通貨取引を処理するためのシステムおよび/または方法において、さまざまな実装態様を発見することができる。以下の実施形態は、当業者が、開示された実施形態を作成し使用することを可能にするのに十分詳細に記載される。他の実施形態は、本開示に基づいて明らかとなり、本開示の範囲から逸脱することなくシステム、処理、または機械的変更を行うことができることを理解されよう。
以下の説明では、本開示の完全な理解を提供するために多数の特定の詳細が与えられる。しかしながら、開示された実施形態は、これらの特定の詳細なしで実施され得ることは明らかであろう。本開示を不明瞭にすることを避けるために、いくつかの周知の回路、システム構成、および処理ステップは、詳細に開示されない。
システムの実施形態を示す図面は、準概略図であり、一定の縮尺ではなく、特に、いくつかの寸法は、提示の明瞭性のために、図面において誇張されて示されている。いくつかの共通の特徴を有する複数の実施形態が開示され記述されている場合、それらの図示、説明、および理解を明瞭にし、容易にするために、互いに類似した同様の特徴を通常同様の参照番号で説明する。
図1は、本開示の一実施形態による、通貨取引を処理するためのネットワーク環境100を示すブロック図である。図1を参照すると、サーバ102、POSデバイス104、および複数の仮想通貨証書106が示されている。さらに、電子デバイス108、取得者110、決済ネットワーク112、発行者114、通信ネットワーク116、第1のユーザ118、および第2のユーザ120が示されている。サーバ102は、通信ネットワーク116を介して、POSデバイス104、複数の仮想通貨証書106、電子デバイス108、取得者110、決済ネットワーク112、および発行者114に通信可能に結合することができる。取得者110は、決済ネットワーク112を介して、発行者114に通信可能に結合することができる。POSデバイス104は、直接的または電子デバイス108を介する第1のユーザ118による複数の仮想通貨証書106の使用を、容易にすることができる。
サーバ102は、POSデバイス104または電子デバイス108に関連付けられた第1のユーザ118によって開始された1つまたは複数の償還要求を受信するように動作可能とすることができる、適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。サーバ102はさらに、1つまたは複数の通貨取引を処理するために受信した1つまたは複数の償還要求を理知的に処理するよう動作可能とすることができる。サーバ102は、当分野で既知である1つまたは複数の技術に基づいて実現することができる。
POSデバイス104は、複数の仮想通貨証書106の使用を容易にするように動作可能とすることができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。POSデバイス104は、モバイルPOSデバイス104aまたはスタンドアロンPOSデバイス104bとすることができる。POSデバイス104は、さらに、複数の仮想通貨証書106の、第1のユーザ118および/または第2のユーザ120などの、ユーザの識別情報を検証するよう動作可能とすることができる。ユーザの識別情報は、ユーザの署名の確認および/またはPOSデバイス104でユーザによって提供される個人識別番号(PIN)に基づくことができる。POSデバイス104は、複数の仮想通貨証書106から取得したデータおよび1つもしくは複数の償還要求を、取得者110にさらに送ることができる。POSデバイス104は、マーチャントサービス手数料(MSC)などの金銭的価値を取得者110に支払うことができる。POSデバイス104の例には、ラップトップ、キャッシュレジスタ、タブレット、モバイルデバイス、無線ページャ、電子署名取得デバイス、および/または磁気カードリーダを含むことができるが、これらに限定されない。
複数の仮想通貨証書106は、第1のアカウントおよび1つもしくは複数の他のアカウントなどの複数のマーチャントアカウントに関連付けることができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。複数の仮想通貨証書106のそれぞれは、対応する値および/または登録データと関連付けることができる。複数の仮想通貨証書106に関連付けられた複数の値の少なくとも一部は、1つまたは複数の通貨取引に対応することができる1つまたは複数の償還要求に対して償還され得る。複数の仮想通貨証書106の例には、ギフトカード、ビザカード、キャッシュポイントカード、プリペイドカード、モバイルウォレットアプリ、航空会社マイル、クーポン、小売店ロイヤリティポイント、クレジットカードポイント、ビットコイン、および/または仮想ポイントを含むことができるが、これらに限定されない。複数の仮想通貨証書106は、金銭的価値を有していてもいなくてもよい。
電子デバイス108は、複数の仮想通貨証書106の使用を容易にするように構成することができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。一実施形態によれば、電子デバイス108は、モバイル決済のために、Google Wallet(登録商標)などのプリインストールされたデジタルモバイルウォレットアプリを含むことができる。一実施形態によれば、電子デバイス108は、ネットバンキング決済を実施するためにプリインストールされたウェブインターフェースを含むことができる。電子デバイス108は、メッセージングサービス、サービスベースのトランザクション決済、直接モバイル課金、モバイルウェブ決済(WAP)、および/または非接触近距離通信(NFC)の1つまたは複数に基づいて1つまたは複数の通貨取引を実行することができる。電子デバイス108の例は、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)デバイス、タブレット、または他のそのような携帯電子通信デバイスを含むことができるが、これらに限定されない。
取得者110は、第1のアカウントなどのマーチャントアカウントへの決済を容易にする企業サーバまたは金融機関サーバに対応することができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。第1の仮想通貨証書が、例えば、銀行カードである場合、1つまたは複数の通貨取引について決済を容易にすることができる。言い換えれば、取得者110は、POSデバイス104とマーチャントアカウントとの間で仲介するよう構成することができる。第1のユーザ118に関連するPOSデバイス104は、第1のアカウント専用とすることができる。取得者110は、さらに、発行者114などの1つまたは複数の発行者と、マーチャント・サービス・プロバイダとして通信することができる。一実施形態によれば、取得者110は、すべての許可された銀行カードベースの通貨取引に対する決済を保証することができる。取得者110の例には、Visa(登録商標)、MasterCard(登録商標)、American Express(登録商標)、およびDiscover(登録商標)を含むことができるが、これらに限定されない。取得者110は、当分野で既知である1つまたは複数のサーバ技術に基づいて実現することができる。
決済ネットワーク112は、取得者110が発行者114と通信することができる媒体を含むことができる。さまざまなフォーマット規格を、取得者110と発行者114との間のメッセージの交換のために定義することができる。そのようなフォーマット規格は、金融メッセージ認証のための米国規格協会(ANSI)X9.9規格、ならびに/もしくは個人識別番号(PIN)管理およびセキュリティのためのANSI X9.8規格などを備えることができる。決済ネットワーク112の例には、インターネット、クラウドネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)ネットワーク、ワイヤレス・フィディリティ(Wi-Fi)ネットワーク、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、電話回線(POTS)、および/またはメトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)を含むことができるが、これらに限定されない。ネットワーク環境100内のさまざまなデバイスは、さまざまな有線および無線通信プロトコルに従って、決済ネットワーク112に接続するよう動作可能とすることができる。そのような有線および無線通信プロトコルの例には、伝送制御プロトコルおよびインターネットプロトコル(TCP/IP)、ユーザ・データグラム・プロトコル(UDP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(HTTPS)、ファイル転送プロトコル(FTP)、Zigbee、EDGE、赤外線(IR)、IEEE802.11、802.16、セルラ通信プロトコル、および/またはBluetooth(BT)通信プロトコルを含むことができるが、これらに限定されない。
発行者114は、バンキングおよび/または金融機能を第1のユーザ118などのユーザに提供するように動作可能とすることができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。発行者114は、第1のユーザ118と契約して、1つまたは複数の通貨取引のための複数の仮想通貨証書106、例えば銀行カードを提供することができる。発行者114は、第1のユーザ118の第1のユーザアカウントに信用貸しをし、および/または管理することができる。発行者114は、第1のユーザアカウントステートメントをさらに準備して第1のユーザ118に配信することができる。発行者114は、第1のユーザ118に代わってマーチャントアカウントになされた通貨取引について取得者110に支払うことができる。発行者114の例には、Chase(登録商標)およびCiti(登録商標)を含むことができるが、これらに限定されない。発行者114は、当分野で既知である1つまたは複数のサーバ技術に基づいて実現することができる。
通信ネットワーク116は、サーバ102がPOSデバイス104、複数の仮想通貨証書106、取得者110、および/または発行者114と通信することができる媒体を含むことができる。通信ネットワーク116の例には、インターネット、クラウドネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)ネットワーク、ワイヤレス・フィディリティ(Wi-Fi)ネットワーク、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、電話回線(POTS)、および/またはメトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)を含むことができるが、これらに限定されない。ネットワーク環境100内のさまざまなデバイスは、さまざまな有線および無線通信プロトコルに従って、通信ネットワーク116に接続するよう動作可能とすることができる。そのような有線および無線通信プロトコルの例には、伝送制御プロトコルおよびインターネットプロトコル(TCP/IP)、ユーザ・データグラム・プロトコル(UDP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(HTTPS)、ファイル転送プロトコル(FTP)、Zigbee、EDGE、赤外線(IR)、IEEE802.11、802.16、セルラ通信プロトコル、および/またはBluetooth(BT)通信プロトコルを含むことができるが、これらに限定されない。
第1のユーザ118は、複数の仮想通貨証書106の使用によって1つまたは複数の決済を行うか、または現金を引き出すことができる第1のユーザアカウント保有者とすることができる。同様に、第2のユーザ120は、別の仮想通貨証書(図示せず)の使用によって1つまたは複数の決済を行うか、または現金を引き出すことができる第2のユーザアカウント保有者とすることができる。一実施形態によれば、第2のユーザ120は、複数の仮想通貨証書106の1つまたは複数の使用によって1つまたは複数の決済を行うか、または現金を引き出すことができる。そのような1つまたは複数の決済を行うために、第1のユーザ118および第2のユーザ120は、複数の仮想通貨証書106および他の仮想通貨証書をそれぞれ使用して、1つまたは複数の通貨取引を開始しなければならない可能性がある。第1のユーザ118および第2のユーザ120は、発行者114との契約の条件に従って、複数の仮想通貨証書106および他の仮想通貨証書をそれぞれ所持し、使用することができる。そのような場合、第1のユーザ118および第2のユーザ120の両者は、発行者114などの同じ発行者に関連付けられている。一実施形態によれば、第1のユーザ118は、発行者114に関連付けることができ、第2のユーザ120は、別の発行者(図示せず)に関連付けることができる。第1のユーザ118は、第1のユーザアカウントに基づいて、第2のユーザ120に関連付けることができる。第1のユーザ118は、第2のユーザ120によって承諾されたアクセス権のセットに基づいて、第2のユーザ120が所有する他の仮想通貨証書にアクセスすることができる。
動作中、第1のユーザ118は、第1のユーザアカウントの作成のために、通信ネットワーク116を介してサーバ102に送信され得る要求を開始することができる。要求は、第1のユーザ識別子、第1のユーザパスキー、および第1のユーザ118の個人データなどのユーザデータを備えることができる。一実施形態によれば、第1のユーザ118は、第1のユーザアカウントの作成のためにPOSデバイス104で要求を開始することができる。一実施形態によれば、POSデバイス104は、スマートPOSデバイス104aに対応することができる。スマートPOSデバイス104aは、電子デバイス108(例えば、スマートフォン)に通信可能に接続されたカードリーダデバイス(例えば、Square(登録商標)カードリーダ)などのデバイスの組み合わせに対応することができる。そのような場合、電子デバイス108は、カードリーダデバイスと共に、1つまたは複数の償還要求に対して、1つまたは複数の通貨取引を開始および承認することができるSquare Register(商標)などの専売ソフトウェアアプリケーションを備えることができる。それにもかかわらず、本開示はそれほど限定されない可能性があり、開示の範囲を限定することなく、1つまたは複数の通貨取引を開始および承認するために他のソフトウェアアプリケーションを利用することができる。
別の実施形態によれば、POSデバイス104は、スタンドアロンPOSデバイス104bに対応することができる。スタンドアロンPOSデバイス104bは、1つまたは複数の償還要求に対して、1つまたは複数の通貨取引を開始し承認するために、マーチャント決済システムなどの、汎用ソフトウェアアプリケーションを備えることができる。話を簡単にするために、以下、「POSデバイス104」という用語は、「スマートPOSデバイス104a」および「スタンドアロンPOSデバイス104b」という用語と互換的に使用する可能性があることは、当業者には理解されよう。
一実施形態によれば、第1のユーザ118は、スマートPOSデバイス104aで要求を開始することができる。一実施形態によれば、第1のユーザ118は、電子デバイス108で要求を開始することができる。開始された要求は、NFC接続または通信ネットワーク116を介してスタンドアロンPOSデバイス104bに送信することができる。一実施形態によれば、第1のユーザ118は、スマートPOSデバイス104aで要求を開始することができる。POSデバイス104(スマートPOSデバイス104aまたはスタンドアロンPOSデバイス104bなど)は、通信ネットワーク116を介してサーバ102に要求をさらに送信することができる。一実施形態によれば、第1のユーザ118は、電子デバイス108で要求を開始することができ、電子デバイス108は、通信ネットワーク116を介して、サーバ102に要求を直接送信することができる。
受信した要求に基づいて、サーバ102は、第1のユーザ118のための第1のユーザアカウントを作成するよう動作可能とすることができる。第1のユーザ識別子および第1のユーザパスキーは、第1のユーザ118のログイン認証情報に対応することができる。個人データは、氏名、住所、Eメールアドレス、電話番号、国籍、年齢、性別、婚姻状態、家族の状態、指紋、血液型、教育歴、財務履歴、雇用履歴、および/または第1のユーザ118の連絡先リストなどの個人の詳細を備えることができる。第1のユーザ118の連絡先リストに基づいて、サーバ102は、第1のユーザ118と第2のユーザ120との関連付けを判断することができる。個人データは、ユーザプレファレンスのセットをさらに備えることができる。ユーザプレファレンスのセットは、サーバ102に関連する、第1のアカウントおよび1つまたは複数の他のアカウントなどの、複数のマーチャントアカウントによって提供されるサービスをタグ付けおよび/または分類することができるユーザプレファレンスのセットを備えることができる。一実施形態によれば、第1のマーチャントアカウントは、POSデバイス104に関連付けることができる。
一実施形態によれば、サーバ102は、第1のユーザ118からのアクセス権限を受信するようさらに動作可能とすることができる。アクセス権限は、作成された第1のユーザアカウントの詳細の少なくとも一部を共有する権限のセットに対応することができる。一実施形態によれば、サーバ102は、第1のユーザ118が、第2のユーザ120によって承諾されたアクセス権のセットに基づいて、第2のユーザ120に関連する第2の仮想通貨証書にアクセスすることを可能にすることができる。
一実施形態によれば、サーバ102は、第1のユーザ118から複数の仮想通貨証書106に関連する登録データを受信するよう動作可能とすることができる。受信した登録データは、第1のユーザ118に対応する作成された第1のユーザアカウントに格納することができる。複数の仮想通貨証書106は、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応することができる第1の仮想通貨証書を備えることができる。複数の仮想通貨証書106は、第1の仮想通貨証書に加えて、他のマーチャントの他のアカウントに対応することができる、1つまたは複数の他の仮想通貨証書をさらに備えることができる。
複数の仮想通貨証書106は、登録データに基づいて第1のユーザ118に登録することができる。一実施形態によれば、サーバ102に送信された複数の仮想通貨証書106の登録データは、バーコード、クラウドに予め格納されたデータのセット、スキャンされた高速応答(QR)コード、スキャンされたプラスチックカード、またはスキャンされた紙、および/または複数の仮想通貨証書106に関連する電子メッセージに基づいて自動的に判断することができる。一実施形態によれば、サーバ102に送信された複数の仮想通貨証書106の登録データは、POSデバイス104または電子デバイス108において第1のユーザ118が手動で入力してもよい。一実施形態によれば、サーバ102に送信された複数の仮想通貨証書106の登録データは、POSデバイス104または電子デバイス108によって作成されたデータに基づいて自動的に入力されてもよい。複数の仮想通貨証書106がPOSデバイス104または電子デバイス108を介して利用される場合、データは、POSデバイス104または電子デバイス108によって取り込むことができる。
