JP7171258B2 - 超音波診断装置およびその制御方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明に係る超音波診断装置の構成例を表わすブロック図である。超音波診断装置100は、本体120と、本体120に着脱可能な超音波プローブ130とから構成される。超音波診断装置100の機能は制御部101が各部の動作を制御することによって実現される。制御部101は例えばプログラマブルプロセッサを有し、不揮発性メモリ102に記憶されたプログラムをシステムメモリ103に読み込んで実行し、超音波診断装置100の各部の動作を制御する。なお、制御部101は処理の一部にASIC(Application Specific Integrated Circuit)やASSP(Application Specific Standard Product)などのハードウェア回路を利用してもよい。
操作部113は、ユーザが超音波診断装置100に指示を入力するためのボタン、スイッチ、ダイヤルなどの入力デバイス群である。表示部112がタッチディスプレイの場合、タッチパネル部分は操作部113に含まれる。
図2は、本実施形態においてドプラ処理部107が速度モードで実行する平滑化処理のフローチャートである。平滑化処理では、現フレームと前フレームの値を加重平均するため、乱流の少ない部位、具体的には血管を観測する際に適した処理である。図2のフローチャートに示す処理は、信号点ごとに実行される。以下の説明では、処理対象の信号点について、現フレーム(第nフレーム)について算出された速度をV(n)、前フレーム(第n-1フレーム)で出力された速度をVout(n-1)、現フレームについて出力する速度をVout(n)と表記する。
V’out(n-1)=(|Vout(n-1)|-256)*sign(Vout(n-1))
この結果、前フレームの出力値Vout(n-1)は、V’out(n-1)に補正され、V(n)と同じ符号を有する、補正後のV’out(n-1)が得られる。
Vtemp=c*|V’out(n-1)|+(1-c)*|V(n)| …(1)
ここで、cは補正後の前フレームの速度出力値V’out(n-1)に対する重み(係数)であり、0<c<1である。また、係数cはカラードプラのフレームレートFRと、前フレームの速度出力値Vout(n-1)の関数であり、c=f(FR,Vout(n-1))と表記することができる。係数cの具体例については後述するが、本実施形態では、係数cを前フレームの速度出力値Vout(n-1)の関数とすることにより、信号点(画素)ごとに独立した係数cを用いる。式(1)から明らかなように、平滑化後の速度Vtempは、現フレームの速度V(n)と、補正後の前フレームの速度出力値V’(out(n-1)との加重平均値であり、係数cが大きいほど、平滑化後の速度Vtempに占める、補正後の前フレームの速度出力値V’out(n-1)の割合または寄与が大きくなり、平滑化の効果が大きくなる。
Vout(n)=c*Vout(n-1)+(1-c)*V(n) …(2)
S1171でドプラ処理部107は、
・S113またはS115で決定した現フレームの速度出力値Vout(n)の大きさが予め定められた閾値Vth未満
・後述する現フレームのパワー出力値Pout(n)の大きさが予め定められた閾値Pth未満
という2条件の少なくとも一方を満たしているか否かを判定する。
c=a×Vout(n-1))+b
(a,bはフレームレートの関数(f(FR))である)
といった1次関数を用いて係数cを求めてもよい。
以上、速度の平滑化処理について説明した。
図4は、本実施形態においてドプラ処理部107が速度モードで実行するパーシステンス処理のフローチャートである。パーシステンス処理では、現フレームの値を用いず、前フレームの値に係数を適用した値を現フレームの値として用いる。現フレームの値と前フレームの値を加重平均する平滑化処理と比較して、乱流の多い部位、具体的には心臓を観測する際に適した処理である。図4のフローチャートに示す処理も信号点ごとに実行される。以下の説明において、Vtempが平滑後の速度ではなく、パーシステンス処理後の速度を表すことを除き、速度の表記は平滑化処理と同様である。
・現フレームの速度V(n)の大きさが予め定められた速度閾値Vthの大きさよりも大きい
・現フレームのパワーP(n)が、予め定められたパワー閾値Pthよりも大きい
という2条件を満たしているか否かを判定する。
次に、図5に示すフローチャートを用いて、パワーモードの平滑化処理について説明する。なお、以下に説明する平滑化処理のうち、出力要否判定処理以外の処理は、速度モードの平滑化処理における出力要否判定に必要であるため、速度モードにおいても実行する。
Pout(n)=pc*Pout(n-1)+(1-pc)*P(n) …(5)
ここで、pcは前フレームのパワー出力値Pout(n-1)に対する重み(係数)であり、0<pc<1である。また、係数pcはカラードプラ像のフレームレートFRと、前フレームのパワー出力値Pout(n-1)の関数であり、pc=f(FR,Pout(n-1))と表記することができる。係数pcの具体例については後述するが、本実施形態では、係数pcを前フレームのパワー出力値Pout(n-1)の関数とすることにより、信号点(画素)ごとに独立した係数pcを用いる。式(5)から明らかなように、平滑化処理後のパワーPout(n)は、現フレームのパワーP(n)と、前フレームのパワー出力値Pout(n-1)との加重平均値であり、係数pcが大きいほど、パワー出力値Pout(n)に占める前フレームのパワー出力値Pout(n-1)の割合または寄与が大きくなり、平滑化の効果が大きくなる。
S3051でドプラ処理部107は、現フレームのパワー出力値Pout(n)の大きさが予め定められた閾値Pth未満か否かを判定し、閾値Pth未満と判定されればS3053へ、判定されなければS3055へ、処理を進める。
pc=aPout(n-1)+b
(a,bはフレームレートの関数(f(FR))である)
といった1次関数を用いて係数pcを求めてもよい。
以上、パワーモードの平滑化処理について説明した。
図6は、本実施形態においてドプラ処理部107がパワーモードで実行するパーシステンス処理のフローチャートである。図6のフローチャートに示す処理も信号点ごとに実行される。以下の説明において、Ptempがパーシステンス処理後の速度を表すことを除き、速度の表記は平滑化処理と同様である。なお、以下に説明するパーシステンス処理のうち、出力要否判定処理以外の処理は、速度モードのパーシステンス処理における出力要否判定に必要であるため、速度モードにおいても実行する。
Claims (10)
- カラードプラ法によって計測した速度またはパワーについて、計測位置ごとに、出力値を、現在の計測値とするか、過去の計測値を用いるフィルタ処理によって生成した値とするかを決定する決定手段と、
前記計測位置ごとに、前記決定手段が決定した出力値に基づく画素値か、固定の画素値を決定することにより、速度またはパワーに関するカラードプラ像を生成する生成手段と、
を有する超音波診断装置において、
前記フィルタ処理が、(1)前記過去の計測値と、(2)前記カラードプラ像のフレームレートおよび前記過去の計測値に基づく係数と、を用いて前記値を生成することを特徴とする超音波診断装置。 - 前記フィルタ処理が、過去の計測値と現在の計測値とから、前記係数を用いて前記値を生成する平滑化処理であることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
- 前記フィルタ処理が、前記係数を用いて過去の計測値から前記値を生成するパーシステンス処理であることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
- 前記係数が、前記カラードプラ像のフレームレートおよび速度の指数関数、または前記カラードプラ像のフレームレートおよびパワーの指数関数として表されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の超音波診断装置。
- 前記係数が、前記カラードプラ像のフレームレートと、速度またはパワーとの1次関数として表されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の超音波診断装置。
- 前記生成手段は、速度の計測値についてのカラードプラ像を生成する場合、前記決定手段が決定した速度の出力値が速度閾値以上であり、かつ、パワーの出力値がパワー閾値以上である計測位置については、前記決定手段が決定した速度の出力値に基づく画素値を決定し、他の計測位置については前記固定の画素値を決定し、
前記パワーの出力値が、パワーの計測値に対して経時的な値の低下を抑制する処理を適用して生成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の超音波診断装置。 - 前記生成手段は、パワーの計測値についてのカラードプラ像を生成する場合、前記決定手段が決定したパワーの出力値がパワー閾値以上である計測位置については、前記決定手段が決定したパワーの出力値に基づく画素値を決定し、他の計測位置については前記固定の画素値を決定し、
前記決定手段が決定したパワーの出力値が、パワーの計測値に対して経時的な値の低下を抑制する処理を適用して生成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の超音波診断装置。 - 前記経時的な値の低下を抑制する処理が、前記フィルタ処理である
ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の超音波診断装置。 - 超音波診断装置の制御方法であって、
カラードプラ法によって計測した速度またはパワーについて、計測位置ごとに、出力値を、現在の計測値とするか、過去の計測値を用いるフィルタ処理によって生成した値とするかを決定する決定工程と、
前記計測位置ごとに、前記決定工程で決定した出力値に基づく画素値か、固定の画素値を決定することにより、速度またはパワーに関するカラードプラ像を生成する生成工程と、
を有し、
前記フィルタ処理が、(1)前記過去の計測値と、(2)前記カラードプラ像のフレームレートおよび前記過去の計測値に基づく係数と、を用いて前記値を生成することを特徴とする超音波診断装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の超音波診断装置として機能させるためのプログラム。
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JPH05212033A (ja) * | 1992-02-06 | 1993-08-24 | Fujitsu Ltd | 超音波診断装置 |
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