JP7164990B2 - 蓋、蓋ユニット、インク容器及びインクが収容されたインク容器 - Google Patents
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Description
被収容物を収容するタンクの蓋であって、
貫通孔を備え、第1軸を回転軸とした回転により前記タンクに取り付けられる蓋本体と、
前記タンクの外部に接続され前記被収容物が流れる流路管が取り付け可能であり、前記貫通孔を塞ぎ、かつ、前記第1軸と一致する第2軸を回転軸として前記蓋本体に対して相対回転可能な回転体と、
を備える。
ようにしてもよい。
前記蓋本体は、前記貫通孔が設けられた天板と、前記天板の外周縁と繋がっており、前記タンクと係合することで前記蓋本体が前記タンクに取り付けられる筒状の側部と、を備え、
前記回転体は、円板形状であり、前記天板における前記貫通孔の周縁部を間に挟む径方向に張り出した一対のフランジを備える、
ようにしてもよい。
ようにしてもよい。
ようにしてもよい。
上記蓋と、
前記被収容物が通る中空孔を備え、前記回転体に取り付けられ、前記流路管に接続される中空部材と、
を備える。
本実施の形態のインクボトル100(図1参照)は、合成樹脂等により形成され、柔軟性を有する。インクボトル100は、インクジェットプリンタに供給されるインクを収容するタンクである。インクボトル100内のインクの残量が少なくなると、インクが入った新しいインクボトル100に交換される。インクボトル100は、インクの出入口となる開口111を備える円筒状の上部110を備える。上部110は、開口111の他、蓋ユニット200の後述の蓋210と螺合する雄ネジ部112をその外周面に備える。
本実施の形態の蓋ユニット200は、図1~図4に示すように、蓋210と、第1流路形成部220と、第2流路形成部230と、フィルタ240と、を備える。蓋ユニット200は、インクボトル100に取り付けられ、開口111を覆いフタする。
蓋ユニット200は、チューブT1及びT2がコネクタ221A及び231Aのそれぞれに接続されたまま、インクボトル100に取り付けることができる。具体的に、第1流路形成部220のチューブ部材221と、第2流路形成部230のチューブ部材231とをインクボトル100に挿入した状態で、蓋210をインクボトル100の上部110に被せる。その後、図5に示すように、蓋210の蓋本体211を回転させる。回転体213は蓋本体211に相対回転可能なので、ユーザは蓋本体211を回転させるときに、回転体213を手で押さえて回転させないようにする(図5参照)。蓋本体211を回転させることで、蓋本体211の雌ネジ部211Dと、インクボトル100の雄ネジ部112とが螺合し(図6参照)、蓋ユニット200はインクボトル100に取り付けられる。従来は、回転体213を設けず、蓋に直接チューブT1及びT2を接続していた。このような場合、蓋の取り付け時の回転によりチューブT1及びT2との接続部分も回転してしまい、チューブT1及びT2がねじれたり、絡まったりすることがある。この実施の形態では、インクジェットプリンタに接続されたチューブT1及びT2が接続された回転体213を回転させず、蓋本体211を回転させて蓋ユニット200をインクボトル100に取り付けることができるので、チューブT1及びT2がねじれたり、絡まったりすることを防止できる。
本発明は、上記実施の形態に限定されない。上記実施の形態について種々の変形を適用してもよい。以下に、変形例を例示するが、各変形例の少なくとも一部同士を組み合わせてもよい。
蓋本体211及び回転体213の回転軸は、上記のような上下方向に延びた軸に限らず、水平方向に延びた軸であってもよい。つまり、インクボトル100の開口は、上ではなく、左右方向等に向いたものであってもよい。
蓋本体211は、上記のようなネジによる螺合ではなく、例えば、バヨネット式など360度未満の回転により、インクボトル100に取り付けられるものであってもよい。回転体213は、上記のような360度回転可能(複数周回転可能)ではなく、ある角度の範囲で回転するものであってもよい。
インクの流路を構成する部材は、上記に限らず、種々の部材を適用できる。回転体213は、例えば、外部(インクジェットプリンタなど)に接続されたインクの流路管(インクが流れる管であり、上記ではチューブ部材221など)が取り付け可能なもの(インクの流路管を直接取り付け可能な構造のものでもよいし、チューブ部材221などを介して取り付け可能な構造でもよい)であればよい。例えば、回転体213の縁に切り欠きを設けて、そこにインクの流路管を通してもよい。チューブ部材221などのインクの流路の中心軸は、回転体213の回転軸に平行でなくてもよい。
回転体213は、ボールベアリング等を介して蓋本体211に回転可能に取り付けられてもよい。回転体213を構成する部材は、インクの流路を形成する部材と一体的に形成されてもよい。例えば、チューブ部材221と円板部材213Aとを一体成形してもよい。また、前記インクの流路を形成する部材は、回転体213からインクジェットプリンタなどの外部側に延びる管状部材であってもよい。回転体213の一対のフランジ(外周縁部213AAとフランジ213BB)のいずれか一方は、上記のような円環状(連続的な形状)ではなく、周方向に沿って不連続に配置された複数のフランジから構成されてもよい。また、円板部材213Aの直径を小さくし、外周縁部213AAが円柱部分213BAから径方向外側にはみださないようにしてもよい。つまり、回転体213の一対のフランジのうち、上側のフランジを省略してもよい(この場合、蓋本体211は、回転体213の下側のフランジであるフランジ213BBにより支持される)。回転体213は、蓋本体211の貫通孔211AAを上又は下から覆うことで当該貫通孔211AAを塞ぐものであってもよい。
本発明は、インクボトル100以外の他のタンクに適用してもよい。例えば、液体燃料(ガソリンなど)を入れるタンクの蓋ないし蓋ユニットに本発明を適用してもよい。このような場合、フィルタ240用の第3貫通孔213Rなどを設けなくてもよい。第1流路形成部220及び第1貫通孔213Pと、第2流路形成部230及び第2貫通孔213Qと、のうちのいずれかを設けなくてもよい。タンクは、外部に供給される被収容物を収容するもの(初期状態で満タンのもの)であっても、外部から供給される被収容物を収容するもの(初期状態で空のもの)であってもよい。タンクは、液体を被収容物として収容するものの他、粉体を収容するものであってもよい。チューブT1などは、金属等から構成されてもよい。
110 上部
111 開口
200 蓋ユニット
210 蓋
211 蓋本体
211A 天板
211AA 貫通孔
211B 側壁
212 弾性体
213 回転体
213A 円板部材
213AA 外周縁部
213B 円柱部材
213BB フランジ
220 第1流路形成部
221 チューブ部材
221A コネクタ
221B チューブ
230 第2流路形成部
231 チューブ部材
231A コネクタ
231B チューブ
240 フィルタ
Claims (7)
- 被収容物を収容するタンクの蓋であって、
貫通孔を備え、第1軸を回転軸とした回転により前記タンクに取り付けられる蓋本体と、
前記タンクの外部に接続され前記被収容物が流れる流路管が取り付け可能であり、前記貫通孔を塞ぎ、かつ、前記第1軸と一致する第2軸を回転軸として前記蓋本体に対して相対回転可能な回転体と、
を備え、
前記貫通孔は、円形であり、
前記蓋本体は、前記貫通孔が設けられた天板と、前記天板の外周縁と繋がっており、前記タンクと係合することで前記蓋本体が前記タンクに取り付けられる筒状の側部と、を備え、
前記回転体は、円板形状であり、前記天板における前記貫通孔の周縁部を間に挟む径方向に張り出した一対のフランジを備え、
前記一対のフランジの間に前記回転体における前記円板形状の部位を取り囲むように設けられたリング状の弾性体を更に備え、
前記一対のフランジの間隔は、前記天板の厚さと前記弾性体の厚さとの合計よりも長い、
蓋。 - 前記回転体は、前記蓋本体に対して360度回転可能である、
請求項1に記載の蓋。 - 前記蓋本体が回転により前記タンクに取りつけられたときに、前記タンクの端部が、前記一対のフランジのうちの前記タンク側のフランジに押し付けられる、
請求項1又は2に記載の蓋。 - 前記タンクは、インクジェットプリンタに用いられるインクボトルである、
請求項1から3のいずれか1項に記載の蓋。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の蓋と、
前記被収容物が通る中空孔を備え、前記回転体に取り付けられ、前記流路管に接続される中空部材と、
を備える蓋ユニット。 - 請求項5に記載の蓋ユニットと、前記蓋ユニットにより開口部が閉塞されるインクボトルとを備え、
前記蓋ユニットは、前記中空部材とは別に、前記インクボトルの内部への異物の侵入を防止しつつ空気を相通させるフィルタを備える、
インク容器。 - 請求項6に記載のインク容器と、前記インク容器に収容されたインクとを備える、
インクが収容されたインク容器。
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JP2018148933A JP7164990B2 (ja) | 2018-08-07 | 2018-08-07 | 蓋、蓋ユニット、インク容器及びインクが収容されたインク容器 |
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Publications (2)
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JP2008230691A (ja) | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Fujifilm Corp | ボトルキャップ |
JP2015107660A (ja) | 2015-02-05 | 2015-06-11 | セイコーエプソン株式会社 | 液体供給装置及び液体収容体 |
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2018
- 2018-08-07 JP JP2018148933A patent/JP7164990B2/ja active Active
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