JP5405912B2 - ノード装置および情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信路を介して引き渡された情報を集約するノード装置と、その情報の集約を複数のプロセスの連係として実現する情報処理装置に関する。
河川情報システムその他の計測制御系の多くは、高度に進展した情報処理技術および通信技術が適用されることにより、多様な機能分散および負荷分散が図られている。
図5は、従来の計測制御系の構成例を示す図である。
図において、雨量局21a、21b、21cは、それぞれ伝送路22a、22b、22cを介して河川情報システム23の第一ないし第三の通信ポートに接続される。水位局24de、24fgは、それぞれ伝送路22de、22fgを介して中継局25の第一および第二の通信ポートに接続される。中継局25の第三の通信ポートは、伝送路26を介して河川情報システム23の第四のポートに接続される。河川情報システム23の第五の通信ポートは伝送路27を介して情報交換システム28の第一の通信ポートに接続され、その情報交換システム28の第二および第三の通信ポートは、それぞれ伝送路29、30を介して外部システム31-1、31-2の対応する通信ポートに接続される。
なお、伝送路22a、22b、22c、22de、22fg、26、27、29、30は、無線伝送路と有線伝送路との何れとして構成されてもよく、無線区間と有線区間との組み合わせとして構成されてもよい。
このような構成の計測制御系では、例えば、河川情報システム23は、伝送路22a、22b、22cを介して雨量局21a、21b、22cに雨量情報a、b、cの送信を要求し、あるいは伝送路26、中継局25および伝送路22de、22fgを介して水位局24de、24fgに水位情報(d,e)、(f,g)の送信を要求するポーリングを主導的に行う。なお、中継局25は、例えば、水位局24de、24fgの置局にかかわる制約の下で、これらの水位局24de、24fgと河川情報システム23との間に伝送路を直接形成(布設)できない場合に設置される。
雨量局21a、21b、22cは、上記ポーリングに応じて伝送路22a、22b、22cを介して河川情報システム23宛に、雨量情報a、b、cを送信する。また、水位局24de、24fgは、同様のポーリングに応じて伝送路22de、22fg、中継局25および伝送路26を介して河川情報システム23宛に、水位情報(d,e)、(f,g)を送信する。
河川情報システム23は、これらの雨量情報a、b、cおよび水位情報(d,e)、(f,g)に所定の処理を施すことにより、情報A、B、C、D、E、Fを生成する。さらに、河川情報システム23は、伝送路27を介して情報交換システム28宛に、これらの雨量情報a、b、c、水位情報(d,e)、(f,g)および情報A、B、C、D、E、Fを送信する。
情報交換システム28は、伝送路29を介して外部システム31-1宛に、上記雨量情報a、b、c、水位情報(d,e)、(f,g)および情報A、B、Cを送信する。外部システム31-1は、これらの雨量情報a、b、c、水位情報(d,e)、(f,g)および情報A、B、Cに所定の処理を施し、伝送路29を介して情報交換システム28宛に、この処理の結果である情報α、βを送信する。
さらに、情報交換システム28は、伝送路30を介して外部システム31-2宛に、上記雨量情報a、b、c、水位情報(d,e)、(f,g)および情報A、B、C、D、E、F、α、βを送信する。外部システム31-2は、これらの雨量情報a、b、c、水位情報(d,e)、(f,g)および情報A、B、C、D、E、F、α、βに所定の処理を施し、伝送路30を介して情報交換システム28宛に、この処理の結果である情報γ、δ、εを送信する。
情報交換システム28は、これらの雨量情報a、b、c、水位情報(d,e)、(f,g)、情報A、B、C、D、E、F、α、β、γ、δ、εに既定の処理を施すことにより、計測制御を実現する表示、操作、ロギングその他の処理を行う。
したがって、雨量局21a、21b、22cによって観測された雨量情報a、b、cと、水位局24de、24fgによって観測された水位情報(d,e)、(f,g)とは、伝送路22a〜22c、22de、22fg、26、27を介して行われる河川情報システム23、情報交換システム28との連係の下で処理され、その情報交換システム28が伝送路29、30を介して外部システム31-1、31-2との連係の下で行う計測制御の過程で適宜参照される。
なお、本発明に関連する先行技術としては、後述する特許文献1〜3に掲載される以下の発明がある。
(1) 「伝送路により複数のノードを接続してネットワークを構成しデータ伝送を行う防災監視システムであって、障害発生時に接続状態にある主線と副線を最大限活用してデータ伝送を行いシステムダウンを可能な限り防止すると共に、一旦システムダウンが生じた際にも効率良くシステム復旧を図る」点に特徴がある防災監視システム…特許文献1
(2) 「ノードから自律的に送出した回線接続要求メッセージの受信を計数した回数及び回線接続要求メッセージの受信を計数した回数の閾値を基に、再び、回線に空きを検出した時に呼び返しを行うノードの順位を決定し、回線を接続する」ことにより、「障害が発生した場合、障害を検出したノードから保守装置へ通知するまでの時間を最小限とする」点に特徴がある障害通知方法…特許文献2
(3) 「一定時間以内ごとに受信されるべき特定の信号パターンの未受信により障害発生を検出し、障害発生を検出したノードがノード間で特定信号を送受信して、前記特定信号の未受信により自ノードに隣接する障害箇所の有無を判断し、前記判断した障害箇所をノード間で送受信することにより、各ノードがネットワークシステムの障害箇所を特定する」ことにより、「ループ型とバス型の混在型のトポロジを持つネットワークシステムにおいて障害発生を検出し障害箇所を特定する」点に特徴がある障害箇所の特定方法…特許文献3
特開平09−186711号公報 特開平11−298601号公報 特開2000−358055号公報
上述した従来例では、伝送路22a〜22c、22de、22fg、26、27、29、30を介する情報の引き渡しが何らかの原因により正常に行われなかった場合には、このような原因によって欠落した情報は、比較的容易に特定可能である。
しかし、伝送路22a〜22c、22de、22fg、26、27、29、30の内、上記欠落の原因となった伝送路の特定には、伝送区間毎の正否の診断が必要であるため、多くの工数を要し、障害からの復旧には長時間を要する場合があった。
特に、伝送路がメッシュ状に複雑に形成されている場合には、上記工数が膨大となり、総合的な信頼性が低下する可能性があった。
本発明は、障害が発生した伝送区間を確度高く効率的に特定できるノード装置および情報処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明では、記憶手段は、通信路の伝送区間を介して伝送され得る情報の識別子の組み合わせが前記伝送区間毎に予め登録される。障害区間識別手段は、前記伝送区間の内、前記通信路を介して引き渡された不正常な情報の識別子の組み合わせとの相関が前記記憶手段上で最大である伝送区間を障害区間として識別する。
このような相関は、該当する不正常な情報の引き渡しに供される伝送区間の内、上流側の伝送区間ほど高くなる。
さらに、前記障害区間識別手段は、前記不正常な情報の識別子の組み合わせと、先行して識別した伝送区間を介して引き渡される情報の識別子の組み合わせとの差集合との相関が前記記憶手段上で最大である伝送区間を前記障害区間として識別する。
すなわち、複数の伝送区間に障害が発生した場合であっても、これらの複数の伝送区間は、記憶手段の情報量が増加することなく、障害区間として識別される。
本発明によれば、個々の伝送区間を介して伝送されるべき情報(の組み合わせ)がユニークであり、かつ既述の記憶手段にこれらの伝送区間からなる通信路の構成が反映されるならば、その通信路のトポロジーの如何にかかわらず、障害が発生した伝送区間の識別が確度高く実現される。
本発明では、通信路が多数の伝送区間の集合として構成され、その通信路の構成が複雑である場合であっても、障害区間の識別が確度高く実現される。
本発明では、障害区間の識別の効率は、平均的に高められる。
本発明では、障害区間識別手段によって行われる処理の手順が複雑化することなく、障害が発生した複数の伝送区間の識別が効率的に実現される。
本発明では、複雑な系の複数のプロセス(タスク)へのモジュール化にかかわる制約が緩和される。
本発明では、数値化された情報に基づく客観的な処理により障害区間が識別されるため、演算所要時間の増加が少なく抑えられ、かつ障害処理の速やかな起動が可能となる。
したがって、本発明が適用された系では、構成が複雑であっても、コストが大幅に増加することなく、総合的な信頼性が高く維持される。
本発明の第一ないし第四の実施形態を示す図である。 本発明の第一ないし第四の実施形態における情報交換システムの動作フローチャートである。 伝送情報テーブルの構成を示す図である。 障害レジスタの構成を示す図である。 従来の計測制御系の構成例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第一ないし第四の実施形態を示す図である。
図において、図5に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与し、ここではその説明を省略する。
本実施形態と図5に示す従来例との構成の相違点は、情報交換システム28に代えて情報交換システム11が備えられた点にある。
図2は、本発明の第一ないし第四の実施形態における情報交換システムの動作フローチャートである。
[第一の実施形態]
以下、図1および図2を参照して本発明の第一の実施形態の動作を説明する。
情報交換システム11の主記憶には、図3に示され、かつ以下の通り構成された伝送情報テーブル11Tが予め配置される。
(1) 伝送路22a、22b、22c、22de、22fg、26、27、29、30に個別に対応したレコードの列として構成される。
(2) これらのレコードは、何れも、既述の雨量情報a、b、c、水位情報d、e、f、g、情報A、B、C、D、E、F、α、β、γ、δ、εに個別に対応した二値情報(ビット)の列として構成される。
(3) これらの二値情報(ビット)の論理値は、該当するレコードに対応する伝送路を介して受信され得る情報である場合に「1」に設定され、その他の場合には「0」に設定される。
また、情報交換システム11の主記憶には、上記伝送情報テーブル11Tに併せて、図4に示されるように以下の通りに構成された障害レジスタ11Rが配置される。
(1) 1つのレコードとして構成される。
(2) このレコードは、既述の雨量情報a、b、c、水位情報d、e、f、g、情報A、B、C、D、E、F、α、β、γ、δ、εに個別に対応した二値情報(ビット)の列として構成される。
(3) これらの二値情報(ビット)の論理値は、雨量情報a、b、c、水位情報d、e、f、g、情報A、B、C、D、E、F、α、β、γ、δ、εの何れについても、正常に受信されなかった場合に「1」に設定され、その他の場合には「0」に設定される。
情報交換システム11は、伝送路27を介して河川情報システム23から情報(の列)が引き渡されると、以下の処理を行う。
(1) その情報(の列)に本来含まれるべき雨量情報a、b、c、水位情報d、e、f、g、情報A、B、C、D、E、Fの全てについて、正否および有無を確認する(図2ステップS1)。なお、このような正否および有無の確認の基準は、例えば、信号判定の過程で評価される信号空間上の誤差、伝送路復号化の過程で得られるシンドロームその他の如何なるものであってもよい。
(2) このような確認により、例えば、水位情報d、eのみが欠落し、あるいは正常に受信されなかったことを識別した場合には、これらの水位情報d、eに対応するビットのみの論理値が「1」に設定された下記のビット列(以下、「ステータスワード」という。)を生成し、そのステータスワードを既述の障害レジスタ11Rに設定する(図2ステップS2)。
000110000000000000
(3) 伝送情報テーブル11Tのレコードの内、上記ステータスワードに等しいレコード、またはステータスワードとの相関性が最も高いレコードを特定する(図2ステップS3)。
(4) 伝送路22a、22b、22c、22de、22fg、26、27、29、30の内、このようにして特定されたレコードに対応する伝送路22deを識別する(図2ステップS4)。
(5) 「水位情報d、eが正常に受信されなかった事象(欠落を含む。)」は、上記識別された伝送路22deと、この伝送路22deの両端に配置された水位局24deと、中継局25との何れかあるいは全てに生じた障害に起因すると識別する。
(6) その旨を表示部(図示されない。)と、外部システム31-1、31-2との何れかを介して運用にかかわる要員に通知し、かつログ情報に盛り込む。
すなわち、通信路のトポロジーが如何なるものであっても、以下の条件(a),(b),(c)
が成立する場合には、障害が発生した伝送路(伝送区間)の特定が確度高く実現される。
(a) 個々の伝送路(伝送区間)を介して伝送されるべき情報(の組み合わせ)がユニークである。
(b) 既述の伝送情報テーブル11Tを予め生成することが可能である。
(c) 上記ユニークな情報(の組み合わせ)毎に正常に受信されず、あるいは欠落したことの識別や判別が可能である。
なお、本実施形態では、例えば、水位局24deまたは中継局25に発生した障害により、水位情報d、eの何れか一方のみが正常に受信されず、あるいは欠落した場合であっても、上記処理(図2ステップS3)において「ステータスワードとの相関性が最も高いレコード」が特定されるため、伝送路22deで形成される伝送区間に障害が発生したことが識別可能である。
[第二の実施形態]
本実施形態と既述の第一の実施形態との相違点は、伝送路22deに併せて、伝送路22aでも障害が発生し、情報交換システム11は、以下の手順に基づいてこれらの伝送路22de、22aで構成される伝送区間の障害を検出する点にある。
以下、図1〜図3を参照して本実施形態の動作を説明する。
(1) 伝送路27を介して河川情報システム23から引き渡された情報(の列)に本来含まれるべき雨量情報a、b、c、水位情報d、e、f、g、情報A、B、C、D、E、Fの全てについて、正否および有無を確認する(図2ステップS1)。
(2) このような確認により、例えば、雨量情報aに併せて水位情報d、eが欠落し、あるいは正常に受信されなかったことを識別した場合には、これらの雨量情報a、水位情報d、eにそれぞれ対応するビットのみの論理値が「1」に設定された下記のステータスワードを生成し、そのステータスワードを既述の障害レジスタ11Rに設定する(図2ステップS2)。
100110000000000000
(3) 伝送情報テーブル11Tのレコードの内、上記ステータスワードに等しいレコード、またはステータスワードとの相関性が最も高いレコードを特定する(図2ステップS3)。
(4) 伝送路22a、22b、22c、22de、22fg、26、27、29、30の内、このようにして特定されたレコードに対応する伝送路(符号「22de」で示される。)を識別する(図2ステップS4)。
(5) 既述のステータスワードに含まれるビットの内、上記伝送路(符号「22de」で示される。)に対応する2ビットの論理値を「0」に書き換える(図2ステップS41)。
(6) 障害レジスタ11Rにこの時点におけるステータスワード(=100000000000000000)を書き込む(図2ステップS42)。
(7) 障害レジスタ11Rに含まれる全てのビットの論理値が「0」であるか否か判別し、これらのビットの何れかの論理値が「1」である場合には、上記処理(3),(4) と同様の処理(図2ステップS3、S4)を行うことにより、伝送路22a、22b、22c、22de、22fg、26、27、29、30の内、障害が発生した伝送区間に相当する伝送路(符号「22a」で示される。)を識別する。
したがって、情報交換システム11は、「雨量情報aに併せて水位情報d、eが正常に受信されなかった事象(欠落を含む。)」は、「伝送路22aと、その伝送路22aの両端に配置された雨量局21aと河川情報システム23との一部または全てに生じた障害」と、「伝送路22deと、その伝送路22deの両端に配置された水位局24deと中継局25との一部または全てに生じた障害」とに起因することと識別できる。
すなわち、本実施形態によれば、通信路のトポロジーの如何にかかわらず、既述の条件(a),(b),(c)
が成立する場合には、障害が発生した複数の伝送路(伝送区間)の特定が確度高く実現される。
なお、本実施形態では、障害レジスタ11Rに含まれる全てのビットの論理値が「0」となるまで反復される既述の処理は、例えば、以下の何れかの回数で打ち切られてもよい。
(1) 予め定数として設定された回数(例えば、「3」)
(2) 情報交換システム11の過負荷の程度に応じて設定される回数
(3) 伝送路22a、22b、22c、22de、22fg、26、27、29、30の内、所望の伝送路の輻輳の程度(トラヒック量)に応じて設定される回数
(4) 計測制御系として運用時間帯毎に予め設定された回数
[第三の実施形態]
本実施形態と既述の第一および第二の実施形態との相違点は、伝送情報テーブル11Tの構成にある。
本実施形態では、伝送情報テーブル11Tの構成は基本的には既述の第一および第二の実施形態と同じであるが、その伝送情報テーブル11Tに含まれるレコードは、論理値が「1」であるビットの数の昇順(あるいは降順)に予め並び替えられる。
伝送情報テーブル11Tのレコードの内、既述のステータスワードに等しいレコード、またはステータスワードとの相関性が最も高いレコードを特定する処理(図2ステップS3)の過程では、情報交換システム11は、上述したビットの数の昇順にその伝送情報テーブル11Tを参照する。
したがって、本実施形態によれば、障害が発生した伝送路(伝送区間)は、下位の伝送路(伝送区間)から優先的に特定される。
なお、本実施形態では、伝送情報テーブル11Tのレコードの内、既述のステータスワードに等しいレコード、またはステータスワードとの相関性が最も高いレコードを特定する処理については、以下の形態の何れかで行われることにより、通信路のトポロジーの複雑化あるいは大規模化に対する柔軟かつ高速な対応が図られてもよい。
(1) ステータスワードに含まれる論理値が「1」であるビットの数nが求められ、伝送情報テーブル11Tのレコードの内、論理値が「1」であるビットの数Nがn以下であるレコードが参照の対象となる。
(2) 伝送情報テーブル11Tのレコードの内、論理値が「1」であるビットの数Nが上記n以下であるレコードの先頭を示すポインタが別途テーブルとして与えられることによって、伝送情報テーブル11T上の無用なレコードの参照が回避される。
また、本実施形態は、既述の第一の実施形態と第二の実施形態との何れとの組み合わせとして構成されてもよい。
[第四の実施形態]
本実施形態と既述の第一ないし第三の実施形態との相違点は、伝送情報テーブル11Tの構成にある。
本実施形態では、伝送情報テーブル11Tの構成は基本的には既述の第一および第二の実施形態と同じであるが、その伝送情報テーブル11Tに含まれるレコードは、伝送路22a、22b、22c、22de、22fg、26、27、29、30に個別に対応したレコードに併せて、「これらの伝送路22a、22b、22c、22de、22fg、26、27、29、30の内、並行してあるいはほぼ同時に障害が発生する可能性が高い複数の伝送路」の組み合わせに個別に対応するレコードが含まれる。
例えば、中継局25の信頼性が低い場合には、伝送路22de、22fg、26の組み合わせに対応するレコードが含まれることになる。
なお、このような組み合わせに含まれる複数の伝送路の識別子は、例えば、伝送情報テーブル11Tのレコードを示すポインタに基づいて参照可能な別のテーブルに登録され、あるいはその伝送情報テーブル11Tの各レコードに別途付加されたフィールドに登録されてもよい。
情報交換システム11は、伝送情報テーブル11Tのレコードの内、既述のステータスワードに等しいレコード、またはステータスワードとの相関性が最も高いレコードを特定する処理(図2ステップS3)については、既述の第一の実施形態または第二の実施形態と同様の手順に基づいて行う。
したがって、本実施形態によれば、並行してあるいはほぼ同時に障害が発生した複数の伝送路(伝送区間)の特定が、既述の第一ないし第三の実施形態に比べて効率的に行われる。
なお、伝送情報テーブル11のレコードについては、無用な応答性の低下が回避されるためには、並行してあるいはほぼ同時に障害が発生する可能性が低い伝送路(伝送区間)の組み合わせに対応するレコードが排除されることが望ましい。
また、本実施形態は、既述の第一ないし第三の実施形態との何れとの組み合わせとして構成されてもよい。
さらに、上述した各実施形態は、以下の通りに縮退構成可能であり、個々の機能に対応したプロセス(タスク)のモジュール化に併せて、これらのモジュール化の下で総合的な信頼性の向上が図られてもよい。
(1) 図1に一点鎖線枠で示すように、河川情報システム23、中継局25、情報交換システム11、外部システム31-1、31-2が、1台のプロセッサにソフトウェアとして組み込まれ、オペレーティングシステム(図示されない。)の配下で連係するプロセス(タスク)として構成される。
(2) 伝送路26、27、29、30は、上述したプロセスの間において同期や連係のために既述のオペレーティングシステムを介して行われるプロセス間通信(タスク間通信)として実現される。
また、上述した各実施形態では、伝送路を介して情報が受信される度に、その情報に本来含まれるべき情報の異常(欠落を含む。)が判別されている。しかし、このような判別は、例えば、伝送路を介して受信された情報が蓄積されたログの内容を所定の期間(頻度)で参照することにより行われてもよい。
さらに、このような判別については、必ずしも自動で行われる必要はなく、例えば、保守や運用にかかわる要員の判断で行われてもよい。
また、上述した各実施形態では、伝送路22a、22b、22c、22de、22fg、26、27、29、30の構成の詳細が開示されていない。しかし、これらの伝送路22a、22b、22c、22de、22fg、26、27、29、30は、有線伝送路と無線伝送路との何れであってもよく、かつ有線区間と無線区間との組み合わせとして構成されてもよい。
さらに、これらの伝送路22a、22b、22c、22de、22fg、26、27、29、30については、所望の情報を既定の品質で伝送できるならば、如何なる変復調方式、多元接続方式、通信方式、通信手順(無手順を含む。)が適用されてもよく、かつ構成の冗長化、障害処理の有無や形態は如何なるものであってもよい。
また、上述した各実施形態では、本発明は、伝送路を介して連係する複数の局やシステムから構成される計測制御系に適用されている。しかし、本発明は、このような計測制御系に限定されず、伝送路を介して連係する多様な分散処理系に適用可能である。
さらに、このような分散処理系は、ポーリング方式が適用されなくてもよく、例えば、そのポーリング方式に代えてコンテンション方式が適用され、あるいは各部が互いにイベント駆動型で作動してもよい。
また、本発明は、既述の雨量情報a、b、c、水位情報d、e、f、g、情報A、B、C、D、E、F、α、β、γ、δ、εの内容および形式の如何にかかわらず適用可能である。
さらに、上述した各実施形態では、伝送情報テーブル11Tの各レコードは、雨量情報a、b、c、水位情報d、e、f、g、情報A、B、C、D、E、F、α、β、γ、δ、εに個別に対応した二値情報(ビット)の列として構成されている。しかし、このようなレコードは、これらの雨量情報a、b、c、水位情報d、e、f、g、情報A、B、C、D、E、F、α、β、γ、δ、εが該当する伝送路(伝送区間)を介して伝送され得るか否かを示すならば、如何なる形式および内容のレコードであってもよく、これらの形式および内容は、対応する情報毎に異なってもよい。
また、上述した各実施形態では、本発明は、情報交換システム11に適用されている。しかし、本発明は、このような情報交換システム11に限定されず、例えば、河川情報システム23、外部システム31-1、31-2、中継局25の何れにも適用可能である。
さらに、本発明は、図1に示されるような比較的単純なトポロジーの通信路を介して連係する分散処理系に限定されず、例えば、メッシュ状に形成された複雑な通信路を介して連係する分散処理系にも適用可能である。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の範囲において多様な実施形
態の構成が可能であり、構成要素の全てまたは一部に如何なる改良が施されてもよい。
以下、出願当初の段落0019〜0023の記載を一括して転記する。
本願に開示された第一の発明では、記憶手段は、通信路の伝送区間を介して伝送され得る情報の識別子の組み合わせが前記伝送区間毎に予め登録される。障害区間識別手段は、前記伝送区間の内、前記通信路を介して引き渡された不正常な情報の識別子の組み合わせとの相関が前記記憶手段上で最大である伝送区間を障害区間として識別する。
このような相関は、該当する不正常な情報の引き渡しに供される伝送区間の内、上流側の伝送区間ほど高くなる。
本願に開示された第二の発明では、請求項1に記載のノード装置において、前記障害区間識別手段は、前記不正常な情報の識別子の組み合わせと、先行して識別した伝送区間を介して引き渡される情報の識別子の組み合わせとの差集合との相関が前記記憶手段上で最大である伝送区間を前記障害区間として識別する。
すなわち、複数の伝送区間に障害が発生した場合であっても、これらの複数の伝送区間は、記憶手段の情報量が増加することなく、障害区間として識別される。
本願に開示された第三の発明では、上記第一または上記第二に記載のノード装置において、前記記憶手段には、前記伝送区間毎に、引き渡しに供され得る情報の識別子の組み合わせが
総数の順に登録される。前記障害区間識別手段は、前記記憶手段上における前記相関を前記総数の少ない順にとる。
すなわち、障害区間識別手段によって行われる相関の処理は、不正常な情報の引き渡しに供される可能性が高い上流側の伝送区間から優先的に行われる。
本願に開示された第四の発明では、上記第一ないし上記第三の何れかに記載のノード装置において、前記記憶手段には、前記通信路を構成する複数の伝送区間毎に、引き渡しに供され得る情報の識別子の組み合わせが予め登録される。前記障害区間識別手段は、前記不正常な情報の識別子の組み合わせとの相関が前記記憶手段上で最大である伝送区間、または複数の伝送区間を前記障害区間として識別する。
すなわち、障害が発生した複数の伝送区間は、障害区間識別手段の処理量が大幅に増加することなく効率的に識別される。
本願に開示された第五の発明は、複数のプロセスの連係により所定の処理を行う情報処理装置であって、前記複数のプロセスの全てまたは一部には、他のプロセスと対向して行われるプロセス間通信の区間毎に、前記他のプロセスから引き渡され得る情報の識別子の組み合わせが予め登録された記憶手段と、前記区間の内、前記他のプロセスから引き渡された不正常な情報の識別子の組み合わせとの相関が前記記憶手段上で最大である区間を障害区間として識別する障害区間識別手段とを有する。
すなわち、通信路(複数の伝送路)を介して連係し、所定の分散処理を行う複数のノードが1つの情報処理装置に縮退されて構成された場合であっても、請求項1に記載の発明は、これらのノードとして機能する個々のプロセス(タスク)の間におけるプロセス(タスク)間通信の区間の障害の識別に適用可能となる。
11,28 情報交換システム
11R 障害レジスタ
11T 伝送情報テーブル
21a,21b,21c 雨量局
22a,22b,22c,22de,22fg,26,27,29,30 伝送路
23 河川情報システム
24de,24fg 水位局
25 中継局
31 外部システム

Claims (1)

  1. 通信路の伝送区間を介して伝送され得る情報の識別子の組み合わせが前記伝送区間毎に予め登録された記憶手段と、
    前記伝送区間の内、前記通信路を介して引き渡された不正常な情報の識別子の組み合わせとの相関が前記記憶手段上で最大である伝送区間を障害区間として識別する障害区間識別手段とを備え、
    前記障害区間識別手段は、
    前記不正常な情報の識別子の組み合わせと、先行して識別した伝送区間を介して引き渡される情報の識別子の組み合わせとの差集合との相関が前記記憶手段上で最大である伝送区間を前記障害区間として識別する
    を備えたことを特徴とするノード装置。
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