JP7158811B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関を有する内燃機関の制御装置に関する。
従来、内燃機関を搭載した自動車においてエンジン回転が安定を失い急激に低落することはエンジンストールの発生等につながるため、これを回避するための種々の技術が知られている。
例として、特許文献1には、内燃機関の駆動力により発電して電力を電装系その他の負荷に供給する発電機における当該負荷の増加による電力変動が内燃機関の回転数を急激に低落させることに着目して、発電機のコイルを流れる励磁電流の許容される上限値を指令することにより、発電機による発電量の増大に伴うエンジン回転の不安定化を適切に抑制する技術が提案されている。
特開2016-46925号公報
一方、エンジン回転の急激な低落を直接的に抑制するには、内燃機関へ供給する空気量や燃料量を増加させることが行われているが、これは燃費の増加や自動車のドライバビリティの悪化を引き起こしてしまう。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、低燃費にてエンジン回転の急激な低落を抑制することを可能とする、内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、駆動力の一部を発電機の駆動に用いる内燃機関の制御装置であって、前記発電機のトルクの上限を、前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態に応じて制限する制御を行うトルク制御手段を備え、前記トルク制御手段は、前記内燃機関の燃焼室内の圧力変化のピーク及びそのピークの前後を与える燃焼時間を、前記内燃機関の燃焼室内のイオン電流の測定に基づき推定し、推定した前記燃焼時間を、予め設定された基準となる燃焼状態を与える基準値の最小値である最小基準値及び最大値である最大基準値の各々と比較することにより、前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態を判定するものであり、前記燃焼時間が、前記最小基準値以下である場合である場合、第1の燃焼状態と判定し、前記燃焼時間が、前記最小基準値よりも大きく、且つ、前記最大基準値よりも小さい場合、第2の燃焼状態と判定し、前記燃焼時間が、前記最大基準値以上である場合、第3の燃焼状態と判定し、前記第1の燃焼状態、前記第の燃焼状態及び前記第3の燃焼状態の各々に応じた互いに異なる制御に基づき、前記発電機のトルクの上限を制限するものである、内燃機関の制御装置である。
また、本発明の第2の側面は、前記トルク制御手段は、前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態を前記第の燃焼状態又は前記第3の燃焼状態であると判定した場合、前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態の推定開始時から前記判定時までの時間を滞在時間として計測し、前記滞在時間に対応する定数又は変数を用いて、前記発電機のトルクの上限の制限に用いる、前記内燃機関の回転数と吸気管圧力との関係を設定する、本発明の第1の側面の内燃機関の制御装置である。
なお、本発明は他の側面として、前記発電機のトルクの上限は、前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態に応じて動的に制限されるものであってもよい。
更に、本発明は他の側面として、前記トルク制御手段は、前記発電機のトルクの上限を、前記内燃機関の回転数及び前記内燃機関の吸気圧との相関として定められた所定のパラメータに基づき決定するものであり、前記所定のパラメータは前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態毎に異なるものであってもよい。
以上のような本発明は、低燃費にてエンジン回転の急激な低落を抑制することが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る車両の内燃機関の構成を模式的に示すブロック図 本発明の実施の形態に係る内燃機関の要部の構成を模式的に示すブロック図 本発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置の動作のフローチャート 本発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置の動作に用いられる内燃機関の燃焼内の圧力と時間との関係を説明するための図 (a)本発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置の動作に用いられる制御テーブルを示す図(b)本発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置の動作に用いられる制御テーブルを示す図(c)本発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置の動作に用いられる制御テーブルを示す図 本発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置の動作に用いられる比率定数を決定する動作のフローチャート 本発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置の動作に用いられる比率定数と滞在時間との対応テーブルを示す図
図1は、本発明の実施の形態に係る、ガソリン自動車に搭載された内燃機関の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の内燃機関は、火花点火式の4ストロークエンジン20を例に取り、複数の気筒21を有する。各気筒21について、吸気ポート近傍には、燃料を噴射するインジェクタ21aが設けられる。また、気筒21の燃焼室21xの天井には、点火プラグ21bが設けられる。点火プラグ21bは、点火コイルにて発生した誘導電圧の印加を受けて、中心電極と接地電極との間で火花放電を惹起する。点火コイルは、例えば半導体スイッチング素子であるイグナイタとともに、コイルケースに一体的に内蔵される。
点火プラグ21bにはイオン電流を測定するためのバイアス用電源16及びイオン電流測定部17が接続される。バイアス用電源16は、点火プラグ21bの点火後イオン電流を燃焼室内に流すための電圧を点火プラグ21bに印加する。イオン電流測定部17はECU10に接続され、燃焼中の火炎に電圧を印加することにより発生したイオン電流を計測し、イオン電流に対応する信号としてECU10に入力する。
燃焼室21xの天井には、吸気カムシャフト21fにより開閉する一対の吸気バルブ21f1及び排気カムシャフト21gにより開閉する一対の排気バルブ21g1が設けられる。複数の気筒21のそれぞれの一対の吸気バルブ21f1は、図の表示面を垂直に貫く向きに延伸する同一の吸気カムシャフト21fにより連結され、同様に、複数の気筒21のそれぞれの一対の排気バルブ21g1は吸気カムシャフト21fと平行な同一の排気カムシャフト21gにより連結される。
更に、一対の吸気バルブ21f1及び一対の排気バルブ21g1の近傍には、図視しないタイミングセンサがバルブ毎に設けられる。タイミングセンサは具体的には光電センサ等により実現され、吸気バルブ21f1及び21g1各々のバルブリフター又はバルブステムの位置変化を検出する。
気筒21の燃焼室の下方には、クランク21dによりシリンダ内を上下に往復運動するピストン21cが配置される。複数の気筒21のそれぞれのピストン21cは、図の表示面を垂直に貫く向きに延伸する同一のクランクシャフト21eにより連結される。また、クランクシャフト21eが配設させるクランクケース内にはクランク角センサ19が設けられ、検出されたクランク角は信号としてECU10に入力し、ECU10にてエンジン回転数に演算される。
また、エンジンの周囲の構成として、外部から空気をとり入れ、吸気として各気筒21の吸気ポートへ供給するための吸気通路15a上には、上流から下流の順にエアクリーナ11、スロットルバルブ12、サージタンク13、及び図示されない吸気マニホールドが設けられる。更に、サージタンク13には、エンジン20の吸気圧を検出する吸気圧センサ18が設けられ、検出された吸気圧は信号としてECU10に入力する。
複数の気筒21における燃料の燃焼により発生した排気は、複数の気筒21のそれぞれの排気ポートから図示しない排気マニホールドを介し、排気通路15bを介して外部へと排出される。なお、排気通路15b上には、排気中の一酸化炭素、窒化酸化物等を除去するための三元触媒14が配置されている。
また、ECU10は、メモリ、CPU等を備え、図示しないアクセルペダルの操作等に対応して、エンジン20のインジェクタ21a、点火プラグ21b及びスロットルバルブ12等の各部及び後述するオルタネータの制御を行う手段である。
次に、図2は、エンジン20及びその周辺の補機の構成を示す図である。エンジン20には、セルモータ30、オルタネータ40、及びコンプレッサその他の図視しない補機が付随している。
セルモータ30は、バッテリ50により動作し、主として冷間始動時にエンジン20のクランクシャフト21eを回転駆動する電動機である。セルモータ30は出力軸にピニオンギア31を有し、ピニオンギア31がエンジン20のクランクシャフト21eに固定されたリングギア32に噛合してクランクシャフト21eに駆動力を伝達する。
オルタネータ40は、エンジン20のクランクシャフト21eを回転駆動する電動機及びクランクシャフト21eから駆動力の伝達を受けて発電する発電機の機能を有する。オルタネータ40の回転軸41は、巻掛伝動機構42、43及び44を介してエンジン20のクランクシャフト21eの一端側と接続している。オルタネータ40はアイドルストップしたエンジン20の再始動に用いられるとともに、自動車の減速時等には回生制動としてクランクシャフト21eにより駆動されて発電し、発電した電力をバッテリ50に充電する。バッテリ50は自動車に実装された、照明灯、ファン、EPS(電動パワーステアリング装置)その他負荷の電源として用いられる。
更に、ECU10は、吸気圧センサ18から取得したエンジン20の吸気圧と、クランク角センサが検出したクランク角に基づき得られたエンジン回転数と、後述する制御テーブルとを用いて、オルタネータ40の動作に際し、出力可能なトルク(以下、オルタトルクと称する)の上限を動的に制限する制御を行う。ここで制御テーブルはECU10のメモリに格納された、オルタトルクの制御演算に用いられる変数を与えるデータベースである。ECU10による制御テーブルを用いたオルタネータの40の制御動作については後述する。
以上の構成において、エンジン20は本発明の内燃機関に相当し、オルタネータ40は本発明の発電機に相当し、ECU10は本発明のトルク制御手段に相当する。
本実施の形態の内燃機関の制御装置は、上記の構成を備えたことにより、イオン電流測定部によるイオン電流の計測によりエンジン20の燃焼室内の燃焼状態を判断し、当該判断に基づきオルタネータ40のトルクの上限を制限する制御を行う。すなわち、エンジン20の出力は直接自動車の走行に用いられるもの他、オルタネータ40その他補機の動力としても用いられる。そこで、オルタネータ40のオルタトルクの上限を制限することにより、オルタネータ40の出力のうち、補機側の駆動に用いられるものの割合を削減する。
これにより、当該制限により生じた出力の余剰分をエンジン回転の安定化、すなわち回転の急激な低落の抑制に振り分けることができ、従前の出力に比して過剰な出力の上昇を要することなく、エンジン20全体としては低燃費にエンジン回転の急激な低落を抑制することが可能となる。
以下、図3のフローチャートを参照して、本実施の形態の内燃機関の制御装置によるオルタネータ40の制御の一例について説明する。はじめに、ECU10は、イオン電流測定部17によるイオン電流の計測に基づき、エンジン20の燃焼室内の燃焼状態を判断する(S10)。判断の具体的な手法の一例は以下の通りである。すなわち、駆動中のエンジン20の各気筒21において燃焼ガスの点火直後、バイアス用電源16により点火プラグ21bにバイアス電圧が印加される。これにより点火プラグ21bを介して燃焼室21x内にイオン電流が発生し、イオン電流測定部17はこのイオン電流を測定し、ECU10にイオン電流信号として出力する。
イオン電流の電流量は燃焼室21x内の圧力と相関があり、正常燃焼の場合は、圧縮上死点の手前で減少した後に、熱解離によって再び増加し、圧力がピークに達すると同時に極大となる。これに基づきECU10はイオン電流信号の時間変化を燃焼室21x内の燃焼時間に対する圧力変化として推定する。
次に、ECU10は、図4のグラフに示す、S10においてイオン電流信号の時間変化に基づき得られた燃焼室21x内の最大燃焼室内の圧力変化のピーク及びその前後を与える燃焼時間Xと、予め設定された基準となる燃焼状態を与える基準値とを段階的に比較し、比較結果に応じて異なる制御テーブルを設定する。
ここで制御テーブルは、図5(a)の制御テーブル60aを例として、エンジン20のエンジン回転数と吸気圧との相関をマトリックス化したテーブルであって、特定のエンジン回転数と吸気圧との組み合わせに応じて、オルタトルクの演算に必要なパラメータ(トルク(単位:N・m))を与える。
再び図3に戻って、ECU10は、取得した燃焼時間Xが、条件(1)として、最小値である基準値Aと最大値である基準値Bとの間にあるかどうかを判定する(S11)。条件(1)を満たす場合は、図5(a)に示す、条件(1)に適合した制御テーブル60(a)を設定する(S12)。なお、条件(1)はエンジン20が良好な燃焼状態にあることを示す。
S11において条件(1)を満たさない場合は、条件(2)として、燃焼時間Xが基準値B以上であるかどうかを判定し(S13)、条件(2)を満たす場合は、図5(b)に示す、条件(2)に適合した制御テーブル60(b)を設定する(S14)。なお、条件(2)は過燃焼であって、エンジン20にノッキング等が発生する恐れがある状態にあることを示す。
更に、S13において条件(2)を満たさない場合は、条件(3)として、燃焼時間Xが基準値A以下であると判断し、図5(c)に示す、条件(3)に適合した制御テーブル60(c)を設定する(S15)。なお、条件(3)は不完全燃焼等、エンジン20の燃焼状態が悪化していることを示す。
最後に、ECU10は、S12、S14又はS15により選択的に設定された制御テーブル60a~60cのいずれかに基づき、オルタトルクの上限を演算、設定し(S14)、当該上限を越えないようにオルタネータ40を動作させる。
更にECU10はS10に戻り、エンジン20の燃焼状態を再度判断し、上記の一連の工程を実行する。これにより、リアルタイムで変化するエンジン20の燃焼状態に応じて、オルタトルクの上限を動的に変化させ、補機であるオルタネータ40の出力の低下を抑えつつ、エンジン20の出力を効率的に振り分け、エンジン回転の急激な低落を抑制することが可能となる。
更に、本実施の形態においては、以上の工程に示したように、オルタトルクの演算に際して燃焼室21xの燃焼状態毎に異なる制御テーブルを選択することにより、オルタトルクの上限の動的な制限を、更に精密化して、補機であるオルタネータ40の出力の低下を抑えつつ、エンジン20の出力を更に効率的に振り分け、エンジン回転の急激な低落の抑制することを可能としている。
なお、オルタトルクの演算方法は任意のアルゴリズムによるものであってよいが、例として、以下の様に実行することができる。
(今回設定するオルタトルクの上限)=(1-k)×(前回設定されたオルタトルクの上限)+k(現在設定中のオルタトルクの上限)[k:比率定数(0<k<1)]
更に、比率定数kを変数としてこれを最適化する演算を行ってもよい。例として、図6のフローチャートに示すように、ECU10は、イオン電流からエンジン20の現在の燃焼状態をモニタし(S20)、取得した燃焼時間Xが、上記条件(2)にあるかどうかを判定する(S21)。
条件(2)を満たす場合は、S20から現在までの時間を滞在時間として計測し、図7に示す比率定数決定テーブル61を参照して、計測した滞在時間に対応した比率定数を選択し、図3のフローチャートのS14の演算を実行する。更に、ECU10は、エンジン20の燃焼状態を再度モニタして(S23)、条件(2)が変化したかどうかを判定し(S24)、変化した場合は、滞在時間及び比率定数をリセットし(S29)、変化しない場合は、再度S21に戻って一連の工程を実行する。
一方、S21にて条件(2)に該当しない場合は、条件(3)にあるかどうかを判定し(S25)、これを満たす場合は、S22~S24とそれぞれ同内容の動作であるS26~28を実行する。
更に、S25にて条件(2)に該当しない場合は、燃焼状態は条件(1)を満たすとして、比率定数の変更は行わない。
以上のように、本発明の実施の形態の内燃機関の制御装置によれば、低燃費にてエンジン回転の急激な低落を抑制することが可能になるという効果を奏する。
しかしながら、本発明は、上記の実施の形態により限定されるものではない。
上記の説明においては、ECU10はエンジン20の燃焼状態に応じてオルタネータ40のオルタトルクの上限を動的に制限するものとしたが、固定的に制限するものとしてもよい。
上記の説明においては、エンジン20の燃焼状態はイオン電流の検出により行うものとしたが、圧力計その他の手段により行うものとしてもよい。
更に、上記の説明においては、本発明の発電機はオルタネータ40であるとしたが、エンジン20の補機としてその駆動力により発電する発電機であれば、ハイブリッド自動車のモータその他任意の発電機であってもよい。
更に、上記の説明においては、本発明は、内燃機関としてのエンジン20を搭載した自動車において実施されるものとしたが、本発明は、駆動力の一部を発電機の駆動に用いる内燃機関を制御対象とするものであればよく、その他の具体的構成に限定されない。したがって、本発明は、内燃機関のみで動作する車両、内燃機関と電動機とを備えたハイブリッド車両にて実施してもよく、二輪車、列車、その他の車両、船舶、航空機他、駆動力の一部を発電機の駆動に用いる内燃機関で動作可能な任意の機械類において実施してもよい。
以上のように、本発明は、駆動力の一部を発電機の駆動に用いる内燃機関の制御装置であって、前記発電機のトルクの上限を、前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態に応じて制限する制御を行うトルク制御手段を備え、前記トルク制御手段は、前記内燃機関の燃焼室内の圧力変化のピーク及びそのピークの前後を与える燃焼時間を、前記内燃機関の燃焼室内のイオン電流の測定に基づき推定し、推定した前記燃焼時間を、予め設定された基準となる燃焼状態を与える基準値の最小値である最小基準値及び最大値である最大基準値の各々と比較することにより、前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態を判定するものであり、前記燃焼時間が、前記最小基準値以下である場合である場合、第1の燃焼状態と判定し、前記燃焼時間が、前記最小基準値よりも大きく、且つ、前記最大基準値よりも小さい場合、第2の燃焼状態と判定し、前記燃焼時間が、前記最大基準値以上である場合、第3の燃焼状態と判定し、前記第1の燃焼状態、前記第の燃焼状態及び前記第3の燃焼状態の各々に応じた互いに異なる制御に基づき、前記発電機のトルクの上限を制限するものであればよく、その他の具体的な目的、用途、構成によって限定されるものではない。
したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、低燃費にてエンジン回転の急激な低落を抑制することが可能になるという効果を奏し、例えばエンジン自動車やハイブリッド自動車等の車両への適用において有用である。
10 ECU
11 エアクリーナ
12 スロットルバルブ
13 サージタンク
14 三元触媒
15a 吸気通路
15b 排気通路
16 バイアス用電源
17 イオン電流測定部
18 吸気圧センサ
19 クランク角センサ
20 エンジン
21 気筒
21a インジェクタ
21b 点火プラグ
21c ピストン
21d クランク
21e クランクシャフト
21f 吸気カムシャフト
21f1 吸気バルブ
21g 排気カムシャフト
21g1 排気バルブ
21x 燃焼室
30 セルモータ
31 ピニオンギア
32 リングギア
40 オルタネータ
41 回転軸
42~44 巻掛伝動機構
50 バッテリ
60a~60c 制御テーブル
61 比率定数決定テーブル

Claims (2)

  1. 駆動力の一部を発電機の駆動に用いる内燃機関の制御装置であって、
    前記発電機のトルクの上限を、前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態に応じて制限する制御を行うトルク制御手段を備え、
    前記トルク制御手段は、
    前記内燃機関の燃焼室内の圧力変化のピーク及びそのピークの前後を与える燃焼時間を、前記内燃機関の燃焼室内のイオン電流の測定に基づき推定し、
    推定した前記燃焼時間を、予め設定された基準となる燃焼状態を与える基準値の最小値である最小基準値及び最大値である最大基準値の各々と比較することにより、前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態を判定するものであり、
    前記燃焼時間が、前記最小基準値以下である場合である場合、第1の燃焼状態と判定し、
    前記燃焼時間が、前記最小基準値よりも大きく、且つ、前記最大基準値よりも小さい場合、第2の燃焼状態と判定し、
    前記燃焼時間が、前記最大基準値以上である場合、第3の燃焼状態と判定し、
    前記第1の燃焼状態、前記第の燃焼状態及び前記第3の燃焼状態の各々に応じた互いに異なる制御に基づき、前記発電機のトルクの上限を制限するものである、
    内燃機関の制御装置。
  2. 前記トルク制御手段は、
    前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態を前記第の燃焼状態又は前記第3の燃焼状態であると判定した場合、
    前記内燃機関の燃焼室内の燃焼状態の推定開始時から前記判定時までの時間を滞在時間として計測し、前記滞在時間に対応する定数又は変数を用いて、
    前記発電機のトルクの上限の制限に用いる、前記内燃機関の回転数と吸気管圧力との関係を設定する、
    請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
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