JP7170952B1 - 付加製造装置および加工ヘッド - Google Patents

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Abstract

ワイヤ状の材料を加工対象(23)上に送給するワイヤノズル(6)と、加工対象(23)上に送給される材料にレーザビーム(L)を照射するとともに、シールドガス(G)の供給源からのシールドガス(G)を噴射する加工ヘッド(3)と、を備える付加製造装置であって、加工ヘッド(3)は、レーザビーム(L)を通過させ、レーザビーム(L)の進行方向に延在した筒状の管路(301)と、供給源からのシールドガス(G)を管路(301)に供給するガス供給口と、を備える。

Description

本開示は、加工対象上に供給した材料にレーザビームを照射して溶融、固化させながら造形物を製造する付加製造装置および加工ヘッドに関する。
付加製造装置は、熱源を用いて加工対象上に供給した金属材料を溶融、固化させた加工物を加工対象上に積層して造形物を加工する装置である。加工の際、加工物は高温で大気に曝されるため、酸化し易く、加工物が酸化した場合には、造形物の品質が悪化したり加工が不安定になったりしてしまうことがある。特に、付加製造装置による加工では加工物を積層するため、加工物は蓄熱し易く、さらに一つの加工に数時間かかることが一般的である。このため、肉盛り溶接等の加工手法に比して付加製造装置による加工では、加工物が酸化し易い傾向にある。
そこで、加工物の酸化を抑制する手法の一つとして、従来では、不活性ガスをシールドガスとして加工点に噴射し、大気、すなわち酸素から加工点をシールドする手法が用いられる。しかし、ガスノズルから噴射したシールドガスが乱流している場合には、逆に大気、すなわち酸素を巻き込んでしまい酸化し易くなってしまう。このため、乱流の発生を抑えることができるガスノズルが望まれている。
特許文献1には、レーザビーム等の光線を通過させる光線経路を構成する光線経路構成部材と、光線経路構成部材の周囲に設けられ、紛体を含むキャリアガスを流すガス流路を有する流路構成部材と、を備える光加工用ノズルが開示されている。特許文献1に記載の光加工用ノズルでは、光線は光線経路構成部材によって構成される光線経路を通り、光加工用ノズルの先端から加工対象へと出射され、紛体を含むキャリアガスは、流路構成部材によって構成されるガス流路を通り、光加工用ノズルの先端から加工対象へと噴射される。
国際公開第2016/135907号
ところで、紛体を含むキャリアガスを光線と同一の経路に流した場合には、光線によって紛体が経路内で溶けてしまうため、特許文献1に記載の技術のように、光線経路とガス流路とが別々の加工ヘッドの構造となる。光線経路とガス経路とを別々にすると、加工ヘッドが複雑化してしまう。また、キャリアガスが光線経路とは別軸で供給されるため、ガスの整流効果が損なわれ、光線の照射位置において乱流が発生してしまうという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、加工対象に供給した材料にレーザビームを照射しながらガスを供給して加工を行う場合に、従来に比して簡易な構造でガスの乱流の発生を抑制することができる付加製造装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示は、ワイヤ状の材料を加工対象上に送給するワイヤノズルと、加工対象上に送給される材料にレーザビームを照射するとともに、シールドガスの供給源からのシールドガスを噴射する加工ヘッドと、を備える付加製造装置であって、加工ヘッドは、ヘッド本体部と、ガス噴射ノズルと、を備える。ヘッド本体部は、レーザビームを通過させ、レーザビームの進行方向に延在した筒状の第1管路と、供給源からのシールドガスを第1管路に供給するガス供給口と、を有する。ガス噴射ノズルは、ヘッド本体部の加工対象側の端部に設けられ、ヘッド本体部側の径よりも加工対象側の径の方が小さい第2管路を有する。ヘッド本体部におけるガス供給口からヘッド本体部とガス噴射ノズルとの接続部までの長さが、レーザビームの進行方向におけるガス噴射ノズルの長さよりも長い。
本開示に係る付加製造装置は、加工対象に供給した材料にレーザビームを照射しながらガスを供給して加工を行う場合に、従来に比して簡易な構造でガスの乱流の発生を抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る付加製造装置の構成を示す図 実施の形態1に係る加工ヘッドの構成の一例を模式的に示す断面図 実施の形態2に係る加工ヘッドのガス供給ノズル付近の構成の一例を模式的に示す断面図 実施の形態3に係る加工ヘッドのガス供給ノズル付近の構成の一例を模式的に示す断面図 実施の形態4に係る加工ヘッドのガス供給ノズル付近の構成の一例を模式的に示す断面図 実施の形態4に係る加工ヘッドのガス供給ノズルの構成の一例を示す斜視図 実施の形態5に係る加工ヘッドの構成の一例を模式的に示す断面図
