JP7170557B2 - 足場安全管理装置および足場安全管理方法 - Google Patents

足場安全管理装置および足場安全管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7170557B2
JP7170557B2 JP2019025638A JP2019025638A JP7170557B2 JP 7170557 B2 JP7170557 B2 JP 7170557B2 JP 2019025638 A JP2019025638 A JP 2019025638A JP 2019025638 A JP2019025638 A JP 2019025638A JP 7170557 B2 JP7170557 B2 JP 7170557B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scaffolding
data
electronic lock
management terminal
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019025638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020133171A (ja
Inventor
友由 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2019025638A priority Critical patent/JP7170557B2/ja
Publication of JP2020133171A publication Critical patent/JP2020133171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7170557B2 publication Critical patent/JP7170557B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明の実施形態は、工事現場などにおいて使用される足場の安全管理装置およびその安全管理方法に関する。
一般に、電気工事など、工期が短く、作業現場が短期間で変化していく工事現場での高所作業には、仮設足場が使用される。
このような工事現場の仮設足場としては、組み立てが容易なローリングタワーや単管足場などが用いられるが、当該仮設足場を安全に使用することを目的として、例えば、労働安全衛生規則(第567条)では、仮設足場を管理する管理責任者(現場代理人や工事責任者など)により、使用対象とする仮設足場を、使用前に日常的に点検することが義務付けられている。
従来、仮設足場の点検は、管理責任者が、当該仮設足場に関する複数の点検項目を記載した紙の点検チェックリストに従い実施しており、作業手順のマニュアルでは、点検チェックリストの各点検項目の良否において良となり、使用可と判定された仮設足場から使用して作業を開始するように定められている。
管理責任者は、点検チェックリストの各点検項目のうち何れかが否(不良)となり、使用不可と判定された仮設足場に対しては、「使用禁止」の看板やカラーコーン(登録商標)などの標識を設置することにより、作業員による当該仮設足場の使用を禁止している。
しかしながら、紙の点検チェックリストに従った足場の点検、その点検結果に応じた標識の設置などを含む足場の一連の管理作業は、全て管理責任者により人為的に行われるため、足場の使用可/不可を示す標識の内容が点検結果と一致していなかったり、そもそも当該標識そのものが作業員から分かり辛かったりする問題がある。
また、足場に設置した「使用禁止」の看板やカラーコーンなどの簡易的な標識では、使用不可である足場について、作業員に対し確実な使用の禁止を図るのは難しい。
そこで、人手に頼らずに、現場または現場にいる作業員に安全な作業環境を提供するための作業安全計画管理システムや足場の適正な検査とその検査結果に応じた安全に関する情報を提供するための検査情報システムなど、幾つかの大掛かりなシステムが考えられている。
特開2008-146502号公報 特開2011-128699号公報 特開2016-177800号公報
足場を管理するための大掛かりなシステムは、設置が大変で高コストであり、作業現場が短期間で変化していく工事現場での仮設足場には不向きで、現実として適用することができない。
本発明が解決しようとする課題は、仮設足場であっても、容易に着脱可能で且つ点検結果に応じた使用可/不可の状態を確実に管理することが可能になる足場安全管理装置および足場安全管理方法を提供することにある。
実施形態の足場安全管理装置は、
足場の入口に着脱自在に取り付けられる扉と、
前記足場に着脱自在に取り付けられ、前記扉を施錠または開錠する電子錠と、
前記足場に着脱自在に取り付けられる報知機器と、
前記報知機器に内蔵され、前記電子錠と前記報知機器の動作を制御する報知制御部と、
ユーザ操作に応じて前記足場の点検表を表示させ、当該点検表に基づいた点検結果に応じて前記足場の使用可または使用不可を判定する管理端末と、を備え、
前記管理端末は、
前記判定の結果に応じて当該使用可または使用不可のデータを前記報知制御部へ送信する使用可/不可データ送信手段を有し、
前記報知制御部は、
前記管理端末から使用不可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を施錠し、前記報知機器により前記足場が使用不可の状態であることを報知させる使用不可報知制御手段と、
前記管理端末から使用可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を開錠し、前記報知機器により前記足場が使用可の状態であることを報知させる使用可報知制御手段と、を有する。
実施形態の足場安全管理装置を用いた仮設足場1Aの一例を示す外観図。 実施形態の足場安全管理装置を構成する開閉扉2と安全管理端末10と安全状態報知機器20の外観構成を示す図であり、図1の仮設足場1Aの昇降口付近の範囲Aを拡大して示す図。 安全管理端末10と安全状態報知機器20それぞれの電子回路の構成を示すブロック図。 安全管理端末10の安全管理処理プログラム12bに基づきCPU11により実行される安全管理処理を示すフローチャート。 安全状態報知機器20の状態報知処理プログラム22aに基づきCPU21により実行される状態報知処理を示すフローチャート。 実施形態の足場安全管理装置を構成する開閉扉2と安全管理端末10と安全状態報知機器20の外観構成を示す図であり、使用可能な状態にある仮設足場1Aの昇降口付近を拡大して示す図。
以下、実施形態の足場安全管理装置および足場安全管理方法について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の足場安全管理装置を用いた仮設足場1Aの一例を示す外観図である。
図2は、実施形態の足場安全管理装置を構成する開閉扉2と安全管理端末10と安全状態報知機器20の外観構成を示す図であり、図1の仮設足場1Aの昇降口付近の範囲Aを拡大して示す図である。
足場安全管理装置は、仮設足場1Aの昇降口(出入口)に着脱自在に取り付けられる開閉扉2と、足場の管理責任者(第1のユーザ)Hが使用して足場の点検を行う安全管理端末10と、開閉扉2が開閉する側の仮設足場1Aの支柱(単管など)1bに着脱自在に取り付けられる安全状態報知機器20と、を含んで構成される。
なお、本実施形態において、工事現場には、仮設足場1Aを含めて、同じ種類や異なる種類の複数の仮設足場1A,1B,…,1Fが設置されており、当該仮設足場1A~1F毎に、開閉扉2と安全状態報知機器20が取り付けられる。
仮設足場1Aの場合、開閉扉2は、当該仮設足場1Aの昇降口の左右に立設されている支柱1a,1b(間口)のうち、右側の支柱1aを支点として片開きで開閉するように扉クランプ3により着脱自在に取り付けられる。
開閉扉2は、支柱1a,1b間の幅、すなわち昇降口の間口の幅に応じて伸縮可能に構成されており、当該開閉扉2の開閉する側の先端には、同開閉扉2が閉じた状態において、間口の左の支柱1bに正面から当接することで、同支柱1bに沿って開閉扉2の閉位置を設定するための支柱当接板4が固着される。
安全状態報知機器20は、例えば電磁ソレノイドを用いた電子錠駆動部24と、A4版程度の画面サイズを有するタッチパネル付表示部25(報知機器)と、赤ランプ26R(第1ランプ)と青ランプ26B(第2ランプ)を有する状態表示ランプ26(報知機器)と、音声警報部27(報知機器)とを、その筐体に一体にして備え、当該安全状態報知機器20の筐体は、電子錠駆動部24から棒状の電子錠24Kを突出させた場合に、同電子錠24Kが開閉扉2における支柱当接板4の正面に突出することで、開閉扉2の閉じた状態を保持できる支柱1b上の位置に、機器クランプ20Cにより着脱自在に取り付けられる。
安全管理端末10は、タブレット端末などのPDA(Personal Digital Assistants)を用いて構成され、管理責任者Hの操作に応じて、足場の安全を点検するための複数の点検項目を有する電子点検表TCをタッチパネル付表示部14に表示させ、当該足場の点検、使用期間の設定、作業開始~終了時間の設定、および使用可/不可の判定などの処理を行なう。
電子点検表TCは、管理責任者が管理の対象とする複数の仮設足場1A~1F毎に、当該点検表TCを選択的に表示させるためのタブ[1A]~[1F]を有する。
安全管理端末10と安全状態報知機器20とは、Wi-Fi(登録商標)などを利用した無線による通信接続機能を備え、安全状態報知機器20は、安全管理端末10における足場の使用可/不可の判定処理に応じて、電子錠24Kの駆動および当該足場の状態を報知するための動作を行なう。
図3は、安全管理端末10と安全状態報知機器20それぞれの電子回路の構成を示すブロック図である。
安全管理端末10は、制御部であるCPU(プロセッサ)11を備える。
CPU11は、フラッシュメモリなどの記憶部12に予め記憶されたプログラム、あるいは外部から読み込まれて記憶部12に記憶されたプログラムに従って回路各部の動作を制御する。
記憶部12には、当該端末10全体の制御を司るシステムプログラムのほかに、通信部16を介して外部の通信機器と通信接続するための通信処理プログラム12a、電子点検表TCに基づいて仮設足場1A~1Fそれぞれの安全管理を行なうための安全管理処理プログラム12bなど、複数種類のプログラムのデータが記憶される。
また、記憶部12には、仮設足場1A~1F毎の足場管理データ12cが記憶される。足場管理データ12cとしては、該当する仮設足場1n(n=A,B,…,F)に取り付けた安全状態報知機器20の通信アドレス(状態報知機器アドレス)のデータ、当該仮設足場1nに対応した電子点検表TCとその点検結果を含む点検データ、点検データに従い判定された使用可/不可を示す使用設定データ、電子点検表TCに基づき設定された使用期間データおよび作業開始~終了時間データが記憶される。
CPU11には、記憶部12のほかに、計時部13、タッチパネル付表示部14、マイク15mとスピーカ15sを有する音声入出力部15、および通信部16などが接続される。
このように構成された足場安全管理装置の安全管理端末10は、CPU11が通信処理プログラム12aや安全管理処理プログラム12bに記述された命令に従い各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような、安全管理処理(図4)を含む各種の機能を実現する。
安全状態報知機器20は、制御部であるCPU21(報知制御部)を備える。
CPU21は、フラッシュメモリなどの記憶部22に予め記憶されたプログラム、あるいは外部から読み込まれて記憶部22に記憶されたプログラムに従って回路各部の動作を制御する。
記憶部22には、安全管理端末10から受信される当該報知機器20が取り付けられた仮設足場1nに関する使用可/不可のデータに応じて、電子錠駆動部24、タッチパネル付表示部25、状態表示ランプ26、音声警報部27の動作を制御し、例えば、使用可のデータが受信された場合には使用可の状態であることを報知すると共に作業安全のための注意を報知し、使用不可のデータが受信された場合には使用不可の状態であることを報知するための状態報知プログラム22a(報知制御部)のデータが記憶される。
また、記憶部22には、安全管理端末10の通信アドレス(管理端末アドレス)22bのデータ、および状態報知データ22cが記憶される。
状態報知データ22cとしては、当該報知機器20が取り付けられた仮設足場1nに対応して安全管理端末10から受信された使用設定データ([可]または[不可])、使用期間データ、および作業開始~終了時間データが記憶される。
CPU21には、記憶部22のほかに、計時部23、電子錠24Kを駆動する電子錠駆動部24、タッチパネル付表示部25、状態表示ランプ26、音声警報部27、および通信部28などが接続される。
このように構成された足場安全管理装置の安全状態報知機器20は、CPU21が状態報知処理プログラム22aに記述された命令に従い各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような、状態報知処理(図5)を含む各種の機能を実現する。
次に、実施形態の足場安全管理装置の動作について説明する。
図4は、安全管理端末10の安全管理処理プログラム12bに基づきCPU11により実行される安全管理処理を示すフローチャートである。
図5は、安全状態報知機器20の状態報知処理プログラム22aに基づきCPU21により実行される状態報知処理を示すフローチャートである。
先ず、工事現場に設置された仮設足場1A~1Fそれぞれの昇降口(出入口)に対して、前述したように、開閉扉2、安全状態報知機器20を取り付ける。
以下の動作説明では、仮設足場1Aを代表例にして説明する。
安全状態報知機器20において、電源(商用電源、発電電源、バッテリ電源など)が投入されると、CPU21は、図2で示したように、電子錠駆動部24により電子錠24Kを突出させ、開閉扉2を閉じられた状態で施錠する(ステップQ1)。
またCPU21は、状態表示ランプ26の赤ランプ26Rを点灯させ、タッチパネル付表示部25に第1標識メッセージM1『立入禁止』を表示させ、更に、音声警報部27に第1音声メッセージE1“足場使用不可”“足場設置中注意”を出力させ、仮設足場1Aが使用不可の状態であることを報知する(ステップQ2)(使用不可報知制御手段)。
なお、CPU21は、タッチパネル付表示部25に第1標識メッセージ『立入禁止』M1を表示させるのに伴い、[確認]ボタン25Bを表示させる。[確認]ボタン25Bは、管理責任者Hが持っている安全管理端末10に対して、安全状態報知機器20から、使用不可の状態である仮設足場1Aの点検を促すための確認要求信号を送信させる際に作業員(第2のユーザ)などによって操作される。
例えば、使用不可の状態である仮設足場1Aを使用したい作業員によりタッチパネル付表示部25に表示されている[確認]ボタン25Bがタッチ操作されると(ステップQ3のYes)、CPU21は、安全管理端末10に対し、管理端末アドレス22bに基づいて、通信部28から確認要求信号を送信させる(ステップQ4)。
安全管理端末10において、管理責任者Hの操作に応じて安全管理処理プログラム12bが起動されると、CPU11は、安全状態報知機器20からの確認要求信号が受信された否かを判定する待機状態になる(ステップP1)。例えば、仮設足場1Aに取り付けた安全状態報知機器20から確認要求信号が受信されたと判定されると(ステップP1のYes)、CPU11は、当該確認要求信号の送信元である安全状態報知機器20の状態報知機器アドレスに基づいて、仮設足場1Aに対応する足場管理データ12cの点検データ(電子点検表TC)を読み出し、図2で示したようにタッチパネル式表示部14に表示させる(ステップP2b)。
一方、安全管理端末10において、管理責任者Hが仮設足場1Aを点検するため、当該管理責任者Hの操作に応じて、仮設足場1Aに対応する足場管理データ12cの点検データ(電子点検表TC)が選択されると、CPU11は、選択された仮設足場1Aの電子点検表TCを読み出し、図2で示したようにタッチパネル式表示部14に表示させる(ステップP2a)。
安全管理端末10に表示された仮設足場1Aの電子点検表TCに従って、当該仮設足場1Aの使用を許可すべき使用期間(例えば「2019/01/07~2019/01/11」)および作業を許可すべき作業開始~終了時間(例えば「08:00~17:00」)が入力されると、入力された使用期間および作業開始~終了時間のデータは、仮設足場1Aに対応する足場管理データ12cとして記憶部12に記憶される(ステップP3)。
安全管理端末10に表示された電子点検表TCにおいて、複数の点検項目(例えば、NO.1「床材の損傷…掛渡しの状態等」~NO.8「建地、布、腕木の損傷状態の有無」)毎に、管理責任者Hにより、[良]または[否](不良)のセルがタッチ操作されることで、その点検結果(良/否)が入力されると、CPU11は、入力された各点検項目の点検結果(良/否)を、仮設足場1Aに対応する点検データとして記憶部12に記憶させる(ステップP4,P5)。
CPU11は、電子点検表TCの、例えば、全ての点検項目において点検結果[良]が入力された場合に使用可と判定し、それ以外の場合に使用不可と判定する(ステップP6)。ここで、使用可と判定された場合、電子点検表TCの「足場使用設定」の項目に対応付けられた[可]のセルが反転されて識別表示hされ(図6参照)、使用不可と判定された場合、[不可]のセルが反転されて識別表示hされる(図2参照)。
例えば、図2で示したように、仮設足場1Aに対応する電子点検表TCの点検項目(NO.2「建地、布、腕木の等の…ゆるみ状態等」)において、点検結果[否]が入力されることで、CPU11により使用不可と判定されると(ステップP6(不可))、CPU11は、当該仮設足場1Aに対応する使用設定データを[不可]に設定し(ステップP8n)、使用設定データ[不可]を仮設足場1Aの安全状態報知機器20へ送信する(ステップP9n)(使用可/不可データ送信手段)。
仮設足場1Aの安全状態報知機器20において、安全管理端末10から送信された使用設定データ[不可]が受信されると(ステップQ5[不可])、CPU21は、状態報知データ22cとして使用設定データ[不可]を設定し、使用不可の状態であることを報知している現在の状態を保持する(ステップQ1~Q3)。
なお、仮設足場1Aの安全状態報知機器20において、安全管理端末10からの使用設定データ[可/不可]の何れもが受信されない状態でも(ステップQ5のNo)、使用不可の状態であることを報知している現在の状態が保持される(ステップQ1~Q3)。
これにより、工事現場の作業員は、仮設足場1Aの昇降口(出入口)に取り付けられている開閉扉2が、安全状態報知機器20により施錠されており、更に、当該安全状態報知機器20によって、赤ランプ26Rの点灯、第1標識メッセージM1『立入禁止』の表示、音声メッセージE1“足場使用不可”“足場設置中注意”の出力からなる使用不可状態の報知が行われていることで、現在、仮設足場1Aが使用できないことを確実に知ることができ、同作業員による仮設足場1Aの使用を確実に防ぐことができる。
