JP7180447B2 - 方位推定装置、方位推定システム、方位推定方法およびプログラム - Google Patents
方位推定装置、方位推定システム、方位推定方法およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7180447B2 JP7180447B2 JP2019032545A JP2019032545A JP7180447B2 JP 7180447 B2 JP7180447 B2 JP 7180447B2 JP 2019032545 A JP2019032545 A JP 2019032545A JP 2019032545 A JP2019032545 A JP 2019032545A JP 7180447 B2 JP7180447 B2 JP 7180447B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- acoustic sensor
- output
- azimuth
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
本実施の形態1の方位推定装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る方位推定装置の一構成例を示すブロック図である。図1に示すように、方位推定装置1は、広帯域信号推定部2と、狭帯域信号推定部3とを有する。
図2は、DIFARセンサに含まれる各音響センサの指向性を表す模式図である。図3は、比較例の方位推定装置の一構成例を示すブロック図である。図2では、OMNI指向性を実線で示し、NS指向性を破線で示し、EW指向性を一点鎖線で示している。図2では、各種センサの指向性の説明のために、DIFARセンサの基準点と、この基準点を通り、磁北を向くNS軸と、基準点を通り、NS軸に直交するEW軸とを仮定している。
次に、比較例の方位推定装置100の動作を説明する。方位推定装置100がDIFARソノブイの各音響センサの出力を用いて、図4に示すフローにしたがって、狭帯域信号の到来方位を推定する。図4は、図3に示す比較例の方位推定装置の動作手順を示すフローチャートである。
本実施の形態1の方位推定装置1の構成を、図1を参照して説明する。広帯域信号推定部2は、ビームフォーミング部21と、帯域加算部22と、最大レベル検出部23と、方位選択部24とを有する。
次に、本実施の形態1の方位推定装置1が実行する方位推定方法を説明する。図7は、図1に示した方位推定装置の動作手順を示すフローチャートである。図7に示すステップS105~S107は図4に示したステップS801~S803と同様な処理になるため、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態1の方位推定方法では、式(8)~(9)の処理によって広帯域信号が除去される。そのため、式(2)~(4)で表現されていたOMNI指向性音響センサ出力の周波数領域データXo(f)、NS指向性音響センサ出力の周波数領域データXns(f)およびEW指向性音響センサ出力の周波数領域データXew(f)は、式(11)~(13)のようになる。
実施の形態1は、3つの指向性音響センサの出力波形から、広帯域信号の成分を波形として除去することによって、arctanによる到来方位推定を用いて狭帯域信号の到来方位を推定するものである。本実施の形態2は、実施の形態1とは異なる方法で、広帯域信号の成分を抑制して、狭帯域信号の到来方位を推定するものである。
本実施の形態3は、実施の形態1と実施の形態2とを組み合わせたものである。本実施の形態3では、例えば、方位推定処理対象の信号に広帯域信号が複数個存在し、方位推定処理対象の信号から複数個の広帯域信号の成分を除去仕切れないような場合に有効である。
本実施の形態4は、実施の形態3と同様に方位推定処理対象の信号に広帯域信号が複数個存在する場合に有効であるが、実施の形態3とは別の構成である。本実施の形態4では、実施の形態1~3で説明した構成と同一の構成について同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
実施の形態2では、ビームフォーミングで生成されるビーム数Sb=Mで、ビーム数Sbが固定の場合である。本実施の形態5は、ビームフォーミング部の後段にビーム補間処理部を設け、補間処理によってビーム数を増加させるものである。本実施の形態5では、実施の形態1~4で説明した構成と同一の構成について同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
実施の形態4では、ビームフォーミングで生成されるビーム数Sb=Mで、ビーム数Sbが固定の場合である。本実施の形態6は、実施の形態5と同様に、ビームフォーミング部の後段にビーム補間処理部を設け、補間処理によってビーム数を増加させるものである。本実施の形態6では、実施の形態1~5で説明した構成と同一の構成について同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
