JP7176381B2 - 環状分子の構造探索方法、及び構造探索装置、並びにプログラム - Google Patents
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Description
開示の環状分子の構造探索方法は、コンピュータを用いて、n個の化合物基が環状に連結した環状分子の安定構造を探索する環状分子の構造探索方法であって、
格子の集合である三次元格子空間の各格子点に前記n個の化合物基を順次配置し、前記三次元格子空間に前記環状分子の立体構造を作成する工程を含み、
前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数の場合、前記作成する工程が、前記環状分子におけるn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基との間に結合基を挿入する処理と、前記結合基を格子点に配置する処理と、前記n番目に配置した化合物基と前記1番目に配置した化合物基とが、前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする処理とを、含む。
格子の集合である三次元格子空間の各格子点に前記n個の化合物基を順次配置し、前記三次元格子空間に前記環状分子の立体構造を作成する作成部を備え、
前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数の場合、前記作成部が、前記環状分子におけるn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基との間に結合基を挿入し、前記結合基を格子点に配置し、かつ前記n番目に配置した化合物基と前記1番目に配置した化合物基とが、前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする。
コンピュータに、格子の集合である三次元格子空間の各格子点に前記n個の化合物基を順次配置し、前記三次元格子空間に前記環状分子の立体構造を作成する工程を実行させ、
前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数の場合、前記作成する工程が、前記環状分子におけるn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基との間に結合基を挿入する処理と、前記結合基を格子点に配置する処理と、前記n番目に配置した化合物基と前記1番目に配置した化合物基とが、前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする処理とを、含む。
開示の環状分子の構造探索装置によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、環状分子の安定構造を探索することができる環状分子の構造探索装置を提供できる。
開示のプログラムによると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、環状分子の安定構造を探索することができるプログラムを提供できる。
開示の環状分子の構造探索方法は、コンピュータを用いて、n個の化合物基が環状に連結した環状分子の安定構造を探索する環状分子の構造探索方法である。
環状分子の構造探索方法は、作成工程を含み、更に必要に応じて、その他の工程を含む。
作成工程においては、格子の集合である三次元格子空間の各格子点にn個の化合物基を順次配置し、三次元格子空間に環状分子の立体構造を作成する。
そして、環状分子の化合物基の数(n)が奇数の場合、作成工程は、以下の処理1~処理3を含む。
処理1:環状分子におけるn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基との間に結合基を挿入する処理。
処理2:結合基を格子点に配置する処理。
処理3:n番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基とが、結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする処理。
タンパク質の安定構造の探索は、通常、以下の手順で行われる。
次に、作成した粗視化モデルを用いて構造探索を行う(図1B)。構造探索は、後述するDiamond encording法によって行う。
次に、粗視化モデルを全原子に戻す(図1C)。
直線構造で表した場合に5つのアミノ酸残基が結合した図2Aの構造を持つ直鎖ペンタペプチドを例として、考える。図2A~図2Eにおいて、丸の中の番号は、直鎖ペンタペプチドにおけるアミノ酸残基の番号を表す。
まず、ダイアモンド格子の中心に、番号1のアミノ酸残基を配置すると、図2Aに示すように、番号2のアミノ酸残基の配置可能な場所は、中心に隣接する図2Bに示す場所(番号2が付された場所)に限定される。
次に、番号2のアミノ酸残基に結合する番号3のアミノ酸残基の配置可能な場所は、図2Cにおいて、図2Bにおいて番号2が付された場所に隣接する場所(番号3が付された場所)に限定される。
次に、番号3のアミノ酸残基に結合する番号4のアミノ酸残基の配置可能な場所は、図2Dにおいて、図2Cにおいて番号3が付された場所に隣接する場所(番号4が付された場所)に限定される。
次に、番号4のアミノ酸残基に結合する番号5のアミノ酸残基の配置可能な場所は、図2Eにおいて、図2Dにおいて番号4が付された場所に隣接する場所(番号5が付された場所)に限定される。
このようにして、配置可能な場所をつないでいくことで、三次元の構造体が表現できる。
アミノ酸残基の数が偶数の環状のタンパク質の場合について、アミノ酸残基の数が8個の環状のタンパク質を、図3Aを用いて説明する。アミノ酸残基の数が8個の環状のタンパク質の場合、配列の1番目(最初)のアミノ酸残基と、配列の8番目(最後)のアミノ酸残基とは、隣り合う格子に配置できるために、ダイアモンド格子に環状構造を再現できる。
一方、アミノ酸残基の数が奇数の環状のタンパク質の場合について、アミノ酸残基の数が7個の環状のタンパク質を、図3Bを用いて説明する。アミノ酸残基の数が7個の環状のタンパク質の場合、配列の1番目(最初)のアミノ酸残基と、配列の7番目(最後)のアミノ酸残基とは、隣り合う格子に配置できないために、ダイアモンド格子に環状構造を再現できない。
そのため、アミノ酸残基の数が奇数の環状のタンパク質の場合については、立体構造を得られないことになる。
しかし、図3Bのような場合、配列の1番目(最初)のアミノ酸残基と、配列の7番目(最後)のアミノ酸残基とは、近い配置ため、実現可能な環状構造と考えることができる。
ここで、図3Bにおいて、配列の1番目(最初)のアミノ酸残基と、配列の7番目(最後)のアミノ酸残基とは近い距離にあるため、これらをつなぎ合わせる処理を施すことで、環状のタンパク質を得ることができる。
そうすることで、結合基Sによって、格子点が環状に繋がり、ダイアモンド格子に環状のタンパク質の立体構造が得られる。更に、最後に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基とが、結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにすることで、図3Cのように、配列の1番目(最初)のアミノ酸残基と、配列の7番目(最後)のアミノ酸残基とは距離とが遠くなることを避けることができる。
例えば、図5に示すように、結合基を挟んで、配列の7番目(最後)のアミノ酸残基と対向する位置に末端基Eを追加する。そうすることにより、得られる環状分子において、図3Cのように、配列の1番目(最初)のアミノ酸残基と、配列の7番目(最後)のアミノ酸残基とは距離とが遠くなることを避けることができる。
なお、結合基、及び末端基は、環状分子には存在しない仮想的な基である。
化合物基がアミノ酸残基の場合、環状分子としては、例えば、環状のタンパク質が挙げられる。
アミノ酸残基の元となるアミノ酸としては、天然アミノ酸であってもよいし、人工アミノ酸であってもよい。天然アミノ酸としては、例えば、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、β-アラニン、β-フェニルアラニンなどが挙げられる。人工アミノ酸としては、例えば、パラベンゾイルフェニルアラニンなどが挙げられる。
図6に、タンパク質の安定構造を探索するフローチャートを示す。
まず、アミノ酸残基の数(n)に基づいて、複数のアミノ酸残基が順次配置される格子の集合である3次元格子空間が定義される(S101)。
ここで、3次元格子空間の定義の一例を説明する。格子空間は三次元であるが、以下では、簡略化のため二次元の場合を例として示す。
まず、ダイアモンド格子空間において半径rにある格子の集合をShellとし、各格子点をSrとする。すると、各格子点Srは、図7のように表すことができる。
ここで、図8Aにおいては、V1=S1であり、V2=S2である。
図8Bにおいて、V3=S3である。
図8Cにおいて、V4=S2、S4である。
図8Dにおいて、V5=S3、S5である。
なお、S1、S2、S3を三次元で表すと図9のようになる。図9において、A=S1であり、B=S2であり、C=S3である。
そして、n個のアミノ酸残基を有するタンパク質におけるi番目のアミノ酸残基に必要な空間Viは、以下の式で表される。
そして、奇数番目(i=奇数)のアミノ酸残基の場合は、J={1,3,.....i}であり、偶数番目(i=偶数)のアミノ酸残基の場合は、J={2,4,.....i}である。
次に、アミノ酸残基の数(n)が、偶数か奇数かを判定し、偶数の場合には工程S104に進み、奇数の場合には、工程S103に進む(S102)。
次に、アミノ酸残基の数(n)が奇数の場合、工程S103では、三次元格子空間に配置される要素に、結合基Sと末端基Eとが追加される。
結合基Sは、環状のタンパク質のn番目に配置したアミノ酸残基と1番目に配置したアミノ酸残基との間に挿入される。末端基Eは結合基Sに結合している。末端基Eには、結合基Sを挟んで、n番目に配置したアミノ酸残基と対向する位置に配置される制約が課される。
次に、i個目のアミノ酸残基、結合基S、及び末端基Eの移動先の格子点の集合をViとする(S104)。
以上により、アミノ酸残基、結合基S、及び末端基Eが入る空間が定義される。
次に、各格子点にビットをそれぞれ割り当てる。即ち、各ビットX1~Xnに空間の情報を割り振ることが行われる(S105)。具体的には、図10A~図10Cに示すように、各アミノ酸残基、結合基、及び末端基の入る空間に対して、その位置にアミノ酸残基、結合基、及び末端基が在ることを1とし、無いことを0として表すビットを割り振る。なお、図10A~図10Cにおいては、各アミノ酸残基2~4に対して複数のXiに割当てられているが、実際は、1つのアミノ酸残基に対して、1つのビットXiが割り当てられる。
次に、Hone、Hconn、Holap、Hpair、Hbond、Hendを設定し、各格子点に関する制約条件に基づいて変換したイジングモデルを作成する(S106)。
以下の式は、アミノ酸残基の数(n)が偶数の場合の全エネルギー式である。
Hconnは、1~n番目のアミノ酸残基はそれぞれ繋がっているという制約を表す。
Holapは、1~n番目のアミノ酸残基はそれぞれ重ならないという制約を表す。
Hpairは、アミノ酸残基同士の相互作用を表す制約を表す。
Hbondは、結合基Sは1番目のアミノ酸残基とn番目のアミノ酸残基とに隣接するという制約を表す。
Hendは、末端基Eは結合基Sを挟んでn番目のアミノ酸残基と対向するという制約を表す。
なお、以下において説明する図11~図14A、図14Bにおいて、X1は、番号1のアミノ酸残基が配置可能な位置を表す。
X2~X5は、番号2のアミノ酸残基が配置可能な位置を表す。
X6~X13は、番号3のアミノ酸残基が配置可能な位置を表す。
X14~X29は、番号4のアミノ酸残基が配置可能な位置を表す。
なお、上記関数において、λoneは、重み付けのための係数である。
なお、上記関数において、λconnは、重み付けのための係数である。例えば、λone>λconnの関係にある。
なお、上記関数において、λolapは、重み付けのための係数である。
Hendについては、末端基Eは結合基Sを挟んでn番目のアミノ酸残基と対向するという制約を満たすように適宜設定される。
次に、抽出された重み係数に対応した重みファイルが作成される。重みファイルは、例えば、行列であり、例えば、2X1X2+4X2X3の場合、図15のような行列のファイルとなる。
右辺の1項目は、全ニューロン回路から選択可能な2つのニューロン回路の全組み合わせについて、漏れと重複なく、2つのニューロン回路の状態と重み値との積を積算したものである。
また、右辺の2項目は、全ニューロン回路のそれぞれのバイアス値と状態との積を積算したものである。biは、i番目のニューロン回路のバイアス値を示している。
次に、アニーリングマシンにおいて、各格子点に関する制約条件に基づいて変換したイジングモデルについて、焼き鈍し法を用いた基底状態探索を実行することにより、イジングモデルの最小エネルギーを算出する(S107)。
アニーリングマシンとしては、イジングモデルで表されるエネルギー関数について基底状態探索を行なうアニーリング方式を採用するコンピュータであれば、量子アニーリングマシンであっても、半導体技術を用いた半導体アニーリングマシンであっても、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)を用いてソフトウェアにより実行されるシミュレーテッド・アニーリング(Simulated Annealing)の何れであっても良い。
焼き鈍し法(シミュレーテッド・アニーリング法、SA法)はモンテカルロ法の一種であり、乱数値を用いて確率的に解を求める方法である。以下では最適化したい評価関数の値を最小化する問題を例に説明し、評価関数の値をエネルギーと呼ぶことにする。最大化の場合は、評価関数の符号を変えればよい。
(1)状態遷移に伴うエネルギー変化(エネルギー減少)値(-ΔE)に対して、その状態遷移の許容確率pを次の何れかの関数f()により決める。
(2)温度値Tを次式で表されるように反復回数tに対数的に減少させる。
(1)の式で表される許容確率を用いた場合、十分な反復後に定常状態に達したとすると、各状態の占有確率は熱力学における熱平衡状態に対するボルツマン分布にしたがう。
そして、高い温度から徐々に下げていくとエネルギーの低い状態の占有確率が増加するため、十分温度が下がるとエネルギーの低い状態が得られるはずである。この様子が材料を焼き鈍したときの状態変化とよく似ているため、この方法は焼き鈍し法(または、疑似焼き鈍し法)と呼ばれるのである。このとき、エネルギーが上がる状態遷移が確率的に起こることは、物理学における熱励起に相当する。
遷移制御部114は、乱数発生回路114b1、セレクタ114b2、ノイズテーブル114b3、乗算器114b4、比較器114b5を有する。
比較器114b5は、乗算器114b4が出力した乗算結果と、セレクタ114b2が選択したエネルギー変化値である-ΔEとを比較した比較結果を遷移可否fとして出力する。
工程S108では、算出結果を出力する。結果は、タンパク質の立体構造図として出力してもよいし、タンパク質を構成する各アミノ酸残基の座標情報として出力してもよい。
開示のプログラムは、コンピュータに、開示の環状分子の構造探索方法を実行させるプログラムである。
プログラムにおいて、環状分子の構造探索方法の実行における好適な態様は、開示の環状分子の構造探索方法における好適な態様と同じである。
プログラムは、複数の記録媒体に、任意の処理毎に分割されて記録されていてもよい。
開示のコンピュータが読み取り可能な記録媒体は、開示のプログラムを記録してなる。
コンピュータが読み取り可能な記録媒体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、内蔵ハードディスク、外付けハードディスク、CD-ROM、DVD-ROM、MOディスク、USBメモリなどが挙げられる。
記録媒体は、プログラムが任意の処理毎に分割されて記録された複数の記録媒体であってもよい。
開示の環状分子の構造探索装置は、作成部を少なくとも備え、更に必要に応じて、算出部などのその他の部を備える。
作成部は、格子の集合である三次元格子空間の各格子点にn個の化合物基を順次配置し、三次元格子空間に環状分子の立体構造を作成する。
環状分子の化合物基の数(n)が奇数の場合、作成部は、環状分子におけるn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基との間に結合基を挿入し、結合基を格子点に配置し、かつn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基とが、結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする。
環状分子の構造探索装置10は、例えば、CPU11、メモリ12、記憶部13、表示部14、入力部15、出力部16、I/Oインターフェース部17等がシステムバス18を介して接続されて構成される。
プログラムは、記憶部13に格納され、メモリ12のRAM(主メモリ)にロードされ、CPU11により実行される。
入力部15は、各種データの入力装置であり、例えば、キーボード、ポインティングデバイス(例えば、マウス等)などである。
出力部16は、各種データの出力装置であり、例えば、プリンタである。
I/Oインターフェース部17は、各種の外部装置を接続するためのインターフェースである。例えば、CD-ROM、DVD-ROM、MOディスク、USBメモリなどのデータの入出力を可能にする。
図20の構成例は、クラウド型の構成例であり、CPU11が、記憶部13等とは独立している。この構成例では、ネットワークインターフェース部19、20を介して、記憶部13等を格納するコンピュータ30と、CPU11を格納するコンピュータ40とが接続される。
ネットワークインターフェース部19、20は、インターネットを利用して、通信を行うハードウェアである。
図21の構成例は、クラウド型の構成例であり、記憶部13が、CPU11等とは独立している。この構成例では、ネットワークインターフェース部19、20を介して、CPU11等を格納するコンピュータ30と、記憶部13を格納するコンピュータ40とが接続される。
(付記1)
コンピュータを用いて、n個の化合物基が環状に連結した環状分子の安定構造を探索する環状分子の構造探索方法であって、
格子の集合である三次元格子空間の各格子点に前記n個の化合物基を順次配置し、前記三次元格子空間に前記環状分子の立体構造を作成する工程を含み、
前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数の場合、前記作成する工程が、前記環状分子におけるn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基との間に結合基を挿入する処理と、前記結合基を格子点に配置する処理と、前記n番目に配置した化合物基と前記1番目に配置した化合物基とが、前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする処理とを、含むことを特徴とする環状分子の構造探索方法。
(付記2)
前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする処理が、前記結合基に末端基を結合し、前記末端基が、前記三次元格子空間において、前記結合基を挟んで、前記n番目に配置した化合物基と対向する位置に配置されることにより行われる付記1に記載の環状分子の構造探索方法。
(付記3)
作成された前記環状分子の立体構造について、焼き鈍し法を用いた基底状態探索を実行することにより、最小エネルギーを算出する工程を含む付記1から2のいずれかに記載の構造探索方法。
(付記4)
前記作成する工程が、前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数か偶数かを判定する処理を含む付記1から3のいずれかに記載の構造探索方法。
(付記5)
前記環状分子が、環状のタンパク質である付記1から4のいずれかに記載の環状分子の構造探索方法。
(付記6)
前記化合物基が、アミノ酸残基である付記5に記載の環状分子の構造探索方法。
(付記7)
n個の化合物基が環状に連結した環状分子の安定構造を探索する環状分子の構造探索装置であって、
格子の集合である三次元格子空間の各格子点に前記n個の化合物基を順次配置し、前記三次元格子空間に前記環状分子の立体構造を作成する作成部を備え、
前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数の場合、前記作成部が、前記環状分子におけるn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基との間に結合基を挿入し、前記結合基を格子点に配置し、かつ前記n番目に配置した化合物基と前記1番目に配置した化合物基とが、前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする、ことを特徴とする環状分子の構造探索装置。
(付記8)
前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにすることが、前記結合基に末端基を結合し、前記末端基が、前記三次元格子空間において、前記結合基を挟んで、前記n番目に配置した化合物基と対向する位置に配置されることにより行われる付記7に記載の環状分子の構造探索装置。
(付記9)
作成された前記環状分子の立体構造について、焼き鈍し法を用いた基底状態探索を実行することにより、最小エネルギーを算出する算出部を含む付記7から8のいずれかに記載の構造探索装置。
(付記10)
前記作成部が、前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数か偶数かを判定する付記7から9のいずれかに記載の構造探索装置。
(付記11)
前記環状分子が、環状のタンパク質である付記7から10のいずれかに記載の環状分子の構造探索装置。
(付記12)
前記化合物基が、アミノ酸残基である付記11に記載の環状分子の構造探索装置。
(付記13)
n個の化合物基が環状に連結した環状分子の安定構造を探索する環状分子の構造探索プログラムであって、
コンピュータに、格子の集合である三次元格子空間の各格子点に前記n個の化合物基を順次配置し、前記三次元格子空間に前記環状分子の立体構造を作成する工程を実行させ、
前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数の場合、前記作成する工程が、前記環状分子におけるn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基との間に結合基を挿入する処理と、前記結合基を格子点に配置する処理と、前記n番目に配置した化合物基と前記1番目に配置した化合物基とが、前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする処理とを、含むことを特徴とするプログラム。
(付記14)
前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする処理が、前記結合基に末端基を結合し、前記末端基が、前記三次元格子空間において、前記結合基を挟んで、前記n番目に配置した化合物基と対向する位置に配置されることにより行われる付記13に記載の環状分子のプログラム。
(付記15)
コンピュータに、作成された前記環状分子の立体構造について、焼き鈍し法を用いた基底状態探索を実行することにより、最小エネルギーを算出させる工程を実行させる付記13から14のいずれかに記載のプログラム。
(付記16)
前記作成する工程が、前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数か偶数かを判定する処理を含む付記13から15のいずれかに記載のプログラム。
(付記17)
前記環状分子が、環状のタンパク質である付記13から16のいずれかに記載の環状分子のプログラム。
(付記18)
前記化合物基が、アミノ酸残基である付記17に記載の環状分子のプログラム。
11 CPU
12 メモリ
13 記憶部
14 表示部
15 入力部
16 出力部
17 I/Oインターフェース部
18 システムバス
19 ネットワークインターフェース部
20 ネットワークインターフェース部
30 コンピュータ
40 コンピュータ
Claims (8)
- コンピュータを用いて、n個の化合物基が環状に連結した環状分子の安定構造を探索する環状分子の構造探索方法であって、
格子の集合である三次元格子空間の各格子点に前記n個の化合物基を順次配置し、前記三次元格子空間に前記環状分子の立体構造を作成する工程を含み、
前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数の場合、前記作成する工程が、前記環状分子におけるn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基との間に結合基を挿入する処理と、前記結合基を格子点に配置する処理と、前記n番目に配置した化合物基と前記1番目に配置した化合物基とが、前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする処理とを、含むことを特徴とする環状分子の構造探索方法。 - 前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする処理が、前記結合基に末端基を結合し、前記末端基が、前記三次元格子空間において、前記結合基を挟んで、前記n番目に配置した化合物基と対向する位置に配置されることにより行われる請求項1に記載の環状分子の構造探索方法。
- 作成された前記環状分子の立体構造について、焼き鈍し法を用いた基底状態探索を実行することにより、最小エネルギーを算出する工程を含む請求項1から2のいずれかに記載の構造探索方法。
- 前記作成する工程が、前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数か偶数かを判定する処理を含む請求項1から3のいずれかに記載の構造探索方法。
- 前記環状分子が、環状のタンパク質である請求項1から4のいずれかに記載の環状分子の構造探索方法。
- 前記化合物基が、アミノ酸残基である請求項5に記載の環状分子の構造探索方法。
- n個の化合物基が環状に連結した環状分子の安定構造を探索する環状分子の構造探索装置であって、
格子の集合である三次元格子空間の各格子点に前記n個の化合物基を順次配置し、前記三次元格子空間に前記環状分子の立体構造を作成する作成部を備え、
前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数の場合、前記作成部が、前記環状分子におけるn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基との間に結合基を挿入し、前記結合基を格子点に配置し、かつ前記n番目に配置した化合物基と前記1番目に配置した化合物基とが、前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする、ことを特徴とする環状分子の構造探索装置。 - n個の化合物基が環状に連結した環状分子の安定構造を探索する環状分子の構造探索プログラムであって、
コンピュータに、格子の集合である三次元格子空間の各格子点に前記n個の化合物基を順次配置し、前記三次元格子空間に前記環状分子の立体構造を作成する工程を実行させ、
前記環状分子の化合物基の数(n)が奇数の場合、前記作成する工程が、前記環状分子におけるn番目に配置した化合物基と1番目に配置した化合物基との間に結合基を挿入する処理と、前記結合基を格子点に配置する処理と、前記n番目に配置した化合物基と前記1番目に配置した化合物基とが、前記結合基を挟んで対向する位置に配置されないようにする処理とを、含むことを特徴とするプログラム。
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