JP7162217B2 - 仮眠システム - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザに対して覚醒を促すための照明器具が設けられた仮眠システムに関するものである。
従来より、移動体に用いられる照明システムにおいて、ユーザの睡眠及び覚醒を支援するために照明を制御する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2017-159803号公報
ところで、内部に空間が形成された小屋体内に椅子やベッド等を設置した仮眠システムが存在する。このような仮眠システムでは、椅子が小屋体によって取り囲まれるため、周囲からの視線を気にせずに、ユーザは仮眠を取ることができる。
しかし、このような仮眠システムでは、小屋体が小さく形成されることが多く、これに伴い、小屋体の入り口が狭くなる。このため、ユーザが小屋体に入室するときに、小屋体の内部の障害物(例えば、椅子など)を確認しにくくなる。
また、このような仮眠システムにおいて、覚醒効果を高めるような照明器具の配置は未だ提案されていない。
本発明は、仮眠システムにおいて、ユーザが小屋体の内部を確認しやすいようにしつつ、覚醒効果を高めるように照明器具を配置することを目的とする。
上記の目的を達成するために、仮眠システムは、内部に空間を有し、該空間に出入りするための開口部が前部に形成された小屋体と、前記小屋体内の空間の床部に設置され、背もたれ部を有する椅子と、前記小屋体の開口部を開閉する開閉部材と、前記開閉部材の空間側の面に設けられ、入射した入射光を反射させる光制御部材と、前記小屋体に設けられ、前記光制御部材に向けて光を照射する照明器具とを備える。前記照明器具は、前記開閉部材が閉状態であるとき、光軸が前記光制御部材に向かうように配置されており、光を照射した場合、照射した光が前記光制御部材によって反射される。前記椅子は、前記背もたれ部の上端が、前記光制御部材によって反射された反射光の光軸に対して、上下方向に±10°以内の範囲に配置されている。
本発明によると、仮眠システムにおいて、ユーザが小屋体の内部を確認しやすいようにしつつ、覚醒効果を高めるように照明器具を配置することができる。
本実施形態に係る仮眠システムの平面図。 本実施形態に係る仮眠システムの側面図。 第1照明器具の配置について説明するための図。 第4照明器具の配置について説明するための図。 第4照明器具の配置について説明するための図。 第1照明器具の他の配置について説明するための図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
-仮眠システムの構成-
図1は本実施形態に係る仮眠システムの平面図であり、図2は本実施形態に係る仮眠システムの側面図である。なお、図1および図2では、椅子1にユーザUが着座した状態を図示している。また、図1では、開閉部材3を省略して図示しており、図2では、小屋体2における左側壁部22を省略して図示している。また、以下の説明において、水平方向は、床部24における上面と平行をなす方向であり、鉛直方向は、床部24における上面と垂直をなす方向である。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る仮眠システムは、背もたれ部10を有する椅子1と、椅子1を取り囲むように形成された小屋体2とを備える。
椅子1は、ユーザUが椅子1に自然に着座したときに、側面視において、背もたれ部10の上端がユーザUの目の位置と揃うように形成されている。
小屋体2は、椅子1の右側に配置された右側壁部21と、椅子1の左側に配置された左側壁部22と、椅子1の後側に配置された後側壁部23と、椅子1が載置されている床部24と、開閉部材3とを備える。右側壁部21および左側壁部22は、それぞれ、側面視において、上辺が後方から前方にかけて傾斜するように形成されている。
床部24には、第1照明器具4と第2照明器具5と第3照明器具6とが設置されている。
