JP7182925B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車などに用いられる灯具に関する。
車両用灯具に用いられる光源として、従来は電球が多く用いられてきたが、近年では、LED(発光ダイオード)などの半導体光源が広く採用されるようになっている。
図1は、従来の車両用灯具1のブロック図である。車両用灯具1には、スイッチ4を介してバッテリ2からの直流電圧(入力電圧VIN)を受ける。光源10は、直列に接続される複数n個のLED12を含む。光源10の輝度は、それに流れる駆動電流ILEDに応じて制御される。点灯回路20は、駆動電流ILEDを目標輝度に応じた目標量IREFに安定化するLEDドライバ22を含む。
LED12に、目標量IREFに安定化された駆動電流IREFが流れているときの順方向電圧をVfとすると、光源10の両端間電圧(最低点灯電圧という)VMINは、Vf×nとなる。n=3とすると、白色LEDではVMIN≒11Vであり、赤色LEDではVMIN≒9Vである。言い換えると、LEDドライバ22の出力電圧VOUTが、この最低点灯電圧VMINを下回ると、駆動電流ILEDが目標量IREFを維持できなくなり、複数のLED12が消灯する。
LEDソケットのように低コスト化が求められる点灯回路20では、LEDドライバ22は、定電流シリーズレギュレータあるいは定電流出力のスイッチングコンバータで構成される。この場合、LEDドライバ22の出力電圧VOUTは、入力電圧VINより低くなる。入力電圧VINは、バッテリの満充電状態で13Vであるが、放電が進むと、10V以下まで低下することも珍しくない。したがって、バッテリ電圧が低下すると(減電圧状態という)、出力電圧VOUTが最低点灯電圧VMINを下回る状況が生じ、LED12が消灯する。
減電圧状態における光源10の消灯を防止するためにバイパススイッチ24およびバイパス制御回路26が設けられる。バイパススイッチ24は、1個のLED12_nと並列に接続される。バイパス制御回路26は、入力電圧VINがあるしきい値VTHより低くなると減電圧状態と判定し、バイパススイッチ24をオンする。この状態では、最低点灯電圧VMIN=Vf×(n-1)となり、VIN>VMINが保たれる。つまり、LED12_nの消灯と引き換えに、残りのLED12_1~12_n-1の点灯を維持することができる。
特開2016-197711号公報 特開2014-148253号公報
本発明者らは図1の点灯回路20について検討した結果、以下の課題を認識するに至った。目標量IREFに安定化された駆動電流ILEDが流れるときの順方向電圧Vfは負の温度係数を有しており、低温になるほど順方向電圧Vfは増大する。しきい値VTHを一定とする場合、想定される温度範囲(ランプとしての動作保証温度範囲、たとえば-40℃~125℃)の最低温度(-40℃)における順方向電圧Vf0(-40℃)にもとづいて、しきい値VTHを定める必要がある。
最低温度にもとづいてしきい値VTHを規定すると、常温や高温では、本来、バイパスしなくてもすべてのLEDを点灯できるにもかかわらず、LEDがバイパスされ、輝度が低下する。
現実的には、LED12は発熱するため、その温度が動作保証温度範囲の最低温度(-40℃)で維持されることは実際にはまれである。この観点からも、最低温度にもとづくしきい値VTHの設計は、灯具の性能を必要以上に低下させていると言える。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、半導体光源の輝度の不要な低下を抑制できる車両用灯具の提供にある
本発明のある態様は、点灯回路に関する。点灯回路は、直列に接続される複数の発光素子を含む第1半導体光源を点灯する。点灯回路は、入力電圧を受け、第1半導体光源に駆動電流を供給する第1駆動回路と、複数の発光素子の少なくともひとつと接続され、減電圧状態においてイネーブル状態となり、駆動電流を迂回させるバイパス回路と、を備える。減電圧状態の判定しきい値は、第1半導体光源の温度と負の相関を有する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、半導体光源の輝度の不要な低下を抑制できる。
従来の車両用灯具のブロック図である。 実施の形態に係る点灯回路を備える車両用灯具のブロック図である。 図3(a)は、図2の点灯回路におけるしきい値VTHの温度特性を示す図であり、図3(b)は、従来の設計手法にもとづくしきい値VTH’を示す図である。 第1実施例に係る点灯回路を備える車両用灯具のブロック図である。 点灯回路の具体的な構成例を示す回路図である。 第2実施例に係る点灯回路を備える車両用灯具のブロック図である。 車両用灯具のレイアウトを示す図である。 図8(a)~(d)は、車両用灯具の一例であるLEDソケットを示す図である。
本明細書に開示される一実施の形態は、点灯回路に関する。点灯回路は、直列に接続される複数の発光素子を含む第1半導体光源を点灯する。点灯回路は、入力電圧を受け、第1半導体光源に駆動電流を供給する第1駆動回路と、複数の発光素子の少なくともひとつと接続され、第1半導体光源の温度と負の相関を有するしきい値と入力電圧との関係にもとづいてイネーブル状態となり、駆動電流を迂回させるバイパス回路と、を備える。
バイパス回路は、入力電圧に第1半導体光源の温度と正の相関を有する係数を乗じて得られる検出電圧にもとづいて状態が制御されてもよい。
バイパス回路は、入力電圧が現れる入力ラインと接地ラインの間に直列に設けられる第1抵抗および第2抵抗と、第1抵抗と並列に設けられる負温度係数を有するサーミスタと、を含んでもよい。
車両用灯具は、第1半導体光源と点灯回路を含みうる。減電圧状態においてバイパスすべき発光素子は、2個であってもよい。2個の発光素子は、バイパス回路がイネーブル状態となったときに、第1半導体光源の発光パターンの対称性が維持されるようにレイアウトされてもよい。これにより、灯具を正面から見たときに、出射光の強い方向と弱い方向の差を抑えることができる。
車両用灯具は、第1半導体光源と別の第2半導体光源をさらに備えてもよい。第1半導体光源の複数の発光素子は、第2半導体光源を取り囲むように配置され、減電圧状態においてバイパスすべき2個の発光素子は第2半導体光源に関して対称の位置に設けられてもよい。
点灯回路は、第2半導体光源と直列に設けられる第3抵抗をさらに備えてもよい。第2半導体光源を、単純な抵抗のみで駆動することで、点灯回路を簡素化できる。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
また本明細書において、電圧信号、電流信号などの電気信号、あるいは抵抗、キャパシタなどの回路素子に付された符号は、必要に応じてそれぞれの電圧値、電流値、あるいは抵抗値、容量値を表すものとする。
図2は、実施の形態に係る点灯回路600を備える車両用灯具500のブロック図である。車両用灯具500には、スイッチ4を介してバッテリ2からの直流電圧(入力電圧)VINが供給される。車両用灯具500は、半導体光源502および点灯回路600を備える。半導体光源502は、直列に接続される複数n個(n≧2)の発光素子504_1,504_2,…504_nを含む。図2にはn=3の場合が示される。発光素子504はたとえばLEDが好適であるが、その限りでなく、LD(レーザダイオード)や有機EL素子などを採用してもよい。車両用灯具500は、たとえばストップランプやテールランプであり、半導体光源502は赤色LEDであってもよい。車両用灯具500の好適な一態様は、半導体光源502と点灯回路600とが1パッケージに収容されたLEDソケットであり、図示しないランプボディに着脱可能な形状を有する。LEDソケットは、長寿命化はもちろんのこと、消耗品であるが故に低コスト化が強く求められる。
点灯回路600は、駆動回路610およびバイパス回路620を備える。駆動回路610は入力電圧VINを受け、半導体光源502に目標量IREFに安定化された駆動電流ILEDを供給する。駆動回路610は、(i)定電流リニアレギュレータ、(ii)定電流出力の降圧スイッチングコンバータあるいは、(iii)定電圧出力の降圧スイッチングコンバータと定電流回路の組み合わせ、のいずれかで構成することができる。
バイパス回路620は、複数の発光素子504の少なくともひとつ(504_3)と接続される。バイパス回路620は、半導体光源502の温度に応じて電気的状態が変化するように設けられた温感素子622を含む。電気的状態とは、温感素子のインピーダンス、その電圧降下、それに流れる電流や、その一端の電圧などをいう。温感素子622は、半導体光源502の温度を、直接的あるいは間接的に監視することができ、たとえば温感素子622を半導体光源502に直接取り付けてもよいし、それと同一基板上に隣接あるいは近接して取り付けてもよいし、あるいは半導体光源502が取り付けられるヒートシンクに取り付けてもよい。バイパス回路620は、半導体光源502の温度Tと負の相関を有するしきい値VTHと入力電圧VINとの関係にもとづいてイネーブル状態となり、駆動電流ILEDを迂回させる。
以上が点灯回路600の構成である。続いてその動作を説明する。図3(a)は、図2の点灯回路600におけるしきい値VTHの温度特性を示す図である。VMINは、光源502の最低点灯電圧であり、温度Tと負の相関を有し、温度Tが増大するにしたがって低下する。しきい値VTHは、最低点灯電圧VMINよりわずかに高く規定され、たとえば以下の式で表される。
TH=VMIN+ΔV
ΔVは、駆動回路610の電圧降下と設計マージンの合計である。図3(a)では、ΔVを一定としてしきい値VTHと最低点灯電圧VMINを平行に描いているが、その限りでなく、ΔVは温度依存性を有してもよく、したがってしきい値VTHと最低点灯電圧VMINは、非平行であってもよい。
図3(b)には、従来の設計手法にもとづくしきい値VTH’が示され、温度に依存しない一定値である。従来では、VIN>VTH’の領域(ハッチングを付す)でバイパススイッチはオフであり、すべてのLED12が点灯可能である。VIN<VTH’の領域では、バイパススイッチがオンとなり、LED12が1個、消灯し、したがって光源10の光量が減少することとなる。
図3(a)に戻る。本実施の形態では、VIN>VTHを満たす範囲(ハッチングを付す)において、バイパス回路620はディセーブル状態であり、すべての発光素子504_1~504_3が点灯可能である。図3(b)との比較から分かるように、実施の形態に係る点灯回路600によれば、すべての発光素子504の点灯を維持できる電圧範囲を広げることができる。
本発明は、図2のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、方法に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例や実施例を説明する。
(第1実施例)
図4は、第1実施例に係る点灯回路600Aを備える車両用灯具500Aのブロック図である。バイパス回路620Aは、図2の温感素子622に相当するサーミスタ622aを含む。バイパス回路620Aの状態は、入力電圧VINに半導体光源502の温度Tと正の相関を有する係数K(T)を乗じて、検出電圧Vdを生成する。
Vd=VIN×K(T)
たとえばバイパス回路620Aは、検出電圧Vdと所定の基準電圧VREFの関係にもとづいて、イネーブル状態/ディセーブル状態が切り替わってもよい。具体的には、Vd=VIN×K(T)<VREFのとき、言い換えれば、VIN<VREF/K(T)のときに、バイパス回路620Aはイネーブル状態となる。したがって第1実施例では、VREF/K(T)を、図3に示すしきい値VTHに対応付けることができる。
バイパス回路620Aは、検出電圧Vdを生成する分圧回路621を含む。分圧回路621は、入力電圧VINが現れる入力ライン624と接地ライン626の間に直列に設けられる第1抵抗R1および第2抵抗R2と、第1抵抗R1と並列に設けられる負温度係数を有するサーミスタRaと、を含む。検出電圧Vdは、第1抵抗R1と第2抵抗R2の接続ノードに現れる。この場合、係数K(T)は、以下の式で表される。
K(T)=(Ra//R1)/(Ra//R1+R2)
「//」は並列に接続される2本の抵抗の合成抵抗を表す演算子である。
バイパス回路620AはさらにバイパストランジスタM1、電流バイパス制御部628を含む。バイパストランジスタM1は発光素子504_3と並列に接続される。電流バイパス回路628は、検出電圧VdにもとづいてバイパストランジスタM1を制御する。
図5は、点灯回路600Aの具体的な構成例を示す回路図である。電流バイパス制御部628は、検出電圧Vdと所定の基準電圧VREFを比較する電圧コンパレータ630を含む。Vd<VREFのとき、電圧コンパレータ630の出力はハイとなり、バイパストランジスタM1がオンし、バイパス回路620Bはイネーブル状態となる。
図5に示すように、電流バイパス制御部628を電圧コンパレータ630で構成する場合、バイパストランジスタM1は、オン、オフの2状態で制御されるスイッチとして機能する。なお、電流バイパス制御部628の構成は電圧コンパレータには限定されず、バイパストランジスタM1がオフからオン状態に切り替わる途中、あるいは、オンからオフ状態に切り替わる途中に、駆動電流ILEDの一部の電流が迂回する状態を設けてもよい。すなわちバイパス回路620Bのイネーブル状態とは、駆動電流ILEDの全部が迂回する状態のみでなく、その一部が迂回する状態も含みうる。
(第2実施例)
図6は、第2実施例に係る点灯回路600Bを備える車両用灯具500Bのブロック図である。車両用灯具500Bは、第1半導体光源502A、第2半導体光源502Bおよび点灯回路600Bを備える。
第2半導体光源502Bは、第1半導体光源502Aと独立して点消灯が制御可能である。点灯回路600Bは、第1入力電圧VIN1が供給されるとき、第1半導体光源502Aに駆動電流ILED1を供給して点灯させる。また点灯回路600Bは、第2入力電圧VIN2が供給されるとき、第2半導体光源502Bに駆動電流ILED2を供給して第2半導体光源502Bを点灯させる。
たとえば第1半導体光源502Aは、相対的に高輝度で発光すべきランプであり、たとえばストップランプである。第2半導体光源502Bは相対的に低輝度で発光すべきランプであり、たとえばテールランプである。車両用灯具500Bは、ストップランプとテールランプ兼用のソケットLEDであってもよい。
第1半導体光源502Aに関して、要求される光量を得るために、数百mAの駆動電流ILED1を供給する必要があり、また相対的に多くの発光素子504を含んでいる。したがって、第1半導体光源502Aの駆動には、第1駆動回路610Aとバイパス回路620の組み合わせが好適である。第1駆動回路610Aおよびバイパス回路620は、第1実施例で説明した構成を採用してもよい。
この実施例において、第1半導体光源502Aは、4個の発光素子504_1~504_4を含む。バイパス回路620は、2個の発光素子504_3,504_4と並列に接続されており、バイパス回路620がイネーブル状態となると、発光素子504_3,504_4がバイパスされ、消灯する。バイパス回路620は、第1実施例と同様に構成してもよい。駆動回路610は、第1半導体光源502Aの温度が、あるしきい値を超えると、駆動電流ILED1を低下させる温度ディレーティング機能を有することが好ましい。
一方、第2半導体光源502Bに関して、要求される光量を得るために、数十mAの駆動電流ILED2を供給すれば足り、また相対的に少ない発光素子508で構成できる。したがって第2半導体光源502Bの消費電力は相対的に小さく、したがって温度ディレーティング機能は不要である。また、発光素子508の個数は少ない(図6では1個)ことから、最低点灯電圧も入力電圧VIN2より十分に低いため、減電圧状態におけるバイパス制御も不要である。このことから、第2半導体光源502Bを駆動する第2駆動回路640は、第1駆動回路610Aよりもシンプルに構成することができ、本実施の形態において、第2駆動回路640は、第2半導体光源502Bと直列に設けられる第3抵抗(電流制限抵抗)R3を含む。
第1駆動回路610Aの入力端子と、車両用灯具500Bの第1入力端子IN1の間には、電源逆接保護用のダイオードD1と、ロードダンプ保護用のツェナーダイオードD2を設けるとよい。
一方、第2駆動回路640の入力端子と、車両用灯具500Bの第2入力端子IN2の間には、電源逆接保護用のダイオードD3が設けられる。ただし、第3抵抗R3自体がサージ耐性を有することから、ロードダンプ保護用のツェナーダイオードは省略することができる。これは、車両用灯具500Bの小型化、低コスト化に資する。
図7は、車両用灯具500Bのレイアウトを示す図である。減電圧状態においてバイパスされるべき2個の発光素子504_3,504_4は、バイパス回路620がイネーブル状態となったときに、すなわちそれらが消灯したときに、第1半導体光源502の発光パターンの対称性が維持されるようにレイアウトされる。
たとえば第1半導体光源502Aの複数の発光素子504_1~504_4は、第2半導体光源502の発光素子508を取り囲むように配置される。そして、減電圧状態において消灯すべき2個の発光素子504_3,504_4は、発光素子508に関して対称の位置に設けられる。このようなレイアウトを採用することで、灯具を正面から見たときに、出射光の強い方向と弱い方向の差を抑えることができる。別の観点から見ると、減電圧状態において消灯すべき2個の発光素子は、隣接しないように配置すればよい。
図8(a)~(d)は、車両用灯具500Bの一例であるLEDソケット700を示す図である。図8(a)はLEDソケット700の外観の斜視図である。図8(b)はLEDソケット700の正面図を、図8(c)はLEDソケット700の平面図を、図8(c)はLEDソケット700の底面図を示す。
筐体702は、図示しないランプボディに着脱可能な形状を有する。中央部には、複数の発光素子504が実装され、それらは透明のカバー704で覆われている。基板710には、点灯回路600の部品が実装される。複数の発光素子504は赤色のLEDチップであり、ストップランプとして利用される。
ストップランプとテールランプの兼用のLEDソケットでは、図7に示したように、複数の発光素子504の中央に、テールランプ用の発光素子508が実装され、基板710上には、テールランプ用の点灯回路が実装される。
筐体702の底面側には、3本のピン721、722、723が露出している。ピン721には、スイッチを介して第1入力電圧VIN1が供給され、ピン722には接地電圧が供給される。ピン723は、テールランプの点灯時にハイとなる第2入力電圧VIN2が供給される。ピン721~723は、筐体702の内部を貫通しており、それらの一端は、基板710の配線パターンと接続される。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
第1実施例では、入力電圧VINに温度依存性を有する係数K(T)を乗じて検出電圧Vdを生成し、所定の基準電圧VREFとの関係にもとづいて、バイパス回路620Aの状態を制御したがその限りでない。所定の基準電圧VREFに、温度と負の相関を有する係数を乗算してしきい値VTHを生成し、それと入力電圧VIN(もしくはそれを所定係数倍した電圧)との関係にもとづいて、バイパス回路の状態を制御してもよい。
(変形例2)
第2実施例において、ストップランプとテールランプ兼用のソケットLEDを説明したがその限りでなく、ストップランプ単体のソケットLEDにおいて、対称性を考慮した発光素子のレイアウトを導入してもよい。この場合のレイアウトは、図7において発光素子508を省略したものと把握できる。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
500 車両用灯具
502 半導体光源
504 発光素子
502A 第1半導体光源
502B 第2半導体光源
600 点灯回路
610 駆動回路
610A 第1駆動回路
620 バイパス回路
622 温感素子
628 電流バイパス制御部
630 電圧コンパレータ
640 第2駆動回路
700 LEDソケット
702 筐体
704 カバー
710 基板
721,722,723 ピン

Claims (6)

  1. 直列に接続される複数の発光素子を含む第1半導体光源と、
    前記第1半導体光源を駆動する点灯回路と、
    を備え、
    前記点灯回路は、
    車両のバッテリ電圧を入力電圧としてを受け、前記第1半導体光源に駆動電流を供給する第1駆動回路と、
    前記複数の発光素子の少なくともひとつと接続され、前記第1半導体光源の温度と負の相関を有するしきい値と前記バッテリ電圧との大小関係にもとづいてイネーブル状態となり、前記駆動電流を迂回させるバイパス回路と、
    を備え
    前記第1駆動回路は、(i)定電流リニアレギュレータ、(ii)定電流出力の降圧スイッチングコンバータあるいは、(iii)定電圧出力の降圧スイッチングコンバータと定電流回路の組み合わせ、のいずれかで構成されることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記バイパス回路は、前記バッテリ電圧に前記第1半導体光源の温度と正の相関を有する係数を乗じて得られる検出電圧にもとづいて状態が制御されることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記バイパス回路は、前記バッテリ電圧が現れる入力ラインと接地ラインの間に直列に設けられる第1抵抗および第2抵抗と、前記第1抵抗と並列に設けられる負温度係数を有するサーミスタと、を含み、前記検出電圧は、前記第1抵抗と前記第2抵抗の接続ノードに現れることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記点灯回路の前記バイパス回路は、2個の発光素子と接続され、
    前記2個の発光素子は、前記バイパス回路がイネーブル状態となったときに、前記第1半導体光源の発光パターンの対称性が維持されるようにレイアウトされることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  5. 前記第1半導体光源と別の第2半導体光源をさらに備え、
    前記第1半導体光源の前記複数の発光素子は、前記第2半導体光源を取り囲むように配置され、
    前記2個の発光素子は前記第2半導体光源に関して対称の位置に設けられることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  6. 前記点灯回路は、前記第2半導体光源に駆動電流を供給する第2駆動回路をさらに備え、
    前記第2駆動回路は、前記第2半導体光源と直列に設けられる第3抵抗を含むことを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
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