JP7164915B1 - 拍手装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、従来の拍手装置は、上記のような仕様から、机上や狭い空間等に複数配置することが困難であった。
そして、従来の拍手装置Zは、不使用時(電源OFFの状態)において、両腕の自重により、両腕(両手)が閉じた状態を保持させる構成となされている。
前記左手部が連結された左腕部と、前記右手部が連結された右腕部と、前記左腕部及び前記右腕部それぞれを往復回動させる腕部開閉動作を実行する腕部開閉ユニットと、腕部開閉ユニットの動作を制御する制御手段と、前記腕部開閉ユニットが格納される格納部と、を備え、
前記腕部開閉ユニットは、前記左腕部及び前記右腕部それぞれの基端を支持する支持部と、前記左腕部及び前記右腕部それぞれに設けられた腕部回動軸と、前記支持部を前記各腕部回動軸の軸方向と略垂直方向に沿って往復摺動させる摺動手段と、を有し、
前記左手部及び前記右手部は、前記支持部の往復摺動でもって、前記左腕部及び前記右腕部が前記各腕部回動軸周りに往復回動することで、互いに繰返し衝突し、
前記摺動手段は、復帰バネが設けられた単一のソレノイドである。
前記筐体部は、その前方側に開口部を有し、
前記開口部には、その開口端上縁から前方に向かって突設された第一突設部と、前記第一突設部に設けられた上唇部と、が設けられ、
前記格納部は、前記開口部に向かって突設された口部開閉ユニットを有し、
前記口部開閉ユニットは、左右方向に沿って延びる口部回動軸により軸支された下顎部と、前記制御手段により前記下顎部を前記口部回動軸周りに往復回動させる回動手段と、を含み、
前記下顎部には、前記口部回動軸が設けられた下顎部本体と、前記下顎部本体から前方に突設され、前記開口部を介して外側に突出する第二突設部と、前記第二突設部に設けられ、前記上唇部に当接可能に構成された下唇部と、が設けられている。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
また、これらの図において、符号Xは、本実施形態に係る拍手装置を示す。
図1~図7を用いて、拍手装置Xの構成について説明する。
図1~図4に示すように、拍手装置Xは、左手部l及び右手部rを衝突させることにより拍手音を発する装置であって、左手部lが連結された左腕部Lと、右手部rが連結された右腕部Rと、左腕部L及び右腕部Rそれぞれを往復回動させる腕部開閉動作を実行する腕部開閉ユニットAと、腕部開閉ユニットAの動作を制御する制御手段Bと、腕部開閉ユニットAが格納される格納部Cと、格納部Cを内包する筐体部Dと、を備えている。
なお、以下説明の便宜上、図1に示すx軸方向を前後方向、y軸方向を左右方向、z軸方向を鉛直方向と称し、x軸方向における矢印側を前方、y軸方向における矢印側を左方、z軸方向における矢印側を上方と称する。
また、左手部l及び右手部rの内側表面には、略円形状の窪みが設けられており、これにより、衝突時によりリアルな拍手音が発音される。
また、左腕部L及び右腕部Rには、腕部開閉動作の実行時において、各挿通孔D12を閉塞しておくための、閉塞部L1、R1が設けている。
これにより、使用者が、腕部開閉動作の実行時に、誤って自身の指等を挿通孔D12に挿通することによる怪我の発生を、未然に防止することができる。
なお、腕部開閉ユニットA及び格納部Cの具体的な構成については、図5~図7を用いて詳述する
制御手段Bは、筐体部Dの内部であって、格納部Cの背面側、底面側、左右側面、及び後述する各眼球部e2の裏面に、それぞれ設けられた電子基板B1と、底面の電子基板B1に接続され、筐体部Dの底面から露出した操作部B2と、底面の電子基板B1に接続され、筐体部Dの背面下部から露出した接続端子B3と、を有している。
なお、各電子基板B1における、配線等の具体的な実装態様については簡略化、或いは省略する。
また、底面の電子基板B1は、例えば、上記したように操作部B2や接続端子B3が接続されることで、インターフェース用途として用いられる。
また、右側面の電子基板B1(図示せず)は、例えば、後述する摺動手段A3や回動手段C23、冷却ファンFに接続され、主にこれらの動作制御に用いられる。
これにより、例えば、電源をONにした後、隣接する小型LEDライトを順次点灯させ、ロード中であることを示す、後述する図10に示すように、下方の小型LEDライトのみを青色で点灯させ、泣いているような表情を演出する、といった活用が可能となる。
筐体部Dは、略球形状の上部筐体D1と、上部筐体D1の下部に滑らかに連接された下部筐体D2と、を有している。
また、特に図3に示すように、筐体部Dには、制御手段Bや格納部Cの他、その内部前方にスピーカSが設けられ、その内部後方には冷却ファンFが内包されている。
なお、筐体部Dは、前後方向に二分割することが可能であり、図4は、後方側の筐体部Dを取外し、前方側の筐体部Dの内部を示した背面図である。
また、前方側の筐体部Dと後方側の筐体部Dとは、その外周に配置された複数の連結孔部Daに後方から留めネジが挿通されることで、連結される。
さらに、前方側の筐体部Dには、後述する格納部Cの各ネジ孔部C14と連通する複数の連結孔部Dbが設けられている。
なお、図4では、ボリューム調整スライダB24や速度調整スライダB25、後述する操作部露出面D23を省略している。
また、各カバー部e3は、半透明の素材により形成された、略ドーム状体である。
また、下部筐体D2の上部が、内方に向かってやや窄まるように形成されていることで、筐体部Dに括れが形成されている。
これにより、使用者は、この括れに自身の手を引掛けるようにして、安定的に拍手装置Xを運搬することができる。
また、操作部露出面D23には、電源ボタンB21、シーン切替えボタンB22及びレコードボタンB23がそれぞれ露出する円孔h1と、ボリューム調整スライダB24及び速度調整スライダB25が突出する、左右方向に延びる長孔h2と、が設けられている。
さらに、操作部露出面D23には、底面の電子基板B1に接続され、電源のON/OFF状態を表示するLEDランプvが、電源ボタンB21に隣接して設けられている。
また、図3では、後述する支持部本体A11及びプランジャA32を、ハッチングを施した断面図で示している。支持部本体A11とプランジャA32とは、プランジャA32の上端面に設けられた溝に、支持部本体A11の突起が挿通され、この溝と突起に連結ネジnが貫入されることで、連結されている。
図5に示すように、格納部Cは、腕部開閉ユニットAが格納される格納部本体C1と、格納部本体C1から開口部D11に向かって突設された口部開閉ユニットC2と、を有している。
なお、図5において、後述する下唇部r2の図示は省略している。
また、格納部本体C1の左右側方には、左腕部L及び右腕部Rが挿通される挿通孔C11と、左右側方の電子基板B1を取付けるための留めネジが挿通される複数のネジ孔部C12と、が設けられている。
さらに、格納部本体C1背面には、後方の電子基板B1を取付けるための留めネジが挿通されるネジ孔部C13(図3参照)が設けられ、の前方上部及び下部には、格納部C全体を筐体部Dに取付けるための留めネジが挿通されるネジ孔部C14が設けられている。
なお、格納部本体C1は、前後方向に二分割することが可能であり、ネジ孔部C15(図7参照)に、後方から留めネジが挿通されることで、連結される。
なお、口部回動軸mは、その両端が口部開閉ユニット本体C21の左右内壁を貫通して設けられている。
なお、口部開閉ユニット本体C21は、図5に示すように、格納部本体C1に対して、留めネジsを用いて着脱可能に連結されている。
また、下顎部本体Jにおいて、後述するプッシュバーp14の先端面が当接する箇所には、緩衝部材cが設けられている。
なお、緩衝部材cは、フェルトやゴムシート等により形成され、下顎部本体Jに形成された窪みに嵌め込まれて固定されている。
また、プッシュソレノイドp1において、上方に向かって延びるプランジャp12のみ、下顎部本体Jから外部に露出している。
図7(a)に示すように、腕部開閉ユニットAは、左腕部L及び右腕部Rそれぞれの基端を支持する支持部A1と、左腕部L及び右腕部Rそれぞれに設けられた腕部回動軸A2と、支持部A1を各腕部回動軸A2の軸方向と略垂直方向に沿って往復摺動させる摺動手段A3と、を有している。
なお、図7(a)において、後述するフレームA31、左手部l及び右手部rについては、断面で図示していない。
また、支持部本体A11には、その上面に、腕部開閉動作により、格納部Cの上部内周面と衝突する一対の緩衝部材w2が設けられている。
なお、各緩衝部材w2は、例えば、フェルトやゴム等の弾性素材により形成される。
なお、各転動部A12は、左腕部L及び右腕部Rの基端にそれぞれ軸支されたローラ等であっても良い。
即ち、摺動手段A3は、コイル等が内蔵されたフレームA31、プランジャA32、プランジャA32に巻回される復帰バネA33、といった構成要素を含む、一般的な電気部品である。
図7(b)に示すように、右腕部R(及び左腕部L)の基端は、一対の薄板状体uにより構成されており、転動部A12は、各薄板状体uに挟持されて、右腕部R(及び左腕部L)と連結されている。
図8~図10を用いて、拍手装置Xの動作態様について説明する。
なお、図8では、図6に示す口部開閉ユニットC2のPP´線断面図に加え、上部筐体D1の一部及び上唇部r1のPP´線端面図を示している。
口部開閉動作は、図8に示すように実行される。
即ち、図6に示す状態から、電子基板B1によりプッシュソレノイドp1が駆動され、プッシュバーp14が下方に摺動する。
これにより、下顎部本体Jが押圧され、下顎部C22が口部回動軸m周りに、左側面視で反時計回りに回動することで、図8(a)に示す開状態となる。
これにより、上唇部r1と下唇部r2が当接し、図8(b)に示す閉状態となる。
そして、音声情報を出力する際に、この口部開閉動作が繰返し実行されることで、拍手装置Xが喋っている(或いは歌っている)かのような演出を行うことができる。
また、プッシュバーp14の押圧力を受ける緩衝部材cも、口部開閉動作時における不要なノイズの発生の抑制に寄与する。
腕部開閉動作は、図9に示すように実行される。
即ち、図7に示す状態から、電子基板B1により摺動手段A3が駆動され、プランジャA32が下方に摺動することで、支持部A1が下方に移動する。
すると、左腕部Lは、左方の転動部A12が転動空間A13内で左方に転動しつつ、腕部回動軸A2周りに、時計周りに回動する。
また、右腕部Rは、右方の転動部A12が転動空間A13内で右方に転動しつつ、腕部回動軸A2周りに、反時計周りに回動する。
このとき、左手部l及び右手部rの衝突でもって、拍手音が発せられる。
すると、左腕部Lは、左方の転動部A12が転動空間A13内で右方に転動しつつ、腕部回動軸A2周りに、反時計周りに回動する。
また、右腕部Rは、右方の転動部A12が転動空間A13内で左方に転動しつつ、腕部回動軸A2周りに、時計周りに回動する。
そして、この腕部開閉動作が繰返し実行されることで、開状態から閉状態となる毎に、左手部l及び右手部rの衝突による拍手音が発せられることとなる。
上記した口部開閉動作及び腕部開閉動作は、図10に示すように、同時に実行することが可能であり、拍手装置Xは、シーン切替えボタンB22やレコードボタンB23を用いて、様々な環境で使用可能である。
また、記録されている上記各音声情報には、腕部開閉動作及び口部開閉動作の所定の動作パターン情報が紐づけられている。
動作パターン情報とは、腕部開閉動作及び口部開閉動作、それぞれにおける開閉速度や、開閉タイミング(反復されるリズム)のことである。
これにより、拍手装置Xは、人感センサHの反応や、外部機器の操作でもって、スピーカSから上記の音声情報を出力しつつ、この音声情報に紐づいた動作パターン情報でもって、腕部開閉動作及び口部開閉動作が実行される。
さらにこの際、使用者は、所望のリズムで拍手することで、このリズムが、録音した音声情報に紐づけられる動作パターン情報として記録される。
なお、録音された音声情報は、内蔵されたボイスチェンジャーにより、プリセットの音声情報と同様の声色に変換される。
これにより、拍手装置Xは、人感センサHの反応や、外部機器の操作でもって、スピーカSから上記の録音した音声情報を出力しつつ、この音声情報に紐づいた動作パターン情報でもって、腕部開閉動作及び口部開閉動作が実行される。
これにより、使用者は、拍手装置Xを遠隔操作することが可能であり、例えば、使用者が外部機器に向かって所望の台詞を発すると、この台詞が、上記同様、声色が変換された音声情報として、リアルタイムで、拍手装置Xから出力される。この際、出力された音声情報に合わせて、自動で口部開閉動作が実行される。
また、使用者は、外部機器を用いた遠隔操作により、任意の音声情報に紐づいた動作パターン情報に基づく腕部開閉動作を、拍手装置Xに実行させることができる。
さらに、使用者は、専用のアプリケーションを介して、拍手装置Xへの音声情報の録音、動作パターン情報の記録を行うことも可能である。
また、使用者は、上記した各音声情報に紐づいた動作パターン情報の、開閉速度(拍手の強弱)について、速度調整スライダB25の操作により、リアルタイムで変更可能である。
l 左手部
r 右手部
L 左腕部
R 右腕部
A 腕部開閉ユニット
A1 支持部
A2 腕部回動軸
A3 摺動手段
B 制御手段
B1 電子基板
B2 操作部
B3 接続端子
C 格納部
C1 格納部本体
C2 口部開閉ユニット
D 筐体部
D1 上部筐体
D2 下部筐体
Z 従来の拍手装置
Claims (6)
- 左手部及び右手部を衝突させることにより拍手音を発する拍手装置であって、
前記左手部が連結された左腕部と、前記右手部が連結された右腕部と、前記左腕部及び前記右腕部それぞれを往復回動させる腕部開閉動作を実行する腕部開閉ユニットと、腕部開閉ユニットの動作を制御する制御手段と、前記腕部開閉ユニットが格納される格納部と、を備え、
前記腕部開閉ユニットは、前記左腕部及び前記右腕部それぞれの基端を支持する支持部と、前記左腕部及び前記右腕部それぞれに設けられた腕部回動軸と、前記支持部を前記各腕部回動軸の軸方向と略垂直方向に沿って往復摺動させる摺動手段と、を有し、
前記左手部及び前記右手部は、前記支持部の往復摺動でもって、前記左腕部及び前記右腕部が前記各腕部回動軸周りに往復回動することで、互いに繰返し衝突し、
前記摺動手段は、復帰バネが設けられた単一のソレノイドであり、
前記支持部は、前記摺動手段が連結される支持部本体と、前記左腕部及び前記右腕部の基端にそれぞれ設けられた転動部と、前記支持部本体の左右端部に設けられ、前記各転動部が左右方向に沿って転動可能に格納される転動空間と、を含み、
前記各腕部回動軸は、前記格納部の内部で、前後方向に沿って延びて懸架され、
前記各転動部は、その転動面が、前記転動空間の内周面に当接している、拍手装置。 - 前記摺動手段は、そのプランジャが前記支持部に連結されたプルソレノイドであり、
前記復帰バネは、前記支持部を介して、前記左腕部及び前記右腕部を開状態となる方向に付勢する、請求項1に記載の拍手装置。 - 前記支持部本体の外周面には、前記腕部開閉動作により、前記格納部の内周面と衝突する緩衝部材が設けられている、請求項1に記載の拍手装置。
- 前記支持部本体には、前記摺動手段におけるプランジャの先端部が格納される溝部が設けられている、請求項1又は3に記載の拍手装置。
- 前記格納部を内包する筐体部を備え、
前記筐体部には、その前方側に開口部が設けられ、
前記開口部には、その開口端上縁から前方に向かって突設された第一突設部と、前記第一突設部に設けられた上唇部と、が設けられ、
前記格納部は、前記開口部に向かって突設され口部開閉ユニットを有し、
前記口部開閉ユニットは、左右方向に沿って延びる口部回動軸により軸支された下顎部と、前記制御手段により前記下顎部を前記口部回動軸周りに往復回動させる回動手段と、を含み、
前記下顎部には、前記口部回動軸が設けられた下顎部本体と、前記下顎部本体から前方に突設され、前記開口部を介して外側に突出する第二突設部と、前記第二突設部に設けられ、前記上唇部に当接可能に構成された下唇部と、が設けられている、請求項1に記載の拍手装置。 - 前記回動手段には、前記下顎部本体を上方から押圧することで、前記下顎部を前記上唇部から離間する方向に回動させるプッシュソレノイドと、前記下顎部を前記上唇部に近接する方向に付勢する付勢手段と、が設けられている、請求項5に記載の拍手装置。
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ビッグクラッピーナノ? 取扱説明書,[online],2020年04月,p.1-2,[令和4年8月4日検索],インターネット<URL:https://www.takaha.co.jp/products/sb/pdf/SKN-1521-03-vol2.pdf> |
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