JP7165894B2 - レンズユニットおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズユニットおよび撮像装置に関する。
近年、撮像装置が車両に搭載されることが多くなっている。撮像装置が車両前方や車両側方に設置される場合、目立ちにくくするため、できるだけ本体部分を車両の意匠カバー内に埋め込んだ上で、レンズ部分のみ露出させるような構成が好ましい。
このような構成を採用した撮像装置では、外気に曝されるレンズ部分と、撮像素子等の電子部品が動作により発熱する本体部分と、に大きな温度差が生じる。この温度差に起因して、レンズ部分の内部に本体部分から高温高湿の空気が流入することで、レンズ部分に結露が発生してしまうことがある。レンズ部分に結露が生じると、正確な画像を撮影することが困難となる。これに対処するため、レンズ部分に結露が生じないようにした撮像装置が、例えば特許文献1および2に開示されている。
特開2005-250348号公報 特開2008-233414号公報
特許文献1には、レンズユニットのレンズと鏡筒(レンズを保持する部材)との間をシール部材等により封止することで、レンズ内に高温高湿の空気が流入しないようにした構成が開示されている。
ところで、撮像装置のレンズ部分の製造時には、製品の品質確保のため、リーク検査(気密検査)が必須である。リーク検査の方法として、例えば、レンズを構成する鏡筒の一方から鏡筒内に空気を流入させて鏡筒の他方に圧をかけ、鏡筒からの空気の漏れがないことを確認する方法がある。このような方法でリーク検査を行う場合、特許文献1に開示された技術のように鏡筒内部が完全に密閉された状態では、空気を流入させることが困難となるため、リーク検査の精度が低下したり、検査自体が困難になったりする。
特許文献2には、鏡筒内部の空間と外部の空間とを連通する貫通穴をリーク検査のために設け、製品として使用する際にはこの貫通穴を閉塞するレンズユニットが開示されている。しかしながら、貫通穴を設ける位置によっては、リーク検査を行うための検査装置が特殊な構成となり、汎用性がなくなるという課題があった。
このような事情に鑑みて、本発明は、レンズ部分の結露を防止することができるとともに、簡単な構成でリーク検査を行うことができるレンズユニットおよび撮像装置を提供することを目的とする。
本開示のレンズユニットは、最も物体側に配置される第1レンズと、2番目に物体側に配置される第2レンズとを含むレンズ群、前記レンズ群を保持する円筒形状の鏡筒であって、前記第1レンズと前記第2レンズとの間の第1空間に面する前記鏡筒の内壁面と、前記鏡筒の像側の底面と、を接続する通気穴が形成された鏡筒、前記第1レンズと前記鏡筒との間を封止する第1レンズ封止材、前記第2レンズと前記鏡筒との間を封止する第2レンズ封止材、および、前記通気穴を封止する通気穴封止材、を有する。
本開示の撮像装置は、回路基板と、前記回路基板に実装された撮像素子と、前記回路基板および前記撮像素子を収容するケースと、を有するカメラ、および、上記レンズユニット、を有する。
本発明によれば、レンズ部分の結露を防止することができるとともに、簡単な構成でリーク検査を行うことができる。
本開示の実施の形態に係るレンズユニットの構成を示す図 図1に示すレンズユニットをカメラに取り付けた状態を示す図 第2レンズ封止材の製造時のリーク検査の第1の例について説明するための図 第2レンズ封止材の製造時のリーク検査の第2の例について説明するための図 第1レンズ封止材のリーク検査について説明するための図 通気穴封止材のリーク検査について説明するための図
以下、本開示の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明、例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明等は省略する場合がある。なお、以下の説明および参照される図面は、当業者が本開示を理解するために提供されるものであって、本開示の請求の範囲を限定するためのものではない。
<構造>
図1は、本開示の実施の形態に係るレンズユニット100の構成を示す図である。図1は、レンズユニット100の光軸と後述の通気穴26とを通る平面でレンズユニット100を切断した断面図である。
図1に示すように、レンズユニット100は、レンズ群1と、鏡筒2と、を有する。
レンズ群1は、本実施の形態では第1レンズ11、第2レンズ12、第3レンズ13、第4レンズ14、第5レンズ15、第6レンズ16の6枚のレンズで構成される。レンズ群1は、鏡筒2の内部に、物体側から第1レンズ11、第2レンズ12、第3レンズ13、第4レンズ14、第5レンズ15、第6レンズ16の順に配置されて保持されている。なお、図1に示す例では、第4レンズ14のみ、レンズホルダ141を介して鏡筒2に保持されており、その他のレンズは鏡筒2の内壁面に直接保持されている。
鏡筒2は、両端に開口が設けられた概略円筒形状の部材である。すなわち、鏡筒2は物体側開口21および像側開口22を有する。レンズ群1の第2レンズ12~第6レンズ16は、物体側開口21と像側開口22とを接続する穴の内部に保持される。鏡筒2の穴の内周面と第2レンズ12との間には、第2レンズ封止材121が設けられている。第2レンズ封止材121としては、例えば接着剤等の樹脂、より好適には紫外線硬化樹脂等が用いられる。
鏡筒2には、第1レンズ11を保持するために、物体側開口21近傍の内周面211、および物体側を向いた第1内壁面212が設けられる。内周面211および第1内壁面212と第1レンズ11との間には、第1レンズ封止材111が設けられている。第1レンズ封止材111は、例えばOリングである。
鏡筒2の側壁の内部であって像側開口22の周囲には、概略円環状の通気溝25が、鏡筒2の像側から形成されている。図1に示す例では、通気溝25の深さは、鏡筒2の像側表面から第3レンズ13の物体側表面付近までである。
そして、通気溝25の最深部には、第1内壁面212との間に通気穴26が形成されている。すなわち、通気溝25および通気穴26によって、第1内壁面212と、鏡筒2の像側の底面23とが接続される。換言すれば、通気穴26は、第1レンズ11と第2レンズ12との間の空間(以下、第1空間と記載する)24と、通気溝25内の空間とを連通させる穴である。なお、第1空間24は、第1内壁面212と、第1レンズ11の下面と、第1レンズ封止材111と、第2レンズ12の上面と、第2レンズ封止材121と、によって構成される。
さらに、通気穴26の通気溝25側には、通気穴26を封止する通気穴封止材261が設けられている。上記した第1レンズ封止材111、第2レンズ封止材121、および通気穴封止材261によって、第1空間24は密閉されている。通気穴封止材261には、例えば紫外線硬化樹脂等が用いられる。なお、通気溝25および通気穴26は、後述するレンズユニット100のリーク検査(気密検査)のために形成されている。
<効果>
以上、本発明の実施の形態1に係るレンズユニット100の構成について説明した。次に、実施の形態1に係るレンズユニット100の効果について説明する。
図2は、図1に示すレンズユニット100をカメラ200に取り付けた状態を示す図である。カメラ200は、カメラケース201、基板202、撮像素子203、およびコネクタ204を有する。
カメラケース201の内部には、レンズユニット100を通じて入射した光を電気信号(撮像信号)に変換する撮像素子203が基板202上に実装されている。撮像素子203によって変換された撮像信号は、図示しない電気回路によって所定の信号処理が行われたのち、コネクタ204を通じて、カメラ200から外部へ出力される。
カメラ200による撮像の際には、基板202上に実装された撮像素子203等の電子部品が通電により熱を発する。この熱によって、カメラ200の種々の部品が保持している水分がカメラケース201内で蒸発し、カメラケース201内が高温高湿の空気で満たされる。なお、カメラケース201内の部品が保持する水分が蒸発するだけでなく、カメラケース201の外部から水蒸気がケース内に侵入することで、カメラケース201内の空気が高湿となることもある。
カメラケース201内の高温高湿の空気は、鏡筒2の像側開口22からレンズユニット100の内部に侵入する。より詳細には、まず、空気は、鏡筒2の内壁面と第6レンズ16との隙間から鏡筒2内に侵入する。続いて、空気は、鏡筒2の内壁面と第5レンズ15との隙間、第4レンズ14とレンズホルダ141との隙間、鏡筒2の内壁面とレンズホルダ141との隙間、鏡筒2の内壁面と第3レンズ13との隙間を通って、鏡筒2の内部に侵入する。
しかしながら、第2レンズ封止材121により、鏡筒2の内壁面と第2レンズ12との隙間は封止されているため、高温高湿の空気は第1レンズ11と第2レンズ12との間の第1空間24には侵入しない。
また、カメラケース201内の高温高湿の空気は、通気溝25および通気穴26を通って第1空間24に侵入しようとするが、通気穴26が通気穴封止材261により封止されているため、高温高湿の空気は第1空間24には侵入しない。このため、第1レンズ11の温度が外気温により第1空間24の気温より低くなったとしても、第1空間24内の空気は高温高湿ではないため、第1レンズ11の内側面が結露する事態が防止される。
なお、第2レンズ12と第3レンズ13との間の空間には、上述の通り、鏡筒2の内壁面と第3レンズ13との隙間を通って高温高湿の空気が侵入しうる。しかしながら、第1空間24により生じる断熱効果のために、第2レンズ12が外気温により第2レンズ12と第3レンズ13との間の空間の気温より低くなることが防止される。これにより、第2レンズ12の内側面が結露する事態が防止される。第3レンズ13~第6レンズ16についても、第2レンズ12と同様の理由により、内側面の結露が防止される。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るレンズユニット100は、カメラ200から突出するように配置することができる。これにより、例えばレンズユニット100を用いた撮像装置が車両に搭載される場合に、カメラ200を車両の意匠カバーの内部に埋め込み、レンズユニット100の先端部分のみを露出させることによって、レンズユニット100を目立たなくさせることができる。このため、車両のデザインの邪魔にならないレンズユニット100を提供できる。
また、撮像素子の動作によってカメラ200から生じる高温高湿の空気は、第1レンズ11と第2レンズ12との間の第1空間24には侵入できないため、第1レンズ11が外気温のために低温となった場合でも、第1レンズ11の内側面の結露を防止できる。さらに、第1空間24により生じる断熱効果によって、第2レンズ12の温度低下を防止できるので、第2レンズ12の内側面の結露も防止することができる。
<リーク検査>
次に、レンズユニット100の製造時におけるリーク検査について説明する。図3から図6は、レンズユニット100の製造時におけるリーク検査について説明するための図である。
上記説明したように、レンズユニット100の鏡筒2は、第1レンズ封止材111、第2レンズ封止材121、および通気穴封止材261の3つの封止材によって封止されている。以下説明するリーク検査では、封止材毎に検査を行う。
(レンズユニット100の組み立て方法)
レンズユニット100の組み立て方法について簡単に説明する。まず、鏡筒2の内部に、接合レンズであって一体化した第5レンズ15および第6レンズ16を物体側開口21から挿入して嵌合させる。次に第4レンズ14を保持するレンズホルダ141を物体側開口21から挿入して嵌合させる。さらに、第3レンズ13、第2レンズ12の順に挿入して嵌合させる。この状態で、第2レンズ封止材121によって、第2レンズ12と鏡筒2の内周面とを接着固定する。最終的にはさらに第1レンズ11および第1レンズ封止材111を被せて熱カシメ等によって第1レンズ11を固定することでレンズユニット100が組み立てられる。
(第2レンズ封止材121のリーク検査の第1の例)
図3は、第2レンズ封止材121のリーク検査の第1の例について説明するための図である。図3に示すように、第1の例では、第2レンズ封止材121のリーク検査は、第1レンズ11、第1レンズ封止材111、および通気穴封止材261がまだ鏡筒2に取り付けられていない状態で行われる。この状態で、概略円筒形状の検査治具301が物体側開口21を覆うように第1内壁面212に押し当てられるとともに、検査治具302が像側開口22を覆うように、鏡筒2の像側の底面23における通気溝25より内側の面(以下、内側底面と記載する)231に押し当てられる。検査治具301および検査治具302の先端部分は圧接ゴム等で構成されており、押し当てられた内側底面231に密着することができるようになっている。
この状態で、図3に示すように、検査治具301側から、換言すればレンズユニット100の物体側から、図示しないポンプ等により、正圧が印加される(図3の実線矢印)。仮に第2レンズ封止材121の気密が不十分で隙間がある場合、当該隙間から空気が流入し、鏡筒2の内壁面と第3レンズ13~第6レンズ16との隙間を通って像側開口22から流出する(図3の点線矢印)。空気の流出がある場合、検査治具301側、または検査治具302側に設けられた検知器(図示せず)によって検知される。第2レンズ封止材121の気密が十分であれば、検査治具302側に設けられた検知器によって空気の流れが検知されることはない。従って、以上のような構成により、第2レンズ封止材121におけるリークの有無を検査することができる。
(第2レンズ封止材121のリーク検査の第2の例)
図4は、第2レンズ封止材121のリーク検査の第2の例について説明するための図である。図4に示すように、第2の例では、第2レンズ封止材121のリーク検査は、第1レンズ11および第1レンズ封止材111が取り付けられており、通気穴封止材261が取り付けられていない状態で行われる。この状態で、概略円筒形状の検査治具303が像側開口22を覆うように、鏡筒2の内側底面231に押し当てられる。検査治具303の先端部分は、検査治具301および検査治具302と同様圧接ゴム等で構成されており、押し当てられた内側底面231に密着することができるようになっている。
この状態で、図4に示すように、検査治具303側から、換言すればレンズユニット100の像側から、図示しないポンプ等により、負圧が印加される(図3の実線矢印)。仮に第2レンズ封止材121の気密が不十分で隙間がある場合、第1空間24内の空気が当該隙間から流出し、鏡筒2の内壁面と第3レンズ13~第6レンズ16との隙間を通って像側開口22から流出する(図4の点線矢印)。この場合、流出した空気は、検査治具303側に設けられた検知器(図示せず)によって検知される。第2レンズ封止材121の気密が十分であれば、検査治具303側に設けられた検知器によって空気の流れが検知されることはない。従って、以上のような構成により、第2レンズ封止材121におけるリークの有無を検査することができる。
(第1レンズ封止材111のリーク検査)
第1レンズ封止材111のリーク検査は、第1レンズ11および第1レンズ封止材111が鏡筒2に取り付けられており、通気穴封止材261が取り付けられていない状態で行われる。図5は、第1レンズ封止材111のリーク検査について説明するための図である。図5に示すように、第1レンズ封止材111のリーク検査では、概略円筒形状の検査治具304が第1レンズ11全体を覆うように、鏡筒2の外周面に押し当てられるとともに、検査治具305が像側開口22を覆うように、鏡筒2の底面23のうち通気溝25より外側の面(以下、外側底面と記載する)232に押し当てられる。検査治具304および検査治具305の先端部分は、検査治具301~303と同様圧接ゴムで構成されており、押し当てられた外側底面232に密着することができるようになっている。
この状態で、図5に示すように、検査治具304側から、換言すればレンズユニット100の物体側から、図示しないポンプ等により、正圧が印加される(図5の実線矢印)。仮に第1レンズ封止材111の気密が不十分で隙間がある場合、当該隙間から空気が流入し、通気穴26および通気溝25を通って流出し(図5の点線矢印)、検査治具304側、または検査治具305側に設けられた検知器(図示せず)によって検知される。第1レンズ封止材111の気密が十分であれば、検査治具304側または検査治具305側に設けられた検知器によって空気の流れが検知されることはない。従って、以上のような構成により、第1レンズ封止材111におけるリークの有無を検査することができる。
(通気穴封止材261のリーク検査)
通気穴封止材261が設けられた後、通気穴封止材261のリーク検査が行われる。通気穴封止材261の設け方としては、例えば紫外線で硬化する接着剤を通気穴26の通気溝25側に塗布して紫外線を照射する方法が採用されうる。図6は、通気穴封止材261のリーク検査について説明するための図である。図6に示すように、通気穴封止材261のリーク検査では、概略円筒形状の検査治具306が、像側開口22を覆うように、鏡筒2の外側底面232に押し当てられる。検査治具306の先端部分は、検査治具301~305と同様圧接ゴムで構成されており、鏡筒2の押し当てられた面に密着することができるようになっている。
この状態で、図6に示すように、検査治具306側から、換言すればレンズユニット100の像側から、図示しないポンプ等により、正圧(図6の実線矢印)および/または負圧が印加される。仮に正圧が印加され、通気穴封止材261の気密が不十分で隙間がある場合、当該隙間を通じて第1レンズ11と第2レンズ12との間の第1空間24へ空気が漏れることで、通気溝25内部の空間の圧力が低下する。また、負圧が印加され、通気穴封止材261の気密が不十分で隙間がある場合、第1空間24から空気が漏れることで、通気溝25内部の空間の圧力が上昇する。このような通気溝25の内部空間の圧力変化を図示しないセンサ等を用いて検出することで、通気穴封止材261におけるリークの有無を検査することができる。
以上説明したように、本開示の実施の形態に係るレンズユニット100によれば、鏡筒2の第1空間24を封止する3つの封止材(第1レンズ封止材111、第2レンズ封止材121、および通気穴封止材261)のリーク検査を好適に行うことができる。
<変形例>
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
上記した実施の形態では、第1レンズ11から第6レンズ16まで6枚のレンズを有するレンズユニット100について説明したが、本開示はこれに限定されない。レンズの枚数は2枚より多い枚数であれば6枚でなくてもよく、例えば3枚~5枚や、7枚以上であってもよい。
上記した実施の形態では、鏡筒2の側壁の内部であって像側開口22の周囲に、概略円環状の通気溝25が、鏡筒2の像側から設けられており、通気溝25の最深部に、第1内壁面212と接続する通気穴26が設けられている。しかしながら、本開示はこれに限定されず、例えば通気溝25が設けられずに、第1内壁面と底面とを通気穴が接続するようにしてもよい。
上記した実施の形態では、本開示の実施の形態に係るレンズユニット100は車両に搭載されるものとして説明したが、本開示はこれに限定されない。本開示のレンズユニットは、車両以外にも種々の撮像装置に用いられうる。
<本開示のまとめ>
本開示のレンズユニットは、最も物体側に配置される第1レンズと、2番目に物体側に配置される第2レンズとを含むレンズ群、前記レンズ群を保持する円筒形状の鏡筒であって、前記第1レンズと前記第2レンズとの間の第1空間に面する前記鏡筒の内壁面と、前記鏡筒の像側の底面と、を接続する通気穴が形成された鏡筒、前記第1レンズと前記鏡筒との間を封止する第1レンズ封止材、前記第2レンズと前記鏡筒との間を封止する第2レンズ封止材、および、前記通気穴を封止する通気穴封止材、を有する。
本開示のレンズユニットによれば、前記鏡筒には、前記鏡筒の円筒形状における側壁の内部において、前記底面から円環状に設けられた通気溝がさらに形成されており、前記通気穴は、前記通気溝の最奥部と前記第1空間を構成する前記内壁面とを接続するように形成されている。
本開示の撮像装置は、回路基板と、前記回路基板に実装された撮像素子と、前記回路基板および前記撮像素子を収容するケースと、を有するカメラ、および、上記レンズユニット、を有する。
本開示は、カメラとは別体に構成され、外気に曝されるレンズユニットに有用である。
100 レンズユニット
1 レンズ群
11 第1レンズ
111 第1レンズ封止材
12 第2レンズ
121 第2レンズ封止材
13 第3レンズ
14 第4レンズ
141 レンズホルダ
15 第5レンズ
16 第6レンズ
2 鏡筒
21 物体側開口
211 内周面
212 第1内壁面
22 像側開口
23 像側の底面
231 内側底面
232 外側底面
24 第1空間
25 通気溝
26 通気穴
261 通気穴封止材
200 カメラ
201 カメラケース
202 基板
203 撮像素子
204 コネクタ
301,302,303,304,305,306 検査治具

Claims (3)

  1. 最も物体側に配置される第1レンズと、2番目に物体側に配置される第2レンズとを含むレンズ群、
    前記レンズ群を保持する円筒形状の鏡筒であって、前記第1レンズと前記第2レンズとの間の第1空間に面する前記鏡筒の内壁面と、前記鏡筒の像側の底面と、を接続する通気穴が形成された鏡筒、
    前記第1レンズと前記鏡筒との間を封止する第1レンズ封止材、
    前記第2レンズと前記鏡筒との間を封止する第2レンズ封止材、および、
    前記通気穴を封止する通気穴封止材、
    を有する、レンズユニット。
  2. 前記鏡筒には、前記鏡筒の円筒形状における側壁の内部において、前記底面から円環状に設けられた通気溝がさらに形成されており、
    前記通気穴は、前記通気溝の最奥部と前記第1空間を構成する前記内壁面とを接続するように形成されている、
    請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 回路基板と、前記回路基板に実装された撮像素子と、前記回路基板および前記撮像素子を収容するケースと、を有するカメラ、および、
    請求項1または2に記載のレンズユニット、
    を有する、撮像装置。
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