以下、本発明の一実施形態を、図1~図20を参照して説明する。なお、図面において、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[構成]
図1に示されるように、一実施形態に係るアクセス対象検索システム100は、インターネット500に接続されている。このインターネット500には、アクセス対象検索システム100に加えて、利用者端末装置3001,3002,…と、WEBサイトサーバ4001,4002,…とが接続されている。このため、アクセス対象検索システム100は、利用者端末装置3001,3002,…及びWEBサイトサーバ4001,4002,…との間で通信を行うことができるようになっている。ここで、利用者端末装置3001,3002,…としては、表示機能、音声出力機能、操作入力機能及びインターネット通信機能を有する装置、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等を採用することができる。
なお、本実施形態では、「アクセス対象」は、インターネット上においてURL等で特定されるWEBサイト、コンテンツ等や、アクセス対象検索システム100内に記憶されている、例えば、後述する個々の店舗という実体に対応する情報をいう。
上記のアクセス対象検索システム100は、図2に示されるように、汎用検索装置110と、専門検索装置120とを備えている。また、アクセス対象検索システム100は、共用記憶装置130を更に備えている。また、アクセス対象検索システム100は、管理者装置150を更に備えている。
なお、汎用検索装置110、専門検索装置120及び管理者装置150の構成については、後述する。ここで、汎用検索装置110は、検索分野を限定しない汎用検索を行うようになっている。また、本実施形態では、専門検索装置120は、グルメ分野の専門検索を行うようになっている。
また、管理者装置150は、アクセス対象検索システム100を管理するシステム管理者用の装置であり、システム全体を統括制御する。さらに、管理者装置150は、汎用検索装置110又は専門検索装置120が行う検索サービスとは異なるサービスを利用者に提供する。これらの検索サービスとは異なるサービスについては、後述する。
<共用記憶装置130の構成>
上記の共用記憶装置130は、汎用検索装置110及び専門検索装置120と接続されるとともに、ネットワーク500に接続されている。この共用記憶装置130は、登録部131と、抽出部132と、記憶ユニット133とを備えている。
上記の登録部131は、汎用検索装置110又は専門検索装置120から転送されてきた利用者による登録更新要求を受ける。そして、登録部131は、当該登録更新要求に対応して、記憶ユニット133内の登録内容の更新を行う。
なお、本実施形態では、利用者は、非会員の場合には、登録更新要求として、新規会員登録要求ができるようになっている。また、利用者は、会員の場合には、登録更新要求として、会員情報登録更新要求、評価情報登録更新要求、アンカー検索登録更新要求及びアンカー検索グル-プ登録更新要求ができるようになっている。
ここで、登録更新要求が新規会員登録要求であった場合には、登録部131は、登録更新が完了すると、新規会員の会員識別子(会員ID)とパスワードとの対を生成し、新規会員登録要求を送信した汎用検索装置110又は専門検索装置120へ生成結果を登録完了通知とともに返送するようになっている。また、登録更新要求が新規アンカー検索登録要求又はアンカー検索グル-プ登録更新要求であった場合には、登録部131は、登録更新が完了すると、新規アンカー検索用識別情報又は新規アンカー検索グループ識別情報を生成し、新規アンカー検索登録要求又はアンカー検索グル-プ登録更新要求を送信した汎用検索装置110又は専門検索装置120へ生成結果を登録完了通知とともに返送するようになっている。その他の種類の登録更新要求であった場合には、登録が完了すると、当該登録更新要求を送信した汎用検索装置110又は専門検索装置120へ登録完了報告を返送するようになっている。こうした登録部131が実行する処理の詳細については、後述する。
上記の抽出部132は、汎用検索装置110又は専門検索装置120から転送されてきた利用者による検索用入力操作内容を受ける。引き続き、抽出部132は、当該検索用入力操作内容に対応して、記憶ユニット133内の登録内容を参照して、抽出処理を行う。そして、抽出部132は、当該検索用入力操作内容を送信した汎用検索装置110又は専門検索装置120へ抽出結果を返送するようになっている。こうした抽出部132が実行する処理の詳細については、後述する。
なお、本実施形態では、利用者は、アンカー検索用検索、アンカー検索グループ用検索及び通常検索のサービスが受けられるようになっている。
上記の記憶ユニット133は、固定ディスク装置等の不揮発性の大容量記憶装置を備えて構成されている。この記憶ユニット133には、共用記憶装置130で利用される様々な情報データが記憶される。
こうした共用記憶装置130の記憶ユニット133に記憶される情報には、図3に示されるように、汎用検索用登録テーブルGSTと、汎用評価集約情報GLKと、アンカー検索登録テーブルARTと、アンカー検索グループ登録テーブルAGTとが含まれている。また、共用記憶装置130に記憶される情報には、専門検索用登録テーブルSSTと、専門評価集約情報SLKと、店舗情報テーブルSHTと、アクセス履歴情報AHTとが含まれている。ここで、汎用検索用登録テーブルGST及び専門検索用登録テーブルSSTから評価登録テーブルが構成されるようになっている。
上記の汎用検索用登録テーブルGSTは、汎用検索装置110を利用して行われる汎用検索に際して利用される。この汎用検索用登録テーブルGSTの内容については、後述する。
上記の専門検索用登録テーブルSSTは、専門検索装置110を利用して行われる専門検索に際して利用される。この専門検索用登録テーブルSSTの内容については、後述する。
上記のアクセス履歴情報AHTは、何時、誰が、どのアクセス対象へのアクセスを行ったかが、時間順に並べられた情報となっている。
<汎用評価集約情報GLKの内容>
上記の汎用評価集約情報GLKは、汎用検索用登録テーブルGSTに登録されている汎用検索語GWab(a=1,2,…;b=1,2,…)ごとに、対応して登録されているアクセス対象URLab,c(c=1,2,…)への評価結果(ブックマーク、付与ポイント、その他)及び影響度CFaに基づいて作成される。ここで、当該評価が高いほど、集約値が高くなるようになっている。
なお、抽出部132が、汎用検索用登録テーブルGSTにおける評価結果を参照しつつ、定期的に汎用評価集約情報GLKを更新するようになっている。なお、汎用検索用登録テーブルGSTの更新処理については、後述する。
<専門評価集約情報SLKの内容>
上記の専門評価集約情報SLKは、専門検索用登録テーブルSSTに登録されている専門検索語SWfg(f=1,2,…;g=1,2,…)ごとに、対応して登録されているアクセス対象SIDfg,h(h=1,2,…)への評価結果(ブックマーク、付与ポイント、その他)及び影響度CFaに基づいて作成される。ここで、当該評価が高いほど、集約値が高くなるようになっている。
なお、抽出部132が、専門検索用登録テーブルSSTにおける評価結果を参照しつつ、定期的に専門評価集約情報SLKを更新するようになっている。なお、汎用検索用登録テーブルGSTの更新処理については、後述する。
<店舗情報テーブルSHTの内容>
上記の店舗情報テーブルSHTでは、専門検索語SWij(i=1,2,…;j=1,2,…)ごとに、店舗ID(ID:識別子、識別情報)(SIDij,k(k=1,2,…))、店舗IDごとの属性SATij,k、店舗IDごとの代表URL(URSij,k)が関連付けられて登録されている。ここで、上記の専門評価集約情報SLKにおける専門検索語SWfgは、店舗情報テーブルSHTにおける専門検索語SWijに含まれるようになっている。また、専門評価集約情報SLKにおけるアクセス対象SIDfg,hは、店舗情報テーブルSHTにおける店舗ID(SIDij,k)に含まれるようになっている。また、属性SATij,kには、店舗名、住所、電話番号及び特徴、並びに、店舗紹介文等が登録されている。
なお、抽出部132が実行する店舗情報テーブルSHTの登録更新処理については、後述する。
<アンカー検索登録テーブルARTの内容>
次に、アンカー検索登録テーブルARTの内容について説明する。このアンカー検索登録テーブルARTでは、図4(A)に示されるように、汎用アンカー検索ID(GAIDd(d=1,2,…))に関連付けて、汎用アンカー検索語GWAd、及び、当該汎用アンカー検索語GWAdの登録者USRGAd,0が登録されている。また、アンカー検索登録テーブルARTでは、専門アンカー検索ID(SAIDe(e=1,2,…))に関連付けて、専門アンカー検索語(SWAe)、及び、当該専門アンカー検索語SWAeの登録者ID(USRSAe,0)が登録されている。
<アンカー検索グループ登録テーブルAGTの内容>
次いで、アンカーグループ登録テーブルAGTの内容について説明する。このアンカー検索グループ登録テーブルAGTでは、図4(B)に示されるように、汎用アンカー検索グループID(GAGIDf(f=1,2,…))に関連付けて、汎用アンカー検索グループ用検索語GWAGf、当該汎用アンカー検索グループ用検索語GWAGfの登録者(オーナ会員)USRGAGf,0、アンカー検索グループオプションOPG1、及び、アンカー検索グループのメンバー(オーナ会員及びフォロア会員)情報USRGAGf,g(g=0,1,…)が関連付けられて登録されている。また、アンカー検索グループ登録テーブルAGTでは、専門アンカー検索グループID(SAGIDh(h=1,2,…))に関連付けて、専門アンカー検索グループ用検索語(SWAGh)、当該専門アンカー検索グループ用検索語SWAGhの登録者(オーナ会員)ID(USRSAGh,0)、アンカー検索グループオプションOPSh、及び、アンカー検索グループのメンバー(オーナ会員及びフォロア会員)情報USRSAG,i(i=0,1,…)が関連付けられて登録されている。
なお、フォロア会員の情報には、最新の有効化日時、及び、現時点で有効化されているか否かの情報が付加されている。
上記のアンカー検索グループオプションOPGf、OPShには、アンカー検索グループ識別情報を一般公開するか否かを設定する公開設定、アンカー検索グループへの参加希望を行った会員に対して、オーナ会員がフォロア会員としての参加を認める権限及び除名する権限を有するか否かの参加認否権限設定が含まれている。
また、アンカー検索グループオプションOPGf、OPShには、オーナ会員により評価登録が行われているアクセス対象候補を他のアクセス対象候補よりも高い優先度で含む検索結果が提供されるか、アンカー検索グループのメンバーにより評価登録が行われているアクセス対象候補を他のアクセス対象候補よりも高い優先度で含む検索結果が提供されるかの提供優先度設定が含まれている。なお、以下の説明においては、前者の提供優先度設定を「第1提供優先度設定」とも記すとともに、後者の提供優先度設定を「第2提供優先度設定」とも記す。
本実施形態では、提供優先度設定が、第1提供優先度設定である場合には、フォロア会員利用者による評価結果が考慮されることなく、アクセス対象候補の提供が行われるようになっている。
なお、アンカー検索登録テーブルART及びアンカー検索グループ登録テーブルAGTの更新処理については、後述する。
<汎用検索用登録テーブルGSTの内容>
次いで、上記の汎用検索用登録テーブルGSTの内容について説明する。この汎用検索用登録テーブルGSTでは、図5に示されるように、会員利用者ID(IDa)により特定される会員利用者(以下、「会員利用者IDa」とも記す)に関連付けて、汎用検索語GWabが登録されるようになっている。また、当該会員利用者IDaに関連付けて、影響度CFa及びデモグラフィック情報DGIaが登録されるようになっている。
ここで、「影響度CFa」は、会員利用者IDaが指定した検索語又はその類義語を指定した検索が、会員利用者IDaが特定の検索語を指定した検索を行った後に、会員利用者IDa以外の利用者による当該検索語又はその類義語を指定した検索の変化数に応じて定められる。なお、抽出部132が、当該変化数を統計的に処理して、定期的に「影響度CFa」を更新するようになっている。
また、「デモグラフィック情報DGIa」は、会員利用者IDaにより会員登録時に指定される。なお、デモグラフィック情報DGIaとしては、年齢、職業、在住地、性別等を指定可能となっている。
また、汎用検索用登録テーブルGSTでは、汎用検索語GWabに関連付けられて、アクセス対象URLab,cが登録されるようになっている。そして、アクセス対象URLab,cに関連付けられて、ブックマーク設定、HIDDEN設定、付与ポイント設定、その他の設定、及び、並び順設定が登録されるようになっている。
ここで、「ブックマーク設定」は、アクセス対象URLab,cへの再アクセスの便宜を図るための再アクセス用の設定である。また、「HIDDEN設定」は、アクセス対象URLab,cを登録しておくが当面は隠しておくための設定である。なお、HIDDEN設定の登録がされると、ブックマーク設定、付与ポイント設定、その他の設定、及び、並び順設定は、HIDDEN設定の登録前の内容が保持される。図5では、そのことが点線によって示されている。
また、「付与ポイント設定」は、会員利用者がアクセス対象URLab,cに対して付与した評価ポイント値である。例えば、付与ポイントは、1~5の自然数のいずれかの値としたり、-5~5のいずれかの値としたりすることができる。本実施形態では、付与ポイントの値は1~5のいずれかであり、値が大きくなるほど高い評価となっている。そして、本実施形態では、付与ポイントが設定されていない場合には、付与ポイントの値を「3」とみなすようになっている。
また、「その他の設定」には、本実施形態では、会員利用者がアクセス対象URLab,cに対して会員利用者が任意に入力した口コミ情報及び評価段階情報等が設定される。ここで、評価段階情報は、本実施形態では、会員利用者が当該アクセス対象が気に入った程度の段階、例えば、「気に入った又は良かった(以下、「オキニ・グッド」とも呼ぶ)」、「いまいちであった(以下、「イマイチ」とも呼ぶ)」及び「問題外(以下、「NG」とも呼ぶ)の3段階なっている。
また、「並び順設定」には、会員利用者が汎用検索語GWabを指定した汎用検索要求を行った場合に、当該汎用検索語GWabに関連付けられているアクセス対象URLab,cがアクセス対象候補として利用者に提供される際の当該会員利用者が指定した並び順設定が設定される。
なお、アクセス情報検索システム100においては、新規会員登録が行われると、同一の「会員利用者IDa」の追加が、汎用検索用登録テーブルGST及び専門検索用登録テーブルSSTに対して行われるようになっている。
<専門検索用登録テーブルSSTの内容>
次いで、上記の専門検索用登録テーブルSSTの内容について説明する。この専門検索用登録テーブルSSTの構造は、図6に示されるように、上述した汎用検索用登録テーブルGSTに類似した構造となっている。すなわち、専門検索用登録テーブルSSTでは、汎用検索用登録テーブルGSTの場合と同様に、会員利用者IDaに関連付けて、専門検索語SWab、影響度CFa及びデモグラフィック情報DGIaが登録されるようになっている。
また、専門検索用登録テーブルSSTでは、専門検索語SWabに関連付けられて、アクセス対象SIDab,cが登録されるようになっている。ここで、アクセス対象SIDab,cは、上述した店舗情報テーブルSHTにおける店舗ID(SIDij,k)の一部となっている。
そして、専門検索用登録テーブルSSTでは、アクセス対象SIDab,cに関連付けられて、ブックマーク設定、HIDDEN設定、付与ポイント設定、その他の設定、及び、提供優先順位が登録されるようになっている。ここで、「ブックマーク設定」、「HIDDEN設定」、「付与ポイント設定」及び「並び順設定」は、上述した汎用検索用登録テーブルGSTの場合と同様になっている。
また、「その他の設定」には、会員利用者がアクセス対象SIDab,cに対して会員利用者が任意に入力した口コミ情報等に加えて、アクセス情報検索システム100側が勧誘する項目に関する意見が設定できるようになっている。かかる意見には、本実施形態では、食器の充実度に関する意見や、接客の丁寧度に関する意見が含まれるようになっている。
<汎用検索装置110の構成>
上記の汎用検索装置110は、図7に示されるように、処理制御ユニット111と、外部通信ユニット112とを備えている。
上記の処理制御ユニット111は、汎用検索装置110の全体を統括制御する。この処理制御ユニット111の構成の詳細については、後述する。
上記の外部通信ユニット112は、インターネット500を介して、当該インターネット500に接続されている他装置から送信された情報データを受信する。そして、外部通信ユニット112は、受信した情報データを処理制御ユニット111へ送る。なお、他装置から送信された情報データには、当該他装置の識別子が含まれるようになっている。また、会員利用者として操作された利用者端末装置から送信された情報データには、会員ID(ログイン時には、更にパスワード)が含まれるようになっている。
また、外部通信ユニット112は、処理制御ユニット111から送られた情報データを受ける。そして、外部通信ユニット112は、当該情報データを、インターネット500を介して当該他装置へ送信する。なお、処理制御ユニット111から送られる情報データには、他装置の識別子が含まれるようになっている。
すなわち、外部通信ユニット112を利用することにより、処理制御ユニット111は、インターネット500に接続された他装置との間で通信を行うことができるようになっている。
次に、上述した処理制御ユニット111の構成について説明する。この処理制御ユニット111は、登録処理部116と、検索処理部117とを備えている。
上記の登録処理部116は、インターネット500及び外部通信ユニット112を介し、利用者端末装置3001,3002,…から送信された登録更新要求を受信する。そして、登録処理部116は、当該登録更新要求を共用記憶装置130へ転送する。
また、登録処理部116は、転送された登録更新要求に応答して登録更新を実行した共用記憶装置130から返送された登録更新結果を受ける。そして、登録処理部116は、当該登録更新結果を含む情報を、外部通信ユニット112及びインターネット500を介して、当該登録更新要求を発行した利用者端末装置へ送信する。
なお、登録処理部116が実行する処理の詳細については、後述する。
上記の検索処理部117は、インターネット500及び外部通信ユニット112を介し、利用者端末装置3001,3002,…から送信された汎用検索要求を受信する。そして、検索処理部117は、当該汎用検索要求の内容を、汎用アクセス対象候補抽出要求として共用記憶装置130へ転送する。なお、当該汎用アクセス対象候補検索要求には、汎用通常検索要求、汎用アンカー検索用検索要求及び汎用アンカー検索グループ用検索要求が含まれる。
また、検索処理部117は、汎用アクセス対象候補抽出要求に応答して検索を実行した共用記憶装置130から返送された抽出結果を受ける。そして、検索処理部117は、当該抽出結果を含む情報を、外部通信ユニット112及びインターネット500を介して、当該汎用検索要求を発行した利用者端末装置へ送信する。
なお、検索処理部117が実行する処理の詳細については、後述する。
<専門検索装置120の構成>
上記の専門検索装置120は、図8に示されるように、処理制御ユニット121と、外部通信ユニット122とを備えている。
上記の処理制御ユニット121は、専門検索装置120の全体を統括制御する。この処理制御ユニット121の構成の詳細については、後述する。
上記の外部通信ユニット122は、インターネット500を介して、当該インターネット500に接続されている他装置から送信された情報データを受信する。そして、外部通信ユニット122は、受信した情報データを処理制御ユニット121へ送る。なお、他装置から送信された情報データには、当該他装置の識別子が含まれるようになっている。また、会員利用者として操作された利用者端末装置から送信された情報データには、会員ID(ログイン時には、更にパスワード)が含まれるようになっている。
また、外部通信ユニット122は、処理制御ユニット121から送られた情報データを受ける。そして、外部通信ユニット122は、当該情報データを、インターネット500を介して当該他装置へ送信する。なお、処理制御ユニット121から送られる情報データには、他装置の識別子が含まれるようになっている。
すなわち、外部通信ユニット122を利用することにより、処理制御ユニット121は、インターネット500に接続された他装置との間で通信を行うことができるようになっている。
次に、上述した処理制御ユニット121の構成について説明する。この処理制御ユニット121は、登録処理部126と、検索処理部127とを備えている。
上記の登録処理部126は、インターネット500及び外部通信ユニット122を介し、利用者端末装置3001,3002,…から送信された登録更新要求を受信する。そして、登録処理部126は、当該登録更新要求を共用記憶装置130へ転送する。なお、上述したように、当該登録更新要求には、利用者が非会員の場合における新規会員登録要求、並びに、利用者が会員の場合における会員情報登録更新要求、評価情報登録更新要求、アンカー検索登録更新要求及びアンカー検索グループ登録更新要求が含まれるようになっている。
また、登録処理部126は、転送された登録更新要求に応答して登録更新を実行した共用記憶装置130から返送された登録更新結果を受ける。そして、登録処理部126は、当該登録更新結果を含む情報を、外部通信ユニット112及びインターネット500を介して、当該登録更新要求を発行した利用者端末装置へ送信する。
なお、登録処理部126が実行する処理の詳細については、後述する。
上記の検索処理部127は、インターネット500及び外部通信ユニット112を介し、利用者端末装置3001,3002,…から送信された専門検索要求を受信する。そして、検索処理部127は、当該専門検索要求の内容を、専門アクセス対象候補抽出要求として共用記憶装置130へ転送する。なお、当該専門検索要求には、専門通常検索要求、専門アンカー用検索要求及び専門アンカー検索グループ用検索要求が含まれる。
また、検索処理部127は、専門アクセス対象候補抽出要求に応答して抽出を実行した共用記憶装置130から返送された抽出結果を受ける。そして、検索処理部127は、当該検索結果を含む情報を、外部通信ユニット122及びインターネット500を介して、当該専門検索要求を発行した利用者端末装置へ送信する。
<管理者装置150の構成>
上記の管理者装置150は、図9に示されるように、処理制御ユニット151と、外部通信ユニット152とを備えている。
上記の処理制御ユニット151は、管理者装置150の全体を統括制御する。この処理制御ユニット151の構成の詳細については、後述する。
上記の外部通信ユニット152は、インターネット500を介して、当該インターネット500に接続されている他装置から送信された情報データを受信する。そして、外部通信ユニット122は、受信した情報データを処理制御ユニット151へ送る。なお、他装置から送信された情報データには、当該他装置の識別子が含まれるようになっている。また、会員利用者として操作された利用者端末装置から送信された情報データには、会員ID(ログイン時には、更にパスワード)が含まれるようになっている。
また、外部通信ユニット152は、処理制御ユニット151から送られた情報データを受ける。そして、外部通信ユニット152は、当該情報データを、インターネット500を介して当該他装置へ送信する。なお、処理制御ユニット151から送られる情報データには、他装置の識別子が含まれるようになっている。
すなわち、外部通信ユニット152を利用することにより、処理制御ユニット151は、インターネット500に接続された他装置との間で通信を行うことができるようになっている。
次に、上述した処理制御ユニット151の構成について説明する。この処理制御ユニット151は、解析処理部156と、発信情報提供処理部157とを備えている。なお、処理制御ユニット151は、直接的に、記憶ユニット133にアクセスできるようになっている。
上記の解析処理部156は、定期的に定期解析処理(第1解析処理)を行う。この定期解析処理については、後述する。
また、解析処理部156は、インターネット500及び外部通信ユニット152を介し、取引主体会員の利用者端末装置から送信された、アクセス対象を指定したアクセス態様解析依頼を受信する。ここで、「取引主体会員」とは、アクセス対象に対応する商品又はサービスの取引を行っている取引主体である会員をいう。
解析処理部156は、当該解析依頼に応じてアクセス態様解析処理(第2解析処理)を行う。そして、当該アクセス態様解析処理による解析結果を、外部通信ユニット152及びインターネット500を介して、当該解析依頼を発行した利用者端末装置へ送信する。なお、当該アクセス態様解析処理については、後述する。
上記の発信情報提供処理部157は、インターネット500及び外部通信ユニット152を介し、取引主体会員の利用者端末装置から送信された、アクセス対象、発信情報及び最大会員数を指定した発信情報提供依頼を受信する。そして、発信情報提供処理部157は、当該発信情報の提供先である会員を選択した後、外部通信ユニット152及びインターネット500を介して、当該選択された会員に当該発信情報を提供する。なお、発信情報提供処理部157が実行する処理の詳細については、後述する。
[動作]
次に、上記のように構成されたアクセス対象検索システム100の動作について、汎用検索装置110の処理制御ユニット111における登録処理部116及び検索処理部117、専門検索装置120の処理制御ユニット121における登録処理部126及び検索処理部127、並びに、共用記憶装置130における登録部131及び抽出部132が実行する処理、管理者装置150の解析処理部156と、発信情報提供処理部157が実行する処理に主に着目して説明する。
なお、本実施形態では、登録処理部116、登録処理部126及び登録部131から登録処理ユニットが構成されるようになっている。また、検索処理部117、検索処理部127及び抽出部132から検索処理ユニットが構成されるようになっている。
<登録処理部116が実行する処理>
まず、登録処理部116が実行する処理について説明する。
かかる処理に際しては、図10に示されるように、まず、ステップS11において、登録処理部116が、利用者端末装置のいずれかから登録更新要求を受信したか否かを判定する。ステップS11における判定の結果が否定的であった場合(ステップS11:N)には、ステップS11の処理が繰り返される。
なお、本実施形態では、上述したように、当該登録更新要求は、利用者が非会員の場合における新規会員登録要求、並びに、利用者が会員の場合における会員情報登録更新要求、評価情報登録更新要求、アンカー検索登録更新要求及びアンカー検索グループ登録更新要求のいずれかとなっている。ここで、当該登録更新要求が新規会員登録要求の場合には、利用端末装置識別子のみが含まれ、他の登録更新要求の場合には、利用端末装置識別子に加えて会員IDが含まれる。
登録更新要求を受信し、ステップS11における判定の結果が肯定的となると(ステップS11:Y)、処理はステップS12へ進む。このステップS12では、登録処理部116が、受信した登録更新要求を、汎用検索用の登録更新要求である旨(以下、「汎用検索用登録更新要求指定」という)を含む登録更新要求識別子を付加した上で登録部131へ転送する。そして、処理はステップS13へ進む。
ステップS13では、登録処理部116が、登録部131から登録完了報告を受信したか否かを判定する。ステップS13における判定の結果が否定的であった場合(ステップS13:N)には、ステップS13の処理が繰り返される。
なお、登録完了報告には、当該登録完了報告の送信先を特定するための利用端末装置識別子が付加されている。また、新規会員登録要求完了報告の場合には、新たに付与された会員ID及びパスワードが含まれるようになっている。
登録更新報告を受信し、ステップS13における判定の結果が肯定的となると(ステップS13:Y)、処理はステップS14へ進む。このステップS14では、登録処理部116が、受信した登録更新報告を、対応する登録更新要求を発行した利用者端末装置へ送信する。そして、処理はステップS11へ戻る。
以後、ステップS11~S14の処理が繰り返される。なお、ステップS11~S14の処理は、登録更新要求ごとに並行して実行される。
<登録処理部126が実行する処理>
次に、登録処理部126が実行する処理について説明する。
かかる処理は、上述したステップS12において、検索用の登録更新要求である場合には、登録処理部126が、受信した登録更新要求に専門検索用の登録更新要求である旨(以下、「専門検索用登録更新要求指定」という)を含む登録更新要求識別子及び付加した上で登録部131へ転送することを除いて、上述した登録処理部116の場合と同様の処理となっている。
なお、登録更新要求が、アクセス対象を少なくとも1つ指定した取引主体会員としての登録更新要求である場合には、登録処理部116及び登録処理部126のいずれも、当該登録更新要求を、取引主体会員登録要求指定を含む取引主体会員登録要求識別子を付加した上で登録部131へ転送する。
<登録部131が実行する処理>
次いで、登録部131が実行する処理について説明する。なお、登録部131が実行する処理には、登録処理部116から受信した登録更新要求に対応して実行される第1登録処理と、登録処理部126から受信した登録更新要求に対応して実行される第2登録処理がある。
《第1登録処理》
第1登録処理に際しては、図11に示されるように、まず、ステップS21において、登録部131が、汎用検索用登録更新要求指定が付加された登録更新要求を受信したか否かを判定する。ステップS21における判定の結果が否定的であった場合(ステップS21:N)には、ステップS21の処理が繰り返される。
当該登録更新要求を受信し、ステップS21における判定の結果が肯定的となると(ステップS21:Y)、処理はステップS22へ進む。このステップS22では、登録部131が、受信した登録更新要求が新規会員登録要求である否かを判定する。なお、新規会員登録要求では、デモグラフィック情報の指定が含まれることもあるし、含まれないこともある。
新規会員登録要求を受信し、ステップS22における判定の結果が肯定的となると(ステップ22:Y)、処理はステップS23へ進む。このステップS23では、登録部131が、新規会員登録処理を行う。
この新規会員登録処理では、登録部131が、新たな会員ID及びパスワードの対を生成する。また、登録部131は、汎用検索用登録テーブルGST内に当該生成された会員IDの項目を登録する。また、当該新規会員登録にデモグラフィック情報の指定が含まれる場合には、登録部131は、当該デモグラフィック情報を、当該会員IDに関連付けて汎用検索用登録テーブルGST内に登録する。
さらに、登録部131は、専門検索用登録テーブルSST内に当該生成された会員IDの項目を登録する。また、当該新規会員登録にデモグラフィック情報の指定が含まれる場合には、登録部131は、当該デモグラフィック情報を、当該会員IDに関連付けて専門検索用登録テーブルSST内に登録する。
なお、新規登録更新要求が、取引主体会員新規登録要求であった場合には、登録部131が、新たな取引主体会員ID及びパスワードの対を生成する。そして、登録部131が、記憶ユニット113内の取引主体会員登録テーブル(図3では、不図示)内に、当該生成された取引主体会員IDに関連付けて、新規登録更新要求で指定された少なくとも1つのアクセス対象を登録する。
引き続き、登録部131は、生成された会員ID及びパスワード含む登録更新完了報告を登録処理部116へ返送する。こうして登録処理部116への登録更新完了報告の返送が終了すると、ステップS23の処理が終了する。そして、処理はステップS21へ戻る。
上述したステップS22における判定の結果が否定的であった場合(ステップS22:N)には、処理はステップS24へ進む。このステップS24では、登録部131が、受信した登録更新要求が会員情報登録更新要求か否かを判定する。なお、会員情報登録更新要求は、会員登録抹消要求及び検索用の登録更新要求の場合におけるデモグラフィック情報更新要求のいずれかとなっている。
ステップS24における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS24:Y)には、処理はステップS25へ進む。このステップS25では、登録部131が、会員情報登録更新処理を行う。
かかる会員情報登録更新処理に際して、受信した登録更新要求が会員情報削除更新要求であった場合には、登録部131が、会員情報登録更新要求に含まれる会員IDに対応する項目を、汎用検索用登録テーブルGST内から削除する。さらに、登録部131は、当該会員IDに対応する項目を、専門検索用登録テーブルSST内から削除する。
また、登録部131は、当該会員IDに対応するアンカー検索登録を、アンカー登録テーブルART内から削除する。さらに、登録部131は、当該会員IDに対応する項目を、アンカー検索グループ登録テーブルAGT内から削除する。
さらに、取引主体会員による取引主体会員登録削除要求であった場合には、当該会員IDに対応する取引主体会員登録を、取引主体会員登録テーブルから削除する。
そして、登録部131は、登録更新完了の報告を登録処理部116へ返送する。
また、受信した登録情報更新要求がデモグラフィック情報更新要求であった場合には、会員情報登録更新要求に含まれる会員IDに関連付けられているデモグラフィック情報を、デモグラフィック情報更新要求において指定された内容に更新する。そして、登録部131は、登録更新完了の報告を登録処理部116へ返送する。
こうして登録処理部116への登録更新完了報告の返送が終了すると、ステップS25の処理が終了する。そして、処理はステップS21へ戻る。
上述したステップS24における判定の結果が否定的であった場合(ステップS24:N)には、処理はステップS26へ進む。このステップS26では、登録部131が、受信した登録更新要求が評価情報登録更新要求か否かを判定する。なお、評価情報登録更新要求では、アクセス対象及びその評価項目(ブックマーク、HIDDEN、付与ポイント、その他及び提供優先順位)の少なくとも1つの評価設定を指定した評価指定が含まれている。
ステップS26における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS26:Y)には、処理はステップS27へ進む。このステップS27では、登録部131が、評価情報登録更新処理を行う。
かかる評価情報登録更新処理に際して、登録部131は、受信した評価情報登録更新要求における指定内容に従って、汎用検索用登録テーブルGST内の評価項目の内容を更新する。そして、登録部131は、登録更新完了の報告を登録処理部116へ返送する。
なお、会員利用者により特定されたアクセス対象に対する新たな検索語の指定が可能となっている。かかる新たな検索語を指定した評価登録録要求(ブックマーク登録要求)を受信した場合、登録部131は、当該新たな検索語に関連付けて当該特定されたアクセス対象についてのブックマーク登録を、新たな検索語を指定した会員利用者によるブックマーク登録として、汎用検索用登録テーブルGST内に追加する。
こうして登録処理部116への登録更新完了報告の返送が終了すると、ステップS27の処理が終了する。そして、処理はステップS21へ戻る。
上述したステップS26における判定の結果が否定的であった場合(ステップS26:N)には、処理はステップS28へ進む。このステップS28では、登録部131が、受信した登録更新要求がアンカー検索登録更新要求であるか否かを判定する。なお、アンカー検索登録更新要求は、新規アンカー検索登録要求及びアンカー検索登録抹消要求のいずれかとなっている。
ステップS28における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS28:Y)には、処理はステップS29へ進む。このステップS29では、登録部131が、アンカー検索登録更新処理を行う。
かかるアンカー検索登録更新処理に際して、登録部131は、受信したアンカー検索登録更新要求が新規アンカー検索登録要求であった場合には、登録部131は、新たな汎用アンカー検索ID及び当該汎用アンカー検索IDの識別情報(例えば、URL等:以下、「アンカー検索識別子」とも呼ぶ)を生成する。引き続き、アンカー検索登録テーブルART内に当該生成された汎用アンカー検索IDの項目を追加する。また、登録部131は、当該汎用検索IDに関連付けて、当該新規アンカー検索登録要求に含まれている汎用検索語及び会員(登録者会員)IDをアンカー検索登録テーブルART内に登録する。そして、登録部131は、生成されたアンカー検索識別子を含む登録更新完了の報告を登録処理部116へ返送する。
また、受信したアンカー検索登録更新要求が、登録者会員によるアンカー検索登録抹消要求であった場合には、登録部131は、当該アンカー検索登録更新要求に含まれるアンカー検索識別子に対応する汎用アンカー検索ID及び当該汎用アンカー検索IDに関連付けて登録されている項目をアンカー検索登録テーブルART内から削除する。そして、登録部131は、登録更新完了の報告を登録処理部116へ返送する。
こうして登録処理部116への登録更新完了報告の返送が終了すると、ステップS25の処理が終了する。そして、処理はステップS21へ戻る。
上述したステップS28における判定の結果が否定的であった場合(ステップS28:N)には、処理はステップS28Bへ進む。このステップS28Bでは、登録部131が、受信した登録更新要求がアンカー検索グループ登録更新要求であるか否かを判定する。なお、アンカー検索グループ登録更新要求は、新規アンカー検索グループ登録要求、アンカー検索グループ登録抹消要求、アンカー検索グループ新規参加登録要求、アンカー検索グループ参加登録抹消要求、アンカー検索グループ除名登録要求、アンカー検索グループ参加再有効化要求及び提供優先度変更要求のいずれかとなっている。
ステップS28Bにおける判定の結果が肯定的であった場合(ステップS28B:Y)には、処理はステップS29Bへ進む。このステップS29Bでは、登録部131が、アンカー検索グループ登録更新処理を行う。
かかるアンカー検索グループ登録更新処理に際して、登録部131は、受信したアンカー検索グループ登録更新要求が新規アンカー検索グループ登録要求であった場合には、登録部131は、新たな汎用アンカー検索グループID及び当該汎用アンカー検索グループIDの識別情報(例えば、URL等:以下、「汎用アンカー検索グループ識別子」とも呼ぶ)を生成する。引き続き、アンカー検索グループ登録テーブルAGT内に当該生成された汎用アンカー検索グループIDの項目を追加する。また、登録部131は、当該汎用アンカー検索グループIDに関連付けて、当該新規アンカー検索グループ登録要求に含まれている汎用検索語及びアンカー検索グループオプションをアンカー検索グループ登録テーブルAGT内に登録する。また、登録部131は、当該新規アンカー検索グループ登録要求に含まれている会員(オーナ会員)IDをアンカー検索グループ登録テーブルAGT内に登録する。そして、登録部131は、生成されたアンカー検索グループ識別子を含む登録更新完了の報告を登録処理部116へ返送する。
なお、新規アンカー検索グループ登録要求に含まれるアンカー検索グループオプションにおける公開設定が「アンカー検索グループ識別情報を一般公開する」設定であった場合には、登録部131は、生成されたアンカー検索グループ識別子を指定した一般公開要求を管理者装置150へ送る。この一般公開要求を受けた一般公開要求を受けた管理者装置150の処理制御ユニット151は、例えば、会員利用者であれば開くことができるページ画面に当該アンカー検索グループ識別情報を表示させるようにする。
また、受信したアンカー検索グループ登録更新要求が、オーナ会員によるアンカー検索グループ登録抹消要求であった場合には、登録部131は、当該アンカー検索グループ登録更新要求に含まれるアンカー検索グループ識別子に対応する汎用アンカー検索グループID及び当該アンカー検索グループIDに関連付けて登録されている項目をアンカー検索グループ登録テーブルAGT内から削除する。そして、登録部131は、登録更新完了の報告を登録処理部116へ返送する。
また、受信したアンカー検索グループ登録更新要求がアンカー検索グループ登録新規参加要求であり、かつ、対象となる登録対象となるアンカー検索グループ登録のオプションの参加認否権限設定において、「オーナ会員がフォロア会員の参加を認める」権限の設定がされていない場合には、登録部131は、アンカー検索グループ登録テーブルAGT内において当該新規アンカー検索グループ登録要求で指定されているアンカー検索グループ識別子に対応する汎用アンカー検索グループIDに関連付けられているメンバー項目内に、新規参加会員ID、及び、有効化日時としての新規参加日時を追加する。
一方、参加認否権限設定において、「オーナ会員がフォロア会員の参加を認める」権限の設定がされている場合には、オーナ会員による参加許可が得られた後に、メンパー項目内に、新規参加会員ID、及び、有効化日時としての新規参加日時を追加する。なお、オーナ会員による参加許可が得られたか否かが、アンカー検索グループ登録更新要求を発行した会員に通知されるようになっている。
