JP7162326B2 - 力センサおよび力センサを備える手術器具 - Google Patents

力センサおよび力センサを備える手術器具 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 平成29年10月20日、日本コンピュータ外科学会誌、第19巻第4号、262-263頁で公開。
特許法第30条第2項適用 平成29年10月28日、第26回日本コンピュータ外科学会大会 名古屋大学 東山キャンパス 豊田講堂・シンポジオン(愛知県名古屋市千草区不老町)で公開。
本発明は、手術器具に印加される力を検出する力センサ、および該力センサを備える手術器具に関するものである。
従来、脳下垂体に対する治療として、経鼻的下垂体手術が知られている。経鼻的下垂体手術では、内視鏡および鉗子などの手術器具を鼻孔から挿入し、脳に到達させて下垂体の治療を行う。このとき、手術器具に加わる力および鉗子の把持力などの手術の状況を、医師による感覚ではなく、定量化および可視化することが望ましい。また、近年、経鼻的下垂体手術にロボットツールを導入することで、狭所での高自由度動作、手指の振戦の除去および動作倍率の変更等による、より高精度な手術が可能になっている。ロボットツールを導入する場合には、手術中の器具同士の接触または対象組織との接触による力覚欠如による安全性低下を防ぐため、微細な反力を提示し、高精度な手術を実現することが期待される。
上記の課題に対し、従来、手術器具に力センサを設けることが提案されている。例えば、特許文献1には、圧電効果を利用した圧力センサを手術用ロボットに用いることが記載されている。また、特許文献2には、ロボット手術システムの力センサとして、FBG(Fiber Bragg Grating)を用いることが提案されている。
特開2015-100677号公報 特開2012-157744号公報
手術器具の力センサとして、圧電効果を利用した圧力センサを用いる場合、電気メスまたはMRIなどの電磁ノイズの影響を受け、手術器具に加えられる力を精度よく測定することができなくなってしまう。また、FBGを力センサに用いる場合、FBGセンサの取り付けが煩雑であるとともに、高精度に波長測定を行うために高機能な測定器が必要になる。
そこで、本発明は、電磁ノイズに強く、簡便に手術器具に加えられる力を測定することができる力センサおよび該力センサを備える手術器具を提供することを目的とする。
本発明に係る力センサは、受圧部および光ファイバ部からなる光ファイバ圧力センサと、受圧部に予備圧縮力を加えて接触する伝達部材と、光ファイバ圧力センサと伝達部材とを保持する保持部と、からなり、受圧部に予備圧縮力が加えられた状態を基準として、光ファイバ部の先端と、受圧部において圧力によってたわむ部分との距離であるギャップ長の変化を検出することで、測定対象に加わる圧縮力及び引張力を検出する
以上のように、本発明によれば、光ファイバ圧力センサと伝達部材とを用いることで、電磁ノイズの影響を受けることなく、力センサに印加される圧力を高精度に測定することができる。また、伝達部材が受圧部に予備圧縮力を加えて接触した状態で保持されることで、母材に加わる圧縮力だけでなく引張力も検出することができる。
実施の形態1における力センサの外観図である。 実施の形態1における力センサの保持部周辺を示す斜視図である。 実施の形態1における光ファイバ圧力センサの構造を示す図である。 光ファイバ圧力センサを用いた圧力測定システムの概略構成図である。 実施の形態1における力センサの構造を示す図である。 実施の形態1における力センサの動作を説明する図である。 実施の形態1における力センサの動作を説明する図である。 実施の形態1における力センサの試験装置の概略構成図である。 図8の試験装置による試験結果を示すグラフである。 実施の形態1の力センサを備える手術器具の概略構成図である。 鉗子の根元部の拡大斜視図である。 鉗子の先端部の拡大斜視図である。 把持力を測定するための力センサの取り付け例を示す図である。 実施の形態2における力センサの保持部周辺を示す斜視図である。 実施の形態3における力センサの保持部周辺を示す斜視図である。 実施の形態4における力センサの保持部周辺を示す斜視図である。 実施の形態5における力センサの保持部周辺を示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る力センサ1について説明する。図1は、実施の形態1における力センサ1の外観図である。力センサ1は、印加される力を測定するものであり、極細径で長尺の線形状を有している。図1に示すように、力センサ1は、光ファイバ圧力センサ5と、伝達部材6と、光ファイバ圧力センサ5と伝達部材6とを保持する保持部7と、を備える。
図2は、本実施の形態における力センサ1の保持部7周辺を示す斜視図である。図2に示すように、光ファイバ圧力センサ5は、受圧部51と光ファイバ部52とを備え、受圧部51に対向して、伝達部材6が配置される。伝達部材6は、光ファイバ圧力センサ5の直径と略同じ直径(例えば120μm)を有し、金属などの硬質の線材で構成される。本実施の形態の伝達部材6は、超硬ピンである。また、伝達部材6は、光ファイバ圧力センサ5の受圧部51と同軸上において、受圧部51を圧縮するように、受圧部51に接触して配置される。保持部7は、例えば可撓性を有する樹脂からなる円筒部材であり、光ファイバ圧力センサ5と伝達部材6との接触部分を覆って保持する。保持部7は、例えばポリイミドチューブである。
図3は、本実施の形態における光ファイバ圧力センサ5の構造を示す図である。図3に示すように、光ファイバ圧力センサ5の光ファイバ部52は、クラッド径125μm、コア径50μmのグレーデッドインデックスマルチモードの光ファイバ521と、光ファイバ521の先端に形成されるクロム(Cr)薄膜のハーフミラー522とからなる。受圧部51は、直径120μmの円筒形状を有するセンサチップであり、光ファイバ部52の端面に接合される。受圧部51は、圧力によってたわむダイヤフラム部511およびスペーサ部514と、アルミ(Al)の全反射ミラー512と、全反射ミラー512を平坦化させて支えるメサ部513と、受圧部51の先端に設けられたシリコンロッド515とを備え、ファブリ・ペロー型の干渉計を構成する。
光ファイバ圧力センサ5の製造段階において、受圧部51を含むセンサチップは、ダイヤフラム部511保護するためのシリコンロッド515を備えている。そして、光ファイバ圧力センサ5を血圧測定などに用いる場合には、ダイヤフラム部511およびスペーサ部514が直接外部からの力を受けるよう、シリコンロッド515が除去される。これに対し、本実施の形態では、シリコンロッド515を除去することなく、受圧部材として、伝達部材6とダイヤフラム部511との間に配置させる。これにより、超硬ピンからなる伝達部材6を用いた力の検出が可能となっている。
図4は、光ファイバ圧力センサ5を用いた圧力測定システム100の概略構成図である。図4に示すように、圧力測定システム100は、力センサ1に含まれる光ファイバ圧力センサ5と、光源501と、ファイバ結合器502と、分光計503と、PCなどの端末装置504とからなる。圧力測定システム100では、光源501から光ファイバ圧力センサ5へ白色光が供給される。光ファイバ圧力センサ5に供給された光は、ハーフミラー522と全反射ミラー512との間で多重反射を行う。そして、伝達部材6からの圧力に応じて受圧面であるダイヤフラム部511およびスペーサ部514がたわみ、ハーフミラー522と全反射ミラー512間の距離、すなわち図3に示すギャップ長Dが変化する。これにより、両ミラーからの反射光の光路差が変化する。光ファイバ圧力センサ5からの反射光は、ファイバ結合器502を通って分光計503に送られ、分光計503によって反射光の光路差の変化を光学的に検知される。そして、端末装置504において、分光結果に応じた圧力が算出され、測定結果の表示または警告音の出力などが行われる。
図5は、本実施の形態における力センサ1の構造を示す図である。図5に示すように、本実施の形態の力センサ1では、伝達部材6によって受圧部51に予備圧縮力を加えた状態で、光ファイバ圧力センサ5と伝達部材6とが保持部7によって保持される。一例として、伝達部材6は、受圧部51における初期のギャップ長Dから約140nm~150nm短くなるよう、受圧部51に予備圧縮力を加える。そして、力センサ1によって、予備圧縮力が加えられた状態を基準としてギャップ長Dの変化を検出することで、圧縮力だけでなく引張力を検出することができる。
また、図5に示すように伝達部材6の先端61は、受圧部51側に凸状となる曲面である。先端61の曲率Rは、伝達部材6の直径に応じて設定され、本実施の形態の場合は、120μmである。先端61を曲面形状とすることで、伝達部材6は受圧部51と点接触する。これにより、伝達部材6が光ファイバ圧力センサ5の軸方向以外の方向から受圧部51を押圧した場合にも、ハーフミラー522と全反射ミラー512との間の平行度を保つことができ、測定精度の低下を抑制することができる。
図6および図7は、本実施の形態における力センサ1の動作を説明する図である。図6は、力センサ1に圧縮力が加えられた状態を示し、図7は力センサ1に引張力が加えられた状態を示す。図6および図7に示すように、力センサ1は、固定材65によって母材60に取り付けられる。母材60は、力センサ1が取り付けられる手術器具である。固定材65としては、例えば低融点ガラスが用いられる。低融点ガラスは、低熱膨張性および低粘弾性を有する。また、ステンレスおよびポリイミド被膜を有する光ファイバに対し、高い接着強度を有する。本実施の形態では、伝達部材6および光ファイバ圧力センサ5の2か所に固定材65が塗布される。
図6に示すように、母材60に対して圧縮力が加えられると、母材60の変形に応じて伝達部材6が受圧部51に圧縮力を伝達し、ギャップ長Dが小さくなる。また、図7に示すように、母材60に対し引張方向の力が加えられると、母材60の変形に応じて伝達部材6が受圧部51から離れる方向に移動し、ギャップ長Dが大きくなる。このように、予備圧縮力が加えられた初期状態のギャップ長Dからのギャップ長Dの変化量に基づいて、母材60に加えられた力を測定することができる。また、図5に示すように伝達部材6によって受圧部51を予め圧縮しておくことで、引張方向に加えられる力を負(マイナス)の値として検出することができる。さらに、母材60に対し曲げ方向の力が加えられた場合も、ギャップ長Dが変化する。そのため、複数の力センサ1を用いることで、母材60に対する曲げ方向の力の向きおよび大きさを測定することができる。
図8は、本実施の形態における力センサ1の試験装置の概略構成図である。力センサ1の試験を行うために、まず、力センサ1を母材60に取り付ける。母材60は、手術器具に相当するものであり、一例として、直径約1.0mm、長さ約50mmのステンレス(SUS304)の棒材が用いられる。力センサ1の母材60への取り付けは、低融点ガラスまたは接着剤等で行われる。
そして、母材60の片端をステージ70に固定する。母材60の自由端は、ワイヤ80を介してフォースゲージ90に取り付ける。フォースゲージ90は、図示しない可動式ステージに取り付けられ、ワイヤ80を介して母材60に対して上方向の荷重を加える。このとき、母材60の固定方法の一例として、ステージ70から母材60の自由端端部までの距離Lを約40mmとし、ステージ70から荷重が加えられる位置までの距離Lを約30mmとする。または、光ファイバ圧力センサ5の受圧部51から25mmの位置を固定し、自由端側の受圧部51から14mmの位置に荷重を加えてもよい。
ここで、図8に示すように、力センサ1を母材60の下側に取り付けることで、母材60に対して引張方向に加わる力を測定することができる。また、力センサ1を母材60の上側に取り付けることで、母材60に対して圧縮方向に加わる力を測定することができる。
図9は、図8の試験装置による試験結果を示すグラフである。具体的には、図9は、母材60の自由端に±1Nの荷重を加えた際の力センサ1の出力とフォースゲージ90の印加荷重とを示すグラフである。図9のグラフにおいて、縦軸は力センサ1の出力を示し、横軸は印加荷重を示す。また、グラフ中の実線は、0Nから-1Nの荷重(引張荷重)を加えたときの出力変化を示し、破線は-1Nの荷重を加えた状態から0Nへ戻した時の出力変化を示す。また、グラフ中の一点鎖線は、0Nから1Nの荷重(圧縮荷重)を加えたときの出力変化を示し、二点鎖線は1Nの荷重を加えた状態から0Nへ戻した時の出力変化を示す。
図9に示すように、フォースゲージ90によって、±1Nの圧縮荷重および引張荷重を加えた場合、力センサ1によって、印加された荷重に対応する出力結果を得ることができた。また、正方向(圧縮)および負方向(引張)の両方において、略線形の出力変化を得ることができた。よって、本実施の形態の力センサ1において、±1Nの測定レンジを満たすことが確認できた。
上記のように、本実施の形態の力センサ1によれば、光ファイバ圧力センサ5を用いて圧力を測定することで、電磁ノイズの影響を受けることなく、精度の高い力測定を行うことができる。また、電気を利用するセンサの場合に生じ得る、漏電または感電の心配もない。また、光ファイバ圧力センサ5の受圧部51に対し、伝達部材6によって予備圧縮力を加えることで、引張力および圧縮力の両方を測定することができる。
また、本実施の形態の力センサ1では、FBGを用いる場合に比べて、力センサ1の取り付けが容易であるとともに、母材60の材質および形状、または伝達部材6による初期の予備圧縮力を調整することで、用途に応じて力センサ1の測定レンジおよび分解能を容易に変更できる。また、測定器である分光計503および端末装置504における波長測定も簡便ですむ。さらに、伝達部材6を硬質部材で構成する、もしくは硬質部材であるシリコンロッド515を構成することで、FBGに比べて温度変化の影響を低減することができる。
図10は、本実施の形態の力センサ1を備える手術器具200の概略構成図である。本実施の形態では、手術器具200は、経鼻的下垂体手術用の鉗子である。なお、手術器具200は、医師により操作されるもの、または手術用ロボットの一部として用いられるもの、の何れであってもよい。本実施の形態では、手術器具200の根元部210と、先端部220とに力センサ1が取り付けられる。
図11は、手術器具200の根元部210の拡大斜視図である。図11に示すように、根元部210は、アーム230を支持する支持部211を有する。支持部211は、円筒形状を有し、支持部211の外周に、3個の力センサ1が取り付けられる。力センサ1は、低融点ガラスまたは接着剤などの固定材によって、支持部211に取り付けられる。また、力センサ1は、支持部211の外周において120°間隔で配置され、3個の力センサ1の出力に基づいて、根元部210に加わる3軸方向(Fx、Fy、Fz)の力が測定される。
手術器具200の根元部210に複数の力センサ1を配置することで、手術器具200の根元部210に加わる力を検出することができる。これにより、手術中における手術器具200同士の接触、または鼻腔内の骨または生体組織との接触を検出できる。そして、予期せぬ接触を検出した場合には、警告音の出力、またはロボットの停止などの対応をとることで、手術中の安全性を確保することができる。
図12は、手術器具200の先端部220の拡大斜視図である。図12に示すように、手術器具200の先端部220は、把持部221および支持部222からなる。把持部221は、生体組織を把持するものであり、支持部222は、把持部221を支持するものである。支持部222には3個の力センサ1が取り付けられる。なお、支持部222の背面側に配置される力センサについては、図12に図示されていない。力センサ1は、それぞれ120°間隔で配置され、3個の力センサ1の出力に基づいて、先端部220の3軸方向(Fx、Fy、Fz)に加わる力が測定される。
また、把持部221には、把持力(Fga、Fgb)を測定するための力センサ1が取り付けられる。図13は、把持力を測定するための力センサ1の取り付け例を示す図である。図13の例では、把持部221は、基部223が手術器具200の軸方向へ移動することにより開閉される構成となっている。そのため、力センサ1を、把持部221の上下にそれぞれ対応する基部223に取り付けることで、基部223の移動に応じた把持力を検出することができる。
手術器具200の先端部220に複数の力センサ1を取り付けることで、手術器具200の先端部220に加わる力および把持力を検出することができる。これにより、把持部221によって把持される生体組織にかかる圧力を把握することができ、生体組織の損傷または圧迫を減少させることができる。また、把持力を定量化することで、より繊細で直感的な手術を行うことができるとともに、把持される生体組織の剛性も把握することができる。
なお、上記実施の形態では、手術器具200の根元部210および先端部220の両方に力センサ1を設ける構成としたが、力センサ1を根元部210または先端部220の何れか一方に設けてもよい。または、手術器具200の根元部210または先端部220以外の部分に力センサ1を設ける構成としてもよい。さらに、手術器具200上の力センサ1の取付位置は、図11~図13の例に限定されるものではなく、任意の場所に取り付けることができる。本実施の形態の力センサ1は小型であるため、術野を妨げることなく、手術器具200の任意の場所に取り付け可能であり、手術器具200の大きさを変更する必要もない。また、手術器具200に取り付ける力センサ1の数も上記の例に限定されるものではなく、根元部210または先端部220に2個以下もしくは4個以上の力センサ1を設ける構成としてもよい。また、手術器具200は経鼻的下垂体手術用の鉗子に限定されるものではなく、その他の手術器具に力センサ1を備えてもよい。
実施の形態2.
図14は、実施の形態2における力センサ1Aの保持部周辺を示す斜視図である。実施の形態2の力センサ1Aは、保持部の構成において、実施の形態1と相違する。詳しくは、図14に示すように、力センサ1Aは、光ファイバ圧力センサ5と、伝達部材6と、光ファイバ圧力センサ5と伝達部材6とを保持する保持部7Aとからなる。光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6の構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態の保持部7Aは、下側保持部71と上側保持部72とからなる。下側保持部71および上側保持部72は、厚さ1mm以下の薄板であり、箔材も含む。例示すればステンレス箔材などが挙がる。一例として、下側保持部71および上側保持部72の長手方向の長さは約20mm、短手方向の長さは約10mmである。下側保持部71には、長手方向に貫通する横溝711と、横溝711と直交する方向に2か所設けられる縦溝712が形成される。また横溝711の幅は光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6の幅よりも若干大きく形成される。光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6は、下側保持部71の横溝711に配置され、縦溝712に流入される固定材713によって保持される。固定材713は、例えば低融点ガラスである。
力センサ1Aの製造方法としては、まず光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6を下側保持部71の横溝711に嵌め込む。そして、マイクロステージ等で伝達部材6を光ファイバ圧力センサ5に向かって押圧し、受圧部51を圧縮した状態で、縦溝712に固定材713を塗布する。そして、ヒーターを用いて固定材713を300℃に加熱して凝固され、光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6を保持する。そして、上側保持部72にて下側保持部71の上面を塞ぐことで、光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6の接触部分を封止する。
本実施の形態の力センサ1Aにおいても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。さらに、本実施の形態では、力センサ1Aの保持部7Aを薄板で構成することで、力センサ1Aを手術器具200に粘着剤または低融点ガラスなどで容易に貼り付けることができる。また、下側保持部71に横溝711を形成して光ファイバ圧力センサ5を嵌め込むことで、光ファイバ圧力センサ5の長手方向が規制される。これにより、光ファイバ圧力センサ5に対し圧縮方向の力が加わった場合に、光ファイバ圧力センサ5が湾曲してしまうことを抑制できる。
実施の形態3.
図15は、実施の形態3における力センサ1Bの保持部周辺を示す斜視図である。実施の形態3の力センサ1Bは、保持部の構成において、実施の形態1と相違する。詳しくは、図15に示すように、力センサ1Bは、光ファイバ圧力センサ5と、伝達部材6と、光ファイバ圧力センサ5と伝達部材6とを保持する保持部7Bとからなる。光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6の構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態の保持部7Bは、下側保持部73と上側保持部74とからなる。下側保持部73および上側保持部74は、厚さ1mm以下の薄板であり、箔材も含む。例示すればステンレス箔材などが挙がる。一例として、下側保持部73および上側保持部74の長手方向の長さは約20mm、短手方向の長さは約10mmである。下側保持部73には、長手方向に貫通するV溝731が形成される。また、上側保持部74にも、長手方向に貫通するV溝741が形成される。
光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6は、下側保持部73と上側保持部74に形成されたV溝731および741内に配置される。そして、伝達部材6を光ファイバ圧力センサ5に向かって押圧し、受圧部51を圧縮した状態で、下側保持部73のV溝731および上側保持部74のV溝741に上下から挟み込まれて保持される。最後に、低融点ガラスなどの固定材によって、V溝731およびV溝741の両端が封止される。
本実施の形態の力センサ1Bにおいても、実施の形態1および実施の形態2と同様の効果を奏することができる。さらに、光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6をV溝731で保持することで、位置決めおよび保持が容易となる。また、保持部7BのV溝731、741を封止することで、光ファイバ圧力センサ5と伝達部材6との接触部分を密閉することができる。これにより、ゴミまたは液体の侵入を防ぎ、滅菌を容易にする。なお、光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6の保持部7Bへの固定は、V溝731およびV溝741の両端を封止することに限定されるものではない。例えば、下側保持部73にV溝731に加え、実施の形態2のような縦溝を2箇所形成して、光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6を縦溝に塗布した粘着剤または低融点ガラスなどの固定材で固定してもよい。
実施の形態4.
図16は、実施の形態4における力センサ1Cの保持部周辺を示す斜視図である。実施の形態4の力センサ1Cは、保持部の構成において、実施の形態1と相違する。詳しくは、図16に示すように、力センサ1Cは、光ファイバ圧力センサ5と、伝達部材6と、光ファイバ圧力センサ5と伝達部材6とを保持する保持部7Cとからなる。光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6の構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態の保持部7Cは、下側保持部75と、上側保持部76と、カバー77とからなる。下側保持部75および上側保持部76は、厚さ1mm以下の薄板であり、箔材も含む。例示すればステンレス箔材などが挙がる。一例として、下側保持部75の長手方向の長さは約20mm、短手方向の長さは約10mmである。下側保持部75には、長手方向に貫通するV溝751が形成される。また、下側保持部75の長手方向の中央部には、凹部752が形成される。上側保持部76には、長手方向に貫通するV溝761が形成される。本実施の形態では、下側保持部75の凹部752を挟んで配置される2個の上側保持部76を備える。カバー77は、下側保持部75の凹部752を覆うものであり、ポリマーなどの薄くて柔らかい材料で形成される。
光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6は、下側保持部75および上側保持部76のV溝751および761内に配置される。また、光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6は、光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6の接触部分が凹部752に位置するように配置される。そして、伝達部材6を光ファイバ圧力センサ5に向かって押圧し、受圧部51を圧縮した状態で、下側保持部73のV溝731および上側保持部74のV溝741に上下から挟み込まれ、低融点ガラスまたは接着剤などの固定材によって、固定される。固定箇所は、V溝751およびV溝761内、またはV溝751およびV溝761の両端の何れであってもよい。最後に、カバー77によって凹部752、すなわち光ファイバ圧力センサ5と伝達部材6との接触部分を覆い、封止する。
本実施の形態の力センサ1Cにおいても、実施の形態1~3と同様の効果を奏することができる。また、本実施の形態では、カバー77によって光ファイバ圧力センサ5と伝達部材6との接触部分を密閉する。これにより、ゴミまたは液体の侵入を防ぎ、滅菌を容易にする。
実施の形態5.
図17は、実施の形態5における力センサ1Dの保持部周辺を示す斜視図である。実施の形態5の力センサ1Dは、保持部の構成において、実施の形態1と相違する。詳しくは、図17に示すように、力センサ1Dは、光ファイバ圧力センサ5と、伝達部材6と、光ファイバ圧力センサ5と伝達部材6とを保持する保持部7Dとからなる。光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6の構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態の保持部7Dは、下側保持部78と、上側保持部79とからなる。下側保持部78および上側保持部79は、厚さ1mm以下の薄板であり、箔材も含む。例示すればステンレス箔材などが挙がる。一例として、下側保持部78の厚さは0.4mm、上側保持部79の厚さは0.1mmであり、力センサ1Dの厚みは約0.5mmである。また、下側保持部78および上側保持部79の長手方向の長さは約3mm、短手方向の長さは約2mmである。
下側保持部78には、長手方向に貫通するV溝781と、V溝781と直交する方向に2か所設けられる縦溝782が形成される。光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6は、下側保持部78のV溝781に配置される。そして、伝達部材6を光ファイバ圧力センサ5に向かって押圧し、受圧部51を圧縮した状態で、縦溝782に固定材783を流入し、保持する。固定材783は、例えば低融点ガラスである。そして、上側保持部79によって下側保持部78の上面を塞ぐことで、光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6の接触部分を封止する。
また、下側保持部78の長手方向の中央部には、2か所の切欠き784が形成される。そして、光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6の接触部分は、切欠き784により形成されるくびれ部分に配置される。一例として、下側保持部78の長手方向における切欠き784の長さは0.4mmであり、下側保持部78の短手方向における切欠き784の長さは0.5mmである。上側保持部79の長手方向の中央部にも、2か所の切欠き794が形成される。切欠き794の形状および大きさは、切欠き784と同じである。
本実施の形態の力センサ1Dにおいても、実施の形態1~4と同様の効果を奏することができる。また、本実施の形態では、保持部7Dに切欠き784、794を設けることで、光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6の接触部分における保持部7Dを薄肉化することができる。これにより、光ファイバ圧力センサ5および伝達部材6へ力が伝達しやすくなり、力センサ1Dの感度を向上させることができる。また、温度変化による保持部7Dの膨張および収縮の影響を低減することもできる。
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、上記実施の形態の構成に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で様々な変形または組み合わせが可能である。例えば、光ファイバ圧力センサ5の構成は、上記実施の形態に限定されるものではなく、異なる構成の光ファイバ圧力センサを用いてもよい。具体例として、上記実施の形態では、光ファイバ圧力センサ5の受圧部51がシリコンロッド515を備える構成としたが、これに限定されるものではなく、シリコンロッド515を除去してもよい。またはシリコンロッド515の替りに弾性材料からなる受圧部材を備えてもよい。
また、上記実施の形態では、光ファイバ圧力センサ5の受圧部51を圧縮する伝達部材6として、超硬ピンを用いる構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、実施の形態2のような保持部7Aの横溝711に光ファイバ圧力センサ5を埋め込み、受圧部51側に低融点ガラスなどの固定材を塗布してもよい。この場合、固定材が伝達部材6となり、母材60の変形に応じて光ファイバ圧力センサ5の受圧部51を圧縮または引張することで、力を検知することができる。
また、実施の形態1では、母材60に対し、伝達部材6と光ファイバ圧力センサ5との2か所を固定材65により固定する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、保持部7であるポリイミドチューブの長辺を固定材65で固定してもよい。これにより、圧縮方向への光ファイバ圧力センサ5の湾曲を抑制することができる。
また、実施の形態2~5において、保持部7A~7Dに加えて、実施の形態1の保持部7として用いられたポリイミドチューブを用いてもよい。また、保持部7A~7Dの上面または底面を手術器具200の形状に対応する形状としてもよい。例えば、手術器具200の曲面に力センサ1を貼りつける場合は、保持部7A~7Dの上面または底面に凹となる曲面を形成してもよい。これにより、手術器具200への取り付けが容易となる。また、保持部7A~7Dは、ステンレス箔材などの金属箔材に限定されるものではなく、樹脂を用いて形成してもよい。さらに、保持部7A~7Dにおける下側保持部および上側保持部の厚みは1mm以下に限定されるものではなく、力センサ1の用途に応じて、圧力測定に影響を及ぼさない範囲で1mm以上としてもよい。
また、上記実施の形態の力センサ1は、FBGに比べて温度の影響を小さくできるものであるが、ある程度の影響は受ける。そこで、温度の影響を補償する構成を備えてもよい。具体的には、力センサ1に温度センサを熱的に緊密に接触させて取り付け、温度を測定する。そして、予め測定した力センサ1の温度特性に基づき、測定した温度に対応する補償値を求める。そして、力センサ1の出力に補償値を加算することで、力センサ1に加えられる力を正確に求めることができる。この場合に用いる温度センサとして、熱電対または電磁ノイズの影響を受けにくい光ファイバ型のセンサの何れを用いてもよい。
1、1A、1B、1C、1D 力センサ、5 光ファイバ圧力センサ、6 伝達部材、7、7A、7B、7C、7D 保持部、51 受圧部、52 光ファイバ部、60 母材、61 先端、65 固定材、70 ステージ、71、73、75、78 下側保持部、72、74、76、79 上側保持部、77 カバー、80 ワイヤ、90 フォースゲージ、100 圧力測定システム、200 手術器具、210 根元部、211 支持部、220 先端部、221 把持部、222 支持部、223 基部、501 光源、502 ファイバ結合器、503 分光計、504 端末装置、511 ダイヤフラム部、512 全反射ミラー、513 メサ部、514 スペーサ部、515 シリコンロッド、521 光ファイバ、522 ハーフミラー、711 横溝、712、782 縦溝、713、783 固定材、731、741、751、761、781 V溝、752 凹部、784、794 切欠き。

Claims (12)

  1. 受圧部および光ファイバ部からなる光ファイバ圧力センサと、
    前記受圧部に予備圧縮力を加えて接触する伝達部材と、
    前記光ファイバ圧力センサと前記伝達部材とを保持する保持部と、からなり、
    前記受圧部に前記予備圧縮力が加えられた状態を基準として、前記光ファイバ部の先端と、前記受圧部において圧力によってたわむ部分との距離であるギャップ長の変化を検出することで、 測定対象に加わる圧縮力及び引張力を検出することを特徴とする力センサ。
  2. 前記伝達部材は、硬質の線材からなることを特徴とする請求項1に記載の力センサ。
  3. 前記受圧部に接触する前記伝達部材の面は凸状の曲面であることを特徴とする請求項1または2に記載の力センサ。
  4. 前記保持部は、前記光ファイバ圧力センサと前記伝達部材との接触部分を覆う円筒部材である請求項1~3の何れか一項に記載の力センサ。
  5. 前記保持部は、前記光ファイバ圧力センサおよび前記伝達部材が嵌め込まれる溝を有する薄板であることを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の力センサ。
  6. 前記保持部は、下側保持部および上側保持部からなり、
    前記下側保持部および前記上側保持部には、それぞれV溝が形成され、
    前記光ファイバ圧力センサおよび前記伝達部材は、前記下側保持部および前記上側保持部に形成される前記V溝内に配置されることを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の力センサ。
  7. 前記保持部は、カバーを含み、
    前記下側保持部には、さらに凹部が形成され、
    前記光ファイバ圧力センサおよび前記伝達部材は、前記光ファイバ圧力センサおよび前記伝達部材の接触部分が前記凹部に位置するよう配置され、
    前記カバーによって前記凹部が覆われることを特徴とする請求項6に記載の力センサ。
  8. 前記保持部は、下側保持部および上側保持部からなり、
    前記下側保持部には、溝および切欠きが形成され、
    前記光ファイバ圧力センサおよび前記伝達部材は、前記下側保持部に形成される前記溝内に配置され、前記光ファイバ圧力センサおよび前記伝達部材の接触部分は、前記切欠きにより形成されるくびれ部分に配置されることを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の力センサ。
  9. 前記受圧部は、
    圧力によってたわむダイヤフラム部およびスペーサ部と、
    前記ダイヤフラム部と前記伝達部材との間に配置される受圧部材とを含むことを特徴とする請求項1~8の何れか一項に記載の力センサ。
  10. 把持部を有する先端部、および根元部からなる手術器具であって、
    前記先端部または前記根元部の何れか一方に設けられた請求項1~9の何れか一項に記載の力センサ、を備えることを特徴とする手術器具。
  11. 少なくとも3個の前記力センサを備え、
    前記少なくとも3個の力センサは、前記根元部または前記先端部に加わる3軸方向の力を検出することを特徴とする請求項10に記載の手術器具。
  12. 前記把持部に前記力センサを設けることを特徴とする請求項10または11に記載の手術器具。
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