JP7178597B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

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Description

本開示は固体撮像素子に関し、より詳細には、複数の画素セルを備える固体撮像素子に関する。
特許文献1には、固体撮像装置が開示されている。この固体撮像装置は、光電変換機能を有する受光素子と、受光素子を繰り返しリセットするリセット手段と、受光素子をリセットするリセットパルスの間に入射フォトンが有ったか否かの情報を検出する検出手段と、を備えている。固体撮像装置は、更に、検出手段の検出パルスを所定の期間計数する計数値保持手段と、計数値保持手段の計数値を所定の期間毎に読み出す読み出し手段と、を備えている。
特開平7-67043号公報
特許文献1に記載されている固体撮像装置のような固体撮像素子の分野において、受光素子(受光部)を含む画素セル等の高感度化と高集積化が望まれる場合がある。
本開示は、高感度化と高集積化に適した固体撮像素子を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る固体撮像素子は、半導体基板の一表面に形成された複数の画素セルを備える。前記複数の画素セルのうちの少なくとも1つの画素セルは、受光部と、画素回路と、第2トランジスタと、を備える。前記受光部は、入射光を受光して電荷を生成する。前記画素回路は、複数の第1トランジスタと、前記受光部で生成された前記電荷を保持するための電荷保持部と、を有する。前記画素回路は、前記受光部で生成される前記電荷に応じた受光信号を出力する。前記第2トランジスタは、前記電荷を蓄積するためのメモリ部と前記電荷保持部とを接続する。前記少なくとも1つの画素セルでは、前記半導体基板の厚さ方向に沿った平面視において、前記複数の第1トランジスタが並んでいる第1方向に直交する第2方向において、前記第2トランジスタが前記複数の第1トランジスタから離れている。
図1は、一実施形態の固体撮像素子に含まれる複数の画素セルの配置を説明するための説明図である。 図2は、同上の固体撮像素子に含まれる画素セルの、受光部、第1トランジスタ、及び第2トランジスタの配置を説明するための説明図である。 図3は、同上の画素セルの回路図である。 図4は、同上の固体撮像素子に含まれる複数の画素セルの配置を説明するための説明図である。 図5は、同上の固体撮像素子に含まれる複数の画素セルを示し、図4のV-V線断面図である。 図6は、一変形例の固体撮像素子に含まれる画素セルの、第1回路と第2回路との接続を説明するための説明図である。 図7は、一変形例の固体撮像素子に含まれる複数の画素セルの配置を説明するための説明図である。
以下、本開示の実施形態に係る固体撮像素子について、図面を用いて説明する。ただし、下記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一部に過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(1)実施形態
(1.1)概要
本実施形態の固体撮像素子1は、例えば、TOF法(TOF: Time Of Flight)を利用して、対象空間の距離画像を取得する測距システムに用いられる。
測距システムは、例えば、パルス光を出力する送波モジュールと、送波モジュールから出力されて対象物で反射されたパルス光(反射光)を受光する受波モジュールと、受波モジュールで受光した反射光に基づいて対象物までの距離を求める処理部と、を備えている。処理部は、送波モジュールがパルス光を出力したタイミングと、受波モジュールが反射光を受光したタイミングとに基づいて、対象物までの距離を求めることができる。
送波モジュールから出力されるパルス光は、単色光であり、パルス幅が比較的短く、ピーク強度が比較的高いことが好ましい。また、測距システムを市街地等で利用することを考慮して、パルス光の波長は、人間の視感度が低く、太陽光からの外乱光の影響を受けにくい近赤外帯の波長域であることが好ましい。
このような測距システムは、例えば、自動車に搭載され障害物を検知する物体認識システム、物体(人)等を検知する監視カメラ、セキュリティカメラ等に利用することができる。
本実施形態の固体撮像素子1は、例えば、上述の測距システムの受波モジュールに用いられる。
図1に示すように、固体撮像素子1は、複数の画素セル10を備えている。複数の画素セル10は、半導体基板100に形成されている。複数の画素セル10は、半導体基板100の厚さ方向の一表面200(図5参照)に、2次元アレイ状に形成されている。
より詳細には、複数の画素セル10では、一方向(図1の左右方向)に沿って等間隔で配置された複数の画素セル10からなる画素セル群が、上記一方向と直交する他方向(図1の上下方向)に、複数並んで配置されている。上記他方向において隣り合う画素セル群のうちの一方の画素セル群の画素セル10は、他方の画素セル群の画素セル10に対して、上記一方向において画素セル10の半分の寸法だけずれて配置されている。すなわち、複数の画素セル10は、いわゆる千鳥配置されている。なお、説明の便宜上、図1では、受光部2と第1回路30とを接続する配線60、第1回路30と第2回路40とを接続する配線61等の図示を省略している。
図2に示すように、複数の画素セル10のうちの少なくとも1つの画素セル10(ここでは、複数の画素セル10の各々)は、受光部2と、画素回路(以下、「第1回路」ともいう)30と、第2回路40と、を備えている。
受光部2は、半導体基板100に形成されている。受光部2は、入射光を受光して電荷を生成する光電変換部である。受光部2は、画素セル10の第1領域12に形成されている。
第1回路(画素回路)30は、受光部2で生成される電荷に応じた受光信号を出力するための回路である。第1回路30は、画素セル10の第1領域12とは異なる第2領域13に形成されている。
第1回路30は、複数の第1トランジスタ3を有している。複数の第1トランジスタ3は、半導体基板100に形成されている。複数の第1トランジスタ3(より詳細には、複数の第1トランジスタ3それぞれのゲート電極)は、半導体基板100の厚さ方向と直交する第1方向D1に並んでいる。
第1回路30は、電荷保持部5を有している。電荷保持部5は、第1トランジスタ3(後述の転送用トランジスタ31)を介して配線60により、受光部2に接続されている。電荷保持部5は、受光部2で生成された電荷を保持(蓄積)する。
第2回路40は、画素セル10の、第1領域12及び第2領域13とは異なる第3領域14に形成されている。第2回路40は、第2トランジスタ4を有する。第2トランジスタ4は、半導体基板100に形成されている。第2トランジスタ4は、第1回路30の電荷保持部5と、電荷を蓄積するためのメモリ部6(図3参照)と、を接続する。第2トランジスタ4は、配線61により、電荷保持部5に接続されている。
