JP6138232B2 - 減衰装置を備えた燃焼室シールセグメント - Google Patents

減衰装置を備えた燃焼室シールセグメント Download PDF

Info

Publication number
JP6138232B2
JP6138232B2 JP2015502264A JP2015502264A JP6138232B2 JP 6138232 B2 JP6138232 B2 JP 6138232B2 JP 2015502264 A JP2015502264 A JP 2015502264A JP 2015502264 A JP2015502264 A JP 2015502264A JP 6138232 B2 JP6138232 B2 JP 6138232B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
strip
seal plate
holes
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015502264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015514180A (ja
Inventor
デジョンジ ジェフリー
デジョンジ ジェフリー
アンドレアス フーバー
フーバー アンドレアス
スフアマンス ブルーノ
スフアマンス ブルーノ
ベンツ ウアス
ベンツ ウアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Technology GmbH
Original Assignee
General Electric Technology GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Technology GmbH filed Critical General Electric Technology GmbH
Publication of JP2015514180A publication Critical patent/JP2015514180A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6138232B2 publication Critical patent/JP6138232B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/002Wall structures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/04Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23MCASINGS, LININGS, WALLS OR DOORS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION CHAMBERS, e.g. FIREBRIDGES; DEVICES FOR DEFLECTING AIR, FLAMES OR COMBUSTION PRODUCTS IN COMBUSTION CHAMBERS; SAFETY ARRANGEMENTS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION APPARATUS; DETAILS OF COMBUSTION CHAMBERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F23M20/00Details of combustion chambers, not otherwise provided for, e.g. means for storing heat from flames
    • F23M20/005Noise absorbing means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C7/00Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants
    • F02C7/24Heat or noise insulation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R2900/00Special features of, or arrangements for continuous combustion chambers; Combustion processes therefor
    • F23R2900/00012Details of sealing devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R2900/00Special features of, or arrangements for continuous combustion chambers; Combustion processes therefor
    • F23R2900/00014Reducing thermo-acoustic vibrations by passive means, e.g. by Helmholtz resonators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49316Impeller making
    • Y10T29/4932Turbomachine making
    • Y10T29/49323Assembling fluid flow directing devices, e.g., stators, diaphragms, nozzles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

本発明はガスタービンの分野に関し、より詳しく言うと、高周波数の、熱音響的に誘発される圧力振動を抑制するために、燃焼器シールに組み込まれた1つ又は複数の調整された減衰装置を備えたガスタービン燃焼器に関する。
背景技術
ガスタービンの燃焼器は運転中に、ガス圧力(音響的)及び温度振動を発生させることがある。これらは、希薄予備混合の、低エミッション燃焼器では特に問題である。
これらの熱音響的燃焼振動は、振動の周波数が、燃焼器容積の1つ又は複数の音響的共振周波数に一致した場合に増幅される。これらの圧力及び熱変動はタービンに機械的かつ熱的損傷を生ぜしめる恐れがある。またこれにより、タービンの使用可能範囲が制限される場合がある。
このような振動は、ガスタービン開発当初以来、知られた問題であった。このような振動を抑制し得る方法は、共振空洞を有した減衰装置又は類似の装置を燃焼器に取り付けることにある。
スペース的制約
かつては、ダンパはバーナのフロントパネルに取り付けられてきた。より多くの減衰装置は減衰効率を上げるので、いくつかの減衰装置を使用する場合がある。複数の周波数を減衰させることもある。このために付加的な減衰装置が必要となろう。従って、フロントパネル上にスペース的制約が生じ得る。
設置・交換の困難性
また、減衰装置は燃焼器ライナセグメント上にも設置されていた。燃焼器ライナセグメントの位置のため、往々にして設置は困難である。また、タービンが大きく変更されたら、タービンによって発生させられる音響周波数は変化する。従って、このような場合には、減衰される周波数を変化させることが望まれる。バーナライナ及びその他のアクセス困難な位置に取り付けられたダンパは、減衰される共振周波数を変更するために交換するのが困難である。
昨今は、よりコンパクトで、設置又は交換が簡単であっても、依然として効率的なパフォーマンスを提供する、ガスタービン燃焼器における音響熱振動を減衰させるためのシステムの必要性が生じている。
概要
本発明の技術的課題は、コンパクトで、従来のバーナにおける既存のスペースに嵌め込むことができ、設置及び交換が簡単にでき、既知の音響周波数を減衰させることができるような、所望の周波数を減衰させるためのバーナ用ストリップ状シール装置を提供することである。
ダンパをシールに組み込んだ本発明の設計により大きな設計の柔軟性が得られる。何故ならば、通常、十分なスペースがある場所にシールが配置されるからである。従って、シールセグメント上の減衰装置により、高周波数減衰能力を向上させることができ、対処される周波数の数を増やすことができる。シールストリップ装置は、バーナフロントパネル又は燃焼器ライナセグメントに設置された従来の設計と比較してより安価かつ簡単に設置及び交換可能である。
第1のシール面を第2のシール面に対してシールするように設計されたストリップ状シール装置について記載する。このストリップ状シール装置は、燃焼室に面した前面と、燃焼室とは反対側を向いた背面とを有したシールプレートを備えている。このシールプレートは、シールプレートの長さに沿って配置された、シールプレートの厚さを貫通して延在する所定の断面積の単数又は複数の穴を有している。
所定の容積を有する1つ又は複数のコンテナは、シールプレートの背面に取り付けられていて、該コンテナは、少なくとも1つの音響ダンパを形成するために、前記1つ又は複数の穴と流体を通すように連通されている。ストリップ状シール装置は所定の音響振動を減衰しながら2つの構成部分をシールする。
本発明はさらに、音響減衰特性を備えたストリップ状シール装置を設計する方法であって、該方法は、燃焼室に隣接した前面と、前記燃焼室とは反対側を向いた背面とを有したシールプレートであって、前記前面から前記背面まで当該シールプレートの厚さを貫通して延在する所定の断面積の単数又は複数の穴を有するように形成されたシールプレートを提供し、
所定の容積を有する1つ又は複数のコンテナを、前記1つ又は複数の穴が前記1つ又は複数のコンテナと流体を通すように連通され、これにより少なくとも1つの音響ダンパが形成されるように、前記シールプレートの前記背面に取り付ける、ステップを有する、音響減衰特性を備えたストリップ状シール装置を設計する方法として記載されている。
本発明はさらに、ストリップ状シール装置を使用して所望の音響周波数を減衰させる、タービン構成部分間のシールを形成する方法であって、前面と背面とを有したシールプレートを提供し、
前記所望の音響周波数を減衰させるヘルムホルツダンパを形成するために、少なくとも1つの断面積と、少なくとも1つのコンテナ容積とを算定し、
前記前面から前記背面まで延在する、前記シールプレートの厚さを貫通する、算定された断面積を有する1つ又は複数の穴を形成し、
算定された容積を有する前記1つ又は複数のコンテナを、前記シールプレートを貫通して成形された前記穴が前記コンテナと流体を通すように連結されるように、前記シールプレートに取り付け、
2つのタービン構成部分間に前記シールプレートを取り付け、これにより前記構成部分間にシールを形成する、ステップを有する、タービン構成部分間のシールを形成する方法として記載されている。
一実施態様によれば、シールは、既存のタービン構成部分に組み込むために使用することができる。減衰を行うシールを組み込む方法は、タービン構成部分間の既存のシールを取り除き、前記2つのタービン構成部分間に音響減衰特性を有するシールを取り付けるためのスペースを形成するステップと、複数の穴と、取り付けられた複数のコンテナとを有する前記シールを挿入し、これにより前記タービン構成部分間にシールを形成するステップとを有する。
本発明の別のシステム、方法、特徴及び利点は、以下の図面及び詳細な説明の考察により当業者には明らかとなろう。このような全ての付加的なシステム、方法、特徴及び利点はこの記載に含まれ、本発明の範囲内にあり、添付の請求項により保護されるものである。
本発明の多くの実施態様は、以下の図面を参照しながらより良く理解することができる。図面の構成要素は必ずしも縮尺にしたがったものではなく、本発明の原理を明瞭に図示することを優先したものである。さらに、図面では、参照符号等は、複数の図面にわたって対応する部分を示している。以下に、本発明を添付の図面につきさらに詳しく説明する。
従来のヘルムホルツ音響ダンパを示した図である。 従来のヘルムホルツ音響ダンパと、該音響ダンパの背面に取り付けられた付加的なヘルムホルツダンパとを示した図である。 ストローハル数0.3、0.5、1.0について示した、標準化された周波数に対する反射率の振幅及び位相を示した図である。 従来のシールストリップが、本発明の一実施態様によるシールストリップ装置に置き換えられることを示すタービンのバーナアッセンブリを示す斜視図である。 フロントパネルのスロットの内側に部分的に嵌め込まれた2つのダンパを有するシールストリップ装置を示す斜視図である。 フロントパネルのスロット内に部分的に嵌め込まれた2つの減衰装置を有するシールストリップ装置を示す側面図である。 6つの減衰装置を使用する本発明のシールストリップ装置を示す斜視図、及びこのダンパの部分拡大図である。
詳細な説明
理論
1/4波長管、ヘルムホルツダンパ、音響スクリーンのようないくつかのタイプの音響ダンパが存在している。ここではヘルムホルツダンパについて述べる。
空気が空洞内に押し込まれると、空洞内の圧力は高まる。空気を空洞内に押し込んでいる外的な力がなくなると、内部のより高圧の空気が流出する。空洞は外部よりも僅かに低い圧力となり、空気は内部へ引き戻される。このプロセスは、圧力変化の度合いをその都度減少させながら繰り返される。
入口部分(チャンバのネック)における空気は質量を有する。この空気は動いているので、ある程度の運動量を有している。比較的長い入口部分は比較的大きな質量を形成し、逆のことも言える。入口部分の横断面の径は空気の質量とチャンバの容積に関係する。チャンバ容積に対して面積が小さすぎる入口部分は流れを「チョーク」し、チャンバ容積に対して面積が大きすぎる入口部分は、入口部分における空気の運動量を減じる傾向がある。
例えば図1には従来のヘルムホルツダンパが示されている。このヘルムホルツダンパは、体積Vを有する共鳴器1を有していて、この共鳴器は音響ネック2を備えこのネック2は空洞3に通じている。通常、空洞3は、減衰させたい音響振動を有する燃焼室7のようなチャンバへと通じている。
共鳴器の容積V、音響ネック2の断面積(ここでは直径Dで示されている)、音響ネック2の長さLのような主要なパラメータは太字で示されている。
ヘルムホルツダンパの設計パラメータは、ダンパの共振周波数fHが燃焼器振動の周波数に対応するように選択されている。
角周波数(共振周波数fHに対応する)は
Figure 0006138232
によって求められると示すことができる。
この場合、
・γは比熱の断熱指数又は断熱率である。この値は空気及び二価のガスでは通常、1.4である。
・Aはネックの断面積である。
・mはネック内の質量である。
・P0は、空洞内の静圧である。
・V0は、空洞内の静容積である。
一定の断面積を有するネックに関して、面積は、
A=Vn/Lである。
この場合、
Lはネックの長さであって、
nはネックの容積である。
従って、
Figure 0006138232
である。
密度の定義により:Vn/m=1/ρであるので、
Figure 0006138232
である。そして
H=ωH/2π であって、
この場合、fHは共振周波数(Hz)である。
ガス内の音速は、
Figure 0006138232
で求められる。
従って、共振周波数は、
Figure 0006138232
である。
従って、共振周波数fHは、音響ネック2の固有断面積A、音響ネック2の長さL、共鳴器1の容積V0を決めることにより選択することができる。(この式は、音響ネックの断面積と同じである空洞の断面積について成立する。これは、一定の断面積の音響ネック2のためにも適用される。空洞3の断面積が音響ネック2の断面積とは異なるサイズである場合、又は音響ネック2が一定の断面積を有していない場合には、この式にさらなる調整が加えられなければならない。)
ヘルムホルツダンパについてはさらに、2011年7月28日に開示された米国特許出願2011/0179796号明細書において説明されている。この明細書は、本出願人によるものであり、従って参照することにより本願に包括される。
ガスタービンの分野におけるヘルムホルツダンパの減衰効果は通常、減衰容積V(図1参照)を増やすことにより、かつ/又は燃焼器における単一ヘルムホルツダンパの数を増やすことにより増加させられる。
図2には、減衰装置の直列接続による配置が示されている。この配置は、上述した基本的なヘルムホルツダンパとは異なり、第1のヘルムホルツダンパの背面に取り付けられた付加的なヘルムホルツダンパを有している。従って、容積V2を有する第2の共鳴器4は、第2の直径D2と第2の長さL2とを有した第2のネック5を有していて、このネック5は第2の空洞6へと通じている。
固有容積V2と、直径D2と、長さL2とを選択することにより、第2のダンパは、第2の所望の周波数を減衰する。この配置に続いて、同じ位置に含まれるダンパの数に応じて、いくつかの周波数が制御されて減衰されて良い。
図3には、標準化された周波数に対する反射率の振幅及び位相のグラフが示されている。反射率は、共鳴器から外部へ出る空気の、共鳴器の内部に入る空気に対する比である。このグラフは、ストローハル数0.3、0.5、1.0について記載されている。ストローハル数(St)は、周波数×音響ネック直径/流体速度によって規定される。
示されているように、標準化された周波数が約1である場合、反射率の最小絶対値が生じる。これは最大減衰点を示している。
図4は、従来のシールストリップ50が、本発明の一実施態様によるシールストリップ装置100に置き換えられることを示すタービンのバーナアッセンブリ10を示す斜視図である。
バーナアッセンブリ10はフロントパネル20とバーナスロート40とを有している。フロントパネル20の上縁部21と下縁部23とはタービンハウジング(図示せず)の一部に固定されている。フロントパネル20の左縁部25と右縁部29とはスロット31を有している。シールストリップアッセンブリ100は、隣接するバーナアッセンブリの別のフロントパネルに対してフロントパネル20をシールするために設けられている。
典型的には、バーナアッセンブリ10の各側におけるフロントパネルの後方にはスペースがあって、このスペースにシールストリップ装置100が収容される。
従来の形式の装置では、従来のシールストリップ50の左側が、フロントパネル20の右縁部29に設けられたスロット31内に嵌め込まれる。典型的には、従来のシールストリップ50の右側は、隣接する第2のバーナアッセンブリ(図示せず)のフロントパネルに設けられたスロット内に嵌め込まれる。選択的に従来のシールストリップ50の右側はタービンハウジング部材に嵌め込むことができる。
従来のシールストリップ50は、ガスタービンの2つの構成部分間にシールを提供するために設けられた。これは、バーナアッセンブリ10と第2のバーナアッセンブリとの間、又はバーナアッセンブリ10とタービンのハウジング部材との間であって良い。
本発明のシールストリップ装置100は、従来のシールストリップ50と置き換えるためのものである。従来のシールストリップ50と同様に、本発明のシールストリップ装置100も、ガスタービンの2つの構成部分間にシールを提供するために設けられている。
ここに図示したように、6つのダンパ150がシールストリップ装置100に組み込まれている。このシールストリップ装置100は完全にスロット31内に嵌め込まれるのではなく、ダンパ150の穴(図5、図6、図7の符号151)を露出させた部分を有している。これらの穴は、タービンの燃焼室と流体的に相互作用することができる。
図5には、フロントパネル20のスロットの内側に嵌め込まれた、2つのダンパ150を有するシールストリップ装置100が斜視図で示されている。
図6には、フロントパネル20のスロット内に嵌め込まれた、2つのダンパ150を有するシールストリップ装置100が側面図で示されている。
図7には、6つのダンパ155を有する本発明のシールストリップ装置100が斜視図で示されていて、かつこれらダンパ155の一部が拡大されて示されている。
本発明を図5、図6、図7につきさらに説明する。シールストリップ装置100は、シールプレート110に取り付けられた複数のダンパ150を含む。シールプレート110は、第1の遠位端部111、第2の遠位端部113、左縁部115、右縁部117を有している。幅は左縁部115から右縁部117までの距離である。長さは第1の遠位端部111から第2の遠位端部113までを測定したものである。ストリップの厚さは、前面119から背面121までの距離である。
穴151は、前面119の開口部として示されていて、ネック153内へと通じている。ネック153は、シールプレート110の厚さを貫通し、コンテナ155内に通じている。穴151とネック153とコンテナ155とがダンパ150を形成している。穴151はネック153と同じ断面積を有することができ、これにより連続した断面直径の1つの通路が形成される。
上述した通り、ダンパ150の寸法及び容積は、所望の音響周波数を減衰するように決定される。
選択的な実施態様では、効率向上のため、又は付加的な音響周波数を減衰するために、(図2及びそれに関連する上記記載に示したように)付加的なダンパを、図5〜図7に示したダンパに取り付けることができる。
本発明の共鳴器及び音響ネックはここに図示した形状に限定するものではないことを理解されたい。共鳴器及び音響ネックは上記の仮定と式とを満たす限りは別の形状であって良い。
本発明を、複数の好適な実施態様につき説明したが、当業者は、本発明の主旨を逸脱することなく変更を行ったり、本発明の要素を同等のもので代用することができるのは明らかであろう。さらに、本発明の主旨を逸脱することなく本発明の教示に照らして、複数の改良形により特別な状況や材料に適応させることができる。
従って、本発明は、本発明を実現するために考慮された最良の形式として開示された特別な実施態様に限定されるものではなく、本発明は、請求の範囲に入る全ての実施態様を包含するものである。さらに、第1、第2といった用語の使用はいかなる順序や重要性を示すものではなく、第1、第2といった用語は一方の要素を他方の要素と区別するために用いられている。
本開示の典型的な実施の形態を図面につき説明するが、この場合、全体にわたって同じ参照符号は同じ要素を示すために使用されている。以下の記載では、説明の目的で、幾つかの特定の詳細が、本開示の完全な理解を提供するために説明されている。しかしながら本開示は、これらの特定の詳細なしでも実施されてよく、ここに記載した典型的な実施の形態に限定されるものではない。
1 共鳴器
2 音響ネック
3 空洞
4 第2の共鳴器
5 第2の音響ネック
6 第2の空洞
7 燃焼室
10 バーナアッセンブリ
20 フロントパネル
21 上縁部
23 下縁部
25 左縁部
29 右縁部
40 バーナスロート
50 従来のシールストリップ
100 シールストリップ装置
110 シールプレート
111 第1の遠位端部
113 第2の遠位端部
115 左縁部
117 右縁部
119 前面
121 背面
w 幅
l 長さ
t 厚さ
150 ダンパ
151 穴
153 ネック
155 コンテナ

Claims (15)

  1. 燃焼室(60)に面した前面(119)と、前記燃焼室(60)とは反対側を向いた背面とを有したシールプレート(110)を備えた、第1のシール面を第2のシール面に対してシールするために形成されたストリップ状シール装置(100)であって、前記シールプレート(110)は、バーナアッセンブリ(10)の互いに隣接するフロントパネル(20)間にシールを提供するものであって、
    前記シールプレートの長さに沿って配置された、前記シールプレート(110)の厚さを貫通して延在する所定の断面積の1つ又は複数の穴(151)と、
    前記シールプレート(110)の前記背面(121)に取り付けられた、所定の容積を有する1つ又は複数のコンテナ(155)と、を有していて、該コンテナ(155)は、少なくとも1つの音響ダンパ(150)を形成するために、前記1つ又は複数の穴(151)と流体を通すように連通されていることを特徴とする、ストリップ状シール装置。
  2. 前記シールプレート(110)は、第1の遠位端部(111)と第2の遠位端部(113)との間に延在している、請求項1記載のストリップ状シール装置。
  3. 前記シールプレート(110)の厚さは、該シールプレート(110)の前記前面(119)と前記背面(121)との間に延在している、請求項1記載のストリップ状シール装置。
  4. 前記シールプレート(110)の厚さは、2mm〜8mm±0.1mmである、請求項1記載のストリップ状シール装置。
  5. 前記1つ又は複数の穴(151)と前記1つ又は複数のコンテナ(155)との組み合わせにより、対応する1つ又は複数のダンパ(150)が形成される、請求項1記載のストリップ状シール装置。
  6. 前記1つ又は複数の前記ダンパ(150)は、1つ又は複数の脈動周波数を減衰するように調整されている、請求項5記載のストリップ状シール装置。
  7. 前記1つ又は複数のダンパ(150)は、対応する前記1つ又は複数の穴(151)及び1つ又は複数のコンテナ(155)のサイズ及び容積を変化させることにより調整される、請求項6記載のストリップ状シール装置。
  8. ガスタービンの2つの構成部分間にシールを提供するように形成された、請求項1記載のストリップ状シール装置。
  9. 音響減衰特性を備えたストリップ状シール装置(100)を設計する方法であって、該方法は、
    燃焼室(60)に隣接した前面(119)と、前記燃焼室(60)とは反対側を向いた背面(121)とを有した、バーナアッセンブリ(10)の互いに隣接するフロントパネル(20)間にシールを提供するシールプレート(110)であって、前記前面(119)から前記背面(121)まで当該シールプレート(110)の厚さを貫通して延在する所定の断面積の1つ又は複数の穴(151)を有するように形成されたシールプレート(110)を提供するステップと、
    所定の容積を有する1つ又は複数のコンテナ(155)を、前記1つ又は複数の穴(151)が前記1つ又は複数のコンテナ(155)と流体を通すように連通され、これにより少なくとも1つの音響ダンパ(150)が形成されるように、前記シールプレート(110)の前記背面(121)に取り付けるステップとを有する、音響減衰特性を備えたストリップ状シール装置(100)を設計する方法。
  10. ガスタービンの2つの構成部分間にシールを提供するために、前記ストリップ状シール装置(100)を使用するステップをさらに有する、請求項9記載の方法。
  11. 減衰させたい操作上の音響周波数を決定するステップをさらに有する、請求項10記載の方法。
  12. 減衰させたい周波数の1つ以上を減衰させるように前記シールストリップ装置(100)を調整するステップをさらに有する、請求項11記載の方法。
  13. 前記ストリップ状シール装置(100)を調整するために、前記1つ又は複数の穴(151)の横断面直径及び少なくとも1つの前記コンテナ(155)の容積を変化させるステップをさらに有する、請求項12記載の方法。
  14. ストリップ状シール装置(100)を使用して所望の音響周波数を減衰させる、タービン構成部分間のシールを形成する方法であって、
    前面(119)と背面(121)とを有したシールプレート(110)を提供し、
    前記所望の音響周波数を減衰させるヘルムホルツダンパを形成するために、少なくとも1つの断面積と、少なくとも1つのコンテナ容積とを算定するステップと、
    前記前面(119)から前記背面(121)まで延在する、前記シールプレート(110)の厚さを貫通する、算定された断面積を有する1つ又は複数の穴(151)を形成するステップと、
    算定された容積を有する前記1つ又は複数のコンテナ(155)を、前記シールプレート(110)を貫通して成形された前記穴(151)が前記コンテナと流体を通すように連結されるように、前記シールプレート(110)に取り付けるステップと、
    前記ヘルムホルツダンパを形成する部分を含まない2つのタービン構成部分間に前記シールプレート(110)を取り付け、これにより前記構成部分間にシールを形成するステップとを有する、タービン構成部分間のシールを形成する方法。
  15. 前記2つのタービン構成部分間に前記シールプレート(110)を取り付けるスペースを提供するために、前記タービン構成部分間の既存のシールを取り除くステップと、複数の穴(151)と、取り付けられた複数のコンテナ(155)とを有する前記シールプレート(110)を前記スペース内に取り付け、これにより前記タービン構成部分間にシールを形成するステップとをさらに有する、請求項14記載のタービン構成部分間にシールを形成する方法。
JP2015502264A 2012-03-30 2013-03-25 減衰装置を備えた燃焼室シールセグメント Expired - Fee Related JP6138232B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP12162752 2012-03-30
EP12162752.5 2012-03-30
PCT/EP2013/056229 WO2013144070A1 (en) 2012-03-30 2013-03-25 Combustion chamber seal segments equipped with damping devices

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015514180A JP2015514180A (ja) 2015-05-18
JP6138232B2 true JP6138232B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=47997486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015502264A Expired - Fee Related JP6138232B2 (ja) 2012-03-30 2013-03-25 減衰装置を備えた燃焼室シールセグメント

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20150075168A1 (ja)
EP (1) EP2831504B1 (ja)
JP (1) JP6138232B2 (ja)
CN (1) CN104204677B (ja)
RU (1) RU2635858C2 (ja)
WO (1) WO2013144070A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103939616B (zh) * 2014-04-11 2016-02-10 东南大学 基于Helmholtz共振原理的高性能、低噪声密封装置
EP2963345B1 (en) * 2014-06-30 2018-09-19 Ansaldo Energia Switzerland AG Damper for gas turbine
GB2557264B (en) * 2016-12-02 2020-04-08 Delphi Tech Ip Ltd Multi-Chamber Helmholtz Resonator
US10220474B2 (en) 2016-12-02 2019-03-05 General Electricd Company Method and apparatus for gas turbine combustor inner cap and high frequency acoustic dampers
US10221769B2 (en) 2016-12-02 2019-03-05 General Electric Company System and apparatus for gas turbine combustor inner cap and extended resonating tubes
US10228138B2 (en) 2016-12-02 2019-03-12 General Electric Company System and apparatus for gas turbine combustor inner cap and resonating tubes
EP3486567B1 (en) * 2017-11-15 2022-01-26 Ansaldo Energia Switzerland AG Can combustor for a gas turbine and gas turbine comprising such a can combustor
JP2020056542A (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 川崎重工業株式会社 航空機用のアニュラ型ガスタービン燃焼器
EP3663548B1 (en) * 2018-12-06 2022-05-25 Ansaldo Energia Switzerland AG Damper for a combustor assembly of a gas turbine power plant and combustor assembly comprising said damper
JP7257215B2 (ja) * 2019-03-27 2023-04-13 三菱重工業株式会社 音響ダンパ、燃焼器及びガスタービン
US11156164B2 (en) * 2019-05-21 2021-10-26 General Electric Company System and method for high frequency accoustic dampers with caps
US11174792B2 (en) 2019-05-21 2021-11-16 General Electric Company System and method for high frequency acoustic dampers with baffles
US11371699B2 (en) 2019-11-12 2022-06-28 General Electric Company Integrated front panel for a burner

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4414232A1 (de) * 1994-04-23 1995-10-26 Abb Management Ag Vorrichtung zur Dämpfung von thermoakustischen Schwingungen in einer Brennkammer
JP4432137B2 (ja) * 1999-01-13 2010-03-17 株式会社Ihi ジェットエンジン用ガスタービンのタービンノズル支持装置
WO2003023281A1 (de) * 2001-09-07 2003-03-20 Alstom Technology Ltd Dämpfungsanordnung zur reduzierung von brennkammerpulsationen in einer gasturbinenanlage
RU2219439C1 (ru) * 2002-09-03 2003-12-20 Андреев Анатолий Васильевич Камера сгорания
JP3999644B2 (ja) * 2002-12-02 2007-10-31 三菱重工業株式会社 ガスタービン燃焼器、及びこれを備えたガスタービン
US7080514B2 (en) * 2003-08-15 2006-07-25 Siemens Power Generation,Inc. High frequency dynamics resonator assembly
JP4395716B2 (ja) * 2003-09-16 2010-01-13 株式会社Ihi シールプレート構造
EP1596130B1 (de) * 2004-05-14 2014-12-31 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung zur Dämpfung von thermoakustischen Schwingungen in Brennkammern mit einstellbarer Resonatorfrequenz
GB0427147D0 (en) * 2004-12-11 2005-01-12 Rolls Royce Plc Combustion chamber for a gas turbine engine
GB0610800D0 (en) * 2006-06-01 2006-07-12 Rolls Royce Plc Combustion chamber for a gas turbine engine
EP1890083A1 (en) * 2006-08-16 2008-02-20 Siemens Aktiengesellschaft Fuel injector for a gas turbine engine
US7870738B2 (en) * 2006-09-29 2011-01-18 Siemens Energy, Inc. Gas turbine: seal between adjacent can annular combustors
US8127546B2 (en) * 2007-05-31 2012-03-06 Solar Turbines Inc. Turbine engine fuel injector with helmholtz resonators
EP2397762A1 (en) * 2010-06-17 2011-12-21 Siemens Aktiengesellschaft Damping device for damping pressure oscillations within a combustion chamber of a turbine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015514180A (ja) 2015-05-18
RU2014143769A (ru) 2016-05-27
US20150075168A1 (en) 2015-03-19
EP2831504B1 (en) 2018-12-26
WO2013144070A1 (en) 2013-10-03
EP2831504A1 (en) 2015-02-04
CN104204677A (zh) 2014-12-10
CN104204677B (zh) 2016-07-06
RU2635858C2 (ru) 2017-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6138232B2 (ja) 減衰装置を備えた燃焼室シールセグメント
JP5865969B2 (ja) ガスタービンにおける燃焼振動減衰のためのダンパ
US9334804B2 (en) Acoustic damping device
US20040248053A1 (en) Damping arrangement for reducing combustion-chamber pulsation in a gas turbine system
US8839624B2 (en) Combustion device of a gas turbine including a plurality of passages and chambers defining helmholtz resonators
US20210233507A1 (en) Soundproof system
US8689933B2 (en) Helmholtz resonator for a gas turbine combustion chamber
EP2963345B1 (en) Damper for gas turbine
EP3034945B1 (en) Gas turbine fuel pipe comprising a damper
KR20030030028A (ko) 가스 터빈 파워 플랜트내에서의 연소 불안정성을 억제하기위한 모듈식 공진기
CN104879781B (zh) 用于具有切向流的室的声阻尼装置
JP2015086877A (ja) ガスタービン用のダンパ
JP2017101828A (ja) 燃料マニホルド用の圧力減衰装置
CN105452773B (zh) 用于阻尼声音的设备和方法
JP3233798B2 (ja) 燃焼器の燃焼振動・圧力変動低減装置
US20130255260A1 (en) Resonance damper for damping acoustic oscillations from combustor
Singh et al. Tuning a semi-active Helmholtz resonator
US20180080652A1 (en) Annular helmholtz damper for a gas turbine can combustor
JPH10274027A (ja) 共鳴型消音器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6138232

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees