JP7165629B2 - 発光素子ランプ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子ランプ及びその製造方法に関する。
III族窒化物半導体は直接遷移型バンド構造をもつワイドバンドギャップ半導体であり、可視光~紫外まで幅広い波長の光を得ることができる。例えば、これを用いて形成される紫外発光素子は殺菌、浄水、医療、照明、高密度光記録などの幅広い応用分野が期待される。
サファイア等からなるエピタキシャル成長用の基板上にバッファ層を形成し、次いで、III族窒化物半導体からなるn型半導体層、発光層、p型半導体層を順次形成することにより発光素子を得ることができる。そして、発光素子から放出される光は、基板の成長面と反対側の表面及び側面から主に取り出される。以下、基板のエピタキシャル成長用の成長面を基板表面とし、成長面と反対側の基板表面を基板裏面と称する。
ところで、基板表面とIII族窒化物半導体との間での屈折率の差以上に、サファイア等の基板と空気とでの屈折率の差は大きい。例えばサファイアの屈折率は約1.8であり、空気の屈折率は1.0であるため、臨界角は約33°である。そのため、発光素子の基板界面(基板裏面および基板側面)では全反射が生じやすい。基板界面で光の全反射が起きると、発光層で発生した光の一部しか発光素子の外に取り出すことができない。そこで、発光素子の光取り出し効率を改善するため、発光素子にレンズを設けたランプ(以下、「発光素子ランプ」という)が検討されてきた。なお、一般に発光層から放出される光のうち、素子の外部に取出される光の割合のことを「光取り出し効率」という。本明細書においては、発光層から放出される光のうち、レンズを含めた発光素子ランプから外部に取出される光の割合のことを「光取り出し効率」というものとする。
例えば、特許文献1には、UV線放出ダイ上に硬質レンズを設けた照明装置が開示されている。特許文献1によれば、上記硬質レンズによりUV放出光の全反射を抑制でき、照明装置全体としての光取り出し効率を高めることができる。
特表2017-521872号公報
近年、発光素子ランプの発光出力をさらに増大させる技術が求められており、発光出力を増大させるためには光取り出し効率の改善が肝要である。そこで本発明は、光取り出し効率を増大することのできる発光素子ランプ及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく本発明者は鋭意検討した。サファイア基板の基板裏面(チップ上面とも呼ばれ、半導体層の成長面と反対側の面を指す。)の面積と、サファイア基板の側面(チップ側面)の面積とに基づき、発光素子の基板裏面から取り出される光の割合と、基板側面から取り出される光の割合との関係を求めることができる。図1に、サファイア基板の基板裏面の形状を1mm×1mm、側面の面積を4×1mm×[基板厚み]とした場合の、基板裏面及び基板側面から取り出される光のそれぞれの割合を表すグラフを示す。
図1に示されるとおり、チップ上面からの光の割合が過半を占めるため、チップ上面からの光取り出しの向上には様々な検討が進んでいる。他方、チップ側面から取り出される光の割合は、基板の厚みにも依るが、サファイア基板の厚みが430μmである場合、全体の36.0%を占める。そのため、発光素子ランプ全体の発光出力を向上させるためには、基板裏面だけでなく基板側面に届く光を有効に利用することも必要であり、基板側面に届く光の光取り出し効率を高めることが重要である。
前掲の特許文献1の技術では、半導体発光素子の基板側面から取り出される光(側方出射光)については考慮されていない。本発明者らは、発光素子ランプによる光の光取り出し効率をさらに向上させるため、基板裏面から傘のように張り出した第1レンズと基板側面との間に生じる空間に凹曲面のレンズ(第2レンズ)を設けることを着想し、これにより発光素子ランプの光取り出し効率を増大できることを知見した。上記知見に基づき完成した本発明の要旨構成は以下のとおりである。
(1)基板上に設けられた半導体層を有する発光素子と、
前記基板の前記半導体層と反対側の基板裏面から張り出して設けられ、前記基板裏面との着設面及び前記基板裏面からの張り出し面からなる底面並びに曲率半径R1を具える球冠を有する球欠形状の第1レンズと、
前記発光素子の側面及び前記第1レンズの前記張り出し面に着設された第2レンズと、を備え、
前記第2レンズは、前記第1レンズの前記底面の周縁側から前記発光素子の側面の前記半導体層側に向かう凹曲面を有することを特徴とする発光素子ランプ。
(2)前記球冠の高さHの大きさが前記曲率半径R1の大きさ以下である、前記(1)に記載の発光素子ランプ。
(3)前記球冠の高さHの大きさが前記曲率半径R1の大きさに等しい、前記(1)または(2)に記載の発光素子ランプ。
(4)前記第1レンズにおける前記曲率半径R1が、前記着設面の長辺の長さLの(1/√2)倍以上の大きさである、前記(1)~(3)のいずれかに記載の発光素子ランプ。
(5)前記第1レンズにおける前記曲率半径R1が、前記着設面の長辺の長さLの√2倍以下の大きさである、前記(1)~(4)のいずれかに記載の発光素子ランプ。
(6)前記第1レンズの頂点を通り、かつ、前記着設面の長辺と平行で前記着設面に対し垂直な断面において、前記第2レンズの凹曲面の、最小曲率半径R2が1.2mm以下である、前記(1)に記載の発光素子ランプ。
(7)前記第1レンズは石英又はサファイアを含む、前記(1)~(6)のいずれかに記載の発光素子ランプ。
(8)前記第2レンズは樹脂硬化物を含む、前記(1)~(7)のいずれかに記載の発光素子ランプ。
(9)前記発光素子の発光波長が200~400nmである、前記(1)~(8)のいずれかに記載の発光素子ランプ。
(10)前記(1)~(9)のいずれか1項に記載の発光素子ランプを製造する方法であって、
前記発光素子の前記基板の基板裏面を、前記第1レンズの前記底面に設置する第1工程と、
前記発光素子の側面及び前記第1レンズの前記張り出し面に着設する前記第2レンズを形成する第2工程と、
を含むことを特徴とする発光素子ランプの製造方法。
(11)前記(10)に記載の発光素子ランプを製造する方法であって、
前記第2工程は、
(i)前記発光素子の側面及び前記第1レンズの張り出し面に前記樹脂硬化物の前駆体を塗布する塗布工程と、
(ii)前記前駆体を硬化して前記第2レンズを形成する硬化工程と、
を含むことを特徴とする発光素子ランプの製造方法。
(12)前記発光素子の発光波長が200~400nmである、前記(10)または(11)に記載の発光素子ランプの製造方法。
(13)基板上に設けられた半導体層を有する発光素子の、前記基板の前記半導体層と反対側の基板裏面に、曲率半径R1を具える球冠を有する球欠形状の第1レンズの底面を設置する第1工程と、
前記第1レンズの底面のうち前記基板裏面との着設面を除く前記基板裏面からの張り出し面及び前記発光素子の側面の2つの面に着設する第2レンズを形成する第2工程と、を含み、
前記第2工程は、前記第2レンズが前記第1レンズの前記底面の周縁側から前記発光素子の側面の前記半導体層側に向かう凹曲面を形成する工程を含むことを特徴とする発光素子ランプの製造方法。
本発明によれば、光取り出し効率を増大することのできる発光素子ランプ及びその製造方法を提供することができる。
本発明者らの検討による、基板裏面及び基板側面から取り出される光のそれぞれの割合を表すグラフである。 本発明の一実施形態に従う発光素子ランプの第1レンズの頂点を通り、かつ、発光素子の基板裏面の長辺と平行な垂直断面における模式断面図である。 本発明に従う発光素子ランプにおける第2レンズ界面での放射光の透過及び反射を説明する図である。 第2レンズが凸曲面である比較態様における放射光の透過及び反射を説明する図である。 本発明に従う発光素子ランプに適用可能な発光素子の一態様を示す模式断面図である。 本発明に従う発光素子ランプに適用可能な第1レンズの一態様である。 本発明に従う発光素子ランプに適用可能な第1レンズの別の態様である。 本発明に従う発光素子ランプに適用可能な第1レンズのさらに別の態様である。 本発明に従う発光素子ランプの製造方法の一実施形態を説明するための模式断面図である。 図7Aに続く、本発明に従う発光素子ランプの製造方法の一実施形態を説明するための模式断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、同一の構成要素には原則として同一の参照番号を付して、重複する説明を省略する。
(発光素子ランプ)
第1レンズ21の頂点を通り発光素子の長辺と平行な垂直断面の模式図である図2を参照する。第1レンズ21の符号については後述の図6Aも参照する。発光素子ランプ100は、発光素子10と、第1レンズ21と、第2レンズ22と、を少なくとも備える。発光素子10は、基板11上に設けられた半導体層12を有する。第1レンズ21は球欠形状であり、球の割平面である底面21BS及び割平面により切り取られる球面である球冠21SCを有する。球冠21SCは、曲率半径R1(球欠における割平面により切り取られる球の半径に一致する)を具える。
第1レンズ21は発光素子10から張り出している。ここで張り出すとは、図2に示す垂直断面において、基板裏面11Bの水平面から上(光の取り出し方向)において第1レンズ21が基板裏面11Bから横に出張っている部分を有しており、かつ、第1レンズ21を上から俯瞰したときに、第1レンズ21の外形が基板裏面11Bの外形よりも大きく、基板裏面11Bを内包する関係にあることをいう。
第1レンズ21の底面21BSは、基板11の半導体層12と反対側の基板裏面11Bとの着設面21BC及び基板裏面11Bからの張り出し面21BPからなる。そして、第1レンズ21の底面21BSは、基板裏面11Bと着設面21BCにおいて着設し、張り出し面21BPでは基板裏面11Bと着設しないで基板11から張り出している。
また、第2レンズ22は発光素子10の側面及び第1レンズ21の張り出し面21BPにより生じる角部に着設する。そして、第2レンズ22は、第1レンズ21の底面21BSの周縁側から発光素子10の半導体層12側に向かう凹曲面22CSを有する。なお、図2等では図面の簡略化のため、一定の曲率半径で凹曲面22CSを描いているが、凹曲面22CSの曲率半径が全面で一定である必要はなく、場所によっては曲率半径が異なっていてもよい。凹曲面22CSに沿って様々な半径の円を隙間が出ないように当てはめたときの、最も小さい半径の円を最小曲率半径とする。第2レンズ22は上記垂直断面において、発光素子10の側面及び第1レンズ21の張り出し面21BPの2つの壁面からみて凹となる曲線を有していればよい。
図3を参照して、本発明による発光素子ランプ100における第2レンズ22の技術的意義を説明する。なお、図3では図面の明瞭化のため、図2に付した符号を一部割愛して図示しているため、図2の符号も併せて参照する。例えば第2レンズ22を屈折率1.52のシリコン樹脂により形成する場合を検討する。この場合、シリコン樹脂と空気との界面での臨界角θmは約41°となる。第2レンズ22により、第1レンズ21の底面21BSの周縁から発光素子10の底部にかけて凹曲面22CSが設けられる。なお、第2レンズ22が発光素子10の側面を覆う範囲は、第1レンズ21の底面21BSから基板11の厚さの2/3以上の範囲であることが好ましく、第1レンズ21の底面21BSから基板11と半導体層12との境界を越える範囲であることがより好ましい。
このような第2レンズ22により、図3に示すように、発光素子10の側面から第2レンズ22内に進行する側方出射光の大部分は、臨界角θmよりも小さな入射角度で凹曲面22CSと空気との界面に到達することができる。そのため、発光素子10の側面から取り出される光の大部分を、第2レンズ22の外に取り出すことができる。
本発明の技術的意義をより明確にするため、図4に示す比較態様に係る凸曲面形状のレンズ2を続けて参照する。凸曲面形状のレンズ2はポッティング法により形成することができ、発光素子1を封止する。第2レンズ22が凹曲面22CSを有するのに対して、レンズ2は凸曲面を有する点で両者は相違する。図4に図示するように、発光素子1の側面からレンズ2に進行する側方出射光の大部分はレンズ2の内部に反射する。また、この側方出射光の反射光はレンズ2の上方でもレンズ2の内側に曲げられるため、結局、側方出射光に起因する光の大部分はレンズ2の外部に取り出されない。したがって、図4の凸曲面形状のレンズ2は発光素子ランプの発光出力向上に寄与しない。
このように、本発明による発光素子ランプ100は発光素子10から張り出している第1レンズ21に加えて、凹曲面22CSが設けられた第2レンズ22を備えるため、側方出射光の光取り出し効率を増大することができる。その結果、発光素子ランプ全体での光取り出し効率も増大することができる。以下、各構成の詳細を順次説明する。
<発光素子>
図5を参照する。発光素子10は、基板11及び基板11の基板表面11A(成長面)上に設けられた半導体層12を有する。発光素子10は、半導体層12上に電極13をさらに有してもよい。
<<基板>>
基板11としては、半導体層12から発する光に対し概ね透明であって光の取り出し側として利用される基板であり、例えばサファイア基板を用いることができる。サファイア基板の表面にAlN層をエピタキシャル成長させたAlNテンプレート基板を用いてもよい。また、AlN単結晶基板又はAlGaN単結晶基板を基板11に用いることも可能である。
-サイズ-
基板11の厚みは特に制限されないが、70μm~1000μmから適宜選択することができる。側面から取り出す光の割合を増大させるため、基板11の厚みを200μm以上とすることが好ましく、430μm以下とすることも好ましい。基板11の厚みを800μm以下としてもよく、650μm以下としてもよい。半導体層12及び電極13の合計厚みはせいぜい100μmのため、発光素子10の厚みは基板11の厚みが支配的となる。
また、発光素子10の基板裏面11Bを俯瞰したときの長辺の長さLを0.3mm~3.0mm程度とすることが好ましく、0.4mm~2.0mmとすることがより好ましい。すなわち、第1レンズ21の着設面21BCの長辺の長さLを0.3mm~3.0mm程度とすることが好ましく、0.4mm~2.0mmとすることがより好ましい。後述の実施例では基板11の基板表面11A及び基板裏面11Bの形状は正方形であって長辺と短辺の長さは同じであるものの、基板11の基板表面11A及びその反対側の基板裏面11Bの形状は任意であり、例えば長方形であってもよい。なお、基板裏面と基板表面との間において、本発明の第2レンズ22の形成による効果に影響がない程度であれば、厚さ方向に基板11の切断時に生じる傾斜や、凹凸があってもよい。
<半導体層>
半導体層12はIII族窒化物半導体(AlInGaN)により形成することができる。半導体層12は、緑、青または紫外光を発光する発光層12bを有することができ、発光層12bはn型半導体層12a及びp型半導体層12cに挟持されてもよい。発光層12bから放射される光の中心波長は半導体組成やドーパントによって調整することができ、紫外光であれば200nm~400nmであることが好ましく、260nm~360nmであることがより好ましい。
図5では基板11上にn型半導体層12a、発光層12b及びp型半導体層12cが順次形成された態様を図示しているものの、導電型が逆転しても構わない。n型半導体層12a、発光層12b及びp型半導体層12cの各層は単層構造を有してもよいし、複数層構造を有してもよい。発光層12bは量子井戸構造を有してもよい。また、半導体層12は、これら各層以外にアンドープの半導体層を有してもよい。
-その他の構成-
発光素子10は電極13を有してもよい。電極13は、n型半導体層12a上に設けられたn型電極13a及びp型半導体層12c上に設けられたp型電極13cを有してもよい。例えば、p型半導体層12c及び発光層12bを部分的にエッチングしてn型半導体層12aの一部を露出させ、この露出したn型半導体層12a上にn型電極13aを設けることができる。図5に図示した電極13の配置は一例に過ぎず、電極パターンは任意である。
また、発光素子10は酸化シリコン又は窒化シリコンからなる保護膜など、発光素子に適用可能な一般的な構成をさらに有してもよい。
<第1レンズ>
図6A~図6Cを参照する。前述のとおり、第1レンズ21は球欠形状であり、球冠21SC及び底面21BSを有する。球冠21SCは、曲率半径R1(球欠の半径に一致する)を具える。底面21BSは、発光素子10の基板裏面11Bとの着設面21BC及びこの基板裏面11Bからの張り出し面21BPからなる。そして、第1レンズ21は、基板11の基板裏面11Bと着設面21BCにおいて着設し、張り出し面21BPでは基板11から張り出している。なお、第1レンズ21と基板11との間に接着層(図示せず)が設けられていてもよい。また、発光素子10と、第1レンズ21との中心軸が互いに一致して両者が着設することが特に好ましい。
<<材料>>
第1レンズ21は硬質レンズを用いることができ、合成石英及びその他の無機ガラスなどを用いることができる。紫外線及び深紫外線を照射しても劣化が生じにくい材料であることが好ましく、合成石英が好ましい。また、サファイアなどを第1レンズ21に用いてもよい。なお、第1レンズ21の表面21SCに公知の反射防止膜(ARコート)が設けられてもよい。
<<形状>>
図6A~図6Cのそれぞれに、本発明に適用可能な第1レンズ21の具体的態様を示す。図6Aに示す第1レンズ21において、図6Aは第1レンズの頂点を通る垂直断面であり、曲率半径R1と、球冠21SCの底面21BSからの最大高さH(以後、高さHと記載する)との大きさは等しい(R1=H)。図6Aの場合、第1レンズ21の形状は半球(断面は半円)であり、第1レンズ21の底面21BSと、底面21BSの外縁における球冠21SCの接線との間の接触角θ0は90°となる(θ0=90°)。また、図6Bに示す第1レンズ21において、曲率半径R1よりも球冠21SCの高さHが小さい(R1>H)。そのため、第1レンズ21の底面21BSと、底面21BSの外縁における球冠21SCの接線との間の接触角θ0は90°未満である(0°<θ0<90°)。また、図6Cに示す第1レンズ21において、曲率半径R1の方が、球冠21SCの高さHよりも小さい(R1<H)。そのため、第1レンズ21の底面21BSと、底面21BSの外縁における球冠21SCの接線との間の接触角θ0は90°超である(90°<θ0<180°)。
第1レンズ21の形状は特に限定されないが、基板11の基板裏面11Bからの光取り出し効率を向上させ、また、上記の第2レンズ22から第1レンズ21に入る反射光を効果的に外に取り出すために、球冠21SCの高さHの大きさが曲率半径R1の大きさ以下であることが好ましい(0°<θ0≦90°)。曲率半径R1が球冠21SCの高さHよりも小さい場合(90°<θ0<180°)では、第2レンズ22から第1レンズ21に入る反射光が外に取り出されずに発光素子に戻る割合が多くなり本発明の効果が得られない場合があるためである。さらに、この目的のため、球冠21SCの高さHの大きさが曲率半径R1大きさと同じであることがより好ましい(θ0=90°)。この場合、第1レンズ21の形状は半球となる。
<<DとLの関係>>
図2を再び参照する。第1レンズ21は発光素子10から張り出している。そのため、第1レンズ21の外径Dは発光素子10の基板裏面(着設面)を俯瞰した形状の外接円の直径(四角形ならばその対角線であり、正方形ならば√2×L)と同じ又は当該外接円の直径よりも大きい。この条件を満足する限り外径Dの大きさは特に制限されず、曲率半径R1及び高さHに応じて幾何学的に定まる。
<<R1とLの関係>>
光取り出し効率をより増大させるためには、基板裏面(着設面)の長辺の長さLと曲率半径R1の大きさとの関係は(√2/2)×L≦R1であることが好ましく、0.8×L≦R1であることが好ましい。R1の大きさの上限は制限されないものの、R1≦√2×Lとすることが好ましい。特に、1.0×L≦R1≦√2×Lであることが好ましい。
<第2レンズ>
図2を参照する。前述のとおり、第2レンズ22は発光素子10の側面及び第1レンズ21の張り出し面21BPの2つの面(以下、角部ともいう)に着設する。そして、第2レンズ22は、第1レンズ21の底面21BSの周縁側から発光素子10の側面の半導体層12側に向かう凹曲面22CSを有する。第2レンズ22は後述するように例えば透光性の樹脂硬化物により形成することができる。
図2に示すように、第2レンズ22は凹曲面22CS以外にも、第1レンズ21との着設面との反対側において平坦面を有してもよいし、こうした平坦面はなくてもよい。また、底面21BSの周縁側に樹脂硬化物がない部分があってもよいし、半導体層12の側面付近に樹脂硬化物がない部分があってもよい。なお、第2レンズ22は発光素子10の側面の四方に設けられることが好ましい。基板11の基板裏面11Bが正方形である場合、これら4つの第2レンズ22は90°回転対称であることが特に好ましい。
<<材料>>
第2レンズ22の材料は、発光素子10の光を透過し、かつ、凹曲面22CSを設けることができれば何ら制限されない。発光素子10が紫外発光素子の場合には、紫外線及び深紫外線を照射しても劣化が生じにくい材料であることが好ましい。図2等では、透光性樹脂を意図するハッチングを第2レンズ22に付しているが、透光性材料であれば第2レンズ22の材料は樹脂でなくともよく、合成石英であってもよい。しかしながら、発光素子ランプ100を効率的に作製する観点および、基板11と第1レンズ21との密着性を強化する観点から、第2レンズ22が樹脂硬化物を含むことが好ましい。また、第2レンズ22の表面に公知の反射防止膜(ARコート)が設けられてもよい。
上記樹脂硬化物は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、オキセタン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリシラザン樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂及びポリエステル樹脂からなる群から選択される1種又は2種以上を含むことが好ましく、アクリル樹脂、及びフッ素樹脂からなる群から選択される1種又は2種以上を含むことがより好ましい。
-フッ素樹脂-
上記フッ素樹脂としては、耐紫外光性(耐深紫外光性)の観点から、アモルファスフッ素樹脂が好ましい。フッ樹脂の具体例としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロジエン重合体、パーフルオロ(4-ビニルオキシ-1-ブテン)(BVE)重合体などが挙げられ、これらを単独又は2種以上混合して用いてもよい。フッ素樹脂の商品名としては、例えば、テフロン(登録商標)AFシリーズ(デュポン社製)、フルオンシリーズ(旭硝子社製)、サイトップ(旭硝子社製)などが挙げられる。ただし、これら具体例により本発明は限定されることはない。
-アクリル樹脂-
上記アクリル樹脂は、耐紫外光性の観点から、ウレタンアクリレート系樹脂、ポリエステルアクリレート系樹脂、エポキシアクリレート系樹脂、及びポリオールアクリレート系樹脂からなる群から選択される1種又は2種以上を含むことが好ましい。これらアクリレート系樹脂は、アルキレンオキシド基、カルボキシル基、ウレタン基、アミノ基等で変性されてもよい。また、これら官能基の一部の水素がアルカリ金属やアルカリ土類金属に置き換わってもよい。より具体的なアクリル樹脂としては、例えば、フォトボンドシリーズ(サンライズMSI株式会社製)、オプトクレーブシリーズ(MSアーデル株式会社製)、又はTBシリーズ(株式会社スリーボンド製)等を用いて重合したアクリル樹脂が挙げられる。ただし、これら具体例により本発明は限定されることはない。なお、上述したアクリレート系樹脂は、アクリレート及びメタクリレートから選択される少なくとも1種のモノマーを繰り返し単位とするものであり、2種以上のモノマーを共重合した樹脂を含む。
第2レンズ22を形成することの好ましい樹脂硬化物の屈折率(測定条件:15~35℃、波長:280nm)は、基板11の屈折率よりも小さければよく、1.2~1.8であることが好ましく、1.3~1.7であることがより好ましい。樹脂硬化物の屈折率が上記範囲であると、光取り出し効率をより確実に向上させることができる。