図2に示すように、第2トランジスタ4は、半導体基板100の厚さ方向及び第1方向D1の両方と直交する第2方向D2において、複数の第1トランジスタ3から離れている。すなわち、複数の画素セル10のうちの少なくとも1つの画素セル10(ここでは、複数の画素セル10の各々)では、半導体基板100の厚さ方向に沿った平面視において(図2の紙面に垂直な方向から見たとき)、複数の第1トランジスタ3が並んでいる第1方向D1に直交する第2方向D2において、第2トランジスタ4が複数の第1トランジスタ3から離れている。ここでは、第2トランジスタ4は、第2方向D2において、第1トランジスタ3と並んでいる。
本実施形態の固体撮像素子1によれば、1つの画素セル10において第2トランジスタ4が第2方向D2において複数の第1トランジスタ3と離れていない場合、言い換えれば、第2トランジスタ4が第1方向D1において複数の第1トランジスタ3と並んでいる場合と比べて、第2トランジスタ4と電荷保持部5とを接続する配線61の長さを短くすることが可能となる。そのため、配線61の寄生容量が低減され高い光電変換ゲインを得ることができ高感度化が可能となる。また、配線61の寄生抵抗を低減することができ電荷転送時の高応答化が可能となる。更には、隣接する画素セル10間で第1回路30及び第2回路40を近接配置できる構成となるため高集積化が可能となる。
(1.2)詳細
本実施形態の固体撮像素子1について、図1~図5を参照して、より詳細に説明する。
図1に示すように、固体撮像素子1は、半導体基板100を備える。半導体基板100には、複数の画素セル10が形成されている。すなわち、固体撮像素子1は、複数の画素セル10を備えている。複数の画素セル10は、半導体基板100に、2次元アレイ状に形成されている。
(1.2.1)画素セルの回路構成
まず、画素セル10の回路構成について、図3を参照して説明する。
図3に示すように、画素セル10は、受光部2と、複数の第1トランジスタ3と、第2トランジスタ4と、電荷保持部5と、メモリ部6と、を備えている。複数の第1トランジスタ3と電荷保持部5とは、第1回路30に含まれる。第2トランジスタ4は、第2回路40に含まれる。
受光部2は、半導体基板100内で一表面200側の表面領域に形成されているフォトダイオードからなる。フォトダイオードは、ここではアバランシェフォトダイオード(以下、「APD」ともいう)20である。APD20は、p型の半導体基板100内に形成されたn型の拡散領域を備える。
APD20は、動作モードとして第1モードと第2モードとを有する。APD20は、降伏電圧より小さな逆バイアス電圧が印加された状態において光を受光すると、光電変換を引き起こす光子の数に略比例する電荷量の電荷を、カソードに集電する(第1モード)。また、APD20は、降伏電圧以上の逆バイアス電圧が印加された状態において光を受光すると、1つの光子による光電変換に起因して、飽和電荷量の電荷をカソードに集電する(第2モード)。APD20は、アノードに接続されているバイアス電極101の電位を変化させることで、動作モードを変更可能である。
電荷保持部5は、受光部2で生成された電荷を保持する。ここで、拡散領域50(以下、「第1拡散領域」ともいう)は、いわゆるフローティングディフュージョン(FD:floating diffusion)部である。
複数の第1トランジスタ3は、転送用トランジスタ31と、第1リセット用トランジスタ32と、増幅用トランジスタ33と、を含む。本実施形態では、複数の第1トランジスタ3は、第2リセット用トランジスタ34と、選択用トランジスタ35と、を更に含む。
転送用トランジスタ31は、半導体基板100にそれぞれ形成された2つの不純物拡散領域と、ゲート電極310と、を有している。転送用トランジスタ31の不純物拡散領域のうちの一方は、APD20のカソードに接続されており、他方は、拡散領域(第1拡散領域)50に接続されている。
転送用トランジスタ31は、ゲート電極310に電圧が印加されてオンすることで、APD20のカソードに集電されていた電荷を、第1拡散領域50へと移動(転送)させる。
第1リセット用トランジスタ32は、半導体基板100にそれぞれ形成された2つの不純物拡散領域と、ゲート電極320と、を有している。第1リセット用トランジスタ32の不純物拡散領域のうちの一方には、第1リセットドレイン電極102が接続されている。第1リセット用トランジスタ32の不純物拡散領域のうちの他方は、拡散領域(第1拡散領域)50に接続されている。
第1リセット用トランジスタ32は、ゲート電極320に電圧が印加されてオンすることで、第1拡散領域50に蓄積されていた電荷を第1リセットドレイン電極102へと排出させる(第1拡散領域50をリセットする)。
増幅用トランジスタ33は、半導体基板100にそれぞれ形成された2つの不純物拡散領域と、ゲート電極330と、を有している。増幅用トランジスタ33の不純物拡散領域のうちの一方には、増幅用電極103が接続されており、他方は、選択用トランジスタ35を介して信号線110に接続されている。増幅用トランジスタ33のゲート電極330は、第1拡散領域50に接続されている。
増幅用トランジスタ33は、第1拡散領域50に蓄積されている電荷の電荷量に応じた電圧を出力する。増幅用トランジスタ33からの出力電圧が、画素セル10から出力される受光信号(受光部2で生成される電荷に応じた受光信号)である。
選択用トランジスタ35は、半導体基板100にそれぞれ形成された2つの不純物拡散領域と、ゲート電極350と、を有している。選択用トランジスタ35の不純物拡散領域のうちの一方は、増幅用トランジスタ33の不純物拡散領域に接続されており、他方は、信号線110に接続されている。
選択用トランジスタ35は、ゲート電極350に電圧が印加されてオンしている場合にのみ、増幅用トランジスタ33からの電圧(受光信号)を信号線110に出力させる。
第2リセット用トランジスタ34は、半導体基板100にそれぞれ形成された2つの不純物拡散領域と、ゲート電極340と、を有している。第2リセット用トランジスタ34の不純物拡散領域のうちの一方には、第2リセットドレイン電極104が接続されている。第2リセット用トランジスタ34の不純物拡散領域のうちの他方は、APD20のカソードに接続されている。
第2リセット用トランジスタ34は、ゲート電極340に電圧が印加されてオンされることで、APD20のカソードに蓄積されていた電荷を第2リセットドレイン電極104へと排出させる(APD20のカソードをリセットする)。
