JP7157920B2 - ヒートポンプ装置 - Google Patents
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Description
同文献に記載のヒートポンプ装置においては、冷凍サイクルを構成する冷媒の蒸発器(蒸発熱交換器)、圧縮機、凝縮熱交換器、および膨張手段が、外装ケース内に収容されている。凝縮熱交換器は、断熱部材(断熱ケース)内に収容された状態とされている。一方、前記外装ケースは、上面開口状の略直方体状であり、その上部には、蓋部材が取付けられている。蓋部材は、外装ケースの上面開口部を覆う天板部と、この天板部の外周縁から下向きに突出する略角筒状の下向き突出片部とを備えており、この下向き突出片部が外装ケースの上部に外嵌するようにして、外装ケースへの取付けが図られている。
ところが、このような手段を採用したのでは、蓋部材の前側下向き突出片部と外装ケースの前壁部との相互間に隙間が生じる虞がある。これでは、外装ケースの防雨・防塵性能などが損なわれてしまう。
これを解消する手段としては、蓋部材の前側下向き突出片部と外装ケースの前壁部との相互間に、シール用パッキンを介装させる手段があるが、このような手段によれば、シール用パッキンの部品コスト、およびその貼付作業のコストが発生し、ヒートポンプ装置の製造コストがその分だけ高価となる不利を招く。
第1に、凝縮熱交換器の少なくとも一部分を囲む断熱部材の当接部が、外装ケースの前壁部の上部に当接することにより、前壁部の上部が蓋部材の前側下向き突出片部から離間する方向に変形または変位することは阻止され、前記両者間に不当な隙間が生じることを防止することが可能である。したがって、外装ケースと蓋部材との相互間のシール性をよくし、防雨・防塵性能を良好なものとすることが可能である。
第2に、前記したように、シール性をよくすれば、外装ケースの前壁部と蓋部材の前側下向き突出片部との間に、シール用パッキンを介在させる必要を無くすことができる。その一方、前記したシール性の向上は、凝縮熱交換器用の断熱部材を利用して図られており、専用部品を別途用いる必要もない。このため、ヒートポンプ装置の製造コストを低減することが可能である。
第3に、シール性の向上を図るための断熱部材の当接部は、外部から見えるようなことはなく、また外装ケースの前壁部と蓋部材の前側下向き突出片部とをビス止めする必要もなくすことができる。したがって、ヒートポンプ装置の外観体裁を良好なものとすることも可能である。
第4に、断熱部材の全体のボリュームを無駄に大きくすることなく、前側凸状部の突出高さを適度な高さとすることにより、断熱部材の当接部を、外装ケースの前壁部の上部に適切に当接させることができる。
があるが、前記構成によれば、そのような虞をなくすことが可能である。
するように設けられている。載置板66の上側は、凝縮熱交換器3の配置領域である。外装ケースC内のうち、載置板66よりも下方領域は、縦仕切り板65によってさらに左右2つの室R1,R2に仕切られており、一方の室R1には、ファン10および蒸発熱交換器1が配され、かつ他方の室R2には、圧縮機2や膨張弁4がカバー部材99内に収容された状態で配されている。
たは変位することを阻止し、後壁部62の上部と後側下向き突出片部71bとの間に隙間が発生することを阻止する役割を果たす。
ス止めを回避することができるため、ビス止め箇所が外装ケースCの正面側から不体裁に見えるといった不具合を生じないようにし、外装ケースCの外観体裁を良好にすることも可能である。また、既述したように、前側凸状部55は、前壁部61が載置板66の上向き屈曲片66cに当接することをも防止し、それらの衝突音が発生することも回避されるため、より好ましいものとなる。
このような構成によれば、前壁部61が上向き屈曲片66cに当接することを、より確実に防止することが可能である。
凝縮熱交換器は、冷媒管と水管との二重管構造とされた渦巻き状のものに代えて、たとえば蛇行状などの形態とすることも可能であり、さらには冷媒管と水管とを重ね合わせた構造のものとすることも可能であり、その具体的な構成は問わない。
C 外装ケース
3 凝縮熱交換器
5 断熱ケース(断熱部材)
5a 断熱ケース本体
5b 断熱ケース蓋
52 孔部
55 前側凸状部
55a 当接部
6 外装ケース本体
66b ストッパ部
7 蓋部材(外装ケースの)
71a 前側下向き突出片部
Claims (4)
- 前壁部を有する上面開口状の外装ケース本体、およびこの外装ケース本体の上部に取付けられ、かつ前記外装ケース本体の上面開口部を塞ぐための天板部を有する蓋部材が組み合われた外装ケースと、
この外装ケース内の上部寄り領域に配され、かつ凝縮熱交換器の少なくとも一部分を覆う断熱部材と、
を備えており、
前記蓋部材は、前記天板部の前部から下向きに突出して前記前壁部の上部の前側に重なった配置とされる前側下向き突出片部を、備えている、ヒートポンプ装置であって、
前記断熱部材は、前記前壁部の上部が前記前側下向き突出片部から離間する方向に変形または変位することを阻止するように、前記前壁部に当接する当接部を備えており、
前記断熱部材の前面部には、前記外装ケースの前方に向けて部分的に突出する少なくとも1つの前側凸状部が設けられており、
この前側凸状部の先端部が、前記当接部である ことを特徴とする、ヒートポンプ装置。 - 請求項1に記載のヒートポンプ装置であって、
前記断熱部材は、前記凝縮熱交換器を載置支持可能な断熱ケース本体と、この断熱ケース本体上に取付けられて前記凝縮熱交換器の上面側を覆う断熱ケース蓋とが組み合わされた断熱ケースであり、
前記断熱ケース本体および断熱ケース蓋の少なくとも一方に、前記当接部が設けられている、ヒートポンプ装置。 - 請求項1または2に記載のヒートポンプ装置であって、
前記外装ケース内に設けられ、かつ前記断熱部材が載置支持される略水平状の載置板を、さらに備えており、
前記前側凸状部は、前記載置板の前端部よりも前記外装ケースの前方側に突出している 、ヒートポンプ装置。 - 請求項3に記載のヒートポンプ装置であって、
前記載置板に起立して設けられており、かつ前記断熱部材に設けられている下部開口状の孔部または凹部に進入することによって前記断熱部材が前記外装ケースの後方側に変位することを規制する位置決め固定用のストッパ部を、さらに備えている 、ヒートポンプ装置。
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JP2018084911A JP7157920B2 (ja) | 2018-04-26 | 2018-04-26 | ヒートポンプ装置 |
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JP2019190757A JP2019190757A (ja) | 2019-10-31 |
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JP2013130343A (ja) | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Noritz Corp | ヒートポンプ給湯装置 |
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JPS60188134U (ja) * | 1984-05-23 | 1985-12-13 | 三菱電機株式会社 | 給湯タンクユニツト |
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2018
- 2018-04-26 JP JP2018084911A patent/JP7157920B2/ja active Active
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JP2013130343A (ja) | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Noritz Corp | ヒートポンプ給湯装置 |
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