JP7176650B2 - 磁気検知システム、磁気信号の波形パターン分類方法、および、磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法 - Google Patents

磁気検知システム、磁気信号の波形パターン分類方法、および、磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気検知システム、磁気信号の波形パターン分類方法、および、磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法に関する。
従来、磁気センサによって磁性体の検知を行う磁気検知システムが知られている。このような、磁気検知システムは、特開2013-156225号公報に開示されている。
特開2013-156225号公報には、磁気センサと、磁気センサにより取得される磁気信号が磁性体に由来する信号か否かを判定する判定手段とを備える磁気検知システムが開示されている。特開2013-156225号公報に記載の磁気検知システムでは、磁気センサにより取得される磁気信号の波形パターンと、複数の標準波形パターンとに基づいて、磁気センサから取得した磁気信号が磁性体に由来する磁気信号か、ノイズに由来する磁気信号かを判定して、磁性体を検知するように構成されている。
特開2013-156225号公報
ここで、磁気センサに対して、検知した磁性体がどの方向に向かって移動しているのか(近づいているのか、または、遠ざかっているのか)という磁性体の進行方向の情報は、磁性体の接近および通過の有無を監視するユーザにとって、重要な情報となる。しかしながら、特開2013-156225号公報に記載の磁気検知システムでは、磁気センサにより取得される磁気信号の波形パターンと、複数の標準波形パターンとに基づいて、磁気センサから取得した磁気信号が磁性体に由来する信号か、ノイズに由来する磁気信号かを判定して、磁性体を検知することができるものの、磁気センサにより取得した磁気信号から磁性体の進行方向を判別することはできない。そのため、磁気センサにより取得した磁気信号から磁性体の進行方向を判別可能にすることが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、磁気センサにより取得した磁気信号から磁性体の進行方向を判別可能な磁気検知システム、磁気信号の波形パターン分類方法、および、磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法を提供することである。
この発明の第1の局面における磁気検知システムは、水中に設けられ、磁気信号を取得する磁気センサと、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習により学習することによって、波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合して生成される複数の全結合層に基づいて作成される波形パターン分布と、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンにおける特徴とに基づいて、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンを分類するように構成されている波形パターン分類部とを備える。
この発明の第2の局面における磁気信号の波形パターン分類方法は、水中に設けられた磁気センサにより磁気信号を取得するステップと、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習された学習済みモデルに対して、磁気センサが取得した磁気信号を入力するステップと、学習済みモデルに入力された磁気センサが取得した磁気信号の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合されたセンサ信号全結合層を学習済みモデルを用いて、生成するステップと、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習により学習することによって波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合して生成される複数の全結合層に基づいて作成される複数の信号の波形パターンの分布である波形パターン分布と、学習済みモデルを用いて生成されたセンサ信号全結合層とに基づいて、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンを分類するステップとを含む。
この発明の第3の局面における磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法は、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習により学習するステップと、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習された学習済みモデルを用いて、波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合された複数の全結合層を生成するステップと、複数の全結合層に基づいて、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンを分類するために用いられる複数の信号の波形パターンの分布である波形パターン分布を作成するステップとを含む。
ここで、本願発明者は、磁気センサにより取得される磁気信号の波形パターンと、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向との間には相関関係があることに着目した。そして、本願発明者が鋭意検討した結果、本願発明者は、機械学習により学習することによって、複数の信号の波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合した複数の全結合層に基づいて作成した波形パターン分布において、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向と相関関係がある波形パターンによって分布が分かれていることを見出し、本願発明を想到するに至った。
本発明の第1の局面による磁気検知システムでは、上記のように、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて生成される複数の全結合層に基づいて、波形パターン分布が作成される。そして、波形パターン分類部により、波形パターン分布と、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンにおける特徴とに基づいて、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンを分類するように構成されている。これにより、複数の信号の波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて生成される複数の全結合層に基づいて作成された波形パターン分布を用いて、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンにおける特徴から、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンを分類することができる。そして、磁気信号の波形パターンと磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向との間には相関関係があるので、磁気信号の波形パターンの分類結果に基づいて、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向を判別することができる。その結果、磁気センサにより取得した磁気信号から磁性体の進行方向を判別可能な磁気検知システムを提供することができる。
本発明の第2の局面による磁気信号の波形パターン分類方法では、上記のように、磁気センサが取得した磁気信号の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合されたセンサ信号全結合層を学習済みモデルを用いて、生成する。そして、複数の信号の波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合して生成される複数の全結合層に基づいて複数の信号の波形パターンの分布である波形パターン分布を作成して、センサ信号全結合層と、波形パターン分布と、に基づいて、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンを分類する。これにより、複数の信号の波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて生成される複数の全結合層に基づいて作成された波形パターン分布を用いて、磁気センサが取得した磁気信号の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合されたセンサ信号全結合層から、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンを分類することができる。そして、磁気信号の波形パターンと磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向との間には相関関係があるので、磁気信号の波形パターンの分類結果に基づいて、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向を判別することができる。その結果、磁気センサにより取得した磁気信号から磁性体の進行方向を判別可能な磁気信号の波形パターン分類方法を提供することができる。
本発明の第3の局面による磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法では、上記のように、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合された複数の全結合層に基づいて、複数の信号の波形パターンの分布である波形パターン分布を作成する。これにより、作成された波形パターン分布を磁気検知システムにおいて用いることによって、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンにおける特徴から、磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンを分類することができる。そして、磁気信号の波形パターンと磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向との間には相関関係があるので、磁気信号の波形パターンの分類結果に基づいて、磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向を判別することができる。その結果、磁気センサにより取得した磁気信号から磁性体の進行方向を判別可能な磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法を提供することができる。
本発明の一実施形態による磁気検知システムの全体構成を示した模式図である。 本発明の一実施形態による磁気検知システムの全体構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態の学習済みモデルを説明するための図である。 磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向を示した第1図である。 図4のように磁性体が移動した場合における磁気センサが取得した磁気信号の波形パターンを示した図である。 磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向を示した第2図である。 図6のように磁性体が移動した場合における磁気センサが取得した磁気信号の波形パターンを示した図である。 磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向を示した第3図である。 図8のように磁性体が移動した場合における磁気センサが取得した磁気信号の波形パターンを示した図である。 磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向を示した第4図である。 図10のように磁性体が移動した場合における磁気センサが取得した磁気信号の波形パターンを示した図である。 本発明の一実施形態の波形パターン分布作成の一例を示した図である。 学習済みモデルにより作成される波形パターン分布の一例である。 波形パターン分布における波形パターンを示した第1図である。 波形パターン分布における波形パターンを示した第2図である。 波形パターン分布における波形パターンを示した第3図である。 本発明の一実施形態の磁気検知システムによる波形パターンの判定および分類の一例を示した図である。 表示部による判定結果および推定結果の表示の一例を示した第1図である。 表示部による判定結果および推定結果の表示の一例を示した第2図である。 本発明の一実施形態による波形パターン分布作成処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態による進行方向推定処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態による磁気検知システムの第1変形例を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による磁気検知システムの第2変形例を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による磁気検知システムの第3変形例を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による磁気検知システムの第4変形例を示したブロック図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(磁気検知システムの全体構成)
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態による磁気検知システム100の全体構成について説明する。
本実施形態による磁気検知システム100は、図1に示すように、検知領域10に設置された複数の磁気センサ1、受信部2、および、コンピュータ3、を備える。本実施形態による磁気検知システム100は、磁性体200に起因する磁気信号11を検知することによって、磁性体200の接近を検知するシステムである。また、本実施形態において、磁気検知システム100は、複数の磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンを分類することにより、複数の磁気センサ1に対する磁性体200の進行方向を推定するように構成されている。
磁性体200の検知領域10への接近(侵入)を監視するユーザは、後述する磁気検知システム100によって出力される判定結果81(図3参照)および推定結果84(図17参照)を基づいて(表示部32を視認することによって)磁性体200の通過の有無を把握することが可能であるとともに、磁性体200の進行方向を推定することが可能である。複数の磁気センサ1は、たとえば、港湾などに設けられている。また、磁性体200は、船舶およびダイバー(潜水士)などを含む。
複数の磁気センサ1は、図1に示すように、水中(海中)に設けられ、磁気信号11を取得するように構成されている。本実施形態では、複数の磁気センサ1は、磁性体200の接近の有無を検知する検知領域10に複数設置されている。複数の磁気センサ1は、第1磁気センサ1a、第2磁気センサ1b、第3磁気センサ1c、第4磁気センサ1d、第5磁気センサ1e、第6磁気センサ1f、第7磁気センサ1g、および、第8磁気センサ1hを含む。複数の磁気センサ1の各々は、互いに離間して設置されており、受信部2と有線接続されている。複数の磁気センサ1は、磁性体200が検知領域10に接近することに起因する磁気信号11を取得する。
また、複数の磁気センサ1は、たとえば、取得した磁気信号11を、光信号として、陸上に設置された受信部2に出力するように構成されている。そして、複数の磁気センサ1は、所定のサンプリング周期によって取得した磁気信号11を出力するように構成されている。複数の磁気センサ1は、たとえば、フラックスゲート型センサを含む。また、複数の磁気センサ1は、1つの軸のみにより、磁気信号11を取得するセンサでもよいし、3軸(X軸、Y軸、および、Z軸)など複数の軸方向において、磁気信号11を取得するセンサでもよい。また、本実施形態では、所定のサンプリング周期は、0.5秒として設定されている。なお、所定のサンプリング周期は、任意に変更可能である。
受信部2は、複数の磁気センサ1と有線接続されており、複数の磁気センサ1によって取得された磁気信号11を受信する。そして、受信部2は、受信した光信号である磁気信号11を電気信号に変換する。また、受信部2は、コンピュータ3と有線接続されているとともに、電気信号に変換された磁気信号11をコンピュータ3に送信する。なお、複数の磁気センサ1と受信部2との接続、および、受信部2とコンピュータ3との接続は無線接続に接続されてもよい。
コンピュータ3は、図2に示すように、操作部31と、表示部32と、制御部33と、記憶部34とを含む。コンピュータ3は、たとえば、陸上の監視施設においてユーザが用いるコンピュータ端末である。
操作部31は、ユーザによる入力操作を受け付ける。操作部31は、たとえば、キーボードおよびマウスなどのポインティングデバイスを含む。
表示部32は、制御部33による制御によって、複数の磁気センサ1によって取得された磁気信号11と、後述する学習済みモデル51によって出力された判定結果81(図3参照)と、後述する進行方向推定部33dによって出力された磁性体200の進行方向を推定した結果である推定結果84(図17参照)とを表示するように構成されている。表示部32による磁気信号11、判定結果81、および、推定結果84の表示については、後述する。表示部32は、たとえば、液晶ディスプレイを含む。
記憶部34は、制御部33による制御によって、磁気信号11を記憶する。また、記憶部34は、磁気センサ1によって取得された磁気信号11を含む測定データ40を取得する。測定データ40は、磁気信号11に加えて、検知領域10における磁気センサ1の位置情報40aと、磁気信号11を取得した時刻についての時刻情報40bとを含む。また、記憶部34は、後述する学習済みモデル51を含む生成部50、波形パターン分布60、制御部33が実行する各種プログラムなどを記憶する。なお、生成部50は、複数の学習済みモデルを含んでもよいし、学習済みモデル51とは異なる学習が行われた学習済みモデルを学習済みモデル51とともに含んでもよい。記憶部34は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)または不揮発性メモリなどを含む。
本実施形態では、生成部50は、後述するように、複数の磁気センサ1によって取得され生成部50の学習済みモデル51に入力された磁気信号11の入力データである入力層51a(図3参照)に基づいて、全結合層51c(図3参照)を生成する。
さらに、生成部50は、後述するように、生成した全結合層51cに基づいて、複数の磁気センサ1によって取得された各々の磁気信号11が磁性体200であるか否かの判定結果81(図3参照)を出力する出力層51d(図3参照)を磁気センサ1ごとに生成するように構成されている。出力層51dは、生成部50の学習済みモデル51に入力された磁気信号11の入力データである入力層51aに基づいて、生成される。
学習済みモデル51は、記憶部34に格納(記憶)された学習済みニューラルネットワークモデルである。学習済みモデル51の詳細については、後述する。
波形パターン分布60は、後述するように、複数の磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データ61(図12参照)として機械学習により学習することによって、波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合して生成される複数の全結合層52c(図12参照)に基づいて作成される。
制御部33は、機能的な構成として、前処理部33a、分類部33c、次元圧縮部33b、進行方向推定部33d、および、表示制御部33eを含む。すなわち、制御部33は、プログラムを実行することによって、前処理部33a、次元圧縮部33b、分類部33c、進行方向推定部33d、および、表示制御部33eとして機能する。制御部33は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、および、GPU(Graphics Processing Unit)などを含む。
前処理部33aは、磁気信号11の前処理を行うように構成されている。すなわち、前処理部33aは、取得された磁気信号11のうちの高周波ノイズ成分を除去する。前処理部33aは、たとえば、ローパスフィルタを含む。
次元圧縮部33bは、後述するように、学習済みモデル51により生成された全結合層51c(図3参照)からの出力に対して、次元圧縮を行うように構成されている。次元圧縮部33bは、次元圧縮アルゴリズムにより、全結合層51cの出力を次元圧縮する。次元圧縮アルゴリズムは、t-SNE(Stochastic Neighbor Embedding)およびPCA(Principal Component Analysis)などのいずれかを含む。なお、本実施形態では、次元圧縮部33bの次元圧縮アルゴリズムとして、t-SNEを用いた例を説明する。
分類部33cは、波形パターン分布60と、複数の磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンにおける特徴とに基づいて、複数の磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンを分類するように構成されている。なお、分類部33cは、請求の範囲に記載の「波形パターン分類部」の一例である。
進行方向推定部33dは、複数の磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンに対する分類部33cによる分類に基づいて、複数の磁気センサ1に対する磁性体200の進行方向を推定するように構成されている。
表示制御部33eは、表示部32の表示の制御を行うように構成されている。表示制御部33eは、磁気信号11、判定結果81、および、推定結果84に基づいて、表示部32の表示の制御を行う。
(学習済みモデルの構成)
次に図3を参照して、本実施形態による磁気検知システム100の学習済みモデル51について、説明する。
学習済みモデル51は、複数の磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データ61(図3参照)として機械学習されている。
学習済みモデル51の作成方法(学習方法)には、入力層、畳み込み層、全結合層、および、出力層を含む1次元畳み込みニューラルネットワークモデル(図3参照)が用いられる。本実施形態では、磁性体200に起因する磁気信号11をシミュレートすることによって作成された複数のシミュレーション波形と、複数のノイズ波形とを入力データ61として、1次元畳み込みニューラルネットワークモデルを用いて、機械学習が行われることにより、学習済みモデル51が作成される。
複数のシミュレーション波形は、複数のパラメータを種々の値に設定することにより網羅的に作成される。複数のパラメータは、たとえば、磁性体200の磁気の方向、進行方向、速度、水中深度、および、横距(横方向の距離)などを含む。複数のシミュレーション波形は、前処理部33aにより前処理された磁気信号11の波形パターンを大別した4つの波形パターンに基づいて、シミュレートされる。
ここで、前処理部33aにより前処理された磁気信号11の波形パターンを大別した4つの波形パターンについて、図4~図11を参照して、説明する。
前処理部33aにより前処理された磁気信号11の波形パターンは、複数の磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向(図4、図6、図8、および、図10参照)に応じて、4つの波形パターン(図5、図7、図9、および、図11)に大別される。なお、図5、図7、図9、および、図11の縦軸は信号強度であり、横軸は時間である。磁気センサ1により取得され、前処理部33aにより前処理された磁気信号11の波形パターンは、複数の磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向との間に相関関係を有する。
図4に示すように、磁気センサ1のN極側において、磁性体200が磁気センサ1を右側に見た状態で、磁気センサ1のN極側とS極側とが隣り合う方向と直交する方向に位置Xa、Xb、および、Xcの順に移動する際の波形パターンは、図5に示した第1波形パターン71のような波形パターンになる。なお、図5に示した時間Txaは、磁性体200が位置Xaに位置している時の時間であり、時間Txbは、磁性体200が位置Xbに位置している時の時間である。また、時間Txcは、磁性体200が位置Xcに位置している時の時間である。
また、図6に示すように、磁気センサ1のS極側において、磁性体200が磁気センサ1を右側に見た状態で、磁気センサ1のN極側とS極側とが隣り合う方向と直交する方向に位置Xd、Xe、および、Xfの順に移動する際の波形パターンは、図7に示した第2波形パターン72のような波形パターンになる。なお、図7に示した時間TXdは、磁性体200が位置Xdに位置している時の時間であり、時間TXeは、磁性体200が位置Xeに位置している時の時間である。また、時間TXfは、磁性体200が位置Xfに位置している時の時間である。
また、図8に示すように、磁性体200が磁気センサ1を右側に見た状態で、磁気センサ1のN極側とS極側とが隣り合う方向において、位置Ya、Yb、および、Ycの順に磁気センサ1のN極側からS極側に移動する際の波形パターンは、図9に示した第3波形パターン73のような波形パターンになる。なお、図9に示した時間TYaは、磁性体200が位置Yaに位置している時の時間であり、時間TYbは、磁性体200が位置Ybに位置している時の時間である。また、時間TYcは、磁性体200が位置Ycに位置している時の時間である。
また、図10に示すように、磁性体200が磁気センサ1を右側に見た状態で、磁気センサ1のN極側とS極側とが隣り合う方向において、位置Yd、Ye、および、Yfの順に磁気センサ1のS極側からN極側に移動する際の波形パターンは、図11に示した第4波形パターン74のような波形パターンになる。なお、図11に示した時間TYdは、磁性体200が位置Ydに位置している時の時間であり、時間TYeは、磁性体200が位置Yeに位置している時の時間である。また、時間TYfは、磁性体200が位置Yfに位置している時の時間である。
また、上記の4つの波形パターン(第1波形パターン71、第2波形パターン72、第3波形パターン73、および、第4波形パターン74)に基づいて、図4、図6、図8、および、図10に示した以外の磁性体200の磁気センサ1に対する相対位置および進行方向における波形パターンを算出することが可能である。
本実施形態では、生成部50は、前述したような機械学習により作成された学習済みモデル51に対して、磁気センサ1が取得した磁気信号11を入力することにより、入力された磁気信号11の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合された磁気センサ1によって取得された磁気信号11に基づく全結合層である全結合層51c(図3参照)を生成するように構成されている。
具体的には、学習済みモデル51に対して、磁気センサ1が取得した磁気信号11に基づいて生成された磁気波形を入力データ62として入力することにより、学習済みモデル51は、入力層51a、畳み込み層51b、および、全結合層51c、および、出力層51dを順に生成する。なお、学習済みモデル51は、畳み込み層51bの後にプーリング層を生成するようにしてもよいし、畳み込み層51b、プーリング層、および、全結合層51cを複数回生成するように構成してもよい。なお、全結合層51cは、請求の範囲の「センサ信号全結合層」の一例である。
入力層51aは、学習済みモデル51に入力された入力データ62に生成された層である。畳み込み層51bは、入力層51aからの出力が畳み込み演算された層である。そして、全結合層51cは、畳み込み層51bからの出力における磁気信号11の波形パターンにおける特徴が重み付けられて全結合されるように生成された(磁気信号11の波形パターンにおける特徴を抽出する)層である。また、出力層51dは、全結合層51cからの出力に基づいて、生成された判定結果81(識別結果)を出力するための層である。そして、学習済みモデル51により生成された出力層51dからの出力として、判定結果81が出力される。
(波形パターン分布作成について)
次に、波形パターン分布60の作成について、図12を参照して説明する。波形パターン分布60は、前述したように磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンを分類部33cにより分類するために用いられる複数の信号の波形パターンの分布である。
波形パターン分布60は、学習済みモデル52を用いて作成(生成)される。学習済みモデル52は、学習済みモデル51と同様に磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データ61(図12参照)として機械学習されている。具体的には、学習済みモデル52は、磁性体200に起因する磁気信号11をシミュレートすることによって作成された複数のシミュレーション波形と、複数のノイズ波形とを入力データ61として機械学習が行われたモデルである。すなわち、学習済みモデル52は、学習済みモデル51と同等の機械学習により作成された1次元畳み込みニューラルネットワークモデルである。
波形パターン分布60は、複数の信号の波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合された複数の全結合層52cが、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データ61として機械学習された学習済みモデル52を用いて、生成されている。なお、波形パターン分布60を作成するための複数の全結合層52cは、学習済みモデル51により作成されてもよい。
具体的には、学習済みモデル52には、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターン(複数のシミュレーション波形)の各々が入力データ61として入力される。そして、複数の信号の波形パターン(複数のシミュレーション波形)を入力データ61として入力することにより、学習済みモデル52は、入力層52a、畳み込み層52b、および、全結合層52c、および、出力層52dをそれぞれ順に複数生成する。
生成された複数の全結合層52cのそれぞれは、それぞれの波形パターンの特徴が重み付けられた状態で、畳み込み層52bからの出力が全結合されている。すなわち、生成された複数の全結合層52cのそれぞれは、入力データ61として入力された複数の信号の波形パターン(複数のシミュレーション波形)のそれぞれの波形パターンの特徴が重み付けられている。なお、複数の全結合層52cは、請求の範囲の「複数の全結合層」の一例である。
そして、波形パターン分布60は、複数の全結合層52cの各々からの出力を次元圧縮することにより作成される。
具体的には、まず学習済みモデル51を用いて作成された複数の全結合層52cの各々からの出力がそれぞれ2次元に次元圧縮される。そして、得られた複数の次元圧縮結果80を2次元上において、1つにまとめて示すことにより、複数の次元圧縮結果80の分布(複数の信号の波形パターンの分布)である波形パターン分布60(図13参照)が作成される。なお、複数の全結合層52cの各々からの出力を次元圧縮する際には、後述する次元圧縮部33bによる全結合層51cの次元圧縮(図17)と同様の方法(同様の次元圧縮アルゴリズム)が用いられる。
(波形パターン分布の構成)
前述した方法により作成される波形パターン分布60の一例を、図13に示す。なお、磁性体200に起因する磁気信号11をシミュレートすることによって作成された複数のシミュレーション波形の分布はバツ印、複数のノイズ波形の分布は丸印で示している。また、波形パターン分布60は、2次元により表される。図13の横軸は第1次元(一方の次元)であり、縦軸は第2次元(他方の次元)である。後述するように、図13に示した、分布範囲60a、60b、および、60cにおいて、それぞれ分布している波形パターンは異なっている。なお、分布範囲60a、60b、および、60cは、請求の範囲に記載の「設定された分布範囲」範の一例である。
分布範囲60aには、図14に示すように、第4波形パターン74(図11参照)と同様の波形パターンを有する波形パターンが多く分布している。また、分布範囲60aには、第1波形パターン71(図5参照)と同様の波形パターンも一部分布している。
そして、分布範囲60bには、図15に示すように、第1波形パターン71(図5参照)と同様の波形パターンを有する波形パターンと、第2波形パターン72(図7参照)と同様の波形パターンを有する波形パターンとが分布している。
また、分布範囲60cには、図16に示すように、第3波形パターン73(図9参照)と同様の波形パターンを有する波形パターンが多く分布している。また、分布範囲60aには、第2波形パターン72(図7参照)と同様の波形パターンも一部分布している。
すなわち、第1波形パターン71(図5参照)、第2波形パターン72(図7参照)、第3波形パターン73(図9参照)、および、第4波形パターン74(図11参照)の分布は、第4波形パターン74、第1波形パターン71、第2波形パターン72、および、第3波形パターン73の順に隣り合う分布の一部が重畳するように配置している。このような波形パターン分布60の分布の傾向を利用することにより波形パターンを分類して、分類された波形パターンと磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向との相関関係を用いることにより、磁性体200の進行方向を推定することが可能となる。
なお、図13~図16に示した波形パターン分布60の分布の傾向は一例である。波形パターン分布60の分布の傾向は、学習済みモデル52の学習の際に入力された入力データ61の内容および学習済みモデル52を用いて、複数の全結合層52cを生成する際の重み付けの値などによって、異なる傾向を示す。
また、前述した大別した4つの波形パターン(第1波形パターン71、第2波形パターン72、第3波形パターン73、および、第4波形パターン74)などの波形パターンの特徴に基づいて、分類部33cによる波形パターンの分類の際に用いられる波形パターンの分布範囲(たとえば、分布範囲60a、60b、および、60c)が定められる。
そして、本実施形態では、磁気検知システム100は、波形パターン分布60において、波形パターンの特徴に基づいて分布範囲(分布範囲60a、60b、および、60c)を設定することにより、磁気センサ1によって取得され生成部50に入力された磁気信号11の波形パターンを分類する。たとえば、波形パターン分布60において、分布範囲60c(図13参照)が第3波形パターン73(図9参照)と同様の波形パターンが分布する分布範囲60cと設定した場合には、磁気センサ1により取得された磁気信号11に基づいた結果が分布範囲60c内に収まる場合には、第3波形パターン73と同様の波形パターンであると磁気信号11の波形パターンを分類する。分布範囲60a、60b、および、60cは、2次元の波形パターン分布60において、波形パターン分布60の作成者およびユーザにより任意に設定することが可能である。
また、波形パターン分布60において設定される分布範囲の形状は、円形状、三角形形状、矩形形状など2次元により表される様々な形状を含む。また、波形パターンの分布範囲の数は1つでも複数でもよい。
(磁気検知システムによる判定、分類、および、推定に関する構成)
次に、本実施形態の磁気検知システム100による磁気信号11の判定、波形パターンの分類、および、磁性体200の進行方向の推定について、図17を参照して、説明する。
生成部50内の学習済みモデル51に対して、磁気センサ1が取得した磁気信号11に基づいて生成された磁気波形を入力データ62として入力することにより、学習済みモデル51は、入力層51a、畳み込み層51b、および、全結合層51c、および、出力層51dを順に生成する。
学習済みモデル51は、複数の磁気センサ1によって予め設定された判定期間において取得された磁気信号11に基づいて、判定結果81を出力するように構成されている。具体的には、学習済みモデル51は、磁気信号11を取得する0.5秒毎に、磁気信号11を取得した時点から12分間遡った時点までにおいて取得された磁気信号11に基づいて生成された磁気波形を入力データ62として入力する。
そして、入力データ62が入力されることにより、学習済みモデル51により生成された出力層51dから判定結果81が出力される。学習済みモデル51は、予め設定された判定期間である12分間のうちに取得された(1400回取得された)磁気信号11に基づいて、判定結果81を出力する。なお、判定期間は任意に変更可能である。
判定結果81は、取得した磁気信号11が磁性体200の接近に起因するか否かの確度を表す数値である。判定結果81は、0~1の間の数値によって表される。なお、判定結果81は、1に近づくほど磁気信号11が磁性体200の接近に起因する磁気信号11である可能性が高く、0に近づくほど磁気信号11がノイズである可能性が高いことを意味する。学習済みモデル51が生成した出力層51dからの出力である判定結果81は、表示制御部33eに入力されることにより、表示制御部33eによる表示部32の表示の制御に用いられる。
学習済みモデル51が生成した全結合層51cからの出力は、分類部33cによる波形パターンの分類に用いられる。全結合層51cからの出力は、次元圧縮部33bに入力される。次元圧縮部33bは、学習済みモデル51により生成された全結合層51cからの出力に対して、次元圧縮を行うように構成されている。入力された全結合層51cからの出力は、次元圧縮アルゴリズムにより、全結合層51cの出力を圧縮する。全結合層51cからの出力は、たとえば、20次元のデータである。次元圧縮部33bは、全結合層51cの出力を2次元のデータに次元圧縮する。全結合層51cの出力を圧縮した結果である次元圧縮結果82は、分類部33cに入力される。
分類部33cは、生成部50が生成した全結合層51cからの出力を次元圧縮した結果である次元圧縮結果82と、波形パターン分布60とに基づいて、複数の磁気センサ1により取得された磁気信号11の波形パターンを分類するように構成されている。次元圧縮結果82には、全結合層51cの磁気信号11の波形パターンにおける特徴が含まれている。
分類部33cは、2次元に次元圧縮された次元圧縮結果82と、複数の全結合層52cの各々からの出力を2次元に次元圧縮することにより作成される2次元の波形パターン分布60において、設定された分布範囲(分布範囲60a、60b、および、60c)に基づいて、複数の磁気センサ1によって取得され生成部50に入力された磁気信号11の波形パターンを分類する。分類部33cは、波形パターン分布60において設定された分布範囲に波形パターンを対応付けることにより、設定された分布範囲に次元圧縮結果82が分布している場合には、入力された磁気信号11の波形パターンを設定された分布範囲に対応した波形パターンに分類して、分類結果83を出力するように構成されている。たとえば、分布範囲60c(図13参照)が第3波形パターン73(図9参照)と対応付けられており、分布範囲60cに次元圧縮結果82が分布している場合には、入力された磁気信号11の波形パターンを第3波形パターン73と分類する。
また、分類部33cは、たとえば、分布範囲60cに次元圧縮結果82が分布している場合において、第3波形パターン73(図9参照)の確率が70パーセント、第2波形パターン72(図7参照)の確率が20パーセント、および、第1波形パターン71(図5参照)の確率が10パーセントといったように波形パターンの分類結果83を確率により出力してもよい。
そして、分類部33cにより分類された生成部50に入力された磁気信号11の波形パターンに対する分類結果83が出力される。分類結果83は、進行方向推定部33dに入力される。
進行方向推定部33dは、入力された分類結果83に基づいて、磁気センサ1に対する磁性体200の進行方向を推定するように構成されている。進行方向推定部33dは、分類結果83から入力された磁気信号11の波形パターンがどのような波形パターンに分類されたかを取得する。そして、進行方向推定部33dは、分類された波形パターンと、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向との相関関係から、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向を推定して、推定結果84を出力する。たとえば、入力された磁気信号11の波形パターンを第3波形パターン73(図9参照)と分類した場合には、磁性体200が磁気センサ1を右側に見た状態で、磁気センサ1のN極側とS極側とが隣り合う方向において、磁気センサ1のN極側からS極側に移動していると推定する。
なお、磁気センサ1が3軸(X軸、Y軸、および、Z軸)など複数の軸方向において、磁気信号11を取得するセンサである場合には、学習済みモデル51に入力する入力データ62として、1つの磁気センサ1の3軸(X軸、Y軸、および、Z軸)のそれぞれ軸ごとの磁気信号11に基づいて生成された磁気波形が入力されてもよいし、複数の軸方向全ての磁気信号11を合成した信号に基づいて生成された磁気波形が入力されてもよい。また、複数の磁気センサ1の取得した磁気信号11を合成した信号に基づいて生成された磁気波形が学習済みモデル51に入力する入力データ62として入力されてもよい。
また、進行方向推定部33dは、異なる複数の磁気センサ1から取得した磁気信号11に基づいた複数の推定結果84から、磁性体200の位置の推定、進行方向の推定を行うようにしてもよい。
また、判定結果81、分類結果83、および、推定結果84の出力は、入力データ62が入力される0.5秒毎に行われる。出力された判定結果81および推定結果84は、表示制御部33eに入力される。
なお、入力データ62の入力から推定結果84の算出までの処理時間は、処理に用いられるCPUおよびGPUの処理速度によっても異なるが、100チャンネル(100個の磁気センサ1)からの入力データ62を同時に処理した場合において、5ミリ秒以上50ミリ秒以下程度である。
そして、表示制御部33eは、入力された判定結果81および推定結果84に基づいて、表示部32の表示の制御を行う。
(推定結果および判定結果の表示)
次に、表示部32による推定結果84および判定結果81の表示の一例について、図18および図19を参照して説明する。
表示部32は、磁気信号11を表示する磁気信号表示90aと、磁気信号11の判定結果81を示す判定結果表示90bとを表示している。判定結果表示90bは、判定結果81を判定された数値とともに表示する。たとえば、磁性体200の接近に起因する磁気信号11である場合には、「Signal」と表示(図18参照)して、判定された数値「0.75」を表示(図18参照)する。また、磁気センサ1が取得した磁気信号11がノイズである場合には、「Noise」と表示してもよい。
また、表示制御部33eは、磁性体200の接近が推定された推定結果84が入力された場合において、警告表示90cおよび接近表示90dを表示する(図18参照)制御を行う。警告表示90cは、たとえば、ユーザに警告を促すため「EMERGENCY」などの文字を表示(図18参照)する。また、接近表示90dは、ユーザに磁性体200の接近を通知するために「接近中」などの文字を表示(図18参照)する。警告表示90cおよび接近表示90dは、ユーザが認識し易いように点滅などを行うようにしてもよい。
また、図18とは異なる推定結果84の表示方法として、表示制御部33eは、図19のように、推定結果84を表示してもよい。
図19に示したように、表示部32には、複数の磁気センサ1を示すアイコン91(アイコン91a、92b、91c、91d、91e、91f、91g、および、91h)が表示される。アイコン91a、92b、91c、91d、91e、91f、91g、および、91hは、それぞれ順に第1磁気センサ1a、第2磁気センサ1b、第3磁気センサ1c、第4磁気センサ1d、第5磁気センサ1e、第6磁気センサ1f、第7磁気センサ1g、および、第8磁気センサ1hを示すアイコンである。
また、アイコン200iは、磁気センサ1に対する磁性体200の推定位置を示すアイコンである。進行方向アイコン200dは、磁気センサ1に対する磁性体200の進行方向の推定結果84を示すアイコンである。なお、磁気センサ1に対する磁性体200の推定位置は、分類された波形パターンと、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向との相関関係から算出される。
表示制御部33eは、磁性体200の推定位置と磁気センサ1との距離に応じて、複数の磁気センサ1の位置を示すアイコン(アイコン91a、92b、91c、91d、91e、91f、91g、および、91h)の表示色を変える制御を行うように構成されている。たとえば、図19に示すように、表示制御部33eは、磁性体200の推定位置と磁気センサ1との距離が近い磁気センサ1の色の表示色を変える(図19ではハッチングにより示す)ように表示の制御を行う。
(波形パターン分布作成処理)
次に、図20を参照して、本実施形態の波形パターン分布作成処理をフローチャートに基づいて説明する。
ステップ101において、機械学習が行われる。具体的には、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データ61として機械学習による学習が行われる。機械学習により学習済みモデル52が作成された後、処理ステップは、ステップ102に移行する。
ステップ102において、学習済みモデル52にデータが入力される。具体的には、ステップ101において、機械学習された学習済みモデル52に対して、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを複数の入力データ61として入力する。学習済みモデル52に対する入力データ61の入力の完了後、処理ステップは、ステップ103に移行する。
ステップ103において、複数の全結合層52cが生成される。具体的には、機械学習された学習済みモデル52を用いて、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンとして入力された複数の入力データ61に応じて、複数の信号の波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合された複数の全結合層52cを生成する。複数の全結合層52cの作成後、処理ステップは、ステップ104に移行する。
ステップ104において、複数の全結合層52cが次元圧縮される。具体的には、学習済みモデル51により生成された複数の全結合層52cの出力は、次元圧縮アルゴリズムによりそれぞれ次元圧縮処理が行われる。複数の全結合層52cの出力は、それぞれ2次元に次元圧縮される。複数の全結合層52cの次元圧縮完了後、処理ステップは、ステップ104に移行する。
ステップ105において、波形パターン分布60が作成される。具体的には、2次元に次元圧縮された複数の全結合層52cのそれぞれの2次元における分布を1つにまとめて作成することにより、複数の信号の波形パターンの分布である波形パターン分布60が作成される。このように、複数の全結合層52cに基づいて、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンを分類するために用いられる波形パターン分布60が作成され、波形パターン分布作成処理が終了する。
(進行方向推定処理)
次に、図21を参照して、本実施形態の磁気検知システム100による進行方向推定処理をフローチャートに基づいて説明する。
ステップ201において、磁気信号11が取得される。具体的には、磁気検知システム100は、水中に設けられた磁気センサ1により磁気信号11を取得する。磁気信号11の取得後、処理ステップは、ステップ202に移行する。
ステップ202において、磁気信号11が入力される。具体的には、磁気検知システム100は、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データ62として機械学習された学習済みモデル51に対して、磁気センサ1が取得した磁気信号11に基づいて生成された磁気波形を入力データ62として入力する。学習済みモデル51に対する入力データ62の入力後、処理ステップは、ステップ203に移行する。
ステップ203において、全結合層51cが生成される。具体的には、学習済みモデル51は、入力データ62に基づいて、入力層51a、畳み込み層51b、および、全結合層51c、および、出力層51dを順に生成する。磁気検知システム100は、学習済みモデル51に入力された磁気センサ1が取得した磁気信号11の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合された全結合層51cを学習済みモデル51を用いて、生成する。全結合層51cの生成後、処理ステップは、ステップ204に移行する。
ステップ204において、波形パターンが分類される。具体的には、磁気検知システム100の分類部33cは、波形パターン分布60と、全結合層51cとに基づいて、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンを分類する。波形パターンを分類後、分類結果83が出力され、処理ステップは、ステップ205に移行する。
ステップ205において、磁性体200の進行方向が推定される。具体的には、磁気検知システム100の進行方向推定部33dは、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンの分類(分類結果83)に基づいて、磁気センサ1に対する磁性体200の進行方向を推定する。磁性体200の進行方向を推定後、推定結果84が出力され、処理ステップは、ステップ206に移行する。
ステップ206において、推定結果84を表示する。具体的には、ステップ205により出力された推定結果84が表示制御部33eに入力され、入力された推定結果84に基づいて、表示制御部33eによる表示部32の表示の制御を行う。表示部32に推定結果84が表示された後、処理ステップは、ステップ201へと戻る。
(本実施形態の磁気検知システムの効果)
本実施形態の磁気検知システム100では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態の磁気検知システム100では、分類部33c(波形パターン分類部)により、波形パターン分布60と、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンにおける特徴とに基づいて、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンを分類するように構成されている。これにより、複数の信号の波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて生成される複数の全結合層52cに基づいて作成された波形パターン分布60を用いて、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンにおける特徴から、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンを分類することができる。そして、磁気信号11の波形パターンと磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向との間には相関関係があるので、磁気信号11の波形パターンの分類結果83に基づいて、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向を判別することができる。その結果、磁気センサ1により取得した磁気信号11から磁性体200の進行方向を判別可能な磁気検知システム100を提供することができる。
また、上記実施形態による磁気検知システム100では、以下のように構成したことによって、下記のような更なる効果が得られる。
また、本実施形態の磁気検知システム100では、進行方向推定部33dは、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンに対する分類部33c(波形パターン分類部)による分類に基づいて、磁気センサ1に対する磁性体200の進行方向を推定する。このように構成すれば、磁気センサ1により取得した磁気信号11から磁性体200の磁気センサ1に対する進行方向を進行方向推定部33dによって推定することができる。その結果、ユーザは、進行方向推定部33dによって推定された磁性体200の進行方向の推定結果84に基づいて、磁性体200が磁気センサ1に対して近づいているのか否かを判断することができる。
また、本実施形態の磁気検知システム100では、生成部50は、磁気信号11の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合された磁気センサ1によって取得された磁気信号11に基づく全結合層51c(センサ信号全結合層)を生成する。そして、分類部33c(波形パターン分類部)は、波形パターン分布60と、生成部50において生成された全結合層51cの磁気信号11の波形パターンにおける特徴とに基づいて、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンを分類する。このように構成すれば、全結合層51cにおいて磁気信号11の波形パターンにおける特徴が重み付けられているので、波形パターン分布60を用いて磁気信号11の波形パターンを分類する際に、より容易に磁気信号11の波形パターンを分類することができる。
また、本実施形態の磁気検知システム100では、分類部33c(波形パターン分類部)は、生成部50が生成した全結合層51c(センサ信号全結合層)からの出力を次元圧縮した結果である次元圧縮結果82と、複数の全結合層52cの各々からの出力を次元圧縮することにより作成される波形パターン分布60とに基づいて、磁気センサ1により取得された磁気信号11の波形パターンを分類する。このように構成すれば、複数の全結合層52cの各々からの出力を次元圧縮して波形パターン分布60が作成されるので、波形パターン分布60の次元を減少させることができる。その結果、複数の全結合層52cの各々からの出力を次元圧縮しない場合に比べて、波形パターン分布60における波形パターンの分布を波形パターン分布60の作成者およびユーザが容易に確認することができる。また、全結合層51cからの出力が次元圧縮されるので、全結合層51cからの出力を次元圧縮しない場合に比べて、生成部50が生成した全結合層51cからの出力と次元圧縮して作成された波形パターン分布60とを波形パターン分布60の作成者およびユーザが容易に比較することができる。
また、本実施形態の磁気検知システム100では、分類部33c(波形パターン分類部)は、2次元に次元圧縮された次元圧縮結果82と、複数の全結合層51cの各々からの出力を2次元に次元圧縮することにより作成される2次元の波形パターン分布60において設定された分布範囲60a、60b、および、60cとに基づいて、磁気センサ1によって取得され生成部50に入力された磁気信号11の波形パターンを分類するように構成されている。このように構成すれば、波形パターン分布60が2次元により作成されるので、波形パターン分布60における波形パターンの分布を波形パターン分布60の作成者およびユーザが容易に視認して分布範囲60a、60b、および、60cを設定することができる。また、全結合層51cからの出力が2次元に次元圧縮されるので、全結合層51cからの出力と、波形パターン分布60において設定された分布範囲60a、60b、および、60cとを同一次元(2次元)において比較することが可能になるので、全結合層51cからの出力と波形パターン分布60において設定された分布範囲60a、60b、および、60cとをユーザが容易に視認して比較することができる。
また、本実施形態の磁気検知システム100では、生成部50は、磁気センサ1によって取得され生成部50の学習済みモデル51に入力された磁気信号11の入力データである入力層51aに基づいて、全結合層51c(センサ信号全結合層)を生成する。そして、生成部50は、生成した全結合層51cに基づいて、磁気センサ1によって取得された磁気信号11が磁性体200であるか否かの判定結果81を出力する出力層51dを生成する。このように構成すれば、磁気センサ1によって取得された磁気信号11が磁性体200であるか否かの判定結果81が生成部50の学習済みモデル51により出力されるので、取得された磁気信号11について、磁性体200に起因する磁気信号11であるか否かを容易にユーザが確認することができる。
(本実施形態による磁気信号の波形パターン分類方法の効果)
本実施形態による磁気信号11の波形パターン分類方法では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態による磁気信号11の波形パターン分類方法では、磁気センサ1が取得した磁気信号11の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合された全結合層51c(センサ信号全結合層)と、波形パターン分布60と、に基づいて、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンを分類する。これにより、複数の信号の波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて生成される複数の全結合層52cに基づいて作成された波形パターン分布60を用いて、磁気センサ1が取得した磁気信号11の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合された全結合層51cから、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンを分類することができる。そして、磁気信号11の波形パターンと磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向との間には相関関係があるので、磁気信号11の波形パターンの分類結果83に基づいて、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向を判別することができる。その結果、磁気センサ1により取得した磁気信号11から磁性体200の進行方向を判別可能な磁気信号11の波形パターン分類方法を提供することができる。
また、上記実施形態による磁気信号11の波形パターン分類方法では、以下のように構成したことによって、下記のような更なる効果が得られる。
また、本実施形態による磁気信号11の波形パターン分類方法では、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンの分類に基づいて、磁気センサ1に対する磁性体200の進行方向を推定する。このように構成すれば、磁気センサ1により取得した磁気信号11から磁性体200の磁気センサ1に対する進行方向を推定することができる。その結果、ユーザは、磁性体200の進行方向の推定結果84に基づいて、磁性体200が磁気センサ1に対して近づいているのか否かを判断することができる。
(本実施形態による磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法の効果)
本実施形態による磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態による磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法では、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合された複数の全結合層52cに基づいて、複数の信号の波形パターンの分布である波形パターン分布60を作成する。このように構成すれば、作成された波形パターン分布60を磁気検知システム100において用いることによって、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンにおける特徴から、磁気センサ1によって取得された磁気信号11の波形パターンを分類することができる。そして、磁気信号11の波形パターンと磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向との間には相関関係があるので、磁気信号11の波形パターンの分類結果83に基づいて、磁気センサ1に対する磁性体200の相対位置および進行方向を判別することができる。その結果、磁気センサ1により取得した磁気信号11から磁性体200の進行方向を判別可能な磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法を提供することができる。
また、上記実施形態による磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法では、以下のように構成したことによって、下記のような更なる効果が得られる。
また、本実施形態による磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法では、複数の全結合層52cを次元圧縮した結果に基づいて波形パターン分布60を作成する。これにより、複数の全結合層52cを次元圧縮しない場合に比べて、波形パターン分布60における波形パターンの分布を波形パターン分布60の作成者およびユーザが容易に確認することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、磁気検知システム100は、複数の磁気センサ1により磁気信号11を取得する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、1つの磁気センサのみにより磁気信号11を取得する構成の磁気検知システムに適用してもよい。
また、上記実施形態では、波形パターン分布60は、記憶部34に記憶されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図22に示す第1変形例による磁気検知システム300のように、コンピュータ303をネットワーク400に接続して、波形パターン分布60を記憶部334に記憶させずに、外部のデータベース401に記憶させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、波形パターン分布60および学習済みモデル51を含む生成部50は、記憶部34に記憶されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図23に示す第2変形例による磁気検知システム500のように、コンピュータ503をネットワーク400に接続して、波形パターン分布60および学習済みモデル51を含む生成部50を記憶部534に記憶させずに、外部のデータベース402に記憶させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、予め機械学習により生成した学習済みモデル51が記憶部34に記憶されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図24に示す第3変形例による磁気検知システム600のように、コンピュータ603の記憶部634に機械学習に用いられる入力データ661が記憶されており、生成部650の学習前モデル653に入力データ661を入力することにより、コンピュータ603内において、学習済みモデルを生成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、磁気信号11が磁性体200であるか否かの判定結果81が、出力層51dの出力に基づく例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、波形パターンの分類結果が、波形パターン分布におけるノイズの分布範囲に収まるか否かによって、磁気信号が磁性体であるか否かの判定を行うように構成してもよい。
また、上記実施形態では、次元圧縮結果82および複数の全結合層52cの各々からの出力は、2次元に次元圧縮される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、次元圧縮結果および複数の全結合層の各々からの出力は、3次元に次元圧縮され、3次元の波形パターン分布を作成するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、全結合層51c(センサ信号全結合層)の出力を次元圧縮した次元圧縮結果82と、波形パターン分布60に基づいて、波形パターンを分類するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図25に示す第4変形例のように、コンピュータ703内において、センサ信号全結合層(全結合層51c)の出力を次元圧縮せずに、センサ信号全結合層(全結合層51c)に含まれる畳み込み層51bからの出力において重み付けられた磁気信号11の波形パターンにおける特徴と、波形パターン分布60とに基づいて、波形パターンを分類するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、磁性体200に起因する磁気信号11をシミュレートすることによって作成された複数のシミュレーション波形と、複数のノイズ波形とを入力データ61として、1次元畳み込みニューラルネットワークモデルを用いて、機械学習が行われることにより、学習済みモデル51が作成される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、磁気検知システムの磁気センサが実際に取得した磁気信号に基づいて生成された磁気波形を入力データとして、機械学習が行われることにより、学習済みモデルが作成されるように構成してもよい。また、本発明では、シミュレートすることによって作成された複数のシミュレーション波形と、複数のノイズ波形と、磁気検知システムの磁気センサが実際に取得した磁気信号に基づいて生成された磁気波形とを入力データとして、機械学習が行われることにより、学習済みモデルが作成されるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、分類結果83に基づいて、磁気センサ1に対する磁性体200の進行方向を推定する進行方向推定部33dを備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、磁気検知システムは、波形パターン分類部による波形パターンの分類のみを行うように構成され、ユーザによって磁性体の進行方向を推定されるようにしてもよい。また、本発明では、磁気検知システムは、分類結果83に基づいて、磁性体の通過時に磁性体の進行方向を通知するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、磁気センサ1は、検知領域10に設置され、磁性体200に起因する磁気信号11を検知する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、磁気センサを移動させることにより、磁気センサに対する磁性体の相対位置を検出するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、本発明の磁気検知システム100による進行方向推定処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、本発明の波形パターン分布60の作成処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
[態様]
上記した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(項目1)
水中に設けられ、磁気信号を取得する磁気センサと、
前記磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習により学習することによって、波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合して生成される複数の全結合層に基づいて作成される波形パターン分布と、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンにおける特徴とに基づいて、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンを分類するように構成されている波形パターン分類部とを備える磁気検知システム。
(項目2)
前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンに対する前記波形パターン分類部による分類に基づいて、前記磁気センサに対する磁性体の進行方向を推定する進行方向推定部をさらに備える、項目1に記載の磁気検知システム。
(項目3)
前記磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習された学習済みモデルに対して、前記磁気センサが取得した前記磁気信号を入力することにより、入力された前記磁気信号の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合された前記磁気センサによって取得された前記磁気信号に基づく全結合層であるセンサ信号全結合層を生成するように構成されている生成部をさらに備え、
前記波形パターン分類部は、前記波形パターン分布と、前記生成部において生成された前記センサ信号全結合層の前記磁気信号の波形パターンにおける特徴とに基づいて、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンを分類するように構成されている、項目1または2に記載の磁気検知システム。
(項目4)
前記波形パターン分類部は、前記生成部が生成した前記センサ信号全結合層からの出力を次元圧縮した結果である次元圧縮結果と、前記複数の全結合層の各々からの出力を次元圧縮することにより作成される前記波形パターン分布とに基づいて、前記磁気センサにより取得された前記磁気信号の波形パターンを分類するように構成されている、項目3に記載の磁気検知システム。
(項目5)
前記波形パターン分類部は、2次元に次元圧縮された前記次元圧縮結果と、前記複数の全結合層の各々からの出力を2次元に次元圧縮することにより作成される2次元の前記波形パターン分布において設定された分布範囲とに基づいて、前記磁気センサによって取得され前記生成部に入力された前記磁気信号の波形パターンを分類するように構成されている、項目4に記載の磁気検知システム。
(項目6)
前記学習済みモデルは、学習済みニューラルネットワークモデルであり、
前記生成部は、前記磁気センサによって取得され前記生成部の前記学習済みモデルに入力された前記磁気信号の入力データである入力層に基づいて、前記センサ信号全結合層を生成するとともに、生成した前記センサ信号全結合層に基づいて、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号が磁性体であるか否かの判定結果を出力する出力層を生成するように構成されている、項目3~5のいずれか1項に記載の磁気検知システム。
(項目7)
水中に設けられた磁気センサにより磁気信号を取得するステップと、
前記磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習された学習済みモデルに対して、前記磁気センサが取得した前記磁気信号を入力するステップと、
前記学習済みモデルに入力された前記磁気センサが取得した前記磁気信号の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合されたセンサ信号全結合層を前記学習済みモデルを用いて、生成するステップと、
前記磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習により学習することによって波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合して生成される複数の全結合層に基づいて作成される複数の信号の波形パターンの分布である波形パターン分布と、前記学習済みモデルを用いて生成された前記センサ信号全結合層とに基づいて、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンを分類するステップとを含む、磁気信号の波形パターン分類方法。
(項目8)
前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンの分類に基づいて、前記磁気センサに対する磁性体の進行方向を推定するステップをさらに含む、項目7に記載の磁気信号の波形パターン分類方法。
(項目9)
磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習により学習するステップと、
前記磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習された学習済みモデルを用いて、波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合された複数の全結合層を作成するステップと、
前記複数の全結合層に基づいて、前記磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンを分類するために用いられる複数の信号の波形パターンの分布である波形パターン分布を作成するステップとを含む、磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法。
(項目10)
前記波形パターン分布を作成するステップは、前記複数の全結合層を次元圧縮した結果に基づいて前記波形パターン分布を作成するステップである、項目9に記載の磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法。
1 磁気センサ
11 磁気信号
33c 分類部(波形パターン分類部)
33d 進行方向推定部
50 生成部
51 学習済みモデル
51a 入力層
51c 全結合層
51d 出力層
52c (複数の)全結合層
60 波形パターン分布
60a 分布範囲(設定された分布範囲)
60b 分布範囲(設定された分布範囲)
60c 分布範囲(設定された分布範囲)
61 入力データ
81 判定結果
82 次元圧縮結果
100 磁気検知システム
200 磁性体

Claims (10)

  1. 水中に設けられ、磁気信号を取得する磁気センサと、
    前記磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習により学習することによって、波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合して生成される複数の全結合層に基づいて作成される波形パターン分布と、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンにおける特徴とに基づいて、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンを分類するように構成されている波形パターン分類部とを備える磁気検知システム。
  2. 前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンに対する前記波形パターン分類部による分類に基づいて、前記磁気センサに対する磁性体の進行方向を推定する進行方向推定部をさらに備える、請求項1に記載の磁気検知システム。
  3. 前記磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習された学習済みモデルに対して、前記磁気センサが取得した前記磁気信号を入力することにより、入力された前記磁気信号の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合された前記磁気センサによって取得された前記磁気信号に基づく全結合層であるセンサ信号全結合層を生成するように構成されている生成部をさらに備え、
    前記波形パターン分類部は、前記波形パターン分布と、前記生成部において生成された前記センサ信号全結合層の前記磁気信号の波形パターンにおける特徴とに基づいて、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンを分類するように構成されている、請求項1に記載の磁気検知システム。
  4. 前記波形パターン分類部は、前記生成部が生成した前記センサ信号全結合層からの出力を次元圧縮した結果である次元圧縮結果と、前記複数の全結合層の各々からの出力を次元圧縮することにより作成される前記波形パターン分布とに基づいて、前記磁気センサにより取得された前記磁気信号の波形パターンを分類するように構成されている、請求項3に記載の磁気検知システム。
  5. 前記波形パターン分類部は、2次元に次元圧縮された前記次元圧縮結果と、前記複数の全結合層の各々からの出力を2次元に次元圧縮することにより作成される2次元の前記波形パターン分布において設定された分布範囲とに基づいて、前記磁気センサによって取得され前記生成部に入力された前記磁気信号の波形パターンを分類するように構成されている、請求項4に記載の磁気検知システム。
  6. 前記学習済みモデルは、学習済みニューラルネットワークモデルであり、
    前記生成部は、前記磁気センサによって取得され前記生成部の前記学習済みモデルに入力された前記磁気信号の入力データである入力層に基づいて、前記センサ信号全結合層を生成するとともに、生成した前記センサ信号全結合層に基づいて、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号が磁性体であるか否かの判定結果を出力する出力層を生成するように構成されている、請求項3に記載の磁気検知システム。
  7. 水中に設けられた磁気センサにより磁気信号を取得するステップと、
    前記磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習された学習済みモデルに対して、前記磁気センサが取得した前記磁気信号を入力するステップと、
    前記学習済みモデルに入力された前記磁気センサが取得した前記磁気信号の波形パターンにおける特徴が重み付けられて結合されたセンサ信号全結合層を前記学習済みモデルを用いて、生成するステップと、
    前記磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習により学習することによって波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合して生成される複数の全結合層に基づいて作成される複数の信号の波形パターンの分布である波形パターン分布と、前記学習済みモデルを用いて生成された前記センサ信号全結合層とに基づいて、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンを分類するステップとを含む、磁気信号の波形パターン分類方法。
  8. 前記磁気センサによって取得された前記磁気信号の波形パターンの分類に基づいて、前記磁気センサに対する磁性体の進行方向を推定するステップをさらに含む、請求項7に記載の磁気信号の波形パターン分類方法。
  9. 磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習により学習するステップと、
    前記磁気センサに対する磁性体の相対位置および進行方向に応じた複数の信号の波形パターンを入力データとして機械学習された学習済みモデルを用いて、波形パターンごとにそれぞれの特徴が重み付けられて結合された複数の全結合層を生成するステップと、
    前記複数の全結合層に基づいて、前記磁気センサによって取得された磁気信号の波形パターンを分類するために用いられる複数の信号の波形パターンの分布である波形パターン分布を作成するステップとを含む、磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法。
  10. 前記波形パターン分布を作成するステップは、前記複数の全結合層を次元圧縮した結果に基づいて前記波形パターン分布を作成するステップである、請求項9に記載の磁気検知システム用の波形パターン分布作成方法。
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