JP7170551B2 - 分光器 - Google Patents

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Description

本発明は、分光器に関する。
支持体と、支持体の底壁部の表面に設けられた分光部と、分光部と向かい合うように支持体の側壁部によって支持された光検出素子と、を備える分光器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004-354176号公報
上述したような分光器においては、分光空間に水分が進入するのを抑制するために、分光空間を気密に封止する構成を採用することが考えられる。しかし、分光空間を気密に封止すると、分光器の使用環境の温度変化によって内圧が変化するため、分光部が設けられ且つ光検出素子を支持する支持体が変形し、分光精度が低下するおそれがある。特に、分光器が小型化されればされるほど、支持体の変形が分光精度に与える影響が大きくなる。
そこで、本発明は、信頼性の高い分光器を提供することを目的とする。
本発明の分光器は、底壁部、及び底壁部の一方の側において分光空間を包囲する側壁部を有する支持体と、側壁部によって構成された開口部に配置され、光透過部が設けられたカバーと、カバーと開口部との間に配置された接合部材と、分光空間とカバーとの間において、底壁部における一方の側の表面と向かい合うように、側壁部によって支持された光検出素子と、底壁部における一方の側の表面に設けられた光学機能部と、を備え、支持体、カバー及び接合部材の少なくとも1つには、通気口が設けられており、通気口は、支持体、カバー及び光検出素子によって画定された空間と外部とに開口しており、支持体、カバー及び光検出素子によって画定された空間は、分光空間と連通している。
この分光器では、支持体、カバー及び接合部材の少なくとも1つに設けられた通気口によって、分光空間と外部とが連通することになる。そのため、分光器の使用環境の温度が変化しても、内圧の変化に起因する支持体の変形が抑制される。したがって、光学機能部及び光検出素子等の位置関係にずれが生じ難くなる。更に、通気口が、支持体、カバー及び光検出素子によって画定された空間と外部とに開口しており、当該空間が分光空間と連通している。これにより、外部から通気口に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間に進入し難くなる。よって、この分光器によれば、高い信頼性を確保することができる。
本発明の分光器では、通気口が開口する方向は、カバーを介して分光空間に光が入射する方向と交差していてもよい。これにより、外部から通気口に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間に進入するのをより確実に抑制することができる。
本発明の分光器では、カバーは、光透過部材と、光通過開口が形成された遮光層と、を有してもよい。これにより、分光空間へのパーティクルの進入を抑制しつつ、適切な状態で分光空間に光を入射させることができる。
本発明の分光器では、支持体には、分光空間の一方の側において分光空間よりも拡幅された第1拡幅部と、第1拡幅部の一方の側において第1拡幅部よりも拡幅された第2拡幅部と、が設けられており、光検出素子は、第1拡幅部に配置されており、カバーは、開口部である第2拡幅部に配置されていてもよい。これにより、光検出素子及びカバーを安定的に支持しつつ、通気口が開口する空間を、支持体、カバー及び光検出素子によって確実に画定することができる。
本発明の分光器では、第1拡幅部及び第2拡幅部は、カバーを介して分光空間に光が入射する方向と交差す方向を長手方向とする形状を呈しており、通気口は、長手方向における第2拡幅部の端部に位置するように、接合部材に設けられていてもよい。これにより、通気口の位置が分光空間内の光路から離れた位置になるため、外部から通気口に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間に進入するのをより確実に抑制することができる。
本発明の分光器では、第1拡幅部及び第2拡幅部は、カバーを介して分光空間に光が入射する方向と交差す方向を長手方向とする形状を呈しており、通気口は、長手方向における第1拡幅部の端部に開口するように、支持体に設けられていてもよい。これにより、通気口の位置が分光空間内の光路から離れた位置になるため、外部から通気口に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間に進入するのをより確実に抑制することができる。