以下に、本開示の実施の形態に係る付加製造装置および加工ヘッドを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る付加製造装置の構成を示す図である。付加製造装置100は、溶融させた溶加材を加工対象23へ付加することによって3次元造形物を製造する工作機械である。付加製造装置100は、熱源の照射によって溶加材を溶融する。実施の形態1において、熱源はレーザビームLである。また、実施の形態1において、溶加材はワイヤ状の金属材料である。
付加製造装置100は、加工対象23へ送給された溶加材であるワイヤ5の先端部をレーザビームLによって局所的に溶融させ、ワイヤ5の溶融物を加工対象23に接触させることによってビード21を形成する。ビード21は、レーザビームLの照射によって溶融させたワイヤ5の凝固物である。付加製造装置100は、基材20の上においてビード21を積み重ねることによって造形物を製造する。図1に示す基材20は、板材である。基材20は板材以外の物であってもよい。加工対象23は、溶融させた溶加材が付加される物体であって、基材20または基材20上のビード21である。溶融ビード22は、ビード21のうち溶融している部分である。
X軸、Y軸およびZ軸は、互いに垂直な3軸である。X軸とY軸とは、水平方向の軸である。Z軸は、鉛直方向の軸である。Z軸方向は、ビード21が積み重ねられる方向である積層方向である。
付加製造装置100は、レーザ発振器1と、レーザ出力制御器11と、加工ヘッド3と、ガス流量調整器12と、ワイヤスプール4と、ワイヤノズル6と、ステージ8と、駆動制御器13と、数値制御(Numerical Control:NC)装置17と、を備える。
レーザ発振器1は、熱源であるレーザビームLを出力する。レーザ発振器1により出力されたレーザビームLは、光伝送路であるファイバケーブル2を通って加工ヘッド3へ伝搬する。レーザ出力制御器11は、レーザ発振器1を制御することによって、レーザ発振器1のレーザビームLの出力であるレーザ出力を調整する。
加工ヘッド3は、ファイバケーブル2と図示しないコネクタを介して接続され、レーザビームLを加工対象23へ向けて出射する。加工ヘッド3は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の各方向へ移動可能である。加工ヘッド3は、レーザビームLを平行化させるコリメート光学系と、レーザビームLを集束させる集光レンズと、を有する。コリメート光学系および集光レンズの図示は省略する。加工対象23へ照射するレーザビームLの中心線の方向は、Z軸方向である。
加工ヘッド3には、加工対象23へ向けてシールドガスを噴射するガスノズルが設けられている。シールドガスは、加工点でのレーザビームLの照射による酸化を抑制するガスである。シールドガスとしては、不活性ガスである窒素ガス、アルゴンガス等が使用される。シールドガスの噴射によって、ビード21の酸化が抑制されるとともに、形成されたビード21が冷却される。シールドガスは、シールドガスの供給源であるガスボンベから供給される。ガス流量調整器12は、シールドガスの流量を調整する。ガスノズルおよびガスボンベの図示は省略する。このように、実施の形態1では、加工ヘッド3は、加工対象23上に供給されるワイヤ5にレーザビームLを照射するとともに、シールドガスの供給源からのシールドガスを噴射する。
ワイヤスプール4は、ワイヤ5の供給源である。ワイヤ5は、ワイヤスプール4に巻き付けられている。ワイヤノズル6は、加工ヘッド3に支持部材7によって固定されている。このため、ワイヤノズル6は、加工ヘッド3の移動とともに移動する。ワイヤノズル6は、加工対象23へワイヤ5を送給する。ワイヤノズル6は、ワイヤスプール4から加工対象23へ向けてワイヤ5を送り出す。また、ワイヤノズル6は、送り出されたワイヤ5をワイヤスプール4の方へ引き戻す。ワイヤ5が送給される方向は、加工ヘッド3からレーザビームLが出射される方向に対して斜めの方向である。
ステージ8は、基材20を固定し、支持する。ステージ8は、一例ではZ軸周りおよびY軸周りに回転可能である。ステージ8がY軸周りに回転することによって、ステージ8の傾きを変化させることができる。つまり、ステージ8の動作によって、上面に固定された基材20の姿勢を変化させることができる。付加製造装置100は、基材20の姿勢を変化させるとともに加工ヘッド3を移動させることによって、加工対象23におけるレーザビームLの照射位置を移動させる。
駆動制御器13は、加工ヘッド3を駆動するヘッド駆動部14と、ワイヤノズル6を駆動するワイヤ送給駆動部15と、ステージ8を駆動するステージ駆動部16とを有する。
NC装置17は、加工プログラムに従って付加製造装置100の全体を制御する。NC装置17は、レーザ出力制御器11へレーザ出力指令を出力することによって、レーザ発振器1を制御する。NC装置17は、ヘッド駆動部14へ軸指令を出力することによって、加工ヘッド3を制御する。NC装置17は、ワイヤ送給駆動部15へ送給指令を送ることによって、ワイヤノズル6を制御する。NC装置17は、ステージ駆動部16へ回転指令を出力することによって、ステージ8を制御する。NC装置17は、ガス流量調整器12へガス供給指令を出力することによって、シールドガスの流量を制御する。
つぎに、実施の形態1に係る付加製造装置100で使用される加工ヘッド3について説明する。図2は、実施の形態1に係る加工ヘッドの構成の一例を模式的に示す断面図である。加工ヘッド3は、ヘッド本体部31と、ガス噴射ノズル32と、保護板33と、を備える。
ヘッド本体部31は、レーザビームLの進行方向であるZ軸方向に延在した管路311を有する筒状の部材である。ヘッド本体部31は、一例ではアルミニウムによって構成される。管路311には、レーザビームLが通されるとともに、シールドガスGが流される。すなわち、レーザビームLとシールドガスGとが同一の管路311を通過することになる。ヘッド本体部31の外径および管路311の径は、Z軸方向に沿って径が同一である。ヘッド本体部31の外形および管路311の形状は、円筒状であってもよいし、多角形の角筒状であってもよい。
ヘッド本体部31は、上部に、シールドガスGを管路311に供給するガス供給口である貫通孔312を有する。貫通孔312には、図示しないガスボンベに接続されるホース等の配管35が図示しない接続部材によって固定される。これによって、貫通孔312から配管35を介して流れてきたシールドガスGがヘッド本体部31の管路311内に供給される。貫通孔312は、ヘッド本体部31の上部、すなわちレーザビームLの入射位置の近傍に設けられることが望ましい。貫通孔312は、加工ヘッド3の上面から、加工ヘッド3のZ軸方向の長さの1/3の範囲にあることが望ましい。加工ヘッド3の上面から加工ヘッド3の長さの1/3の範囲外に貫通孔312がある場合には、シールドガスGが管路311内を流下する距離が短くなり、ガス噴射ノズル32に到達するまでに整流され難くなるためである。貫通孔312は、一例では機械加工によってヘッド本体部31の側面に形成される。また、ここでは、貫通孔312は、レーザビームLの進行方向に平行なヘッド本体部31の側面に垂直な方向に形成される。つまり、貫通孔312の延在方向が、ヘッド本体部31の側面に垂直な方向と平行となるように、貫通孔312が設けられる。
ガス噴射ノズル32は、ヘッド本体部31のステージ8側の端部に設けられ、加工点231にレーザビームLを出射し、シールドガスGを噴射する部材である。加工点231は、加工対象23上のレーザビームLの照射位置であり、ビード21が付加される領域である。ワイヤノズル6からのワイヤ5も加工点231に送給される。ガス噴射ノズル32は、Z軸方向に延在した管路321を有する中空の部材である。管路321のステージ8側の径は、ヘッド本体部31側の径に比して小さくされる。管路321の径は、ステージ8側に向かって連続的に小さくなってもよいし、段差状に小さくなってもよい。一例では、ガス噴射ノズル32は、中空の錐台形状の部材によって構成される。ガス噴射ノズル32は、一例ではアルミニウムによって構成される。また、ガス噴射ノズル32は、ヘッド本体部31と一体的に形成されたものであってもよいし、溶接等でヘッド本体部31と接続されたものであってもよい。
なお、加工ヘッド3の管路301は、ヘッド本体部31の管路311と、ガス噴射ノズル32の管路321と、を有する。
保護板33は、ヘッド本体部31のガス噴射ノズル32とは反対側の端部の開口を塞ぐように設けられる。保護板33は、レーザビームLの波長に対して透明な部材によって構成される。保護板33は、一例ではガラスによって構成される。保護板33は、上面に、ファイバケーブル2を固定するコネクタ331を有する。保護板33は、付加製造装置100でワイヤ5にレーザビームLを照射する際に生じるスパッタまたはヒュームからコネクタ331を保護する部材である。
このように加工ヘッド3は、Z軸方向に延在する管路301を有し、レーザビームLの入射側の端部が閉塞された構造を有する。レーザビームLの入射面は、保護板33に対応する。
図2において、レーザビームLの光路は実線で描かれ、シールドガスGの流れは鎖線で描かれている。レーザビームLは、ファイバケーブル2からコネクタ331を介して、加工ヘッド3の管路301に導かれる。そして、レーザビームLは、管路301の内部をZ軸方向に沿って、ガス噴射ノズル32の先端部から出射される。また、配管35を介してシールドガスGが貫通孔312から加工ヘッド3の管路301へと供給される。シールドガスGは、貫通孔312からガス噴射ノズル32に向かって流下する。つまり、シールドガスGは、レーザビームLが通る管路301と同一の管路301をZ軸方向下方に流れる。そして、ガス噴射ノズル32から加工点231に向かってシールドガスGが噴射される。貫通孔312から供給されるシールドガスGは、管路301を流下するに従って整流され、ガス噴射ノズル32から噴射されるが、加工点231には層流の状態で到達する。
管路301内におけるシールドガスGの供給位置がレーザビームLの入射位置の近傍に配置され、かつシールドガスGの噴射位置とレーザビームLの出射位置とが同一であるため、シールドガスGの管路301内でのマクロ的な流れの向きとレーザビームLの光路とは平行となっている。そして、筒状の管路301の内部をシールドガスGが流下することによって、管路301内でシールドガスGが整流されるものと考えられる。
この結果、レーザビームLが加工点231に照射されている間に、レーザビームLを含む領域にはシールドガスGが層流の状態で噴射されることになり、周囲の大気、すなわち酸素を巻き込んでしまう乱流の発生が抑制される。
層流となるか、乱流となるかは、レイノルズ数によって判断可能であることが知られている。レイノルズ数Rは、代表速度をU0とし、噴出口の口径をdとし、気流の動粘性係数をvとしたときに、次式(1)によって算出される。なお、代表速度は、円管の中を流れる流体の場合には、平均速度とすることができる。
R=U0d/v ・・・(1)
実験およびシミュレーションによって、貫通孔312の噴口領域におけるレイノルズ数Rを10100以下とすることで、ガス噴射ノズル32から噴射されるシールドガスGが層流となることが明らかとなっている。つまり、貫通孔312の噴口領域におけるレイノルズ数Rが10100を超える場合には、ガス噴射ノズル32から噴射されるシールドガスGは乱流になってしまう場合がある。上記したように、乱流では加工点231において酸素を巻き込み易いが、層流の場合には酸素を巻き込みにくくなり加工品質が向上する。このため、貫通孔312の噴口領域におけるレイノルズ数Rが10100以下であれば、ガス噴射ノズル32までの管路301内でシールドガスGを整流することが可能となる。(1)式に示したように、レイノルズ数Rは、シールドガスGの代表速度U0または貫通孔312の口径dを制御することによって制御することができる。
実施の形態1の加工ヘッド3は、レーザビームLを通過させ、レーザビームLの進行方向に延在した管路301を有する筒状の部材によって構成され、シールドガスGの供給源からの配管35と接続され、管路301にシールドガスGを供給する貫通孔312を有する。つまり、シールドガスGはレーザビームLと同じ管路301を流れることになる。この結果、従来の技術のように、レーザビームLが通る管路とは別にシールドガスGを流すための流路を構成するための部材を設ける必要ないため、安価で簡素な構造を実現することができる。また、シールドガスGがレーザビームLと同一の管路301を流下することで、管路301内でシールドガスGが整流され、シールドガスGを層流の状態で加工点231に噴射することができる。層流にすることで、加工点231で酸素を巻き込みにくくなり、加工品質が向上し安定した加工が可能となる。つまり、加工対象23に供給したワイヤ5にレーザビームLを照射しながらシールドガスGを供給して加工を行う場合に、従来に比して簡易な構造でシールドガスGの乱流の発生を抑制することができるという効果を奏する。
特に、貫通孔312におけるレイノルズ数Rを10100以下とすることで、管路301内を流下するシールドガスGを整流することができ、加工点231に噴射されるシールドガスGを層流とすることができる。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2に係る加工ヘッドのガス供給ノズル付近の構成の一例を模式的に示す断面図である。なお、以下では、実施の形態1と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
実施の形態2に係る加工ヘッド3は、貫通孔312に接続されるガス供給ノズル34をさらに備える。ガス供給ノズル34は、配管35と接続され、ヘッド本体部31の側面の外側に配置される配管接続部341と、貫通孔312に挿入される挿入部342と、を有する。配管接続部341は、板状の部材であり、ヘッド本体部31と図示しない固定部材によって固定される。固定部材は、一例では、ボルトであり、配管接続部341およびヘッド本体部31に設けられるねじ穴に螺合される。挿入部342は、配管接続部341の一方の面に接続される。そして、配管接続部341と挿入部342とを貫通するように、内部流路343が設けられている。内部流路343の流入口343aは、配管接続部341に設けられ、流出口343bは、挿入部342に設けられる。流出口343bの径は、流入口343aの径よりも小さくされる。ここでは、内部流路343が配管接続部341と挿入部342との境界付近で径が段差的に小さくなる例が示されているが、連続的に径が小さくなるようにしてもよい。ガス供給ノズル34の流出口343bは、ガス供給口に対応する。また、ガス供給ノズル34の流入口343aの位置と流出口343bの位置とは、レーザビームLの進行方向において等しい。より具体的には、ガス供給ノズル34の流入口343aの中心の位置と流出口343bの中心の位置とは、レーザビームLの進行方向において等しい。
ガス供給ノズル34では、流出口343bの径が流入口343aよりも小さくなっているので、配管35を流れるシールドガスGの流速に比して、ガス供給ノズル34から噴射されるシールドガスGの流速の方が大きくなる。これにより、配管35を流れるシールドガスGの流速を同じとした場合で、ガス供給ノズル34を設けない場合では、貫通孔312から貫通孔312に対向する管路301の壁面に衝突するシールドガスGの割合は少ないが、ガス供給ノズル34を設ける場合には、流出口343bに対向する管路301の壁面にシールドガスGは衝突するようになる。管路301内の壁面にシールドガスGを衝突させることで、シールドガスGが拡散され一時的に動圧が落ち流速が下がる。そして、管路301内での速度分布が一様になる。つまり、管路301内での速度分布に偏りがなくなるため、整流効果が高まる。この結果、ガス噴射ノズル32から噴射されるシールドガスGは、層流の状態で加工点231に到達する。
一般的に、噴流を乱流ではなく層流にするには、シールドガスGの流量を低減するか、加工ヘッド3の開口径を広くとるか、あるいは加工ヘッド3内でシールドガスGを整流するか、のいずれかの手段が用いられる。しかしながら、シールド性能を確保するためには一定の流量を確保しなければならない。また、加工ヘッド3の開口径を大きくすると、造形処理中に造形物との衝突等の懸念が高まるため、安易に大きくすることはできない。さらに、加工ヘッド3内で整流する場合には、拡散板またはフィルタが広く用いられているが、実施の形態2に係る加工ヘッド3では、管路301内にシールドガスGとともにレーザビームLも通される。このため、拡散板またはフィルタによってレーザビームLの光路が遮られてしまうため、使用することができない。
実施の形態2では、流出口343bの径が流入口343aの径よりも小さいガス供給ノズル34を貫通孔312に設けた。これによって、ガス供給ノズル34からのシールドガスGの噴流が管路301のガス供給ノズル34に対向する内壁に衝突し、管路301内でのシールドガスGの速度分布が一様となり、実施の形態1の場合に比して、整流効果をさらに高めることができる。この結果、層流の状態でシールドガスGを加工点231に導くことが可能となる。
図3では、貫通孔312にガス供給ノズル34を設ける場合を説明したが、実施の形態1の図2の加工ヘッド3の構成で、あるいは、図3で流出口343bの径が流入口343aの径と同じガス供給ノズル34を用いた構成で、シールドガスGの流速を増加させても同様の効果を得ることができる。また、ガス供給ノズル34を設けない、実施の形態1の図2の加工ヘッド3の構成で、あるいは、図3で流出口343bの径が流入口343aの径と同じガス供給ノズル34を用いた構成で、ある流速でシールドガスGを流している場合に、シールドガスGが貫通孔312に対向する管路301の壁面に衝突しない状態にあるものとする。この場合には、管路301の径が小さい加工ヘッド3に交換することで、同じ流速であっても、貫通孔312から噴射されるシールドガスGを、貫通孔312に対向する管路301の壁面に衝突させることができる。このように、加工ヘッド3の管路301の径を小さくすることによっても、同様の効果を得ることができる。また、実施の形態2でも、ガス供給ノズル34の噴口領域におけるレイノルズ数Rを10100以下とすることで、加工点231におけるシールドガスGは層流となる。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3に係る加工ヘッドのガス供給ノズル付近の構成の一例を模式的に示す断面図である。なお、以下では、実施の形態1,2と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
実施の形態3に係る加工ヘッド3は、ヘッド本体部31の側面に設けられる貫通孔312が、斜め上方に向かう流路によって構成される。すなわち、貫通孔312のヘッド本体部31の外側における位置に比して、管路311側における位置の方が上方に位置している。具体的には、貫通孔312のヘッド本体部31の外側における中心の位置に比して、管路311側における中心の位置の方が上方に位置している。図4の例では、ガス供給ノズル34を設ける場合を示している。貫通孔312は、ガス供給ノズル34の挿入部342を挿入可能な大きさの開口部と、開口部の径よりも小さい径を有し、開口部の端部から斜め上方に向かって延在する開口部と、を有する。
このような貫通孔312の構造によって、ガス供給ノズル34から噴射されるシールドガスGは、加工ヘッド3のレーザビームLの入射面である上面、すなわちヘッド本体部31の上部に配置される保護板33に衝突する。実施の形態3でも、シールドガスGを保護板33に衝突させているので、実施の形態2と同様に、管路301内でのシールドガスGの速度分布を一様にすることができる。また、実験およびシミュレーションによって、シールドガスGを貫通孔312に対向する管路301の壁面に衝突させる場合に比して、加工ヘッド3の上面に衝突させる方が、管路301内の断面に対してシールドガスGの偏りが小さくなり、管路301内での整流の効果が高い結果が得られることが明らかとなっている。
実施の形態3によれば、シールドガスGを加工ヘッド3の上面に衝突させることで、ガス噴射ノズル32の端面に相当する噴口面に対してシールドガスGを均一に送ることができる。これによって、加工ヘッド3の管路301内のシールドガスGの整流効果を実施の形態2の場合に比して高めることができる。そして、実施の形態2の場合に比して、整流効果を高めた層流の状態でシールドガスGを加工点231に供給することができる。また、実施の形態3でも、ガス供給ノズル34の噴口領域におけるレイノルズ数Rを10100以下とすることで、加工点231におけるシールドガスGは層流となる。
なお、図4では、内部流路343がヘッド本体部31の側面に対して垂直となるようにガス供給ノズル34を設ける場合を示したが、内部流路343が加工ヘッド3の上面に向かうように、加工ヘッド3の側面に対してガス供給ノズル34を斜めに取り付けるようにしてもよい。また、ガス供給ノズル34を設けず、貫通孔312に配管35を接続する構造のものであってもよい。
実施の形態4.
図5は、実施の形態4に係る加工ヘッドのガス供給ノズル付近の構成の一例を模式的に示す断面図であり、図6は、実施の形態4に係る加工ヘッドのガス供給ノズルの構成の一例を示す斜視図である。なお、以下では、実施の形態1から3と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
実施の形態4では、加工ヘッド3のヘッド本体部31の貫通孔312は、実施の形態1,2と同様である。すなわち、貫通孔312は、ヘッド本体部31の側面に垂直な流路によって構成される。すなわち、貫通孔312のヘッド本体部31の外面における位置と、内面における位置と、が一致している。
一方、実施の形態4では、ガス供給ノズル34の内部流路343の少なくとも一部が斜め上方に向かうように構成されている。内部流路343は、配管接続部341においては、ヘッド本体部31の側面に垂直な方向に延在するが、挿入部342においては、内部流路343の流出口343bが流入口343aよりも上方に位置するように、斜め上方に向かって延在している。すなわち、内部流路343は、ヘッド本体部31の側面に垂直な方向に延在する第1流路構成部3431と、第1流路構成部3431と接続され、斜め上方に向かって延在する第2流路構成部3432と、を有する。
このような構成のガス供給ノズル34がヘッド本体部31の貫通孔312に接続され、配管35と接続されることによって、実施の形態2,3と同様に、シールドガスGが加工ヘッド3の上面に衝突し、管路301内でのシールドガスGの速度分布を一様にすることができる。
上記したように、管路301にはシールドガスGとともにレーザビームLも通るため、管路301内にシールドガスGを誘導する板などを設けることはできない。そこで、ガス供給ノズル34で斜め上方に向かう内部流路343をつくり、加工ヘッド3の管路301内に噴射させることで、管路301内に追加部品を必要とせず容易にかつ安価に加工ヘッド3の上面に当てることが可能となる。この結果、実施の形態4でも、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。また、実施の形態4でも、ガス供給ノズル34の噴口領域におけるレイノルズ数Rを10100以下とすることで、加工点231におけるシールドガスGは層流となる。
実施の形態5.
図7は、実施の形態5に係る加工ヘッドの構成の一例を模式的に示す断面図である。なお、以下では、実施の形態1から4と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
実施の形態5に係る加工ヘッド3は、ヘッド本体部31の構造が実施の形態1のものとは異なる。すなわち、ヘッド本体部31は、ガス供給ノズル34からガス噴射ノズル32までの経路の中で、流路すなわち管路311の断面積を段差状に小さくする縮小部313を有する。
図7に示される例では、ヘッド本体部31は、貫通孔312を有する第1本体構成部31aと、第1本体構成部31aよりも管路311の断面積が小さい第2本体構成部31bと、第1本体構成部31aと第2本体構成部31bとの境界に設けられ、管路311の断面積を段差状に変化させる縮小部313と、を有する。第2本体構成部31bの端部にガス噴射ノズル32が設けられる。縮小部313は、ヘッド本体部31の延在方向に垂直な面を有し、第1本体構成部31aと第2本体構成部31bとの間を接続する管路構成部材である。
加工ヘッド3の管路301内におけるシールドガスGには、管路301内の壁面に沿って下流へ流れる成分が存在する。シールドガスGが管路301内の壁面に沿ってガス噴射ノズル32に達した場合には、ガス噴射ノズル32の噴口面に対して偏りが発生し乱流の原因となる。また、シミュレーションによって、管路301内の壁面に沿って流れるシールドガスGの成分は流速が速く乱流を起こし易いことが明らかになっている。このため、管路301内の壁面に沿って流れる成分をなるべく除去することが望まれる。そこで、図7に示されるように、ヘッド本体部31に縮小部313を設けることによって、縮小部313が、管路301内の壁面に沿って流れるシールドガスGの成分の障壁となり、管路301内の壁面に沿って流れるシールドガスGの成分を除外する。つまり、管路301内の壁面に沿って流れるシールドガスGの成分がそのままガス噴射ノズル32へと到達してしまうことを抑制する。これによって、ガス噴射ノズル32の噴口面に対して、より均一にシールドガスGが供給され、整流効果を高めることができる。
図7では、ヘッド本体部31が1つの縮小部313を有する場合を示したが、2つ以上の縮小部313を有していてもよい。この場合には、ガス供給ノズル34からガス噴射ノズル32に向かって、管路311の断面積が段差状に小さくなるように、複数の縮小部313が設けられる。
また、図7では、ガス供給ノズル34からガス噴射ノズル32に向かって、管路311の断面積とともに、ヘッド本体部31の外径も縮小部313で小さくなる場合を示したが、管路311の断面積が小さくなるものであればよい。このため、ガス供給ノズル34からガス噴射ノズル32との接続部までは、ヘッド本体部31の外径は一定であり、管路311の断面積が小さくなるようにしてもよい。
さらに、図7では、実施の形態2の加工ヘッド3に縮小部313を設ける場合を示したが、実施の形態1,3,4の加工ヘッド3に縮小部313を設けてもよい。
実施の形態5では、加工ヘッド3は、管路301の断面積をガス供給ノズル34からガス噴射ノズル32に向かって段差状に小さくする縮小部313を有する。これによって、管路301内の壁面に沿って流れる乱流を起こし易いシールドガスGの成分を除去することができるので、実施の形態1から4の場合に比して、さらに整流効果を高めることができる。これによって、ガス噴射ノズル32の粉後面に対して、より均一にシールドガスGを供給することができる。この結果、加工点231に層流の状態でシールドガスGを供給することができる。また、実施の形態5でも、ガス供給ノズル34の噴口領域におけるレイノルズ数Rを10100以下とすることで、加工点231におけるシールドガスGは層流となる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 レーザ発振器、2 ファイバケーブル、3 加工ヘッド、4 ワイヤスプール、5 ワイヤ、6 ワイヤノズル、7 支持部材、8 ステージ、11 レーザ出力制御器、12 ガス流量調整器、13 駆動制御器、14 ヘッド駆動部、15 ワイヤ送給駆動部、16 ステージ駆動部、17 NC装置、20 基材、21 ビード、22 溶融ビード、23 加工対象、31 ヘッド本体部、31a 第1本体構成部、31b 第2本体構成部、32 ガス噴射ノズル、33 保護板、34 ガス供給ノズル、35 配管、100 付加製造装置、231 加工点、301,311,321 管路、312 貫通孔、313 縮小部、331 コネクタ、341 配管接続部、342 挿入部、343 内部流路、343a 流入口、343b 流出口、3431 第1流路構成部、3432 第2流路構成部、G シールドガス、L レーザビーム。

Claims (11)

  1. ワイヤ状の材料を加工対象上に送給するワイヤノズルと、
    前記加工対象上に送給される前記材料にレーザビームを照射するとともに、シールドガスの供給源からの前記シールドガスを噴射する加工ヘッドと、
    を備える付加製造装置であって、
    前記加工ヘッドは、
    前記レーザビームを通過させ、前記レーザビームの進行方向に延在した筒状の第1管路と、前記供給源からの前記シールドガスを前記第1管路に供給するガス供給口と、を有するヘッド本体部と、
    前記ヘッド本体部の前記加工対象側の端部に設けられ、前記ヘッド本体部側の径よりも前記加工対象側の径の方が小さい第2管路を有するガス噴射ノズルと、
    を備え
    前記ヘッド本体部における前記ガス供給口から前記ヘッド本体部と前記ガス噴射ノズルとの接続部までの長さが、前記レーザビームの進行方向における前記ガス噴射ノズルの長さよりも長いことを特徴とする付加製造装置。
  2. 前記ガス供給口は、前記レーザビームの進行方向に平行な前記加工ヘッドの側面を貫通する貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載の付加製造装置。
  3. 前記貫通孔は、前記側面に垂直な方向に前記側面を貫通することを特徴とする請求項2に記載の付加製造装置。
  4. 前記貫通孔の前記第1管路側の位置が、前記加工ヘッドの外側の位置に比して前記加工ヘッドにおける前記レーザビームの入射面側に存在することを特徴とする請求項2に記載の付加製造装置。
  5. 前記加工ヘッドは、内部流路を有するガス供給ノズルをさらに有し、
    前記ガス供給ノズルは、前記貫通孔に接続されることを特徴とする請求項4に記載の付加製造装置。
  6. 前記加工ヘッドは、内部流路を有するガス供給ノズルをさらに有し、
    前記ガス供給ノズルは、前記加工ヘッドの前記レーザビームの進行方向に平行な側面に設けられる貫通孔に設けられ、
    前記ガス供給口は、前記ガス供給ノズルの流出口であることを特徴とする請求項1に記載の付加製造装置。
  7. 前記ガス供給ノズルの流入口の位置と前記流出口の位置とは、前記レーザビームの進行方向において等しいことを特徴とする請求項6に記載の付加製造装置。
  8. 前記ガス供給ノズルの前記流出口の位置は、前記レーザビームの進行方向において、前記ガス供給ノズルの流入口の位置に比して、前記加工ヘッドにおける前記レーザビームの入射面側に存在することを特徴とする請求項6に記載の付加製造装置。
  9. 前記加工ヘッドは、前記レーザビームの進行方向に向かって前記第1管路の断面積を段差状に小さくする縮小部を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の付加製造装置。
  10. 前記ガス供給口の噴口領域でのレイノルズ数が10100以下であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の付加製造装置。
  11. ワイヤノズルから加工対象上に送給されるワイヤ状の材料にレーザビームを照射するとともに、シールドガスの供給源からのシールドガスを噴射する加工ヘッドであって、
    前記レーザビームを通過させ、前記レーザビームの進行方向に延在した筒状の第1管路と、前記供給源からの前記シールドガスを前記第1管路に供給するガス供給口と、を有するヘッド本体部と、
    前記ヘッド本体部の前記加工対象側の端部に設けられ、前記ヘッド本体部側の径よりも前記加工対象側の径の方が小さい第2管路を有するガス噴射ノズルと、
    を備え
    前記ヘッド本体部における前記ガス供給口から前記ヘッド本体部と前記ガス噴射ノズルとの接続部までの長さが、前記レーザビームの進行方向における前記ガス噴射ノズルの長さよりも長いことを特徴とする加工ヘッド。
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