JP7177478B2 - 荷重指示締結部品 - Google Patents

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Description

本発明は、締結部品に関し、特に荷重指示締結部品及び指示された荷重を計測する工具に関する。
用途によっては、たとえば、配管及び圧力容器ガスケット用のフランジ付きのボルト止め継ぎ手を含む圧力境界ボルト止め継ぎ手等の用途では、ボルトに作用する荷重を知ることが重要である。本明細書で使用する場合、「ボルト」は、頭部を備えているボルト及び頭部を備えていないボルトを含む。頭部を備えていないボルトは、「スタッドボルト」として知られている。個別のボルト内の荷重を計測し監視するのは、ボルト止め継ぎ手の安全な作業にとって有益であって、接触式および非接触式の両方のボルト荷重計測方法が知られている。
図1は、特許文献1に開示されている、スタットボルト4上で締め付けられることによって、その間で挟む力を発生可能なナット2及び3を備えている接触式ボルト荷重計測配置1を示している。そのため、第1のナット2内のボルトの領域は、第1の荷重受け部分5であって、第2のナット3内のボルトの領域は、第2の荷重受け部分6である。ナットは、2個のナット2、3の間の挟み力に対応している引張り荷重をボルト4に作用させ、ボルト4を歪ませる(つまり、より具体的には延ばす)。本明細書で使用する場合、「歪み」は、寸法の比として表される寸法の変化(たとえば、Lが寸法の大きさであって、δが寸法の大きさの変化を表しているときに、δL/L)を指す。物質の弾性領域においては、歪みは、物質の弾性的な性質を介して荷重に直接関連している。2個の領域5及び6の間のボルトの領域を、歪み可能部分7と呼ぶことができる。特許文献1において、穴がボルト内に軸線方向に穿たれており、ボルトは、ピンがねじ込まれるねじ山基部を有している。この製造の方法は、簡易性のために使用されるが、動く可能性のある接合部が追加され、動いた場合に行われるあらゆる計測の正確性が無効になる。図1において、穴11内の基準ピン10は、ボルト4と一体に示している。これは、環状の隙間を腐食させてピン10を形成することによって形成したり、より簡易には、穴11を穿孔し、それからピン10を根元12の位置で溶接したりすることができる。基準ピン10の根元12は、ボルト4の歪み可能部分7内に十分に入っており、それは、根元12と第1の荷重受け部分5との間の軸線方向の長さが、ボルトの歪み可能部分7上の軸線方向の荷重の変化による基準ピン10の外側の端部上の基準データム15とボルト4の端部上の歪みデータム表面16との間の相対的な運動を決定するからである。歪みデータムと基準データムとの間の軸線方向の距離は、ボルトに作用する引張り荷重に依存して変化するので、基準データム15と歪みデータム16との間の相対的な運動の計測によって、ボルトに作用する荷重を計算することができる。
ダイヤルゲージまたは同等品18を使用して基準データム15と歪みデータム16とに接触させて、それらの間の軸線方向の差を検出する。しかし、たとえば、図1に示している角度方向のずれによって、ダイヤルゲージ18は、基準ピン10の主軸線17に対して簡単にずれることがある。そのようなずれによって、歪みデータム表面16と基準データム15との間の軸線方向の距離の計測に誤差が発生し、歪みによる撓みによって作用する荷重の計測時には、そのような誤差によって計測結果が簡単に無価値になってしまうことがある。
図2は、本出願人の特許文献2で開示されているような接触型式のボルト荷重計測配置21を示している。これは、計測値がボルト内の荷重を正確に反映することを保証するように、多くの特徴を採用している。基準ピン10の根元12は、使用時のボルト4との間の起こり得る運動を避けるように、ボルト4と一体であって、この場合、環状の穴11の肩部23及び穴22の基部である歪みデータム16のように、基準ピンの根元12及び基準データム15の両方が、ボルトの歪み可能部分7内にある。これは、ボルトを締めることによって荷重が調整されるときに変化する可能性のあるボルト4に対するナット2の位置によるあらゆる誤差を無くすのに役立ち、基準データム表面および歪みデータム表面をボルトがゼロ(または他の既知の)荷重の時に実質的に同一平面になるように機械加工ができるようにする。図1の歪みデータムは、歪み可能部分の長さ内に無いので、図1に示しているような配置におけるナット2の位置のそのような変化は、計測される歪みが発生しているボルト長さを効果的に変化させる。
また、図2において、ボルトの端部における穴22に正確に揃っている計測工具25上でのプローブ24の使用は、計測の精度に貢献する。穴22は、計測工具とボルト上のデータム表面との間の同心型のずれを減少させることができる。長さが十分で、プローブ24に対する締まり嵌めの許容差の穴22の使用も、角度のずれ(たとえば、図1に示している型)による基準データム15と歪みデータム16との間のあらゆる計測の誤差を最小化することを保証する。本出願者による先行文献は、データム表面の不一致による誤差を無くすことを保証するために、ボルトに対する計測工具の回転位置を割り出す選択肢も提供しており、そのような不一致の例は、基準ピン、ボルト、または計測工具プローブの主軸線に対するデータム表面の直角度の誤差、またはデータム表面の表面仕上げが不十分でボルトに対する工具の回転の向きに依存してプローブが表面上のさまざまな高い点を検出することである。図2に示している配置は、ボルトの荷重の計測について非常に高い精度と反復性を提供するが、ボルトの機械加工は簡単でも安価でもなく、歪み可能部分の内部のデータム表面に到達するのに必要なプローブの長さには、ボルトの端部とあらゆる周囲の構造つまり部品との間の相当な最小隙間が必要である。また、プローブの大きさは、比較的小さいボルトに収容するのが困難で、発明を適用可能なボルトの最小の大きさが限定される。
国際公開第2010/140002号 国際公開第2016/015092号
そのため、既知の配置の少なくとも1個の欠点を克服するボルト内の荷重を測定するボルト及び/または工具を提供するのが好ましい。
本発明の第1の態様によれば、締結部品であって、第1の荷重受け部分及び第2の荷重受け部分と、第1及び第2の荷重受け部分の間の歪み可能部分と、歪みデータムを外側の端部に有している揃え凸部を有している計測端部と、締結部品の計測端部から延びており、締結部品の歪み可能部分内に位置している基準ピン根元肩部を有しているキャビティと、根元端部と基準端部とを有している基準ピンであって、基準ピンの根元端部はキャビティ内の基準ピン根元肩部に固定されており、基準ピンの基準端部は、基準データムを有している、つまり定めている基準ピンと、揃え凸部は、係合部分軸線長さに垂直な係合幅を有している係合部分を有しており、係合部分軸線長さは、係合幅の少なくとも0.9倍、または非円形外側輪郭の場合は断面積の平方根に少なくとも等しい、締結部品が提供される。
そのため、締結部品に作用する荷重、つまり歪み可能部分に作用する引張り荷重に依存して歪みデータムと基準データムとの間の軸線方向の距離が変化する。
締結部品の計測端部から延びているキャビティは、歪みデータムから、揃え凸部を通して、歪み可能部分内まで延びることができることが理解される。
たとえば、円柱状揃え凸部の円周表面及び外部基準データム及び歪みデータムの表面などの外部揃え表面を設けることには、内部の揃え、基準データムの表面、及び歪みデータムの表面よりも機械加工がより低価格であって、より小さい大きさのボルトで機械加工できるという利点がある。揃え表面の最小長さ、つまり、外部揃え凸部の係合部分の最小長さの使用は、内部の揃え穴の精度の利点の多くを依然として維持している。
揃え凸部は、締結部品の計測端部と一体であってもよい。
キャビティは、締結部品の歪み可能部分内に位置している歪み可能部分データム肩部をさらに有してもよく、締結部品は、歪み可能部分データム肩部接触端部と歪みデータム端部とを有しており、歪みデータム端部は、揃え凸部と歪みデータムとを有している歪みデータムスリーブをさらに有しており、たとえば、揃え凸部はスリーブと一体であって、スリーブの反対側の端部は、締結部品の残りの部分に固定されている。
本発明の1個または2個以上の態様は、締結部品であって、第1の荷重受け部分及び第2の荷重受け部分と、第1及び第2の荷重受け部分の間の歪み可能部分と、揃え凸部を有している計測端部と、締結部品の計測端部から延びているキャビティであって、基準ピン根元肩部と歪み可能部分データム肩部とを有し、基準ピン根元肩部と歪み可能部分データム肩部が締結部品の歪み可能部分内に位置しているキャビティと、根元端部と基準端部とを有している基準ピンであって、基準ピンの根元端部はキャビティ内の基準ピン根元肩部に固定されており、基準ピンの基準端部が基準データムを有している、あるいは定めている基準ピンと、歪み可能部分データム肩部接触端部と歪みデータム端部とを有しており、歪みデータム端部は、歪みデータムを有している、つまり定めている歪みデータムスリーブと、を有し、揃え凸部は、係合部分軸線長さに垂直な係合幅を有している係合部分を有しており、係合部分軸線長さは、係合幅の少なくとも0.9倍、または非円形外側輪郭の場合は断面積の平方根に少なくとも等しい、締結部品を提供してもよい。
締結部品の計測端部から延びているキャビティは、揃え凸部を通して、歪み可能部分内まで延びることができることが理解される。
揃え凸部は、計測工具と係合する外側の、円周の、つまり周辺の係合表面を有していてもよい。たとえば、凸部は、円柱状とすることが可能で、その場合、係合幅は、円柱状の凸部の直径となる。
基準ピンは、基準ピンの根元端部と、歪み可能部分と荷重受け部分との間の境界との間の、締結部品の計測端部に向かっている第1の部分と、第1の部分と基準ピンの基準端部との間の第2の部分とを有していてもよい。締結部品に荷重が作用していないときに、基準データムの最も高い点から歪みデータムの最も高い点までの軸線方向の距離は、基準ピンの第1の部分の軸線方向の長さの1/1000未満、好ましくは1/2000未満、または高い精度のためには好ましくは1/4000未満であってもよい。
本発明の締結部品のあらゆる態様は、少なくとも2箇所での外側の輪郭によって囲まれている横断方向の断面積の平方根に少なくとも等しい軸線方向の間隔長さだけ離れている少なくとも2箇所で計測工具と係合するように構成されている揃え凸部を有していてもよい。
揃え凸部の係合部分軸線方向長さは、係合幅の少なくとも1.5倍であってもよい。揃え凸部は、少なくとも2箇所での外側の輪郭によって囲まれている断面積の平方根の少なくとも1.5倍の軸線方向の間隔長さだけ離れている少なくとも2箇所で計測工具に係合するように構成されていてもよい。揃え凸部の係合部分軸線方向長さは、係合幅の少なくとも2倍であってもよい。揃え凸部は、少なくとも2箇所での外側の輪郭によって囲まれている断面積の平方根の少なくとも2倍の軸線方向の間隔長さだけ離れている少なくとも2箇所で計測工具に係合するように構成されていてもよい。
揃え凸部の係合幅は、ISO緩い動き嵌めc11よりも広くない許容差を有していてもよい。その代わりに、揃え凸部の係合幅は、ISO自由動き嵌め許容差d9よりも広くない、ISO締まり動き嵌め許容差f7よりも広くない、ISO摺動嵌め許容差g6よりも広くない、またはISO位置決め隙間嵌め許容差h6よりも広くないよりきつい許容差を有していてもよい。本明細書で使用されるISOは、一般的に認識されている国際標準化機構(ISO)及びISOによって設定されている関連する標準を指す。
締結部品は、工具を保持する保持部分または保護キャップを揃え凸部上に有していてもよい。