図6は、実施形態の足場安全管理装置を構成する開閉扉2と安全管理端末10と安全状態報知機器20の外観構成を示す図であり、使用可能な状態にある仮設足場1Aの昇降口付近を拡大して示す図である。
例えば、図6に示すように、仮設足場1Aに対応する電子点検表TCの全ての点検項目(例えば、NO.1「床材の損傷…掛渡しの状態等」~NO.8「建地、布、腕木の損傷状態の有無」)において、点検結果[良]が入力されることで、CPU11により使用可と判定されると(ステップP6(可))、CPU11は、当該仮設足場1Aに対応する使用設定データを[可]に設定し(ステップP8t)、使用設定データ[可]、使用期間データ「2019/01/07~2019/01/11」および作業開始~終了時間データ「08:00~17:00」を、仮設足場1Aの安全状態報知機器20へ送信する(ステップP9t)(使用可/不可データ送信手段)。
なお、電子点検表TCの点検結果に応じて使用可と判定された場合(ステップP6(可))であっても、当該電子点検表TCの「足場使用設定」の項目に対応付けられた[不可]のセルが管理責任者Hによりタッチされた場合(例えば、仮設足場1Aにおける作業が終了したことを管理責任者Hが確認することで[不可]のセルをタッチした場合など)には、CPU11は、仮設足場1Aについて強制的に不使用にする操作があったと判定し、同[不可]のセルを識別表示hさせる(ステップP7のYes)。そして、前述した足場使用設定[不可]に対応する処理に移行する(ステップP8n,P9n)。
仮設足場1Aの安全状態報知機器20において、安全管理端末10から送信された使用設定データ[可]が受信されると(ステップQ5[可])、CPU21は、受信された使用設定データ[可]、使用期間データ「2019/01/07~2019/01/11」および作業開始~終了時間データ「08:00~17:00」を、状態報知データ22cとして記憶部22に記憶させる(ステップQ6)。
CPU21は、計時部23により計時されている現在日時のデータに基づいて、当該現在日時が、状態報知データ22cとして記憶されている仮設足場1Aの使用期間「2019/01/07~2019/01/11」内で且つ作業開始~終了時間「08:00~17:00」内であるかを判定する(ステップQ7)。
そして、現在日時が、状態報知データ22cとして設定された仮設足場1Aの使用期間内で且つ作業開始~終了時間内であると判定されると(ステップQ7のYes)、CPU21は、図6に示すように、電子錠駆動部24により電子錠24Kを引込ませ、開閉扉2を開錠する(ステップQ8)。
またCPU21は、状態表示ランプ26の青ランプ26Bを点灯させ、タッチパネル付表示部25に第2標識メッセージM2『足場使用可能』『安全帯着用』を表示させ、更に、音声警報部27に第2音声メッセージE2“上部作業中”“安全帯着用”を出力させ、仮設足場1Aが使用可能な状態であること、および作業安全のための警告を報知する(ステップQ9)(使用可報知制御手段)。
これにより、工事現場の作業員は、仮設足場1Aの昇降口(出入口)に取り付けられている開閉扉2が、安全状態報知機器20により開錠されており、更に、当該安全状態報知機器20によって、青ランプ26Bの点灯、第2標識メッセージM2『足場使用可能』『安全帯着用』の表示、第2音声メッセージE2“上部作業中”“安全帯着用”の出力からなる使用可能な状態と作業安全のため警告の報知が行われていることで、現在、仮設足場1Aが管理責任者Hによって点検済みであって安全に使用できることを確実に知ることができ、また、同作業員による安全帯の着用忘れや頭上に対する不注意を無くして作業の安全を確保できるようになる。
安全状態報知機器20において、現在日時が、状態報知データ22cとして設定された仮設足場1Aの使用期間外であると判定されるか、または同使用期間内であっても作業開始~終了時間外であると判定されると(ステップQ7のNo)、CPU21は、図2で示したように、電子錠駆動部24により電子錠24Kを突出させて開閉扉2を施錠し、使用不可の状態であることを報知する処理に移行する(ステップQ1~Q3)。
したがって、このように構成された仮設足場1A~1Fに着脱可能な開閉扉2および安全状態報知機器20と、管理責任者Hにより操作され各仮設足場1A~1Fの点検を行なう安全管理端末10とを含む足場安全管理装置によれば、仮設足場1A~1F毎の電子点検表TCに基づいた点検結果に応じて、各仮設足場1A~1Fにおいて、使用不可の状態と使用可の状態とを誤りなく明確に報知することができるばかりでなく、使用不可の状態では、開閉扉2を施錠して確実に使用の禁止を図ることができる。
よって、仮設足場であっても、容易に着脱可能で且つ点検結果に応じた使用可/不可の状態を確実に管理することが可能な足場安全管理装置を提供できる。
また、実施形態の足場安全管理装置によれば、安全状態報知機器20により使用不可の状態として報知されている仮設足場1Aであっても、作業員は、タッチパネル付表示部25に『立入禁止』の第1標識メッセージM1と共に表示させた[確認]ボタン25Bをタッチ操作することで、管理責任者Hに対して当該仮設足場1Aの点検を促すことができる。
なお、安全状態報知機器20において、タッチパネル付表示部25に表示させる第1,第2標識メッセージの内容(M1,M2)や音声警報部27により出力させる第1,第2音声メッセージの内容(E1,E2)は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、安全管理端末10の電子点検表TCに基づく点検結果に応じて、仮設足場1Aに対応する使用設定データ[不可]となった場合、安全状態報知機器20のタッチパネル付表示部25には、第1標識メッセージ『立入禁止』M1と共に、修理と再点検が必要であることを報知するための標識メッセージ『要修理・再点検』を表示させるなど、使用不可の状態であることを報知する内容の範囲で任意に設定すればよい。
また、安全管理端末10において、仮設足場1A~1F毎の足場管理データ12cとして記憶されている点検データ、使用設定データ[可/不可]、使用期間データ、および作業開始~終了時間データを、管理責任者Hの操作に応じて適宜選択的に読み出して表示させるように構成することで、当該管理責任者Hにより各仮設足場1A~1Fの使用状況を容易に把握できるようになる。
また、安全状態報知機器20がその筐体に一体にして有する電子錠駆動部24と電子錠24k、タッチパネル付表示部25、状態表示ランプ26、音声警報部27は、それぞれ別体として構成し、仮設足場1Aのより適切且つ効果的な場所に取り付けてもよいのは勿論であるが、本実施形態で説明したように一体にして構成することで、容易に仮設足場1Aへの取り付けを行なうことができる。
さらに、開閉扉2は、本実施形態で説明したように、片開き式に限らず、両開き式であってもよく、電子錠24Kにより施錠/開錠可能であって、仮設足場1Aに着脱自在な構成とすればよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A~1F…仮設足場、1a,1b…支柱(間口)、2…開閉扉、3…扉クランプ、
4…支柱当接板、10…安全管理端末、H…管理責任者、TC…電子点検表、
20…安全状態報知機器、20C…機器クランプ、11、21…CPU、
12、22…記憶部、12a…通信プログラム、12b…安全管理処理プログラム、
12c…足場管理データ、22a…状態報知処理プログラム(報知制御部)、
22b…管理端末アドレス、22c…状態報知データ、13、23…計時部、
14、25…タッチパネル付表示部(報知機器)、M1…第1標識メッセージ、
M2…第2標識メッセージ、16、28…通信部、24…電子錠駆動部、
24K…電子錠、26…状態表示ランプ(報知機器)、
26R…赤ランプ(第1ランプ)、26B…青ランプ(第2ランプ)、
27…音声警報部(報知機器)、E1…第1音声メッセージ、
E2…第2音声メッセージ。

Claims (8)

  1. 足場の入口に着脱自在に取り付けられる扉と、
    前記足場に着脱自在に取り付けられ、前記扉を施錠または開錠する電子錠と、
    前記足場に着脱自在に取り付けられる報知機器と、
    前記報知機器に内蔵され、前記電子錠と前記報知機器の動作を制御する報知制御部と、
    ユーザ操作に応じて前記足場の点検表を表示させ、当該点検表に基づいた点検結果に応じて前記足場の使用可または使用不可を判定する管理端末と、を備え、
    前記管理端末は、
    前記判定の結果に応じて当該使用可または使用不可のデータを前記報知制御部へ送信する使用可/不可データ送信手段を有し、
    前記報知制御部は、
    前記管理端末から使用不可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を施錠し、前記報知機器により前記足場が使用不可の状態であることを報知させる使用不可報知制御手段と、
    前記管理端末から使用可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を開錠し、前記報知機器により前記足場が使用可の状態であることを報知させる使用可報知制御手段と、を有する、
    足場安全管理装置。
  2. 前記報知機器は、使用不可を示す第1ランプと使用可を示す第2ランプを含む状態表示ランプを有し、
    前記使用不可報知制御手段は、前記管理端末から使用不可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を施錠し、前記状態表示ランプの第1ランプを点灯させ、
    前記使用可報知制御手段は、前記管理端末から使用可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を開錠し、前記状態表示ランプの第2ランプを点灯させる、
    請求項1に記載の足場安全管理装置。
  3. 前記報知機器は、表示部を有し、
    前記使用不可報知制御手段は、前記管理端末から使用不可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を施錠し、前記表示部により前記足場が使用不可の状態であることを報知させる第1標識メッセージを表示させ、
    前記使用可報知制御手段は、前記管理端末から使用可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を開錠し、前記表示部により前記足場が使用可の状態であることを報知させる第2標識メッセージを表示させる、
    請求項1または請求項2に記載の足場安全管理装置。
  4. 前記第2標識メッセージは、前記足場が使用可の状態であること及び作業安全のための標識メッセージを含む、
    請求項3に記載の足場安全管理装置。
  5. 前記報知機器は、音声出力部を有し、
    前記使用不可報知制御手段は、前記管理端末から使用不可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を施錠し、前記音声出力部により前記足場が使用不可の状態であることを報知させる第1音声メッセージを出力させ、
    前記使用可報知制御手段は、前記管理端末から使用可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を開錠し、前記音声出力部により前記足場が使用可の状態であることを報知させる第2音声メッセージを出力させる、
    請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の足場安全管理装置。
  6. 前記第2音声メッセージは、前記足場が使用可の状態であること及び作業安全のための音声メッセージを含む、
    請求項5に記載の足場安全管理装置。
  7. 前記電子錠と前記報知機器と前記報知制御部とは、前記足場に着脱自在に取り付けられる筐体に一体化されている、
    請求項1ないし請求項6の何れか一項に記載の足場安全管理装置。
  8. 足場の入口に着脱自在に取り付けられる扉と、
    前記足場に着脱自在に取り付けられ、前記扉を施錠または開錠する電子錠と、
    前記足場に着脱自在に取り付けられる報知機器と、
    前記報知機器に内蔵され、前記電子錠と前記報知機器の動作を制御する報知制御部と、
    ユーザ操作に応じて前記足場の点検表を表示させ、当該点検表に基づいた点検結果に応じて前記足場の使用可または使用不可を判定する管理端末と、
    を備えた足場安全管理装置の前記管理端末と前記報知制御部により行われる足場安全管理方法であって、
    前記管理端末は、
    前記判定の結果に応じて当該使用可または使用不可のデータを前記報知制御部へ送信する使用可/不可データ送信ステップを有し、
    前記報知制御部は、
    前記管理端末から使用不可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を施錠し、前記報知機器により前記足場が使用不可の状態であることを報知させる使用不可報知制御ステップと、
    前記管理端末から使用可のデータが受信された場合、前記電子錠により前記扉を開錠し、前記報知機器により前記足場が使用可の状態であることを報知させる使用可報知制御ステップと、を有する、
    足場安全管理方法。
JP2019025638A 2019-02-15 2019-02-15 足場安全管理装置および足場安全管理方法 Active JP7170557B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019025638A JP7170557B2 (ja) 2019-02-15 2019-02-15 足場安全管理装置および足場安全管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019025638A JP7170557B2 (ja) 2019-02-15 2019-02-15 足場安全管理装置および足場安全管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020133171A JP2020133171A (ja) 2020-08-31
JP7170557B2 true JP7170557B2 (ja) 2022-11-14

Family

ID=72277878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019025638A Active JP7170557B2 (ja) 2019-02-15 2019-02-15 足場安全管理装置および足場安全管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7170557B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004316156A (ja) 2003-04-14 2004-11-11 Asahi Riirakku Kk 簡易扉、ヒンジ装置及びロック装置
JP2011108031A (ja) 2009-11-18 2011-06-02 Maguma:Kk 建設現場安全管理システム
JP2011232816A (ja) 2010-04-23 2011-11-17 Maeda Corp 入場者管理装置
JP5165851B2 (ja) 2006-04-07 2013-03-21 クラリオン株式会社 立体地図表示方法、立体地図表示装置およびナビゲーション装置
JP2015078529A (ja) 2013-10-17 2015-04-23 株式会社ケイナイン 電子錠管理システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05165851A (ja) * 1991-12-18 1993-07-02 Shimizu Corp 安全活動支援システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004316156A (ja) 2003-04-14 2004-11-11 Asahi Riirakku Kk 簡易扉、ヒンジ装置及びロック装置
JP5165851B2 (ja) 2006-04-07 2013-03-21 クラリオン株式会社 立体地図表示方法、立体地図表示装置およびナビゲーション装置
JP2011108031A (ja) 2009-11-18 2011-06-02 Maguma:Kk 建設現場安全管理システム
JP2011232816A (ja) 2010-04-23 2011-11-17 Maeda Corp 入場者管理装置
JP2015078529A (ja) 2013-10-17 2015-04-23 株式会社ケイナイン 電子錠管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020133171A (ja) 2020-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011102180A (ja) エレベータ保守作業管理システム
JP4221169B2 (ja) プラント制御システム及び制御方法
JP2007145500A (ja) 保守点検管理システム
JP2011079652A (ja) エレベーターの管制運転装置
JP7170557B2 (ja) 足場安全管理装置および足場安全管理方法
JP4897230B2 (ja) エレベータの非常時通話機能点検システム
JP2007219987A (ja) プラントの管理装置
JP2015209722A (ja) 緊急時避難用立入禁止区域開放・復帰管理システム
JP2023054121A (ja) 火災報知設備
JP2012067465A (ja) プール水利用システム
JP6523819B2 (ja) 火災受信機
JP2018164652A (ja) 消火システム
JP3968652B2 (ja) 火災報知設備
JP2009271891A (ja) 保守点検作業支援装置
JP2004062429A (ja) 端末用プログラムの消去方法
CN111977474B (zh) 电梯基板的不正当利用防止方法
JP6543151B2 (ja) 火災報知設備及び火災受信機
JP2007223693A (ja) エレベータ装置及びエレベータの制御方法
JP6537399B2 (ja) 仮設トイレ
JP2007119130A (ja) エレベータ故障報知装置
JP2008268988A (ja) 寮入退館管理装置及びその方法
JP6272120B2 (ja) エレベーター運転装置及びエレベーターシステム
JP2011102179A (ja) エレベータ保守作業管理システム
JP2007331876A (ja) エレベーターの通話システム
JP6624521B2 (ja) 昇降装置の遠隔監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211208

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7170557

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150