また、受信したアンカー検索グループ登録更新要求が、フォロア会員によるアンカー検索グループ参加抹消要求であった場合には、登録部131は、当該アンカー検索グループ登録更新要求に含まれるフォロア会員に関する情報を、アンカー検索グループ登録テーブルAGT内において当該アンカー検索グループ登録更新要求で指定されているアンカー検索グループ識別子に対応する汎用アンカー検索グループIDに関連付けられているメンバー項目内から削除する。そして、登録部131は、登録更新完了の報告を登録処理部116へ返送する。
また、受信したアンカー検索グループ登録更新要求が、除名権限を有するオーナ会員によるアンカー検索グループ除名登録要求であった場合には、登録部131は、当該アンカー検索グループ登録更新要求に含まれるフォロア会員に関する情報を、アンカー検索グループ登録テーブルAGT内において当該アンカー検索グループ登録更新要求で指定されているアンカー検索グループ識別子に対応する汎用アンカー検索グループIDに関連付けられているメンバー項目内から削除する。そして、登録部131は、登録更新完了の報告を登録処理部116へ返送する。
なお、登録部131は、最新のアンカー検索グループの識別子を利用したフォロア会員としての検索権限の有効化日時から所定期間(例えば、1週間)が経過すると、当該検索権限の無効化を行うようになっている。そこで、アンカー検索グループ登録更新要求として当該無効化されたフォロア会員による当該検索権限の有効化希望を受信すると、登録部131は、当該有効化希望で指定されているアンカー検索グループ識別子に対応する汎用アンカー検索グループIDに関連付けられているメンバー項目内における当該フォロア会員についての検索権限の有効化登録を行う。そして、登録部131は、登録更新完了の報告を登録処理部116へ返送する。
また、受信したアンカー検索グループ登録更新要求が、オーナ会員による提供優先度変更要求であった場合には、指定された提供優先度変更を変更する。
こうして登録処理部116への登録更新完了報告の返送が終了すると、ステップS25の処理が終了する。そして、処理はステップS21へ戻る。
《第2登録処理》
登録処理部126が実行する第2登録処理は、上述した第1登録処理における「汎用」を「専門」に、また、「専門」を「汎用」に、符号を含めて読み替えた処理と同様となっている。
<検索処理部117が実行する処理>
次いで、検索処理部117が実行する処理について説明する。
なお、本実施形態では、検索処理部117が受信する汎用検索要求には、汎用アンカー検索用検索要求、汎用アンカー検索グループ用検索要求又は汎用通常検索要求のいずれかとなっている。ここで、利用者が非会員の汎用アンカー検索用検索要求又は汎用アンカー検索グループ用検索要求の場合には、汎用アンカー検索識別子又は汎用アンカー検索グループ識別子、及び、利用端末装置識別子が含まれ、利用者が会員の汎用アンカー検索用検索要求の場合には、汎用アンカー検索識別子又は汎用アンカー検索グループ識別子、及び、利用端末装置識別子に加えて会員IDが含まれる。
また、利用者が非会員の通常汎用検索要求の場合には、当該利用者による汎用検索語入力操作内容及び利用端末装置識別子が含まれ、利用者が会員の場合には、当該利用者による汎用検索語入力操作内容及び利用端末装置識別子に加えて会員IDが含まれる。ここで、汎用検索語入力操作内容には、1字ごとの入力操作、「漢字変換」入力操作等が含まれている。
かかる処理に際しては、図12に示されるように、まず、ステップS31において、検索処理部117が、汎用検索要求を受信したか否かを判定する。ステップS31における判定の結果が否定的であった場合(ステップ31:N)の場合には、ステップS31の処理が繰り返される。
汎用検索要求を受信し、ステップS31における判定の結果が肯定的となると(ステップS31:Y)、処理はステップS32へ進む。このステップS32では、検索処理部117が、受信した汎用検索要求が汎用アンカー検索用検索要求又は汎用アンカー検索グループ用検索要求であるか否かを判定する。ステップS32における判定の結果が否定的であった場合(ステップS32:N)には、処理は、後述するステップS38へ進む。
ステップS32における判定結果が肯定的であった場合(ステップS32:Y)には、処理はステップS33へ進む。このステップS33では、検索処理部117が、受信した汎用アンカー検索用検索要求又は汎用アンカー検索グループ用検索要求を、汎用検索用の検索要求である旨(以下、「汎用検索要求指定」という)を含む汎用検索要求識別子を付加した上で、汎用アンカー検索用抽出要求又は汎用アンカー検索グループ用抽出要求として抽出部132へ転送する。そして、処理はステップS34へ進む。
ステップS34では、検索処理部117が、抽出部132から抽出結果を受信したか否かを判定する。ステップS34における判定の結果が否定的であった場合(ステップS34:N)には、ステップS34の処理が繰り返される。
なお、抽出結果には、会員利用者の場合には最大で所定数N1のアクセス対象候補、また、非会員利用者の場合には最大で所定数N2(<N1)のアクセス対象候補、及び、当該抽出結果の送信先を特定するための利用端末装置識別子が付加されている。
抽出結果を受信し、ステップS34における判定の結果が肯定的となると(ステップS34:Y)、処理はステップS35へ進む。このステップS34では、検索処理部117が、受信した抽出結果を、対応する汎用アンカー検索用検索要求又は汎用アンカー検索グループ用検索要求を発行した利用者端末装置へ送信する。そして、処理はステップS36へ進む。
汎用検索の抽出結果に、専門検索に対応して登録されているアクセス対象(専門アクセス対象)が含まれる場合には、当該抽出結果における専門アクセス対象には、専門検索装置の識別情報が付加されるようになっている。この結果、利用者端末装置の表示部には、図14(A)において例示されているような表示が行われることになる。
ステップ36では、検索処理部117が、今回のアンカー検索用検索処理又はアンカー検索グループ用検索処理を終了するか否かを判定する。なお、ステップS36では、検索処理部117が、利用者が今回の検索の中止操作が行った場合(いわゆる「EXIT」操作を行った場合)、又は、提供されたアクセス対象候補のいずれかを選択した場合に、当該利用者が使用している利用者端末装置から今回の検索終了指令が送信されるようになっている。
ステップS36における判定の結果が否定的であった場合(ステップS36:N)には、ステップS36の処理が繰り返される。一方、ステップS36の判定の結果が肯定的となると(ステップS36:Y)、検索処理部117が、抽出終了指令を抽出部132へ送信した後に、今回の検索処理を終了する。そして、処理は、上述した図12のステップS31へ戻る。
上述したステップS32における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS32:N)には、処理はステップS38へ進む。このステップS38では、検索処理部117が、通常検索処理を行う。なお、当該通常検索処理については、後述する。
ステップ38の処理が終了すると、処理はステップS31へ戻る。以後、上述したステップS31~S38の処理が繰り返される。なお、ステップS31~S38の処理は、検索要求ごとに並行して実行される。
《通常検索処理》
次いで、ステップS38で実行される通常検索処理について説明する。
かかる通常検索処理に際しては、図13に示されるように、まず、ステップS41において、検索処理部117が、今回の通常検索処理を終了するか否かを判定する。なお、ステップS41では、検索処理部117が、利用者が今回の汎用アンカー検索の中止操作が行った場合(いわゆる「EXIT」操作を行った場合)に、当該利用者が使用している利用者端末装置から送信された今回の検索に関する検索終了指令を受信したか否かを判定することにより、今回の通常検索処理を終了すると判定するようになっている。
ステップS41における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS41:Y)には、通常検索処理が終了し、処理は、上述した図12のステップS31へ戻る。一方、ステップS41における判定の結果が否定的であった場合(ステップS41:N)には、処理はステップS42へ進む。
ステップS42では、検索処理部117が、所定文字数(本実施形態では、表音文字数換算)NLの文字列を受信したか否かを判定する。ステップS42における判定の結果が否定的であった場合(ステップS42:N)には、処理はステップS41に戻る。そして、ステップS41,S42の処理が繰り返される。
所定文字数NLの文字列を受信し、ステップS42における判定の結果が肯定的となると(ステップS42:Y)、処理はステップS43へ進む。このステップS43では、検索処理部117が、受信文字列に汎用検索要求識別子を付加した汎用通常検索用抽出要求を抽出部132へ転送する。
引き続き、ステップS44において、検索処理部117が、抽出部132から抽出結果を受信したか否かを判定する。ステップS44における判定の結果が否定的であった場合(ステップS44:N)には、ステップS44の処理が繰り返される。
なお、抽出結果には、上述した汎用アンカー検索の場合と同様の数のアクセス対象候補、及び、当該抽出結果の送信先を特定するための利用端末装置識別子が付加されている。
抽出結果を受信し、ステップS44における判定の結果が肯定的となると(ステップS44:Y)、処理はステップS45へ進む。このステップS45では、検索処理部117が、受信した抽出結果を、対応する汎用検索要求を発行した利用者端末装置へ送信する。そして、処理はステップS46へ進む。
ステップS46では、検索処理部117が、今回の通常検索処理を終了するか否かを判定する。なお、ステップS46では、利用者が今回の検索の中止操作が行った場合(いわゆる「EXIT」操作を行った場合)、又は、提供されたアクセス対象候補のいずれかを選択した場合に当該利用者が使用している利用者端末装置から送信された汎用通常検索終了指令を受信したか否かを判定することにより、検索処理部117は、今回の通常検索処理を終了すると判定するようになっている。
ステップS46における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS46:Y)には、検索処理部117が、抽出終了指令を抽出部132へ送信した後に、通常検索処理を終了する。そして、処理は、上述した図12のステップS31へ戻る。
一方、ステップS46における判定の結果が否定的であった場合(ステップS46:N)には、処理はステップS47へ進む。このステップS47では、検索処理部117が、追加文字入力操作を受信したか否かを判定する。
なお、追加文字入力操作には、検索処理部117が内部辞書を利用した検索語入力支援に応じた、利用者による検索語入力操作が含まれる。図14(B)には、汎用通常検索の際の当該内部辞書を利用した入力支援時における利用者端末装置の表示部の表示例が示されている。
図14(B)に示されるように、当該表示部の汎用検索用の検索語入力フィールドGSFに表示される文字列「A」の検索語入力が利用者により行われると、検索処理部117が、「A」に対応する辞書表示領域GDCに検索語候補として「A1,A2,A3,…」を表示される。そして、当該検索語候補の1つが利用者により選択されると、当該選択操作が、当該利用者端末装置から検索処理部117へ送信される。
なお、本実施形態では、例えば、「A」が「上野」であった場合には、地域であったと推定したうえで、次のようにして、検索語候補が選択されるようになっている。
(1)「上野」の様に同名の駅名と地名がある場合は、駅名を優先して表示することとする。
(2)「上野」の様に同名の駅名と地名(複数)、および先頭一致の駅名が存在する場合は、デフォルトの表示順は「上野駅」→「上野(東京都 台東区)上野駅の最寄りの上野」⇒「上野(その他の上野の地名)」⇒先頭に「上野」が付く駅名の順で表示することとする。
(3)「上野」の様に同名の地名(複数)が複数の読み方(例;「あがの」「うえの」「うわの」「かみの」「わの」)を持つ場合、その中の並べ方は「五十音順」⇒「郵便番号の昇順」とする。
図13に戻り、ステップS47における判定の結果が否定的であった場合(ステップS47:N)には、処理はステップS46に戻る。そして、ステップS46,S47の処理が繰り返される。
追加文字入力操作を受信し、ステップS47における判定の結果が肯定的となる(ステップS47:Y)と、処理はステップS48へ進む。このステップS48では、追加文字入力操作結果を抽出部132へ送る。
ステップS48の処理が終了すると、処理はステップS44へ戻る。以後、ステップS44~S48の処理が、ステップS46における判定の結果が肯定的となりまで繰り返される。
<検索処理部127が実行する処理>
検索処理部127が実行する処理は、上述した検索処理部117が実行する処理と比べて、検索語入力支援が異なっている。
検索処理部127は、専門検索用の検索語の入力用画面として、検査語入力用領域を、複数のフィルタリング用語のそれぞれの入力用の入力用領域を有する画面を、利用者端末装置の表示部に表示させる。こうした当該表示部における表示例が図14(C)に示されている。ここで、複数のフィルタリング用語のそれぞれのカテゴリ範囲は、予め定められるようになっている。
図14(C)では、第1フィルタリング用語の入力用領域SFF及び第2フィルタリング用語の入力用領域SSFが用意される例が示されている。なお、図14(B)の例は、第1フィルタリング用語のカテゴリ範囲が「地域」であり、ここで、第2フィルタリング用語のカテゴリ範囲が「ジャンル」である例となっている。
なお、検索処理部127による検索語入力支援においても、検索処理部126による検索語入力支援と同様に、内部辞書を利用した検索語入力支援を行うようになっている(図14(C)参照)。
