JP7173819B2 - 無線制御装置、無線端末装置および無線通信システム - Google Patents

無線制御装置、無線端末装置および無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、同一エリア内に複数のサブシステムが隣接している無線通信システムにおいて、同一チャネルを用いて無線装置間の電波干渉による通信時間遅延および通信品質の低下を抑制する無線制御装置、無線端末装置および無線通信システムに関する。
従来から、同期通信および非同期通信が混在する無線通信システムにおいて、遅延時間の制限が厳しくかつ高品質な多元接続を実現するための符号分割多元接続システムが提案されている。
例えば、図15(特許文献1の図4に対応する)において、公平にアクセスをユーザに提供しながらスループットを最大にするためのマルチユーザダイバーシティを用いた符号分割多元接続システムが提供されている。具体的には、当該通信システムでは少なくとも2つのチャネルを使用し、共通の送信器と複数のユーザ間の通信リンクに対して、1つまたは複数のスケジューラー測定基準に基づいて、利用可能なチャネルへのアクセスを許可する制御方法が提案されている。全端末はスケジューラーと同期し、チャネルへのアクセスの許可を待って通信する。スケジューラー測定基準は各ユーザの送受信間の通信リンクの瞬間品質、チャネルの瞬時データスループット等であらわされる。最も適切なスケジューラー測定基準を有するリンクを備えたユーザにチャネルへのアクセスが提供される。
特開2015-043597号公報
しかし、特許文献1の開示によれば、チャネルアクセス許可を制御するスケジューラーが全てのユーザと同期する必要があり、非同期で通信するサブシステムを有する無線システムでは多元接続が実現できない。また、各端末が要求するリンク品質やチャネルスループットを満たすためには、チャネルが2つ以上必要で有り、かつ、チャネル切り替え制御が必要である。さらに、無線通信を行うためには、端末とスケジューラーの同期処理、端末が通信品質条件の情報をスケジューラーに送信する処理、スケジューラーでのチャネル選択処理およびユーザヘチャネルアクセス許可を送信する処理を介して、チャネルアクセス許可が提供されるまで、送受信が行えず、遅延時間が大きく膨らんでしまうという課題があった。
そこで、本発明はこのような課題を解決する手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、同一の通信チャネルを使用する複数のサブ無線通信システムを有する無線通信システムにおける各前記サブ無線通信システム内で、符号分割多元接続方式の同期通信を行う無線制御装置において、
前記無線制御装置に記憶された端末固有ID(Identification)に基づいて、位相量を決定する端末位相決定部と、
前記無線制御装置に記憶されたあらかじめ定められた複数の固有符号列と、受信した無線信号の相関値を演算し、前記相関値があらかじめ定められた値以下の固有符号列を未使用拡散符号列として決定するチャネルリスニング動作を実行するチャネルリスニング制御部と、
前記未使用拡散符号列をサブシステムで共有するサブシステム拡散符号列として決定するサブシステム拡散符号列決定部と、
前記サブシステム拡散符号列を前記位相量だけ循環位相シフトさせた端末固有拡散符号列を生成する端末固有拡散符号列生成部と、
前記サブシステム拡散符号列、同期情報およびサブシステムID情報を含む同期バースト信号を送信する送信部と、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、各無線制御装置が端末固有拡散符号列の生成制御を独立して行うため、送信要求に対して、従来技術のようにスケジューラーを介してチャネルアクセス許可を待つ必要がなくなり、通信遅延時間を最小限に抑えることができる。また、端末間の干渉の影響を抑制することができ、非同期通信多元接続を実現することができる。さらに、端末固有拡散符号列生成ユニットによって、同一チャネルでも同時通信を行うことができるため、チャネルの切り替え及び複数のチャネルが必要なくなり、通信遅延を抑制した高品質な無線通信システムが実現できる。
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の無線制御装置において、前記位相量は前記サブ無線通信システムに属する同期通信を行う装置毎に異なり、前記位相量は前記サブシステム拡散符号列をチップ単位で循環位相シフトさせることを特徴とする。
上記構成によれば、端末固有拡散符号列生成ユニットによって位相シフトされた端末固有拡散符号列を生成するので、同一チャネルでもサブ無線通信システム内において同時通信を行うことができる。したがって、チャネルの切り替え及び複数のチャネルが必要なくなり、通信遅延を抑制した高品質な無線通信システムが実現できる。
上記課題を解決するために、請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の無線制御装置において、
他のサブ無線通信システムと同期を取らずに、前記未使用拡散符号列を含むテスト信号を送信するテスト信号送信制御部をさらに含み、
前記テスト信号送信制御部と前記チャネルリスニング制御部は、前記テスト信号の送信動作と前記他のサブ無線通信システムから前記未使用拡散符号列が受信されないことを確認する動作をあらかじめ定められた回数繰り返すことを特徴とする。
上記構成によれば、サブ無線通信システム間で同一のサブシステム拡散符号列が割り当てられる確率を下げることが可能になる。
上記課題を解決するために、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の無線制御装置において、
前記チャネルリスニング動作の結果、または、前記テスト信号の送信動作の結果、未使用拡散符号列が見つからない場合には、あらかじめ定められた時間が経過した後に、前記チャネルリスニング動作を再実行することを特徴とする。
上記構成によれば、従来技術に比べて、スケジューラーを経由してチャネルアクセス許可を待つ必要がなく、サブ無線通信システム内の同期通信が可能になり、同期通信処理および非同期干渉回避処理による遅延時間を最小限に抑えることが可能となる。
上記課題を解決するために、請求項5に係る無線端末装置の発明は、
同一の通信チャネルを使用する複数のサブ無線通信システムを有する無線通信システムにおける各前記サブ無線通信システム内で、符号分割多元接続方式の同期通信を行う無線端末装置において、
前記無線端末装置に記憶された端末固有ID(Identification)に基づいて、位相量を決定する位相量決定部と、
サブシステム拡散符号列、同期情報およびサブシステムID情報を含む同期バースト信号を受信する受信部と、
前記サブシステムID情報が前記無線端末装置の属する前記サブ無線通信システムのID情報である場合には、前記サブシステム拡散符号列を前記位相量だけ循環位相シフトさせた端末固有拡散符号列を生成する端末固有拡散符号列生成部と、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、従来技術のようにスケジューラーを介してチャネルアクセス許可を待つ必要がなくなり、通信遅延時間を最小限に抑えることができる。また、端末間の干渉の影響を抑制することができ、非同期通信多元接続を実現することができる。さらに、端末固有拡散符号列生成ユニットによって、同一チャネルでも同時通信を行うことができるため、チャネルの切り替え及び複数のチャネルが必要なくなり、通信遅延を抑制した高品質な無線通信システムが実現できる。
上記課題を解決するために、請求項6に係る無線通信システムの発明は、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の無線制御装置と、
請求項5に記載の無線端末装置と、を含むサブ無線通信システムを複数有することを特徴とする。
上記構成によれば、各サブ無線通信システムの無線制御装置および無線端末装置が端末固有拡散符号列の生成制御を独立して行うので、従来技術のようにスケジューラーを介してチャネルアクセス許可を待つ必要がなくなり、通信遅延時間を最小限に抑えることができる。また、端末間の干渉の影響を抑制することができ、非同期通信多元接続を実現することができる。さらに、端末固有拡散符号列生成ユニットによって端末固有拡散符号列が生成されるので、同一チャネルでも同時通信を行うことができるため、チャネルの切り替え及び複数のチャネルが必要なくなり、通信遅延を抑制した高品質な無線通信システムが実現できる。
上記課題を解決するために、請求項7に係る発明は、請求項6に記載の無線通信システムにおいて、前記サブ無線通信システムのそれぞれは異なる車両に搭載されることを特徴とする。
上記構成によれば、符号分割多元接続方式の同期通信を各車両内で実現し、車両間の干渉も抑制するので、遅延時間の制限が厳しくかつ高品質な多元接続を車両無線通信システムにおいて実現することが可能になる。
上記課題を解決するために、請求項8に係る発明は、請求項6または7に記載の無線通信システムにおいて、前記サブ無線通信システムのそれぞれが電波を減衰させる壁で隔離されている場合には、前記チャネルリスニング制御部は、前記壁で隔離されていない場合よりも、前記固有符号列の符号長が短い固有符号列を前記未使用拡散符号列として決定することを特徴とする。
上記構成によれば、各サブ無線通信システムは電波を減衰させることができる壁で隔離されているので、サブ無線通信システム間の電波干渉が軽減される。したがって、より短い拡散符号を選択しても通信品質を保つことができるので、より早い高速伝送を実現することが可能になる。
上記課題を解決するために、請求項9に係る発明は、請求項6乃至8のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、前記サブ無線通信システムのそれぞれにおける無線端末装置のアンテナが無線制御装置の方向に指向性を有し、前記サブ無線通信システム間の電波干渉が、前記アンテナが指向性を有しない場合よりも低減されている場合には、前記チャネルリスニング制御部は、前記アンテナが指向性を有しない場合よりも、前記固有符号列の符号長が短い固有符号列を前記未使用拡散符号列として決定することを特徴とする。
上記構成によれば、無線通信システムにおいて、指向性アンテナを用いて、サブ無線通信システム外への電波干渉を抑制し、他のサブ無線通信システムからの電波干渉を低減するようにアンテナ方向を設定する。この場合には、サブ無線通信システム間の電波干渉を軽減できるため、短い拡散符号を選択し、通信品質を維持しながら、より早い高速伝送を実現することが可能になる。
本発明によれば、各無線制御装置が固有拡散符号列の生成制御を独立して行うため、送信要求に対して、従来技術のようにスケジューラーを介してチャネルアクセス許可を待つ必要がなくなり、通信遅延時間を最小限に抑えることができる。また、端末間の干渉の影響を抑制することができ、非同期通信多元接続を実現することができる。さらに、端末固有拡散符号列生成ユニットによって、同一チャネルでも同時通信を行うことができるため、チャネルの切り替え及び複数のチャネルが必要なくなり、通信遅延を抑制した高品質な通信システムが実現できる。
無線通信システムの一例を示す図である。 無線制御装置の一例を示す図である。 無線制御装置の端末固有拡散符号列生成ユニットの一例を示す図である。 無線端末装置の一例を示す図である。 無線端末装置の端末固有拡散符号列生成ユニットの一例を示す図である。 サブ無線通信システム内の同期処理の一例を示すフローチャートである。 サブ無線通信システム内の端末固有拡散符号列を生成する概要の一例を示すフローチャートである。 サブ無線通信システム間の干渉を考慮した端末固有拡散符号列を生成する一例を示すフローチャートである。 サブ無線通信システム間の干渉を壁によって軽減する動作の一例を説明する模式図である。 サブ無線通信システム間の干渉をアンテナの指向性によって軽減する動作の一例を説明する模式図である。 サブ無線通信システム間の干渉を壁およびアンテナの指向性によって軽減する動作の一例を説明する模式図である。 本実施形態の無線通信システムを会議室の無線LANに導入した一例を説明する模式図である。 本実施形態のサブ無線通信システムを車両内無線に導入した一例を説明する模式図である。 本実施形態のサブ無線通信システムを複数の車両内無線に導入し、アンテナに指向性を持たせた一例を説明する模式図である。 従来技術を説明するための図面である。
(無線通信システムの概要)
同一エリア内に複数のサブ無線通信システムA、B、Cが隣接している無線通信システム10(図1)において、全ての無線端末装置DAn、DBn、DCnが同一チャネルで通信を行う。隣接するサブ無線通信システムA、B、C間ではお互いに対して、いつ通信を開始するか、あるいは、どれぐらいのリンク数で通信するかを通知し合うための同期バースト信号を受信しない、又は、できない。したがって、隣接するサブ無線通信システムA、B、C間では非同期で干渉を確認するための通信を行う。一方、サブ無線通信システムA、B、C内では各無線端末装置DAn、DBn、DCnが同期バースト信号を受信し、その同期バースト信号の情報によって自分の通信開始タイミングを知ることができるため、符号分割多元接続方式による同期通信を行う。
各サブ無線通信システムA、B、Cには、無線端末装置の中からすくなくとも1つの無線端末装置が同期マスターとしての無線制御装置DAm、DBm、DCmとして存在する。無線制御装置DAm、DBm、DCmは非同期で他のサブ無線通信システムで使用されている拡散符号列を検知し、自己のサブ無線通信システムで使用する拡散符号列を決定する。無線制御装置DAm、DBm、DCmは自己のサブ無線通信システムの無線端末装置DAn、DBn、DCnに、自己のサブ無線通信システムで使用する拡散符号列を同期バースト信号によって報知する。
(無線制御装置)
無線制御装置1000の構成の一例を図2に示す。無線制御装置1000は、受信部1100、送信部1200、同期制御部1300、端末固有拡散符号列生成ユニット1400および外部I/F(Interface)部1500を含んで構成される、
受信部1100には、受信処理である復調処理を行う受信信号処理部1110、受信データを格納する受信バッファ部1120および受信制御を行うための受信制御部1130が含まれる。
送信部1200には、送信処理である変調処理や送信電力制御処理などを行う送信信号処理部1210、送信データを格納する送信バッファ部1220および送信制御を行うための送信制御部1230が含まれる。
同期制御部1300は、同期バースト信号を生成し、サブ無線通信システム内の同期処理を実行する同期処理部1310および同期処理部1310で実行する処理のタイミングを決定するためのタイマー部1320を含む。同期処理の詳細については、図6のフローチャートを使用して説明する。
端末固有拡散符号列生成ユニット1400は、各種パラメータ等を格納する記憶媒体としての記憶部1410および端末固有拡散符号列を生成する生成部1420を含んで構成される。なお、端末固有拡散符号列生成ユニット1400の詳細については、図3を用いて後述する。また、記憶部1410は、受信部1100、送信部1200および同期制御部1300で使用される各種パラメータ等を格納する機能も有する。
外部I/F(Interface)部1500は、外部機器との間で送信データおよび受信データを送受信するためのI/F機能を有する。外部機器には、サブ無線通信システムが搭載されている移動体を制御する制御機器、エンターテインメント機能を有する機器、および、CPU(Central Processing Unit)が搭載された各種機器などが含まれる。
なお、本実施形態では同期・非同期通信の多元接続を実現するために、符号分割アクセス制御方式を適用する。符号分割アクセス制御において、独自の設計手法によって得られた符号列を生成する端末固有拡散符号列生成ユニット1400を有することを特徴とする。当該独自の設計手法によって得られた符号列の自己相関のサイドローブ値は、従来使用されてきた拡散符号用の符号列の中で最小となっている。また、当該独自の設計手法によって得られた符号列は、どの干渉タイミングにおいても符号列同士の相互相関値が1ビットデータの拡散信号数の半分以下を実現している。
図3は、端末固有拡散符号列生成ユニット1400の構成の一例である。端末固有拡散符号列生成ユニット1400は、各種パラメータ等を格納する記憶媒体としての記憶部1410および端末固有拡散符号列を生成する生成部1420を含んで構成される。
記憶部1410には、端末固有ID(identification)1411、端末固有IDと位相の対応情報1412、および、独自の設計手法によって得られた符号列である固有符号列リスト1413が記憶されている。
また、記憶部1410には、端末固有拡散符号列生成ユニット1400の動作中に使用される、未使用拡散符号列リスト1414、未使用拡散符号列の数1415、未使用拡散符号列のアドレス(インデックス)1416および未使用確認回数1417が含まれる。未使用拡散符号列リスト1414は、後に詳述するテスト信号を送信する前に他のサブ無線通信システムから受信された受信信号に基づいて、他のサブ無線通信システムと干渉しないように決定された拡散符号列のリストである。
また、記憶部1410には、端末固有拡散符号列生成ユニット1400によって生成されるサブシステム拡散符号列1418および端末固有拡散符号列1419が含まれる。サブシステム拡散符号列1418は無線制御装置1000が属するサブ無線通信システムの端末が共通に使用する拡散符号列である。また、端末固有拡散符号列1419はサブシステム拡散符号列1418の位相量を変化させた、無線制御装置1000が使用する固有の拡散符号列である。
生成部1420は、端末位相決定部1421、端末固有拡散符号列生成部1422および非同期干渉回避部1423を含んで構成される。
端末位相決定部1421は、記憶部1410に記憶されている端末固有ID1411を取得し、端末固有IDと位相の対応情報1412に基づいて、端末固有の位相シフト量を決定する。位相シフト量は、符号列のチップ単位で設定されている。
非同期干渉回避部1423は、固有符号列リスト取得部1423aを含んで構成される。固有符号列リスト取得部1423aは、記憶部1410に記憶されている固有符号列リスト1413を取得する。
また、非同期干渉回避部1423は、チャネルリスニング制御部1423bを含んで構成される。チャネルリスニング制御部1423bは、固有符号列リスト1413の中から一個ずつ、または、複数個ずつ受信信号とあらかじめ定められた時間内において、相関値を演算する。相関値があらかじめ定められた値に達しない場合には、該当する固有符号列を未使用の拡散符号列として、未使用拡散符号列リスト1414に加えて、記憶部1410に記憶する。あらかじめ定められた時間およびあらかじめ定められた値は無線通信システム10が任意の値に設定することができる。
チャネルリスニング制御部1423bは、未使用拡散符号列リスト1414の未使用拡散符号列の数をカウントし、未使用拡散符号列の数1415として記憶部1410に記憶する。また、チャネルリスニング制御部1423bは、未使用拡散符号列にアドレスを付与し、未使用拡散符号列を特定するために、未使用拡散符号列のアドレス(インデックス)1416を記憶部1410に記憶する。例えば、インデックス1416が0の場合には、未使用拡散符号列リスト1414の先頭に格納されている未使用拡散符号列を指示する。インデックス1416が1の場合には、未使用拡散符号列リスト1414の2番目に格納されている未使用拡散符号列を指示する。インデックス1416がN(Nは0を含む自然数)の場合には、未使用拡散符号列リスト1414のN+1番目に格納されている未使用拡散符号列を指示する。
さらに、非同期干渉回避部1423は、テスト信号送信制御部1423cを含んで構成される。テスト信号送信制御部1423cは、未使用拡散符号列リスト1414に記憶されている未使用拡散符号列をテスト信号として送信する。テスト信号の送信は、他のサブ無線通信システムと同期を取らずに実行される。すなわち、テスト信号の開始タイミングはサブ無線通信システム毎にランダムに設定される。
チャネルリスニング制御部1423bは、テスト信号送信制御部1423cがテスト信号を送信した直後に、他のサブ無線通信システムからのテスト信号または無線信号が受信されたか否かを判断する。そして、チャネルリスニング制御部1423bは、テスト信号送信制御部1423cが送信した未使用拡散符号列が他のサブ無線通信システムで使用されているか否かを判断する。テスト信号の送信とチャネルリスニング動作を繰り返し、未使用拡散符号列が他のサブ無線通信システムで使用されていないことを確認した回数を、記憶部1410に記憶されている未使用確認回数1417と比較する。
さらに、非同期干渉回避部1423は、サブシステム拡散符号列決定部1423dを含んで構成される。サブシステム拡散符号列決定部1423dは、未使用確認回数1417だけ、テスト信号に含まれる未使用拡散符号列が他のサブ無線通信システムで使用されていないことを確認してから、当該未使用拡散符号列をサブシステム拡散符号列1418として決定する。決定されたサブシステム拡散符号列1418を記憶部1410に記憶する。
さらに、非同期干渉回避部1423は、タイマー部1423eを含んで構成される。タイマー部1423eの機能は、図8のフローチャートで説明する。
端末固有拡散符号列生成部1422は、サブシステム拡散符号列決定部1423dで決定されたサブシステム拡散符号列を、端末位相決定部1421で決定された位相量だけ循環シフトさせて、端末固有拡散符号列1419を生成し、記憶部1410に記憶する。記憶部1410に記憶された端末固有拡散符号列1419は、受信信号処理部1110および送信信号処理部1210で使用される。
(無線端末装置)
無線端末装置2000の構成の一例を図4に示す。無線端末装置2000は、受信部2100、送信部2200、同期制御部2300、端末固有拡散符号列生成ユニット2400および外部I/F(Interface)部2500を含んで構成される、
受信部2100には、受信処理である復調処理を行う受信信号処理部2110、受信データを格納する受信バッファ部2120および受信制御を行うための受信制御部2130が含まれる。
送信部2200には、送信処理である変調処理や送信電力制御処理などを行う送信信号処理部2210、送信データを格納する送信バッファ部2220および送信制御を行うための送信制御部2230が含まれる。
同期制御部2300は、同期バースト信号を受信し、同期情報に基づいてサブ無線通信システム内の同期処理を実行する同期処理部2310および同期処理部2310で実行する処理のタイミングを決定するためのタイマー部2320を含む。同期処理の詳細については、図6のフローチャートを使用して説明する。
端末固有拡散符号列生成ユニット2400は、各種パラメータ等を格納する記憶媒体としての記憶部2410および端末固有拡散符号列を生成する生成部2420を含んで構成される。なお、端末固有拡散符号列生成ユニット2400の詳細については、図5を用いて後述する。また、記憶部2410は、受信部2100、送信部2200および同期制御部2300で使用される各種パラメータ等を格納する機能も有する。
外部I/F(Interface)部2500は、外部機器との間で送信データおよび受信データを送受信するためのI/F機能を有する。外部機器には、サブ無線通信システムが搭載されている移動体を制御する制御機器、エンターテインメント機能を有する機器、および、CPUが搭載された各種機器などが含まれる。
図5は、端末固有拡散符号列生成ユニット2400の構成の一例である。各種パラメータ等を格納する記憶媒体としての記憶部2410および端末固有拡散符号列を生成する生成部2420を含んで構成される。
記憶部2410には、端末固有ID2411および端末固有IDと位相の対応情報2412が無線端末装置2000の起動前から記憶されている。
また、記憶部2410には、端末固有拡散符号列生成ユニット2400によって生成されるサブシステム拡散符号列2413および端末固有拡散符号列2414が含まれる。サブシステム拡散符号列2413は無線端末装置2000が属するサブ無線通信システムの端末が共通に使用する拡散符号列である。また、端末固有拡散符号列2414はサブシステム拡散符号列2413の位相量を変化させた、無線端末装置2000が使用する固有の拡散符号列である。
生成部2420は、端末位相決定部2421、端末固有拡散符号列生成部2422およびサブシステム拡散符号列決定部2423を含んで構成される。
端末位相決定部2421は、記憶部2410に記憶されている端末固有ID2411を取得し、端末固有IDと位相の対応情報2412に基づいて、端末固有の位相シフト量を決定する。位相シフト量は、符号列のチップ単位で設定されている。
サブシステム拡散符号列決定部2423は、無線制御装置1000からブロードキャストされた同期バースト信号に含まれるサブシステム拡散符号列1418を受信し、無線端末装置2000のサブシステム拡散符号列2413として決定する。サブシステム拡散符号列決定部2423は、決定されたサブシステム拡散符号列2413を記憶部2410に記憶する。
端末固有拡散符号列生成部2422は、サブシステム拡散符号列決定部2423で決定されたサブシステム拡散符号列2413を、端末位相決定部2421で決定された位相量だけ循環シフトさせ、端末固有拡散符号列2414を生成し、記憶部1410に記憶する。記憶部1410に記憶された端末固有拡散符号列2414は、受信信号処理部2110および送信信号処理部2210で使用される。
図6は、サブ無線通信システム内の同期処理を示すフローチャートである。
ステップS401において、端末固有拡散符号列生成ユニット1400のサブシステム拡散符号列決定部1423dがサブシステム拡散符号列1418を生成し、設定する。
ステップS402において、端末が同期マスターとしての無線制御装置1000であるか否かを記憶部1410、2410に記憶された制御プログラムによって判断する。端末が無線制御装置1000である場合(ステップS402:YES)には、ステップS403に進み、端末が無線制御装置1000ではない場合(ステップS402:NO)には、ステップS410に進む。
ステップS403において、無線制御装置1000の同期処理部1310は同期バースト信号を生成する。同期バースト信号には、ビット同期信号、サブ無線通信システムに固有のサブシステムID情報、サブ無線通信システムで共有されるサブシステム拡散符号列1418、および、サブ無線通信システムの同期情報等の情報が含まれる。同期処理部1310は、生成された同期バースト信号を送信バッファ部1220に格納する。次に、無線制御装置1000は、ステップS404に進む。
ステップS404において、無線制御装置1000の同期処理部1310はタイマー部1320の動作を開始させる。タイマー部1320は0秒から計時を開始する。次に、無線制御装置1000は、ステップS405に進む。
ステップS405において、無線制御装置1000の同期処理部1310はタイマー部1320の計時時間がT秒になったか否かを判断する。ここでT秒は同期バーストの周期であり、無線通信システム10が任意の値に設定することができる。一例として、無線通信システム10はTの値を300msに設定することができる。この場合には、300ms(ミリ秒)毎に、無線制御装置1000は同期バースト信号をブロードキャストする。
タイマー部1320の計時時間がT秒ではない場合(ステップS405:NO)には、同期処理部1310はステップS406においてタイマー部1320の計時を待機し、ステップS405を繰り返す。タイマー部1320の計時時間がT秒になった場合(ステップS405:YES)には、同期処理部1310はステップS407に進む。
ステップS407において、同期処理部1310はタイマー部1320の計時をリセットさせ、ステップS408に進む。
ステップS408において、同期処理部1310は同期バースト信号をブロードキャストし、ステップS409に進む。
ステップS409において、同期処理部1310はサブ無線通信システムにおける通信が終了しているか否かを判断する。サブ無線通信システムにおける通信が終了している場合(ステップS409:YES)には、同期処理部1310は処理を終了する。サブ無線通信システムにおける通信が終了していない場合(ステップS409:NO)には、同期処理部1310はステップS405に進む。
ステップS410において、無線端末装置2000の同期処理部2310はタイマー部2320の動作を開始させる。タイマー部2320は0秒から計時を開始する。次に、同期処理部2310は、ステップS411に進む。
ステップS411において、同期処理部2310は、同期バースト信号を受信し、ステップS412に進む。
ステップS412において、同期処理部2310は、同期バースト信号の受信が成功したか否かを判断する。同期バースト信号の受信が成功した場合(ステップS412:YES)には、同期処理部2310はステップS413に進む。同期バースト信号の受信が成功しなかった場合(ステップS412:NO)には、同期処理部2310はステップS411に進み、同期バースト信号を再受信する。
ステップS413において、同期処理部2310はタイマー部2320をリセットさせ、ステップS414に進む。
ステップS414において、同期処理部2310は同期バースト信号に含まれる同期情報を記憶部2410に格納し、ステップS415に進む。
ステップS415において、同期処理部2310はサブ無線通信システムにおける通信が終了しているか否かを判断する。サブ無線通信システムにおける通信が終了している場合(ステップS415:YES)には、同期処理部2310は処理を終了する。サブ無線通信システムにおける通信が終了していない場合(ステップS415:NO)には、同期処理部2310はステップS416に進む。
ステップS416において、同期処理部2310はタイマー部2320の計時時間がT秒になったか否かを判断する。ここでT秒は同期バーストの周期であり、無線通信システム10が任意の値に設定することができる。一例として、無線通信システム10はTの値を300msに設定することができる。この場合には、300ms(ミリ秒)毎に、無線端末装置2000は同期バースト信号を受信する。
タイマー部2320の計時時間がT秒ではない場合(ステップS416:NO)には、同期処理部2310はステップS417においてタイマー部2320の計時を待機し、ステップS416を繰り返す。タイマー部2320の計時時間がT秒になった場合(ステップS416:YES)には、同期処理部2310はステップS418に進む。
ステップS418において、同期処理部2310はタイマー部2320の計時をリセットさせ、ステップS411に進み、同期バースト信号を受信する。
以上の処理によって同期情報が、同じサブ無線通信システム内に存在する無線制御装置1000と無線端末装置2000との間で共有される。その結果、サブ無線通信システム内の同期通信が実現でき、各端末の送受信時間を制御することが可能となる。
図7は、サブ無線通信システム内の端末固有拡散符号列を生成する概要の一例を示すフローチャートである。
ステップS501において、端末位相決定部1421、2421は、端末固有ID1411、2411を記憶部1410、2410から読み出し、ステップS502に進む。
ステップS502において、端末位相決定部1421、2421は、IDと位相の対応情報1412、2412に基づいて端末固有ID1411、2411に対応する端末固有の位相量を取得する。
ステップS503において、端末固有拡散符号列生成部1422、2422は、サブシステム拡散符号列1418、2413の位相をステップS502で取得された位相量だけ循環シフトさせ、端末固有拡散符号列1419、2414を生成する。
図8は、無線制御装置1000において、サブ無線通信システム間の干渉を考慮した端末固有拡散符号列1419を生成する一例を示すフローチャートである。
ステップS601において、無線制御装置1000の固有符号列リスト取得部1423aは、記憶部1410に記憶されている固有符号列リストを取得する。次に、無線制御装置1000はステップS602に進む。
ステップS602において、無線制御装置1000のチャネルリスニング制御部1423bはチャネルリスニング動作を実行する。すなわち、チャネルリスニング制御部1423bは受信バッファ部1120に無線信号のデータが受信されるか否かをモニタリングする。次に、無線制御装置1000はステップS603に進む。
ステップS603において、受信バッファ部1120に無線信号のデータが受信されない場合である、チャネルがフリーの場合(ステップS603:YES)には、無線制御装置1000はステップS604に進む。受信バッファ部1120に無線信号のデータが受信される場合である、チャネルがフリーではない場合(ステップS603:NO)には、無線制御装置1000はステップS605に進む。
ステップS604において、サブシステム拡散符号列決定部1423dは、固有符号列リストのアドレスの先頭にある固有符号列をサブシステム拡散符号列1418として決定し、記憶部1410に記憶する。
ステップS605において、チャネルリスニング制御部1423bは、固有符号列リスト1413の中から一個ずつ、または、複数個ずつ受信信号とあらかじめ定められた時間内において、相関値を演算する。相関値があらかじめ定められた値に達しない場合には、該当する固有符号列を未使用の拡散符号列として、未使用拡散符号列リスト1414に加えて、記憶部1410に記憶する。あらかじめ定められた時間およびあらかじめ定められた値は無線通信システム10が任意の値に設定することができる。次に、無線制御装置1000はステップS606に進む。
ステップS606において、チャネルリスニング制御部1423bは未使用拡散符号列リスト1414の未使用拡散符号列のアドレスを指定するためのインデックス1416を0に設定する。例えば、インデックス1416が0の場合には、未使用拡散符号列リスト1414の先頭に格納されている未使用拡散符号列を指示する。インデックス1416が1の場合には、未使用拡散符号列リスト1414の2番目に格納されている未使用拡散符号列を指示する。インデックス1416がN(Nは0を含む自然数)の場合には、未使用拡散符号列リスト1414のN+1番目に格納されている未使用拡散符号列を指示する。次に、無線制御装置1000はステップS607に進む。
ステップS607において、チャネルリスニング制御部1423bは未使用拡散符号列リスト1414の未使用拡散符号列の数をカウントし、未使用拡散符号列の数1415に記憶する。次に、無線制御装置1000はステップS608に進む。
ステップS608において、チャネルリスニング制御部1423bはインデックス1416の値と未使用拡散符号列の数1415とを比較する。インデックス1416の値が未使用拡散符号列の数1415よりも小さい場合(ステップS608:YES)には、チャネルリスニング制御部1423bはステップS610に進む。インデックス1416の値が未使用拡散符号列の数1415以上である場合(ステップS608:NO)には、チャネルリスニング制御部1423bはステップS609に進む。
ステップS609において、チャネルリスニング制御部1423bは未使用拡散符号列リスト1414をクリアし、未使用拡散符号列リストを空にしてから、タイマー部1423eによってTs秒待機する。次に、チャネルリスニング制御部1423bはチャネルリスニングによって未使用拡散符号列リスト1414をもう一度生成するためにステップS602に戻る。Ts秒は無線通信システム10が任意の値に設定することができる。一例として、無線通信システム10はTs秒を100μ秒に設定することができる。
ステップS610において、サブシステム拡散符号列決定部1423dはインデックス1416のアドレスに記憶されている未使用拡散符号列リスト1414の未使用拡散符号列を仮にサブシステム拡散符号列1418として決定する。
しかし、この時点で生成したサブシステム拡散符号列1418が本当に未使用であるかどうかは保証できない。なぜなら、複数の無線制御装置1000が同時にチャネルリスニング動作を行う場合に、それぞれ同じ未使用拡散符号列リスト1414を作成し、同じインデックスアドレスの符号を使う。その結果として、サブ無線通信システム間で同一のサブシステム拡散符号列1418を割り当てられることになってしまう。この状態を避けるために、生成したサブシステム拡散符号列1418が未使用であるかどうかを再確認する。そのために、未使用確認回数1417というパラメータを設けて対応する。次に、無線制御装置1000はステップS611に進む。
ステップS611において、チャネルリスニング制御部1423bは未使用確認回数1417を0に設定する。次に、無線制御装置1000はステップS612に進む。
ステップS612において、テスト信号送信制御部1423cは、未使用拡散符号列リスト1414に記憶されている未使用拡散符号列を含むテスト信号を生成する。次に、テスト信号送信制御部1423cはステップS613に進む。
ステップS613において、テスト信号送信制御部1423cは、未使用拡散符号列リスト1414に記憶されている未使用拡散符号列をテスト信号として送信する。テスト信号の送信は、他のサブ無線通信システムと同期を取らずに実行される。すなわち、テスト信号の開始タイミングはサブ無線通信システム毎にランダムに設定される。次に、無線制御装置1000はステップS614に進む。
ステップS614において、チャネルリスニング制御部1423bは、ステップS613で送信されたテスト信号に含まれる未使用拡散符号列と、他のサブ無線通信システムから受信されたテスト信号または受信信号との相関値を演算する。次に、チャネルリスニング制御部1423bは、ステップS615に進む。
ステップS615において、チャネルリスニング制御部1423bは、相関値があらかじめ定められた値に達しない場合には、ステップS613で送信されたテスト信号に含まれる未使用拡散符号列が他のサブ無線通信システムで未使用であると判定する。未使用拡散符号列が他のサブ無線通信システムで未使用である場合(ステップS615:YES)には、無線制御装置1000はステップS617に進む。未使用拡散符号列が他のサブ無線通信システムで使用している場合(ステップS615:NO)には、無線制御装置1000はステップS616に進む。
ステップS616において、チャネルリスニング制御部1423bは、インデックス1416を1だけインクリメントし、未使用拡散符号列リスト1414から次の仮の未使用拡散符号列を選択できるようにする。次に無線制御装置1000はステップS608に進む。
ステップS617において、チャネルリスニング制御部1423bは、未使用確認回数1417を1だけインクリメントする。次に無線制御装置1000はステップS618に進む。
ステップS618において、チャネルリスニング制御部1423bは、未使用確認回数1417があらかじめ定められた値Nになったか否かを確認する。あらかじめ定められた値Nは、無線通信システム10が任意の値の設定することができる。Nが大きいほど、仮の未使用拡散符号列が他のサブ無線通信システムで使用されていない確率が高まるが、データを送受信するまでの遅延時間が大きくなる。一例として、無線通信システム10はあらかじめ定められた値Nを2に設定することができる。
ステップS618において、未使用確認回数1417があらかじめ定められた値Nになっていない場合(ステップS618:NO)には、無線制御装置1000はステップS612に戻って、テスト送信とチャネルリスニング動作を繰り返す。未使用確認回数1417があらかじめ定められた値Nになった場合(ステップS618:YES)には、サブシステム拡散符号列決定部1423dが、仮の未使用拡散符号列をサブシステム拡散符号列1418として決定し、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態は同期通信の制御システム、および、非同期通信による干渉を回避する制御システムを有する無線通信システム10において、端末に固有の拡散符号列を生成するシステムを実現することを特徴とする。同期通信の場合、端末固有拡散符号列生成ユニット1400、2400は各端末に異なる位相を持つ同一のサブシステム拡散符号列1418、2413を割り当てる。そのため、端末間干渉量を表す信号衝突回数はサブシステム拡散符号列1418、2413の自己相関のサイドローブ値となる。本実施形態は独自の符号設計手法によって、自己相関のサイドローブ値が最小となる符号列を使用しているため、端末間の信号衝突回数を最小限に抑えることができ、通信品質が保証できる。また、一つの符号列に対して、複数の位相を設定することで、サブ無線通信システム内のユーザ数を拡大することができるため、無線通信システム10の大規模化にも対応できる。端末固有拡散符号列生成ユニット1400、2400は各サブ無線通信システムに異なる符号列を割り当てる。そのため、サブ無線通信システム間の干渉量を表す信号衝突回数はそれぞれの固有符号の相互相関値となる。本実施形態は独自の符号設計手法によって、どの干渉タイミングにおいても固有符号同士の相互相関値が1ビットデータの拡散信号数の半分以下を実現しているため、端末間の干渉の影響を抑制することができ、非同期通信多元接続を実現することができる。また、各端末が端末固有拡散符号列1419、2414の生成制御を独立して行うため、送信要求に対して、従来技術のようにスケジューラーを介してチャネルアクセス許可を待つ必要がなくなる。その結果、通信遅延時間を最小限に抑えることができる。また端末固有拡散符号列生成ユニット1400、2400によって、同一チャネルでも同時通信を行うことができるため、チャネルの切り替え及び複数のチャネルが必要なくなる。
(変形例1)
図9は、各サブ無線通信システムA、Bが電波を減衰させることができる壁WA、WBで隔離されている状態を示す。サブ無線通信システムAは周囲が電波を減衰させることができる壁WAで囲まれているので、サブ無線通信システムAの無線制御装置DAmおよび無線端末装置DAnから送信される無線信号は、サブ無線通信システムBでは減衰される。同様に、サブ無線通信システムBは周囲が電波を減衰させることができる壁WBで囲まれているので、サブ無線通信システムBの無線制御装置DBmおよび無線端末装置DBnから送信される無線信号は、サブ無線通信システムAでは減衰される。
すなわち、サブ無線通信システムAとサブ無線通信システムB間の電波干渉が軽減される。したがって、より短い拡散符号を選択しても通信品質を保つことができるので、より早い高速伝送を実現することが可能になる。
(変形例2)
図10は、各サブ無線通信システムA、Bの各端末が指向性を有するアンテナで無線通信する状態を示す。例えば、サブ無線通信システムAの無線端末装置DA3は、アンテナ指向性R1を有するアンテナで無線制御装置DAmと通信する。その結果、無線端末装置DA3は、サブ無線通信システムBとの電波干渉を抑制することが可能になる。同様に、サブ無線通信システムAの無線端末装置DAnは、無線制御装置DAmの方向に指向性を有するアンテナを有するので、サブ無線通信システムBとの電波干渉を抑制することが可能になる。
同様に、例えば、サブ無線通信システムBの無線端末装置DB(n-2)は、アンテナ指向性R2を有するアンテナで無線制御装置DBmと通信する。その結果、無線端末装置DB(n-2)は、サブ無線通信システムAとの電波干渉を抑制することが可能になる。同様に、サブ無線通信システムBの無線端末装置DBnは、無線制御装置DBmの方向に指向性を有するアンテナを有するので、サブ無線通信システムAとの電波干渉を抑制することが可能になる。
すなわち、サブ無線通信システムAとサブ無線通信システムB間の電波干渉が軽減される。したがって、より短い拡散符号を選択しても通信品質を保つことができるので、より早い高速伝送を実現することが可能になる。
(変形例3)
図11は、変形例1と変形例2とを組み合わせた状態を示す図である。すなわち、各サブ無線通信システムA、Bは電波を減衰させることができる壁WA、WBでそれぞれ隔離されている。したがって、サブ無線通信システムAとサブ無線通信システムB間の電波干渉が軽減される。さらに、各サブ無線通信システムA、Bの各端末が指向性を有するアンテナで無線通信する。各無線端末装置のアンテナは無線制御装置と通信するように指向性を有するので、サブ無線通信システムAとサブ無線通信システムB間の電波干渉がさらに軽減される。したがって、より短い拡散符号を選択しても通信品質を保つことができるので、より早い高速伝送を実現することが可能になる。
(変形例4)
図12は、無線通信システム10をコンクリート壁や金属壁で隔離している会議室の無線LANシステムに適用した状態を示す図である。各サブ無線通信システムA、Bは電波を減衰させることができるコンクリート壁や金属壁でそれぞれ隔離されている。したがって、サブ無線通信システムAとサブ無線通信システムB間の電波干渉が軽減される。その結果、より短い拡散符号を選択しても通信品質を保つことができるので、より早い高速伝送を実現することが可能になる。
(変形例5)
図13は、無線通信システム10を車両110に適用した状態を示す図である。図13では、車両110にはサブ無線通信システムAが搭載されている。無線制御装置DAmが車両110内部の前方に設置され、無線端末装置DA1~DA6が車両110内部に設置されている。車両110は電波を吸収または反射する鋼板等の材料で囲まれているので、無線制御装置DAmおよび無線端末装置DA1~DA6間の送受信無線信号は車両110の外部に放射される時には減衰している。したがって、サブ無線通信システムAと他の車両に搭載されているサブ無線通信システム間の電波干渉が軽減される。その結果、より短い拡散符号を選択しても通信品質を保つことができるので、より早い高速伝送を実現することが可能になる。
(変形例6)
図14は、無線通信システム10を車両110に適用し、車両110に搭載されたサブ無線通信システムAおよび車両120に搭載されたサブ無線通信システムBの各端末が指向性を有するアンテナで無線通信する状態を示す図である。
例えば、車両110に搭載されたサブ無線通信システムAの無線端末装置DA5は、アンテナ指向性R3を有するアンテナで無線制御装置DAmと通信する。その結果、無線端末装置DA5は、車両120に搭載されたサブ無線通信システムBとの電波干渉を抑制することが可能になる。同様に、車両120に搭載されたサブ無線通信システムBの無線端末装置DB2は、無線制御装置DBmの方向に指向性を有するアンテナを有するので、車両110に搭載されたサブ無線通信システムAとの電波干渉を抑制することが可能になる。
すなわち、車両110と車両120が接近した場合にも、車両110内の同期無線通信と車両110内の同期無線通信がお互いに電波干渉し合う程度を抑制することが可能になる。したがって、短い拡散符号を選択しても、通信品質を維持することが可能になり、より早い高速伝送を実現することが可能になる。
実施形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明したが、以上の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、上記に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、上記に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
本発明は、同一エリア内に複数のサブシステムが隣接している無線通信システムにおいて、同一チャネルを用いて無線装置間の電波干渉による通信時間遅延および通信品質の低下を抑制する場合に用いて、極めて有用である。
10・・・無線通信システム
110、120・・・車両
1000・・・無線制御装置
1100、2100・・・受信部
1110、2110・・・受信信号処理部
1120、2120・・・受信バッファ部
1130、2130・・・受信制御部
1200、2200・・・送信部
1210、2210・・・送信信号処理部
1220、2220・・・送信バッファ部
1230、2230・・・送信制御部
1300、2300・・・同期制御部
1310、2310・・・同期処理部
1320、2320・・・タイマー部
1400、2400・・・端末固有拡散符号列生成ユニット
1410、2410・・・記憶部
1411、2411・・・端末固有ID
1412、2412・・・IDと位相の対応情報
1413・・・固有符号列リスト
1414・・・未使用拡散符号列リスト
1415・・・未使用拡散符号列の数
1416・・・未使用拡散符号列のアドレス(インデックス)
1417・・・未使用確認回数
1418、2413・・・サブシステム拡散符号列
1419、2414・・・端末固有拡散符号列
1420、2420・・・生成部
1421・・・端末位相決定部
1422、2422・・・端末固有拡散符号列生成部
1423・・・非同期干渉回避部
1423a・・・固有符号列リスト取得部
1423b・・・チャネルリスニング制御部
1423c・・・テスト信号送信制御部
1423d、2423・・・サブシステム拡散符号列決定部
1423e・・・タイマー部
1500、2500・・・外部I/F部
2000・・・無線端末装置

Claims (9)

  1. 同一の通信チャネルを使用する複数のサブ無線通信システムを有する無線通信システムにおける各前記サブ無線通信システム内で、端末固有拡散符号列に基づいて、符号分割多元接続方式の同期通信を行う無線制御装置において、
    前記無線制御装置に記憶された端末固有ID(Identification)に基づいて、位相量を決定する端末位相決定部と、
    前記無線制御装置に記憶されたあらかじめ定められた複数の固有符号列と、受信した無線信号の相関値を演算し、前記相関値があらかじめ定められた値以下の前記固有符号列を未使用拡散符号列として決定するチャネルリスニング動作を実行するチャネルリスニング制御部と、
    前記未使用拡散符号列をサブシステムで共有するサブシステム拡散符号列として決定するサブシステム拡散符号列決定部と、
    前記サブシステム拡散符号列を前記位相量だけ循環位相シフトさせた前記端末固有拡散符号列を生成する端末固有拡散符号列生成部と、
    前記サブシステム拡散符号列および同期情報を含む同期バースト信号を送信する送信部と、を含む無線制御装置。
  2. 前記位相量は前記サブ無線通信システムに属する同期通信を行う装置毎に異なり、前記位相量は前記サブシステム拡散符号列をチップ単位で循環位相シフトさせることを特徴とする請求項1に記載の無線制御装置。
  3. 他のサブ無線通信システムと同期を取らずに、前記未使用拡散符号列を含むテスト信号を送信するテスト信号送信制御部をさらに含み、
    前記テスト信号送信制御部と前記チャネルリスニング制御部は、前記テスト信号の送信動作と前記他のサブ無線通信システムから前記未使用拡散符号列が受信されないことを確認する動作をあらかじめ定められた回数繰り返すことを特徴とする請求項1または2に記載の無線制御装置。
  4. 前記チャネルリスニング動作の結果、または、前記テスト信号の送信動作の結果、前記未使用拡散符号列が見つからない場合には、あらかじめ定められた時間が経過した後に、前記チャネルリスニング動作を再実行することを特徴とする請求項3に記載の無線制御装置。
  5. 同一の通信チャネルを使用する複数のサブ無線通信システムを有する無線通信システムにおける各前記サブ無線通信システム内で、端末固有拡散符号列に基づいて、符号分割多元接続方式の同期通信を行う無線端末装置において、
    前記無線端末装置に記憶された端末固有ID(Identification)に基づいて、位相量を決定する端末位相決定部と、
    サブシステム拡散符号列および同期情報を含む同期バースト信号を受信する受信部と、
    前記サブシステム拡散符号列を前記位相量だけ循環位相シフトさせた前記端末固有拡散符号列を生成する端末固有拡散符号列生成部と、を含む無線端末装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の無線制御装置と、
    請求項5に記載の無線端末装置と、を含むサブ無線通信システムを複数有する無線通信システム。
  7. 前記サブ無線通信システムのそれぞれは異なる車両に搭載されることを特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 前記サブ無線通信システムのそれぞれが電波を減衰させる壁で隔離されている場合には、前記チャネルリスニング制御部は、前記壁で隔離されていない場合よりも、前記固有符号列の符号長が短い固有符号列を前記未使用拡散符号列として決定することを特徴とする請求項6または7に記載の無線通信システム。
  9. 前記サブ無線通信システムのそれぞれにおける前記無線端末装置のアンテナが前記無線制御装置の方向に指向性を有し、前記サブ無線通信システム間の電波干渉が、前記アンテナが指向性を有しない場合よりも低減されている場合には、前記チャネルリスニング制御部は、前記アンテナが指向性を有しない場合よりも、前記固有符号列の符号長が短い固有符号列を前記未使用拡散符号列として決定することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の無線通信システム。
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