本発明の分光器では、第1拡幅部には、配線の端部が配置されており、光検出素子の端子と配線の端部とは、接続部材によって電気的に接続されており、光検出素子と第1拡幅部との間には、接続部材を覆うように補強部材が配置されていてもよい。これにより、補強部材が遮光部材として機能するため、外部から通気口に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間に進入するのをより確実に抑制することができる。
本発明の分光器では、光学機能部は、分光部であってもよい。これにより、分光部に所望の光学機能を確実に発揮させることができる。
光学機能部は、ミラーであってもよい。これにより、ミラーに所望の光学機能を確実に発揮させることができる。
本発明の分光器は、通気口と分光空間との間に配置された遮光部材を更に備えていてもよい。これにより、外部から通気口に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間に進入するのをより確実に抑制することができる。
本発明によれば、信頼性の高い分光器を提供することができる。
一実施形態の分光器の斜視図である。 図1に示されるII-II線に沿っての分光器の断面図である。 図1に示されるIII-III線に沿っての分光器の断面図である。 変形例の通気口を備える分光器の平面図である。 変形例の通気口を備える分光器の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[分光器の構成]
図1に示されるように、分光器1は、支持体10と、カバー20と、を備えている。分光器1では、支持体10及びカバー20によって箱形のパッケージ2が構成されている。支持体10は、成形回路部品(MID:Molded Interconnect Device)として構成されており、支持体10には、複数の配線11が設けられている。一例として、分光器1は、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向のそれぞれの方向における長さが15mm以下の直方体状の形状を呈している。特に、分光器1は、Y軸方向における長さが数mm程度にまで薄型化されている。
図2及び図3に示されるように、パッケージ2内には、光検出素子30、樹脂成形層40及び反射層50が設けられている。反射層50は、光学機能部として、ミラー51及び分光部52を構成している。光検出素子30には、光通過部31、ミラー32及び光検出部33が設けられている。光通過部31、ミラー51、ミラー32、分光部52及び光検出部33は、Z軸方向から見た場合に、X軸方向に平行な同一直線上に並んでいる。
分光器1では、Z軸方向に沿って光通過部31を通過した光L1は、ミラー51で反射され、ミラー51で反射された光L1は、ミラー32で反射される。ミラー32で反射された光L1は、分光部52で分光されると共に反射される。分光部52で分光されると共に反射された光のうち0次光以外の光L2は、光検出部33に入射して光検出部33で検出される。このように、分光器1では、光通過部31から分光部52に至る光L1の光路、及び分光部52から光検出部33に至る光L2の光路を含む分光空間Sがパッケージ2内に形成されている。
支持体10は、底壁部12及び側壁部13を有している。底壁部12及び側壁部13は、例えばLCP(Liquid Crystal Polymer)等の合成樹脂によって一体的に形成されている。底壁部12における分光空間S側(一方の側)の表面12aには、凹部14及び周辺部15,16が設けられている。側壁部13は、底壁部12の分光空間S側に配置されている。側壁部13は、底壁部12の分光空間S側において分光空間Sを包囲している。本実施形態では、側壁部13は、Z軸方向から見た場合に凹部14及び周辺部15,16を包囲する矩形枠状の形状を呈している。より具体的には、側壁部13は、一対の第1側壁17及び一対の第2側壁18を有している。一対の第1側壁17は、Z軸方向から見た場合に、X軸方向において分光空間Sを挟んで向かい合っている。一対の第2側壁18は、Z軸方向から見た場合に、Y軸方向において分光空間Sを挟んで向かい合っている。
側壁部13には、第1拡幅部13a及び第2拡幅部13bが設けられている。第1拡幅部13aは、分光空間Sに対して底壁部12とは反対側(分光空間Sの一方の側)において、分光空間Sよりも、X軸方向に拡幅された段差部である。第2拡幅部13bは、第1拡幅部13aに対して底壁部12とは反対側(第1拡幅部13aの一方の側)において、第1拡幅部13aよりも、X軸方向及びY軸方向のそれぞれの方向に拡幅された段差部である。第2拡幅部13bは、側壁部13によって構成された開口部である。第1拡幅部13aの底面には、各配線11の一方の端部が端子11aとして配置されている。各配線11は、第1拡幅部13aから、第2拡幅部13b、及び第1側壁17の外側表面を介して、図1に示されるように、一方の第2側壁18の外側表面18bに至っている。外側表面18bには、各配線11の他方の端部が端子11bとして配置されている。
図2に示されるように、X軸方向において向かい合う第1拡幅部13aの側面13aは、第1拡幅部13aの底面13aと鈍角を成すように傾斜している。X軸方向において向かい合う第2拡幅部13bの側面13bは、第2拡幅部13bの底面13bと鈍角を成すように傾斜している。これらにより、配線11を容易に且つ精度良く引き回すことができると共に、配線11に生じる応力を低減することができる。また、支持体10における底壁部12とは反対側の端面10aのうち、配線11が配置される領域10aは、底壁部12側に凹んでいる。これにより、例えば分光器1の実装時等に、配線11が他の部材と接触するのを防止することができると共に、配線11の長さを低減することができる。
図2及び図3に示されるように、凹部14の内面は、凹曲面14aである。すなわち、底壁部12の表面12aは、凹曲面14aを含んでいる。本実施形態では、凹曲面14aは、X軸方向及びY軸方向のそれぞれの方向において曲面状に湾曲している。凹曲面14aは、例えば、球面の一部に対応する形状を呈している。各周辺部15,16は、X軸方向において凹部14と隣接している。周辺部15は、Z軸方向から見た場合に、凹部14に対して一方の第1側壁17側に位置している。周辺部16は、Z軸方向から見た場合に、凹部14に対して他方の第1側壁17側に位置している。周辺部15は、傾斜面15aを含んでいる。傾斜面15aは、X軸方向に沿って凹部14から離れるほどZ軸方向に沿って光検出素子30から離れるように、傾斜している。
光検出素子30は、側壁部13の第1拡幅部13aに配置されている。光検出素子30は、分光空間Sを介して、底壁部12の表面12aと向かい合うように、側壁部13によって支持されている。光検出素子30は、基板35を有している。基板35は、半導体材料(例えば、シリコン等)によって矩形板状に形成されている。光通過部31は、基板35に形成された光通過孔である。本実施形態では、光通過部31は、Y軸方向に延在するスリットであり、光通過部31における光L1の入射側の端部は、X軸方向及びY軸方向のそれぞれの方向において、光L1の入射側に向かって末広がりとなっている。ミラー32は、基板35における分光空間S側の表面35aのうち、光通過部31と光検出部33との間の領域に設けられている。ミラー32は、例えば、Al、Au等からなる金属膜である。本実施形態では、ミラー32は、平面ミラーである。
光検出部33は、基板35の表面35aに設けられている。より具体的には、光検出部33は、基板35に貼り付けられているのではなく、半導体材料からなる基板35に作り込まれている。つまり、光検出部33は、半導体材料からなる基板35内の第1導電型の領域と、該領域内に設けられた第2導電型の領域とで形成された複数のフォトダイオードによって、構成されている。光検出部33は、例えば、フォトダイオードアレイ、C-MOSイメージセンサ、CCDイメージセンサ等として構成されたものであり、X軸方向に沿って並ぶ複数の光検出チャネルを有している。光検出部33の各光検出チャネルには、異なる波長を有する光L2が入射させられる。光検出部33は、表面入射型のフォトダイオードとして構成されており、基板35の表面35aには、光検出部33に対して電気信号を入出力するための複数の端子36が設けられている。
第1拡幅部13aにおいて向かい合う光検出素子30の端子36と配線11の端子11aとは、例えば、Au、半田等からなる複数のバンプ(接続部材)61によって、電気的且つ物理的に接続されている。光検出素子30と第1拡幅部13aとの間には、複数のバンプ61を覆うように、樹脂からなる補強部材(遮光部材)7が配置されている。
カバー20は、側壁部13の第2拡幅部13bに配置されている。カバー20は、光検出素子30から離間している。カバー20と第2拡幅部13bとの間には、樹脂からなる接合部材4が配置されている。カバー20は、光透過部材21及び遮光層22を有している。光透過部材21は、光L1を透過させる材料(例えば、石英、硼珪酸ガラス(BK7)、パイレックス(登録商標)ガラス、コバールガラス等)によって矩形板状に形成されている。遮光層22は、光透過部材21における分光空間S側の表面21aに設けられている。遮光層22には、Z軸方向において光検出素子30の光通過部31と向かい合うように、光通過開口22aが形成されている。本実施形態では、光通過開口22aは、Y軸方向に延在するスリットである。カバー20は、光透過部材21、及び遮光層22の光通過開口22aを介して、Z軸方向沿って光L1を透過させる。このように、カバー20においては、光透過部材21のうち、Z軸方向から見た場合に光通過開口22aと重なる部分が、光透過部20aとして機能する。
なお、光L1が赤外域の光である場合には、光透過部材21の材料として、シリコン、ゲルマニウム等も有効である。また、光透過部材21に、AR(Anti Reflection)コートを施したり、所定波長の光のみを透過させるフィルタ機能を持たせたりしてもよい。また、遮光層22の材料としては、例えば、黒レジスト、Al等を用いることができる。
樹脂成形層40は、底壁部12の表面12aに設けられている。樹脂成形層40は、成形材料である樹脂材料を所定の形状で硬化(例えば、紫外線等による光硬化、熱硬化等)させることにより、形成されている。成形材料である樹脂材料は、例えば、光硬化性のエポキシ樹脂、アクリル樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン、有機・無機ハイブリッド樹脂等のレプリカ用光学樹脂等である。
樹脂成形層40は、第1部分41及び第2部分42を有している。第1部分41は、ミラー51及び分光部52に対応する形状を有する部分であり、底壁部12の表面12aのうちの凹曲面14aに設けられている。より具体的には、第1部分41は、ミラー51に対応する形状を有する部分41a、及び分光部52に対応する形状を有する部分41bを含んでいる。本実施形態では、ミラー51に対応する形状は、凹面ミラーパターンであり、分光部52に対応する形状は、グレーティングパターンである。第2部分42は、第1部分41を包囲し且つ第1部分41よりも薄い部分である。本実施形態では、第2部分42は、底壁部12の表面12aのうちの傾斜面15a、周辺部16側の第1側壁17の内側表面17a、及び各第2側壁18の内側表面18aに達しており、周辺部15側の第1側壁17の内側表面17aに達していない。このように、第2部分42の少なくとも一部は、底壁部12の表面12aと側壁部13における分光空間S側の表面との境界領域を越えて、側壁部13における分光空間S側の表面に達している。
なお、第1部分41が底壁部12の表面12aの全体に設けられ、第2部分42が底壁部12の表面12aに設けられていなくてもよい。また、第1部分41の少なくとも一部が側壁部13における分光空間S側の表面に達していてもよい。つまり、第1部分41は、底壁部12の表面12aの少なくとも一部に設けられていればよく、第2部分42は、第1部分41を包囲し且つ第1部分41よりも薄い部分であれば、底壁部12の表面12a及び側壁部13における分光空間S側の表面のうち、それらの少なくとも一部に設けられていればよい。
底壁部12の表面12aの少なくとも一部に設けられた第1部分41は、当該少なくとも一部の表面形状に沿うように拡がる部分である。底壁部12の表面12a及び側壁部13における分光空間S側の表面のうち、それらの少なくとも一部に設けられた第2部分42は、当該少なくとも一部の表面形状に沿うように、例えば略均一な厚さで拡がる部分である。本実施形態では、第1部分41の厚さは、21μm~210μmであり、第2部分42の厚さは、1μm~10μmである。第1部分41及び第2部分42のそれぞれの厚さの数値は、支持体10の表面の凹凸を埋めた状態の表面を0とした場合の数値である。なお、第1部分41の厚さ(第1部分41の各部における支持体10の内側表面からの距離)が変化している場合には、その平均値を第1部分41の厚さと捉えることができる。また、第2部分42の厚さ(第2部分42の各部における支持体10の内側表面からの距離)が変化している場合には、その平均値を第2部分42の厚さと捉えることができる。
反射層50は、樹脂成形層40上に設けられている。反射層50は、例えば、Al、Au等からなる金属膜である。反射層50は、樹脂成形層40のうち少なくとも第1部分41(より具体的には、少なくとも部分41a,41b)を覆うことにより、底壁部12上においてミラー51及び分光部52を構成している。本実施形態では、ミラー51は、凹面ミラーであり、分光部52は、X軸方向に沿って並ぶ複数のグレーティング溝52aを有する反射型グレーティングである。このように、ミラー51及び分光部52は、樹脂成形層40を介して、底壁部12の表面12aに設けられている。
上述したように樹脂成形層40が構成されていることにより、底壁部12の表面状態の影響が現れ難く、且つ分光器1の使用環境の温度変化による変形量が大きくなり難い、必要十分な厚さを第1部分41において確保しつつ、第1部分41よりも薄い第2部分42によって、支持体10から樹脂成形層40が剥がれるのを抑制することができる。したがって、反射層50においてミラー51及び分光部52に所望の光学機能を適切に発揮させることができる。
図2に示されるように、分光器1では、光検出素子30が分光空間Sとカバー20との間において側壁部13によって支持されているが、空間Gが分光空間Sと連通している。空間Gは、支持体10、カバー20及び光検出素子30によって画定された空間である。本実施形態では、少なくとも光通過部31によって、空間Gと分光空間Sとが連通している。
接合部材4には、空間Gと外部とに開口する通気口8が設けられている。より具体的には、カバー20を介して分光空間Sに光が入射する方向(Z軸方向)と交差す方向(X軸方向)を長手方向とする形状を呈する第2拡幅部13bにおいて、通気口8は、長手方向における第2拡幅部13bの一方の端部に位置するように、接合部材4に設けられている。通気口8が開口する方向は、カバー20を介して分光空間Sに光L1が入射する方向と交差している。通気口8が開口する方向とは、通気口8における空間G側の開口の中心及び通気口8における外部側の開口の中心を通る方向である。なお、通気口8における外部側の開口からは、分光空間Sを目視することはできない。
[作用及び効果]
分光器1では、接合部材4に設けられた通気口8によって、分光空間Sと外部とが連通することになる。そのため、分光器1の実装時に支持体10が加熱されたり、分光器1の使用環境の温度が変化したりしても、内圧の変化に起因する支持体10の変形が抑制される。したがって、ミラー51、分光部52及び光検出素子30等の位置関係にずれが生じ難くなる。更に、通気口8が、空間Gと外部とに開口しており、空間Gが分光空間Sと連通している。これにより、外部から通気口8に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間Sに進入し難くなる。したがって、ミラー51及び分光部52に所望の光学機能を適切に発揮させることができる。よって、分光器1によれば、高い信頼性を確保することができる。
なお、例えば、遮光性を有する材料によってカバー20を形成し、当該カバー20に、光透過部20aに替えて、空間であるスリットを設けることは好ましくない。その場合、空間であるスリットを介して分光空間Sにパーティクルが進入し易くなり、分光器1の劣化に繋がるからである。本実施形態の分光器1では、分光空間Sに光L0を入射させる構成として、空気を通さない光透過部20aがカバー20に設けられており、分光空間Sに光L0を入射させる位置とは異なる位置に通気口8が設けられているため、分光空間Sにパーティクルが進入し難くなる。特に、本実施形態の分光器1では、Z軸方向から見た場合に、カバー20の光透過部20aの少なくとも一部と光検出素子30の光通過部31の少なくとも一部とが重なっているため、空気を通さない光透過部20aをカバー20に設け、分光空間Sに光L0を入射させる位置とは異なる位置に通気口8を光けることは、極めて重要である。
また、分光器1では、通気口8が開口する方向が、カバー20を介して分光空間Sに光が入射する方向と交差している。これにより、外部から通気口8に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間Sに進入するのをより確実に抑制することができる。
また、分光器1では、カバー20が、光透過部材21と、光通過開口22aが形成された遮光層22と、を有している。これにより、分光空間Sへのパーティクルの進入を抑制しつつ、適切な状態で分光空間Sに光L1を入射させることができる。
また、分光器1では、光検出素子30が、支持体10の第1拡幅部13aに配置されており、カバー20が、支持体10の第2拡幅部13bに配置されている。これにより、光検出素子30及びカバー20を安定的に支持しつつ、通気口8が開口する空間Gを、支持体10、カバー20及び光検出素子30によって確実に画定することができる。
また、分光器1では、第2拡幅部13bの側面13bが、第2拡幅部13bの底面13bと鈍角を成すように傾斜しており、第2拡幅部13bの側面13bとカバー20の側面とが距離が、第2拡幅部13bの底面13bに近付くほど狭くなっている。これにより、外部から通気口8に入射する迷光が減衰されるため、当該迷光が分光空間Sに進入するのをより確実に抑制することができる。
また、分光器1では、通気口8が、長手方向における第2拡幅部13bの端部に位置するように、接合部材4に設けられている。これにより、通気口8の位置が分光空間S内の光路から離れた位置になるため、外部から通気口8に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間Sに進入するのをより確実に抑制することができる。
また、分光器1では、光検出素子30と第1拡幅部13aとの間に、バンプ61を覆うように補強部材7が配置されている。これにより、補強部材7が遮光部材として機能するため、外部から通気口8に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間Sに進入するのをより確実に抑制することができる。
また、分光器1では、通気口8と分光空間Sとの間に補強部材7が配置されている。これにより、補強部材7が遮光部材として機能するため、外部から通気口8に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間Sに進入するのをより確実に抑制することができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態に限定されない。例えば、分光器1は、複数の配線を有するフレキシブル配線基板によって構成された配線ユニットを更に備えていてもよい。その場合、配線ユニットにおける各配線の一方の端部は、支持体10の外側表面18bに配置された各配線11の端子11bと電気的且つ物理的に接続され(図1参照)、配線ユニットにおける各配線の他方の端部は、例えばコネクタとして構成される。また、支持体10は、合成樹脂によって形成されたものに限定されず、例えば、AlN、Al等のセラミックによって形成されたものであってもよい。また、支持体10は、四角形筒状の側壁部13を有するものに限定されず、四角形筒状以外の多角形筒状の側壁部13を有するものであってもよいし、円形筒状、楕円形筒状等の側壁部13を有するものであってもよい。また、側壁部13には、第1拡幅部13a及び第2拡幅部13bが設けられていなくてもよい。また、支持体10には、配線11が設けられていなくてもよい。その場合、支持体10とは別体で設けられたフレキシブル配線基板が光検出素子30と電気的に接続されていてもよいし、光検出素子30が外部配線と電気的に接続されるように構成されていてもよい。また、支持体10において、底壁部12の表面12aに設けられた凹部14の内面は、凹曲面14aに限定されず、例えば、平坦な底面を含むものであってもよい。
また、光検出素子30には、例えばミラー32と分光部52との間に位置するように、0次光捕捉部(例えば、基板35に形成された光通過孔等)が設けられていてもよい。これにより、分光部52で分光されると共に反射された光のうち0次光を0次光捕捉部に入射させて0次光捕捉部で捕捉することができる。また、光検出素子30は、例えば、支持体10に取り付けられた別の部材に取り付けられることにより、支持体10に支持されていてもよい。一例として、光検出素子30は、側壁部13に掛け渡された支持部材に取り付けられることにより、側壁部13によって支持されていてもよい。その場合、光通過部31、ミラー32及び0次光捕捉部の少なくとも1つが当該支持部材に設けられていてもよい。
また、第1拡幅部13aにおいて向かい合う光検出素子30の端子36と配線11の端子11aとは、半田層(接続部材)によって、電気的且つ物理的に接続されていてもよい。また、光検出部33は、裏面入射型のフォトダイオードとして構成されていてもよい。その場合、基板35における表面35aとは反対側の表面に複数の端子36が配置されるため、対応する光検出素子30の端子36と配線11の端子11aとがワイヤ(接続部材)によって電気的に接続されていてもよい。また、例えば、分光部52が移動可能又は揺動可能に構成されることにより、分光部52で分光されると共に反射された複数の光L2(異なる波長を有する複数の光L2)が光検出部33に順次に入射させられる場合には、光検出部33は、単素子(1つの光検出チャネルを有するもの)として構成されていてもよい。その場合、分光部52は、光検出素子30側に設けられていてもよい。一例として、分光部52は、光検出素子30において移動可能又は揺動可能に構成されていてもよいし、光検出素子30が取り付けられた別の部材において移動可能又は揺動可能に構成されていてもよいし、カバー20において移動可能又は揺動可能に構成されていてもよい。
また、光通過部31を通過した光L1が分光部で分光されると共に反射され、分光部で分光されると共に反射された光L2が光検出部33に入射するように、分光器1が構成されている場合、反射層50は、光学機能部として、分光部を構成していればよい。また、光通過部31を通過した光L1が第1ミラーで反射され、第1ミラーで反射された光L1が分光部で分光されると共に反射され、分光部で分光されると共に反射された光L2が第2ミラーで反射され、第2ミラーで反射された光L2が光検出部33に入射するように、分光器1が構成されている場合、反射層50は、光学機能部として、第1ミラー及び第2ミラーを構成していればよい。
また、通気口8は、図4の(a)及び(b)に示されるように、長手方向における第2拡幅部13bの両方の端部のそれぞれに位置するように、接合部材4に設けられていてもよい。図4の(a)に示されるように、1つの端部に1つの通気口8が設けられていてもよいし、図4の(b)に示されるように、1つの端部に複数(この例では、角部に2つ)の通気口8が設けられていてもよい。なお、図4では、支持体10において配線11の図示が省略されている。
また、図5に示されるように、空間Gと外部とに開口する通気口9がカバー20及び支持体10の少なくとも一方に設けられていてもよい。図5に示される分光器1では、カバー20を介して分光空間Sに光が入射する方向(Z軸方向)と交差す方向(X軸方向)を長手方向とする形状を呈する第1拡幅部13aにおいて、通気口9は、長手方向における第1拡幅部13aの両方の端部のそれぞれに開口するように、カバー20及び側壁部13の少なくとも一方に設けられている。特に、側壁部13に設けられた通気口9が開口する方向は、カバー20を介して分光空間Sに光L1が入射する方向と交差している。通気口9が開口する方向とは、通気口9における空間G側の開口の中心及び通気口9における外部側の開口の中心を通る方向である。なお、いずれの通気口9についても、外部側の開口からは、分光空間Sを目視することはできない。
側壁部13に設けられた通気口9は、外部と第1拡幅部13aの端部とに開口するように、X軸方向に沿って延在していてもよい。或いは、側壁部13に設けられた通気口9は、外部と第1拡幅部13aの端部とに開口するように、Y軸方向に沿って延在していてもよい。或いは、側壁部13に設けられた通気口9は、肉抜き部17cと第1拡幅部13aの端部とに開口するように、Z軸方向に沿って延在していてもよい。肉抜き部17cは、外部に開口するように第1側壁17に形成されている。なお、支持体10には、これらの通気口9の少なくとも1つが設けられていればよい。
図5に示される分光器1では、カバー20及び支持体10の少なくとも一方に設けられた通気口9によって、分光空間Sと外部とが連通することになる。そのため、分光器1の実装時に支持体10が加熱されたり、分光器1の使用環境の温度が変化したりしても、内圧の変化に起因する支持体10の変形が抑制される。したがって、ミラー51、分光部52及び光検出素子30等の位置関係にずれが生じ難くなる。更に、通気口9が、空間Gと外部とに開口しており、空間Gが、分光空間Sと連通している。これにより、外部から通気口9に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間Sに進入し難くなる。したがって、ミラー51及び分光部52に所望の光学機能を適切に発揮させることができる。よって、図5に示される分光器1によれば、高い信頼性を確保することができる。
また、図5に示される分光器1では、通気口9が、長手方向における第1拡幅部13aの端部に開口するように、支持体10に設けられている。これにより、通気口9の位置が分光空間S内の光路から離れた位置になるため、外部から通気口9に迷光が入射したとしても、当該迷光が分光空間Sに進入するのをより確実に抑制することができる。
また、分光器1には、接合部材4に設けられた通気口8、カバー20に設けられた通気口9、及び支持体10に設けられた通気口9の少なくとも1つが採用されていればよい。各通気口8,9は、画定された空間Gと外部とに開口するものであれば、上述した位置、形状等に限定されない。また、光検出素子30は、分光空間Sと空間Gとが連通するように、側壁部13によって支持されていてもよい。一例として、光検出素子30と側壁部13との間に隙間が設けられた状態で、光検出素子30が、側壁部13によって支持されていてもよい。或いは、光検出素子30の基板35に、光通過部31以外の孔、切欠き等が形成されていてもよい。また、例えば、側壁部13に掛け渡された支持部材に光検出素子30が取り付けられている場合には、当該支持部材と側壁部13との間に隙間が設けられた状態で、光検出素子30が、側壁部13によって支持されていてもよい。或いは、当該支持部材に、光通過部、光通過部以外の孔、切欠き等が形成されていてもよい。
また、接合部材4は、カバー20を支持体10に構造的に(機械的に)接合するものであってもよい。また、各通気口8,9と分光空間Sとの間に、補強部材7以外の遮光部材(例えば、光検出素子3に設けられた遮光板等)が配置されていてもよい。各通気口8,9に入射した光に対して補強部材7が不透明(例えば、黒色)である場合には、上記実施形態のように補強部材7を遮光部材として機能させることができるが、各通気口8,9に入射した光に対して補強部材7が透明である場合には、補強部材7以外の遮光部材を設けることが有効である。
また、ミラー51は、ミラー素子として構成され、底壁部12の表面12aに取り付けられたものであってもよい。また、分光部52は、分光素子として構成され、底壁部12の表面12aに取り付けられたものであってもよい。
また、分光器1が備える各構成には、上述した材料及び形状の一例に限定されず、様々な材料及び形状を適用することができる。また、上述した一の実施形態又は変形例における各構成は、他の実施形態又は変形例における各構成に任意に適用することができる。
1…分光器、4…接合部材、7…補強部材(遮光部材)、8,9…通気口、10…支持体、12…底壁部、12a…表面、13…側壁部、13a…第1拡幅部、13b…第2拡幅部(開口部)、20…カバー、20a…光透過部、21…光透過部材、22…遮光層、22a…光通過開口、30…光検出素子、51…ミラー(光学機能部)、52…分光部(光学機能部)、61…バンプ(接続部材)、G…空間、S…分光空間。

Claims (10)

  1. 底壁部、及び前記底壁部の一方の側において分光空間を包囲する側壁部を有する支持体と、
    前記側壁部によって構成された開口部に配置され、光透過部が設けられたカバーと、
    前記カバーと前記開口部との間に配置された接合部材と、
    前記分光空間と前記カバーとの間において、前記底壁部における前記一方の側の表面と向かい合うように、前記側壁部によって支持された光検出素子と、
    前記底壁部における前記一方の側の前記表面に設けられた光学機能部と、を備え、
    前記支持体、前記カバー及び前記接合部材の少なくとも1つには、通気口が設けられており、
    前記通気口は、前記支持体、前記カバー及び前記光検出素子によって画定された空間と外部とに開口しており、
    前記支持体、前記カバー及び前記光検出素子によって画定された前記空間は、前記分光空間と連通している、分光器。
  2. 前記通気口が開口する方向は、前記カバーを介して前記分光空間に光が入射する方向と交差している、請求項1に記載の分光器。
  3. 前記カバーは、光透過部材と、光通過開口が形成された遮光層と、を有する、請求項1又は2に記載の分光器。
  4. 前記支持体には、前記分光空間の前記一方の側において前記分光空間よりも拡幅された第1拡幅部と、前記第1拡幅部の前記一方の側において前記第1拡幅部よりも拡幅された第2拡幅部と、が設けられており、
    前記光検出素子は、前記第1拡幅部に配置されており、
    前記カバーは、前記開口部である前記第2拡幅部に配置されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の分光器。
  5. 前記第1拡幅部及び前記第2拡幅部は、前記カバーを介して前記分光空間に光が入射する方向と交差す方向を長手方向とする形状を呈しており、
    前記通気口は、前記長手方向における前記第2拡幅部の端部に位置するように、前記接合部材に設けられている、請求項4に記載の分光器。
  6. 前記第1拡幅部及び前記第2拡幅部は、前記カバーを介して前記分光空間に光が入射する方向と交差す方向を長手方向とする形状を呈しており、
    前記通気口は、前記長手方向における前記第1拡幅部の端部に開口するように、前記支持体に設けられている、請求項4又は5に記載の分光器。
  7. 前記第1拡幅部には、配線の端部が配置されており、
    前記光検出素子の端子と前記配線の前記端部とは、接続部材によって電気的に接続されており、
    前記光検出素子と前記第1拡幅部との間には、前記接続部材を覆うように補強部材が配置されている、請求項4~6のいずれか一項に記載の分光器。
  8. 前記光学機能部は、分光部である、請求項1~7のいずれか一項に記載の分光器。
  9. 前記光学機能部は、ミラーである、請求項1~8のいずれか一項に記載の分光器。
  10. 前記通気口と前記分光空間との間に配置された遮光部材を更に備える、請求項1~9のいずれか一項に記載の分光器。
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