JP7157683B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラムに関する。
機械学習を用いる需要量の予測方法は、過去の需要量から将来の需要量を精度よく予測できるため、広く用いられている。この予測方法は、過去データに含まれる頻出パタンに合致する日(例えば通常の平日、通常の週末など)の予測精度が高い一方、希少パタンに合致する日(例えば、祝日、年末年始の長期連休など)の予測精度が低い。この様な日を特異日と呼ぶ。つまり、上記の予測方法は、特異日の需要量の予測精度が低い。実用上、特異日の需要量の予測精度も重要であるため、特異日の需要量の予測精度を向上させる必要がある。
特許第3650304号公報 特開2017-175845号公報
本発明の実施形態は、特異日の需要量の予測精度を向上させる情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラムを提供する。
本発明の実施形態としての情報処理装置は、需要実績データにおける特異日の需要実績値を、前記特異日に応じた調整係数に基づき補正する前処理部と、前記特異日の前記補正された需要実績値と、前記需要実績データにおける非特異日の前記需要実績値とに基づき、需要量の予測モデルを生成するモデル生成部と、1つ以上の日の需要実績値と、前記1つ以上の日のうちの特異日に応じた調整係数と、前記予測モデルとに基づき、予測対象の日の需要予測値を算出する予測部と、前記予測対象の日が特異日の場合に、前記予測対象の日に応じた調整係数を用いて前記需要予測値を逆補正する後処理部と、を備える。
本発明の実施形態に係る予測システムの全体構成例を示す図。 需要実績DBに記憶されている需要実績データ一例を示す図。 カレンダDBに記憶されているカレンダ情報の一例を示す図。 カレンダDBに記憶されているカレンダ情報の他の例を示す図。 気象予測DBに記憶されている気象予測データの一例を示す図。 調整係数DBに記憶されている調整係数データの例を示す図。 需要実績値LOADのグラフと、平日平均値MEANのグラフの例を示す図。 平日平均値MEANに対する需要実績値LOADの割合のグラフを示す図。 特異日の需要実績値を補正する様子を模式的に示す図。 需要実績値について前処理を行った結果をグラフで表した例を示す図。 パラメータDBに記憶されているパラメータの例を示す図。 需要予測DBに格納された需要予測値の例を示す図。 図1の予測装置の学習フェーズの動作の一例を示すフローチャート。 図1の予測装置の予測フェーズの動作の一例を示すフローチャート。 図1の予測装置のハードウェア構成の例を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る予測システムの全体構成例を示す。図1の予測システムは、予測装置101と、入力装置201と、出力装置301と、通信装置401とを備えている。
入力装置201は、通信ネットワーク又は通信ケーブルを介して予測装置101と接続されている。通信ネットワークは、一例として、有線ネットワーク、無線ネットワーク又はこれらのハイブリッドである。通信ケーブルは、一例として、USBケーブル、シリアルケーブルなど、任意のケーブルである。入力装置201は、本装置のユーザから各種の指示又はデータの入力操作を受け付ける。ユーザは、本装置の操作者又は管理者等である。入力装置201は、予測装置101の処理に係る操作、予測装置101の予測結果の可視化に係る操作などをユーザから受け付ける。入力装置201は、例えばマウス、キーボード、タッチパネル、トラックボール、ジョイスティック、ペンタブレット、音声認識装置、画像認識装置またはこれらの組み合わせより実現される。入力装置201は、パソコン、タブレット、スマートフォン、携帯電話などの情報端末であってもよい。
出力装置301は、予測装置101から入力されたデータを出力する装置である。出力装置301は、通信ネットワーク又は通信ケーブルを介して予測装置101と接続されている。通信ネットワークは、一例として、有線ネットワーク、無線ネットワーク又はこれらのハイブリッドである。通信ケーブルは、一例として、USBケーブル、シリアルケーブルなど、任意のケーブルである。出力装置301は一例として、データを表示可能な表示装置である。この場合、出力装置301は例えば液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、またはプロジェクタであってもよいし、その他の方式のものであってもよい。出力装置301は、データを用紙に印字するプリンタでもよい。以下の説明では、出力装置301が表示装置の場合を述べる。
通信装置401は、通信ネットワークを介して、サーバ又は端末等と通信可能である。通信ネットワークは、有線ネットワーク、無線ネットワーク又はこれらのハイブリッドである。通信ネットワークは、一例として、ローカルエリアネットワーク又は広域ネットワークである。予測装置101は、通信装置401を用いることで、サーバ又は端末等と通信できる。ユーザは端末を用いて、通信装置401を介して、予測装置101を遠隔から操作してもよい。
入力装置201と通信装置401と出力装置301が、パソコン、タブレット又はスマートフォンなどによって一体的に構成されていてもよい。また、入力装置201と通信装置401と出力装置301の少なくとも1つが、予測装置101と一体的に構成されてもよい。
予測装置101は、需要実績データベース(DB)11、カレンダDB12、気象予測DB13、調整係数算出部14、調整係数DB15、調整係数決定部16、前処理部17、モデル学習部18、モデルパラメータDB19、予測部20、後処理部21、及び需要予測DB22を備えている。
需要実績データベース(DB)11は、需要予測の対象エリアにおける需要量の実績データ(需要実績データ)を保持している。需要実績データは、需要量の実績値(需要実績値)と時刻情報とを対応づけている。本実施形態における需要量は、電力会社の供給エリアにおける電力供給量である。ただし、需要量は、水道使用量、ガス使用量、コールセンタの入電量、商品の販売額、販売数、出荷高、生産高、施設の入場者数など、他の需要量でもよい。
図2は、需要実績DB11に記憶されている需要実績データ一例を示す。需要実績データは表形式で格納されている。日付(年月日)、時刻、供給電力量の実績値(需要実績値)の列が示されている。例えば、2015年5月1日の時刻0:00~1:00の電力供給の実績値は2,577万kWである。ここでは1日を24に分割した1時間の時間コマごとに需要実績値を格納しているが、1日を48分割した30分単位など、他の時間単位で需要実績値を格納してもよい。
需要実績DB11は、ユーザが入力装置201を用いてデータを入力することで、構築されてもよい。この際、メモリ等の記録媒体を予測装置101に接続して、記録媒体から需要実績データを需要実績DB11に格納してもよい。または、通信装置401を介して、予測装置101が、外部の需要実績管理サーバ(図示せず)に需要実績データの取得要求を送信し、需要実績管理サーバから需要実績データを取得してもよい。取得要求は、取得対象となるエリアを指定する情報を含んでもよい。この場合、指定されたエリアの需要実績データを取得する。
図1のカレンダDB12は、1年又は複数年のカレンダ情報を保持している。
図3は、カレンダDB12に記憶されているカレンダ情報の一例を示す。カレンダ情報は表形式で格納されている。2015年のカレンダ情報の例が示されている。2014年以前のカレンダ情報が格納されていてもよい。カレンダ情報は、年内経過日数、日付(年月日)、曜日、休日フラグを含む。
年内経過日数は、1月1日をその年の1日目としたときの経過日数を表す。例えば1月31日では、経過日数は31、2月28日では、経過日数は59(=31+28)、5月1日では、121(=31+28+31+30+1)である。年内経過日数の列が無くてもよい。
休日フラグは、休日か否かを表す。休日の場合は“T”、休日でない場合は“F”が格納されている。本実施形態では、土曜日及び日曜日は休日と定義する。また、祝日(祝日の振替休日)も休日と定義する。また、慣習又は条例等で定められた日(日本の場合、1月2日、1月3日など)も休日と定義してよい。図の例では、2015年5月3日、4日、5日、6日はそれぞれ日本の祝日であるため、休日のフラグ“T”が設定されている。2015年5月2日、3日、9日、10日は、土曜日又は日曜日であるため、休日のフラグ“T”が設定されている。なお、3日は日曜日であるが、祝日でもある。2015年5月1日、7日、8日、11日、12日は、通常の平日であるため、“F”が設定されている。平日とは、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日のことである。通常の平日は、休日でない平日のことである。
カレンダ情報の項目は、図3の例に限定されない。例えば祝日の名称の列を、カレンダDB12に設けてもよい。例えば5月3日は憲法記念日、5月4日はみどりの日、5月5日は子供の日、5月6日は振替休日である(いずれも日本の場合)。
図4は、カレンダDB12に記憶されているカレンダ情報の他の例を示す。カレンダ情報は、年内経過日数、日付(年月日)、曜日、特異日フラグを含む。特異日フラグ以外の項目は、図3と同じである。
特異日フラグは、特異日を識別するフラグである。特異日は、カレンダで頻出する日とは異なる特別な日である。頻出する日の例として、通常の平日や、週末がある。週末は、土曜日又は日曜日である。祝日や条例等で特別に定められる日は、例えば1年に1回しか現れず、特異日に相当する。週末と祝日が重なる場合は、祝日であることを優先して、当該日を特異日としてもよいが、本実施形態では週末として扱う。特異日かどうかはユーザが任意に定義でき、ここに挙げた以外の基準で特異日を設定してもよい。例えば、需要予測の対象地域内の多くの事業者が慣習で休みの日があった場合に、当該日を特異日としてもよい。特異日以外の日(例えば通常の平日、週末)を総称して、非特異日と呼ぶことがある。
特異日フラグは、本装置の操作者又は管理者等であるユーザが、入力装置201を用いて設定してもよい。または、本装置が、予め定めた条件を満たす日をカレンダ情報から抽出し、抽出した日に対して特異日フラグを自動的に設定してもよい。例えば、週末以外の休日をカレンダから抽出して、抽出した日に対して、特異日フラグを設定してもよい。
気象予測DB13は、需要予測の対象エリアにおける気象予測データを保持している。気象予測データは、気象量の予測値(気象予測値)と、時刻情報(日付と時刻)とを含む。
図5は、気象予測DB13に記憶されている気象予測データの一例を示す。気象予測データは表形式で格納されている。日付、時刻、気象予測値が格納されている。この例では、気象予測値は、気温、日射強度、風速、降水量であるが、ここに示したものに限定されない。例えば風向、日照時間などがあってもよい。ここでは1日を24に分割した1時間単位で気象予測値を格納しているが、1日を48分割した30分単位など、他の時間単位で気象予測値を格納してもよい。
気象予測DB13は、ユーザが入力装置201を用いてデータを入力することで構築されてもよい。この際、メモリ等の記録媒体を予測装置101に接続して、記録媒体から気象予測データを気象予測DB13に格納してもよい。または、通信装置401を介して、予測装置101が、外部の気象予測サーバ(図示せず)に気象予測データの取得要求を送信し、気象予測サーバから気象予測データを取得してもよい。取得要求は、取得対象となるエリアを指定する情報を含んでもよい。この場合、指定されたエリアの気象予測データを取得する。
上述の気象予測サーバは、対象エリアにおける気象量(気象情報)を予測するサーバである。気象予測サーバは、需要予測の対象エリア内に設置された1つ以上の観測所により観測された気象量の観測値に基づき、気象量を予測する。気象予測サーバは、気象量の観測のために、気象衛星を用いてもよい。気象予測サーバは、予測した気象量の値(気象予測値)を、時間情報(日付と時刻)に関連づけて、内部のデータベース(DB)に格納する。気象予測サーバは、一例として、気象庁など国内外の政府機関、民間の事業者、国際機関の提供する気象情報サーバ、ウェブサービス、クラウドサービスである。
予測装置101に、気象量を予測する気象予測部を設け、気象予測部が、気象量の観測地と、数値予測モデルとに基づき気象量の予測を行ってもよい。
調整係数算出部14は、カレンダDB12に基づき特異日を特定し、特異日に対応する年内経過日数を特定する。調整係数算出部14は、特定した年内経過日数に対する調整係数を時刻ごとに算出する。1日を24に分割した1時間を単位時間とする場合、時刻0:00~1:00、1:00~2:00、・・・23:00~24:00のそれぞれについて調整係数を算出する。
特異日の検出は、カレンダDB12が図4に示した形式のカレンダ情報を記憶している場合は、調整係数算出部14が、特異日フラグが“T”の日を検出すればよい。
カレンダDB12に記憶されているカレンダ情報が、図3に示したような特異日フラグを持たないカレンダ情報の場合は、調整係数算出部14が特異日検出処理により、特異日を検出する。もしくは、ユーザが入力装置201を用いて特異日を指定する。特異日検出処理の例としては、週末(土日)以外の休日を特異日として検出することがある。あるいは、他の基準で特異日を検出してもよい。例えば土日が祝日と重なる日がある場合、その日を特異日としてもよい。
調整係数算出部14は、検出した特異日の時刻(以下、時刻sと記載する)ごとに、以下の処理を行う。
特異日の直前の第1期間から通常の平日をすべて特定し、また、特異日の直後の第2期間から通常の平日をすべて特定する。例えば、特異日の前後それぞれ10日間から、通常の平日をすべて特定する。この例では第1期間の日数と第2期間の日数とは同じでも、異なってもよい。また、第1期間は特異日の前であれば、直前でなくてもよい。第2期間は特異日の後であれば、直後でなくてもよい。
例えば特異日が5月4日(月)の場合、その前の10日間は、4月24日~5月3日であり、その後の10日間は、5月5日~14日である。4月24日~5月3日のうち通常の平日は、24日、27日、28日、30日、5月1日の5つである。5月5日~14日のうち通常の平日は、7日、8日、11日、12日、13日、14日の6つである。よって、通常の平日は計11ある。
特異日の前後の期間から特定した平日の同時刻sの需要実績値を、需要実績DB11から特定する。特定した需要実績値の平均を計算する。上記の例では、4月24日、27日、28日、30日、及び5月1日、7日、8日、11日、12日、13日、14日の時刻sの需要実績値を需要実績DB11から特定し、特定した需要実績値の平均を計算する。
具体的には、日付D、時刻sの需要実績値をLOAD(s_D)と表すと、日付Dの時刻sの需要実績値の平均値(MEAN)は、以下の式(1)で計算される。この平均値MEANを平日平均値と呼ぶことがある。
MEAN(s)={LOAD(s_0424)+LOAD(s_0427)+LOAD(s_0428)+LOAD(s_0430) +LOAD(s_0501)+LOAD(s_0506)+LOAD(s_0507)+LOAD(s_0508)+LOAD(s_0511)+LOAD(s_0512)+LOAD(s_0513)+LOAD(s_0514)}/11 ・・・(1)
調整係数算出部14は、特異日の時刻sの需要実績値を需要実績DB11から特定する。調整係数算出部14は、特異日の時刻sの需要実績値LOAD(s)を、上記の需要実績値の平均値で除算することにより、調整係数(需要化比率)を算出する。調整係数Cは以下の式(2)で算出される。
C(s)=LOAD(s)/MEAN(s) ・・・(2)
調整係数算出部14は、算出した特異日の時刻sの調整係数を、特異日に対応する年内経過日数及び時刻sに関連づける。これを、調整係数データとする。調整係数算出部14は、調整係数データを調整係数DB15に格納する。
調整係数DB15は、調整係数算出部14により生成された各特異日に関する調整係数データを内部に記憶する。
図6は、調整係数DB15に記憶されている調整係数データの例を示す。年内経過日数と、時刻と、調整係数とが格納されている。年内経過日数80は2015年3月21日の祝日に対応し、年内経過日数119は2015年4月29日に対応し、年内経過日数123は5月3日に対応し、年内経過日数124は5月4日に対応する。これらのいずれも特異日である。
図6の例では調整係数を、年内経過日数及び時刻に対応づけているが、特異日及び時刻に対応づけてもよい。
図6の調整係数データは、2015年のカレンダ情報を用いて生成したが、複数年(例えば2013~2015年)のカレンダ情報を用いて、調整係数データを生成してもよい。この場合、複数の年の同じ特異日の時刻sに対して計算される調整係数の平均を、特異日の時刻sの調整係数とすればよい。平均の代わりに、中央値、最大値、最小値など、他の統計値を用いてもよい。
年によっては、特異日の名称が同じであっても特異日の日付又は年内経過日数が異なる場合がある。例えば閏年では2月の日数が29であるため、閏年では3月21日の経過日数が81であるが、それ以外の年では80である。このため、複数年のカレンダ情報を用いる場合、調整係数DB15に登録する年内経過日数は、基準となる年(例えば2015年)の特異日の年内経過日数を採用する。それ以外の年(例えば2014年、2013年)については、特異日の名称を管理している場合は、基準となる年の特異日と同一名称をもつ日を2014年及び2013年のカレンダ情報から特定すればよい。あるいは、当該特異日と年内経過日数が同じ又は最も近い特異日を、2014年及び2013年のカレンダ情報から特定してもよい。
ここで図7と図8を用いて、前述した需要実績値LOAD、平日平均値MEAN、及び平日平均値MEANに対する需要実績値LOADの割合(需要化比率)についてより具体的に説明する。
図7は、2014年1月1日~12日の期間について、需要実績値LOADのグラフと、平日平均値MEANのグラフを生成し、可視化した例を示す。平日平均値MEANのグラフは、各日の前後それぞれ10間の平日の平均を用いて生成している。1月1日~3日までが年始休暇(特異日)、1月4日、5日が週末、1月6日~1月10日が平日である。平日の需要実績値LOADと平日平均値MEANとの差は非常に小さいもしくはほとんどない。これに対して、年始休暇の需要実績値LOADへ平日平均MEANの概ね2/3まで減少する。
図8は、図7に示した平日平均値MEANに対する需要実績値LOADの割合(需要化比率)を算出し、グラフにより可視化した例を示す。需要化比率は、式(2)で算出する調整係数に対応する。平日の需要化比率は概ね1.0(図の破線を参照)前後であるが、土日は0.8~0.9、年始休暇は0.6~0.8まで減少することが分かる。また、土日や年始休暇の需要化比率は、夜間の方が昼間より大きい、つまり、需要量の減少度合いは、昼間の方が大きい。
[学習フェーズ]
前処理部17は、需要実績DB11から需要予測モデルの学習に用いる需要実績データを読み出す。学習に用いるデータの期間は、任意に定めることができる。例えば過去1年間のデータを学習に用いてもよい。期間は、ユーザが入力装置201を用いて指定してもよいし、予め定められていてもよい。
前処理部17は、読み出した需要実績データの各日について、特異日か否かを判断する。前処理部17は、特異日については、その日の需要実績を時刻ごと(時間コマごと)に補正する。特異日でない日(非特異日)については、その日の需要実績値の補正を行わない。このように特異日か否かに応じて需要実績値の補正を行う処理を前処理と呼ぶ。以下、前処理についてより詳細に説明する。
特異日の日時t(tは日付(年月日)と時刻を含む)における需要実績値を補正するために、関数g-1を用いる。ここで、関数g及び関数g-1を、以下の通り、定義する。yは日時tの需要実績値、Rは日時tに対応する調整係数である。日時tに対応する調整係数とは、日時tの日の年内経過日数に対応する調整係数のうち、日時tの時刻に対応する調整係数のことである。なお、多くの特異日では、平日より需要量が減少する傾向があるため、調整係数は通常、0<R<1となる(<、>は不等号である)。
Figure 0007157683000001
Figure 0007157683000002
関数gは、日時tの需要実績値yにつき、日時tの日が特異日でない場合は需要実績値yをそのまま出力し、日時tの日が特異日の場合は、日時tの日が需要実績値yに調整係数Rを乗じた値を出力する。
関数g-1は、日時tの需要実績値yにつき、日時tの日が特異日でない場合は需要実績値yをそのまま出力し、日時tの日が特異日の場合は、日時tの需要実績値yを調整係数Rで除算した値を出力する。
以下、関数g-1のように需要実績値yを調整係数Rで除算することを、需要実績値yを調整係数Rで補正すると呼ぶことがある。関数gのように需要実績値yに調整係数Rを乗算することを、需要実績値yを調整係数Rで逆補正すると呼ぶことがある。
前処理部17は、日時tの日が特異日の場合、日時tに対応する調整係数の取得要求を調整係数決定部16に送る。調整係数決定部16は、日時tの年次経過日数を計算する。そして、計算した日数に最も近い年次経過日数(対象経過日数)を調整係数DB15において特定し、対象経過日数の日時tの時刻に対応する調整係数を調整係数DB15から取得する
例えば、計算した日数をQ1とすると、Q1と同じ年次経過日数が調整係数DB15に存在する場合は、当該日数が対象経過日数となる。もし、Q1と同じ年次経過日数が存在しない場合は、日数Q1の後の最も近い年次経過日数(Q2とする)と、日数Q1の前の最も近い年次経過日数(Q3とする)とを特定する。Q1とQ2の差分絶対値|Q1-Q2|と、Q1とQ3の差分絶対値|Q1-Q3|とを比較する。|Q1-Q2|の方が小さい場合は、Q2を対象経過日数とする。|Q1-Q3|の方が小さい場合は、Q3を対象経過日数とする。
前処理部17は、対象経過日数の日時tの時刻に対応する調整係数を調整係数決定部16から取得すると、日時tの需要実績値を、取得した調整係数により除算する。すなわち、日時tの需要実績値を補正する。
具体例として、日時tが2015年3月21日22:00~23:00であれば、年内経過日数は80である。年次経過日数80は調整係数DB(図6参照)に登録されているため、80が対象経過日数となる。よって、対象経過日数の時刻22:00~23:00に対応する0.67を調整係数として取得する。そして、前処理部17は、2015年3月21日22:00~23:00の需要実績値を、取得した調整係数0.67で除算(補正)する。0.67は1より小さいため、除算結果は需要実績値より大きくなる。
別の例として、日時tが2016年3月21日22:00~23:00であったとする。2016年は閏年であるため、年次経過日数は81である。81の前で最も近い年次経過日数は80であり、81の後で最も近い年次経過日数は119である。よって、年次経過日数81に最も近い年次経過日数は80である。80が対象経過日数となる。よって、上記の例と同様、年次経過日数80の22:00~23:00に対応する調整係数0.67を取得することとなる。
図9に、特異日の各時刻の需要実績値(電力供給実績)を補正し、非特異日の需要実績値の補正を行わない前処理の様子を模式的に示す。2015年5月3日は特異日でないため各時刻の需要実績値を調整せず、そのまま出力する。2015年5月4日は特異日であるため、時刻毎に調整係数を調整係数決定部16から取得し、各時刻の需要実績値を、取得した調整係数で除算する。
図10は、2015年5月3日~2015年5月9日の期間について各日の各時刻の需要実績値について前処理を行った結果をグラフで表した例を示す。グラフG1が、2015年5月3日~2015年5月9日の期間について、前処理を行った結果のグラフである。比較対象として、グラフG2は、特異日(この例では週末以外の休日)である2015年5月3日~2015年5月6日の3日間について、前処理を行う前の需要実績値を示したグラフである。この3日間では、グラフG1及びグラフG2を比較して分かるように、需要実績値が前処理によって増加(拡大)されていることが分かる。このように前処理を行うことによって、2015年5月3日~2015年5月9日の期間のデータを、あたかも土日以外の休日を含まないデータに正規化したとみなすことができる。
モデル学習部18は、前処理後の需要実績データと、気象予測DB13に記憶されている気象予測データとに基づき、将来の日時の需要量を予測するための需要予測モデルを学習する。需要予測モデルは関数により構成される。需要予測モデルの学習は、需要予測モデルを表す関数のパラメータを同定することである。以下、需要予測モデルの学習について詳細に説明する。
需要予測モデルは、1日の時刻(時間コマ)毎に生成する。例えば1日の需要量を24個の時間コマの数値で表現する場合、1時間の時間コマが24個存在するため、24個の需要予測モデルを作成する。需要予測モデルの例として、重線形回帰モデル又は人工ニューラルネット回帰モデル等の回帰モデルがある。需要予測モデルは、一例として、以下の関数fで表すことができる。
Figure 0007157683000003
変数hは、将来の日時tにおける需要量を表す変数(目的変数)である。変数ht-pは日時tのp日前の同じ時刻の需要量を表す変数(説明変数)、ht-p-1は日時tのp-1日前の同じ時刻の需要量を表す変数(説明変数)、ht-p-2は日時tのp-2日前の同じ時刻の需要量を表す変数(説明変数)である。日時tのp日前は、一例として現在日時に対応する。また、
Figure 0007157683000004
である(式(4)参照)。すなわち、日時t-p、t-p-1、t-p-2、・・・の日が特異日であれば、調整係数で除算した需要量をht-p、ht-p-1、ht-p-2は表す。
日時t-p、t-p-1、t-p-2、・・・の日が特異日でなければ、需要量yがそのままht-p、ht-p-1、ht-p-2、・・・となる。
は、日時tに関する気象予測値である。
t-pは説明変数の組を表し、
Figure 0007157683000005
である。
θはモデルのパラメータであり、各説明変数の係数や、定数係数がパラメータに相当する。
需要予測モデルは、日時tを将来の日時とするとき、現在の日時t-pからp日先の需要量hを予測する。つまり、この需要予測モデルは、現時点で用いることのできる説明変数Xt-pと、目的変数となる将来日時の需要量hとの間を関係づける回帰式を表す。
パラメータθは、説明変数とパラメータθとから上記モデルの関数により計算される値と、需要実測値(目的変数)との差、すなわち、モデル誤差を最小化するように求める。一例として、需要実績データと気象予測データとを、学習用データとして用いて、下記の最小化問題を解くことで、パラメータθを求めることができる。すなわち式(6)の目的関数を最小化又は小さくするように、パラメータθを求める。
Figure 0007157683000006
なお、パラメータθの個数が多いと、過学習が発生することがある。過学習は、学習用データに対してパラメータを最適化し過ぎることである。過学習が起こると、学習用データ以外のデータに対するモデルの予測精度が低下する問題がある。過学習を避けるため、パラメータθの個数が増えることを防ぐペナルティ項(正則化項)を設けた最小化問題を解いてもよい。ペナルティ項を設けた目的関数の例を以下に示す。この目的関数を最小化又は小さくするように、パラメータθを求める。ペナルティ項の存在により、ゼロになるパラメータの個数が増え、結果としてモデルのパラメータの個数が減少させる効果が得られる。
Figure 0007157683000007
例えば、需要予測モデルが重線形回帰モデルの場合、モデル関数として、下記の様な関数を用いることができる。
Figure 0007157683000008
この関数は、パラメータ(回帰係数)
Figure 0007157683000009
を含む。
DoYは年内経過日数を表す周期的な変数であり、日時tに応じて、1,2,・・・、365のいずれかを値を取る。DoWは、週内経過日数を表す周期的な変数であり、日時tに応じて、1,2,・・・、7のいずれかの値を取る。また式(8)の右辺の4つの項のうち、左2つの項はそれぞれ実数部分と虚数部分とを含むが、実数部分のみを用いる。
上記パラメータθにおけるα、β、γ、δの各添え字に含まれるA、B、C、Dはハイパーパラメータである。ハイパーパラメータは、パラメータの次元数(個数)である。一般に機械学習を用いる場合、ユーザが次元数を指定した上で、各パラメータの数値が学習される。学習結果の良否は、次元数の選び方にも依存するため、次元数も一種のパラメータと捉えて、ハイパーパラメータと呼ぶ。
A及びBは、三角関数に関する高調波成分の次数である。フーリエ級数展開と同様に三角関数を用いて周期的な関数を表すことができる。このとき次数A及びBがハイパーパラメータになる。次数が小さいと、滑らかな関数が学習される。次数が大きいと変動の大きい関数が学習される。一例として、A及びBは、5~10の範囲内の値である。Cは、気象予測値wが気温(℃)のとき、例えば、2である。Dは、需要実績値を過去何日分用いるかに対応し、一例として、Dは3~7の範囲内の値である。但しDは1以上でもよい。すなわち、需要実績値を使用する日数は、1以上でもよい。
モデル学習部18は、最適化問題を解くことによって算出したモデルのパラメータをパラメータDB19に格納する。
パラメータDB19は、モデル学習部18によって算出された各時刻(時間コマ)に対応するパラメータを内部に記憶する。パラメータDB19は、需要予測モデルの関数の型を記憶していてもよい。型とパラメータにより関数が構成される。
図11は、パラメータDB19に記憶されているパラメータの例を示す。1日を24の時間コマに分割した時刻(時間コマ)ごとに、モデルのパラメータが格納されている。図ではパラメータを記号で表しているが、実際には数値が入る。θの添え字(0~23)、及び各パラメータの添え字の「_x」の“x”(0~23)は、各時刻の識別子に対応する。例えば
Figure 0007157683000010
は、7:00~8:00に対応するパラメータである。
[予測フェーズ]
予測部20は、将来の日時(予測対象の日時)tについて需要量の予測指示を、入力装置201又は通信装置401から取得する。予測部20は、予測指示を取得すると、日時tの時刻に対応するパラメータθをモデルパラメータDB19から読み出す。また、予測部20は、日時tの気象予測値wを気象予測DB13から読み出す。
また、予測部20は前処理部17に対して、モデルの説明変数となる需要実績値の読み出しを指示する。前処理部17は、需要実績値の説明変数の個数に応じた日数分の同時刻(日時tの時刻と同時刻)の需要実績値を需要実績DB11から読み出す。例えば、現在の日時から6日前までの需要実績値を用いる場合、現在の日時(予測対象の日時のp日前の日時)t-p、現在の日時の1日前の日時t-p-1、現在の日時の2日前の日時t-p-2、・・・、現在の日時の6日前の日時t-p-6の需要実績値を読み出す。
前処理部17は、読み出した各日時の日が特異日か否かを、カレンダDB12に基づき判断する。特異日に該当しない日の需要実績値については何も処理せず、需要実績値をそのまま予測部20に送る。
特異日に該当する日時については、前処理部17は、調整係数決定部16に当該日時の情報を送る。調整係数決定部16は、当該日時の日の年内経過日数を計算する。調整係数決定部16は、計算した日数に最も近い年内経過日数(対象経過日数)を調整係数DB15から特定し、特定した対象経過日数の当該日時の時刻に対応する調整係数を読み出す。調整係数決定部16は、読み出した調整係数を前処理部17に送る。前処理部17は、上記特異日に対応する日時の需要実績値を、当該調整係数で除算することにより需要実績値を補正する(式(4)参照)。前処理部17は、補正後の需要実績値を予測部20に送る。
予測部20は、上記のようにして前処理部17から出力される、モデルの説明変数に対応する需要実績値を取得する。特異日に該当する日の日時の需要実績値は調整係数により補正済みである。前処理部17から取得した各説明変数に対応する需要実績値と、日時tの時刻に対応するパラメータθと、日時tの気象予測値wとに基づき、モデルの関数(式(5)又は式(8)参照)を計算することにより、日時tの需要予測値を算出(需要量を予測)する。需要予測値をh^とすると、需要予測値は、前述した式(5)に基づき、以下の式で計算できる。
Figure 0007157683000011
後処理部21は、予測部20から日時tの需要予測値h^を取得する。後処理部21は、需要予測値h^に対して後処理を行う。
具体的には、後処理部21は、日時tの日が特異日か否かを判断する。判断は、一例として、カレンダDB12に基づき行う。特異日でない場合は、需要予測値h^を予測結果として日時tに関連づけて、需要予測DB22に格納する。
一方、特異日の場合は、日時tに対応する調整係数の取得要求を調整係数決定部16に送る。調整係数決定部16は、日時tの日の年内経過日数を計算し、計算した日数に最も近い年内経過日数(対象経過日数)を調整係数DB15において特定する。調整係数決定部16は、日時tの時刻に対応する調整係数を取得し、取得した調整係数を後処理部21に送る。
後処理部21は、需要予測値h^を調整係数に乗じる。すなわち、需要予測値h^を調整係数で逆補正する。モデルの説明変数となる需要実績値については調整係数で除算する補正を行ったが、需要予測値については調整係数を乗じる逆補正を行う。逆補正の結果を需要予測値とする。これにより、前処理で特異日の需要量を平日並に拡大した処理(補正)の影響を打ち消すために、需要量を縮小する処理(逆補正)を行う。
後処理部21は、逆補正された需要予測値を日時tに関連づけて需要予測DB22に格納する。
このように、後処理部21は、後処理として、日時tの日が特異日の場合は需要予測値h^に調整係数を乗算(逆補正)して出力し、特異日でない場合は、需要予測値h^をそのまま出力する。この後処理を式(3)の関数gを用いて、以下の式で表す。
Figure 0007157683000012
需要予測DB22は、後処理部21により算出された日時tの需要予測値を内部に記憶する。
図12は、需要予測DB22に格納された需要予測値(予測電力供給量)の例を示す。この例では、予測対象の日を2015年12月23日とし、この日を24個の時間コマに分割した各時刻0:00~1:00、1:00~2:00、2:00~3:00、・・・、23:00~24:00について、需要予測値を算出した例が示されている。2015年12月23日は祝日であり、特異日に設定されている。このため、これらの各時刻の需要予測値は、後処理部21において各時刻に対応する調整係数により逆補正された値である。ここでは1日分の需要予測値を格納しているが、例えば1週間など連続した日の需要予測を行って、複数の日分の需要予測値を需要予測DB22に格納してもよい。
出力装置301は、需要予測DB22に記憶されている需要予測値のデータを読み出し、読み出したデータを画面に表示する。これによりユーザは、予測日時tの需要予測値の推移を確認できる。出力装置301は、需要予測値の推移をグラフにより表示してもよい。これによりユーザは、需要予測値の推移をより容易に把握できる。
図13は、本実施形態に係る学習フェーズの動作のフローチャートである。学習フェーズは、一例としてユーザから入力装置201を介して学習指示が入力された場合に行う。学習の条件(学習用に用いる過去の需要実績値の期間、使用するモデルの型など)は学習指示に含まれる。
ステップS101において、調整係数算出部14は、カレンダDB12内のカレンダ情報に基づき特異日を決定する。調整係数算出部14は、需要実績DB11内の需要実績データに基づき、決定した各特異日について時刻(時間コマ)毎に調整係数を計算する。計算した調整係数を、特異日の年内経過日数と当該時刻とに関連づけて、調整係数データとする。調整係数算出部14は、調整係数データを調整係数DB15に格納する。
ステップS102において、前処理部17は、需要実績DB11から学習に必要な需要実績データを読み出し、特異日の各時刻の需要実績値を調整係数で除算(補正)する。補正に用いる調整係数は、調整係数決定部16から取得する。調整係数決定部16は、調整係数DB15において特異日に最も近い年内経過日数(対象経過日数)を特定し、対象経過日数の上記各時刻に対応する調整係数を前処理部17に送る。前処理部17は、特異日以外の日(非特異日)の需要実績値については補正を行わない。前処理部17は、特異日の需要実績値が補正された需要実績データを学習用データとして、モデル学習部18に送る。
ステップS103において、モデル学習部18は、学習用データと、気象予測データとに基づき、需要予測モデルのパラメータを、1日の各時刻(時間コマ)について算出する。モデル学習部18は、算出した需要予測モデルのパラメータを、モデルパラメータDB19に格納する。
図14は、本実施形態に係る予測フェーズの動作のフローチャートである。予測フェーズは、一例として、ユーザから入力装置201を介して予測対象の日を指定した指示が入力されることで開始される。あるいは、それ以外の任意の条件が成立したタイミングで、予測フェーズを開始してもよい。予測対象の日の各時刻(時間コマ)について、本フローチャートの動作を行う。
ステップS201において、前処理部17は、需要実績DB11から需要予測モデルの説明変数への入力に必要となる期間の需要実績データ(予測対象の日時と同時刻のデータ)を読み出す。前処理部17は、読み出した需要実績データにおいて特異日の需要実績値を調整係数で除算(補正)する。補正に用いる調整係数は調整係数決定部16から取得する。調整係数決定部16は、調整係数DB15において特異日の年内経過日数に最も近い年内経過日数(対象経過日数)を特定し、対象経過日数に対応する調整係数のうち上記時刻の調整係数を取得する。取得した調整係数を前処理部17に送る。前処理部17は、特異日以外の日(非特異日)の需要実績値については補正を行わない。前処理部17は、特異日の需要実績値が補正された需要実績データを予測用の入力データとして、予測部20に送る。
ステップS202において、予測部20は、気象予測DB13から需要予測モデルの説明変数への入力に必要な気象予測値を読み出し、また、モデルパラメータDB19から予測対象の日時の時刻に対応するパラメータを読み出す。読み出した気象予測値及びパラメータと、予測用の入力データとに基づき、需要予測モデルの関数の出力値を計算する。
ステップS203において、後処理部21は、予測対象の日が特異日か否かを判断する。
ステップS204において、予測対象の日が特異日でない場合は(NO)、予測部20で算出された出力値を、需要予測値としてそのまま出力する。
ステップS205において、予測対象の日が特異日の場合は(YES)、予測部20で算出された出力値に、予測対象の日時に対応する調整係数を乗算(逆補正)し、逆補正後の出力値を需要予測値として出力する。後処理部21は、逆補正に使用する調整係数を調整係数決定部16から取得する。調整係数決定部16はステップS201の説明と同様にして調整係数を取得し、取得した調整係数を後処理部21に渡す。
以上のように、本実施形態によれば、過去の需要実績データから特異日に対する調整係数を時刻毎に算出する。特異日については需要実績値を時刻毎に調整係数で補正し、非特異日については需要実績値を補正しない(前処理)。このように前処理で特異日について需要実績値を補正した需要実績データを生成する。これを学習用データとして用いて、機械学習により需要予測モデルを生成する。例えば、この予測モデルを用いて、直近の過去の需要実績値から、将来の日時(予測対象の日時)の需要予測値(モデルの出力値)を算出する。この際、予測の前の前処理では、需要実績値のうち特異日の需要実績値を調整係数で補正する。予測の後の後処理では、予測対象の日時の日が特異日であれば、算出された需要予測値を、当該日時に対応する調整係数で逆補正する。
このように、本実施形態では、前処理では特異日の需要量を平日並に拡大する正規化処理(補正)を行う。そして、後処理では、正規化処理の影響を打ち消すための需要量を縮小する処理(逆補正)を行う。これにより、特異日及び非特異日のいずれも共通の需要予測モデルを機械学習で生成しつつ、当該モデルを用いて、特異日の予測値を高精度に算出できる。特異日に対して専用の需要予測モデルを生成する必要はないため、モデルの管理も容易である。
また、本実施形態では、特異日の調整係数を年内経過日数に対応づけて管理する。このため、特異日の日付又は年内経過日数が年ごとに異なっても、特異日に最も近い年内経過日数に対応する調整係数を用いることで、異なる年の同じ特異日の調整係数を容易に特定できる。これは、特異日は多少前後しつつも、概ね年内の経過日が近いことを利用している。これにより、年ごとに特異日の日付及び名称を管理する必要がないため、容易に実施が可能である。また、カレンダ情報を管理するユーザ負荷も低く、コストも低い。
(変形例1)
上述した実施形態では、1日を複数に分割した時刻(時間コマ)ごとに需要実績データ、気象予測データ、調整係数データ、モデルパラメータを生成したが、1日単位もしくは別の時間単位で、これらのデータを生成してもよい。この場合、需要予測モデルも時刻ごとに生成する必要はない。
(変形例2)
上述した実施形態では、需要予測モデルの説明変数に気象予測値を用いたが、気象予測値を用いないで、需要予測モデルを生成してもよい。この場合、需要量の予測にも気象予測値を用いる必要はない。
(ハードウェア構成)
図15に、図1の予測装置101のハードウェア構成を示す。図1の予測装置101は、コンピュータ装置600により構成される。コンピュータ装置600は、CPU601と、入力インタフェース602と、表示装置603と、通信装置604と、主記憶装置605と、外部記憶装置606とを備え、これらはバス607により相互に接続されている。
CPU(中央演算装置)601は、主記憶装置605上で、コンピュータプログラムである予測プログラムを実行する。予測プログラムは、予測装置101の上述の各機能構成を実現するプログラムのことである。予測プログラムは、1つのプログラムではなく、複数のプログラムやスクリプトの組み合わせにより実現されていてもよい。CPU601が、予測プログラムを実行することにより、各機能構成は実現される。
入力インタフェース602は、キーボード、マウス、およびタッチパネルなどの入力装置からの操作信号を、予測装置101に入力するための回路である。入力インタフェース602は入力装置201に対応する。
表示装置603は、予測装置101から出力されるデータを表示する。表示装置603は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ、CRT(ブラウン管)、またはPDP(プラズマディスプレイ)であるが、これに限られない。コンピュータ装置600から出力されたデータは、この表示装置603に表示することができる。表示装置603は出力装置301に対応する。
通信装置604は、予測装置101が外部装置と無線または有線で通信するための回路である。データは、通信装置604を介して外部装置から入力することができる。外部装置から入力したデータを、主記憶装置605や外部記憶装置606に格納することができる。
主記憶装置605は、予測プログラム、予測プログラムの実行に必要なデータ、および予測プログラムの実行により生成されたデータなどを記憶する。予測プログラムは、主記憶装置605上で展開され、実行される。主記憶装置605は、例えば、RAM、DRAM、SRAMであるが、これに限られない。図1の各記憶部又はデータベースは、主記憶装置605上に構築されてもよい。
外部記憶装置606は、予測プログラム、予測プログラムの実行に必要なデータ、および予測プログラムの実行により生成されたデータなどを記憶する。これらの予測プログラムやデータは、予測プログラムの実行の際に、主記憶装置605に読み出される。外部記憶装置606は、例えば、ハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、及び磁気テープであるが、これに限られない。図1の各記憶部又はデータベースは、外部記憶装置606上に構築されてもよい。
なお、予測プログラムは、コンピュータ装置600に予めインストールされていてもよいし、CD-ROMなどの記憶媒体に記憶されていてもよい。また、予測プログラムは、インターネット上にアップロードされていてもよい。
また、予測装置101は、単一のコンピュータ装置600により構成されてもよいし、相互に接続された複数のコンピュータ装置600からなるシステムとして構成されてもよい。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
101:予測装置
201:入力装置
301:出力装置
401:通信装置
11:需要実績データベース(DB)
12:カレンダDB
13:気象予測DB
14:調整係数算出部
15:調整係数DB
16:調整係数決定部
17:前処理部
18:モデル学習部
19:モデルパラメータDB
20:予測部
21:後処理部
22:需要予測DB
601:CPU
602:入力インタフェース
603:表示装置
604:通信装置
605:主記憶装置
606:外部記憶装置
607:バス

Claims (15)

  1. 特異日の年内経過日数を調整係数と対応づけた調整係数データに基づき、需要実績データにおける特異日に応じた調整係数を特定し、前記需要実績データにおける特異日の需要実績値を、特定した前記調整係数に基づき補正する前処理部と、
    前記特異日の前記補正された需要実績値と、前記需要実績データにおける非特異日の前記需要実績値とに基づき、需要量の予測モデルを生成するモデル生成部と、
    1つ以上の日の需要実績値と、前記1つ以上の日のうちの特異日に応じた調整係数と、前記予測モデルとに基づき、予測対象の日の需要予測値を算出する予測部と、
    前記予測対象の日が特異日の場合に、前記調整係数データに基づき前記予測対象の日に応じた調整係数を特定し、特定した前記調整係数を用いて前記需要予測値補正する、後処理部と
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記需要実績データにおける特異日の需要実績値と非特異日の需要実績値との差に応じて、前記特異日に対して調整係数を算出し、前記特異日の年内経過日数を計算し、前記年内経過日数と前記調整係数とを対応づけることにより、前記調整係数データを生成する調整係数算出部を備え、
    請求項1に記載の情報処理装置
  3. 前記前処理部は、前記特異日に最も近い年内経過日数に対応する調整係数を前記調整係数データにおいて特定し、特定した調整係数を前記特異日に応じた前記調整係数とし、
    前記予測部は、前記予測対象の日に最も近い年内経過日数に対応する調整係数を前記調整係数データにおいて特定し、特定した調整係数を前記特異日に応じた前記調整係数とする、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置
  4. 前記調整係数算出部は、前記特異日の前の複数の日のうちの非特異日の需要実績値と、前記特異日より後の複数の日のうちの非特異日の需要実績値との平均を計算し、前記特異日の需要実績値と、前記平均との比に基づき、前記特異日に対する前記調整係数を算出する
    請求項に記載の情報処理装置
  5. 前記予測部は、前記1つ以上の日のうちの特異日を特定し、前記特定した特異日に応じた調整係数により、前記特定した特異日の需要実績値を補正し、前記特異日の前記補正された需要実績値と、前記1つ以上の日のうち非特異日の需要実績値と、前記予測モデルとに基づき、前記予測対象の日の前記需要予測値を算出する
    請求項1~のいずれか一項に記載の情報処理装置
  6. 需要実績データにおける特異日の需要実績値を、前記特異日に応じた調整係数に基づき補正する前処理部と、
    前記特異日の前記補正された需要実績値と、前記需要実績データにおける非特異日の前記需要実績値とに基づき、需要量の予測モデルを生成するモデル生成部と、
    1つ以上の日の需要実績値と、前記1つ以上の日のうちの特異日に応じた調整係数と、前記予測モデルとに基づき、予測対象の日の需要予測値を算出する予測部と、
    前記予測対象の日が特異日の場合に、前記予測対象の日に応じた調整係数を用いて前記需要予測値を補正する、後処理部と、を備え、
    前記モデル生成部は、前記特異日の気象予測値と前記非特異日の気象予測値とを用いて、前記予測モデルを生成し、
    前記予測部は、前記1つ以上の日の気象予測値を用いて、前記需要予測値を算出する
    情報処理装置
  7. 前記前処理部は、前記特異日の第1時刻の需要実績値を、前記特異日の前記第1時刻に応じた調整係数に基づき補正し、
    前記モデル生成部は、前記特異日の前記第1時刻における前記補正された需要実績値と、前記非特異日の前記第1時刻における前記需要実績値とに基づき、前記予測対象の日の前記第1時刻における需要量の予測モデルを生成し、
    前記予測部は、前記予測対象の日の前記第1時刻より前の1つ以上の日の前記第1時刻の需要実績値と、前記1つ以上の日のうちの前記特異日の前記第1時刻に応じた調整係数と、前記予測モデルとに基づき、前記予測対象の日の前記第1時刻の需要予測値を算出し、
    前記後処理部は、前記予測対象の日が特異日の場合に、前記予測対象の日の前記第1時刻に応じた調整係数を用いて前記需要予測値補正する
    請求項1~のいずれか一項に記載の情報処理装置
  8. 前記前処理部は、前記需要実績値を前記調整係数で除算することにより前記需要実績値を補正し、
    前記後処理部は、前記需要予測値に前記調整係数を乗算することにより前記需要予測値補正する
    請求項1~のいずれか一項に記載の情報処理装置
  9. 前記需要実績値は、電力供給量の実績値であり、
    前記需要予測値は、前記電力供給量の予測値である
    請求項1~のいずれか一項に記載の情報処理装置
  10. 前記予測モデルは、回帰モデルである
    請求項1~のいずれか一項に記載の情報処理装置
  11. 前記後処理部により補正された前記需要予測値を表示する出力装置
    を備えた請求項1~10のいずれか一項に記載の情報処理装置
  12. 特異日の年内経過日数を調整係数と対応づけた調整係数データに基づき、需要実績データにおける特異日に応じた調整係数を特定し、前記需要実績データにおける特異日の需要実績値を、特定した前記調整係数に基づき補正するステップと、
    前記特異日の前記補正された需要実績値と、前記需要実績データにおける非特異日の前記需要実績値とに基づき、需要量の予測モデルを生成するステップと、
    1つ以上の日の需要実績値と、前記1つ以上の日のうちの特異日に応じた調整係数と、前記予測モデルとに基づき、予測対象の日の需要予測値を算出するステップと、
    前記予測対象の日が特異日の場合に、前記調整係数データに基づき前記予測対象の日に応じた調整係数を特定し、特定した前記調整係数を用いて前記需要予測値補正するステップと
    を備えた情報処理方法
  13. 特異日の年内経過日数を調整係数と対応づけた調整係数データに基づき、需要実績データにおける特異日に応じた調整係数を特定し、前記需要実績データにおける特異日の需要実績値を、特定した前記調整係数に基づき補正するステップと、
    前記特異日の前記補正された需要実績値と、前記需要実績データにおける非特異日の前記需要実績値とに基づき、予測対象の日における需要量の予測モデルを生成するステップと、
    1つ以上の日の需要実績値と、前記1つ以上の日のうちの特異日に応じた調整係数と、前記予測モデルとに基づき、予測対象の日の需要予測値を算出するステップと、
    前記予測対象の日が特異日の場合に、前記調整係数データに基づき前記予測対象の日に応じた調整係数を特定し、特定した前記調整係数を用いて前記需要予測値補正するステップと
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  14. 特異日の年内経過日数を調整係数と対応づけた調整係数データに基づき、1つ以上の日のうち前記特異日に応じた調整係数を特定し、前記特異日の需要実績値を、特定した前記調整係数により補正する前処理部と、
    前記特異日の前記補正された需要実績値と、前記1つ以上の日のうち非特異日の需要実績値とに基づき、需要量の予測モデルに従って、予測対象の日の需要予測値を算出する予測部と、
    前記予測対象の日が特異日の場合、前記調整係数データに基づき前記予測対象の日に応じた調整係数を特定し、前記需要予測値を、特定した前記調整係数により補正する後処理部と
    を備えた情報処理装置
  15. 前記後処理部は、前記需要予測値を逆補正する
    請求項1~11、14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
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