メモリ部6は、電荷を蓄積するキャパシタにより実現され得る。メモリ部6は、例えば、一対の電極と、その間に挟まれた絶縁層と、を備える積層構造を有する。メモリ部6は、電極と、半導体層と、その間に挟まれた絶縁層と、の積層構造を有してもよい。メモリ部6は、例えば、半導体基板100の一表面200上に、絶縁層を介して配置されている。
第2トランジスタ4(以下では、「カウントトランジスタ41」ともいう)は、半導体基板100にそれぞれ形成された2つの不純物拡散領域と、ゲート電極410と、を有している。
カウントトランジスタ41は、第1拡散領域50とメモリ部6との間に接続されている。カウントトランジスタ41の不純物拡散領域のうちの一方は、第1拡散領域50に接続されており、他方は、メモリ部6に接続されている。
カウントトランジスタ41は、ゲート電極410に電圧が印加されずオフの場合には、第1拡散領域50とメモリ部6との間で電荷が移動するのを禁止する。カウントトランジスタ41は、ゲート電極410に電圧が印加されてオンされると、第1拡散領域50とメモリ部6との間で電荷を移動させる。
(1.2.2)動作
次に、固体撮像素子1の受光動作について、説明する。固体撮像素子1は、画素セル10の動作を制御する制御部(制御回路)を備えている。制御部は、バイアス電極101に印加される電圧、画素セル10の第1トランジスタ3のゲート電極それぞれに印加される電圧、第2トランジスタ4のゲート電極に印加される電圧等を制御することで、画素セル10の動作を制御する。
固体撮像素子1の制御部は、動作モードとして、第1受光モードと第2受光モードとを有する。第1受光モードでは、制御部は、画素セル10のAPD20を第1モードで動作させる(APD20が第1モードで動作するように、バイアス電極101に印加する電圧を調整する)。第2受光モードでは、固体撮像素子1は、画素セル10のAPD20を第2モードで動作させる(APD20が第2モードで動作するように、バイアス電極101に印加する電圧を調整する)。第2受光モードは、第1受光モードよりも、微弱な光を検出するのに適したモードである。
第1受光モードにおいて、固体撮像素子1は、以下のように動作する。
はじめに、固体撮像素子1の制御部は、第1リセット用トランジスタ32と第2リセット用トランジスタ34とカウントトランジスタ41とをオンして、APD20のカソードと、電荷保持部5(第1拡散領域50)と、メモリ部6と、を初期化(蓄積されている電荷を排出)する。なお、このとき、転送用トランジスタ31はオフにされている。
次に、制御部は、第1リセット用トランジスタ32と、第2リセット用トランジスタ34と、カウントトランジスタ41と、をオフにする。この状態が、画素セル10のいわゆる露光状態である。APD20は、露光状態において光を受光すると、光電変換を引き起こす光子の数に略比例する電荷量の電荷を、カソードに集電する。
ここで、第2リセット用トランジスタ34のオフレベルの電位は、転送用トランジスタ31のオフレベルの電位よりも低い。そのため、APD20のカソードで集電する電荷の量が、カソードの飽和レベルに達すると、飽和レベルを超えた電荷は、第2リセット用トランジスタ34のポテンシャル障壁を超えて第2リセットドレイン電極104へとオーバーフローする。
次に、制御部は、第1リセット用トランジスタ32をオンすることで、電荷保持部5を初期化する。また、制御部は、第1リセット用トランジスタ32をオフする。そして制御部は、転送用トランジスタ31をオンして、APD20のカソードと電荷保持部5を接続する。これにより、APD20のカソードに集電された電荷が、電荷保持部5(第1拡散領域50)に転送されて蓄積される。
電荷保持部5に蓄積された電荷は、ゲート電極330が電荷保持部5に接続されている増幅用トランジスタ33によって、蓄積された電荷の電荷量に応じた受光信号に変換される。
固体撮像素子1の制御部は、所望の画素セル10の選択用トランジスタ35をオンすることで、この画素セル10から、受光信号を信号線110に出力させる。
第2受光モードにおいて、固体撮像素子1は、以下のように動作する。すなわち、第2受光モードにおいて、制御部は、所定の測定期間を、複数の露光期間を含むように分割する。そして、制御部は、各露光期間に対応する露光工程で光電変換が起こったか否かに基づいて、測定期間内において受光部2に到達した光子の数をカウントする。
より詳細には、制御部の第2受光モードにおいて、固体撮像素子1の制御部は、画素セル10を以下のように動作させる。
はじめに、固体撮像素子1の制御部は、測定期間の開始時点において、第1リセット用トランジスタ32と第2リセット用トランジスタ34とカウントトランジスタ41とをオンして、APD20のカソードと、電荷保持部5(第1拡散領域50)と、メモリ部6と、を初期化(リセット)する。なお、このとき、転送用トランジスタ31は、オフにされている。
次に、制御部は、各露光工程の露光期間の開始時点で、第1リセット用トランジスタ32と、第2リセット用トランジスタ34と、カウントトランジスタ41と、をオフする。この状態が、画素セル10の露光状態である。APD20は、露光状態において光を受光すると、1つの光子による光電変換に起因して飽和レベル(飽和電荷量)の電荷をカソードに集電する。なお、上述のように、第2リセット用トランジスタ34のオフレベルの電位は、転送用トランジスタ31のオフレベルの電位よりも低い。そのため、APD20のカソードの飽和レベルを超えて集電された電荷は、第2リセット用トランジスタ34のポテンシャル障壁を超えて第2リセットドレイン電極104へとオーバーフローする。そのため、第2モードにおいてAPD20のカソードに蓄電される電荷量(1つの光子が光電変換を起こした場合においてカソードに蓄電される電荷量)は、毎回ほぼ同じ(カソードの飽和レベルに対応する電荷量)になる。
次に、制御部は、転送用トランジスタ31をオンにしてAPD20のカソードと電荷保持部5(第1拡散領域50)とを接続する。これにより、APD20のカソードに蓄電された電荷が、APD20のカソードと電荷保持部5(第1拡散領域50)とに分配される。
次に、制御部は、転送用トランジスタ31をオフにする。これにより、電荷保持部5には、APD20のカソードに集電された電荷の一部であって電荷保持部5に分配された電荷が保持される。
続いて、制御部は、カウントトランジスタ41をオンして、電荷保持部5に蓄積された電荷を、電荷保持部5とメモリ部6とに再分配する。つまり、制御部は、電荷保持部5に蓄積された電荷(の一部)をメモリ部6へ転送する。これにより、受光部2が光電変換により生成した電荷の一部が、メモリ部6へと移動して、メモリ部6の電荷量が増加する。
一方、露光期間内にAPD20が光を受光しなかった場合には、APD20は光電変換を起こさずカソードに電荷を集電しない。そのため、制御部が転送用トランジスタ31をオンしても、APD20のカソードから電荷保持部5への電荷の移動は起こらず、その後にカウントトランジスタ41がオンされても、メモリ部6の電荷量は増加しない。
制御部は、上記の動作を、露光工程の回数だけ繰り返す。これにより、1回の測定期間に含まれる複数の露光工程のうち、APD20が光を受光した露光工程の回数に応じた量の電荷が、メモリ部6に蓄積される。
なお、実際には、例えば1回目の露光工程でAPD20が光を受光している場合、2回目以降の露光工程では、メモリ部6に既に電荷が蓄積されている。そのため、2回目以降の露光工程で増加するメモリ部6の電荷量は、1回目の露光工程のそれとは異なる。また、2回目以降の露光工程では、露光工程の開始時点で必ずしも第1リセット用トランジスタ32をオフする必要は無い。ただし、これらの点は、本開示の趣旨ではないため、詳細な説明は省略する。
測定期間の最後(複数の露光工程が全て終了した後)において、制御部は、カウントトランジスタ41をオンしてメモリ部6と電荷保持部5とを接続し、メモリ部6に蓄積された電荷をメモリ部6と電荷保持部5とに分配する。メモリ部6から電荷保持部5に分配された電荷は、ゲート電極330が電荷保持部5に接続されている増幅用トランジスタ33によって、電荷量に応じた(つまり、APD20が光を受光した露光工程の回数に応じた)受光信号に変換される。
固体撮像素子1の制御部は、所望の画素セル10の選択用トランジスタ35をオンすることで、この画素セル10から、受光信号を信号線110に出力させる。
(1.2.3)配置
次に、本実施形態の固体撮像素子1における複数の画素セル10のレイアウト、及び各画素セル10のレイアウトについて、図1、図2、図4、図5を参照して説明する。
図1に示すように、複数の画素セル10は、半導体基板100に、2次元アレイ状に形成されている。
半導体基板100は、例えばp型のシリコン基板である。半導体基板100の一表面200(厚さ方向の一表面)には、n型ウェル領域8が一方向(図1の左右方向)に長く形成されている。n型ウェル領域8内には、p型ウェル領域9がn型ウェル領域8の長手方向に沿って長く形成されている。
各画素セル10のうち、第1回路30及び第2回路40は、p型ウェル領域9内に形成されている。各画素セル10のうち、受光部2は、半導体基板100においてn型ウェル領域8の外側のp型の領域に形成されている。
1つのp型ウェル領域9の長手方向に延びる一方の辺に沿って、複数(図1の例では、3つ)の画素セル10(「第1の画素セル群」という)が並んで配置されている。また、このp型ウェル領域9の長手方向に延びる他方の辺に沿って、複数(図1の例では、3つ)の画素セル10(「第2の画素セル群」という)が並んで配置されている。このp型ウェル領域9内には、第1の画素セル群の画素セル10それぞれの第1回路30及び第2回路40と、第2の画素セル群の画素セル10それぞれの第1回路30及び第2回路40と、が形成されている。図1の例では、1つのp型ウェル領域9内に、第1の画素セル群及び第2の画素セル群の6つの画素セル10の第1回路30及び第2回路40が形成されているが、これに限られない。第1の画素セル群は、1,2又は4以上の画素セル10を含んでもよいし、第2の画素セル群は、1,2又は4以上の画素セル10を含んでもよい。第2の画素セル群に含まれる画素セル10の数は、第1の画素セル群に含まれる画素セル10の数と同じであってもよいし異なっていてもよい。
図1に示すように、複数の画素セル10は、半導体基板100の厚さ方向に沿った平面視において(図1の紙面に垂直な方向から見たとき)、互いに同一の形状を有している。図1の例では、第1の画素セル群に含まれる複数の画素セル10は、互いに同一の形状を有しており、第2の画素セル群に含まれる複数の画素セル10は、互いに同一の形状を有している。さらに、第1の画素セル群に含まれる画素セル10と、第2の画素セル群に含まれる画素セル10も、互いに同一の形状を有している。このように、複数の画素セル10の形状が互いに同一であれば、複数の画素セル10の間で配線60,61の形状をほぼ同じにできる。そのため、複数の画素セル10の間で、配線60,61の長さを均一化することが可能となり、配線60,61の寄生抵抗および寄生容量を均一化することが可能となる。ひいては、複数の画素セル10の間で、特性のばらつきを低減することが可能となる。
また、半導体基板100の厚さ方向に沿った平面視において、複数の画素セル10のうちで第2方向D2(p型ウェルの短手方向;図1の上下方向)に隣り合って配置される2つの画素セル10は、受光部2同士が隣接している又は第1回路(画素回路)30同士が隣接している。
図2に示すように、受光部2は第1領域12に形成され、第1回路30は第2領域13に形成され、第2回路40は第3領域14に形成されている。第1領域12、第2領域13、第3領域14は、第2方向D2において、この順に並んでいる。
図2、図4、図5に示すように、各画素セル10の第1回路30は、第1方向D1に並ぶ複数(ここでは、6つ)の拡散領域50~55と、第1方向D1に並ぶ複数のゲート電極310~350と、を備えている。
複数の拡散領域50~55の各々は、p型ウェル領域9内に形成されたn型の拡散領域である。図2に示すように、拡散領域51,52,50,53,54,55は、第1方向D1において、この順に並んでいる。
複数のゲート電極310~350の各々は、半導体基板100の厚さ方向及び第1方向D1の両方と直交する第2方向D2に、長く形成されている。複数のゲート電極310~350の幅(第1方向D1の寸法)は互いに等しく、長さ(第2方向D2の寸法)は互いに等しい。ゲート電極340,310,320,330,350は、第1方向D1において、この順に並んでいる。
複数のゲート電極310~350の各々は、酸化シリコン等からなるゲート絶縁膜(図示せず)を介して、半導体基板100の一表面200上に形成されている。複数のゲート電極310~350の各々は、第1方向D1において隣り合う2つの拡散領域の端同士を架け渡すように、半導体基板100の一表面200上に形成されている。隣り合う2つの拡散領域と、その間を架け渡すゲート電極と、ゲート絶縁膜とで、第1トランジスタ3が構成されている。すなわち、複数の第1トランジスタ3は、第1方向D1に並んでいる。
より詳細には、複数の第1トランジスタ3は、第2リセット用トランジスタ34と、転送用トランジスタ31と、第1リセット用トランジスタ32と、増幅用トランジスタ33と、選択用トランジスタ35と、を含んでいる。
第2リセット用トランジスタ34は、ゲート電極340と、拡散領域51,52と、により構成されている。すなわち、第2リセット用トランジスタ34の2つの不純物拡散領域は、拡散領域51,52から構成されている。