上記の相違点を除いて、検索処理部127は、上述した検索処理部117が実行する処理における「汎用」を「専門」に読み替えた処理と同様となっている。
<抽出部132が実行する処理>
次いで、抽出部132が実行する処理について説明する。なお、抽出部132が実行する処理には、汎用評価集約情報更新処理、専門評価集約情報更新処理、店舗情報更新処理に加えて、検索処理部117から受信した汎用アクセス対象候補抽出要求に対応して実行される第1アクセス対象候補抽出処理(第1抽出処理)と、検索処理部127から受信した専門アクセス対象候補抽出要求に対応して実行される第2アクセス対象候補抽出処理(第2抽出処理)と、口コミ情報等抽出処理とがある。
《汎用評価集約情報更新処理》
まず、上記の汎用評価集約情報更新処理について説明する。なお、汎用評価集約情報更新処理においては、汎用検索語ごとに、評価集約が行われる。この汎用評価集約情報更新処理は、定期的に行われる。
かかる汎用評価集約情報更新処理に際して、抽出部132は、汎用検索用登録テーブルGST内を検索し、当該汎用検索用登録テーブルGSTに登録されている汎用検索語GWabごとに対応して登録されているアクセス対象URLab,cごとの個別評価集約を行う。例えば、抽出部132は、アクセス対象URLab,cごとに、個別汎用集約値IGPab,cを、次の(1)式により算出する。
IGPab,c=(k3・(ブックマーク設定の有無)+(付与ポイント)
+(「その他」の評価値))・CFc …(1)
ここで、(ブックマーク設定の有無)は、ブックマーク登録があった場合には「1」であり、ブックマーク登録がなかった場合には「0」である。また、(「その他」の評価値)は、「その他」に含まれる口コミ情報等を解析して得られる評価内容の相当値である。さらに、影響度CFcは、上述したように、会員利用者IDaが指定した検索語又はその類義語を指定した検索が、会員利用者IDaが特定の検索語を指定した検索を行った後に、会員利用者IDa以外の利用者による当該検索語又はその類義語を指定した検索の変化数に応じて定められる値となっている。
なお、係数kSは、ブックマーク設定の評価に関する重要度に応じて、予め定められる。また、「HIDDEN設定」がされているアクセス対象については、個別汎用集約値IGPab,cの算出は行われないようになっている。
個別汎用集約値IGPab,cを算出すると、抽出部132は、対応するアクセス対象URLに関する個別汎用集約値の平均値を、汎用集約値GPab,cとして算出する。そして、抽出部132は、算出された汎用GPab,cを汎用評価集約情報GLK内に更新登録する。
《専門評価集約情報更新処理》
次に、専門評価集約情報更新処理について説明する。なお、専門評価集約情報更新処理においては、専門検索語ごとに、評価集約が行われる。この専門評価集約情報更新処理は、定期的に行われる。かかる専門評価集約情報更新処理は、上述した汎用評価集約情報更新処理における「汎用」を「専門」に、符号を含めて読み替えた処理と同様となっている。
《店舗情報更新処理》
上記の店舗情報更新処理は、店舗情報テーブルSHTに登録されていない専門検索語を指定した専門検索要求が利用者により行われた場合、及び、定期的に実行される。
店舗情報テーブルSHTに登録されていない専門検索語を指定した専門検索要求が利用者により行われた場合には、抽出部132は、当該専門検索語をキーワードとして、ネットワーク500を介して検索を行う。引き続き、抽出部132は、当該検索の結果に基づいて、当該専門検索語に対する店舗ID、店舗IDごとの属性SAT、店舗IDごとの代表URLを抽出する。そして、抽出部132は、抽出結果を、店舗情報テーブルSHT内に追加登録する。
また、抽出部132は、定期的に、店舗情報テーブルSHT内に登録されている専門検索語をキーワードとして、ネットワーク500を介して検索を行う。引き続き、抽出部132は、当該検索の結果に基づいて、当該専門検索語に対する店舗ID、店舗IDごとの属性SAT、店舗IDごとの代表URLを抽出する。そして、抽出部132は、抽出結果を、店舗情報テーブルSHT内における当該専門検索語に対する店舗ID、店舗IDごとの属性SAT、店舗IDごとの代表URLの登録更新を行なう。
《第1抽出処理》
第1抽出処理、すなわち、汎用アクセス対象候補抽出処理においては、抽出部132は、汎用検索要求の発行者が会員利用者である場合には、最大で所定数N1のアクセス対象候補を抽出し、汎用検索要求の発行者が非会員利用者である場合には、最大で所定数N2のアクセス対象候補を抽出するようになっている。
第1抽出処理に際しては、図15に示されるように、まず、ステップS51において、抽出部132が、汎用アクセス対象候補抽出要求を受信したか否かを判定する。ステップS51における判定の結果が否定的であった場合(ステップ51:N)の場合には、ステップS51の処理が繰り返される。
汎用アクセス対象候補抽出要求を受信し、ステップS51における判定の結果が肯定的となると(ステップS51:Y)、処理はステップS52へ進む。このステップS52では、抽出部132が、受信した汎用アクセス対象候補抽出要求が汎用アンカー検索用抽出要求であるか否かを判定する。ステップS52における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS52:Y)には、処理はステップS53へ進む。
ステップS53では、抽出部132がアンカー検索用抽出処理を実行する。そして、ステップS53の処理が終了すると、処理はステップS51へ戻る。なお、アンカー検索用抽出処理の詳細については、後述する。
ステップS52における判定結果が否定的であった場合(ステップS52:N)には、処理はステップS54へ進む。このステップS54では、抽出部132が、受信した汎用アクセス対象候補抽出要求が汎用アンカー検索グループ用抽出要求であるか否かを判定する。ステップS54における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS54:Y)には、処理はステップS55へ進む。
ステップS55では、抽出部132がアンカー検索グループ用抽出処理を実行する。そして、ステップS55の処理が終了すると、処理はステップS51へ戻る。なお、アンカー検索グループ用抽出処理の詳細については、後述する。
ステップS54における判定結果が否定的であった場合(ステップS54:N)には、処理はステップS56へ進む。ステップS56では、抽出部132が通常抽出処理を実行する。そして、ステップS56の処理が終了すると、処理はステップS51へ戻る。なお、通常抽出処理の詳細については、後述する。
(アンカー検索用抽出処理)
次に、ステップS53において実行されるアンカー検索用抽出処理について説明する。
アンカー検索用抽出処理に際しては、図16に示されるように、まず、ステップS61において、抽出部132が、今回受信した汎用アクセス対象候補抽出要求において指定されている検索語を、今回の検索語として特定する。次に、ステップS62において、抽出部132が、特定された検索語に対応するアクセス対象候補の抽出処理を行う。
かかるアクセス対象候補の抽出処理では、まず、非会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理、及び、会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理のいずれかであるかの会員判定を行う。
((非会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理))
非会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理に際しては、抽出部132は、汎用評価集約情報GLK及び専門評価集約情報SLKを参照し、特定された検索語に関連付けて登録されており、かつ、個別集約値が所定値以上のアクセス対象を抽出する。当該抽出により抽出されたアクセス対象がある場合には、抽出部132は、抽出されたアクセス対象の提供優先度を第1上位とする。
なお、当該抽出により複数のアクセス対象候補が抽出された場合には、抽出されたアクセス対象候補ごとの個別集約値が高い順に上位の提供優先度を付与する。
以上のようにして行われた第1上位のアクセス対象候補の抽出数が所定数N2に満たない場合には、抽出部132は、特定された検索語を指定した検索を、インターネット500を利用した外部検索を実行する。そして、当該外部検索の結果から上述した第1上位のアクセス対象を除いたものを、アクセス対象候補として提供優先度を第2上位とする。
なお、本実施形態では、第2上位のアクセス対象候補が複数あるときは、当該外部検索の結果の受信順が早い順に上位の提供優先度を付与する。
こうしてステップS62の処理が終了すると、処理はステップS63へ進む。このステップS63では、抽出部132が、提供優先度の順に従った所定数N2のアクセス対象候補の抽出結果を、当該抽出結果の送信先を特定するための利用端末装置識別子を付加したうえで、検索処理部117へ送信する。
((会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理))
会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理は、上述したステップS62,S63における処理が異なる点を除いて、非会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理と同様の処理となっている。
会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理における「特定された検索語に対応するアクセス対象候補の抽出処理」では、抽出部132が、まず、汎用検索用情報テーブルGST及び専門検索用情報テーブルSSTを参照し、汎用アンカー検索要求の発行者の利用者会員IDについて登録されている特定された検索語に関連付けられているアクセス対象のうちでブックマーク登録されているアクセス対象を抽出する。当該抽出により抽出されたアクセス対象がある場合には、抽出部132は、抽出されたアクセス対象の提供優先度を第1上位のアクセス対象候補とする。
なお、当該抽出により複数のアクセス対象候補が抽出された場合には、抽出されたアクセス対象候補ごとの当該会員利用者により登録されている評価ポイント及び並べ順に基づいて、提供優先度を付与する。
以上のようにして行われた第1上位のアクセス対象候補の抽出数が所定数N1に満たない場合には、抽出部132は、汎用アンカー検索要求の発行者の利用者会員IDについて登録されている特定された検索語に関連付けられているアクセス対象のうちで高評価登録が行われていると判断された、第1優先度のアクセス対象候補以外のアクセス対象を抽出する。当該抽出により抽出されたアクセス対象がある場合には、抽出部132は、抽出されたアクセス対象の提供優先度を第1上位のアクセス対象候補とする。
なお、当該抽出により複数のアクセス対象候補が抽出された場合には、抽出されたアクセス対象候補ごとの当該会員利用者により登録されている評価ポイント及び並べ順に基づいて、提供優先度を付与する。
第1又は第2上位のアクセス対象候補の抽出数が所定数N1に満たない場合には、抽出部132は、汎用アンカー検索要求の発行者とアクセス対象の選択の志向性が同様の志向性であると推定される他の会員利用者が構成する会員グループ内において高評価であると判断された、第1又は第2優先度のアクセス対象候補以外のアクセス対象候補を抽出する。当該抽出により抽出されたアクセス対象がある場合には、抽出部132は、抽出されたアクセス対象の提供優先度を第3上位のアクセス対象候補とする。
かかる提供優先度を第3上位のアクセス対象候補の抽出に際して、抽出部132は、まず、汎用検索用情報テーブルGST及び専門検索用情報テーブルSSTを参照して、ブックマーク登録の傾向の類似性、評価ポイント値の付与傾向の類似性、及び、デモグラフィック情報の類似性に基づいて、当該会員グループを特定する。そじて、特定された会員グループ内において高評価であると判断された、第1又は第2優先度のアクセス対象候補以外のアクセス対象を抽出する。該抽出により抽出されたアクセス対象がある場合には、抽出部132は、当該抽出により抽出されたアクセス対象の提供優先度を第3上位のアクセス対象候補とする。
なお、当該抽出により複数のアクセス対象候補が抽出された場合には、抽出されたアクセス対象候補ごとの当該会員グループ内における平均評価度が高いほど高い順で提供優先度を付与する。
第1~第3上位のアクセス対象候補の抽出数が所定数N1に満たない場合には、抽出部132は、汎用評価集約情報GLK及び専門評価集約情報SLKを参照し、特定された検索語に関連付けて登録されており、個別集約値が所定値以上であり、かつ、第1~第3上位のアクセス対象候補以外のアクセス対象を抽出する。当該抽出により抽出されたアクセス対象がある場合には、抽出部132は、抽出されたアクセス対象の提供優先度を第4上位とする。
なお、当該抽出により複数のアクセス対象候補が抽出された場合には、抽出されたアクセス対象候補ごとの個別集約値が高い順に上位の提供優先度を付与する。
こうしてステップS62の処理が終了すると、処理はステップS63へ進む。このステップS63では、抽出部132が、提供優先度の順に従った所定数N1のアクセス対象候補及び検索語を含む抽出結果を、当該抽出結果の送信先を特定するための利用端末装置識別子を付加したうえで、検索処理部117へ送信する。
(アンカー検索グループ用抽出処理)
次に、ステップS55において実行されるアンカー検索グループ用抽出処理について説明する。なお、後述するような検索権限を有するアンカー検索グループのメンバーが可能な効果的な抽出は、当該検索権限を有するアンカー検索グループのメンバーに対応して行われる。
まず、非会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索グループ用抽出処理、及び、会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索グループ用抽出処理のいずれかであるかの会員判定を行う。
