JP7181168B2 - 直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御回路装置 - Google Patents
直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御回路装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7181168B2 JP7181168B2 JP2019155941A JP2019155941A JP7181168B2 JP 7181168 B2 JP7181168 B2 JP 7181168B2 JP 2019155941 A JP2019155941 A JP 2019155941A JP 2019155941 A JP2019155941 A JP 2019155941A JP 7181168 B2 JP7181168 B2 JP 7181168B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- phase
- selective
- switching
- terminals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05F—SYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
- G05F1/00—Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
- G05F1/66—Regulating electric power
- G05F1/67—Regulating electric power to the maximum power available from a generator, e.g. from solar cell
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J3/00—Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
- H02J3/38—Arrangements for parallely feeding a single network by two or more generators, converters or transformers
- H02J3/381—Dispersed generators
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J3/00—Circuit arrangements for ac mains or ac distribution networks
- H02J3/38—Arrangements for parallely feeding a single network by two or more generators, converters or transformers
- H02J3/46—Controlling of the sharing of output between the generators, converters, or transformers
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J2300/00—Systems for supplying or distributing electric power characterised by decentralized, dispersed, or local generation
- H02J2300/20—The dispersed energy generation being of renewable origin
- H02J2300/22—The renewable source being solar energy
- H02J2300/24—The renewable source being solar energy of photovoltaic origin
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J2300/00—Systems for supplying or distributing electric power characterised by decentralized, dispersed, or local generation
- H02J2300/20—The dispersed energy generation being of renewable origin
- H02J2300/22—The renewable source being solar energy
- H02J2300/24—The renewable source being solar energy of photovoltaic origin
- H02J2300/26—The renewable source being solar energy of photovoltaic origin involving maximum power point tracking control for photovoltaic sources
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/56—Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Description
直列接続された複数の電源セルのための動作点制御回路装置であって、
直列に接続された2k個(kは、正の整数)の選択的導通手段にして、選択的に、それぞれの両端子間が導通した導通状態又は前記両端子間の導通が遮断された遮断状態となる選択的導通手段と、
前記選択的導通手段の各々に並列に接続され互いに直列に接続された2k個のコンデンサと、
前記選択的導通手段の端子と前記コンデンサの端子との間を接続する回路線のうちの一方の側から数えて2i番目(iは、1からkまでの整数)の回路線のそれぞれに挿入された反転電圧発生手段にして、それぞれ、その両端間にて双方向に電流が流通可能であり、且つ、前記両端間に周期的に反転する電圧を発生する反転電圧発生手段と、
一対の出力端子と、
前記一対の出力端子の間にて、前記2k個のコンデンサの少なくとも一部に対して並列に接続され互いに直列に接続されるn個(nは、1から2kまでの整数)の電源セルの各々の陽極及び陰極に接続される複数の電極用接続端子と、
前記反転電圧発生手段の両端間に発生する電圧を周期的に反転するよう制御する回路制御手段と、
前記出力端子間の出力電圧を決定する基準電圧を決定する基準電圧決定手段と
を含み、
前記回路制御手段によって、所定の周期にて、前記直列に接続された前記選択的導通手段の列に於いて、前記電源セル列の陰極側から数えて奇数番目に接続された前記選択的導通手段の全てが導通状態となり前記電源セル列の陰極側から数えて偶数番目に接続された前記選択的導通手段の全てが遮断状態となる第一の相と、前記電源セル列の陰極側から数えて奇数番目に接続された前記選択的導通手段の全てが遮断状態となり前記電源セル列の陰極側から数えて偶数番目に接続された前記選択的導通手段の全てが導通状態となる第二の相との間で、前記直列に接続された前記選択的導通手段の状態が交互に切換えられ且つ前記反転電圧発生手段の発生電圧が前記第一の相のときに前記コンデンサの側が高くなり前記第二の相のときに前記選択的導通手段の側が高くなるように前記反転電圧発生手段の発生電圧の向きが交互に反転され、
前記電極用接続端子に接続される前記電源セルの各々の動作電圧が前記回路制御手段によって制御される前記選択的導通手段の第一の相と第二の相との時間幅の比率と前記基準電圧とに基づいて決定される装置にして、更に、
前記選択的導通手段の列のうちの両端の前記選択的導通手段を除く前記選択的導通手段の各々に並列に接続され互いに直列に接続された2(k-1)個の補助コンデンサと、
前記選択的導通手段の端子と前記補助コンデンサの端子との間を接続する回路線のうちの一方の側から数えて2j番目(jは、1からk-1までの整数)の回路線のそれぞれに挿入された補助反転電圧発生手段にして、その両端間にて双方向に電流が流通可能であり、且つ、前記選択的導通手段の状態の前記第一相と前記第二相との間の切換に同期して前記両端間にて反転する電圧を発生する補助反転電圧発生手段と
を含み、
前記補助反転電圧発生手段の発生電圧が前記第一の相のときに前記選択的導通手段の側が高くなり前記第二の相のときに前記補助コンデンサの側が高くなるように前記補助反転電圧発生手段の発生電圧の向きが交互に反転される装置
によって達成される。
PVn…太陽電池セル(nは、2k以下の正の整数。以下、同様)
ct…電極用接続端子
Cn…コンデンサ
Li…インダクタ又は変圧器の二次コイル(iは、k以下の正の整数。)
Lvj…補助インダクタ(jは、k-1以下の正の整数。)
Cvm…補助コンデンサ(mは、2k-2以下の正の整数。)
Mn…スイッチング手段(MOSFET)
Sn…制御入力
Dn…ダイオード(整流手段)
Vs…電圧源
本実施形態による複数の太陽電池セルが直列に接続されてなる太陽電池モジュールに於ける各セルの発電動作点を制御する発電動作点制御回路装置は、基本的には、図10(B)にも例示されている如く、各太陽電池セルに対してその発電電圧を制御すると共に各太陽電池セルに於ける電流の余剰分(太陽電池モジュールの出力端子間に流れる電流に於ける各セルの発電電圧に対して電圧・電流特性に従って決定される電流よりも多い分)を迂回させる昇降圧チョッパ回路が多段にて連結された回路と同様の構成を有している。しかしながら、本実施形態の装置に於いては、図10(B)の構成とは異なり、各段の太陽電池セルの発生電圧(又はコンデンサの保持電圧)を安定化させるために、昇降圧チョッパ回路のスイッチング手段又は整流手段(選択的導通手段)の各々に対して、コンデンサ(補助コンデンサ)とインダクタ又は変圧器のコイル(補助反転電圧発生手段)とを用いてもう一組の昇降圧チョッパ回路が形成される。この構成の場合、太陽電池セルに於いて電流の余剰分が発生するときに、その電流の余剰分は、その太陽電池セルが並列に接続されている選択的導通手段とそれに並列に接続された補助コンデンサに迂回し、その他の段の選択的導通手段及び補助コンデンサを流通せず、そうすると、図10(B)にも例示されている電圧安定化コンデンサを接続する場合よりも、各太陽電池セルの電流の余剰分が迂回する際に通る素子にて生ずる損失が相対的に低減され、エネルギーの効率化が図られることとなる。以下に於いては、まず、図10(B)の如き従前の回路構成に於いて生ずる損失について説明し、次いで、本実施形態の発電動作点制御回路装置の具体的な種々の態様について説明する。
図10(B)の如き回路構成は、一対の出力端子ot+、ot-の間にて複数の太陽電池セルを直列に接続するべく、各太陽電池セルPVn(nは、1から2kまでの整数であり、kは、2以上の整数である。)の陽極及び陰極のそれぞれに接続される電極用接続端子ctを有し、電極用接続端子ctには、太陽電池セルPVnと並列となるようにコンデンサCnが接続される共に、選択的導通手段として、スイッチング手段Mnが並列となるように接続され、コンデンサCnとスイッチング手段Mnとの間の回路線に於いて、スイッチング手段Mnの列の一方の側(BL)から数えて偶数番目の回路線に反転電圧発生手段として、インダクタLi(iは、1からkまでの整数)がそれぞれ挿入される。また、図示の如く、電圧安定化コンデンサCvl(lは、1から2k-1までの整数)が、スイッチング手段Mnの列の一方の側から数えて2p-1番目と2p番目のスイッチング手段の組の全て(1番目と2番目の組、3番目と4番目の組、…)(pは、1からkまでの整数)と2q番目と2q+1番目のスイッチング手段の組の全て(2番目と3番目の組、…)(qは、1からk-1までの整数)との両端の各々に対して並列に接続される。作動に於いては、図11(A)、(C)に示されている如く、出力端子間の電圧Voutが所望の値に調節された状態にて、太陽電池セル列の陰極側から数えて奇数番目のスイッチング手段M2r-1の群(奇数群)と偶数番目のスイッチング手段M2rの群(偶数群)が、任意に設定されてよい所定の周期にて、交互に導通状態と遮断状態との間で切換えられる(rは、1からkまでの整数)。その場合、各太陽電池セルの発電電圧Vnの総和が出力端子間電圧Voutに等しいという条件と、同時にスイッチング手段が遮断状態となる段の各太陽電池セルの発電電圧Vnは、互いに等しくなるという条件とから、
ΣVn=Vout …(1a)
VnI=VI …(1b)
VnII=VII …(1c)
が成立する。ここで、VnIは、奇数群のスイッチング手段に並列接続された各太陽電池セルの発電電圧Vnであり、VnIIは、偶数群のスイッチング手段に並列接続された各太陽電池セルの発電電圧Vnであり、VI、VIIは、それぞれ、奇数群及び偶数群の太陽電池セルの発電電圧の電圧値である。また、スイッチング手段の状態の切換えに同期して、インダクタLiに発生する電圧の向きが交互に反転する過程に於いて、スイッチング手段M2i-1のON状態の間にインダクタLiに蓄積した電磁エネルギーは、スイッチング手段M2i-1のOFF状態の間に放出されるとの条件により、所定の周期に対する奇数番目のスイッチング手段が遮断状態となる時間幅の比(デューティ比とする。)がdのとき、
VII=αVI …(2a)
α=d/(1-d)) …(2b)
の関係が成立することとなる。従って、d=1/2のときは、
VI=VII …(2c)
となる。
換言すれば、上記の如く、電圧安定化コンデンサの各々が二つの隣接するスイッチング手段の組に対して交互に並列接続された構成の場合には、流れるべき電流が相対的に低下した太陽電池セルに於ける電流の余剰分をスイッチング手段と電圧安定化コンデンサへ迂回することに起因するスイッチング手段と電圧安定化コンデンサでの損失は、直列接続される太陽電池セルの数が増えるほど、増大してしまうこととなる。
上記の如き従前の回路構成に於いて、直列接続される太陽電池セルの数が増えるほど、流れるべき電流が相対的に低下した太陽電池セルに於ける電流の余剰分の迂回に起因するスイッチング手段と電圧安定化コンデンサでの損失(以下、「余剰電流迂回損失」と称する。)が増大してしまうという事情に鑑み、本実施形態に於いては、余剰電流迂回損失が、直列接続される太陽電池セルの数によらない新規な構成の動作点制御回路装置が提案される。本実施形態に於ける動作点制御回路装置では、既に触れた如く、端的に述べれば、上記の如き多段昇降圧チョッパ回路の構成に於いて、(両端の段を除いて)各段の昇降圧チョッパ回路に対して補助コンデンサがインダクタ又は変圧器のコイル(補助反転電圧発生手段)を介して並列に接続され、これにより、謂わば、選択的導通手段の各々に対して、二組の昇降圧チョッパ回路が形成される(補助コンデンサが従前の電圧安定化コンデンサに相当する。)。そして、流れるべき電流が相対的に低下した太陽電池セルに於ける電流の余剰分は、その太陽電池セルの属する段の補助コンデンサと選択的導通手段を通ってその太陽電池セルを迂回し、その他の段の補助コンデンサと選択的導通手段を通らないため、余剰電流迂回損失がその他の段の補助コンデンサと選択的導通手段に於いて実質的に発生せず、余剰電流迂回損失が、直列接続される太陽電池セルの数によらないこととなる。以下、本実施形態が適用された動作点制御回路装置の種々の態様の具体的な構成について説明する。
図1(A)を参照して、本実施形態の第一の態様の構成に於いては、発電動作点制御回路装置の回路は、図10(B)の構成の場合と同様に、一対の出力端子ot+、ot-と、それらの間にて複数の太陽電池セルを直列に接続するべく、各太陽電池セルPVn(nは、1から2kでの整数であり、kは、正の整数である。)の陽極及び陰極のそれぞれに接続される電極用接続端子ctと、電極用接続端子ctに接続される各太陽電池セルに対して並列に接続され互いに直列に接続されるコンデンサCn(C1、C2、…C2k)と、かかるコンデンサCnに対して並列に接続され互いに直列に接続される選択的導通手段としてMOSFET等であってよいスイッチング手段Mn(M1、M2、…M2k)とを有し、コンデンサCnとスイッチング手段Mnとの間の2k+1本の回路線のうち、スイッチング手段の列の一方の側(BL)から数えて偶数番目の回路線に於いて、反転電圧発生手段として、インダクタLi(L1、L2…Lk)がそれぞれ装入される。各スイッチング手段Mnは、切換制御装置CP(切換制御手段)からそれぞれの制御入力端子Snに与えられる制御入力に応答して、それぞれの両端子間の状態を、両端子間を導通した導通状態(ON)と、両端子間を絶縁する遮断状態(OFF)との間で切換えるよう作動する。そして、更に、本実施形態の構成に於いては、既に触れた如く、スイッチング手段Mnの列の両端のスイッチング手段M1、M2kを除く各スイッチング手段Mnに対して、補助コンデンサCvm(Cv1、Cv2、…Cv2k-2)が並列に接続され、補助コンデンサCvmとスイッチング手段Mnと間の2k-1本の回路線のうち、スイッチング手段の列の一方の側から数えて偶数番目の回路線に於いて、補助反転電圧発生手段として、補助インダクタLvj(Lv1、Lv2…Lvk-1)がそれぞれ装入される。即ち、図示の如く、インダクタLiと補助インダクタLvjは、各スイッチング手段Mnに対して互い違いに接続された状態となる。なお、回路に於いて使用されるスイッチング手段、コンデンサ、補助コンデンサ、インダクタ、補助インダクタは、それぞれ、この分野で通常用いられる素子であってよい。そして、第一の態様の回路の構成に於いては、基準電圧決定手段として、出力端子間ot+~ot-の出力電圧を調節するMPPT制御装置などの任意の電圧制御装置が設けられ、出力電圧Voutが制御される。なお、出力端子間ot+~ot-に接続されている負荷が充電池などのその両端子に有意な電圧を保持している負荷である場合、出力電圧Voutは、負荷の保持している電圧に基づいて自動的に決定されるようになっていてもよく(この場合、負荷が基準電圧決定手段に相当し、例えば、出力電圧は、負荷保持電圧+αの大きさとなる。αは、負荷の内部抵抗や充電電流によって決定される正数である。)、そのような場合も本発明の範囲に属する。
上記の本実施形態の第一の態様の装置の作動に於いては、図10(B)の構成の場合と同様に、切換制御装置CPは、相1(ph1:太陽電池セル列の陰極側から数えて奇数番目のスイッチング手段M2r-1の群(奇数群)が導通状態となり、偶数番目のスイッチング手段M2rの群(偶数群)が遮断状態となる相)と、相2(ph2:太陽電池セル列の陰極側から数えて奇数番目のスイッチング手段M2r-1の群(奇数群)が遮断状態となり、偶数番目のスイッチング手段M2rの群(偶数群)が導通状態となる相)とが、任意に設定されてよい所定の周期Tsにて交互に達成されるように、各スイッチング手段Mnの制御入力Snに対して、図1(B)に示されている制御指令ON/OFFを与えるよう作動する(制御指令がONのとき、スイッチング手段は導通状態となり、制御指令がOFFのとき、スイッチング手段は遮断状態となる。)。そうすると、図10(B)の構成の場合と同様に、各太陽電池セルの発電電圧Vnの総和が出力端子間電圧Voutに等しいという条件と、同時にスイッチング手段がOFF状態となる段の各太陽電池セルの発電電圧Vnは、互いに等しくなるという条件とから、定常状態に於いて、式(1a)~(1c)が成立し、デューティ比dに於いて、式(2a)、(2b)が成立し、d=1/2のときは、式(2c)が成立し、全ての太陽電池セルの発生電圧が一律に制御されることとなる。また、上記の如くスイッチング手段が作動される間、補助コンデンサCvmの保持電圧に於いても、式(1b)、(1c)の関係が成立し、各スイッチング手段が遮断状態にあるときに、それに並列に接続された補助コンデンサCvmの電圧によって、それに並列に接続された対応する太陽電池セルの発生電圧が安定的に保持され、これにより、太陽電池セルやスイッチング手段の寄生抵抗、インピーダンス等の特性に関して、より大きな公差が許されることとなる。
図1(A)に示されている如き回路構成に於いて、コンデンサCnの全てに対して太陽電池セルが並列に接続されていなくてもよい。即ち、図3(A)に例示されている如く、回路構成に於いて、太陽電池セルが接続されてない段が存在していてもよい。その場合、太陽電池セルが接続されてない段のコンデンサCnは、出力電圧Voutと直列接続された太陽電池セルの発生電圧Vnの総和ΣVnとの差分を保持することとなる(保持電圧Vch)。即ち、この構成に於いては、太陽電池セル列の出力電圧がそれらの発生電圧Vnの総和ΣVnから電圧Voutまで昇圧されることとなる。また、図3(B)に例示されている如く、回路構成に於いて、太陽電池セルが接続されてない段が存在する場合には、出力端子が、太陽電池セル列の両端に接続され、出力端子間にて、太陽電池セル列の発生電圧Vnの総和ΣVnに相当する出力電圧が得られるようになっていてもよい(コンデンサC1~C3に太陽電池セルが接続され、それらの太陽電池セル列の両端に出力端子対が接続されていてもよい。)。これらの構成は、太陽電池セルの数が奇数個のときに採用されてよい。
