JP7167485B2 - 気体圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動部、圧縮部及びタンクを備えた気体圧縮機に関する。
従来、駆動部、圧縮部及びタンクを備えた気体圧縮機の例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された気体圧縮機は空気圧縮機であり、その空気圧縮機は、駆動部、圧縮部、第1空気管、第2空気管及び空気タンクを有する。
駆動部は、ステータ及びロータを有する電動モータと、電動モータの回転軸に取り付けられたコネクティングロッドと、を有する。また、クランクケースが設けられ、クランクケースは、軸受を介して回転軸を支持する。圧縮部は、第1圧縮部及び第2圧縮部を有する。駆動部及び圧縮部は、クランクケースに固定され、クランクケースは基台を介してタンクの上に固定される。タンクは支持部を有し、支持部は載置箇所に接触する。
特許文献1に記載された空気圧縮機は、電動モータの回転軸が回転すると、回転軸の回転力が、コネクティングロッドを介して第1圧縮部及び第2圧縮部にそれぞれ伝達される。第1圧縮部が空気を圧縮して吐出し、第1圧縮部から吐出された空気は、第1空気管を介して第2圧縮部に送られる。第2圧縮部は空気を圧縮し、第2圧縮部から吐出された空気は、第2空気管を経由して空気タンクに溜められる。
特開2016-211380号公報
本願発明者は、電動モータの回転軸が回転するとその反力が、クランクケース、基台を介してタンクに伝達され、空気圧縮機が支持部を支点として持ち上がる可能性があることを認識した。
本発明の目的は、支持部を支点として持ち上がることを抑制可能な気体圧縮機を提供することである。
一実施形態の気体圧縮機は、回転力を発生する駆動部と、前記駆動部の回転力で作動して気体を圧縮する圧縮部と、前記駆動部及び前記圧縮部を支持し、かつ、前記圧縮部で圧縮された前記気体を貯留するタンクと、を有する気体圧縮機であって、前記駆動部の回転軸に対して垂直な平面内で、前記回転軸と、前記タンクの長手方向における前記タンクの中央位置と、載置箇所に接触するように設けられ、かつ、前記駆動部が回転力を発生した場合に、前記駆動部、前記圧縮部及び前記タンクを含むユニットを回転させようとする反力トルクの支点となる第1支持部と、が互いに異なる位置に配置され、前記中央位置は、前記第1支持部が前記載置箇所に接触した状態における重力の作用方向で、前記圧縮部の重心と前記第1支持部との間に配置され、前記回転軸は、前記タンクの長手方向において、前記中央位置に対して、前記第1支持部とは反対側に離反して配置され、前記回転軸は、前記中央位置に対して、前記駆動部のうち前記重力の作用方向で前記タンクから最も離れた箇所の回転方向と同じ方向に離反して配置されている。
一実施形態の気体圧縮機は、支持部を支点として持ち上がることを抑制可能である。
本発明の気体圧縮機の一実施形態に含まれる空気圧縮機であり、ユニットが第1状態である正面図である。 図1に示す空気圧縮機の背面図である。 図1に示す空気圧縮機の平面図である。 図1に示す空気圧縮機の右側面図である。 図1に示す空気圧縮機の左側面図である。 空気圧縮機の駆動部及び圧縮部を示す模式的な平面図である。 空気圧縮機のユニットが第2状態である正面図である。 空気圧縮機の他の例を示す正面図である。 図8に示す空気圧縮機の平面図である。
以下、本発明の気体圧縮機に含まれるいくつかの実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付している。
図1に示す空気圧縮機10は、圧縮部11、駆動部12、ファン13、タンク14、蓄電池15及びカバー16を有する。圧縮部11は、圧縮機本体38、第1圧縮部17及び第2圧縮部18を有する。駆動部12は、モータケース20及び電動モータ39を有する。電動モータ39は、ステータ40及びロータ41を有する。モータケース20は金属製である。ステータ40及びロータ41は、モータケース20内に配置されている。ロータ41は回転軸21に固定され、ロータ41及び回転軸21は、中心線D1を中心として回転可能である。蓄電池15から電動モータ39に電力が供給されると、回転軸21が図1で反時計回りの回転方向F1で回転する。
圧縮機本体38は金属製のケースであり、圧縮機本体38は、緩衝材69及びフレーム19を介してタンク14に固定されている。モータケース20は圧縮機本体38に固定されている。回転軸21の中心線D1方向の一部は、圧縮機本体38内に配置されている。回転軸21は、軸受70,71を介して圧縮機本体38により支持され、かつ、中心線D1を中心として回転可能である。第1圧縮部17及び第2圧縮部18は、圧縮機本体38の外部に取り付けられている。回転軸21の回転力で第1圧縮部17及び第2圧縮部18が作動する。
タンク14は金属製であり、タンク14は、円筒部22と、円筒部22の中心軸B1方向の両端にそれぞれ設けたキャップ23,24と、を有する。中心軸B1は仮想線であり、中心線D1に対して垂直な平面内で、中心線D1と中心軸B1とは離反している。タンク14に第1脚部25及び第2脚部26が取り付けられている。中心線D1に対して垂直な平面内で、第1脚部25と第2脚部26とが、中心軸B1方向で異なる位置に配置されている。
また、タンク14に2個のブラケット27,28が取り付けられている。ブラケット27に第3脚部29が取り付けられ、ブラケット28に第4脚部30が取り付けられている。第3脚部29と第4脚部30とが、中心軸B1方向で異なる位置に配置されている。第1脚部25及び第3脚部29は、一例として中心軸B1方向で同じ位置に配置されている。第2脚部26及び第4脚部30は、一例として中心軸B1方向で同じ位置に配置されている。第1脚部25は、中心線D1に対して垂直な平面内で、平坦な接触面31を有する。第3脚部29は、中心線D1に対して垂直な平面内で、平坦な第1接触面32を有する。
第2脚部26は、第1接触面32、第2接触面33及び第3接触面34を有する。中心線D1に対して垂直な平面内で、第1接触面32及び第2接触面33は平坦であり、互いに90度の角度で交差する。中心線D1に対して垂直な平面内で、第3接触面34は円弧状である。第3接触面34は、第1接触面32及び第2接触面33につながっている。
中心線D1に対して垂直な平面内における中心軸B1方向で、第2脚部26の第1接触面32は、第2接触面33と第1脚部25との間に配置されている。中心線D1に対して垂直な平面内における中心軸B1方向で、第2脚部26の第3接触面34は、第1接触面32と第2接触面33との間に配置されている。
第4脚部30は、第1接触面35、第2接触面36及び第3接触面37を有する。中心線D1に対して垂直な平面内で、第1接触面35及び第2接触面36は平坦であり、互いに90度の角度で交差する。中心線D1に対して垂直な平面内で、第3接触面37は円弧状である。第3接触面37は、第1接触面35及び第2接触面36につながっている。
中心線D1に対して垂直な平面内における中心軸B1方向で、第4脚部30の第1接触面35は、第2接触面36と第3脚部29との間に配置されている。中心線D1に対して垂直な平面内における中心軸B1方向で、第4脚部30の第3接触面37は、第1接触面35と第2接触面36との間に配置されている。第1脚部25、第2脚部26、第3脚部29及び第4脚部30は、共に合成樹脂製である。
図1のように空気圧縮機10を平面視すると、第1脚部25、第2脚部26、第3脚部29及び第4脚部30が、載置箇所62に接触した状態において、圧縮部11の重心A1はタンク14の中央位置E1に対して離反して配置されている。中央位置E1は、中心軸B1方向におけるタンク14の中心である。載置箇所62は、一例として床、作業台及び地面を含む。駆動部12の重心及び圧縮部11の重心A1は、回転軸21の中心線D1上に位置している。
図1の上下方向は、重力の作用方向であり、圧縮部11、電動モータ39及びファン13は、重力の作用方向でタンク14の上方に配置されている。電動モータ39を収容したモータケース20は、重力の作用方向でタンク14に対して上方に突出して設けられている。圧縮部11の重心A1は、中央位置E1から方向F2で離反している。方向F2は、駆動部12のうち、重力の作用方向でタンク14から最も離れた箇所の回転方向F1と同じ方向である。駆動部12のうち重力の作用方向でタンク14から最も離れた箇所は、ロータ41の最上部である。そして、重力の作用方向でロータ41の最上部と、タンク14との間に、回転軸21が配置されている。
カバー16はタンク14に取り付けられており、カバー16はタンク14の上部を覆っている。圧縮部11、駆動部12及びファン13は、カバー16により覆われた内部空間H1に配置されている。カバー16は、通気孔を有し、通気孔は、カバー16の内部空間H1とカバー16の外部空間とをつなぐ。ファン13は回転軸21に取り付けられている。ファン13は、モータケース20の外に配置されている。
図3に示すように空気圧縮機10を平面視すると、駆動部12は、中心線D1方向でファン13と圧縮部11との間に配置されている。また、空気圧縮機10を平面視すると、中心線D1に対して交差する方向、例えば、中心線D1に対して90度の角度で交差する方向において、圧縮機本体38は、第1圧縮部17と第2圧縮部18との間に配置されている。
第1圧縮部17は、図6のように、第1コネクティングロッド42、第1ピストン43、第1シリンダ44、第1圧縮室45、第1排気室46及び第1シリンダヘッド47を有する。第1シリンダ44は圧縮機本体38に固定され、第1シリンダヘッド47は第1シリンダ44に固定されている。第1ピストン43は第1シリンダ44内に作動可能に設けられている。第1コネクティングロッド42は、第1ピストン43と回転軸21とを連結する。第1圧縮室45は第1シリンダ44内に形成されている。第1排気室46は第1シリンダヘッド47内に形成されている。第1ピストン43が作動すると、第1圧縮室45と第1シリンダ44の外部とが接続及び遮断され、かつ、第1圧縮室45と第1排気室46とが遮断及び接続される。
第2圧縮部18は、図6のように、第2コネクティングロッド48、第2ピストン49、第2シリンダ50、第2圧縮室51、第2排気室52及び第2シリンダヘッド53を有する。第2シリンダ50は圧縮機本体38に固定され、第2シリンダヘッド53は第2シリンダ50に固定されている。第2ピストン49は第2シリンダ50内に作動可能に設けられている。第2コネクティングロッド48は、第2ピストン49と回転軸21とを連結する。第2圧縮室51は第2シリンダ50内に形成されている。第2排気室52は第2シリンダヘッド53内に形成されている。第2ピストン49が作動すると、第2圧縮室51と第2シリンダ50の外部とが接続及び遮断され、かつ、第2圧縮室51と第2排気室52とが、遮断及び接続される。
通気管54,55が設けられている。通気管54は、第1排気室46と第2圧縮室51とをつなぐ。通気管55は、第2排気室52とタンク14の内部とをつなぐ。
タンク14の外部に圧力検出センサ58及び安全弁59が設けられている。圧力検出センサ58は、タンク14内の圧力を検出して信号を出力する。安全弁59は、タンク14内の圧力が所定圧以下では閉じ、かつ、タンク14内の圧力が所定圧を超えると開く。安全弁59は、タンク14内の圧力が所定圧以上になることを抑制する。
タンク14に取り付け部60が設けられている。図1のように空気圧縮機10を平面視すると、取り付け部60は、中心軸B1方向でタンク14の両端に設けたキャップ23,24のうち、圧縮部11の重心A1からの距離が長い方のキャップ24の端部24Aと、圧縮部11との間に配置されている。図4のように空気圧縮機10を側面視すると、中心軸B1に対して垂直な平面内における中心線D1方向で、駆動部12の配置領域の少なくとも一部は、タンク14の配置領域から外れた箇所に配置されている。そして、取り付け部60は、重力の作用方向で、駆動部12の配置領域より下方であって、タンク14の配置領域から外れた箇所に設けられている。
取り付け部60は第1端子を有する。蓄電池15は、取り付け部60に対して取り付け及び取り外しが可能である。蓄電池15は、収容ケース61と、収容ケース61内に収容した電池セルと、を有する。電池セルは、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、リチウムイオンポリマー電池、ニッケルカドミウム電池の何れかを用いることができる。電池セルは、二次電池または一次電池の何れでもよい。収容ケース61は第2端子を有し、蓄電池15を取り付け部60に取り付けると、第1端子と第2端子とが接続される。
ハンドル63が設けられている。作業者はハンドル63を把持可能である。ハンドル63は、一例として金属製または合成樹脂製であり、かつ、軸形状である。なお、ハンドル63の外周面に合成ゴム製の被覆を施してもよい。また、空気圧縮機10の平面で、ハンドル63はL字形に屈曲されている。ハンドル63は、中心軸B1方向で中央位置E1と端部24Aとの間に配置されている。ハンドル63は、中心軸B1方向に対して90度の角度で交差する方向に延ばされた第1構成部63Aと、第1構成部63Aに接続され、かつ、中心軸B1と平行に延ばされた第2構成部63Bと、を有する。ハンドル63の第1構成部63Aは、タンク14の上端に固定されている。ハンドル63の第2構成部63Bは、圧縮機本体38の上端に固定されている。
タンク14は通気管56を介してカプラ57に接続されている。カプラ57に対してエアホースを取り付け及び取り外しが可能である。エアホースは外部機器に接続される。外部機器は、一例として釘打ち機を含む。カプラ57は、中心軸B1方向で第1脚部25及び第3脚部29が配置された範囲と、第2脚部26及び第4脚部30が配置された範囲との間に、配置されている。カプラ57は、中心軸B1方向で、中央位置E1を隔ててハンドル63と反対の位置に配置されている。
電動モータ39、モータケース20、圧縮部11、タンク14を互いに固定したユニット64が構成されている。図1のように、空気圧縮機10を平面視すると、中心軸B1方向で、ユニット64の重心G1は、重心A1と中央位置E1との間に配置されている。なお、ユニット64の重心G1は、空気圧縮機10の重心と概ね一致している。
支持部65がカバー16に取り付けられている。支持部65は、中心軸B1方向で第2脚部26及び第4脚部30と同じ位置に設けられている。支持部65は、重力の作用方向で、第2脚部26及び第4脚部30よりも上方に配置されている。支持部65は、重力の作用方向で第2構成部63Bと同じ位置に配置されている。支持部65は、中心線D1方向において、第2脚部26及び第4脚部30の間、一例として、第2脚部26と第4脚部30との略中間位置に1個設けられている。
カバー16に操作部が設けられている。操作部は、電源スイッチ、表示パネル、入力部を有する。モータケース20の下部と、タンク14の上部との間に、制御部73が設けられている。制御部は、マイクロコンピュータ及びインバータ回路を有する。インバータ回路は、電池取り付け部の第2端子に接続されている。インバータ回路は、蓄電池15と電動モータ39とを接続及び遮断する。圧力検出センサ58の信号は制御部に入力される。
次に、空気圧縮機10の使用例を説明する。図1及び図2のように、ユニット64を第1状態として、空気圧縮機10を載置箇所62に置く。ユニット64の第1状態は、第1脚部25、第2脚部26、第3脚部29及び第4脚部30が、載置箇所62に接触している状態を意味する。ユニット64が第1状態であると、中心軸B1は重力の作用方向に対して直角である。
作業者が電源スイッチをオンすると、制御部はインバータ回路を制御し、蓄電池15の電力で電動モータ39の回転軸21が回転する。回転軸21の回転力で、第1ピストン43及び第2ピストン49が往復動する。第1ピストン43が作動すると、第1圧縮室45に空気が吸い込まれ、かつ、空気が圧縮される。第1圧縮室45から吐出された空気は、第1排気室46通気管54を介して第2圧縮室51に送られる。
第2ピストン49の作動により第2圧縮室51内で更に空気が圧縮され、第2圧縮室51の空気は第2排気室52に吐出される。第2圧縮室51から吐出される空気の圧力は、第1圧縮室45から吐出される空気の圧力よりも高い。第2排気室52に吐出された空気は、通気管56を経由してタンク14内に貯留される。ファン13が回転軸21と共に回転すると、カバー16の外部空間の空気は、通気孔を介してカバー16の内部空間H1に吸い込まれる。内部空間H1を流れる空気は、駆動部12、制御部73及び圧縮部11を冷却した後、通気孔を介してカバー16の外部に排出される。
このように、空気圧縮機10は、第1圧縮部17及び第2圧縮部18で2段階に空気の圧力を上昇する多段圧縮機である。タンク14内の圧力が目標値になると、制御部73は電動モータ39を停止させる。
電動モータ39の回転軸21が回転方向F1で回転すると、空気圧縮機10は、第1脚部25と載置箇所62との接触箇所72を支点として、時計回りの反力トルクを受ける。接触箇所72は、第1脚部25のうち中心軸B1方向の中央である。ここで、圧縮部11の重心A1は、中央位置E1に対して中心軸B1の長手方向で離反して配置され、かつ、中央位置E1に対して回転方向F1と同じ方向F2に離反して配置されている。このため、中心軸B1方向で、接触箇所72から重心A1までの距離は、相対的に長くなる。また、中心軸B1方向で、接触箇所72から重心G1までの距離は、相対的に長くなる。
つまり、空気圧縮機10は、接触箇所72を支点とする反力トルクを受ける場合に、モーメントの腕の長さが相対的に長い。したがって、第1脚部25及び第3脚部29を支点として、空気圧縮機10が持ち上がること、言い換えれば、第2脚部26及び第4脚部30が載置箇所62から離反すること、を抑制できる。このため、専用の部品を追加せずに、空気圧縮機10の振動及び移動を抑制可能である。
また、図1に示すように、中心軸B1方向で、タンク14の端部24Aと第1圧縮部17との間であり、かつ、重力の作用方向でタンク14の上方に、ハンドル63の第1構成部63Aが配置されている。このため、重力の作用方向、言い換えると高さ方向において、空気圧縮機10の大型化を抑制可能である。
さらに、図3のように、中心線D1方向で、タンク14が配置されているスペースを有効に活用して、ハンドル63が配置されている。このため、中心線D1方向において、空気圧縮機10の大型化を抑制可能である。
さらに、図4のように、中心軸B1に対して垂直な平面内における中心線D1方向において、取り付け部60は、重力の作用方向で、駆動部12のうちタンク14の配置領域から外れた箇所の下方に設けられている。したがって、空気圧縮機10が中心線D1方向に大型化することを抑制可能である。
さらに、空気圧縮機10を収納する場合、作業者はハンドル63を手で掴み、かつ、第2脚部26及び第4脚部30を載置箇所62に接触した状態で、図1において空気圧縮機10を反時計回りに回転させる。すると、第2脚部26が載置箇所62に対して接触する位置が、第1接触面32から第3接触面34を経て第2接触面33に変更される。第4脚部30が載置箇所62に対して接触する位置が、第1接触面35から第3接触面37を経て第2接触面36に変更される。また、第1脚部25及び第3脚部29は、載置箇所62から離反する。
図7のように、第2接触面33が載置箇所62に接触し、かつ、第2接触面36が載置箇所62に接触した時点で、支持部65が載置箇所62に接触する。つまり、ユニット64が第2状態で、空気圧縮機10は載置箇所62に置かれる。ユニット64の第2状態における空気圧縮機10の占有面積は、ユニット64の第1状態における空気圧縮機10の有面積よりも狭い。したがって、空気圧縮機10の収納場所の自由度が広がる。空気圧縮機10の占有面積は、空気圧縮機10を平面視した場合の面積である。また、ユニット64が第2状態であると、第1脚部25、第2脚部26、第3脚部29及び第4脚部30が載置箇所62に接触するため、作業者がハンドル63を手で握って空気圧縮機10を持ち上げる場合、または、空気圧縮機10を載置箇所62に置く場合の何れにおいても、空気圧縮機10及び載置箇所62を保護可能である。
さらに、ユニット64が第1状態であると、カプラ57は、支持部65よりも下方に位置し、カプラ57は、中心軸B1方向で支持部65と中央位置E1との間に位置する。したがって、空気圧縮機10の周囲にある物体が、カプラ57に接触することを回避できる。
さらに、ユニット64が第2状態であると、カプラ57の開口部が下方を向くため、塵埃がカプラ57内に侵入することを抑制可能である。また、カプラ57は載置箇所62から離反しているため、カプラ57は保護される。
ハンドル63は、ユニット64が、第1の状態または第2の状態の何れであっても、重力の作用方向でタンク14の中央位置E1よりも上方に位置する。したがって、作業者がハンドル63を手で握り易い。
なお、支持部65をカバー16に取り付けることに代え、圧縮機本体38に鋼材を固定し、支持部65を鋼材に取り付けることも可能である。
図8及び図9は、空気圧縮機10の他の例を示す。ハンドル66が、ブラケット67を介して圧縮機本体38に取り付けられている。ブラケット67は圧縮機本体38に固定されている。ハンドル66は、軸部材68を中心としてブラケット67に対して回動可能である。空気圧縮機10を平面視すると、空気圧縮機10の高さ方向で、ハンドル66とタンク14との間に圧縮機本体38が配置されている。図9において、ハンドル66は省略してあるが、空気圧縮機10の平面視で、圧縮機本体38の配置領域と、ハンドル66の配置領域とが重なっている。
また、図9のように空気圧縮機10を平面視すると、タンク14の配置領域の一部と蓄電池15の配置領域の一部とが重なっている。タンク14の中心軸B1方向で、タンク14の端部24Aと第2圧縮部18との間に、蓄電池15が配置されている。つまり、蓄電池15は、タンク14の上方空間に配置されている。
図8及び図9に示す空気圧縮機10は、タンク14の配置領域の一部と蓄電池15の配置領域の一部とが重なっている。したがって、空気圧縮機10が中心線D1方向に大型化することを抑制可能である。
一般に、空気圧縮機の可搬性を考慮すると、空気圧縮機の中心近傍に重心を配置する。すると、駆動部の重心及び圧縮部の重心は、空気圧縮機の中心近傍に配置される。駆動部の回転軸に対して垂直な平面内において、タンクの中心軸方向の中心位置に対して、鉛直方向で直上に、駆動部の回転軸が配置されている。また、タンクの中心軸と回転軸とは、空気圧縮機を平面視すると、直交するように配置されている。
上記のようにタンクの上に圧縮部が配置された空気圧縮機において、電動モータが回転した際,その回転力の反力がステータに作用する。反力は、ステータを介してクランクケース及びタンクに伝達されるため、空気圧縮機自体に反力が作用する。
また、小型の空気圧縮機においては、圧縮部の下方に配置されたタンクよりも、タンクの上方に配置された圧縮部の方が質量が大きい。このため、反力の作用により、タンクの中心軸方向の第1端部に配置された支持脚を支点として、第2端部に設けた支持脚が持ち上がる。その結果、空気圧縮機の振動が増幅されて、空気圧縮機が載置箇所で移動、つまり、自走する可能性がある。これを回避するために、圧縮部とタンクとの接続箇所にダンパ機構を設ける等の対策を施すことが考えられる。しかし、この対策は、空気圧縮機の小型化及び軽量化を阻害する要因となる。
これに対して、実施形態の空気圧縮機10は、専用の部品を設けることなく、部品同士の配置位置を特定することで、回転軸21が回転した場合に発生する反力の影響を抑制できる。したがって、空気圧縮機10が自走することを抑制可能である。また、空気圧縮機10の小型化及び軽量化を阻害せずに済む。
実施形態で開示した事項の技術的意味の一例は、次の通りである。駆動部12は、駆動部の一例である。電動モータ39は電動モータの一例である。圧縮部11は、圧縮部の一例である。タンク14は、タンクの一例である。空気圧縮機10は、気体圧縮機の一例である。ハンドル63は、ハンドルの一例である。ファン13は、ファンの一例である。ユニット64は、ユニットの一例である。第2脚部26及び第4脚部30は、第2支持部の一例である。カプラ57は、供給部の一例である。取り付け部60は、取り付け部の一例である。蓄電池15は、電池の一例である。第1脚部25及び第3脚部29は、第1支持部の一例である。第1圧縮部17は、第1圧縮部の一例である。第2圧縮部18は、第2圧縮部の一例である。円筒部22は、円筒部の一例である。
中心線D1は、駆動部の回転中心線の一例である。中央位置E1は、タンクの中心軸の長手方向の中心の一例である。回転方向F1は、回転方向の一例である。方向F2は、回転方向と同じ方向の一例である。端部24Aは、“圧縮部の重心からの距離が長い方の端部”の一例である。重心A1は、圧縮部の重心の一例である。中心軸B1は、タンクの中心軸の一例である。支持部65は、第3支持部の一例である
気体圧縮機は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、圧縮部が圧縮する気体は、空気、不活性ガスを含む。また、駆動部は回転力を発生する動力源である。駆動部は、電動モータの他、エンジン、油圧モータ、空気圧モータを含む。第2圧縮部で圧縮された気体を蓄えるタンクは、単数または複数の何れでもよい。電動モータに電力を供給する電源は直流電源、交流電源を含む。
10 空気圧縮機
11 圧縮部
12 駆動部
13 ファン
14 タンク
15 蓄電池
17 第1圧縮部
18 第2圧縮部
22 円筒部
24A 端部
25 第1脚部
26 第2脚部
29 第3脚部
30 第4脚部
39 電動モータ
57 カプラ
60 取り付け部
63 ハンドル
64 ユニット
65 支持部
A1 重心
B1 中心軸
D1 中心線
E1 中央位置
F1 回転方向
F2 方向

Claims (8)

  1. 回転力を発生する駆動部と、前記駆動部の回転力で作動して気体を圧縮する圧縮部と、前記駆動部及び前記圧縮部を支持し、かつ、前記圧縮部で圧縮された前記気体を貯留するタンクと、を有する気体圧縮機であって、
    前記駆動部の回転軸に対して垂直な平面内で、
    前記回転軸と、
    前記タンクの長手方向における前記タンクの中央位置と、
    載置箇所に接触するように設けられ、かつ、前記駆動部が回転力を発生した場合に、前記駆動部、前記圧縮部及び前記タンクを含むユニットを回転させようとする反力トルクの支点となる第1支持部と、
    が互いに異なる位置に配置され、
    前記中央位置は、前記第1支持部が前記載置箇所に接触した状態における重力の作用方向で、前記圧縮部の重心と前記第1支持部との間に配置され、
    前記回転軸は、前記タンクの長手方向において、前記中央位置に対して、前記第1支持部とは反対側に離反して配置され、
    前記回転軸は、前記中央位置に対して、前記駆動部のうち前記重力の作用方向で前記タンクから最も離れた箇所の回転方向と同じ方向に離反して配置され、
    前記回転軸の中心線上に前記圧縮部の重心がある、気体圧縮機。
  2. 前記重力の作用方向で、前記駆動部及び前記圧縮部が前記タンクの上方に配置されている、請求項1記載の気体圧縮機。
  3. 前記圧縮部及び前記駆動部を冷却するファンが設けられ、
    前記駆動部の回転中心線方向で、前記ファンと前記駆動部とが異なる位置に配置されている、請求項1または2記載の気体圧縮機。
  4. 前記タンクの長手方向に対して垂直な平面内における前記駆動部の回転中心線方向で、前記駆動部の少なくとも一部は、前記タンクの配置領域から外れた箇所に配置され、
    前記駆動部は、電力で回転する電動モータを有し、
    前記電動モータに電力を供給する電池を取り付け可能な取り付け部が設けられ、
    前記取り付け部は、前記重力の作用方向で、前記駆動部のうち前記タンクの配置領域から外れた箇所の下方に設けられている、請求項1乃至の何れか1項記載の気体圧縮機。
  5. 前記圧縮部は、
    圧縮した前記気体を吐出する第1圧縮部と、
    前記第1圧縮部から吐出された前記気体を圧縮する第2圧縮部と、
    を有する、請求項1乃至の何れか1項記載の気体圧縮機。
  6. 前記第2圧縮部から吐出される前記気体の圧力は、前記第1圧縮部から吐出される前記気体の圧力よりも高く、
    前記駆動部の回転中心線を含む平面視で、前記第1圧縮部と前記第2圧縮部とが、前記回転中心線を隔てて配置されている、請求項記載の気体圧縮機。
  7. 前記タンクに接続され、エアホースを着脱可能なカプラを有し、
    前記カプラは、前記タンクの長手方向において、前記中央位置に対して、前記第1支持部とは反対側に配置される、請求項1乃至の何れか1項記載の気体圧縮機。
  8. 回転力を発生する駆動部と、前記駆動部の回転力で作動して気体を圧縮する圧縮部と、前記駆動部及び前記圧縮部を支持し、かつ、前記圧縮部で圧縮された前記気体を貯留するタンクと、を有する気体圧縮機であって、
    前記駆動部の回転軸に対して垂直な平面内で、
    前記回転軸と、
    前記タンクの長手方向における前記タンクの中央位置と、
    載置箇所に接触するように設けられ、かつ、前記駆動部が回転力を発生した場合に、前記駆動部、前記圧縮部及び前記タンクを含むユニットを回転させようとする反力トルクの支点となる第1支持部と、
    が互いに異なる位置に配置され、
    前記中央位置は、前記第1支持部が前記載置箇所に接触した状態における重力の作用方向で、前記圧縮部の重心と前記第1支持部との間に配置され、
    前記回転軸は、前記タンクの長手方向において、前記中央位置に対して、前記第1支持部とは反対側に離反して配置され、
    前記回転軸は、前記中央位置に対して、前記駆動部のうち前記重力の作用方向で前記タンクから最も離れた箇所の回転方向と同じ方向に離反して配置され、
    前記ユニットの重心は、前記タンクの長手方向で前記駆動部の重心と前記中央位置との間に配置されている、気体圧縮機。
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