JP7176731B2 - 供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉粒体を後続の装置へ供給する供給装置に関する。詳細には、スクリューを回転させることにより、粉粒体を搬送方向に搬送する、いわゆるスクリューフィーダに関する。
従来、材料としての粉粒体(粉体および/または粒体。以下、単に「粉粒体」と称する。)を後続の装置に供給するための供給装置が知られている。この種の供給装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1の湿粉供給機(供給装置)は、外筒と、投入口と、スクリューと、スクリューの軸の一端を固定するスクリュー固定部を有するスライドベースと、スクリューの軸に沿った方向にスライドベースをスライドさせるスライドレールとを備えている。投入口は、外筒に設けられ、脱水された粉体を湿粉供給機内に投入する。スクリューは、外筒の内部に設けられ、投入口から投入された粉体を後続の乾燥機に搬送する。スクリュー固定部は、スクリューの軸の一端を固定している。スライドレールは、スクリューの軸に沿った方向にスライドベースをスライドさせる。
特許文献1の湿粉供給機では、スクリューを外筒の一端からはみ出るように、スクリューの回転軸に沿った方向であって、軸固定された一端方向側にスライドベースをスライドさせることにより、洗浄をする際の装置の解体が容易になる、としている(特許文献1の図2)。
特開2014-119192号公報
しかしながら、特許文献1に記載の湿粉供給装置では、清掃等のためにスクリューを外筒の一端からはみ出させたときに、外筒は工場の床面等に対して固定的に配置されたままであるので、外筒内に残存している粉体を除去するのが困難であると考えられる。また、清掃の直前にスクリュー表面等に残存していた粉粒体が、スクリューを外筒の一端からはみ出させたときに、外筒の外部へと飛散してしまう場合があり、清掃を行うオペレータに多大な手間が掛かり、改善の余地があった。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、清掃等のメンテナンスが容易に行える、ユーザーフレンドリーな供給装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、粉粒体を後続の装置へ供給する供給装置であって、搬送管と、スクリューと、駆動部と、ケーシングと、ベース部とを備える供給装置を提供する。前記搬送管は、粉粒体の搬送方向に沿って延びる略円筒状である。前記スクリューは、前記搬送管の中心軸に沿って配置される。前記駆動部は、前記スクリューに結合され、前記スクリューにトルクを供給する。前記ケーシングは、前記搬送管と前記駆動部との間に介在し、前記スクリューの一部を収容するとともに、下方側が開放され、内部に収容された粉粒体を前記スクリューへと供給する。前記ベース部は、前記駆動部および前記ケーシングを下方から支持する。この供給装置では、前記搬送管および前記ケーシングを、前記搬送方向に沿って、前記駆動部および前記スクリューから離間可能である。そして、前記ベース部の上部には開口部が設けられる。
本願の第2発明では、第1発明に係る供給装置において、前記ベース部の前記開口部の下方に、引き出し可能な抽斗部が設けられる。
本願の第3発明では、第1発明または第2発明に係る供給装置において、前記駆動部は前記ベース部に対して固定的に設けられる。
本願の第4発明では、第1発明から第3発明までのいずれか1つに係る供給装置において、前記ケーシングは、ワンタッチで取付けおよび取外しの操作が可能な着脱部材によって、前記駆動部に対して結合される。
本願の第5発明では、第1発明から第4発明までのいずれか1つに係る供給装置において、前記駆動部の前記ケーシングと対向する駆動部側合わせ面、および前記ケーシングの前記駆動部と対向するケーシング側合わせ面のいずれか一方に、前記搬送方向に延びる位置決め部が設けられる。また、前記駆動部側合わせ面および前記ケーシング側合わせ面のいずれか他方に、前記位置決め部に対応する嵌合部が設けられる。
本願の第6発明では、第1発明から第5発明までのいずれか1つに係る供給装置において、前記開口部は、前記搬送方向の下流側が開放されている。
本願の第7発明では、第1発明から第6発明までのいずれか1つに係る供給装置において、前記駆動部から前記搬送方向下流側に延びる攪拌動力軸に取り付けられるとともに、前記ケーシング内に収容される攪拌部材をさらに備える。前記攪拌部材は、前記攪拌動力軸に対して着脱可能である。
本願の第8発明では、第1発明から第7発明までのいずれか1つに係る供給装置において、前記搬送管の前記搬送方向下流側の端の径方向内方に配置され、前記スクリューの動力軸を回転中心として駆動されるとともに、前記スクリューの前記動力軸に垂直な平面に対して傾斜した複数の面を有する排出羽根を備える。
本願の第9発明では、第1発明から第8発明までのいずれか1つに係る供給装置において、前記供給装置から排出された粉粒体の重量を計量する計量部をさらに備える。
本願の第10発明では、第1発明に係る供給装置において、前記ケーシング側合わせ面には、前記スクリューを前記搬送方向に通過させることが可能な貫通孔が設けられる。
本願の第11発明では、第10発明に係る供給装置において、前記駆動部側合わせ面または前記ケーシング側合わせ面には、前記貫通孔の径方向外方の全周に沿うシール部材が設けられる。