一実施形態によれば、サーバ102は、第1のユーザアカウントの検証のために、第1のユーザアカウントの少なくとも一部および/または登録データをPOSデバイス104または電子デバイス108に送信するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、第1のユーザアカウントおよび/または登録データの送信された部分は、第1のアカウントおよび/または1つもしくは複数の他のアカウントの種類に基づいてカスタマイズすることができる。第1のユーザアカウントが正常に確認された場合、POSデバイス104または電子デバイス108は、サーバ102に通知を送信することができる。通知に基づいて、サーバ102は、第1のアカウントからの応答を受信するよう動作可能とすることができる。応答は、登録された複数の仮想通貨証書106に関連する複数の残高値を含むことができる。一実施形態によれば、登録された複数の仮想通貨証書106は、登録された第1の仮想通貨証書と、登録された第2の仮想通貨証書を含むことができる、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書とを備えることができる。応答に基づいて、サーバ102は、登録された複数の仮想通貨証書106に関連する複数の残高値を格納するための償還ログを生成するよう動作可能とすることができる。サーバ102は、第1のユーザ118に対する通知を送信するようさらに動作可能とすることができる。一実施形態によれば、通知は、POSデバイス104に表示することができる。一実施形態によれば、通知は、電子デバイス108に表示することができる。
一実施形態によれば、第1のユーザ118は、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応することができる1つまたは複数の商品の購入のための通貨取引を開始することができる。第1のユーザ118は、登録された第1の仮想通貨証書を使用して通貨取引を開始することができる。一実施形態によれば、通貨取引が処理される場合に、登録された第1の仮想通貨証書(例えば、銀行カード、ストアドバリューカード、フリートカード、および/またはギフトカード)を償還のために利用することができる。
一実施形態によれば、登録された第1の仮想通貨証書は、スマートPOSデバイス104aで償還することができる。スマートPOSデバイス104aは、通信可能に接続されたカードリーダデバイスに対応する電子デバイス108にインストールされたソフトウェアアプリケーションの使用によって通貨取引を処理することができる。一実施形態によれば、登録された第1の仮想通貨証書は、スタンドアロンPOSデバイス104bで償還することができる。スタンドアロンPOSデバイス104bは、スタンドアロンPOSデバイス104bにインストールされた、マーチャント決済システムなどの、ソフトウェアアプリケーションを使用することによって、通貨取引を処理することができる。スタンドアロンPOSデバイス104bは、通貨取引を処理するために、第1のマーチャントの取得者110によって提供される販売時点情報管理デバイスに対応することができる。
一実施形態によれば、登録された第1の仮想通貨証書は、電子デバイス108によって使用することができる。電子デバイス108は、NFC接続などの近距離通信ネットワークを介してスタンドアロンPOSデバイス104bと通信することができる。例示的な状況では、短距離非接触NFC接続を確立するために、電子デバイス108とスタンドアロンPOSデバイス104bとの間でタッピングジェスチャを実行することができる。タップジェスチャに基づいて、償還要求を生成することができる。
スタンドアロンPOSデバイス104bまたはスマートPOSデバイス104a内のインストールされたソフトウェアアプリケーションに基づいて、通貨取引を開始および/または許可することができる。スタンドアロンPOSデバイス104bまたはスマートPOSデバイス104aは、登録された第1の仮想通貨証書および第1のユーザアカウントに関連する登録データを、第1の仮想通貨証書の埋め込み磁気ストリップから読み取ることができる。
一実施形態によれば、(モバイル/オンラインウォレット、オンライン・ネットバンキング・アカウント、および電子通貨などの)登録された第1の仮想通貨証書は、電子デバイス108(スマートフォンなど)によって利用することができる。電子デバイス108は、通信ネットワーク116を介してサーバ102と通信するよう動作可能とすることができる。登録された第1の仮想通貨証書および第1のユーザアカウントに関連する登録データは、通信ネットワーク116を介して、スタンドアロンPOSデバイス104b、スマートPOSデバイス104a、または電子デバイス108からサーバ102によって受信することができる。
一実施形態によれば、第1のユーザ118は、POSデバイス104および/または電子デバイス108における償還要求の値をバンクレール(bank rail)を使用して提供することができる。一実施形態によれば、POSデバイス104は、登録された第1の仮想通貨証書の償還要求を受信するよう動作可能とすることができる。登録された第1の仮想通貨証書は、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応することができる。POSデバイス104は、償還対象の値を、直接的にまたは電子デバイス108を介して、第1のユーザ118から受信することができる。POSデバイス104は、第1のユーザアカウントを検証し、登録時にローカルメモリに格納された第1の仮想通貨証書の登録データを判断することができる。POSデバイス104は、受信した償還要求を取得者110に送ることができる。取得者110は、POSデバイス104および/またはサードパーティ要素(図示せず)と共に、通貨取引に使用される登録された第1の仮想通貨証書の基本的な認証チェックを実行するように動作可能とすることができる。当分野で既知の基本認証チェックの例は、「第1スクリーニング検査」、「ネガティブファイル」チェック、および/または「ベロシティファイル」チェックを含むことができる。取得者110および/またはサードパーティ要素は、決済ネットワーク112を介して発行者114と異なるビジネス協定を交渉するようさらに動作可能とすることができる。取得者110および/またはサードパーティ要素による正常な基本認証チェックに基づいて、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値は、償還の準備ができているであろう。
一実施形態によれば、第1のユーザ118は、POSデバイス104で直接、またはPOSデバイス104に通信可能に結合された電子デバイス108で、バンクレールを使用せずに、償還要求の値を提供することができる。そのような実施形態では、POSデバイス104は、キャッシュレジスタとすることができる。POSデバイス104は、登録された第1の仮想通貨証書に対応する償還要求を受信するよう動作可能とすることができる。POSデバイス104は、償還対象の値を、直接的にまたは電子デバイス108を介して、第1のユーザ118からさらに受信することができる。POSデバイス104は、登録時にローカルメモリに格納された、検証された第1のユーザアカウントおよび第1の仮想通貨証書の登録データを判断することができる。POSデバイス104は、さらに、通貨取引に使用される登録された第1の仮想通貨証書の予備認証チェックを行うことができる。POSデバイス104による正常な予備認証チェックに基づいて、第1の仮想通貨証書における第1の値が償還される準備が整っていることをサーバ102に示すことができる。
一実施形態によれば、償還要求の値は、バンクレールを使用することにより、仮想プリペイドカードなどの第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1のユーザ118によって提供され得る。第1の仮想通貨証書は、第1の仮想通貨証書の償還要求を生成するために、電子商取引チェックアウトポイント(図示せず)で使用することができる。第1の仮想通貨証書は、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応することができる。電子商取引チェックアウトポイントは、償還のために第1のユーザ118から値を受信することができる。電子商取引チェックアウトポイントは、第1のユーザアカウントを検証し、登録時にローカルメモリに格納された第1の仮想通貨証書の登録データを判断することができる。電子商取引チェックアウトポイントは、受信した償還要求を取得者110に送ることができる。取得者110および/またはサードパーティ要素(図示せず)は、通貨取引に使用される第1の仮想通貨証書の基本的な認証チェックを実行するよう動作可能とすることができる。取得者110および/またはサードパーティ要素は、決済ネットワーク112を介して発行者114と異なるビジネス協定を交渉するようさらに動作可能とすることができる。取得者110および/またはサードパーティ要素による正常な基本認証チェックに基づいて、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値は、償還の準備ができているであろう。発行者114は、受信した償還要求をサーバ102に転送して、第1の仮想通貨証書の第1の値が償還される準備ができていることを示すことができる。
一実施形態によれば、償還要求の値は、POSデバイス104で直接、またはPOSデバイス104に通信可能に結合された電子デバイス108で、バンクレールを使用せずに、第1のユーザ118によって提供することができる。第1のマーチャントの第1のアカウントに対応する第1の仮想通貨証書は、償還要求を生成するために電子商取引チェックアウトポイント(図示せず)で使用することができる。電子商取引チェックアウトポイントは、第1のユーザ118から償還される値を受信することができる。電子商取引チェックアウトポイントは、第1のユーザアカウントを検証し、登録時にローカルメモリに格納された第1の仮想通貨証書の登録データを判断することができる。電子商取引チェックアウトポイントは、受信した償還要求をサーバ102に転送して、第1の仮想通貨証書の第1の値が償還される準備ができていることを示すことができる。
一実施形態によれば、通貨取引のための償還要求の値は、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも小さい可能性がある。正常な基本認証チェックに基づいて、POSデバイス104は、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値を償還することができる。償還に基づいて、登録された第1の仮想通貨証書の第1の残高値は、第1の値と償還要求の値との差で更新することができる。POSデバイス104は、第1のユーザ118に通知を送信することができる。通知は、通貨取引が正常に完了したことに対応することができる。
POSデバイス104は、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値を、サーバ102に送信するよう動作可能とすることができる。サーバ102は、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値を受け取り、償還ログを更新することができる。償還ログは、第1の仮想通貨証書の償還の詳細、第1のユーザアカウントの取引の詳細、および/または登録データの少なくとも一部に対応することができる。サーバ102は、要求ログをさらに生成することができる。要求ログは、通貨取引に対して受信された償還要求に対応することができる。
一実施形態によれば、サーバ102は、POSデバイス104および/または電子デバイス108から受信したデータログに基づいて、生成された要求ログおよび/または償還ログを更新するようさらに動作可能とすることができる。データログは、受信した償還要求および処理された通貨取引に関連するタイムスタンプ、複数のアカウントに対応することができるトークン化されたデータ、POSデバイス104および/または電子デバイス108に対応することができるトークン化されたデータ、および/または処理された通貨取引に関連するメタデータを備えることができる。データログは、1つまたは複数の履歴通貨取引に関連する履歴メタデータをさらに備えることができる。一実施形態によれば、サーバ102は、受信したデータログに基づいて、生成された要求ログおよび/または生成された償還ログの不一致を判断することができる。そのような実施形態では、サーバ102は、予め指定された処理を実行することができる。予め指定された処理は、処理された通貨取引の状態の確認、値の払い戻し、および/または第1のユーザアカウントのロックのうちの1つまたは複数とすることができる。更新された要求ログおよび/または償還ログに基づいて、サーバ102は、登録された第1の仮想通貨証書に関連する利用可能な第1の残高値および/または登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を確認するよう動作可能とすることができる。利用可能な第1の残高値および/または1つもしくは複数の他の残高値は、第1のユーザ118および/または第1のアカウントならびに1つまたは複数の他のアカウントにそれぞれ確認することができる。
一実施形態によれば、償還要求の値は、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値を超えてもよい。一実施形態によれば、POSデバイス104は、償還要求をサーバ102にさらに送信することができる。そのような場合、サーバ102は、受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも高い、超過値を判断することができる。
一実施形態によれば、POSデバイス104は、受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも高い、超過値を判断することができる。そのような場合、POSデバイス104は、第1のユーザアカウントおよび第1の仮想通貨証書の登録データの一部と共に、サーバ102に償還要求を送信することができる。受信した要求に基づいて、サーバ102は、第1の仮想通貨証書の登録データをチェックし、第1のユーザ118を検証することができる。その後、サーバ102は、第1のユーザ118に関連する登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を判断することができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書は、第1のユーザ118の第1のユーザアカウントに基づいて、判断することができる。サーバ102は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値と、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値との間の交換レートに基づいて、超過値をさらに変換することができる。サーバ102は、さらに、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に対応する1つまたは複数の他の残高値を判断することができる。
一実施形態によれば、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の判断は、ラウンドロビンアルゴリズムなどの無優先度スケジューリングアルゴリズムに基づくことができる。したがって、超過値は、償還のために等分に分割することができる。超過値は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の数に基づいて等分に分割してもよい。そのような実施形態では、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連付けられた1つまたは複数の他の値の少なくとも一部を、超過値を等分に分割することに基づいて償還することができる。一実施形態によれば、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のシーケンスの判断は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位に基づくことができる。第1のユーザ118によって定義される他の仮想通貨証書の登録された1つまたは複数の優先順位は、1つまたは複数の他の仮想通貨証書の登録時点での、第1のユーザ118によって提供されるユーザプレファレンスのセットに基づくことができる。一実施形態によれば、サーバ102は、1つまたは複数の基準に基づいて、登録された第1の仮想通貨証書および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を集合的に判断するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、サーバ102は、1つまたは複数の基準に基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のみの優先順位を判断するよう動作可能とすることができる。1つまたは複数の基準の例には、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の順序、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連するサービスのカテゴリ、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値と、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値との間の交換レート、および第1のユーザ118によって提供される履歴ユーザプレファレンスの機械学習を含むことができるが、これらに限定されない。1つまたは複数の基準の他の例には、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連付けられた登録データ、1つまたは複数の他の仮想通貨証書の登録の順序、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の有効期限の順序、償還要求の値、および/または第1のアカウントに関連する履歴償還要求を含むことができるが、これらに限定されない。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を判断するための1つまたは複数の基準は、図2に詳細に記載されている。
判断された優先順位に基づいて、サーバ102は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第1のシーケンスを判断するよう動作可能とすることができる。サーバ102は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を、判断された第1のシーケンスで、POSデバイス104または電子デバイス108に送信することができる。一実施形態によれば、POSデバイス104は、判断された第1のシーケンスにおける、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を表示データとして、電子デバイス108にさらに送信することができる。一実施形態によれば、第1のユーザ118は、POSデバイス104または電子デバイス108を介して、第1のシーケンスにおける登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を含む表示データにユーザプリファレンスのセットを提供することができる。ユーザプレファレンスのセットは、超過値の償還のために、POSデバイス104または電子デバイス108からの登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の選択に対応することができる。ユーザプレファレンスのセットに基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第2のシーケンスを判断することができる。第2のシーケンスは、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の修正された優先順位を含むことができる。一実施形態によれば、第2のシーケンスは、第1のシーケンスのものと同じであってもよい。一実施形態によれば、第2のシーケンスは、第1のシーケンスとは異なっていてもよい。一実施形態によれば、第2のシーケンスは、第1のシーケンスのサブセットであってもよい。
一実施形態によれば、ユーザプレファレンスのセットは、超過値の償還のために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のそれぞれに対する好ましい値をさらに含むことができる。一実施形態によれば、ユーザプレファレンスのセットは、超過値の償還のために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のそれぞれに対して、超過値をユーザ設定部分に分割する命令をさらに含むことができる。上記の例示的な状況によれば、第2のシーケンスは、第2の仮想通貨証書のみを備えることができ、第2の仮想通貨証書に関連する第2の値の少なくとも一部が、判断された超過値に基づいて償還される。
一実施形態によれば、判断された第2のシーケンスは、POSデバイス104または電子デバイス108からサーバ102に送信することができる。サーバ102は、さらに、通貨取引を処理するために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第2のシーケンスを認証するよう動作可能とすることができる。別の実施形態によれば、第2のシーケンスは、POSデバイス104または電子デバイス108によって判断されない。そのような実施形態では、サーバ102は、通貨取引を処理するために、1つまたは複数の値に対応する、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第1のシーケンスを認証するよう動作可能とすることができる。認証に基づいて、サーバ102は、第1の値の償還と、第2の仮想通貨証書などの登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の少なくとも一部とに基づいて、通貨取引を処理するようさらに動作可能とすることができる。第2の残高値は、認証されて登録された第2の仮想通貨証書に対応することができる。一実施形態によれば、サーバ102は、第1のユーザアカウントから検索された処理済通貨取引および/または履歴通貨取引の解析に基づいてリアルタイムで、または定期的に交換レートを変更するよう動作可能とすることができる。
サーバ102は、通貨取引の処理に基づいて、要求ログおよび/または償還ログを更新するようさらに動作可能とすることができる。サーバ102は、登録された第1の仮想通貨証書の第1の残高値と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を、通貨取引が処理される場合に、更新するようさらに動作可能とすることができる。サーバ102は、第1のアカウントに対応する、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値をPOSデバイス104に送信するようさらに動作可能とすることができる。そのような送信は、登録された第1の仮想通貨証書の第1の残高値を、次の通貨取引のために(第1のアカウントに対応する)第1のマーチャントのPOSデバイス104で照合することができる。サーバ102は、POSデバイス104または電子デバイス108に、通貨取引の正常完了の通知を送信することができる。通知は、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値とを備えることができる。一実施形態によれば、通知は、第1の仮想通貨証書が有形の決済カードである場合に、POSデバイス104に表示することができる。一実施形態によれば、通知は、テキストベースのメッセージとしてPOSデバイス104または電子デバイス108に表示することができる。一実施形態によれば、通知は、オーディオベースのメッセージまたはビデオベースのメッセージとしてPOSデバイス104または電子デバイス108で再生することができる。
図2は、本開示の一実施形態による、通貨取引を処理するための例示的なサーバを示すブロック図である。図2は、図1の要素と関連して説明される。図2を参照すると、サーバ102が示されている。サーバ102は、プロセッサ202および学習エンジン204などの1つまたは複数の回路を備えることができる。サーバ102は、メモリ206、知識ベース208などのデータベース、およびトランシーバ210をさらに備えることができる。プロセッサ202は、学習エンジン204、メモリ206、知識ベース208、およびトランシーバ210に通信可能に結合することができる。
プロセッサ202は、メモリ206に格納された命令のセットを実行するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。プロセッサ202は、当分野で既知の多くのプロセッサ技術に基づいて実現することができる。プロセッサ202の例は、X86ベースのプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、および/または他のプロセッサとすることができる。
学習エンジン204は、時間の異なるインスタンスに第1のユーザ118によって提供されるユーザプレファレンスのセットを追跡するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、および/またはインターフェースを備えることができる。時間の異なるインスタンスは、第1のユーザアカウントの作成時間、複数の仮想通貨証書106の登録時間、および/またはPOSデバイス104もしくは電子デバイス108での第2のシーケンスの判断時間に対応することができる。学習エンジン204は、サーバ102によって受信された償還要求をさらに追跡することができる。学習エンジン204は、第1のユーザ118の第1のユーザアカウントなどのユーザアカウントをさらに追跡することができる。学習エンジン204は、ユーザプレファレンスの追跡されたセット、償還要求、および/またはユーザアカウントから知識を推定し、データを学習するようさらに動作可能とすることができる。学習エンジン204は、推定された知識および学習されたデータを知識ベース208に格納するようさらに動作可能とすることができる。学習エンジン204は、第1のユーザ118および/または第2のユーザ120などの別のユーザに対して、第1の仮想通貨証書および/または登録された1つもしくは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の推奨を判断するよう動作可能とすることができる。学習エンジン204は、人工ニューラルネットワーク(ANN)、帰納的論理プログラミングアプローチ、サポートベクトルマシン(SVM)、相関ルール学習アプローチ、決定木学習アプローチ、および/またはベイジアンネットワークなどの1つまたは複数のアプローチに基づいて実現することができる。
ある実装態様では、学習エンジン204は、プロセッサ202の一部とすることができる。別の実装態様では、学習エンジン204およびプロセッサ202の両方を、プロセッサのクラスタまたは統合プロセッサとして実現することができる。このようなプロセッサまたは統合プロセッサのクラスタは、学習エンジン204およびプロセッサ202の両方の機能を実行することができる。学習エンジン204の例は、X86ベースのプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、および/または他のプロセッサとすることができる。
メモリ206は、プロセッサ202および/または学習エンジン204によって実行可能な少なくとも1つのコードセクションを伴う機械コードおよび/またはコンピュータプログラムを格納するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、および/またはインターフェースを備えることができる。メモリ206は、第1および第2のユーザアカウントなどのユーザアカウントを格納するよう動作可能とすることができる。第1および第2のユーザアカウントは、第1のユーザ118および第2のユーザ120にそれぞれ対応する登録データを備えることができる。メモリ206は、それぞれ、償還要求および償還の詳細に対応することができる要求ログおよび/または償還ログ(通貨取引に関連する)を格納するようさらに動作可能とすることができる。メモリ206は、第1のユーザ118および第2のユーザ120などの1人または複数のユーザによって提供されるユーザプレファレンスのセットを格納するようさらに動作可能とすることができる。メモリ206の実装例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスクドライブ(HDD)、および/またはセキュアデジタル(SD)カードを含むことができるが、これらに限定されない。
知識ベース208は、学習エンジン204によって判断された推定された知識および学習されたデータを格納するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、および/またはインターフェースを備えることができる。そのような推定された知識および学習されたデータは、ユーザプレファレンスの追跡されたセット、償還要求、およびユーザアカウント(第1のユーザ118および/または第2のユーザ120に対応することができる)に関連する履歴データに基づくことができる。知識ベース208の実装ハードウェアの例には、フラッシュドライブ、ハードディスクドライブ(HDD)、および/またはセキュアデジタル(SD)カードを含むことができるが、これらに限定されない。
トランシーバ210は、通信ネットワーク116を介して、他のサーバと通信するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。トランシーバ210は、サーバ102と通信ネットワーク116との有線または無線通信をサポートするための既知の技術を実装することができる。トランシーバ210は、アンテナ、無線周波数(RF)トランシーバ、1つまたは複数の増幅器、チューナ、1つまたは複数の発振器、デジタル信号プロセッサ、コーダ/デコーダ(CODEC)チップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、および/またはローカルバッファを含むことができるが、これらに限定されない。トランシーバ210は、インターネット、イントラネット、ならびに/もしくは、携帯電話ネットワーク、無線ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、および/またはメトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)などの無線ネットワークなどの無線通信を介して、ネットワークと通信することができる。無線通信は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、拡張データGSM環境(EDGE)、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、ロング・ターム・エボリューション(LTE)、Bluetooth、ワイヤレス・フィディリティ(Wi-Fi)(e.120g.、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、および/またはIEEE 802.11n)、ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)、Wi-MAX、電子メール、インスタントメッセージング、および/またはショートメッセージサービス(SMS)のためのプロトコルなどの複数の通信規格、プロトコル、および技術のいずれかを使用することができる。
動作中、プロセッサ202は、通信ネットワーク116を介して、POSデバイス104または電子デバイス108に関連付けられた第1のユーザ118からの要求を受信するよう動作可能とすることができる。この要求は、第1のユーザアカウントを作成するために、トランシーバ210を介して、POSデバイス104または電子デバイス108からプロセッサ202によって受信されてもよい。受信した要求に基づいて、プロセッサ202は、第1のユーザ118のための第1のユーザアカウントを作成するよう動作可能とすることができる。プロセッサ202は、第1のユーザ識別子、第1のユーザパスキー、および/または第1のユーザ118の個人データのうちの1つまたは複数を備えることができるユーザデータに基づいて第1のユーザアカウントを作成するよう動作することができる。第1のユーザ識別子は、第1のユーザ118によって手動で選択されてもよいし、POSデバイス104または第1のユーザ118に関連付けられた電子デバイス108によって自動的に判断されてもよい。
一実施形態によれば、第1のユーザパスキーは、数値および/または英数字の文字列を使用することによって、第1のユーザ118によって手動で選択することができる。一実施形態によれば、第1のユーザパスキーは、第1のユーザ118の指紋パターン、手のひら形状、2次元(2D)または3次元(3D)顔面プロファイル、および/または虹彩の特徴的特性などの生体情報に基づいてプロセッサ202によって自動的に判断してもよい。一実施形態によれば、個人データは、第1のユーザ118の個人的な詳細を備えることができる。個人データは、第1のユーザ118に知られている選択的な家族メンバー、友人、および他の人の他のユーザアカウントの詳細に対応することができる連絡先リストをさらに備えることができる。連絡先リストに基づいて、プロセッサ202は、第1のユーザ118と第2のユーザ120などの別のユーザとの関連付けを判断するよう動作可能とすることができる。例えば、サーバ102は、第2のユーザ120が第1のユーザ118の家族メンバーまたは友人であると判断することができる。一実施形態によれば、個人データは、第1のアカウントまたはサーバ102に関連付けられた1つまたは複数の他のアカウントによって提供されるサービスをタグ付けおよび/または分類することができるユーザプレファレンスのセットをさらに備えることができる。第1のアカウントは第1のマーチャントに対応することができ、1つまたは複数の他のアカウントは1つまたは複数の他のマーチャントに対応することができる。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、POSデバイス104または電子デバイス108に関連付けられた第1のユーザ118からのアクセス権限を受信するよう動作可能とすることができる。アクセス権限は、トランシーバ210を介して、POSデバイス104または電子デバイス108からプロセッサ202によって受信されてもよい。トランシーバ210は、通信ネットワーク116を介して、アクセス権限を受信するよう動作可能とすることができる。アクセス権限は、POSデバイス104または電子デバイス108で第1のユーザ118によって提供することができる。受信されたアクセス権限は、作成された第1のユーザアカウントの少なくとも一部を複数のアカウントと共有するための権限のセットに対応することができる。複数のアカウントは、第1のアカウントおよび/または1つもしくは複数の他のアカウントを備えることができる。一実施形態によれば、サーバ102は、第1のユーザ118が、第2のユーザ120によって承諾されたアクセス権のセットに基づいて、第2のユーザ120に関連する第2の仮想通貨証書にアクセスすることを可能にすることができる。一実施形態によれば、複数の仮想通貨証書106は、第1のマーチャントの第1のアカウントにさらに対応することができる第1の仮想通貨証書に対応することができる。複数の仮想通貨証書106は、第1の仮想通貨証書に加えて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に対応することができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書は、他のマーチャントの1つまたは複数の他のアカウントにさらに対応することができる。プロセッサ202は、第1のアカウントまたはサーバ102に関連付けられた1つもしくは複数の他のアカウントによって提供されるサービスを、メモリ206にタグ付けおよび/または分類することができるユーザプレファレンスのセットを格納するよう動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、第1のユーザ118に関連付けられた電子デバイス108から、複数の仮想通貨証書106に関連する登録データを受信するよう動作可能とすることができる。登録データは、トランシーバ210を介して、電子デバイス108から受信することができる。登録データは、発行日、有効期限、複数の仮想通貨証書106の複数の残高値、複数の仮想通貨証書106の種類、および/または第1のユーザ118のユーザプレファレンスのセットを含むことができるが、これらに限定されない。プロセッサ202は、受信した登録データをメモリ206に格納するようにさら動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、複数の仮想通貨証書106の登録データに基づいて、第1のユーザ118に複数の仮想通貨証書106を登録するよう動作可能とすることができる。プロセッサ202は、POSデバイス104または電子デバイス108に関連付けられた第1のユーザ118から複数の仮想通貨証書106の登録データを受信するようにさらに動作可能とすることができる。一実施形態によれば、プロセッサ202は、POSデバイス104または電子デバイス108に送信することができる、作成された第1のユーザアカウントおよび/または受信した登録データの一部を判断するよう動作可能とすることができる。作成された第1のユーザアカウントおよび/または受信された登録データの部分の判断は、第1のユーザ118に関連する第1のアカウントおよび/または1つまたは複数の他のアカウントの種類に基づくことができる。プロセッサ202は、第1のユーザアカウントの検証のために、トランシーバ210を介して、作成された第1のユーザアカウントおよび/または受信した登録データの少なくとも一部をPOSデバイス104に送信するようさらに動作可能とすることができる。プロセッサ202は、作成された第1のユーザアカウントおよび/または受信した登録データの送信された部分の正常な検証に基づいて、トランシーバ210を介して通知を受信するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、プロセッサ202は、複数のアカウントからの応答を受信するようさらに動作可能とすることができる。応答は、登録された複数の仮想通貨証書106の複数の残高値を備えることができる。
応答に基づいて、プロセッサ202は、第1のユーザアカウントの詳細および登録された複数の仮想通貨証書106の複数の残高値を格納するための償還ログを生成するよう動作可能とすることができる。プロセッサ202は、第1のユーザ118に対して通知をさらに送信することができる。一実施形態によれば、通知は、POSデバイス104に表示することができる。一実施形態によれば、通知は、電子デバイス108に表示することができる。
プロセッサ202は、償還ログをさらに更新することができる。更新された償還ログは、第1の仮想通貨証書の償還の詳細、第1のユーザアカウントの取引の詳細、および/または登録データの少なくとも一部に対応することができる。プロセッサ202は、POSデバイス104および/または電子デバイス108から受信したデータログに基づいて、生成された償還ログを更新するようさらに動作可能とすることができる。プロセッサ202は、登録された第1の仮想通貨証書の利用可能な第1の残高値と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を確認するようさらに動作可能とすることができる。利用可能な第1の残高値および/または1つもしくは複数の他の残高値は、第1のユーザ118および/または第1のアカウントならびに1つまたは複数の他のアカウントに確認することができる。確認は、更新された償還ログに基づくことができる。
一実施形態によれば、第1のユーザ118は、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応する1つまたは複数の商品の購入のための通貨取引を開始することができる。第1のユーザ118は、登録された第1の仮想通貨証書を使用して通貨取引を開始することができる。
一実施形態によれば、通貨取引のための償還要求の値は、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも超過値の分だけ高い可能性がある。そのような場合、プロセッサ202は、POSデバイス104または電子デバイス108から償還要求、登録データ、および第1のユーザアカウントの詳細を受信することができる。受信した償還要求に基づいて、プロセッサ202は、生成された償還要求のタイムスタンプ、受信された償還要求の生存期間、および/または他のそのような詳細を備えることができる要求ログを生成するよう動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、第1の仮想通貨証書の受信された登録データをチェックし、受信された要求に基づいて第1のユーザ118を検証するよう動作可能とすることができる。プロセッサ202は、受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも高い、超過値を判断することができる。その後、プロセッサ202は、第1のユーザ118に関連する登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を判断することができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書は、第1のユーザ118の第1のユーザアカウントに基づいて判断することができる。プロセッサ202は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値と、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値との間の交換レートに基づいて、超過値をさらに変換することができる。プロセッサ202は、さらに、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を判断することができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値は、1つまたは複数のアカウントに関連付けられた1つまたは複数のサーバから検索することができる。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、ラウンドロビンアルゴリズムなどの無優先度スケジューリングアルゴリズムに基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を判断するよう動作可能とすることができる。したがって、超過値は、償還のために等分に分割することができる。超過値は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の数に基づいて等分に分割してもよい。そのような実施形態では、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連付けられた1つまたは複数の他の値の少なくとも一部を、超過値を等分に分割することに基づいて償還することができる。一実施形態によれば、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の選択は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位に基づくことができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位は、1つまたは複数の他の仮想通貨証書の登録時に、ユーザプレファレンスのセットの一部として、第1のユーザ118によって定義することができる。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、メモリ206からユーザプレファレンスのセットを検索するよう動作可能とすることができる。ユーザプレファレンスのセットは、第1のユーザ118によって定義することができ、登録された複数の仮想通貨証書106の優先順位を判断することができる。プロセッサ202は、ユーザプレファレンスの検索されたセットに基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を選択するよう動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の順序に基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を判断するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、プロセッサ202は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連するサービスのカテゴリに基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を判断するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、プロセッサ202は、超過値に対して登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書と関連する1つまたは複数の他の値と、登録された第1の仮想通貨証書と関連する第1の値との間の交換レートに基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を判断するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、プロセッサ202は、第1のユーザ118の第1のユーザアカウントから検索された処理済通貨取引および/または履歴通貨取引の解析に基づいてリアルタイムで、または定期的に交換レートを変更するよう動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、学習エンジン204、メモリ206、および知識ベース208と共に、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を判断するよう動作可能とすることができる。プロセッサ202は、第1のユーザ118によって提供される履歴ユーザプレファレンスの機械学習に基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を判断するよう動作可能とすることができる。履歴ユーザプレファレンスは、第1のユーザ118によって提供される、ユーザプレファレンスの履歴セットを備えることができる。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連付けられた登録データ、1つまたは複数の他の仮想通貨証書の登録の順序、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の有効期限の順序、償還要求の値、および/または第1のアカウントに関連する履歴償還要求に基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を判断するよう動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、判断された優先順位に基づいて、第1のシーケンス内に登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を配置するよう動作可能とすることができる。プロセッサ202は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第1のシーケンスをPOSデバイス104または電子デバイス108に送信するように動作可能とすることができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第1のシーケンスは、表示データとして、トランシーバ210を介して、POSデバイス104または電子デバイス108の表示画面に表示することができる。一実施形態によれば、表示データは、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の償還のための優先順位、登録された第1の仮想通貨証書および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を交換するオプション、新たな仮想通貨証書を購入するオプション、登録された第1の仮想通貨証書および/または登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する登録データ、ならびに/もしくは登録された第1の仮想通貨証書および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を交換することに関連する交換レートなどをさらに含むことができる。
一実施形態によれば、POSデバイス104または電子デバイス108は、第1のユーザ118からユーザプレファレンスのセットを受信するよう動作可能とすることができる。ユーザプレファレンスのセットは、超過値の償還のために、POSデバイス104または電子デバイス108からの登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の選択に対応することができる。言い換えれば、ユーザプレファレンスのセットは、第1のシーケンスで配置された、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に対する修正された優先順位を含むことができる。ユーザプレファレンスのセットは、償還のために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のそれぞれに対する好ましい値をさらに含むことができる。ユーザプレファレンスのセットは、償還のために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のそれぞれに対して、超過値をユーザ設定部分に分割する命令をさらに含むことができる。一実施形態によれば、プロセッサ202は、トランシーバ210を介して、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第2のシーケンスを受信するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、第2のシーケンスは、第1のシーケンスと排他的に異なっていてもよい。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第1のシーケンスまたは第2のシーケンス(受信した場合)を認証するようさらに動作可能とすることができる。プロセッサ202は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連付けられた1つまたは複数の他の値の少なくとも一部を認証するようさらに動作可能とすることができる。認証に基づいて、プロセッサ202は、通貨取引を処理するようさらに動作可能とすることができる。プロセッサ202は、第1の値および1つもしくは複数の他の値の少なくとも一部を償還するようさらに動作可能とすることができる。1つまたは複数の他の値は、認証され登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に対応することができる。例示的な状況によれば、プロセッサ202は、第1の仮想通貨証書から第1の値を、第2の仮想通貨証書から第2の値の少なくとも一部を、償還することができる。第2の値は、第2のマーチャントの第2のアカウントによって提供される最高の交換レートに基づいて、プロセッサ202によって選択される。
一実施形態によれば、プロセッサ202は、登録された第1の仮想通貨証書の第1の残高値と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を、通貨取引が処理される場合に、更新するよう動作可能とすることができる。プロセッサ202は、通貨取引の処理に基づいて、メモリ206に格納された要求ログおよび/または償還ログを更新するようさらに動作可能とすることができる。プロセッサ202は、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値を、照合のためにトランシーバ210を介してPOSデバイス104に送信するようさらに動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、学習エンジン204は、プロセッサ202と共に、メモリ206から検索された通貨取引に関連するデータに基づいて、知識を推定し、データを学習するよう動作可能とすることができる。データは、要求ログ、償還ログ、および/またはユーザプレファレンスの履歴セットを含むことができる。学習エンジン204は、推定された知識および学習されたデータを利用して、第2のユーザ120に複数の仮想通貨証書106の推奨を生成するよう動作可能とすることができる。学習エンジン204は、推定された知識および学習されたデータを利用して、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を、1つまたは複数の通貨取引の使用頻度および完了の成功率に基づいて判断するよう動作可能とすることができる。優先順位は、第1のアカウントの1つまたは複数の性能特性および/または履歴的な通貨取引に対する1つまたは複数の他のアカウントに基づくことができる。学習エンジン204は、推定された知識および学習されたデータを利用して、最適な交換レートに基づいて値の変換の基準を判断するようさらに動作可能とすることができる。学習エンジン204は、推定された知識および学習されたデータを利用して、ユーザ介入を最小限にするために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第2のシーケンスを判断するためにユーザプレファレンスのセットを予測するようさらに動作可能とすることができる。学習エンジン204は、推定された知識および学習されたデータを知識ベース208に格納するよう動作可能とすることができる。
図3は、本開示の一実施形態による、通貨取引を処理するための例示的なPOSデバイスを示すブロック図である。図3は、図1および図2の要素と関連して説明される。図3を参照すると、POSデバイス104が示されている。POSデバイス104は、プロセッサ302などの1つまたは複数の回路を備えることができる。POSデバイス104は、メモリ304、I/Oデバイス306などの入出力(I/O)デバイス、および感知デバイス308をさらに備えることができる。POSデバイス104は、トランシーバ310をさらに備えることができる。プロセッサ302は、メモリ304、I/Oデバイス306、感知デバイス308、およびトランシーバ310に通信可能に結合することができる。
プロセッサ302は、メモリ304に格納された命令のセットを実行するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。プロセッサ302は、第1のアカウントなどのマーチャントのアカウントにPOSデバイス104の関連付けを確立するよう動作可能とすることができる。プロセッサ302は、プロセッサ202と同様とすることができ、図2で説明したように、当分野で既知の多くのプロセッサ技術に基づいて実現することができる。
メモリ304は、プロセッサ302によって実行可能な少なくとも1つのコードセクションを伴う機械コードおよび/またはコンピュータプログラムを格納するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、および/またはインターフェースを備えることができる。メモリ304は、第1のユーザ118および/または第2のユーザ120などのユーザに対応する登録データを格納するよう動作可能とすることができる。メモリ304は、第1のユーザ118の検証のために、POSデバイス104に関連付けられた第1のアカウントによって必要とされる情報を格納するようさらに動作可能とすることができる。メモリ304は、POSデバイス104によって生成されたデータログを格納するようさらに動作可能とすることができる。メモリ306は、プロセッサ302が通貨取引を処理することを容易にすることができる、マーチャント決済システムなどの1つまたは複数の汎用ソフトウェアアプリケーションを格納するよう動作可能とすることができる。メモリ304の実装態様の例は、図2で説明したメモリ206の実装態様の例と同様とすることができる。
I/Oデバイス306は、入力デバイスおよび出力デバイスを備えることができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。入力デバイスは、第1のユーザ118などのユーザから1つまたは複数の入力を受信するよう動作可能とすることができる。出力デバイスは、第1のユーザ118に1つまたは複数の出力を提供するよう動作可能とすることができる。I/Oデバイス306は、複数の仮想通貨証書106などの仮想通貨証書の登録データを受信するよう動作可能とすることができる。I/Oデバイス306は、入力データをプロセッサ302および/またはメモリ304に通信するよう動作可能とすることができる。入力デバイスの例は、磁気カードリーダ、電子署名取得装置、スマートカードリーダ、タッチスクリーン、タッチパッド、マイクロフォン、および/またはキーボードを含むことができるが、これらに限定されない。出力デバイスの例は、表示画面および/またはスピーカを含むことができるが、これらに限定されない。