本実施形態の動作点制御回路装置の第二の態様は、第一の態様の回路構成に於けるスイッチング手段の一部又は全てがダイオードなどの整流手段に置き換えられた構成を有する。かかる構成によれば、太陽電池セル毎にスイッチング手段の制御入力のための回路を設ける必要がなくなり、回路の構成が大幅に簡単化され、制御に於ける作動も容易となる。以下、本実施形態の第二の態様の種々の形態の構成について説明する。
本実施形態の第二の態様の第一の形態に於いては、まず、図1(A)に示されている如き本実施形態の第一の態様の構成に於けるスイッチング手段が、その列の一方の側から数えて一番目のスイッチング手段を除き、全て整流手段に置き換えられる。かかる整流手段としては、ダイオードDn(D1、D2、…D2k-1)が、それらの陽極及び陰極が、対応する太陽電池セルの陰極及び陽極に接続されるように配置される。そして、本形態に於いては、基準電圧決定手段として電圧源Vsが、スイッチング手段に並列に接続されるコンデンサに対して並列に接続され、且つ、太陽電池セルPVnの列に対して直列に接続される。電圧源Vsは、MPPT制御装置などの任意の電圧制御装置により、任意の大きさの電圧を供給するよう制御されるよう構成されていてよい。図4(A)を参照して、太陽電池セルPVn列の陰極側にスイッチング手段M1が設けられているときには、電圧源Vsは、太陽電池セルPVn列の陰極側に直列に接続されることとなる。
上記の図4(A)に例示のスイッチング手段M1と電圧源Vsが太陽電池セルPVn列の陰極側に接続された回路構成の作動に於いては、切換制御装置CPからスイッチング手段M1の制御入力S1へ、図4(B)にて模式的に描かれている如く、任意に設定されてよい所定のサイクル時間TsにてON/OFFの制御指令が与えられ、これにより、スイッチング手段M1の状態が導通状態と遮断状態との間で切換えられることとなる。そうすると、スイッチング手段M1に接続されたインダクタL1に於いて、スイッチング手段M1の導通/遮断状態の切換に同期して向きが反転する誘導起電力(発生電圧)が発生し、その後のスイッチング手段M1の導通/遮断状態の切換作動の間に於ける回路内のインダクタLi、補助インダクタLvj、ダイオードDn、補助コンデンサCvm及びコンデンサCnの作動の結果、太陽電池セルPVnの全ての発電電圧の大きさVnが電圧源Vsの出力電圧V0に基づいて決定されることとなる。
Vb(L1)=V0 …(3a)
となる。このとき、スイッチング手段M1とダイオードD1の陽極との接点の電位が電圧源Vsの陰極と実質的に等しく、ダイオードD1の陰極には、インダクタL1の発生電圧が太陽電池セルPV1を介してかかっているので、ダイオードD1の陰極の電位は陽極より高くなり、ダイオードD1には電流が流れず、ダイオードD1は遮断状態(OFF)となる。また、このとき、電圧源Vsの陽極から太陽電池セルPV1、補助インダクタLv1、補助コンデンサCv1及びスイッチング手段M1を通って電圧源Vsの陰極に戻る閉ループ(ループ2)ができるので、補助インダクタLv1に於いて補助コンデンサCv1からスイッチング手段M1へ向かう方向に誘導起電力が発生し、補助コンデンサCv1の保持電圧V(Cv1)と(スイッチング手段M1がONのときの)補助インダクタLv1の発生電圧Vb(Lv1)とは、キルヒホッフの法則により、太陽電池セルPV1の発生電圧V1とインダクタL1の発生電圧V0と釣り合うので、
V1+V0=V(Cv1)+Vb(Lv1) …(3b)
が成立する。更に、このとき、電圧源Vsの陽極から太陽電池セルPV1、PV2、インダクタL2、補助コンデンサCv2、Cv1及びスイッチング手段M1を通って電圧源Vsの陰極に戻る閉ループ(ループ3)ができるので、インダクタL2に於いてダイオードD2からコンデンサC3へ方向に誘導起電力が発生し、ダイオードD2の陰極は、その陽極よりも電位が高くならないので、ダイオードD2に電流が流通可能となり、ダイオードD2は導通状態(ON)となる。これにより、キルヒホッフの法則から、太陽電池セルPV2の発生電圧V2、インダクタL2の(スイッチング手段M1がONのときの)発生電圧Vb(L2)、補助コンデンサCv2の保持電圧V(Cv2)及び(スイッチング手段M1がONのときの)補助インダクタLv1の電圧Vb(Lv1)に於いては、
V2=Vb(L2) …(3c)
Vb(Lv1)=V(Cv2) …(3d)
が成立する。そして、ダイオードD2の陰極側に直列接続されたダイオードD3に於いては、その陰極側にインダクタL2の発生電圧Vb(L2)と太陽電池セルPV3の発生電圧V3がかかり、ダイオードD3の陰極側がその陽極側よりも電位が高いので、ダイオードD3には電流は流れず、ダイオードD3は遮断状態(OFF)となる。このようにして、スイッチング手段M1が導通状態となると、スイッチング手段M1とダイオードDnとを含めた選択的導通手段列に於いて、太陽電池セル列の陰極側から数えて奇数番目の選択的導通手段(スイッチング手段M1とダイオードD2s(sは、1~kの整数))が導通状態(ON)となり、太陽電池セル列の陰極側から数えて偶数番目の選択的導通手段(ダイオードD2s-1(sは、1~kの整数))が遮断状態(OFF)となる相1が達成されることとなる。
Va=αVb …(4a)
となる。そうすると、それまで遮断状態(OFF)であった太陽電池セル列の陰極側から数えて偶数番目の選択的導通手段のダイオードD1、D3は、その陽極側の電位が、インダクタLiの誘導起電力によって高くなり、そのダイオードの陰極側よりも低くなくなるので、導通状態(ON)となる。一方、それまで導通状態(ON)であった太陽電池セル列の陰極側から数えて奇数番目の選択的導通手段のダイオードD2は、その陰極側に太陽電池セルPV2の発生電圧又は補助コンデンサの保持電圧Cv2とインダクタL2、補助インダクタLv1の誘導起電力がかかり、その陽極側の電位が陰極側よりも低くなるので、遮断状態(OFF)となる。このようにして、スイッチング手段M1がOFFとなると、スイッチング手段M1とダイオードDnとを含めた選択的導通手段列に於いて、太陽電池セル列の陰極側から数えて奇数番目の選択的導通手段(スイッチング手段M1とダイオードD2sが遮断状態(OFF)となり、太陽電池セル列の陰極側から数えて偶数番目の選択的導通手段(ダイオードD2s-1)が導通状態(ON状態)となる相2が達成されることとなる。そして、上記の選択的導通手段の状態が変わったとき、太陽電池セルPV1、PV2、PV3の発生電圧V1、V2、V3、電圧安定化電圧Cv1、Cv2の保持電圧V(Cv1)、V(Cv2)、(スイッチング手段がOFFのときの)インダクタL1、L2、Lv1の発生電圧Va(L1)、Va(L2)、Va(Lv1)の間に於いて、キルヒホッフの法則より、下記の関係が成立する。
V1=Va(L1) …(4b)
V(Cv1)=Va(Lv1) …(4c)
V2+Va(L2)=Va(Lv1)+V(Cv2) …(4d)
V3=Va(L2) …(4e)
V2=V(Cv2)=Vb(L1)=Vb(L2)=Vb(Lv1)=V0 …(5a)
V1=V3=V(Cv1)=Va(L1)=Va(L2)=Va(Lv1)=αV0 …(5b)
そして、d=1/2のときには、α=1となり、太陽電池セルPV1、PV2、PV3の発生電圧V1、V2、V3は、一律に電圧源の供給電圧V0に制御されることとなる。なお、図では簡単のために、選択的導通手段の数が4の場合について記載されているが、当業者にとって理解される如く、選択的導通手段の数が増えても、スイッチング手段M1がONのときには、相1が達成され、スイッチング手段M1がOFFのときには、相2が達成され、そのような場合も本発明の範囲に属する。即ち、太陽電池セルの発生電圧は、下記の如くとなる。
VnI=V0 …(5c)
VnII=αV0 …(5d)
ここで、VnIは、太陽電池セル列の陰極側から数えて奇数番目の選択的導通手段に並列接続された各太陽電池セルの発電電圧Vnであり、VnIIは、太陽電池セル列の陰極側から数えて偶数番目の選択的導通手段に並列接続された各太陽電池セルの発電電圧Vnである。
図4(A)に例示の回路構成の変形例の一つに於いては、図6(A)に描かれている如く、スイッチング手段M1と電圧源Vsが太陽電池セル列の陽極側に設けられていてよい。即ち、この形態に於いては、直列接続されたダイオードDnの列の陽極側に直列にスイッチング手段M1が接続され、直列接続された太陽電池セル列PVnの陽極側に電圧源Vsが接続される。図6(A)の形態では、スイッチング手段M1が、選択的導通手段列に於いて太陽電池セル列の陰極側から数えて偶数番目の選択的導通手段となるので、スイッチング手段M1がOFFのときに、相1が達成され、スイッチング手段M1がONのときに、相2が達成されることとなる。作動に於いては、スイッチング手段M1のデューティ比をdとし、α=d/(1-d)とおくと、スイッチング手段M1がONのとき、図6(B)に示されている如く、インダクタL1、L2に於いて、太陽電池セル側からダイオードへ向かう方向へ、補助インダクタLv1に於いて、ダイオードから補助コンデンサへ向かう方向へ、それぞれ、電圧源Vsの供給電圧V0の大きさに等しい誘導起電力が発生し、スイッチング手段M1がOFFのとき、図6(C)に示されている如く、各インダクタに於いて、向きが反転し、αV0の大きさの誘導起電力が発生することとなる。そして、回路構成内の各手段・素子に発生する電圧は、下記の通りとなる。
V2=V(Cv1)=V0 …(6a)
V1=V3=V(Cv2)=αV0 …(6b)
なお、図では簡単のために、選択的導通手段の数が4の場合について記載されているが、当業者にとって理解される如く、回路装置は、選択的導通手段の数が増えても、同様に作動し、そのような場合も本発明の範囲に属する。即ち、太陽電池セルの発生電圧は、下記の如くとなる。
VnI=αV0 …(6c)
VnII=V0 …(6d)
本実施形態の第二の態様の第二の形態に於いては、図4(A)に例示の構成に於ける電圧源Vsは用いられず、基準電圧決定手段として、図7(B)の如く、出力端子間ot+~ot-の出力電圧を調節するMPPT制御装置などの任意の電圧制御装置が設けられ、出力電圧Voutが制御される。なお、第一の態様の場合と同様に、出力端子間ot+~ot-に接続されている負荷が充電池などのその両端子に有意な電圧を保持している負荷であるとき、かかる負荷が基準電圧決定手段となり、出力電圧Voutは、負荷の保持している電圧に基づいて自動的に決定されるようになっていてもよい。そして、スイッチング手段M1に対しては、太陽電池セルが並列に接続されてよい(即ち、太陽電池セルが全ての選択的導通手段の各々に対して並列に接続され、互いに直列に接続されてよい。)。作動に於いては、各太陽電池セルPVnの発生電圧Vnの総和ΣVnが任意に設定される大きさ又は負荷電圧に基づいて決定される大きさの出力電圧Voutとなる点を除いて、第一の形態の場合と同様である。太陽電池セル数が2kのとき、スイッチング手段が太陽電池セル列の陰極側に接続されている場合には、太陽電池セルの発生電圧は、
VnI=Vout/(1+α)k …(7a)
VnII=αVout/(1+α)k …(7b)
となる。一方、スイッチング手段が太陽電池セル列の陽極側に接続されている場合には、太陽電池セルの発生電圧は、
VnI=αVout/(1+α)k …(7c)
VnII=Vout/(1+α)k …(7d)
となる。なお、図7(B)に例示の本実施形態の第二の態様の第二の形態の回路構成に於いても、コンデンサCnの全てに対して太陽電池セルが接続されていなくてもよい(図示せず)。なお、図では簡単のために、選択的導通手段の数が4の場合について記載されているが、当業者にとって理解される如く、回路装置は、選択的導通手段の数が増えても、同様に作動し、そのような場合も本発明の範囲に属する。
図8(A)を参照して、本実施形態の第二の態様の第三の形態の構成に於いては、図4(A)に例示の第二の態様の第一の形態の回路構成のスイッチング手段M1が、ダイオードに置き換えられて、選択的導通手段の列は、全てが直列に接続されたダイオードの列となり、電圧源Vsは用いられず、各ダイオードに対して太陽電池セルが並列に接続されてよい。
Vn=Li/L0・Vs …(8)
により与えられることとなる。図では簡単のために、選択的導通手段の数が4の場合について記載されているが、当業者にとって理解される如く、回路装置は、選択的導通手段の数が増えても、同様に作動し、そのような場合も本発明の範囲に属する。
上記に説明された本実施形態による発電動作点制御回路装置の一連の構成は、太陽電池の他に、図9(A)~(C)に例示されている如く、化学電池セル、蓄電器セル(BCn)、燃料電池セル(固形酸化物型燃料電池であってもよい。)、熱電発電素子、発電機セル(風力、水力、潮力、エンジン等による任意の発電機であってよい。)など、任意の電源セルを直列接続する際に適用されてよい。直列接続される電源セルの各々の最適な動作電圧が異なっていても、その動作電圧のずれによる出力低下が然程に大きくない場合には、本実施形態による教示に従って、動作点制御回路装置を利用することにより、出力を大きく低減させずに、動作電圧の調節のための時間と労力とを削減することが可能となる。また、上記の本実施形態による発電動作点制御回路装置の構成は、直列接続される電源の種類は同じ場合であっても異なる場合であっても適用されてもよい。例えば、図1(A)、図3(A)、(B)、図4、図6(A)、図7(A)、(B)、図8(A)、(D)に例示されている如き回路構成を有する動作点制御回路装置に於いて、太陽電池セルに換えて、化学電池セル、蓄電器セル、燃料電池セル、熱電発電素子、発電機セル等の任意の電源セルが直列に接続されてよく、互いに異なる電源セルが直列に接続された状態で使用されてよい。
Vne=αVno …(9)
の関係となるので、本実施形態によれば、一つの動作点制御回路装置により、所望の動作電圧が互いに異なる二つの電源セル群の電源セルを交互に直列に接続されたモジュールに於ける二つの群の電源セルの動作電圧を、基準電圧決定手段により決定される基準電圧とデューティ比dを調節することによって、それぞれ所望の電圧に調節することが可能となる。
Claims (16)
- 直列接続された複数の電源セルのための動作点制御回路装置であって、
直列に接続された2k個(kは、正の整数)の選択的導通手段にして、選択的に、それぞれの両端子間が導通した導通状態又は前記両端子間の導通が遮断された遮断状態となる選択的導通手段と、
前記選択的導通手段の各々に並列に接続され互いに直列に接続された2k個のコンデンサと、