第1照明器具4は、床部24に埋め込んで設置されており、上部が透光性の部材で覆われている。また、第1照明器具4は、平面視において、椅子1の前側に配置されており、光軸が上側を向くように配置されている。第2照明器具5は、平面視において、椅子1の後側に配置されており、光軸が上側を向くように配置されている。第3照明器具6は、平面視において、椅子1の後側に配置されており、光軸が後側を向くように配置されている。
右側壁部21には、第4照明器具7が設けられている。第4照明器具7は、右側壁部21に埋め込んで設置されており、左側に向かって光を照射する。また、第4照明器具7は、光の拡散を行う拡散パネル9によって覆われている。このため、第4照明器具7から照射された光は、拡散パネル9によって拡散され、小屋体2内に照射される。
左側壁部22には、給気装置11が設置されており、給気装置11によって小屋体2内に空気が供給される。
開閉部材3は、例えば、カーテンやシャッター等であり、折り畳み可能な部材により形成されている。開閉部材3は、椅子1の上側を覆うように、右側壁部21と左側壁部22との間に設けられる。具体的に、開閉部材3は、右側壁部21および左側壁部22の上辺に沿って、折り畳み可能に設けられる。すなわち、開閉部材3を折り畳むことにより、小屋体2の前部に形成された開口部(右側壁部21、左側壁部22、後側壁部23および床部24により形成される開口)が開放され、ユーザが小屋体2内に入室することができる一方、開閉部材3を伸張することにより、小屋体2の開口部を閉塞することができる。なお、図2では、折り畳まれた状態(開状態)の開閉部材3を実線で図示しており、伸張された状態(閉状態)の開閉部材3を二点鎖線で図示している。
また、開閉部材3は、遮光性の高い遮光性部材と光反射性の高い光制御部材とを備える。開閉部材3は、閉状態において、小屋体2の外側に遮光性の高い部材が配置され、小屋体2の内面に沿って光反射性の高い光制御部材が配置されるように設けられている。
-第1照明器具の配置について-
図3は第1照明器具の配置について説明するための図である。
開閉部材3は、ユーザUが小屋体2内で仮眠を取るときに、閉状態になる。このとき、開閉部材3の内面に、光制御部材が配置される。また、第1照明器具4は、光軸が上側に向くように配置されている。このため、第1照明器具4から照射された光が開閉部材3の光制御部材によって反射される。
図3に示すように、直線Aは、第1照明器具4の後端から第1照明器具4の光軸が延びる方向、すなわち、鉛直方向に延伸された直線であり、交点Oは、直線Aと開閉部材3の内面との交点であり、直線Bは、交点Oにおける、開閉部材3の内面に対する法線である。直線Aと直線Bとのなす角度を角度θとした場合、直線Aと、交点Oから椅子1の背もたれ部10の上端Tを結んだ直線Cとのなす角度が2θとなるように、第1照明器具4と椅子1とが配置されている。すなわち、開閉部材3の光制御部材によって反射された反射光の光軸が、背もたれ部10の上端T付近に向く。したがって、第1照明器具4から照射された光が、開閉部材3の交点O付近において反射され、背もたれ部10の上端T付近に照射される。
ここで、背もたれ部10の上端Tと、椅子1に自然に着座したユーザUの目の位置とは、側面視において、揃っている。このため、ユーザUが椅子1に自然に着座した場合、ユーザUの中心視と開閉部材3との交点が、交点Oと近接する。人の視野における、色変化を認識可能な色変化認識域は、中心視から左右方向および上下方向に30~40°程度の領域であることから、第1照明器具4から光を照射することにより、開閉部材3の内面のうち、ユーザUの色変化認識域に相当する部分を照らすことができる。
-第4照明器具の配置について-
図4および図5は第4照明器具の配置について説明するための図である。
図4に示すように、直線Dは、第4照明器具7における前端(拡散パネル9における前端)から鉛直方向に延伸された直線であり、交点Pは、直線Dと、開閉部材3が閉状態であるときの開閉部材3の内面との交点であり、直線Eは、交点Pにおける、開閉部材3の内面に対する法線である。直線Fは、直線Eに対して、直線Dを対称移動した直線である。
また、直線Gは、第4照明器具7における後端(拡散パネル9における後端)から鉛直方向に延伸された直線であり、交点Qは、直線Gと開閉部材3の内面との交点であり、直線Hは、交点Qにおける、開閉部材3の内面に対する法線である。直線Iは、直線Hに対して、直線Gを対称移動した直線である。
直線Fと直線Iとの間の領域に、背もたれ部10の上端Tが配置されるように、第4照明器具7と椅子1とが配置されている。すなわち、開閉部材3が閉状態であるとき、第4照明器具7の前端から上方に照射された照射光を、開閉部材3における光反射部材によって反射させた反射光の第1光軸(直線F)と、第4照明器具7の後端から上方に照射された照射光を、開閉部材3における光反射部材によって反射させた反射光の第2光軸(直線I)との間の領域に、背もたれ部10の上端Tが配置されている。このため、第4照明器具7から照射された光が、開閉部材3における交点Pと交点Qとの間の領域において反射されて、背もたれ部10の上端T付近に照射される。ここで、ユーザUが椅子1に自然に着座した場合、側面視において、ユーザUの中心視と開閉部材3の内面との交点は、交点Pと交点Qとの間の領域に位置する。すなわち、第4照明器具7から光を照射することにより、開閉部材3の内面のうち、ユーザUの色変化認識域に相当する部分を照らすことができる。
図5に示すように、直線Rは、第4照明器具7における上端(拡散パネル9における上端)から水平方向に延伸された直線であり、直線Sは、第4照明器具7における下端(拡散パネル9における下端)から水平方向に延伸された直線である。
直線Rと直線Sとの間の領域に、背もたれ部10の上端Tが配置されるように、第4照明器具7と椅子1とが配置されている。このため、第4照明器具7から照射された光が、直接、背もたれ部10の上端Tに照射される。すなわち、第4照明器具7から光を照射することにより、直接、ユーザUの色変化認識域に対して光を照射できる。
-仮眠システムの動作について-
次に、本実施形態に係る仮眠システムの動作について、説明する。
まず、ユーザUは、小屋体2の外部に設けられたコントローラ(図示省略)に、起床時刻を入力する。そして、ユーザUは、開閉部材3を開状態にして、小屋体2内に入室する。このとき、椅子1の前側から上側にかけて、小屋体2の開口部が開放される。
そして、ユーザUは、開閉部材3を閉状態にして、椅子1に着座し、仮眠を行う。
その後、コントローラに入力された起床時刻になったとき、第1照明器具4および第4照明器具7は、覚醒制御を行う。具体的に、第1照明器具4および第4照明器具7は光の照射を行う。このとき、第1照明器具4から照射された光が、開閉部材3における交点O付近において反射され、背もたれ部10の上端T付近に照射される。また、第4照明器具7から照射された光が、直接、および、開閉部材3における交点Pと交点Qとの間の領域において反射されて、背もたれ部10の上端T付近に照射される。すなわち、第1照明器具4および第4照明器具7から光を照射することにより、直接、ユーザUの色変化認識域に対して光を照射できるとともに、開閉部材3の内面のうち、ユーザUの色変化認識域に相当する部分を照らすことができる。
以上の構成により、本実施形態に係る仮眠システムは、前部に開口部が形成された小屋体2と、背もたれ部10を有する椅子1と、小屋体2の開口部を開閉する開閉部材3と、開閉部材3に沿って設けられた光制御部材と、開閉部材3の内面(光制御部材)に向かって光を照射する第1照明器具4とを備える。開閉部材3が閉状態であるときに、側面視において、第1照明器具4から鉛直方向(第1照明器具4の光軸の延びる方向)に延伸された直線を直線A、直線Aと開閉部材3の内面との交点を交点O、交点Oにおける開閉部材3の内面に対する法線を直線B、直線Aと直線Bとのなす角度をθとした場合、椅子1は、直線Aと、交点Oと背もたれ部10の上端Tとを結ぶ直線Cとのなす角度が2θとなるように配置されている。
これにより、開閉部材3を右側壁部21および左側壁部22の上辺に沿って折り畳むことによって、小屋体2の前部に設けられた開口部が開放されるため、ユーザUが小屋体2内に入室するときに、小屋体2の内部を確認しやすくなる。
また、直線Aと直線Cとのなす角度を2θに設定することにより、第1照明器具4が光を照射したとき、第1照明器具4から照射された光が開閉部材3の交点O付近において反射され、背もたれ部10の上端T付近に照射される。すなわち、第1照明器具4から照射された光が開閉部材3の内面に沿って配置された光制御部材によって反射される。開閉部材3の光制御部材によって反射された反射光の光軸は、背もたれ部10の上端T付近に向く。ここで、交点Oと、椅子1に自然に着座ユーザUの中心視と開閉部材3の内面の交点とは近接することから、第1照明器具4から光を照射することにより、開閉部材3の内面のうち、ユーザUの色変化認識域に相当する部分を照らすことができる。このため、ユーザUに対して覚醒を促すことができる。
したがって、ユーザが小屋体の内部を確認しやすいようにしつつ、覚醒効果を高めるように照明器具を配置することができる。
また、第4照明器具7は、小屋体2の右側壁部21に設けられている。開閉部材3が閉状態であるときに、側面視において、第4照明器具7の前端から鉛直方向に延伸された直線を直線D、直線Dと開閉部材3の内面との交点を交点P、交点Pにおける開閉部材3の内面に対する法線を直線E、第4照明器具7の後端から鉛直方向に延伸された直線を直線G、直線Gと開閉部材3の内面との交点を交点Q、交点Qにおける開閉部材3の内面に対する法線を直線Hとした場合、椅子1は、直線Dを直線Eに対して対称移動した直線Fと、直線Gを直線Hに対して対称移動した直線Iとの間の領域に、背もたれ部10の上端Tが位置するように設けられている。すなわち、椅子1は、開閉部材3が閉状態であるとき、第4照明器具7の前端から上方に照射された照射光を、開閉部材3における光反射部材によって反射させた反射光の第1光軸(直線F)と、第4照明器具7の後端から上方に照射された照射光を、開閉部材3における光反射部材によって反射させた反射光の第2光軸(直線F)との間の領域に、背もたれ部10の上端Tが配置されている。これにより、椅子1に自然に着座したユーザUの中心視と開閉部材3の内面との交点は、交点Pと交点Qとの間の領域に位置することから、第4照明器具7から光を照射することにより、開閉部材3の内面のうち、ユーザUの色変化認識域に相当する部分を照らすことができる。したがって、第4照明器具7から光を照射することにより、ユーザUに対して覚醒を促すことができる。
また、椅子1は、側面視において、第4照明器具7の上端から水平方向に延伸された直線Rと、第4照明器具7の下端から水平方向に延伸された直線Sとの間に、背もたれ部10の上端Tが設けられている。すなわち、第4照明器具7から照射された光が、直接背もたれ部10の上端T付近に照射される。これにより、椅子1に自然に着座したユーザUの色変化認識域に対して、直接光を照射できるため、ユーザに対して覚醒を促すことができる。
(その他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態について説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
図6は第1照明器具の他の配置について説明するための図である。図6では、後側壁部23の上端部において、光軸が前側を向くように、第1照明器具4aが配置されている。この場合、開閉部材3が閉状態であるときに、第1照明器具4が照射した光が、開閉部材3の内面に反射して、背もたれ部10の上端T付近に照射される。すなわち、開閉部材3の内面のうち、ユーザUの色変化認識域に相当する部分を照らすことができる。したがって、第1照明器具4を、小屋体2における天井部に相当する、後側壁部23の上端部に配置してもよいし、小屋体2における壁部に相当する、後側壁部23に配置してもよい。
なお、上記実施形態において、背もたれ部10の上端Tは、ユーザUが椅子1に自然に着座したときに、側面視において、ユーザUの目の位置に揃うように形成されているものとする。すなわち、上記実施形態における背もたれ部10の上端Tとは、側面視において、ユーザUが椅子1に自然に着座したときに、背もたれ部10における、ユーザUの目に揃う位置のことを指す。このため、ユーザUが椅子1に自然に着座したときに、側面視において、実際の背もたれ部10の上端TがユーザUの目の位置に揃っていない場合(例えば、背もたれ部10が上側に非常に長い場合等)、背もたれ部10における、ユーザUの目の位置に揃う箇所が背もたれ部10の上端Tに相当する。したがって、例えば、意匠的な飾りや移動・運搬用のハンドルが背もたれ部10における、ユーザUの目の位置に相当する部分よりも上部に取り付けられていた場合、この意匠的な飾りや移動・運搬用のハンドルは、背もたれ部10には含まれない。
また、上記実施形態において、椅子1および第1照明器具4は、直線Aと直線Cとのなす角度が2θとなるように配置されているが、これに限られない。直線Aと直線Cとのなす角度が(2θ+10°)~(2θ-10°)の範囲に収まるように、椅子1および第1照明器具4を配置してもよい。この場合でも、開閉部材3の内面において、椅子1に自然に着座したユーザUの色変化認識域に相当する部分を照らすことができる。すなわち、椅子1は、背もたれ部10の上端Tが、光制御部材によって反射された反射光の光軸に対して、上下方向に±10°以内の範囲に配置されていることが好ましい。
また、上記実施形態において、椅子1をリクライニング式の椅子としてもよい。この場合、直線Aと直線Cとのなす角度が(2θ+10°)~(2θ-10°)の範囲に収まるように、背もたれ部10の上端Tを変動可能にしてもよい。また、直線Fと直線Iとの間の領域において、背もたれ部10の上端Tを変動可能にしてもよい。また、直線Rと直線Sとの間の領域において、背もたれ部10の上端Tを変動可能にしてもよい。
また、上記実施形態において、第1照明器具4の後端から鉛直方向に直線Aを延ばしているが、これに限られない。第1照明器具4の前端から後端までの間の位置から鉛直方向に直線Aを延ばしてもよい。
また、上記実施形態において、第1照明器具4の光軸は、上側に向かっているが、これに限られない。例えば、第1照明器具4は、光軸が前後方向または左右方向に傾いていてもよい。
また、上記実施形態において、第1照明器具4の光軸は、光強度が最大値となる方向のみに限られない。例えば、ユーザに対して覚醒を十分に促すことができる光量を確保できる方向(例えば、光強度の最大値に対して半分の値となる方向等)を、第1照明器具4の光軸としてもよい。
また、上記実施形態において、第1照明器具4および第4照明器具7は、覚醒制御を実行する場合、起床時刻から所定時刻にかけて、輝度を徐々に増加させた後、一定にする制御を行ってもよい。この場合、覚醒制御時における、第1照明器具4および第4照明器具7の制御パラメータに、起床時刻から所定時刻までの長さ、最大輝度、最大輝度に到達するまでの所要時間、最大輝度が維持される時間、および、最大輝度に到達するまでの輝度のカーブの形状等が含まれてもよい。また、輝度のカーブの形状には、直線状、上に凸状、下に凸状などの形状が含まれてもよい。
また、上記実施形態において、第1照明器具4および第4照明器具7は、覚醒制御を実行する場合、明るさに代えて、または、明るさに加えて発光色(第1照明器具4および第4照明器具7が発する光の色度)が変更されてもよい。この場合、色度図にしたがって色変化させてもよい。例えば、色度図のb点からa点まで色度を変化させる場合、覚醒制御時における、第1照明器具4および第4照明器具7の制御パラメータに、対象期間の長さ、a点の色度、色度がb点からa点に到達するまでの所要時間、a点の色度が維持される時間、および、a点の色度に到達するまでの色度のカーブの形状等が含まれてもよい。
また、上記実施形態において、第1照明器具4および第4照明器具7が覚醒制御を実行するときに、第2照明器具5および第3照明器具6から光を照射してもよい。
また、上記実施形態において、コントローラに入眠時刻を設定できるようにしてもよい。この場合、入眠時刻になったときに、第1照明器具4、第2照明器具5、第3照明器具6および第4照明器具7が、ユーザに対して入眠を促す光を照射してもよい。
また、上記実施形態において、開閉部材3は、右側壁部21および左側壁部22の上辺に沿って設けられるが、開閉部材3の配置は、これに限られない。開閉部材3は、小屋体2の開口部を覆うように設けられていればよい。
また、上記実施形態において、第1照明器具4および第4照明器具7のいずれか一方が設けられていなくてもよい。
また、上記実施形態において、第4照明器具7を左側壁部22に設けてもよい。
また、上記実施形態において、小屋体2にスピーカを設けて、第1照明器具4および第4照明器具7が覚醒制御を実行するときに、スピーカから覚醒を促す音声を出力してもよい。
また、上記実施形態において、光制御部材は、開閉部材3の内面に沿うように形成されている。このため、図1~図6では、光制御部材は、曲面形状で描写されているが、これに限られず、平面形状であってもよい。
また、上記実施形態において、光制御部材は、第1照明器具4および第4照明器具7からの入射光を、背もたれ部10の上端T、すなわち、ユーザUの目の位置に反射するとしたが、これに限られない。例えば、光制御部材が入射光を拡散して反射する部材である場合、光制御部材によって拡散された拡散光のうち、光強度が一定強度以上(例えば、光強度が最大値の半分程度)の光がユーザの目の位置に到達するように、光制御部材を配置してもよい。
1 椅子
2 小屋体
3 開閉部材
4,4a 第1照明器具
7 第4照明器具
10 背もたれ部
21 右側壁部
22 左側壁部
23 後側壁部
24 床部
U ユーザ

Claims (3)

  1. 内部に空間を有し、該空間に出入りするための開口部が前部に形成された小屋体と、
    前記小屋体内の空間の床部に設置され、背もたれ部を有する椅子と、
    前記小屋体の開口部を開閉する開閉部材と、
    前記開閉部材の空間側の面に設けられ、入射した入射光を反射させる光制御部材と、
    前記小屋体の床部に設けられており、前記椅子の前側に配置されており、光軸が上側を向くように配置されており、前記光制御部材に向けて光を照射する照明器具と
    を備え、
    前記照明器具は、前記開閉部材が閉状態であるとき、光軸が前記光制御部材に向かうように配置されており、光を照射した場合、照射した光が前記光制御部材によって反射され、
    前記椅子は、前記背もたれ部の上端が、前記光制御部材によって反射された反射光の光軸に対して、上下方向に±10°以内の範囲に配置されている
    ことを特徴とする仮眠システム。
  2. 内部に空間を有し、該空間に出入りするための開口部が前部に形成された小屋体と、
    前記小屋体内の空間の床部に設置され、背もたれ部を有する椅子と、
    前記小屋体の開口部を開閉する開閉部材と、
    前記開閉部材の空間側の面に設けられ、入射した入射光を反射させる光制御部材と、
    前記小屋体の側壁部に設けられ、前記光制御部材に向けて光を照射する照明器具と
    を備え、
    前記椅子は、
    前記開閉部材が閉状態であるとき、側面視において、前記照明器具の前端から上方に照射された照射光を、前記光制御部材によって反射させた反射光の第1光軸と、前記照明器具の後端から上方に照射された照射光を、前記光制御部材によって反射させた反射光の第2光軸との間の領域に、前記背もたれ部の上端が配置されており、
    前記背もたれ部の上端は、前記第1光軸よりも下側かつ前記第2光軸よりも後側となるように配置されている
    ことを特徴とする仮眠システム。
  3. 請求項2記載の仮眠システムにおいて、
    前記椅子は、
    側面視において、前記照明器具の上端から水平方向に延伸された第1直線と、前記照明器具の下端から水平方向に延伸された第2直線との間の領域に、前記背もたれ部の上端が配置されていることを特徴とする仮眠システム。
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