((非会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索グループ用抽出処理))
非会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索グループ用抽出処理では、上述した非会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理と同様の抽出処理を実行する。
((非メンバー会員利用者又は検索権限が無効化されているフォロア会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索グループ用抽出処理))
非メンバー会員利用者又は検索権限が無効化されているメンバー会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索グループ用抽出処理では、上述した非会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索グループ用抽出処理と同様の処理が行われる。
((オーナ会員又は有効化されているフォロア会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索グループ用抽出処理))
(1)提供優先度設定が第1提供優先度設定の場合
この場合には、オーナ会員が評価登録を行っているアクセス対象のみをアクセス対象候補として抽出する処理が行われる。なお、この処理で複数のアクセス対象候補が抽出された場合には、抽出されたアクセス対象候補ごとの評価値が高い順に並べられる。
(2)提供優先度設定が第2提供優先度設定の場合
この場合には、上述した会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理と比べて、第3上位のアクセス対象候補の抽出処理のみが、次のように異なっている。かかる提供優先度が第3上位のアクセス対象候補の抽出処理では、上述した会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理における「特定された会員グループ内」を「オーナ会員及びフォロア会員から構成されるアンカー検索グループ参加メンバー内」と読み替えた処理が行われる。
(通常抽出処理)
上述したステップS56における通常抽出処理では、図17に示されるように、まず。ステップS71において、抽出部132が、当初検索語を特定する。かかる当初検索語の特定に際して、抽出部132は、汎用検索用抽出要求の受信に応じて汎用通常抽出処理を開始した場合には、汎用検索用抽出要求に含まれていた文字列を、当初検索語として特定する。
引き続き、ステップS72において、抽出部132が、特定された検索語に対応するアクセス対象候補の抽出処理を行う。かかる抽出処理に際して、抽出部132は、まず、非会員利用者による汎用検索要求に応じた通常抽出処理、及び、会員利用者による汎用検索要求に応じた通常抽出処理のいずれかであるかの会員判定を行う。
(非会員利用者による汎用検索要求に応じた通常抽出処理)
非会員利用者による汎用検索要求に応じた通常抽出処理に際しては、抽出部132は、まず、汎用評価集約情報GLK又は専門評価集約情報SLKに登録されている検索語のうちで、現段階において特定されている検索語(以下、「現段階検索語」ともいう)を少なくとも一部に含む汎用検索語(以下、「特定登録検索語」ともいう)を特定する。
かかる特定に際して、抽出部132は、例えば、特定登録検索語として「下北沢」、「下北沢 日本酒」、「日本酒 下北沢」があるときには、現段階検索語が「下北沢」の場合において、これらの特定登録検索語の少なくとも一部に当該現段階検索語が含まれると判断するようになっている。また、抽出部132は、例えば、特定登録用検索語として「下北沢 日本酒」、「日本酒 下北沢」があるときには、現段階検索語が「下北沢 日」や「下北沢 に」の場合において、これらの登録検索語の少なくとも一部に当該現段階検索語が含まれると判断するようになっている。さらに、抽出部132は、例えば、特定登録検索語として「下北沢 日本酒」があるときには、現段階検索語が「日本酒 下北沢」の場合において、当該登録検索語の少なくとも一部に当該現段階検索語が含まれると判断するようになっている。
特定登録検索語があった場合には、抽出部132は、特定登録検索語に関連付けられているアクセス対象をアクセス対象候補として抽出する。当該抽出により抽出されたアクセス対象がある場合には、抽出部132は、抽出されたアクセス対象の提供優先度を第1上位とする。
なお、当該抽出の処理により。複数のアクセス対象候補が抽出された場合には、個別集約値の高い順に上位の提供優先度を付与する。
以上のようにして行われた第1上位のアクセス対象候補の抽出数が所定数N2に満たない場合には、抽出部132は、特定された検索語を指定した検索を、インターネット500を利用した外部検索を実行する。そして、当該外部検索の結果を、アクセス対象候補として提供優先度を第2上位とする。
なお、本実施形態では、第2上位のアクセス対象候補が複数あるときは、当該外部検索の結果の受信順が早い順に上位の提供優先度を付与する。そして、当該外部検索の結果から上述した第1上位のアクセス対象を除いたものを、アクセス対象候補として提供優先度を第2上位とする。
こうしてステップS72の処理が終了すると、処理はステップS73へ進む。このステップS73では、抽出部132が、提供優先度の順に従った所定数N2のアクセス対象候補及び特定登録検索語と含む抽出結果を、当該抽出結果の送信先を特定するための利用端末装置識別子を付加したうえで、検索処理部117へ送信する。
なお、当該抽出結果には、特定登録検索語に対応するアンカー検索やアンカー検索グループが登録されている場合には、これらの情報も含まれるようになっている。
次に、ステップS74において、抽出部132が、上述したステップS41における処理と同様の処理を行って、今回の抽出処理を終了するか否かを判定する。ステップS74における判定結果が否定的であった場合(ステップS74:N)には、処理はステップS75へ進む。
ステップS75では、抽出部132が、追加文字操作結果を受信したか否かを判定する。ステップS75における判定の結果が否定的であった場合(ステップS75:N)には、処理はS74へ戻る。そして、ステップS74,S75の処理が繰り返される。
追加文字を受信し、ステップS75における判定の結果が肯定的となると(ステップS75:Y)、処理はステップS76へ進む。このステップS76では、抽出部132が、それまでの現段階検索語に追加文字を加えた文字列を、新たな現段階検索語として特定する。そして、処理はステップS72へ戻る。
以後、ステップS74における判定結果が肯定的となるまで、ステップSS72~S76の処理が繰り返される。そして、ステップS74における判定結果が肯定的となると(ステップS74:Y)には、ステップS56の処理が終了し、処理は図15ステップS51へ戻る。
(会員利用者による汎用検索要求に応じた通常抽出処理)
会員利用者による汎用検索要求に応じた通常抽出処理では、上述した会員利用者による汎用検索要求に応じた通常抽出処理におけるステップS71、S72の処理内容が異なる以外は、上述した会員利用者による汎用検索要求に応じた通常抽出処理と同様の処理が行われる。
会員利用者による汎用検索要求に応じた通常抽出処理に際しては、抽出部132は、まず、ステップ71において、汎用検索用登録テーブルGST又は専用検索用登録テーブルSSTにおいて当該会員利用者に関連して登録される検索語のうちで、現段階検索語を少なくとも一部に含む検索語(以下、「特定検索語」ともいう)を、上述した非会員利用者による汎用検索要求に応じた通常抽出処理の場合と同様にして特定する。
次に、ステップS72において、抽出部132は、上述した会員利用者による汎用検索要求に応じたアンカー検索用抽出処理における「検索語」を「特定検索語」と読み替えた処理を実行する。以後、上述したステップS73~S76の処理を実行するようになっている。
《第2抽出処理》
第2抽出処理、すなわち、専門アクセス対象候補抽出処理は、本実施形態では、上記の第1抽出処理と比べて、記憶ユニット133内におけるアクセス対象GIDに関連する情報を参照しないことが異なっている。また、第2抽出処理では、ステップS72における処理が異なる以外は、第1抽出処理と同様の処理が実行される。かかるステップS72における処理の相違は、専門検索処理では、検索語が第1~N(本実施形態では、N=2)フィルタリング用語から構成されていることに起因している。当該第2抽出処理の場合のステップS72では、第1~第Nのフィルタリング用語を用いたフィルタリング処理を順次行いつつ、アクセス対象候補の抽出を行うようにながっている。
上記のようにして抽出部132によって抽出されたアクセス対象候補は、検索要求を発行した利用者端末装置に送信され、利用者に通知される。利用者は、通知された抽出されたアクセス対象候補の1つをアクセス対象として選択すると、当該利用者端末装置から抽出部132へ、選択されたアクセス対象、及び、当該アクセス対象に対応する検索要求の種類を指定した関連登録情報要求が送信される。当該関連登録情報要求は、今回の検索処理の終了指令の意義も有している。
<関連登録情報抽出処理>
抽出部132は、関連登録情報要求に対応して、関連登録情報抽出処理を実行する。
かかる関連情報抽出処理に際しては、図18に示されるように、まず、ステップS81において、抽出部132が、関連登録情報要求を受信したか否かを判定する。ステップS81における判定の結果が否定的であった場合(ステップS81:N)には、ステップS81の処理が繰り返される。
関連登録情報要求を受信し、ステップS81における判定の結果が肯定的となると(ステップS81;Y)、処理はステップS82へ進む。このステップS82では、抽出部132が、関連登録情報要求で指定されているアクセス対象が汎用検索用登録テーブルGSTに登録されている汎用アクセス対象であるか否かを判定する。
ステップS82における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS82:Y)には、処理はステップS83へ進む。このステップS83では、抽出部132が、汎用検索用登録テーブルGSTにおいて当該アクセス対象に関連付けて登録されている口コミ情報を抽出する。
なお、口コミ情報の抽出に際しては、その内容が誹謗や中傷ではなく、適切なもの判断される口コミ情報が抽出される。なお、本実施形態では、上述した「評価段階」として「オキニ・グッド」の登録とともに登録されている口コミ情報が抽出されるようになっている。
また、関連登録情報要求の種類が、アンカー検索グループ関連登録情報要求であり、第1提供優先度設定がされている場合には、当該アンカー検索グループのオーナ会員が登録した口コミ情報が抽出される。一方、関連登録情報要求の種類が、アンカー検索グループ関連登録情報要求であり、第2提供優先度設定がされている場合には、当該アンカー検索グループのメンバーが登録した口コミ情報を抽出する。
口コミ情報の抽出が終了すると、抽出部132は、抽出された口コミ情報を、今回の関連登録情報要求を発行した利用端末者装置へ送信する。当該送信が終了すると、ステップS83の処理が終了する。そして、処理はステップS81へ戻る。
ステップS82における判定の結果が否定的であった場合(ステップS82:N)には、処理はステップS84へ進む。このステップS84では、抽出部132が、店舗情報テーブルSHTに登録されている専用アクセス対象(店舗ID)であるか否かを判定する。ステップS84における判定の結果が否定的であった場合(ステップS84:N)には、処理はステップS81へ戻る。
ステップS84における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS84:Y)には、処理はステップS85へ進む。このステップS85では、抽出部132が、店舗情報テーブルSHTにおいて当該店舗IDに関連付けて登録されている属性及び代表URLを抽出する。また、抽出部132は、専門検索用登録テーブルSSTにおいて当該アクセス対象に関連付けて登録されている口コミ情報を抽出する。
なお、口コミ情報の抽出に際しては、その内容が誹謗や中傷ではなく、適切なもの判断される口コミ情報が抽出される。なお、本実施形態では、上述した「評価段階」として「オキニ・グッド」の登録とともに登録されている口コミ情報が抽出されるようになっている、
また、関連登録情報要求の種類が、アンカー検索グループ関連登録情報要求であり、第1提供優先度設定がされている場合には、当該アンカー検索グループのオーナ会員が登録した口コミ情報が抽出される。一方、関連登録情報要求の種類が、アンカー検索グループ関連登録情報要求であり、第2提供優先度設定がされている場合には、当該アンカー検索グループのメンバーが登録した口コミ情報を抽出する。
上記の抽出が終了すると、抽出部132は、抽出結果を、今回の関連登録情報要求を発行した利用端末者装置へ送信する。当該送信が終了すると、ステップS83の処理が終了する。そして、処理はステップS81へ戻る。
<管理者装置150が実行する処理>
管理者装置150は、上述したように、アクセス対象検索システム100全体の統括制御処理を行う。管理者装置150では、当該統括制御処理に加えて、解析処理部156による解析処理、及び、発信情報提供処理部157による発信情報提供処理が行われる。
≪解析処理部156による解析処理≫
次に、解析処理部156による解析処理について説明する。
かかる解析処理に際しては、図19に示されるように、まず、ステップS91において、解析処理部156が、定期解析のタイミングになったか否かを判定する。ステップS91における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS91:Y)には、処理はステップS92へ進む。
ステップS92では、解析処理部156が、定期解析処理(第1解析処理)を実行する。かかる定期解析処理では、解析処理部156が、登録されているアクセス対象への評価情報、及び、アクセス履歴情報AHTを参照して得られるアクセス実績に基づいて、当該アクセス対象ごとのアクセス特徴情報を解析する。こうしてステップS92の処理が終了すると、処理はステップS91へ戻る。
ステップS91における判定の結果が否定的であった場合(ステップS91:N)には、処理はステップS93へ進む。このステップS93では、解析処理部156が、解析対象のアクセス対象を指定したアクセス態様解析依頼を取引主体会員利用者から受信したか否かを判定する。ステップS93における判定の結果が否定的であった場合(ステップS93:N)には、処理はステップS91に戻る。
ステップS93における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS93:Y)には、処理はステップS94へ進む。このステップS94では、解析処理部156が、アクセス態様解析処理(第2解析処理)を実行する。
かかるアクセス態様解析処理に際して、解析処理部156は、まず、取引主体会員利用者に応じたアクセス対象の検索に際して用いられた検索語に対応したアクセス対象として、どれくらいの数の会員に認識されているかを解析する。そして、解析処理部156は、当該解析の結果を、アクセス態様解析処理を発行した取引主体会員利用者に提供する。こうしてステップS92の処理が終了すると、処理はステップS91へ戻る。
≪発信情報提供処理部157による処理≫
次いで、発信情報提供処理部157による処理について説明する。
かかる処理に際しては、図20に示されるように、まず、ステップS96において、発信情報提供処理部157が、情報発信要求を取引主体会員利用者から情報発信要求を受信したか否かを判定する。なお、当該情報発信要求では、取引主体会員利用者が運営しているアクセス対象、発信情報及び最大会員数が指定されるようになっている。
ステップS96における判定の結果が否定的であった場合(ステップS96:N)には、ステップS96の処理が繰り返される。ステップS96における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS96:Y)には、処理はステップS97へ進む。このステップS97では、発信情報提供処理部157が、発信情報提供処理を実行する。
当該発信情報提供処理では、発信情報提供処理部157が、当該アクセス対象の評価登録結果及びアクセス履歴及び最大会員数に基づいて、当該アクセス対象に対して悪い印象を持っていないと推定される会員を抽出する。引き続き、発信情報提供処理部157は、抽出された会員の中から、例えばランダムに、当該最大会員数以下の会員を選択する。そして、発信情報提供処理部157は、選択された会員に、当該発信情報を提供する。こうしてステップS97の処理が終了すると、処理はステップS96へ戻る。
以上説明したように、本実施形態のアクセス対象検索システム100では、登録処理部116及び登録処理部126ユニットが、会員利用者が任意に指定した検索語と、当該検索語に対応して評価登録がされた提供情報とが関連付けられた評価登録要求を受信した場合に、当該評価登録要求の内容に基づいて、検索語と当該提供情報とを関連付けた評価情報により評価登録テーブルGST,SSTを更新する。すなわち、会員利用者が任意に指定した検索語と関連付けられた態様で、評価登録されたアクセス対象が登録されるようになっている。
したがって、本実施形態によれば、記憶ユニット133に記憶された評価登録テーブルGST,SSTを基礎データの少なくとも一部とすることにより、個々の利用者の利便性を向上させることに貢献できる新たなアクセス対象検索システムを実現することができる。
また、本実施形態では、評価登録には、会員利用者によるブックマーク登録、ブックマーク解除登録及び付与ポイント登録の少なくとも1つが含まれている。ここで、ブックマーク登録がされると、登録されたアクセス対象へのアクセスが容易になり、複数人による付与ポイント登録等の評価登録がされると、登録されたアクセス対象の客観的な評価度の推定に役立てることができる。
また、評価登録テーブルGST,SSTには、評価登録を行った会員利用者の情報(デモグラフィック情報等)が、評価情報に関連付けて登録される。このため、当該会員利用者の情報を利用して、検索要求を行った会員利用者と志向性が類似している他の会員の特定等の精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、抽出部132が、検索者が会員利用者である場合、検索者がブックマーク登録しているアクセス対象候補を第1優先度で含む検索情報を抽出する。このため、再アクセス用評価登録としてなされたがブックマーク登録がなされたアクセス対象が、第1優先度で会員利用者である検索者に提供される。この結果、以前に指定した検索語による再アクセスの際における検索者の利便性が向上する。
また、抽出部132が、検索者により高評価登録が行われていると判断された、第1優先度のアクセス対象候補以外のアクセス対象候補を第2優先度で含む検索情報を抽出する。このため、検索者が高評価を行ったアクセス対象候補が、第1優先度の次に高い第2優先度で、検索者に提供される。この結果、以前に指定した検索語による再アクセスの際における検索者の利便性が向上する。
また、抽出部132が、検索者が行った評価登録を含む利用者プロファイル情報に基づいて、検索者と同様の志向性を有すると推定される他の会員利用者を特定し、当該特定された他の会員利用者が構成する会員グループ内において高評価であると判断された、第1又は第2優先度のアクセス対象候補以外のアクセス対象候補を第3優先度で含む検索情報を抽出する。このため、検索者にとってアクセスする価値が高いと推測される当該会員グループ内において高評価であると判断されたアクセス対象候補が、第1及び第2優先度に次ぐ第3優先度で含む検索結果が検索者に提供される。このため、検索者の利便性が向上する。
さらに、抽出部132は、会員利用者全体における平均的な評価が高いと判断された、第1~第3優先度のアクセス対象候補以外のアクセス対象候補を第4優先度で含む検索情報を抽出する。このため、検索者にとってアクセスする価値が高い可能性がある会員利用者全体における平均的な評価が高いと判断された、アクセス対象候補が、第4優先度で含む検索結果を検索者に提供される。このため、検索者の利便性が向上する。
以上の抽出部132により抽出結果が、上述した提供優先度が高い程早い順序で検索者に提供される。この結果、アクセス対象候補の提供優先度が高い程、検索者に対する推奨度が高い態様で、アクセス対象候補が検索者に提供することができる。
また、本実施形態では、検索者が会員利用者である場合、抽出部132が、最大で第1の数N1のアクセス対象候補を含む検索情報を抽出する。一方、検索者が非会員利用者である場合、抽出部132は、会員利用者全体における平均的な評価が高いと判断された、他のアクセス対象候補よりも高い優先度で含み、最大で第2の数N2(<N1)のアクセス対象候補を含む、検索情報を抽出する。このため、会員利用者であるか非会員利用者であるかに応じて、検索サービスの内容を合理的に区別することができる。
また、本実施形態では、検索情報には、URL(Uniform Resource Locator)等のアクセス対象候補を特定する識別情報が含まれる。このため、検索情報におけるアクセス対象候補情報である少なくとも1つの識別情報の中の1つを選択することにより、当該選択された識別情報に対応するアクセス対象にアクセスすることができる。
また、本実施形態では、検索処理部117,127が、一の利用者の端末装置から検索用に所定文字数以上の文字列を受信した場合に、当該文字列が評価登録テーブルGST,SSTに登録されている一の検索語に含まれるとき、当該一の検索語に関連付けられているアクセス対象候補を含む検索結果を、当該一の利用者の端末装置へ送信する。
この場合には、例えば、一の会員利用者が以前にブックマーク登録を行ったアクセス対象の検索のために使用した検索語における所定文字数以上の文字列を入力すると、当該文字列を受信した検索処理部117,127が、当該検索語に関連付けられているアクセス対象候補を含む検索結果を、当該一の会員利用者の端末装置へ送信する。この結果、当該一の会員利用者は、簡易な操作で、例えば、以前にブックマーク登録を行ったアクセス対象の情報を、アクセス候補情報の一つとして提供を受けることができる。
また、本実施形態では、検索処理部117,127が、検索者の端末装置から検索用に所定文字数以上の文字列を受信した場合に、当該文字列が評価登録テーブルGST,SSTに登録されている一の検索語に含まれるとき、当該一の検索語に関連付けられているアクセス対象候補及び当該一の検索語を含む検索結果を、当該検索者の端末装置へ送信する。
この場合には、例えば、一の会員利用者が以前にブックマーク登録を行ったアクセス対象の検索のために使用した検索語における所定文字数以上の文字列を入力すると、当該文字列を受信した検索処理部117,127が、当該検索語に関連付けられているアクセス対象候補を含む検索結果を、当該一の会員利用者の端末装置へ送信する。この結果、当該一の会員利用者は、簡易な操作で、例えば、以前にブックマーク登録を行ったアクセス対象の情報を、アクセス候補情報の一つとして提供を受けることができる。
また、本実施形態では、特定会員利用者により検索語がアンカー登録されている場合、当該アンカー登録に対応するアンカー検索用識別情報が生成され、当該生成されたアンカー検索用識別情報が特定会員利用者の端末装置へ返送される。そして、当該アンカー検索用識別情報を利用した検索に際して、前記アンカー登録の内容を検索語する検索ための処理が行われる。このため、継続的に使用する検索語を「アンカー検索登録」すると、当該特定会員利用者は、アンカー検索識別情報を指定するのみで、アンカー検索語を改めて入力することなくアンカー検索語による検索を行うことができるので、当該アンカー検索語による検索に際しての省力化を図ることができる。
また、本実施形態では、検索語を指定したアンカー検索グループ登録要求を受信した場合、当該アンカー検索グループ登録要求に対応するアンカー検索クループ登録を行われるとともに、アンカー検索グループ識別情報が生成され、当該生成されたアンカー検索グループ識別情報が、アンカー検索グループ登録要求を行ったオーナ会員の端末装置へ返送され、アンカー検索グループ識別情報を利用したアンカー検索グループ用検索に際して、当該アンカー検索グループ登録要求において指定された検索語を利用した検索が行われる。このため、継続的に使用する検索語を指定した「アンカー検索グループ登録」をすると、アンカー検索グループ員は、アンカー検索グループ識別情報を指定するのみで、アンカー検索グループ用検索語を改めて入力することなくアンカー検索グループ用検索語による検索を行うことができるので、当該アンカー検索グループ用検索語による検索に際しての省力化を図ることができる。
ここで、本実施形態では、アンカー検索グループ登録要求には、前記アンカー検索グループ識別情報を一般公開するか否かを設定する公開設定が更に含まれる。このため、オーナ会員利用者は、アンカー検索グループの存在の他の会員利用者への周知化手法として、一般公開とするか限定公開とするかを選択することができる。
また、本実施形態では、アンカー検索グループ登録要求には、アンカー検索グループへの参加希望を行った会員利用者に対して、前記オーナ会員利用者がフォロア会員利用者としての参加を認める権限及び除名する権限を有するか否かの参加認否権限設定が更に含まれる。このため、オーナ会員利用者が、自らの意図に応じたアンカー検索グループ員の構成を定めることができるようにするか否かを定めることができる。
また、本実施形態では、フォロア会員利用者がフォロア登録された時点から所定期間が経過した場合に当該フォロア登録が無効化され、当該フォロア登録が無効化された会員利用者による再度の参加希望に応じてフォロア登録を有効化させる。このため、アンカー検索グループ用検索を行うことができるフォロア会員利用者の数を、時間軸に沿って適正化していくことができる。
また、本実施形態では、第1提供優先度設定がされているときにアンカー検索グループ識別情報を利用した検索を指定された場合、オーナ会員利用者により評価登録が行われているアクセス対象候補が、検索結果として提供される。このため、オーナ会員利用者のアクセス対象に対する評価結果を、同一のアンカー検索グループ識別情報を利用して検索する利用者に対して公開することができる。
また、本実施形態では、第2提供優先度設定がされているときにアンカー検索グループ識別情報を利用した検索を指定された場合、当該アンカー検索グループ識別情報を利用した検索を行ったオーナ会員利用者又はフォロア会員利用者により評価登録が行われているアクセス対象候補を他のアクセス対象候補よりも高い優先度で含む検索結果が提供される。このため、同一のアンカー検索グループ識別情報を利用する会員利用者が形成するアンカー検索グループ内におけるアクセス対象に対する評価結果を、同一のアンカー検索グループ識別情報を利用して検索する利用者の全員で共有することができる。
また、本実施形態では、第1提供優先度設定がされているアンカー検索グループ識別情報を利用した検索の結果として提供された検索結果に基づいてアクセスが行われたアクセス対象の評価情報にオーナ会員の口コミ情報が含まれる場合には、オーナ会員の口コミ情報が、アクセスを行った会員利用者に提供される。このため、オーナ会員は、自ら登録した口コミ情報を、当該アクセスを行った会員利用者に開陳することができる。
一方、第2提供優先度設定がされているアンカー検索グループ識別情報を利用した検索の結果として提供された検索結果に基づいてアクセスが行われたアクセス対象の評価情報に口コミ情報が含まれる場合には、オーナ会員又はフォロア会員が登録した口コミ情報が、当該アクセスを行った会員利用者に提供される。このため、口コミ情報の提供の適正化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、会員利用者により特定されたアクセス対象に対する新たな検索語の指定を受信した場合、当該新たな検索語に関連付けて当該特定されたアクセス対象についてのブックマーク登録が、新たな検索語を指定した会員利用者によるブックマーク登録として、評価登録テーブルGST,SST内に追加される。このため、新たな検索語を指定した会員利用者は、自らが使い易い当該新たな検索語(独自検索語)を使用しつつ、当該選択されたアクセス対象の評価内容を利用した検索を行うことができる。このため、新たな検索語を指定した会員利用者は、自らが使い易い当該新たな検索語(独自検索語)を使用しつつ、ブックマーク登録された当該アクセス対象を利用した検索を行うことができる。
本実施形態では、汎用検索装置110と、専門検索装置120とを備え、双方の装置が、評価登録テーブルを共用しつつ、会員利用者にアクセス対象候補の検索結果を提供することができるようになっている。そして、汎用検索装置による汎用検索の結果に、専門検索装置に対応して登録されている専門アクセス対象が含まれる場合には、当該アクセス対象候補に含まれる専門アクセス対象は、専門検索装置120の識別情報とともに提供される。このため、専門検索装置120に対応して登録されている専門アクセス対象の識別情報(例えば、グルメ分野における「店名」)に加えて、専門検索装置の識別情報、すなわち、専門検索装置の検索範囲である特定分野の情報(例えば、「専門:グルメ」)により、アクセス対象候補が、どのような特定分野に関連しているのかの把握ができる。
また、本実施形態では、専門検索装置120に対して行われた専門検索要求における検索語として、第1~第N(>2)の複数のフィルタリング用語を指定可能であり、専門検索装置120は、前記第1~第Nのフィルタリング用語を用いたフィルタリング処理を順次行いつつ、アクセス対象候補の検索を行う。このため、専門検索装置120による専門検索のための処理の適正化及び高速化を図ることができる。
また、本実施形態では、第1~第Nのフィルタリング用語のカテゴリ範囲は予め定められている。このため、会員利用者による検索語の入力を容易化することができる。
また、本実施形態では、第1~第Nのフィルタリング用語の少なとも1つとして用語の指定入力を受信した場合、辞書データを利用して、指定入力された用語に対応したフィルタリング用語の候補を提供する。このため、会員利用者による検索語の入力を更に容易化できるとともに、専門検索のための検索語の適正化を促進することができる。
また、本実施形態では、登録されているアクセス対象への評価情報及びアクセス実績に基づいて、アクセス対象ごとのアクセス特徴情報を解析する管理者装置150を更に備えている。このため、管理者装置150を運用するシステム管理者が、登録されているアクセス対象ごとに、どのようなアクセス態様によりアクセスが行われたのか、その時間的な傾向やアクセス数の変化等を把握することができる。
また、本実施形態では、管理者装置150が、アクセス対象に対応する商品又はサービスの取引を行っている取引主体会員利用者からの当該取引主体会員利用者に応じたアクセス対象に関するアクセス態様の解析依頼に応じて、前記取引主体会員利用者に応じたアクセス対象の検索に際して用いられた検索語に対応したアクセス対象として、どれくらいの数の会員に認識されているかを解析して、解析結果を前記取引主体会員利用者に提供する。このため、取引主体は、価値あるマーケッティング情報を入手することができる。
また、本実施形態では、管理者装置150が、取引主体会員利用者から受信した、アクセス対象、発信情報及び最大会員数を指定した情報発信要求に応じて、当該取引主体会員利用者に応じたアクセス対象の評価登録結果及びアクセス履歴及び前記最大会員数の会員に基づいて抽出された会員へ、当該発信情報を提供する。このため、取引主体は、取引相手として有望な会員利用者に対して需要を喚起するための情報を提供することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、専門検索装置をグルメ分野の専門検索装置としたが、他の分野の専門検索装置とすることができる。
また、上記の実施形態では、汎用検索装置と専門検索装置の2台を備えるシステムとしたが、検索範囲が異なる任意の数の検索装置を備えるシステムについて本発明を適用することができる。さらに、1台の検索装置を備えるシステムについても本発明を適用することができる。
また、上記の実施形態のアクセス対象検索システムは、汎用検索装置と1台の専門検索装置とが連携して検索を行うシステムを例示した。これに対し、汎用検索装置と複数台の専門検索装置を備えるシステムとし、装置間で互いに連携を図りつつ検索を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、抽出部132が、評価登録テーブルGST,SST及び評価集約情報GLK,SLKの内容を参照して、通常抽出処理を行うようにした。これに対し、抽出部132が、通常抽出処理において、アンカー検索登録テーブルARTやアンカー検索グループ登録テーブルAGTを更に参照し、アクセス対象に加えて、アンカー検索IDやアンカー検索グループを更に抽出するようにしてもよい。この場合には、アクセス対象候補に加えて、自身が登録を行ったアンカー検索の情報や、自身がメンバーとなっているアンカー検索グループの情報が、提案情報又は推奨情報として検索者に提供される。
なお、アンカー検索グループの公開設定が「一般公開」である場合には、自身がメンバーとなっているか否かにかかわらず、アンカー検索グループの情報が提案情報又は推奨情報として検索者に提供されるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、インターネットを介したシステムとしたが、データサーバ中のファイル検索等を行う社内ネットワークを介したシステムについて本発明を適用することができる。さらに、ネットワークを介する通信を利用しない、単体システム内のファイル検索等に本発明を適用することができる。
また、同一綴りの検索語については、検索要求を行った会員利用者による評価登録内容に基づいて、類似性のある評価登録を行った他の会員利用者の評価登録内容を参照しつつアクセス対象候補の検索を第1優先度で行うようにすることができる。
また、同一綴りの検索語については、時間帯、季節等で利用度が異なることが推測される場合には、同一の時間帯、季節等における提供アクセス対象候補を、同一綴りの検索語のそれぞれについて行ってみて利用度を確認する、いわゆるABテストを行ったうえで、時間帯、季節等に応じて利用度が高いと推定されるアクセス対象候補を優先的に提供することができる。
また、会員利用者に対して、当該会員利用者による評価登録内容に基づいて、類似性のある評価登録を行った他の会員利用者の評価登録内容参照しつつ、互いに類似性の高い評価登録を行った会員利用者が形成するグループ内で登録数が多い検索語を、利用者へ更に提供するようにしてもよい。
また、会員利用者に対して、当該会員利用者による評価登録内容に基づいて、類似性のある評価登録を行った他の会員利用者の評価登録内容を参照しつつ、互いに類似性の高い評価登録を行った会員利用者が形成するグループ内で個別集約値が大きなアクセス対象を、利用者へ更に提供するようにしてもよい。
また、アンカー検索グループ識別子により特定されるアンカー検索語と、一部が共通している又は類似性を有している他の登録済のアンカー検索グループ用検索語を、利用者へ更に提供するようにしてもよい。ここで、アンカー検索グループのメンバー数が多いほど、アンカー検索語を優先的に利用者へ提供するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、アンカー検索グループの管理をオーナ会員が行うことを想定した。これに対し、アンカー検索グループの管理を、オーナ会員が指定したフォロア会員が行うようにする管理者登録を行うことができるようにしてもよい。
また、評価登録テーブルGST,SST内における「その他」の項目の内容として、サービス提供場所(店舗等)がアクセス対象である場合に、当該サービス提供場所に「行った」や「行きたい」等の利用実績や利用希望等を登録可能としてもよい。また、アクセス対象が物販関連である場合には、「その他」の項目の内容とし「買った」や「買いたい」の購入実績や購入希望」等を登録可能としてもよい。
また、会員利用者のデモグラフィック情報から把握される当該会員利用者の年齢に応じて、指定可能な検索語や、提供されるアクセス対象候補に関する制限を加えるようにしてもよい。例えば、会員利用者が未成年の場合に、検索語として「無料アダルト動画」等を利用できなくすることができる。また、アクセス対象のコンテンツが年齢的に相応しくない場合には、当該アクセス対象をアクセス対象候補として提供しなくすることができる。
また、汎用検索の結果に、専門検索装置に対応して登録されている専門アクセス対象が含まれる場合には、アクセス対象候補に含まれる専門アクセス対象が、専門検索装置の識別情報(上記の実施液体の場合には、既定の「専門:グルメ」)とともに提供される。こうした専門検索装置の識別情報については、会員利用者が任意の情報に変更できるようにしてもよい。例えば、既定の「専門:グルメ」を利用者が指定した「料理」に変更することができるようにすることができる。
また、記憶ユニット内の登録情報を参照して、次の(1)~(6)の情報を、検索語を指定して検索している利用者(検索者)へ提供するようにしてもよい。
(1)指定された検索語を登録している会員利用者がブックマーク登録しているアクセス対象、又は、ブックマーク登録しているアクセス対象に関連する検索語
(2)指定された検索語を登録している会員利用者がオーナ会員又はフォロア会員となっているアンカー検索グループに対応するアンカー検索グループID及び当該アンカー検索グループIDに対応するアンカー検索語
(3)指定された検索語に対応するアンカー検索グループに属する会員利用者が登録している検索語
(4)指定された検索語に対応するアンカー検索グループに属する会員利用者がブックマーク登録しているアクセス対象、又は、ブックマーク登録しているアクセス対象に関連する検索語
(5)指定された検索語に対応するアンカー検索グループに属する会員利用者がフォロアとして含まれる他のアンカー検索グループに対応するアンカーID及び当該アンカーIDに対応するアンカー検索語
(6)指定された検索語に対応するアンカー検索グループに属する会員利用者がオーナとなっている他のアンカー検索グループに対応するアンカー検索グループID及び当該アンカー検索グループIDに対応するアンカー検索語
(7)なお、アンカー検索グループの紹介に際して、例えば、「このアンカー検索グループをフォローしている人は、こんなアンカー検索グループもフォローしています」の様な、アンカー検索グループに関する一種の推奨紹介表示を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、アンカー検索グループに応じた「検索権限」の有効化は、フォロア会員登録、又は、有効化希望の通知により行われるようにした。そして、「検索権限」の無効化は時間経過のみで行われるようにした。
これに対し、「検索権限」の取得のために、フォロア会員がシステム側から所定期間における『検索権限ポイント』を購入したうえで有効化希望を通知することにより、「検索権限」の有効化が行われるようにしてもよい。こうした場合には、1回の検索の実施による消費ポイントを定めておくことが出来る。検索権限ポイントを使い切ると、再度検索権限ポイントを購入して、有効化希望を通知しなければ当該アンカー検索グループに応じた検索をすることが出来ない。
ここで、消費ポイントは、アンカー検索グループ間で共通であってもよいし、アンカー検索グループごとに可変であってもよい。消費ポイントを可変とした場合には、例えば、オーナ会員が、自身が登録したアンカー検索グループに関する消費ポイントを設定する。
また、アンカー検索グループごとの所定期間内における累積消費ポイントに応じた報酬を、システム側が、当該アンカー検索グループのオーナ会員に支払うようにしてもよい。
アンカー検索グループごとのフォロー数(フォロア会員数)及び「検索権限」の有効化率(=(有効化希望に応じて有効化されているフォロー数)/(フォロー数))を公表するようにしてもよい。この場合には、フォロー数は多いが、有効化率が低いアンカー検索グループについては、一度利用すればいいか、コンテンツが充実していないグループあるとの予想や、「検索語」がニッチなのでフォロー数は少ないけれども有効化率が高いグループについては、コンテンツが充実しているとの予想を会員ができるようになる。
また、会員利用者による検索履歴を記憶するようにすれば、更に多様な情報を利用者に提供することができる。例えば、指定された検索語を登録している会員利用者が検索用に指定したことがある他の検索語の情報を、検索者に提供するようにすることができる。また、指定された検索語に対応するアンカー検索グループに属する会員利用者が検索している検索語の情報を、検索者に提供するようにすることもできる。
また、一般公開とされているアンカー検索グループの登録状況を検索できるようにしてもよい。
また、データサーバ装置に、検索者識別情報に関連付けて、出発駅と目的値駅等のいわゆる乗り換え情報検索のための情報をブックマーク登録しておき、ブックマーク登録された乗り換え情報を利用して、乗り換え情報検索を行うようにしてもよい。この場合に、GPS機能や時計機能を有する端末装置を用いることにより、端末装置において得られる現在位置や現在時刻を更に活用することにより、検索者による有効な乗り換え情報の取得に関する利便性を更に向上させることができる。