前記選択的導通手段の端子と前記コンデンサの端子との間を接続する回路線のうちの一方の側から数えて2i番目(iは、1からkまでの整数)の回路線のそれぞれに挿入された反転電圧発生手段にして、それぞれ、その両端間にて双方向に電流が流通可能であり、且つ、前記両端間に周期的に反転する電圧を発生する反転電圧発生手段と、
一対の出力端子と、
前記一対の出力端子の間にて、前記2k個のコンデンサの少なくとも一部に対して並列に接続され互いに直列に接続されるn個(nは、1から2kまでの整数)の電源セルの各々の陽極及び陰極に接続される複数の電極用接続端子と、
前記反転電圧発生手段の両端間に発生する電圧を周期的に反転するよう制御する回路制御手段と、
前記出力端子間の出力電圧を決定する基準電圧を決定する基準電圧決定手段と
を含み、
前記回路制御手段によって、所定の周期にて、前記直列に接続された前記選択的導通手段の列に於いて、前記電源セル列の陰極側から数えて奇数番目に接続された前記選択的導通手段の全てが導通状態となり前記電源セル列の陰極側から数えて偶数番目に接続された前記選択的導通手段の全てが遮断状態となる第一の相と、前記電源セル列の陰極側から数えて奇数番目に接続された前記選択的導通手段の全てが遮断状態となり前記電源セル列の陰極側から数えて偶数番目に接続された前記選択的導通手段の全てが導通状態となる第二の相との間で、前記直列に接続された前記選択的導通手段の状態が交互に切換えられ且つ前記反転電圧発生手段の発生電圧が前記第一の相のときに前記コンデンサの側が高くなり前記第二の相のときに前記選択的導通手段の側が高くなるように前記反転電圧発生手段の発生電圧の向きが交互に反転され、
前記電極用接続端子に接続される前記電源セルの各々の動作電圧が前記回路制御手段によって制御される前記選択的導通手段の第一の相と第二の相との時間幅の比率と前記基準電圧とに基づいて決定される装置にして、更に、
前記選択的導通手段の列のうちの両端の前記選択的導通手段を除く前記選択的導通手段の各々に並列に接続され互いに直列に接続された2(k-1)個の補助コンデンサと、
前記選択的導通手段の端子と前記補助コンデンサの端子との間を接続する回路線のうちの一方の側から数えて2j番目(jは、1からk-1までの整数)の回路線のそれぞれに挿入された補助反転電圧発生手段にして、その両端間にて双方向に電流が流通可能であり、且つ、前記選択的導通手段の状態の前記第一相と前記第二相との間の切換に同期して前記両端間にて反転する電圧を発生する補助反転電圧発生手段と
を含み、
前記補助反転電圧発生手段の発生電圧が前記第一の相のときに前記選択的導通手段の側が高くなり前記第二の相のときに前記補助コンデンサの側が高くなるように前記補助反転電圧発生手段の発生電圧の向きが交互に反転される装置。 - 請求項1の装置であって、
前記選択的導通手段の全てがそれぞれに対応して接続された前記コンデンサの両端子間を選択的に互いに導通するスイッチング手段であり、
前記反転電圧発生手段及び前記補助反転電圧発生手段がインダクタであり、
前記回路制御手段が前記スイッチング手段の状態を前記第一の相と前記第二の相との間にて切換える切換制御手段とを含み、
前記切換制御手段による前記スイッチング手段の前記第一の相と前記第二の相との間の切換制御に同期して前記反転電圧発生手段及び前記補助反転電圧発生手段の発生電圧が反転し、
前記基準電圧が前記一対の出力端子間の出力電圧であり、前記出力電圧と前記スイッチング手段の前記第一の相と前記第二の相との時間幅の比率に基づいて前記電極用接続端子に接続される前記電源セルの各々の動作電圧が決定される装置。 - 請求項2の装置であって、前記コンデンサの全ての各々に対して並列に前記電源セルが接続される装置。
- 請求項2の装置であって、前記コンデンサの全てが前記出力端子間にて直列に接続されている装置。
- 請求項1の装置であって、
前記選択的導通手段の列の一方の側から数えて2番目から2k番目までの前記選択的導通手段の列が、それぞれ陽極と陰極を有し該陽極から該陰極への方向のみ電流の流通を許す整流手段が直列接続された整流手段列であり、前記整流手段列の陰極側が前記電源セル列の陽極側に接続され、
前記回路制御手段が前記反転電圧発生手段のうちの前記選択的導通手段の列の前記一方の側から数えて1番目の第一の反転電圧発生手段の両端間にて、向きの周期的に反転する電圧にしてその大きさが前記基準電圧の関数である電圧を発生させる装置。 - 請求項5の装置であって、
前記反転電圧発生手段及び前記補助反転電圧発生手段がインダクタであり、
前記選択的導通手段の列の前記一方の側から数えて1番目の前記選択的導通手段がそれに対応して接続された前記コンデンサの両端子間を選択的に互いに導通するスイッチング手段であり、
前記回路制御手段が前記スイッチング手段の両端子間の状態を周期的に導通状態と遮断状態との間で交互に切換える切換制御手段を含み、
前記基準電圧決定手段が前記スイッチング手段に対応する前記コンデンサに対して並列に接続され前記選択的導通手段の列の前記一方の側に直列に接続された電圧源にして、その陽極と陰極との間に任意に設定される大きさの電圧を発生する電圧源を含み、前記基準電圧が前記電圧源の供給電圧であり、
前記電圧源の供給電圧と前記切換制御手段によって制御される前記選択的導通手段の前記第一の相と前記第二の相との時間幅の比率とに基づいて、前記反転電圧発生手段及び前記補助反転電圧発生手段の発生電圧並びに前記電極用接続端子に接続される前記電源セルの各々の動作電圧が決定される装置。 - 請求項6の装置であって、前記一対の出力端子間に前記複数の電源セルと前記電圧源が接続されている装置。
- 請求項6の装置であって、前記一対の出力端子間に前記複数の電源セルが接続され、前記電圧源が前記一対の出力端子間の外に接続されている装置。
- 請求項5の装置であって、
前記反転電圧発生手段及び前記補助反転電圧発生手段がインダクタであり、
前記選択的導通手段の列の前記一方の側から数えて1番目の前記選択的導通手段がそれに対応して接続された前記コンデンサの両端子間を選択的に互いに導通するスイッチング手段であり、
前記回路制御手段が前記スイッチング手段の両端子間の状態を周期的に導通状態と遮断状態との間で交互に切換える切換制御手段を含み、
前記基準電圧決定手段が前記基準電圧として前記一対の出力端子間の出力電圧を決定し、
前記出力電圧と前記切換制御手段によって制御される前記選択的導通手段の第一の相と第二の相との時間幅の比率とに基づいて、前記反転電圧発生手段及び前記補助反転電圧発生手段の発生電圧並びに前記電極用接続端子に接続される前記電源セルの各々の動作電圧が決定される装置。 - 請求項6乃至9のいずれかの装置であって、前記スイッチング手段がその両端子間の状態を周期的に導通状態と遮断状態との間で等間隔にて交互に切換えるように制御される装置。
- 請求項5の装置であって、
前記選択的導通手段の列の前記一方の側から数えて1番目の前記選択的導通手段が前記整流手段列に直列に接続された整流手段であり、
前記回路制御手段が、一次コイルと二次コイルとを有する変圧器の前記一次コイルを含み、前記第一の反転電圧発生手段が前記変圧器の前記二次コイルであり、
前記基準電圧決定手段が前記変圧器の前記二次コイルの両端に於いて任意に設定される大きさの、向きが周期的に反転する前記基準電圧を発生させる回路手段であり、
前記第一の反転電圧発生手段の両端間の発生電圧と前記選択的導通手段の前記第一の相と前記第二の相との時間幅の比率とに基づいて、前記電極用接続端子に接続される前記電源セルの各々の動作電圧が決定される装置。 - 請求項11の装置であって、前記第一の反転電圧発生手段の他の前記反転電圧発生手段が前記変圧器の前記二次コイルであり、前記第一の反転電圧発生手段と同期して発生電圧が周期的に反転する装置。
- 請求項11の装置であって、前記第一の反転電圧発生手段の他の前記反転電圧発生手段及び前記補助反転電圧発生手段がインダクタであり、前記第一の反転電圧発生手段と同期して発生電圧が周期的に反転する装置。
- 請求項1乃至13のいずれかの装置であって、前記電源セルが太陽電池セル、化学電池セル、燃料電池セル、蓄電器セル、発電機、熱電素子及び/又はこれらの組み合わせである装置。
- 請求項1乃至13の装置であって、前記電源セルが太陽電池セルであり、前記複数の電源セルのうちの最も受光量の大きい電源セルの発電電圧がその最大電力点に於ける発電電圧に設定される装置。
- 請求項1乃至15のいずれかの装置であって、前記回路制御手段が前記第一の相と前記第二の相との時間幅が互いに等しくなるように前記選択的導通手段の状態を切換える装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019155941A JP7181168B2 (ja) | 2019-08-28 | 2019-08-28 | 直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御回路装置 |
US17/003,532 US11264806B2 (en) | 2019-08-28 | 2020-08-26 | Operation voltage control circuit device for solar cells connected in series or other power supplies |
CN202010878440.2A CN112445264B (zh) | 2019-08-28 | 2020-08-27 | 动作电压控制电路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019155941A JP7181168B2 (ja) | 2019-08-28 | 2019-08-28 | 直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御回路装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021035264A JP2021035264A (ja) | 2021-03-01 |
JP7181168B2 true JP7181168B2 (ja) | 2022-11-30 |
Family
ID=74676180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019155941A Active JP7181168B2 (ja) | 2019-08-28 | 2019-08-28 | 直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御回路装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11264806B2 (ja) |
JP (1) | JP7181168B2 (ja) |
CN (1) | CN112445264B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024064282A2 (en) * | 2022-09-21 | 2024-03-28 | Optivolt Labs, Inc. | System for balancing and converting voltage output for photovoltaic modules |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018038245A (ja) | 2016-08-25 | 2018-03-08 | トヨタ自動車株式会社 | 太陽光発電装置及び直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御回路装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103455081B (zh) * | 2013-08-19 | 2015-12-09 | 西安理工大学 | 基于扰动观察的最大功率点跟踪方法 |
US9602049B2 (en) * | 2015-04-28 | 2017-03-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Operating point control circuit device for series-connected photovoltaic cells or other electric sources |
JP2017229186A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | トヨタ自動車株式会社 | 太陽光発電装置 |
US10483763B2 (en) | 2016-08-25 | 2019-11-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Photovoltaic device and operating point control circuit device for photovoltaic cells or other power supply elements connected in series |
CN106684924B (zh) * | 2017-03-29 | 2019-09-20 | 阳光电源股份有限公司 | 一种光伏系统电能控制方法及装置 |
-
2019
- 2019-08-28 JP JP2019155941A patent/JP7181168B2/ja active Active
-
2020
- 2020-08-26 US US17/003,532 patent/US11264806B2/en active Active
- 2020-08-27 CN CN202010878440.2A patent/CN112445264B/zh active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018038245A (ja) | 2016-08-25 | 2018-03-08 | トヨタ自動車株式会社 | 太陽光発電装置及び直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御回路装置 |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
