JP7161143B2 - 金属膜付き樹脂フィルムの製造装置と製造方法 - Google Patents
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Description
両面に金属シード層を成膜した長尺樹脂フィルムがその層間に長尺合紙を挟み込みながら巻回された長尺樹脂フィルム巻き出しロールと、
該長尺樹脂フィルム巻き出しロールから巻き出される長尺樹脂フィルムから上記長尺合紙を分離して巻き取る長尺合紙巻き取りロールと、
上記長尺合紙が分離された長尺樹脂フィルムを搬入してその金属シード層上に金属膜を形成する湿式メッキ槽と、
上記金属膜が形成された長尺樹脂フィルムを巻き取る長尺樹脂フィルム巻き取りロールを備え、かつ、
上記長尺樹脂フィルム巻き出しロールと湿式メッキ槽との間に、長尺合紙が分離された長尺樹脂フィルムの金属シード層表面を洗浄する大気圧プラズマ洗浄装置が設けられた金属膜付き樹脂フィルムの製造装置において、
上記大気圧プラズマ洗浄装置のプラズマ処理ボックス内に長尺樹脂フィルムの搬送方向に沿って第一洗浄部と第二洗浄部が並んで設けられ、
上記第一洗浄部は、長尺樹脂フィルムが搬送される搬送路を室内に有する第一搬送室と、上記搬送路を挟んで第一搬送室の一方側に連設されかつ上記搬送路に向け開口する第一スリット部を有すると共に長尺樹脂フィルムの第1面に向けてプラズマを照射する第一大気圧プラズマヘッドと、上記搬送路を挟んで第一搬送室の他方側に設けられかつ搬送路内における上記長尺樹脂フィルムの第2面側に回り込んだプラズマガスを排出する第一排気管とで構成され、
上記第二洗浄部は、長尺樹脂フィルムが搬送される搬送路を室内に有する第二搬送室と、上記搬送路を挟んで第二搬送室の一方側に連設されかつ上記搬送路に向け開口する第二スリット部を有すると共に長尺樹脂フィルムの第2面に向けてプラズマを照射する第二大気圧プラズマヘッドと、上記搬送路を挟んで第二搬送室の他方側に設けられかつ搬送路内における上記長尺樹脂フィルムの第1面側に回り込んだプラズマガスを排出する第二排気管とで構成されていることを特徴とし、
第2の発明は、
第1の発明に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造装置において、
上記第一大気圧プラズマヘッドにおける搬送路側の第一スリット部周囲と第一排気管の開口周囲にガス隔壁が付設され、かつ、上記第二大気圧プラズマヘッドにおける搬送路側の第二スリット部周囲と第二排気管の開口周囲にガス隔壁が付設されていることを特徴とし、
第3の発明は、
第1の発明または第2の発明に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造装置において、
上記長尺樹脂フィルムの金属シード層と金属膜は、Cuを主成分とすることを特徴とし、
第4の発明は、
第1の発明または第2の発明に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造装置において、
上記長尺合紙は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリカーボネイト、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、アラミド、ポリイミド、トリアセテートの単体若しくはこれ等を貼り合わせた複合体で構成されることを特徴とし、
また、第5の発明は、
第1の発明または第2の発明に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造装置において、
上記大気圧プラズマ洗浄装置は、遠隔操作型であることを特徴とする。
両面に金属シード層を成膜した長尺樹脂フィルムがその層間に長尺合紙を挟み込みながら巻回された長尺樹脂フィルム巻き出しロールから上記長尺樹脂フィルムを巻き出す工程と、
長尺樹脂フィルム巻き出しロールから巻き出された長尺樹脂フィルムから上記長尺合紙を分離して長尺合紙巻き取りロールに巻き取る工程と、
上記長尺合紙が分離された長尺樹脂フィルムを湿式メッキ槽に搬入してその金属シード層上に金属膜を形成する工程と、
上記金属膜が形成された長尺樹脂フィルムを長尺樹脂フィルム巻き取りロールに巻き取る工程を具備する金属膜付き樹脂フィルムの製造方法において、
上記長尺合紙を分離した長尺樹脂フィルムが湿式メッキ槽に搬入される前に、上記長尺樹脂フィルム巻き出しロール側に設けられた第一大気圧プラズマヘッドから長尺樹脂フィルムの第1面側に向けプラズマを照射して長尺樹脂フィルムの第1面を洗浄しかつ長尺樹脂フィルムの第2面側にプラズマガスを回り込ませて排気すると共に、上記湿式メッキ槽側に設けられた第二大気圧プラズマヘッドから長尺樹脂フィルムの第2面側に向けプラズマを照射して長尺樹脂フィルムの第2面を洗浄しかつ長尺樹脂フィルムの第1面側にプラズマガスを回り込ませて排気することを特徴とし、
第7の発明は、
第6の発明に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造方法において、
上記長尺樹脂フィルムの金属シード層と金属膜がCuを主成分とすることを特徴とし、
第8の発明は、
第6の発明に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造方法において、
上記長尺合紙を、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリカーボネイト、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、アラミド、ポリイミド、トリアセテートの単体若しくはこれ等を貼り合わせた複合体で構成することを特徴とし、
また、第9の発明は、
第6の発明に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造方法において、
上記長尺樹脂フィルムの各金属シード層表面を大気圧プラズマ洗浄する装置を、遠隔操作型の装置で構成することを特徴とするものでる。
長尺樹脂フィルム巻出ロールと湿式メッキ槽との間に設けられた大気圧プラズマ洗浄装置のプラズマ処理ボックス内に、長尺樹脂フィルムの搬送方向に沿って第一洗浄部と第二洗浄部が並んで設けられ、
上記第一洗浄部は、長尺樹脂フィルムが搬送される搬送路を室内に有する第一搬送室と、上記搬送路を挟んで第一搬送室の一方側に連設されかつ上記搬送路に向け開口する第一スリット部を有すると共に長尺樹脂フィルムの第1面に向けてプラズマを照射する第一大気圧プラズマヘッドと、上記搬送路を挟んで第一搬送室の他方側に設けられかつ搬送路内における上記長尺樹脂フィルムの第2面側に回り込んだプラズマガスを排出する第一排気管とで構成され、
上記第二洗浄部は、長尺樹脂フィルムが搬送される搬送路を室内に有する第二搬送室と、上記搬送路を挟んで第二搬送室の一方側に連設されかつ上記搬送路に向け開口する第二スリット部を有すると共に長尺樹脂フィルムの第2面に向けてプラズマを照射する第二大気圧プラズマヘッドと、上記搬送路を挟んで第二搬送室の他方側に設けられかつ搬送路内における上記長尺樹脂フィルムの第1面側に回り込んだプラズマガスを排出する第二排気管とで構成されていることを特徴としている。
まず、片面に金属シード層を成膜するスパッタリングウェブコータ(真空成膜装置)について、図1を参照しながら具体的に説明する。
次に、両面に金属シード層を成膜するスパッタリングウェブコータ(真空成膜装置)について、図2を参照しながら具体的に説明する。
金属膜付き樹脂フィルムに適用される長尺樹脂フィルムとしては、ポリイミド系フィルム、ポリアミド系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリテトラフルオロエチレン系フィルム、ポリフェニレンサルファイド系フィルム、ポリエチレンナフタレート系フィルムまたは液晶ポリマー系フィルムから選ばれる耐熱性の樹脂フィルム等が例示される。これ等の樹脂フィルムを用いて得られる金属膜付き樹脂フィルムは、上述したフレキシブル配線基板に要求される柔軟性、実用上必要な強度、配線材料として好適な電気絶縁性に優れているからである。
プラズマ処理ボックス662内において長尺樹脂フィルム601の搬送方向に沿って二組の大気圧プラズマヘッド665、666が並んで配置された従来例に係る「大気圧プラズマ洗浄装置」を組み込んだ金属膜付き樹脂フィルム製造装置を図3に示す。
しかし、長尺樹脂フィルム601の一方の金属シード層表面(第1面)に向け上流側の大気圧プラズマヘッド666からプラズマ照射し、次いで、下流側の大気圧プラズマヘッド665から長尺樹脂フィルム601の他方の金属シード層表面(第2面)に向けプラズマ照射する従前の「大気圧プラズマ洗浄装置」が組み込まれた場合、プラズマ照射される金属シード層(第1面)とは反対側の金属シード層表面(第2面)が裏面周囲雰囲気(大気)の酸素により酸化され易く、下流側の大気圧プラズマヘッド665による金属シード層表面(第2面)の洗浄効果が低下してしまう問題が存在した。
大気圧プラズマ装置は、真空設備を必要とせず、樹脂フィルムにプラズマを照射できる装置であり、樹脂フィルムの表面改質や表面を荒す等の目的で使用される。真空プラズマ装置と同様、電源のタイプは中周波(MHz)、高周波(MHz)、マイクロ波(GHz)があり、周波数が高い程、表面の荒れが少ない均一な効果が期待できる。プラズマガスのベースには、窒素、アルゴン、空気等が採用され、目的に応じて微量の添加ガスが混合される。
図3に示す金属膜付き樹脂フィルム製造装置に組み込まれる第二実施形態に係る大気圧プラズマ洗浄装置は、第一実施形態に係る大気圧プラズマ洗浄装置と同様、従前の「大気圧プラズマ洗浄装置」が組み込まれた場合における大気圧プラズマの熱負荷に起因する裏面酸化を防止して、金属シード層の各表面(第1面と第2面)を均等に洗浄するようにしたものである。
図2に示すスパッタリングウェブコータを用いて長尺樹脂フィルムの両面に金属シード層を成膜した。図2に示す長尺樹脂フィルム114には、幅600mm、長さ1000m、厚さ25μmの宇部興産株式会社製の耐熱性ポリイミドフィルム「ユーピレックス(登録商標)」を使用した。
Ni-Cr層とCu層から成る金属シード層が両面に成膜されかつフィルム層間にブロッキング防止用の長尺合紙を挟み込みながら巻き取られた長尺樹脂フィルム601を、上記金属膜付き樹脂フィルム製造装置の長尺樹脂フィルム巻出ロール600から長尺合紙603を分離しながら巻き出すと共に、搬送速度1m/分で上記長尺樹脂フィルム601を「大気圧プラズマ洗浄装置」内に搬入し、第一洗浄部810と第二洗浄部820で金属シード層表面を洗浄して金属シード層表面に転移した長尺合紙603からの成分を除去した後、搬送速度1m/分で「湿式メッキ装置」内に搬入して金属シード層上に1μmのCu層をメッキした。
プラズマ処理ボックス662内において大気圧プラズマヘッド665と大気圧プラズマヘッド666が長尺樹脂フィルム601の搬送方向に沿って並んで配置されている図3の金属膜付き樹脂フィルム製造装置を用い、搬送速度1m/分で長尺樹脂フィルム601を「大気圧プラズマ洗浄装置」内に搬入し、その大気圧プラズマヘッド665と大気圧プラズマヘッド666で金属シード層表面を洗浄して転移した長尺合紙603からの成分を除去した後、搬送速度1m/分の条件で「湿式メッキ装置」内に搬入して金属シード層上に1μmのCu層をメッキした。
図9に示すように、長尺合紙の成分(上述したように樹脂フィルム成分や樹脂フィルムに含まれる溶剤成分等)100が長尺樹脂フィルムの金属シード層101表面に局所的に転移してしまうと、この部分が、湿式メッキ後に直径数μmのピンホールになってしまうことが電子顕微鏡観察により確認されている。これを応用し、大気圧プラズマによる上記転移成分の洗浄効果をピンホール数で評価することができる。
(1)表1に示す結果から、実施例においては、搬送速度が1m/分の場合および搬送速度が3m/分の場合ともに、プラズマ洗浄がなされていない両面金属膜付き樹脂フィルムの第1面と第2面におけるピンホール数(表1の「プラズマ照射無」欄参照)より著しく減少していることが確認される。
71a、71b、72a、72b、81a、81b、82a、82b 開口
100 長尺合紙から転移した成分
101 金属シード層
110、210 巻出室
111、211 乾燥室
124、224 ヒータユニット
112、212、312 成膜室
400 搬送室
113、213 巻取室
114、214 長尺樹脂フィルム
10、601 金属シード層が成膜された長尺樹脂フィルム
115、215、600 長尺樹脂フィルム巻出ロール
146、246、641 長尺樹脂フィルム巻取ロール
149、249、603 長尺合紙
148、248 長尺合紙巻出ロール
602 長尺合紙巻取ロール
131、231、331 キャンローラ
138、238、338 遮蔽板
139、140、141、142、239、240、241、242、339、340、341、342 スパッタリングカソード
116、118、120、122、123、143、145、147、216、218、220、222、223、243、245、247、401、402、403、604、605、607、608、613、614、617、620、621、624、627、628、631、634、635、638、640 フリーローラ
117、121、130、132、144、217、221、230、232、244、332、330、606、639 張力測定ローラ
119、129、133、219、229、233、333、329 モータ駆動ローラ
642、643、644、645 湿式メッキ槽
609、610、615、616、618、619、622、623、625、626、629、630、632、633、636、637 給電ローラ
646、647、648、649、650、651、652、653、654、655、656、657、658、659、660、661 アノード
662、700、800 プラズマ処理ボックス
665、666 大気圧プラズマヘッド
712、812 第一大気圧プラズマヘッド
722、822 第二大気圧プラズマヘッド
715、815 第一スリット部
725 第二スリット部
710、810 第一洗浄部
711、811 第一搬送室
713、813 第一排気管
720、820 第二洗浄部
721、821 第二搬送室
723、823 第二排気管
817、818、827、828 ガス隔壁
Claims (9)
- 両面に金属シード層を成膜した長尺樹脂フィルムがその層間に長尺合紙を挟み込みながら巻回された長尺樹脂フィルム巻き出しロールと、
該長尺樹脂フィルム巻き出しロールから巻き出される長尺樹脂フィルムから上記長尺合紙を分離して巻き取る長尺合紙巻き取りロールと、
上記長尺合紙が分離された長尺樹脂フィルムを搬入してその金属シード層上に金属膜を形成する湿式メッキ槽と、
上記金属膜が形成された長尺樹脂フィルムを巻き取る長尺樹脂フィルム巻き取りロールを備え、かつ、
上記長尺樹脂フィルム巻き出しロールと湿式メッキ槽との間に、長尺合紙が分離された長尺樹脂フィルムの金属シード層表面を洗浄する大気圧プラズマ洗浄装置が設けられた金属膜付き樹脂フィルムの製造装置において、
上記大気圧プラズマ洗浄装置のプラズマ処理ボックス内に長尺樹脂フィルムの搬送方向に沿って第一洗浄部と第二洗浄部が並んで設けられ、
上記第一洗浄部は、長尺樹脂フィルムが搬送される搬送路を室内に有する第一搬送室と、上記搬送路を挟んで第一搬送室の一方側に連設されかつ上記搬送路に向け開口する第一スリット部を有すると共に長尺樹脂フィルムの第1面に向けてプラズマを照射する第一大気圧プラズマヘッドと、上記搬送路を挟んで第一搬送室の他方側に設けられかつ搬送路内における上記長尺樹脂フィルムの第2面側に回り込んだプラズマガスを排出する第一排気管とで構成され、
上記第二洗浄部は、長尺樹脂フィルムが搬送される搬送路を室内に有する第二搬送室と、上記搬送路を挟んで第二搬送室の一方側に連設されかつ上記搬送路に向け開口する第二スリット部を有すると共に長尺樹脂フィルムの第2面に向けてプラズマを照射する第二大気圧プラズマヘッドと、上記搬送路を挟んで第二搬送室の他方側に設けられかつ搬送路内における上記長尺樹脂フィルムの第1面側に回り込んだプラズマガスを排出する第二排気管とで構成されていることを特徴とする金属膜付き樹脂フィルムの製造装置。 - 上記第一大気圧プラズマヘッドにおける搬送路側の第一スリット部周囲と第一排気管の開口周囲にガス隔壁が付設され、かつ、上記第二大気圧プラズマヘッドにおける搬送路側の第二スリット部周囲と第二排気管の開口周囲にガス隔壁が付設されていることを特徴とする請求項1に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造装置。
- 上記長尺樹脂フィルムの金属シード層と金属膜は、Cuを主成分とすることを特徴とする請求項1または2に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造装置。
- 上記長尺合紙は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリカーボネイト、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、アラミド、ポリイミド、トリアセテートの単体若しくはこれ等を貼り合わせた複合体で構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造装置。
- 上記大気圧プラズマ洗浄装置は、遠隔操作型であることを特徴とする請求項1または2に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造装置。
- 両面に金属シード層を成膜した長尺樹脂フィルムがその層間に長尺合紙を挟み込みながら巻回された長尺樹脂フィルム巻き出しロールから上記長尺樹脂フィルムを巻き出す工程と、
長尺樹脂フィルム巻き出しロールから巻き出された長尺樹脂フィルムから上記長尺合紙を分離して長尺合紙巻き取りロールに巻き取る工程と、
上記長尺合紙が分離された長尺樹脂フィルムを湿式メッキ槽に搬入してその金属シード層上に金属膜を形成する工程と、
上記金属膜が形成された長尺樹脂フィルムを長尺樹脂フィルム巻き取りロールに巻き取る工程を具備する金属膜付き樹脂フィルムの製造方法において、
上記長尺合紙を分離した長尺樹脂フィルムが湿式メッキ槽に搬入される前に、上記長尺樹脂フィルム巻き出しロール側に設けられた第一大気圧プラズマヘッドから長尺樹脂フィルムの第1面側に向けプラズマを照射して長尺樹脂フィルムの第1面を洗浄しかつ長尺樹脂フィルムの第2面側にプラズマガスを回り込ませて排気すると共に、上記湿式メッキ槽側に設けられた第二大気圧プラズマヘッドから長尺樹脂フィルムの第2面側に向けプラズマを照射して長尺樹脂フィルムの第2面を洗浄しかつ長尺樹脂フィルムの第1面側にプラズマガスを回り込ませて排気することを特徴とする金属膜付き樹脂フィルムの製造方法。 - 上記長尺樹脂フィルムの金属シード層と金属膜がCuを主成分とすることを特徴とする請求項6に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造方法。
- 上記長尺合紙を、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリカーボネイト、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、アラミド、ポリイミド、トリアセテートの単体若しくはこれ等を貼り合わせた複合体で構成することを特徴とする請求項6に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造方法。
- 上記長尺樹脂フィルムの各金属シード層表面を大気圧プラズマ洗浄する装置を、遠隔操作型の装置で構成することを特徴とする請求項6に記載の金属膜付き樹脂フィルムの製造方法。
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