<<サイズ>>
凹曲面22CSの曲率半径の大きさは特に制限されないものの、発光素子10の側面からの光取り出し効率を増大させるためには、第2レンズ22は、第1レンズの頂点を通り、かつ、発光素子10の基板裏面(着設面)の長辺と平行で基板裏面(着設面)に垂直な断面における凹曲面での最小曲率半径R2が1.2mm以下であることが好ましい。最小曲率半径R2が1.2mmより大きい場合に、第2レンズ22は基板側面に対して平坦に近くなるため、光取り出し効率を増大させる効果が小さくなる恐れがあるためである。最小曲率半径R2の下限は特に制限されず、最小曲率半径R2は発光素子10の厚みの半分以上とすることができ、基板11の厚みの半分以上としてもよい。
これまで、本発明の一実施形態に従う発光素子ランプ100を説明してきた。ランプ100は凹曲面22CSが設けられた第2レンズ22を備えるため、側方出射光の光取り出し効率を増大することができ、ランプ100全体の光取り出し効率を増大することもできる。また、ランプ100を、可視光、紫外線又は深紫外線の単色光源に用いることができる。
なお、はんだペースト又は銀ペースト等を用いて、ランプ100を回路基板(図示せず)上に表面実装することができる。
(製造方法)
次に、これまで説明してきた発光素子ランプ100を製造する方法の一実施形態を説明する。ランプ100の製造方法は、発光素子10の基板11の基板裏面11Bを、第1レンズ21の底面21BSに設置する第1工程と、発光素子10の側面及び第1レンズ21の張り出し面21BPに着設する第2レンズ22を形成する第2工程と、を含む。以下、各工程の詳細及び好適態様を図7A及び図7Bを参照しつつ説明する。
<第1工程>
図7Aを参照する。第1工程では、発光素子10の基板11の基板裏面11Bを、第1レンズ21の底面21BSに設置する。この第1工程を、例えば以下のステップS11及びステップS12により行うことができる。ステップS11では、第1レンズ21の底面21BSを上面にし、発光素子1の基板11の基板裏面11Bを底面21BSと対向させる。このとき、第1レンズ21が傾かないよう、適切な冶具で仮固定してもよい(図示せず)。そして、ステップS12では、発光素子10の基板裏面11Bを第1レンズ21の底面21BSの中央に配置する。発光素子10を上から抑えるなどして、仮固定することも好ましい。
<第2工程>
次に、第2工程では、発光素子10の側面及び第1レンズ21の張り出し面21BPに第2レンズ22が着設するように第2レンズ22を形成する。凹曲面22CSが設けられた第2レンズ22と、発光素子10とを嵌合させてもよい。また、第2工程は、図7Bを参照して以下に詳説する塗布工程(ステップS21~ステップS22)及び硬化処理工程(ステップS23)を順次施すことも好ましい。
<<塗布工程>>
塗布工程(ステップS21~ステップS22)では、発光素子10の側面の少なくとも基板側面及び第1レンズ21の張り出し面21BPによって生じる角部に向けてノズル210等を用いて樹脂硬化物の前駆体220を塗布する(ステップS21)。この際、発光素子10を上から抑えるなどして、第1レンズ21に対して発光素子10を仮固定してもよい(図示せず)。次いで、ステップS21と同様に、樹脂硬化物の前駆体220が塗布されていない角部に向けて樹脂硬化物の前駆体220を塗布する(ステップS22)。また、発光素子10の側面部の全周の上記角部が樹脂硬化物の前駆体220に被覆するよう塗布してもよい。また、上記角部における第1レンズ21の張り出し面21BPの張り出している幅は、基板裏面の辺の中心から頂点に向かうほど狭くなるため、第1レンズ21から溢れないように塗布量を調整することが好ましい。
この塗布工程における塗布方法は、第2レンズ22の材料に応じて塗布量を調整できる方法であれば特に制限されることはなく、公知の方法を採用することができる。こうした塗布方法として、例えば、インクジェット法、又はディスペンサー法等を例示できる。吐出量を調整できる観点から、塗布工程においてディスペンサー法を用いることが好ましい。
体積収縮率が比較的大きい樹脂硬化物の前駆体を塗布する場合(例えば、体積収縮率:75~85%)、最少吐出量を0.1[μL]以下に制御することが好ましい。このような樹脂硬化物の前駆体としては、例えば、フッ素樹脂を含むことが好ましく、アモルファスフッ素樹脂を含むことがより好ましい。一方、体積収縮率が比較的小さい樹脂硬化物の前駆体(体積収縮率:5~10%)を塗布する場合、最少吐出量を0.01[μL]以下に制御することが好ましい。このような樹脂硬化物の前駆体としては、例えば、アクリル樹脂及び(メタ)アクリル系モノマーなどのいずれか一方又は両方を含むことが好ましい。
なお、本明細書における「体積収縮率」とは、{硬化処理工程前の樹脂硬化物の前駆体の体積(Vo)-硬化処理工程後の樹脂硬化物の体積(Vi)}/{硬化処理工程前の樹脂硬化物の前駆体の体積(Vo)}である。
樹脂硬化物の最少吐出量を0.01[μL]以下とするディスペンサーとしては、NANOMASTER(登録商標)SMP-III(武蔵エンジニアリング社製)、Stream Jet LV Valve(SSI Japan株式会社製)、Tofutty-nano(株式会社アイカムス・ラボ製)等を例示できる。
-樹脂材料-
上記塗布工程に適用可能な樹脂硬化物の前駆体は、前述した樹脂硬化物において例示した樹脂に加えて公知のモノマーを含んでもよいし、当該樹脂に替えて公知のモノマーを含んでもよい。さらに、樹脂硬化物の前駆体は、必要に応じて、公知の添加剤及び溶媒からなる群から選択される少なくとも1種を含有してもよい。
上記モノマーは第2レンズ22を構成する樹脂硬化物に応じて適宜選択される。例えば、(メタ)アクリル系モノマー、フッ素系モノマー、又はエポキシモノマー等が挙げられる。上記添加剤は第2レンズ22を構成する樹脂硬化物に応じて適宜選択される。例えば、化学架橋剤、硬化剤、光重合開始剤、熱重合開始剤、重合禁止剤、又は触媒が挙げられる。上記溶媒は特に制限はなく、製造する樹脂硬化物に応じて適宜選択することができる。例えば、アルコール類、ケトン類、エステル類、アミド類、エーテル類、エーテルエステル類、脂肪族炭化水素類、又はハロゲン化炭化水素類(含フッ素溶媒を含む)などが挙げられる。例えば、樹脂硬化物としてフッ素樹脂を選択する場合は、パーフルオロトリブチルアミン、パーフルオロヘキサン、パーフルオロオクタン等の含フッ素溶媒を用いることが好ましい。
<<硬化処理工程>>
硬化処理工程では、前駆体220を硬化して第2レンズ22を形成する(ステップS23)。先の塗布工程により形成された、樹脂硬化物の前駆体220の塗布面に対して紫外線などの光照射を行う、あるいは加熱により樹脂硬化物の前駆体220を硬化させることで、樹脂硬化物からなる第2レンズ22を形成することができる。この際、樹脂硬化物の前駆体220は硬化に伴い収縮するため、発光素子10の半導体層12側から第1レンズ21の張り出し面21BPの周縁側にかけて凹曲面22CSが形成される。なお、塗布工程において、発光素子10の基板裏面11Bと第1レンズ21との間に樹脂硬化物の前駆体220が浸潤しうる。この浸潤した前駆体220は、凹曲面22CSの形成に伴い硬化してもよい。
硬化工程硬化処理工程における硬化処理条件は特に制限されることはなく、第2レンズ22を構成する樹脂硬化物及びその前駆体の材料に応じて適宜選択すればよい。モノマーを重合して樹脂硬化物を形成してもよく、樹脂をそのまま樹脂硬化物として用いてもよく、あるいは樹脂及びモノマーのいずれか一方又は両方を重合して樹脂硬化物としてもよい。そのため、当該硬化処理工程としては、例えば、溶媒希釈による硬化処理、熱硬化による硬化処理、光硬化による硬化処理、又はこれらの組み合わせによる硬化処理が挙げられる。例えば、アモルファスフッ素樹脂を硬化するためには、80℃以上で3時間以上、より好ましくは5時間以上の加熱を行うことが好ましい。硬化が不十分であると発光出力が安定しない場合があるためである。
上記の製造方法は一例であって、本発明の第2レンズ22を得られるのであれば種々の製造方法をとることができる。例えば、上記の製造方法の第1工程において第1レンズ21の底面21BSを上面にし、基板11と第1レンズとの間で隙間が生じないように予め第1レンズ21の底面21BSの領域に樹脂材料を塗布しておいても良い。また、上記の製造方法の第1工程において第1レンズ21の底面21BSを上面にし、予め第1レンズ21の底面21BSに樹脂材料を特定の面内分布を持つように塗布した状態で、基板11の基板裏面11Bを底面21BSと対向させ、基板裏面11Bと底面21BSとを密接させることで、基板側面及び第1レンズ21の張り出し面21BPによって生じる角部に、着設面からはみ出た樹脂材料と併せて樹脂材料が図7BのステップS22のように満ちるようにすることで、第1工程と第2工程を連続させて第2工程における樹脂の塗布工程を省略しても良い。
以上説明したとおり、本発明による発光素子ランプの製造方法は、基板上に設けられた半導体層を有する発光素子の、前記基板の前記半導体層と反対側の基板裏面に、曲率半径R1を具える球冠を有する球欠形状の第1レンズの底面を設置する第1工程と、前記第1レンズの底面のうち前記基板裏面との着設面を除く前記基板裏面からの張り出し面及び前記発光素子の側面の2つの面に着設する第2レンズを形成する第2工程と、を含み、前記第2工程は、前記第2レンズが前記第1レンズの前記底面の周縁側から前記発光素子の側面の前記半導体層側に向かう凹曲面を形成する工程を含む。
以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
なお、以下の実施例においては、樹脂硬化物レンズ(第2レンズ)に形成された曲面の曲率半径は一定であったため、最小曲率半径R2を単に曲率半径R2とも言う。また第2レンズが凹曲面及び凸曲面のいずれであるかを区別するため、発光素子10の側面及び第1レンズ21の張り出し面21BPの2つの壁面からみて第2レンズの傾斜面が凹曲面であれば、曲率半径R2を正の値として表記し、凸曲面であれば曲率半径R2を負の値で表記する。
[実験例1]
(発明例11)
寸法記号について先に述べた図2を参照する。サファイア基板(基板厚み:430μm、両面ミラー品)上にAlGaN系III族窒化物半導体層を成長させ、さらにp型電極及びn型電極を形成し、基板裏面の形状が1mm角(1辺の長さL:1mm)となるように個片化した発光波長280nmの紫外光の発光素子(ベアチップの光取り出し効率ηextra:0.40)を用意した。以下、本実験例1及び後述の実験例2では、サファイア基板の厚み(430μm)が発光素子のチップ厚みであるとみなす。
上記発光素子とは別に、半径0.71mm(曲率半径R1:0.71mm)、高さH:0.71mm、外径D:1.41mmの半球型の合成石英レンズ(第1レンズ)を用意した。
合成石英レンズの底面を上向きにし、発光素子のサファイア基板の基板裏面(チップ上面)を合成石英レンズの底面と対向させ、合成石英レンズの中心と発光素子の中心とを合わせながら発光素子を合成石英レンズの底面中央に配置した。
次いで、合成石英レンズの底面を上向きにしたまま、図7Bを用いて説明したのと同様に、ディスペンサー(武蔵エンジニアリング株式会社製;NANOMASTER(登録商標)SMP-III)を用いて、発光素子の側面及び合成石英レンズの張り出し面にアクリル樹脂(サンライズMSI株式会社製;PHOTOBOND(登録商標)475)を塗布した。なお、射出部にはステンレス製ノズル(外径100μm、内径60μm)を用いた。この塗布を、4つの側面に繰り返した後、以下の条件により光硬化及び加熱を順次施して上記アクリル樹脂を硬化させ、凹曲面を有する樹脂硬化物レンズ(第2レンズ)を形成した。
-光硬化条件
・使用波長:365nm
・出力:2.0mW/cm2
・照射時間:30分
-加熱条件
・加熱温度:260℃
・加熱時間:10分
なお、アクリル樹脂を硬化した後の硬化収縮率は10%であり、形状解析レーザ顕微鏡(KEYENCE社製VHX-5000を用いて硬化後の形状を測定した結果、硬化物の凹曲面の曲率半径は一定であり、最小曲率半径(曲率半径)R2は0.61mmであった。こうして、発明例11に係る発光素子ランプを作製した。
(発明例12~17)
発明例11において、合成石英レンズの半径(曲率半径R1)が0.71mm、外径Dが1.41mm、高さHが0.71mmであったところ、これらを表1に記載の数値となる合成石英レンズを用意した。さらに、発明例11において樹脂硬化物レンズの凹曲面の曲率半径R2が0.61mmであったところ、これを、表1に記載の数値となる樹脂硬化物レンズを形成した。なお、樹脂硬化物レンズの曲率半径R2を調整するため、光硬化条件及び加熱条件も併せて調整した。その他の条件は発明例11と同条件として発明例12~17を作製した。
(発明例21,22,31,32)
発明例11において、発光素子のサファイア基板厚みが430μmであったところ、これを表1に記載の数値となる発光素子チップを用意した。さらに、発明例11において樹脂硬化物レンズの凹曲面の曲率半径R2が0.61mmであったところ、これを、表1に記載の数値となる樹脂硬化物レンズを形成した。なお、樹脂硬化物レンズの曲率半径R2を調整するため、光硬化条件及び加熱条件も併せて調整した。その他の条件は発明例11と同条件として発明例21,22,31,32を作製した。
(発明例41)
発明例11において、合成石英レンズの半径(曲率半径R1)が0.71mm、高さHが0.71であったところ、R1が1.20mm、高さHが0.23(これらを表1に記載する。)の数値となる合成石英レンズを用意した。その他の条件は発明例11と同条件として発明例41を作製した。
(比較例11)
発明例11では樹脂硬化物レンズ(第2レンズ)を形成したところ、比較例11では樹脂硬化物レンズ(第2レンズ)を形成しなかった。その他の条件は発明例11と同条件として比較例11を作製した。
(比較例12)
発明例11ではアクリル樹脂の光硬化を30分行っていたところ、比較例12ではこれを10分とし、さらに発明例11における光硬化後の加熱を省略して収縮不十分とした。発明例11では曲率半径R2が0.61mmとなる凹曲面の樹脂硬化物レンズを形成したところ、上記のとおり収縮不十分とすることで比較例12では曲率半径R2が-0.53mmとなる凸曲面の樹脂硬化物レンズ(凸曲面の第2レンズ)を形成した。その他の条件は発明例11と同条件として比較例12を作製した。
(比較例41)
発明例41では樹脂硬化物レンズ(第2レンズ)を形成したところ、比較例41では樹脂硬化物レンズ(第2レンズ)を形成しなかった。その他の条件は発明例41と同条件として比較例41を作製した。
(比較例42)
発明例41ではアクリル樹脂の光硬化を30分行っていたところ、比較例42ではこれを10分とし、さらに発明例41における光硬化後の加熱を省略して収縮不十分とした。発明例41では曲率半径R2が0.61mmとなる凹曲面の樹脂硬化物レンズを形成したところ、上記のとおり収縮不十分とすることで比較例42では、曲率半径R2が-0.53mmとなる凸曲面の樹脂硬化物レンズ(凸曲面の第2レンズ)を形成した。その他の条件は発明例41と同条件として比較例42を作製した。
<評価>
発明例11~17、21,22,31,32及び比較例11,12に係る深紫外レンズのそれぞれの光取り出し効率ηextraを以下のとおりにして求めた。光取り出し効率ηextraは(外部に取り出された光量)/(発光素子内部で発生した光量)である。本評価では(発光素子内部で発生した光量)=(投入電力-発熱量)と見なした。外部に取り出された光量(W)は積分球で測定した。投入電力(W)は電流計と電圧計から算出した。発熱量(W)については、動作時のジャンクション温度(℃)を熱抵抗測定(ΔVf法)により測定し、別途求めておいた熱抵抗Rth(℃/W)から発熱量(W)を算出した。併せて、ベアチップの発光出力に対する深紫外レンズの発光出力の倍率を、積分球で測定した全出力の値から求めた。結果を表1に示す。なお、便宜のため、後述の実験例2において作製した発明例51の結果も表1に示す。
Figure 0007165629000001
<評価結果の考察>
表1における比較例11と、発明例11~17、21,22,31,32とを対比すると、凹曲面を具える樹脂硬化物レンズを発光素子側面及び合成石英レンズの張り出し面に設けることにより、光取り出し効率を増大できたことが確認された。また、凸曲面を具える樹脂硬化物レンズを形成した比較例12では、比較例11よりも光取り出し効率が低かった。これは、先に図4を参照して説明したとおり、凸曲面ではレンズ内部から側方出射光を十分に取り出すことができないためと考えられる。
また、発明例11,16(チップ厚み430μm)、発明例21,31(チップ厚み550μm)、発明例22,32(チップ厚み650μm)をそれぞれ対比すると、チップ厚みよりも曲率半径R2の方が光取り出し効率に影響すると考えられる。
次に、合成石英レンズの高さHと曲率半径R1との大きさが等しく、合成石英レンズの底面と、その接地面とでの接触角θ0は90°であり、かつ、合成石英レンズの半径(曲率半径R1)と発光素子の基板裏面(着設面)の一辺の長さLとの関係のみが異なる発明例11~15に着目する。なお、外径D及び高さHはこの関係において曲率半径R1に連動する。発明例11~15における曲率半径R1は長さLの(1/√2)倍以上√2倍以下の範囲であり、曲率半径R1は長さLとの関係をこの範囲とする合成石英レンズを本発明に適用すれば、確実に本発明効果を得られることが確認された。曲率半径R1を大きくした方が好ましく、R1が1.0mm(1.0×L)以上のときに光取り出し効率を特に増大できることが確認された。
なお、発明例41の光取り出し効率は比較例11の光取り出し効率よりも小さいが、これは両者の合成石英レンズの曲率半径R1(換言すれば接触角)が異なるからである。発明例41の光取り出し効率は、同じ曲率半径R1の比較例41,42よりは大きい。比較例41,42と異なり、発明例41には凹曲面を具える樹脂硬化物レンズが設けられているため、発明例41では側方出射光を効率的に取り出すことができる。
さらに、合成石英レンズの高さHと曲率半径R1との関係を検討する。高さHと曲率半径R1のそれぞれの大きさの等しい発明例11~17、21~22、31~32の光取り出し効率は、比較例11,12,41,42に対してはもちろんのこと、発明例41(高さH<曲率半径R1)の光取り出し効率に比べても特に良好である。このことから、合成石英レンズの底面と、その接地面とでの接触角θ0は90°であることが特に好ましいことが確認される。ただし、樹脂硬化物レンズのみで異なる発明例41と比較例41,42とを対比すると、発明例41の光取り出し効率の方が優れているため、高さHの大きさが曲率半径R1の大きさ以下(高さH≦曲率半径R1)である合成石英レンズを本発明に適用すれば、確実に本発明効果を得られることが確認される。
[実験例2]
(発明例51)
上記実験例1ではアクリル樹脂を用いて樹脂硬化物を形成したところ、アモルファスフッ素樹脂(旭硝子社製:CYTOP(登録商標)CTL-816AP)を用いて、発明例15の各レンズパラメータと同一となるように発光素子ランプを作製した。
まず、上記アモルファスフッ素樹脂19vol%と、含フッ素溶媒としてパーフルオロトリブチルアミン81vol%とを混合して、樹脂硬化物の前駆体を調製した。次いで、樹脂硬化物の前駆体を発光素子の側面及び合成石英レンズの張り出し面に塗布した後、脱泡のため50℃に加熱したオーブン内に静置し、3時間保持した後、さらに硬化のため80℃に加熱し20時間保持してアモルファスフッ素樹脂を硬化させた。その他の条件は発明例14と同条件として、発明例51に係る発光素子ランプを作製した。発明例14の光取り出し効率ηextraは0.86であり、発明例51の光取り出し効率ηextraは0.76であった。ベアチップの光取り出し効率ηextraは0.40であるため、発明例51でも、光取り出し効率を大幅に増大できることが確認された。
本発明によれば、光取り出し効率を増大することのできる発光素子ランプ及びその製造方法を提供することができる。
100 発光素子ランプ
10 発光素子
11 基板
11A 基板表面
11B 基板裏面
12 半導体層
13 電極
21 第1レンズ
21SC 球冠
21BS 底面
21BP 張り出し面
21BC 着設面
22 第2レンズ
22CS 凹曲面
1 第1レンズの曲率半径
2 第2レンズの曲率半径
L 基板裏面および着設面の幅
D 第1レンズの幅
H 第1レンズの高さ
210 ノズル
220 樹脂硬化物の前駆体

Claims (13)

  1. 基板上に設けられた半導体層を有する発光素子と、
    前記基板の前記半導体層と反対側の基板裏面から張り出して設けられ、前記基板裏面との着設面及び前記基板裏面からの張り出し面からなる底面並びに曲率半径R1を具える球冠を有する球欠形状の第1レンズと、
    前記発光素子の側面及び前記第1レンズの前記張り出し面に着設された第2レンズと、を備え、
    前記第2レンズは、前記第1レンズの前記底面の周縁側から前記発光素子の側面の前記半導体層側に向かう凹曲面を有することを特徴とする発光素子ランプ。
  2. 前記球冠の高さHの大きさが前記曲率半径R1の大きさ以下である、請求項1に記載の発光素子ランプ。
  3. 前記球冠の高さHの大きさが前記曲率半径R1の大きさに等しい、請求項1または2に記載の発光素子ランプ。
  4. 前記第1レンズにおける前記曲率半径R1が、前記着設面の長辺の長さLの(1/√2)倍以上の大きさである、請求項1~3のいずれかに記載の発光素子ランプ。
  5. 前記第1レンズにおける前記曲率半径R1が、前記着設面の長辺の長さLの√2倍以下の大きさである、請求項1~4のいずれかに記載の発光素子ランプ。
  6. 前記第1レンズの頂点を通り、かつ、前記着設面の長辺と平行で着設面に対し垂直な断面において、前記第2レンズの凹曲面の、最小曲率半径R2が1.2mm以下である、請求項1~5のいずれかに記載の発光素子ランプ。
  7. 前記第1レンズは石英又はサファイアを含む、請求項1~6のいずれかに記載の発光素子ランプ。
  8. 前記第2レンズは樹脂硬化物を含む、請求項1~7のいずれかに記載の発光素子ランプ。
  9. 前記発光素子の発光波長が200~400nmである、請求項1~8のいずれかに記載の発光素子ランプ。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の発光素子ランプを製造する方法であって、
    前記発光素子の前記基板の基板裏面を、前記第1レンズの前記底面に設置する第1工程と、
    前記発光素子の側面及び前記第1レンズの前記張り出し面に着設する前記第2レンズを形成する第2工程と、
    を含むことを特徴とする発光素子ランプの製造方法。
  11. 請求項10に記載の発光素子ランプを製造する方法であって、
    前記第2工程は、
    (i)前記発光素子の側面及び前記第1レンズの張り出し面に前記樹脂硬化物の前駆体を塗布する塗布工程と、
    (ii)前記前駆体を硬化して前記第2レンズを形成する硬化工程と、
    を含むことを特徴とする発光素子ランプの製造方法。
  12. 前記発光素子の発光波長が200~400nmである、請求項10または11に記載の発光素子ランプの製造方法。
  13. 基板上に設けられた半導体層を有する発光素子の、前記基板の前記半導体層と反対側の基板裏面に、曲率半径R1を具える球冠を有する球欠形状の第1レンズの底面を設置する第1工程と、
    前記第1レンズの底面のうち前記基板裏面との着設面を除く前記基板裏面からの張り出し面及び前記発光素子の側面の2つの面に着設する第2レンズを形成する第2工程と、を含み、
    前記第2工程は、前記第2レンズが前記第1レンズの前記底面の周縁側から前記発光素子の側面の前記半導体層側に向かう凹曲面を形成する工程を含むことを特徴とする発光素子ランプの製造方法。
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