感知デバイス308は、第1のユーザ118などの1人または複数のユーザの生体認証情報を検出するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、および/またはインターフェースを備えることができる。感知デバイス308の例は、指紋スキャナ、手のひら形状スキャナ、虹彩スキャナ、および/または顔面スキャナを含むことができるが、これらに限定されない。一実施形態によれば、電子署名取得デバイスおよび/または磁気カードリーダなどの感知デバイス308は、複数の仮想通貨証書106の受信、認識、識別、および/または検証を確認するための1つまたは複数のセンサを備えることができる。そのような1つまたは複数のセンサの例は、光学センサ、画像センサ、および/または磁気センサを含むことができるが、これらに限定されない。
トランシーバ310は、通信ネットワーク116を介して、サーバ102と通信するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。トランシーバ310は、POSデバイス104と通信ネットワーク116との有線または無線通信をサポートするための既知の技術を実装することができる。トランシーバ310は、トランシーバ210(図2)について説明したように、1つまたは複数の電子部品を含むことができる。トランシーバ310は、インターネット、イントラネット、ならびに/もしくは、携帯電話ネットワーク、無線ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、および/またはメトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)などの無線ネットワークなどの無線通信を介して、ネットワークと通信することができる。無線通信は、図2で説明したように、複数の通信規格、プロトコル、および技術のいずれかを使用することができる。
動作中、プロセッサ302は、トランシーバ310を介して、サーバ102から第1のユーザ118の第1のユーザアカウントの検証のための要求を受信するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、第1のユーザアカウントは、第1のユーザ識別子、第1のユーザパスキー、および/または第1のユーザ118の個人データなどのユーザデータに基づいて、サーバ102で生成することができる。第1のユーザアカウントは、第1のユーザ118によって提供されるアクセス権限をさらに備えることができる。アクセス権限は、作成された第1のユーザアカウントの少なくとも一部を、第2のユーザ120などのユーザと共有するための権限のセットを備えることができる。第1のアカウントは、複数の仮想通貨証書106に関連する登録データをさらに備えることができる。複数の仮想通貨証書106は、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応することができる第1の仮想通貨証書を備えることができる。第1の仮想通貨証書に加えて、複数の仮想通貨証書106は、他のマーチャントの他のアカウントに対応することができる登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書をさらに備えることができる。一実施形態によれば、第1の仮想通貨証書および/または1つもしくは複数の他の仮想通貨証書は、サーバ102に登録することができる。
一実施形態によれば、受信された要求は、第1のユーザアカウントの検証のために、第1のユーザアカウントおよび/または登録データの少なくとも一部を備えることができる。プロセッサ302は、第1のユーザ118の第1のユーザアカウントを検証するために、メモリ304から情報を検索するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、第1のユーザアカウントの検証に必要な情報は、第1のアカウントおよび/または1つもしくは複数の他のアカウントの種類に基づいてカスタマイズすることができる。プロセッサ302は、トランシーバ310を介して応答を送信するようさらに動作可能とすることができる。一実施形態によれば、送信された応答は、受諾応答であってもよい。受諾応答は、第1のアカウントによる第1のユーザアカウントおよび登録データの正常な検証に対応することができる。受諾応答は、登録された複数の仮想通貨証書106の複数の残高値を備えることができる。
登録された複数の仮想通貨証書106は、登録された第1の仮想通貨証書と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書とを備えることができる。一実施形態によれば、送信された応答は、拒否応答であってもよい。拒否応答は、第1のアカウントによる第1のユーザアカウントおよび登録データの正常な検証に対応することができる。プロセッサ302は、I/Oデバイス306を介して、受諾応答または拒否応答を第1のユーザ118に通信するよう動作可能とすることができる。送信された受諾応答または拒否応答は、テキストベースのメッセージおよび/または音声ベースのメッセージの一方または両方に基づいて通信することができる。
一実施形態によれば、プロセッサ302は、第1のユーザ118からの償還要求を受信して、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応する1つまたは複数の商品の購入のための通貨取引を開始するよう動作可能とすることができる。受信された償還要求は、複数の仮想通貨証書106の登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値の償還に対応することができる。償還要求に基づいて、通貨取引を開始することができる。一実施形態によれば、第1の仮想通貨証書は、デジタル・モバイル・ウォレット・アプリなどの仮想通貨証書に対応することができる。受信された償還要求は、POSデバイス104による電子デバイス108のタッピング操作によって開始することができる。タッピング操作に基づいて、電子デバイス108とPOSデバイス104との間にNFCベースの非接触接続を確立することができる。確立された接続に基づいて、プロセッサ302は、第1の仮想通貨証書の登録データおよび第1のユーザ118の第1のユーザアカウントを受信するよう動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、第1の仮想通貨証書は、第1のユーザ118が所有する銀行カードなどの有形の決済カードに対応することができる。プロセッサ302は、感知デバイス308を用いた有形の決済カードのスワイプ操作またはスキャン操作に基づいて、有形の決済証書の登録データを受信するよう動作可能とすることができる。感知デバイス308は、有形の決済カードの受領、認識、識別、および/または検証を確認するよう動作可能とすることができる。感知デバイス308は、有形の決済カードのスワイプ操作またはスキャン操作に基づいて、有形の決済カードから登録データを検索するよう動作可能とすることができる。感知デバイス308は、登録データをプロセッサ302に通信するようさらに動作可能とすることができる。一実施形態によれば、感知デバイス308は、登録データをメモリ304に格納するよう動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、登録データは、償還のために開始された通貨取引に対応することができる。一実施形態によれば、プロセッサ302は、メモリ304から検索されたマーチャント決済システムなどの汎用ソフトウェアアプリケーションを実行するよう動作可能とすることができる。一実施形態では、第1のユーザ118は、償還要求の値を手動で提供することができる。一実施形態では、プロセッサ302は、購入対象の、1つまたは複数の商品が、バーコードリーダなどの関連するI/Oデバイス306によってスキャンされる場合、償還要求の値を自動的に判断することができる。一実施形態によれば、プロセッサ302は、通貨取引のための償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも小さいことを判断するよう動作可能とすることができる。プロセッサ302は、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値を償還するよう動作可能とすることができる。プロセッサ302は、メモリ304において、第1の値と受信値の差に基づいて、登録された第1の仮想通貨証書の第1の残高値を更新するようさらに動作可能とすることができる。プロセッサ302は、トランシーバ310を介して、(第1のユーザ118に関連する)電子デバイス108に通知を送信するようさらに動作可能とすることができる。一実施形態によれば、I/Oデバイス306は、通知を表示するよう動作可能とすることができる。通知は、開始された通貨取引の完了に対応することができる。
一実施形態によれば、プロセッサ302は、トランシーバを介して、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値をサーバ102に送信するよう動作可能とすることができる。プロセッサ302は、1つまたは複数の通貨取引に基づいて、メモリ304に格納されたローカルデータログを更新するようさらに動作可能とすることができる。一実施形態によれば、更新されたデータログは、トランシーバ310を介してサーバ102に送信されて、サーバ102で生成された要求ログおよび/または償還ログを更新することができる。
一実施形態によれば、プロセッサ302は、通貨取引のための償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも大きいことを判断するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、プロセッサ302は、受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも高い、超過値を判断するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、プロセッサ302は、償還要求をトランシーバ310を介してサーバ102に送信するよう動作可能とすることができる。プロセッサ302は、第1のユーザアカウントおよび第1の仮想通貨証書の登録データの一部をトランシーバ310を介してサーバ102に送信するようさらに動作可能とすることができる。
送信された要求に基づいて、サーバ102は、第1のユーザ118および第1の仮想通貨証書の登録データを検証することができる。サーバ102は、第1のユーザ118により登録された、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を判断することができる。この判断に基づいて、プロセッサ302は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第1のシーケンスを受信するよう動作可能とすることができる。プロセッサ302は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を受信するようさらに動作可能とすることができる。プロセッサ302は、(受信した第1のシーケンス内の)登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の残高値をメモリ304に格納するようにさらに動作することができる。一実施形態によれば、プロセッサ302は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の受信した第1のシーケンスを電子デバイス108に送信するよう動作可能とすることができる。
プロセッサ302は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第2のシーケンスを判断するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、第2のシーケンスは、第1のユーザ118によって提供されるユーザプレファレンスのセットに基づいて判断することができる。一実施形態によれば、第2のシーケンスは、第1のシーケンスのものと同じであってもよい。一実施形態によれば、第2のシーケンスは、第1のシーケンスとは異なっていてもよい。一実施形態によれば、第2のシーケンスは、第1のシーケンスのサブセットであってもよい。例示的な状況では、第2のシーケンスは、第2の仮想通貨証書などの、登録された1つの仮想通貨証書のみを備えることができる。例示的な実施形態によれば、第2の仮想通貨証書に関連する第2の値の少なくとも一部は、判断された超過値に基づいて償還することができる。一実施形態によれば、プロセッサ302は、超過値の償還のために、電子デバイス108から1つまたは複数の他の登録された仮想通貨証書の選択を受信するよう動作可能とすることができる。プロセッサ302は、受信した選択に基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第2のシーケンスを判断するよう動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、プロセッサ302は、第2のシーケンスの認証のために、判断された第2のシーケンスをサーバ102に送信するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、プロセッサ302は、電子デバイス108から第2のシーケンスを受信しない可能性がある。このような場合、プロセッサ302は、サーバ102に信号を送信して、第1のシーケンスを続けることができる。通貨取引がサーバ102で処理される場合、プロセッサ302は、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値とを受信するよう動作可能とすることができる。更新された残高値は、トランシーバ310を介して受信することができる。
第1の仮想通貨証書の受信した更新値に基づいて、プロセッサ302は、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の残高値を照合するようさらに動作可能とすることができる。プロセッサ302は、第1の残高値の照合後に第1のユーザ118に通知を通信するようさらに動作可能とすることができる。通知は、通貨取引が正常に完了したことに対応することができる。一実施形態によれば、I/Oデバイス306は、第1の仮想通貨証書が有形の決済カードである場合に通知を表示するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、プロセッサ302は、第1の仮想通貨証書が仮想通貨証書である場合に電子デバイス108に通知を送信するよう動作可能とすることができる。
図4は、本開示の一実施形態による、通貨取引を処理するための例示的な電子デバイスを示すブロック図である。図4は、図1から図3の要素と関連して説明される。図4を参照すると、電子デバイス108が示される。電子デバイス108は、プロセッサ402などの1つまたは複数の回路を備えることができる。電子デバイス108は、メモリ404、I/Oデバイス406などの入出力(I/O)デバイス、および感知デバイス408をさらに備えることができる。電子デバイス108は、トランシーバ410をさらに備えることができる。プロセッサ402は、メモリ404、I/Oデバイス406、感知デバイス408、およびトランシーバ410に通信可能に結合することができる。
プロセッサ402は、メモリ404に格納された命令のセットを実行するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。プロセッサ402は、第1のユーザ118へのインターフェースを提供して、通貨取引を処理するように動作可能とすることができる。プロセッサ402は、プロセッサ202と同様とすることができ、図2で説明したように、当分野で既知の多くのプロセッサ技術に基づいて実現することができる。
メモリ404は、プロセッサ402によって実行可能な少なくとも1つのコードセクションを伴う機械コードおよび/またはコンピュータプログラムを格納するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、および/またはインターフェースを備えることができる。メモリ404は、電子デバイス108をスマートPOSデバイス104aとして構成して、通貨取引を処理することを容易にすることができるソフトウェアアプリケーションを格納するよう動作可能とすることができる。メモリ404は、第1のユーザ118および/または第2のユーザ120などのユーザに対応する登録データを格納するようさらに動作可能とすることができる。メモリ404は、第1のユーザ118の検証のために、POSデバイス104に関連付けられた第1のアカウントによって必要とされる情報を格納するようさらに動作可能とすることができる。メモリ404の実装態様の例は、図2で説明したメモリ206の実装態様の例と同様とすることができる。
I/Oデバイス406は、入力デバイスおよび出力デバイスを備えることができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。入力デバイスは、第1のユーザ118などのユーザから1つまたは複数の入力を受信するよう動作可能とすることができる。出力デバイスは、第1のユーザ118に1つまたは複数の出力を提供することができる。I/Oデバイスは、複数の仮想通貨証書106などの仮想通貨証書の登録データを受信するよう動作可能とすることができる。I/Oデバイス406は、入力データをプロセッサ402および/またはメモリ404に通信するよう動作可能とすることができる。I/Oデバイス406の実装態様の例は、図3で説明したI/Oデバイス306の実装態様の例と同様とすることができる。
感知デバイス408は、第1のユーザ118などの1人または複数のユーザの生体認証情報を検出するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、および/またはインターフェースを備えることができる。感知デバイス408の実装態様の例は、図3で説明した感知デバイス308の実装態様の例と同様とすることができる。
トランシーバ410は、通信ネットワーク116を介して、サーバ102と通信するよう動作可能とすることができる適切なロジック、回路、インターフェース、および/またはコードを備えることができる。トランシーバ410は、電子デバイス108と通信ネットワーク116との有線または無線通信をサポートするための既知の技術を実装することができる。トランシーバ410は、トランシーバ210(図2)について説明したように、1つまたは複数の電子部品を含むことができる。トランシーバ410は、インターネット、イントラネット、ならびに/もしくは、携帯電話ネットワーク、無線ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、および/またはメトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)などの無線ネットワークなどの無線通信を介して、ネットワークと通信することができる。無線通信は、図2で説明したように、複数の通信規格、プロトコル、および技術のいずれかを使用することができる。
動作中、プロセッサ402は、第1のユーザ118の第1のユーザアカウントの作成を要求するよう動作可能とすることができる。要求は、直接、またはPOSデバイス104を介して、サーバ102に送信することができる。一実施形態によれば、第1のユーザアカウントは、I/Oデバイス406を介して、プロセッサ402によって送信された、ユーザデータに基づいて、サーバ102で作成することができる。プロセッサ402は、I/Oデバイス406を介して、第1のユーザ118によって提供されるアクセス権限を受信するようさらに動作可能とすることができる。アクセス権限は、作成された第1のユーザアカウントの少なくとも一部を、他のアカウントを伴う第2のユーザ120などのユーザと共有するための権限のセットを備えることができる。プロセッサ402は、複数の仮想通貨証書106に関連する登録データを受信するようさらに動作可能とすることができる。複数の仮想通貨証書106は、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応することができる第1の仮想通貨証書に対応することができる。第1の仮想通貨証書に加えて、複数の仮想通貨証書106は、1つまたは複数の他のマーチャントの1つまたは複数の他のアカウントに対応することができる登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書にさらに対応することができる。
一実施形態によれば、検証要求は、POSデバイス104によってサーバ102に送信することができる。検証要求は、第1のユーザアカウントの検証のために、第1のユーザアカウントおよび/または複数の仮想通貨証書106の登録データの少なくとも一部を備えることができる。サーバ102による第1のユーザアカウントの検証に基づいて、プロセッサ402は、第1のユーザ118を伴う複数の仮想通貨証書106の正常な登録に対応する通知を受信することができる。一実施形態によれば、プロセッサは、複数の仮想通貨証書106の複数の残高値をさらに受信して、第1のユーザ118の情報を表示することができる。
一実施形態によれば、プロセッサ402は、通貨取引を処理するために、登録された第1の仮想通貨証書の償還要求を生成するよう動作可能とすることができる。償還要求は、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応する1つまたは複数の商品の購入のために生成することができる。一実施形態によれば、償還要求は、POSデバイス104による電子デバイス108のタッピング操作によって生成することができる。タッピング操作に基づいて、電子デバイス108とPOSデバイス104との間にNFCベースの非接触接続を確立することができる。受信された償還要求は、複数の仮想通貨証書106の登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値の償還に対応することができる。償還要求に基づいて、通貨取引を開始することができ、接続を確立することができる。確立された接続に基づいて、プロセッサ402は、第1の仮想通貨証書の登録データおよび第1のユーザ118の第1のユーザアカウントをPOSデバイス104またはサーバ102に送信するよう動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、プロセッサ402は、通信ネットワーク116に実装されたセキュアプロトコルに基づいて、サーバ102と電子デバイス108との間に安全な接続を確立することによって通貨取引を開始するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、プロセッサ402は、生体認証情報および/またはジェスチャを含むことができるユーザ入力に基づいて通貨取引を開始するよう動作可能とすることができる。感知デバイス408は、第1のユーザ118に対応することができるメモリ404に予め格納された情報に基づいて、受信された生体認証情報および/またはジェスチャを検証するよう動作可能とすることができる。確立された安全な接続に基づいて、プロセッサ402は、第1の仮想通貨証書の登録データをPOSデバイス104またはサーバ102に送信するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、プロセッサ402は、メモリ404から検索されたソフトウェアアプリケーションを実行するよう動作可能とすることができる。ソフトウェアアプリケーションの実行に基づいて、プロセッサ402は、電子デバイス108をスマートPOSデバイス104aとして構成することができる。
一実施形態によれば、通貨取引のための償還要求の値は、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも小さい可能性がある。登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値は、償還要求の値に基づいて償還することができる。プロセッサ402は、トランシーバ410を介して、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値を備えることができる通知を受信するようさらに動作可能とすることができる。更新された第1の残高値は、第1の値と償還要求の値との差に対応することができる。プロセッサ402は、I/Oデバイス406の使用に基づいて、第1のユーザ118に対する受信通知を表示または再生するようさらに動作可能とすることができる。一実施形態によれば、I/Oデバイス406は、通知を表示または再生するよう動作可能とすることができる。通知は、開始された通貨取引の完了に対応することができる。
一実施形態によれば、通貨取引のための償還要求の値は、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値を超える可能性がある。そのような場合、サーバ102は、受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも高い、超過値を判断することができる。サーバ102は、第1のユーザ118により登録された、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を判断することができる。この判断に基づいて、プロセッサ402は、トランシーバ410を介して、サーバ102またはPOSデバイス104からの表示データとして、第1のユーザ118の登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第1のシーケンスを受信するよう動作可能とすることができる。プロセッサ402は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を受信するようさらに動作可能とすることができる。
一実施形態によれば、受信された第1のシーケンスは、優先順位に基づくシーケンスで構成された、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を備えることができる。優先順位は、1つまたは複数の基準に基づいて判断することができる。1つまたは複数の基準の例には、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の順序、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連するサービスのカテゴリ、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値と登録された第1の仮想通貨証書との間の交換レート、および第1のユーザ118によって提供される履歴ユーザプレファレンスの機械学習を含むことができるが、これらに限定されない。
一実施形態によれば、プロセッサ402は、表示データから、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を選択するために、ユーザプレファレンスのセットを受信するよう動作可能とすることができる。ユーザプレファレンスのセットは、I/Oデバイス406を介して受信することができる。ユーザプレファレンスのセットに基づいて、プロセッサ402は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第2のシーケンスを判断するために第1のシーケンスを修正するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、第2のシーケンスは、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に対する修正された優先順位を含むことができる。一実施形態によれば、第2のシーケンスは、第1のシーケンスのものと同じであってもよい。一実施形態によれば、第2のシーケンスは、第1のシーケンスとは異なっていてもよい。
一実施形態によれば、プロセッサ402は、トランシーバ410を介して第2のシーケンスをサーバ102またはPOSデバイス104に送信するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の少なくとも一部は、判断された超過値に基づいて償還することができる。
一実施形態によれば、プロセッサ402は、サーバ102またはPOSデバイス104からの通貨取引の処理に対応することができる通知を受信するよう動作可能とすることができる。一実施形態によれば、受信した通知は、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値とを含むことができる。
図5は、本開示の一実施形態による、第1のユーザ118が1つまたは複数の仮想通貨証書を登録するための第1の例示的なタイミング図を示す。図5は、図1から図4の要素と関連して説明される。第1の例示的なタイミング図500は、サーバ102、POSデバイス104、および第1のユーザ118を含むことができる
図5を参照すると、ユーザアカウントの作成および1つまたは複数の仮想通貨証書のサーバ102での登録に対する状況を示す第1の例示的なタイミング図400が示される。ユーザは、第1のユーザ118に対応することができる。1つまたは複数の仮想通貨証書は、複数の仮想通貨証書106に対応することができる。複数の仮想通貨証書106は、登録された第1の仮想通貨証書と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書とを備えることができる。第1の仮想通貨証書は、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応することができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書は、1つまたは複数の他のマーチャントの1つまたは複数の他のアカウントに対応することができる。
時間「T_501」において、第1のユーザ118は、要求をサーバ102に提供して、第1のユーザアカウントを作成することができる。要求は、電子デバイス108を介して提供することができる。第1のユーザアカウントの作成のための要求は、第1のユーザ識別子、第1のユーザパスキー、および/または第1のユーザ118の個人データなどのユーザデータを備えることができる。時間「T_502」において、サーバ102は、第1のユーザ118からの受信された要求に基づいて第1のユーザアカウントを作成することができる。
時間「T_503」において、第1のユーザ118は、登録のために複数の仮想通貨証書106に関連する登録データをサーバ102にさらに送信することができる。時間「T_504」において、サーバ102は、受信した登録データを、作成された第1のユーザアカウントに格納することができる。時間「T_505」において、サーバ102は、第1のユーザアカウントの検証のために、作成された第1のユーザアカウントおよび/または登録データの少なくとも一部をPOSデバイス104に送信することができる。
時間「T_506」において、POSデバイス104は、検証に基づいて応答を判断することができる。時間「T_507」において、POSデバイス104は、第1のアカウントおよび/または1つもしくは複数の他のアカウントに対する応答を第1のユーザ118に送信することができる。応答は、登録された複数の仮想通貨証書106の複数の残高値を備えることができる。時間「T_508」において、POSデバイス104は、第1のアカウントおよび/または1つもしくは複数の他のアカウントに対する応答をサーバ102に送信することができる。
時間「T_509」において、サーバ102は、電子デバイス108に第1のユーザアカウントの作成および複数の仮想通貨証書106の正常な登録の確認を送信することができる。時間「T_510」において、サーバ102は、POSデバイス104に第1のユーザアカウントの作成および複数の仮想通貨証書106の正常な登録の確認を送信することができる。確認はまた、登録された複数の仮想通貨証書106の複数の残高値の確認応答を備えることができる。
図6は、本開示の一実施形態による、第1の通貨取引を処理するために開示された方法およびシステムを実施するための第2の例示的なタイミング図を示す。図6は、図1から図5の要素と関連して説明される。図6を参照すると、第2の例示的なタイミング図600が示される。第2の例示的なタイミング図600は、サーバ102、POSデバイス104、および第1のユーザ118を含むことができる。
時間「T_601」において、第1のユーザ118は、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応する1つまたは複数の商品の購入のために通貨取引を開始するため、償還要求を生成することができる。第1のユーザ118は、POSデバイス104または電子デバイス108を介して、登録された第1の仮想通貨証書を使用して通貨取引を開始することができる。電子デバイス108に関連付けられた第1のユーザ118は、モバイル・ウォレット・ポイントなどの、登録された第1の仮想通貨証書の登録データの少なくとも一部を、POSデバイス104に送信することができる。
時間「T_602」において、POSデバイス104は、登録された第1の仮想通貨証書の登録データの一部を受信することができる。一実施形態によれば、POSデバイス104は、有形の決済カードなどの、登録された第1の仮想通貨証書の登録データの部分を判断することができる。時間「T_603」において、POSデバイス104は、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値が、償還要求の値よりも超過値の分だけ高いと判断することができる。POSデバイス104は、償還要求の値に対して第1の値を償還することができる。償還に基づいて、登録された第1の仮想通貨証書の第1の残高値は、第1の値と償還要求の値との差で更新することができる。
時間「T_604」において、POSデバイス104は、電子デバイス108に関連付けられた第1のユーザ118に通知を送信することができる。通知は、通貨取引が正常に完了したことに対応することができる。通知は、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値をさらに備えることができる。時間「T_605」において、POSデバイス104は、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値を、サーバ102に送信することができる。POSデバイス104は、処理された通貨取引に対応する更新されたデータログを照合のためにサーバ102に送信するようさらに動作可能とすることができる。
図7は、本開示の一実施形態による、第2の通貨取引を処理するために開示された方法およびシステムを実施するための第3の例示的なタイミング図を示す。図7は、図1から図5の要素と関連して説明される。図7を参照すると、第3の例示的なタイミング図700が示される。第3の例示的なタイミング図700は、サーバ102、POSデバイス104、および第1のユーザ118を含むことができる。
時間「T_701」において、第1のユーザ118は、第1のマーチャントの第1のアカウントに対応する1つまたは複数の商品の購入のために通貨取引を開始するため、償還要求を生成することができる。第1のユーザ118は、POSデバイス104または電子デバイス108を介して、登録された第1の仮想通貨証書を使用して通貨取引を開始することができる。
時間「T_702」において、POSデバイス104は、登録された第1の仮想通貨証書の登録データの一部を判断することができる。POSデバイス104は、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値が償還要求の値よりも小さいと判断するようさらに動作可能とすることができる。時間「T_703」において、POSデバイス104は、償還要求をサーバ102に送信することができる。POSデバイス104は、第1のユーザアカウントおよび第1の仮想通貨証書の登録データをサーバ102にさらに送信することができる。一実施形態によれば、送信された償還要求は、通貨取引を処理するために、1つまたは複数の他のアカウントの登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を使用するための異なるオプションの要求に対応することができる。
時間「T_704」において、サーバ102は、第1の仮想通貨証書の登録データをチェックし、第1のユーザ118を検証することができる。検証に基づいて、サーバ102は、第1のユーザ118に登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を判断するようさらに動作可能とすることができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書は、第1のユーザ118の第1のユーザアカウントに基づいて判断することができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の選択は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位に基づくことができる。サーバ102は、判断された優先順位に基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を第1のシーケンスで構成することができる。時間「T_705」において、サーバ102は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第1のシーケンスをPOSデバイス104に送信することができる。時間「T_706」において、POSデバイス104は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の受信した第1のシーケンスを、第1のユーザ118に関連付けられた電子デバイス108に送信することができる。
時間「T_707」において、第1のユーザ118は、電子デバイス108を介して、ユーザプレファレンスのセットに基づいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第2のシーケンスを提供することができる。ユーザプレファレンスのセットは、超過値の償還のために、電子デバイス108からの登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の選択に対応することができる。ユーザプレファレンスのセットは、超過値の償還のために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のそれぞれに対する好ましい値をさらに含むことができる。ユーザプレファレンスのセットは、超過値の償還のために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のそれぞれに対して、超過値をユーザ設定部分に分割する命令をさらに含むことができる。言い換えれば、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連付けられた1つまたは複数の値の少なくとも一部を、償還のために判断することができる。時間「T_708」において、第2のシーケンスを、POSデバイス104に送信することができる。
時間「T_709」において、POSデバイス104は、受信した第2のシーケンスをサーバ102に送信することができる。時間「T_710」において、受信した第2のシーケンスに基づいて、サーバ102は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の受信された第2のシーケンスを認証することができる。サーバ102は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の値の少なくとも一部をさらに認証することができる。時間「T_711」において、認証に基づいて、サーバ102は、第1の値および1つまたは複数の他の値の少なくとも一部の償還に基づいて、通貨取引を処理することができる。1つまたは複数の他の値は、認証され登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に対応することができる。
時間「T_712」において、サーバ102は、通貨取引が処理された場合、第1の仮想通貨証書の第1の値と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連付けられた1つまたは複数の他の値とを更新することができる。時間「T_713」において、サーバ102は、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値をPOSデバイス104に送信することができる。時間「T_714」において、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を表示することができる。時間「T_715」において、POSデバイス104は、登録された第1の仮想通貨証書の第1の残高値の照合のために、更新された第1の残高値を利用することができる。
時間「T_716」において、受信した更新された第1の残高値および/または1つもしくは複数の他の残高値に基づいて、POSデバイス104は、第1のユーザ118に関連する電子デバイス108に通知を送信することができる。通知は、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値とを確認することができるメッセージに対応することができる。通知は、処理された通貨取引を確認することができるメッセージにさらに対応することができる。
実施形態により、図5から図7に記載されたステップのいくつかのタイミングシーケンスは、本開示の範囲から逸脱することなく変更することができることが理解されよう。さらに、いくつかのステップを省略して、他の追加のステップを追加してもよい。
図8は、本開示の一実施形態による、通貨取引を処理するために開示された方法およびシステムを実施するための例示的な状況を示す。図8は、図1から図4の要素と関連して説明される。図8を参照すると、サーバ102などの例示的なサーバを備える例示的な状況800が示されている。サーバ102は、1つまたは複数の他のサーバに関連付けることができる。1つまたは複数の他のサーバは、それぞれ第1のアカウント102a、第2のアカウント102b、および/または第3のアカウント102cなどの1つまたは複数のアカウントに関連付けることができる。第1のアカウント102aは、第1のマーチャントに対応することができる。第2のアカウント102bは、第2のマーチャントに対応することができる。第3のアカウント102cは、第3のマーチャントに対応することができる。第1のアカウント102a、第2のアカウント102b、および第3のアカウント102cのそれぞれは、それぞれ、第1の仮想通貨証書106a、第2の仮想通貨証書106b、および第3の仮想通貨証書106cに対応することができる。第1の仮想通貨証書106a、第2の仮想通貨証書106b、および第3の仮想通貨証書106cのそれぞれは、通貨取引の前にサーバ102に登録することができる。第1の仮想通貨証書106a、第2の仮想通貨証書106b、および第3の仮想通貨証書106cは、第1のユーザ118の第1のユーザアカウントにさらに関連付けることができる。
例示的な状況では、第1の仮想通貨証書106a、第2の仮想通貨証書106b、および第3の仮想通貨証書106cのそれぞれは、それぞれ第1の値、第2の値および第3の値に関連付けることができる。第1の値、第2の値、および第3の値は、それぞれ「$20」とすることができる。したがって、通貨取引の場合の償還のために第1のユーザ118の第1のユーザアカウントで利用可能な合計金額は、「$60」である。
例示的な状況では、第1のユーザ118は、登録された第1の仮想通貨証書106aに関連する第1の値を償還するために通貨取引を開始することができる。トランザクションは、第1の仮想通貨証書106aの登録データをPOSデバイス104に提供することによって開始することができる。償還請求の値は、「$26」とすることができる。そのような例示的な状況では、POSデバイス104は、償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書106aに関連する第1の値よりも超過値「$6」だけ高いと判断するよう動作可能とすることができる。POSデバイス104は、第1の仮想通貨証書106aに関連する第1の値「$20」を償還することができる。結果的に、登録された第1の仮想通貨証書106aに関連する第1の値は、完全に償還することができる。さらに、償還要求の残りの値「$6」は、第1のユーザ118の第1のユーザアカウントに登録された他の仮想通貨証書から償還することができる。
例示的な状況では、POSデバイス104は、第1のユーザアカウントおよび第1の仮想通貨証書の登録データをサーバ102に送信することができる。受信した要求に基づいて、サーバ102は、第1のユーザ118に登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を判断し、償還要求の残りの値「$6」を償還することができる。残りの値「$6」は、第2の仮想通貨証書106bおよび/または第3の仮想通貨証書106cなどの、判断されて登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書から償還することができる。
例示的な状況では、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の判断は、ラウンドロビンアルゴリズムなどの無優先度スケジューリングアルゴリズムに基づくことができる。そのような状況では、サーバ102は、償還要求の残りの値「$6」の償還のために、第2の仮想通貨証書106bおよび第3の仮想通貨証書106cを選択することができる。サーバ102は、残りの値「$6」を、2つの等しい値の部分「$3」にそれぞれ分割することができる。次いで、サーバ102は、第2の値および第3の値からそれぞれ値「$3」を償還することができる。結果的に、第1の仮想通貨証書106a、第2の仮想通貨証書106b、および第3の仮想通貨証書106cの組み合わせの使用により、償還要求の値「$26」を正常に償還することができる。したがって、登録された第1の仮想通貨証書106aの第1の残高値は「$0」である。さらに、第2の仮想通貨証書106bの第2の残高値および第3の仮想通貨証書106cの第3の残高値は、それぞれ「$17」である。
別の例示的な状況では、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の判断は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の代替の優先順位に基づくことができる。そのような例示的な状況において、一実施形態によると、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位は、1つまたは複数の他の仮想通貨証書の登録時に、ユーザプレファレンスのセットに基づいて、第1のユーザ118によって事前に定義することができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位の判断は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連付けられた登録データに基づくことができる。例えば、有効期限が他の仮想通貨証書の有効期限より前である仮想通貨証書の優先順位をより高くすることができる。一実施形態によれば、サーバ102内の学習エンジン204は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を合理的に判断することができる。
判断された優先順位に基づいて、サーバ102は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のそれぞれに関連する降順の優先順位で、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第1のシーケンスを判断することができる。サーバ102は、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の判断された第1のシーケンスを、表示データとして第1のユーザ118に送信することができる。例示的な状況では、POSデバイス104または電子デバイス108に関連付けられた第1のユーザ118は、ユーザプレファレンスのセットに基づいて、第1のシーケンスを第2のシーケンスに変更することができる。ユーザプレファレンスのセットは、第2のシーケンスにおける登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のうちの残りの値「$6」を分割する1つまたは複数の命令を備えることができる。別の例示的な状況では、第1のユーザ118は、第1のシーケンス内の登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書から、第2の仮想通貨証書106bなどの1つの仮想通貨証書を選択することができる。ユーザの選択に基づいて、サーバ102は、償還要求の残りの値「$6」に対して、第2の値「$20」の少なくとも一部を償還することができる。したがって、第1の残高値は「$0」であり、第2の残高値は「$14」である。さらに、第3の残高値は、「$20」のままとすることができる。
別の例示的な状況では、第3の値は、通貨値でなくてもよい。代わりに、第3の値は、「20000仮想ポイント」などの仮想ポイントを備えることができる。一例では、「20000仮想ポイント」は、通貨値「$20」に対応することができる。通貨値と仮想ポイントとの対応は、交換レートに基づくことができる。一実施形態において、交換レートは、第1のアカウント102a、第2のアカウント102b、および第3のアカウント102cに対して共通であってもよい。別の実施形態において、交換レートは、第1のアカウント102a、第2のアカウント102b、および第3のアカウント102cに対して異なっていてもよい。
別の例示的な状況では、償還要求の値は「$46」とすることができる。そのようなシナリオでは、サーバ102は、第1の仮想通貨証書106aに関連付けられた第1の値「$20」および第2の仮想通貨証書106bに関連付けられた第2の値「$20」を償還することができる。償還要求の残りの値「$6」は、残りの値「$6」を交換レートに基づいて仮想ポイントに変換することに基づいて、第3の仮想通貨証書106cから償還することができる。変換から、残りの値「$6」は、「6000仮想ポイント」に対応することができる。その結果、サーバ102は、第3の仮想通貨証書106cから「6000仮想ポイント」を償還することができる。処理された通貨取引に基づいて、第1の残高値および第2の残高値はそれぞれ「$0」である。また、第3の残高値は、「14000仮想ポイント」である。
図9Aは、本開示の一実施形態による、サーバ102で通貨取引を処理するための第1の方法を示す第1のフローチャートを備える。図9Aを参照すると、フローチャート900aが示される。フローチャート900aは、図1から図4に関連して説明される。本方法は、ステップ902で開始し、ステップ904に進む。
ステップ904において、第1のアカウントに対応する第1の仮想通貨証書、および1つまたは複数の他のアカウントに対応する1つまたは複数の他の仮想通貨証書を登録することができる。登録された第1の仮想通貨証書および/または登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書は、第1のユーザ118に対応することができる。登録された第1の仮想通貨証書は、第1の値に関連付けることができる。同様に、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のそれぞれは、対応する値に関連付けることができる。ステップ904に従って、第1の仮想通貨証書および/または1つまたは複数の他の仮想通貨証書を第1のユーザ118に登録する方法は、図9Bでさらに説明される。
ステップ906において、登録された第1の仮想通貨証書の償還要求を受信して、通貨取引を処理することができる。償還要求は、第1のユーザ118によって開始された通貨取引に対応することができる。ステップ908において、受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも高いかどうかを判断することができる。受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも低い場合、制御はステップ910に移る。受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも高い場合、制御はステップ914に移る。
ステップ910において、受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも低い場合、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値を、受信した償還要求に対して償還することができる。ステップ912において、登録された第1の仮想通貨証書の第1の残高値を更新することができる。制御はステップ924に移る。
ステップ914において、受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも高い場合、受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値より高い超過値を判断することができる。
ステップ916において、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値、および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の少なくとも一部が、交換レートに基づいて判断された超過値に対して変換され得る。
ステップ918において、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のシーケンスを、償還のため判断することができる。ステップ918により、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のシーケンスの判断の方法が、図9Cでさらに記載されている。
ステップ920では、第1の値および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の少なくとも一部の償還を認証することができる。ステップ922において、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連付けられた1つまたは複数の他の値の少なくとも一部を償還することができる。
ステップ924において、処理された通貨取引に基づいて、要求ログおよび/または償還ログを更新することができる。ステップ926において、更新された要求ログおよび/または償還ログは、第1のアカウントおよび1つまたは複数の他のアカウントを含む複数のアカウントに関連付けられた複数のサーバに送信することができる。ステップ928において、登録された第1の仮想通貨証書の第1の残高値および/または登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を、第1のアカウントおよび/または1つまたは複数の他のアカウントにおいて更新することができる。制御は最終ステップ930に進む。
図9Bは、本開示の一実施形態による、サーバ102で第1のユーザ118による1つまたは複数の他の仮想通貨証書を登録するための第2の方法を示す第2のフローチャートを備える。図9Bを参照すると、ステップ904(図9A)のフローチャート900bが示される。ステップ904のフローチャート900bは、図1から図4および図9Aに関連して説明される。本方法は、ステップ904aで開始し、ステップ904bに進む。
ステップ904bにおいて、第1の仮想通貨証書および/または1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連付けられた第1のユーザ118の第1のユーザアカウントを作成することができる。ステップ904cにおいて、第1の仮想通貨証書および/または1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する登録データを受信することができる。
ステップ904dにおいて、受信した登録データを第1のユーザ118の第1のユーザアカウントに格納することができる。ステップ904eにおいて、第1のユーザアカウントの少なくとも一部および登録データの少なくとも一部を、ユーザアカウント検証のためにPOSデバイス104または電子デバイス108に送信することができる。ステップ904fにおいて、登録された第1の仮想通貨証書の第1の残高値および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を受信することができる。制御は最終ステップ904gに進む。フローチャート900a(図9A)は、ステップ906(図9A)で再開する。
図9Cは、本開示の一実施形態による、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を決定する第3の方法を示す第3のフローチャートを備える。図9Cを参照すると、ステップ918(図9A)のフローチャート900cが示される。フローチャート900cは、図1から図4および図9Aに関連して説明される。本方法は、ステップ918aで開始し、ステップ918bに進む。
ステップ918bにおいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に対応する登録データが利用可能であるかどうかを判断することができる。登録データが利用可能である場合、制御はステップ918cに移る。登録データが利用可能ではない場合、制御はステップ918jに移る。
ステップ918cにおいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の登録データを使用して、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位を判断することができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の優先順位の判断は、1つまたは複数の基準に基づくことができる。一実施形態によれば、判断された優先順位は、通貨取引に関連する製品またはサービスのカテゴリの1つまたは複数に基づくことができる。一実施形態によれば、判断された優先順位は、第1のアカウントに関連付けられた交換レート、有効期限、および/または履歴償還要求にさらに基づくことができる。
ステップ918dにおいて、表示データとして、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第1のシーケンスを判断することができる。第1のシーケンスの判断は、判断された優先順位に基づくことができる。ステップ918eにおいて、判断された表示データは、POSデバイス104または電子デバイス108に送信することができる。
ステップ918fにおいて、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第2のシーケンスが、第1のユーザ118によってPOSデバイス104または電子デバイス108で提供されるかどうかを判断することができる。第1のユーザ118は、第2のシーケンスを判断することができるユーザプレファレンスのセットを提供することができる。第2のシーケンスがPOSデバイス104または電子デバイス108で提供される場合、制御はステップ918gに移る。第2のシーケンスがPOSデバイス104または電子デバイス108で提供されない場合、制御はステップ918hに移る。
ステップ918gにおいて、償還のために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のシーケンスを、受信された第2のシーケンスに基づいて判断することができる。制御は最終ステップ918iに進む。ステップ918hにおいて、償還のために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のシーケンスを、判断された第1のシーケンスに基づいて判断することができる。制御は最終ステップ918iに進む。
ステップ918jにおいて、要求された登録データが利用可能ではない場合、判断された超過値は、償還のために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の勘定に基づいて等しい部分に分割することができる。したがって、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連付けられた1つまたは複数の他の値の少なくとも一部を、超過値を等分に分割することに基づいて償還することができる。制御は最終ステップ918iに進む。フローチャート900a(図9A)は、ステップ920(図9A)で再開する。
図10は、本開示の一実施形態による、POSデバイス104で通貨取引を処理するための第4の方法を示す第4のフローチャートを備える。図10を参照すると、フローチャート1000が示される。フローチャート1000は、図1から図4に関連して説明される。本方法は、ステップ1002で開始し、ステップ1004に進む。
ステップ1004において、登録された第1の仮想通貨証書の償還要求を受信して、通貨取引を処理することができる。一実施形態によれば、償還要求は、第1のユーザ118から直接受信することができる。一実施形態によれば、償還要求は、電子デバイス108を介して、第1のユーザ118から受信することができる。ステップ1006において、償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも高いかどうかを判断することができる。償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも低い場合、制御はステップ1008に移る。償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも高い場合、制御はステップ1012に移る。
ステップ1008において、償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも低い場合、登録された第1の仮想通貨に関連する第1の値を償還することができる。ステップ1010において、登録された第1の仮想通貨証書の第1の残高値は、償還に基づいて更新することができる。制御は最終ステップ1024に進む。
ステップ1012において、償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも高い場合、要求をサーバ102に送信することができる。要求は、それぞれ1つまたは複数の他の残高値を伴う登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のシーケンスに対してサーバ102に送信することができる。ステップ1014において、第1のシーケンスにおける登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を備える表示データをサーバ102から直接受信することができる。一実施形態によれば、受信された表示データは、POSデバイス104で表示することができる。一実施形態によれば、受信された表示データは、電子デバイス108に送信することができる。
ステップ1016において、表示データ上のユーザプレファレンスのセットが第1のユーザ118から受信されたかどうかを判断することができる。一実施形態によれば、プレファレンスのセットは、電子デバイス108に関連付けられた第1のユーザ118から受信することができる。ユーザプレファレンスのセットが受信された場合、制御はステップ1018に移る。ユーザプレファレンスのセットが受信されない場合、制御はステップ1022に移る。
ステップ1018において、ユーザプリファレンスのセットが受信された場合、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の第2シーケンスを、ユーザプリファレンスの受信されたセットに基づいて判断することができる。ステップ1020において、判断された第2のシーケンスは、サーバ102に送信することができる。
ステップ1022において、通貨取引の正常な処理に対する通知、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値、および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を、サーバ102から受信することができる。制御は最終ステップ1024に進む。
図11は、本開示の一実施形態による、電子デバイス108で通貨取引を処理するための第5の方法を示す第5のフローチャートを備える。図11を参照すると、フローチャート1100が示される。フローチャート1100は、図1から図4に関連して説明される。本方法は、ステップ1102で開始し、ステップ1104に進む。
ステップ1104において、登録された第1の仮想通貨証書の償還要求を受信して、通貨取引を処理することができる。ステップ1106において、受信された償還要求を、サーバ102に直接送信することができる。一実施形態によれば、受信された償還要求は、POSデバイス104を介して、サーバ102に送信することができる。
ステップ1108において、それぞれ1つまたは複数の他の残高値を伴う登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書のシーケンスに対する要求を、サーバ102に送信することができる。ステップ1110において、第1のシーケンスにおいて登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を備える表示データを受信することができる。
ステップ1112において、表示データ上のユーザプレファレンスのセットが第1のユーザ118から受信されたかどうかを判断することができる。ユーザプレファレンスのセットが受信された場合、制御はステップ1114に移る。ユーザプレファレンスのセットが受信されない場合、制御はステップ1118に移る。
ステップ1114において、ユーザプレファレンスの受信したセットに基づいて、第2のシーケンスを判断することができる。ステップ1116において、判断された第2のシーケンスは、サーバ102に送信することができる。ステップ1118において、通貨取引の正常な処理に対する通知、登録された第1の仮想通貨証書の更新された第1の残高値、および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値を、POSデバイス104またはサーバ102から受信することができる。制御は最終ステップ1120に進む。
本開示の一実施形態によれば、通貨取引を処理するシステムは、サーバ102内のプロセッサ202(図2)などの1つまたは複数の回路を備えることができる。プロセッサ202は、サーバ102において、第1のアカウントに対応する第1の仮想通貨証書と、1つまたは複数の他のアカウントに対応する1つまたは複数の他の仮想通貨証書とを登録するよう動作可能とすることができる。登録された第1の仮想通貨証書は、第1の値に関連付けることができる。プロセッサ202は、登録された第1の仮想通貨証書の償還要求を受信して、通貨取引を処理するようさらに動作可能とすることができる。受信された償還要求の値は、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも超過値の分だけ高い可能性がある。プロセッサ202は、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値、および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の少なくとも一部を償還して、通貨取引を処理するようさらに動作可能とすることができる。
本開示の別の態様によれば、通貨取引を処理するシステムは、POSデバイス104内のプロセッサ302(図3)などの1つまたは複数の回路を備えることができる。プロセッサ302は、登録された第1の仮想通貨証書の償還要求を受信して、POSデバイス104で通貨取引を処理するよう動作可能とすることができる。プロセッサ302は、受信された償還要求が、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも高い超過値を判断するよう動作可能とすることができる。プロセッサ302は、サーバ102から表示データを受信するようさらに動作可能とすることができる。受信した表示データは、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の償還のための優先順位、登録された第1の仮想通貨証書および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を交換するオプション、新たな仮想通貨証書を購入するオプション、登録された第1の仮想通貨証書および/または登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する登録データ、ならびに/もしくは登録された第1の仮想通貨証書および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を交換することに関連する交換レートを備えることができる。プロセッサ302は、超過値の償還のために、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を電子デバイス108から選択するようさらに動作可能とすることができる。プロセッサ302は、選択されて登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書をサーバ102に送信するようさらに動作可能とすることができる。サーバ102は、第1の値と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の受信された選択に関連する1つまたは複数の他の値の少なくとも一部との償還に基づいて、通貨取引を処理することができる。
本開示の別の態様によれば、通貨取引を処理する電子デバイスは、電子デバイス108内のプロセッサ402(図4)などの1つまたは複数の回路を備えることができる。一実施形態によれば、電子デバイス108は、スマートカードデバイスに通信可能に結合されたスマートフォンとして実現することができる。プロセッサ402は、通貨取引を処理するための償還要求を通信するよう動作可能とすることができる。償還要求は、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも超過値の分だけ高い可能性がある。プロセッサ402は、サーバ102またはPOSデバイス104から表示データを受信するよう動作可能とすることができる。プロセッサ402は、ユーザプレファレンスのセットに基づいて、受信された表示データから、登録された1つまたは複数の仮想通貨証書を選択するようさらに動作可能とすることができる。プロセッサ402は、選択されて登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書をサーバ102またはPOSデバイス104に送信するようさらに動作可能とすることができる。サーバ102は、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値と、選択されて登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の少なくとも一部との償還に基づいて、通貨取引を処理することができる。プロセッサ402は、登録された第1の仮想通貨証書に関連する更新された第1の残高値および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の1つまたは複数の他の残高値および処理された通貨取引に対応する通知を受信するようさらに動作可能とすることができる。
本開示のさまざまな実施形態は、通貨取引を処理するために機械および/またはコンピュータによって実行可能な少なくとも1つのコードセクションを有する機械コードおよび/またはコンピュータプログラムを格納する、非一時的なコンピュータ可読媒体および/または記憶媒体、ならびに/もしくは非一時的機械可読媒体および/または記憶媒体を備えた記憶媒体を提供することができる。サーバ内の少なくとも1つのコードセクションは、機械および/またはコンピュータに、第1のアカウントに対応する第1の仮想通貨証書および1つまたは複数の他のアカウントに対応する1つまたは複数の他の仮想通貨証書の、サーバ102での登録を備えるステップを実行させることができる。登録された第1の仮想通貨証書は、第1の値に関連付けることができる。サーバはさらに、登録された第1の仮想通貨証書の償還要求を受信して、通貨取引を処理することができる。受信された償還要求の値は、登録された第1の仮想通貨証書に関連付けられた第1の値よりも超過値の分だけ高い可能性がある。サーバ102はさらに、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値、および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の少なくとも一部を償還して、通貨取引を処理することができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の少なくとも一部は、超過値に対応することができる。
本開示の別の態様によれば、本開示のさまざまな実施形態は、通貨取引を処理するために機械および/またはコンピュータによって実行可能な少なくとも1つのコードセクションを有する機械コードおよび/またはコンピュータプログラムを格納する、非一時的なコンピュータ可読媒体および/または記憶媒体、ならびに/もしくは非一時的機械可読媒体および/または記憶媒体を備えた記憶媒体を提供することができる。POSデバイス内の少なくとも1つのコードセクションは、機械および/またはコンピュータに、POSデバイス104において、登録された第1の仮想通貨証書の償還要求を受信して通貨取引を処理することを備えるステップを実行させることができる。受信された償還要求の値が、登録された第1の仮想通貨証書に関連する第1の値よりも高い超過値を判断することができる。表示データは、サーバ102から受信することができる。受信した表示データは、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する1つまたは複数の他の値の償還のための優先順位、登録された第1の仮想通貨証書および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を交換するオプション、新たな仮想通貨証書を購入するオプション、登録された第1の仮想通貨証書および/または登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書に関連する登録データ、ならびに/もしくは登録された第1の仮想通貨証書および登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書を交換することに関連する交換レートを備えることができる。一実施形態によれば、受信された表示データは、電子デバイス108に送信することができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の選択は、超過値の償還のために、第1のユーザ118から、直接的に、または電子デバイス108を介して、受信することができる。登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の受信された選択は、サーバ102に送信することができる。サーバ102は、第1の値と、登録された1つまたは複数の他の仮想通貨証書の受信された選択に関連する1つまたは複数の他の値の少なくとも一部との償還に基づいて、通貨取引を処理することができる。
本開示は、ハードウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実現することができる。本開示は、少なくとも1つのコンピュータシステムにおいて、またはさまざまな要素をいくつかの相互接続されたコンピュータシステムにわたって分散することができる分散方式で、集中的に実現することができる。本明細書に記載の方法を実行するのに適したコンピュータシステムまたは他の装置が適している可能性がある。ハードウェアとソフトウェアの組み合わせは、ロードされ実行された場合、本明細書に記載の方法を実行するようにコンピュータシステムを制御することができるコンピュータプログラムを有する汎用コンピュータシステムとすることができる。本開示は、他の機能も実行する集積回路の一部を備えるハードウェアで実現してもよい。
本開示は、本明細書に記載された方法の実施を可能にするすべての特徴を備え、コンピュータシステムにロードされた場合にこれらの方法を実行することができる、コンピュータプログラム製品に埋め込むこともできる。本明細書において、コンピュータプログラムとは、任意の言語、コード、または表記で、情報処理能力を有するシステムに、特定の機能を直接的に、または以下、すなわち、a)別の言語、コード、または表記への変換、b)異なるマテリアル形式での複製、のいずれかまたは両方で特定の機能を実行させようとする命令のセットの任意の表現を意味する。
本開示は、特定の実施形態を参照して説明しているが、本開示の範囲から逸脱することなく、さまざまな変更がなされ、同等物で代用することができることは、当業者によって理解されよう。さらに、その範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料を本開示の教示に適合させるために、多くの修正を行うことができる。したがって、本開示は、開示された特定の実施形態に限定されず、本開示は、添付の特許請求の範囲内に入るすべての実施形態を含むことが意図される。