2 広帯域信号推定部
3、3a~3c 狭帯域信号推定部
5 方位推定システム
11 記憶部
12 制御部
13 CPU
14 メモリ
21 ビームフォーミング部
22 帯域加算部
23 最大レベル検出部
24 方位選択部
31 減算処理部
32 周波数分析部
33 相互相関計算部
35 方位算出部
40 補助ビームフォーミング部
41 周波数分析部
42 正規化処理部
43 抽出部
44 方位変換部
45 2次関数フィッティング部
50 ビーム補間部
60 DIFARセンサ
61 OMNI指向性音響センサ
62 NS指向性音響センサ
63 EW指向性音響センサ
65 DIFARソノブイ
66 フローティング部
67 送信部
68 ケーブル
100 方位推定装置
Claims (10)
- 無指向性音響センサ、前記無指向性音響センサの中心を通る直線に線対称の指向性を備えた第1の指向性音響センサ、および前記第1の指向性音響センサの指向性と直交する指向性を備えた第2の指向性音響センサからなる3つの音響センサの出力を用いて、複数の方位に対応する複数のビーム波形を生成するビームフォーミング部と、
前記3つの音響センサの出力に対して、前記ビームフォーミング部から出力される前記複数のビーム波形に基づいて広帯域信号を減算および抑制の一方または両方を行ってから、狭帯域信号の到来方位を推定する狭帯域信号推定部と、
を有する方位推定装置。 - 前記ビームフォーミング部を含み、前記複数のビーム波形から前記広帯域信号の到来方位を推定し、推定した到来方位に基づいて前記広帯域信号の波形を抽出する広帯域信号推定部をさらに有し、
前記狭帯域信号推定部は、
前記各音響センサの出力から前記広帯域信号の波形を減算する減算処理部と、
前記減算処理部による前記各音響センサの出力の減算結果に対して周波数を分析する周波数分析部と、
前記無指向性音響センサの出力と前記第1の指向性音響センサの出力との相互相関である第1相関、および前記無指向性音響センサの出力と前記第2の指向性音響センサの出力との相互相関である第2相関を算出する相互相関計算部と、
前記相互相関計算部によって算出された前記第1相関および前記第2相関に逆三角関数を用いて前記狭帯域信号の到来方位を算出する方位算出部と、
を有する、請求項1に記載の方位推定装置。 - 前記狭帯域信号推定部は、
前記ビームフォーミング部から出力される前記複数のビーム波形ごとに周波数を分析する周波数分析部と、
前記周波数分析部が分析した周波数ごとに前記ビーム波形を周波数方向に正規化処理する正規化処理部と、
前記正規化処理部から前記周波数ごとに出力される複数の正規化処理の結果のうち、最大の正規化出力を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された最大の正規化出力の方位を前記狭帯域信号の方位に変換する方位変換部と、
を有する、請求項1に記載の方位推定装置。 - 前記ビームフォーミング部を含み、前記複数のビーム波形から前記広帯域信号の到来方位を推定し、推定した到来方位に基づいて前記広帯域信号の波形を抽出する広帯域信号推定部をさらに有し、
前記狭帯域信号推定部は、
前記各音響センサの出力から前記広帯域信号推定部によって抽出された前記広帯域信号の波形を減算する減算処理部と、
前記減算処理部による前記各音響センサの出力の減算結果を用いて複数のビーム波形を生成する補助ビームフォーミング部と、
前記補助ビームフォーミング部から出力される前記複数のビーム波形ごとに周波数を分析する周波数分析部と、
前記周波数分析部が分析した周波数ごとに周波数方向に正規化処理を行う正規化処理部と、
前記正規化処理部から前記周波数ごとに出力される複数の正規化処理の結果のうち、最大の正規化出力を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された最大の正規化出力の方位を前記狭帯域信号の方位に変換する方位変換部と、
を有する、請求項1に記載の方位推定装置。 - 前記狭帯域信号推定部は、
前記ビームフォーミング部から出力される前記複数のビーム波形ごとに周波数を分析する周波数分析部と、
前記周波数分析部が分析した周波数ごとに周波数方向に前記ビーム波形を正規化処理する正規化処理部と、
前記正規化処理部から前記周波数ごとに出力される複数の正規化処理の結果を2次関数にフィッティングすることで最大の正規化出力を抽出する2次関数フィッティング部と、
前記2次関数フィッティング部によって抽出された最大の正規化出力の方位を前記狭帯域信号の方位に変換する方位変換部と、
を有する、請求項1に記載の方位推定装置。 - 前記ビームフォーミング部と前記狭帯域信号推定部との間に設けられたビーム補間部をさらに有し、
前記ビーム補間部は、前記ビームフォーミング部から入力される複数のビーム波形のビーム数に対して、前記ビーム数を増加させる補間処理を行う、請求項3または5に記載の方位推定装置。 - 前記広帯域信号推定部は、
前記ビームフォーミング部と、
前記ビームフォーミング部から出力される前記複数のビーム波形のパワー値を算出する帯域加算部と、
前記帯域加算部で算出された前記複数のビーム波形のパワー値のうち、最大のパワー値となる方位を検出し、検出した方位を前記広帯域信号の推定方位として出力する最大レベル検出部と、
前記広帯域信号の推定方位に対応するビーム波形を抽出し、抽出したビーム波形を前記狭帯域信号推定部に出力する方位選択部と、
を有する、請求項2または4に記載の方位推定装置。 - 無指向性音響センサ、前記無指向性音響センサの中心を通る直線に線対称の指向性を備えた第1の指向性音響センサ、および前記第1の指向性音響センサの指向性と直交する指向性を備えた第2の指向性音響センサを含むダイファーセンサと、
請求項1~7のいずれか1項に記載の方位推定装置と、
を有する方位推定システム。 - 無指向性音響センサ、前記無指向性音響センサの中心を通る直線に線対称の指向性を備えた第1の指向性音響センサ、および前記第1の指向性音響センサの指向性と直交する指向性を備えた第2の指向性音響センサからなる3つの音響センサの出力を用いて狭帯域信号の到来方位を推定する方位推定方法であって、
前記3つの音響センサの出力を用いて、複数の方位に対応する複数のビーム波形を生成し、
前記3つの音響センサの出力に対して、生成された前記複数のビーム波形に基づいて広帯域信号を減算および抑制の一方または両方を行った後、前記狭帯域信号の到来方位を推定する、
方位推定方法。 - 無指向性音響センサ、前記無指向性音響センサの中心を通る直線に線対称の指向性を備えた第1の指向性音響センサ、および前記第1の指向性音響センサの指向性と直交する指向性を備えた第2の指向性音響センサからなる3つの音響センサの出力を用いて狭帯域信号の到来方位を推定するコンピュータに、
前記3つの音響センサの出力を用いて、複数の方位に対応する複数のビーム波形を生成する手段と、
前記3つの音響センサの出力に対して、生成された前記複数のビーム波形に基づいて広帯域信号を減算および抑制の一方または両方を行った後、前記狭帯域信号の到来方位を推定する手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019032545A JP7180447B2 (ja) | 2019-02-26 | 2019-02-26 | 方位推定装置、方位推定システム、方位推定方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019032545A JP7180447B2 (ja) | 2019-02-26 | 2019-02-26 | 方位推定装置、方位推定システム、方位推定方法およびプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020134484A JP2020134484A (ja) | 2020-08-31 |
JP7180447B2 true JP7180447B2 (ja) | 2022-11-30 |
Family
ID=72262855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019032545A Active JP7180447B2 (ja) | 2019-02-26 | 2019-02-26 | 方位推定装置、方位推定システム、方位推定方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7180447B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021025151A1 (ja) | 2019-08-08 | 2021-02-11 | 株式会社デンソー | 熱交換器 |
CN116504264B (zh) * | 2023-06-30 | 2023-10-31 | 小米汽车科技有限公司 | 音频处理方法、装置、设备及存储介质 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008032537A (ja) | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Nec Corp | ソノブイ信号処理方式 |
JP2009150662A (ja) | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Nec Corp | 目標信号検出方法、装置およびプログラム |
JP2013068434A (ja) | 2011-09-20 | 2013-04-18 | Toyota Motor Corp | 音源検出装置 |
JP2018091647A (ja) | 2016-11-30 | 2018-06-14 | 日本電気株式会社 | 信号処理装置、方位算出方法及び方位算出プログラム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2642772B2 (ja) * | 1990-07-30 | 1997-08-20 | 沖電気工業株式会社 | パッシブソーナの広帯域信号受信方法 |
JP2886330B2 (ja) * | 1990-11-16 | 1999-04-26 | 沖電気工業株式会社 | 信号方位測定装置 |
-
2019
- 2019-02-26 JP JP2019032545A patent/JP7180447B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008032537A (ja) | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Nec Corp | ソノブイ信号処理方式 |
JP2009150662A (ja) | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Nec Corp | 目標信号検出方法、装置およびプログラム |
JP2013068434A (ja) | 2011-09-20 | 2013-04-18 | Toyota Motor Corp | 音源検出装置 |
JP2018091647A (ja) | 2016-11-30 | 2018-06-14 | 日本電気株式会社 | 信号処理装置、方位算出方法及び方位算出プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020134484A (ja) | 2020-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7180447B2 (ja) | 方位推定装置、方位推定システム、方位推定方法およびプログラム | |
CN110196407B (zh) | 一种基于频率预估的单矢量水听器信号来波方向估计方法 | |
JP6862799B2 (ja) | 信号処理装置、方位算出方法及び方位算出プログラム | |
CN105022050A (zh) | 一种多传感器阵列的水声信道离散噪声源抑制方法 | |
JP6440912B2 (ja) | レーダ装置 | |
CN106249244A (zh) | 一种声矢量圆阵宽带相干信号源方位估计方法 | |
Gerstoft et al. | Adaptive beamforming of a towed array during a turn | |
CN107121669B (zh) | 声源探测装置、声源探测方法及非瞬时性记录介质 | |
JP2007006253A (ja) | 信号処理装置、マイクロフォンシステム、話者方向検出方法及び話者方向検出プログラム | |
CN103901421B (zh) | 基于对角减载的水声阵列smi-mvdr空间谱估计方法 | |
CN109001678B (zh) | 一种基于三维麦克风阵列的雷声检测与定位方法 | |
JP5116590B2 (ja) | 波数推定装置 | |
KR20170126205A (ko) | 위상 차이를 이용한 선박용 디지털 음향수신장치의 방향 탐지 방법 및 장치 | |
KR101801325B1 (ko) | 가상 채널 기반의 레이더 장치 및 그것을 이용한 가상 채널 생성 방법 | |
KR102265899B1 (ko) | 수중 방사 소음 측정시 외부표적 소음 제거가 가능한 신호처리 방법 및 장치, 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 및 컴퓨터 프로그램 | |
KR102084315B1 (ko) | 주파수 검출 및 위상 차이 추정에 기반한 선박 기적소리의 방향 탐지 방법 및 그 장치 | |
Tan et al. | Fast Fourier transform overlap approach for underwater acoustic positioning system | |
KR102678095B1 (ko) | 수중 표적 탐지 방법 및 이를 수행하기 위한 컴퓨팅 장치 | |
JP4712305B2 (ja) | 電波方向探知装置 | |
Rudnicki | Implementation of DIFAR processing in ASW dipping sonar | |
CN112114287B (zh) | 一种方位观测数据的野值实时剔除方法 | |
Lu et al. | Array shape estimation method based on extraction of single normal mode | |
JP2776345B2 (ja) | 水中方位検出装置 | |
CN111257859B (zh) | 一种波束域自相关水下目标识别方法 | |
JP2865090B2 (ja) | パッシブソーナー装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221018 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221031 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7180447 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |