JP5098357B2 - 電子支払い選択システム、方法およびプログラム - Google Patents

電子支払い選択システム、方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、IC(集積回路)カードや携帯電話などの電子的手段を用いて物品やサービスの代金支払いを行う際に、電子的な支払に用いることが可能な支払い手段が複数存在する場合に、実際に支払いに用いる電子的な支払い手段を選択する際に用いる電子支払い選択システム、支払い選択方法およびプログラムに関する。
近年、電子マネー、電子クレジット等、現金以外の電子的な支払い手段を用いて購買の支払いをするサービスが普及してきている(例えば、特許文献1〜4参照)。
また、ICカードや携帯電話の技術進歩により、こうした電子支払い手段を利用者が持つ携帯電話やICカード(合わせて支払いデバイスと呼ぶ)に複数備えさせることが可能になってきている。また、小売店舗側の店舗機器でもやはり複数の支払い手段をサポートするようになっている。
支払いデバイスに複数の支払い手段を備えることは、利用者が自由に支払い手段を選べるという利便性や、さまざまな種類の小売店舗で支払いが行えるという有用性がある。
一方、利用者と小売店舗の両方がサポートしている支払い手段が複数ある場合には、どの支払い手段を使うかを選ぶ必要がある。
たとえば、支払いデバイスが支払い手段A,B,C,Dを備え、ある小売店舗が支払い手段B,C,D,Eを備える場合、利用者は買い物の際にB,C,Dの支払い手段を用いることが可能であるため、利用者は買い物の際にB,C,Dのどれを利用するかを選ぶ必要がある。これは、店員や利用者のオペレーション増加であり、結果として支払い時間の増大につながることとなる。電子支払いの特長の1つに、現金に比べて支払いが早いというものがあるため、支払い時間の増大は大きな問題となっている。
特許文献1に記載された電子マネー決済方法では、店舗端末と支払いデバイスとの間で、支払い手段がどれだけ存在するかという情報を交換することを実現したものであるが、利用者が支払い手段を選ぶ手間を削減する発明ではない。
特許文献2に記載されたプリペイド型電子マネー決済方法では、利用者の利用者内に支払い手段の優先順位を付けさせることで、優先順位の高い支払い手段を選択するという手法をとっている。しかし、実際には、全ての利用者が優先順位をつけるとは限らないため、店舗側から見るとごく一部の利用者にとってのみ支払い手段の選択時間が短くなるという手法である。
特許文献3に記載されたクレジット処理装置では、クレジット処理後に、クレジット処理データを履歴として記憶する発明が開示されているにすぎない。
また、特許文献3では、支払いデバイス内に記憶された、支払い手段の優先順位情報と店舗端末(POS端末)に記憶された情報を利用して支払い手段選択を行うが、やはり利用者が優先順位をつけなければならない、という問題点は解決されていない。また、仮に店舗端末に優先順位を付けると、利用者が優先順位を登録する必要はなくなるが、利用者にとっては意図しない支払い手段を勝手に選ばれたという不満が生じる可能性がある。
特開2005−135297 特開2004−133693 特開平10−241059 特開2002−099847
前記従来のシステムにおける問題は、複数の電子支払い手段が利用可能な状況で、利用者や店員が支払い手段を選択する際のオペレーションコストが大きく、支払いに時間がかかってしまうということである。複数の電子支払い手段を利用可能であることは利便性の向上につながるため、この利便性を損なわないままオペレーションコストを削減することが必要である。
また、前記従来のシステムにおける問題は、利用者が電子支払い手段の優先順位を予め明示的に付けなければならないことである。利用者は、必ずしも優先順位を付けるような、支払いには直接的には不要な操作はしない可能性があるため、利用者の負担を減らすことが必要である。また、この際に、利用者が「店舗側が勝手に支払い手段を選んでしまった」と思うような事態も避ける必要がある。
本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、電子的な支払いを行う際に、店舗端末及び支払いデバイスが共通の複数の支払い手段を有する場合でも、適切な支払い手段の選択に要する時間を短くできるようにすることを課題としている。
本発明によれば、電子的支払いを行うための複数の電子支払い手段が格納された支払いデバイスと店舗端末とを用いて電子的支払いを行うために、前記支払いデバイスに格納されたいずれかの電子支払い手段を選択する電子支払い選択システムにおいて、前記支払いデバイスは、実行可能な複数の支払い手段のリストを記憶する利用者支払い手段記憶部と、支払い手段の中で優先的に利用すべき支払い手段の順序を記憶する利用者優先順位記憶部と、前記利用者支払い手段記憶部と前記利用者優先順位記憶部に蓄えられた情報を支払い時に店舗端末に送信する利用者通信部と、支払い手段が決まった後に支払いを実行する利用者支払い実行部とを有し、前記店舗端末は、実行可能な複数の支払い手段のリストを記憶する店舗支払い手段記憶部と、前記利用者通信部から情報を受信する店舗通信部と、前記利用者通信部から受け取った支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧と、前記店舗支払い手段記憶部に格納されている店舗で利用可能な支払い手段一覧とから共通部分を抽出し、その共通部分に含まれる支払い手段が単独であるか優先順位が定められる場合にはその支払い手段を選択し、複数ある場合は表示部に共通部分に含まれる支払い手段一覧を表示して利用者に支払い手段を選択させる支払い手段選択部と、前記支払い手段選択部から送られた複数の支払い手段を表示し利用者の選択動作を促す表示部と、前記支払い手段選択部または利用者が選択した支払い手段に基づいて支払いを実行する店舗支払い実行部とを備えて成ることを特徴とする電子支払い選択システムが提供される。
支払いデバイスの利用者支払い実行部は、支払い手段が決まった後に支払いを実行する。 店舗端末の支払い手段選択部は、支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧と店舗で利用可能な支払い手段一覧とから共通部分を抽出し、その共通部分に含まれる支払い手段が単独であるか優先順位が定められる場合にはその支払い手段を選択し、複数ある場合は表示部に共通部分に含まれる支払い手段一覧を表示部に表示して利用者に選択動作を促し、店舗支払い実行部は、前記支払い手段選択部または利用者が選択した支払い手段に基づいて支払いを実行する。
ここで、前記支払いデバイスの利用者支払い実行部は、前記支払いを実行した後、支払いに利用した支払い手段が前記利用者優先順位記憶部に記憶されていない場合には、前記優先順位中にその支払い手段を付け加えるように構成してもよい。
また、前記支払いデバイスの利用者支払い実行部は、優先順位の最後にその支払い手段を付け加えるように構成してもよい。
また、前記店舗端末は、支払い手段の中で優先的に利用させたい支払い手段の順序を記憶する店舗優先順位記憶部を備え、前記支払い手段選択部は、複数の支払い手段を前記表示部に表示する際に、前記店舗優先順位記憶部に記憶された順序に従って表示を行うように構成してもよい。
また、前記店舗端末は、前記表示部に表示された複数の支払い手段から利用者が選んだ支払い手段の履歴情報を格納する店舗学習結果記憶部と、前記店舗学習結果記憶部が記憶した情報を電子支払い業者に送信する店舗学習結果通知部とを備えて成るように構成してもよい。
また、前記支払いデバイスは、前記利用者優先順位記憶部に記憶されていない支払い手段を利用した場合にその情報を格納する利用者学習結果記憶部と、前記利用者学習結果記憶部が記憶した情報を電子支払い業者に送信する利用者学習結果通知部とを備えて成るように構成してもよい。
また、本発明によれば、店舗端末との間で電子的支払い処理を行う支払いデバイスにおいて、実行可能な複数の支払い手段のリストを記憶する利用者支払い手段記憶部と、支払い手段の中で優先的に利用すべき支払い手段の順序を記憶する利用者優先順位記憶部と、前記利用者支払い手段記憶部と前記利用者優先順位記憶部に蓄えられた情報を支払い時に外部に送信する利用者通信部と、支払い手段が決まった後に支払いを実行する利用者支払い実行部とを備えて成ることを特徴とする支払いデバイスが提供される。
利用者支払い実行部は、支払い手段が決まった後に支払いを実行する。
ここで、前記利用者支払い実行部は、前記支払いを実行した後、支払いに利用した支払い手段が前記利用者優先順位記憶部に記憶されていない場合には、前記優先順位中にその支払い手段を付け加えるように構成してもよい。
また、前記利用者支払い実行部は、優先順位の最後にその支払い手段を付け加えるように構成してもよい。
また、前記利用者優先順位記憶部に記憶されていない支払い手段を利用した場合にその情報を格納する利用者学習結果記憶部と、前記利用者学習結果記憶部が記憶した情報を電子支払い業者に送信する利用者学習結果通知部とを備えて成るように構成してもよい。
また、本発明によれば、支払いデバイスとの間で電子的支払い処理を行う店舗端末において、実行可能な複数の支払い手段のリストを記憶する店舗支払い手段記憶部と、外部から受け取った支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧と、前記店舗支払い手段記憶部に格納されている店舗で利用可能な支払い手段一覧とから共通部分を抽出し、その共通部分に含まれる支払い手段が単独であるか優先順位が定められる場合にはその支払い手段を選択し、複数ある場合は表示部に共通部分に含まれる支払い手段一覧を表示して利用者に支払い手段を選択させる支払い手段選択部と、前記支払い手段選択部から送られた複数の支払い手段を表示し利用者の選択動作を促す表示部と、前記支払い手段選択部または利用者が選択した支払い手段に基づいて支払いを実行する店舗支払い実行部とを備えて成ることを特徴とする店舗端末が提供される。
支払い手段選択部は、支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧と店舗で利用可能な支払い手段一覧とから共通部分を抽出し、その共通部分に含まれる支払い手段が単独であるか優先順位が定められる場合にはその支払い手段を選択し、複数ある場合は表示部に共通部分に含まれる支払い手段一覧を表示部に表示して利用者に選択動作を促し、店舗支払い実行部は、前記支払い手段選択部または利用者が選択した支払い手段に基づいて支払いを実行する。
ここで、支払い手段の中で優先的に利用させたい支払い手段の順序を記憶する店舗優先順位記憶部を備え、前記支払い手段選択部は、複数の支払い手段を前記表示部に表示する際に、前記店舗優先順位記憶部に記憶された順序に従って表示を行うように構成してもよい。
また、前記表示部に表示された複数の支払い手段から利用者が選んだ支払い手段の履歴情報を格納する店舗学習結果記憶部と、前記店舗学習結果記憶部が記憶した情報を外部に送信する店舗学習結果通知部とを備えて成るように構成してもよい。
また、本発明によれば、電子的支払いを行うための複数の電子支払い手段が格納された支払いデバイスと店舗端末とを用いて電子的支払いを行うために、前記支払いデバイスに格納されたいずれかの電子支払い手段を選択する電子支払い選択方法であって、支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧を作成するステップと、利用者優先順位記憶部に記憶された、支払い手段の中で優先的に利用すべき支払い手段の順序を参照して、支払いデバイスで優先的に利用したい支払い手段の順序情報を作成するステップと、前記支払い手段一覧と前記支払い手段の順序情報を支払いデバイスから店舗端末に送信するステップと、店舗端末が支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧と、前記店舗支払い手段記憶部に格納されている店舗で利用可能な支払い手段一覧とから共通部分を抽出するステップと、その共通部分に含まれる支払い手段が単独であるか優先順位が定められる場合にはその支払い手段を選択し、複数ある場合は表示部に共通部分に含まれる支払い手段一覧を表示して利用者に支払い手段を選択させるステップと、前記選択した支払い手段を実行するステップと、複数の中から利用者が選択した情報を支払いデバイス内の優先的に利用する順序情報として格納するステップとを備えて成ることを特徴とする電子支払い選択方法が提供される。
支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧を作成し、利用者優先順位記憶部に記憶された、支払い手段の中で優先的に利用すべき支払い手段の順序を参照して、支払いデバイスで優先的に利用したい支払い手段の順序情報を作成し、前記支払い手段一覧と前記支払い手段の順序情報を支払いデバイスから店舗端末に送信し、店舗端末が支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧と、前記店舗支払い手段記憶部に格納されている店舗で利用可能な支払い手段一覧とから共通部分を抽出するステップと、その共通部分に含まれる支払い手段が単独であるか優先順位が定められる場合にはその支払い手段を選択し、複数ある場合は表示部に共通部分に含まれる支払い手段一覧を表示して利用者に支払い手段を選択させ、前記選択した支払い手段を実行するステップと、複数の中から利用者が選択した情報を支払いデバイス内の優先的に利用する順序情報として格納する。
ここで、複数の中から利用者が選択した情報を支払いデバイス内の優先的に利用する順序情報として格納するステップが行われた後に、支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を店舗端末内に格納するステップと、店舗端末から電子支払い業者に前記支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を送信するステップとを備えて成るように構成してもよい。
また、複数の中から利用者が選択した情報を支払いデバイス内の優先的に利用する順序情報として格納するステップが行われた後に、支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を支払いデバイス内に格納するステップと、支払いデバイスから電子支払い業者に前記支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を送信するステップとを備えて成るように構成してもよい。
また、本発明によれば、コンピュータに、利用可能な支払い手段一覧を作成するステップと、利用者優先順位記憶部に記憶された、支払い手段の中で優先的に利用すべき支払い手段の順序を参照して、優先的に利用する支払い手段の順序情報を作成するステップと、前記支払い手段一覧と前記支払い手段の順序情報を支払いデバイスから店舗端末に送信するステップと、複数支払い手段の中から利用者が選択した情報を優先的に利用する順序情報として格納するステップとを実行させることを特徴とする電子支払い選択用プログラムが提供される。
コンピュータは、電子支払い選択用プログラムを実行することにより、利用可能な支払い手段一覧を作成するステップと、利用者優先順位記憶部に記憶された、支払い手段の中で優先的に利用すべき支払い手段の順序を参照して、優先的に利用する支払い手段の順序情報を作成するステップと、前記支払い手段一覧と前記支払い手段の順序情報を支払いデバイスから店舗端末に送信するステップと、複数支払い手段の中から利用者が選択した情報を優先的に利用する順序情報として格納するステップとを実行する。
ここで、複数の中から利用者が選択した情報を支払いデバイス内の優先的に利用する順序情報として格納するステップが行われた後に、支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を支払いデバイス内に格納するステップと、支払いデバイスから電子支払い業者に前記支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を送信するステップとをコンピュータに実行させるよう前記電子支払い選択用プログラムを構成してもよい。
また、本発明によれば、コンピュータに、支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧及び支払いデバイスで優先的に利用する支払い手段の順序情報を支払いデバイスから受信し、店舗端末が支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧及び店舗支払い手段記憶部に格納されている店舗で利用可能な支払い手段一覧を用いて共通部分を抽出するステップと、前記共通部分に含まれる支払い手段が単独であるか優先順位が定められる場合にはその支払い手段を選択し、複数ある場合は表示部に共通部分に含まれる支払い手段一覧を表示して利用者に支払い手段の選択を促すステップと、前記選択した支払い手段を実行するステップとを実行させることを特徴とする電子支払い選択用プログラムが提供される。
コンピュータは、電子支払い選択用プログラムを実行することにより、支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧及び支払いデバイスで優先的に利用する支払い手段の順序情報を支払いデバイスから受信し、店舗端末が支払いデバイスで利用可能な支払い手段一覧及び店舗支払い手段記憶部に格納されている店舗で利用可能な支払い手段一覧を用いて共通部分を抽出するステップと、前記共通部分に含まれる支払い手段が単独であるか優先順位が定められる場合にはその支払い手段を選択し、複数ある場合は表示部に共通部分に含まれる支払い手段一覧を表示して利用者に支払い手段の選択を促すステップと、前記選択した支払い手段を実行するステップとを実行する。
ここで、複数の中から利用者が選択した情報を支払いデバイス内の優先的に利用する順序情報として格納するステップが行われた後に、支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を店舗端末内に格納するステップと、店舗端末から電子支払い業者に前記支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を送信するステップとをコンピュータに実行させるよう前記電子支払い選択用プログラムを構成してもよい。
本発明によれば、利用者の持つ支払いデバイス内に支払い手段の優先順位が指定されていたならば、その優先順位に従って支払いを行うため、利用者が店頭で支払い手段を選択しなくてもよく、これにより、店頭での支払い時間の短縮が実現される。
また、本発明によれば、店頭での支払い手段選択の結果から自動的に優先順位が付けられるため、利用者が支払い手段の優先順位を自ら明示的に指定しなくとも、支払いを行っているうちに支払いデバイス内に優先順位情報が蓄積されるようになる。
また、本発明によれば、店舗端末側の優先順位を、支払い手段を利用者が選択する上での表示補助情報として活用できるため、店舗端末側の優先順位を支払い手段の選択に自動的に反映してしまうと利用者に不満が出るが、利用者に不満の出ない表示順序等の方法で店舗端末側の優先順位を反映することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る電子支払い選択システム、選択方法および選択用プログラムについて説明する。
先ず、本発明の実施の形態の概要を説明すると、本実施の形態に係る電子支払い手段選択システムは、利用者が持つ支払いデバイスと、小売店舗に設置される店舗端末とから構成される。支払いデバイスに含まれる支払い手段優先順位記憶部には、支払い手段の優先順位が記録され、現在の小売店舗で利用可能な支払い手段のうち、優先順位が最も高いものが選択されることになる。
利用可能な支払い手段に優先順位が付いていない場合には、店舗端末は利用可能な支払い手段の一覧を店舗端末に表示する。この時、店舗端末内に記録された支払い手段優先順位情報に従い、店舗から見て優先順位の高い支払い手段は選ばれやすい状態で表示する等の工夫がなされても良い。
利用者が支払い手段を選択すると、選択した手段で支払いが行われると共に、選択した支払い手段に関する優先順位情報が支払いデバイスに記録される。こうして、初回の支払いが完了する。この段階では「支払い手段の選択に時間がかかってしまう」という問題は解決されていない。
しかしながら、次回、同じ利用者が同じ店舗で支払いを行うと、今度は支払いデバイス内に優先順位情報が記録されているため、自動的に前回利用した支払い手段が選ばれ、短い時間で支払いが完了する。これにより、前記問題が解決される。
以下、本発明の実施の形態に係る電子支払い選択システム、選択方法および選択用プログラムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、店舗端末100と、利用者の持つ支払いデバイス200によって構成される。
電子デバイスとしては、電子マネー、電子クレジット等、現金以外の電子的な支払いが可能な支払い手段が採用でき、例えば、ICカードが使用できる。
店舗端末100は、店舗端末で利用可能な支払い手段のリストを記憶する店舗支払い手段記憶部101と、店舗端末を運営する小売事業者によって付けられた支払い手段の優先順位情報を記憶する店舗優先順位記憶部102と、店舗端末と支払いデバイスの両方の情報を勘案して支払い手段の選択方法を決定する支払い手段選択部103と、選択された支払い手段を用いて支払いを行う店舗支払い実行部104と、利用者の持つ支払いデバイスとの通信を行う店舗通信部105と、支払い手段が1つに定まらない場合に利用者に支払い手段を選択してもらうために支払い手段のリストを表示する表示部106と、利用者が支払い手段を選択した結果を記憶する店舗学習結果記憶部107と、記憶した学習結果を支払い手段主催業者に送信する店舗学習結果通信部108とを備えている。
支払いデバイス200は、利用可能な支払い手段のリストを記憶する利用者支払い手段記憶部201と、利用者または学習によって付けられた支払い手段の優先順位情報を記憶する利用者優先順位記憶部202と、選択された支払い手段を用いて支払いを行う利用者支払い実行部204と、店舗端末との通信を行う利用者通信部205とを備えている。
店舗端末100と支払いデバイス200間の情報伝達は、有線、無線のいずれでもよい。
店舗端末100及び支払いデバイス200は、各々、中央処理装置(CPU)、前記CPUが実行するプログラム(電子支払い選択用プログラム)やデータ等を記憶する記憶部、操作部及び表示部を備えたコンピュータによって構成することが可能である。
この場合、店舗支払い実行部104はCPU及び該CPUが実行するプログラムを記憶した記憶部によって構成することができる。また、利用者支払い実行部204はCPU及び該CPUが実行する電子支払い選択用プログラムを記憶した記憶部によって構成することができる。
図2に、支払いデバイス200の利用者支払い手段記憶部201に格納されている支払い手段リスト301の例を示す。支払い手段が順序無しリストとして記憶されている。
図3に、支払いデバイス200の利用者優先順位記憶部202に格納されている優先順位リスト401の例を示す。このように、優先順位が決められた順序つきリストとして記憶されている。
また、このリストには利用者支払い手段記憶部201に含まれる支払い手段に関する情報のみが含まれているが、全ての支払い手段に関する優先順位が記憶されている必要はない。
図4に、店舗端末100の店舗支払い手段記憶部101に格納されている支払い手段リスト501の例を示す。支払い手段が、優先順位が決められていない順序無しリストとして記憶されている。
図5に、店舗端末100の店舗優先順位記憶部102に格納されている優先順位リスト601の例を示す。このように、優先順位が決められた順序つきリストとして記憶されている。また、このリストには店舗支払い手段記憶部101に含まれる支払い手段に関する情報のみが含まれており、全ての支払い手段に関する優先順位が記憶されている。
図6に、店舗学習結果記憶部107に格納されている、学習結果の例を示す。このように、支払い手段とその学習回数が対応付けて記憶されている。
図7は本第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。図7において、左側に記されたフローが支払いデバイス200内で実行される処理、右側に記された処理が店舗端末100内で実行される処理である。図7においては、店舗端末100、支払いデバイス200の処理は各々、主として、店舗支払い実行部104、利用者支払い実行部204が実行する処理を示している。
次に、図1〜図7を参照して本実施の形態の動作を説明する。
図7において、支払いデバイス200の利用者支払い実行部204は、支払いデバイス200内の利用者支払い手段記憶部201に予め記憶した、支払いデバイス200で利用可能な支払い手段リスト301を参照して、送信可能な形式の支払い手段リスト301を作成する(ステップS101)。
図2に支払い手段リスト301の例を挙げる。ここでは、支払い手段A,B,C,Dの4種類の支払い手段を、支払いデバイス200がサポートしていることを示している。
次に、支払いデバイス200の利用者支払い実行部204は、支払いデバイス200内の利用者優先順位記憶部202に予め記憶した、支払いデバイス200で利用可能な優先順位リスト401を参照して、送信可能な形式の優先順位リスト401を作成する(ステップS102)。
図3に優先順位リスト401の例を挙げる。ここでは、支払いデバイス200内の優先順位は、1番が支払い手段Aであり、2番が支払い手段Bである。支払い手段CおよびDについては、特に優先順位が付いていない。
次に、支払いデバイス200の利用者支払い実行部204は、処理ステップS101,S102で作成したリストの情報(支払い手段リスト301、優先順位リスト401)を利用者通信部205を通じて、店舗端末100に送信する(ステップS103)。
一方、店舗端末100の店舗支払い実行部104は、店舗通信部105により、支払いデバイス200から送信されてきた前記リスト情報を受信する(ステップS104)。
店舗端末100の店舗支払い実行部104は、利用者支払い手段記憶部201より店舗端末100で利用可能な支払い手段のリスト501を参照し、支払い手段リスト501と処理ステップS104で受け取った、利用者デバイス100が利用可能な支払い手段リスト301とを比較し、両者に共通な部分を抽出する(ステップS105)。
図4に、店舗端末100の支払い手段リスト501の例を挙げる。ここでは、店舗端末100で支払い手段C,D,E,Fがサポートされている。このため、支払いデバイス200と店舗端末100で共通に利用可能な支払い手段はC,Dの2つとなる。したがって、店舗端末100の店舗支払い実行部104は、処理ステップS105において、前記共通の支払い手段C,Dを抽出する。
次に、店舗端末100の支払い手段選択部103は、処理ステップS105で抽出した支払い手段と、処理ステップS104で受信した支払い手順優先リスト401(処理ステップS102で作成した支払い手段優先順位リスト401)とを比較し、最も優先順位が高い支払い手段を選び出す(ステップS106)。
ここで、店舗支払い実行部104は、支払い手段が選び出された場合にはステップS108を実行し、支払い手段の優先順位に差がない場合にはステップS107を実行する。図2および図3に挙げた例では、支払い手段C,Dに対し、支払いデバイス200側では優先順位をつけていないため、店舗支払い実行部104は、ステップS106では優先順位の決定が出来ない。このため、店舗支払い実行部104はステップS107を実行する。
店舗端末100の店舗支払い実行部104は、処理ステップS105で算出された支払い手段のリストを、表示部106に表示する(ステップS107)。この時、店舗優先順位記憶部102に記憶された店舗端末100側の優先順位に従って、優先順位が高いものが選択されやすいような工夫を行っても良い。
この場合、図5に挙げた例では、支払い手段Dが最も優先順位が高く、支払い手段Cが次に優先順位が高い。このため、表示部106に表示される支払い手段の選択を促す画面は、図8に示すように支払い手段Dを上位に表示することとなる。
店舗端末100及び支払いデバイス200は、ステップS108,S109では、ステップS107までに決定された支払い手段を用いて支払いを実行する。支払いにおいては、店舗端末100、支払いデバイス200の両方での実行が必要であるが、その順序は支払い手段によって異なっていても良い。
ここでは、図8の支払い手段の選択を促す画面において、利用者が支払い手段Cを選択したものとする。
支払いデバイス200の利用者支払い実行部204は、支払い処理後(ステップS109)、支払いに利用した支払い手段が優先順位記憶部202に記憶されていない場合には、優先順位の最後にその支払い手段を付け加える(ステップS110)。
図9に、ステップS110実行後の、利用者優先順位記憶部202に記憶された優先順位リスト601の例を示す。支払いデバイス200の利用者優先順位記憶部202に記憶されている優先順位リスト601には、今回利用された「支払い手段C」に関する情報が付け加わっている。
店舗端末100の店舗支払い実行部104は、今回、利用者によって選択された支払い手段の情報を店舗学習結果記憶部107に加える(ステップS111)。複数の支払い手段を店舗端末100の表示部106に表示し、ここから利用者が1つの支払い手段を選んだということは、利用者の持つ支払いデバイス200に対して、その支払い手段の優先順位情報を付加したことになる(図9参照)。
本第1の実施の形態では、これを学習と呼び、この学習数を記憶する。図6に、店舗学習結果記憶部107に記憶されている情報の構造を挙げる。例えば図6では、支払い手段Eの学習数が5と最も多く、次が支払い手段Cの学習数3である。
小売店舗事業者側の店舗端末100は、電子支払い手段運営事業者側のシステム(図示せず)に対して、店舗学習結果記憶部107に蓄えられた図6の学習結果情報を、店舗学習結果通信部108から送信する(ステップS112)。学習により、選ばれた支払い手段は、その利用者にとっての次回の支払いから利用されやすくなるという効果がある。
電子支払い手段運営事業者は、通常、支払い回数や金額に応じた手数料収入を受け取ることが多い。このため、学習が多ければ多いほど電子支払い手段運営事業者にとっては有利な状況となる。このため、ステップS112で送信された情報に基づいて、電子支払い手段運営事業者から小売事業者に対して報奨金を支払うようにするようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本第2の実施の形態の構成を図10に、処理フローを図11に示す。
本第2の実施の形態と、前記第1の実施の形態の差異は、学習結果記憶部と学習結果通知部が、店舗端末ではなく、支払いデバイス内に存在することである。
図10を参照すると、本発明の第2の実施の形態は、店舗端末300と、利用者の持つ支払いデバイス400によって構成される。
店舗端末300は、店舗端末で利用可能な支払い手段のリストを記憶する店舗支払い手段記憶部301と、店舗端末を運営する小売事業者によって付けられた支払い手段の優先順位情報を記憶する店舗優先順位記憶部302と、店舗端末と支払いデバイスの両方の情報を勘案して支払い手段の選択方法を決定する支払い手段選択部303と、選択された支払い手段を用いて支払いを行う店舗支払い実行部304と、利用者の持つ支払いデバイスとの通信を行う店舗通信部305と、支払い手段が1つに定まらない場合に利用者に支払い手段の選択を促すために支払い手段のリストを表示する表示部306とから構成される。
支払いデバイス400は、利用可能な支払い手段のリストを記憶する利用者支払い手段記憶部401と、利用者または学習によって付けられた支払い手段の優先順位情報を記憶する利用者優先順位記憶部402と、選択された支払い手段を用いて支払いを行う利用者支払い実行部404と、店舗端末との通信を行う利用者通信部405と、利用者が支払い手段を選択した結果を記憶する利用者学習結果記憶部406と、記憶した学習結果を支払い手段主催業者に送信する利用者学習結果通信部407とから構成される。
図12に、利用者学習結果記憶部406に格納されている、学習結果の例を示す。このように、支払い手段と、それを学習する際に利用した小売事業者の名前または利用者自身が記憶されている。
本第2の実施形態のフローに関しては、前記第1の実施形態との差分について概略説明する。図11に示されたフローのうち、処理ステップS201〜S210までは、図2の処理ステップS101〜S110までと同様である。
前記第1の実施形態では処理ステップS111,S112が店舗端末で実行されていたものが、本第2の実施形態では処理ステップS211,S212として支払いデバイス内で実行されている。
即ち、支払いデバイス400の利用者支払い実行部404は、支払い処理後(ステップS209)、支払いに利用した支払い手段が利用者優先順位記憶部402に記憶されていない場合には、優先順位の最後にその支払い手段を付け加える(ステップS210)。次に、利用者支払い実行部404は、今回、利用者によって選択された支払い手段の情報を図12に示すように利用者学習結果記憶部406に加え(ステップS211)、電子支払い手段運営事業者側のシステム(図示せず)に対して、利用者学習結果記憶部406に蓄えられた学習結果情報を、利用者学習結果通信部407から送信する(ステップS212)。
これにより、前記実施の形態1と同様に、学習により選ばれた支払い手段は、その利用者にとっての次回の支払いから利用されやすくなるという効果がある。処理ステップS212で送信された情報に基づいて、電子支払い手段運営事業者から小売事業者に対して報奨金を支払う等、他の処理は前記第1の実施の形態と同様にすることができる。
以上述べたように、前記各実施の形態に係る電子支払い選択システムによれば、利用者の持つ支払いデバイスが複数の支払い手段を備え、小売店舗に設置してある店舗端末も同様に複数の支払い手段を備え、両者で共通的に利用可能な支払い手段も複数ある場合でも、支払い時の支払い手段選択に要する時間を短くすることが可能になる。
即ち、電子的支払いを行うための複数の電子支払い手段が格納された支払いデバイスと店舗端末とを用いて電子的支払いを行うために、前記支払いデバイスに格納されたいずれかの電子支払い手段を選択する際、利用可能な支払い手段に優先順位が付いていない場合には、店舗端末は利用可能な支払い手段の一覧を店舗端末に表示する。
利用者が支払い手段を選択すると、選択した手段で支払いが行われると共に、選択した支払い手段に関する優先順位情報が支払いデバイスに記録される。
次回からは、利用者が支払い手段の優先順位を明示的に事前に指定しなくとも、店舗端末内に記録された支払い手段優先順位情報に従い、店舗から見て優先順位の高い支払い手段は選ばれやすい状態で表示することができ、支払い手段の選択を迅速に行うことが可能になる。
こうして、初回の支払いが完了した段階では「支払い手段の選択に時間がかかってしまう」という課題は解決されていないが、次回以降、同じ利用者が同じ店舗で支払いを行うと、今度は支払いデバイス内に優先順位情報が記録されているため、自動的に前回利用した支払い手段が選ばれ、短い時間で支払いが可能になる。
よって、利用者が支払い手段の優先順位を明示的に事前に指定しなくとも、支払い時の支払い手段選択に要する時間を短くすることが可能になる。
また、利用者が意図するような支払い手段を迅速且つ適切に選択でき、利用者が「店舗側が勝手に支払い手段を選んでしまった」と思うような事態も避けることが可能になる。
また、学習した結果を電子支払い業者に伝えるようにしているため、これに基づいて、電子支払い手段運営事業者から小売事業者に対して報奨金を支払う等、種々の利用形態に拡張することが可能になる。
非接触ICカードを用いて小売店舗で支払いを行う際の支払い手段選択に利用する等、店舗端末と利用者の持つ支払いデバイス間で、有線、無線により通信を行って電子的に支払いを行うシステムに利用することができる。
本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態において支払いデバイス内に格納された支払い手段リストの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において支払いデバイス内に格納された優先順位リストの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において店舗端末内に格納された支払い手段リストの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において店舗端末内に格納された優先順位リストの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において店舗端末内に記憶された学習結果の記憶の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるフローチャートを示す図である。 本発明の第1の実施の形態において店舗端末が利用者に支払い手段の選択を促す際の表示画面の例である。 本発明の第1の実施の形態において、支払い動作後に支払いデバイス内に格納された優先順位リストの例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるフローチャートを示す図である。 本発明の第2の実施の形態において支払いデバイス内に記憶された学習結果の記憶の例を示す図である。
符号の説明
100・・・店舗端末
101・・・店舗支払い手段記憶部
102・・・店舗優先順位記憶部
103・・・支払い手段選択部
104・・・店舗支払い実行部
105・・・店舗通信部
106・・・表示部
107・・・店舗学習結果記憶部
108・・・店舗学習結果通信部
200・・・支払いデバイス
201・・・利用者支払い手段記憶部
202・・・利用者優先順位記憶部
204・・・利用者支払い実行部
205・・・利用者通信部
300・・・店舗端末
301・・・店舗支払い手段記憶部
302・・・店舗優先順位記憶部
303・・・支払い手段選択部
304・・・店舗支払い実行部
305・・・店舗通信部
306・・・表示部
400・・・支払いデバイス
401・・・利用者支払い手段記憶部
402・・・利用者優先順位記憶部
404・・・利用者支払い実行部
405・・・利用者通信部
406・・・利用者学習結果記憶部
407・・・利用者学習結果通信部

Claims (13)

  1. 電子的支払いを行うための複数の電子支払い手段が格納された支払いデバイスと店舗端末とを用いて電子的支払いを行うために、前記支払いデバイスに格納されたいずれかの電子支払い手段を選択する電子支払い選択システムにおいて、
    前記支払いデバイスは、
    実行可能な複数の支払い手段のリストを記憶する利用者支払い手段記憶部と、
    支払い手段の中で優先的に利用すべき支払い手段の情報を記憶する利用者優先順位記憶部と、
    前記利用者支払い手段記憶部と前記利用者優先順位記憶部に蓄えられた情報を支払い時に店舗端末に送信する利用者通信部と、
    支払い手段が決まった後に支払いを実行し、前記支払いを実行した後、当該支払い手段が前記利用者優先順位記憶部に記憶されていない場合には、前記優先的に利用すべき支払い手段の情報に当該支払い手段を付け加える利用者支払い実行部とを備え、
    前記店舗端末は、
    実行可能な複数の支払い手段のリストを記憶する店舗支払い手段記憶部と、
    前記利用者通信部から情報を受信する店舗通信部と、
    利用者に対して支払い手段の一覧を表示し利用者からの選択動作を促す表示部と、
    前記利用者通信部から受け取った前記支払いデバイスで利用可能な支払い手段のリストと前記店舗支払い手段記憶部に格納されている店舗で利用可能な支払い手段のリストとから共通する支払い手段を抽出し、前記共通する支払い手段に含まれる支払い手段が単独であるかあるいは前記受信した優先的に利用すべき支払い手段の情報を用いて一つの支払い手段が特定される場合には前記特定された支払い手段を選択し、前記受信した優先的に利用すべき支払い手段の情報を用いても一つの支払い手段が特定されない場合は前記表示部に前記共通する支払い手段を表示する支払い手段選択部と、
    前記支払い手段選択部または利用者が選択した支払い手段に基づいて支払いを実行する店舗支払い実行部とを備えて成ることを特徴とする電子支払い選択システム。
  2. 請求項1に記載の電子支払い選択システムであって、
    前記支払いデバイスの利用者支払い実行部は、支払いに利用した支払い手段が前記利用者優先順位記憶部に記憶されていない場合に前記優先的に利用すべき支払い手段の情報に当該支払い手段を付け加える際、優先順位の最後に当該支払い手段を付け加えることを特徴とする電子支払い選択システム。
  3. 請求項1又は2に記載の電子支払い選択システムであって、
    前記店舗端末は、支払い手段の中で優先的に利用させたい支払い手段の順序を記憶する店舗優先順位記憶部を備え、
    前記支払い手段選択部は、複数の支払い手段を前記表示部に表示する際に、前記店舗優先順位記憶部に記憶された順序に従って表示を行うことを特徴とする電子支払い選択システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の電子支払い選択システムであって、
    前記店舗端末は、
    前記表示部に表示された複数の支払い手段から利用者が選んだ支払い手段の履歴情報を格納する店舗学習結果記憶部と、
    前記店舗学習結果記憶部が記憶した情報を電子支払い業者に送信する店舗学習結果通知部とを備えて成ることを特徴とする電子支払い選択システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一に記載の電子支払い選択システムであって、
    前記支払いデバイスは、
    前記利用者優先順位記憶部に記憶されていない支払い手段を利用した場合にその情報を格納する利用者学習結果記憶部と、
    前記利用者学習結果記憶部が記憶した情報を電子支払い業者に送信する利用者学習結果通知部とを備えて成ることを特徴とする電子支払い選択システム。
  6. 支払いデバイスとの間で電子的支払い処理を行う店舗端末において、
    店舗で利用可能な複数の支払い手段のリストを記憶する店舗支払い手段記憶部と、
    前記支払いデバイスから、前記支払いデバイスで利用可能な支払い手段のリストと、前記支払い手段のリストの中で優先的に利用すべき支払い手段の情報とを受信する店舗通信部と、
    前記支払いデバイスの利用者に対して支払い手段を表示し利用者からの選択動作を促す表示部と、
    前記支払いデバイスから受け取った前記支払いデバイスで利用可能な支払い手段のリストと前記店舗支払い手段記憶部に格納されている店舗で利用可能な支払い手段のリストとから共通する支払い手段を抽出し、前記共通する支払い手段に含まれる支払い手段が単独であるかあるいは前記受信した優先的に利用すべき支払い手段の情報を用いて一つの支払い手段が特定される場合には前記特定された支払い手段を選択し、前記受信した優先的に利用すべき支払い手段の情報を用いても一つの支払い手段が特定されない場合は前記表示部に前記共通する支払い手段一覧を表示する支払い手段選択部と、
    前記支払い手段選択部または利用者が選択した支払い手段に基づいて支払いを実行する店舗支払い実行部とを備えて成ることを特徴とする店舗端末。
  7. 請求項に記載の店舗端末であって、
    支払い手段の中で優先的に利用させたい支払い手段の順序を記憶する店舗優先順位記憶部を備え、
    前記支払い手段選択部は、複数の支払い手段を前記表示部に表示する際に、前記店舗優先順位記憶部に記憶された順序に従って表示を行うことを特徴とする店舗端末。
  8. 請求項6又は7に記載の店舗端末であって、
    前記表示部に表示された複数の支払い手段から利用者が選んだ支払い手段の履歴情報を格納する店舗学習結果記憶部と、
    前記店舗学習結果記憶部が記憶した情報を外部に送信する店舗学習結果通知部とを備えて成ることを特徴とする店舗端末。
  9. 電子的支払いを行うための複数の電子支払い手段が格納された支払いデバイスと店舗端末とを用いて電子的支払いを行うために、前記支払いデバイスに格納されたいずれかの電子支払い手段を選択する電子支払い選択方法であって、
    支払いデバイスで利用可能な支払い手段のリストを作成するステップと、
    利用者優先順位記憶部に記憶された、支払い手段の中で優先的に利用すべき支払い手段の情報を参照して、支払いデバイスで優先的に利用したい支払い手段の順序情報を作成するステップと、
    前記支払い手段のリストと前記支払い手段の順序情報を支払いデバイスから店舗端末に送信するステップと、
    前記店舗端末が前記支払いデバイスから受け取った前記支払いデバイスで利用可能な支払い手段のリストと店舗支払い手段記憶部に格納されている店舗で利用可能な支払い手段のリストとから共通する支払い手段を抽出するステップと、
    前記共通する支払い手段に含まれる支払い手段が単独であるかあるいは前記受信した優先的に利用したい支払い手段の順序情報を用いて一つの支払い手段が特定される場合には前記特定された支払い手段を選択し、前記受信した優先的に利用したい支払い手段の順序情報を用いても一つの支払い手段が特定されない場合は表示部に前記共通する支払い手段を表示して利用者からの選択動作を促すステップと、
    前記選択した支払い手段を実行するステップと、
    前記選択した支払い手段が前記利用者優先順位記憶部に記憶されていない場合には、前記優先的に利用すべき支払い手段の情報に当該支払い手段を付け加えるステップとを備えて成ることを特徴とする電子支払い選択方法。
  10. 請求項に記載の電子支払い選択方法であって、
    前記選択した支払い手段が前記利用者優先順位記憶部に記憶されていない場合に前記優先的に利用すべき支払い手段の情報に当該支払い手段を付け加える際、優先順位の最後に当該支払い手段を付け加えることを特徴とする電子支払い選択方法。
  11. 請求項9又は10に記載の電子支払い選択方法であって、
    複数の支払い手段の中から利用者が選択した情報を支払いデバイス内の優先的に利用する順序情報として格納するステップが行われた後に、支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を店舗端末内に格納するステップと、
    店舗端末から電子支払い業者に前記支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を送信するステップとを備えて成ることを特徴とする電子支払い選択方法。
  12. 請求項9又は10に記載の電子支払い選択方法であって、
    複数の支払い手段の中から利用者が選択した情報を支払いデバイス内の優先的に利用する順序情報として格納するステップが行われた後に、支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を支払いデバイス内に格納するステップと、
    支払いデバイスから電子支払い業者に前記支払いデバイスが順序情報を記憶したという情報を送信するステップとを備えて成ることを特徴とする電子支払い選択方法。
  13. 請求項9乃至12のいずれか一に記載の電子支払い選択方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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