本発明の1個または2個以上の態様は、前述の締結部品の何れかと、揃え凸部を受け入れる揃えキャビティを有している計測工具とを有しているシステムを提供する。揃えキャビティと揃え凸部との間の嵌め合いは、最も緩い場合は動き嵌めであってもよい。たとえば、嵌め合いは、最も緩い場合、実質的に米国規格協会(ANSI)RC6動き嵌め、好ましくは、最も緩い場合、摺動嵌め、または計測精度の向上及び信頼性のために、最も緩い場合、締まり摺動嵌めであってもよい。
揃えキャビティは、揃え凸部の周囲に係合し、係合部分の軸線方向の係合長さについて、工具は、信号または読み出し値を生成するように構成されていることが好ましく、揃えキャビティ及び揃え凸部との間の嵌め合いは、たとえば、締結部品の主軸線に垂直な軸線を中心とした工具の回転に関連している信号または読み出し値の変動を減少させるか実質的に無くすように、工具が締結部品に実質的に揃っていることを保証してもよい。
締結部品および工具は、締結部品に対する工具の回転を制限するように連動可能な特徴を有していてもよい。たとえば、締結部品及び工具は、工具が信号または読み出し値を発生するように構成されている時に、(たとえば締結部品の主軸線を中心とした工具の回転に関連している)信号または読み出し値の変動が減少するか実質的になくなるように、締結部品に対する工具の実質的に一貫している回転位置を保証する特徴を有していてもよい。
締結部品の揃え凸部の係合部分の係合幅上及び工具の揃えキャビティの幅上の2点の許容差範囲は、傾斜度、直線性、及び同心度の変動が、揃えキャビティと揃え凸部との間の嵌め合いに対応する2点許容差範囲によって定められるエンベロープを超えないことを保証するエンベロープ要件指定子を各々が有していてもよい。
本発明の1個または2個以上の態様は、締結部品に作用する荷重を確認する方法を提供してもよく、計測工具は、荷重に対応している信号または読み出し値を生成するように構成されていてもよい。方法は、係合長さによって揃えキャビティが揃え凸部に係合するように、工具を締結部品に係合させ、嵌め合い及び係合長さは共に、工具の回転に関連している信号または読み出し値の変動を減少させるか実質的に無くすように工具と揃え凸部とが実質的に揃っていることを保証しているステップを有していてもよい。
本発明の1個または2個以上の態様は、締結部品に作用する荷重を確認する工具であって、工具を揃えるように揃え凸部に係合する揃えキャビティと、歪みデータムに接触する歪みデータム接触部分と、基準データムに接触する基準データム接触部分と、を有する工具を提供してもよい。
工具の揃えキャビティは、工具を揃えるISO H9よりも広くない穴許容差を有していてもよい。その代わりに、揃えキャビティは、工具を揃えるために、ISO許容差H8よりも広くない、ISO許容差H7よりも広くない、またはISO許容差H6よりも広くない穴許容差を有していてもよい。
工具は、変形可能部分と、歪みゲージと、をさらに有してもよく、歪みデータム接触部分と基準データム接触部分とは、変形可能部分から離れるようにそれぞれ延びており、歪みデータムまたは基準データムそれぞれに同時に係合するように互いに対して移動可能で、変形可能部分は、相対運動によって変形するように配置されており、歪みゲージは、変形の指標を提供するように配置されていてもよい。変形可能部分はダイアフラムであってもよい。
揃えキャビティは、係合幅と係合長さとを有してもよく、揃えキャビティの係合長さは、係合幅の少なくとも0.9倍または非円形外側輪郭の場合は揃えキャビティの断面積の平方根に少なくとも等しくてもよい。その代わりに、揃えキャビティの係合長さは、係合幅の少なくとも1.8倍または非円形外側輪郭の場合は揃えキャビティの断面積の平方根の2倍に少なくとも等しくてもよい。
工具は、工具を締結部品上に保持する保持部分をさらに有してもよい。その代わりに、または追加で、工具は、基準データム接触部分の1つを保持部分に対して偏倚させる偏倚部分をさらに有してもよい。
本発明の好ましい態様を示している添付の図面を参照して本発明をさらに説明するのは便利であろう。本発明の他の実施形態が可能であって、その結果、添付の図面の具体性は、本発明の前述の説明の一般性に置き換わるものと理解すべきではない。
図1は、従来技術のボルト及び計測工具の断面図である。 図2は、それらの間の揃えを実現する従来技術のボルト及び計測工具の断面図である。 図3は、本発明の実施形態のボルト及び計測工具の断面図である。 図4は、図3のボルトの断面図である。 図5は、図3の計測工具の断面図である。 図6は、本発明の代替の実施形態の計測工具の断面図である。 図7は、図5の計測工具及び本発明の実施形態の代替のボルトの断面図である。 図8は、図7のボルトの断面図である。 図9は、図5の計測工具及び本発明の実施形態の代替のボルトの断面図である。 図10は、図9のボルトの断面図である。 図11は、本発明の形態を実施するボルト及び計測工具の断面図である。 図12は、本発明のさらなる実施形態のボルトの断面図である。 図13は、図11の計測工具の断面図である。
図3は、それらの間が歪み可能部分7であるボルトの第1及び第2の荷重受け部分5及び6を定めているナット2及び3を備えているボルト4を有しているボルト荷重計測配置31を示している。ボルト荷重計測配置31は、信号線50によって荷重監視システム及び/または力表示装置51に接続されている計測工具40も有している。図4は、明確さのために計測工具を省略した図3のボルトだけを示しており、図5は、明確さのためにボルトを省略した図3の計測工具を示している。図3及び4において、基準ピン10は、穴11の根元に固定されるか、または一体であって、ピンはたとえば環状の穴11の放電加工によって、または穴11をドリル加工して穴の根元12に基準ピン10を溶接することによって形成されている。穴22の肩部23は、ボルト4の歪み可能部分7内に位置している歪み可能部分データム肩部を定めている。歪みデータムスリーブ32は、歪み可能部分データム肩部23に、好ましくは溶接によって固定されており、外側端部の位置に歪みデータム表面16を有している。歪みデータムスリーブ32は、歪みデータムスリーブの端部まで延びている基準ピン10の周囲をそれが通過できるようにする穴33を有している。基準データム15は、基準ピン10の外側の端部上にあって、歪みデータム16は、歪みデータムスリーブ32の外側の端部上にある。
歪みデータムスリーブの外側の端部は、図3では、計測工具40がその上に係合している揃え凸部34を有している。ボルトの通常動作時には(たとえば、ボルトの歪みつまり荷重の定格内では)、揃え凸部34がボルト4の本体に決して干渉しないように、ボルト4の本体の端部と揃え凸部34との間には隙間35が残っている。凸部34と工具40との間の嵌め合いは、正確なデータム相対位置計測及びそのため正確な荷重計測のための揃え精度の達成には必須であるので、揃え凸部34は、凸部34の幅38(たとえば、円柱状の揃え凸部については外側の直径表面36)の効率的で正確な加工のためには、円柱状であることが好ましい。係合表面36の両端部の間の長さは、計測工具40と揃え凸部34との間の最大の可能な係合長さ37である。係合幅は、基準ピン10つまりボルト4の主軸線17に実質的に垂直であって、係合長さは、軸線方向、つまり基準ピン10つまりボルト4の主軸線17に実質的に揃っている。本質的に、係合接触は係合長さ37のいずれかの端部の位置の点においてであって、そのため揃え凸部の中心部分は、くびれるようにしたり、無くしたりすることができる。計測工具40の揃えが十分に正確になるように、係合長さ37は、係合幅38の少なくとも0.9倍(つまり揃え凸部の幅または直径の0.9倍)であることが必要であり、それは、係合長さ37は、揃え凸部34の外側表面36を境界とする断面積の平方根に少なくとも等しいことが必要であるということとほぼ同じである。係合長さ37は、揃え凸部34の外側表面36を境界とする断面積の平方根の少なくとも1.5倍、つまり係合幅38の少なくとも1.5倍であることが好ましい。精度をさらに増加させるには、係合長さ37は、揃え凸部34の外側表面36を境界とする断面積の平方根の少なくも2倍、2.5倍、またはそれどころか3倍(つまり、係合幅38の2、2.5、またはそれどころか3倍)であることが好ましい。
計測工具の回転位置が固定されていないか、一般的な位置に割り出されていないときに、基準データムと歪みデータムとの間の軸線方向の距離の計測の変動を限定するために、基準データム表面及び歪みデータ表面の軸線方向の振れは、ボルトの歪み可能部分内にある基準ピン10の機能長さ(つまり第1の部分)39に比例して定まる最大の大きさであることが好ましい。基準ピンは、ボルト4の歪み可能部分7の非歪み長さ、より具体的には、基準ピン10の根元12と歪み可能部分データム肩部23との間にある歪み可能部分の長さ39に対する基準長さを提供し、たとえば、基準ピンの機能長さ39は、ボルトが荷重下にないときの基準ピンの根元12と歪み可能部分データム肩部23との間の距離と同じ長さの基準ピンの第1の部分である。基準ピンの残りは、歪みデータムスリーブ32が歪み可能部分データム肩部から歪みデータムスリーブの外側の端部上の歪みデータム表面16までの剛性のある延長部分を提供するのとほとんど同じ態様で、歪み可能部分データム肩部23と同一平面の基準ピン上の点から基準ピン10の外側の端部上の基準データム15までの剛性のある延長部分をまさに実質的に提供する。基準データム15及び歪みデータム16の表面の軸線方向の振れは、基準ピン10の機能長さ39の100分の1(1/100)未満であるのが理想的である。これは、両方のデータム表面の高い点の間の所望の軸線方向の最大距離の名目上10倍に該当し、基準ピン10に対する所望の直角度許容差限界内にデータム表面を維持して、揃え凸部に対する工具の回転位置が制限されないときに、相対データム位置の工具40による計測値の変動を最小化するために設けられる。その代わりに、回転位置の特徴(不図示、しかし一方の部分のキー溝及び他方の部分のキー)を使用して、計測値が各データム表面上の一貫した点の間にあることを保証するように、計測工具の回転位置をボルトまたは揃え凸部に対して固定することができる。
同様に、データム表面が実施的に同一平面となるよう研削するか機械加工することができるように、指定された荷重、通常ゼロ荷重のときに、基準データム及び歪みデータムが実質的に同一平面上にある場合、基準データムと歪みデータムとの間の軸線方向の距離の計測によって、ナット2と3との間のボルトに作用する荷重に直接比例するそれらの間の相対変位が求められる。この場合に有用な正確な荷重の指標を得るためには、実質的に同一平面のデータム表面の許容差には、基準データム15上の(計測工具40が接触する)高い点と歪みデータム16上の高い点との間の軸線方向の距離が基準ピン10の機能長さ39の千分の1(1/1000)未満であることが必要である。基準データム15上の高い点と歪みデータム16上の高い点との間の軸線方向の距離の最大許容差は、基準ピン10の機能長さ39の2千分の1(1/2000)未満であることが好ましく、より正確な荷重計測には、基準ピン10の機能長さ39の4千分の1(1/4000)であることが好ましい。
計測工具とボルトとの間の角度のずれが許容可能な限界内にあることを保証して、図1に示している誤差を防止するために、揃え凸部34の係合表面36と基準ピン10との間の半径方向の振れ全体は、理想的には、図5からわかる歪みデータム接触プレート44の歪みデータム接触表面51の外側の幅つまり外径54を含んでいる所定の関数未満である。所定の関数は、基準ピン10の係合長さ37(たとえばL37)と機能長さ39(たとえばL39)との積を500と歪みデータム接触プレート44の歪みデータム接触表面の外径54(たとえばL54)との積で除した結果、つまり次のようであることが望ましい。
Figure 0007177478000001
工具とボルトとの間の所望の角度揃えを維持するために、計測工具40の本体41内の揃えキャビティの係合穴42と揃え凸部34の係合表面36との間の嵌め合いが、係合穴に対してH9許容差及び揃え凸部係合幅に対してe8許容差が必要な米国規格協会(ANSI)クラスRC6嵌め合い等の最も緩い動き嵌めであることを保証することが好ましい。計測結果の精度及び信頼性を増加させるために、係合穴許容差は、国際標準化機構(ISO)緩い動き嵌めから、自由動き嵌め、容易な動き嵌め、摺動嵌め、締まり隙間嵌めに厳格化することができる。これらの嵌め合いは、2点許容差の対として一般的に指定されており、つまり、揃えキャビティ43の係合穴42または揃え凸部34の係合幅38の直線性(または、逆にうねり)を指定していないのに対して、各許容差に対するエンベロープ要件指定子の使用によって、揃え凸部と計測工具との間の嵌め合いに十分に直線性があることを保証することができる。たとえば、揃えキャビティに対する許容差は、ISO許容差H9についてのISO 8015によるエンベロープ要件を指定しているH9Eとして指定可能であって、つまり、エンベロープ要件指定子、つまり記号Eを使用すると、キャビティの穴がその長さに沿ってH9許容差窓内にあることが必要になって、基本的なH9許容差だけの穴には特に存在しない直線性要件が加わる。
計測工具40を図5により詳細に示しており、検知素子をより明確に見ることができる。また、揃えキャビティ43を、ボルトの揃え凸部の存在なしに、明確に見ることができる。揃えキャビティ43の幅、つまり直径は、係合穴42によって形成されている。計測工具がボルト上に無いときには、球45は、ダイアフラム46を撓ませない。しかし、使用時には、球45が締結部品、つまりボルト上の基準データムに接触し、ダイアフラムに接触して撓ませ、ボルトが無荷重の時にダイアフラムの撓みが最大になる。使用時には、歪みデータム接触プレート44上の歪みデータム接触表面53には荷重が作用して、コイルばね48によってボルト上の歪みデータム(図3及び4の16)に接触する。歪みデータム接触プレート44は、ダイアフラム46を定位置に保持するキャリヤ47に固定されている(この例ではねじ込まれている)。キャリヤ47には、使用時に歪みデータム接触プレート44と締結部品つまりボルト上の歪みデータムとの間の接触が確実ではあるが、計測値を歪ませる可能性があるほど強すぎることがないことを保証するように、コイルばね48によってばね荷重が作用している。キャリヤ47の計測工具40の本体41内での嵌め合いは、データム接触要素44と45を保持しているキャリヤ47との間のずれを制限するように、十分にきつく許容差が設定されている必要があり、たとえば締まり摺動嵌めである。歪みゲージ49は、ダイアフラム46及び球45に関連しているダイアフラムの歪みを計測し、歪みゲージは、(図3に示しているような)荷重監視システム及び/または力表示装置に信号線50によって接続されている。
図5のキャリヤ47の長さが限定されているので、キャリヤ47と計測工具40の本体41との間のきつい許容差の嵌め合いが必要である。キャリヤ47と本体41との間のより緩い摺動嵌め合いを許容するために、キャリヤの長さを増加させるのが有利になる。これによって、図5の計測工具の長さが増加することになる。しかし、図6は、同じ歪みデータム接触プレート44を有している代替の計測工具40を示している。この計測工具において、キャリヤは、揃えスリーブ部分55及びばね位置決め部分56に分割されている。ここでは、揃え工具40の係合穴42は、キャリヤの揃えスリーブ部分によって形成されており、主軸線57を有している。この配置によって、計測工具の係合穴42の主軸線57と図3及び4のボルトの基準ピン10の主軸線17との間のあらゆるずれに寄与する許容差を減少させることによって、ボルトデータム表面と工具計測表面との間の許容差の累積が減少し、計測工具40の長さを短縮できる。コイルばねを、波形ばねなどのより短いばねに置き換えたり、計測工具40の長さをさらに短縮するように、ばねを歪みデータム接触プレートの外側の周囲に移動すしたりすることができる。
図7は、締結部品つまりボルト4の代替の構成における同じ計測工具40を示している。接触型式のボルト荷重計測配置31は、図7の揃え凸部34が、ここではボルト4の本体の一部であって、歪みデータムスリーブ32の一部ではないことを除いて、図3に示している原理と同じ原理で動作する。そのため、歪みデータム16は、揃え凸部の一部ではないが、依然として、歪みデータムスリーブ32の外側の端部の位置にあって、計測工具40の歪みデータム接触プレート44は、揃え凸部34には接触していないが、依然として、歪みデータム16に(図5の記述で説明した歪みデータム接触表面53の位置で)接触している。図7及び8に示しているように揃え凸部34の係合幅38及び長さ37には、図3及び4の揃え凸部について説明したように、同じ嵌め合い、許容差、および関係が必要である。計測工具40の本体41とボルト4との間の軸線方向の隙間35は、図5に関連して説明したように、ばね荷重が作用しているキャリヤ47が歪みデータム接触プレート44の所望の荷重を歪みデータムに作用させることができるように、工具がボルト4の本体上ではなく、揃え凸部34の外側の端部上で底をつくことを保証するために存在している。
図3から13のあらゆる配置において、ボルト4及び計測工具40は、計測工具のボルト上の正しい軸線方向の位置が、計測工具の軸線方向の位置決め配置(不図示)によって決定できるように、保持配置を有することができる。この計測工具軸線方向位置決め配置は、計測工具40をボルト4に対する固定された軸線方向の位置に偏倚させるつまり保持するように、一方の部分のばねクリップ及び他方の部分のチャネルを有することができる。その代わりに、工具がボルト上で軸線方向に保持されることを保証するように、工具がボルトにねじ込まれるように、ねじ山付きの部分を設けることができる。その代わりに、計測工具軸線方向位置決め配置は、回転の位置決めを実現するように溝に追従する玉軸受を有することができ、1個または2個以上の玉軸受は、計測工具をボルト上に保持するように、いったん着座したときに軸線方向の偏倚を実現するように戻り止めカップを有することができる。
図9は、締結部品つまりボルト4のさらなる代替の構成における図5と同じ計測工具40を示している。接触形式のボルト荷重計測配置31は、図3及び7に示している原理と同じ原理で動作する。しかし、この場合、揃え凸部34は、ここではボルト4の本体の一部であって、歪みデータム表面16を有しており、歪みデータムスリーブは存在しない。そのため、基準ピン10の機能長さ39は、ここでは、基準ピン10の根元12から歪み可能部分7と第1の荷重受け部分4との間の境界までの軸線方向の距離となる。歪み可能部分7と第1の荷重受け部分4との間の境界から基準データム表面15までの基準ピンの残りの部分は、基準ピンを機能長さの端部から容易にアクセス可能な外部表面(基準データム表面15)まで延ばすように作用する。同様に、基準ピン機能長さと比較されるのが有効な歪み可能部分の機能長さは、基準ピン10用の穴11の根元12から歪み可能部分7と第1の荷重受け部分4との境界までの、機能長さ39と同じ軸線方向の領域である。そのため、ナット2の軸線方向の位置はスタッドボルト4上で変化可能で、それが基準ピン10の機能長さ39及び基準ピンの機能長さと比較されるのが有効な歪み可能部分の機能長さを変化させることになり、両者は同じ向きに同時に変化する。そのため、基準データム15及び歪みデータム16の相対的な変位から計算される歪みの誤差は、図3及び7の構成における誤差よりも大きいが、用途によっては依然として許容可能であって、出願人の以前の国際特許出願公開で開示されていたもの以外のほとんどの従来の締結部品荷重計測配置よりもより反復可能な計測結果が依然とし得られる。
図9及び10に示しているように揃え凸部34の係合幅38及び長さ37にも、図3及び4の揃え凸部について説明したように、同じ嵌め合い、許容差、および関係が必要である。
図10に示している図9のボルトは、図2、3、4、6、及び7のボルトよりも製造がより簡易であって、歪みデータムスリーブを作ったり、ボルトにデータムスリーブを受け入れる穴を形成したりする必要がない。穴11をドリル加工することが可能で、それから、基準ピン10を穴11の根元12に溶接または固定するか、たとえば、基準ピンをボルト材料から形成するように、環状孔11を放電加工によって切削することができる。たとえば、揃え凸部の端部を研削することによって、歪みデータム及び基準データムとなる表面の非常に正確な仕上げが可能になり、それから、環状の穴11を放電加工することによって基準ピン10を形成することができる。これは、たとえば、軸線方向の振れの相対誤差を最小にするために、基準データム及び歪みデータムが共に機械加工されることを意味している。
図11は、代替の計測工具40及びスタットボルトではなく6角頭付きボルトである、さらなる代替のボルト4を示している。そのため、ボルト4の第1の荷重受け部分5は、ここでは、ボルトの頭61内にある。基準ピン10、歪みデータムスリーブ32、及び揃え凸部34の構成は図7及び8と同じである。図11において、ボルト上のねじ部62は、歪み可能部分7のほとんどにわたって、そして基準ピン10の機能長さつまり第1の部分の周囲で連続している。しかし、ナット3が歪み可能部分7のほとんどを通してねじ込まれることは意図されていないので、これは必要ではない。そのため、図12に示しているように、ボルトは、ねじ山の無いより長い軸63を持つことができる。
図11のボルト4及び計測工具40は、ボルト上の揃え凸部34に相対的な計測工具40の軸線方向及び/または回転方向の位置を提供する保持配置70も有している。図示の保持配置は、戻り止め球型であって、玉73が計測工具40の半径方向の穴74内にあって、溝75内のばねクリップによって内向きに弾性的に偏倚されている。計測工具40は、揃え凸部34上に挿入されているので、戻り止め玉73は、揃え凸部内に形成されている溝つまりチャネル71内に進入し、これによって軸線方向の位置決め機能が実現される。溝つまりチャネル71は、計測工具軸線方向位置決め配置の保持部分を効果的に構成する。それから、揃え凸部内の戻り止めカップ72に玉が係合するまで計測工具を回転させることが可能で、回転方向及び軸線方向の位置決めが実現される。図12の保護キャップ64も、キャップの軸線方向の位置を実現する溝つまりチャネル71に係合するばね付勢戻り止め玉73を有している。
図12のボルトも、6角形の頭付きのボルトであるが、正方形の頭など把持可能な任意の形態の頭を使用可能である。歪みデータムスリーブを含まない基準ピン10及び揃え凸部34の構成は図9及び10と同じである。揃え凸部を覆っている図示の保護キャップ64は、係合表面36、基準データム15、及び歪みデータム16を腐食や他の損傷から保護するのを助け、ごみが環状孔11に進入するのを防止するように設けられていることが好ましい。
図11の計測工具41をより詳細に図13に示しており、図5の計測工具と同様であるが、(ボルト上の基準データム及びダイアフラム46に接触するように設けられている)玉45がピン66に置き換えられている。同様に、歪みデータム接触プレート44は、ピン66の周囲に軸線方向に延びている筒状の部分つまりスリーブ67を有している。工具40の揃えが前述のような所望の許容差内となるように、係合穴42を構成している揃えキャビティ43が設けられている。ダイアフラム46、キャリヤ47、ばね48、及び歪みゲージ49等の残りの部品は、前述のように動作する。図5のように、計測工具40がボルトに係合していないときは、ばね48はキャリヤ47を工具の本体41に軸線方向に接触するように付勢する。ピン66は、ダイアフラムを撓ませないか、または少なくとも計測工具が使用中ほどには撓ませない。スリーブ67及びピン66の係合穴42に対するどのようなずれも、揃え凸部34の外側表面36、計測工具40の係合穴42、及び基準ピンの主軸線(図11及び12の17)の間のずれを増加させる。そのため、計測工具の本体41内でのスリーブ67の嵌め合い及びスリーブ67が本体41に係合する長さは、基準データム表面及び歪みデータム表面15及び16と、それらのデータムに接触する計測工具表面、たとえば球45の表面及びプレート44上の歪みデータム接触表面との間の全体の許容差の範囲に影響する。
図3、4、7、8、及び11の歪みデータムスリーブは、図2の歪みデータム表面を歪み可能部分の内部からボルトの外側の端部まで効果的に延ばしており、図2の従来技術の配置ほど正確ではないものの、図1、及び図9、10、及び12のように歪み可能部分と歪みデータム16との間にボルト4の第1の荷重受け部分5が含まれるよりも正確な荷重計測を達成するには依然として好ましい。しかし、図9から12の揃え凸部の特徴は、信頼性の高い荷重計測を達成できるので、依然として図1よりも好ましい。図3、4、及び7から12の揃え凸部の特徴は、ボルト上で計測工具40と基準データム表面15及び歪みデータム表面16との間の半径方向及び角度方向の揃えの両方を実現する。半径方向の揃えは、計測表面と工具と間の同心性を保証するのに役立つ。角度方向の揃えは、計測工具が計測表面に垂直であることを保証するのに役立つ。角度方向の揃えは、計測表面及びデータム表面の厳格な振れ許容差設定と共に、計測の信頼性を大きく改善する。これが、今度は、計測結果の反復性、つまり、ボルト荷重計測の精度を改善する。ボルトに荷重が作用していないときに、基準データム表面15及び歪みデータム表面16が実質的に同一平面であることを保証する厳格な振れの許容差の設定によって、各ボルトの初期長さの計測、すべてのボルトについての初期長さ計測値の記録の保持、及び歪みを計測しボルト上の荷重を計算する時に特定のボルトについての初期長さ計測値の参照の必要性を無くすこともできる。

Claims (28)

  1. 締結部品であって、
    第1の荷重受け部分及び第2の荷重受け部分と、
    第1及び第2の荷重受け部分の間の歪み可能部分と、
    歪みデータムを外側の端部に有している揃え凸部を有している計測端部と、
    締結部品の計測端部から延びており、締結部品の歪み可能部分内に位置している基準ピン根元肩部を有しているキャビティと、
    根元端部と基準端部とを有している基準ピンであって、基準ピンの根元端部はキャビティ内の基準ピン根元肩部に固定されており、基準ピンの基準端部は、基準データムを有している基準ピンと、
    を有し、
    揃え凸部は、少なくとも1つの周辺の係合表面を有する係合部分を有し、前記係合部分は、前記少なくとも1つの周辺の係合表面によって少なくとも一部が定義される係合幅を有し、前記係合幅は係合部分軸線長さに垂直であり前記係合部分軸線長さは、係合幅の少なくとも0.9倍、または非円形外側輪郭の場合は断面積の平方根に少なくとも等しい、
    締結部品であって、
    前記揃え凸部の係合幅は、ISO c11よりも広くない許容差を有している、締結部品。
  2. 揃え凸部は、締結部品の計測端部と一体である、請求項1に記載の締結部品。
  3. キャビティは、締結部品の歪み可能部分内に位置している歪み可能部分データム肩部をさらに有し、
    歪み可能部分データム肩部接触端部と歪みデータム端部とを有する歪みデータムスリーブであって、歪みデータム端部は、揃え凸部と歪みデータムとを有している歪みデータムスリーブをさらに有する、
    請求項1に記載の締結部品。
  4. 締結部品であって、
    第1の荷重受け部分及び第2の荷重受け部分と、
    第1及び第2の荷重受け部分の間の歪み可能部分と、
    揃え凸部を有している計測端部と、
    締結部品の計測端部から延びており、基準ピン根元肩部と歪み可能部分データム肩部とを有し、基準ピン根元肩部と歪み可能部分データム肩部とは締結部品の歪み可能部分内に位置しているキャビティと、
    根元端部と基準端部とを有している基準ピンであって、基準ピンの根元端部はキャビティ内の基準ピン根元肩部に固定されており、基準ピンの基準端部は、基準データムを有している基準ピンと、
    歪み可能部分データム肩部接触端部と歪みデータム端部とを有する歪みデータムスリーブであって、歪みデータム端部は、歪みデータムを有している歪みデータムスリーブと、
    を有し、
    揃え凸部は、少なくとも1つの周辺の係合表面を有する係合部分を有し、前記係合部分は、前記少なくとも1つの周辺の係合表面によって少なくとも一部が定義される係合幅を有し、前記係合幅は係合部分軸線長さに垂直な係合幅であり前記係合部分軸線長さは、係合幅の少なくとも0.9倍、または非円形外側輪郭の場合は断面積の平方根に少なくとも等しい、締結部品であって、
    前記揃え凸部の係合幅は、ISO c11よりも広くない許容差を有している、締結部品。
  5. 揃え凸部は、計測工具と係合する外側の係合表面を有している、請求項1または4に記載の締結部品。
  6. 基準ピンは、基準ピンの根元端部と、歪み可能部分と荷重受け部分との間の境界との間の、締結部品の計測端部に向かっている第1の部分と、第1の部分と基準ピンの基準端部との間の第2の部分とを有している、請求項1または4に記載の締結部品。
  7. 締結部品に荷重が作用していないときに、基準データムの最も高い点から歪みデータムの最も高い点までの軸線方向の距離は、基準ピンの第1の部分の軸線方向の長さの1/1000未満である、請求項6に記載の締結部品。
  8. 揃え凸部は、少なくとも2箇所での外側の輪郭によって囲まれている横断方向の断面積の平方根に少なくとも等しい軸線方向の間隔長さだけ離れている前記少なくとも2箇所で計測工具と係合するように構成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の締結部品。
  9. 揃え凸部の係合部分軸線方向長さは、係合幅の少なくとも1.5倍であって、揃え凸部は、少なくとも2箇所での外側の輪郭によって囲まれている断面積の平方根の少なくとも1.5倍の軸線方向の間隔長さだけ離れている前記少なくとも2箇所で計測工具に係合するように構成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の締結部品。
  10. 揃え凸部の係合部分軸線方向長さは、係合幅の少なくとも2倍であって、揃え凸部は、少なくとも2箇所での外側の輪郭によって囲まれている断面積の平方根の少なくとも2倍の軸線方向の間隔長さだけ離れている前記少なくとも2箇所で計測工具に係合するように構成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の締結部品。
  11. 前記揃え凸部の係合幅は、ISO d9よりも広くない許容差を有している、請求項1から4のいずれか1項に記載の締結部品。
  12. 揃え凸部の係合幅は、ISO h6よりも広くない許容差を有している、請求項1から4のいずれか1項に記載の締結部品。
  13. 締結部品は、工具を保持する保持部分または保護キャップを揃え凸部上に有している、請求項1から4のいずれか1項に記載の締結部品。
  14. 請求項1または4に記載の締結部品と、
    揃え凸部を受け入れる揃えキャビティを有している計測工具と、
    を有し、
    揃えキャビティと揃え凸部との間の嵌め合いは、動き嵌めよりも広くない許容差を有する、
    システム。
  15. 揃えキャビティは、揃え凸部の周囲に係合し、計測工具は、信号または読み出し値を生成するように構成されており、揃えキャビティ及び揃え凸部との間の嵌め合いは、信号または読み出し値の変動を減少させるか無くすように、計測工具が締結部品に揃っていることを保証する、請求項14に記載のシステム。
  16. 締結部品および計測工具は、締結部品に対する計測工具の回転を制限するように連動可能な特徴を有している、請求項14に記載のシステム。
  17. 締結部品の揃え凸部の係合部分の係合幅上及び工具の揃えキャビティの幅上の2点の許容差範囲は、傾斜度、直線性、及び同心度の変動が、揃えキャビティと揃え凸部との間の嵌め合いに対応する2点許容差範囲によって定められるエンベロープを超えないことを保証するエンベロープ要件指定子を各々が有している、請求項14に記載のシステム。
  18. 請求項14に記載のシステムにおいて、請求項1または4に記載の締結部品に作用する荷重を確認する方法であって、
    計測工具は、前記荷重に対応している信号または読み出し値を生成するように構成され
    ており、
    係合長さによって揃えキャビティが揃え凸部に係合するように、工具を締結部品に係合させ、嵌め合い及び係合長さは共に、工具の回転に関連している信号または読み出し値の変動を減少させるか実質的に無くすように工具と揃え凸部とが実質的に揃っていることを保証しているステップ
    を有する方法。
  19. 請求項1または4に記載の締結部品に作用する荷重を確認する工具であって、
    工具を揃えるように揃え凸部に係合する揃えキャビティと、
    歪みデータムに接触する歪みデータム接触部分と、
    基準データムに接触する基準データム接触部分と、
    を有する、
    工具。
  20. 揃えキャビティは、工具を揃えるISO H9よりも広くない穴許容差を有している、請求項19に記載の工具。
  21. 揃えキャビティは、工具を揃えるISO H6よりも広くない穴許容差を有している、請求項19または20に記載の工具。
  22. 変形可能部分と、
    歪みゲージと、
    をさらに有し、
    歪みデータム接触部分と基準データム接触部分とは、変形可能部分から離れるようにそれぞれ延びており、歪みデータムまたは基準データムそれぞれに同時に係合するように互いに対して移動可能で、
    変形可能部分は、相対運動によって変形するように配置されており、
    歪みゲージは、変形の指標を提供するように配置されている、
    請求項19に記載の工具。
  23. 変形可能部分はダイアフラムである、請求項22に記載の工具。
  24. 揃えキャビティは、係合幅と係合長さとを有しており、揃えキャビティの係合長さは、係合幅の少なくとも0.9倍または非円形外側輪郭の場合は揃えキャビティの断面積の平方根に少なくとも等しい、請求項19に記載の工具。
  25. 揃えキャビティは、係合幅と係合長さとを有しており、揃えキャビティの係合長さは、係合幅の少なくとも1.8倍または非円形外側輪郭の場合は揃えキャビティの断面積の平方根の2倍に少なくとも等しい、
    請求項19または24に記載の工具。
  26. 工具を締結部品上に保持する保持部分をさらに有する、請求項19に記載の工具。
  27. 基準データム接触部分の1つを本体に対して偏倚させる偏倚部分をさらに有する、請求項19に記載の工具。
  28. 前記揃え凸部の係合幅は、ISO h6よりも広くない許容差を有している、請求項11に記載の締結部品。
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