JP7169798B2 - マット係止部材 - Google Patents
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Description
このような入浴用の担架では、マット100に要介護者が仰臥した際、マット100は圧縮されて降下するが、マットピン105はワッシャー106と受け部102で係止されているため降下しない。そのため、突出したマットピン105の頭部が要介護者の身体に当たるという問題があった。
また、マットだけが押された場合にマット係止ピンが降下しないため、マットから突出しているおそれがある。しかも、入浴後にマットを基板から外す場合にピン鉤部が外れにくく強い力が必要である上に、外れると勢い余ってマット係止ピンがマットから離脱するおそれがあるという問題もある。
本発明によれば、マットが押されると、マットは係止部材の拡径頭部と把持部材とで挟まれて移動するため、把持部材と係止部材も一体に移動するので係止部材が取り残されて相対的にマットから突出しない。しかも、把持部材は係止部材の摺動軸部に沿って摺動可能であるため、マットが押されて把持部材が係止受け部に当接すると、その後は、マットの圧縮に沿って係止部材だけが貫通孔内を移動可能である。
マットを被着部材に取り付ける際、係止受け部と係止部材を共に上方から取り付けるため取付け作業が容易になる。しかも、係止部材は把持部材を介して係止受け部の貫通孔に挿入されるために、挿入時に傾くことを防止して直線的に挿入できて取り付け作業が容易である。
本発明によれば、マットが押されると把持部材を押すため、係止突起を介して係止部材もマットと共に移動し、係止部材が取り残されて相対的にマットから突出しない。しかも、マットを被着部材から取り外す際には、マットに当接する把持部材が係止部材の係止突部に係止しているためマットに対する係止部材の離脱が把持部材によって阻止され、マットと係止部材を一体に取り外すことができる。
マットを被着部材から取り外す際には、把持部材が係止部材の係止突部に係止しているためマットに対する係止部材の離脱が阻止され、マットと係止部材を一体に取り外すことができる。
また、マットの取付けに際して、係止部材を、把持部材を通して被着部材に設けた係止受け部の貫通孔に挿入するため、把持部材で係止部材の挿入をガイドして略垂直にまたは直線的に係止受け部に挿入でき、作業性が向上する。
図1乃至図5は本発明の第一実施形態によるマット係止部材1を示すものである。図1は、介護機器として、例えば入浴用の担架2の表面にマット3を取り付けた状態の図である。図2に示すように、マット3は複数のマット係止部材1によって担架2の表面に設けた被着部材としてのカバー4の上に固定されている。マット係止部材1はマット3に所定間隔で取り付けられている。カバー4は担架2の表面に固定された、例えば樹脂製または金属製の基部である。
アダプター6の貫通孔6aの周壁部分は下方に延びていて、その下端部には貫通孔6a内に突出する断面略L字状の係止突起7が全周または複数に分割されて設けられている。
図3及び図4において、マット3を担架2のカバー4に固定するマットピン9は、略棒状に形成されており、その上端部にはマット3を押さえる拡径頭部9aが形成されている。マットピン9の軸部において、拡径頭部9aの下側には拡径部9bを介して拡径部9bより小径の摺動軸部9cが所定長さに亘って形成され、摺動軸部9cの下端部には全周に拡径された係止突部9dが形成されている。凹部5a内に設けられたマットピン9の拡径頭部9aは、マット3の上面3bより低い位置にある。
マットピン9の下端部はスリット10で複数に分割されることで、係合凸部11には径方向に弾性が付与されている。そのため、マットピン9をアダプター6の貫通孔6aに挿入する際、係合凸部11が弾性で縮径されて係止突起7を通過する。貫通孔6aに挿入されたマットピン9は、係合凸部11と係止突起7によって抜けが規制される。
上述のようにマット係止部材1は、マットピン9と、ワッシャー13と、アダプター6とで構成されている。マットピン9と、ワッシャー13と、アダプター6は例えば合成樹脂で成形されている。
まず、担架2のカバー4の穴部4aに上方からアダプター6を挿入する。アダプター6は略鼓型であり、下部フランジ部6dがカバー4の穴部4aと略同径または小径であるため、穴部4aにアダプター6を嵌合できる。アダプター6の上部フランジ部6cは穴部4aの上部テーパ部4bより大径であるため、上部フランジ部6cが上部テーパ部4bの周囲のカバー4の上面に載置される。しかも、アダプター6の側面の凹曲部6bは、カバー4の穴部4aに形成した上部テーパ部4b及び下部テーパ部4cが交差する凸部に嵌合した状態に保持される。
次に、カバー4に設けたアダプター6の上部フランジ部6cにワッシャー13を載置させ、貫通孔6aに穴13aを一致させる。
こうして、マット3はマットピン9とアダプター6によって担架2のカバー4に取り付けられる。しかも、マットピン9の押し付けを解除すると、マット3が自己の弾性で復帰するため、ワッシャー13は拡径頭部9aとの間でマット3を挟んだ状態でマットピン9と共に上昇し、図2に示す位置に保持される。この位置で、ワッシャー13はマットピン9の係止突部9dに係止されている。
図2に示すように、マット3に要介護者が乗っていない状態では、マットピン9の拡径頭部9aとワッシャー13とでマット3を挟んで、ワッシャー13がアダプター6の上部フランジ部6cから上方に離間した位置に保持される。
この状態から、入浴等のために要介護者が担架2のマット3上に載せられると、その重さでマット3が下方のカバー4側に沈んで圧縮される。マット3が下方に押されるとワッシャー13も下方に移動し、係止突部9dを介してマットピン9も押されて下方に押し下げられる。ワッシャー13はマット3の降下に応じてマットピン9の摺動軸部9cに沿って相対的に摺動して降下し、アダプター6の上部フランジ部6cに当接する。
次に、入浴後に要介護者が担架2のマット3から降りると、マット3は圧縮状態から拡幅されつつ上昇する。そのため、マットピン9の上昇に応じてワッシャー13が係止突部9dに押され、摺動軸部9cに沿って相対的に上昇する。そして、図2に示す上昇位置で、マット3及びマットピン9が保持される。
マット3を担架2のカバー4から取り外す際にもマットピン9がマット3から離脱したりすることがなく、ワッシャー13と共に一体に取り外しできる。
また、マット3とアダプター6にマットピン9を挿入する際、マットピン9はワッシャー13の穴13aをガイドとしてアダプター6の貫通孔6aに垂直に挿入されるため、マットピン9がアダプター6に対して傾いたり倒れたりすることを防止できる。
第二実施形態によるマット係止部材1Aは、係止受け部であるアダプター6Aが複数部品、例えば4部品に分離されているもので、カバー4の上側と下側から装着して組み立てる構成を有している。マットピン9とワッシャー13は第一実施形態によるものと同一である。
即ち、アダプター6Aは次の構成を備えている。カバー4の穴部4aに対して上側から上部テーパ部4bに嵌合するアダプター部16は、円筒部16aとその上部の拡径された上部フランジ16bが一体形成され、中央孔16cは円筒状で上部フランジ16bの領域に拡径された拡径孔16dが形成されている。
なお、マットピン9は係止部材に含まれ、ワッシャー13は把持部材に含まれる。
また、本発明の各実施形態によるマット係止部材1、1Aは入浴用や介護用に限定されるものではなく、各種の用途の被着部材にマット3を取り付けるために採用できる。
2 担架
3 マット
4 カバー
6、6A アダプター
7 係止突起
9 マットピン
9c 摺動軸部
9d 係止突部
11 係合凸部
13 ワッシャー
16 アダプター部
17 マット止め受け部
18 アダプター受け
19 ナット部
Claims (4)
- マットを被着部材の上方に取り付けるマット係止部材において、
前記被着部材に設けられていて貫通孔を有する係止受け部と、
前記係止受け部の貫通孔に挿入されて前記マットと共に進退可能に保持されると共に前記マットを係止する拡径頭部を上端部に有する略棒状の係止部材と、
前記係止部材に形成された摺動軸部に沿って摺動可能に保持されていて前記拡径頭部との間で前記マットを保持する把持部材と、を備え、
前記係止部材は、下端部にガイド軸部を有し、前記ガイド軸部を分割するスリットをさらに有し、
前記係止部材には、前記把持部材の摺動を規制し、前記係止受け部の前記貫通孔内に降下可能な係止突部が設けられていることを特徴とするマット係止部材。 - 前記係止受け部は前記被着部材の穴部に前記上方から装着されており、
前記係止部材は、前記把持部材の穴を貫通して前記係止受け部の前記貫通孔に前記上方から挿入されている請求項1に記載されたマット係止部材。 - マットを被着部材の上方に取り付けるマット係止部材において、
前記被着部材に設けられていて貫通孔を有する係止受け部と、
前記係止受け部の貫通孔に挿入されて前記マットと共に進退可能に保持されると共に前記マットを係止する拡径頭部を上端部に有する略棒状の係止部材と、
前記係止部材に形成された摺動軸部に沿って摺動可能に保持されていて前記拡径頭部との間で前記マットを保持する把持部材と、を備え、
前記係止部材は、下端部にガイド軸部を有し、前記ガイド軸部を分割するスリットをさらに有し、
前記係止部材に設けられ、前記係止受け部の前記貫通孔内に降下可能な係止突部によって前記把持部材を係止することで、前記マットに対する前記係止部材の離脱を阻止していることを特徴とするマット係止部材。 - マットを被着部材の上方に取り付けるマット係止部材において、
前記被着部材に設けられていて貫通孔を有する係止受け部と、
前記係止受け部の貫通孔に挿入されて進退可能に保持されると共に前記マットを係止する拡径頭部を上端部に有する略棒状の係止部材と、
前記係止部材に形成された摺動軸部に沿って摺動可能に保持されていて前記拡径頭部との間で前記マットを保持する把持部材と、を備え、
前記係止部材は、下端部にガイド軸部を有し、前記ガイド軸部を分割するスリットをさらに有し、
前記係止部材には、前記把持部材の摺動を規制する係止突部が設けられ、
前記係止受け部は前記被着部材の穴部に前記上方から装着されており、
前記係止部材は、前記把持部材の穴を貫通して前記係止受け部の貫通孔に前記上方から挿入されていることを特徴とするマット係止部材。
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JP2000002216A (ja) | 1998-06-12 | 2000-01-07 | Sanyo Bussan Kk | 固定構造 |
JP2013068255A (ja) | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Kobe Steel Ltd | 複合パネル成形体、その取付構造及び取付固定方法 |
US20160369827A1 (en) | 2013-08-21 | 2016-12-22 | Heiko Schmidt | Method for Producing an Assembly, and Assembly |
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US20160369827A1 (en) | 2013-08-21 | 2016-12-22 | Heiko Schmidt | Method for Producing an Assembly, and Assembly |
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