JP7169097B2 - ネットワーク異常検出方法およびネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワーク異常検出方法およびネットワークシステムに関する。
ネットワークシステムとして、例えば、複数のノードのうちいずれかのノードをマスタ用ノードとして用い、マスタ用ノードから他ノードにデータを送信し、データを受信した他ノードが、応答をマスタ用ノードに返信する、マスタ付きネットワークシステムがある。この種の技術として、例えば、特許文献1、2に記載されている技術が挙げられる。
特開2007-126127号公報 特開2015-149701号公報
マスタ付きネットワークシステムにおいて、ネットワークの異常を検出する場合、マスタ用ノードは、他ノードに電文(通常電文)を送信し、他ノードから通常電文に対する応答が返送されない場合、リトライを開始し、再度他ノードに通常電文を送信し、他ノードから応答が返送されないことを条件に、監視用電文を通常電文とは逆方向に他ノードに送信し、監視用電文を受信した他ノードからの応答を基に、他ノードのいずれかの異常を検出する方法が採用されている。この場合、マスタ用ノードは、他ノードの異常を検出するのに、1送信周期以上の時間を要していた。
本発明の目的は、複数のノードの各々が、他ノードとのデータの送受信結果を示す通信状態情報を基に他ノードの異常の有無を判断することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ネットワークを介してデータの送受信を行う複数のノードを備えたネットワークシステムにおけるネットワーク異常検出方法であって、前記複数のノードの各々が、他ノードと前記データの送受信を時分割で行うと共に、前記他ノードとの前記データの送受信結果を示す通信状態情報を前記各ノードに対応づけて記録し、記録した前記通信状態情報を前記他ノードに1送信周期内に送信する送信ステップと、前記複数のノードのうち正常なノードが、前記データの送受信時に、自ノードに記録された前記通信状態情報と、少なくとも2以上の前記他ノードから受信した前記通信状態情報とを比較し、当該比較結果を基に前記複数のノードの各々の異常の有無を判断する判断ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数のノードの各々が、他ノードとのデータの送受信結果を示す通信状態情報を基に他ノードの異常の有無を判断することができる。
本発明に係る実施例のネットワークシステムの構成例を示すブロック図。 本発明に係る実施例のノードの構成例を示す構成図。 本発明に係る実施例の正常時のデータの流れを示す説明図。 本発明に係る実施例のノードのデータ送受信時の処理を示す説明図。 本発明に係る実施例の異常時のデータの流れを示す説明図。 本発明に係る実施例の共有メモリ内部の通信状態マトリクスの概念図。 本発明に係る実施例におけるノード異常時の各ノードの通信状態の概念図。 本発明に係る実施例におけるノード異常の検出処理を示す概念図。 本発明に係る実施例における異常ノード判断処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る実施例のネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。図1において、ネットワークシステムは、複数のノード1~5を有し、各ノード1~5が、ネットワーク100に接続されている。各ノード1~5は、ループ状のネットワーク100を介して互いに接続され、ネットワーク100を介してデータ(情報)の送受信を双方向で行う。各ノード1~5は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、入力装置、出力装置(表示装置)、通信装置(通信インターフェース)および記憶装置を備えたコンピュータ装置で構成される。
CPUは、装置全体の動作を統括的に制御する中央処理装置として構成される。入力装置は、キーボードまたはマウスから構成され、出力装置は、ディスプレイまたはプリンタから構成される。また通信装置は、無線LAN又は有線LANに接続するためのNIC(Network Interface Card)を備えて構成される。さらに記憶装置は、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)などの記憶媒体から構成される。
図2は、本発明に係る実施例のノードの構成例を示す構成図である。図2において、各ノード1~5は、隣接ノード受信201、隣接ノード送信202、メインプロセス203、共有メモリ204を含む。隣接ノード受信201は、隣接ノードからのデータを受信し、受信したデータを受信データ210としてメインプロセス203に転送する通信インターフェースである。メインプロセス203は、CPUのメインの処理を示す機能であり、受信データ210を処理し、処理したデータ211を共有メモリ204に書き込み、共有メモリ204からデータ212を読み出して処理し、処理したデータを送信データ213として隣接ノード送信202に転送する。隣接ノード送信202は、送信データ213を隣接ノードに送信する通信インターフェースである。共有メモリ204は、ノード間の情報を共有するために、各ノードの送受信データ、通信状態マトリクスの情報、送受信時刻テーブルの情報を格納する記憶デバイスである。
図3は、本発明に係る実施例の時分割伝送方式の正常時のデータの流れを示す説明図である。図3において、各ノード1~5は、時分割伝送方式で他ノードとデータの送受信を行う。例えば、ノード1は、データ送信処理S1として、時刻T1に、他ノード2~5にデータを送信する。ノード2は、データ送信処理S2として、時刻T1からΔt秒後の時刻T2に、他ノード1、3~5にデータを送信する。ノード3は、データ送信処理S3として、時刻T2からΔt秒後の時刻T3に、他ノード1、2、4、5にデータを送信する。ノード4は、データ送信処理S4として、時刻T3からΔt秒後の時刻T4に、他ノード1~3、5にデータを送信する。ノード5は、データ送信処理S5として、時刻T4からΔt秒後の時刻T5に、他ノード1~4にデータを送信する。以下、同様に、ノード1~5は、データ送信処理S6~S10として、時刻T6~T10に、他ノードにデータを送信する。
この際、各ノード1~5は、データ送受信時の時刻を送受信時刻管理テーブル300の各ブロックB1~B5に記録して管理している。例えば、ノード1は、データ送信時の時刻T1と、他ノード2~ノード5からデータを受信した時刻T2~T5を送受信時刻管理テーブル300のブロックB1~B5に記録し、データ送信時の時刻T6と、他ノード2~5からデータを受信した時刻T7~T10を送受信時刻管理テーブル300のブロックB1~B5に記録する。なお、ノード1がデータを受信した時刻T2~T5、T7~T10は、他ノード2~5のデータ送信時刻であり、説明の便宜上、データの送受信による時間遅れはないものとしている。
ここで、時刻T1~時刻T6までが1送信周期Tである。ノード1の時刻T1後の次の送信時刻(1送信周期T後の送信時刻T6)は、以下の方法(a)~(e)で算出することができる。
(a)時刻T1を記録した場合、T1+5×Δt秒後
(b)時刻T2を記録した場合、T2+4×Δt秒後
(c)時刻T3を記録した場合、T3+3×Δt秒後
(d)時刻T4を記録した場合、T4+2×Δt秒後
(e)時刻T5を記録した場合、T5+1×Δt秒後
各ノード1~5が正常時の場合、ノード1は、ノード5からのデータを受信し、受信したデータの時刻T5を送受信時刻管理テーブル300のブロックB5に記録した後、Δt秒後の時刻T6に再び他ノード2~5にブロードキャストでデータを送信する。ノード1がデータを送信した後、他ノード2~5は、Δt秒の時間間隔で他ノードにデータを送信する処理を繰り返す。これにより、各ノード1~5は、一定周期Tで、データを他ノードに順次送信するブロードキャスト送信、時分割でデータの受信という、情報収集、配信を実現することができる。
図4は、本発明に係る実施例のノードのデータ送受信時の処理を示す説明図である。図4において、ノード1は、データ送信処理S1として、時刻T1に、他ノード2~5にデータを送信する際に、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1に、送信時の時刻T1を記録し、ブロックB2~B5のデータをクリアして、例えば、時刻なしを意味する「無」のデータをブロックB2~B5に記録する。この後、ノード1は、他ノード2~5から送信されるデータ(他ノード2~5のデータ送信処理S2~S5によって送信されるデータ)を受信するデータ受信処理R1を実行し、受信したデータの受信時刻がそれぞれ時刻T2~T5である場合、時刻T2~T5を送受信時刻管理テーブル300のブロックB2~B5に記録する。以降、ノード1は、同様の処理を繰り返す。また、他ノード2~5も、ノード1と同様の処理を繰り返す。
図5は、本発明に係る実施例の異常時のデータの流れを示す説明図である。図5において、ノード5が異常で停止した場合、ノード1~4は、正常時と同様に、データ送信処理S1~S4、S6~S9を実行するが、ノード5は、データ送信処理S5、S10を実行できない。このため、ノード1は、他ノード2~5にデータを送信した時刻T1、T6と、他ノード2~4からデータを受信した時刻T2~T4、T7~T9を送受信時刻管理テーブル300のブロックB1~B4にそれぞれ記録し、ブロックB5に、「無」を記録する。この際、ノード1は、送受信時刻管理テーブル300のブロックB4に、ノード4からデータを受信した時刻T4を記録した後、ノード5からのデータを受信できないので、時刻T4から2×Δt秒後に、他ノード2~5にデータを送信する。この場合、停止したノード5以外は、データの送受信を継続することができる。すなわち、停止したノード5以外のノード1~4は、一定周期Tで、データ(電文)を他ノードに順次送信するブロードキャスト送信、時分割でデータ(電文)の受信という、情報収集、配信を実現することができる。なお、ノード1が、時刻T6~T9を送受信時刻管理テーブル300のブロックB1~B4に記録するに際して、図5では、1送信周期T前の時刻T1~T4が、時刻T6~T9に更新されることを想定している。
図6は、本発明に係る実施例の共有メモリ内部の通信状態マトリクスの概念図である。
図6において、通信状態マトリスク600は、共有メモリ204内に格納される情報であって、ノード1~5と、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1~B5に対応した時間t1~t5との関係を、マトリクス状に管理するテーブルである。通信状態マトリスク600には、各ノードが、他ノードとデータの送受信を時分割で行う際に、他ノードとのデータの送受信結果を示す通信状態情報が各ノードに対応づけて記録される。例えば、通信状態マトリスク600の各要素には、正常である場合、即ち、時間t1~t5に対応した送受信時刻管理テーブル300のブロックB1~B5に、時刻が記録されている場合、「○」の情報が記録される。また、通信状態マトリスク600の各要素には、異常である場合、即ち、時間t1~t5に対応した送受信時刻管理テーブル300のブロックB1~B5に、時刻が記録されず、「無」が記録されている場合、「×」の情報が記録される。なお、通信状態マトリスク600の各要素には、不明である場合、すなわち、他ノードから通信状態情報を受信できない場合、「-」の情報が記録される。
通信状態マトリスク600に記録された通信状態情報は、各ノード間で送受信される。例えば、ノード1は、時間t1~t5に、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1~B5を参照し、ブロックB1~B4に時刻T1~T4が記録され、ブロックB5に「無」が記録されている場合、通信状態マトリスク600のうちノード1に対応する行に、時間t1~t5に対応づけて、「○」、「○」、「○」、「○」、「×」を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード2~5に送信する。ノード1から見て、1送信周期Tを終了すると、通信状態マトリスク600の通信状態情報が完成することになる。
次に、ノード2は、時間t1~t5に、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1~B5を参照し、ブロックB1~B4に時刻T1~T4が記録され、ブロックB5に「無」が記録されている場合、通信状態マトリスク600のうちノード2に対応する行に、時間t1~t5に対応づけて、「○」、「○」、「○」、「○」、「×」を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード1、3~5に送信する。
また、ノード3は、時間t1~t5に、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1~B5を参照し、ブロックB1~B4に時刻T1~T4が記録され、ブロックB5に「無」が記録されている場合、通信状態マトリスク600のうちノード3に対応する行に、時間t1~t5に対応づけて、「○」、「○」、「○」、「○」、「×」を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード1、2、4、5に送信する。
さらに、ノード4は、時間t1~t5に、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1~B5を参照し、ブロックB1~B4に時刻T1~T4が記録され、ブロックB5に「無」が記録されている場合、通信状態マトリスク600のうちノード4に対応する行に、時間t1~t5に対応づけて、「○」、「○」、「○」、「○」、「×」を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード1~3、5に送信する。なお、ノード5は、他ノード1~4から、通信状態情報を受信できないので、ノード5の通信状態マトリスク600の行には、全て「-」の情報が記録される。
図7は、本発明に係る実施例におけるノード異常時の各ノードの通信状態の概念図である。図7において、ノード1は、データ送信処理S1において、時刻T1で他ノード2~5にデータを送信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1に時刻T1を記録し、その後、他ノード2~4から時分割でデータを受信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB2~B4にそれぞれ時刻T2~T4を記録した場合、通信状態マトリスク600の時間t1~t4に「○」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード2~4に送信し、他ノード5からデータや通信状態情報を受信しない場合、通信状態マトリスク600の時間t5に「×」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード2~5に送信する。
ノード2は、データ送信処理S2において、時刻T2で他ノード1、3~5にデータを送信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB2に時刻T2を記録し、その後、他ノード1、3、4からデータを時分割で受信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1、B3、B4にそれぞれ時刻T1、T3、T4を記録した場合、通信状態マトリスク600の時間t1~t4に「○」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード1、3、4に送信し、他ノード5からデータや通信状態情報を受信しない場合、通信状態マトリスク600の時間t5に「×」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード1、3、4に送信する。
ノード3は、データ送信処理S3において、時刻T3で他ノード1、2、4、5にデータを送信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB3に時刻T3を記録し、その後、他ノード1、2、4から時分割でデータを受信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1、B2、B4にそれぞれ時刻T1、T2、T4を記録した場合、通信状態マトリスク600の時間t1~t4に「○」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード1、2、4に送信し、他ノード5からデータや通信状態情報を受信しない場合、通信状態マトリスク600の時間t5に「×」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード1、2、4に送信する。なお、ノード5は、他ノード1~4から通信状態情報を受信できないので、通信状態マトリスク600の時間t1~t4に「-」の情報を記録し、また、他ノード1~4に通信状態情報を送信できないので、通信状態マトリスク600の時間t5に「×」の情報を記録する。
図8は、本発明に係る実施例におけるノード異常の検出処理を示す概念図である。図8において、ノード1は、データ送信処理S1において、時刻T1で他ノード2~5にデータを送信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1に時刻T1を記録し、その後、他ノード2~4から時分割でデータを受信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB2~B4にそれぞれ時刻T2~T4を記録した場合、通信状態マトリスク600の時間t1~t4に「○」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード2~4に送信し、他ノード5からデータや通信状態情報を受信しない場合、通信状態マトリスク600の時間t5に「×」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード2~5に送信する。
ノード2は、データ送信処理S2において、時刻T2で他ノード1、3~5にデータを送信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB2に時刻T2を記録し、その後、時刻T1からΔt秒後に他ノード1、3、4からデータを時分割で受信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1、B3、B4にそれぞれ時刻T1、T3、T4を記録した場合、通信状態マトリスク600の時間t1~t4に「○」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード1、3、4に送信し、他ノード5からデータや通信状態情報を受信しない場合、通信状態マトリスク600の時間t5に「×」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード1、3、4に送信する。
ノード3は、データ送信処理S3において、時刻T3で他ノード1、2、4、5にデータを送信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB3に時刻T3を記録し、その後、他ノード1、2、4からデータを時分割で受信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1、B2、B4に時刻T1、T2、T4をそれぞれ記録した場合、通信状態マトリスク600の時間t1~t4に「○」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード1、2、4に送信し、他ノード5からデータや通信状態情報を受信しない場合、通信状態マトリスク600の時間t5に「×」の情報を記録すると共に、記録した通信状態情報を他ノード1、2、4に送信する。
この際、ノード1~3は、自ノードに記録された通信状態情報と、少なくとも2以上の他ノードから受信した通信状態情報を基にノード5の異常を判定することができる。すなわち、通信状態マトリスク600の時間t1~t5に記録された通信状態情報が、ノード1~3で一致するので、時間t1からΔt×2秒後に、ノード5が異常であることを判定することができる。
図9は、本発明に係る実施例における異常ノード判断処理を示すフローチャートである。図9において、まず、ノード1は、データ送信処理S1において、時刻T1で他ノード2~5にデータを送信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1に時刻T1を記録し、その後、他ノード2~5から送信されるデータの受信の有無を送受信時刻管理テーブル300の各ブロックB2~B5に記録したことを条件に、自ノード1の通信状態マトリスク600の作成を実行する(ステップ900)。この際、ノード1は、例えば、他ノード2~4からデータを受信した場合、送受信時刻管理テーブル300のブロックB2~B4に時刻T2~T4を記録し、通信状態マトリスク600の時間t1~t4に「○」の情報を記録し、他ノード5からデータや通信状態情報を受信しない場合、ノード1は、送受信時刻管理テーブル300のブロックB5に「無」の情報を記録し、通信状態マトリスク600の時間t5に「×」の情報を記録する。この際、ノード1は、通信状態マトリスク600の時間t1~t5に記録した通信状態情報を他ノード2~4に送信する。これにより、通信状態マトリスク600のうち、ノード1に対応した行の通信状態情報が作成されると共に、作成された通信状態情報が他ノード2~4に送信される。
次に、ノード2は、データ送信処理S2において、時刻T2で他ノード1、3~5にデータを送信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB2に時刻T2を記録し、その後、他ノード1、3~5から送信されるデータの受信の有無を送受信時刻管理テーブル300の各ブロックB1、B3~B5に記録したことを条件に、ノード2の通信状態マトリスク600の作成を実行し、作成した通信状態マトリスク600の通信状態情報を他ノード1、3~5に送信する。これにより、ノード1、3~5は、正常であれば、他ノード2からの通信状態マトリスク600に記録された情報(通信状態情報)を受信する(ステップ901)。この際、ノード2は、例えば、他ノード1、3、4からデータを受信した場合、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1、B3、B4に時刻T1、T3、T4を記録し、通信状態マトリスク600の時間t1~t4に「○」の情報を記録し、他ノード5からデータや通信状態情報を受信しない場合、送受信時刻管理テーブル300のブロックB5に「無」の情報を記録し、通信状態マトリスク600の時間t5に「×」の情報を記録し、通信状態マトリスク600の時間t1~t5に記録した通信状態情報を他ノード1、3、4に送信する。これにより、通信状態マトリスク600のうち、ノード2に対応した行の通信状態に関する情報が作成されると共に、作成された通信状態情報が他ノード1、3、4に送信される。
次に、ノード3は、データ送信処理S3において、時刻T3で他ノード1、2、4、5にデータを送信し、送受信時刻管理テーブル300のブロックB3に時刻T3を記録し、その後、他ノード1、2、4、5から送信されるデータの受信の有無を送受信時刻管理テーブル300の各ブロックB1、B2、B4、B5に記録したことを条件に、ノード3の通信状態マトリスク600の作成を実行し、作成した通信状態マトリスク600の通信状態情報を他ノード1、2、4、5に送信する。これにより、ノード1、2、4、5は、正常であれば、他ノード3からの通信状態マトリスク600に記録された情報(通信状態情報)を受信する(ステップ902)。この際、ノード3は、例えば、他ノード1、2、4からデータを受信した場合、送受信時刻管理テーブル300のブロックB1、B2、B4に時刻T1、T2、T4を記録し、通信状態マトリスク600の時間t1~t4に「○」の情報を記録し、他ノード5からデータや通信状態情報を受信しない場合、送受信時刻管理テーブル300のブロックB5に「無」の情報を記録し、通信状態マトリスク600の時間t5に「×」の情報を記録し、通信状態マトリスク600の時間t1~t5に記録した通信状態情報を他ノード1、2、4に送信する。これにより、通信状態マトリスク600のうち、ノード3に対応した行の通信状態情報が作成されると共に、作成された通信状態情報が他ノード1、2、4に送信される。
次に、ノード1、2、3で、通信状態マトリスク600に記録された通信状態情報を基に、異常ノードは、ノード5で一致か否かを判断(判定)する(ステップ903)。この際、ノード1~3で管理される、通信状態マトリスク600の時間t1~時間t5に対応した通信状態情報が、それぞれ「○」、「○」、「○」、「○」、「×」で一致するので、ノード1、2、3は、ノード5(ノード5に接続されるネットワーク100を含む)を異常として判断し(ステップ904)、このルーチンでの処理を終了する。
一方、ステップ903で、ノード1~3で管理される、通信状態マトリスク600の時間t1~時間t5に対応した通信状態情報が全て一致しない場合、ノード1、2、3は、ノード5を異常(異常ノード)ではないと判断し、このルーチンでの処理を終了する。
ここで、従来のマスタ付きネットワークシステムの構成を採用した場合、マスタ用ノードとなるノード1がノード5の異常を検出するには、送信周期T秒以上の時間を要することになる。例えば、マスタ用ノードとなるノード1は、他ノード2~5に通常電文のデータを送信し、他ノード2~5から応答が返送されない場合、送信周期T×リトライ回数で他ノード2~5に通常電文を繰り返し送信し、他ノード2~5から応答が返送されないことを条件に、監視用電文を通常電文とは逆方向に送信し、監視用電文を受信した他ノードから返信される応答を基に、ノード5の異常を検出することなる。このため、ノード1は、ノード5の異常を検出するには、1送信周期T秒以上の時間を要することになる。
これに対して、本実施例の場合、ノード1~3は、自ノードに記録された通信状態情報と少なくとも2以上の他ノードから受信する通信状態情報を基に、例えば、ノード1の通信状態の作成処理の時間t1から、Δt×2秒で、ノード5の異常を検出できるため、1送信周期T以内で、他ノード5の異常を早期に検出することができる。
本実施例によれば、複数のノードの各々が、他ノードとのデータの送受信結果を示す通信状態情報を基に他ノードの異常の有無を判断することができる。すなわち、複数のノードのうちいずれかのノードをマスタ用ノードとすることなく、どのノードが異常になっても、正常なノードによって、異常ノードを1送信周期T以内に早期に検出することができる。結果として、復旧処理の高速化が可能となる。また、監視用電文が不要となるので、監視用電文によって伝送負荷が変動することなく、伝送負荷を安定にした状態で異常ノードを検出することができる。さらに、電文伝送用の迂回経路を用いる必要がないので、異常ノードを検出する処理中でも、電文の伝送が途切れるのを防止することができる。
また、本実施例によれば、ノード1~5のうち、2個のノードの異常を同時に検出することもできる。例えば、ノード1、3が同時に異常になっても、ノード2、4、5は、自ノードに記録された通信状態情報と2以上の他ノードから受信する通信状態情報(ノード1、3の異常を含む通信状態マトリクスの情報)を基に、1送信周期T以内(T秒未満)で、ノード1、3の異常を検出することができる。また、ノード1~5のうち、ノード1、3が同時に異常になり、ノード1とノード3との間に存在する、正常なノード2が孤立した状態でも、ノード2、4、5は、自ノードに記録された通信状態情報と2以上の他ノードから受信する通信状態情報(ノード1、3の異常を含む通信状態マトリクスの情報)を基に、1送信周期T以内(T秒未満)で、ノード1、3の異常を検出することができ、且つ、正常なノード2を、異常ノードと判断することなく、孤立したノードと判断することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、通信状態マトリクス600に記録される通信状態情報を各ノードの表示装置の画面上の表示し、異常ノードが発生した旨を作業員等に報知することもできる。上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、IC(Integrated Circuit)カード、SD(Secure Digital)メモリカード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録して置くことができる。
1~5 ノード、100 ネットワーク、203 メインプロセス、204 共有メモリ、300 送受信時刻管理テーブル、600 通信状態マトリクス

Claims (2)

  1. 右回りの経路と左回りの経路とからなる複数の経路がループ状に接続されたネットワークを介してデータの送受信を行う複数のノードを備えたネットワークシステムにおけるネットワーク異常検出方法であって、
    前記複数のノードの各々が、前記複数の経路の各々を介して同時に他ノードに対する前記データの送信を一定の周期で順次ブロードキャスト送信で行い且つ前記他ノードから送信された前記データの受信を時分割で行うと共に、前記他ノードとの前記データの送受信結果を示す通信状態情報を前記データの送受信時に前記各ノードに対応づけて記録し、記録した前記通信状態情報を、前記通信状態情報を記録した後の周期における前記データの送信時に前記他ノードに送信する送信ステップと、
    前記複数のノードのうち正常なノードが、前記データの送受信時に、自ノードに記録された前記通信状態情報と、少なくとも2以上の前記他ノードから、前記複数の経路のうち少なくとも一方の経路を介して受信した前記通信状態情報とを比較し、前記自ノードに記録された前記通信状態情報と前記少なくとも2以上の前記他ノードから受信した前記通信状態情報にそれぞれ同一の1又は2以上のノードについて異常を示す情報が存在することを条件に、前記異常を示す情報で特定される前記1又は2以上のノードを異常と判断する判断ステップと、を含むことを特徴とするネットワーク異常検出方法。
  2. 右回りの経路と左回りの経路とからなる複数の経路がループ状に接続されたネットワークを介してデータの送受信を行う複数のノードを備え、
    前記複数のノードの各々は、
    前記複数の経路の各々を介して同時に他ノードに対する前記データの送信を一定の周期で順次ブロードキャスト送信で行い且つ前記他ノードから送信された前記データの受信を時分割で行うと共に、前記他ノードとの前記データの送受信結果を示す通信状態情報を前記データの送受信時に前記各ノードに対応づけて記録し、記録した前記通信状態情報を、前記通信状態情報を記録した後の周期における前記データの送信時に前記他ノードに送信し、
    前記複数のノードのうち正常なノードは、
    前記データの送受信時に、自ノードに記録された前記通信状態情報と、少なくとも2以上の前記他ノードから、前記複数の経路のうち少なくとも一方の経路を介して受信した前記通信状態情報とを比較し、前記自ノードに記録された前記通信状態情報と前記少なくとも2以上の前記他ノードから受信した前記通信状態情報にそれぞれ同一の1又は2以上のノードについて異常を示す情報が存在することを条件に、前記異常を示す情報で特定される前記1又は2以上のノードを異常と判断することを特徴とするネットワークシステム。
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