JP7168273B1 - 船舶用翼型帆装置及び船舶用翼型帆装置を備えた船 - Google Patents
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Abstract
Description
マストと、
前記マストの上端に設けた上側端板と、
前記マストの下端側に設けた下側端板と、
第1ソフトセイルと、第2ソフトセイルと、からなるダブルセイルと、
前記第1ソフトセイルを巻き取り・繰り出す第1巻取装置と、
前記第2ソフトセイルを巻き取り・繰り出す第2巻取装置と、
前記ダブルセイルの後端のリーチを引っ張る引っ張り機構と、
を備えた船舶用翼型帆アセンブリであって、
前記ダブルセイルの前端のラフは、前記マストの後側に位置して前記マストの幅方向に離間する前記第1ソフトセイルの第1ラフと前記第2ソフトセイルの第2ラフとからなり、
前記第1ソフトセイルと、前記第2ソフトセイルと、前記マストと、から翼型帆が形成されており、
前記翼型帆アセンブリは、船舶の甲板上に回転機構によって回転可能に設置されており、
前記翼型帆アセンブリは、
前記第1巻取装置、前記第2巻取装置、前記引っ張り機構を作動させて前記翼型帆の形状を決定する第1駆動装置(複数のアクチュエータを含む)と、
前記回転機構を作動させて前記船舶に対する前記翼型帆の姿勢を決定する第2駆動装置と、
相対風向に応じて、前記翼型帆により生成される力の船舶の進行方向成分である推進力が最大となるように、前記第1駆動装置及び前記第2駆動装置を制御して、前記翼型帆の形状と姿勢を決定する制御部と、
を備えている、
翼型帆アセンブリ、である。
ダブルセイルとマストとから翼型帆が形成され、マスト(典型的には前側部位)が前縁(leading edge)、ダブルセイルのリーチが後縁(trailing edge)となる。
1つの態様では、前記マストの前記前側部位は、流線形状を備えている。
前記第1ソフトセイルは第1リーチを備え、
前記第2ソフトセイルは第2リーチを備え、
前記第1リーチと前記第2リーチが連結されて前記共通のリーチを形成している。
1つの態様では、
前記第1ソフトセイルは第1リーチを備え、
前記第2ソフトセイルは第2リーチを備え、
前記第1リーチと前記第2リーチは独立しており、互いに近接ないし当接することで前記共通のリーチを形成している。
このものでは、前記第1ソフトセイル及び前記第2ソフトセイルの巻取収納状態において、前記第1リーチと前記第2リーチが離間した状態となる。
1つの態様では、共通のリーチがシートの折り返し部から形成されている。すなわち、1枚ないし一体化されたシートを2つに折り返して、折り返し部が共通のリーチで、折り返した一方の半部が第1ソフトセイル、他方の半部が第2ソフトセイルとなる。
1つの態様では、前記引っ張り機構は、前記ダブルセイルの前記リーチの上端を引っ張る上側引っ張り機構と、前記リーチの下端を引っ張る下側引っ張り機構と、からなる。
前記第1ソフトセイルは、前端側から前記第1巻取装置に巻き取られ、
前記第2ソフトセイルは、前端側から前記第2巻取装置に巻き取られる。
1つの態様では、前記第1巻取装置及び前記第2巻取装置は、前記マストの後方に設けてある。
1つの態様では、前記第1巻取装置及び前記第2巻取装置は、前記マストの内部に位置している。
1つの態様では、前記第1巻取装置は前記マストの高さ方向に延びる第1巻取軸を備え、
前記第2巻取装置は前記マストの高さ方向に延びる第2巻取軸を備え、
前記第1巻取軸と前記第2巻取軸は、前記マストの幅方向に離間している。
前記マストと、
前記マストの上端に設けた上側端板と、
前記マストの下端側に設けた下側端板と、
から支持機構が形成されており、
前記第1巻取装置、前記第2巻取装置、前記引っ張り機構は、前記支持機構に搭載されている。
1つの態様では、前記上側引っ張り機構は前記上側端板に搭載され、前記下側引っ張り機構は前記下側端板に搭載される。
前記支持機構は、前記回転機構によって、前記甲板上で回転可能である。すなわち、前記支持機構に搭載された前記第1巻取装置、前記第2巻取装置、前記引っ張り機構(前記上側引っ張り機構、前記下側引っ張り機構)、前記ダブルセイルは、前記支持機構と一体で前記甲板上で回転可能である。
1つの態様では、前記セイルサポートは、前記マストに設けてある。
前記第1ソフトセイルと、前記第2ソフトセイルと、からなるダブルセイルが高さ方向に多段に形成されている。
第1巻取装置、第2巻取装置、引っ張り機構は各ダブルセイルセットに対応して設けられている。
1つの態様では、前記ダブルセイルの前記リーチは、前記第1巻取装置、前記第2巻取装置、前記引っ張り機構が協働して作動(operatively)することで、前記上側端板及び前記下側端板の幅方向及び前記上側端板及び前記下側端板の長さ方向(端板の首尾方向)に移動可能となっている。
1つの態様では、前記引っ張り機構は、前記リーチを端板の幅方向にガイドするトラベラーを含んでいる。
1つの態様では、前記引っ張り機構は、複数のウインチを含んでいる。
1つの態様では、前記第1巻取装置、前記第2巻取装置、前記引っ張り機構が協働して作動(operatively)することで、第1ソフトセイル及び第2ソフトセイルの縮帆が可能である。
すなわち、前記第1ソフトセイルは第1ラフから第1リーチに向かって高さ寸法が小さくなる台形状であり、前記第2ソフトセイルは第2ラフから第2リーチに向かって高さ寸法が小さくなる台形状である。
第1ソフトセイル及び第2ソフトセイルを台形状とすることで、巻取時にセイルの前端側が高さ方向に多少ずれても良好な巻取を可能としている。
1つの態様では、上側端板の下面に楔状のスペーサを設けて、第1ソフトセイル及び第2ソフトセイルの傾斜状の上辺と上側端板との隙間を塞ぎ、下側端板の上面に楔状のスペーサを設けて、第1ソフトセイル及び第2ソフトセイルの傾斜状の下辺と下側端板との隙間を塞ぐ。
前記翼帆型アセンブリは、ジブセイルを備えており、
前記ジブセイルはソフトセイルであり、
前記ジブセイルを巻き取り・繰り出す巻取装置と、
前記ジブセイルのリーチを引っ張る引っ張り機構と、
を備え、
前記ジブセイルのリーチは、前記上側端板及び前記下側端板に対して、前記上側端板及び前記下側端板の幅方向に移動可能であり、
前記メインセイルと前記ジブセイルを備えた前記翼帆型アセンブリが前記甲板上で回転可能である。
1つの態様では、前記ジブセイルの前記巻き取り・繰り出す巻取装置、前記ジブセイルの前記引っ張り機構は、前記支持機構に搭載されている。
前記制御部は、相対風向に応じて、前記第1駆動装置、前記第2駆動装置、前記第3駆動装置を制御して、前記翼型帆の形状と姿勢、及び、前記ジブセイルの形状と姿勢を決定する。
船舶の種類は限定されないが、貨物船やタンカー等の大型商船を例示することができる。
2枚のソフトセイルの巻取量を適宜異ならしめることで、キャンバーの大きい非対称な翼型帆を容易に得ることができる。
本発明では、ソフトセイルを用いた翼型帆アセンブリを提供するものであり、翼型帆アセンブリは、船上に回転可能に設置されることで、船に推進力を付与し、燃費削減に寄与するものである。
図1A、図1B、図6A、図8に示すように、本実施形態に係る翼型帆アセンブリは、マスト1と、第1メインセイル2と第2メインセイル3からなるダブルメインセイルと、第1メインセイル2を巻き取り・繰り出す第1巻取装置4と、第2メインセイル3を巻き取り・繰り出す第2巻取装置5と、ダブルメインセイルのリーチ20、30を引っ張るリーチ引っ張り機構6を備えている。第1メインセイル2及び第2メインセイル3は、シート状で巻取可能なソフトセイルであり、第1メインセイル2と第2メインセイル3からなるソフトセイル・セットによって、ダブルメインセイルが形成されている。ダブルメインセイルは、後端の共通のリーチ20、30と、前端のラフ21、31と、を備え、前端のラフ21、31は、マスト1の後側(第1エッジ12、第2エッジ13の近傍)に位置してマスト1の幅方向に離間している。ダブルメインセイルとマスト1とから翼型帆が形成され、マスト1が前縁(leading edge)、ダブルメインセイルのリーチが後縁(trailing edge)となる。
[B-1]マスト
本実施形態に係るマスト1は、船舶の甲板に垂直に立設されるようになっており、図8Aに示すように、前方に膨出状の湾曲部からなる前側部位(風上側部位を形成する)10と、後側で端板(上側端板14、下側端板15)の幅方向に延びる平面部(高さ方向に延びる垂直面を形成する)11と、からなる。本実施形態に係るマスト1の前側部位10は実質的にマスト1の側方部位を含んでいる。マスト1の前側部位10は流線形状を備えており、翼の前縁(leading edge)を形成している。マスト1の後側には、湾曲部である前側部位10と平面部10の角部に位置して、第1側の第1エッジ12と第2側の第2エッジ13が形成されている。マスト1の高さ寸法や断面寸法は限定されないが、大型商船やタンカー等の大型船舶に搭載される場合には、相応の高さ寸法、幅寸法を有することになる。マスト1は所定の強度及び剛性を備えていれば材質は限定されないが、例えば、金属やカーボンファイバから形成される。1つの態様では、マスト1は中空部を備えており、中空部に、ワイヤ、電線等の翼型帆アセンブリの構成要素の一部を収納するようにしてもよい。マスト1は伸縮可能ないし折り畳み可能、あるいは可倒式であってもよい。また、マスト1の断面形状は図8Aに示すものに限定されず、例えば、後面が後方に膨出状の湾曲部11aであってもよい(図8B参照)。
本実施形態において、マスト1の上端には上側端板14が設けてあり、マスト1の下端側には下側端板15が設けてある。上側端板14と下側端板15は、垂直状のマスト1に対して水平状に延びる板状部材である。上側端板14は、所定の長さ寸法及び所定の幅寸法を備えており、マスト1の後方に位置する第1部位、マスト1の前方に位置する第2部位を備えている。下側端板15は、所定の長さ寸法及び所定の幅寸法を備えており、マスト1の後方に位置する第1部位、マスト1の前方に位置する第2部位を備えており、下側端板15の第2部位は、上側端板14の第2部位よりも前方に延びている。本実施形態に係る上側端板14、下側端板15において、上側端板14の前側部位(第2部位の先端部位)、下側端板15の前側部位(第2部位の先端部位)は、前方に向かって漸次細幅となっている。上側端板14及び下側端板15の形状は図示の態様に限定されない。また、上側端板14と下側端板15の幅寸法及び長さ寸法は同じであってもよい。
マスト1と、上側端板14と、下側端板15と、から支持機構が形成されている。第1メインセイル2、第2メインセイル3、ジブセイル7、第1巻取装置4、第2巻取装置5、ダブルメインセイルのリーチ引っ張り機構6、第3巻取装置8、ジブセイル7のリーチ引っ張り機構9は、上記支持機構に搭載されている。マスト1の下端には、下側端板15の下方に位置して円柱状の回転支持部16が設けてある。支持機構、すなわち、翼型帆アセンブリは甲板上で回転可能となっている。回転支持部16は回転機構によって回転可能となっており、翼型帆アセンブリは、マスト1、上側端板14、下側端板15、第1メインセイル2、第2メインセイル3、ジブセイル7、第1巻取装置4、第2巻取装置5、ダブルメインセイルのリーチ引っ張り機構6、第3巻取装置8、ジブセイル7のリーチ引っ張り機構9を含む全体が、船舶の甲板上に回転機構によって360°回転可能に設置されている。
[C-1]ダブルメインセイル
本実施形態では、第1メインセイル2と第2メインセイル3とからダブルメインセイルが形成されており、ダブルメインセイルはソフトセイルである。第1メインセイル2は、前端側から第1巻取装置4に巻き取られるようになっており、第1巻取装置4から繰り出された展帆状態において、リーチ20と、ラフ21と、上辺22と、下辺(フット)23と、を備えている。第2メインセイル3は、前端側から第2巻取装置5に巻き取られるようになっており、第2巻取装置5から繰り出された展帆状態において、リーチ30と、ラフ31と、上辺32と、下辺(フット)33と、を備えている。図1A、図1B、図6A、図6Bに示す態様では、第1メインセイル2の上辺22、下辺(フット)23は水平辺であり、第1メインセイル3の上辺32、下辺(フット)33は水平辺であり、展帆状態において、ダブルメインセイルの上辺は、上側端板14の下面に近接しており、ダブルメインセイルの下辺(フット)は、下側端板15の上面に近接している。
マスト1の後側(風下側)には、第1巻取装置4と第2巻取装置5が、マスト1の幅方向に離間して設けてある。第1巻取装置4は、第1エッジ12の近傍に設けてあり、第2巻取装置5は、第2エッジ13の近傍に設けてある。第1巻取装置4及び第2巻取装置5は、平面視において、マスト1の幅寸法内に納まっている。第1巻取装置4、第2巻取装置5は、第1メインセイル2の前端すなわちラフ21、第2メインセイル3の前端すなわちラフ31が、第1エッジ12、第2エッジ13の近傍に位置するように設置され、第1メインセイル2のラフ21、第2メインセイル3のラフ31と、マスト1の第1エッジ12、第2エッジ13との間に空気流に影響を与えるようなズレが生じないようにしている。1つの態様では、第1エッジ12を通る接線方向にラフ21が位置しており、第2エッジ13を通る接線方向にラフ31が位置している。第1エッジ12と第1メインセイル2のラフ21との間、第2エッジ13と第2メインセイル3のラフ31との間には隙間21´、31´が存在していてもよく、隙間21´、31´から翼型帆内部へ空気の流入を許容してもよい。あるいは、このような隙間が存在する場合に、隙間を塞ぐようにしてもよい。なお、第1メインセイル2及び第2メインセイル3の「前端」は、第1巻取装置4及び第2巻取装置5から引き出された部位における前端を意味するものである。
本実施形態では、第1メインセイル2のリーチ20と第2メインセイル3のリーチ30は当接ないし近接させた状態で連結されてダブルメインセイルのリーチを形成している。ダブルメインセイルのリーチをリーチ引っ張り機構6で引っ張ることで、第1メインセイル2及び第2メインセイル3にテンションを付与するようになっている。ダブルメインセイルのリーチは、第1巻取装置4、第2巻取装置5、リーチ引っ張り機構6が協働して作動(operatively)することで、上側端板14及び下側端板15の幅方向及び長さ方向(端板の首尾方向)に移動可能となっている。
本実施形態に係る第1メインセイル2と第2メインセー3からなるダブルメインセイルの利点としては、
(i)第1巻取装置4、第2巻取装置5によって、第1メインセイル2及び第2メインセイル3の巻取量を調整することで、非対称な翼帆形状を作り出すことができること;
(ii)巻き取るという簡単な方法で第1メインセイル2、第2メインセイル3を収納できること;
(iii)第1メインセイル2、第2メインセイル3の収納時にトラブルが起きにくいこと;
(iv)翼型帆のメンテナンスが容易であること(大型のハードセイルからなる翼型帆の場合、ハードセイル内部を高所まで人が入って点検する必要がある);
(v)高負荷になった場合にはセイルが破けることでフェイルセーフとなり、マスト1を含めた構造を破壊しにくいこと;
を例示することができる。
本実施形態に係るジブセイル7は、リーチ70とラフ71を備えたソフトセイルである。ジブセイル7は第3巻取装置8に巻き取られ、繰り出されるようになっており、リーチ70は、ジブ用引っ張り機構9によって引っ張られるようになっている。第3巻取装置8は、マスト1の前方に離間した位置に設けられ、高さ方向に傾斜状に延びる第3巻取軸80を備え、第3巻取軸80には、ジブセイル7の基端側が連結されている。第3巻取軸80は、電動あるいは手動で回転可能となっており、第3巻取軸80を一方の方向に回転させることで、ジブセイル7が第3巻取軸80から繰り出され、第3巻取軸80を他方の方向に回転させることで、ジブセイル7が第3巻取軸80に巻き取られるようになっている。上側端板14の前側端部には、ジブセイル7の第3巻取装置8の巻取軸80の上端部位が支持されている。下側端板15の前側端部には、ジブセイル7の第3巻取装置8の巻取軸80の下端部位が支持されている。第3巻取装置8の第3巻取軸80は、上側端板14の前端部位(第2部位の先端部位)と下側端板15の前端部位(第2部位の先端部位)との間で回転可能に支持されている。本実施形態に係る第3巻取軸80は、高さ方向に傾斜状に延びているが、第3巻取軸80はマスト1と同様に垂直に延びるものでもよい。
本実施形態に係るダブルメインセイルは、2枚のメインセイル2、3の巻取量を調整することで、左右非対称な形状となり、キャンバーの大きな翼断面形状を作ることができ、これにより大きな揚力が得られる。いわばフラップと同じ効果を奏する。
図8Aは、本実施形態に係る翼型帆アセンブリの展帆状態を示している。第1メインセイル2が第1巻取装置4から引き出されており、第2メインセイル3が第2巻取装置5から引き出されており、ダブルメインセイルのリーチ(第1メインセイル2のリーチ20と第2メインセイル3のリーチ30)は、第1ウインチ60又は/及び第2ウインチ61により引っ張られている。本実施形態では、第1巻取装置4、第2巻取装置5、引っ張り機構6が協働して作動することで、展帆状態において、ダブルメインセイルの非対称な形状を作り出すことができる点に特徴を備えている。図8Aでは、第2メインセイル3の巻取量が第1メインセイル2の巻取量よりも大きく、ダブルメインセイルのリーチはトラベラー64を介して第2ウインチ61によって、第2側に引っ張られた位置にある。ジブセイル7は第3巻取装置8から引き出されており、リーチ70が第3ウインチ90によって、第1側に引っ張られている。
第1巻取装置4、第2巻取装置5、第3巻取装置8、第1ウインチ~第4ウインチは、電動でも手動でもよいが、翼型帆アセンブリが大型の場合には電動が有利である。また、主として電動駆動する場合であっても、緊急時等に対応するべく手動操作に切り替え可能となっている。また、第1巻取装置4、第2巻取装置5、第3巻取装置8、第1ウインチ~第4ウインチの作動のタイミングは風速(相対風速)、風向(相対風向)によりコンピュータで自動制御可能である。相対風速や相対風向は、船舶に搭載された風向風速計により取得することができる。
図13に示すように、本実施形態に係る翼型帆アセンブリは、第1アクチュエータ~第8アクチュエータを備えている。第1巻取装置4は、第1アクチュエータによって作動して、第1メインセイル2を巻き取り、あるいは、繰り出すようになっている。第2巻取装置5は、第2アクチュエータによって作動して、第2メインセイル3を巻き取り、あるいは、繰り出すようになっている。第1ウインチ60は、第3アクチュエータによって作動して、ダブルメインセイルのリーチを第1側に引っ張り、あるいは、引っ張りを緩めるようになっている。第2ウインチ61は、第4アクチュエータによって作動して、ダブルメインセイルのリーチを第2側に引っ張り、あるいは、引っ張りを緩めるようになっている。第1アクチュエータ~第4アクチュエータから翼型帆(ダブルメインセイル)の形状を決定する第1駆動装置が構成されている。
本実施形態に係る翼型帆アセンブリの動作は、コンピュータによって自動制御される。コンピュータは、少なくとも、コントローラと、メモリと、を備えている。コントローラは、操作部からの入力、あるいは、船舶の進行方向及び風向や風速の入力に応答して、メモリに格納された帆走プログラムに従って、第1アクチュエータ~第8アクチュエータから選択された1つあるいは複数に指令を出力して、選択されたアクチュエータを作動させて、翼型帆アセンブリを作動させる。また、コンピュータはディスプレイを備えていてもよく、例えば、翼型帆アセンブリの形状をディスプレイに表示するようにしてもよい。
図3に示すように、ダブルメインセイルを上下2段構成としてもよい。マスト1の高さ方向の中間部位には、中間板19が設けられ、上側ダブルメインセイル(図3では上側の第2メインセイル3Aのみ示す)は、上端板14と中間板19の間に位置し、下側ダブルメインセイル(図3では上側の第2メインセイル3Bのみ示す)は、中間板19と下端板15との間に位置する。上側ダブルメインセイル、下側ダブルメインセイルの構成の詳細については、既述のダブルメインセイルの構成を参照することができる。上側ダブルメインセイルについては、中間板19が下端板として機能し、下側ダブルメインセイルについては、中間板19が上端板として機能する。
図15~図18を参照しつつ、翼型帆アセンブリの回転制御について説明する。本実施形態に係る翼型帆アセンブリが搭載された船舶(例えば、貨物船やタンカー等の大型商船)は、石油やLNG等を動力源としたエンジンによって、所定の進路に従って所定の方向に進行する。本実施形態では翼型帆アセンブリが船体の進行方向とは独立して回転可能であり、船体の進む方向に対する翼型帆(メインセイル)及びジブセイルの向きを、相対風向に応じて、メインセイル及びジブセイルによって生成される力の船舶の進行方向成分である推進力が最大となるように、任意に設定することができる。本実施形態に係る翼型帆アセンブリは、甲板上で360度回転可能であるため、相対風向に応じて帆が持つ最大の推進力を得ることができる。すなわち、通常の帆船(ブームが外側へ出せる範囲のみでメインセイルが外側へ張り出すことができる)よりも大きな推進力を得ることができる。
14 上側端板
15 下側端板
16 回転支持部
17 セイルサポート
18a 楔型スペーサ
18b 楔型スペーサ
19 中間板
2 第1メインセイル
20 第1リーチ
21 ラフ
3 第2メインセイル
30 第2リーチ
31 ラフ
4 第1巻取装置
5 第2巻取装置
6 リーチ引っ張り機構(ダブルメインセイル)
60 第1ウインチ
61 第2ウインチ
62 第1ロープ
63 第2ロープ
64 トラベラー
7 ジブセイル
8 第3巻取装置
9 リーチ引っ張り機構(ジブセイル)
Claims (10)
- マストと、
前記マストの上端に設けた上側端板と、
前記マストの下端側に設けた下側端板と、
第1ソフトセイルと、第2ソフトセイルと、からなるダブルセイルと、
前記第1ソフトセイルを巻き取り・繰り出す第1巻取装置と、
前記第2ソフトセイルを巻き取り・繰り出す第2巻取装置と、
前記ダブルセイルの後端のリーチを引っ張る引っ張り機構と、
を備えた翼型帆アセンブリと、
前記翼型帆アセンブリの作動機構と、
からなる船舶用翼型帆装置であって、
前記ダブルセイルの前端のラフは、前記マストの後側に位置して前記マストの幅方向に離間する前記第1ソフトセイルの第1ラフと前記第2ソフトセイルの第2ラフとからなり、
前記第1ソフトセイルと、前記第2ソフトセイルと、前記マストと、から翼型帆が形成されており、
前記翼型帆アセンブリは、船舶の甲板上に回転機構によって回転可能に設置されており、
前記作動機構は、
前記第1巻取装置、前記第2巻取装置、前記引っ張り機構を作動させて前記翼型帆の形状を決定する第1駆動装置と、
前記回転機構を作動させて前記船舶に対する前記翼型帆の姿勢を決定する第2駆動装置と、
相対風向に応じて、前記翼型帆により生成される力の船舶の進行方向成分である推進力が最大となるように、前記第1駆動装置及び前記第2駆動装置を制御して、前記翼型帆の形状と姿勢を決定する制御部と、
を備えている、
船舶用翼型帆装置。 - 前記ダブルセイルの前記リーチは、前記上側端板及び前記下側端板に対して、前記上側端板及び前記下側端板の幅方向に移動可能である、
請求項1に記載の船舶用翼型帆装置。 - 前記ダブルセイルの前記リーチは、前記第1巻取装置、前記第2巻取装置、前記引っ張り機構が協働して作動することで、前記上側端板及び前記下側端板の幅方向及び前記上側端板及び前記下側端板の長さ方向に移動可能となっている、
請求項2に記載の船舶用翼型帆装置。 - 前記第1巻取装置及び前記第2巻取装置は、前記マストの後方に位置しており、
前記第1ソフトセイルの前端と前記マストの間、及び、前記第2ソフトセイルの前端と前記マストの間には隙間が形成されており、前記隙間から前記翼型帆内部へ空気の流入を許容している、
請求項1に記載の船舶用翼型帆装置。 - 前記マストと、
前記上側端板と、
前記下側端板と、
から支持機構が形成されており、
前記支持機構には、前記第1ソフトセイルの前端側部位と前記第2ソフトセイルの前端側部位の間に位置して、前記第1ソフトセイルの前端側部位と前記第2ソフトセイルの前端側部位を離間させるスペーサとして機能し、前記ダブルセイルの形状を維持する1つあるいは複数のセイルサポートが設けてある、
請求項1に記載の船舶用翼型帆装置。 - 前記第1ソフトセイル及び前記第2ソフトセイルは、前端から後端に向かって高さ寸法が小さくなる台形状である、
請求項1に記載の船舶用翼型帆装置。 - 前記マストには、前記上側端板と前記下側端板の間に位置して、1つ以上の中間板が設けてあり、
前記第1ソフトセイルと、前記第2ソフトセイルと、からなるダブルセイルが高さ方向に多段に形成されている、
請求項1に記載の船舶用翼型帆装置。 - 前記ダブルセイルはメインセイルであり、
前記翼型帆アセンブリは、ジブセイルを備えており、
前記ジブセイルはソフトセイルであり、
前記ジブセイルを巻き取り・繰り出す巻取装置と、
前記ジブセイルのリーチを引っ張る引っ張り機構と、
を備え、
前記ジブセイルのリーチは、前記上側端板及び前記下側端板に対して、前記上側端板及び前記下側端板の幅方向に移動可能であり、
前記メインセイルと前記ジブセイルを備えた前記翼型帆アセンブリが前記甲板上で回転可能である、
請求項1に記載の船舶用翼型帆装置。 - 前記作動機構は、ジブセイル用の前記巻取装置、ジブセイル用の前記引っ張り機構を作動させて前記ジブセイルの形状を決定する第3駆動装置を備え、
前記制御部は、相対風向に応じて、前記第1駆動装置、前記第2駆動装置、前記第3駆動装置を制御して、前記翼型帆の形状と姿勢、及び、前記ジブセイルの形状と姿勢を決定する、
請求項8に記載の船舶用翼型帆装置。 - 請求項1~9いずれか1項に記載の船舶用翼型帆装置を備えた船舶であって、
前記翼型帆アセンブリが甲板上に回転可能に設置された船舶。
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