JP7178484B2 - たばこ商品管理システム及びたばこ商品管理方法 - Google Patents

たばこ商品管理システム及びたばこ商品管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、たばこ商品を管理する技術に関する。
コンビニエンスストアなどの店舗では、様々な銘柄のたばこ商品がいわゆるたばこ什器に銘柄ごとに陳列されており、たばこ商品の購買時には、店員が顧客から指定された銘柄のたばこ商品をたばこ什器から選び取る等の形態が取られる。たばこ商品は、一般的に、カートンの形態で店舗まで配送され、カートン単位又はカートンの包装を剥がした個装単位で販売される。
下記特許文献1には、所望の銘柄のたばこ商品を自動的に払い出す商品搬出装置が記載されている。商品搬出装置には操作パネルが設けられており、操作パネルの銘柄選択スイッチ及び個数入力スイッチが操作されることで、所望の銘柄のたばこ商品が所望の個数分、自動的に払い出される。
このように、たばこ商品の購買時に、顧客又は店員が注文端末(操作パネル)を操作して所望の銘柄のたばこ商品を指定する場合がある。このような注文端末は、たばこ商品の自動払出機能を持たない装置、例えば、指定された銘柄のたばこ商品の陳列位置を指し示す装置等においても利用され得る。
特開2011-207575号公報
成人確認された顧客のみが注文可能となる上述のような注文端末(操作パネル)では、たばこ商品の広告や販売促進情報を提示することができるため、その注文端末でたばこ商品を注文する顧客に対して当該広告や販売促進情報を提供することが望まれる。
しかしながら、コンビニエンスストア等の店舗において、たばこ商品の注文端末は、レジカウンタ又はその近傍に設置され、商品の精算時に操作されるのが一般的である。このため、当該注文端末の利用に時間を要すれば、顧客の精算にかかる時間が増大し、レジカウンタ前に顧客の待ち行列が出来てしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、店舗に設置された注文端末を操作してたばこ商品を注文する顧客に対して、たばこ商品に関する顧客が希望する情報を提示する技術を提供する。
本明細書において「たばこ商品」とは、喫煙に供される一本一本の紙巻たばこではなく、購買単位となる、複数本(例えば20本)の紙巻たばこ若しくはその他のたばこを包装した個装のたばこ商品、又は同一種の個装のたばこ商品を複数個(例えば10個)まとめて包装したカートンのたばこ商品を意味する。その他のたばことしては、嗅ぎたばこ、パイプたばこのほか、電子たばこ、加熱式たばこ等と呼ばれるたばこに用いられるカートリッジ等の関連物品を挙げることができる。
本明細書において個装とカートンとを区別する必要がある場合には、個装のたばこ商品を「個装商品」と表記し、カートンのたばこ商品を「カートン商品」と表記するものとする。
本発明によれば、複数銘柄のたばこ商品の銘柄情報を表示可能でありかつ該複数銘柄の中から顧客が注文したい銘柄の注文操作を受付可能な注文端末及び該注文端末で受け付けられた注文操作の対象とされた銘柄のたばこ商品の取り出しの支援を行う支援装置を含むたばこ商品管理システムであって、前記複数銘柄のたばこ商品の中から取り出しを行うべきたばこ商品の銘柄を指定する指定操作又は前記注文操作を可能とする銘柄操作表示に加えて、第一のたばこ商品関連情報の表示を前記注文端末の表示部に表示させる表示処理手段と、顧客の顧客識別子を取得する識別子取得手段と、前記第一のたばこ商品関連情報を表示している前記注文端末において特定操作が受け付けられた場合に、前記取得された顧客識別子に対応する顧客携帯端末が第二のたばこ商品関連情報を取得可能となるように処理を行う情報提供手段と、を備え、前記第二のたばこ商品関連情報は、前記第一のたばこ商品関連情報と同一若しくは関連する、又は、前記注文端末で受け付けられた前記注文操作の対象とされている銘柄のたばこ商品に関連する情報である、たばこ商品管理システムが提供される。
また、他の態様として、本発明によれば、複数銘柄のたばこ商品の銘柄情報を表示可能でありかつ該複数銘柄の中から顧客が注文したい銘柄の注文操作を受付可能な注文端末及び該注文端末で受け付けられた注文操作の対象とされた銘柄のたばこ商品の取り出しの支援を行う支援装置を含むシステムにより実行されるたばこ商品管理方法であって、前記複数銘柄のたばこ商品の中から取り出しを行うべきたばこ商品の銘柄を指定する指定操作又は前記注文操作を可能とする銘柄操作表示に加えて、第一のたばこ商品関連情報の表示を前記注文端末の表示部に表示させ、顧客の顧客識別子を取得し、前記第一のたばこ商品関連情報を表示している前記注文端末において特定操作が受け付けられた場合に、前記取得された顧客識別子に対応する顧客携帯端末が第二のたばこ商品関連情報を取得可能となるように情報提供処理を行う、ことを含み、前記第二のたばこ商品関連情報は、前記第一のたばこ商品関連情報と同一若しくは関連する、又は、前記注文端末で受け付けられた前記注文操作の対象とされている銘柄のたばこ商品に関連する情報である、たばこ商品管理方法が提供される。
また、その他の態様として、本発明によれば、上記たばこ商品管理方法を一以上のコンピュータに実行させるプログラム又はこのようなプログラムを記録した一以上のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体を提供することもできる。
本発明によれば、店舗に設置された注文端末を操作してたばこ商品を注文する顧客に対して、たばこ商品に関する顧客が希望する情報を提示する技術を提供することができる。
本実施形態に係るたばこ商品管理システムの構成を示す模式図である。 本実施形態に係るたばこ商品管理システムの設置例を示す図である。 個装什器の斜視図である。 個装什器が備えるマガジンの斜視図である。 支援PC及び注文端末のハードウェア構成を示す模式図である。 支援PC、注文端末、第一制御部及び第二制御部の処理構成例を示すブロック図である。 取出報知表示の例を示す図である。 顧客情報テーブルの例を示す図である。 図9(a)は銘柄マスタテーブルの例を示す図であり、図9(b)は店舗別銘柄情報テーブルの例を示す図である。 銘柄選択画面の例を示す図ある。 銘柄注文画面の例を示す図である。 キャンペーンサマリ画面の例を示す図である。 プレゼントサマリ画面の例を示す図である。 アンケート画面の例を示す図である。 顧客携帯端末に表示されるキャンペーン情報画面の例を示す図である。 顧客携帯端末に表示されるプレゼント情報画面の例を示す図である。 本実施形態に係るたばこ商品管理システムにおけるたばこ商品の注文及び取り出しに関する動作例を示すシーケンスチャートである。 本実施形態に係るたばこ商品管理システムにおけるたばこ商品の注文後のたばこ商品関連情報の表示に関する動作例を示すシーケンスチャートである。 銘柄注文画面の第一の変形例を示す図である。 銘柄注文画面の第二の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下に挙げる実施形態は例示であり、本発明は以下の実施形態の構成に限定されない。
[概要]
本実施形態に係るたばこ商品管理システム(以降、本システムと表記する場合がある)の詳細を説明する前に、本システムの特徴の概要について説明する。
本システムは、主に、注文端末及び支援装置を備えている。
本実施形態では、個装商品及びカートン商品の両方のたばこ商品が扱われる例を挙げるが、個装商品のみが扱われてもよいし、カートン商品のみが扱われてもよい。
注文端末は、複数銘柄のたばこ商品の銘柄情報を表示可能でありかつ当該複数銘柄の中から顧客が注文したい銘柄の注文操作を受付可能に形成されている。
注文端末は、顧客又は店員が操作可能ないわゆるコンピュータであり、後述の注文端末20のように据置型のコンピュータであってもよいし、タブレットのような携帯型のコンピュータであってもよいし、ウェアラブルコンピュータであってもよい。
ここで注文端末が受付可能な「顧客が注文したい銘柄の注文操作」は、顧客の注文意思を示す操作であり、その具体的な操作内容は何ら制限されない。この注文操作は、例えば、後述の銘柄注文画面G3の注文確定操作部G32(図11参照)を押下する操作であってもよいし、その注文確定操作部G32の押下後に表示される確認画面における注文を確定させるための操作であってもよい。また、音声操作やジェスチャ操作が可能である場合には、当該注文操作は、注文の実行又は注文の確定に対応する音声操作やジェスチャ操作であってもよい。
本明細書においてたばこ商品の「銘柄」は、個々のたばこ商品の種類を識別し得る情報であり、たばこ商品の商品名で表記される。具体的には、たばこ商品の銘柄名は、銘柄グループの名称のみ、若しくは銘柄グループの名称にタール量や包装形態等の表示を付した名称とされる。銘柄グループの名称は、例えば、「MEVIUS(登録商標)」、「SEVEN STARS(登録商標)」等のブランド名である。説明の便宜のために、銘柄グループの名称を「たばこA」とした場合、例えば、たばこ商品の各銘柄は、「たばこA」、「たばこA・ボックス」、「たばこA・10mg」、「たばこA・100's・ボックス」、「たばこA・ライト」、「たばこA・7mg」、「たばこA・ライト・ボックス」等の銘柄名を持つ。
支援装置は、注文端末と通信可能に接続されており、注文端末で受け付けられた注文操作の対象とされた銘柄のたばこ商品の取り出しの支援を行う。支援装置と注文端末との間の通信形態は、有線通信又は無線通信のいずれでもよく、具体的通信形態は制限されない。
支援装置は、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等のような一つ以上のプロセッサ(情報処理回路(ユニット))を少なくとも有する情報処理装置である。支援装置は、1台又は複数台のいわゆる汎用コンピュータであってもよいし、組込みシステム等と呼ばれる1枚又は複数枚のプリント基板で構成される専用コンピュータ(組込みマイコン)であってもよいし、それらの組合せであってもよい。
支援装置は、後述の支援PC10のみに対応付けることもできるし、後述の支援PC10と第一制御部30又は第二制御部40の一方又は両方とに対応付けることもできる。即ち、支援装置は1台の装置とは限らない。
支援装置によりたばこ商品の取り出しが支援されるのは、上述した商品搬出装置のようなたばこ商品を自動的に払い出す機能を持つ装置であってもよいし、自動払い出し機能を持たずオペレータが手動でたばこ商品を取り出しできるように陳列するたばこ什器であってもよいし、それらの両方であってもよい。
前者の装置を支援する場合には、支援装置は、例えば、払い出しの対象となるたばこ商品の銘柄の識別子を含む払い出しの指示を当該装置に送信する等により、支援することができる。後者のたばこ什器を支援する場合には、支援装置は、たばこ什器における払い出しの対象となる銘柄のたばこ商品が収容されている場所を店員に提示する等により、支援することができる。本実施形態では、プロジェクタ56による投射画像により個装什器50におけるマガジン513の場所を報知し、カートン位置報知LED62によりカートン什器60における収容領域を報知して、対象銘柄のたばこ商品の取り出し場所又は補充場所を店員に提示する。その他、対象銘柄のたばこ商品の収容場所を報知するたばこ什器の前方外観画像を表示装置に表示させることで、当該支援を行うこともできる。注文端末に対する注文操作において対象とされた銘柄のたばこ商品の取り出しが何等かの形で支援されれば、支援装置による支援の具体的内容は何ら制限されない。
本システムは、表示処理手段と、識別子取得手段と、情報提供手段とを少なくとも備えている。これら各手段は、注文端末又は支援装置のいずれか一方又は両方においてメモリに格納されるコンピュータプログラムが1以上のプロセッサで実行されることで、それぞれ具現化される。即ち、これら各手段は、注文端末上に設けられていてもよいし、支援装置上に設けられていてもよいし、両方に設けられていてもよい。
表示処理手段は、複数銘柄のたばこ商品の中から取り出しを行うべきたばこ商品の銘柄を指定する指定操作又は上記注文操作を可能とする銘柄操作表示に加えて、第一のたばこ商品関連情報の表示を注文端末の表示部に表示させる。
ここでの「銘柄操作表示」は、或る銘柄のたばこ商品を顧客又は店員が指定する指定操作又は上記注文操作を可能とする表示であれば、その具体的な表示内容は何ら制限されない。この「銘柄操作表示」の具体例として本実施形態では銘柄選択画面(図10参照)又は銘柄注文画面G3(図11参照)が例示される。
また、「たばこ商品の銘柄を指定する指定操作」は、顧客の注文意思の有無によらず、たばこ商品の或る銘柄を指定する操作であれば、その具体的な操作内容は何ら制限されない。この指定操作は、例えば、注文端末のタッチパネルに対して、顧客又は店員が或る銘柄を選択する操作であってもよいし、注文端末のバーコードリーダに対して或る銘柄のたばこ商品をかざす操作であってもよいし、注文端末のマイクに対して顧客又は店員が或る銘柄の名称を読み上げる操作であってもよい。更に言えば、スマートフォン等のような顧客が携帯する端末(以降、顧客携帯端末又は携帯端末と表記する)に或る銘柄情報を登録しておき、その顧客携帯端末を注文端末の近距離無線通信のアンテナに対してかざす操作であってもよい。
「たばこ商品関連情報」は、たばこ商品に関連する情報であれば、その具体的内容は限定されない。「たばこ商品関連情報」は、注文端末で受け付けられた注文操作の対象とされている銘柄のたばこ商品に関連する情報であってもよいし、注文されたたばこ商品の銘柄とは異なる銘柄に関する情報であってもよい。
「たばこ商品関連情報」には、例えば、或る銘柄のたばこ商品に関する詳細情報(開発背景等のブランドヒストリ情報や製造情報、材料情報、喫味情報等)や、或る銘柄のたばこ商品に付与されているプレゼント情報やキャンペーン情報や、たばこ商品或いは喫煙に関するアンケート情報等がある。これらプレゼント情報、キャンペーン情報、アンケート情報の詳細については後述する。
また、パッケージ(包装)や銘柄名称の切替え予定に関する案内情報(切替時期や内容等)が「たばこ商品関連情報」として表示されてもよいし、銘柄の廃止予定に関する案内情報(廃止時期や代替銘柄等)が「たばこ商品関連情報」として表示されてもよいし、お勧めの銘柄や新発売中の銘柄に関する情報が「たばこ商品関連情報」として表示されてもよい。また、後述する顧客識別子の登録案内或いは顧客が所有する顧客携帯端末上で動作する専用アプリケーションのダウンロード案内が「たばこ商品関連情報」として表示されてもよい。
識別子取得手段は、顧客の顧客識別子を取得する。
顧客識別子は、顧客を本システムで識別可能とする識別子であり、例えば、本システム特有に付与される識別子であってもよいし、メールアドレスやその顧客が所有する顧客携帯端末に付与されている情報のような通信の宛先となり得る識別子であってもよいし、SNS(Social Network Service)のアカウントのような他のサービスにおいて顧客を識別し得る識別子であってもよいし、顧客の生体情報(静脈や指紋、顔形、虹彩等)から得られる顧客の生体を識別し得る識別子であってもよい。
識別子取得手段による顧客識別子の取得方法についても限定されない。識別子取得手段は、顧客識別子と顧客の生体情報との対応付け情報を保持しておき、顧客から撮像された生体画像から生体情報を抽出し、その生体情報から顧客識別子を特定することもできる。また、識別子取得手段は、顧客識別子がエンコードされたバーコード又は二次元コード等を表示する顧客携帯端末の表示画面から顧客識別子を取得することもできるし、顧客携帯端末から通信により直接取得することもできる。
情報提供手段は、上述した第一のたばこ商品関連情報を表示している注文端末において特定操作が受け付けられた場合に、識別子取得手段により取得された顧客識別子に対応する顧客携帯端末が第二のたばこ商品関連情報を取得可能となるように処理を行う。
ここでの「特定操作」は、第一のたばこ商品関連情報を表示している注文端末に対する操作であって予め決められた操作であれば、その具体的操作内容は制限されない。この「特定操作」は、例えば、或る銘柄のたばこ商品の指定操作又は注文操作とされてもよいし、注文端末の表示部に対するフリック操作のような特定操作とされてもよいし、後述の例のように、注文端末で表示される「スマホで見る」ボタン或いは「スマホでやる」ボタンを選択する操作とされてもよい。
また「顧客識別子に対応する顧客携帯端末」とは、顧客識別子で識別される顧客が所有する顧客携帯端末或いは顧客識別子で識別される顧客携帯端末を意味する。
情報提供手段による具体的な処理内容については、識別子取得手段により取得された顧客識別子に対応する顧客携帯端末が第二のたばこ商品関連情報を取得可能となれば、何ら制限されない。例えば、情報提供手段自身がその顧客携帯端末に第二のたばこ商品関連情報を送信してもよいし、情報提供手段が他の装置にその送信を指示してもよい。前者の場合、情報提供手段は、近距離無線通信等を用いてペアリングされており顧客識別子で識別される顧客携帯端末に当該第二のたばこ商品関連情報を送信することができる。
また、情報提供手段は、URL(Uniform Resource Locator)やURLがエンコードされた二次元コードのような第二のたばこ商品関連情報へのアクセスを可能とする情報を注文端末に表示させてもよいし、その情報を顧客携帯端末に送信してもよい。
顧客識別子が取得されておらず第二のたばこ商品関連情報を顧客携帯端末で取得可能とならない場合には、表示処理手段が、顧客携帯端末が第二のたばこ商品関連情報を取得可能となるための処理を実行しない、或いは、注文端末で上記特定操作が受け付けられないようにしてもよい。
ここで、第二のたばこ商品関連情報は、第一のたばこ商品関連情報と同一情報とされてもよいし、第一のたばこ商品関連情報と異なる情報とされてもよい。後者の場合、第二のたばこ商品関連情報は、第一のたばこ商品関連情報に関連する情報であってもよいし、第一のたばこ商品関連情報とは無関係でありかつ注文端末で受け付けられた注文操作の対象とされている銘柄のたばこ商品に関連する情報であってもよい。
後述の例では、注文端末20で注文操作が受け付けられた注文銘柄のたばこ商品に付与されているキャンペーン情報又はプレゼント情報のサマリが第一のたばこ商品関連情報に相当し、そのキャンペーン情報又はプレゼント情報の詳細が第二のたばこ商品関連情報に相当する。また、後述のアンケート情報は、第一のたばこ商品関連情報及び第二のたばこ商品関連情報とが同一の例である。
但し、第一のたばこ商品関連情報と第二のたばこ商品関連情報との組合せは、本実施形態の例に限定されない。第一のたばこ商品関連情報は、注文銘柄のたばこ商品がキャンペーン又はプレゼントの対象とされているか否かのみを示し、第二のたばこ商品関連情報は、対象とされているキャンペーン又はプレゼントの詳細情報とされてもよいし、第一及び第二のたばこ商品関連情報は共に、キャンペーン又はプレゼントの詳細情報とされてもよい。
このように本実施形態では、取り出し又は払い出しを行うべきたばこ商品の銘柄を指定する指定操作又は注文操作を可能とする銘柄操作表示に加えて、第一のたばこ商品関連情報の表示が注文端末に表示され、顧客の顧客識別子が取得され、その第一のたばこ商品関連情報を表示している注文端末において特定操作が受け付けられた場合に、その取得された顧客識別子に対応する顧客携帯端末が第二のたばこ商品関連情報を取得可能となるように処理される。
これにより、顧客は、たばこ商品の注文を受け付ける注文端末で第一のたばこ商品関連情報を閲覧できるだけでなく、特定操作を行うことで、自身の携帯端末により第二のたばこ商品関連情報を閲覧することができる。結果、店舗に設置された注文端末を操作してたばこ商品を注文する顧客に対して、顧客が希望するたばこ商品関連情報を提示することができる。更に言えば、顧客は、店舗内の顧客が多い場合には、精算待ちの他の顧客に迷惑をかけないように注文端末で特定操作をして、精算後等に、顧客の携帯端末で第二のたばこ商品情報をゆっくりと見ることができる。
[たばこ商品管理システム]
以下、上述のような特徴を有する本実施形態に係るたばこ商品管理システム(本システム)1について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るたばこ商品管理システム1の構成を示す模式図であり、図2は、本実施形態に係るたばこ商品管理システム1の設置例を示す図であり、図3は、個装什器50の斜視図であり、図4は、個装什器50が備えるマガジン513の斜視図であり、図5は、支援PC10及び注文端末20のハードウェア構成を示す模式図である。
図2に示されるように、本システム1は、コンビニエンスストア等の店舗に設置される。以降、本システム1が設置されている店舗を本店舗と表記する場合がある。
本システム1は、図1に示されるように、支援PC(Personal Computer)10、注文端末20、第一制御部30、第二制御部40、個装什器50、カートン什器60、什器管理端末70等から構成されている。
支援PC10は、いわゆるコンピュータであり、図5に示されるように、CPU11、メモリ12、入出力インタフェース(I/F)13、通信ユニット14等を有する。CPU11は、他の各ユニットとバス等の通信線により接続される。
CPU11には、一般的なCPUに加えて、MCU、MPU、特定用途向け集積回路(ASIC)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)等も含まれる。
メモリ12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置(ハードディスク等)である。
入出力I/F13は、表示装置15、入力装置16等のユーザインタフェース装置と接続可能である。表示装置15は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイのような、CPU11等により処理された描画データに対応する画面を表示する装置である。入力装置16は、キーボード、マウス等のようなユーザ操作の入力を受け付ける装置である。表示装置15及び入力装置16は一体化されたタッチパネルであってもよいし、接続されていなくてもよい。
通信ユニット14は、他のコンピュータとの有線通信又は無線通信や、他の機器との信号のやりとり等を行う。本実施形態では、通信ユニット14は、第一制御部30、第二制御部40、注文端末20、及びサーバ装置(図示せず)と通信を行う。通信ユニット14により実行される通信手法は何ら制限されない。なお、通信ユニット14には、可搬型記録媒体等も接続され得る。
注文端末20は、図2に示されるように、顧客及び店員が操作可能となるように本店舗のレジカウンタ上に設置される据置型のコンピュータである。但し、注文端末20の設置場所はレジカウンタ以外であってもよい。
注文端末20は、図5に示されるように、CPU21、メモリ22、タッチパネルユニット23、通信ユニット25、撮像ユニット26等を有する。CPU21は、他の各ユニットとバス等の通信線により接続される。
タッチパネルユニット23は、モニタを含み表示処理を行う表示ユニットと、外部からの接触又は近接状態を感知するタッチセンサとを含む。本実施形態では、タッチパネルユニット23は、背中合わせの逆向きに二つ設けられており、一方は顧客と対面する向きに設けられ、他方は店員と対面する向きに設けられる。二つのタッチパネルユニット23の各表示パネルには同一の表示がそれぞれ出力される。これにより、店員は、顧客によるタッチパネル操作を確認することができると共に、顧客は、店員によるタッチパネル操作を確認することができる。更に、タッチパネルを用いた一連のたばこ商品注文操作を顧客及び店員で協力して実行することができる。
撮像ユニット26は、画像を撮像するユニットである。本実施形態では、撮像ユニット26は、バーコードや二次元バーコード(QRコード(登録商標)等)等を読み取り可能なバーコードスキャナと、静脈認証のための静脈撮像ユニットとを含む。バーコードスキャナは、たばこ商品の包装に付された或いは顧客の携帯端末に表示されるバーコードやQRコード(登録商標)を読み取ることができ、静脈撮像ユニットは、人の指又は手のひらから静脈画像を撮像することができる。撮像ユニット26の具体的な撮像手法は何ら制限されない。
通信ユニット25は、他のコンピュータとの有線通信又は無線通信や、他の機器との信号のやりとり等を行う。本実施形態では、通信ユニット25は、顧客の携帯端末と近距離無線通信を行うと共に、注文端末20と有線通信又は無線通信を行う。通信ユニット25により実行される通信手法は何ら制限されない。
なお、CPU21及びメモリ22については、上述のCPU11及びメモリ12と同様である。
図5に示されるハードウェア構成はそれぞれ例であり、支援PC10及び注文端末20のハードウェア構成は、図5で示される例に限定されない。支援PC10及び注文端末20は、図示されていない他のハードウェア要素を有することができるし、各ハードウェア要素の数も、図5の例に限定されない。例えば、支援PC10又は注文端末20は、複数のCPUを有していてもよい。
第一制御部30は、個装什器50を制御する制御基板であり、第二制御部40は、カートン什器60を制御する制御基板である。具体的には、第一制御部30及び第二制御部40は、CPU、メモリ、通信ユニット、入出力インタフェース等をそれぞれ有する組込みシステムであり、メモリに格納される制御プログラムがCPUにより実行されることでそれぞれ、個装什器50又はカートン什器60の制御を行う。第一制御部30による個装什器50の制御の詳細及び第二制御部40によるカートン什器60の制御の詳細については後述する。
第一制御部30は、通信ユニット又は入出力インタフェースを介して個装什器50の構成要素と接続されており、各構成要素と信号のやりとりを行う。第二制御部40は、通信ユニット又は入出力インタフェースを介してカートン什器60の構成要素と接続されており、各構成要素と信号のやりとりを行う。
また、第一制御部30及び第二制御部40は、通信ユニットを介して支援PC10と通信可能に接続されており、支援PC10と信号のやりとりを行う。
什器管理端末70は、携帯型のいわゆるコンピュータであり、注文端末20と同様のハードウェア構成を有する。什器管理端末70は、図2には図示されていないが、例えば、個装什器50の側面部等、個装什器50の周辺に設置される。
什器管理端末70は、タッチパネルを有しており、このタッチパネルに、個装什器50又はカートン什器60の管理を可能とする什器管理メニューを表示する。什器管理端末70は、通信ユニットを介して支援PC10と通信可能に接続され、什器管理メニューで操作された内容に対応する情報を支援PC10に送る。
また、什器管理端末70にはバーコードスキャナが接続されていてもよい。この場合、補充される個装商品又はカートン商品の包装に付されたバーコードがバーコードスキャナで読み取られ、読み取られた情報が什器管理端末70から支援PC10へ送られる。
図2の例では、個装什器50及びカートン什器60は、上下に積み重ねられて、本店舗のレジカウンタの背面(バックカウンタ側)に設置される。但し、個装什器50はバックカウンタ上に設置され、カートン什器60はバックカウンタ下に設置されるなど、個装什器50及びカートン什器60の位置関係や設置位置は図2の例に限定されない。
以下の説明では、説明を分かり易くするために、一台の個装什器50と一台のカートン什器60として説明するが、個装什器50及びカートン什器60はそれぞれ二台ずつで形成されていてもよい。即ち、二台のカートン什器60が左右に並べて配置されており、各カートン什器60の上にそれぞれ個装什器50が一台ずつ並べて配置されていてもよい。本店舗に設置される個装什器50及びカートン什器60の数は制限されない。
個装什器50は、マガジン什器51及び投射ユニット55を有している。
マガジン什器51は、複数の棚板511を有するマガジン収容棚512、棚板511に搭載されている複数のマガジン513、当該マガジン什器51の前面部の横幅方向における中央部に配置されている表示スクリーン520等を有している。
マガジン収容棚512に搭載されているマガジン513の数は特に限定されないが、本実施形態の場合、例えば、マガジン収容棚512は、表示スクリーン520の左右にそれぞれ5段ずつ設けられている棚板511を備え、各棚板511に5つずつのマガジン513が搭載されている。
図4に示すように、マガジン513は、複数の個装商品5が前後に一列に並ぶ整列状態で搭載される搭載部514、搭載部514に沿って前後に移動可能に設けられているスライダ515、スライダ515を前方に向けて付勢している付勢部516等を有している。
搭載部514は、例えば、前面壁517と、左右一対の側壁518と、底板部と、後面壁と、を備えて構成されている。なお、前面壁517は、側壁518及び底板部の前端部に固定されていてもよいし、前傾可能な状態で一対の側壁518の前端部により保持されていてもよい。
スライダ515は、搭載部514に搭載された個装商品5を前方に付勢している。搭載部514における個装商品5の残個数が減るほど、スライダ515は前方に移動するようになっている。
付勢部516は、スライダ515に搭載されている。付勢部516は、例えば、渦巻き状に巻回された板バネであってもよいし、ワイヤリールであってもよい。
投射ユニット55は、左右一対の支柱部551、これら支柱部551によって支持されている支持部552等を有している。
例えば、一方の支柱部551は、マガジン什器51の左側の側壁部に沿って配置されており、他方の支柱部551は、マガジン什器51の右側の側壁部に沿って配置されている。支持部552は、例えば、左右一対の側壁部552aと、これら側壁部552aの前端どうしを接続している前面壁部552bと、を備えている。左右の側壁部552aは、それぞれ左右の支柱部551によって支持されている。前面壁部552bは、マガジン什器51の前面よりも前方に配置されており、且つ、マガジン什器51よりも上方に配置されている。
投射ユニット55は、更に、プロジェクタ56、カメラ57、第一制御部30(図3には図示せず)を有している。プロジェクタ56及びカメラ57は、図3に示されるように、例えば、支持部552の前面壁部552bの背面側に設けられている。
プロジェクタ56は、複数のマガジン513の前面壁517と、表示スクリーン520と、を含む投射範囲に画像を投射することで、当該範囲における表示を行う。プロジェクタ56が有する光源の数は、特に限定されず、1個でもよいが、複数であることが好ましい。
本実施形態では、プロジェクタ56は、上述の投射範囲に画像を投射することで、マガジン513の前面壁517又は表示スクリーン520に取出報知表示又は補充報知表示を行う。例えば、取出報知表示は、当該投射範囲のうち、取り出すべき個装商品5が収容されているマガジン513の前面壁517を特定色(例えば赤色)とし、その他の領域を白色とする画像を投射することで、オペレータ(店員)に取り出すべき個装商品5が収容されているマガジン513の場所を報知する。補充報知表示は、対象となるマガジン513の前面壁517に対して同様に表示を行うことで、オペレータ(店員)に対象の個装商品5を補充すべきマガジン513の場所を報知する。
本明細書において、たばこ商品の「補充」には、そのたばこ商品が以前収容されていた個装什器50のマガジン513又はカートン什器60の引出棚61の収容領域に対して、そのたばこ商品を装填することに加えて、新たに取り扱いが開示されるたばこ商品を、マガジン513又は引出棚61の収容領域に対して新たに装填することも該当するものとする。
カメラ57は、複数のマガジン513の前面壁517の映像を連続的に撮像し、撮像結果を第一制御部30に出力する。詳細は後述するが、このようにカメラ57から送られる画像から、オペレータが行うマガジン513からの個装商品5の取り出し動作やマガジン513への個装商品5の補充動作等が画像認識される。これにより、例えば、取り出すべきでない個装商品5を取り出してしまったような誤取り出し動作や、補充すべきマガジン513ではない別のマガジン513へ個装商品5を補充してしまったような誤補充動作などを検出することができる。
カートン什器60は、直方体形状の枠体と、枠体に保持されている複数の引出棚61とを備えている。図2の例では、8つの引出棚61が示されているが、カートン什器60が備える引出棚61の数は図2の例に限られない。
各引出棚61は、複数のカートン商品を底板で支持するトレー状の棚本体と、棚本体の前端に設けられて鉛直に起立している前面壁部とを備えており、オペレータが枠体から引き出し、枠体へ収容することができるようになっている。引出棚61が枠体に収容された状態では、その前面壁部が枠体の前端部及び個装什器50の前面部とほぼ面一になるようになっている。
各引出棚61の棚本体には、前後に延びて引出棚61の内部を左右方向に区切る複数の縦仕切部と、縦仕切部で区切られた各内部領域をそれぞれ前後方向に区切る複数の横仕切部とが設けられている。これにより、本実施形態では、各引出棚61の内部領域は、左右4つ前後9つに区切られ、合計36個の収容領域が形成されており、各収容領域に一つのカートン商品が収容される。即ち、本実施形態では、各引出棚61にはそれぞれ36個のカートン商品が収容可能となっている。
また、各引出棚61の前面壁部の上部及び各引出棚61の縦仕切部には、各引出棚61の収容領域の位置を報知するためのカートン位置報知LED62が設けられている。
前面壁部に設けられたカートン位置報知LED62は、収容領域が形成されている引出棚61を報知すると共に、その引出棚61内においてその収容領域が配置されている縦仕切部で区切られた左右方向の位置を報知する。各引出棚61の縦仕切部に設けられたカートン位置報知LED62は、引出棚61内においてその収容領域が配置されている横仕切部で区切られた前後方向の位置を報知する。
つまり、前面壁部に設けられたカートン位置報知LED62で、引出棚61及びその引出棚61の左右方向の位置が報知され、縦仕切部に設けられたカートン位置報知LED62で、その引出棚61の前後方向の位置が報知されるため、オペレータは、対象となる収容領域に即座にアクセスすることができる。
カートン位置報知LED62は、第二制御部40により点灯及び消灯が制御される。
更に、各引出棚61は、個々の収容領域にカートン商品が収容された場合に、カートン商品を検出する検出センサ(図示せず)を備えている。検出センサは、例えば、棚本体の底板に設けられた重量センサとすることができる。ただし、検出センサは、光学式センサや静電容量センサなどの他の方式のセンサであってもよい。
また、カートン什器60は、各引出棚61を選択的に枠体から引き出し可能にするためのロック機構を備えている。通常状態では、ロック機構は、全ての引出棚61を枠体から引き出すことができないように施錠状態となっており、第二制御部40の制御により、指定された引出棚61のみが枠体から引き出すことができるように選択的に解錠状態とされる。このため、本実施形態における引出棚61及びそのロック機構は、複数の商品ストッカ部の少なくとも一部(収容領域)を、オペレータがアクセス可能な状態又はアクセス不可能な状態とするストッカアクセス部であるということができる。
引出棚61にロック機構が設けられていることにより、カートン商品の収容領域への不正アクセスを防ぐことができる。
[処理構成]
次に、支援PC10、注文端末20、第一制御部30及び第二制御部40の処理構成について図6を用いて説明する。図6は、支援PC10、注文端末20、第一制御部30及び第二制御部40の処理構成例を示すブロック図である。
〔第一制御部〕
第一制御部30は、投射制御部31、動作判定部32等を有する。これらは、ソフトウェア要素であり、RAM、ROM等のメモリに格納される制御プログラムがCPUで実行されることで、具現化される。
投射制御部31は、支援PC10から送られる投射指示に基づいて、個装什器50のプロジェクタ56の投射を制御する。投射指示には、取出報知表示か補充報知表示か一括取出報知表示かの報知指定が含まれており、投射指示の報知指定が取出報知表示を示す場合には、投射指示にはマガジン513の位置情報及び取り出すべき個装商品5の個数が更に含まれ、投射指示の報知指定が補充報知表示を示す場合には、投射指示にはマガジン513の位置情報が含まれ、放射指示の報知指定が一括取出報知表示を示す場合には、投射指示にはマガジン513の位置情報が更に含まれる。
投射制御部31は、マガジン什器51における各マガジン513の位置情報及び表示スクリーン520と投射画像内の局所領域情報との対応関係を保持しており、投射指示に含まれるマガジン513の位置情報に基づいて、そのマガジン513の位置に対応する局所領域が特定色(例えば赤色)とされ、他の領域が他の色(例えば白色)とされた投射画像をプロジェクタ56に投射させる。これにより、取り出し又は補充の対象となるマガジン513の位置をオペレータ(店員)に報知することができる。
更に、投射制御部31は、投射指示に含まれる個装商品5の個数に基づいて、対象のマガジン513の位置に対応する局所領域又は表示スクリーン520に対応する局所領域に、特定の文字列(例えば、「赤く点滅している場所からたばこ商品を1個取り出してください」或いは「青く光っている場所にたばこ商品を補充してください」)を含む投射画像をプロジェクタ56に投射させることもできる。投射制御部31は、投射指示の報知指定(取出報知表示及び補充報知表示)ごとに所定の文字列を保持しておくことで、上述のような特定の文字列を生成することができる。
図7は、取出報知表示の例を示す図である。
図7に示されるように、取出報知表示では、報知対象となるマガジン513の位置の表示は、他のマガジン513の位置の表示よりも目立つ表示とされる。例えば、報知対象となるマガジン513の位置は赤色表示とされ、他のマガジン513の位置は白色表示とされる。また、報知対象となるマガジン513の位置は点滅表示とされてもよい。
このように取出報知表示により、報知対象となるマガジン513の前面壁517が周囲と比べて目立つこととなる。これにより、オペレータ(店員)は、個装商品5を取り出すべきマガジン513の位置を容易且つ迅速に認識でき、個装商品5の取り出しを誤りなく、迅速に行うことができる。
また、図7に示されるように、各マガジン513の前面壁517には、通常表示として、各マガジン513に収容されている個装商品5の銘柄名などが表示されてもよい。通常表示として表示される情報には、銘柄名の他、各個装商品5の価格やタール値及びニコチン値などが含まれ得る。このような通常表示は、プロジェクタ56の投射画像で実現されてもよいし、当該情報が印刷された紙面を前面壁517に設置することで実現されてもよい。通常表示が投射画像で実現される場合には、取出報知表示では、報知対象となるマガジン513の周囲は通常表示とされ、報知対象となるマガジン513の位置は周囲よりも目立つ表示とされればよい。
更に、図7の例では、取出報知表示として、表示スクリーン520に特定文字列「赤く光っている場所からたばこを2個取り出して下さい。」が表示されている。この特定文字列は、上述したとおり、投射指示に含まれる報知指定(図7では取出報知表示)に対応する所定文字列(図7では「赤く光っている場所からたばこを」及び「個取り出して下さい。」)と同投射指示に含まれる個装商品5の個数に対応する文字列(図7では「2」)とから生成することができる。
放射指示の報知指定が一括取出報知表示を示す場合には、投射制御部31は、上述のように対象となるマガジン513の位置を報知すると共に、表示スクリーン520に一括取り出しを促す(例えば、特定文字列「赤く光っている場所からたばこを全て取り出して下さい。」)画像をプロジェクタ56に投射させる。
動作判定部32は、カメラ57で撮像された画像を受信し、その画像に対して画像認識処理を適用することで、オペレータによるマガジン513からの個装商品5の取り出し動作又はマガジン513への個装商品5の補充動作を検出する。この画像認識処理は、特に制限されず、既存の画像認識技術を用いた処理とされればよい。
更に、動作判定部32は、検出された取り出し動作が、上述した投射指示に含まれる位置情報で示される位置のマガジン513から個装商品5を取り出す動作であるか否かを判定することで、取り出し動作が正常か異常かを判定することができる。同様に、動作判定部32は、検出された補充動作が、上述した投射指示に含まれる位置情報で示される位置のマガジン513に対して個装商品5を補充する動作であるか否かを判定することで、補充動作が正常か異常かを判定することができる。
例えば、動作判定部32は、検出された取り出し動作又は補充動作の対象となっているマガジン513の位置を画像から特定し、特定されたマガジン513の位置が放射指示に含まれる位置情報で示される位置と一致するか否かにより、取りだし動作又は補充動作が正常か異常かを判定することができる。
また、動作判定部32は、取り出し動作で取り出された個装商品5の個数を更に画像認識により特定することもできる。この場合、動作判定部32は、特定された個装商品5の個数が放射指示に含まれる個数と一致するか否かにより、取り出し動作が正常か異常かを判定することもできる。同様に、動作判定部32は、補充動作で補充された個装商品5の個数を更に画像認識により特定することもできる。
但し、第一制御部30は、動作判定部32による画像認識に頼ることなく、別の手法で、実際に取り出された個装商品5の個数及び実際に補充された個装商品5の個数を取得するようにしてもよい。
本実施形態において、各マガジン513は、個装商品5の残個数が減るほどスライダ515が前方に移動するよう構成されているため、例えば、各マガジン513にスライダ515の位置を検出する手段を設けることで、検出されたスライダ515の位置に基づいて各マガジン513における個装商品5の残個数が検出されてもよい。スライダ515の位置は、マガジン513の後方に設けられた測距センサで検出されたスライダ515までの距離により特定されてもよいし、スライダ515を前方に付勢する付勢部516の状態で特定されてもよいし、他の方法で特定されてもよい。また、測距センサを用いる場合には、スライダ515の位置ではなく、最後尾の(最も奥にある)個装商品5までの距離からマガジン513内の残個数を検出することもできる。更に言えば、各マガジン513の搭載部514の底板部に重量センサを設置し、この重量センサで測定される重さにより個装商品5の残個数を検出することもできる。
第一制御部30は、このような方法により個装商品5の残個数をマガジン513ごとに逐次検出しておき、投射指示に含まれる位置情報に対応するマガジン513における残個数の変化量(個数)を、取り出された又は補充された個装商品5の個数としてもよい。このように実際に取り出された個装商品5の個数及び実際に補充された個装商品5の個数の取得方法は何ら制限されない。このように取得された個装商品5の個数は、第一制御部30から支援PC10へ送られる。
更に言えば、第一制御部30は、各マガジン513における残個数の変化(直接的にスライダ515の位置変化や距離変化、重さの変化であってもよい)により、取り出し動作又は補充動作が行われたマガジン513を特定することもできる。このように、動作判定部32による画像認識に頼ることなく、取り出し動作及び補充動作が検出され、各動作の正常及び異常が判定されてもよい。
第一制御部30は、取り出し動作又は補充動作を異常と判定した場合に、取り出し動作又は補充動作が異常である旨を示す誤動作報知表示を行うよう投射制御部31に指示してもよい。この場合、投射制御部31は、その指示に応じて、プロジェクタ56に誤動作報知表示(例えば、「取り出し場所が違います。」、「補充場所が違います。」)を行わせ、結果として、表示スクリーン520にそのような誤動作報知表示が行われる。
一方で、第一制御部30は、取り出し動作又は補充動作を正常と判定した場合には、取り出し完了又は補充完了を取り出された又は補充された個装商品の個数と共に支援PC10に通知する。
〔第二制御部〕
第二制御部40は、位置報知処理部41、動作判定部42、引出棚管理部43等を有する。これらは、ソフトウェア要素であり、RAM、ROM等のメモリに格納される制御プログラムがCPUで実行されることで、具現化される。
位置報知処理部41は、支援PC10から取り出し指示又は補充指示を受けると、その指示に基づいて、カートン什器60に設けられている、対応するカートン位置報知LED62を点灯させる。具体的には、取り出し指示及び補充指示には、カートン商品を取り出すべき又は補充すべき引出棚61内の収容領域の位置情報が含まれており、位置報知処理部41は、その位置情報に対応するカートン位置報知LED62を点灯させる。位置報知処理部41は、各収容領域の位置と対応するカートン位置報知LED62との対応付け情報を保持しており、その対応付け情報に基づいて、取り出し指示又は補充指示に含まれる収容領域の位置情報に対応するカートン位置報知LED62を特定することができる。
一括取り出しのための取り出し指示には、複数の収容領域の位置情報が含まれている場合がある。その場合、位置報知処理部41は、その複数の位置情報に対応する複数のカートン位置報知LED62を一括で点灯させればよい。
動作判定部42は、オペレータによる引出棚61の収容領域からのカートン商品の取り出し動作又は当該収容領域へのカートン商品の補充動作の正常又は異常を判定する。
取り出し指示を受けている場合には、その後、動作判定部42は、検出センサからのセンシング情報に基づいて、対象となる収容領域からカートン商品が取り出されたことを確認すると、取り出し動作の正常と判定する。一方で、対象となる収容領域以外の収容領域からカートン商品が取り出されたことを確認すると、取り出し動作の異常と判定する。
また、補充指示を受けている場合には、その後、動作判定部42は、検出センサからのセンシング情報に基づいて、対象となる収容領域にカートン商品が収容されたことを確認すると、補充動作の正常と判定し、対象となる収容領域以外の収容領域にカートン商品が収容されたことを確認すると、補充動作の異常と判定する。
動作判定部42は、取り出し動作又は補充動作が正常と判定すると、取り出し完了又は補充完了を支援PC10に通知する。一方で、動作判定部42は、取り出し動作又は補充動作を異常と判定した場合に、本来取り出すべき又は補充すべき収容領域に対応するカートン位置報知LED62を点滅させてもよいし、ブザー等のエラー出力をさせてもよい。
ところで、複数のカートン商品の取り出し又は補充が指示される場合には、取り出し指示又は補充指示には複数の収容領域の位置情報が含まれてもよい。この場合には、位置報知処理部41は、当該複数の収容領域の位置情報に対応する複数のカートン位置報知LED62を点灯させ、動作判定部42は、当該複数の収容領域からのカートン商品の取り出し又は補充動作を判定すればよい。
引出棚管理部43は、引出棚61のロック機構を制御する。具体的には、引出棚管理部43は、支援PC10から送られる取り出し指示又は補充指示に基づいて、対応するカートン位置報知LED62の点灯後に、対応する引出棚61のロック機構を解錠状態とする。引出棚管理部43は、その後、引出棚61が完全に収容されたことを検知すると、その引出棚61のロック機構を施錠状態とする。
〔支援PC〕
支援PC10は、什器支援部101、顧客管理部102、注文端末支援部103、管理操作処理部104、顧客管理データベース(DB)105、店舗データベース(DB)106等を有する。これらは、ソフトウェア要素であり、RAM、ROM等のメモリ12に格納される制御プログラムがCPU11で実行されることで、具現化される。
顧客管理DB105は、顧客登録情報を格納する。
図8は、顧客情報テーブルの例を示す図である。本実施形態では、顧客登録情報は顧客情報テーブルに格納される。
顧客情報テーブルは、図8に示されるように、顧客ごとに、顧客ID、主喫銘柄ID、表示指定タイプ、ポイント情報等を格納する。このような顧客情報テーブルに格納される顧客登録情報は、本システム1の外部の顧客管理サーバ装置で管理され、顧客管理DB105に反映される。
顧客IDは、顧客(喫煙者)を識別し得る識別子である。本実施形態における顧客IDは、顧客管理サーバ装置で管理される全ての顧客に関してユニークな識別情報とされる。顧客IDは、メールアドレスや顧客の携帯端末に付与されているIDのような通信の宛先となり得る識別子であってもよいし、SNS(Social Network Service)のアカウントのような他のサービスにおいて顧客を識別し得る識別子であってもよい。
主喫銘柄IDは、顧客の主喫銘柄の銘柄IDである。銘柄IDは、たばこ商品の銘柄を識別し得る識別子であり、本システムで特有に付与される識別子であってもよいし、JAN(Japan Article Number)コード等の本システム外で付与される識別子であってもよい。本実施形態では、銘柄IDのみでは、同一銘柄の個装商品とカートン商品とを区別できない。
本明細書で「主喫銘柄」とは、本システム1において各顧客(喫煙者)に関してそれぞれ登録されているたばこ商品の銘柄を意味し、登録銘柄と呼ぶこともできる。一人の顧客(喫煙者)について複数の主喫銘柄が登録されてもよく、この場合、一つの顧客IDに複数の主喫銘柄IDが関連付けられる。
表示指定タイプは、注文端末20におけるたばこ商品関連情報(以降、関連情報と略称される場合がある)の表示に関する顧客の指定情報であり、顧客の表示指定情報と呼ぶこともできる。
本実施形態では、たばこ商品関連情報として、プレゼント情報、キャンペーン情報及びアンケート情報が例示される。たばこ商品関連情報の詳細については後述する。
このため、表示指定タイプには、注文端末20に関連情報を表示しないことを指定するタイプ(以降、NONタイプと表記する)、注文端末20にいずれの関連情報も表示を許可するタイプ(以降、OKタイプと表記する)、注文端末20にプレゼント情報であれば表示を許可するタイプ(以降、PRタイプと表記する)、注文端末20にプレゼント情報又はキャンペーン情報であれば表示を許可するタイプ(以降、PRCPタイプと表記する)、注文端末20にアンケート情報であれば表示を許可するタイプ(以降、QUタイプと表記する)が設定される。図8の例では、顧客ID「067723」の顧客Aの表示指定タイプはPRCPタイプであり、顧客ID「067724」の顧客Bの表示指定タイプはNONタイプとされている。本実施形態では、キャンペーン情報であれば表示を許可するタイプや、アンケート情報とキャンペーン情報又はプレゼント情報とであれば表示を許可するタイプは設けられていないが、このような表示指定タイプが設けられてもよいし、それら以外の表示指定タイプが設けられてもよい。
表示指定タイプは、詳細は後述するが、顧客携帯端末の操作により設定変更可能であり、その初期値は例えばOKタイプとされる。
以上より、顧客管理DB105は、顧客携帯端末に対する顧客の操作により生成される表示指定情報(表示指定タイプ)を顧客の顧客識別子(顧客ID)と関連付けて保持する指定保持手段と呼ぶことができる。
ポイント情報は、顧客ごとに付与されているポイント数を示す情報である。
店舗DB106は、銘柄マスタ情報、店舗別銘柄情報、たばこ商品関連マスタ情報、什器設定情報、什器イベントログ等を格納する。
図9(a)は銘柄マスタテーブルの例を示す図であり、図9(b)は店舗別銘柄情報テーブルの例を示す図である。本実施形態では、銘柄マスタ情報は銘柄マスタテーブルに格納され、店舗別銘柄情報は店舗別銘柄情報テーブルに格納されている。
銘柄マスタテーブルは、図9(a)に示されるように、銘柄ID、銘柄名称、銘柄画像、価格、タール量、ニコチン量、個装本数、個装コード、カートンコード等の銘柄情報を銘柄ごとに格納するマスタテーブルである。本実施形態では、銘柄マスタテーブルには、たばこメーカから情報が入手可能な全ての銘柄の銘柄情報が格納される。即ち、銘柄マスタテーブルには、本店舗で未だ取り扱いがなされていない新規リリース銘柄やレア銘柄、及び本店舗で以前取り扱っていたが現在は取り扱っていない廃止銘柄の情報が格納される。但し、銘柄マスタテーブルには、廃止銘柄の情報は格納されていなくてもよい。また、銘柄マスタテーブルには、図9(a)に例示されていない、喫味等の他の銘柄情報が格納されてもよい。
個装コードは、対応銘柄の個装商品の包装に付されたJANコードであり、カートンコードは、対応銘柄のカートン商品の包装に付されたJANコードである。
支援PC10は、外部のサーバ装置から最新の銘柄情報を入手し、銘柄マスタテーブルに反映させる。
店舗別銘柄情報テーブルは、図9(b)に示されるように、銘柄マスタテーブルと同様の項目(フィールド)の銘柄情報を格納するテーブルである。但し、店舗別銘柄情報テーブルは、本店舗で現在取り扱っている銘柄の銘柄情報のみを格納している点で、銘柄マスタテーブルとは異なっている。
たばこ商品関連マスタ情報は、本実施形態では、上述したとおり、プレゼント情報、キャンペーン情報及びアンケート情報の中の少なくとも一つを含む。このようなたばこ商品関連マスタ情報は、例えば、外部の一以上のサーバ装置で管理される。本実施形態では、たばこ商品関連マスタ情報は、外部の販促支援サーバ装置で管理されるものとする。このため、支援PC10は、外部の販促支援サーバ装置から最新のたばこ商品関連マスタ情報を入手し、店舗DB106に格納する。
プレゼント情報及びキャンペーン情報は共に、たばこ商品の販売促進のための情報である。プレゼントとキャンペーンとの両者に明確な違いはないが、本実施形態では両者を次のように使い分けることとする。即ち、プレゼントは、定められた銘柄のたばこ商品の購入を条件に顧客に特典が付与されることを示し、キャンペーンは、少なくとも顧客が応募し抽選に当選することを条件に顧客に特典が付与されることを示すものとする。このため、プレゼント情報は、顧客に特典が付与されることを示す情報であり、キャンペーン情報は、特定要件(応募及び抽選の当選を少なくとも含む要件)に応じて顧客に特典が付与され得ることを示す情報であると表記することができる。
例えば、定められた銘柄のたばこ商品の購入を条件に行われるサンプル配布やその場で当否判定がなされる懸賞(インスタントウィン等と呼ばれる)も当該プレゼントに該当する。このため、プレゼント情報には、サンプル配布情報やインスタントウィン情報が含まれ得る。
プレゼント情報及びキャンペーン情報は、プレゼント及びキャンペーンに関する情報であり、特典の内容や、特典が付与される要件、プレゼント又はキャンペーンの期間等を示す。
アンケート情報は、顧客に対する質問項目を含む情報である。
但し、たばこ商品関連マスタ情報に含まれる個々のたばこ商品関連情報は、概要の項で述べたとおり、本実施形態で例示されるこれら情報に限定されない。
たばこ商品関連マスタ情報に含まれる個々のたばこ商品関連情報(関連情報)は、特定銘柄のたばこ商品の銘柄IDと関連付けられてもよい。例えば、或る銘柄のたばこ商品の購入を条件とするプレゼント情報が存在する場合に、そのプレゼント情報は、その銘柄の銘柄IDと関連付けられてもよい。また、或る銘柄グループに対してキャンペーンが行われている場合には、その銘柄グループに属するたばこ商品の銘柄の銘柄ID群がそのキャンペーン情報に関連付けられてもよい。また、アンケート情報がたばこ商品の銘柄に関わらない場合には、そのアンケート情報はどの銘柄IDにも関連付けられなくてもよい。
また、たばこ商品関連情報として相互に質問項目のパターンが異なる2種以上のアンケート情報がたばこ商品関連マスタ情報に含まれていてもよい。この場合、たばこ商品関連情報の表示時に顧客IDが取得されているか否かによって異なる種類のアンケート情報が表示されるように、アンケート情報の種類ごとにフラグが関連付けられていてもよい。
以上より、店舗DB106は、顧客に対する質問項目を含むアンケート情報、顧客に特典が付与されることを示すプレゼント情報、及び特定要件に応じて顧客に特典が付与され得ることを示すキャンペーン情報の中の少なくとも一つを含むたばこ商品関連マスタ情報を格納するマスタ情報格納部と呼ぶことができる。
什器設定情報は、個装什器管理情報、カートン什器管理情報及び改廃予約情報を含む。
個装什器管理情報は、銘柄IDとマガジン513の位置情報と残個数が対応付けられたマガジン情報を個装什器50内に設けられているマガジン513の総数分、格納する。
マガジン513の位置情報は、上述したようにプロジェクタ56により投射される画像における各マガジン513の位置を特定するための情報である。このため、マガジン513の位置情報は、例えば、マガジン収容棚512の番号と棚板511の番号と棚板511上の位置番号(右又は左から何番目等)とで形成された位置識別子であってもよい。また、マガジン513の位置情報は、第一制御部30の投射制御部31が投射画像における各マガジン513の位置に対応する局所領域を特定することができれば、各マガジン513を識別し得るマガジン識別子であってもよい。
個装什器管理情報では、マガジン513の位置情報で特定されるマガジン513に収容されているたばこ商品の銘柄の銘柄IDと、そのたばこ商品の残個数とが対応付けられている。
カートン什器管理情報は、カートン什器60内に形成されている全ての収容領域に関して、その収容領域の位置情報と、その収容領域に収容されるカートン商品の銘柄を示す銘柄IDと、そのカートン商品の収容状態(有無)とがそれぞれ対応付けられた情報である。カートン什器管理情報に含まれる各収容領域の位置情報は、例えば、引出棚61の番号とその引出棚61内の左右方向の列番号とその引出棚61内の前後方向の区切番号とで形成される。但し、各収容領域の位置情報は、第二制御部40の位置報知処理部41が各収容領域に対応するカートン位置報知LED62を特定することができればよく、各収容領域を識別し得る収容領域識別子であってもよい。
改廃予約情報は、什器管理端末70に表示されるメニューにおいて、オペレータが、現時点では取り扱いを行っているが今後取り扱いを中止する銘柄(改廃銘柄と表記される)を指定することで設定される情報であり、今後入れ替えられる改廃銘柄を指定予約する情報であるともいえる。改廃予約情報は、その改廃銘柄の銘柄IDを含む。
什器イベントログは、個装什器50又はカートン什器60で生じたイベントごとに、イベントの発生日時(単に日時と表記)、イベントが生じた什器を識別する什器ID、イベント内容を識別するイベントID、銘柄ID、個数等の情報を含む。
什器IDは、個装什器50を示すIDとカートン什器60を示すIDとがある。
イベントIDは、個装商品又はカートン商品の取り出しが行われたことを示すID、個装商品又はカートン商品の補充が行われたことを示すID、個装商品の補充のために同一銘柄のカートン商品の取り出しが行われたことを示すID等を含む。
銘柄ID及び個数は、対応するイベントで取り扱われた銘柄及び個数を示す。
このような什器イベントログは、後述する什器支援部101により更新される。
什器支援部101は、第一制御部30及び第二制御部40と通信を行うことで、個装什器50及びカートン什器60の動作を支援し、管理する。
什器支援部101は、注文端末20から注文銘柄情報を取得した場合に、この注文銘柄情報に基づいて、第一制御部30又は第二制御部40に注文銘柄に関する指示を送る。具体的には、什器支援部101は、注文銘柄情報に含まれる注文単位IDに基づいて、注文単位が個装商品又はカートン商品のいずれか一方又は両方であることを特定し、注文単位に個装商品が含まれている場合には、第一制御部30に投射指示を送る。このとき、什器支援部101は、注文銘柄情報に含まれる注文銘柄の銘柄IDに基づいて、上述の店舗DB106の什器設定情報に含まれる個装什器管理情報からその銘柄IDに対応するマガジン513の位置情報を抽出し、この位置情報と注文銘柄情報に含まれる個数とを投射指示に含める。
一方で、什器支援部101は、注文単位にカートン商品が含まれている場合には、第二制御部40に取り出し指示を送る。このとき、什器支援部101は、注文銘柄情報に含まれる注文銘柄の銘柄IDに基づいて、上述の店舗DB106の什器設定情報に含まれるカートン什器管理情報からその銘柄IDに対応する収容領域の位置情報を抽出し、この位置情報と注文銘柄情報に含まれる個数とを取り出し指示に含める。
その後、第一制御部30から取り出し完了の通知を受けると、什器支援部101は、店舗DB106の什器イベントログに、個装商品の取り出しに関するレコードを追加する。このレコードには、日時、什器ID(個装什器50)、イベントID(取り出し)、銘柄ID(注文銘柄の銘柄ID)、個数(注文銘柄の個数)が設定される。
同様に、第二制御部40(動作判定部42)から取り出し完了の通知を受けると、什器支援部101は、店舗DB106の什器イベントログに、カートン商品の取り出しに関するレコードを追加する。このレコードには、日時、什器ID(カートン什器60)、イベントID(取り出し)、銘柄ID(注文銘柄の銘柄ID)、個数(注文銘柄の個数)が設定される。
一方で、什器支援部101は、カートン什器60における少なくとも一つの引出棚61のロック機構が解錠状態となっているときに注文端末20から注文銘柄情報を取得した場合には、そのロック機構が施錠状態となるまで、その注文銘柄情報に伴う取り出し指示の送信を保留する。什器支援部101は、引出棚61のロック機構の状態を第二制御部40の引出棚管理部43から取得することができる。
また、什器支援部101が取り出し指示の送信を保留すると共に、後述する管理操作処理部104が什器管理端末70に注文が来たことを報知するための表示を出力させるようにしてもよい。このようにすれば、カートン什器60に向かって補充作業をするオペレータ(店員)に注文が来たことを即座に把握させることができる。
什器支援部101は、什器管理端末70で補充依頼操作が行われた場合に、その補充依頼操作で対象とされる補充銘柄が個装什器50のマガジン59又はカートン什器60の収容領域へ割り当てられているか否かを判定した上で、第一制御部30又は第二制御部40に補充銘柄に関する指示を送る。補充銘柄とは、補充されるたばこ商品の銘柄を意味する。
ここで、什器管理端末70で補充依頼操作が行われる場合には、たばこ商品を補充する場合と、たばこ商品を新規装填する場合とがある。たばこ商品を補充する場合には、既にその補充銘柄のたばこ商品が個装什器50又はカートン什器60に収容されていたため、店舗DB106の店舗別銘柄情報テーブルにその補充銘柄の銘柄情報が格納されている。一方で、たばこ商品を新規装填する場合には、その補充銘柄のたばこ商品は個装什器50及びカートン什器60のいずれにも未だ収容されていないため、当該店舗別銘柄情報テーブルにはその補充銘柄の銘柄情報が格納されていない。
そこで、什器支援部101は、補充銘柄に関する銘柄ID、個装コード又はカートンコードに基づいて、店舗DB106の店舗別銘柄情報テーブルを参照することで、補充銘柄が個装什器50のマガジン59又はカートン什器60の収容領域へ割り当てられているか否かを判定することができる。
更に言えば、本実施形態では、店舗DB106に格納されている什器設定情報の個装什器管理情報及びカートン什器管理情報に補充銘柄の銘柄IDが設定されているレコードが存在するか否かで、補充銘柄が個装什器50のマガジン59又はカートン什器60の収容領域へ割り当てられているか否かを判定することができる。
以降の説明では、これらいずれかの判定を、銘柄がマガジン59又は収容領域に割り当てられているか否かの判定というように表記する場合がある。
ここで、たばこ商品を補充する場合の補充依頼操作には、大きく次の三種がある。
一つ目は、個装什器50又はカートン什器60に収容されているたばこ商品の銘柄リストの中からオペレータ(店員)が補充対象となる銘柄を選択する補充依頼操作である。その銘柄リストの表示及び選択は什器管理端末70において行われる。以降、これを第一の補充依頼操作と表記する。
二つ目は、オペレータが補充対象となる個装商品のJANコードを什器管理端末70に接続されるバーコードスキャナに読み取らせることで補充対象となる銘柄を指定する補充依頼操作である。この場合にも、什器管理端末70に表示されているメニューの中から「個装商品をスキャンして補充」メニューが選択される。以降、これを第二の補充依頼操作と表記する。
三つ目は、オペレータが補充対象となるカートン商品のJANコードを什器管理端末70に接続されるバーコードスキャナに読み取らせることで補充対象となる銘柄を指定する補充依頼操作である。この場合にも、什器管理端末70に表示されているメニューの中から「カートン商品をスキャンして補充」メニューが選択される。以降、これを第三の補充依頼操作と表記する。
什器支援部101は、このような第一、第二及び第三の補充依頼操作を特定し得る操作IDを什器管理端末70から取得することで、その操作IDに基づいて、次のような補充処理を行う。
什器支援部101は、第二の補充依頼操作を示す操作ID及び個装商品のJANコードを什器管理端末70から取得した場合、そのJANコードが個装コードとして格納されている銘柄情報を店舗DB106の店舗別銘柄情報テーブルから特定する。更に、什器支援部101は、その特定された銘柄情報の銘柄IDに基づいて、店舗DB106の什器設定情報の個装什器管理情報から、その銘柄IDと対応付けられている個装什器50のマガジン513の位置情報を抽出し、その抽出された位置情報と補充報知表示の報知指定とを含む投射指示を第一制御部30に送る。これにより、個装什器50では、プロジェクタ56が制御され、補充銘柄の銘柄IDが割り当てられているマガジン513の位置を報知する補充報知表示が出力される。
その後、什器支援部101は、第一制御部30から補充完了の通知を受けると、その通知に含まれる個数に基づいて、店舗DB106の什器設定情報の個装什器管理情報における対象のマガジン513の残個数を更新する。加えて、什器支援部101は、店舗DB106の什器イベントログに、個装商品の補充に関するレコードを追加する。このレコードには、日時、什器ID(個装什器50)、イベントID(補充)、銘柄ID(補充銘柄の銘柄ID)、個数(補充数)が設定される。
什器支援部101は、第三の補充依頼操作を示す操作ID及びカートン商品のJANコードを什器管理端末70から取得した場合、そのJANコードがカートンコードとして格納されている銘柄情報を店舗DB106の店舗別銘柄情報テーブルから特定する。什器支援部101は、その銘柄情報の銘柄IDを含む補充指示を第二制御部40に送る。これにより、カートン什器60では、補充銘柄の銘柄IDが割り当てられている収容領域の位置を報知するカートン位置報知LED62が点灯し、その収容領域を持つ引出棚61のロック機構が解錠状態とされ、その収容領域へのカートン商品の補充が可能となる。
その後、什器支援部101は、第二制御部40から補充完了の通知を受けると、店舗DB106の什器設定情報のカートン什器管理情報における対象の収容領域のレコードに補充銘柄の銘柄IDを設定し、かつ、収容状態「有り」を設定する。加えて、什器支援部101は、店舗DB106の什器イベントログに、カートン商品の補充に関するレコードを追加する。このレコードには、日時、什器ID(カートン什器60)、イベントID(補充)、銘柄ID(補充銘柄の銘柄ID)、個数(補充数=1)が設定される。
什器支援部101は、第一の補充依頼操作を示す操作ID及び補充銘柄の銘柄IDを什器管理端末70から取得した場合、まず、補充銘柄の銘柄IDを含む取り出し指示を第二制御部40に送る。これにより、カートン什器60では、補充銘柄のカートン商品を収容している収容領域の位置を報知するカートン位置報知LED62が点灯し、その収容領域を持つ引出棚61のロック機構が解錠状態とされる。
これにより、オペレータ(店員)は、その引出棚61の収容領域から補充銘柄のカートン商品を取り出すことができる。カートン商品の取り出しが引出棚61の検出センサにより検出されると第二制御部40から取り出し完了を受け、什器支援部101は、什器管理端末70に対してバーコードスキャナの起動を指示することができる。
また、このとき、什器支援部101は、取り出し完了の受信に伴い、店舗DB106の什器設定情報のカートン什器管理情報における対象の収容領域のレコードに収容状態「無」を設定し、店舗DB106の什器イベントログに、カートン商品の払い出しに関するレコードを追加する。
オペレータ(店員)は、取り出したカートン商品の包装を破いて複数の個装商品を取り出し、個装商品を個装什器50に補充する。このとき、オペレータは、什器管理端末70のバーコードスキャナにその個装商品のJANコードを読み取らせる。
什器支援部101は、什器管理端末70から補充銘柄の個装商品のJANコードを取得し、そのJANコードが個装コードとして設定されている銘柄情報を店舗DB106の店舗別銘柄情報テーブルから特定し、その銘柄情報からそのJANコードに対応する銘柄IDを抽出する。これにより、什器支援部101は、第一の補充依頼操作の操作IDと共に先に取得した銘柄IDと、個装商品のJANコードに対応する銘柄IDとが一致することを確認し、店舗DB106の什器設定情報の個装什器管理情報から、その銘柄IDが割り当てられているマガジン513の位置情報を抽出し、その位置情報と補充報知表示の報知指定とを含む投射指示を第一制御部30に送る。これにより、個装什器50では、プロジェクタ56が制御され、補充銘柄の銘柄IDが割り当てられているマガジン513の位置を報知する補充報知表示が出力される。
その後、什器支援部101は、第一制御部30から補充完了の通知を受けると、その通知に含まれる個数に基づいて、店舗DB106の什器設定情報の個装什器管理情報における対象のマガジン513の残個数を更新する。加えて、什器支援部101は、店舗DB106の什器イベントログに、個装商品の補充に関するレコードを追加する。このレコードには、日時、什器ID(個装什器50)、イベントID(補充)、銘柄ID(補充銘柄の銘柄ID)、個数(補充数)が設定される。
上述した第二及び第三の補充依頼操作は、たばこ商品の新規装填時にも行われる。
この場合、什器管理端末70から送られる個装商品のJANコードが個装コードとして格納されている銘柄情報は、店舗DB106の店舗別銘柄情報テーブルに格納されていない。加えて、什器管理端末70から送られるカートン商品のJANコードがカートンコードとして格納されている銘柄情報も、当該店舗別銘柄情報テーブルに格納されていない。加えて、その個装商品又はカートン商品のJANコードに対応する銘柄IDが設定されているレコードが、店舗DB106の什器設定情報の個装什器管理情報及びカートン什器管理情報にも存在しない。
そのため、什器支援部101は、第二の補充依頼操作に応じて、店舗DB106の什器設定情報を参照することで、銘柄が割り当てられていないマガジン513を探す。同様に、什器支援部101は、第三の補充依頼操作に応じて、銘柄が割り当てられていない収容領域を探す。
銘柄が割り当てられていないマガジン513は、個装什器管理情報において銘柄IDが設定されていないマガジン513の位置情報を探すことで、特定することができる。銘柄が割り当てられていない収容領域は、カートン什器管理情報において銘柄IDが設定されていない収容領域の位置情報を探すことで、特定することができる。
什器支援部101は、銘柄が割り当てられていないマガジン513を特定できた場合には、未割当のマガジン513の位置情報と補充報知表示の報知指定とを含む投射指示を第一制御部30に送り、以降、上述したたばこ商品の補充時と同様の処理を行うことになる。
一方で、什器支援部101は、銘柄が割り当てられていない収容領域を特定できた場合には、未割当の収容領域の位置情報を含む補充指示を第二制御部40に送り、以降、上述したたばこ商品の補充時と同様の処理を行うことになる。
新規装填銘柄の銘柄IDは、店舗DB106の銘柄マスタテーブルから取得される。具体的には、什器支援部101は、什器管理端末70から送られる個装商品のJANコードが個装コードとして格納されている銘柄情報を店舗DB106の銘柄マスタテーブルにおいて特定し、その銘柄情報から銘柄IDを新規装填銘柄の銘柄IDとして取得することができる。また、什器支援部101は、什器管理端末70から送られるカートン商品のJANコードがカートンコードとして格納されている銘柄情報を店舗DB106の銘柄マスタテーブルにおいて特定し、その銘柄情報から銘柄IDを新規装填銘柄の銘柄IDとして取得することができる。
ところが、銘柄が割り当てられていないマガジン513又は収容領域が存在しない場合もあり得る。この場合、什器支援部101は、店舗DB106の什器設定情報に改廃予約情報が設定されているか否かを確認する。改廃予約情報が設定されている場合には、什器支援部101は、その改廃予約情報が示す改廃銘柄の銘柄IDに基づいて、店舗DB106の什器設定情報の個装什器管理情報から、その改廃銘柄の銘柄IDと対応付けられている個装什器50のマガジン513の位置情報を全て抽出し、その抽出された全ての位置情報と一括取出報知表示の報知指定とを含む投射指示を第一制御部30に送る。加えて、什器支援部101は、店舗DB106の什器設定情報のカートン什器管理情報から、その改廃銘柄の銘柄IDと対応付けられているカートン什器60の収容領域の位置情報を全て抽出し、その抽出された全ての位置情報を含む取り出し指示を第二制御部40に送る。これにより、個装什器50では、プロジェクタ56が制御され、改廃銘柄の銘柄IDが割り当てられている全てのマガジン513の位置を報知しかつ一括取り出しを促す補充報知表示がなされ、改廃銘柄のカートン商品を収容する全ての収容領域の位置がカートン位置報知LED62により一括報知される。
上述の一括取り出し指示に伴い、オペレータにより、改廃銘柄のたばこ商品が個装什器50及びカートン什器60から取り出されると、以降、上述の第二又は第三の補充依頼操作が行われた場合と同様の処理が行われる。即ち、什器支援部101は、新規装填銘柄の個装商品及びカートン商品を装填すべき、改廃銘柄が割り当てられていたマガジン513の位置又は収容領域の位置を含む投射指示又は補充指示を第一制御部30又は第二制御部40に送ることで、新規装填銘柄のたばこ商品の補充を可能とする。
一方で、改廃予約情報が設定されていない場合には、什器支援部101は、後述する管理操作処理部104に対して、什器管理端末70が改廃銘柄選択画面を表示するよう指示する。その後、什器支援部101は、什器管理端末70から送られる改廃指定情報を取得し、以降、改廃予約情報が設定されている場合と同様の処理が行われる。
顧客管理部102は、主に、顧客登録情報を管理する。
具体的には、顧客管理部102は、注文端末20から顧客IDを取得すると、顧客管理DB105からその顧客IDに対応する主喫銘柄ID、表示指定タイプ及びポイント情報を抽出し、抽出された情報を注文端末20へ送る。顧客管理DB105において顧客IDに対応する主喫銘柄IDが格納されていない場合には、顧客管理部102は、主喫銘柄IDが未設定であることを示す主喫銘柄未設定情報を注文端末20へ送る。
これにより、主喫銘柄IDが注文端末20へ送られた場合、後述するように、注文端末20においてその主喫銘柄IDで識別される銘柄のたばこ商品が容易に注文可能となるような表示(後述の銘柄注文画面)が出力される。
顧客管理DB105において顧客IDに対して複数の主喫銘柄IDが関連付けられている場合、顧客管理部102は、顧客管理DB105から当該複数の主喫銘柄IDを抽出し、抽出された複数の主喫銘柄IDを注文端末20へ送る。
これにより、注文端末20では、当該複数の主喫銘柄IDで識別される複数銘柄のたばこ商品を一括で指定する操作が可能となるように表示される。よって、環境や状況等に応じて銘柄を替える喫煙者(顧客)であっても、注文端末20において所望の銘柄のたばこ商品を容易に指定可能となる。
加えて、顧客管理部102は、注文端末20に対する顧客の操作に応じて、たばこ商品関連情報に付随する処理を行う。
具体的には、顧客管理部102は、注文端末20から受信された注文銘柄情報に含まれる注文銘柄の銘柄IDに基づいて、店舗DB106に格納されるたばこ商品関連マスタ情報において、その銘柄IDに関連付けられたプレゼント情報又はキャンペーン情報の有無を確認する。注文銘柄の銘柄IDに関連付けられたプレゼント情報又はキャンペーン情報が存在する場合には、顧客管理部102は、そのプレゼント情報又はキャンペーン情報で示される特典付与要件にその銘柄のたばこ商品の購入が含まれているか否かを判定し、含まれている場合には、顧客IDと共にその銘柄のたばこ商品を購入したことを外部の販促支援サーバ装置へ送信する。結果、販促支援サーバ装置においてその顧客IDに特典に対応する情報(例えばポイント情報)が関連付けられる。
また、顧客管理部102は、後述するように注文端末20においてキャンペーンの応募操作が行われた場合には、対象キャンペーンの応募情報を生成し、外部の販促支援サーバ装置へ送信する。顧客管理部102により生成される応募情報は、販促支援サーバ装置で決められている内容及び形式とされれば、その具体的な内容及び形式は制限されない。例えば、当該応募情報は、顧客IDや対象キャンペーンを識別し得る情報を含む。以上より、顧客管理部102は、プレゼント情報又はキャンペーン情報を表示している注文端末において特定操作が行われた場合に、顧客識別子が示す顧客が応募したことを示す応募情報を生成する生成手段と呼ぶことができる。
このように本実施形態によれば、注文端末20でたばこ商品の注文を行った際に、そのまま注文端末20でキャンペーンへの応募を行うことができるため、顧客は、特典を得る機会を逃さず、容易に特典を受けることができる。
同様に、顧客管理部102は、後述するように注文端末20においてアンケートへの回答操作が行われた場合には、そのアンケート回答情報を外部の販促支援サーバ装置へ送信する。
更に、顧客管理部102は、関連情報を顧客携帯端末に転送する処理も行う。具体的には、プレゼント情報又はキャンペーン情報のサマリを表示している注文端末20において、特定操作(例えば、後述する「スマホで見る」ボタンの押下)が受け付けられた場合に、顧客管理部102は、その関連情報の詳細を顧客携帯端末で顧客が閲覧可能となるように処理を行う。また、アンケート情報を表示している注文端末20において、特定操作(例えば、後述する「スマホでやる」ボタンの押下)が受け付けられた場合に、顧客管理部102は、そのアンケート情報を顧客携帯端末で顧客が回答可能となるように処理を行う。このため、顧客管理部102は情報提供手段と呼ぶことができる。
本実施形態では、顧客管理部102は、注文端末20から転送指示情報を受けると、先に取得されている顧客ID及び対象銘柄の銘柄ID又はアンケート情報のIDを含む関連情報送信指示を外部の販促支援サーバ装置へ送信する。結果、この指示を受けた販促支援サーバ装置により、その顧客IDに対応する顧客携帯端末に対して、アンケート情報、或いは、その銘柄IDに関連付けられているプレゼント情報又はキャンペーン情報が送信される。但し、顧客管理部102は指示ではなく、直接、関連情報を顧客携帯端末に送信するようにしてもよい。また、顧客管理部102は、注文端末20に対して関連情報を顧客携帯端末に送信するように指示することもできる。この場合、近距離無線通信等を用いて注文端末20から顧客携帯端末に関連情報が送られる。
また、顧客管理部102は、URL等のようなその関連情報にアクセスするための情報がエンコードされた二次元コードを生成し、その二次元コードを注文端末20に送ることで、注文端末20にその二次元コードを表示させるようにしてもよい。この場合、顧客は、自身の顧客携帯端末でその二次元コードを読み取らせることで、当該関連情報を閲覧することができる。
注文端末支援部103は、注文端末20での処理を支援し、特に、注文端末20で表示される各種画面を管理する。本実施形態では、注文端末支援部103は、注文端末20で表示されるべき銘柄選択画面の画面データを生成又は更新し、その画面データを注文端末20に送信する。
例えば、注文端末支援部103は、上述した新規装填銘柄のたばこ商品が装填された場合に、その新規装填銘柄のたばこ商品を注文端末20の銘柄選択画面で選択することができるように、銘柄選択画面の画面データを自動更新し、更新された画面データを注文端末20に送る。また、注文端末支援部103は、改廃銘柄のたばこ商品が一括払い出しされた場合に、その改廃銘柄のたばこ商品を注文端末20の銘柄選択画面で選択できないように、銘柄選択画面の画面データを自動更新し、更新された画面データを注文端末20に送信する。
更に、注文端末支援部103は、銘柄選択画面におけるプレゼント情報又はキャンペーン情報が関連付けられた銘柄の表示領域にはその旨を提示する画像(後述するPR画像又はCP画像)が付与されるように画面データを更新する。
ここで、銘柄選択画面を変更するために、注文端末支援部103が注文端末20に送る画面データ及び注文端末20における変更された銘柄選択画面の表示手法については、様々な形態が考えられ、本実施形態はそれらを何ら制限しない。例えば、銘柄名称や銘柄画像などを含む銘柄情報及びその銘柄情報を表示する位置情報が画面データとして注文端末20に送られ、注文端末20でその画面データに基づいて銘柄選択画面を自動変更して、変更された銘柄選択画面を表示するようにしてもよい。また、注文端末支援部103がHTML(HyperText Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)等で銘柄選択画面のWebページデータを生成し、そのデータを注文端末20に送り、注文端末20はブラウザでそのデータを読み込んで銘柄選択画面を表示させるようにしてもよい。
また、注文端末支援部103は、顧客管理DB105に格納されている最新のたばこ商品関連マスタ情報を注文端末20に送信する。この送信タイミングは、例えば、たばこ商品関連マスタ情報が更新される度に実行される。これにより、注文端末20では、プレゼント又はキャンペーンの対象とされている銘柄の銘柄注文画面においてプレゼント情報又はキャンペーン情報の存在が提示される。たばこ商品関連マスタ情報に含まれる個々の関連情報(プレゼント情報、キャンペーン情報及びアンケート情報)の具体的な表示形態については、後述する。
管理操作処理部104は、什器管理端末70を管理し、特に、什器管理端末70の表示等の制御や、什器管理端末70に対する操作で設定される個装什器50又はカートン什器60に関する情報の管理などを行う。
例えば、管理操作処理部104は、たばこ商品の補充作業中に注文端末20から注文銘柄情報が取得された場合に、上述したとおり、注文が来たことを報知するための表示を什器管理端末70に出力させる。
また、管理操作処理部104は、什器管理端末70で表示されるメニューにより、或る銘柄が選択されその銘柄の取り扱い中止の予約が選択された場合に、その銘柄の銘柄IDを含む改廃予約情報を什器管理端末70から取得し、取得された改廃予約情報を店舗DB106の什器設定情報に設定する。
更に、管理操作処理部104は、新規装填銘柄のたばこ商品を補充する際に改廃予約情報が設定されていない場合に、オペレータに改廃銘柄を選択させるための銘柄リストを什器管理端末70に表示するよう指示する。これにより、什器管理端末70は銘柄リストを表示し、オペレータに改廃銘柄を選択させ、管理操作処理部104は、選択された改廃銘柄の銘柄IDを含む改廃指定情報を什器管理端末70から取得する。
〔什器管理メニュー〕
次に、什器管理端末70で表示される什器管理メニューについて説明する。
什器管理メニューには、補充依頼メニュー、改廃銘柄選択メニュー等が含まれる。以下、什器管理メニューの一部である、補充依頼メニュー及び改廃銘柄選択メニューについて説明する。
補充依頼メニューには、補充する銘柄を画面操作で選択するメニュー、「個装商品をスキャンして補充」メニュー、「カートン商品をスキャンして補充」メニュー等がある。
画面操作で選択するメニューが実行されると、銘柄リストが表示され、オペレータに補充する銘柄を選択させる。このメニューに応じたオペレータ操作が上述の第一の補充依頼操作に対応する。
個装商品をスキャンして補充」メニュー又は「カートン商品をスキャンして補充」メニューが実行されると、什器管理端末70に接続されるバーコードスキャナが起動され、たばこ商品の包装に付されたバーコードが読み取り可能状態となる。これらメニューに応じたオペレータ操作が上述の第二又は第三の補充依頼操作に対応する。
改廃銘柄選択メニューが実行されると、現時点では取り扱いを行っているが今後取り扱いを中止する銘柄(改廃銘柄)を選択させるべく、改廃銘柄選択画面が表示される。改廃銘柄選択画面は銘柄リストを含み、たばこ商品の新規補充時ではないときに、本メニューが実行された場合には、その銘柄リストで選択された銘柄が改廃銘柄の予約状態となる。即ち、上述したとおり、その選択された銘柄の銘柄IDを含む改廃予約情報が什器管理端末70から支援PC10へ送られ、保存されることになる。
また、改廃銘柄選択画面は、たばこ商品の新規補充時にも表示され得る。この場合には、上述したとおり、その選択された銘柄の銘柄IDを含む改廃指定情報が什器管理端末70から支援PC10へ送られることになる。
〔注文端末〕
注文端末20は、情報取得部201、表示処理部202、注文受付部203等を有する。これらは、ソフトウェア要素であり、RAM、ROM等のメモリ22に格納される制御プログラムがCPU21で実行されることで、具現化される。
情報取得部201は、撮像ユニット26から撮像画像を取得することができ、更に、通信ユニット25から顧客の携帯端末から受信された顧客情報を取得することができる。
情報取得部201は、取得された撮像画像がたばこ商品の包装に付されたバーコードを示す場合には、その撮像画像に対して既存のバーコード読み取り処理を適用することで、JANコードを取得することができる。
情報取得部201は、取得された撮像画像が顧客の携帯端末に表示された二次元コード(QRコード(登録商標)等)を示す場合には、その撮像画像に対して既存の二次元コード読み取り処理を適用することで、主喫銘柄の銘柄ID又はJANコードを取得することができる。この場合、専用アプリケーションが提供され、それが顧客の携帯端末にインストールされて実行されることで、当該携帯端末に格納されている顧客の主喫銘柄IDが符号化されてなる二次元コードを携帯端末に表示させることができる。顧客がその二次元コードの表示を注文端末20の撮像ユニット26に撮像させることで、情報取得部201が二次元コードから主喫銘柄IDを取得することができる。
また、情報取得部201は、取得された撮像画像が生体認証のための生体画像(例えば静脈画像)である場合には、その生体画像から生体識別情報を取得することができる。この取得された生体識別情報は、そのまま顧客IDとされてもよいし、ユーザ認証に利用されてもよい。情報取得部201は、取得された生体識別情報を支援PC10へ送る。
更に、情報取得部201は、通信により取得された顧客情報から顧客IDを取得することができる。この場合においても、顧客の携帯端末にインストールされた専用アプリケーションが実行されることで、近距離無線通信等で携帯端末から注文端末20へ顧客IDを送ることができる。情報取得部201は、取得された顧客IDを支援PC10へ送る。
表示処理部202は、上述した銘柄選択画面に加えて銘柄注文画面をタッチパネルユニット23の表示ユニットに表示させ、この銘柄選択画面又は銘柄注文画面に対するユーザ操作がタッチパネルユニット23のタッチセンサで検出されると、その検出されたユーザ操作に応じた各種処理を実行する。
図10は、銘柄選択画面の例を示す図あり、図11は、銘柄注文画面の例を示す図である。
注文端末20で表示される銘柄選択画面は、銘柄グループを選択するための銘柄グループ選択部G1と、銘柄グループ選択部G1で選択された銘柄グループに属する複数銘柄のたばこ商品の銘柄情報を表示する個別銘柄選択部G2とから形成されている。
このようにたばこ商品の銘柄群は、各銘柄名称に含まれる共通名称(ブランド名)により銘柄グループに区分けされる。図9の例では、銘柄名称に共通のブランド名「A」が含まれる銘柄グループ「Aファミリー」が銘柄グループ選択部G1で選択されており、その共通のブランド名「A」を含む全ての銘柄のたばこ商品の銘柄情報が個別銘柄選択部G2に所定の配列で表示されている。1画面で全ての銘柄情報が表示しきれない場合には、スクロール等により銘柄グループ「Aファミリー」の部分集合となる銘柄情報群が逐次表示される。
また、銘柄グループ選択部G1に表示されている各銘柄グループの表示領域には、プレゼント情報が関連付けられている銘柄があることを示す表示G11又はキャンペーン情報が関連付けられている銘柄があることを示す表示G12が付与され、そのような銘柄がない場合には表示G11及び表示G12は付与されない。
この表示G11及び表示G12により、プレゼント又はキャンペーンの対象となっている銘柄の銘柄グループを顧客に容易に把握させることができ、結果として、その銘柄グループの販売促進に繋げることができる。
更に、個別銘柄選択部G2に表示されている複数銘柄の銘柄情報のうち、プレゼント又はキャンペーンの対象となっている銘柄の銘柄情報の表示領域には、プレゼントの対象となっていることを提示するPR画像G22又はキャンペーンの対象となっていることを提示するCP画像G23が付与される。
このPR画像G22及びCP画像G23により、プレゼント又はキャンペーンの対象となっている銘柄のたばこ商品を顧客に容易に把握させることができ、結果として、その銘柄のたばこ商品の販売促進に繋げることができる。
注文端末20を操作して所望の銘柄のたばこ商品を注文する場合には、顧客又は店員は、このような銘柄選択画面を操作して所望の銘柄を探し出し、銘柄選択画面におけるその所望の銘柄の画像部分を押下することで、その銘柄のたばこ商品に関して、図11に示される銘柄注文画面G3がポップアップ表示される。
このため、銘柄選択画面は、複数銘柄のたばこ商品の中から取り出しを行うべきたばこ商品の銘柄を指定する指定操作を可能とする銘柄操作表示であるということができる。
銘柄注文画面G3は、銘柄選択画面で選択された銘柄のたばこ商品の注文を確定させるための画面であり、選択された銘柄のたばこ商品の銘柄情報を含むと共に、注文単位指定部G31と、注文確定操作部G32と、注文キャンセル操作部G33とを含んでいる。また、プレゼント又はキャンペーンの対象となっている銘柄のたばこ商品を示す銘柄注文画面G3には、図11に示されるように、プレゼント又はキャンペーンの対象となっていることを提示する領域G35が含まれる。プレゼント又はキャンペーンの対象となっていない銘柄のたばこ商品を示す銘柄注文画面G3では、その領域G35が省かれてもよいし、その領域G35には何も情報が示されないようにしてもよい。
注文単位指定部G31では、個装商品の注文個数として「1個」、「2個」、「3個」及び「4個」が、カートン商品の注文個数として「1カートン」及び「2カートン」がそれぞれ1操作で指定できるように、ボタン化されている。これにより、顧客又は店員は個数入力等、煩雑な操作をすることなく、簡易な操作で注文単位及び個数を入力することができる。一方で、それらの注文単位以外を指定したい場合には、「個数入力」を選択することで、個装商品又はカートン商品の個数を入力するための別画面が表示される。
顧客又は店員は、注文確定操作部G32を押下すると、選択されている銘柄のたばこ商品を指定した注文単位及び個数で注文することができる。
このため、銘柄注文画面G3は、対象銘柄のたばこ商品の注文操作を可能とする銘柄操作表示であるということができる。
表示処理部202は、情報取得部201により銘柄ID又はJANコードが取得された場合には、銘柄選択画面で所望の銘柄の選択操作を要することなく、その銘柄ID又はJANコードで識別される銘柄のたばこ商品が上述の銘柄選択画面で選択された状態と同様の表示、即ち、銘柄選択画面上にその銘柄のたばこ商品に関する銘柄注文画面G3を一挙に表示させることができる。
また、表示処理部202は、情報取得部201により顧客IDが支援PC10へ送られることに伴い、支援PC10(顧客管理部102)から主喫銘柄IDが取得された場合にも、上述と同様に、銘柄選択画面上にその主喫銘柄IDで識別される銘柄のたばこ商品に関する銘柄注文画面G3を一挙に表示させることができる。
これにより、顧客は、顧客携帯端末を注文端末20と通信させる若しくは自身の生体情報を注文端末20に撮像させる、又は携帯端末に表示された二次元コードを注文端末20に撮像させることで、複数銘柄のたばこ商品の中から所望の銘柄のたばこ商品を探し出す操作をすることなく、希望する銘柄のたばこ商品を容易に注文することができる。
また、表示処理部202は、支援PC10(顧客管理部102)から複数の主喫銘柄IDが取得された場合には、銘柄選択画面上に当該複数の主喫銘柄IDで識別される複数の銘柄のたばこ商品を一括で注文可能とする一括銘柄注文画面を一挙に表示させるようにしてもよい。
その一括銘柄注文画面は、例えば、複数銘柄のたばこ商品の各々で区分けされており、銘柄情報と注文単位指定部とをそれぞれ含んでおり、更に、注文確定操作部及び注文キャンセル操作部を含むように形成することができる。
顧客又は店員は、一括銘柄注文画面で表示される複数銘柄のたばこ商品の中で注文したい一以上の銘柄のたばこ商品(全ての銘柄でもよい)について、注文単位をそれぞれ指定した状態で、注文確定操作部を押下することで、注文単位が指定されている一以上の銘柄のたばこ商品について指定した注文単位及び個数で注文することができる。
表示処理部202は、支援PC10(顧客管理部102)から主喫銘柄未設定情報が取得された場合には、銘柄選択画面を表示させればよい。
注文確定操作部G32を押下する操作が行われ、後述するように注文受付部203により注文銘柄情報が支援PC10へ送られる際には、表示処理部202は、銘柄注文画面を消去し、主喫銘柄IDと共に支援PC10から送られる表示指定タイプ等に基づいて、たばこ商品関連情報を表示するか否かを判定する。
具体的には、表示指定タイプがOKタイプ又はPRCPタイプである場合には、表示処理部202は、銘柄注文画面で注文された銘柄がプレゼント又はキャンペーンの対象となっているか否かを判定する。表示処理部202は、注文銘柄がプレゼント又はキャンペーンの対象となっている場合には、プレゼント情報又はキャンペーン情報のサマリを表示する。
図12は、キャンペーンサマリ画面の例を示す図であり、図13は、プレゼントサマリ画面の例を示す図である。
キャンペーンサマリ画面G4は、図12に示されるように、注文銘柄の銘柄情報に加えて、キャンペーン情報のサマリ(概要)を含むと共に、詳細指定部G41と、転送指定部G42と、消去指定部G43とを含んでいる。図12の例では、キャンペーン情報のサマリとして、特典「野球観戦ペアチケット」の情報と、当選人数「100名」と、応募期間「12/27」とが示されている。
プレゼントサマリ画面G5は、図13に示されるように、注文銘柄の銘柄情報に加えて、プレゼント情報のサマリ(概要)を含むと共に、詳細指定部G51と、転送指定部G52と、消去指定部G53とを含んでいる。図13の例では、プレゼント情報のサマリとして、特典として獲得予定ポイント「2ポイント」が示されており、更に、このポイントに関するキャンペーンの存在が提示されている。
キャンペーンサマリ画面G4の消去指定部G43又はプレゼントサマリ画面G5の消去指定部G53の押下操作が検出されると、表示処理部202は、キャンペーンサマリ画面G4又はプレゼントサマリ画面G5を消去する。
キャンペーンサマリ画面G4の転送指定部G42又はプレゼントサマリ画面G5の転送指定部G52の押下操作が検出されると、表示処理部202は、転送指示情報を支援PC10へ送信する。例えば、転送指示情報には、注文銘柄の銘柄ID若しくは顧客IDのいずれか一方又は両方が含められる。これにより、上述したとおり、顧客管理部102により関連情報の顧客携帯端末への転送処理が実行される。
一方で、キャンペーンサマリ画面G4の詳細指定部G41又はプレゼントサマリ画面G5の詳細指定部G51の押下操作が検出されると、表示処理部202は、プレゼント情報又はキャンペーン情報の詳細を表示する。ここで注文端末20に表示されるプレゼント情報又はキャンペーン情報の詳細は、転送指定部G42又はG52の操作に伴い転送されて顧客携帯端末で表示される情報と同様である。このため、詳細は後述するが、注文端末20においてもキャンペーンへの応募操作が可能となる。注文端末20で応募操作が検出されると、表示処理部202は、応募がなされたことを示す情報を支援PC10へ送信する。その情報には、例えば、注文銘柄の銘柄ID若しくは顧客IDのいずれか一方又は両方が含められる。
ところで、プレゼント情報としてその場で当否判定が行われる懸賞が示されている場合には、プレゼントサマリ画面G5でその懸賞に関するサマリ情報が表示され、詳細指定部G51の押下操作が検出されると、その当否判定を行う画面が表示されるようにしてもよい。この場合、転送指定部G52の押下操作が検出されると、その懸賞の当否判定が顧客携帯端末上で実行されるようにすることができる。
また、プレゼント情報としてサンプル配布が示されている場合には、プレゼントサマリ画面G5でサンプル配布に関する情報が表示され、その画面G5内で「OK」ボタンの押下操作の検出に伴い、注文端末20がサンプル配布情報を支援PC10を経由して什器管理端末70に送ることができる。これにより、什器管理端末70の表示に応じて、店員がサンプル配布を認識し、顧客に所定のサンプルを確実に渡すことができる。
表示指定タイプがPRタイプであり、かつ銘柄注文画面で注文された銘柄がプレゼントの対象となっている場合には、表示処理部202は、図12に示されるようなプレゼント情報のサマリを表示する。以降は、上述の通りである。
表示指定タイプがPRCPタイプ又はPRタイプであり、かつ銘柄注文画面で注文された銘柄がプレゼント及びキャンペーンのいずれの対象ともなっていない場合、表示処理部202は、当該関連情報を表示しない。
表示指定タイプがOKタイプ又はQUタイプであり、かつ銘柄注文画面で注文された銘柄がプレゼント及びキャンペーンのいずれの対象ともなっていない場合、表示処理部202は、支援PC10から取得されているたばこ商品関連情報にアンケート情報が含まれているか否かを判定し、アンケート情報が含まれている場合には、そのアンケート情報を表示するか否かを判定する。
この判定において、表示処理部202は、集客人数が比較的少ない時間帯情報を予め保持しており、その時間帯であればアンケート情報を表示すると決定し、その時間帯外であればアンケート情報を表示しないと決定するようにしてもよい。また、表示処理部202は、同一顧客に関して所定頻度(例えば、3回に1回)でアンケート情報の表示を決定するようにしてもよい。これは、例えば、顧客管理DB105にアンケート情報を表示しなかった回数を顧客IDと関連付けて格納しておき、その回数が所定値となった場合に、アンケート情報の表示が決定されるようにすればよい。また、表示処理部202は、アンケート情報がたばこ商品関連情報に含まれている場合には、必ず、アンケート情報の表示を決定するようにしてもよい。
また、表示処理部202は、このときに顧客IDが取得されているか否かによって、表示するアンケート情報の種類(質問項目のパターン)を切り替えるようにしてもよい。例えば、顧客IDが取得されている場合には、その顧客IDに関連付けられた又は顧客IDが取得されていることを示すフラグに関連付けられた種類のアンケート情報(質問項目のパターン)が表示され、顧客IDが取得されていない場合には、顧客IDが取得されていないことを示すフラグに関連付けられた種類のアンケート情報が表示されればよい。これにより、顧客IDを登録している顧客とそうでない顧客とで質問項目を変えて、それぞれの顧客に特化した統計情報を得ることができる。
アンケート情報の表示を決定した場合、表示処理部202は、図14に示されるようなアンケート画面G6を表示する。
図14は、アンケート画面の例を示す図である。
アンケート画面G6は、顧客への質問項目を一つ以上含んでおり、各質問項目に対する回答の入力操作が可能とされている。更に、アンケート画面G6は、回答完了指定部G61と、転送指定部G62と、消去指定部G63とを含んでいる。消去指定部G63の押下操作が検出されると、表示処理部202は、アンケート画面G6を消去する。
回答完了指定部G61の押下操作が検出されると、表示処理部202は、アンケート画面G6で入力されている各質問項目に対する回答情報を含めたアンケート回答情報を生成し、そのアンケート回答情報を支援PC10へ送信する。但し、表示処理部202は、各質問項目に対する回答を確認するための画面を表示させた後に、アンケート回答情報を支援PC10へ送信してもよい。
一方で、転送指定部G62の押下操作が検出された場合、表示処理部202は、転送指示情報を支援PC10へ送信する。例えば、転送指示情報には、顧客IDとアンケート情報を識別し得る情報が含められる。これにより、上述したとおり、顧客管理部102によりアンケート情報の顧客携帯端末への転送処理が実行される。
表示指定タイプがQUタイプであり、かつ銘柄注文画面で注文された銘柄がプレゼント又はキャンペーンの対象となっている場合、プレゼント情報及びキャンペーン情報は表示されないが、アンケート情報は表示され得る。
また、本実施形態では、表示処理部202は、プレゼント情報又はキャンペーン情報を表示した場合には、その後にアンケート情報を表示しない。また、表示処理部202は、注文銘柄がプレゼント及びキャンペーンの両方の対象とされている場合には、表示指定タイプに応じて、プレゼント情報又はキャンペーン情報のいずれか一方のみを表示するようにしてもよい。例えば、表示指定タイプがPRタイプである場合には、プレゼント情報のみが表示され、表示指定タイプがPRCPタイプである場合には、プレゼント情報又はキャンペーン情報のいずれか一方のみが表示される。
これにより、顧客が注文端末20の前に長く滞在するのを防ぎ、レジカウンタでの精算時間のロスを抑制することができる。但し、表示指定タイプがPRCPタイプである場合には、プレゼント情報及びキャンペーン情報の両方のサマリが表示されてもよい。
このように、表示処理部202は、取得された顧客IDに対応する表示指定タイプに基づいて、関連情報(プレゼント情報、キャンペーン情報又はアンケート情報)の注文端末20への表示の要否、及び注文端末20に表示する関連情報の内容(即ち、プレゼント情報、キャンペーン情報又はアンケート情報)を決定する。
表示指定タイプは、後述するように、顧客携帯端末の操作により設定変更することができるため、顧客は、表示指定タイプを予め設定しておくことで、注文端末20を用いてたばこ商品を注文する際に、その注文端末20における関連情報の表示を適宜調整することができる。
また、表示処理部202は、支援PC10から送られるたばこ商品関連マスタ情報の中から、注文端末20に表示する関連情報として、アンケート情報、プレゼント情報及びキャンペーン情報の中の少なくとも一つを選択しているということもできる。
注文受付部203は、銘柄注文画面G3の注文確定操作部G32又はG42を押下する操作が検出されると、選択されているたばこ商品の銘柄ID、個装商品、カートン商品又はそれら両方を示す注文単位ID、及び個数を特定する。
注文受付部203は、特定された銘柄ID、個装商品、カートン商品又はそれら両方を示す注文単位ID、及び個数を含む注文銘柄情報を支援PC10へ送る。この注文銘柄情報は、支援PC10の什器支援部101で取得され、個装什器50又はカートン什器60が制御される。
一方で、銘柄注文画面G3の注文キャンセル操作部G33が押下されると、銘柄注文画面G3が消され、選択されている銘柄や個数等はクリアされる。
〔顧客携帯端末〕
顧客携帯端末は、顧客が携帯する通信機能を持ったコンピュータであり、例えば、スマートフォン等の携帯電話機、タブレット端末、ノート型PC(Personal Computer)等である。本システム1のサービスを受けることができる顧客携帯端末は、専用のアプリケーションがインストールされており、このアプリケーションの動作により上述した種々の機能が実現された端末である。
顧客携帯端末は、顧客IDを注文端末20に取得させる機能を有することができる。例えば、上述したとおり、顧客携帯端末は、近距離無線通信等で注文端末20へ顧客IDを送信してもよいし、顧客IDがエンコードされた二次元コードを注文端末20が読取可能なように表示してもよい。
また、顧客携帯端末は、顧客管理DB105に格納される表示指定タイプを設定変更可能な機能を有することができる。例えば、顧客携帯端末は、表示指定タイプ(本実施形態ではOKタイプ、PRCPタイプ、PRタイプ、QUタイプ又はNONタイプ)のいずれか一つを選択させる画面を表示し、表示指定タイプが変更された場合には、顧客IDと共に、その変更された表示指定タイプを直接又は他のサーバ装置を介して支援PC10に送信する。これにより、顧客管理DB105に格納されるその顧客の表示指定タイプが更新されればよい。
更に、顧客携帯端末は、上述したように支援PC10を介して送信されるたばこ商品関連情報を表示し、それに関連する操作を可能とする機能を有することができる。具体的には、上述したとおり、プレゼント情報の詳細、キャンペーン情報の詳細、又はアンケート情報が表示される。
図15は、顧客携帯端末に表示されるキャンペーン情報画面の例を示す図であり、図16は、顧客携帯端末に表示されるプレゼント情報画面の例を示す図である。
キャンペーン情報画面G7は、図15に示されるように、注文銘柄の銘柄情報に加えて、キャンペーン情報の詳細を含むと共に、応募指定部G71と、消去指定部G72とを含んでいる。図15の例では、キャンペーン情報の詳細として、図12に示されるキャンペーン情報のサマリ(特典「野球観戦ペアチケット」の情報と、当選人数「100名」と、応募期間「12/27」)に加えて、特典の詳細情報(日時場所など)、応募要件、抽選日、当選発表などが示されている。
プレゼント情報画面G8は、図16に示されるように、注文銘柄の銘柄情報に加えて、プレゼント情報の詳細を含むと共に、応募指定部G81と、消去指定部G82とを含んでいる。図16の例では、プレゼント情報の詳細として、図13に示されるプレゼント情報のサマリに加えて、トータルポイント情報、そのポイントで応募が可能なキャンペーン情報の詳細等が示されている。
キャンペーン情報画面G7の消去指定部G72又はプレゼント情報画面G8の消去指定部G82の押下操作が検出されると、キャンペーン情報画面G7又はプレゼント情報画面G8は消去される。
キャンペーン情報画面G7の応募指定部G71又はプレゼント情報画面G8の応募指定部G81の押下操作が検出されると、顧客携帯端末は、対象キャンペーンについての応募情報を外部の販促支援サーバ装置へ送信する。この応募情報は、上述した顧客管理部102により生成される応募情報と同様である。このように、プレゼント情報画面G8では、関連するキャンペーンへの応募操作も可能となっている。
このようなキャンペーン情報画面G7及びプレゼント情報画面G8は、キャンペーンサマリ画面G4の詳細指定部G41又はプレゼントサマリ画面G5の詳細指定部G51の押下操作が検出された場合に、注文端末20に表示されるプレゼント情報又はキャンペーン情報の詳細表示と同様である。このため、注文端末20においても、キャンペーン情報又はプレゼント情報が表示され、応募指定部G71又はG81の押下操作により、対象キャンペーンの応募が可能となっている。
また、顧客携帯端末は、注文端末20で表示されるアンケート画面G6の転送指定部G62の押下操作に伴い、アンケート画面G6と同様の、アンケート情報画面を出力することができる。
このように本実施形態では、注文端末20で表示されたキャンペーンサマリ画面G4若しくはプレゼントサマリ画面G5又はアンケート画面G6において特定操作(転送指定部の押下操作)が検出されると、顧客携帯端末でキャンペーン情報若しくはプレゼント情報の詳細又はアンケート情報が表示される。結果、顧客は、顧客携帯端末上にてそれらたばこ商品関連情報を確認することができると共に、キャンペーンへの応募やアンケートへの回答を行うことができる。
これにより、注文端末20の前での顧客の滞在時間を抑えながら、たばこ商品の販売促進を行うことができる。
〔支援PC10の動作例〕
次に、本システム1の動作例を説明する。特に、図17及び図18を参照しながら、注文端末20を用いてたばこ商品が注文される場合の支援PC10及び注文端末20の動作例について説明する。図17は、本システム1におけるたばこ商品の注文及び取り出しに関する動作例を示すシーケンスチャートであり、図18は、本システム1におけるたばこ商品の注文後のたばこ商品関連情報の表示に関する動作例を示すシーケンスチャートである。
ここでは、顧客が自身の携帯端末を注文端末20にかざすことで、その携帯端末から注文端末20へ無線通信により顧客IDが送られた場合を想定する。
注文端末20(情報取得部201)は、無線通信により顧客の携帯端末から顧客IDを取得する(S101)。注文端末20は、取得された顧客IDを支援PC10へ送る(S102)。
支援PC10(顧客管理部102)は、注文端末20から顧客IDを受信すると、顧客管理DB105からその顧客IDを検索し、その顧客IDに主喫銘柄IDが対応付けられているか否かを判定する(S103)。支援PC10は、主喫銘柄IDが対応付けられている場合には(S103;YES)、その主喫銘柄IDを注文端末20へ返信し(S104)、主喫銘柄IDが対応付けられていない場合には(S103;NO)、主喫銘柄未設定情報を注文端末20へ送信する(S105)。
更に、支援PC10(顧客管理部102)は、顧客管理DB105からその顧客IDに対応付けられている表示指定タイプ及びポイント情報を抽出し、それらを注文端末20へ送信する(S106及びS107)。
注文端末20(表示処理部202)は、支援PC10から主喫銘柄IDを受信すると(S108;YES)、銘柄選択画面で所望の銘柄の選択操作を要することなく、銘柄選択画面上にその主喫銘柄IDで識別される銘柄のたばこ商品に関する銘柄注文画面G3を表示する(S110)。
一方で、注文端末20(表示処理部202)は、支援PC10から主喫銘柄未設定情報を受信すると(S108;NO)、銘柄選択画面を表示する(S109)。この銘柄選択画面における所望の銘柄の画像部分が押下操作されると、注文端末20は、その銘柄のたばこ商品に関する銘柄注文画面G3をポップアップ表示する(S110)。
銘柄注文画面G3において、個装商品の注文個数又はカートン商品の注文個数のいずれか一方又は両方の注文単位が指定され、注文確定操作部G32が押下される(S111)。
但し、図12には図示されていないが、支援PC10から主喫銘柄IDを受信したことに伴い表示される銘柄注文画面において、注文キャンセル操作部G33が押下操作された場合には、銘柄注文画面は消去され、銘柄選択画面が表示される(S109)。
注文確定操作部G32の操作が検出されると、注文端末20(注文受付部203)は、選択されているたばこ商品の銘柄ID、個装商品、カートン商品又はそれら両方を示す注文単位ID、及び個数を特定する(S112)。
このとき、特定される銘柄IDは、(S104)で送信された主喫銘柄IDそのものである場合もあるし、当該主喫銘柄IDとは異なる場合もある。後者の場合は、例えば、主喫銘柄のたばこ商品に関して表示される銘柄注文画面で注文キャンセル操作部G33が操作され、銘柄選択画面で他の銘柄のたばこ商品が選択されて表示される銘柄注文画面で注文確定操作部G32が操作された場合が該当する。
注文端末20(注文受付部203)は、特定された銘柄ID、個装商品、カートン商品又はそれら両方を示す注文単位ID、及び個数を含む注文銘柄情報を支援PC10へ送る(S113)。
なお、注文確定操作部G32の操作が検出されると、銘柄注文画面は消去される。
支援PC10(什器支援部101)は、注文端末20から注文銘柄情報を受信すると、注文銘柄情報に含まれる注文単位IDに基づいて、注文単位に個装商品が含まれるか否かを判定し(S114)、個装商品が含まれる場合には(S114;YES)、第一制御部30に投射指示を送る(S115)。このとき、支援PC10(什器支援部101)は、注文銘柄情報に含まれる注文銘柄の銘柄IDに基づいて、店舗DB106の什器設定情報に含まれる個装什器管理情報からその銘柄IDに対応するマガジン513の位置情報を抽出し、この位置情報と注文銘柄情報に含まれる個数とを投射指示に含める。
これにより、第一制御部30(投射制御部31)は、その投射指示に基づいて、個装什器50のプロジェクタ56の投射を制御し、当該銘柄IDで識別される銘柄の個装商品を収容するマガジン513の位置を報知する取出報知表示が出力される。
一方で、支援PC10(什器支援部101)は、注文単位にカートン商品が含まれるか否かを判定し(S116)、注文単位にカートン商品が含まれている場合には(S116;YES)、第二制御部40に取り出し指示を送る(S117)。このとき、支援PC10(什器支援部101)は、注文銘柄情報に含まれる注文銘柄の銘柄IDに基づいて、店舗DB106の什器設定情報に含まれるカートン什器管理情報からその銘柄IDに対応する収容領域の位置情報を抽出し、この位置情報と注文銘柄情報に含まれる個数とを取り出し指示に含める。
これにより、第二制御部40(位置報知処理部41)は、取り出し指示に含まれる位置情報に基づいて、その位置情報に対応するカートン位置報知LED62を点灯させる。
更に、支援PC10(顧客管理部102)は、店舗DB106に格納されるたばこ商品関連マスタ情報に基づいて、注文銘柄情報で示される注文銘柄のたばこ商品の購入が特典付与要件に含まれているプレゼント情報又はキャンペーン情報の有無を確認する(S118)。注文銘柄のたばこ商品の購入が特典付与要件に含まれているプレゼント情報又はキャンペーン情報が存在する場合には(S118;YES)、支援PC10(顧客管理部102)は、顧客IDと共にその注文銘柄のたばこ商品を購入したこと(購入情報)を外部の販促支援サーバ装置へ送信する(S119)。結果、販促支援サーバ装置においてその顧客IDに特典に対応する情報(例えばポイント情報)が関連付けられる。
注文端末20(表示処理部202)は、注文銘柄情報が支援PC10へ送信された後(S113)、(S106)で取得された表示指定タイプに基づいて、たばこ商品関連情報の表示に関する処理を行う。なお、図示していないが、表示指定タイプがNONタイプである場合には、図18に示される動作フローは実行されない。また、表示指定タイプがQUタイプである場合には、(S131)が実行されず、(S141)が実行される。
注文端末20(表示処理部202)は、取得された表示指定タイプに適合するプレゼント情報又はキャンペーン情報の有無を判定する(S131)。本実施形態では、表示指定タイプがOKタイプ又はPRCPタイプである場合に、注文銘柄情報で示される注文銘柄がプレゼント又はキャンペーンの対象となっているか否かが判定され、表示指定タイプがPRタイプである場合に、当該注文銘柄がプレゼントの対象となっているか否かが判定される。ここで、先に支援PC10から取得された保持されているたばこ商品関連マスタ情報の中に、注文銘柄の銘柄IDに関連付けられたプレゼント情報又はキャンペーン情報が存在するか否かの判定により、注文銘柄がプレゼント又はキャンペーンの対象となっているか否かを判定することができる。
注文端末20(表示処理部202)は、表示指定タイプに適合するプレゼント情報又はキャンペーン情報が存在する場合には(S131;YES)、プレゼント情報又はキャンペーン情報のサマリ(図12のキャンペーンサマリ画面G4、図13のプレゼントサマリ画面G5)を表示する(S132)。キャンペーンサマリ画面G4の転送指定部G42又はプレゼントサマリ画面G5の転送指定部G52の押下操作が検出されると(S133;YES)、表示処理部202は、転送指示情報を支援PC10へ送信し(S134)、当該サマリ表示を消去する。
支援PC10(顧客管理部102)は、転送指示情報を受信すると(S161;YES)、(S102)で取得されている顧客ID及び(S113)で取得されている注文銘柄情報に含まれる注文銘柄の銘柄IDを含むプレゼント情報又はキャンペーン情報の詳細をその顧客IDに対応する顧客携帯端末に送信するように外部の販促支援サーバ装置へ指示する(S162)。これにより、この指示を受けた販促支援サーバ装置により、その顧客IDに対応する顧客携帯端末に対してその銘柄IDに関連付けられているプレゼント情報又はキャンペーン情報が送信され、顧客携帯端末では、図15で示されるキャンペーン情報画面G7又は図16で示されるプレゼント情報画面G8が表示される。
キャンペーンサマリ画面G4の詳細指定部G41又はプレゼントサマリ画面G5の詳細指定部G51の押下操作が検出されると(S135;YES)、注文端末20(表示処理部202)は、上記サマリの表示を消去した後、プレゼント情報又はキャンペーン情報の詳細を表示する(S136)。ここで注文端末20に表示されるプレゼント情報又はキャンペーン情報の詳細は、(S162)の指示に伴い顧客携帯端末で表示される情報と同様である。
注文端末20で表示されるプレゼント情報又はキャンペーン情報の詳細表示には、キャンペーン情報画面G7の応募指定部G71又はプレゼント情報画面G8の応募指定部G81と同様の操作ボタンが含まれている。注文端末20においてそのような応募指定部の押下操作が検出されると(S137;YES)、注文端末20(表示処理部202)は、応募がなされたことを示す情報を支援PC10へ送信する(S138)。
注文端末20(表示処理部202)は、その送信後(S138)、プレゼント情報又はキャンペーン情報の詳細表示を消去する。また、プレゼント情報又はキャンペーン情報の詳細表示において消去指定部の押下操作が検出された場合にも、その詳細表示は消去される。
支援PC10(顧客管理部102)は、応募がなされたことを示す情報を受信すると(S171;YES)、対象キャンペーンの応募情報を生成し、その応募情報を外部の販促支援サーバ装置へ送信する(S172)。
表示指定タイプに適合するプレゼント情報又はキャンペーン情報が存在しない場合(S131;NO)、又は表示指定タイプがQUタイプである場合に、注文端末20(表示処理部202)は、表示指定タイプに適合するアンケート情報の有無を判定する(S141)。
この判定(S141)において、表示指定タイプがPRCPタイプ又はPRタイプであり、かつ銘柄注文画面で注文された銘柄がプレゼント及びキャンペーンのいずれの対象ともなっていない場合には、アンケート情報はその表示指定タイプに適合しないと判定され(S141;NO)、当該関連情報は表示されない。また、この判定において、表示指定タイプがOKタイプ又はQUタイプであり、かつ先に支援PC10から取得されているたばこ商品関連マスタ情報にアンケート情報が含まれていない場合には、表示指定タイプに適合するアンケート情報は存在しないと判定される(S141;NO)。
一方で、表示指定タイプがOKタイプであり、かつ銘柄注文画面で注文された銘柄がプレゼント及びキャンペーンのいずれの対象ともなっておらず(S131;NO)、かつたばこ商品関連マスタ情報にアンケート情報が含まれている場合、又は、表示指定タイプがQUタイプであり、かつたばこ商品関連マスタ情報にアンケート情報が含まれている場合、表示指定タイプに適合するアンケート情報が存在すると判定される(S141;YES)。
表示指定タイプに適合するアンケート情報が存在すると判定すると(S141;YES)、注文端末20(表示処理部202)は、図14に示されるアンケート画面G6のようなアンケート情報を表示する(S142)。本実施形態では、注文端末20(表示処理部202)は、上述したとおり、或る条件でアンケート情報を表示するか否かを判定し、表示すると決定した場合にのみ、アンケート情報を表示する(S142)。
そして、アンケート画面G6の転送指定部G62の押下操作が検出されると(S143;YES)、注文端末20(表示処理部202)は、転送指示情報を支援PC10へ送信し(S144)、当該アンケート表示を消去する。
支援PC10(顧客管理部102)は、転送指示情報を受信すると(S181;YES)、(S102)で取得されている顧客ID及びその転送指示情報に含まれるアンケート情報を識別する情報を含むアンケート情報送信指示を外部の販促支援サーバ装置へ送る(S182)。これにより、この指示を受けた販促支援サーバ装置により、その顧客IDに対応する顧客携帯端末に対してその識別情報で識別されるアンケート情報が送信され、顧客携帯端末では、アンケート情報が入力操作可能な状態で表示される。
アンケート画面G6の回答完了指定部G61の押下操作が検出されると(S145;YES)、注文端末20(表示処理部202)は、アンケート画面G6で入力されている各質問項目に対する回答情報を含めたアンケート回答情報を生成し、そのアンケート回答情報を支援PC10へ送信する(S146)。このとき、注文端末20(表示処理部202)は、アンケート表示を消去する。
支援PC10(顧客管理部102)は、アンケート回答情報を受信すると(S191;YES)、顧客IDと共に、アンケート回答情報を外部の販促支援サーバ装置へ送信する(S192)。
以上のように、本実施形態では、注文端末20から支援PC10へ注文銘柄情報が送信された後(S113)に、プレゼント情報、キャンペーン情報又はアンケート情報、即ちたばこ商品関連情報が注文端末20に表示される。即ち、表示処理部202は、銘柄注文画面(銘柄操作表示)に対する対象銘柄のたばこ商品の注文操作が注文端末20で受け付けられた後に、特定操作(転送指定部G42、G52又はG62の押下操作)を促す情報を含むたばこ商品関連情報(プレゼント情報、キャンペーン情報又はアンケート情報)を注文端末20に表示させると表記できる。このため、キャンペーンサマリ画面G4、プレゼントサマリ画面G5、及びアンケート画面G6は、銘柄注文画面G3における注文確定操作部G32の押下操作の検出(S111)の以降であれば、注文銘柄情報が注文端末20から支援PC10へ送信される前に、表示されてもよい。
このように、対象銘柄のたばこ商品の注文操作が注文端末20で受け付けられた後に、たばこ商品関連情報(プレゼント情報、キャンペーン情報又はアンケート情報)を注文端末20に表示させることで、注文後、店員が注文銘柄のたばこ商品を手に取るまでの間に、顧客に当該関連情報を閲覧させることができる。
また、本実施形態では、注文端末20から支援PC10へ注文銘柄情報が送信された後(S113)に、プレゼント情報、キャンペーン情報又はアンケート情報、即ちたばこ商品関連情報が顧客携帯端末で表示可能とされる。即ち、支援PC10(顧客管理部102)は、銘柄注文画面(銘柄操作表示)に対する対象銘柄のたばこ商品の注文操作が注文端末20で受け付けられた後に、顧客携帯端末がたばこ商品関連情報(プレゼント情報、キャンペーン情報又はアンケート情報)を取得可能となるように処理を行うと表記できる。
これにより、顧客は、注文端末20を用いて所望の銘柄のたばこ商品を注文した後に、好きなタイミングで、顧客携帯端末でたばこ商品関連情報を閲覧することができる。
[変形例]
上述の実施形態は例示であり、趣旨を逸脱しない範囲で上述の内容は適宜変形可能である。
例えば、上述の実施形態では、個装什器50を制御する第一制御部30とカートン什器60を制御する第二制御部40とが別々に設けられているが、個装什器50及びカートン什器60の両方を制御する一つの制御部に代替可能である。また、支援PC10とその制御部も一つの制御装置として実現されてもよい。
また、個装什器50及びカートン什器60は上述した構成に限定されない。
個装什器50は、上述の実施形態のようなプロジェクタ56の投射画像を用いる形態ではなく、個々のマガジン513に電子棚札をそれぞれ設けて、対象銘柄のたばこ商品が収容されているマガジン513の電子棚札の表示を他のマガジン513のものとは異なる態様とすることで、取出報知表示又は補充報知表示を行うようにしてもよい。
また、個装什器50は、個々のマガジン513の位置を報知するLED(位置報知手段)を備え、対象銘柄のたばこ商品が収容されているマガジン513の位置に対応するLEDを点灯させることで、取出報知表示又は補充報知表示を行うようにしてもよい。
また、個装什器50及びカートン什器60は自動払出機能を有する装置としてもよい。
また、上述の実施形態では、個装什器50におけるマガジン位置とそのマガジンに収容される個装商品の銘柄の銘柄IDとの対応関係、並びに、カートン什器60における収容領域の位置とその収容領域に収容されるカートン商品の銘柄の銘柄IDとの対応関係等のような什器設定情報が支援PC10で管理されたが、什器設定情報は第一制御部30及び第二制御部40と支援PC10との間で共有されてもよいし、第一制御部30及び第二制御部40のみで管理されてもよい。
このように、支援PC10に格納される顧客管理DB105及び顧客管理DB105は、本システム1内においてどの装置に格納されてもよく、更に言えば、支援PC10と通信可能となっていれば、本システム1外の装置に格納されてもよい。
例えば、顧客管理DB105は、支援PC10と通信可能な外部サーバ装置に設けられてもよい。
また、顧客の携帯端末に、顧客ID、主喫銘柄ID、表示指定タイプ及びポイント情報が格納されており、携帯端末にインストールされているアプリケーションがそれらを管理するようにしてもよい。この場合、注文端末20が携帯端末から直接、顧客ID、主喫銘柄ID、表示指定タイプ及びポイント情報を取得することができる。このため、図17のシーケンスチャートにおいて(S102)、(S103)、(S104)、(S105)、(S106)及び(S107)は不要となる。
例えば、顧客の携帯端末のアプリケーションは、主喫銘柄ID及び顧客IDがエンコードされている二次元コードを携帯端末の表示部に表示させ、その二次元コードを注文端末20に読み取らせることで、注文端末20に顧客IDと主喫銘柄IDとを一括で取得させることができる。これによれば、少なくとも、図17の(S102)、(S103)、(S104)、及び(S105)は不要となる。
このように顧客IDを注文端末20に取得させることで、本システム1は、顧客ごとのたばこ商品の購入履歴情報を保持することができ、ひいては、外部のサーバ装置において、複数店舗にわたる顧客ごとのたばこ商品購入履歴情報を蓄積することができる。このように蓄積されたたばこ商品購入履歴情報を用いることで、外部の販促支援サーバ装置は、顧客ごとの趣向に合わせて、クーポンやリワード特典などのプロモーション情報をたばこ商品関連情報として、支援PC10或いは顧客携帯端末に提供することができる。
また、上述の実施形態では、支援PC10が、対象となる関連情報を顧客携帯端末へ送信するよう指示したが、注文端末20が直接、顧客携帯端末へ関連情報を送信するようにしてもよい。この場合、図18のシーケンスチャートにおいて(S162)、(S172)及び(S182)は、支援PC10ではなく、注文端末20で実行されればよい。
また、上述の実施形態では、たばこ商品関連情報として、プレゼント情報、キャンペーン情報及びアンケート情報が例示されたが、たばこ商品関連情報はこのような例に限定されない。
例えば、各銘柄のたばこ商品に関する詳細情報(開発背景等のブランドヒストリ情報や製造情報、材料情報、喫味情報等)が銘柄IDと関連付けられた状態でたばこ商品関連マスタ情報に含められていてもよい。この場合、表示処理部202は、銘柄注文画面G3を消去した後、注文銘柄の銘柄IDに関連付けられたその注文銘柄に関する詳細情報を表示する画面をキャンペーンサマリ画面G4(図12参照)やプレゼントサマリ画面G5(図13参照)等に替えて表示することができる。その画面は、注文銘柄の銘柄情報に加えて、注文銘柄の詳細情報を含むと共に、転送指定部(例えば図13のG52)と、消去指定部(例えば図13のG53)とを含んでおり、転送指定部の押下操作の検出に伴い、その注文銘柄の詳細情報の顧客携帯端末への転送処理が顧客管理部102により実行されればよい。これにより、顧客は、注文したたばこ商品の銘柄に関する詳細情報を注文端末20で閲覧することもできるし、好きな時間に顧客携帯端末で閲覧することもできる。
また、パッケージ(包装)や銘柄名称の切替えが予定されている銘柄が存在する場合には、その切替え銘柄の銘柄IDと関連付けられた状態で、切替時期や切替え後の銘柄名称又はパッケージ(包装)の情報がたばこ商品関連マスタ情報に含められていてもよい。この場合も、表示処理部202は、銘柄注文画面G3を消去した後、注文銘柄の銘柄IDに関連付けられたその注文銘柄に関する切替時期や切替え後の銘柄名称又はパッケージ(包装)の情報を表示する画面を表示することができる。その画面も同様に、転送指定部(例えば図13のG52)と、消去指定部(例えば図13のG53)とを含んでおり、転送指定部の押下操作の検出に伴い、その銘柄の切替えに関する情報の顧客携帯端末への転送処理が顧客管理部102により実行されればよい。
廃止が予定されている銘柄が存在する場合にも同様に、その廃止銘柄の銘柄IDと関連付けられた状態で、廃止時期やその廃止銘柄に置き換わり得る代替銘柄の情報がたばこ商品関連マスタ情報に含められていればよい。この場合も、廃止時期等のたばこ商品関連情報が表示される。
これらにより、顧客は、注文したたばこ商品の銘柄に関するパッケージの切替えや銘柄名称の切替えの情報、或いは廃止予定に関する情報を確実に知ることができる。
更に、お勧めの銘柄や新発売の銘柄、売れ筋の銘柄、一緒によく購入されている銘柄に関する情報が、特定銘柄の銘柄IDと関連付けられた状態で、たばこ商品関連マスタ情報に含められていてもよい。これによれば、顧客は、注文したたばこ商品の銘柄とは異なる他の銘柄として、お勧めの銘柄等の当該情報を注文端末20又は顧客携帯端末で得ることができる。
言い換えれば、顧客は、注文端末20で表示されたこのようなたばこ商品関連情報を一見した上で、その注文端末20に対する特定操作を行うか否かで、自身の顧客携帯端末への転送の要否を指定することができる。結果、いきなり顧客携帯端末に同情報が送られてくるのに比べてたばこ商品関連情報の閲覧に対する顧客のモチベーションを上げることができる。
更に、このように推奨された他の銘柄のたばこ商品が注文端末20で注文された場合には、顧客管理部102が、対象キャンペーンの応募情報を生成し、外部の販促支援サーバ装置へ送信してもよい。
表示処理部202は、銘柄選択画面又は銘柄注文画面G3を表示する際に顧客IDが取得されていない場合には、銘柄注文画面G3を消去した後、顧客IDの登録へ誘導するID登録案内画面をキャンペーンサマリ画面G4(図12参照)やプレゼントサマリ画面G5(図13参照)等に替えて表示することもできる。
ID登録案内画面は、顧客IDを登録するためのWEBページのURL情報或いは電子メールの送信先となる宛先アドレス情報を含んでもよいし、そのURL情報若しくは宛先アドレス情報がエンコードされた二次元コードを含んでもよい。更に、その画面は、転送指定部(例えば図13のG52)と、消去指定部(例えば図13のG53)とを含んでおり、転送指定部の押下操作の検出に伴い、URL情報又は宛先アドレス情報の顧客携帯端末への転送処理が顧客管理部102により実行されてもよい。これにより、顧客は、注文端末20に表示されたその二次元コードを顧客携帯端末で読み取ることで、顧客IDの登録作業を行うことができるし、転送されてきたURL情報又は宛先アドレス情報を用いて顧客IDの登録作業を行うこともできる。
また、ID登録案内画面を介した注文端末20に対する操作により、顧客IDが支援PC10を介してサーバ装置に登録されるようにすることもできる。例えば、ID登録案内画面に対して所定操作を行うことで、注文端末20の撮像装置が起動され、顔画像や静脈画像、指紋画像等の生体画像が撮像され、その生体画像から抽出される生体情報が顧客IDとして登録されてもよいし、別に取得された顧客IDと関連付けられて登録されてもよい。この場合、顧客管理部102は、注文端末20から取得された生体画像から生体情報を抽出し、その生体情報を顧客IDとして又は顧客IDと関連付けて登録するように外部サーバ装置に依頼することができる。更に、顧客管理部102は、生体情報の登録依頼を送ると共に、対象キャンペーンの応募情報を生成し、外部の販促支援サーバ装置へ送信してもよい。
また、表示処理部202は、ID登録案内画面に替え又はそれと共に、専用アプリケーションを顧客携帯端末へダウンロードすることに誘導するアプリダウンロード案内画面を表示することもできる。また、注文端末20は、顧客携帯端末と近距離無線通信等で通信することで、顧客携帯端末にインストールされている所定のアプリケーション(専用アプリケーション、メールアプリケーション等)を起動させるように顧客携帯端末に指示することもできる。
また、上述の実施形態及び変形例では、注文銘柄情報が注文端末20から支援PC10へ送信された後或いは銘柄注文画面G3が消去された後に、プレゼント情報、キャンペーン情報等のサマリ又は詳細、アンケート情報、銘柄詳細情報、銘柄切替え情報、銘柄廃止情報などのような各種情報がたばこ商品関連情報として表示されたが、このようなたばこ商品関連情報の表示タイミングは、上述の実施形態の例のみに制限されない。
たばこ商品関連情報は、図19及び図20に例示されるように、注文操作が行われる前、即ち注文銘柄情報が注文端末20から支援PC10へ送信される前或いは銘柄注文画面が消去される前に、注文端末20に表示されてもよい。
図19は、銘柄注文画面の第一の変形例を示す図である。図19で示される銘柄注文画面は、上述の実施形態における銘柄注文画面G3の表示内容(図11参照)に加えて、キャンペーンサマリ画面G4(図12参照)に含まれるキャンペーン情報のサマリ(概要)を表示し、更に、詳細指定部G41と、転送指定部G42と、消去指定部G43とを含んでいる。この銘柄注文画面で転送指定部G42が押下された場合には、注文操作が行われる前に、表示処理部202は、転送指示情報を支援PC10へ送信する。これにより、上述したとおり、顧客管理部102によりキャンペーン詳細情報(たばこ商品関連情報)の顧客携帯端末への転送処理が実行される。
図20は、銘柄注文画面の第二の変形例を示す図である。図20で示される銘柄注文画面は、上述の実施形態における銘柄注文画面G3の表示内容(図11参照)に加えて、注文の対象とされている銘柄とは異なる銘柄のたばこ商品に関する情報をお勧め商品の情報として表示している。更に、お勧め商品として提示されている銘柄に関する選択ボタンG91又はG92を押下することで、その銘柄のたばこ商品に関する銘柄注文画面が表示される。
更に言えば、たばこ商品関連情報は、外部の販促支援サーバ装置から直接、顧客携帯端末に通知されるようにしてもよい。例えば、これは、本システム1が、ビーコン端末のような特定電波(例えばBluetooth(登録商標)信号)の発信機を更に備えており、顧客携帯端末とその発信機と外部の販促支援サーバ装置との連携により実現することができる。具体的には、本システム1及び当該発信機が設置されている店舗に顧客が入店すると、その顧客の携帯端末が当該発信機からの特定電波を受信する。顧客携帯端末のアプリケーションは、その特定電波の受信状況に応じて外部の販促支援サーバ装置へ何等かの情報(例えば発信機を特定し得る識別情報、店舗の識別情報等)を送信する。これにより、外部の販促支援サーバ装置が、たばこ商品に関するプロモーション情報やお知らせ情報等のようなたばこ商品関連情報をその顧客携帯端末に送り、当該アプリケーションがそのたばこ商品関連情報を顧客携帯端末の表示部に表示する。このとき、外部の販促支援サーバ装置は、顧客が入店した店舗に適合するたばこ商品関連情報を送信するようにすることもできる。
また、上述のシーケンスチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、本実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。本実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。
また、上述の内容の一部又は全部は、次のようにも特定され得る。但し、上述の内容が以下の記載に制限されるものではない。
(1)
複数銘柄のたばこ商品の銘柄情報を表示可能でありかつ該複数銘柄の中から顧客が注文したい銘柄の注文操作を受付可能な注文端末及び該注文端末で受け付けられた注文操作の対象とされた銘柄のたばこ商品の取り出しの支援を行う支援装置を含むたばこ商品管理システムであって、
前記複数銘柄のたばこ商品の中から取り出しを行うべきたばこ商品の銘柄を指定する指定操作又は前記注文操作を可能とする銘柄操作表示に加えて、第一のたばこ商品関連情報の表示を前記注文端末の表示部に表示させる表示処理手段と、
顧客の顧客識別子を取得する識別子取得手段と、
前記第一のたばこ商品関連情報を表示している前記注文端末において特定操作が受け付けられた場合に、前記取得された顧客識別子に対応する顧客携帯端末が第二のたばこ商品関連情報を取得可能となるように処理を行う情報提供手段と、
を備え、
前記第二のたばこ商品関連情報は、前記第一のたばこ商品関連情報と同一若しくは関連する、又は、前記注文端末で受け付けられた前記注文操作の対象とされている銘柄のたばこ商品に関連する情報である、
たばこ商品管理システム。
(2)
前記情報提供手段は、前記注文操作が前記注文端末で受け付けられた後に、前記取得された顧客識別子に対応する顧客携帯端末が前記第二のたばこ商品関連情報を取得可能となるように処理を行う、
(1)に記載のたばこ商品管理システム。
(3)
前記顧客携帯端末に対する前記顧客の操作により生成される表示指定情報を前記顧客の顧客識別子と関連付けて保持する指定保持手段、
を更に備え、
前記表示処理手段は、前記顧客の顧客識別子が取得された場合に、該顧客識別子と関連付けられている前記表示指定情報に基づいて、前記第一のたばこ商品関連情報の前記注文端末の前記表示部への表示の要否又は前記注文端末の前記表示部に表示する前記第一のたばこ商品関連情報の内容を決定する、
(1)又は(2)に記載のたばこ商品管理システム。
(4)
顧客に対する質問項目を含むアンケート情報、顧客に特典が付与されることを示すプレゼント情報、及び特定要件に応じて顧客に特典が付与され得ることを示すキャンペーン情報の中の少なくとも一つを含むたばこ商品関連マスタ情報を格納するマスタ情報格納部、
を更に備え、
前記表示処理手段は、前記たばこ商品関連マスタ情報の中から、前記注文端末の前記表示部に表示する前記第一のたばこ商品関連情報として、前記アンケート情報、前記プレゼント情報及び前記キャンペーン情報の中の少なくとも一つを選択する、
(1)から(3)のいずれか一つに記載のたばこ商品管理システム。
(5)
前記表示処理手段は、前記注文端末の前記表示部に前記第一のたばこ商品関連情報として顧客に対する質問項目を含むアンケート情報を表示する際に前記顧客識別子が取得されているか否かによって、表示するアンケート情報の質問項目のパターンを切り替える、
(1)から(4)のいずれか一つに記載のたばこ商品管理システム。
(6)
前記表示処理手段は、前記注文操作が前記注文端末で受け付けられた後に、前記特定操作を促す情報を含む前記第一のたばこ商品関連情報を前記注文端末の前記表示部に表示させる、
(1)から(5)のいずれか一つに記載のたばこ商品管理システム。
(7)
特定要件に応じて顧客に特典を付与し得るキャンペーンに対して前記取得された顧客識別子が示す顧客が応募したことを示す応募情報を生成する生成手段、
を更に備え、
前記第一のたばこ商品関連情報は、前記プレゼント情報又は前記キャンペーン情報であり、
前記生成手段は、前記第一のたばこ商品関連情報を表示している前記注文端末において特定操作が行われた場合に、前記顧客の前記応募情報を生成する、
(4)に記載のたばこ商品管理システム。
(8)
複数銘柄のたばこ商品の銘柄情報を表示可能でありかつ該複数銘柄の中から顧客が注文したい銘柄の注文操作を受付可能な注文端末及び該注文端末で受け付けられた注文操作の対象とされた銘柄のたばこ商品の取り出しの支援を行う支援装置を含むシステムにより実行されるたばこ商品管理方法であって、
前記複数銘柄のたばこ商品の中から取り出しを行うべきたばこ商品の銘柄を指定する指定操作又は前記注文操作を可能とする銘柄操作表示に加えて、第一のたばこ商品関連情報の表示を前記注文端末の表示部に表示させ、
顧客の顧客識別子を取得し、
前記第一のたばこ商品関連情報を表示している前記注文端末において特定操作が受け付けられた場合に、前記取得された顧客識別子に対応する顧客携帯端末が第二のたばこ商品関連情報を取得可能となるように情報提供処理を行う、
ことを含み、
前記第二のたばこ商品関連情報は、前記第一のたばこ商品関連情報と同一若しくは関連する、又は、前記注文端末で受け付けられた前記注文操作の対象とされている銘柄のたばこ商品に関連する情報である、
たばこ商品管理方法。
(9)
前記情報提供処理は、前記銘柄操作表示に対する対象銘柄のたばこ商品の指定操作が前記注文端末で受け付けられた後に、実行される、
(8)に記載のたばこ商品管理方法。
(10)
前記顧客の顧客識別子が取得された場合に、該顧客識別子と関連付けられている表示指定情報に基づいて、前記第一のたばこ商品関連情報の前記注文端末の前記表示部への表示の要否又は前記注文端末の前記表示部に表示する前記第一のたばこ商品関連情報の内容を決定する、
ことを更に含み、
前記表示指定情報は、前記顧客携帯端末に対する前記顧客の操作により生成され、前記顧客の顧客識別子と関連付けて保持される、
(8)又は(9)に記載のたばこ商品管理方法。
(11)
たばこ商品関連マスタ情報の中から、前記注文端末の前記表示部に表示する前記第一のたばこ商品関連情報として、アンケート情報、プレゼント情報及びキャンペーン情報の中の少なくとも一つを選択する、
ことを更に含み、
前記たばこ商品関連マスタ情報は、アンケート情報、プレゼント情報及びキャンペーン情報の中の少なくとも一つを含んだ状態でマスタ情報格納部に格納され、
前記アンケート情報は、顧客に対する質問項目を含み、
前記プレゼント情報は、顧客に特典が付与されることを示し、
前記キャンペーン情報は、特定要件に応じて顧客に特典が付与され得ることを示す、
(8)から(10)のいずれか一つに記載のたばこ商品管理方法。
(12)
前記注文端末の前記表示部に前記第一のたばこ商品関連情報として顧客に対する質問項目を含むアンケート情報を表示する際に前記顧客識別子が取得されているか否かによって、表示するアンケート情報の質問項目のパターンを切り替える、
ことを更に含む(8)から(11)のいずれか一つに記載のたばこ商品管理方法。
(13)
前記第一のたばこ商品関連情報は、前記特定操作を促す情報を含んでおり、前記銘柄操作表示に対する対象銘柄のたばこ商品の指定操作が前記注文端末で受け付けられた後に、前記注文端末の前記表示部に表示される、
(8)から(12)のいずれか一つに記載のたばこ商品管理方法。
(14)
特定要件に応じて顧客に特典を付与し得るキャンペーンに対して前記取得された顧客識別子が示す顧客が応募したことを示す応募情報を生成する、
ことを更に含み、
前記第一のたばこ商品関連情報は、前記プレゼント情報又は前記キャンペーン情報であり、
前記応募情報は、前記第一のたばこ商品関連情報を表示している前記注文端末において特定操作が行われた場合に生成される、
(11)に記載のたばこ商品管理方法。
本出願は、2019年3月22日に出願された日本出願(特願2019-55660号)を基礎とする優先権を主張し、その開示のすべてをここに取り込む。

Claims (14)

  1. 複数銘柄のたばこ商品の銘柄情報を表示可能でありかつ該複数銘柄の中から顧客が注文したい銘柄の注文操作を受付可能な注文端末及び該注文端末で受け付けられた注文操作の対象とされた銘柄のたばこ商品の取り出しの支援を行う支援装置を含むたばこ商品管理システムであって、
    前記複数銘柄のたばこ商品の中から取り出しを行うべきたばこ商品の銘柄を指定する指定操作又は前記注文操作を可能とする銘柄操作表示に加えて、第一のたばこ商品関連情報の表示を前記注文端末の表示部に表示させる表示処理手段と、
    顧客の顧客識別子を取得する識別子取得手段と、
    前記第一のたばこ商品関連情報を表示している前記注文端末において特定操作が受け付けられた場合に、前記取得された顧客識別子に対応する顧客携帯端末が第二のたばこ商品関連情報を取得可能となるように処理を行う情報提供手段と、
    を備え、
    前記第二のたばこ商品関連情報は、前記第一のたばこ商品関連情報と同一若しくは関連する、又は、前記注文端末で受け付けられた前記注文操作の対象とされている銘柄のたばこ商品に関連する情報である、
    たばこ商品管理システム。
  2. 前記情報提供手段は、前記注文操作が前記注文端末で受け付けられた後に、前記取得された顧客識別子に対応する顧客携帯端末が前記第二のたばこ商品関連情報を取得可能となるように処理を行う、
    請求項1に記載のたばこ商品管理システム。
  3. 前記顧客携帯端末に対する前記顧客の操作により生成される表示指定情報を前記顧客の顧客識別子と関連付けて保持する指定保持手段、
    を更に備え、
    前記表示処理手段は、前記顧客の顧客識別子が取得された場合に、該顧客識別子と関連付けられている前記表示指定情報に基づいて、前記第一のたばこ商品関連情報の前記注文端末の前記表示部への表示の要否又は前記注文端末の前記表示部に表示する前記第一のたばこ商品関連情報の内容を決定する、
    請求項1又は2に記載のたばこ商品管理システム。
  4. 顧客に対する質問項目を含むアンケート情報、顧客に特典が付与されることを示すプレゼント情報、及び特定要件に応じて顧客に特典が付与され得ることを示すキャンペーン情報の中の少なくとも一つを含むたばこ商品関連マスタ情報を格納するマスタ情報格納部、
    を更に備え、
    前記表示処理手段は、前記たばこ商品関連マスタ情報の中から、前記注文端末の前記表示部に表示する前記第一のたばこ商品関連情報として、前記アンケート情報、前記プレゼント情報及び前記キャンペーン情報の中の少なくとも一つを選択する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のたばこ商品管理システム。
  5. 前記表示処理手段は、前記注文端末の前記表示部に前記第一のたばこ商品関連情報として顧客に対する質問項目を含むアンケート情報を表示する際に前記顧客識別子が取得されているか否かによって、表示するアンケート情報の質問項目のパターンを切り替える、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のたばこ商品管理システム。
  6. 前記表示処理手段は、前記注文操作が前記注文端末で受け付けられた後に、前記特定操作を促す情報を含む前記第一のたばこ商品関連情報を前記注文端末の前記表示部に表示させる、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のたばこ商品管理システム。
  7. 特定要件に応じて顧客に特典を付与し得るキャンペーンに対して前記取得された顧客識別子が示す顧客が応募したことを示す応募情報を生成する生成手段、
    を更に備え、
    前記第一のたばこ商品関連情報は、前記プレゼント情報又は前記キャンペーン情報であり、
    前記生成手段は、前記第一のたばこ商品関連情報を表示している前記注文端末において特定操作が行われた場合に、前記顧客の前記応募情報を生成する、
    請求項4に記載のたばこ商品管理システム。
  8. 複数銘柄のたばこ商品の銘柄情報を表示可能でありかつ該複数銘柄の中から顧客が注文したい銘柄の注文操作を受付可能な注文端末及び該注文端末で受け付けられた注文操作の対象とされた銘柄のたばこ商品の取り出しの支援を行う支援装置を含むシステムにより実行されるたばこ商品管理方法であって、
    前記複数銘柄のたばこ商品の中から取り出しを行うべきたばこ商品の銘柄を指定する指定操作又は前記注文操作を可能とする銘柄操作表示に加えて、第一のたばこ商品関連情報の表示を前記注文端末の表示部に表示させ、
    顧客の顧客識別子を取得し、
    前記第一のたばこ商品関連情報を表示している前記注文端末において特定操作が受け付けられた場合に、前記取得された顧客識別子に対応する顧客携帯端末が第二のたばこ商品関連情報を取得可能となるように情報提供処理を行う、
    ことを含み、
    前記第二のたばこ商品関連情報は、前記第一のたばこ商品関連情報と同一若しくは関連する、又は、前記注文端末で受け付けられた前記注文操作の対象とされている銘柄のたばこ商品に関連する情報である、
    たばこ商品管理方法。
  9. 前記情報提供処理は、前記銘柄操作表示に対する対象銘柄のたばこ商品の指定操作が前記注文端末で受け付けられた後に、実行される、
    請求項8に記載のたばこ商品管理方法。
  10. 前記顧客の顧客識別子が取得された場合に、該顧客識別子と関連付けられている表示指定情報に基づいて、前記第一のたばこ商品関連情報の前記注文端末の前記表示部への表示の要否又は前記注文端末の前記表示部に表示する前記第一のたばこ商品関連情報の内容を決定する、
    ことを更に含み、
    前記表示指定情報は、前記顧客携帯端末に対する前記顧客の操作により生成され、前記顧客の顧客識別子と関連付けて保持される、
    請求項8又は9に記載のたばこ商品管理方法。
  11. たばこ商品関連マスタ情報の中から、前記注文端末の前記表示部に表示する前記第一のたばこ商品関連情報として、アンケート情報、プレゼント情報及びキャンペーン情報の中の少なくとも一つを選択する、
    ことを更に含み、
    前記たばこ商品関連マスタ情報は、アンケート情報、プレゼント情報及びキャンペーン情報の中の少なくとも一つを含んだ状態でマスタ情報格納部に格納され、
    前記アンケート情報は、顧客に対する質問項目を含み、
    前記プレゼント情報は、顧客に特典が付与されることを示し、
    前記キャンペーン情報は、特定要件に応じて顧客に特典が付与され得ることを示す、
    請求項8から10のいずれか一項に記載のたばこ商品管理方法。
  12. 前記注文端末の前記表示部に前記第一のたばこ商品関連情報として顧客に対する質問項目を含むアンケート情報を表示する際に前記顧客識別子が取得されているか否かによって、表示するアンケート情報の質問項目のパターンを切り替える、
    ことを更に含む請求項8から11のいずれか一項に記載のたばこ商品管理方法。
  13. 前記第一のたばこ商品関連情報は、前記特定操作を促す情報を含んでおり、前記銘柄操作表示に対する対象銘柄のたばこ商品の指定操作が前記注文端末で受け付けられた後に、前記注文端末の前記表示部に表示される、
    請求項8から12のいずれか一項に記載のたばこ商品管理方法。
  14. 特定要件に応じて顧客に特典を付与し得るキャンペーンに対して前記取得された顧客識別子が示す顧客が応募したことを示す応募情報を生成する、
    ことを更に含み、
    前記第一のたばこ商品関連情報は、前記プレゼント情報又は前記キャンペーン情報であり、
    前記応募情報は、前記第一のたばこ商品関連情報を表示している前記注文端末において特定操作が行われた場合に生成される、
    請求項11に記載のたばこ商品管理方法。
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