JP7176672B2 - 脱硫ナフサの製造方法及び製造装置 - Google Patents
脱硫ナフサの製造方法及び製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7176672B2 JP7176672B2 JP2018144038A JP2018144038A JP7176672B2 JP 7176672 B2 JP7176672 B2 JP 7176672B2 JP 2018144038 A JP2018144038 A JP 2018144038A JP 2018144038 A JP2018144038 A JP 2018144038A JP 7176672 B2 JP7176672 B2 JP 7176672B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- naphtha
- filter
- desulfurized
- oil
- fraction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Description
脱硫ナフサの製造装置において採用される熱交換器として、フィード/エフルエント熱交換器が挙げられる。このフィード/エフルエント熱交換器は、ナフサ留分(フィード)を水素化脱硫装置で得られる脱硫ナフサ(エフルエント)で加熱する形式の熱交換器である。この熱交換器を採用する場合、フィード/エフルエント熱交換器で流体温度をより高くしてナフサ留分を蒸発させるためには、水素化脱硫反応塔の入口温度を高くして、該フィード/エフルエント熱交換器においてエフルエントから原料であるナフサ留分への熱供給を多くすることとなるが、該温度を高くすることにより、別の問題も招来する。すなわち、水素化脱硫反応塔入口の温度(反応塔出口温度、及びエフルエントの温度とほぼ同じである。)を高くすると、水素化脱硫反応塔における反応温度が上昇し、脱硫ナフサ留分に含まれる極めて微量のオレフィン分が硫化水素と再結合してメルカプタンを生成する、いわゆるサルファリコンビネーションが発生し、脱硫ナフサ中の硫黄含有量が上昇して品質が低下しやすくなるという問題も発生する場合があることを本発明者らは見出した。
2.常圧蒸留装置から得られるナフサ留分を貯蔵する貯蔵タンク、ポンプ、及びナフサ水素化脱硫装置を順に有し、該ポンプが該ナフサ留分を含む原料油をナフサ水素化脱硫装置に圧送するものであり、少なくとも該ナフサ留分を濾過するフィルターを該常圧蒸留装置又は該貯蔵タンクと該ナフサ水素化脱硫装置との間に有する脱硫ナフサの製造装置。
本発明の実施形態(以後、単に本実施形態と称する場合がある。)に係る脱硫ナフサの製造方法は、常圧蒸留装置から得られるナフサ留分を含む原料油をナフサ水素化脱硫装置で水素化脱硫する脱硫ナフサの製造方法であって、少なくとも該ナフサ留分をフィルターで濾過し、該フィルターで濾過した後の該原料油中の微粒きょう雑物の濃度を0.3mg/L以下とする、というものである。
本実施形態の脱硫ナフサの製造方法及び製造装置は、微粒きょう雑物を除去することにより、加熱炉加熱管内のスケールの発生を抑制し、これに起因するチューブ表面温度の異常上昇を抑えることで、ナフサ水素化脱硫装置の安全、安定運転の継続を可能とし、これと同時に、硫黄含有量が少ない品質の高い脱硫ナフサを得ることを可能とした。
本実施形態において、少なくともナフサ留分を濾過して、原料油中の微粒きょう雑物の濃度を0.3mg/L以下とするために、フィルターを用いることを要する。
これまでは、加熱炉加熱管のチューブ表面温度の異常上昇に対しては、主にフィード/エフルエント熱交換器で流体温度をより高くすること等により対策を図ってきた。この対策について検討を進めると、フィード/エフルエント熱交換器でナフサ留分の温度をより高くすると、該ナフサ留分が蒸発することで、微粒きょう雑物が沈積し、加熱炉加熱管に流入する量が減ることで、該加熱管のチューブ表面温度の異常上昇が抑制されることを見出した。しかし、微粒きょう雑物がフィード/エフルエント熱交換器に沈積することになったため、通常複数器を直列及び/又は並列に設けられているフィード/エフルエント熱交換器のうち、特に水素化脱硫反応塔の出口に最も近い箇所に設けられる熱交換器の冷却効率が顕著に低下する等の事象が発生し、水素化脱硫反応塔の入口の温度(エフルエント温度(出口の温度)とほぼ同じである。)の上昇に伴う、サルファリコンビネーションが発生し、脱硫ナフサ中の硫黄含有量が上昇して品質が低下しやすくなるといった事象が発生しやすくなっていた。このように、これまでの対策は、加熱炉加熱管を保護することに着目していたため、フィード/エフルエント熱交換器におけるスケール発生による汚れ等による弊害を同時に解決することについて、十分に対応できているとはいえない場合があった。本実施形態においては、フィルターを用いることで、原料油中の微粒きょう雑物の濃度を0.3mg/L以下とすることにより、ナフサ水素化脱硫装置における加熱炉加熱管のチューブ表面温度の上昇を抑制するだけでなく、フィード/エフルエント熱交換器の性能低下を抑制して、安全、安定運転の継続をより容易に可能にするとともに、水素化脱硫反応塔の入口の温度の上昇に伴うサルファリコンビネーションの発生を抑制して、硫黄含有量が少なく品質の高い脱硫ナフサを得ることを可能とした。
微粒きょう雑物はその粒子径が10μmを超えるものの割合が高い(通常、その割合は、80%以上、85%以上、90%以上、上限として99%以下、98%以下、93%以下である。)ため、フィルターの公称濾過精度を上記範囲とすると、微粒きょう雑物をより確実かつ効率的に濾過することができ、結果として、該微粒きょう雑物がフィード/エフルエント熱交換器、その下流にある加熱炉加熱管内に流入することによるスケールによる汚れの発生を低減し、安全、安定運転の継続を容易に可能にするとともに、より品質の高い脱硫ナフサを得ることができる。粒子径が10μmを超えるものを捕捉することで、80%以上の微粒きょう雑物を除去することができる。
また、設置し易さやメンテナンス等を考慮すると、このようなフィルターを着脱可能なエレメント部とし、該エレメント部を収納する槽状の容器を有する形態のものを用いることが好ましい。
以上のような形態のフィルターエレメントとしては、市販品を使用してもよい。市販品として、例えば、EUTEC(登録商標)MF/EU-Pシリーズ(旭化成株式会社製)等を用いることができる。
原料油は、常圧蒸留装置から得られるナフサ留分(以後、「直留系のナフサ留分」とも称する。)を含む。ナフサ留分は、例えば、油井由来の未処理油(石油系原油)に限らず、石炭液化油、タールサンド油、オイルサンド油、オイルシェール油、オリノコタール等、これらから得られる合成原油、これらの複数種を混合した混合油を常圧蒸留装置に供給して得られる、沸点範囲が25℃以上200℃以下、好ましくは30℃以上180℃以下の軽質留分のことである。
ナフサ水素化脱硫装置では、ナフサ留分を含む原料油と水素との水素化脱硫反応により、ナフサ留分を含む原料油の脱硫が行われ、脱硫ナフサが得られる。
水素はナフサ水素化脱硫装置に原料油とは別に供給してもよいし、また原料油と水素と混合してナフサ水素化脱硫装置に供給してもよい。原料油と水素とを混合して供給する場合、フィルターのサイズの低減化を図る観点から、原料油を、フィルターで濾過した後に水素と混合することが好ましい。
脱硫軽質ナフサは、そのままガソリン基材として使用されるか、又は異性化装置に導入されて、オクタン価の低いノルマルパラフィン類がオクタン価の高いイソパラフィン類に異性化され、得られる異性化ガソリン(アイソメレート)はガソリン基材として使用される。また、この脱硫軽質ナフサは、石油化学原料としてエチレン、プロピレン等の製造原料としても利用される。
一方、脱硫重質ナフサは、通常改質装置に導入され、その主成分であるパラフィン、シクロパラフィンを芳香族炭化水素に転換(改質)することにより、ナフサ改質油となる。このナフサ改質油は、オクタン価の高い改質ガソリンとしてそのまま使用されるか、又はガソリン基材製造用として使用される。また、その一部は石油化学の原料であるパラキシレンの製造用としても利用される。
本実施形態の脱硫ナフサの製造装置は、常圧蒸留装置から得られるナフサ留分を貯蔵する貯蔵タンク、ポンプ、及びナフサ水素化脱硫装置を順に有し、該ポンプが該ナフサ留分を含む原料油をナフサ水素化脱硫装置に圧送するものであり、少なくとも該ナフサ留分を濾過するフィルターを該常圧蒸留装置又は該貯蔵タンクと該ナフサ水素化脱硫装置との間に有する、というものである。
本実施形態の脱硫ナフサの製造装置について、図1を用いて説明する。図1は、脱硫ナフサの製造装置の構成の好ましい一態様を示す模式図であり、常圧蒸留装置から得られるナフサ留分10を貯蔵する貯蔵タンク、ポンプA、及びナフサ水素化脱硫装置を順に有しており、ポンプAがナフサ留分10及び精製ナフサ留分11を含む原料油12を、フィルター1を経由してナフサ水素化脱硫装置に圧送する構成が示されている。
フィルター1は、バイパスラインBを有しており、該バイパスラインB上にはフィルター2が設けられており、原料油12はフィルターで濾過された後、水素と混合し、ナフサ水素化脱硫装置に供給されている。なお、本実施形態においては、フィルター2は設けられていなくてもよい。また、常圧蒸留装置からナフサ貯蔵タンクをバイパスしてポンプAに接続するラインは、該タンクを経由せずに直接ナフサ水素化脱硫装置に圧送することで省エネルギーを図るホットチャージラインDである。また、フィルターは常圧蒸留装置からホットチャージラインDとナフサ貯蔵タンクへのラインとの分岐箇所の上流に設置してもよく、またポンプAの入口に設置してもよい。
原料油として精製ナフサ留分を含む場合は、より安定、安全運転を継続し易くする観点から、フィルターはナフサ留分と精製ナフサ留分との混合箇所より下流に設けられていることが好ましい。ナフサ留分中の微粒きょう雑物の濃度が精製ナフサ留分中の微粒きょう雑物の濃度より高い場合、フィルターの容量を小さくする観点から、フィルターを該ナフサ留分と該精製ナフサ留分との混合箇所の上流側のナフサ留分の配管に設けることもできる。また、原料油と水素とを混合してナフサ水素化脱硫装置に供給する場合、フィルターは、原料油と水素とを混合する箇所の上流側、すなわち原料油を水素と混合する前に、原料油だけをフィルターで濾過するような箇所に設けることが好ましい。このような箇所にフィルターを設けることで、フィルターの容量をより小さくすることができる。
また、脱硫ナフサ中に含まれる、主にメルカプタンに由来する硫黄原子の含有量は、微粒きょう雑物を除去することにより、サルファリコンビネーションによるメルカプタンの発生が低減されるため、通常0.5質量ppm以下となり、更には0.3質量ppm以下、0.2質量ppm以下となり、極めて微量な硫黄含有量となる。
(原料油中の微粒きょう雑物の濃度の測定)
原料油中の微粒きょう雑物の濃度(mg/L)は、JIS K2276:2003に規定される微粒きょう雑物試験方法(試験室ろ過法)により測定した。
(脱硫重質ナフサ中の硫黄原子の含有量の測定)
脱硫ナフサ(脱硫重質ナフサ)中の硫黄原子換算の含有量は、JIS K2541-6の「石油及び石油製品-硫黄分試験方法 第6部:紫外蛍光法」に準拠して測定した。
脱硫ナフサの製造装置が定常運転に入った時点から24時間おきに、加熱炉加熱管の原料油入口に設けた温度計を測定し、720時間(30日)経過した時点までに上昇した温度を上昇速度(℃/30日)とした。なお、定常運転に入った時点とは、原料油のナフサ水素化脱硫装置への供給量が一定となった時点のこととする。
脱硫ナフサの製造装置のメンテナンス時に、フィード/エフルエント熱交換器を清掃し、再運転後に定常運転に入った時点から、720時間(30日)経過するまで24時間ごとの総括伝熱係数を算出し、算出した総括伝熱係数の720時間(30日)の平均値を、フィード/エフルエント熱交換器の総括伝熱係数とした。なお、定常運転に入った時点とは、原料油のナフサ水素化脱硫装置への供給量が一定となった時点のこととする。
ナフサ留分(直留系のナフサ留分)60質量部に対して精製ナフサ留分40質量部を混合したものを原料油として、図1に示される脱硫ナフサの製造装置を用いて脱硫ナフサを製造した。原料油の性状は以下の通りである。また、ナフサ水素化脱硫装置における運転条件は、温度(水素化脱硫反応塔入口温度);290℃、水素分圧:0.5MPa、水素と原料油との比率(水素/原料油):45Nm3/kL以上、液空間速度(LHSV)3.5h-1であり、触媒としてはニッケルモリブデン系触媒(市販品)を用いた。また、フィルターの公称濾過精度は、5μmであり、バイパスラインにはフィルターを設置していない。
(原料油の代表性状)
硫黄含有量:300質量ppm
密度(15℃):0.7143g/cc
初留点*1:43℃
50%留出温度*1:98℃
蒸留終点*1:138.5℃
微粒きょう雑物の濃度:1.0mg/L
*1,蒸留性状は、ATSM D86に準拠して測定した。
実施例1と同等の原料油について、図1においてフィルターを有しない脱硫ナフサの製造装置を用いて脱硫ナフサを製造した。
また、図2-aに原料油中の微粒きょう雑物の粒度分布(フィルター通過前)、図2-bに、同じ原料油中の微粒きょう雑物の粒度分布及びその積算値(%)を示す。これらの粒度分布は、レーザー回折式粒度分布測定装置(「マスターサイザー2000(型番)」、マルバーン社製)を用いて測定したものである。図2-aによれば、フィルター通過前の原料油中には、粒子径として10μmを超える微粒きょう雑物が含まれており、その一部には10μm以下のもの、例えば0.1μm以上の小さい粒子径のものが含まれていることが分かる。また、特に粒子径が100~200μmのものが最も多く含まれており、大きいものだと粒子径が800μm程度の微粒きょう雑物が含まれていることが分かる。
これに対して、図2-bに示される積算値によれば、10μm以上の微粒きょう雑物を捕捉することにより、90%以上の微粒きょう雑物が捕捉できることが分かる。本発明者らはこのような微粒きょう雑物の粒径分布に着目することにより、適切な粒径のフィルターを選択することが初めて可能になったものである。このような微粒きょう雑物をフィルターで濾過し、原料油中の微粒きょう雑物の濃度を0.3mg/L以下と極めて少なくすることにより、安全、安定運転の継続を可能とし、品質の高い脱硫ナフサが得られることが確認された。
11.精製ナフサ留分
12.原料油(フィード)
13.脱硫ナフサ(エフルエント)
A.ポンプ
B.バイパスライン
C.フィード/エフルエント熱交換器
D.ホットチャージライン
Claims (14)
- 常圧蒸留装置から得られるナフサ留分を含む原料油をナフサ水素化脱硫装置で水素化脱硫する脱硫ナフサの製造方法であり、少なくとも該ナフサ留分をフィルターで濾過し、該フィルターで濾過した後の該原料油中の微粒きょう雑物の濃度を0.3mg/L以下とする脱硫ナフサの製造方法であって、
前記原料油を、前記フィルターで濾過した後に、水素と混合して前記ナフサ水素化脱硫装置に供給する脱硫ナフサの製造方法。 - 前記フィルターの公称濾過精度が、10μm以下である請求項1に記載の脱硫ナフサの製造方法。
- 前記原料油が、精製ナフサ留分を含む請求項1又は2に記載の脱硫ナフサの製造方法。
- 前記原料油を、前記フィルターで濾過する請求項3に記載の脱硫ナフサの製造方法。
- 前記脱硫ナフサ中の硫黄原子の含有量が、0.5質量ppm以下である請求項1~4のいずれか1項に記載の脱硫ナフサの製造方法。
- 常圧蒸留装置から得られるナフサ留分を貯蔵する貯蔵タンク、ポンプ、及びナフサ水素化脱硫装置を順に有し、該ポンプが該ナフサ留分を含む原料油をナフサ水素化脱硫装置に圧送するものであり、少なくとも該ナフサ留分を濾過するフィルターを該常圧蒸留装置又は該貯蔵タンクと該ナフサ水素化脱硫装置との間に有する脱硫ナフサの製造装置。
- 前記フィルターの公称濾過精度が、10μm以下である請求項6に記載の脱硫ナフサの製造装置。
- 前記フィルターが、前記ポンプと前記ナフサ水素化脱硫装置との間に設けられる請求項6又は7に記載の脱硫ナフサの製造装置。
- 前記原料油が、精製ナフサ留分を含む請求項6~8のいずれか1項に記載の脱硫ナフサの製造装置。
- 前記フィルターが、前記原料油を濾過するものである請求項9に記載の脱硫ナフサの製造装置。
- 前記フィルターのバイパスラインを有する請求項6~10のいずれか1項に記載の脱硫ナフサの製造装置。
- 前記バイパスラインが、フィルターを有する請求項11に記載の脱硫ナフサの製造装置。
- 前記フィルターの公称濾過精度が、10μm以下である請求項12に記載の脱硫ナフサの製造装置。
- 前記フィルターの下流で、前記原料油と水素とを混合する請求項6~13のいずれか1項に記載の脱硫ナフサの製造装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017151848 | 2017-08-04 | ||
JP2017151848 | 2017-08-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019031664A JP2019031664A (ja) | 2019-02-28 |
JP7176672B2 true JP7176672B2 (ja) | 2022-11-22 |
Family
ID=65523100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018144038A Active JP7176672B2 (ja) | 2017-08-04 | 2018-07-31 | 脱硫ナフサの製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7176672B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000096069A (ja) | 1998-09-25 | 2000-04-04 | Jgc Corp | 石油の処理方法および触媒 |
JP2003238971A (ja) | 2002-02-14 | 2003-08-27 | Kashima Oil Co Ltd | 塩の除去方法、それを利用した接触改質方法及び接触改質装置 |
JP2006257442A (ja) | 2006-06-08 | 2006-09-28 | Kashima Oil Co Ltd | 塩の除去方法、それを利用した接触改質方法及び接触改質装置 |
-
2018
- 2018-07-31 JP JP2018144038A patent/JP7176672B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000096069A (ja) | 1998-09-25 | 2000-04-04 | Jgc Corp | 石油の処理方法および触媒 |
JP2003238971A (ja) | 2002-02-14 | 2003-08-27 | Kashima Oil Co Ltd | 塩の除去方法、それを利用した接触改質方法及び接触改質装置 |
JP2006257442A (ja) | 2006-06-08 | 2006-09-28 | Kashima Oil Co Ltd | 塩の除去方法、それを利用した接触改質方法及び接触改質装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019031664A (ja) | 2019-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11884883B2 (en) | Multi-stage device and process for production of a low sulfur heavy marine fuel oil | |
JP7336831B2 (ja) | ファウリングが少ない堆積物を伴う改良された沸騰床リアクター | |
JP7126443B2 (ja) | 適時原料を用いる改良型沸騰床リアクター | |
JP2021504552A (ja) | 水素化分解装置の未変換重油をアップグレーディングするためのプロセスおよびシステム | |
EP2788458A1 (fr) | Procede d'hydroconversion de charges petrolieres en lits fixes pour la production de fiouls a basse teneur en soufre | |
TW202104565A (zh) | 用於生產烯烴之配置 | |
FR3052458A1 (fr) | Procede de conversion comprenant au moins une etape d'hydrotraitement en lit fixe et une etape d'hydrocraquage en reacteurs by passables | |
EP3502214A1 (fr) | Échangeur de chaleur bobiné pour hydrotraitement ou hydroconversion | |
CA2901390C (en) | Process for partial upgrading of heavy and/or extra-heavy crude oils for its transportation | |
US11473024B2 (en) | Processing pyrolysis tar particulates | |
JP2006241181A (ja) | 水添脱硫分解プロセス残渣油の冷却用熱交換器のファウリング防止方法 | |
CN115698232A (zh) | 含氮进料的烃热解 | |
JP7176672B2 (ja) | 脱硫ナフサの製造方法及び製造装置 | |
CN102732307B (zh) | 石脑油加氢精制方法及除焦罐 | |
CN102732304B (zh) | 延长运转周期的石脑油加氢反应装置及加氢反应方法 | |
US12025435B2 (en) | Multi-stage device and process for production of a low sulfur heavy marine fuel oil | |
CN102732303B (zh) | 石脑油加氢反应装置及加氢反应方法 | |
US20220333020A1 (en) | Multi-stage process and device utilizing structured catalyst beds and reactive distillation for the production of a low sulfur heavy marine fuel oil | |
JP7446081B2 (ja) | 真空ボトム中にアスファルテンの再利用蓄積のないアップグレードされた沸騰床式反応器 | |
CN102732309B (zh) | 一种石脑油加氢工艺方法及除焦罐 | |
CN115943195A (zh) | 有利进料的烃热解 | |
CN102732308B (zh) | 石脑油加氢工艺方法及除焦罐 | |
EP3502213A1 (fr) | Échangeur de chaleur bobiné pour hydrotraitement ou hydroconversion | |
CN102732310B (zh) | 一种石脑油加氢反应装置及加氢反应方法 | |
US20240210156A1 (en) | Multi-Stage Process and Device for Production of Low Sulfur Heavy Marine Fuel Oil |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210715 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220715 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221011 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221028 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7176672 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |