通信帯域が決定される。そして、決定された通信帯域候補を示す情報が、基地局100から端末装置200に通知される。
このようにして、3つの通信帯域候補#1、#2、#3の中から端末装置200により用いられる上記通信帯域が決定されることにより、基地局100から端末装置200へ通知する上記通信帯域に関する情報を、2ビットの情報によって表現することができる。すなわち、端末装置200により用いられる上記通信帯域に関する上記情報の通知を行うための制御情報のオーバヘッドを抑制することができる。
なお、複数候補の通信帯域に関する情報は、上記通信帯域の決定を行う前に、基地局100から端末装置200へ通知する制御情報などに含めてもよい。これにより、どの候補がどのような通信帯域であるかについて、基地局100と端末装置200との間で共通して認識することができる。
-複数候補の通信帯域に基づく部分帯域の設定
例えば、上記1以上の部分帯域は、上記複数候補の通信帯域のうちの同一候補の通信帯域内に設定されてもよい。言い換えれば、基地局100(設定部149)は、1つの候補の通信帯域内に、端末装置200により用いられる全ての部分帯域を設定してもよい。
図9は、同一候補の通信帯域内に設定される部分帯域の一例を説明するための説明図である。図9に示す例では、通信帯域候補#1内に全ての部分帯域BWP#1、BWP#2が設定されている。言い換えれば、基地局100(設定部149)は、通信帯域候補#1内に全ての部分帯域BWP#1、BWP#2を設定する。そして、基地局100(決定部145)は、上記のような部分帯域BWP#1、BWP#2の設定に合わせて、通信帯域候補#1を、端末装置200により用いられる上記通信帯域として決定すればよい。
このようにして同一候補の通信帯域内に端末装置200により用いられる全ての部分帯域を設定することにより、例えば図9の例のように、部分帯域BWP#1、BWP#2がアクティブに切り替わった場合でも、端末装置200が通信帯域を切り替えることなく、部分帯域BWP#1、BWP#2を用いた通信を行うことが可能となる。
<3.4.変形例>
第1の実施形態では、上述した構成に限らず種々の変形が可能である。例えば、端末装置200により用いられる上記通信帯域の決定は、端末装置200により行われてもよい。そして、端末装置200により用いられる上記通信帯域に関する情報が、端末装置200から基地局100に通知されてもよい。
(1)基地局100の構成
図10は、変形例に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図10に示すように、基地局100は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130、及び処理部140を含む。また、処理部140は、通信処理部141及び設定部149を含む。なお、処理部140は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。
(2)端末装置200の構成
図11は、変形例に係る端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図11に示すように、端末装置200は、無線通信部210、記憶部220、及び処理部230を含む。また、処理部230は、通信処理部231、取得部233、決定部235、及び測定部237を含む。なお、処理部230は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。
(3)技術的特徴
次に変形例に係る技術的特徴について説明する。
本変形例では、端末装置200(取得部233)は、端末装置200の最大通信帯域幅に関する情報と、端末装置200に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得する。そして、端末装置200(決定部235)は、端末装置200の上記最大通信帯域幅に関する上記情報と端末装置200に設定された上記1以上の部分帯域に関する上記情報とに基づいて、端末装置200により用いられる通信帯域を決定する。
さらに、端末装置200(通信処理部231)は、端末装置200により用いられる上記通信帯域に関する情報を、基地局100に通知する。一方、基地局100(設定部149)は、端末装置200から通知された上記通信帯域に関する情報に基づいて、端末装置200により用いられる部分帯域の設定を更新する。
-通信帯域の決定
端末装置200により用いられる通信帯域の帯域幅は、端末装置200の最大通信帯域幅に基づき、当該最大通信帯域を超えない範囲内で決定される。また、端末装置200により用いられる通信帯域は、端末装置200に設定される部分帯域に関する情報に基づき、例えば次のように決定される。
例えば、端末装置200により用いられる上記通信帯域は、端末装置200に設定された全ての部分帯域を含んでもよい。
他の例として、端末装置200により用いられる上記通信帯域は、端末装置200に設定された1以上の部分帯域のうちの全てのアクティブな部分帯域を含んでもよい。
さらに他の例として、端末装置200により用いられる上記通信帯域は、端末装置200に設定された1以上の部分帯域のうちの全てのアクティブな部分帯域と1以上の非アクティブな部分帯域とを含んでもよい。とりわけ、端末装置200(決定部235)は、端末装置200に設定された1以上の部分帯域のうちの、全てのアクティブな部分帯域と最多数の非アクティブな部分帯域とを含むように、端末装置200により用いられる上記通信帯域を決定してもよい。
-通信帯域に基づいた測定
例えば、端末装置200(測定部237)は、端末装置200により用いられる上記通信帯域内で、端末装置200と基地局100との間の無線伝送路特性の測定を行ってもよい。
例えば、部分帯域の設定更新のために、基地局100から無線伝送路特性の測定の要求があると、端末装置200(測定部237)は、決定した上記通信帯域内での無線伝送路特性の測定を、システム帯域内の他の帯域よりも優先して行う。具体的には、端末装置200(測定部237)は、例えば上記通信帯域内で基地局100から送信されるダウンリンク参照信号により無線伝送路特性を測定する。
このような測定結果が端末装置200から基地局100に通知されることにより、上記通信帯域内を優先して部分帯域の設定が行われることになる。この結果、端末装置200の通信帯域の切り替えの頻度を抑えることが可能になる。
-複数候補の通信帯域
例えば、端末装置200により用いられる通信帯域は、所定の数以下の候補の通信帯域の中から決定してもよい。すなわち、端末装置200(決定部235)は、複数候補の通信帯域の中から、端末装置200の上記最大通信帯域幅に関する上記情報と端末装置200に設定された上記1以上の部分帯域に関する上記情報とに基づいて、端末装置200により用いられる通信帯域を決定してもよい。
<<4.第2の実施形態>>
続いて、図12を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第2の実施形態は、より一般化された実施形態である。
<4.1.無線通信装置の構成>
図12を参照して、第2の実施形態に係る無線通信装置500の構成の例を説明する。図12は、第2の実施形態に係る無線通信装置500の概略的な構成の例を示すブロック図である。図12を参照すると、無線通信装置500は、取得部510及び決定部520を備える。取得部510及び決定部520の具体的な動作は、後に説明する。
取得部510及び決定部520は、1つ以上のプロセッサ(BBプロセッサ及び/又は他の種類のプロセッサ等)及びメモリにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。
取得部510及び決定部520は、プログラム(命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、取得部510及び決定部520の動作を行ってもよい。上記プログラムは、取得部510及び決定部520の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
なお、当然ながら、無線通信装置500は、取得部510及び決定部520以外の構成要素をさらに備えてもよい。例えば、無線通信装置500は、第1の実施形態と同様に、無線通信部110、ネットワーク通信部120及び/若しくは記憶部130をさらに備えてもよく、並びに/又は、他の構成要素をさらに備えてもよい。
<4.2.技術的特徴>
第2の実施形態の技術的特徴を説明する。
第2の実施形態では、無線通信装置500(取得部510)は、端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、上記端末装置に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得する。そして、無線通信装置500(決定部520)は、上記端末装置の上記最大通信帯域幅に関する上記情報と上記端末装置に設定された上記1以上の部分帯域に関する上記情報とに基づいて、上記端末装置により用いられる通信帯域を決定する。
これにより、例えば、端末装置に設定される部分帯域を考慮して柔軟に通信帯域を決定することが可能になる。
一例として、部分帯域、及び/又は、端末装置により用いられる通信帯域についての説明は、第1の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複説明を省略する。なお、この場合には、取得部510は、第1の実施形態の取得部143又は取得部233と同様に動作してもよく、決定部520は、第1の実施形態の決定部145又は決定部235と同様に動作してもよい。
当然ながら、第2の実施形態はこの例に限定されない。
<<5.他の形態>>
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
また、本明細書において説明した基地局の構成要素(例えば、通信処理部、取得部、決定部、測定部、及び/又は設定部)を備える装置(例えば、基地局を構成する複数の装置(又はユニット)のうちの1つ以上の装置(又はユニット)、又は上記複数の装置(又はユニット)のうちの1つのためのモジュール)が提供されてもよい。本明細書において説明した端末装置の構成要素(例えば、通信処理部、取得部、決定部、及び/又は測定部)を備える装置(例えば、端末装置のためのモジュール)が提供されてもよい。また、上記構成要素の処理を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の処理をプロセッサに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体(Non-transitory computer readable medium)が提供されてもよい。当然ながら、このような装置、モジュール、方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体も本発明に含まれる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得する取得部と、
前記端末装置の前記最大通信帯域幅に関する前記情報と前記端末装置に設定された前記1以上の部分帯域に関する前記情報とに基づいて、前記端末装置により用いられる通信帯域を決定する決定部と、
を備える、無線通信装置。
(付記2)
前記無線通信装置は、前記端末装置と無線通信を行う基地局である、付記1記載の無線通信装置。
(付記3)
前記端末装置により用いられる前記通信帯域に関する情報を、前記端末装置に通知する通信処理部を、更に備える付記2記載の無線通信装置。
(付記4)
前記無線通信装置は前記端末装置である、付記1記載の無線通信装置。
(付記5)
前記端末装置により用いられる前記通信帯域に関する情報を、前記端末装置と無線通信を行う基地局に通知する通信処理部を、更に備える付記4記載の無線通信装置。
(付記6)
前記決定部は、複数候補の通信帯域の中から、前記端末装置の前記最大通信帯域幅に関する前記情報と前記端末装置に設定された前記1以上の部分帯域に関する前記情報とに基づいて、前記端末装置により用いられる通信帯域を決定し、
前記端末装置により用いられる前記通信帯域に関する前記情報は、前記複数候補の通信帯域のうちの前記端末装置により用いられる前記通信帯域に対応する候補に関する情報である、付記3又は5記載の無線通信装置。
(付記7)
前記1以上の部分帯域は、前記複数候補の通信帯域のうちの同一候補の通信帯域内に設定される、付記6記載の無線通信装置。
(付記8)
前記端末装置により用いられる前記通信帯域は、前記端末装置に設定された全ての部分帯域を含む、付記1乃至7のうちの何れか1項記載の無線通信装置。
(付記9)
前記端末装置により用いられる前記通信帯域は、前記端末装置に設定された1以上の部分帯域のうちの全てのアクティブな部分帯域を含む、付記1乃7のうちの何れか1項記載の無線通信装置。
(付記10)
前記端末装置により用いられる前記通信帯域は、前記端末装置に設定された1以上の部分帯域のうちの全てのアクティブな部分帯域と1以上の非アクティブな部分帯域とを含む、付記1乃至7のうちの何れか1項記載の無線通信装置。
(付記11)
前記決定部は、前記端末装置に設定された1以上の部分帯域のうちの全てのアクティブな部分帯域と最多数の非アクティブな部分帯域とを含むように、前記端末装置により用いられる前記通信帯域を決定する、付記10記載の無線通信装置。
(付記12)
前記端末装置により用いられる前記通信帯域内で、前記端末装置と基地局との間の無線伝送路特性の測定を行う測定部を、更に備える、付記1乃至11のうちの何れか1項記載の無線通信装置。
(付記13)
端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得することと、
前記端末装置の前記最大通信帯域幅に関する前記情報と前記端末装置に設定された前記1以上の部分帯域に関する前記情報とに基づいて、前記端末装置により用いられる通信帯域を決定することと、
を含む、方法。
(付記14)
端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得することと、
前記端末装置の前記最大通信帯域幅に関する前記情報と前記端末装置に設定された前記1以上の部分帯域に関する前記情報とに基づいて、前記端末装置により用いられる通信帯域を決定することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(付記15)
端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定された1以上の部分帯域に関する情報と、を取得することと、