清水敏久,"太陽電池発電システムの発電動作点制御回路" ,FBテクニカルニュース,No.56,古河電池株式会社,2000年11月01日,pp.22-27 |
清水敏久他3名,"Generation Control Circuit for Photovoltaic Modules",IEEE TRANSACTIONS ON POWER ELECTRONICS,Vol.16,NO.3,IEEE,2001年05月,pp.293-300 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN112445264A (zh) | 2021-03-05 |
CN112445264B (zh) | 2022-02-11 |
US11264806B2 (en) | 2022-03-01 |
JP2021035264A (ja) | 2021-03-01 |
US20210066924A1 (en) | 2021-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Prieto et al. | New single-input, multiple-output converter topologies: Combining single-switch nonisolated DC-DC converters for single-input, multiple-output applications | |
TWI499161B (zh) | A balanced charging circuit for series power storage units | |
WO2005046033A2 (en) | Multiple input dc-dc power converter | |
CN102027668A (zh) | 多相电网同步调节电流源逆变器系统 | |
KR102308628B1 (ko) | 하이브리드 전력변환 시스템 및 이를 이용하는 최대 효율 결정 방법 | |
US10483763B2 (en) | Photovoltaic device and operating point control circuit device for photovoltaic cells or other power supply elements connected in series | |
CN109565243A (zh) | 高效率的开关电容器电源和方法 | |
CN102428637A (zh) | 用于控制由多个桥接器件构成的升压转换器的输出电压的方法和设备 | |
Patil et al. | Design and development of MPPT algorithm for high efficient DC-DC converter for solar energy system connected to grid | |
JP6923341B2 (ja) | 太陽光発電装置及び直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御回路装置 | |
JP7181168B2 (ja) | 直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御回路装置 | |
JP6696819B2 (ja) | 直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御回路装置 | |
JP6152602B2 (ja) | 共振形インバータと多段倍電圧整流回路を用いた太陽電池部分影補償装置 | |
CN111800012B (zh) | 用于串联连接的多个电源单元的动作点控制电路装置 | |
CN112953202A (zh) | 电压转换电路及供电系统 | |
JP6386433B2 (ja) | 直列接続された太陽電池の発電動作点制御回路装置 | |
JP6511686B2 (ja) | コンバータ、太陽電池モジュール用コンバータシステム、及び蓄電モジュール用コンバータシステム | |
Rao et al. | A comparative study of Bidirectional DC-DC converter & its interfacing with two battery storage system | |
JP6892996B2 (ja) | 直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御のためのバランス回路装置 | |
KR20210073891A (ko) | 벅 컨버터가 포함된 전력 시스템 | |
Uno et al. | Switched capacitor-based PWM converter integrating string converter and voltage equalizer for photovoltaic strings under partial shading | |
US11705823B2 (en) | Double-ended dual magnetic DC-DC switching power converter with stacked secondary windings and an AC coupled output | |
Babaei et al. | Calculation of switching current stress in high voltage gain boost dc-dc converter | |
Saidj12a et al. | DESIGN AND EXPERIMENTAL POWERPERFORMANCE ANALYSIS OF A SINGLE BOOST MODULE FOR AN INTERLEAVED CONVERTER IN A SOLAR BATTERY CHARGE CONTROLLER | |
Choi | High-gain interleaved DC-DC converters for renewable energy systems |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210917 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220802 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220810 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221025 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221117 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7181168 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |