JP7178312B2 - ガイド光照射装置 - Google Patents

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本発明は、測量作業員を誘導するためのガイド光を照射するガイド光照射装置に関する。
従来から、測量の現場において、ガイド光を照射して、測量のターゲット(プリズム)を備えた測量用ポールを持つ測量作業者へ、杭打ち点を示すガイド光装置が知られている。例えば、特許文献1では、水平面内で視準軸を境界として左右で異なる色の発光ダイオードを点灯させ、左右の異なる色のガイド光が均等に見える位置に測量作業員を誘導し、杭打ち点近隣に迅速に移動させることができるようにしている。
特開2012-202821号
しかし、上記ガイド光照射装置では、ガイド光のみでは左右方向にのみ誘導が可能であり、前後方向の誘導はできなかった。ガイド光で左右方向のみならず前後方向にも誘導ができれば、杭打ち点近傍まで誘導することができる。
本発明は、このような問題に鑑みて成されたものであり、ガイド光によって左右方向及び前後方向に誘導可能なガイド光照射装置を提供する。
このため、本発明のある態様においては、作業者を誘導するためのガイド光を照射するガイド光照射装置であって、光軸を基準として左右で異なる態様の第1のガイド光と、光軸を基準として上下で異なる態様の第2のガイド光とを、選択的に照射可能であるよう構成した。
ガイド光照射機の照射方向を、トータルステーションの視準軸に一致させるなどして、杭打ち点等の目標点に向かい第1のガイド光を照射させると、視準軸を境界として左右で色の異なる光が照射されるため、これを目印にして視準軸まで誘導できる。次に目標点においてプリズム高さなど既知の高さに第2のガイド光を照射させると、既知の高さを基準に目標点前後方向で確認できる光の色が異なるため、前後方向の移動方向がわかり、誘導できる。左右及び前後方向の誘導により、最終的に目標点まで誘導することができる。
またある態様では、作業者を誘導するためのガイド光を照射するガイド光照射装置であって、照射方向を中心として左右又は上下で異なる態様のガイド光を形成して照射する照射機構と、前記ガイド光の照射方向に配置され、前記ガイド光の光軸中心に前記ガイド光を90度回転可能な回転素子と、を備えるよう構成した。
左右または上下で異なる態様のガイド光を照射し、これを90度回転させることもできるため、左右で態様が異なる第1のガイド光と、上下で態様が異なる第2のガイド光の両方を照射できる。
またある態様では、前記回転素子はダブプリズムであり、前記ダブプリズムは、前記ダブプリズムの傾斜面にガイド光が入射するように前記ガイド光の光軸と前記ダブプリズムの長手方向を一致させて配置され、前記ガイド光の光軸周りに回転角度を調整可能に支持されるよう構成した。ダブプリズムを介して照射することで、ダブプリズムを回転させることで出射光も回転させることができ、左右で態様が異なる第1のガイド光と、上下で態様が異なる第2のガイド光の両方を照射できる。
またある態様では、前記照射機構は、前記ガイド光の左右それぞれの形態の光を出射する一対の光源と、前記光源の出射光を左右で形態の異なる光に形成する光学部材と、前記左右で形態の異なる光を透過させて前方に出射する投影レンズとを備えるよう構成した。この態様では、光軸を境界面に左右で態様が異なる光を出射することができる。
またある態様では、前記一対の光源は光源同士が正対するように配置され、前記光学部材は二つの反射面が直角に構成される直角ミラーであって、前記一対の光源が前記二つの反射面に均等に入射して同方向へ出射するように、前記投影レンズの後方焦点を含む前記レンズの光軸の鉛直面に前記直角ミラーの稜線が一致するように、かつ前記一対の光源の間に前記二つの反射面が等角度となるよう配置されるよう構成した。この態様により光軸を境界面として左右で態様が異なる光を出射することができる。
またある態様では、前記照射機構は、前記一対の光源を複数備えるよう構成され、前記複数の一対の光源からの合成光を前記ガイド光として照射する。複数の光源を備えるため、作業者には複数の光源の明るさを足し合わせた光として確認されるため、光の到達距離を伸ばすことができ、使用範囲を広いものとすることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ガイド光によって左右方向及び前後方向に誘導可能なガイド光照射装置ができる。
第1の実施形態に係るガイド光照射装置の光学系の構成を示す概略平面図である。各図でダブプリズムの回転角度が異なっており、(A)がダブプリズムの回転角度0度の場合、(B)がダブプリズムの回転角度が45度の場合を示す。 ダブプリズムの説明図である。各図でそれぞれダブプリズムの回転角度が異なっており、(A)がダブプリズムの回転角度0度の場合、(B)がダブプリズムの回転角度45度の場合、(C)がダブプリズムの回転角度90度の場合をそれぞれ示す。 同ガイド光照射装置を用いた杭打ち点設定のフローチャートである。 同ガイド光照射装置の作用効果を説明するための全体斜視図である。各図でダブプリズムの回転角度が異なっており、(A)がダブプリズムの回転角度0度の場合、(B)がダブプリズムの回転角度が45度の場合を示す。 同ガイド光照射装置の作用効果を説明するための側面図である。 第2の実施形態に係るガイド光照射装置の光学系の構成を示す概略平面図である。各図でダブプリズムの回転角度が異なっており、(A)がダブプリズムの回転角度0度の場合、(B)がダブプリズムの回転角度が45度の場合を示す。 図6(A)の側面図を示す。 同ガイド光照射装置の作用効果を説明するための全体斜視図である。各図でダブプリズムの回転角度が異なっており、(A)がダブプリズムの回転角度0度の場合、(B)がダブプリズムの回転角度が45度の場合を示す。
以下、本発明の具体的な実施形態を、図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るガイド光照射装置1の光学系の構成を説明するための概略平面図である。各図でダブプリズムの回転角度が異なっており、(A)がダブプリズムの回転角度0度の場合、(B)がダブプリズムの回転角度が45度の場合を示す。
ガイド光照射装置1は、一対の発光ダイオード4,5、直角ミラー3、コリメートレンズである投影レンズ6、ダブプリズム7を備える。
直角ミラー3は、二つの反射面3a,3bを有し、両者の成す角度は直角に構成されている。投影レンズ6の光軸L上で、投影レンズ6の後方焦点を通る光軸Lの鉛直線に、反射面3a,3bの稜線が一致するように、直角ミラー3は配置されている。
直角ミラー3の反射面3a,3bは、投影レンズ6を向いており、かつ光軸Lとは逆方向に等角度傾斜している。
一方の反射面3aの反射光軸La上には赤色の発光ダイオード4が、また他方の反射面3bの反射光軸Lb上には緑色の発光ダイオード5が、それぞれ配置されている。赤色の発光ダイオード4の光源4Sから出射された赤色光が反射面3aで、また緑色の発光ダイオード5の光源5Sからから出射した緑色光が反射面3bで、それぞれ反射し、光軸Lの鉛直線に発光色が二分された状態で、投影レンズ6に入射する。
投影レンズ6の出射面前方の光軸L上には、ダブプリズム7が配置されている。ダブプリズム7は、二つある傾斜面の一方を入射面7aとして、投影レンズ6からの光が入射面7aに入射して、入射面7aに投影レンズ6からの出射光が入射するように、かつその長手方向が光軸Lに平行となるように配置されている。ダブプリズム7は光軸Lを軸として回転可能に支持され、その回転角度θは調整可能となっている。
ここで、ダブプリズム7について、図2を用いて説明する。図2はダブプリズム7の回転角度θと、ダブプリズム7から出射した像の状態との関係を示し、各図それぞれでダブプリズム7の回転角度が異なっている。
ダブプリズム7は、図2に示すように、傾斜角度45度の等角台形を垂線方向へ押し出した外形を有する。二つある傾斜面の一方を入射面7a、他方を出射面7bとして、長手方向を軸として回転可動に支持されている。
図2(A)に示すように、ダブプリズム7を等角台形の面を上下面とするよう配置した場合では、入射面7aから像8Aを入射させると、出射面7bから得られる像8Bは、左右に反転したものとなる。
図2(A)の状態から、長手方向を軸にダブプリズム7を45度回転させると、入射面7aから同じ像8Aを入射させても、出射面7bから得られる像8Cは、左右に反転し、かつダブプリズム7の回転方向と同方向に90度回転したものとなる(図2(B)参照)。
図2(A)の状態から、長手方向を軸にダブプリズム7を今度は90度回転させると、入射面7aから同じ像8Aを入射させても、出射面7bから得られる像8Dは、左右に反転し、かつダブプリズム7の回転方向と同方向に180度回転したものとなる(図2(C)参照)。
このように、入射面7aに入射させた像は、ダブプリズム7を長手方向の軸周りに回転させると、ダブプリズム7の回転角度θに対して、ダブプリズム7の回転方向と同角度に角度2θ回転した状態で出射される。
この性質を利用し、ガイド光照射装置1ではダブプリズム7を光軸L周りに回転可能にかつ回転角度調整可能に支持し、ダブプリズム7を回転角度θが0度/45度で切替え可能であるように構成した。
なお、本実施形態においては、図2(A)に示すダブプリズム7の状態を基準として、等角台形面が上下面となる状態を回転角度0度、図2の回転方向を正として、図2(B)のダブプリズム7を回転角度45度状態とし、両者を切替え可能とした。
図1(A)に示すように、ダブプリズム7の回転角度θが0度の場合、入射面7aへの入射光は、左右に反転した状態で出射面7bより出射される。ダブプリズム7への入射光は光軸Lを基準に左右で異なる色の光であり、出射光は左右の色が反転しただけの形態となる。即ち、ダブプリズム7の回転角度θが0度の場合、光軸Lと境界として左右で異なる色のガイド光Gが出射する。
図1(B)に示すように、ダブプリズム7の回転角度θが45度の場合、入射光はダブプリズム7の回転角度θが0度の出射光の状態からダブプリズム7の回転方向と同方向に90度回転した状態となる。即ち、ダブプリズム7の回転角度θが45度の場合、光軸Lを境界として上下で異なる色のガイド光G’が出射する。
このように構成することで、ガイド光照射装置1は、左右で態様が異なるガイド光Gと、上下で態様が異なるガイド光G’の両方を選択可能に照射できる。
本実施形態では、ダブプリズム7を、光軸Lを軸として回動可能に支持し、図示しない回転機構によりダブプリズム7を回転させて、ダブプリズム7の回転角度θの調整により、ガイド光G,G’を選択的に照射するよう構成したが、45度回転した状態のダブプリズム7を投影レンズの出射面側の光軸上に配置/除去させる移動機構を設けることで、ガイド光G,G’の両方を照射できるように構成してもよい。
(使用方法)
ガイド光照射装置1が、光軸Lを基準として、左右で態様が異なるガイド光Gと、上下で態様が異なるガイド光G’の両方を照射可能であるように構成した。目標点となる照射点を杭打ち点とし、ガイド光G、G’を切り替えて照射することにより、杭打ち点の作業者が、左右方向にも前後方向にも作業者自身で方向を確認して、杭打ち点近傍までの移動することができる。
ガイド光照射装置1の使用方法として、ガイド光照射装置1を用いた杭打ち点の設定方法を、図3のフローチャート、及び図4,図5を用いて説明する。
図4に示すように、ガイド光照射装置1は、測距・測角機能を備えたトータルステーション2に、その照射方向とトータルステーション2の視準方向が略一致するように搭載される。
ステップS1として、まずトータルステーション2を既知点P0に設置する。
次に、ステップS2で、トータルステーション2に設定したい杭打ち点Pを入力して、トータルステーション2に杭打ち点Pを視準させる。
次に、ステップS3で、ガイド光照射装置1にまず左右で形態の異なるガイド光Gを照射させる。このとき、ダブプリズム7の回転角度θは0度である。ガイド光Gの照射方向と、トータルステーション2の視準方向は水平方向で略一致するように構成されているため、トータルステーション2の視準方向を基準として左右で色の異なる光がガイド光Gとして照射される(図4(A)参照)。
次に、ステップS4で、トータルステーション2のターゲットであるプリズム9が装備されたポール10を持った作業者は、視認されるガイド光Gの色により視準方向へ移動する。例えば、ガイド光Gは作業者から見て右側が緑色の光、左側が緑色の光となるよう構成されているため、作業者が緑色の光を確認したときには、杭打ち点Pよりも自身は右側にいることになるので、トータルステーション2と向き合って、現在地よりも左側に移動すればよい。ガイド光Gの色を確認することで、左右どちらに移動すべきかを作業者自身で確認でき、ガイド光Gの左右の色が均一に見える方向であるトータルステーション2の視準方向まで作業者は誘導される。視準方向に対する左右方向の誘導がガイド光Gによってなされる。
次のステップS5に移行し、作業者がガイド光照射装置1を遠隔操作する、もしくはトータルステーション2の作業者が連絡を受けて操作する等して、ダブプリズム7を45度回転させる。これによりガイド光Gは90度回転して、図4(B)に示すように、今度は照射方向(視準軸)を基準として上下で異なる色の光で形成されたガイド光G’が照射される。
次にステップS6として、作業者はガイド光G’の色を確認することで、視準方向に対する杭打ち点Pへの前後の移動方向を把握し、杭打ち点P近傍まで移動する。
このステップS6の前後方向の誘導を、図5を用いて説明する。トータルステーション2の器械高、及びプリズム9のプリズム高は既知であり、トータルステーション2に杭打ち点Pのプリズム9を視準させている。図5は前後方向の移動を説明するための説明図であり、図4(B)を既知点P0、杭打ち点P、および視準軸を含む鉛直面で切断した図となる。作業者は既にこの視準軸上まで誘導されており、杭打ち点Pまでの前後の方向とその距離が未知である。
図5に示すように、トータルステーション2は杭打ち点Pのプリズム9を視準しており、ガイド光G’は光軸L(視準軸に略一致)を基準として、上側が緑色の光、下側が赤色の光となるように構成されているため、プリズム9の高さを基準とすると、本実施例ではプリズム高の方がトータルステーション2の器械高(ガイド光照射光のレンズ高)より低いため、杭打ち点Pよりトータルステーション2側に近ければ赤色の光、杭打ち点Pより遠ければ緑色の光が確認される。作業者はプリズム高さに目線を合わせてガイド光G’の色を確認することで、移動方向を確認できる。例えば作業者が杭打ち点Pよりもトータルステーション2に近い点P1にいた場合、ポール10を地面に垂直に立ててプリズム9に目線を合わせると、赤色の光が確認される。このため、作業者はトータルステーション2と向き合って後方へ移動すればよいと判断できる。同様に、作業者が杭打ち点Pよりも離れた点P2にいた場合、ポール10を垂直に立ててプリズム9に目線を合わせると緑色の光が確認されるため、前方に移動すればよいと自身で判断できる。すでに左右方向の誘導はなされており、トータルステーション2と向き合って上下の色が均等に見えるまで移動することで、前後方向にも誘導がなされ、杭打ち点P近傍まで移動ができる。
おおよその位置まで誘導されると、次のステップS7に移行する。作業者のもつポール10に備えられたプリズム9をトータルステーション2で測距・測角することで正確な位置確認をし、杭打ち点Pを設定する。
次にステップS8に移行する。次の杭打ち点がある場合には、ステップS9に移行し、新たな杭打ち点をトータルステーション2に入力する。全ての杭打ち点の設定が終了するまでステップS2~S8を繰り返す。設定すべき杭打ち点が無くなると作業は終了する。
ガイド光照射装置1を、照射方向を基準として、左右で態様が異なるガイド光Gと、上下で態様が異なるガイド光G’の両方を照射可能であるように構成して、杭打ち点Pに向かってガイド光G,G’を順に照射することで、左右方向にも前後方向にも作業者を誘導することができる。光の色を確認することで作業者自身がどちらに移動すればよいか判断できるため、他者が誘導することなく、ガイド光G,G’のみで杭打ち点P近傍までの誘導がなされる。
(第2実施形態)
図6は、第2の実施形態に係るガイド光照射装置101の光学系の構成を説明するための概略平面図である。図1同様、各図でダブプリズムの回転角度が異なっており、(A)がダブプリズムの回転角度0度の場合、(B)がダブプリズムの回転角度が45度の場合を示す。第1の実施形態と同構成のものは同じ符号を付して、説明を省略する。図7は図6(A)の側面図である。図7においては、発光ダイオードは省略し、それぞれの光源のみ示している。また、便宜上照射光を着色して示している。また配置の重なるものについては、後方配置される側をカッコ内に示した。図8は、ガイド光照射装置101の使用状態を示す。
ガイド光照射装置101は、赤色発光ダイオード4A,4B、緑色発光ダイオード5A,5B、直角ミラー3、投影レンズ6、ダブプリズム7を備え、発光ダイオードを二対備える点が、第1の実施形態と異なる。
直角ミラー3を挟んで対向する赤色発光ダイオード4A,緑色発光ダイオード5Aと、赤色発光ダイオード4B,緑色発光ダイオード5Bの二対は、上下方向には光軸Lを基準として上下対称に配置されている。このため、上面視すると、同色の発光ダイオード同士は配置が重なる(図6においては、下方配置される側をカッコ内に示している)。
第1の実施形態同様、発光色の異なる一対の発光ダイオードにより、水平方向において光軸Lを境界線として左右で色の異なる光が直角ミラー3にて形成される。
図7に示すように、光軸Lよりも上方に配置された一対の発光ダイオード4A,5Aの光源4AS,5ASから出射した光は、直角ミラー3の上方部で反射して左右で色の異なるガイド光GAに形成され、全体として中央よりもやや上方から投影レンズ6に入射する。同様に、光軸Lよりも下方に配置された一対の発光ダイオード4B,5Bの光源4BS,5BSから出射した光は、直角ミラー3の下方部で反射して左右で色の異なるガイド光GBに形成され、全体として中央よりもやや下方から投影レンズ6に入射する。
それぞれのガイド光GA,GBの照射方向LA,LBは、水平方向には一致し、鉛直方向には所定の角度βを成して投影レンズ6から出射するように構成されている。光軸Lの後方焦点の鉛直線と稜線が一致する直角ミラー3で、ガイドGA,GB共に形成されるため、ガイド光GA,GBの境界線は鉛直方向に一致する。また角度βは、投影レンズ6から出射されるガイド光GA,GBの鉛直方向の拡散角度αよりも小さくなるように配置を調整されている。このように配置することで、ガイド光GA,GBはどの地点においても一部が重なる構成となり、ガイド光GA,GBでカバーされない隙間の発生を防止できる。
作業者に視認されるのは、ガイド光GA,GBを入射光としてダブプリズム7からの出射光の合成光である合成ガイド光SGとなる。第1の実施形態同様、ダブプリズム7が角度θだけ回転すると、合成ガイド光SGは2θ度だけ回転する。ダブプリズム7が回転角度0度の場合、左右で形態の異なるガイド光SGが出射され(図6(A)参照)、ダブプリズム7を45度回転させると、出射光は90度回転して、上下で形態の異なる合成ガイド光SG’がダブプリズム7の出射面7bから出射される(図6(A)参照)。
図8は、ガイド光照射装置101の使用状態を示したものであり、作用効果を説明するための説明図である。遠くからから合成ガイド光SGを確認すると、合成ガイド光SGは、複数の光源を個々に別れた状態ではなく、各光源を単一で見たときの明るさを足し合わせた一つの光源として見える。このため、合成ガイド光SGは、第1の実施形態のガイド光Gよりも、上下に延伸され、かつより明るい形態となる。
合成ガイド光SGの光到達距離が、第1の実施形態のガイド光Gよりも伸びるため、ガイド光照射装置101の使用距離(合成ガイド光SGを視認できる距離)を、より長いものとすることができる。
また、二対の発光ダイオードを使用して上記のように構成することで、合成ガイド光SGを視認できる範囲が上下方向に広がるため、第1の実施形態に比べ、見つけやすく上下に屈伸して合成ガイド光SGを探す手間が少なくなる。
以上、本発明の好ましい実施形態や変形例について述べたが、上記の実施形態は本発明の一例であり、これらを当業者の知識に基づいて組み合わせることが可能であり、そのような形態も本発明の範囲に含まれる。
1,101 ガイド光照射装置
3 直角ミラー
3a,3b (直角ミラーの)反射面
4,4A,4B 赤色発光ダイオード
4S,4AS,4BS (赤色発光ダイオードの)光源
5,5A,5B 緑色発光ダイオード
5S,5AS,5BS (緑色発光ダイオードの)光源
6 投影レンズ
7 ダブプリズム
7a (ダブプリズムの)入射面
7b (ダブプリズムの)反射面
G、G’、GA,GB ガイド光
SG、SG’ 合成ガイド光
S1~S9 ステップ
L 光軸
La、Lb 反射光軸
P 杭打ち点
α 鉛直方向の光の拡散角度
β (二つの照射方向が鉛直方向に成す)角度
θ (ダブプリズム7の回転の)角度

Claims (6)

  1. 作業者を誘導するためのガイド光を照射するガイド光照射装置であって、
    光軸を基準として左右で異なる態様の第1のガイド光と、光軸を基準として上下で異なる態様の第2のガイド光とを、選択的に照射可能である、
    ことを特徴とするガイド光照射装置。
  2. 作業者を誘導するためのガイド光を照射するガイド光照射装置であって、
    照射方向を中心として左右又は上下で異なる態様のガイド光を形成して照射する照射機構と、
    前記ガイド光の照射方向に配置され、前記ガイド光の光軸中心に前記ガイド光を90度回転可能な回転素子と、
    を備えることを特徴とするガイド光照射装置。
  3. 前記回転素子はダブプリズムであり、
    前記ダブプリズムは、前記ダブプリズムの傾斜面にガイド光が入射するように前記ガイド光の光軸と前記ダブプリズムの長手方向を一致させて配置され、前記ガイド光の光軸周りに回転角度を調整可能に支持される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のガイド光照射装置。
  4. 前記照射機構は、前記ガイド光の左右それぞれの形態の光を出射する一対の光源と、前記光源の出射光を左右で形態の異なる光に形成する光学部材と、前記左右で形態の異なる光を透過させて前方に出射する投影レンズとを備える、
    ことを特徴とする請求項1~請求項3に記載のいずれかガイド光照射装置。
  5. 前記一対の光源は光源同士が正対するように配置され、前記光学部材は二つの反射面が直角に構成される直角ミラーであって、前記一対の光源が前記二つの反射面に均等に入射して同方向へ出射するように、前記投影レンズの後方焦点を含む前記レンズの光軸の鉛直面に前記直角ミラーの稜線が一致するように、かつ前記一対の光源の間に前記二つの反射面が等角度となるよう配置される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のガイド光照射装置。
  6. 前記照射機構は、前記一対の光源を複数備えるよう構成され、前記複数の一対の光源からの合成光を前記ガイド光として照射する、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のガイド光照射装置。
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