JP7161186B2 - ハブボルト検査治具 - Google Patents
ハブボルト検査治具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7161186B2 JP7161186B2 JP2018203740A JP2018203740A JP7161186B2 JP 7161186 B2 JP7161186 B2 JP 7161186B2 JP 2018203740 A JP2018203740 A JP 2018203740A JP 2018203740 A JP2018203740 A JP 2018203740A JP 7161186 B2 JP7161186 B2 JP 7161186B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hub bolt
- gauge body
- inspected
- hub
- inspection jig
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Description
例えば、乗用車のハブボルトはタイヤ1つにつき4~6本が使用されており、1台あたりのタイヤ本数が4本であることから、4×4~6×4本、すなわち、16~24本のハブボルトをセットすることが必要になる。
大型トラックであれば、タイヤ1つにつき8~10本が使用されており、1台あたりのタイヤ本数が4~8本である。よって8×4~10×8本、すなわち、32~80本のハブボルトをセットすることが必要になる。
ここで、「ハブボルトのネジ軸部の全長近傍以上の寸法」について説明する。通常、ハブボルトはネジ部の最奥部までネジ山全体を使用することは予定されておらず、実際に使用されるネジ山の範囲より少し余裕を持たせて長めにネジ山が形成されている。したがって、必ずしも「ネジ軸部の全長以上の寸法」が必要ではなく、ネジ最奥部の余裕を持たせた長さ分を差し引いた「ネジ軸部の全長近傍以上の寸法」であって、実際に使用される可能性があるネジ軸部の最大範囲以上の長さがあればよい。具体的には余裕分として普通車で5mm程度、トラックで10mm程度短い長さ範囲を全長近傍とすることができる。
なお、検査冶具の持ち運びやすさも考慮すると、ゲージ本体の幅が広すぎると、検査冶具の重量が増加するとともに、作業服のポケット等に収納しにくくなるので、幅の上限についてはボルト径と同程度以下とするのが望ましい。
こうすることで、ハブボルトのネジ山に対してゲージ本体の凹凸波形部をよりぴったりとフィットさせることができるとともに、ハブボルトのネジ山に合わせた状態でゲージ本体をハブボルトの周方向に少し滑らせる操作をして検査することにより、両者のフィット状態をさらに精度よく判別することができる。
これにより、凹凸波形部をハブボルトのネジ山にかみ合わせたときに、凸面状の頂点がハブボルトのネジ軸部周面に点接触で接触することになって、かみ合いの状態が側方から見てわかりやすいといった利点がある。
こうすることで、上方の把手部を持ってゲージ本体の凹凸波形部をハブボルトのネジ山に平行にかみ合わせることにより、かみ合い部全域にわたって平行な姿勢で均等に押し付けることができ、検査をより確実に行うことができる。
すなわち、図2並びに図3に示すように、ゲージ本体1の幅D1が8mm、凹凸波形部2の長さL1が70mmとし、凹凸波形部2の波形がM22×P1.25のハブボルトのネジ山のJIS規格寸法と同じ形状で形成した。
なお、一般的なハブボルトのネジ軸部の長さL2は乗用車用ハブボルトで40~60mm、トラック用ハブボルトで50~70mm程度である。
なお、検査すべきハブボルトBのネジ軸部4の長さがL2である場合、通常、ネジ山は最奥部までネジ山全体を使用することは予定されておらず、実際に使用されるネジ山の範囲よりも、少し余裕分の長さa(aは5~10mm程度)を最奥部に含めた状態で長めにネジ山が形成してある。したがって、この点を考慮すれば、凹凸波形部の長さL1はL2-a以上の寸法(すなわちネジ軸部の全長長さL2の近傍以上)であれば問題なく使用できることになる。
こうすることで、ハブボルトBのネジ山に対してゲージ本体1の凹凸波形部2をよりぴったりとフィットさせることができるとともに、ハブボルトBのネジ山に合わせた状態でゲージ本体1をハブボルトBの周方向に少し滑らせる操作をして検査することにより、両者のフィット状態をさらに精度よく判別することができる。
こうすることで、凹凸波形部2をハブボルトBのネジ山にかみ合わせたときに、稜線2a並びに谷底線2bの凸面状の頂点がハブボルトBのネジ軸部4周面に点接触で接触することになって、かみ合いの状態を側面から見やすくなるといった利点がある。この場合は、ゲージ本体1の断面形状を略四角形に代えて、断面が円形(すなわち円柱棒杆状のゲージ本体)としてもよい。
こうすることで、中央の把手部3’を持ってゲージ本体1’の凹凸波形部2をハブボルトBのネジ山にかみ合わせることにより、かみ合い部全域にわたって平行な姿勢で均等に押し付けることができ、検査をより確実に行うことができる。
このような構成により、ネジ部2が発光ダイオード7によって明るく照らされるので、薄暗い現場であってもハブボルトのネジ山に対するかみ合いを明確に確認することができる。
なお、ゲージ本体の1のネジ部2の反対側の面(図8の上面側)に、反射面をネジ部2に向けた反射膜を貼り付けて形成するのが好ましい。これによりネジ部への光量を多く確保することができる。また、ゲージ本体1のネジ部2の表面に微細な傷がつくように研磨して発光光が乱反射するようにして照らすこともできる。この場合はゲージ本体の断面を円筒状にしても全周を明るく照らすことができる。
なお、この場合もゲージ本体の1’のネジ部2の反対側の面(図9の上面側)に、反射面をネジ部2に向けた反射膜を貼り付けて形成するのが好ましい。
また、上記実施例では、ゲージ本体1の凹凸波形部2を形成した部分をカバーする着脱自在なケース5を設けるようにしたが、これを省略することもできる。
また、図8、図9の照明機能を付与した実施例では、光源に発光ダイオードを用いているが、これに代えて、搭載することが可能である小型の光源装置であれば特に限定されない。
その他本発明では、その目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することが可能である。
B 検査すべきハブボルト
D1 ゲージ本体の幅
D2 ネジ軸部の直径
L1 凹凸波形部の長さ
L2 ネジ軸部の長さ
1、1’ ゲージ本体
2 凹凸波形部
2a 波形山部の稜線
2b 波形谷部の谷底線
3、3’ 把手部
4 ネジ軸部
5 ケース
6 弾性クリップ
7 発光ダイオード
8 電源
9 スイッチ
Claims (7)
- 把手部を備えたゲージ本体によりハブボルトのネジ山の永久伸びの検査を行うハブボルト検査治具であって、
前記ゲージ本体は検査すべきハブボルトのネジ山の規格寸法と一致する波形が連続する凹凸波形部が形成され、
前記凹凸波形部の長さは40~70mmであるとともに前記検査すべきハブボルトのネジ軸部の全長近傍以上の寸法で形成され、
前記凹凸波形部を形成したゲージ本体の幅が、前記検査すべきハブボルトのネジ軸部直径の三分の一以上の厚みで形成され、前記ゲージ本体の幅方向に延びる波形山部の稜線が平らに形成されているハブ ボルト検査治具。 - 把手部を備えたゲージ本体によりハブボルトのネジ山の永久伸びの検査を行うハブボルト検査治具であって、
前記ゲージ本体は検査すべきハブボルトのネジ山の規格寸法と一致する波形が連続する凹凸波形部が形成され、
前記凹凸波形部の長さは40~70mmであるとともに前記検査すべきハブボルトのネジ軸部の全長近傍以上の寸法で形成され、
前記凹凸波形部を形成したゲージ本体の幅が、前記検査すべきハブボルトのネジ軸部直径の三分の一以上の厚みで形成され、前記ゲージ本体の幅方向に延びる前記凹凸波形部の稜線並びに谷底線が、前記検査すべきハブボルトのネジ軸部の外周面に沿って凹面状に湾曲して形成されているハブボルト検査治具。 - 把手部を備えたゲージ本体によりハブボルトのネジ山の永久伸びの検査を行うハブボルト検査治具であって、
前記ゲージ本体は検査すべきハブボルトのネジ山の規格寸法と一致する波形が連続する凹凸波形部が形成され、
前記凹凸波形部の長さは40~70mmであるとともに前記検査すべきハブボルトのネジ軸部の全長近傍以上の寸法で形成され、
前記凹凸波形部を形成したゲージ本体の幅が、前記検査すべきハブボルトのネジ軸部直径の三分の一以上の厚みで形成され、前記ゲージ本体の幅方向に延びる前記凹凸波形部の稜線並びに谷底線が凸面状に湾曲して形成されているハブ ボルト検査治具。 - 前記ゲージ本体を櫛状に形成して下面に前記凹凸波形部を加工し、上方に前記把手部が形成されている請求項1~3のいずれかに記載のハブボルト検査治具。
- 前記ゲージ本体が棒杆状で形成され、その長さ方向に沿って前記凹凸波形部が設けられ、前記ゲージ本体の一端部が前記把手部として形成されている請求項1~3のいずれかに記載のハブボルト検査治具。
- 前記ゲージ本体が白色の樹脂材で形成される請求項1~5のいずれかに記載のハブボルト検査治具。
- 前記ゲージ本体が透明、または半透明の樹脂材で形成され、前記把持部には前記ゲージ本体に向けて光照射する光源装置が設けられている請求項1~5のいずれかに記載のハブボルト検査治具。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018135615 | 2018-07-19 | ||
JP2018135615 | 2018-07-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020020776A JP2020020776A (ja) | 2020-02-06 |
JP7161186B2 true JP7161186B2 (ja) | 2022-10-26 |
Family
ID=69589061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018203740A Active JP7161186B2 (ja) | 2018-07-19 | 2018-10-30 | ハブボルト検査治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7161186B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2962221B2 (ja) | 1996-03-06 | 1999-10-12 | 住友金属工業株式会社 | ねじ締め付け完了位置の検出及び表示装置 |
JP6156505B2 (ja) | 2013-09-10 | 2017-07-05 | 富士通株式会社 | 無線通信システム、基地局装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2559580B1 (fr) * | 1984-02-10 | 1986-06-06 | Vallourec | Procede pour determiner le couple de vissage d'un joint tubulaire comportant un filetage conique et une butee de limitation de vissage, utilisable dans l'industrie du petrole et dispositifs pour mettre en oeuvre ce procede |
JPH0247503U (ja) * | 1988-09-28 | 1990-03-30 |
-
2018
- 2018-10-30 JP JP2018203740A patent/JP7161186B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2962221B2 (ja) | 1996-03-06 | 1999-10-12 | 住友金属工業株式会社 | ねじ締め付け完了位置の検出及び表示装置 |
JP6156505B2 (ja) | 2013-09-10 | 2017-07-05 | 富士通株式会社 | 無線通信システム、基地局装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020020776A (ja) | 2020-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2014273307B2 (en) | Screw | |
US4825732A (en) | Elastomeric sleeve for conventional wrench sockets | |
US20110271798A1 (en) | Screw tensioning device | |
JP7161186B2 (ja) | ハブボルト検査治具 | |
CA2881624C (en) | A load-indicating device | |
KR910001686Y1 (ko) | 결합부재 | |
CN1228142A (zh) | 用于标示负荷的方法和装置 | |
CN105835010A (zh) | 工作器械 | |
JP3168249U (ja) | 測量器具 | |
US2776689A (en) | Hammer with detachable facings | |
JP2016044973A (ja) | 曲率測定器具とその測定方法 | |
CN201206964Y (zh) | 塞规 | |
GB2325505A (en) | Wheel nut position indicator and dust cap | |
JP6535051B2 (ja) | ねじゲージ装置 | |
CN208902010U (zh) | 定位槽槽距检测装置 | |
CN206862229U (zh) | 一种新型卡钳 | |
WO2015019872A1 (ja) | ネジセット | |
FR2869392A1 (fr) | Tete d'une bougie de prechauffage equipee d'un capteur de pression | |
US7356935B2 (en) | Thread gauge wire apparatus | |
CN221198275U (zh) | 一种高效率的检验光面机构 | |
CN220622430U (zh) | 一种角磨机磨片拆装方便的固定螺母 | |
CN215334292U (zh) | 一种可拆式链轮 | |
JP2008286717A (ja) | 摩耗量計測装置 | |
RU2389646C2 (ru) | Устройство крепления лопасти воздушного винта изменяемого шага | |
CN209125750U (zh) | 一种建筑施工用便于使用的扳手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210824 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220615 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220628 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220823 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220927 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221006 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7161186 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |