JP7171484B2 - 吸音装置及びガスタービン - Google Patents

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Description

本発明は、吸音装置及びガスタービンに関するものである。
従来、吸音装置として、サイレンサダクト内に、複数のサイレンサパネルを配置したサイレンサシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。サイレンサパネルは、音響吸収材料を、穴あき側壁を含むエンクロージャで囲むことで形成されている。
特開2017-62465号公報
ところで、サイレンサパネル等の吸音パネルをダクト内に配置する場合、サイレンサパネルの端部と、ダクトとの間に隙間が形成される場合がある。隙間が形成されると、隙間が音漏れの原因となってしまい、遮音性能が低下してしまう。また、隙間の大きさや形状によっては、それらに応じた特定の周波数において共鳴が起こってしまい、この共鳴音が減衰せずに、隙間を通過して音漏れする場合がある。
そこで、本発明は、隙間による共鳴音の発生を抑制し、好適に音を減衰させることができる吸音装置及びガスタービンを提供することを課題とする。
本発明の吸音装置は、流体が流通方向に流通するダクトと、前記ダクト内に設けられ、前記流通方向に直交する面内において、長さ方向に延在して設けられると共に、前記長さ方向に交差する幅方向に所定の間隔を空けて設置される複数の吸音パネルと、前記長さ方向において前記吸音パネルと前記ダクトと間に形成される隙間において、前記吸音パネルの前記幅方向の一方側から他方側へ向かって前記隙間を変化させる隙間音抑制部と、を備える。
この構成によれば、幅方向において、隙間音抑制部により隙間を変化させることができるため、幅方向に沿って騒音が隙間に入っても、隙間において騒音が共鳴することを抑制することができる。このため、隙間での共鳴により騒音が増幅することなく、吸音パネルの奥行き方向へ向かって騒音を好適に減衰させることができる。
また、前記隙間音抑制部は、前記吸音パネルと前記ダクトとの間に設けられ、前記吸音パネル及び前記ダクトに当接して、前記隙間を前記幅方向において閉塞する閉塞部であり、前記閉塞部は、前記流通方向に沿う方向である、前記吸音パネルの奥行き方向に亘って設けられることが、好ましい。
この構成によれば、閉塞部によって、隙間を閉塞することができるため、隙間に騒音が入り込んで共鳴することを抑制することができる。
また、閉塞部は、前記吸音パネルから前記ダクトへ向かって突出する弾性部材であることが、好ましい。
この構成によれば、弾性部材をダクトへ突き当てることで、隙間を好適に閉塞することができる。このとき、弾性部材として、例えば、ゴム部材を用いることで、弾性部材を変形させてダクトへ突き当てることが可能となる。なお、ゴム部材に限らず、隙間の寸法に合わせて寸法を調整可能な部材であれば、いずれの部材であってもよい。このため、吸音パネルとダクトとの隙間の長さが異なる場合であっても、弾性部材の長さを変える必要がないため、同一の寸法で弾性部材を形成することができ、弾性部材の製造コストの増大を抑制することができる。なお、弾性部材の形状としては、例えば、吸音パネルから前記ダクトへ向かって先細りとなる山形形状であってもよい。また、弾性部材の形状としては、吸音パネルからダクトへ向かって凸となる円弧形状であってもよい。さらに、弾性部材の形状としては、吸音パネルからダクトへ向かって突出すると共に、ダクトから吸音パネルへ向かって凹となる円弧形状であってもよい。
また、前記閉塞部は、前記吸音パネルの奥行き方向に亘って設けられ、前記幅方向の一方側を前記吸音パネルに対して回動自在に設けられる閉塞板と、前記閉塞板を前記吸音パネルから前記ダクトへ向かって付勢する付勢部材と、を有することが、好ましい。
この構成によれば、吸音パネルの取付時において、閉塞板を、付勢部材の付勢に抗して吸音パネル側に折り畳んだ状態とすることができる。このため、隙間を有する状態で吸音パネルを取り付けることができるので、取付作業を容易なものとすることができる。一方で、吸音パネルの設置後において、閉塞板を、付勢部材の付勢によりダクト側に展開した状態とすることができる。このため、閉塞板により、隙間を好適に閉塞することができる。
また、前記隙間音抑制部は、前記吸音パネルの前記長さ方向における前記ダクト側の面に設けられた凹凸部であることが、好ましい。
この構成によれば、凹凸部によって、隙間を共鳴し難い形状とすることができる。このため、隙間に騒音が入り込んでも、隙間において騒音が共鳴することを抑制することができる。
また、前記凹凸部は、レゾネータであることが、好ましい。
この構成によれば、隙間に騒音が入り込んでも、減音周波数を好適に調整したレゾネータにより騒音を減衰させることができるため、隙間において騒音が増大することを抑制することができる。
また、前記隙間音抑制部は、前記隙間をラビリンス構造とするラビリンス構造部であることが、好ましい。
この構成によれば、ラビリンス構造部により、隙間に騒音が入り難い構造とすることができるため、隙間において騒音が共鳴することを抑制することができる。
また、前記隙間音抑制部は、前記ダクトから、前記吸音パネルの前記長さ方向における前記ダクト側までを覆う被覆部であることが、好ましい。
この構成によれば、被覆部により、隙間に騒音が入り難い構造とすることができるため、隙間において騒音が共鳴することを抑制することができる。
また、前記隙間音抑制部は、前記吸音パネルから前記ダクトへ向かって突出する突起部を、前記吸音パネルの奥行き方向に複数並べたものであり、複数の前記突起部は、少なくとも隣接する前記突起部が異なる形状となっていることが、好ましい。
この構成によれば、吸音パネルの奥行き方向に並ぶ複数の突起部は、異なる形状となっていることから、吸音パネルの奥行き方向において、隙間を共鳴し難い形状とすることができる。このため、隙間に騒音が入り込んでも、吸音パネルの奥行き方向に伝わる騒音が共鳴することを抑制することができる。
また、前記長さ方向において前記吸音パネルに対向する前記ダクトに設けられる、ダクト側吸音パネルを、さらに備えることが、好ましい。
この構成によれば、ダクト側吸音パネルにより、隙間に入り込んだ騒音を吸音することができるため、隙間において騒音が増大することを抑制することができる。
本発明のガスタービンは、空気吸入口から取り込んだ空気を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機によって圧縮された圧縮空気に対して燃料を供給し燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼ガスによって回転動力を発生させるタービンと、前記空気吸入口と前記圧縮機との間に配置された上記の吸音装置と、を備える。
この構成によれば、吸音装置によって、圧縮機から発生する騒音を低減することができる。
図1は、実施形態1に係るガスタービンの概略構成図である。 図2は、実施形態1に係る吸音装置の外観斜視図である。 図3は、実施形態1に係る吸音装置の上方視の構成図である。 図4は、実施形態1に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。 図5は、図4のA-A断面における吸音パネルの閉塞部材の断面図である。 図6は、実施形態1に係る吸音パネルの他の一例を示す平面図である。 図7は、実施形態2に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。 図8は、実施形態3に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。 図9は、実施形態4に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。 図10は、実施形態5に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。 図11は、実施形態5に係る吸音パネルの一部を示す断面図である。 図12は、実施形態6に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。 図13は、実施形態6に係る吸音パネルの一部を示す断面図である。 図14は、実施形態7に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。 図15は、実施形態7に係る吸音パネルの一部を示す断面図である。 図16は、実施形態8に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。 図17は、実施形態9に係るダクト側吸音パネルの一部を示す断面図である。 図18は、実施形態10に係る追加吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。 図19は、実施形態10に係る追加吸音パネルの取付方法を示す説明図である。 図20は、変形例に係るガスタービンの概略構成図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るガスタービンの概略構成図である。図1を参照しながら、実施形態1に係るガスタービン1の概略構成を説明する。実施形態1に係るガスタービン1は、図1に示すように、吸気装置10と、圧縮機11と、燃焼器12と、タービン13と、排気室14とを備え、圧縮機11には、図示しない発電機が連結されている。
吸気装置10は、外部の空気を取り込む空気吸入口24と、空気吸入口24と圧縮機11とを接続するダクト42と、ダクト42の内部に設けられる後述する吸音装置31とが設けられている。吸気装置10は、空気吸入口24から外部の空気を取り込み、圧縮機11へ向けて送気する。
圧縮機11は、吸気装置10に接続された空気取込口15と、圧縮機車室16内に交互に配設された複数の静翼17及び動翼18とを備えている。圧縮機11は、空気取込口15から外部の空気を取り込み、複数の静翼17と動翼18とにより、取り込んだ空気を圧縮して高温高圧の圧縮空気を生成している。
燃焼器12は、圧縮機11によって生成された圧縮空気に対して燃料を供給し、バーナで点火及び燃焼させて燃焼ガスを生成する。
タービン13は、タービン車室20内に交互の配設された複数のタービン静翼21及びタービン動翼22を備えている。タービン13は、燃焼器12によって生成された作動流体である燃焼ガスによって、複数のタービン静翼21を回転させる。
排気室14は、タービン13のタービン車室20に連通する排気ディフューザ23を有している。排気室14は、タービン車室20内を通過した燃焼ガスを外部に排出する。
また、圧縮機11、燃焼器12、タービン13、排気室14の中心部を貫通するようにロータ19が位置しており、圧縮機11側の端部が軸受部26により回転自在に支持される一方、排気室14側の端部が軸受部27により回転自在に支持されている。そして、このロータ19に複数のディスクプレートが固定され、各動翼18,22が連結されると共に、圧縮機11側の端部に図示しない発電機の駆動軸が連結されている。
上記のガスタービン1において、空気吸入口24から取り込まれた空気は、吸音装置31によって空気の流れに伴う騒音が低減され、空気取込口15を経て圧縮機11の圧縮機車室16内に流入する。圧縮機車室16に流入した空気は、交互に配設された複数の静翼17及び動翼18を通過することによって高温高圧に圧縮された圧縮空気となる。燃焼器12は、この圧縮空気に対して燃料を供給し、点火及び燃焼させて高温高圧の燃焼ガスを生成する。この作動流体である燃焼ガスが、タービン車室20内に交互に配設された複数のタービン静翼21及びタービン動翼22を通過することによって、ロータ19が回転し、ロータ19に連結された発電機が駆動して発電する。一方、タービン車室20内を通過した燃焼ガスは、排気室14の排気ディフューザ23によって静圧に変換されてから排気ガスとして外部に放出される。
次に、図2及び図3を参照して、吸音装置31について説明する。図2は、実施形態1に係る吸音装置の外観斜視図である。図3は、実施形態1に係る吸音装置のロータの径方向視の構成図である。
図2に示すように、吸音装置31は、空気吸入口24と空気取込口15とを接続するダクト42と、ダクト42内に設けられる複数の吸音パネル41と、ダクト42と吸音パネル41との隙間に設けられる閉塞部材43とを備えている。
ダクト42は、空気吸入口24から空気取込口15(圧縮機11側)へ向かう流通方向において、流体としての空気が流通する。ダクト42は、流通方向に直交する面で切った断面が方形状となっている。また、ダクト42は、流通方向に沿う方向が奥行き方向となっており、奥行き方向に交差する鉛直方向が、高さ方向(長さ方向)となっており、奥行き方向に交差する水平方向が、幅方向となっている。
複数の吸音パネル41は、ダクト42内において幅方向に所定の間隔を空けて並べて設けられている。各吸音パネル41は、平板形状となっており、その板面が、高さ方向及び奥行き方向を含む面となっている。そして、複数の吸音パネル41は、板面同士が平行となるように配置されている。
吸音パネル41は、筐体45と、筐体45の内部に設けられる図示しない吸音材とを含んで構成されており、筐体45の少なくとも幅方向における両側の側面には、筐体45の内外を連通する吸音孔46が複数形成されている。
ダクト42内を流通方向に流通する空気は、複数の吸音パネル41の空気吸入口24側から流入し、複数の吸音パネル41の間を通過して、圧縮機11側に流出する。このとき、ダクト42内を伝わる騒音は、吸音パネル41の吸音孔46を介して、吸音パネル41の内部に入り込み、内部の吸音材によって減衰される。
図4及び図5に示すように、閉塞部材43は、吸音パネル41の上面と、吸音パネル41の上面に対向するダクト42との間に形成される隙間に設けられる。閉塞部材43は、吸音パネル41の幅方向において隙間の形状を変化させることで、騒音を抑制する隙間音抑制部として機能している。閉塞部材43は、吸音パネル41の上面に一体に取り付けられている。閉塞部材43は、ゴム等の弾性体を用いて構成された弾性部材である。閉塞部材43は、吸音パネル41の奥行き方向に亘って設けられている。つまり、閉塞部材43は、吸音パネル41の奥行き方向の全長に亘って設けられている。なお、閉塞部材43は、ゴム等の弾性体に限らず、隙間の寸法に合わせて寸法を調整可能な部材であれば、いずれの部材であってもよい。
図5に示すように、閉塞部材43は、奥行き方向に直交する面で切った断面において、吸音パネル41からダクト42へ向かって突出して形成されている。具体的に、閉塞部材43の形状は、吸音パネル41からダクト42へ向かって先細りとなる山形形状となっている。閉塞部材43は、吸音パネル41の高さ方向において、隙間の長さよりも長く形成されており、ダクト42側となる頂部が、ダクト42に当接することによって、変形可能となっている。また、閉塞部材43の頂部は、吸音パネル41の幅方向の中央に位置しており、吸音パネル41の奥行き方向に沿って真っ直ぐに延在している。
この閉塞部材43は、幅方向において隙間を閉塞することで、吸音パネル41の幅方向における一方側から他方側への騒音の入り込み、及び吸音パネル41の幅方向における他方側から一方側への騒音の入り込みを抑制している。
以上のように、実施形態1によれば、吸音パネル41の幅方向において、閉塞部材43により隙間を閉塞することができるため、隙間に騒音が入り込んで共鳴することを抑制することができる。このため、隙間での共鳴により騒音が増幅することなく、吸音パネル41の奥行き方向へ向かって騒音を好適に減衰させることができる。
また、実施形態1によれば、閉塞部材43が弾性部材であるため、閉塞部材43をダクト42へ突き当てて、閉塞部材43の頂部を変形させることで、隙間を好適に閉塞することができる。また、吸音パネル41とダクト42との隙間の長さが異なる場合であっても、閉塞部材43の長さを変える必要がないため、同一の寸法で閉塞部材43を形成することができ、閉塞部材43の製造コストの増大を抑制することができる。
なお、実施形態1において、閉塞部材43は、その頂部が吸音パネル41の奥行き方向に沿って直線状となるような形状となっていたが、例えば、図6に示す形状としてもよい。図6は、実施形態1に係る吸音パネルの他の一例を示す平面図である。図6に示すように、閉塞部材43は、その頂部43aが吸音パネル41の奥行き方向に沿って、幅方向に変化する形状となっている。具体的に、図6では、閉塞部材43の頂部43aの位置が、奥行き方向に向かうにつれて、幅方向の一方側から他方側へ変化すると共に、幅方向の他方側から一方側へ変化する交互に屈折する形状となっている。なお、図6では、閉塞部材43の頂部43aの位置が奥行き方向に向かうにつれて、幅方向に交互に屈折する形状としたが、この形状に特に限定されず、閉塞部材43の頂部43aの位置が奥行き方向に向かうにつれて、蛇行する形状としてもよい。この構成によれば、吸音パネル41の奥行き方向においても、閉塞部材43により隙間を閉塞することができるうえに閉塞部材43の幅方向の形状が吸音パネル41の奥行き方向毎に異なることで特定の周波数の共鳴(の成長)が抑えられるため、隙間に騒音が入り込んで共鳴することを抑制することができる。
[実施形態2]
次に、図7を参照して、実施形態2に係る吸音装置50の吸音パネル51について説明する。なお、実施形態2では、重複した記載を避けるべく、実施形態1と異なる部分について説明し、実施形態1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図7は、実施形態2に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。
実施形態1の吸音パネル41では、閉塞部材43の奥行き方向に直交する断面の形状が、山形形状となっていた。実施形態2の吸音パネル51では、閉塞部材53の奥行き方向に直交する断面の形状が、吸音パネル51からダクト42へ向かって凸となる円弧形状となっている。なお、実施形態2の吸音パネル51は、実施形態1の吸音パネル41と同様の構成であるため説明を省略する。
閉塞部材53は、実施形態1と同様に、ゴム等の弾性体を用いて構成された弾性部材である。なお、実施形態2においても、閉塞部材53は、ゴム等の弾性体に限らず、隙間の寸法に合わせて寸法を調整可能な部材であれば、いずれの部材であってもよい。図7に示すように、閉塞部材53は、吸音パネル51の奥行き方向に直交する断面において、吸音パネル51の上面における幅方向の一方側の高さがゼロとなっており、幅方向の他方側の高さが所定の高さとなっている。そして、閉塞部材53は、幅方向の一方側と他方側とを結ぶ形状が、ダクト42側に凸となる円弧形状となっている。なお、実施形態2では、図7に示す円弧形状としたが、この形状に特に限定されず、例えば、ダクト42側に凸となる半円形状であってもよい。
以上のように、実施形態2によれば、閉塞部材53をダクト42へ突き当てて、閉塞部材53を変形させることで、隙間を好適に閉塞することができる。また、吸音パネル51とダクト42との隙間の長さが異なる場合であっても、閉塞部材53の長さを変える必要がないため、同一の寸法で閉塞部材53を形成することができ、閉塞部材53の製造コストの増大を抑制することができる。
[実施形態3]
次に、図8を参照して、実施形態3に係る吸音装置60の吸音パネル61について説明する。なお、実施形態3でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1及び2と異なる部分について説明し、実施形態1及び2と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図8は、実施形態3に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。
実施形態1の吸音パネル41では、閉塞部材43の奥行き方向に直交する断面の形状が、山形形状となっていた。実施形態3の吸音パネル61では、閉塞部材63の奥行き方向に直交する断面の形状が、吸音パネル61からダクト42へ向かって突出すると共に、ダクト42から吸音パネル61へ向かって凹となる円弧形状となっている。なお、実施形態3の吸音パネル61は、実施形態1の吸音パネル41と同様の構成であるため説明を省略する。
閉塞部材63は、実施形態1と同様に、ゴム等の弾性体を用いて構成された弾性部材である。なお、実施形態3においても、閉塞部材63は、ゴム等の弾性体に限らず、隙間の寸法に合わせて寸法を調整可能な部材であれば、いずれの部材であってもよい。図8に示すように、閉塞部材63は、吸音パネル61の奥行き方向に直交する断面において、吸音パネル61の上面における幅方向の一方側の高さがゼロとなっており、幅方向の他方側の高さが所定の高さとなっている。そして、閉塞部材53は、幅方向の一方側と他方側とを結ぶ形状が、吸音パネル61側に凹となる円弧形状となっている。
以上のように、実施形態3によれば、閉塞部材63をダクト42へ突き当てて、閉塞部材63を変形させることで、隙間を好適に閉塞することができる。また、吸音パネル61とダクト42との隙間の長さが異なる場合であっても、閉塞部材63の長さを変える必要がないため、同一の寸法で閉塞部材63を形成することができ、閉塞部材63の製造コストの増大を抑制することができる。
[実施形態4]
次に、図9を参照して、実施形態4に係る吸音装置70の吸音パネル71について説明する。なお、実施形態4でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から3と異なる部分について説明し、実施形態1から3と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図9は、実施形態4に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。
実施形態1から3の吸音パネル41,51,61では、閉塞部材43,53,63を設けていた。実施形態4の吸音パネル71では、閉塞部材43,53,63に代えて、閉塞板73と付勢部材74とを備えるものとなっている。なお、実施形態4の吸音パネル71は、実施形態1の吸音パネル41と同様の構成であるため説明を省略する。
閉塞板73は、平板形状となっており、例えば、鋼板となっている。閉塞板73は、吸音パネル71の奥行き方向に亘って設けられている。閉塞板73は、幅方向における長さが、ダクト42と吸音パネル71との間の長さよりも長く形成されている。閉塞板73は、幅方向の一方側の端部が、吸音パネル71における幅方向の一方側の端部に回動自在に取り付けられている。このため、閉塞板73は、吸音パネル71における幅方向の一方側の端部を中心として回動することで、幅方向の他方側の端部が上下方向に移動自在となる。付勢部材74は、例えば、バネが用いられ、閉塞板73を吸音パネル71側からダクト42側に付勢している。
このため、閉塞板73は、付勢部材74の付勢に抗して吸音パネル71側に折り畳んだ状態とすることができる。一方で、閉塞板73は、付勢部材74の付勢によりダクト42側へ展開した状態とすることができる。
以上のように、実施形態4によれば、吸音パネル71の取付時において、閉塞板73を折り畳んだ状態とすることにより、隙間を有する状態で吸音パネル71を取り付けることができるため、吸音パネル71の取付作業を容易なものとすることができる。一方で、吸音パネル71の設置後において、閉塞板73を展開した状態とすることにより、閉塞板により隙間を好適に閉塞することができる。
[実施形態5]
次に、図10及び図11を参照して、実施形態5に係る吸音装置80の吸音パネル81について説明する。なお、実施形態5でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から4と異なる部分について説明し、実施形態1から4と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図10は、実施形態5に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。図11は、実施形態5に係る吸音パネルの一部を示す断面図である。
実施形態1から4の吸音パネル41,51,61,71では、閉塞部材43,53,63及び閉塞板73により、ダクト42との間の隙間を閉塞していた。実施形態5では、吸音パネル81の上面に、騒音の共鳴が発生し難い形状となる凹凸部83を設けている。なお、実施形態5の吸音パネル81は、実施形態1の吸音パネル41と同様の構成であるため説明を省略する。
凹凸部83は、図10に示すように、吸音パネル81の上面の周縁を突出させて、上面の中央に窪みを設けた形状となっている。凹凸部83は、吸音パネル81の奥行き方向に亘って設けられている。凹凸部83は、奥行き方向に直交する面で切った断面が、図11に示すような形状となっている。
凹凸部83の断面は、例えば、図11の(a)に示すように、矩形の凹形状となる凹凸部83aであってもよい。また、凹凸部83の断面は、例えば、図11の(b)に示すように、下方側へ向かって凹となる円弧形状の凹凸部83bであってもよい。また、凹凸部83の断面は、例えば、図11の(c)に示すように、下方側へ向かって凹となる三角形状(V字形状)の凹凸部83cであってもよい。
また、凹凸部83は、例えば、図11の(d)に示すように、レゾネータ83dとしてもよい。具体的に、図11の(d)に示すレゾネータ83dは、吸音パネル81の上面に設けられ、内部空間を有する箱状に形成されており、吸音パネル81の奥行き方向に亘って設けられている。また、レゾネータ83dは、ダクト42側の上面に、内部空間と連通する共鳴開口84が形成されている。そして、レゾネータ83dは、特定の周波数を減音するために、共鳴開口84の大きさ及び形状、並びに内部空間の大きさ及び形状が適宜調整されている。このため、ダクト42と吸音パネル81との間に入り込んだ騒音は、レゾネータ83dによって吸音される。
また、凹凸部83の断面は、例えば、図11の(e)に示すように、矩形の凹形状となる凹凸部83eであってもよく、凹凸部83eは、幅方向の一方側の高さと、幅方向の他方側の高さとを異なる高さとしてもよい。
以上のように、実施形態5によれば、吸音パネル81に設けた凹凸部83によって、ダクト42と吸音パネル81との隙間を共鳴し難い形状とすることができる。このため、隙間に騒音が入り込んでも、隙間において騒音が共鳴することを抑制することができる。
また、実施形態5によれば、凹凸部83をレゾネータ83dとすることで、隙間に騒音が入り込んでも、減音周波数を好適に調整したレゾネータ83dにより騒音を減衰させることができるため、隙間において騒音が増大することを抑制することができる。
[実施形態6]
次に、図12及び図13を参照して、実施形態6に係る吸音装置90について説明する。なお、実施形態6でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から5と異なる部分について説明し、実施形態1から5と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図12は、実施形態6に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。図13は、実施形態6に係る吸音パネルの一部を示す断面図である。
実施形態6の吸音装置90では、ダクト42と吸音パネル91との隙間をラビリンス構造とするラビリンス構造部92が設けられている。なお、実施形態6の吸音パネル91は、実施形態1の吸音パネル41と同様の構成であるため説明を省略する。
ラビリンス構造部92は、吸音パネル91に取り付けられる一対の屈曲プレート95と、ダクト42に取り付けられる被覆プレート96とを有している。一対の屈曲プレート95は、吸音パネル91のダクト42側の端部に設けられ、吸音パネル91の幅方向の両側から突出して設けられる。各屈曲プレート95は、奥行き方向に切った断面においてL字状に形成されており、吸音パネル91から幅方向の外側に延在すると共に、長さ方向の下方側に屈曲させた形状となっている。被覆プレート96は、図13に示すように、奥行き方向に切った断面においてL字状に形成されている。つまり、被覆プレート96は、ダクト42から長さ方向の下方側に延在すると共に、吸音パネル91に取り付けた屈曲プレート95と長さ方向において対向するように、幅方向の吸音パネル91側に屈曲させた形状となっている。
ラビリンス構造部92は、屈曲プレート95と被覆プレート96とにより形成された空間が迷宮形状となる。このため、騒音が吸音パネル91とダクト42との隙間に入り込むには、迷宮形状となる空間を通過することとなる。
以上のように、実施形態6によれば、ラビリンス構造部92により、隙間に騒音が入り難い構造とすることができるため、隙間において騒音が共鳴することを抑制することができる。
[実施形態7]
次に、図14及び図15を参照して、実施形態7に係る吸音装置100について説明する。なお、実施形態7でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から6と異なる部分について説明し、実施形態1から6と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図14は、実施形態7に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。図15は、実施形態7に係る吸音パネルの一部を示す断面図である。なお、図15は、吸音装置100を幅方向に直交する面で切った断面となっている。
実施形態7の吸音装置100では、ダクト42と吸音パネル101との隙間を被覆する被覆部102が設けられている。なお、実施形態7の吸音パネル101は、実施形態1の吸音パネル41と同様の構成であるため説明を省略する。
被覆部102は、ダクト42から、吸音パネル101の高さ方向におけるダクト42側(上方側)までを覆っている。被覆部102は、吸音パネル101の上方側を取り囲むように設けられている。被覆部102は、吸音パネル101の四方を取り囲むように設けられる枠体104と、ダクト42へ取り付けるための一対の取付プレート105と、を含んでいる。図15に示すように、枠体104は、吸音パネル101を取り囲むように、奥行き方向に亘って設けられている。一対の取付プレート105は、枠体104の上方側に取り付けられると共に、枠体104の幅方向の両側から突出するように取り付けられている。
以上のように、実施形態7によれば、被覆部102により、隙間に騒音が入り難い構造とすることができるため、隙間において騒音が共鳴することを抑制することができる。
なお、実施形態7では、吸音パネル101とダクト42との隙間に、吸音材106をさらに追加する構成としてもよい。この構成によれば、隙間に騒音が入り込む場合であっても、隙間の吸音材106により騒音を減衰させることができるため、隙間において騒音が共鳴することをより抑制することができる。
[実施形態8]
次に、図16を参照して、実施形態8に係る吸音装置110について説明する。なお、実施形態8でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から7と異なる部分について説明し、実施形態1から7と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図16は、実施形態8に係る吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。
実施形態8では、吸音パネル111の上面に、騒音の共鳴が発生し難い形状となる複数の突起部112を設けている。なお、実施形態8の吸音パネル111は、実施形態1の吸音パネル41と同様の構成であるため説明を省略する。
複数の突起部112は、吸音パネル111からダクト42へ向かって突出しており、吸音パネル111の奥行き方向に複数並べて設けられている。各突起部112は、高さ方向における高さが、幅方向において同じ高さとなるように形成されている。また、複数の突起部112は、隣接する突起部112が異なる形状となっている。また、突起部112同士の間に形成される間隔も、奥行き方向において異なる長さとなっている。すなわち、複数の突起部112は、ランダムな形状となる長方体となっており、また、複数の突起部112を配置する間隔もランダムなものとなっている。このため、吸音パネル111とダクト42との隙間において、奥行き方向に伝わる騒音は、複数の突起部112を通過することで、共鳴による増幅が抑制される。つまり、複数の突起部112は、奥行き方向において共鳴が発生する条件を異なるものとしている。
以上のように、実施形態8によれば、吸音パネル111の奥行き方向に並ぶ複数の突起部112は、異なる形状となっていることから、吸音パネル111の奥行き方向において、隙間を共鳴し難い形状とすることができる。このため、隙間に騒音が入り込んでも、吸音パネル111の奥行き方向に伝わる騒音が共鳴することを抑制することができる。
[実施形態9]
次に、図17を参照して、実施形態9に係る吸音装置120について説明する。なお、実施形態9でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から8と異なる部分について説明し、実施形態1から8と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図17は、実施形態9に係るダクト側吸音パネルの一部を示す断面図である。
実施形態9の吸音装置120は、実施形態1から8の構成に加えて、吸音パネル121と対向するダクト42に、ダクト側吸音パネル122をさらに備えたものとなっている。なお、実施形態9の吸音パネル121は、実施形態1の吸音パネル41と同様の構成であるため説明を省略する。
ダクト側吸音パネル122は、ダクト42に取り付けられる吸音材124と、吸音材124を被覆する被覆板125とを含んで構成されている。また、被覆板125には、被覆板125を貫通する吸音孔126が形成されており、吸音孔126を介して騒音が吸音材124側へ入り込む。
以上のように、実施形態9によれば、ダクト側吸音パネル122をさらに設けることで、隙間に騒音が入り込んだ場合であっても、ダクト側吸音パネル122により隙間に入り込んだ騒音を吸音することができるため、隙間において騒音が増大することを抑制することができる。
[実施形態10]
次に、図18及び図19を参照して、実施形態10に係る吸音装置130について説明する。なお、実施形態10でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から9と異なる部分について説明し、実施形態1から9と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図18は、実施形態10に係る追加吸音パネルの一部を示す外観斜視図である。図19は、実施形態10に係る追加吸音パネルの取付方法を示す説明図である。
実施形態10の吸音装置130は、吸音パネル131とダクト42との隙間に、追加吸音パネル132を設置するものとなっている。なお、実施形態10の吸音パネル131は、実施形態1の吸音パネル41と同様の構成であるため説明を省略する。
追加吸音パネル132は、図18に示すように、筐体135と、筐体135の内部に設けられる吸音材136とを含んで構成されている。筐体135は、高さ方向の下方側に設けられる底板141と、高さ方向の上方側に設けられると共に底板141に対向する天板142と、幅方向の両側に設けられる一対の側板143と、を有している。底板141、天板142及び側板143には、筐体135の内外を連通する吸音孔137が複数形成されている。また、筐体135は、その内部において、底板141と天板142とに接続すると共に、奥行き方向に亘って設けられる内部リブ145を有している。
吸音パネル131とダクト42との隙間に入り込んだ騒音は、追加吸音パネル132の吸音孔137を介して、追加吸音パネル132の内部に入り込む。そして、騒音は、内部の吸音材136により吸音されることで減衰される。
次に、図19を参照して、既設の吸音装置130に追加吸音パネル132を取り付ける追加吸音パネル132の取付方法について説明する。ここで、既設の吸音装置130は、ダクト42内に、複数の吸音パネル131を設置したものとなっている。
先ず、追加吸音パネル132を吸音パネル131の上面へ設置する(ステップS1)。次に、各吸音パネル131をダクト42に固定する固定部材151を、ダクト42に取り付けることで、吸音パネル131及び追加吸音パネル132の奥行き方向及び幅方向への位置を規制する(ステップS2)。この固定部材151は、吸音パネル131の奥行き方向の一方側に設けられると共に、吸音パネル131の高さ方向のダクト42側(上方側)に設けられている。固定部材151は、吸音パネル131及び追加吸音パネル132の奥行き方向の端面に当接する部位と、吸音パネル131及び追加吸音パネル132の幅方向の側面に当接する部位とを有しており、ダクト42に取付固定されることで、吸音パネル131及び追加吸音パネル132の奥行き方向及び幅方向への位置を規制している。
以上のように、実施形態10によれば、追加吸音パネル132を、吸音パネル131とダクト42との隙間に設置することで、隙間に騒音が入り込んだ場合であっても、追加吸音パネル132により隙間に入り込んだ騒音を吸音することができるため、隙間において騒音が増大することを抑制することができる。
なお、実施形態1から10の吸音装置31,50,60,70,80,90,100,110,120,130は、ガスタービン1の吸気装置10に適用して説明したが、吸音パネル41等が水平に設置されている装置に設けてもよい。また、図20に示すように、ガスタービン1に設置される排気装置28に設けてもよい。図20は、変形例に係るガスタービンの概略構成図である。排気装置28は、タービン13から排出される排気ガスを外部へ排出する排気排出口25と、タービン13と排気排出口25とを接続するダクト42b(42)とを備えている。そして、ダクト42の内部に、実施形態1から10の吸音装置31,50,60,70,80,90,100,110,120,130を設けてもよい。この場合、吸音装置31,50,60,70,80,90,100,110,120,130は、排気ガスにより発生する騒音を吸音する。さらに、吸音装置31,50,60,70,80,90,100,110,120,130は、ガスタービン1に限らず、流体が流通する流通流路を有する装置であれば、何れの装置に設けてもよい。なお、それらに使用される閉塞部材43、53、63は、弾性体を適用して説明したが、ダクト42の実際の寸法に合わせて寸法を調整可能な硬い構造物を使用しても構わない。
1 ガスタービン
10 吸気装置
11 圧縮機
12 燃焼器
13 タービン
14 排気室
15 空気取込口
16 圧縮機車室
24 空気吸入口
25 排気排出口
28 排気装置
31 吸音装置
41 吸音パネル
42 ダクト
43 閉塞部材
50 吸音装置(実施形態2)
51 吸音パネル
53 閉塞部材
60 吸音装置(実施形態3)
61 吸音パネル
63 閉塞部材
70 吸音装置(実施形態4)
71 吸音パネル
73 閉塞板
74 付勢部材
80 吸音装置(実施形態5)
81 吸音パネル
83 凹凸部
90 吸音装置(実施形態6)
91 吸音パネル
92 ラビリンス構造部
100 吸音装置(実施形態7)
101 吸音パネル
102 被覆部
110 吸音装置(実施形態8)
111 吸音パネル
112 突起部
120 吸音装置(実施形態9)
122 ダクト側吸音パネル
124 吸音材
125 被覆板
130 吸音装置(実施形態10)
131 吸音パネル
132 追加吸音パネル

Claims (11)

  1. 流体が流通方向に流通するダクトと、
    前記ダクト内に設けられ、前記流通方向に直交する面内において、長さ方向に延在して設けられると共に、前記長さ方向に交差する幅方向に所定の間隔を空けて設置される複数の吸音パネルと、
    前記長さ方向において前記吸音パネルと前記ダクトと間に形成される隙間において、前記吸音パネルの前記幅方向の一方側から他方側へ向かって前記隙間を変化させる隙間音抑制部と、を備える吸音装置。
  2. 前記隙間音抑制部は、前記吸音パネルと前記ダクトとの間に設けられ、前記吸音パネル及び前記ダクトに当接して、前記隙間を前記幅方向において閉塞する閉塞部であり、
    前記閉塞部は、前記流通方向に沿う方向である、前記吸音パネルの奥行き方向に亘って設けられる請求項1に記載の吸音装置。
  3. 前記閉塞部は、前記吸音パネルから前記ダクトへ向かって突出する弾性部材である請求項2に記載の吸音装置。
  4. 前記閉塞部は、
    前記吸音パネルの奥行き方向に亘って設けられ、前記幅方向の一方側を前記吸音パネルに対して回動自在に設けられる閉塞板と、
    前記閉塞板を前記吸音パネルから前記ダクトへ向かって付勢する付勢部材と、を有する請求項2に記載の吸音装置。
  5. 前記隙間音抑制部は、前記吸音パネルの前記長さ方向における前記ダクト側の面に設けられた凹凸部である請求項1に記載の吸音装置。
  6. 前記凹凸部は、レゾネータである請求項5に記載の吸音装置。
  7. 前記隙間音抑制部は、前記隙間をラビリンス構造とするラビリンス構造部である請求項1に記載の吸音装置。
  8. 前記隙間音抑制部は、前記ダクトから、前記吸音パネルの前記長さ方向における前記ダクト側までを覆う被覆部である請求項1に記載の吸音装置。
  9. 前記隙間音抑制部は、前記吸音パネルから前記ダクトへ向かって突出する突起部を、前記吸音パネルの奥行き方向に複数並べたものであり、
    複数の前記突起部は、少なくとも隣接する前記突起部が異なる形状となっている請求項1に記載の吸音装置。
  10. 前記長さ方向において前記吸音パネルに対向する前記ダクトに設けられる、ダクト側吸音パネルを、さらに備える請求項1から9のいずれか1項に記載の吸音装置。
  11. 空気吸入口から取り込んだ空気を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機によって圧縮された圧縮空気に対して燃料を供給し燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼器と、
    前記燃焼ガスによって回転動力を発生させるタービンと、
    前記空気吸入口と前記圧縮機との間に配置された請求項1から10のいずれか1項に記載の吸音装置と、を備えるガスタービン。
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