転送用トランジスタ31は、ゲート電極310と、拡散領域52,50と、により構成されている。すなわち、転送用トランジスタ31の不純物拡散領域の一方は、拡散領域52から構成されており、第2リセット用トランジスタ34の不純物拡散領域と共有されている。転送用トランジスタ31の不純物拡散領域の他方は、拡散領域(第1拡散領域)50から構成されている。
第1リセット用トランジスタ32は、ゲート電極320と、拡散領域50,53と、により構成されている。すなわち、第1リセット用トランジスタ32の不純物拡散領域の一方は、拡散領域53から構成されている。第1リセット用トランジスタ32の不純物拡散領域の他方は、拡散領域(第1拡散領域)50から構成されており、転送用トランジスタ31の不純物拡散領域と共有されている。
増幅用トランジスタ33は、ゲート電極330と、拡散領域53,54と、により構成されている。すなわち、増幅用トランジスタ33の不純物拡散領域の一方は、拡散領域53から構成されており、第1リセット用トランジスタ32の不純物拡散領域と共有されている。増幅用トランジスタ33の不純物拡散領域の他方は、拡散領域54から構成されている。
選択用トランジスタ35は、ゲート電極350と、拡散領域54,55と、により構成されている。すなわち、選択用トランジスタ35の不純物拡散領域の一方は、拡散領域54から構成されており、増幅用トランジスタ33の不純物拡散領域と共有されている。選択用トランジスタ35の不純物拡散領域の他方は、拡散領域55から構成される。
複数のゲート電極310~350は、第1方向D1において、等間隔で配置されている。すなわち、第2リセット用トランジスタ34のゲート電極340、転送用トランジスタ31のゲート電極310、第1リセット用トランジスタ32のゲート電極320、増幅用トランジスタ33のゲート電極330、選択用トランジスタ35のゲート電極350が、第1方向D1において、等間隔に配置されている(図4、図5参照)。
言い換えれば、複数の第1トランジスタ3それぞれのゲート電極は、第1方向D1に並んでいる。そして、第1トランジスタ3それぞれのゲート電極のうちで第1方向D1の両端に位置する2つのゲート電極(ゲート電極340,350)を結ぶ線分を、複数に等分した位置にある仮想点上に、複数の第1トランジスタ3のうち第1方向D1の両端の第1トランジスタ3以外の第1トランジスタ3のゲート電極が位置している。
図4に示すように、拡散領域51(第2リセット用トランジスタ34の不純物拡散領域)には、第2リセットドレイン電極104が接続されている。拡散領域53(第1リセット用トランジスタ32の不純物拡散領域、及び増幅用トランジスタ33の不純物拡散領域)には、第1リセットドレイン電極102及び増幅用電極103が接続されている。
なお、第1リセットドレイン電極102と増幅用電極103とは、共用されていてもよい。また、第2リセットドレイン電極104は、第1リセットドレイン電極102と増幅用電極103とのうちの少なくとも一方と共用されてもよい。本実施形態では、第1リセットドレイン電極102、増幅用電極103、及び第2リセットドレイン電極104は、共有(互いに接続)されており、共通の電源が接続される。
また、拡散領域52は、配線60により、受光部2に接続されている。配線60は、例えば金属配線である。増幅用トランジスタ33のゲート電極330は、配線61により、第1拡散領域50に接続されている。配線61は、例えば金属配線である。
図2、図4、図5に示すように、各画素セル10の第2回路40の第2トランジスタ4は、第1方向D1に並ぶ2つの拡散領域56,57と、ゲート電極410と、を備えている。すなわち、第2トランジスタ4の不純物拡散領域の一方は、拡散領域56から構成されており、他方は、拡散領域57から構成されている。
2つの拡散領域56,57の各々は、p型ウェル領域9内に形成されたn型の拡散領域である。第2回路40の2つの拡散領域56,57は、第1回路30の複数の拡散領域50~55が並ぶのと同じ方向(第1方向D1)に、並んでいる。
ゲート電極410の幅(第1方向D1の寸法)は、複数のゲート電極310~350の各々の幅と等しく、長さ(第2方向D2の寸法)は、複数のゲート電極310~350の各々の長さと等しい。ゲート電極410は、酸化シリコン等からなるゲート絶縁膜(図示せず)を介して、半導体基板100の一表面200上に形成されている。ゲート電極410は、2つの拡散領域56,57の端同士を架け渡すように、半導体基板100の一表面200上に形成されている。2つの拡散領域56,57と、その間を架け渡すゲート電極410と、ゲート絶縁膜とで、第2トランジスタ4(カウントトランジスタ41)が構成される。
第2回路40の第2トランジスタ4の一方の拡散領域(以下、「第2拡散領域」ともいう)56は、第1回路30の拡散領域(第1拡散領域)50(電荷保持部5)と、配線61により接続されている。すなわち、第2トランジスタ4(カウントトランジスタ41)は、第1拡散領域50に接続される拡散領域(第2拡散領域)56を備えている。第2拡散領域56は、フローティングディフュージョン部である。第2拡散領域56は、半導体基板100に対してフローティングされた電位を有している。第2拡散領域56は、配線61(例えば金属配線)により、第1拡散領域50に接続されている。
また、図4に示すように、拡散領域(第2拡散領域)56の少なくとも一部は、複数の第1トランジスタ3が並んでいる第1方向D1に直交する第2方向D2から見て、第1回路30の第1拡散領域50の少なくとも一部と重複している。より詳細には、第1拡散領域50の幅(第1方向D1における寸法)と第2拡散領域56の幅とは等しい。そして、第2方向D2から見て、第1拡散領域50と第2拡散領域56とのうちの一方の全体が、第1拡散領域50と第2拡散領域56とのうちの他方と重複している。
このように、画素セル10では、第1回路30のうちで第2回路40と接続される部分(第1拡散領域50)と、第2回路40のうちで第1回路30と接続される部分(第2拡散領域56)とが、第2方向D2において対向している。そのため、第1回路30と第2回路40とを接続する配線61の長さを短くすることが可能となる。さらに、配線60と第1回路30及び第2回路40との接続部分の幅(第1方向D1の寸法)を広くすることが可能となり、配線61の抵抗を小さくすることが可能となる。
また、図4に示すように、(図4の上下方向において)隣り合う2つの画素セル10(以下では、「第1画素セル」、「第2画素セル」ともいう)において、第1画素セルの複数の第1トランジスタ3それぞれのゲート電極、及び第2画素セルの第2トランジスタ4のゲート電極は、第1方向D1に並んでいる(図4のゲート電極340,310,320,330,350,410の並びを参照)。そして、第1画素セルの複数の第1トランジスタ3それぞれのゲート電極及び第2画素セルの第2トランジスタ4のゲート電極のうちで、第1方向D1の両端に位置する2つのゲート電極(ゲート電極340,410)を結ぶ線分を、複数に等分した位置にある仮想点上に、第1画素セルの複数の第1トランジスタ3それぞれのゲート電極及び第2画素セルの第2トランジスタ4のゲート電極のうち第1方向D1の両端のトランジスタ以外のトランジスタのゲート電極が、位置している。このような配置とすることで、第1画素セル及び第2画素セルを形成する際に、第1画素セルの第1回路30の拡散領域50~55と、第2画素セルの第2回路40の拡散領域56,57とを、第1方向D1に沿って並んで形成することが可能となる。また、第1画素セルの複数の第1トランジスタ3のゲート電極及び第2画素セルの第2トランジスタ4のゲート電極を、第1方向D1に沿って並んで形成することが可能となる。
図4に示す例では、さらに、第2画素セルの複数の第1トランジスタ3それぞれのゲート電極、及び第1画素セルの第2トランジスタ4のゲート電極は、第1方向D1に並んでいる。そして、第2画素セルの複数の第1トランジスタ3それぞれのゲート電極及び第1画素セルの第2トランジスタ4のゲート電極のうちで、第1方向D1の両端に位置する2つのゲート電極(ゲート電極340,410)を結ぶ線分を、複数に等分した位置にある仮想点上に、第2画素セルの複数の第1トランジスタ3それぞれのゲート電極及び第1画素セルの第2トランジスタ4のゲート電極のうち第1方向D1の両端のトランジスタ以外のトランジスタのゲート電極が、位置している。このような配置とすることで、第1画素セル及び第2画素セルを形成する際に、第2画素セルの第1回路30の拡散領域50~55と、第1画素セルの第2回路40の拡散領域56,57とを、第1方向D1に沿って並んで形成することが可能となる。また、第2画素セルの複数の第1トランジスタ3のゲート電極及び第1画素セルの第2トランジスタ4のゲート電極を、第1方向D1に沿って並んで形成することが可能となる。そのため、第1画素セルの第1回路30及び第2回路40と第2画素セルの第2回路40及び第1回路30を近接した配置することが可能となり、小さな領域内に、第1画素セルの第1回路30及び第2回路40と第2画素セルの第1回路30及び第2回路40とを配置することが可能となる。
ここでは、第1画素セルの複数の第1トランジスタ3のゲート電極310~350は、第1方向D1において等間隔で並んでいる。そして、第1方向D1において隣り合う第1トランジスタ3のゲート電極の中心の間の間隔を「A1」とすると、第2画素セルの第2トランジスタ4のゲート電極410の中心と、第1方向D1においてこれに隣り合う第1画素セルの第1トランジスタ3のゲート電極(340又は350)の中心と、の間の第1方向D1における間隔は、上記の間隔A1の2倍(2×A1)である。
また、第2画素セルの複数の第1トランジスタ3のゲート電極310~350は、第1方向D1において等間隔で並んでいる。そして、第1方向D1において隣り合う第1トランジスタ3のゲート電極の中心の間の間隔を「A2」とすると、第1画素セルの第2トランジスタ4のゲート電極41-の中心と、第1方向D1においてこれに隣り合う第2画素セルの第1トランジスタ3のゲート電極(340又は350)の中心と、の間の第1方向D1における間隔は、上記の間隔A2の2倍(2×A2)である。ここでは、「A1」と「A2」とは、等しい。
なお、図4、図5において、破線の枠で囲まれた部分には、例えばゲート電極材料から形成されるダミー部材が配置されていてもよい。
(2)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
一変形例の固体撮像素子1において、図6に示すように、画素セル10において、第1拡散領域50と第2拡散領域56とは、半導体基板100に形成された拡散層配線58により接続されていてもよい。ここでの拡散層配線58は、p型ウェル領域9内に形成されたn型の拡散領域である。拡散層配線58の一端は、第1拡散領域50につながっており、他端は第2拡散領域56につながっている。より詳細には、第1拡散領域50、第2拡散領域56、及び拡散層配線58は、一体に形成されている。
一変形例の固体撮像素子1において、図7に示すように、p型ウェル領域9を挟んで対向する2つの画素セル10の受光部2の、第1方向D1における端部同士は、第2方向D2に延びる同一の直線上に位置していてもよい。この場合、複数の画素セル10の受光部2を、マトリクス状に配置することが可能となる。
画素セル10は、第2リセット用トランジスタ34を備えていなくてもよい。画素セル10は、選択用トランジスタ35を備えていなくてもよい。
1つの画素セル10において、第2拡散領域56は、第2方向D2において、第1拡散領域50と対向していなくてもよい。例えば、第2拡散領域56が、第1拡散領域50と対向しないように複数の第1トランジスタ3から第2方向D2において離れて配置されている場合であっても、第2トランジスタ4が第1方向D1において複数の第1トランジスタ3と並んでいる場合と比べて、第1拡散領域50と第2拡散領域56とを接続する配線61(或いは、拡散層配線58)の長さを短くすることが可能となる。
固体撮像素子1の制御部は、画素セル10を第1受光モードで動作させなくてもよく、第2受光モードのみで動作させてもよい。
第1トランジスタ3、第2トランジスタ4の不純物拡散領域の導電型は、p型であってもよい。例えば、第1トランジスタ3、第トランジスタ4の不純物拡散領域は、n型ウェル領域に形成されたp型の拡散領域であってもよい。
(3)まとめ
以上説明した実施形態及び変形例等から以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る固体撮像素子(1)は、半導体基板(100)に2次元アレイ状に形成された複数の画素セル(10)を備える。複数の画素セル(10)のうちの少なくとも1つの画素セル(10)は、受光部(2)と、画素回路(30)と、第2トランジスタ(4)と、を備える。受光部(2)は、入射光を受光して電荷を生成する。画素回路(30)は、複数の第1トランジスタ(3)と、電荷保持部(5)と、を有する。電荷保持部(5)は、受光部(2)で生成された電荷を保持する。画素回路(30)は、受光部(2)で生成される電荷に応じた受光信号を出力する。第2トランジスタ(4)は、電荷を蓄積するためのメモリ部(6)と電荷保持部(5)とを接続する。画素セル(10)では、半導体基板(100)の厚さ方向に沿った平面視において、複数の第1トランジスタ(3)が並んでいる第1方向(D1)に直交する第2方向(D2)において、第2トランジスタ(4)が複数の第1トランジスタ(3)から離れている。
この態様によれば、第2トランジスタ(4)が第1方向(D1)において複数の第1トランジスタ(3)と並んでいる場合と比べて、第2トランジスタ(4)と電荷保持部(5)とを接続する配線(61)の長さを短くすることが可能となる。そのため、配線(61)の寄生容量が低減され高い光電変換ゲインを得ることができ高感度化が可能となる。また、配線(61)の寄生抵抗が低減することができ電荷転送時の高応答化が可能となる。更には、隣接する画素セル(10)間で第1回路(30)及び第2回路(40)を近接配置できる構成となるため高集積化が可能となる。
第2の態様の固体撮像素子(1)は、第1の態様に基づく。第2の態様では、画素セル(10)において、電荷保持部(5)は、フローティング電位となる拡散領域(50)から構成される。複数の第1トランジスタ(3)は、受光部(2)で生成される電荷を拡散領域(50)へ転送するための転送用トランジスタ(31)と、拡散領域(50)に蓄積される電荷をリセットするためのリセット用トランジスタ(32)と、拡散領域(50)と電気的に接続されたゲート電極(330)を有する増幅用トランジスタ(33)と、を含む。
この態様によれば、転送用トランジスタ(31)、リセット用トランジスタ(32)、及び増幅用トランジスタ(33)を含む画素回路(30)によって、受光部(2)で受光した光に応じた受光信号を生成することが可能となる。
第3の態様の固体撮像素子(1)は、第2の態様に基づく。第3の態様では、画素セル(10)において、拡散領域(50)は第1拡散領域(50)である。第2トランジスタ(4)は、フローティング電位となる第2拡散領域(56)を有する。第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)とが接続される。第2方向(D2)から見て、第1拡散領域(50)の少なくとも一部が、第2拡散領域(56)の少なくとも一部と重複する。
この態様によれば、第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)との直線距離が短くなり、第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)とを接続する配線(61)の長さを短くすることができ寄生容量を小さくすることが可能となる。
第4の態様の固体撮像素子(1)は、第3の態様に基づく。第4の態様では、画素セル(10)において、第2方向(D2)から見て、第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)とのうちの一方の全体が、第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)とのうちの他方と重複する。
この態様によれば、第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)とのうちの一方において他方に対向する辺の全長を、他方との接続に用いることが可能となる。これにより、第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)とを接続する配線の幅を広くすることが可能となり、配線の抵抗を小さくすることが可能となる。
第5の態様の固体撮像素子(1)は、第3又は第4の態様に基づく。第5の態様では、画素セル(10)において、第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)とは、金属配線により接続されている。
この態様によれば、配線層により第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)とが接続されるので、例えば第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)を単純な矩形とすることができるため製造工程に起因する特性ばらつきを小さくすることが可能となる。
第6の態様の固体撮像素子(1)は、第3又は第4の態様に基づく。第6の態様では、画素セル(10)において、第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)とは、半導体基板(100)に形成された拡散層配線(58)により接続されている。
この態様によれば、拡散層配線(58)により第1拡散領域(50)と第2拡散領域(56)とが接続されるので、例えば配線層で接続される場合に比べて、接続部における単位長さ当たりの寄生容量を小さくすることが可能となる。
第7の態様の固体撮像素子(1)は、第1~第6のいずれか1つの態様に基づく。第7の態様では、画素セル(10)において、複数の第1トランジスタ(3)の各々はゲート電極を有する。複数の第1トランジスタ(3)それぞれのゲート電極は、第1方向(D1)に並ぶ。複数の第1トランジスタ(3)それぞれのゲート電極のうちで第1方向(D1)の両端に位置する2つのゲート電極を結ぶ線分を、複数に等分した位置にある仮想点上に、複数の第1トランジスタ(3)のうち第1方向(D1)の両端の第1トランジスタ(3)以外の第1トランジスタ(3)のゲート電極が位置している。
この態様によれば、複数の第1トランジスタ(3)のゲート電極は、等間隔の仮想点上に形成される。そのため、複数の第1トランジスタ(3)のゲート電極を実質的に等間隔で配置することができ製造工程に起因する特性ばらつきを小さくすることが可能となる。
第8の態様の固体撮像素子(1)は、第1~第7のいずれか1つの態様に基づく。第8の態様では、複数の画素セル(10)は、半導体基板(100)の厚さ方向に沿った平面視において、互いに同一の形状を有する。
この態様によれば、複数の画素セル(10)において、配線(60,61)の形状をほぼ同じにできる。そのため、複数の画素セル(10)の間で、配線(60,61)の長さを均一化することが可能となり、配線(60,61)の寄生抵抗および寄生容量を均一化することが可能となる。
第9の態様の固体撮像素子(1)は、第1~第8のいずれか1つの態様に基づく。第9の態様では、複数の画素セル(10)は、第1方向(D1)において隣り合って配置される第1画素セルと第2画素セルとを含む。第1画素セルの複数の第1トランジスタ(3)の各々はゲート電極を有する。第2画素セルの第2トランジスタ(4)はゲート電極を有する。第1画素セルの複数の第1トランジスタ(3)それぞれのゲート電極、及び第2画素セルの第2トランジスタ(4)のゲート電極は、第1方向に並ぶ。第1画素セルの複数の第1トランジスタ(3)それぞれのゲート電極及び第2画素セルの第2トランジスタ(4)のゲート電極のうちで第1方向(D1)の両端に位置する2つのゲート電極を結ぶ線分を、複数に等分した位置にある仮想点上に、第1画素セルの複数の第1トランジスタ(3)それぞれのゲート電極及び第2画素セルの第2トランジスタ(4)のゲート電極のうち第1方向(D1)の両端のトランジスタ以外のトランジスタのゲート電極が、位置している。
この態様によれば、第1画素セルの複数の第1トランジスタ(3)のゲート電極及び第2画素セルの第2トランジスタ(4)のゲート電極は、等間隔の仮想点上に形成される。そのため、これらのゲート電極を実質的に等間隔で配置することができ製造工程に起因する特性ばらつきを小さくすることが可能となる。
第10の態様の固体撮像素子(1)は、第1~第9のいずれか1つの態様に基づく。第10の態様では、半導体基板(100)の厚さ方向に沿った平面視において、複数の画素セル(10)のうちで第2方向(D2)に隣り合って配置される2つの画素セル(10)は、受光部(2)同士が隣接する又は画素回路(30)同士が隣接する。
この態様によれば、第2方向(D2)に隣り合って配置される2つの画素セル(10)の画素回路(30)を、例えば共通のウェル領域内に配置することが可能となる。そのため、例えば、第2方向(D2)に隣り合って配置される2つの画素セル(10)において受光部(2)と画素回路(30)とが隣接する場合に比べて、複数の画素セル(10)で重複するウェル領域を共有化することができるため高集積化が可能となる。
1 固体撮像素子
10 画素セル
2 受光部
3 第1トランジスタ
30 画素回路
31 転送用トランジスタ
32 リセット用トランジスタ
33 増幅用トランジスタ
330 ゲート電極
4 第2トランジスタ
5 電荷保持部
50 拡散領域(第1拡散領域)
56 第2拡散領域
58 拡散層配線
100 半導体基板
D1 第1方向
D2 第2方向

Claims (10)

  1. 半導体基板に2次元アレイ状に形成された複数の画素セルを備え、
    前記複数の画素セルのうちの少なくとも1つの画素セルは、
    入射光を受光して電荷を生成する受光部と、
    複数の第1トランジスタと、前記受光部で生成された前記電荷を保持するための電荷保持部と、を有し、前記受光部で生成される前記電荷に応じた受光信号を出力する画素回路と、
    前記電荷を蓄積するためのメモリ部と前記電荷保持部とを接続する第2トランジスタと、
    を備え、
    前記少なくとも1つの画素セルでは、前記半導体基板の厚さ方向に沿った平面視において、前記複数の第1トランジスタが並んでいる第1方向に直交する第2方向において、前記第2トランジスタが前記複数の第1トランジスタから離れている、
    固体撮像素子。
  2. 前記少なくとも1つの画素セルにおいて、
    前記電荷保持部は、フローティング電位となる拡散領域を備え、
    前記複数の第1トランジスタは、
    前記受光部で生成される前記電荷を前記拡散領域へ転送するための転送用トランジスタと、
    前記拡散領域に蓄積される前記電荷をリセットするためのリセット用トランジスタと、
    前記拡散領域と電気的に接続されたゲート電極を有する増幅用トランジスタと、
    を含む、
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記少なくとも1つの画素セルにおいて、
    前記拡散領域は第1拡散領域であり、
    前記第2トランジスタは、フローティング電位となる第2拡散領域を有し、
    前記第1拡散領域と前記第2拡散領域とが接続され、
    前記第2方向から見て、前記第1拡散領域の少なくとも一部が、前記第2拡散領域の少なくとも一部と重複する、
    請求項2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記少なくとも1つの画素セルにおいて、
    前記第2方向から見て、前記第1拡散領域と前記第2拡散領域とのうちの一方の全体が、前記第1拡散領域と前記第2拡散領域とのうちの他方と重複する、
    請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 前記少なくとも1つの画素セルにおいて、
    前記第1拡散領域と前記第2拡散領域とは、金属配線により接続されている、
    請求項3又は4に記載の固体撮像素子。
  6. 前記少なくとも1つの画素セルにおいて、
    前記第1拡散領域と前記第2拡散領域とは、前記半導体基板に形成された拡散層配線により接続されている、
    請求項3又は4に記載の固体撮像素子。
  7. 前記少なくとも1つの画素セルにおいて、
    前記複数の第1トランジスタの各々はゲート電極を有し、前記複数の第1トランジスタそれぞれの前記ゲート電極は、前記第1方向に並び、
    前記複数の第1トランジスタそれぞれの前記ゲート電極のうちで前記第1方向の両端に位置する2つのゲート電極を結ぶ線分を、複数に等分した位置にある仮想点上に、前記複数の第1トランジスタのうち前記第1方向の両端の第1トランジスタ以外の第1トランジスタの前記ゲート電極が位置している、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  8. 前記複数の画素セルは、前記半導体基板の前記厚さ方向に沿った前記平面視において、互いに同一の形状を有する、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  9. 前記複数の画素セルは、隣り合って配置される第1画素セルと第2画素セルとを含み、
    前記第1画素セルの前記複数の第1トランジスタの各々はゲート電極を有し、
    前記第2画素セルの前記第2トランジスタはゲート電極を有し、
    前記第1画素セルの前記複数の第1トランジスタそれぞれの前記ゲート電極、及び前記第2画素セルの前記第2トランジスタの前記ゲート電極は、前記第1方向に並び、
    前記第1画素セルの前記複数の第1トランジスタそれぞれの前記ゲート電極及び前記第2画素セルの前記第2トランジスタの前記ゲート電極のうちで前記第1方向の両端に位置する2つのゲート電極を結ぶ線分を、複数に等分した位置にある仮想点上に、前記第1画素セルの前記複数の第1トランジスタそれぞれの前記ゲート電極及び前記第2画素セルの前記第2トランジスタの前記ゲート電極のうち前記第1方向の両端のトランジスタ以外のトランジスタの前記ゲート電極が、位置している、
    請求項1~8のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  10. 前記半導体基板の前記厚さ方向に沿った前記平面視において、前記複数の画素セルのうちで前記第2方向に隣り合って配置される2つの画素セルは、前記受光部同士が隣接する又は前記画素回路同士が隣接する、
    請求項1~9のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
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