本願の第1発明~第11発明によれば、清掃等のメンテナンスが容易に行える、ユーザーフレンドリーな供給装置が提供される。
特に、本願の第1発明によれば、搬送管およびケーシングを一体として、駆動部およびスクリューから搬送方向に遠ざけることにより、オペレータが容易にスクリューにアクセスしてメンテナンスを行うことが可能となる。また、ベース部の開口部の下方に、上方が開放された容器等をセットしておくことにより、メンテナンス直前にスクリュー表面等に残存していた粉粒体が供給装置外へと飛散してしまう虞を少なく抑えることができる。その結果、清掃等のメンテナンスが容易に行える、ユーザーフレンドリーな供給装置が実現する。
特に、本願の第2発明によれば、メンテナンス直前にスクリュー表面等に残存していた粉粒体が、抽斗部内へと落下する。よって、粉粒体が供給装置外へと飛散して清掃の手間が掛かってしまうのを軽減できる。
特に、本願の第3発明によれば、駆動部はベース部に対して不動であるので、搬送管およびケーシングを搬送方向に沿って駆動部から遠ざけるように移動させる操作が容易となる。
特に、本願の第4発明によれば、搬送管およびケーシングを一体として、駆動部およびスクリューから離間する動作がより容易となる。よって、メンテナンスがより容易に行える。
特に、本願の第5発明によれば、メンテナンス等のために搬送管およびケーシングを駆動部から遠ざけた後に、再びケーシングに対して組み付ける際に、搬送管の中心軸とスクリューの動力軸とに芯ずれが生じてしまう虞を軽減することができる。その結果、メンテナンスを繰り返しても供給装置を精度よく動作させ続けることができる。
特に、本願の第6発明によれば、メンテナンス直前にスクリュー表面等に残存していた粉粒体が、ベース部の上面(特に、開口部の縁部)に堆積して供給装置内に残ってしまう虞を少なく抑えることができる。よって、清掃等のメンテナンスにおいて粉粒体の残渣が生じてしまう虞を軽減することができる。
特に、本願の第7発明によれば、清掃等のメンテナンスを行う際に、前処理として攪拌部材を攪拌動力軸から取り外すことにより、搬送管およびケーシングを一体として、駆動部およびスクリューから搬送方向に遠ざけるように移動させることが容易となる。その結果、清掃等のメンテナンスをより一層容易に行える。
特に、本願の第8発明によれば、排出羽根により、スクリューの回転によって搬送される粉粒体に対して、抵抗が付与されて、搬送管内の下流側の端部付近の粉粒体の嵩密度が均一化される。また、排出羽根によって粉粒体が不意に零れ落ちることを防ぎつつ粉粒体を分散しつつ切り出すことにより、粉粒体が脈動を抑えながら供給装置外へと排出される。
特に、本願の第9発明によれば、粉粒体を後続の装置へと定量的に供給することができる。
特に、本願の第11発明によれば、粉粒体がスクリューと駆動部との結合部から駆動部内へと零れ落ちてしまうことを抑制できる。
本実施形態に係る供給装置の構成を示す側面図である。 本実施形態に係る供給装置の内部構造を示す部分断面図である。 本実施形態に係る供給装置からホッパおよび攪拌部材を取り外したときの様子を示す側面図である。 ケーシングおよび搬送管を一体として、駆動部およびスクリューから遠ざけたときの様子を示す側面図である。 駆動部の構成を示す図であり、側面図および後面図を示している。 ベース部の平面図である。図中の二点鎖線は搬送方向下流側に引き出される抽斗部の様子を示している。
以下では、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.本実施形態>
<1-1.供給装置の概略構成>
初めに、本発明の一実施形態に係る供給装置1の構成について、図1から図6を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る供給装置1の側面図である。図2は、供給装置1の内部構造を示す部分断面図である。この供給装置1は、スクリュー60の回転を利用して、粉粒体を後続の装置へ供給する、いわゆるスクリューフィーダである。以下の説明においては、供給装置1の動力源20が配置される側を前方側、搬送管50が配置される側を後方側として前後方向を規定する。また、鉛直方向を上下方向と規定する。さらに、前後方向および上下方向に対して垂直な方向を左右方向と規定する。
供給装置1において取り扱われる粉粒体としては、例えば、ファインセラミックス、金属材料、高分子材料、電池・電子材料、複合材料、医薬品材料、食品材料や、電子、エネルギー、医療、食品等の各技術分野において用いられる無機物および有機物の微粉を挙げることができる。ただし、供給装置1において取り扱われる粉粒体は、複数種類の粉体および/または粒体を混合したものであってもよく、水分を含む半固形状の材料であってもよい。また、粉粒体の粒径分布は、例えば0.1μm~数十μm程度であるが、これに限らない。
図1および図2に示すように、本実施形態の供給装置1は、ベース部10、動力源20、ギヤボックス30、ケーシング40、搬送管50、スクリュー60、攪拌部材70、ホッパ80、計量部90、および制御部(図示省略)を備えている。
ベース部10は、供給装置1の下部に配置されて、後述するギヤボックス30を下方から支持している。ベース部10は、板材を折り曲げて形成され、少なくとも上面部10aと左右一対の側面部10bとを有する。ベース部10の内部は、空洞となっている。
動力源20は、後述するスクリュー60および攪拌部材70に供給するトルクを発生させるものである。本実施形態の動力源20は、1つのモータを有する。動力源20は、後述するギヤボックス30を介して、ベース部10に下方から支持される。なお、動力源20とギヤボックス30とを合わせたものが、本実施形態における「駆動部」に相当する。
ギヤボックス30は、動力源20で出力されたトルクを、スクリュー60および攪拌部材70に伝達するための複数のギヤを収容する。ギヤボックス30は、前端面30aと、左右一対の側面30bと、後端面30cと、上端面30dとを有する箱状である(図4を参照)。図2に示すように、ギヤボックス30の下部には、第1シャフト31が前後方向に架け渡される。第1シャフト31の前端部は、動力源20のモータの出力軸20aに結合される。第1シャフト31の後端部は、後端面30cから後方へと突出する。
図2に示すように、ギヤボックス30の上部には、第2シャフト(攪拌動力軸)32が前後方向に架け渡される。第2シャフト32の前端部は、前端面30aに回転可能に支持される。第2シャフト32の後端部は、後端面30cから後方へと突出する。第1シャフト31には、第1ギヤ33が同軸上に固定される。第2シャフト32には、第2ギヤ34が同軸上に固定される。第1ギヤ33と第2ギヤ34とは、互いに噛み合う。この構成により、動力源20からの動力を受けて、第1シャフト31と第2シャフト32とが一定の速度比で回転するようになっている。
ケーシング40は、スクリュー60の一部および攪拌部材70を収容する筐体である。図3および図4に示すように、ケーシング40は、前端面40aと、左右一対の側面40bと、後端面40cとを有する。ケーシング40の上方側は、矩形状に開放されている。前端面40aには、第1シャフト31の後端部を挿入可能な第1貫通孔40eと、第2シャフト32の後端部を挿入可能な第2貫通孔40fとが設けられる。第1貫通孔40eおよび第2貫通孔40fは、それぞれ、前端面40aを前後方向に貫通する。第1貫通孔40eおよび第2貫通孔40fは、上下方向に間隔をあけて配置されている。
ケーシング40の後端面40cには、後述する搬送管50の前端部が接続される第3貫通孔40gが設けられる。第3貫通孔40gは、後端面40cを前後方向に貫通する。
搬送管50は、円筒状である。図2および図3に示すように、搬送管50は、径方向内方に、スクリュー60の一部を収容する。搬送管50の前端部は、第3貫通孔40gの内縁部に溶接等の方法により接続される。これにより、ケーシング40と搬送管50とは一体的となっている。ただし、ケーシング40と搬送管50とは取外し可能な構造であってもよく、例えば、搬送管50の根本部分をクランプ留めなどによりケーシング40に固定する方式であってもよい。
スクリュー60は、ケーシング40の内部に収容された粉粒体を、搬送方向下流側へ搬送するための部材である。本実施形態のスクリュー60は、搬送方向(本実施形態では、前後方向)に沿って略水平に延びるスクリューシャフト61と、スクリューシャフト61の外周面から外側へ向けて突出するフライト62と、スクリューシャフト61の搬送方向の下流側の端部に設けられる排出羽根63とを有する。フライト62は、スクリューシャフト61の外周面を、螺旋状に取り巻いている。本実施形態では、スクリューシャフト61とフライト62とが、単一の部材で構成されている。
スクリューシャフト61およびフライト62は、搬送管50の内部と、ケーシング40の内部との双方に亘って配置されている。また、スクリューシャフト61の搬送方向上流側の端部(前端部)は、第1シャフト31の後端部に締結されている。これにより、動力源20でトルクが発生されると、第1シャフト31が回転するとともに、スクリューシャフト61の軸心(動力軸)を中心として、スクリュー60が回転する。
排出羽根63は、搬送管50の搬送方向下流側の端の径方向内方に配置される。排出羽根63は、スクリューシャフト61の回転に伴って、スクリュー60の動力軸を回転中心として駆動される。排出羽根63は、スクリュー60の動力軸に垂直な平面に対して傾斜した複数の面を有する。スクリュー60は、フライト62と排出羽根63との間に、フライト62が形成されていない部分を有する。すなわち、搬送管50の内部空間は、フライト62が配置される第1空間51と、第1空間51よりも搬送方向下流側に位置し、フライト62が配置されない第2空間52とを、含んでいる。
図2および図3に示す攪拌部材70は、ケーシング40の内部に貯留された粉粒体を攪拌するための部材である。攪拌部材70は、ケーシング40の内部に収容される。本実施形態の攪拌部材70は、シャフト部71と、複数の攪拌羽根72とを有する。シャフト部71は、水平方向に延びる円筒状である。攪拌羽根72は、シャフト部71の径方向外方に、周方向に沿って等間隔に複数設けられる。攪拌羽根72は、径方向に延びるアーム部73を介して、シャフト部71に対して固定される。シャフト部71が第2シャフト32の後端部に締結されることにより、攪拌部材70が第2シャフト32に結合される。これにより、動力源20でトルクが発生されると、第1シャフト31、第1ギヤ33、第2ギヤ34、および第2シャフト32を介して、攪拌羽根72がシャフト部71を中心として回転する。
ホッパ80は、上部から投入される粉粒体を受け入れるための部材である。ホッパ80は、下方に向かうにつれてホッパ80の水平断面が収縮する漏斗状の側壁81を有する。ホッパ80の上端部には、上方にむけて開口する材料投入口82が、設けられている。また、ホッパ80の下端部には、ケーシング40の内部へ向けて開口する材料送り口83が、設けられている。材料送り口83は、ケーシング40の上方側の開口に接続されている。材料送り口83の開口面積は、材料投入口82の開口面積よりも、小さい。ただし、ホッパ80の形状はこれには限らず、直方体状のものや円筒状、円錐状のものであってもよい。材料投入口82の面積が材料送り口83の面積よりも小さいものであってもよい。さらに、ホッパ80には、材料投入時のエア抜きフィルタ等が設けられていてもよい。
図1に示すように、ホッパ80とケーシング40とは、ワンタッチで取付けおよび取外しの操作が可能な着脱部材84によって、互いに結合される。本実施形態の着脱部材84は、ケーシング40の側面40bの外側に左右一対に搭載される。ただし、ホッパ80とケーシング40との結合方法はこれに限定されず、ネジ止め等の他の方法により結合されていてもよい。
図1に示す計量部90は、ロードセル等の荷重センサにより構成される。本実施形態の計量部90は、ベース部10の下部に設けられる。計量部90は、ベース部10、ホッパ80、ケーシング40、攪拌部材70、搬送管50、スクリュー60、および供給装置1の内部に貯留された粉粒体の合計重量を、定期的または不定期に計量(サンプリング)する。そして、計量結果を示す計量信号を、制御部へ送信する。なお、計量部90はベース部10に内蔵されている方式であってもよく、その場合、例えば上面部10aの下面側を計量部90で支持してそれより上部の部位を浮かせた構造にし、上面部10aで受けるベース部10以外の荷重を計量する方式とすればよい。これ以外に、粉粒体の重量の変化を検知できる場所であれば他の位置に計量部90を設けてもよい。
上記制御部は、上述した動力源20および計量部90と、それぞれ電気的に接続されている。制御部は、CPU等の演算処理部やメモリを有するコンピュータにより構成されていてもよく、あるいは、電子回路基板により構成されていてもよい。制御部は、計量部90から受信する計量信号に基づいて、供給装置1内に貯留された粉粒体の減少量(すなわち、後続の装置への粉粒体の供給量)を検知する。また、制御部は、当該減少量が略一定となるように、動力源20を駆動制御する。
以上のような構成の供給装置1において、ホッパ80からケーシング40内へと投入された粉粒体は、攪拌部材70の回転により攪拌される。これにより、粉粒体の部分的な凝集(ブリッジなど)が抑制されつつ、自重に従って粉粒体がスクリュー60へと供給される。この際、粉粒体の粒子は、スクリュー60のフライト62の隙間へ、充填される。スクリュー60が回転すると、粉粒体の粒子は、螺旋状のフライト62に押されて、搬送管50の内部へと搬送される。また、搬送管50の内部においても、フライト62が回転することにより、粉粒体が第1空間51から第2空間52へと搬送される。
このとき、搬送管50内の第2空間52では、排出羽根63が抵抗となって、粉粒体が圧縮される。これにより、第2空間52における粉粒体の嵩密度が均一化される。また、第2空間52で圧縮された粉粒体は、回転する排出羽根63によって削ぎ落されて、搬送管50の搬送方向下流側の端部から排出される。その結果、搬送管50の搬送方向下流側の端部から後続の装置へ、略一定量ずつ連続的に粉粒体が供給される。
斯かる構成の供給装置1は、共通の供給装置1を用いて多品種の粉粒体をそれぞれ定量的に後続の装置へ供給して、多品種混合型の粉粒体材料を生産するのに用いると、好適である。しかしながら、その場合、後続の装置に供給する品種を切り替える度に、コンタミネーションを防ぐために、供給装置1内を清掃する必要が生じる。斯かる局面では、従来、スクリューを搬送管からはみ出すように引き出す等して解体して、スクリュー表面等の清掃を行っていた。しかしながら、従来の清掃の方法では、搬送管内に残存している粉体を除去するのが困難であったり、あるいは清掃の直前にスクリュー表面に残存していた粉粒体が周囲に飛散してしまったりする点で、改善の余地があった。
この点、本実施形態の供給装置1は、供給装置1内の清掃等のメンテナンスを容易に行えるようにするための、特有の構成を有している。以下では、これらの特有の構成について、詳細に説明する。
<1-2.ケーシングの駆動部に対する着脱構造>
本実施形態のケーシング40は、ワンタッチで取付けおよび取外しの操作が可能な着脱部材45,46によって、ギヤボックス30と互いに結合されている。本実施形態の着脱部材45は、ケーシング40の側面40bの外側に左右一対に搭載される。着脱部材45には、左右方向に回動操作可能なループ部が含まれている。ギヤボックス30の側面30bの外側には、上記ループ部を係合可能な第1係合部が左右一対に設けられている。
本実施形態の着脱部材46は、ギヤボックス30の上端面30dの外側に搭載される。着脱部材46には、上下方向に回動操作可能なループ部が含まれている。ケーシング40の前端面40aには、上記ループ部を係合可能な第2係合部が設けられている。
上記のループ部および第1係合部、ならびにループ部および第2係合部の係合およびその解除の操作によって、ケーシング40をギヤボックス30に取り付けたり、取り外したりすることが容易にできる。その結果、搬送管50およびケーシング40を一体として、ギヤボックス30から搬送方向に離間させる動作が容易となる。
<1-3.ケーシングと駆動部の合わせ面の構造>
本実施形態では、ギヤボックス30の後端面30cが「駆動部側合わせ面」に相当する。また、本実施形態のケーシング40の前端面40aが「ケーシング側合わせ面」に相当する。ギヤボックス30の後端面30cと、ケーシング40の前端面40aとは、前後方向に合わさるように配置される。
<1-3-1.駆動部側合わせ面の構造>
ギヤボックス30の後端面30cの外側には、上述した第1シャフト31の後端部および第2シャフト32の後端部の他に、第1シール溝37、第2シール溝38、第1シール部材35、第2シール部材36、および2つの位置決めピン(位置決め部)39が位置する。図5に、ギヤボックス30の後端面30cの様子を示している。
第1シール溝37は、ギヤボックス30の後端面30cから前方側に向かって凹む溝部である。第1シール溝37は、第1シャフト31の径方向外方に、第1シャフト31の全周を取り囲むように円環状に設けられる。第1シール溝37の断面は半円状である。第1シール溝37の外径は、第1貫通孔40eの外径よりも大きい。第1シール部材35は、ゴム等の気密性の高い素材からなる円環状の部材である。第1シール部材35は、円形状の断面を有する。第1シール部材35は、第1シール溝37に嵌め込まれる。
第2シール溝38は、ギヤボックス30の後端面30cから前方側に向かって凹む溝部である。第2シール溝38は、第2シャフト32の径方向外方に、第2シャフト32の全周を取り囲むように円環状に設けられる。第2シール溝38の断面は半円状である。第2シール溝38の外径は、第2貫通孔40fの外径よりも大きい。第2シール部材36は、ゴム等の気密性の高い素材からなる円環状の部材である。第2シール部材36は、円形状の断面を有する。第2シール部材36は、第2シール溝38に嵌め込まれる。
位置決めピン39は、ギヤボックス30の後端面30cから後方に向かって延びる円柱状である。2つの位置決めピン39は、いずれも、第1シール溝37の径方向外方に位置する。
<1-3-2.ケーシング側合わせ面の構造>
ケーシング40の前端面40aの外側には、上述した2つの位置決めピン39に対応する嵌合部である孔(図示省略)が設けられている。ギヤボックス30の後端面30cと、ケーシング40の前端面40aとを、前後方向に合わせたとき、前記孔には、位置決めピン39が挿入される。
このような構成の供給装置1において、ケーシング40をギヤボックス30に対して取り付ける際には、オペレータが、位置決めピン39が上記孔に嵌まり込む位置に合わせることにより、ケーシング40をギヤボックス30に対して容易に位置決めして取り付けることができる。
<1-4.第1シャフトとスクリューの締結部の構造>
第1シャフト31の後端部の外周面には、雄ネジが形成されている。また、スクリュー60のスクリューシャフト61の前端部は、円筒状であり、内周面に上記雄ネジに対応する雌ネジが形成される。したがって、第1シャフト31の後端部がスクリュー60の前端部にねじ込まれることにより、第1シャフト31に対してスクリュー60が容易に取り付けられ、また取外しの操作も同様に容易に行える。
<1-5.第2シャフトと攪拌部材の締結部の構造>
第2シャフト32の後端部の外周面には、雄ネジが形成されている。また、攪拌部材70のシャフト部71は、円筒状であり、内周面に上記雄ネジに対応する雌ネジが形成される。したがって、第2シャフト32の後端部がシャフト部71の前端部にねじ込まれることにより、第2シャフト32に対して攪拌部材70が容易に取り付けられ、また取外しの操作も同様に容易に行える。
以上のような構成の供給装置1において、後続の装置に供給する品種を切り替える際等において、供給装置1内を清掃する場合には、以下の手順で供給装置1の解体が行われる。すなわち、まず初めに、図3のように、ホッパ80がケーシング40から取り外される。続いて、オペレータが上方からケーシング40内にアクセスして、攪拌部材70を第2シャフト32に対して周方向に回転させることにより、攪拌部材70をケーシング40外へと取り出す。続いて、オペレータは、着脱部材45,46を操作することにより、ケーシング40の前端面40aを、ギヤボックス30の後端面30cから離間可能とする。なお、図3は、供給装置1からホッパ80および攪拌部材70を取り外したときの様子を示している。
ここで、ケーシング40の第1貫通孔40eの内径は、スクリュー60の外径よりも大きく構成されている。このため、ケーシング40および搬送管50を後方側へ、前後方向に平行に移動させると、スクリュー60が第1貫通孔40eを潜り抜けることとなる(図4を参照)。別の言い方をすれば、ケーシング40および搬送管50が、スクリュー60から、後方側へ抜けることとなる。これにより、ケーシング40および搬送管50をギヤボックス30から分離して、内表面等を容易に洗浄することが可能となる。すなわち、解体後にもケーシングが地面(工場の床面等)に対して固定的に維持される構成を採用した場合と比べて、ケーシング40および搬送管50内の清掃がはるかに容易となる。なお、図4は、供給装置1を解体したときの様子を示している。
さらに、図4に示すようにケーシング40および搬送管50をギヤボックス30から分離した後に、オペレータはスクリュー60の根本部分にアクセスして、スクリューシャフト61を第1シャフト31に対して周方向に回転させることにより、スクリュー60をギヤボックス30から取り外す。これにより、オペレータはスクリュー60を単体で把持することができるため、スクリュー60の隅々まで洗浄することが容易となる。
<1-6.ベース部の詳細構造>
以下では、ベース部10の詳細な構成について説明する。ベース部10は、上面部10aと、左右一対の側面部10bとを有する。ベース部10の前方側および後方側は、開放されている。ベース部10の、上面部10aと、左右一対の側面部10bとで囲まれた空間は、空洞となっている。
図6は、ベース部の平面図である。ベース部10の上面部10aは、概ね矩形の板状である。図6に示すように、上面部10aには開口部10cが設けられる。開口部10cは上面部10aを上下方向に貫通する。開口部10cは、矩形状であり、後方側が開放されている。開口部10cによって、ケーシング40の下部と、ベース部10の内部空間とが連通している。
開口部10cの開放側とは反対側の辺である第1辺10dは、上述のシール部材35,36よりも前方側に位置する。別の言い方をすれば、シール部材35,36の下方は、ベース部10の内部空間へと連通している。開口部10cの下方には、抽斗部11が、前後方向(搬送方向)にスライド可能に設けられている。抽斗部11は、開口部10cの上方から落下してきた粉粒体を受け止めることが可能である。抽斗部11の後端面には、オペレータが把持することが可能な把持部11aが設けられている。この構成により、オペレータは、把持部11aを操作することにより抽斗部11を引き出して取り外して、内部に溜まった粉粒体を定期的または不定期に除去することが可能である。
このような構成の供給装置1において、内部を清掃するために、オペレータが、搬送管50およびケーシング40を一体として、ギヤボックス30およびスクリュー60から遠ざけると、スクリュー60を第1貫通孔40eに潜らせたときの衝撃で、清掃の直前にスクリュー60表面等に付着していた粉粒体が、自重により下方へと落下してしまうことが考えられる。本実施形態の供給装置1では、斯かる場合においても、落下してきた粉粒体が開口部10cの縁部に堆積してしまう虞が少ない。
以上に示したように、本実施形態の供給装置1は、搬送管50と、スクリュー60と、ギヤボックス30および動力源20(駆動部)と、ケーシング40と、ベース部10とを備える。そして、搬送管50およびケーシング40を一体として、搬送方向に沿って、ギヤボックス30およびスクリュー60から離間可能である(図4を参照)。また、ベース部10の上部には、ベース部10の内部空間と、ケーシング40の内部空間とを連通する開口部10cが設けられる(図6を参照)。よって、搬送管50およびケーシング40を一体として、ギヤボックス30およびスクリュー60から搬送方向に遠ざけることにより、オペレータが容易にスクリュー60にアクセスしてメンテナンスを行うことが可能となる。また、ベース部10の開口部10cの下方に、上方が開放された容器等をセットしておくことにより、メンテナンス直前にスクリュー60表面に残存していた粉粒体が供給装置1外へと飛散してしまう虞を少なく抑えることができる。その結果、清掃等のメンテナンスが容易に行える、ユーザーフレンドリーな供給装置1が実現する。
また、本実施形態の供給装置1においては、ベース部10の開口部10cの下方に、搬送方向に引き出し可能な抽斗部11が設けられる。これにより、メンテナンス直前にスクリュー60表面等に残存していた粉粒体が、抽斗部11内へと落下する。よって、粉粒体が供給装置1外へと飛散して清掃の手間が掛かってしまうのを軽減できる。
また、本実施形態の供給装置1においては、ギヤボックス30はベース部10に対して固定的に設けられる。これにより、ギヤボックス30はベース部10に対して不動であるので、搬送管50およびケーシング40を搬送方向に沿ってギヤボックス30から遠ざけるように移動させる操作が容易となる。
また、本実施形態の供給装置1においては、ケーシング40は、ワンタッチ式の着脱部材45,46によって、ギヤボックス30に対して結合される(図1を参照)。これにより、搬送管50およびケーシング40を一体として、ギヤボックス30およびスクリュー60から離間する動作がより容易となる。よって、メンテナンスがより容易に行える。
また、本実施形態の供給装置1では、ギヤボックス30の後端面(駆動部側合わせ面)30cに位置決めピン39が設けられ、ケーシング40の前端面(ケーシング側合わせ面)40aに、位置決めピン39に対応する嵌合部としての孔が設けられる。これにより、メンテナンス等のために搬送管50およびケーシング40をギヤボックス30から遠ざけた後に、再びケーシング40に対して組み付ける際に、搬送管50の中心軸とスクリュー60の動力軸とに芯ずれが生じてしまう虞を軽減することができる。その結果、メンテナンスを繰り返しても供給装置1を精度よく動作させ続けることができる。
また、本実施形態の供給装置1では、ベース部10の開口部10cは、搬送方向の下流側が開放されている(図6を参照)。これにより、メンテナンス直前にスクリュー60表面等に残存していた粉粒体が、ベース部10の上面(特に、開口部10cの縁部)に堆積して供給装置1内に残ってしまう虞を少なく抑えることができる。よって、清掃等のメンテナンスにおいて粉粒体の残渣が生じてしまう虞を軽減することができる。
また、本実施形態の供給装置1は、ギヤボックス30から搬送方向下流側に延びる第2シャフト(攪拌動力軸)32に着脱可能に取り付けられる攪拌部材70をさらに備える。これにより、清掃等のメンテナンスを行う際に、前処理として攪拌部材70を第2シャフト32から取り外すことにより、搬送管50およびケーシング40を一体として、ギヤボックス30およびスクリュー60から搬送方向に遠ざけるように移動させることが容易となる。その結果、清掃等のメンテナンスをより一層容易に行える。
また、本実施形態の供給装置1は、排出羽根63を備える。したがって、排出羽根63によって、スクリュー60の回転により搬送される粉粒体に対して、抵抗が付与されて、搬送管50内の下流側の端部付近の粉粒体の嵩密度が均一化される。また、排出羽根63によって粉粒体が不意に零れ落ちることを防ぎつつ粉粒体を分散しつつ切り出すことにより、粉粒体が脈動を抑えながら供給装置1外へと排出される。
また、本実施形態の供給装置1は、計量部90を備える。これにより、粉粒体を後続の装置へと定量的に供給することが容易となる。
また、本実施形態の供給装置1においては、ケーシング40の前端面(ケーシング側合わせ面)40aには、スクリュー60を搬送方向に通過させることが可能な第1貫通孔(貫通孔)40eが設けられる。これにより、スクリュー60をギヤボックス30の第1シャフト31に締結したままの状態で、ケーシング40および搬送管50を一体的に、ギヤボックス30から遠ざけることができる。
また、ギヤボックス30の後端面(駆動部側合わせ面)30cには、第1貫通孔40eの径方向外方の全周に沿う第1シール部材(シール部材)35が設けられる。これにより、粉粒体がスクリュー60とギヤボックス30との結合部から供給装置1の外部へと零れ落ちてしまうことが抑制できる。
さらに、シール部材35,36の下方には、ベース部10の開口部10cが配置される。これにより、仮に万が一、粉粒体が、スクリュー60と第1シャフト31との結合部、あるいは、攪拌部材70と第2シャフト32との結合部から、下方に零れ落ちたとしても、その粉粒体はベース部10の内部空間へと案内される。よって、ギヤボックス30内に粉粒体が蓄積してしまうことを抑制できる。結果として、供給装置1の清掃が容易に行えるようになる。
<2.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、動力源20で発生されたトルクは、ギヤ33,34の噛み合いによりスクリュー60および攪拌部材70に伝達されていたが、これに限らない。上記に代えて、動力源20で発生されたトルクが、スプロケットおよびチェーンを介してスクリュー60および攪拌部材70に伝達されるものとしてもよく、あるいはベルトおよびプーリを介してスクリュー60および攪拌部材70に伝達されるものとしてもよい。あるいは、動力源20が、スクリュー60を回転させるためのモータと、攪拌部材70を回転させるためのモータとを、個別に備えていてもよい。
上記の実施形態では、ベース部10の開口部10cの下方に抽斗部11が備えられていたが、これに代えて、開口部10cの下方にホッパがセットされることにしてもよい。そして、当該ホッパにある程度粉粒体が蓄積すると、これを未処理の粉粒体を貯留するタンクに戻すことにし、それによりホッパに溜まった粉粒体を再利用してもよい。
上記の実施形態では、スクリュー60は、スクリューシャフト61とフライト62とを備えているものとしたが、スクリューの形状はこれに限るものではない。上記に代えて、スクリューを、例えば、スクリューシャフトを備えないコイル型のスクリューとしてもよい。あるいは、搬送方向の下流側の端部のみにシャフトを備えたコイル型のスクリューとしてもよい。
上記の実施形態では、ベース部10の開口部10cは、搬送方向の下流側が開放されているものとしたが、これに限らない。上記に代えて、開口部10cの搬送方向の下流側が縁部で閉塞されていてもよい。
上記の実施形態では、攪拌部材70は第2シャフト32の後端部に締結されているものとしたが、これに限定されない。上記に代えて、攪拌部材70が第2シャフトの後端部にマグネットにより装着されていてもよい。ただし、清掃を容易に行えるようにするという観点からは、攪拌部材が第2シャフトに対して着脱容易であることが好ましい。
ケーシング40および搬送管50を一体的に、ギヤボックス30およびスクリュー60から搬送方向に遠ざける動作をより容易に行えるようにするために、ベース部10の上部にガイド部材やレール部材を設けてもよい。
上記の実施形態では、駆動部側合わせ面に位置決めピンが設けられ、ケーシング側合わせ面にこの位置決めピンに対応する孔が設けられているとしたが、これに代えて、ケーシング側合わせ面に位置決めピンが設けられ、駆動部側合わせ面にこの位置決めピンに対応する孔が設けられていてもよい。
また、位置決めピンの数は、上述した2つに限るものではなく、1つであっても、3つ以上であってもよい。さらに、位置決め部および嵌合部の組み合わせは位置決めピンと孔によるものに限らず、例えば、ケーシング側合わせ面と駆動部側合わせ面の対応する箇所に凹凸が形成され、嵌め込みにより位置が固定されるインロー式のものであってもよい。また、両面または一方の面の外周に設けた突出部および凹部を合わせることで位置が固定されるものであってもよく、種々の方式を用いることができる。
上記の実施形態では、計量部90はベース部10の内部空間に設けられていたが、これに代えて、計量部を後続の装置に設けてもよい。その場合、計量部は、後続の装置に貯留された粉粒体の増加量(すなわち、供給装置からの粉粒体の供給量)を検知することとすればよい。また、計量部90が省略されてもよい。その場合、供給装置1は重量基準で粉粒体の供給制御を行う方式ではなく、スクリューの回転数による容量基準で供給制御を行ういわゆる容量式の供給機として用いられる。
上記の実施形態では、ケーシング40は、ワンタッチで取付けおよび取外しの操作が可能な着脱部材45,46によって、ギヤボックス30に結合されているものとしたが、これに代えて、ケーシング40とギヤボックス30とが、手締め操作可能なローレットネジ等を用いて締結されていてもよい。あるいは、サニタリークランプ、スナップ錠等の公知のクランプや留め金により、ケーシング40とギヤボックス30とが接続されるものとしてもよい。
上記の実施形態では、駆動部側合わせ面にシール部材35,36が装着されていたが、これに代えて、ケーシング側合わせ面にシール部材35,36が装着されていてもよい。また、上記の実施形態では、シール部材35,36は円環状のいわゆるOリングであったが、これに限るものではない。上記に代えて、シール部材を、スポンジパッキンや、ピラーパッキン等としてもよい。
また、各部の細部の構成やレイアウトは、本願の各図に示されたものとは異なっていてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 供給装置
10 ベース部
10a 上面部
10b 側面部
10c 開口部
10d 第1辺
11 抽斗部
11a 把持部
20 動力源(駆動部)
20a 上面部
30 ギヤボックス(駆動部)
30a 前端面
30b 側面
30c 後端面
30d 上端面
31 第1シャフト
32 第2シャフト
33 第1ギヤ
34 第2ギヤ
35 第1シール部材
36 第2シール部材
37 第1シール溝
38 第2シール溝
39 位置決めピン
40 ケーシング
40a 前端面
40b 側面
40c 後端面
40e 第1貫通孔
40f 第2貫通孔
40g 第3貫通孔
45 着脱部材
46 着脱部材
50 搬送管
51 第1空間
52 第2空間
60 スクリュー
61 スクリューシャフト
62 フライト
63 排出羽根
70 攪拌部材
71 シャフト部
72 攪拌羽根
73 アーム部
80 ホッパ
81 側壁
82 材料投入口
83 材料送り口
84 着脱部材
90 計量部

Claims (11)

  1. 粉粒体を後続の装置へ供給する供給装置であって、
    粉粒体の搬送方向に沿って延びる略円筒状の搬送管と、
    前記搬送管の中心軸に沿って配置されたスクリューと、
    前記スクリューに結合され、前記スクリューにトルクを供給する駆動部と、
    前記搬送管と前記駆動部との間に介在し、前記スクリューの一部を収容するとともに、下方側が開放され、内部に収容された粉粒体を前記スクリューへと供給するケーシングと、
    前記駆動部および前記ケーシングを下方から支持するベース部と、
    を備え、
    前記搬送管および前記ケーシングを、前記搬送方向に沿って、前記駆動部および前記スクリューから離間可能であり、
    前記ベース部の上部には開口部が設けられる、供給装置。
  2. 請求項1に記載の供給装置であって、
    前記ベース部の前記開口部の下方に、引き出し可能な抽斗部が設けられる、供給装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の供給装置であって、
    前記駆動部は前記ベース部に対して固定的に設けられる、供給装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記ケーシングは、ワンタッチで取付けおよび取外しの操作が可能な着脱部材によって、前記駆動部に対して結合される、供給装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記駆動部の前記ケーシングと対向する駆動部側合わせ面、および前記ケーシングの前記駆動部と対向するケーシング側合わせ面のいずれか一方に、前記搬送方向に延びる位置決め部が設けられ、
    前記駆動部側合わせ面および前記ケーシング側合わせ面のいずれか他方に、前記位置決め部に対応する嵌合部が設けられる、供給装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記開口部は、前記搬送方向の下流側が開放されている、供給装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記駆動部から前記搬送方向下流側に延びる攪拌動力軸に取り付けられるとともに、前記ケーシング内に収容される攪拌部材をさらに備え、
    前記攪拌部材は、前記攪拌動力軸に対して着脱可能である、供給装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記搬送管の前記搬送方向下流側の端の径方向内方に配置され、前記スクリューの動力軸を回転中心として駆動されるとともに、前記スクリューの前記動力軸に垂直な平面に対して傾斜した複数の面を有する排出羽根を備える、供給装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記供給装置から排出された粉粒体の重量を計量する計量部をさらに備える、供給装置。
  10. 請求項5に記載の供給装置であって
    前記ケーシング側合わせ面には、前記スクリューを前記搬送方向に通過させることが可能な貫通孔が設けられる、供給装置。
  11. 請求項10に記載の供給装置であって、
    前記駆動部側合わせ面または前記ケーシング側合わせ面には、前記貫通孔の径方向外方の全周に沿うシール部材が設けられる、供給装置。

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