前記端末装置の前記最大通信帯域幅に関する前記情報と前記端末装置に設定された前記1以上の部分帯域に関する前記情報とに基づいて、前記端末装置により用いられる通信帯域を決定することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
この出願は、2017年11月14日に出願された日本出願特願2017-218768を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
移動体通信システムにおいて、端末装置に設定される部分帯域を考慮して柔軟に通信帯域を決定することができる。
1 システム
100 基地局
141、231 通信処理部
143、233、510 取得部
145、235、520 決定部
147、237 測定部
149 設定部
200 端末装置
500 無線通信装置

Claims (10)

  1. 端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定されたBandwidth Partに関する情報と、を取得する取得部と、
    前記端末装置により用いられる通信帯域を通知する通信処理部と、を備え、
    前記通信帯域は、前記端末装置に設定されたBandwidth Partのうち、全てのアクティブなBandwidth Part及び1以上の非アクティブなBandwidth Partを含み、
    前記通信帯域の帯域幅が前記端末装置の前記最大通信帯域幅より小さい又は同等である、無線通信装置。
  2. 前記無線通信装置は、前記端末装置と無線通信を行う基地局である、請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記無線通信装置は前記端末装置である、請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記通信帯域は、複数候補の中から選択された、前記端末装置により用いられる前記通信帯域に対応する候補である、請求項2又は3記載の無線通信装置。
  5. 前記候補は、前記端末装置に設定された全てのBandwidth Partを含む前記通信帯域である、請求項4記載の無線通信装置。
  6. 前記通信帯域は、前記端末装置に設定されたBandwidth Partのうちの全てのアクティブなBandwidth Partと最多数の非アクティブなBandwidth Partとを含む、請求項1乃至5のいずれか1項記載の無線通信装置。
  7. 前記端末装置により用いられる前記通信帯域内で、前記端末装置と基地局との間の無線伝送路特性の測定を行う測定部を、更に備える、請求項1乃至6のうちの何れか1項記載の無線通信装置。
  8. 無線通信装置において、端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定されたBandwidth Partに関する情報と、を取得することと、
    前記無線通信装置において、前記端末装置により用いられる通信帯域を通知することと、を含み、
    前記通信帯域は、前記端末装置に設定されたBandwidth Partのうち全てのアクティブなBandwidth Part及び1以上の非アクティブなBandwidth Partを含み、
    前記端末装置の帯域幅が前記端末装置の前記最大通信帯域幅より小さい又は同等である、方法。
  9. 端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定されたBandwidth Partに関する情報と、を取得することと、
    前記端末装置により用いられる通信帯域を通知することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラムであって、
    前記通信帯域は、前記端末装置に設定されたBandwidth Partのうち全てのアクティブなBandwidth Part及び1以上の非アクティブなBandwidth Partを含み、
    前記通信帯域の帯域幅が前記端末装置の前記最大通信帯域幅より小さい又は同等である、
    プログラム。
  10. 端末装置の最大通信帯域幅に関する情報と、前記端末装置に設定されたBandwidth Partに関する情報と、を取得することと、
    前記端末装置により用いられる通信帯域を通知することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体であって、
    前記通信帯域は、前記端末装置に設定されたBandwidth Partのうち全てのアクティブなBandwidth Part及び1以上の非アクティブなBandwidth Partを含み、
    前記通信帯域の帯域幅が前記端末装置の前記最大通信帯域幅より小さい又は同等である、
    記録媒体。
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